- 1二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 12:50:19
- 2二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 12:55:01
まずは、無人島の状況を把握するために周囲を探索しましょう。dice1d3=3 (3)
1 ビーチを探索する
2 森を探索する
3 小川を遡り飲める水かを調べる
- 3二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 12:57:23
関係ないけどスレ主とカプの好みが同じ
- 4二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 13:01:44
柔らかな白砂のビーチの上で目を覚ましたのは、ラウダとペトラでした。
陽光に晒されて喉が渇いていた二人は、まず飲み水を確保することにしました。
木々の間を歩くと、遠くで聞こえる水の流れる音が聞こえてきます。二人は音に向かって進みます。
しばらく進むと、小さな清流が現れました。水は透き通っており、飲み物として十分な水質のようです。
次の行動は? dice1d3=3 (3)
1 水源を見るためにさらに遡る
2 緑豊かな森の中に入り食料を探す
3 島の外周を探索する
- 5二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 13:19:30
太陽が出ていて明るいうちに、島の全体を知り、生き延びる術を見つけることにした二人。
水場から最初の場所に引き返し、ビーチにそって進みます。
次第に砂が岩場へと変わり、険しい石灰岩の断崖が現れました。
断崖の上には、緑豊かな森が広がっています。
二人は慎重に岩場を進み、やがて入り江に出会います。
入り江の中は波が静かで、海の魚たちが群れを成して泳いでいるのが見えます。
入り江のあとにした二人は、再び森の中を進みます。
熱帯の木々が立ち並び、森の中から鳥の鳴き声が聞こえます。
食べられるかもしれない果実が自生している木々も発見しました。
また、森の中にひっそりとした洞窟の入り口もありました。
苔むした岩肌が神秘的な雰囲気を漂わせています。しかし一周が目的なので中には足を踏み入れません。
森を抜けると、二人は再び海岸線に出ました。
夕日に映える美しい白砂のビーチが広がっています。
島の外周は約10kmで、一周するのにおおよそ5時間かかってしまいました。 - 6二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 13:26:49
白砂のビーチに戻ってきた二人の足取りは疲労により重く、
無言でビーチに座り込み、疲れ切った身体を休めます。
夜になってしまう前に食料を確保しないと、空腹のまま一晩を明かすことになりますが…
dice1d3=3 (3)
1 森の中に入り果実を集める
2 海に入って魚を捕まえる
3 疲れた。寝る
- 7二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 13:31:33
好きなカプ丸分かりで草
- 8二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 13:31:54
まだ夕方なんですけど、疲れたので寝ることにしました。
ラウダはdice1d3=3 (3)
1 疲れ果てて爆睡
2 朝日で目を覚ます
3 空腹で夜中に起きてしまう
ペトラはdice1d3=2 (2)
1 疲れ果てて爆睡
2 朝日で目を覚ます
3 空腹で夜中に起きてしまう
- 9二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 13:34:01
MSがあるなら水も沸かせられるけど
- 10二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 13:54:48
大自然の中を5時間歩き回った疲労に耐え切れず、
夕日が水平線に沈んでいくビーチで寝落ちした二人。
夜中になり、ラウダは空腹によって目が覚めてしまった。
ぼんやりとした眼差しで、無人島の夜空に輝く無数の星を見上げた。
月明かりに照らされた夜のビーチでは、複数の小さなカニが、微かな音を立てながら素早く走っている。
ラウダはカニを捕まえて食べることを考え、火起こしの必要性を感じた。
また、火が無くても食べられる果物の便利さも感じた。
しかし暗闇ではたいした行動を起こすことができず、ただ空腹に耐えるしかない。
ペトラは瞼の裏に光が差し込むのを感じて目を覚ました。
起き上がって目をこすり、朝日に照らされて輝く海を見つめた。
美しい光景に心を奪われつつ、周りを見渡してラウダを探すが
ラウダはdice1d3=3 (3)
1 いない。明るくなってすぐに果物を探しに森に入った
2 いない。明るくなってすぐに火おこしの材料を探し始めた
3 ビーチにいる。特に何もしてない
- 11二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 14:05:29
田舎者を馬鹿にしている都会派のラウダはサバイバルが本当に無理なようだ。
モチベーションが低い先輩をペトラが支えないと、何の盛り上がりもなく衰弱死まである。
ペトラはdice1d3=3 (3)
1 果物があった森に戻って採集してくる
2 砂浜にSOSを書く
3 清流の近くに人工的な道路の痕跡があったのを思い出す
- 12二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 14:20:25
ペトラは飲み水を確保するために清流を見つけたとき、
近くに道の痕跡のようなものを見かけていたことを思い出し、清流までの道のりを歩き始めた。
朝露に濡れた草木の香りが漂い、薄明るい光が島の自然を照らしている。
道を進むこと数分で、清流が流れる小川にたどり着いた。
ペトラは冷たい水で顔を洗い、それから手のひらで小川の水をすくって喉を潤した。
水は冷たく、甘ささえ感じられるほど美味しかった。
一息ついたペトラは道の痕跡をたどって上り坂を進んだ。
彼女が道を進むと、次第に廃墟の姿が現れた。
廃墟はどういう建物? dice1d3=1 (1)
1 何かの研究施設だったと思われる建物
2 遭難者か逃亡者が住居として建てたと思われる建物
3 リゾート・宿泊施設だったと思われる建物
- 13二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 14:34:22
ペトラが見つけた廃墟は、小さいとはいえコンクリート製の頑丈な建物だった。
絡まった蔦や枯れた木を払いながら建物の内部の様子を伺ったところ、
何かの研究施設だったものが放棄されたものと推測できた。
ペトラは建物の内部に足を踏み入れ、ほこりが舞うなか遺された研究資料や備品を手に取った。
さらに周囲に残された機材のなかから、通信機器の部品や、修理に必要な道具を探し始めた。
電子部品や配線、バッテリーを見つけ、それらを組み合わせて何とか通信機器を作れる可能性を見出した。
ペトラは dice1d3=3 (3)
1 何も食べずにそのまま通信機器の組み立てを始める
2 建物を出て果物のある森に向かう
3 砂浜に戻ってラウダに建物の存在を報告する
- 14二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 14:42:30
とりあえず拠点確保できたか
いいね - 15二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 14:44:43
通信機器を組んで外部に救難信号を発信し、助けに来てもらえる可能性が見えた。
建物は救助待ちの間の拠点としても使えそうであり、
ペトラは成果を先輩に報告しようと、意気揚々と砂浜に戻った。
ラウダはdice1d3=3 (3)
1 ペトラがいない間に森に入って果物を採ってきてきて食べていた
2 ペトラがいない間に枯れ草や枯れ枝を使い火起こしに成功していた
3 ビーチの木陰にいて何もしてなかった
- 16二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 14:55:45
直射日光を浴びて消耗することを避けるため、木陰に座ってぼんやりとした様子のラウダ。
「ラウダ先輩!発見です!」と元気に報告しに来たペトラは、なぜラウダが何もしないのか聞いたが…
dice1d3=2 (2)
1 おなかがすいて力が出ない
2 ペトラがいない間にえぐい見た目の虫が出た。自然、無理すぎる
3 会社継がされる本編世界線に帰りたくない
- 17二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 15:03:25
よわよわラウダ…
- 18二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 15:06:20
金持ちスペーシアン育ちのラウダは地球の虫にメンタル崩壊していた。
ペトラはdice1d3=2 (2)
1 先輩使えなさすぎ。果物のある森に行って自分だけでも食事を採り、廃墟に戻る
2 戦力になってもらえないと困る。ラウダの分まで果物を取ってきてやる
3 ラウダが虫と地球の文句を言うのを聞いて笑う
- 19二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 15:08:45
ペトラは頼りになる上に優しいなぁ
- 20二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 15:16:46
ペトラは緑豊かな森に入ってラウダの分まで果物を採ってきてやることにした。
砂浜に持ち帰った成果は?
dice5d10=2 8 6 7 6 (29)
1 ココナッツ
2 ライチ
3 サラカヤシ
4 マンゴー
5 パイナップル
6 スターフルーツ
7 ドラゴンフルーツ
8 マンゴスチン
9 パパイヤ
10 何なのか分からんけど見た目は綺麗な謎の果物
- 21二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 15:43:29
なんとか道具がなくても食べられるモノが多いな
ペトラやるじゃん - 22二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 15:46:24
果樹園で栽培するような種類の果物も、なぜか自生している謎の島。
ペトラはライチ、マンゴスチン、スターフルーツ、ドラゴンフルーツを収穫し、
上着にくるんで砂浜に持ち帰った。
道具がなくても食べやすい果物なら、まずはライチだ。
外側のゴツゴツした殻に爪で切れ目を入れ、むき取ると中には透明でやわらかな果肉が現れる。
果肉を口に入れると、ライチ特有の甘い香りと、ほんのり酸味が広がる。
次は「果実の女王」とも言われるマンゴスチン。
果実の底にある花のような部分を軽く押し、果皮が割れたら両手で開いて中の白い果肉を取り出す。
果肉はとても柔らかく、甘みと酸味のバランスが絶妙で、ジューシーで滑らかな果肉が溶ける。
丸一日に近いほど何も食べていなかった二人に、南国の果糖が染みていく。
食べ終わったペトラはdice1d3=3 (3)
1 先輩、廃墟を拠点にしますよ。働いてください
2 それにしても景色が綺麗。テンション上がってきた。海で遊ぼうかな
3 ラウダ先輩が怖がってる虫が気になる。虫を探す
- 23二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 15:47:46
ペトラたくましいな
がんばれ - 24二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 15:50:30
男前なペトラ!守られヒロインのラウダ!
学園に戻ったら力関係逆転してそう - 25二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 15:52:43
虫が気になり、探すことにしたペトラだったが dice1d3=2 (2)
1 見た目がえぐいうえに、実害もえぐい毒虫だった。廃墟の環境を整えて虫が入れないようにしないとやばい!
2 どうってことない虫。捕まえて、虫を持ったままラウダを追いかけて遊ぶ
3 特徴に当てはまる虫が見つからない。まあいいや、海で遊ぼう
- 26二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 15:55:01
ヤバい虫じゃなくてよかった
- 27二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 16:09:34
ペトラたくましすぎるな
ラウダがんばれー - 28二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 16:11:51
やんちゃでかわいいねペトラ
- 29二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 16:13:37
視界に入っただけでラウダのメンタルを崩壊させた虫だが、
ペトラは全く抵抗がなく、宇宙では目にすることができない珍しい姿を興味津々で観察した。
むしろ小さくて可愛らしい姿にすら思えてきて、スムーズに虫を捕まえたペトラは
「どこが怖いんですか?可愛いじゃないですか」
と、虫を持ったままラウダに駆け寄った。
ラウダは、ペトラの手にある虫を見て真っ青になり、慌てて逃げ出した。
恐怖で声も出せず、柔らかい白砂に足を取られそうになりながら逃げるラウダを、
ペトラは無邪気で残酷な子供のように笑いながら追いかけまわした。
dice1d2=1 (1)
1 先輩、分かりましたか?またやられたくなかったら働いてください
2 あー楽しかった!身体洗いたいな、水浴びできるところあるかな
- 30二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 16:19:33
ラウダ……
- 31二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 16:20:42
これは知的なペトラ
- 32二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 16:40:42
頼りになる後輩のおかげで血糖値も回復し、しっかり脅迫も受けたラウダは、
ペトラに先導されて彼女が見つけたという廃墟に向かうことにした。
その研究施設は現在は放棄されて廃墟となっているが、
かつて活気に満ちていたことが想像できる痕跡は残っていた。
建物は一階と二階からなり、一階には研究室や実験室があって、
壁には研究用の機器や実験器具がぎっしりと並んでいた。
階段で二階に上がると、そこは研究員たちが日常生活を送っていたであろう場所だった。
彼らの寝泊まりに使われていたと思われる大部屋には4つのベッドがあり、
ベッドの周りには、研究員のものと思われる個人的な荷物や思い出の品が散乱しており、
時間が止まったかのような雰囲気が漂っていた。
また、2階の寝室にある窓の外には、島の美しい景色が広がっていた。
窓から見える緑豊かな森や、輝く青い海が、研究員たちの心を潤していたことだろう。
部屋は放棄されて久しく、ほこりが積もり、空気も重かったが、
ラウダは掃除さえすれば充分に使える状態だと感じた。
人間らしい生活の気配に、ラウダの精神は少し回復した。
dice1d3=2 (2)
1 ラウダが2階の生活空間を掃除して、ペトラは1階の研究室や実験室を片付ける
2 ラウダが2階の生活空間を掃除して、ペトラは1階で通信機器を組み立て始める
3 二人で2階の生活空間を掃除する
- 33二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 17:01:52
寝室は壁沿いに4つのベッドが並び、各ベッドの横には小さなロッカーや棚が設置されていた。
ラウダはまずベッドに敷かれた寝具を外し、窓から陽光を浴びるベランダに干していった。
続けて納戸からほうきや雑巾などの掃除道具を探し出し、てきぱきと寝室を掃除し始めた。
研究員の個人的な荷物を、ラウダは容赦なくまとめては納戸に突っ込んでいったが、
その中に家族写真を見つけて整理の手が止まった。
写真には、研究員と思われる男女と、子供たちの笑顔が写っていた。
こんな幸せそうな家族写真を放置したまま帰ったのだろうか。嵩張るものでもないのに…。
ラウダは違和感を覚えながら、写真をそっと棚に戻した。
一通りの掃除が終わったラウダは dice1d2=2 (2)
1 ペトラに組み立ての進捗を聞くため1階に降りる
2 ペトラに家族写真の話をするため1階に降りる
- 34二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 17:21:31
水道は機能していないが、近くの小川から綺麗な水を汲んでくることができる。
ダイニングスペースも掃除して、テーブルや椅子をきれいに拭きあげたラウダは、
掃除が終わったことをペトラに報告するため1階に降りた。
ペトラは研究室のほこりの積もった大きな机の、自分が作業に使う場所だけを拭いて、
あとは機材から何かのパーツを取り出した残骸が散らかっているところで作業をしていた。
「上の掃除が終わったよ。さっき布団を干したから、もう使える状態になっているはず」
ペトラはいったん作業を止め、「ありがとうございます!はやいですね」と感謝の言葉を述べた。
「掃除しているときに気になるものを見つけたんだけど」
ラウダは少しためらいながら言葉を続けた。
「家族写真まで放置されていたんだよね。研究が終わって家に帰るとして、写真まで置いていくことあるかな…」
ペトラの感想は dice1d3=1 (1)
1 忘れっぽい人だったんじゃないですか?(ポジティブ)
2 …忘れっぽい人だったんじゃないですか?(深く考えるとお互い不安と恐怖に飲まれるので)
3 ここで死んじゃったんですかね。
- 35二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 17:23:21
ちょっと不穏な感じ?
- 36二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 17:31:49
ペトラが一貫して逞しくて明るくてラウダが弱いダイスに草
- 37二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 17:39:09
あっけらかんと返すペトラの言葉を聞いて、考えすぎかもしれないなと思ったラウダ。
ペトラは引き続き通信機器の組み立てを続ける様子。
ラウダはどうする?dice1d3=3 (3)
1 着替えとして使えるものを探して洗濯する
2 掃除してほこりをかぶったし汗もかいてるので水浴びできる場所を探す
3 夜や翌朝に食べられるように果物を追加で採りに行く
- 38二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 17:42:28
ラウダは森に入って果物を採ってくることにした。
研究施設内で籠を見つけることができたので、
上着に包んでいたペトラよりも多く持ち帰ることができる。
dice7d10=6 4 10 3 6 4 6 (39)
1 ココナッツ
2 ライチ
3 サラカヤシ
4 マンゴー
5 パイナップル
6 スターフルーツ
7 ドラゴンフルーツ
8 マンゴスチン
9 パパイヤ
10 何なのか分からんけど見た目は良い謎の果物
- 39二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 18:00:36
夕暮れ時、研究室の窓から差し込むオレンジ色の光がだんだんと弱まっていった。
照明のない研究室は次第に暗くなり、ペトラの手元も見えづらくなっていった。
目を細めて配線を確認しようと努力していたが、とうとう作業ができなくなってしまった。
室内の暗さに包まれ、外が夕方から夜に移り変わっていく気配を感じ、
ペトラはふと一人でいることが心細く感じられた。
まだ明るい屋外で待っていた方がいいかもしれないと思い、建物を出ようとした矢先、
ドアが開き、籠を持ったラウダが帰ってきた。
「よかった、暗くなる前に帰れて…」
籠にはスターフルーツ、マンゴー、サラカヤシ、知らない果物などが入っていた。
dice1d2=1 (1)
1 ダイニングですぐに食べる
2 ギリギリ夕方のうちに外で出来ることを探す
- 40二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 18:05:41
スターフルーツ多いな
確か皮ついたまま食べれるんだっけ?手軽でいい感じ - 41二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 18:33:18
動物が侵入しないよう建物を施錠し、二人は2階に上がった。
照明がなくてもダイニングには大きな窓があり、夕方から夜に移り変わってゆく景色が室内にまだ光を与えている。
ラウダとペトラは薄暗いなかで、ダイニングテーブルに並べられたスターフルーツとマンゴーを手に取った。
スターフルーツはシャキシャキとしており、果実の果汁が口の中に広がり、爽やかな後味が心地よい。
それからダイニングに残されていたナイフでマンゴーの皮を丁寧に剥き、大きな種に沿って果肉を切り取った。
とろけるような柔らかさと口いっぱいに広がる甘さにペトラはうっとりとなってラウダに感謝した。
続けて食べる? dice1d4=1 (1)
1 サラカヤシ
2 ドラゴンフルーツ
3 知らない果物
4 もう終わりにして寝る
- 42二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 18:51:30
続いて二人はヘビのような鱗のついた果皮におおわれている変わった果物に目をとめた。
サラカヤシの英名は「スネークフルーツ」で、皮の形状と質感に特徴がある。
皮と果肉の間にナイフを差し込んで皮をむくと、橙色の柔らかい果肉が出てくる。
なめらかな果肉はビワとも栗やさつまいもともたとえられる不思議な甘みで、中には大きな種が入っている。
食べ進むうちに空は完全に暗くなり、もうできることもないので二人は寝室に移動した。
窓の外では月明かりが夜の空を包み込み、その光が静かな海面に反射している。
波がゆっくりと砂浜に押し寄せ、穏やかな音が遠くから聞こえてくる。
ベッドの上で瞼を閉じると、今日一日の疲れがゆっくりと身体から抜けていくように感じた。
昨夜は砂の上で寝て全身がバキバキになり、空腹で目覚めてそのまま眠れず、
低血糖で動けなくなり地獄のようだったラウダは、環境の大幅な改善を心からありがたく思った。
ラウダはdice1d3=2 (2)
1 朝になっても熟睡
2 朝日で目を覚ます
3 あまり寝付けなかった
ペトラはdice1d3=3 (3)
1 朝になっても熟睡
2 朝日で目を覚ます
3 あまり寝付けなかった
- 43二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 18:51:37
ラウダが初日と比べて虫のいる外に自分から出て行くの成長を感じる、続き気になる
- 44二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 19:07:44
砂浜よりもマットレスのほうが明らかにましなはずなのに、ペトラはなかなか寝付けず、
夜が明け方に変わろうとするころには、浅い眠りもすっかり覚めてしまっていた。
暇なペトラは…dice1d3=1 (1)
1 3日目で髪も気持ち悪い。ラウダが寝ているうちに水浴びにいく
2 日光が出てきたから外の探索でもしようかな
3 ラウダの寝顔を見て目覚めた瞬間のラウダをビビらす
- 45二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 19:13:52
水浴びするなら海水より淡水が良いよね dice1d2=1 (1)
1 小川の上流を目指す
2 洞窟の中を覗いてみる
- 46二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 19:45:00
夜明けの光が徐々に島の空に広がっていく。
ペトラは寝ているラウダを残して研究施設を出ると、
朝の涼しい空気を感じながら、清流が流れる小川を遡って歩くことにした。
足元には露が輝く草が生え、木々は朝の光を浴びている。
やがて、遠くから聞こえる滝の音が耳に届く。
音の出どころにたどり着くと、そこには高さ10メートルほどの滝があった。
朝日が滝に差し込み、滝壺の透明な水や水しぶきが光を受けてキラキラと輝いていた。
ペトラは服を脱いで結んだ髪をほどくと、滝壺のほとりに立ってゆっくりと足先を水に浸けた。
水の冷たさに一瞬体がこわばったが、徐々に冷たさに体を慣らしながら、水に浸かっていった。
身体が水に包まれるにつれ長い髪が水の中に広がって揺られる。
ペトラは滝壺の深みにはまらないように裸足で水の底を常に探りながら、
肩まで水に浸かって髪を梳くように清めていった。
全身をすすぎ終えたペトラは水から上がり、岩に腰かけた。
長い髪を絞って水気をとりながら、冷えた体を熱帯の日差しが温めていくのを感じる。
それからペトラは dice1d4=2 (2)
1 服を着て研究施設に戻る
2 滝を気に入ったのでしばらくここにいる
3 服を着て洞窟を冒険する
4 一番髪が乾きそうなビーチに向かう
- 47二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 20:43:56
服は? dice1d2=2 (2)
1 タオルがないし服をできるだけ濡らしたくなくて裸のまま
2 虫、動物など何が起こるかわからないし服はすぐに着た。背中びちゃびちゃになったけど
ペトラはこの場所を気に入った。
顔をあげると滝つぼを囲むように生える木々の葉が、朝日に照らされてより一層鮮やかに輝き、
葉の間からはさわやかな青空が顔を覗かせている。
葉がそよぐ音、水が岩肌にぶつかり滝壺にたどり着く音、鳥のさえずりが耳を癒し、
常に水しぶきが散っている空間はとても良い空気で、ペトラは清々しい気持ちで深呼吸をした。
すると自然の音の間から、遠くから人が語り掛けてくる声が聞こえてきたような気がした。
ペトラは dice1d3=2 (2)
1 敵対的な人間がいると思った
2 救助の人がいると思った
3 人の言葉を操る人間じゃない存在がいると思った
- 48二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 20:46:45
救助の人が来てくれたのかもと思ったペトラ、どうする?
dice1d2=2 (2)
1 どこから声が聞こえてくるのか辿り追いかける
2 場所は移動せずに何と言っているのか聞き取ろうとする
- 49二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 20:56:23
少しくらい慎重な方がいいよな流石だペトラ
- 50二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 20:59:39
ペトラが声を聞き取ろうと耳をそばだてると、その声が
「こんにちは、君も美しい景色を見に来たんだね」
と言っていることがわかった。
一度聞き取れると、続くことばもなぜかはっきりと聞き取れるようになった。
「君の名前を教えてくれる?他の素敵な場所も教えてあげるよ」
「君と友達になりたいな」
「この島にはたくさんの宝物が隠されている。宝物の場所を知りたい?」
「夜は怖くて不安じゃない?火が欲しいならあげるよ」
「美味しい果物がある場所を知っているよ。名前を教えてくれたら、教えてあげてもいいよ」
重なるように次々と降ってくる声をきいて、
ペトラは dice1d2=1 (1)
1 これは救助の人じゃない、というか人じゃない!と感じて走って研究施設に戻る
2 「あなたは何?」と返事をする
- 51二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 21:01:33
うわぁーこわい!
- 52二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 21:02:25
あ、ふーん
- 53二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 21:17:21
太陽が昇り、窓から差し込む朝日がぐっすり眠っていたラウダの顔を眩しくさせる。
目を細めながら起き上がると、ペトラがいなかった。
どこに行ったのだろう…と思いつつ窓の外を見ると、美しい空と海が広がっている。
よく眠れたのを感じてすがすがしく伸びをしていると、
そこに階段を駆け上げる音が聞こえてきて、髪がびしょ濡れのペトラが飛び込んできた。
物々しい雰囲気に、寝起きの掠れた声で「どうしたの?」とラウダが問うと、
ペトラは「すいません、ここにいた人たちが書き残してそうなものとかって、どっかにあります?」と、
震える声で言った。
dice1d2=2 (2)
1 日記らしき本が棚の中にあるのを見た
2 納戸にひとまとめにしてあるから全部開けたら何か出てくるかも
- 54二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 21:23:54
こわこわこわい
- 55二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 21:27:06
ほのぼの無人島ライフから徐々にホラー入ってきたな…
- 56二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 21:57:36
二人は納戸を開き、研究者たちが使っていたと思われる鞄を次々開けていった。
その手記は、擦り切れた革表紙に包まれていた。
表紙には研究者のイニシャルが刻まれていて、まだはっきりと読み取ることができた。
手記には、研究者が日々の出来事や感情を書き綴っており、
折り目がたくさん入っていて、何度も開かれた痕跡が見受けられた。
またいくつかのページには絵や図表が描かれており、
この美しい無人島に新種の植物や動物を調査するためにやって来た研究者が
観察した現象や発見を記録していたことが読み取れた。
日付:20XX年6月10日
今日、また一人、リサが行方不明になりました。
彼女は海岸で海洋生物の調査を行っていたのですが、いつの間にか姿を消してしまいました。
7日前に姿を消したジョンも、まだ見つかっていません。海岸を回り、島の深い森に入り、
何時間も彼らの名前を呼び続けましたが、返事はありませんでした。
日付:20XX年6月15日
ポールが消えました。私たちは彼を捜し求めましたが、結局見つかりませんでした。
今、私たちのチームは4人に減ってしまいました。
何度も外界との連絡を試みましたが、どうやら通信機器が故障しているようです。
私は繰り返し無線機を操作しましたが、全く反応がありません。
このままでは誰にも助けを求めることができません。私たちは手に負えない恐怖に襲われています。 - 57二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 21:59:48
日付:20XX年6月22日
私たちの仲間がまた一人、行方不明になりました。今度はマリアです。
私たちのチームは次々と姿を消し、今や残りは3人だけです。
通信機器を修理しようと試みましたが、どうしてもうまくいきません。
何日も探し回っていますが、仲間たちの姿はどこにも見つかりません。
日付:20XX年6月30日
夜も眠れず、昼間も外界との連絡を試みるのですが、全く効果がありません。
このままでは、私たち全員がいなくなってしまうかもしれません。
私たちがこの島で何者かに狙われているのだとしたら、それはおそらくこの島に生息する未知の生物かもしれません。
日付:20XX年7月7日
スティーブも行方不明になってしまいました。
私は彼と一緒に滝に行って、仲間が最後に目撃された場所を捜索していたのですが、ふと見ると彼の姿が消えていました。
島のあらゆる場所を捜索しても、行方不明の仲間たちの手がかりは見つかりません。
私は疲れ切って研究施設に戻り、一人泣き崩れました。
どうしてこんなことになってしまったのでしょうか。彼らが無事であることを願うばかりです。
日付:20XX年7月14日
エマも消えました。今、私一人だけが残されました。
神よ、どうか私に力をお与えください。
dice1d5=2 (2)
1 ペトラが通信機器を組んで、なんとか外部に救助してもらうしかない
2 人を消している何者かから身を守るため、防御策や武器を用意する
3 近くの島を探す、火を起こして煙を立ち昇らせるなどして気づいてもらう
4 互いに常に一緒に行動し、離れないようにする
5 他にも研究者たちが遺した物品や資料がないか探す
- 58二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 22:17:39
け、研究員さーん!
- 59二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 22:22:37
あっっっぶな
滝で名前を教えてたらアウトだったじゃん - 60二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 22:38:45
仲間が滝で消えた記述を見たペトラは、
滝で重なり合うように聞こえた声たちを思い出し、手記を持つ指先が震えた。
ラウダはその姿を見て彼女の恐怖を察し、
dice1d3=1 (1)
1 「危なかった。戻ってきてくれて本当によかったよ」と言った。
2 「この島に生息する未知の生物?殺せばいいだろ」と言った。
3 黙ってペトラの肩を叩いた。
また、無策でいるというのもありえない。
身を守るために武器を作るか探すかして、防御策を練る。
dice2d5=5 5 (10)
1 刃物を見つけた
2 拳銃を見つけた
3 火炎瓶を作ることにした
4 バットを見つけた
5 島内の地図を見つけた
- 61二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 22:40:25
武器ダイスかぶりは実質ファンブルかも…
- 62二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 22:52:42
その分詳細なものが手に入ったのかも……?
- 63二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 23:02:23
研究所廃墟でヴァナディースやペイル関連のガンダムの闇見ちゃう感じかと思いきや
ガッツリ怪異系と対峙する系かな - 64二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 23:08:49
武器に使えるものがないか研究施設内を探したが、
動植物を調査するために来た穏健な研究者たちは物騒なものなど持ってきていなかったようだ。
島内の地図が見つかり、とりあえず島の全体図と施設の位置だけは正確に把握することができた。
dice1d5=2 (2)
1 施設に引きこもって身を守るために食料を集める
2 研究施設内でバリケードを作る
3 通信機器の修理の続きに取り掛かる
4 島内の地図をもとに、安全そうな場所を探す
5 遭難信号を作るために、大きな煙や光の出る仕掛けを作成する
- 65二次元好きの匿名さん23/03/18(土) 23:20:15
武器も見つからず、何者なのか分からない存在からおそらく狙われており、
そいつなのかそいつらなのか分からない者がどのようにやってくるのかすら分からない状況で、
二人を支配していたのはただ恐怖だった。
研究室や実験室にあった重い金属製の机や書棚を移動させ、
1階のドアや窓を、敵に内部を見られないように、そして侵入されないように塞いでいく。
----------------------------
引きこもられると怪異とのバトル展開に進めない…
食料も手に入らないじゃないですか…
ちょっと次の選択肢考えますね… - 66二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 00:23:18
面白いよー続き期待
- 67二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 00:29:55
とにかくバリケードを作った二人は、自分たちを自分たちで閉じ込めた状態に陥り、
昼間はとても明るい2階のダイニングで、研究者たちが遺した熱帯の動植物に関する
大量の資料をめくりながら過ごすことになった。
機械と人間が中心の宇宙では多様な野生動物を見かけることが珍しく、
様々な動物のカラー図版は恐怖から気をそらす一時的な慰めとなった。
夕方になると日が沈み始め、室内が少しずつ暗くなっていく。
二人は徐々に読みづらくなっていく資料から目を離し、互いに顔を見合わせる。
「食べるもの、どうしましょうか」
ダイニングに残っているのはドラゴンフルーツと知らない果物だけだった。
dice1d3=3 (3)
1 ドラゴンフルーツのみ食べる
2 ドラゴンフルーツと知らない果物を食べる
3 恐怖で食欲が湧かない
- 68二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 00:30:55
知らない果物は吉と出るか凶と出るか…
- 69二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 00:37:49
ディランザさえあればこんなことには…
- 70二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 00:55:43
怪異に直接相対したペトラは昼間は動物の奇妙な生態についてなど喋ったりもしていたが、
闇夜が迫ると焦燥が増し、何も食べられない状態になっていた。
ラウダも食料の残り少なさを思うと自分だけ手をつけることにも抵抗があり、
二人は何も食べないまま眠ることにした。
照明の存在しない島の夜空はぞっとするほど美しい。
星々が瞬く夜空と、月を反射した夜の海を臨む大きな窓がある寝室で、
恐怖と緊張に包まれた一日を終えた二人が横たわっていた。
部屋の中は静かで、ただ二人の呼吸音だけが聞こえる。
ラウダは天井を見上げながら目を閉じようとするが、心の中の不安がそれを許さない。
ペトラは思い浮かんだ不安を一つ口にした。
「私が眠っている間に消えないでくださいね」
ラウダはdice1d3=2 (2)
1 「どこにも行かないよ」と言う
2 「油断しないし、負けないから大丈夫」と言う
3 ペトラの手を握る
- 71二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 00:58:49
その晩、
ラウダはdice1d3=1 (1)
1 眠れて、朝日で目を覚ました
2 中途覚醒を繰り返す浅い眠りだった
3 一睡もできなかった
ペトラはdice1d3=2 (2)
1 眠れて、朝日で目を覚ました
2 中途覚醒を繰り返す浅い眠りだった
3 一睡もできなかった
- 72二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 01:34:32
じわじわと弱っていく…
- 73二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 08:31:17
保守
- 74二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 13:37:48
ここまで全く島を探索しないの笑う保守!
- 75二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 14:01:04
拠点となる建物をゲットしてからはラウダのほうが強い?
- 76二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 14:10:56
ラウダはまだ怪異と接触してないし余裕があるんだろな
- 77二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 14:30:47
AI書いてんのかこれ
保守 - 78二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 16:06:01
ペトラの眠りは浅かった。
ペトラにとってdice1d2=2 (2)
1 自分が連れていかれるのが一番怖い
2 ラウダが連れていかれて残されるのが一番怖い
一方、ラウダは研究施設内の寝室ではよく眠れるようだ。
朝日で目を覚ましたラウダはdice1d3=1 (1)
1 あるもので朝食をとり、二人で敵の正体を探るために探索に出ようと考える
2 自分の食料は自分で調達、今ある食料はペトラに残し、一人で敵の正体を探るために探索に出ようと考える
3 どうしたらいいか分からない。ペトラはどう思う?
- 79二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 16:13:21
ペトラはバリケードをはった建物内に一人で残されることを怖がり、
また研究者の手記を読んでも、一人行動は危険なようだ。
敵をもっと知り対応策を練るため、食事をとって二人で島の探索に出ることにした。
朝食はdice1d2=2 (2)
1 ドラゴンフルーツのみ食べる
2 ドラゴンフルーツと知らない果物を食べる
行先はまずdice1d2=1 (1)
1 ペトラが声を聴いた滝
2 海洋生物の調査を行っていた研究者が行方不明になった海
3 まだ足を踏み入れていない洞窟
- 80二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 16:15:51
結末は近いな
- 81二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 16:17:02
知らない果物食べたね…
- 82二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 16:22:38
知らない果物の効果
(遅効性があり滝に着いた後で効果があらわれます)
dice1d4=1 (1)
1 幻覚
2 酩酊
3 多幸感
4 躁
- 83二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 16:48:55
やばいお薬の原材料みたいだな
- 84二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 17:03:07
どれもヤバい効果だな
- 85二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 17:07:28
研究員達が植物について調べてたならこの果物についての資料もなかったのかな?
- 86二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 19:40:51
朝日が差し込む明るいダイニングルームで、ラウダとペトラは大きなテーブルに向き合う。
長居をしたせいで部屋を使いこなし、カトラリーの場所もわかるようになっていた。
ペトラは睡眠不足からか滝に向かう恐怖からか浮かない表情で、
ドラゴンフルーツをフォークで半ば無理やり口に運んでいた。
分けたドラゴンフルーツはラウダが先に食べ終わり、もう一つの果物に手を伸ばす。
名称は不明だが果物の表面は滑らかで、紅色と黄金色が織り交ざった温かみのある色合いだ。
柔らかい皮に切れ込みを入れるとオレンジ色をした肉厚で瑞々しい果肉が見えた。
二人が知らないだけで、きっと食べられる果実なのだろう。
分け方はdice1d3=3 (3)
1 完全な半分
2 体重按分
3 ペトラは食べない
- 87二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 19:57:37
「いいの?」
「すみません、本当に食欲がなくて…」
これまでパンチの効いたビジュアルのレア果物を食べてきたなかで、
普通に美味しそうな見た目の果物の段になって、ペトラは初めて食べることを控えた。
先に外出の準備に取り掛かったペトラを横目に、
ラウダは甘みが濃いオレンジ色の果肉を口に運ぶ。
水っぽいものが多かった他の果物と比べるとそれなりのカロリーがありそうだ。
ペトラはドラゴンフルーツだけで動けるのだろうかとラウダは心配した。
バリケードにしていた金属棚をどかして、二人は外に出た。
ペトラから道のりを先に聞いていたラウダが先を行き、滝のある場所に向かって登っていく。
ペトラはラウダが居なくならないよう後姿を見つめ、
時折、横や後ろから何かが迫ってきていないか不安げにきょろきょろと瞳を動かした。 - 88二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 20:15:29
滝に着いたら幻覚発症か…ラウダもペトラも大丈夫かな
- 89二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 20:25:54
滝にたどり着いたラウダは初めて見るその壮大な光景に目を奪われていたが、
ペトラは寝不足とカロリー不足で疲労がピークに達していた。
呼吸も荒く、たどり着くなり岩に座り込んでしまう様子を見て、ラウダは「大丈夫?」と声をかける。
ペトラは「少し休めばまた動けると思います」と答えると、疲れた表情で深呼吸を繰り返した。
ラウダは衰弱が見て取れるペトラから離れないようにしながら、滝の様子を見渡した。
高くから落ちた水が滝壺に打ち付けられる水音は爽快で、たまに潜水中のような
くぐもった音が混ざることを除いては違和感がない。
また、滝壺の水面には、虹色の光が幾重にも重なり合い美しい模様を描いていた。
岩が息をするかのようにゆっくりと動くのを見て、ラウダの興味はその岩に引き寄せられた。
dice1d3=3 (3)
1 「先輩、何やってるんですか!」
2 「グエル先輩だったら、こんなことにはならなかったのに」
3 「ねえ、ペトラ。僕だけかな?なんだか…」
- 90二次元好きの匿名さん23/03/19(日) 21:31:37
ラウダの幻覚 dice1d3=3 (3)
1 滝がサイケデリックなことに
2 虫
3 動物の本を見てたので動物が大集合
- 91二次元好きの匿名さん23/03/20(月) 07:49:36
保守
- 92二次元好きの匿名さん23/03/20(月) 11:43:50
虫じゃなくてもふもふ大集合でよかった
- 93二次元好きの匿名さん23/03/20(月) 18:39:00
保守
- 94二次元好きの匿名さん23/03/20(月) 21:57:32
保守
- 95二次元好きの匿名さん23/03/21(火) 00:54:35
保守
- 96二次元好きの匿名さん23/03/21(火) 08:31:49
保守
- 97二次元好きの匿名さん23/03/21(火) 15:41:18
続き楽しみに待ってます!保守!
- 98二次元好きの匿名さん23/03/21(火) 22:55:57
保守!
- 99二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 08:19:16
ほしゅ
- 100二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 18:23:56
保守
- 101二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 23:43:44
保守保守
- 102二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 08:38:36
保守
- 103二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 17:00:21
続きが読みたいほっしゅ
- 104二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 21:19:23
「ねえ、ペトラ。僕だけかな?なんだか…そこにダチョウがいる気がするんだけど」
ラウダが指差したのは岩だった。ペトラは唖然として「ダチョウ…ですか?」と聞き返し、
ラウダは自分に言い聞かせるように「いるわけがないよな…」とつぶやいた。
なぜか分からないが岩に紛れてダチョウが確実にそこにいるという感覚にラウダが困惑していると、
遠くから、何かが大きな音を立てながら近づいてくるような異様な気配を感じた。
インドゾウが迫ってきた。ゾウはゆっくりとした足取りで草木を分け入り、
巨大な体を揺らしながら近づいてきた。
続いて、水牛の群れが姿を現し、草を食べながら鳴き声を上げていた。
さらに、滝壺の水の中からワニが顔を出し、陸地に上がって日光浴をし始めた。
さっきまでは生物の気配がなかった滝壺の中が、今見るとワニだらけになっていた。
それらの光景を見てラウダはdice1d3=1 (1)
1 この滝が幻覚幻聴の原因なのでは
2 なんだこれは(冷静)
3 動物怖い
- 105二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 21:30:03
「鹿も来た…」
何もない林を見ながらラウダがそう言うのでペトラはすっかり怖くなった。
「何も居ませんよ!大丈夫ですか?」
「うん、大丈夫じゃないんだと思う。無から動物が湧いてるし、消えたりするから、幻覚を見せられてるんだろう」
ペトラが幻聴を聴いたのがこの滝で、自分が動物無限湧き幻覚を見ているのもこの滝だ。
滝に原因があるんじゃないのか?そう思ったラウダは
dice1d3=1 (1)
1 食料集めをして研究施設に戻る
2 砂浜のほうに移動する
3 洞窟のほうに移動する
- 106二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 21:35:32
ラウダの幻覚はdice1d2=1 (1)
1 滝から離れたらなくなった
2 果物のある森まで動物がついてきた
二人で果物のある森に行った収穫dice8d10=5 7 8 1 10 5 6 10 (52)
1 ココナッツ
2 ライチ
3 サラカヤシ
4 マンゴー
5 パイナップル
6 スターフルーツ
7 ドラゴンフルーツ
8 マンゴスチン
9 パパイヤ
10 何なのか分からんけど見た目は良い謎の果物
- 107二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 22:05:05
ラウダの動物幻覚は、森に向かうために滝を離れるとすっかり無くなった。
「ペトラも滝にいる間だけ声が聞こえたんだよね?」
「そうですね」
どうもあの滝は幻覚幻聴の効果があるらしい。
水の調達のときは小川で済ませて、滝までは行かないようにしないと、
などといった話をしながら二人は果物を収穫し、研究施設に持ち帰った。
表皮が硬いパイナップルも、研究施設の2階に戻ればナイフがあるので食べることができる。
上下の両端を切り落としてテーブルの上で安定させたら、
上から下にパイナップルの繊維に沿って剥がすように皮をむいていく。
比較的なじみのある味に二人は安心して、研究施設2階のダイニングには妙な生活感すら出てきていた。
食後、どうする? dice1d3=2 (2)
1 二人で外の探索に出る
2 ペトラが無線機の材料をバリケードで暗くほこりっぽい1階から2階に持ってきて組み立てを再開する
3 研究者の私物の中から着替えを探す
- 108二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 22:26:07
明るい2階のテーブルで無線機の修理をするペトラ。
修理に使う発電機を2階に持ってきて dice1d3=2 (2)
1 照明器具に繋いで夜の明かりを得る
2 調理器具に繋いで食材を加熱できるようにする
3 はんだ付けなど無線の修理に専念
- 109二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 22:42:14
「IH、通電してみたら普通に動きました」
「火も起こしてないのにいきなりIHか」
「煮魚とか、いけるかもしれないっすね。火力足りないですかね?」
「そもそも魚をどうやって釣るのかだよ。道具もないのに」
dice1d3=2 (2)
1 果物ばかり食べていて蛋白質が無いので魚釣りの道具を探す
2 謎にグルメにならんでいい。引き続き果物オンリー
3 電気があれば建物内に水を汲みあげられるかも
- 110二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 22:52:01
IHはまあいいとして無線機の修理を夕方になるまで続けたペトラ。
今日の成果は?dice1d4=4 (4)
1 部品の劣化により動かない。交換部品を探さないと
2 修理に使う道具の不足で行き詰まる。道具を探さないと
3 問題が見当たらないのに謎に動かない
4 修理成功!外の無線を拾えた
- 111二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 23:14:53
勝ったな水浴びてくる
- 112二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 23:16:55
「あなたはそこにいますか」
- 113二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 23:20:51
流石クールで知的な優等生タイプなメカニック科だ、優秀
- 114二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 23:21:07
とりあえず危険は去った(という認識)か
無駄に恐怖に怯えるよりはいいのかな?行動範囲も広がりそうだし - 115二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 23:42:37
拾えたのはdice1d5=5 (5)
1 漁船の船舶間通信
2 旅客船の船舶間通信
3 アマチュア無線
4 短波ラジオ放送
5 妙なラジオ
- 116二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 23:46:33
ほぼ脱出成功できるような確率で選択肢作ったのに…
また続き考えます。保守ありがとう! - 117二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 08:44:52
ほしゅ
- 118二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 09:51:52
島が2人を逃す気が無い…
- 119二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 10:02:59
ちょっと気を抜いたらホラーに引き戻してくるなここのダイス…
- 120二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 17:32:24
よりによって妙なラジオ電波ひろっちゃうの草
- 121二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 17:44:42
根を詰めて作業して、窓からは夕日が差すような時間帯。
ペトラが緊張しつつ無線機の電源を入れると、雑音が鳴り始める。
そして期待をこめて周波数を合わせるためにダイヤルをゆっくりと回すと────
────をお届けしました。ここで、リスナーの皆さんからのメッセージを
紹介しましょう。『こんにちは、いつも楽しい放送をありがとうございます。
最近、仕事がストレスフルで疲れているんですが、この番組のおかげで少し
気分転換できています。』お仕事、お疲れ様です!ストレスがたまることも
あると思いますが、この番組が少しでも癒しの時間になれば────
どこの地域かは分からないがローカル局のものと思われる明るい声のラジオ放送が響き、
ペトラは心の中で小さくガッツポーズをした。
ラウダはdice1d2=2 (2)
1 その場で聞いてる
2 どこかに行っている
- 122二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 17:45:36
しかしペトラがラジオを聞き続けていると、内容は徐々におかしくなっていった。
────リスナーのあなたがそこにいるのは分かっていますよ。…無線機が直り
ましたね。今週末にはフリーマーケットが開催されます。手作りのアクセサリーや
美味しい食べ物、…ジャミングがたくさん並ぶので、ぜひ足を運んでみてくださいね!
外の助けは呼べませんよ。それでは、…最新のヒットチャートから────
ペトラはdice1d2=1 (1)
1 監視されてる!攫われる!?殺される!?
2 周波数合わせてくんじゃねーよ
- 123二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 17:54:22
救援要請を無線機から行うことに賭けていたペトラ、
無線機まで怪異にコントロールされていることにパニックになってしまう。
ペトラの作業中、どこかに行っていたラウダ。
居場所は? dice1d3=2 (2)
1 ダイニング
2 川に洗濯に
3 洞窟
- 124二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 17:56:09
おばあさんで草
- 125二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 19:25:46
なんかラウダがいないときに一人のペトラを執拗に狙ってる感のある怪異だけど…
怪異の目的は気に入った人間をdice1d2=1 (1)
1 飼う
2 食べる
- 126二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 20:10:39
良かった最悪命までは取らなさそう
- 127二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 21:26:04
外との連絡は唯一の可能性だった。
怪異が無線もコントロールできることを知り、打つ手が無くなったと感じたペトラは
研究施設の2階で恐怖に震えていた。そこに、階段を誰かが上ってくる音が聞こえてきた。
ついに殺される…
恐怖がいよいよ高まり、泣き出しそうになる。
しかし上ってきたのはラウダだった。
「ペトラ、ここから出る方法が分かったよ」
懸命に無線機を修理している間に、ラウダが打開策を見つけてくれていた。
ペトラは安心し、力が抜けたような笑顔がこぼれた。
「出口は外にある。今から行こう」とラウダが言う。
ペトラは頼りになる先輩を持てたことに感謝しつつ、彼についていくことにした。 - 128二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 21:27:30
ラウダは川で洗濯をしていた。
さすがに着替えたくなり、研究者たちが残した私物の衣類を拝借することを考えたが、
古着に抵抗があり、せめて洗濯をしてから着用しようと思っていた。
一通りの作業を終えて研究施設に戻ろうとしたとき、
ラウダの目にペトラの姿が映った。彼女は迷いのない足取りで、
これから日も暮れようという時間に林の中に入っていく。
ラウダは不審に思い、目で追った。
そして遠目に、何者かと話しているように見えるペトラの姿を捉える。
ペトラが話している相手は敵かもしれないと考えたラウダは、
慎重に距離を保ちながらこっそりと後を追うことにした。 - 129二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 21:47:44
ラウダに先導されて林を通りすぎ、洞窟の入り口にたどり着いた。
「本当に…ここなんですか」
「うん。行くよ」
ペトラは暗い洞窟の入り口を見て躊躇していたが、
さっさと先に進んでしまうラウダの様子を見て慌てて洞窟に足を踏み入れた。
おそるおそる歩を進める彼女の目に飛び込んできたのは、青く光る美しい鍾乳石が連なる光景だった。
水滴が地面にポタポタと落ちる音が、静かな洞窟の中に響いていた。
青い光の源は、足元に生えている、クローバーのような形をした発光植物だった。
青に包まれた幻想的な空間の奥に、白やオレンジ色の光が差し込んでいる。
ペトラが光に向かって進んでいくと、やがて洞窟の奥の天井には大きな穴が開いていることに気付いた。
上から差し込む光は、洞窟の最奥にある小さな泉を照らしていた。
そしてその泉を囲むように、10個のガラスケースが並べて置かれていた。
ガラスケース1つ1つの中には人が横たわっている。彼女は驚き、一瞬、遺体ではないかと疑った。 - 130二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 21:55:06
ペトラは体をこわばらせ、ケースに近づいてのぞき込んだ。
呼吸している。
ケースの中の人々の腹や胸がゆっくりと上下していることに気づき、
ペトラは彼らが生きていることに安堵した。
「もしかして研究員の方々って」
「そう、ここで生きていた。だから心配するようなことは何も無かったんだよ」
ラウダはガラスケースに手を置きながら、穏やかで理知的な口調で語った。 - 131二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 22:02:30
dice1d2=1 (1)
1 群れをはぐれた地球外生命体
2 研究員が持ってきて島の生物と接続され自律的な学習を始めた人工知能
- 132二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 22:38:51
なんだスペーシアンか(違)
- 133二次元好きの匿名さん23/03/25(土) 08:30:50
保守
- 134二次元好きの匿名さん23/03/25(土) 16:56:48
保守
- 135二次元好きの匿名さん23/03/25(土) 20:05:46
光景としては美しくてドキドキ
- 136二次元好きの匿名さん23/03/26(日) 01:08:52
保守!
- 137二次元好きの匿名さん23/03/26(日) 09:28:13
保守
- 138二次元好きの匿名さん23/03/26(日) 17:18:43
保守
- 139二次元好きの匿名さん23/03/27(月) 00:31:26
ほっしゅ
- 140二次元好きの匿名さん23/03/27(月) 08:52:49
保守
- 141二次元好きの匿名さん23/03/27(月) 18:55:42
ほ
- 142二次元好きの匿名さん23/03/27(月) 23:59:56
保守
- 143二次元好きの匿名さん23/03/28(火) 08:04:24
保守
- 144二次元好きの匿名さん23/03/28(火) 09:43:30
面白い!
- 145二次元好きの匿名さん23/03/28(火) 19:56:55
ほしゅ
- 146二次元好きの匿名さん23/03/29(水) 01:04:55
保守
- 147二次元好きの匿名さん23/03/29(水) 08:35:13
ほ
- 148二次元好きの匿名さん23/03/29(水) 13:58:57
し
- 149二次元好きの匿名さん23/03/29(水) 21:46:54
ほ
- 150二次元好きの匿名さん23/03/30(木) 02:27:25
し
- 151二次元好きの匿名さん23/03/30(木) 10:36:27
ゅ
- 152二次元好きの匿名さん23/03/30(木) 21:22:48
保守
- 153二次元好きの匿名さん23/03/30(木) 23:38:23
ほ
- 154二次元好きの匿名さん23/03/31(金) 04:22:27
保守
- 155二次元好きの匿名さん23/03/31(金) 14:56:54
し
- 156二次元好きの匿名さん23/03/31(金) 19:13:14
消えた研究員たちが何者かに殺されていなかったことは一安心だが、
心配することは何もないとはどういうことなのだろう。
ペトラは再びガラスケースに視線を戻した。
「どうしてこんなところに…」
ペトラが疑問に思いながら言葉に出すと、ラウダは満足げに答えた。
「実はこの泉、特別な力があるんだ。ここで泉の影響を受けている間は、若さを保てるし傷も治る。
研究員たちは、その力を研究しようとしていたんだろうね」
dice1d3=3 (3)
1 なんで泉の力が分かるんですか?
2 持ち帰れば儲かりそうっすね…
3 それにしたって研究者全員がケースに入るのはおかしいですよね
- 157二次元好きの匿名さん23/03/31(金) 19:24:09
待ってました!
- 158二次元好きの匿名さん23/03/31(金) 19:30:43
「それにしたって全員がケースに入るのはおかしいですよね。
みんな意識がないし、これじゃ誰も研究記録がとれないですよ」
ラウダはペトラの反論に対してしばらく黙り込み、静かに答えた。
「…研究中に何らかのアクシデントが起きた可能性はあるんじゃないかな」
ペトラはその言葉に納得しているかのようにうなずいたが、内心では到底信じ切れず、
腕を抱きながら少しずつ泉から後ずさりした。
一方、"本物のラウダ"は洞窟の入り口近くの影に隠れながら、
ペトラと、ラウダになりすました何者かの会話を聞いていた。
ペトラがラウダだと思って会話している相手の姿は dice1d3=1 (1)
1 ラウダの目にもラウダそのものに見える
2 ラウダの目にはペトラが虚空に向かって話しかけているように見える
3 ラウダの目にはでかい異形の謎生物に見える
- 159二次元好きの匿名さん23/03/31(金) 19:47:39
何者かが自分そっくりになりすましているのを見てラウダはdice1d2=1 (1)
1 そいつを棒でぶん殴る
2 ペトラに気づいてもらう
- 160二次元好きの匿名さん23/04/01(土) 00:37:50
物陰に隠れてラウダそっくりの偽物とペトラが会話する様子をうかがっていた本物のラウダだったが、
洞窟の入り口付近にあった木の棒を手に取り、偽物を殴ることにした。
ペトラを説得することに集中している様子の偽ラウダに後ろから忍び寄り、
棒を振り上げて頭部に一撃を加える。偽ラウダは横に吹っ飛び地面に倒れ、
ペトラはラウダがラウダをぶん殴る様子を見て唖然とした。
偽ラウダはdice1d3=2 (2)
1 動かなくなった。一撃で倒せたようだ
2 真ラウダに反撃
3 頭部ダメージによりラウダに似せた姿を保てなくなる
- 161二次元好きの匿名さん23/04/01(土) 01:47:03
暴力は全てを解決する脳筋ラウダ概念好き
- 162二次元好きの匿名さん23/04/01(土) 10:35:43
保守!
- 163二次元好きの匿名さん23/04/01(土) 10:36:16
更新きた!!待ってたよ!!
- 164二次元好きの匿名さん23/04/01(土) 20:40:57
頭に不意打ちのフルスイングを食らった偽ラウダは地面に倒れたが、
ゆらりと立ち上がるとすぐさま本物のラウダに掴みかかった。
その様子を見たペトラはdice1d3=2 (2)
1 偽ラウダの頭を手近な石で殴る
2 おろおろしてラウダ(本物)の指示待ち
3 ガラスケースを壊して中の人を出す
- 165二次元好きの匿名さん23/04/01(土) 20:48:44
見た目ラウダ同士の乱闘に、動けずおろおろするペトラ。
本物のラウダが棒を持っている分、リーチは有利だが、偽ラウダは棒を奪い取ろうとする。
戦局は?dice1d100=82 (82)
1~50は偽のほうが強い、51~100はラウダのほうが強い
- 166二次元好きの匿名さん23/04/01(土) 21:00:26
偽ラウダはさほど腕力も強くなく、戦闘慣れしていないのか動きも読みやすかった。
ラウダは偽者の攻撃をかわしながら何発も棒で追い打ちをかけ、
偽者がよろめいて倒れ伏したところにも容赦なく殴打を重ねた。
念入りに暴力を尽くしたラウダはついに、偽者が動かなくなったことを確認した。
動かなくなった偽者をdice1d2=1 (1)
1 拘束する
2 海に捨てる
- 167二次元好きの匿名さん23/04/01(土) 21:08:17
ラウダ強え…!
さすが斧を武器にする男は違うな - 168二次元好きの匿名さん23/04/02(日) 00:57:58
保守
- 169二次元好きの匿名さん23/04/02(日) 02:50:32
暴力に抵抗が無さすぎるラウダ笑っちゃうんだわwwwこのまま偽物全員ブッ殺していこうぜ!!
- 170二次元好きの匿名さん23/04/02(日) 12:06:49
ほ
- 171二次元好きの匿名さん23/04/02(日) 22:21:36
遺棄しないだけまだ優しいなぁ
- 172二次元好きの匿名さん23/04/03(月) 08:34:23
最初の繊細なラウダ君がウソのように頼もしいな
- 173二次元好きの匿名さん23/04/03(月) 18:01:52
保守
- 174二次元好きの匿名さん23/04/03(月) 19:02:28
虫はダメなのに自分と同じ姿した怪異を棒でぶちのめすのは躊躇ないの草
- 175二次元好きの匿名さん23/04/03(月) 23:55:18
保守!
- 176二次元好きの匿名さん23/04/04(火) 08:03:13
保守
- 177二次元好きの匿名さん23/04/04(火) 15:03:10
ほ
- 178二次元好きの匿名さん23/04/04(火) 22:38:48
し
- 179二次元好きの匿名さん23/04/05(水) 07:58:25
ゅ
- 180二次元好きの匿名さん23/04/05(水) 18:00:54
保守
- 181二次元好きの匿名さん23/04/05(水) 23:17:35
偽者をラウダは慣れた手つきで後ろ手に縛り、確実に拘束した。
拘束が済んで偽者を地面に転がすと、無言でじっとラウダを見つめているペトラに声をかけた。
「ペトラ、大丈夫?」
そこでラウダは、自分そっくりの敵を倒した事実を客観的に見直した。
「あ…こっちが本物だって証明できなきゃいけないのか」
「うーん、そんなに疑ってるわけじゃないんですけど…」
倒されたほうの言動は怪しかったので偽者であることはわかる…
しかし偽者が偽者を倒してみせたわけじゃないことを、
つまりはいま目の前にいるラウダが本物であることを、どう確かめられるだろう。
ペトラは考えて、言った。
「例えばですけど…もしそいつがグエル先輩の姿だったとして、フルスイングできたと思いますか?」
「いや、…………………………」
ラウダはしっかりと黙り込み、言葉を探しながら口を開きかけては、再び黙り込んだ。
「…………うん、本物ですね」
「何も言ってないけど」
「この『感じ』は、本物のラウダ先輩じゃないと出せないと思います」
「………………」 - 182二次元好きの匿名さん23/04/05(水) 23:20:10
二人は力を合わせてガラスケースを一つずつ持ち上げ、中に横たわる人たちを解放していった。
外の空気を吸い込んだ研究者たちは、徐々に意識を取り戻し、目を細めながら徐々にまぶたを持ち上げた。
彼らの表情は、夢の中から現実へと戻る過程で、次第にはっきりとしたものに変化していった。
研究者たちはふらつきながらも身体を起こし、周囲の状況を確認し始めた。
他のケースで目を覚ました仲間たちの戸惑いに満ちた顔を見て、一人が「無事…なのか?」と呟いた。
そして支え合いながら立ち上がり、名前を呼び合って、現実に戻ってこれたことを確かめ合うように抱き合った。
「長かった…これは夢だと思いながら、終わらない夢を見せられていた」
ペトラは手記に書かれていた名前が呼び合われるのを聞き、
人がいなくなり始める前の平和だった手記の記述を思い出しながら、研究者たちの再会の様子を見守っていた。
ラウダは地面に転がしている偽者が再び起き上がらないかと、用心深くその様子を観察していた。 - 183二次元好きの匿名さん23/04/05(水) 23:22:40
研究チームのリーダーらしき男性がラウダとペトラに歩み寄り、感謝に満ちた声で言った。
「危険を顧みず助けてくれて有難う」
「やったのは彼ですよ」ペトラが手のひらを向けてラウダを示すと、
リーダーらしき男性はそのままラウダに握手を求めてきた。
「えっ」
ラウダは正直、知らない人たちを救うことに特別な動機はなかったし、
自分の偽者がいるので殴り倒したという感じだった。気まずさを感じながらも握手に応じる。
普段は兄の影のように振る舞うことが多いラウダが見知らぬ人々から感謝される状況は珍しかった。
ペトラのまじまじとした視線に気付くと、ラウダは照れたように目を伏せた。
発光植物の光が照らす洞窟を、一団となって出ると、外はすっかり暗くなっていた。
明かりのない夜空には星が輝き、息をのむような美しさだった。
ペトラは、ラウダが引きずり歩いている偽者を見ながら考え込んだ。
こいつの邪魔さえなければ、無線機で外部と連絡が取れ、それでみんな外に出られるだろう──── - 184二次元好きの匿名さん23/04/05(水) 23:27:55
美しい星空が一瞬にして消え、視界は突如、決闘委員会のロビーへと切り替わった。
あっけにとられる二人の頭上から、シャディクの陽気な声が響いた。
「クリアしたね!おめでとう」
その瞬間に思い出す。
グラスレーの投資先企業が地球を舞台にした没入型のVRアドベンチャーゲームを開発していて、
二人はこのロビーでテストプレイを行っていたのだ。
しかし、話が違う。
「どう?五感にこだわって開発しただけあって、幻想的な地球の景色は美しかっただろ?」
かろやかに自慢するシャディクに対し、
「…ゲーム内にいることを忘れさせる仕様はデジタルコンテンツ倫理ガイドライン違反なんじゃないの」
と、まあまあな目に遭ったラウダは沸々と怒りを募らせながら指摘した。
シャディクは「もちろん、製品版はガイドラインを遵守するよ。これは開発中のβ版だ」と飄々とした様子で答えた。
ある意味、大手テクノロジー企業の内輪の人間だけが味わえる、スリリングな脱法体験だった。頼んでいないが。
「はあ…勘弁してくださいよ。何回か死ぬかと思いましたよ」と、ペトラは力が抜けてため息をつく。
数日分の体験を短時間に圧縮して処理させられた脳は、すっかり疲れ切っていた。
「島にいるとき『なんで自分が地球にいるのか』を考えないようになってるのも仕様ですか」
「うん」
「怖いことしないでくださいよ…」
ペトラはさらに、ロビーに下がっているスクリーンに気づいた。
ゲームのローディング画面のようなものが投影されている。
「えっ、見えてたんですか?」驚くペトラに対し、シャディクは
「もちろん。投資家として、ゲームバランスが適正かも判断しなきゃいけないからね」と返し、
続けて「ラウダ、言ったとおり、これなら実践的な教育訓練にも使えそうだろ?」と問いかけた。
ラウダは不機嫌そうに、「そんなのフル尺でプレイしなくても分かる」と答えた。
先輩の不機嫌な声を聞きながら、ペトラは自分の手を不思議そうに握ったり開いたりしていた。
砂の肌触りや海の匂いなどが、まるで本当に地球を旅行してきたかのように思い出された。
そしてシャディクとラウダのやり取りをニヤニヤと見守るセセリアはもちろん、
虫に怯えるラウダの様子を個人端末で撮影済なのであった。
終 - 185二次元好きの匿名さん23/04/05(水) 23:29:20
というわけで本編の世界観に干渉しないお遊びで、ゲーム内で死ぬかもというお話でした。
三週間かかっとる…遅筆ですみません。保守・見守ってくださってありがとうございました! - 186二次元好きの匿名さん23/04/05(水) 23:30:51
ゲームだとしても生還できて良かった!
- 187二次元好きの匿名さん23/04/05(水) 23:41:45
ゲーム体験オチは予想外…!とても面白かった!
ありがとう!お疲れさまでした! - 188二次元好きの匿名さん23/04/06(木) 02:26:31
楽しませていただきました!ありがとうございました!!
- 189二次元好きの匿名さん23/04/06(木) 08:30:49
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