- 1二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 20:11:41
誰かがSSを書いてくれるスレ
勿論「この曲とこのウマ娘！」って指定があってもいいし、逆に書かれてなくても「この曲とこの娘合いそう」ってのがあったらどんどんSS書いてくれ - 2二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 20:12:21
冬の花
- 3123/03/15(水) 20:12:47
覚えてる？
始まりの春。キミと会ったのは偶然で、ほんの些細な、成り行きの出会い。
キミとぶつかって、一緒にレースを見る……なんて、いま思うと、けっこう運命的だよね。
優しい人だなあって思ってた。
……結構、強情だったけど。
オトナだなぁとも思ってた。
……意外と、子どもっぽいところもあるんだね。
だけど、だけどね。
キミがマヤに、物語を見たから、
見せてくれたから、
マヤはずっと、キラキラしていられた。 - 4123/03/15(水) 20:12:59
──そしてまた、春。
白い砂の海岸で、
青い空の下で、
奇跡のように巡り逢う。
キミの眩しいほほえみに、
マヤは裸足で駆け出すの。
唇に、愛の言葉乗せて、
キミを、静かに抱きしめて。
その時やっと、『わかった』。
溢れ出すこの気持ちは、
オトナへのあこがれとは、少し違った、
『トキメキ』なんだって。
「──これからもずっと、マヤの隣にいてね」
「……ユー・コピー？」
映画みたいな、ステキな夢。
「アイ・コピー」
──Boy meets girlが、マヤは好き。 - 5二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 20:14:44
- 6123/03/15(水) 20:14:48
言い出しっぺの法則ということで、取り敢えず一作
大滝詠一「恋するふたり」×マヤでした
依頼人とSS書き、集まれー！ - 7二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 20:14:56
曲名はアーティスト名も一緒に書くと良いかも
- 8二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 20:15:29
BUMP OF CHICKENの天体観測とアヤベさんで書きたいけどアヤベさん未所持だから解像度低くて困ってる
- 9二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 20:17:04
うまぴょい伝説
- 10二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 20:17:37
- 11二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 20:19:35
このレスは削除されています
- 12二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 20:20:45
感覚ピエロのハルカミライ×自由(マックイーン推しだからマックイーンだとより嬉しいです。)
歌詞:「ハルカミライ/感覚ピエロ」の歌詞 って「イイネ！」「曖昧な言葉なんかじゃ何一つ叶わない わか…」勇気をもらったり、泣けたり、癒されたり…、この歌詞をチェックしてみて！人の心を打つ「言葉」がぎっしり！www.uta-net.com - 13二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 20:21:06
やっぱアカシア！
- 14二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 20:24:13
- 15二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 20:31:38
あ〜…アタシがまさか…ねぇ？
この曲を…センターで！？
いやいやいや…ぶにーって思わず頬をつねってみるネイチャさんです。
…痛い。
夢じゃない。
お馴染み3着が定位置のアタシ。
センターなんてその…ほら、テイオーみたいなキラキラした子が居るべき場所じゃん？
…こうなっても何と言うか、実感がないと言いますか。
あだぁっ！？
…そんなキラキラテイオー様からのモミジ。
跡、のこんないと良いけど。
…いや、今だけは素直になろう。
嬉しいって。
この場所は、アタシの場所。
ずっと夢見てた景色。
両隣にはテイオーと…ミーク。
思えば色々ありましたよ、そりゃ。
さーて、やっちゃいますか！
初センターに戸惑うネイチャ…みたいな感じで
解釈違いとかあったらすんません
- 16二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 20:43:18
- 17二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 20:44:25
- 18二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 20:44:33
トウカイテイオー×完全感覚Dreamer
- 19二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 20:46:38
- 20二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 20:49:07
このレスは削除されています
- 21二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 20:50:52
サイレンススズカ 田園(玉置浩二)
- 22二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 20:51:09
ツインターボ 笑顔のまんま
- 23二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 20:51:23
メジロに栄光を。
思えば、随分と曖昧な言葉だ。
勝てば退屈だと言われ、負ければ偉大な記録を途絶えさせたと言われる。
どちらにしろ罵声を浴びるのだから、私の進む先に名誉などないのではないか。
そう思ったことすらある。
ならば何を求めて今、走るのか。
誰の為に、生きているのか。
仲間達の為？トレーナーさんの為？それとも…。
私自身の、プライドの為？
挑戦者から、勝者へ。
王者から、敗者へ。
目まぐるしく入れ替わるこの世界に、永遠も絶対も無い。
だからこそ、私はこの言葉を口にし続けるのだろう。
「メジロに栄光を」
何の意味がなくとも、ただの強がりだろうとも。
これが私の走る、生きがいなのだから。
カッコいいマックちゃんを目指してみましたが、なんか着地点がふわふわしてしまいましたのだ
- 24二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 20:52:03
春雷とナカヤマでどなたかひとつ……
- 25二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 20:52:38
- 26二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 20:52:57
- 27123/03/15(水) 20:55:12
いつから勘違いしてたんだろう。
私たちの関係は、生徒とトレーナー。それだけでしかないのに。
何を期待してたんだろう。
『月』と『太陽』じゃあ、月に勝ち目なんてないのに。
思い返せど、彼に愚痴の一つも出てこない。
揺蕩いながら彷徨った、美しすぎる過去。
もう蜃気楼みたいに、霞んで見える。
でも、私は、偉いから。
担当してもらう前とは、違うから。
逃げるんじゃなくて、
笑って送り出そう。
だから、泣かないで。私の恋心。
トレーナーの前。ズッ友の前だよ。
二人の幸せを願うのが、私のすることでしょう？
あの二人の思い出に、私はいられたんだから。
誇らかにいこうじゃん？
──あぁ、でも……
なんか、生きてるって悲しいね。
- 28123/03/15(水) 20:57:07
ということで、パーマーで書いてみましたけど……
おかしい……宮本さんの曲は俺たちに元気をくれる筈なんだが……
今週末にエレカシのライブに行くのでタイムリーでした！ありがとう！ - 29二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 20:57:57
- 30二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 20:58:48
- 31二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 21:01:04
- 32二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 21:01:42
- 33123/03/15(水) 21:16:17
他の人の大滝詠一×ウマ娘SSも見てみたい……
ということで、どなたか大滝詠一の曲でお願いします - 34二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 21:19:16
がーっはっはっ！
悪の大魔王ウインディちゃんなのだ！
今からお前達を恐怖のズンドコに叩き落としてやるのだ！
エアグルーヴもヒシアマも怖くないのだ！
あっかんべー！
さあ行くのだ子分！
このウインディちゃんの考えた計画書通りにやるのだ…のだ？
あれ？子分？どこ行ったのだ？
お前が居ないと計画が成り立た…ってヒシアマにエアグルーヴ！？
グヌヌ…子分め、裏切ったのだ！？
ふんだ！裏切るなら裏切れば良い！
でもウインディちゃんは改心なんてしないのだ！
それがウインディちゃんの生き様なのだーっ！！
─
──
…って脚本を考えたのだ。
え？エフェクトとかの予算？
ヒシアマやエアグルーヴがOKしてくれるか？
も〜っ！文句ばっかり言って！！
そんなの気にしちゃ何も考えられないのだ！
そこを何とかするのが子分の役目なのだ！
分かったな！
ウインディちゃんの色んなアイディアのうちの一つと言う設定で劇中劇風にしてみました
解釈違いなどあったら申し訳ないです
- 35二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 21:21:12
BUMPのアカシアでウオッカ×マーチャンを考えたことはあります
形にはできませんでした - 36二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 21:22:07
- 37二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 21:22:46
- 38二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 21:23:56
- 39二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 21:25:47
曲がいっぱいなのだ
書く手がおいつかないのだ
でも皆の解釈が見られて嬉しいのだ - 40二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 21:29:40
- 41二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 21:32:15
- 42二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 21:36:19
左手に巻いた腕時計を見れば、アナログな針が12と2を示している。見上げれば、そこには数え切れないほどの光がある。吐いた息の白さと、耳で感じる冷たさ。そして何より、澄んだ夜空。
冬の夜空は、天体観測がしやすい。背に担いだ望遠鏡の重さを感じながら、アドマイヤベガは夜空を見上げていた。
「……遅いわね」
先程、飲み物を買ってくると言って、ここを離れた同行者を思う。近くに自動販売機はあったはずだが、何か手間取っているのだろうか。
とはいえ、待っていても仕方がない。天体観測の準備をしておくことにする。同行者の荷物に括り付けられたラジオをオンにして、自身の持ってきた望遠鏡の準備。そうしてしばらくすれば、ラジオからは天気予報が聞こえてきた。
「雨は……大丈夫みたいね」
空を見上げれば、雲ひとつない夜空。しかし、数時間もすればわからない。スマホで確認すればいいとも思うが、こうしてラジオで確認するのも悪くない。
こうして、あの同行者と一緒に天体観測をするのも、一体何度目になるだろう。妹と話すためではなく、ただ純粋に、好きだから星を見るこの行為を。幾度となく、あの同行者と繰り返したこの行為を。
まるで、二人でなにかを探しているような。そんな天体観測を、一体何度してきたことだろう。
「……やっと、来たわね」
少し離れたところから、同行者の声が聞こえてくる。目を向けてみれば、温かいであろうココアを、こちらに見えるように掲げながら近づいてくる。その姿に、以前のことを思い出して、少しだけ可笑しくなる。
「どうかした？」
「いえ、なにも」
小さな、しかし静寂を切り裂くような、暖かな声。自分の声も、きっとそういう声。
さあ、それじゃあ。
「始めましょうか」
今日も、なにかを探すような。そんな、天体観測を始めよう。
- 43二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 21:36:33
(以前似たようなスレに張り付いてたけど5,60くらいで曲募集を止めておかないと収拾がつかなくなるぞ！)
- 44二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 21:36:58
ということで1レスSS書いてみました。ほとんど歌詞をなぞるだけの謎SSになってしまった。
- 45二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 21:39:48
- 46二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 21:41:11
- 47二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 21:57:44
- 48セルフ供給23/03/15(水) 22:00:11
左脚が壊れて、予後不良と診断されて、
普通に歩くことすら出来なくなって暫く経って、季節は冬になった
私は帰り道、足元の石を松葉杖で軽く蹴った
「もう自分の脚で蹴られないのね…」
夕陽に照らされて、泣けてきた
フクキタルは今も私の脚のことを星に祈ってくれているらしい
でもスぺちゃんは走る事に集中出来なくなってしまって、ジャパンカップで負けてしまった
走れない私には何も出来ない、
スぺちゃんを慰めようにも、私のせいで苦しんでいるから救うことも、悲しみを癒す事も出来ない
でも、生きる意味が無くっても生きてさえいればそれでいいのかもしれない
やれるだけの事だけやって、毎日それを頑張っていきたい
だからね、貴方には『ダービーウマ娘は早枯れだ』だなんて揶揄に負けないで欲しいの
(スぺちゃん、私はずっと一緒にいるわ、だから…)
走る事を止めないで、いつか私を追い越して…
- 49二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 22:02:06
- 50二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 22:02:09
- 51二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 22:02:49
「私、夢を見たのよスペちゃん」
「夢…ですか」
「ええ…そこで私、貴方に止められて」
「はえ〜…スズカさんを止めるって、凄い力いりそうだなあ」
「スペちゃんだけじゃないの。フクキタルも…エアグルーヴも…皆が言うの。でも…先に道があるなら走りたいじゃない？」
「いや、そこは止まりましょうよ〜…」
「だって、私の目指すものは誰も見たことのない景色だもの」
「う、う〜ん…それは聞きましたけど…」
「渋るわね」
「だって嫌じゃないですか…」
「もし、もしもだけど。もし私がそうなるとしたら…貴方は止める？」
「止めますよ！？だって何かあって…走れなくなったらおしまいじゃないですか！」
「でも、後悔は無いと思うわよ、きっとその時の私は」
「私が後悔するんです！だから止めます！スズカさんに一生恨まれるとしても！」
「そう、じゃあ走ってくるわね？」
「話聞いてました！？」
「だって、そうなったらスペちゃんが止めてくれるんでしょう？」
「私だけじゃ無いですからね！？フクキタルさん達も総出で止めます！後で思い返して…ああしてればって思いたくないんです！」
「そう…何だか慕われてるわね、私」
「当たり前です！一人で行ったら皆悲しみますよ！スズカさんが帰ってくるのを待ってる人、沢山居るんですから！」
「…それは…感じるわ」
「でしょう？」
「うーん…じゃあ、貴方の所に必ず帰ってくるから走ってきて良いかしら？」
「そう言うことじゃないです！！」
二次創作特有の先頭ジャンキースズカさんに辛辣だけど、スズカさんが何だかんだ大好きなスペが好きでなんかこうなってしまった…
大分キャラ崩壊してて申し訳ない
- 52二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 22:21:16
- 53二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 22:23:52
- 54二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 22:26:04
- 55二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 22:28:29
- 56二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 22:29:49
- 57二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 22:30:37
- 58123/03/15(水) 22:38:40
- 59二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 22:48:24
- 60二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 22:50:25
「完全感覚Dreamer」とテイエムオペラオーでお願いします
- 61二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 22:51:45
ライスシャワーとYOASOBIの「祝福」をお願いします
- 62二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 22:52:37
いいじゃない
- 63二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 22:53:24
- 64二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 23:29:39
- 65123/03/15(水) 23:29:41
暗く狭いのが好きだった。
キタさんみたいな輝いてる人を見ると、眩しくて、目を背けたくなる。
僕は、そんな捻くれた人。
でも、そんな人と、走りたい。話したい。私も、キラキラ輝きたい。
僕は、そんな、矛盾した人。
そんな心のまま、走って、走って、走り続けた。
デビュー勝ちはできなかったし、クラシックも間に合わなくて、
だけど、重賞を勝って、G1に出て、
G1で好走して、有馬記念も出走して、
そして、今日。
ジャパンカップ。初めての1枠、初めての1番。
その数字に、少しだけ、勇気を貰った。
今日こそだ。
観客達に、雷鳴を。
ライバル達に、革命を。
僕は帽子を深く被って、呟くように言った。
「──今日輝くのは、僕の方だ」
- 66二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 23:35:52
- 67ミラルビ◆os6UVi1GVMOT23/03/15(水) 23:39:17
──"スプリンターズステークス"、勝者は華麗なる一族・ダイイチルビー…
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
『迷惑、かけてしまったね』
「ミラクルさん。私が貴方に勝ることが出来た理由は、私にも信念があったから。新たな使命と輝かしい未来… そして貴方にはるか先を見せたかったら」
『はるか先、か…』
『おれ、勝った後の事は特に何も考えてなかった。このレースで終わってもいいと思ってたから。この手帳、今日より先は予定も何もかも真っ白だ』
『はるか先… おれにも、予定立てる事ってできるかな』
「幸いにも本日これから… スプリンターズＳを祝う集まりがあります。よければ、ゲストとして登壇いただけますか」
『え？ 予定はないから大丈夫だけど、おれでいいの？』
「ミラクルさんがこれまで走ってきた後ろには、応援してくれる方々の思いがあると聞いています。一方の背後で応援してくれる方々の存在は、私がはるか先を目指した理由の一端でもあります。多種多様な人に会うことで昨日までの貴方を振り切ることができるかもしれません」
「既に準備は整えてますので、行きましょう」
その長と短 そこがどうかなる 所々 ココロゴト 転がし合う
だから今日は今日 振りきる昨日 心から踊らす この一時…
一度 Goドア 開けたらフロア 浮足立つ 抜け出す 揺れるCore
Tap Let's Dance Come on 加速 構うもんかもう…
- 68二次元好きの匿名さん23/03/15(水) 23:41:31
- 69二次元好きの匿名さん23/03/16(木) 00:07:55
- 70二次元好きの匿名さん23/03/16(木) 00:22:06
- 71二次元好きの匿名さん23/03/16(木) 00:28:47
- 72二次元好きの匿名さん23/03/16(木) 00:52:53
すごいよね、マックイーンも、ライアンも。
自分に求められるものに一生懸命で、私なんかよりずっとずっと大変な筈なのに、真正面から向かい合ってる。
私はそれから逃げたくて仕方なかったのに。
ほらトレーナー、見てよあの私の人気薄。だーれも期待してないし、誰も私が勝てるって思ってない。まあ、私がそれに上手に応えられなかったのも事実だけど。
でもさ、私だって頑張ってるよね？ だって、こんな大舞台に来られるくらい良い成績は残したし、走らないと思われてるだけで、レースから逃げ出すなんて思われてない。私だって、走りさえすれば勝てるかも知れないんだよね。
なんだっけ、こんな言い方あったよね、イッスンの虫にもーってやつ。この中だったら、私がまさに虫なわけだ。他はさしずめ、でっかい像とか、ライオンかな？
――じゃあさ、その虫がでっかい生き物ぜーんぶ倒しちゃったら、最高だと思わない？
大逃げ、超逃げ、爆逃げでさ、皆のドギモ、抜いちゃおうよ。皆驚くし、そんで……、私の事見る度にビビッちゃうわけ。また逃げられて、滅茶苦茶にされるってさ！
……出来るかな。そんなの。やば、ちょっと手震えてきた。あはは、手つめたっ！
不安だな、やっぱり。
トレーナー、背中、押してくれる？
最後の一歩。このレース、滅茶苦茶にして来いって、言って？
そしたら私。出来るから。勝ってくるから。
こんな感じでしょうか
歌のイメージよりプラス思考に作らないとしっとりし過ぎちゃうのでね、仕方ないね
- 73二次元好きの匿名さん23/03/16(木) 01:02:23
控えめに言って神
歌詞の内容は「家族にすごいやつがいるのに俺はろくに大学も卒業できないダメ人間で何もかもうまくいってなんかいないけど、せめてあなたはこの世界一小さなバイオリン(=ちっぽけな愚痴)を一緒に弾いてくれませんか(聞いて、そばにいてくれませんか)?」みたいな内容で、暴走気味に加速し始める曲調と相まってメジロパーマーにピッタリの曲だと思っていたんですが、滅茶苦茶をやるの意味が見事爆逃げに調理されていて、本当にありがとうございます
- 74二次元好きの匿名さん23/03/16(木) 01:10:54
- 75二次元好きの匿名さん23/03/16(木) 01:50:32
- 76二次元好きの匿名さん23/03/16(木) 01:50:57
馴れ合いは必要ない────そう信じて生きてきた。それが“あの子”への償いで、それが「強さ」に繋がると思っていたから。
来る日も来る日も、何度も何度も走った。走り続けた。独りで、振り返らず、顧みず。
張り裂けそうな肺に喝を入れ、無理やりにでも脚を動かした。
でなければ────……そうでなければ、孤独を選んだ意味がない。独りで戦うと決めた意味がない。
けれど、けれども、私ひとりでは届かなかった。
“あの子”へ捧げる走りができなかった。“あの子”がくれたこの脚で、私は勝利を捧げることができなかった。
それでも私は独りを選ぶ。独りでなくてはいけない。私の独りよがりに、誰かを付き合わせるなんて出来ない。
私に構わないで。私に近づかないで。私を愛さないで。私の独りよがりに、付き合おうとしないで。
すべてから逃げるように、私は走る。そうすることでしか、私は“あの子”へ報いることができないから。
でも、足りない。それでも足りない。何が足りないの？ 私は誰の力も借りずに走って勝ちたい────……それだけなのに。
どうすれば私は“あの子”に報いることができるの？
走ることでしか、私は私でいられないのに。走ることでしか私の存在意義はないというのに。
それすら満足に出来ないのなら、私は────！
お願い……します。お願いします。
神様でも、なんでもいいから……力を、ください。私に走る力をください。もういちど、あと一度だけでもいい────……“あの子”へ償えるだけの走りを、させてください。
私は“あの子”のぶんも背負わなくてはいけないの。その覚悟ならこの身体に、この胸に────
何度だろうと、どれだけだろうと傷ついても構わない。それでも私は、勝利の輝きを“あの子”へ捧げられるのならば。
私を心配する言葉も、優しさも必要ない。
全てを燃やしてでも、力へと変えなくては、そうでなくてはいけないのだ。
────全ては生まれてくることが出来なかった“あの子”のために。
それが私の走る理由なのだから。 - 77二次元好きの匿名さん23/03/16(木) 01:51:32
- 78オールドファッション23/03/16(木) 01:59:27
「ライスはさ…後悔とかしてない、かな？」
ライスにはお姉さまが何を言ったのか、最初わかりませんでした。
お姉さま──ライスのトレーナーさん。青空から不意に降って来る雪のように、清廉で素敵な、ライスに足りないものを全部持っているような。それなのにこんなライスを助けてくれる。お月さまの光みたいに優しくて、素敵なひと。
「え…っとね…？」
後、悔…？たしかにこの頃レースの成績は芳しくない。京都記念も日経賞も、一番人気だったのに…みんなの期待を裏切っちゃった…
もしかしてお姉さま、怒ってるのかな…ライスが不甲斐ないから、不幸を呼んじゃうから、嫌になっちゃったのかな…だったらどうしよう、どうしようどうしよう──
「どう見えてるのかな、ライスには。」
ライスが固まっていると、お姉さまは続けます。
「最近のレースもだけど…わたし、ライスみたいな優しい娘に随分無理をさせてきたじゃない？でもそれは違ってたのかもって。もしかしたら、もっと優しい答えが…ライスを活かせる方法が、あったのかもって。ゴメンね？こんな話…」
そんなことないよ！いつだってお姉さまは、ライスにとっての一番に…勝ちたいってライスの気持ちの一番近くに、寄り添って支えてくれてたよ…！そう言いたかったのに、気持ちが喉につっかえちゃってね、直ぐに喋れなかったの…
お姉さまも迷ったり不安になったりするんだね…それってライスと一緒、ってことだよね…
だったら、もしそうだったらね？それは、とっても嬉しいことだなぁ。そう伝える代わりに。
「お姉さま。お祝い、しよう？」
「へっ…？」
いつも凛としたお姉さまらしくない、気の抜けたお返事…なんだかちょっと可愛いな。
「次の天皇賞ね？ライス、勝つよ！だからお祝い。ライスお腹さん減っちゃた！ドーナツ食べに行こう？」
少しの間、あっけにとられたような顔をして。
「……ぷっ…あははっ！そう…そうね、行きましょうか！今日はご馳走しちゃうんだから。」
呆れたように、でもホッとしたように柔らかく笑って、お姉さまは立ち上がります。小鳥さんたちの歌声が春を告げるなかで。
悩んだって迷ったって…後悔は、しないよ。だってライスにはお姉さまが──お姉さまにはライスが。これからも、一緒だから。
お姉さまに続いて、ライスも駆けて行きます。ふたり並んで、デコボコ道の上を。 - 79オールドファッション23/03/16(木) 02:01:11
- 80二次元好きの匿名さん23/03/16(木) 02:09:33
- 81二次元好きの匿名さん23/03/16(木) 02:37:05
- 82二次元好きの匿名さん23/03/16(木) 06:37:11
- 83二次元好きの匿名さん23/03/16(木) 12:20:11
また増やしたな
「な、何のことでしょう～？」
トレーナー室を縁起物で埋め尽くす気か？――同じようなの沢山持ってるだろ
「だって、広告見てると手が出ちゃって……いくつ有っても良い物じゃないですかぁ……幸運を頂けると安心できますし」
タンホイザのトレーナーからも遠回しに苦言を呈されてな、困ってるようだぞ
「お、おマチさん？そんな……」
まあ今のはウソだがな
「ちょ、ちょっとー！」
物に心を寄せていないと不安になるなら、逆効果じゃないかと思うんだが
「うぅ……」
露骨に落ち込むフクキタルに、つい仏心が出て来てしまった。
俺じゃダメか
「はい？」
ここは俺の部屋だ――この部屋には俺が居るんだ。縁起物より頼りにならないのか、俺は
「トレーナーさん……」
あ、眼がキラキラし出した。ちょっと調子に乗せ過ぎたかな――軽めに締めておこう
「フンギャロ！」
Black Sabbath - TV Crimes (Official Music Video)原曲要素あんまり入らなかったかも
- 84二次元好きの匿名さん23/03/16(木) 12:26:20
このレスは削除されています
- 85二次元好きの匿名さん23/03/16(木) 12:34:14
─シンコウウインディ？あの噛みつきウマ娘でしょ？推しと走って噛みつかれたらどーすんだよ。
─あの勝ちだって、ただのまぐれでしょ。何でアタシの推しは勝てなくてあんなのが勝つんだよ
─悪の大魔王とか言うなら倒されて引退しろ。皆喜ぶだろ
─レースに負けた腹いせに相手に噛み付くウインディちゃん素材できました。オモチャにしてやってください
世界には、見せたくない声が溢れている。
「…ウインディちゃんが蒔いた種なのだ」
そう言って、彼女はエゴサする。
ただダメージを負うだけならば、やめるべきではないか、と過去に言った。
しかし、彼女は声を拾うことを辞めない。
「目を背けてたら、こんな声にも気付けないのだ」
─私は、ウインディちゃんの強さを信じています。
罵詈雑言が飛び交う中で見つけた、たった一つの賞賛。
「やるのだ。この声全部…ひっくり返してやれるくらいのレース」
それに頷く。
たった一度の過ちが、全てを狂わせる。
それならば、たった一度。
その衝撃が、全てを変えるかもしれない。
「それでこそ、ウインディちゃんの子分なのだ」
二人で、世界に噛みついてやろう。
美しい記録ではなく、消えない歯形を刻み込んでやろう。
そう誓った。
育成シナリオ思い出しながら、ウインディちゃんで書いてみたのだ
ウインディちゃんはかっこいいのだ
- 86二次元好きの匿名さん23/03/16(木) 12:38:00
- 87二次元好きの匿名さん23/03/16(木) 13:13:45
『えっほ、えっほ…ゴールまで、もうちょっと～…』
スタミナ不足ですぐヘロヘロになるし、自主トレも集中力の無さから長続きしない。
けれど走ることが大好きで、楽しいことに直向きで。
あの娘はいつも笑顔だった。
『美味しいにんじんがいっぱいだよー、いらんかねー！』
練習サボって八百屋のお手伝い。
おじさんが困ってたから、それだけで手を貸して山のようなにんじんを一掃したのは素直にすごいと思った。
そんなあの娘の周りには、いつも笑顔が溢れていた。
〈ハルウララ、今ゴールイン！ 年末の有馬記念、彼女のもとに大きな拍手が送られております！！〉
ダート主流のはずなのに芝のコースを走って、結局ビリッケツ。なんで出走しようとしたのか、全くもってわからない。
見慣れたはずのあの娘の笑顔が、少し哀しげに見えた。
「…マ、タマ！」
自分を呼ぶルームメイトの声が聞こえてきた。
「…大丈夫か？ さっきからボーッとしてるが…」
「ああ…もう春も近いし、ボンヤリしてもうとった…ふぁ…ん、それより見てみ。」
少し欠伸を漏らしつつ、先ほどまで見ていた窓の外に視線を向けさせる。遠くで雷が鳴った。
「この時期に雷か、近いうちにひょうが降るな。」
「ああ…またフジたちにも話しとこか。」
春の訪れを告げる雷鳴に、ふたたびあの娘の姿を思い出す。
あの娘の笑顔が、何故か頭から離れない。
自分の中の嵐は、止みそうにない。 - 88二次元好きの匿名さん23/03/16(木) 13:14:17
うまぴょい伝説
- 89二次元好きの匿名さん23/03/16(木) 13:14:53
他のスレで書いたやつ載せても良い？
- 90二次元好きの匿名さん23/03/16(木) 13:15:31
- 91二次元好きの匿名さん23/03/16(木) 13:43:14
よーし、準備オッケー！
へっへーん！どう？トレーナー？今のボク、バッチリ決まってる？えへへ、ありがとねっ！
……やっぱり、まだ不安？
あー、まあそうだよね～。うん、自分でもわかってるよ。本当はさ、もうあきらめた方がいいってこと。
まあ、３回も骨折して、さらに走ろうだなんて、よく考えれば無茶だよね～。また骨折するかもしれないのにさ。
でもさー……引けないじゃん。ファンの皆から、こんなにいっぱいの期待を寄せられちゃったらさ。いや～スターはつらいね～。へへっ！
……ごめんね、心配かけちゃって。
トレーナーからしたらさ、怖いよね。また骨折するんじゃないかって思うとさ。
……嘘つき。ほら、こんなに手が震えてる。もー、隠すのヘタッピだな～。
トレーナー、１個だけお願いしてもいい？言ってほしい言葉があるんだ。ね？いいでしょ？
『勝て』
楽しんで来いだとか、無事に帰ってこいなんて言葉じゃなくてさ。勝てって言ってほしいんだ。
……
へっへーん！ワガハイに任せておきなさい！ファンの想いと、トレーナーの期待を背に、１着を勝ち取ってみせようぞー！
ふふーん！トレーナー、手の震え、止まった？もう怖くない？不安じゃない？
ってちょっとー！？なんでまだ震えたままなのさー！？んもー！心配性なんだから～。仕方がないな～トレーナーは～。
いい、何度でも、何度でも言うよ！
「任せておいてよ！なんたってワガハイは！サイキョーだﾓﾝﾆ！」 - 92二次元好きの匿名さん23/03/16(木) 13:43:39
- 93二次元好きの匿名さん23/03/16(木) 19:31:27
やあドトウ！今日も遅刻かい？
何故帰らなかったのかって…キミはボクの認めた好敵手だからね！…キミは遅れることはあっても、投げ出すことはしない。そうだろう？
夕日に照らされるボクも良いが…やはり美しいのは月夜に照らし出されるボク！両方のボクを堪能できて素晴らしい時間だったよ！
さあドトウ、舞台に上がりたまえ！
共に素晴らしい時間を過ごそうじゃないか！
ドトウ、服に毛玉だらけ…。
いくらふわふわでも、その格好は見過ごせないわ。
少し待っていて。良く取れる毛玉取り機があるの。
…言った側からふわふわが…どうなってるの？
何故って…貴方を放っておく訳にはいかないでしょう？
ドトウちゃん！ みてください！
すごく…すごいタイムが出てます！
これは…ドトウちゃんが頑張ってきたからですよ！
転んでも諦めないで…走り続けてきたからです！
ドトウちゃん！見て見て！
ドトウちゃんとゴルシちゃんの「げきから焼きそば」！買ったんだ〜！
えっ？辛いからやめた方が良い？う〜ん…じゃあはんぶんこしよ！
ドトウちゃんが一緒なら辛さははんぶんこ、嬉しさ2倍でオトクだよね！
──
───
ドジばかりで誰にも見て貰えないと思っていた私。
だけど…今はここが、私の居場所だって言えるように、強くなりたい。そう思えるようになった…私。
だから、もう少し。歩いてみよう。走ってみよう。
99世代に愛されるドトウをテーマにかいてみました
解釈違いなどあったら申し訳ないです
- 94二次元好きの匿名さん23/03/16(木) 22:19:54
- 95二次元好きの匿名さん23/03/16(木) 22:45:40
- 96名無しの権兵衛23/03/16(木) 23:12:10
- 97名無しの権兵衛23/03/16(木) 23:18:33
- 98名無しの権兵衛23/03/16(木) 23:21:04
- 99次はしっとりの7223/03/17(金) 00:06:06
いい音と光だねえ。周りの息を飲む音までも吹っ飛んじまう。よっ、たまやーっ、てな。
祭りってのはいいもんさ、一度始まっちまえば、好きも嫌いも忘れてみぃんな楽しんじまう。喚いて、はしゃいで、楽しんで。勝手気儘な乱痴気騒ぎ。これもまた祭りの醍醐味だね。あたしはそういうの大好きだよ、江戸の血が騒ぐってもんさ。結局、どんな奴も祭りは好きなんだよ。
お前さんもそうだろう？
……？ ああ、そうだね。あたしらも、思えば遠くへ来たもんだ。走って勝って、走って負けて。繰り返してる間に、もう長い付き合いだ。
まだまだ短い付き合いだって？ はは、良いコト言ってくれるじゃねえか！ これからもずっと、あたしの走りに魅せられてくれるかい？
……ほんとに、あんたはずるい人だね。
何も言ってないさ。本当だよ。ほら、まだ花火は続いてるんだ、色とりどりなのはどれも一瞬、全部目に焼き付けねえと、もったいねえぜ？
あー、人も集まってきたね。人だかりが増えるといけねえや、あたしのタッパじゃ花火が見えなくなってきた。
ちょいとお前さん、どっか良い場所とか、知ってりゃしねえかい？ あたしも土地勘はあるつもりだが、これじゃあ周りも真面に見えなくてね。
おお、そいつぁ頼もしい、だったら、そこまで案内してくれよ。……手でも、繋いでさ。
ほおー、良い場所じゃねえか！ 人は少ねえし見晴らしは最高、穴場だねえ。
……そうだね、ここなら、二人っきりで楽しめる。
なあ、ところで。
宴もたけなわ、ここまで二人で、屋台も花火も楽しんできたけどよお？
あたしはいい加減、お前さんの口から聞きたい言葉があるんだぜ？
……それをあたしの口から言わせるなんて、ヤボな事はしないでくれよ？
- 100次はしっとりの7223/03/17(金) 00:20:24
レスしてから気付いてしまった
人少ないってことは居るにはいるじゃねえか。見せつけプレイだこれ！？ - 101二次元好きの匿名さん23/03/17(金) 00:24:59
- 102二次元好きの匿名さん23/03/17(金) 01:08:47
それはアリだ
- 103◆os6UVi1GVMOT23/03/17(金) 01:11:01
…こんな時間まで部屋にいるとは思わなかったよ。残業かい？
生憎、私も仕事を少し残してしまってね。自室で残りの作業を済ませるつもりであったが、君の部屋の灯りを見つけてきたというわけだ。
──合縁奇縁。私たちは契約という形でつながった縁ではあるが、お互い似た者同士であったことにつくづく感動を覚えてしまう。
トレーナー君と同じ空間にいると不思議な全能感を感じる。お互いがお互いの立場で理想を叶えるために陰ながら力を尽くす。そういった所を双方見てきたから、「私も頑張らないと」という気持ちにさせてくれるのだろう。
やはり君は私にとって最高のパートナーなのかもしれないな。これからも君と二人で、理想を叶えるための戦いを続けることが出来るのであれば… 私にはもう何も必要ないかもしれないな。
さて、君の顔が火照った所で申し訳ないが惚気は以上だ。
束の間の気晴らしはこれくらいにして、お互いの仕事を進めようか。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
We're an all time high,we'll change all that's gone before.
※訳詞は以下を参考にしました
All Time High / オール・タイム・ハイ（Rita Coolidge / リタ・クーリッジ）1983 : 洋楽和訳 Neverending Music007の映画の主題歌のなかでもこの曲は「いい曲」ですが、チャート的にはイマイチでした。リタ・クーリッジの「All Time High」。この曲は「007オクトパシー（OCTOPUSSY）」の主題歌。1983年公開の映画、007シリーズ13作目でした。「ビルボードチャート日記 by 星船」さん ブneverendingmusic.blog.jp - 104二次元好きの匿名さん23/03/17(金) 10:29:14
保守
- 105123/03/17(金) 12:58:54
- 106二次元好きの匿名さん23/03/17(金) 13:10:12
- 107二次元好きの匿名さん23/03/17(金) 13:31:41
素晴らしい、ありがとうございました
- 108二次元好きの匿名さん23/03/17(金) 14:05:44
了承ありがとー☆
曲のリリース日とカフェの活躍した年が近いので書いてみた奴です
自分語りみたいなの入ってちょっと恥ずかしいけどどうぞ
MISIA - 眠れぬ夜は君のせい（Official Music Video） - 109二次元好きの匿名さん23/03/17(金) 21:58:05
保守保守
- 1103723/03/18(土) 00:20:38
亀レスながらありがとうございました！！
- 111二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 00:22:12
鬼になりました
- 11210823/03/18(土) 00:46:26
- 113二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 02:32:45
ほす
- 114二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 02:39:05
セツナドライブ
SUPER GTのテーマだからマルゼンスキーかなって思うけど他に合う娘がいたらそれはそれでお願いします
【IA OFFICIAL】セツナドライブ | 滝 善充(9mm Parabellum Bullet) (Lyric Video) - 115二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 10:58:12
貴方たちに見せるわ。
大切なことは出来る、出来ないじゃない。
チャレンジするかしないかだと。
誰も挑んだことの無い道なら、私が先を歩いてみせる。
貴方たちにあるのは才能の壁なんかじゃない。
あるのは未来への可能性よ。
前に可能性が見えなくなったら、横でも、下でも良い。
そこには世界が広がっているわ。
そして、私がいるわ。
私は強き輝く真珠、シーキングザパールなのだから。
思い切りやって、疲れたら思い切り休む。
それが未来を作るの。
さあ、貴方の輝きを探しに行きましょう？
- 116もう一度教えてほしい23/03/18(土) 19:34:09
ＵＲＡファイナルズの成功とその勝者を称える祝宴も終り、少し浮ついた気分のまま一人そぞろ歩く
──あの一寸頼りなさげな新人さんが本当に、立派に成られて──
「あら」 気が付けばそこはいつもの見慣れた場所、学園の総合コースだった。
──もう一度ここへ戻って来られたなら──そんな気持ちが無いと言えばウソになる、けれど無理なのも解っている
でもあのヒトなら、笑わずに聞いてくれる、何故だかそう思えた。
日中は学生達の姿が引きも切らぬ場所だが、流石にこの時間に人影は無い。月明りに照らされるそれは
まるで自分を呼んでいるようで、「偶には、いいですよね？」誰に問いかけるでも無い呟きに背中を押され
帽子とジャケットを脱ぎネクタイを緩め、軽く柔軟運動をこなす
そうしてコースへ入り、そのまま走り出す。加速を続け「──ふっ！」息を抜くと同時に脱力し減速
歩く程の速度まで落とした後再度ダッシュ、数回繰り返すうちにスタート地点まで戻って来ていた
月明りに照らされた芝の上に違和感を覚える、何かの影が見え──動いた！？声にならない悲鳴が漏れる
全身の毛が総毛立ち、身構えようとした瞬間
「たづなさん？」聞き覚えの有る声に素っ頓狂な声を上げる、今日の祝宴、その立役者であるトレーナーさんだった
見れば自分が脱ぎ捨てて行ったジャケットを抱え、帽子を手にして立っている
「誰も居ないと思っていたからびっくりしちゃいました」「済みません、驚かせちゃったみたいで」
「でも、どうしてここに？」率直な疑問をトレーナーさんに投げかける、特別な理由が無いならこんな時間に
来るような場所ではない。
「何となくですかね？」まぁそうだろうなと思う様な答だったがそれに続く言葉で思考が固まってしまった。
「何となくここに来れば会えるんじゃないか、そう思ったんです」
- 117もう一度教えてほしい 続き23/03/18(土) 19:35:39
つまり私を探していたと？なぜ？担当のあの娘を置いて？「どう言う事でしょうか？」
「実は担当から叱られまして、『何時までそうしてるのさ、たづなさん居なくなっちゃっても知らないよ』って」
それはつまり・・・再び思考が固まりそうになるのを何とか踏み縮まる。
「憶えていますか？初めて仕事以外のお話しをして」──憶えている、忘れる訳がない大切な思い出だ。
「徹夜でお話ししたり、色々有りましたね、本当に」
「寮の門限を破った学生を見つけて追いかけて行った時の事、覚えています？」
「あの時聞きました、貴方の夢は何ですか？って」
「憶えていますよ、凄く真剣な目で見詰められてドキッとしちゃいました」
「この3年間、本当に夢の様な、いえ、夢をみていました、とても幸せな夢を」
「その夢に、僕は居ましたか？」
「はい、担当さんと二人三脚で泣いて笑っていつも全力で・・・そんな姿を見ているだけで良かった筈でした」
「それで良かった筈なのに、でも、今は・・・」この期に及んで、気持ちを隠す必要は無いのに言葉に出来ない
「僕も同じです、この３年間ここまで来られたのは貴方が傍にいてくれたから」
「いいんですか？そんな事を言って、私本気にしちゃいますよ？」
──もう一度教えて下さい、あなたの夢はなんですか？── - 118二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 19:36:46
とりま保守
- 119二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 20:47:10
保守
- 120二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 06:23:20
保
- 121二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 08:08:19
鬼束ちひろは好きなので書いてみた。２人ともアプリトレーナーと出会えなかった世界線で。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「君の走りは相変わらずだねぇ」
「…何か」
「いや、別に」
帰ってきた剣呑な反応は気にせず、口を閉じる。
私が踏み込むべきではない。
彼女の走りは彼女のものだからだ。……そうあるべきだからだ。
私が望んだウマ娘の可能性の先。それは私にはなかった。
私は既に壊れてしまった。その両の足が、未来を刻むことはない。
近々、学園を去ることになる。そうなれば、彼女とこうして会うこともなくなるだろう。
彼女の走りに、かつて自分が夢見た可能性を垣間見た。
私が見ることができなかったものが知れるかもしれないと、期待しなかったといえば嘘になる。
が、今の彼女の走りは、体を削り、心を削り、自分すらそぎ落とそうとしているかのようだ。
その先に待つのは……普通に考えれば、当然の帰結だ。
まるで自身を焼くような煌めきは、燃え尽きる前の蝋燭のようだ。
それでも、君は止まることはないのだろう。
どこまでも、それが現世の果てであっても、他の何を犠牲にしても行くと言うのだろう。
たった独りで、走って逝くのだろう。
そう、彼女は独りだ。
独りで走り続けている。
契約したというトレーナーも、単にレース登録するための相手でしかないようだ。
トレーニング以外ではろくな会話もないと聞く。
- 122二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 08:09:14
ルームメイトも、クラスメイトも、彼女と会話するものはほとんどいない。
「カフェさんのお邪魔にはなりたくねぇんです」と言っていたルームメイトを思い出す。
彼女のような朗らかで温かみのある人物ですら、カフェの心を解すことはできなかったようだ。
『私と走らないか？』ともに見えぬものを追う身であれば──
そう言えたら、どれだけよかったか。
しかし、私はそういうタイプではなかった。
カフェも、おそらくいつもの渋面を浮かべて拒絶するだろう。
その理由もわかる。
なぜなら、我々に与えられた時間は短いからだ。
いつ訪れるともしれない、終焉の時。
病気、怪我で可能性が失われるリスク。
それは、いつだって、すぐそばにいる。
それを痛いほどに、私は承知している。
だから、結局私に言えることは何もないのだ。
そうなる前に。できるだけ早く。
彼女は走り続けている。
苦しみの悲鳴を上げることもなく。
誰かに助けを求めることもなく。
君だけの「おともだち」のために。
彼女の走りは、彼女のもの”ではない”。
私には、それがひどく悲しかった。 - 123二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 08:12:59
以上です。
「私とワルツを」は、見送ることしかできない人の、その弱さがとても悲しい曲だと思う。
それでもこの曲大好きなのです。MVの一人で踊るシーンとか、胸が苦しくなる。 - 124二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 08:38:45
シンデレラグレイ 米津玄師
タイトルに惹かれて聴いたらええやんと感じたので - 125二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 08:42:22
- 126二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 08:55:07
- 127二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 09:00:17
- 128二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 09:03:32
- 129二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 11:23:22
- 130二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 11:37:39
- 131二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 20:13:37
保守
- 132二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 20:20:28
このレスは削除されています
- 133二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 21:50:32
- 134123/03/20(月) 01:10:11
覚えているかい？ボクのこと。
あの時のキミは、どうにも苦しそうだったから。思い出したくもないかもしれないけど。
ボクが引退してから、キミとはぱったり会わなくなったね。
あの約束を守っているのかい？「教え子にG1を獲らせてから」……だったかな？
そんなことしなくても、キミが立派なトレーナーだって、ボクはよく分かっているのに。
後悔、プレッシャー、排斥感。
キミはいつも陽気に振る舞っていたけど、夜の公園で泣いていたのを、ボクは知ってるとも。
ボクが現れた途端に、平気な顔で、「どうした？」だなんて。
おどけて返した、ボクもボクだ。全く、酷い戯曲だよ。
その時、キミが語った夢の夢。
街灯を背に、逆光のシルエットで。
「憧れの人のように、G1を勝ちたい」と。
そんな、新人トレーナーには似合わない、大きすぎる願いを。
- 135123/03/20(月) 01:10:28
その願いがあったからこそ、ボクは走れたんだ。
年の瀬のグランプリでも、周りの全てを敵に回しても。
キミの中に確かにある、豊かな何かを。
ボクは見たかったんだから。
キミは優しいから、忘れてないんだろうけど。
ボクは敢えて、敢えて言う。
いつもの調子で、誰にともなく。
「ハーッハッハッハ！待ってるよ！」
「そう！いつまでもね！」
──Do you remember? - 136123/03/20(月) 01:12:36
オペ持ってないしオペラも知らないから、エミュおかしいかもしれないけど許してクレメンス
- 137二次元好きの匿名さん23/03/20(月) 01:21:08
ASIAN KUNG-FU GENERATION 『リライト』テイオーでおねがいします。これはどちらかというとアニメテイオー寄りかな？
- 138二次元好きの匿名さん23/03/20(月) 01:44:34
覇王世代で『Trust・Last』(倖田來未×湘南乃風)
英寿/ギーツ＝オペ
景和/タイクーン＝ドットさん
祢音/ナーゴ＝トプロ
道長/バッファ＝アヤベさん
の配役イメージでお願いします…
TRUST LAST (Ost Kamen rider Geats) - by Kumi Koda × Shonan no [Full MV] - 139二次元好きの匿名さん23/03/20(月) 10:58:51
珍しいスレだな
- 140二次元好きの匿名さん23/03/20(月) 14:28:53
- 141二次元好きの匿名さん23/03/20(月) 19:49:22
- 142二次元好きの匿名さん23/03/20(月) 23:35:13
これもしや合う曲を挙げるスレと化してる？
- 143二次元好きの匿名さん23/03/20(月) 23:36:52
元々スレ立てにあたって懸念されてたことだけど、書き手の方が多くなるのは仕方ないのだ
- 144二次元好きの匿名さん23/03/20(月) 23:40:03
5〜6個くらい書いてるけどまあ間に合わんね
- 145二次元好きの匿名さん23/03/20(月) 23:47:27
- 146二次元好きの匿名さん23/03/20(月) 23:51:57
- 147二次元好きの匿名さん23/03/21(火) 05:57:08
細けぇことはいいと思う。リクエストは自由なのだし。
個人的には知らない曲ばっかりだから、組み合わせ見てもピンとこないとスルーしちゃうんだよね。
知ってる曲なら書こうと思うのもあるけど、組み合わせピンとこない場合もあるし。
まぁでもいくつかは投げたいと思ってる。
というわけで>>128で一つ。
- 148二次元好きの匿名さん23/03/21(火) 05:57:18
---------------------
アルバムをめくり、あの頃のことを思い出す。
写真に写っているのは私とトレーナーさん。
とにかく走ってばかりの、練習とレースの日々。
普段は、走ってる以外は何してたんだっけ？と思わず首をかしげてしまうくらい、走ってたことばかりが思い出される。
しかし、合間合間に適度に休息をとっていたのは確かで、こうしてアルバムを見れば、いろんな写真が往時を思い出させてくれるのだ。
「これは…」
大物を釣り上げて、満面の笑顔の二人。
そういえば、あの頃はよく釣りに行っていた。トレーナーさんを巻き込んで。
トレーナーさんと、ほんの少し間をあけて座って、のんべんだらりととりとめのないことを話す。
それはあの頃の私にとって、かけがえのないものだったのだ。
「たった一言……それだけで詰められた距離だったんだけどな」
そう言いながら、苦笑する。
あれは何の時だったか。
トレーナーさんは、『大人になったら、思い出すこともあるだろうさ』と言っていた。
あれは、トレーナーさんなりの線引きだったのだろう。
あの日々をこうして思い返すようになって、やはり彼は大人で私は子供だったのだと気づかされる。
- 149二次元好きの匿名さん23/03/21(火) 05:57:28
私はほとんど意地になっていたように思う。
～・～・～・～・～・～
『トレーナーさん、セイちゃんはですねぇ……やっぱりなんでもないでーす♪』
『なんだよ。気になるなぁ』
『乙女の秘密、ってやつですよー』
『そうか。なら何も聞かないでおくよ』
『気にならないんですか？』
『気にならないと言えばうそになるけれど。…最低限のデリカシーはあるつもりだよ』
『……やれやれ。トレーナーさんは本当にやれやれですなぁ』
『なんだよそれ』
『トレーナーさんは、トレーナーさんだなぁ、ってことですよ』
～・～・～・～・～・～
などと言って笑いあったこともあった。
引退してからも、私はトレーナーさんに会いに行った。
休みは釣りに誘って、その日の終わりに次の約束をした。
雨で出かける予定が流れたときは、電話で会話した。
それでも、私からは何も言わなかった。
結局私は、心地よい関係を壊すことを恐れていた臆病者だったのだ。
そんな自分のことを思い出しながらめくっていくと、一枚の真っ青な写真が見つかった。
何も写っていない、青だけの写真。
しかしその青さに、あの日の記憶が蘇る。 - 150二次元好きの匿名さん23/03/21(火) 05:57:48
～・～・～・～・～・～
『トレーナーさん……手をつないでもらっていいですか？』
同期のみんなはそれぞれ別の道に進み、自分の進路について考えたある日、いつものように私はトレーナーさんとともに釣りをしていた。
とりとめのないことを話しながら、何匹か釣れたことに満足し、そろそろ帰ろうと腰を上げる。
空を見上げると、その日は雲一つない青空だった。
「……」
「スカイ？」
何もかもが吸い込まれてしまいそうな青空。
私の中の”私”が還っていこうとしているような、不思議な気分に満たされる。
トレーナーさんと一緒に、走り切った日々が脳裏を駆け巡る。
「トレーナーさん」
「なに？」
「……手をつないでもらっていいですか？」
その言葉に何かを感じたのか、トレーナーさんは私の手を取ってくれる。
そのまま私たちの間に言葉はなく、私はというと、伝わってくるぬくもりに安心感を覚えながら、レースに懸けた日々を思い出していた。
しばらくそうしてから──
「トレーナーさん……ありがとね」
「うん」
それ以上私たちの間に言葉はなく、私たちは帰路についた。
数日後、私はトレーナーさんに、引退することを伝えた。
～・～・～・～・～・～ - 151二次元好きの匿名さん23/03/21(火) 05:58:23
この写真は、あの後でトレーナーさんから渡されたものだ。
私が物思いにふけっている間、あまりに空の青さが見事なものだから、写真を撮っていたらしい。
何も写っていないその写真は、その時の私たちの心を写しているようだった。
不思議なものだ。走っていたこと以外はろくに思い出せなくなった今になっても、この写真を見たらあの時のことをありありと思い出せる。
まるで私の魂にその記憶が刻まれているかのように。
そんなことを思い出している最中、スマホのコールが私を現実に引き戻した。
画面を見ると、あの人から電話がかかってきていた。
「ほいほーい。もう準備できてますよー」
そう言って、アルバムを閉じ、電話に出る。
そうして、私は私の幸せな日常に戻るのだった。 - 152二次元好きの匿名さん23/03/21(火) 05:59:25
以上です。
サブテーマつけるなら「思い出す」かな。
意外と歌詞がふんわりしてて難しかった。 - 153二次元好きの匿名さん23/03/21(火) 14:00:29
保守
- 154二次元好きの匿名さん23/03/21(火) 16:45:49
長くなりすぎたので１レスにまとめてみた。これを機にコードギアス見てみようかな。
========
「ただ、ここに来られるだけでよかったはずなんだけどなぁ」
自室で一人、ぽつりとつぶやく。
レースの世界にかける友人たちの姿は、とても煌めいていて。
勝者も、敗者も、強者も、弱者も……色とりどりの宝石のような輝き。
走れない私には、届くはずもない、遠い世界──だったはずのもの。
私は「ただのファインモーション」になるわけにはいかないのだから。
私には使命があるのだから。
それこそが、私が選んだ、私の道なのだから。
いつも、そう自分に言い聞かせるようにして眠りについていたのに。
でも、それは剥がれ落ちてしまった。一トレーナーであるはずの貴方の手によって。
貴方は、全てを手に入れることはできないと諦めることで歪が生じ始めていた、私の心を解き放ってくれた。
「いつか、いつの日にか、”私”を認めてくれる日がくるのかな……」
私はまだ、スタートラインに立っただけ。何も成していない。
しかしもしもここで何かを成せたとしたら。
許可をくれたお父様や、私のために尽力していただいた関係各所の皆様、愛すべき国民たちに、「ファインモーションであること」を認めてもらえる日がくるのだろうか。
頭を振って、雑念を払う。
これからは一瞬一瞬が、忘れられない思い出になるのだ。
その欠片を集めて描く未来は、きっと素晴らしいものになるだろう。
だから私は、一心不乱に駆け抜けよう。
私にこの世界との本当の出会いをくれた貴方とともに。
たとえ、その終わりの時が、定められているのだとしても──。
- 155二次元好きの匿名さん23/03/21(火) 22:16:43
さて、今日も走るわよ！
…レースが成り立つって、なんて幸せなのかしら。
今日は負けませんって、挑んできてくれる後輩ちゃん達。
楽しそうな君を見たいって言ってくれる、大切な人。
だからこそ、フルスロットルでぶっちぎっていくの。
誰も邪魔しない、させない。
あたしの走りに夢を見てくれる人がいて、あたしが走りたいと思う限り。
今日は何バ身つけるのか、ですって？
さあ？それはこれから…見せてあげるわ。
最強のスーパーカーがマジで最強であることに夢見たって良いじゃない…って感じで勢いで書きました
解釈違いだったら申し訳ないです
- 156二次元好きの匿名さん23/03/21(火) 22:40:17
早見沙織「Awake」とケイエスミラクルorタキオンで…合わないと思ったら任意のウマ娘でお願いします 大好きな曲なので布教を兼ねて…ぜひ…
早見沙織「Awake」Music Video（RWBY:Ice Queendom ED） - 157二次元好きの匿名さん23/03/21(火) 23:27:49
- 158二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 00:41:11
「知らない曲だからなー。けどスズカだし」とか思って聞いてみたらめっちゃ知ってる曲やったわｗｗｗ
-----------------
タッ、タッ、タッ、タッ・・・
静寂の中、自身の走る音だけが響く。
今日は月が明るく、街頭と相まって、夜の街は不似合いな明かるさに満ちている。
昼の喧騒から冷めたような涼やかさが頬を撫でる。
「なんて気持ちいい・・・」
このままずっと走っていたい──そう思わずにはいられない。
まるで世界に一人だけになったような感覚。
目の前に広がる道は私だけのもので、その先の景色を求めてどこまでも走っていけそうな、そんな全能感。
そんな場所を、ただただひたすらに走れる多幸感。
──いつも走っている場所なのに、時間を変えれば、こんな景色に出会えるなんて・・・
知ってるはずのいつもの周回コースの、知らなかった一面を眺めながら足を進める。
それはまるで、普段過ごすこの街が、いつもと違う表情でスズカを呼んでいるかのようで。
そう感じたスズカは足取り軽く、さらにスピードを上げた。
遠くで呼ぶ声に誘われて、どこまでも行けそうな気がしてくる。
──ふふっ…。このままどこまでも走っていけそう
そんなことを思いながら、スズカはコースを走り続けた。
＊＊＊
しばらく走り続けた後、満足したスズカは帰途についた。
ほくほく笑顔で寮に帰った彼女を出迎えてくれたのは、ルームメイトのスペシャルウィーク──ではなく、
「ス～ズ～カ～……！！！」
地を這うような声を出すエアグルーヴと、その後ろで苦笑するフジキセキだった。
- 159ダブったので供養◆os6UVi1GVMOT23/03/22(水) 09:26:55
"あの日"のことを鮮明に思い出す。１枠１番。１０００ｍ・５７．４秒。
大ケヤキに差す影。 脚に一瞬まとわりついた違和感。
その"私"を影から救い出してくれたのは、トレーナーさん、スぺちゃん。私を応援してくれる皆の声。
トレーナーさんが、私の走りを認めてくれたから。
一緒に走る皆が、私の帰る場所を用意してくれたから。
『おかえり！スズカさん！』「………はい、戻りました」
だから私は今もこうやって、風を切って走ることが出来ているの。
私には帰る場所がある。私を認めてくれるトレーナーさんが居る。
今の私はもう何も考えなくていい、走っているだけで、皆の思いが空を通して伝わってくるから。
青い空、頬を切る風、流れていく景色！
自然と笑みが零れてしまう。だってそうでしょう？今の私なら風にだってなれる、そう思ってしまうの。
嬉しい！走ることはずっと楽しいのだけれども、嬉しい気持ちになるなんて思ってもみなかった！
出来る事なら、この脚が続く限り、世界中を駆け抜けてみたい───！
『…だからってスズカさん、次はイギリスのロンドンにまで行くんですか！？』
「世界のレース場全てに行ってみたくて。まずはウェンブリースタジアムに行ってみようと思うの」
『それはレース場じゃなくてサッカー場ですよ！？』
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
Queenのフレディ・マーキュリーの自伝風映画「ボヘミアン・ラプソディ」もぜひ見てください
- 160二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 09:58:38
FELTの｢find the light｣です。アヤベさんとかなり合うと思ったので何卒よろしくお願いします
【FELT】10.find the light（FELT-023 Rising Nebula）[Audio Archives] - 161二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 20:57:47
待機
- 162二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 00:04:29
続
- 163二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 00:17:34
スティールユー
- 164二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 09:36:58
ほす
- 165二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 09:41:51
- 166二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 15:51:42
- 167二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 19:46:31
- 168二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 19:52:38
ネームドトレーナーはダメだろうか…？
- 169二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 21:08:57
私は、何のために生まれてきたのだろう。
ふと、そんな疑問が頭に浮かぶんだ。
私がオグリキャップとして生を受けていなかったら、今はあるのだろうか。
それとも…今までの様々な出来事が、私を"オグリキャップ"にしてくれたのだろうか。
だが、皆が私に期待を寄せてくれている。
その事実だけは変わらないし…それに応えたいと思うんだ。
だから私は走るんだ。
いや、走るために私は生まれてきたんだ。
行ってくるよ。
私の名前は…オグリキャップだ。
(例の有マ前を想定してみました)
- 170二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 23:18:33
素晴らしい文豪と知らない名曲が集まるスレだ…保守
- 171二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 02:07:43
Only for youも合いそうな予感
- 172二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 02:36:45
このレスは削除されています
- 173二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 03:09:55
- 174二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 07:01:11
トレウマっていうか脳焼かれたトレーナーっぽかったので。
--------------------------------------
俺は「ウマ娘を導いて、栄冠を”取らせてやる”んだ！」と思っていた。それがトレーナーなのだと。
中央トレーナーになれた自分にはそれができると思い込んでいた。
しかし、それが崩れたのは、見るものすべてを圧倒する彼女の走りを目撃したからだった。
その日、俺は学内の模擬レースを見学していた。
「俺の眼鏡に適うウマ娘はいるかな？」などと傲慢にもウマ娘たちを値踏みしていたのだ。
そして、あのレースを、あのウマ娘を見たのだ。
最後方から一気に抜けていくあの走りは、まさに弾丸。
まるで空を駆けるかのような雄大さ、末脚の圧倒的な切れ味の鮮烈さに。
俺の心は撃ち抜かれたのだった。
いや、弾丸で撃ち抜くなんて生易しいものじゃない。彼女のそれは大砲の砲弾だ。
ともに走る者を蹂躙し、見る者の常識を木端微塵に粉砕し、その場にいた者すべてに圧倒的な傷を刻む。
──『衝撃』
そんな言葉が頭に浮かんだ。
結局あの後、その場にいたトレーナーが殺到し、彼女はそれに驚いたのか逃げ出してしまった。
ただのヒトミミがウマ娘の足に追いつけるはずもなく、簡単に見失ってしまい、その後は彼女を求めて学園中を探し回ったが、結局会えずじまいだった。
あぁ、彼女が欲しい。彼女なら三冠すらただの通過点となるだろう。
彼女とともに、駆け抜けたい。自分は添え物でいい。ただ、彼女が実力を発揮できる場を整えるために働きたい。
目を閉じれば浮かんでくるのは、目に焼き付いた彼女の衝撃的な走り。
瞳の奥で何度も何度も反芻する。
──あぁ…絶対に君を見つけ出さなければ……
せめて夢で逢いたいと願いながら、俺は眠りに就いた。
- 175二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 14:27:09
ウマ娘ってスレタイにあるから次スレからは足してもいいかもね
- 176二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 17:32:25
「思い返せばあなたも私も、怪我に泣かされましたわね」
「そうだね〜、無敗の三冠バにもなれなかったし、何よりカイチョーを超える夢も叶わなかったし。マックイーンも三連覇出来なかったし！」
「そこは弄り返さなくて良いんですわ！」
「結局、マックイーンとも戦えなかったしね」
「…そうですわね。あなたが戻ってくるまでと言いながら、結局はこうなってしまいましたわ」
「…ま、しょうがないよ。遅かれ早かれ、ボク達にはいつかやってくることだし」
「割り切りが早いですわね？」
「確かに辛かったよ。でも…ボクより…周りの皆の方が辛そうな顔してたからかなあ」
「…それはきっとあなたならと、期待してしまうからでしょう。奇跡を起こしたウマ娘、なのですから」
「奇跡かあ。…奇跡なのかなあ、あれ」
「一般的な評価で言えばそうでしょう。約一年ぶりのレース復帰。そしてメンバーはビワハヤヒデさんを始めとした猛者ばかり。そんな中で…あなたは勝ったのですから。それに…あなた自身が私に言ったのではないですか。奇跡を起こすって」
「ま、そうなんだけどね？それを言ったら…今思い返すとさ、ボクが今までこうして走って来られたことそのものが奇跡なんじゃないかって思うんだ」
「…まあ、あなたの走りは独特かつ…負担が大きいものですからね。あなたにしか出来ない走り。あなたとしか見られない夢。だからこそ…」
「はいはい、泣かない泣かない」
「諦めてほしくなかったんですわ、あなたには…」
「何度も聞いたよ、それ」
「分かっています。分かっていますが…」
「それを言ったら、ボクだってマックイーンに辞めてほしくなかったよ」
「…何度も聞きましたわ、それ」
「お互いに期待してたんだよ、ボク達」
「…ええ」
「まあ、死んじゃう訳でもないし。またいつかは…あるかもよ」
「ええ。舞台が…変わるだけ。やはり…寂しいものですが」
それぞれキャリア最後のレースの後、引退直前の二人の会話をイメージしてみました
アニメ最終回で二人で走ってた流れガン無視ですね…
- 177二次元好きの匿名さん23/03/25(土) 00:25:31
- 178二次元好きの匿名さん23/03/25(土) 10:00:49
- 179二次元好きの匿名さん23/03/25(土) 13:55:18
良スレじゃん…
- 180二次元好きの匿名さん23/03/25(土) 14:21:46
- 181二次元好きの匿名さん23/03/25(土) 23:12:28
ほしゅ
- 182二次元好きの匿名さん23/03/26(日) 00:32:58
沢山辻SS書かせてもらいました
皆さんのアイデアに感謝です - 183二次元好きの匿名さん23/03/26(日) 11:56:42
つづく
- 184二次元好きの匿名さん23/03/26(日) 22:27:24
新作を求めて保守
