- 1yuchin23/03/12(日) 11:54:40
- 2二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 12:29:24
大いなる災いなどと銘打って、どうやらこのヴォラキア帝国を蹂躙し、崩壊へと陥れようとするらしい『大災』だが、チシャからすれば笑い話だ。
その『大災』の始まりとなるのが、ヴィンセント・ヴォラキアの死。
ヴィンセントが死ななければ始まらない『大災』、それはつまり、彼に生きていられては帝国を滅ぼせないのだと、滅ぼし始める前から負けているではないか。
ヴィンセント・ヴォラキアを避けておいて、何が滅びか『大災』か。
――神聖ヴォラキア帝国第七十七代皇帝、ヴィンセント・ヴォラキア。
「閣下こそが、ヴォラキア帝国。その閣下亡きあとの大地を踏み荒らして、それで滅びだなどと笑止千万片腹痛しの大喜劇」
まるで、セシルスのような物言いでまだ見ぬ『大災』を嘲笑う。
おそらく、自分が目にすることのないであろう『大災』を嘲笑い、舌を出す。
「卑しき勝利を掠め取ろうとする犬に、我らの剣狼を殺せるものか。――当方が支え、形作ったヴィンセント・ヴォラキアを、舐めるな」
殺せるものなら殺してみせろ。奪うというなら奪うがいい。
予告された滅びなど、我らが皇帝を、我らが帝国を、滅ぼせると思うな。
あの日、溝に嵌まった車輪を抜いたのは、このときのためだ。
全ては、この、滅びを嘲笑うための――、
「――伏線と。そう言えば、セシルスを調子に乗らせるので絶対に言いませんが」
最近だとやっぱりここだな
少し茶化した雰囲気出しながらもチシャの覚悟ガン決まりな最高にかっこいいシーン - 3二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 12:32:59
- 4二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 13:00:18
『オットー・スーウェン』〜『クウェインの石は一人じゃ上がらない』
- 5二次元好きの匿名さん23/03/12(日) 13:56:07
もしアニメ3期が来るなら『劇場型悪意』をどう映像化するのか気になる