- 1二次元好きの匿名さん21/11/19(金) 23:42:35もし彼に幼馴染がいて|あにまん掲示板https://bbs.animanch.com/img/150255/1この娘だったらbbs.animanch.com
このスレ見て妄想した中途半端な駄文です。
『「C文章」、ですか?』
『はい、パヴァリア光明結社の残党がこの霊装の調整及び運搬に関わったと情報を得ました』
『響君には現在霊装の運搬先であるアニビョンに先行してもらう。他の装者と合流次第、霊装を回収に向かってくれ』
『分かりましたッ!!』
「って師匠に言われてフランスに来たけどさ・・・・・」
辺りを見回すと少女漫画等で謳われるおしゃれな花の都をイメージしたが、いざ訪れた場所はファンタジー世界の町並みの元になった街だといわれても納得がいくほどの前時代的な町並みであった。そして何故かややテンションが下がった状態で立花響はフランスの地に降り立った。テンションが下がっている理由としては二つ。一つは自分が思っていた町並みと違ったことともう一つは、
「私、フランス語なんて話したことないんだけど・・・ッ!?」
いつも海外での任務なら英語をある程度話せる風鳴翼やマリア・カデンツァヴナ・イブ、雪音クリス達が一緒に来てくれるか、外国語を話せるS.O.N.Gスタッフと共に行動しているが今回に関しては前者達が最初からいないことは知っていたがまさか通訳スタッフまでもいないとは思ってもいなかったからだ。
(これからどうしよう?クリスちゃん達が来るまでかなり時間あるし、それにさっきから凄く視線を感じる・・・)
先程から感じる奇異なものを見る視線に昔あった嫌な出来事を思い出してしまう。ただ、その視線は自分だけに向けられているのではなく、自分と似たアジア系の顔つきの人達にむけられているものであった。そして、その理由としては彼女が追いかけている『C文章』が原因であると知っていたとしても、その視線を浴びせ続けることは嫌だと感じる程の苦痛を感じていた。
だけど少女はこんなとこでくじけたりはしない。その目には使命感と自分が信じる正義感に燃えあがった目であった。
- 2二次元好きの匿名さん21/11/19(金) 23:51:42
(早くC文章を見つけてこの異常事態を終わらせないと・・・!)
頬を軽く叩き気持ちを入れ替え、どこか休める場所を探しだすとふと自分と同じ二人組の日本人の姿が目にとまった。この街にも要るにはいるだろうが、その二人組がやたら気になったのはとても目立った服装をしていたからだろう。一人は服の上から羽織るブラウス素肌の上から直接羽織った黒髪の少女と何故かびしょ濡れな上に泥まみれな学ランを着たツンツン頭が特徴的な少年であった。そしてそのツンツン頭のほうは何処かで見たことのある顔であった。
(あれって、まさか!?)
遠くからでは識別することが出来ず、走って少年達の方へいく。そしてすぐに追いつき粗放年の手首を掴んだ立花は、驚きと喜びが混ざった表情と言葉を発していた。
「やっぱり!当麻だ、当麻だよね!?久しぶり!何でフランスにいるの!?あとすごくびしょ濡れだけど大丈夫!!?」
まさかこんなところで会うとは思ってもいなかった人物に出会ってしまい、周りの目など気にせず叫んでしまった。
そして少年の反応はと言うと・・・。
(・・・・・・だれ、この娘?)
必死に顔つきを変えないよう慣れないポーカーフェイスをかぶっていた。
- 3二次元好きの匿名さん21/11/20(土) 00:03:12
少年、上条当麻は学園都市にいる平凡な高校生である。例え右手に変な力が備わっていようと、例えつい1時間ほど前まで学校にいたのに突然フランス上空からアクロバティック不法入国をかまそうと、彼自身は平凡で普通の価値観をもつ男子高校生である。
だけど、そんな彼が一つ他の人と違うところがあるとすれば、それは彼がもつ一番古い記憶は8月上旬のもの、つまりそれ以前の記憶に関しては全く記憶にないのである。そして、現在進行形で懐かしい友人との再開に喜ぶ少女と出会ったのはある意味では不幸と言えるものであった。
(滅茶苦茶なれなれしく話しかけてくるってことはさ、この娘は『記憶喪失前』の俺の知り合いって事だよな。どうしよう、下手な対応すればバレるんじゃ・・・ッ!?)
「あれ?私だよ、君の一つ年上のお姉さん、立花響だよ。学園都市に行くまでも行ってからも一緒によく遊んだじゃん。・・・もしかして、覚え「覚えてる覚えてる!!ただこんな所で会うとは思わなかったから驚いてんだよ」そっか!よかったぁ、知らない土地で知り合いに会えるなんて私にしては珍しく運が良い!」
途中で話を遮らなければ今以上に怪しまれると思いとっさに嘘をついたが、功を奏しそれ以上の言及はしてくることはなかった。だけどそれは、過去への言及であり現在の事については止める気配はなかった。
- 4二次元好きの匿名さん21/11/20(土) 00:17:37
「ところでお隣の方は中々アグレッシブな格好をしているけどどなた? まさかの彼女!?」
「ふぇ!?わ、私と上条さんそう言う関係じゃ・・・」
「えっと、こいつは五和って名前でこっちで観光のボランティアやってるんだ!な、五和!?」
「は、はい!その、精一杯案内中です!!」
「そうなんだ。あの、良かったら私も色々案内して貰っても良いですか?実は右も左も分からなくて・・・」
「えっと、俺はどっちでも良いけど五和がなんて言うか・・・「良いですよ」え、良いの!?」
まさかのOKだと言う返答に驚きを隠せなかったが、五和の方は上条にしか聞えない声で
「大丈夫です、C文章の場所に関しては目当てはついていますし、どこか安全な場所まで彼女を送ってから念のため追跡封じの暗示をかけてから向かえば良いです。それに久しぶりのご友人と再会したんですから、ほんの少しでもゆっくりお話しして下さい」
「そっか・・・。悪いな」
ぶっちゃけるとあんまり長く一緒にいればそのぶんボロが出るリスクも増える物であるが、ここで彼女の行為をないがしろにすると、それはそれで怪しまれるので、五和の好意にお甘えることとした。
「じゃあ一緒に行こうか・・・立花」
- 5二次元好きの匿名さん21/11/20(土) 00:17:51
名前を呼ぶだけでも緊張感が走る。どれが正解でどれが間違いかなんて彼は知らない。間違えを多発することになればそれだけ記憶喪失であることがバレる確率が上がる。それだけはあってはならない。あの日、初めて見た泣きそうな少女の顔をみて嘘を突き通すと誓った身としては、だれであろうとバレるのは嫌なのであった。
「うん!ありがとうございます、五和さん!ところで何処で話そうか?」
「あ、私この近くにドローリコーヒーのお店があるんでそこに行きませんか?」
「ここまで来て世界的チェーン店かよ・・・。他に穴場的な場所知らないのか?」
「そ、そういったお店もあるんですけど・・・」
五和が申し訳なさそうに言う。
「そう言った場所は目立ちますし、落ち着いて話も出来ないと思のです。そう言う意味ではああいったチェーン店の方が目立たなくて済みますし、スタッフによっては日本語の注文も出来るので・・・」
「「よし、其処にしよう!」」
日本語しか話せない二人からすればそっちの方がとても嬉しいものであった。そうして三人は近くのドローリコーヒーへと向かった。
すまん、これ以上は思いつかないんだ。あとは任せた。
- 6二次元好きの匿名さん21/11/20(土) 02:00:14
頑張るんだ!!!!!諦めんなよ!!!!!
- 7二次元好きの匿名さん21/11/20(土) 02:09:01
続きは…続きはどこですか
- 8二次元好きの匿名さん21/11/20(土) 07:20:58
素晴らしい!続き待ってます!