- 1二次元好きの匿名さん21/11/18(木) 22:37:39
グラウンドでストレッチをしているカワカミ先輩に声をかける。
「ええ、構いませんわよ」
快諾してくれた先輩のストレッチを手伝う。
前屈で背中を押していると先輩が声をかけてきた。
「……私でよろしかったんですの?」
「なにがですか?」
「だって併走の相手ならウオッカさんとかドーベルさんとか他にもいらっしゃるじゃありませんか。
どうしてわざわざ私を……?」
先輩の表情は見えなかったが、声だけでも不安そうな様子が感じ取れた。
少しだけ背中を押す手に力を込めた。
「アタシもカワカミ先輩と同じように目指している姿があるんです。
……時々、見失いそうになっちゃいますけど。
だから先輩の目標に向かって全力で突き進む姿を間近で見たくて併走に誘ったんです」
「……私だって見失いかけてましたわ」
先輩がぽつりとつぶやく。
「それでも先輩は走り続けた。十分に誇れることだとアタシは思います」
相変わらず先輩の表情は見えなかったが、押している背中がほんのりと熱くなっていた。 - 2二次元好きの匿名さん21/11/18(木) 22:38:22
初めてスカーレット書きましたけどどうですかね…?
エミュ自信ない…
お目汚し失礼しました - 3二次元好きの匿名さん21/11/18(木) 22:39:27
この空間すげームチムチしてんな!!
(とてもいいと思います。尊いですね) - 4二次元好きの匿名さん21/11/18(木) 22:39:56
日常の何気ないけどあったかい一コマみたいなの好きよ