【SS】あたしは…ただ、シチーさんみでぇにキレイになりだかっただけだ…

  • 1◆4OtuAMGZeQ21/11/19(金) 18:08:41

    ※曇らせ描写や重い展開が含まれますのでご注意ください。

    (最後はしっかりハッピーエンドです)


    エミュ不足や解釈違い等ございましたらご容赦ください…


    以下過去に投稿した物です


    【SS】騙したんですか…食レポって嘘じゃないですか…やめてくださいっ!離してっ!|あにまん掲示板※ちょっとダークな曇らせ描写有ります(最後にはきっちりハッピーエンドです)書き溜めしてあるので順次投下します。•エミュ不足等ございましたらご容赦ください…────「はぁーっ…美味しかったなぁ、オグリ先…bbs.animanch.com

    【SS】ウチがオグリと勝負出来へんってどういう事や!?|あにまん掲示板※若干ダークな設定と重めな曇らせ描写有ります (最後にはきっちりハッピーエンドです)───「まあまあ、少し落ち着きたまえよ君」「アホな事言うな!ウチはアイツのライバルなんやで?!せやのになんでそんな事…bbs.animanch.com

    【SS】やめてっ!これ以上トレーナーちゃんに酷い事しないでっ!|あにまん掲示板※少し暴力的な描写や曇らせの要素があります(最後はハリウッド娯楽映画に負けないハッピーエンドです)※このスレは「マヤノパパ=トムクルーズ概念」を含みます、作中で登場する名前は仮名なので某作品とはあまり…bbs.animanch.com

    では始めます。

  • 2◆4OtuAMGZeQ21/11/19(金) 18:09:23

    「ごめんねーユキノ、折角の休みなのに急に呼び出しちゃって」

    「いえいえ!あたしもシチーさんと一緒にお買い物さ行げるなんて嬉しいです!」

    「なにそれ。ふふっ、でもホント助かった。冬物は前以て買ってるから良いけどさー、コスメとか消耗品は気付いたらすぐ無くなっちゃってて」

    「あんれまぁ、やっぱシチーさんぐれぇ洒落てる都会の美人さんだと普段から大変なンですねぇ…」

    「別にそれは関係ないんじゃない?アタシの場合は仕事の関係もだけど、単純にアタシがそういうの好きなだけだし」

    「あたしには『こすめ』だどかお洒落な化粧品の事はさっぱりわがんねぇから、やっぱしシチーさんのオシャレぢからはらずもねぇだなぁ…!」

    「ら、ラズモネーダー?何それ…どっかの暗黒卿?」

    「あぁっ!すいません…『すごい』って言いたかっただけで…恥ずかしぃ…」

  • 3◆4OtuAMGZeQ21/11/19(金) 18:09:55

    「あははっ、でもユキノだって超可愛いじゃん?自信持ちなよ」

    「あっ、あたしなんかがシチーさんにそげな風に言ってもらうなンて…」

    「何言ってんの、ユキノは十分可愛いでしょ。肌もそんだけ白くてもちもちしてて、アタシらみたいなモデルからしたらユキノだって充分羨ましい女の子なんだよ?」

    「シチーさん…」

    「じゃあ今日は買い物付き合ってくれたお礼!この辺にアタシのオススメで安くて良いのいっぱい置いてる店あるから、これから一緒に見に行こっか」

    「あっ、あたしがお化粧するンですがっ!?」

    「アタシはそのままのユキノが一番良いと思うけど、女の子だしたまにはお洒落してみるのも悪くないと思うよ?」

    「ひえぇぇ…」

    「心配しなくても、ちゃんとアタシがユキノに似合うの一緒に探してあげるからさ」

    「じゃ…じゃあお願ぇしますっ!あたしもシチーさんみでぇな立派な『シチーガール』になりでぇ!」

    「ちょっと、なんか駄洒落みたいになってんじゃん!」

    「へへへっ!」

    「あははっ!」

  • 4◆4OtuAMGZeQ21/11/19(金) 18:11:01

    「いやー、結局アタシまであの後色々買い込んじゃった…長々付き合わせてごめん!」

    「いえいえ!あたしの方こそ何にもわがんねから、シチーさんにぜーんぶ見繕ってもらっちまって…」

    「今日買ったのは化粧水とか下地とか…後は軽くナチュラルな感じで仕上げれる様な簡単なのだけだから、きっとユキノにはそっちの方が良いと思うし」

    「なちゅらる?なちゅらるめいくってやつですか?」

    「そ。さっきも言ったけどユキノは素材が良いから、下手にメイク濃くして飾るよりも自然な感じにしてグロスも大人しめの方が似合うなって」

    「はえ〜、やっぱし都会のめんこい女の子にもなるとこごまで見ただけで出来るンだなぁ…」

  • 5◆4OtuAMGZeQ21/11/19(金) 18:11:17

    「時々出掛けたりする時におめかしとかしてさ、そしたら周りの人もビックリするんじゃない?『ユキノが更に可愛くなってる!』って」

    「えへへ…だと良いだすなぁ…」

    「使い方とか分かんなかったらいつでも聞いてね。アタシがまた教えてあげっから」

    「何から何まで…ホントにありがとうございます!」

    「良いって。付き合ってもらったお礼だし、それにアタシとユキノの仲なんだから」

    「…シチーさ〜んっ!」

    「って…ちょっ!なに!?」

    「へへへっ!」

    「…はぁ。…ってやばっ!もう門限じゃん!早く帰んないと!」

    「あぁ!?電車さ一本でも遅れたらせっちょはぐだぁ!」

    「何言ってんのかわかんないけど行くよ!ユキノ!」

    「はいなっ!」

  • 6◆4OtuAMGZeQ21/11/19(金) 18:11:59

    ───

    「いんやぁ…まっさか化粧品てのはお化粧しねぇ時でも使うもんだとは思わながったなぁ…」

    「毎日お風呂上がりにぺちゃぺちゃ顔に馴染ませるなんて…」

    「シチーさんが教えてくれたお化粧品はまだ残ってるけど、今日でコットンがそろそろ無くなっちまうだな…」

    「カフェさんもあんましお化粧しねぇみでぇだから借りれなさそうだし、買ってがえるかぁ」

    ───

    「流石にコットンぐれぇは一番安いのでええだよなぁ…ってこれは…」


    『100年に一度の大事な瞬間に、100年に一度の輝きを──』


    「ふあああっ!やっぱしシチーさんはらずもねぇなぁ!これが噂に聞く『こらぼ』ってやづかぁ!」

    「はえぇぇ〜」



    「やっぱり憧れますよね、ゴールドシチーさん」

    「んあ?」

  • 7◆4OtuAMGZeQ21/11/19(金) 18:12:53

    「いや、突然失礼しました…私こういう者でして…」

    「ん?…『ECG COSMETICS』…?」

    「はい。私共は所謂化粧品メーカーというやつでして」

    「はぁ…そのお化粧品の会社さんがあたしなんかに何の様で…」

    「いやなに、只今私共の新製品をお試し頂けるお客様を探しておりましてね」

    「えぇーっ!だったらあたしみでぇな芋臭い娘っ子捕まえてねぇで都会のもっとお洒落なぎゃる捕まえねぇといげねぇだよ!」

    「とんでもない!その透き通る様な美しく瑞々しいお肌…そこらを歩いてる様な子なんかより余程磨き甲斐がありますよっ!」

    「いやいやいやっ!いぐらなんでもそれは他の子に失礼だべ!」

    「折角ですし是非、お話だけでもどうでしょうか?すぐそこに弊社のオフィスがありますので、先程の新製品のお話など詳しく…」

    「じゃ、じゃあ…あたしなんかでお役に立てるなら…」

    「…とんでもありません。貴女みたいな方だからこそ良いんですよ…」

  • 8◆4OtuAMGZeQ21/11/19(金) 18:13:31

    「はぁ〜っ!なんだか色々種類があるけどもさっぱりわがんねぇなぁ…」

    「はははっ、こちらのシリーズは他社の製品と違い、複数の効能を持つ様な化粧水等に関しては敢えて別々のボトルに詰めて独立化させ、分けて使用する事で既存の製品よりもお肌への負担を減らした革新的な物となっております」

    「はえ〜、よぐわがんねぇけど何処の世界も皆色々工夫さしてんだなぁ…」

    「そして何よりの目玉は、日本の薬事法でもつい先日解禁された成分を含んだこの乳液です!」

    「これが何か特別なンですか?」

    「えぇ!海外のスーパーモデルも愛用している超一級品の化粧水を参考に、我が社の新特許である独自の配合を加えた最高傑作です!」
    「…既存のコスメだけ使っている国内のモデルさん方が使っているよりも遥かに優れた製品ですよ、これを使えばあの憧れのゴールドシチーさんに並ぶ…いや、超えるほどの美貌が手に入るやもしれません…」

    「あ、あたしがシチーさんと並ぶ…」

    「えぇ…魅力的でしょう?」

  • 9◆4OtuAMGZeQ21/11/19(金) 18:14:03

    「でもそんな事言ってお高いんでねぇですか?こういうの…」

    「確かにその心配もございましょうが、我々もしっかりと勉強はさせて頂きましたので…」

    「んん?どれどれ……って高っっ!?」

    「確かに貴女が先程お買い物されてた様な店に置いてある物と比べると少々値は張りますが…何せまだ何処にも出してない極秘の新製品となりますので…」

    「いやいや!あたしみたいなオシャレ初心者にいきなりこんなちっちゃいボトルに20万はポンと出せねぇだよ…」

    「そうでしたか…これでもテスターとして御協力してくださるお礼に、元値の180万円からは大きくお値引きさせて頂いたつもりだったのですが…」

    「もっ!元値が180まん?!」

    「えぇ。何せまだ日本で一つも出回っていない成分や配合を含んだ物ですし、効果は同じ様な製品を使用している国外のモデルさん達を見て頂ければ一目瞭然かと」

    「た、確かにそれ聞くとどえらいお安くされてんだなぁ…」

    「はぁい!ですのでこれを機に是非…!」

    「じゃ、じゃあ…!あたしもここらでいっちょ大人の女になる為、気合入れて一肌脱ぐべっ!」

    「…ふふふ、ありがとうございます。ではこちら社外秘の新製品となりますので、機密事項の管理などを含めた契約書にサインを…」

    「はいなっ!」フンスッ

  • 10◆4OtuAMGZeQ21/11/19(金) 18:14:39

    ───

    「えーっと、お風呂上がりはまずはこのボトルのやつから…」

    「…ユキノさん…最近は、美容に凝ってるんですか…?」

    「はいなっ、やっぱりあたしも年頃の娘っ子としてそろそろお洒落を本格的に…」

    「……でも、だからといって…お昼ご飯を切り詰めるまで…そういう物を集めるのは…」

    「へへへ、面目ねぇ…でも、世の中のオシャレな女の子達もみんな同じ様に苦労してると思えば…それにダイエットにもなるし一石二鳥だす!」

    「…そういう…ものでしょうか……」

    「これであたしも、シチーさんみでぇなめんこい美人さんになるんだぁ…ふふふっ!」

    「………」

    ───

  • 11◆4OtuAMGZeQ21/11/19(金) 18:15:24

    「ふぅ…ふぅ…やっぱり、お昼しっかり食わねぇと力が入んねぇなぁ…」

    「お疲れユキノ。大丈夫?」

    「シチーさん!」

    「最近食欲もあんま無いみたいだし、無理しちゃダメだよ?」

    「あはは…食欲無いっちゅうかダイエットっちゅうか…」

    「ダイエット?アンタ太って無いから必要無いじゃん。この自慢のむちむちした太もも痩せちゃったらどうすんの」

    「む、むちむちとは酷ぇだよシチーさ〜ん!」

    「良いじゃん、褒めてんだから。…っていうかそうだ、この間一緒に買った化粧水とか諸々、そろそろ無くなって来たんじゃない?また一緒に買いに行く?」

    「えへへっ!あれからあたしも色々勉強しただよシチーさん!無くなっちゃう前に先に新しいのもちゃんと買っておいたべ!」

    「へー、そっか。なんか良いのあった?肌に合う合わないとかあるから…おかしいなって思ったらとりあえず最初に買ったのと同じの使えば間違いないから、色々試してみるのも良いかもね」

    「はいなっ!……ってあれま、もうこんな時間だ!すいませんシチーさん!あたしそろそろチームみーてんぐ行がねと!」

    「オッケー。じゃあ気をつけてね、また明日」

    「はーいっ!」



    「…………」

  • 12◆4OtuAMGZeQ21/11/19(金) 18:16:07

    「さて、と。明日は撮影だしアタシもそろそろ…」

    「ゴールドシチーさん……」

    「…?あれ、カフェじゃん。どうしたの?」

    「少し…お話が有ります……」

    「…?良いけど…」

    ───


    「で、アタシに話って?」

    「ユキノさんは……貴女とは違います…」

    「ユキノ…?そりゃ、確かにアタシとユキノは違うだろうけど一体なんの…」

    「貴女は…お仕事のお給料や報酬が有りますが…ユキノさんは違います…」

    「…?なんでアタシの仕事の話が出てくる訳?」

    「仲が良いからこそ……貴女に並ぼうとしてるあの子の負担に…なってる事に気付いてください…」

    「ちょっと待ってよ、負担って…」

    「貴女が良いと思ってやった事が……ユキノさんの負担になってしまっています…」

  • 13◆4OtuAMGZeQ21/11/19(金) 18:16:56

    「アタシがやった事って…!アタシは別にあの子に何も…!」

    「私にはよく分かりませんが……ユキノさんにはまだ…貴女が今使ってるような高級な化粧品なんて……まだ早いし…金銭的にも負担が大き過ぎます……」

    「…は?」

    「以前貴女がオススメの化粧品を教えてくれたと……ユキノさんが嬉しそうに仰ってました……」

    「え…?アタシが勧めたのって、駅前の大きめのドラッグストアとか普通の店で買える様なのしか教えて無いんだけど…」

    「じゃあどうして…ユキノさんは食費を抑えてまで…そういう物を買い集めてるっていうんですか…」

    「…! 食費って…!さっきも言ったけど、アタシがあの子と一緒にこないだ買ったのなんて、あの中で高いヤツでも店選べば精々4000円しない位で買える様なのしか教えてないんだけど!?」

    「…! じゃあどうしてユキノさんは……!」





    「わーっ!喧嘩しちゃダメだよっ!シチー先輩!カフェ先輩!」

    「一体どうされたんですか?お二人が言い争うなんて…」

    「!…ってなんだ、キタサンとダイヤじゃん」

    「実は…今ユキノさんが…」

  • 14◆4OtuAMGZeQ21/11/19(金) 18:18:02

    ───
    「ユキノ先輩がそんな事に…」

    「でもキタちゃん、私はシチーさんがそんな事する様に思えない。だって二人はいつだって仲良しだもの…」

    「そうだよねぇ…なんかユキノ先輩のんびりしてるから、詐欺とかに遭ってないと良いけど…」

    「ちょっとキタサン!アンタ詐欺って…!?」

    「…確かにゴールドシチーさんが勧めた製品が普通の市販品なら…ユキノさんがあんな事になるのもおかしいと思います…」

    「こればっかりは正直にユキノさんに直接聞いてみないと…」






    「こんな所で何をしておるお前達。そろそろ日が暮れる、早い所寮に戻って身体を冷やさんようにせんといかんぞ?」


    「「新さん!」」

    「用務員のおじさんじゃん」

    「………」

  • 15◆4OtuAMGZeQ21/11/19(金) 18:18:46

    ───

    「ふむ、成る程…つまりユキノの奴の金回りが最近妙におかしいと言う事か…」

    「いくらなんでも、お昼ご飯減らさなきゃいけないまでなんておかしいよっ!」

    「シチーさんもユキノさんがそんな事になる様なお化粧品なんて勧めたりしないでしょうし…」

    「当たり前でしょ…そもそもあの子は変にメイクしなくても充分綺麗なんだって…近くで見てるアタシが一番知ってるんだから」

    「…ならどうして……ユキノさんにお化粧を…?」

    「それは…ユキノが興味有りそうだったし、アタシだってユキノともっとそういう話でも盛り上がれたらなって…」

    「うふふっ!やっぱりユキノさんとシチーさんはとっても仲良しなんですねっ!」

    「あーもう、恥ずいから茶化すな…」

    「ねぇ新さん…なんか私嫌な予感がする!早く何とかした方が良いんじゃないかなっ!」

    「…うむ、あの純真なユキノの事だ。何処ぞの質の悪い商人にでも騙されておるやもしれん。ここは俺が一つ探っておこう」

    「は?用務員のおじさんなんかよりも普通警察じゃないの?こういうの」

  • 16◆4OtuAMGZeQ21/11/19(金) 18:19:24

    「大丈夫ですよ、シチーさん。この方は物凄く頼りになるお方なんですからっ」

    「そうだよシチー先輩っ!なんてったって新さんはトレセンの元祖お助け大将なんだからっ!」

    「お、おいキタサン…なんだその妙な渾名は…」

    「えへへっ!こないだ私が考えたのっ!カッコいいでしょ!」

    「…ちょっとカフェ、アンタもなんか言ってやってよ…」

    「……いえ、この人ならきっと大丈夫だと思います…」

    「はぁ!?アンタまで何言ってんのよ…」

    「…この人からとても温かで…力強い光が見えます…私の『お友達』も…この人の前では少し大人しいです……」

    「シチーよ、お主の危惧する事も分かるが此処は一つ俺に任せてくれんか?場合によっては奉行所や岡っ引きでは動きが遅くなるやもしれん」

    「な、なんでたかが用務員のおじさんがそんな自信満々なんだっつーの…」

    「よーしっ!それじゃあ元祖お助け大将の新さん!出動だーっ!」

    「おーっ うふふっ!」

    「…まぁ何はともあれ、決して悪い様にはせん。この件、俺がしかと預かった」

    「もうなんでも良いけど…とにかくユキノがヤバそうならなんとかしたげてよね…」

    「……大丈夫です。この人ならきっと…どんな闇でも祓ってくれます…」

  • 17◆4OtuAMGZeQ21/11/19(金) 18:20:14

    「いやしかし、ウマ娘ってのはあの歳でも随分と稼いでるもんですなぁ」

    「流石は天下のトレセン学園か、童と言えど下手な町民より余程稼いでおるとは気に入らんがの…」

    「しかしながら…その稼ぎのお陰で我々も美味い飯を食わせて貰っていると思えば悪くありませんぞ?」

    「はっはっは、確かにのう…あの田舎臭い芋娘め、あんなナリでもこれだけの銭を貯め込んでおったとはいやはや、末恐ろしい世の中じゃ」

    「そろそろ持ち金も尽きてくる頃合でしょう、あの娘が記した証文もこちらに御座います…契約を棄てるなぞ言い出したら、これを手に遊郭にでも売り飛ばしてやればもう一稼ぎ出来ましょうぞ…」

    「ふふふ…その折には店に並べるに相応しいかどうかを儂らでしっかり『確かめて』やらねばなぁ…」

    「「はっはっはっは!!」」







    「…その様な悪辣な謀り事が罷り通る訳が無かろう」

    ピシュンッ!

  • 18◆4OtuAMGZeQ21/11/19(金) 18:20:55

    「何奴?!」


    「薬師の銀平、女衒の大吾…その方らの愚かな企みは総て余の耳にも入っておる」


    「なんじゃ貴様は!?」


    「えぇい!この男を摘み出せっ!」


    「ふっ…銀平、大吾…有りもせん未来を夢見過ぎて余の顔を見忘れたか?」


    「顔だぁ…?」


    「貴様の顔が…」






    カーンッ!

    カーンッ!

  • 19◆4OtuAMGZeQ21/11/19(金) 18:21:34

    「上様?!」


    「う、上様じゃっ!」



    「友に憧れる純粋な心を弄び、故郷から遠く離れた都で逞しく咲こうとする可憐な少女を陥れる悪しき策略…互いに認め合う少女達の温かで美しい友情に不粋な泥を塗るなど…この吉宗が断じて許さんっ!!」



    「ぐぬぬぅっ!上様がこの様な所に居られる訳が無い!此奴は上様の偽物じゃっ!者共、出逢え!出逢えぇい!!」


    「この痴れ者を斬れ!斬ってしまえぃ!!」



    「お主らの様な穢れた悪党に、美しい花を愛でる資格なぞ無い事を余が教えてやる…!」チャキッ

    【作業用BGM】◎良音質◎ 暴れん坊将軍 殺陣のテーマ


  • 20◆4OtuAMGZeQ21/11/19(金) 18:23:11

    〜♪


    「せやあああッ!」

    「…!」

    「うおぁっ?!」


    「おおおおおっ!!」

    「…!」

    「があぁっ!?」


    「ちりぇぇぇいっ!」

    「!」

    「ぐわぁっ!?」


    〜♪




    「残るは銀平、大吾…貴様らだけだ…」


    「くっ、ぐぐぐっ…!」


    「こうなれば地獄への駄賃に上様の首を貰ってくれるわぁーッ!!」



    「…成敗!」

  • 21◆4OtuAMGZeQ21/11/19(金) 18:23:27

    「はっ!」


    「エスタプレパラード!」



    「ぐおおっ?!」


    「ぐえぇっ!?」

  • 22◆4OtuAMGZeQ21/11/19(金) 18:24:42

    ───

    【作業用BGM】暴れん坊将軍 締めのBGM

    「でも良かったじゃんユキノ、例の詐欺事件…犯人も全員捕まってお金も奇跡的に全部帰ってきたんだっけ?」


    「はい…でもまさか全部嘘っぱちで騙されてたなんて…あたしは恥ずかしか…」


    「まぁまぁ、腹立つけど運良く被害は取り戻せたんだからさ。今度からは怪しい変なのは買ったりしない様にすれば良いよ」


    「ううぅ…あたしはただ、シチーさんに内緒でこっそりめんこくなって、シチーさんを驚かせたかったンだぁ…」


    「…ぷっ。なに、アンタそんな事考えてたの?」


    「わっ、笑うだなんて酷いでねぇか!あたしだってシチーさんのお友達なんだから、一緒に居て恥ずかしくない様に…!」

    「ユキノは最初から可愛いってアタシずっと言ってるじゃん。ユキノと一緒に居て恥ずかしいなんて思った事、アタシ一度も無いから」


    「シチーさん…!」


    「まぁ…またお洒落したくなったらさ、今度はちゃんとまた二人で買いに行こうよ。そしたら、ただでさえ可愛いユキノがそれこそ『らずもねー』可愛くなっちゃうかもよ?」

    「シチーさぁん!!」


    「ちょ、ちょっと!子供じゃないんだから…!あぁ〜もう…」

    「へへへっ!」




    「……隣の芝生は青い、がどちらの芝生に咲く花も共に美しく咲き誇る見事な花である事に間違いは無い…か」



    ──例えどの様な土で育とうと。例えどの様な水で育とうと。

    その身に咲かせる花に色の違いはあれど、美しさに違いは無いと一人思ふ吉宗であった──

  • 23◆4OtuAMGZeQ21/11/19(金) 18:25:39

    終わりです。


    この後、1レスだけおまけとして次回作の予告編を投下します。
    「暴れん坊用務員シリーズ」はまだ続けるつもりではありますが、次回作は完全新規のウマ娘クロスSSとなります。
    上様が本当に1mmも出てこない等かなり毛色の違う作品にはなりますが、もしよろしければ見に来て頂けると嬉しいです。

  • 24◆4OtuAMGZeQ21/11/19(金) 18:27:30

    Yuji Ohno Lupin The Third Theme '78

    「まぁさか仕事とは言えこの歳になってこの俺が学園にお邪魔するとは思ってもみなかったぜ」


    「中世より伝わる伝説のお宝があのトレセン学園に隠されてるってぇ情報を聞きつけた俺様達だが、間違いなく俺様のセンサーが反応してるってのにてんで手掛かりが見つかんねぇでやんの」


    「しょうがねぇからいつもの様にコッソリ学園に紛れこんで色々調べてたらよ?どーにもそのお宝ってのがきな臭ぇシロモノらしいんだ」


    「仕方がねぇからトレーナーの真似事やら用務員のフリやらして情報集めようって話になったんだが、そうこうしてる間に不二子も混ざり込んで来るわ、バチカンから来た胡散臭い男と組まされたとっつぁんも来るわでもう大変よ」


    「でもまぁ天下無敵の大泥棒であるルパン様にとっちゃぁこれぐらいなんてこたねぇってな…」


    「次回 ルパン三世!『エクリプスの慈悲』」


    「掲示板のカテゴリはそのままにしとけよぉ〜?」




    近日公開

  • 25◆4OtuAMGZeQ21/11/19(金) 18:29:42

    なおルパン編は振りでもなく本当に別作品です。
    ですがスレタイは恐らく理事長が何か言ってて、サムネは理事長で建てると思います。

    上様ファンの方々には申し訳ありませんが、次の上様回はもう暫くお待ち頂けると幸いです…

  • 26二次元好きの匿名さん21/11/19(金) 18:30:05

    ユキノエミュをする気力が凄い

    今回も良い作品をありがとう


    勝手にリンク貼らせてもらう

    徳田新之助トレーナー|あにまん掲示板実は徳川吉宗が名乗る世を忍ぶ仮の姿らしい。bbs.animanch.com
  • 27二次元好きの匿名さん21/11/19(金) 18:30:41

    ま た お 主 か

  • 28二次元好きの匿名さん21/11/19(金) 18:31:24

    ???

  • 29二次元好きの匿名さん21/11/19(金) 18:33:34

    やった!新鮮な上様スレだ!


    と思いきや次回作ルパン?!

  • 30二次元好きの匿名さん21/11/19(金) 18:37:44

    前回も面白かったけどだいぶ味が濃いめだったので今回はさっぱりとした王道だけど相変わらずの人情物で良かった…


    それはそれとして今度は貴様ルパンエミュまで始めたのか

  • 31二次元好きの匿名さん21/11/19(金) 18:42:00

    >>28

    良いだろ?徳川家八代目将軍だぜ?

  • 32二次元好きの匿名さん21/11/19(金) 18:53:21

    今回も良かった…
    安易に「だべ」連発せずにちゃんとユキノだってなるの凄いな…

  • 33二次元好きの匿名さん21/11/19(金) 19:06:51

    ECHIGOを略してECGかな?

  • 34◆4OtuAMGZeQ21/11/19(金) 19:07:49
  • 35二次元好きの匿名さん21/11/19(金) 19:12:21

    地味に腹立つのが普段純粋なシチ×ユキ求めてる俺もちょっと満足しちゃったとこなんだよな

  • 36二次元好きの匿名さん21/11/19(金) 19:13:29

    エミュの達人きたな

  • 37二次元好きの匿名さん21/11/19(金) 19:14:29

    >>34

    おっ正解だった!

    やったぜ

  • 38二次元好きの匿名さん21/11/19(金) 19:22:37

    今回も面白かったのは言わずもがな、ルパンとウマ娘とかいうまた異色のクロスも想像は付かんがここの>>1なら安心して見れるだろうし

    案の定予告編の時点でルパンエミュの精度高くて笑っちゃうんだよな。


    ルパンも次の上様もどちらも楽しみにしてるぜ!

  • 39二次元好きの匿名さん21/11/19(金) 19:40:18

    やってる事正直いつもと一緒だし流れも予想出来るやつなのに毎回楽しく見れる辺りがもう正に本家と一緒

  • 40二次元好きの匿名さん21/11/19(金) 20:33:38

    王道とはかくも素晴らしいから王道なのだ

  • 41二次元好きの匿名さん21/11/19(金) 20:53:24

    暴れん坊将軍世界のトレセン学園、腐敗し過ぎじゃない?
    やはりトレセン学園は潰すべき。

  • 42二次元好きの匿名さん21/11/19(金) 21:07:50

    >>41

    今回別にトレセンが腐敗してる話じゃないだろ

  • 43二次元好きの匿名さん21/11/19(金) 21:16:40

    流石に上様の前だとあいつ大人しいのか…

  • 44二次元好きの匿名さん21/11/19(金) 21:19:42

    そらまあ…鬼とか妖怪相手も普通に斬ったり出来るし…

  • 45二次元好きの匿名さん21/11/19(金) 21:33:05

    もはや流れは完全に読めてるはずなのに上様登場のカーンで絶対に吹く

  • 46二次元好きの匿名さん21/11/19(金) 21:54:52

    >>45

    この人のせいでもう曇らせ注意なSSがまともに読めなくなっちゃった

  • 47二次元好きの匿名さん21/11/19(金) 23:03:53

    もうスレタイで想像付くんだよな

  • 48二次元好きの匿名さん21/11/20(土) 00:10:02

    深夜の再放送age

  • 49二次元好きの匿名さん21/11/20(土) 01:07:35

    今日は無いのかと思ったら立ってた、よかった…
    そしていつも通り安定してスカっとするな…

  • 50二次元好きの匿名さん21/11/20(土) 09:55:58

    前回が色んな意味で暴れん坊過ぎたから今回大人しいの草

  • 51二次元好きの匿名さん21/11/20(土) 12:48:02

    お昼の再放送age

  • 52二次元好きの匿名さん21/11/20(土) 12:54:20

    おかしいな…今回も暴れてたのに前回が大暴れすぎて大人しく感じる…

  • 53二次元好きの匿名さん21/11/20(土) 20:11:49

    予告編の時点で絶対面白いってなった

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