幼馴染のトレーナーさん

  • 1◆ZnBI2EKkq.21/11/19(金) 13:17:43

    カフェ「あの...トレーナーさん...。」
    トレ「ん?」
    二人は地面に落ちて割れた皿を箒ではきながら会話を始めた。
    カフェ「...すみません...いつも...巻き込んでしまって...。」
    トレ「いやいや気にしなくていいよ、怪我がなくてよかった。」

    単なるいつもの霊障だった。せっかくユキノさんがいれてくれたクッキーが食べられなくなるのは残念だったがなれっこだった。慣れた手つきで大きな破片をトレーナーが拾い、小さい破片をカフェが箒で片づけた。ふとカフェが話しかけた。

    カフェ「トレーナーさんは...優しい人、ですね...こんなことが何度も起きて、私のそばを離れた人は沢山いるのに...」
    トレ「そうかな?俺は誰かを支えたいからトレーナーになったんだ、どんなことがあってもそばにいるのは当たり前だろ?」
    カフェ「...フフ...ありがとうございます...」

    カフェはゴミ箱に破片を捨ててトレーナーに聞いた。
    カフェ「...なにか...きっかけでもあったんですか...?トレーナーになりたいという...。」
    少しの沈黙が流れた。トレーナーは少し考えた後にゆっくりと話し始めた。

  • 2◆ZnBI2EKkq.21/11/19(金) 13:18:11

    俺がトレーナーになりたいと思い始めたのはずっと前からだ。俺は、小さい頃はもっと遠いところに住んでいて、その近所にウマ娘が住んでいたんだよ。

    いわゆる幼馴染というのですね...奇遇ながらも私にも一人いました...

    にているね、俺と。続けるよ。その子はいつも一人だったんだ、綺麗な黒髪の子でね、彼女は不思議な子だった。不思議なことをよく言っていてたんだ。そのこの話が俺は好きだった。どこか...影のような...

    不思議な子だったんですね...あれ...?

    その子は...いつも見えない友達と遊んでた...どうやらほかの人にはみえないらしくて...あれ...?...うん...つづけるぞ...彼女は...さみしそうだったんだ...だからそばにいて寂しさを紛らわせてあげたかったんだ。

    ...もう少し聞きますね...。

    でもある日、その子と遊んでたら怪我をしてしまったんだ...彼女のそばにあった石が突然破裂して破片が目に入ってね...大事には至らなかったけど...怖くて逃げてしまった...彼女をおいて...

    ...。

    俺は...彼女を一人にしてしまった...だから...せめて一人でも人を...ウマ娘を救えるようなトレーナーになりたくてここに来たんだ...あとあの子にまた会えるかなって...

    ...カフェ...?

    今度は...

    ...うん

    一人にしないで...くださいね...?

    ...当たり前だ...

    ...フフ...今度こそ...一緒ですからね...。

  • 3二次元好きの匿名さん21/11/19(金) 13:23:06

    カフェトレ幼馴染概念か…

  • 4二次元好きの匿名さん21/11/19(金) 13:35:44

    ええやん

  • 5二次元好きの匿名さん21/11/19(金) 13:37:26

    素晴らしい

  • 6二次元好きの匿名さん21/11/19(金) 13:58:32

    なんて言えばいいのか分からないけど良かった

  • 7二次元好きの匿名さん21/11/19(金) 14:36:39

    話がすすんでいくうちに徐々に目が見開かれていく様子が見える見える…

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