- 1二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 11:51:35
- 2二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 11:53:39
保守
- 3二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 11:53:55
たておつ
- 4二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 11:56:07
保
- 5二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 11:56:20
守
- 6二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 12:02:18
九尾の妖狐のフクトレさんに始まった人外トレーナーとウマ娘の絡みが見たいという前スレ1の願望で始まったスレ。ノリとしては青年誌ではなく少年誌系。おシャカさまとか地獄先生っぽいのもいるぞ。最近は七不思議ネタがアツい
- 7二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 12:04:57
前スレ200は理事長はぬらりひょんの末裔……。また人外が増えましたね
- 8二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 12:08:32
個人的にユキノのトレーナーは安直に雪女で良さそう
- 9二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 12:11:49
☆
- 10二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 12:12:09
10保守
- 11二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 13:20:49
現在まで出たトレーナー勢とその幻覚まとめ1
フクトレ:お狐様、格は高いが平和ボケで換毛期並みに抜けてる所がある。九尾説などの幻覚がある。
チケトレ:鬼の手持ちの人、七不思議と友人だったりの幻覚や周囲に色々隠してるが守護鬼の影響で隠せてない幻覚がある。
使い魔:ちらっと出たスイープ(のグランマ?)が召喚した悪魔?現状幻覚が少なめ。見たい。
お兄ちゃん:カレンが幼少期に迷い込んだ山で出会った鴉天狗、カレンの為に掟を破り人世に堕とされた幻覚などがある。
アヤベトレ:ふわふわの三毛猫又、アヤベさんにモフられた幻覚がある。
シャカトレ:AIのフリした三女神に注意しに来た結果シャカTになった福耳パンチパーマ、お供にカンタカも来た幻覚がある。名前を言ってはいけないあの人みたいな扱い。
お兄さま:吸血鬼。長身痩躯の色白西洋系イケメン。お兄ちゃんに嫉妬される幻覚がある。
ラモトレ:ビ ッ グ マ ム。幻覚が少ないが強烈。
お姉ちゃん:もう一つのカレトレ幻覚或いは二人目のトレーナー、蟒蛇。カシュッ。幻覚が少なめ。見たい。
ドトトレ:化け狸、フクトレとは旧知の仲かもしれない。糸目でS系な幻覚がある。
マヤトレ:インキュバス。中性的な西洋系イケメン。お兄ちゃんに嫉妬される。幻覚が少なめ。見たい。
ファイントレ:デュラハン?現状幻覚が少なめ。見たい。
ゴルシトレ:ゴブリンかオークの末裔説有り。本人より周囲の反応みたいな幻覚の方が濃い?
モルモット:モルモット。現状幻覚が少なめ。見たい。
カフェトレ:幽霊。現状幻覚が少なめ。見たい。
カフェトレ2:死神。お友達を成仏させない代わりに一緒に悪霊やらを浄化・回収することに協力してる幻覚がある。
ボノトレ:八尺様。現状幻覚が少なめ。見たい。
ボノトレ2:海岸で拾われた蛤女房。汗一滴で例の緑のドリンクが美味しく……なるのはガセだがマシになる幻覚がある。 - 12二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 13:21:21
まとめ2
ウインディトレ:狼男、ウインディと赤ずきん的問答をしたりと仲良しっぽい幻覚がある。
タイシントレ:八咫烏(性格:太陽)、現状幻覚が少なめ。見たい。
ヘリオストレ:ヘリオス神?現状幻覚が少なめ。見たい。
たわけ:送り狼(送り犬)、余りたわけて無い。百足を食い倒したり夜中に転倒した子を送り届けたりしている幻覚がある。
ブルボントレ:電子生命体。ブルボン相手の意思疎通に四苦八苦してコピー機を使って話す幻覚がある。
タイキトレ:ワーウルフ、一人焼肉失敗してタイキと深夜の二人焼肉してる幻覚がある。
フラトレ:この ロリコン どもめ!
ブライアントレ:猫又。幻覚を見たいが見れないらしいので誰か見せてあげて。
グラストレ:湯呑の付喪神。金継ぎの結果少し派手になった。中性的な見た目の幻覚がある。さらに倉庫の中には他にも付喪神が……?
コパトレ:風水パワーを会得した座敷童。周囲に幸福を振り撒けるようになった幻覚がある。
クリークトレ:座敷童その2。赤ちゃんにされた幻覚がある。
ウララトレ:桜の妖精。トレセンの桜が色々な感情を吸い上げた結果生まれた幻覚がある。
ターボトレ:ターボババア?現状幻覚が少なめ。見たい。
ダスカトレ:ムチムチの白擇。庭に現れて七不思議勢が驚いた幻覚の正体説がある。もっと見たい。
オペトレ:ナンディン。ダスカトレ同様に正体説として幻覚が出た。もっと見たい。
ネイトレ:猫又か猫娘?現状幻覚が少なめ。見たい。
番外?
妖気分離できる例の笹針師、山姥?
AIのフリした三女神。
鈴鹿なスズカさん。
オグリファンの大根侍。
一般退魔師モブトレ。
桐生院(マジで純人間の一般人)
ライスシャワーにライスシャワーするシャカトレの父
食堂で働くオオゲツヒメ&特製カレー
オグリの知り合いトト□と通学に使われるネコ○ス
トレセンのトイレの花子さんウマ娘説 - 13二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 13:23:56
そして前回の200でぬらりひょんの孫な理事長。素敵な幻覚も幾つか削ってまとめてしまったので是非ともみんな前スレの幻覚を見て欲しいしみんなの幻覚が見たい。
- 14二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 13:37:55
七不思議ネタの続きをば。
理科室の2人を書いて定番の花子さんネタも上がってきたけど、怪談レストランなんかでも載ってる有名なネタとしては階段踊り場の姿見鏡だよね。物音がしたので向かってみればそこには鏡に向いた上履きだけが残っているっていうやつ。 - 15二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 15:22:29
「…まずいことに、なりました」
マンハッタンカフェとそのトレーナーは窮地に陥っていた。
トレセン学園には様々かつ、極めて強い感情が渦巻いている。その感情は良きにせよ悪きにせよ多くの霊的な存在を呼び寄せていた。
以前彼らは極めて危険なソレと遭遇した。そう、あのたづなさんを模した『何か』である。その際はカフェと彼女のおともだちによって半ば力ずくで対処したのだが、それがまずかった。
退散させられる瞬間、その『何か』が発した無音の叫びは静かに、しかし確実に同類を呼び寄せていたのだ。
そうして時間は現在へと戻る。
叫びの源泉に気づいた『何か』共はカフェ達のトレーナー室を取り囲むように集結していた。
たづなさん、秋川理事長、両親、級友、ライバル、彼らの知る様々な人物の声に化け、扉や窓、果ては床や天井を叩きつけ二人を引き込もうとしている。
朝を待とうにも、時間と空間も隔離されつつあるのではというほどの圧力が二人を苛む中、一つ扉から異質なノックが聞こえた。
「カフェトレさぁん、お疲れ様ですー。もうこの棟に残ってるのカフェトレさんだけっぽいのでぇ、出る時に鍵お願いしていいですかぁ?」
「…え?フクトレさん…?!」
空間が軋み凄まじい圧力と、知人を模した怒号のなかであり得ないほどに呑気な女性の声がはっきりと聞こえてきたのだ。
「カフェ、これって…?」
「はい…『何か』とは違う…フクトレさんご本人の声かと……このままではフクトレさんまで危ないです…!」
「フクトレさーん!ここから離れてーっ!」 - 16二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 15:23:09
しかし返ってくる声は呑気なまま、お~いと、こちらの返事を待っている様子であり、こちらの声は聞こえていない様子だった。
そして、外界からへの返答に反応した『何か』共はその勢いを強め、今にも空間ごと部屋を引き裂き雪崩れ込まんとしている、万事休すと思われたその時。
「ん~…電気が付いてるのに返事がないなぁ…。
あ、もしかして…あぁ、やっぱり居るんだね、ここ」
瞬間、周囲の圧力が霧散した。部屋の軋みも失われて何時ものトレセンの夜の静けさが帰ってきていた。
その後ガラガラと扉が開かれる。
「いやー、すいません。ミーティング…中?かな?お声がけしてしまって。鍵をお願いしようとしたんですけどぉ、もしかしてお二人も今からお帰りです?」
「えぇ、そう…なるかもです?」
「そうでしたか!話しかけるタイミングびみょーだったかもですね。あっ、こちら差し入れのコーヒー持ってきてたんですよ、缶のやつですけど、ほらカフェちゃんも!折角なんで持ってってください、ねっ!」
「ありがとうございます…?」
「それではカフェトレさん、カフェちゃんお先に失礼します~。もう暗いのでお帰りお気をつけて!」
あの恐ろしい事態から一転、フクトレのぽやんとした空気に飲まれて呆然とするカフェトレ、最早『何か』の気配はどこにも残っておらず、予定よりも遥かに早く危機は去ったように思えた。
- 17二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 15:23:39
「なんというか、ラッキーだったね。全くの部外者が来たら退散するタイプで良かった…カフェ?」
カフェトレに話しかけられた途端、カフェは力なくへたり込み、身震いをしていた。顔面は蒼白となり脂汗をたらしながら、あまりの震えからか奥歯が鳴る音まで聞こえている。
まさか消えた『何か』に憑かれたのではとカフェトレが彼女の身を案ずるなか、カフェはぽつりと呟いた。
「……フ、フク、トレさんが、『居る』と気づ…気づいた…認識した瞬間、です…全部…全部消し飛びました…おともだちだけは、わたしと一緒に居たので、無事…いや…見逃された…?」
「…は?」
「あまりにも…格が違う…なにかが……起きたんだと、思います…。もし、もしも彼女があれの匂いを嗅いでいたら…?声を聞いていたら…あれを、わたしを見ようとしたら…?」
カフェはあの瞬間に何かを感じ取ったのだろう。ここまで恐れ戦く彼女を見るのははじめてのことであった。
「……カフェ、立てるか…?」
「…ごめんなさい。腰が…抜けてしまって……」
「わかった、貰ったコーヒーを飲みながら少し休憩しよう」
「はい、ありがとうございます…」
こうして、二人を襲った窮地はあまりにもあっさりと、そして謎を残して消え去ったのである。
「…ちぃとばかしコーヒーのいい匂いがした程度で、か…こちとら目の前がビュッフェ状態でも節度を保って社会人やってるというのに…見て楽しむことを知らん悪霊はつくづく救えんな……
さぁて!明日も朝からフクちゃんとトレーニングだ!がんばるぞぉ~」
- 18二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 15:29:08
- 19二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 15:51:28
素晴らしいssでござんした。フクトレさん妹が玉藻の前らしいからかなり上位よ。
- 20二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 23:23:28
- 21二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 00:16:20
このレスは削除されています
- 22二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 02:28:05
ちょいと長くなりますが、スーパークリークのトレーナーの話をば。
- 23二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 02:28:15
トレセン学園は未来を夢見る若いウマ娘達が集まる場所であるが、
それと同時に夢破れた若者達が失意を抱えて消えていく場でもある。
自らの限界を悟り別の科(レースやトレーニングのサポートを行い、将来的にトレーナーを目指す科や服飾科、医療科)へ転科を行ったり、
中央よりも熾烈でない地方のトレセン学園へと移籍を行い、其方で活躍を行うウマ娘達もいる。
しかし心が完全に折れてしまい、自分の走る道を決められぬまま絶望のままに退学していく生徒もそれなりの数、存在する。
今日も心の折れたウマ娘が、自ら流した涙で滲んだ退学届けを手に、理事長室へと重い足取りで歩いていた。
選抜レースでの彼女の成績は7戦0勝。
年に4回ある選抜レースで勝利を収めることも、掲示板順位(5位以内)に入ることもできず。
今年の4月で中等部の3年に進学する彼女は既に本格化が始まり始めた現在でもトレーナーに恵まれず、
様々なチームへ加入の希望を出したが、成績が振るわない為か一つも返事が返ってこなかった。
それでも石にかじりつく思いで努力を行い、真面目に授業を受け、様々な教本を読み我流でトレーニングを続けてきた彼女だったが。
練習に立ち寄った公園で来年に入学する予定だという新入生ウマ娘に完膚なきまでにレースで負けたことが切っ掛けで心が折れてしまった。
「私の2年間、いったい何だったんだろうな……」
懸命な努力をしてきたつもりだが、入学前の新入生にすらレースで負ける程度の実力。
勝負服に袖を通すことなく学園を去るウマ娘はそれなりにいるが、メイクデビューを歌う事すらできず学園を去るウマ娘は私くらいだろう。
悲しみ、諦め、苦悩、憎しみ、怒り、妬み、そして絶望。
負の感情に包まれた彼女はドス黒いオーラを纏い、俯きながら廊下を重い足取りで進んでいた。 - 24二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 02:28:28
「う、うわぁ……久しぶりにとんでもないのを見つけちゃった……」
引き攣った声が耳に入り顔を上げたウマ娘の目に映ったのは小柄な自分よりも頭2つは小さい幼い少女……スーパークリークのトレーナーだ。
去年の6月後半にメイクデビューを迎えた彼女の担当ウマ娘のスーパークリークは、メイクデビュー、10月の紫菊賞、クラシックに入り2月後半のすみれステークスと勝利を重ね公式戦では今だ無敗。
トレーニングの合間に行われる模擬レースでは実力が拮抗する同期のメンバーやシニアの先輩達に敗北することこそあれど、それを糧にしてメキメキと実力を上げている。
理事長や新聞記者からも期待されている、この世代の一等星。
そしてそのスーパークリークの担当トレーナーである彼女は、一見すると小学校入学前の幼い少女にしか見えないが、その指導力は極めて高く。
見た目に反した老齢な知識と、様々な経験談を用いて担当ウマ娘であるスーパークリークを導いている。
可愛らしい見た目の所為かスーパークリークに非常に"甘やかされ"ていることでも良く知られており、見た目と合わさって侮られることも多いが、
そんな評価に負けることなく、担当ウマ娘を立派に育てている素晴らしいトレーナーだ。
(私も、彼女のようなトレーナーと出会えたら、こんな思いはしなくて済んだのだろうか……)
そう、ウマ娘が思った瞬間、彼女の身体を覆うオーラがより一層どす黒さを増した。
それを見たスーパークリークのトレーナーは、可愛らしい顔に怯えた表情を浮かべ、一歩一歩、ゆっくりと後ろへと下がっていく。
(彼女を捕まえられたら、私もスーパークリークみたいになれるかなぁ……)
優秀なトレーナーであっても、身体能力は見目相応の幼女並だろう
ウマ娘に人間が勝てるわけがないのだから、そこまで優れた身体能力を持たない私でも簡単に組み伏せられる筈だ。
そうしたら、あの子、あのトレーナーを私のものにできる、そうしたら、きっと、私も、幸せに、なれる、なれる、なれる、なれる。
狂気の光を目に宿したウマ娘の全身を黒いオーラが包み込み、その姿を獣へ、4つの足を持つ3mの巨大な獣へと変えていく。
体の内から感じる衝動のまま空気を振るわせる嘶きを上げたウマ娘は、甲高い悲鳴を上げて逃げ出したスーパークリークの担当トレーナーに襲い掛かった。 - 25二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 02:28:44
「あはは、遅い、遅いよ、逃げても無駄だよ、貴女ハ私ノモノナノダカラ……!」
獣は全身に高揚感を感じたまま廊下の壁をジグザグに蹴って距離を詰める。
目の前の彼女はトレーナー室に逃げ込もうとしているけれど、薄い木製のドアなんて紙屑に等しい。
ほら、ちょっと力を籠めれば鍵のかかったドアノブごと簡単に食いちぎれる
「……さあ、もうニゲバハナイヨ!」
木片がついたドアノブを吐き捨て、ただの板となったドアを勢いよく開ける。
スーパークリークのトレーナーは部屋の中央で完全に腰を抜かしていた。
「ひっ、はぁっ」と口からは声にならない悲鳴が漏れ出ており、目からは涙が溢れている。
1歩1歩、追い詰めるように彼女に近づいていくと、ぴちゃん、と音を立てて水たまりに踏み込んだ。
室内なのに何故水が?と一瞬不振に思うも、その水たまりの中心がスーパークリークのトレーナーだと気がついた獣はサディスティックな笑みを浮かべる。
見目相応の童女のように、恐怖で縮こまった体から小水を漏らしてしまったのだろう。
もはや眼前の彼女は逃げることも、抵抗することもできないと判断した獣は彼女を我が物にするべくその眼前まで近づき……。
『かかりましたね』
地面から伸びた水の杭に全身を貫かれた。
痛みに苦しむ獣の前で、ゆっくりと立ち上がった彼女は懐から取り出した花瓶を逆さにして振ってみせる。
図られた、床に広がるこの水は小水などではなく、霊力の籠った聖水……そして、それが広がるこの部屋は……。
『万が一にでもあなたを逃がさない為の結界というわけです、私は御狐様のような格の高い存在じゃないので、
悪霊一つ払うにも、こうやってアレコレ策を練らないと、安心できないんですよね……』
にやりと悪戯な笑みを浮かべるスーパークリークのトレーナー。
その顔には怯えていた時の様子は欠片も見られない。
『ともあれ……これで終わりです、私の“家”で、私達の“家族”に好き勝手になんか、絶対にさせませんから』 - 26二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 02:29:16
全身を貫く水の杭が膨れ上がり、獣の身体を崩していく。
オノレ、オノレ、求メテナニガワルイ! 欲シテテナニガワルイ!
選バレナカッタ私タチヲ忘ㇾテ、コイツダケガ幸セニナルナンテミトメナイ!
私モ、私タチモ、走リタカッ……。
『ああ、なるほど……正体がようやくわかりました、ある種私の同類というわけですか……』
崩れ去った獣の身体から現れたのは、意識を無くしてぐったりとしているウマ娘と、薄ぼんやりと輝く幾多の魂。
輝く魂の大半は年端も行かないウマ娘の赤子のように、スーパークリークのトレーナーには見えていた。
『魂に名前が無い故に、宿ることが、生まれることができずということですか……
……仕方ありません、それならばいつか宿る胎が見つかるまで、私と共に行きましょう』
手を広げ、幼い魂達を一つ一つ抱き留め、浄化しながら自らの内に宿していく。
ああ、これでまた、私が大人になるまでの時間が遅くなってしまう。
割り切ってしまえば楽になると分かっているのだけど、私はどうしてもそれを選べない。
手の届く範囲でしか救えない、救わない故に、偽善だと分かってはいるのだけれど。
名も無き魂である彼女達も、いつかこの世界に生まれ、愛され、生きる喜びを味わってほしい。
そう願い、想いながら白髪の座敷童は、名も無きウマソウル達をゆっくりと受け入れていった。 - 27二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 02:38:19
座敷童子の起源は、間引かれて家の中に埋められた子供(赤子)の霊というものがあります。
故に、此方の世界で名を付けられることがなかった馬達はある種の同類、故に見捨てられません。
クリークのトレーナーはこうした名も無きウマソウルの揺り籠と化しており、色々な面で弊害を食らってます。
……が、依り代であるトレーナーをクリークが甘やかすことで未練が満たされ輪廻の輪に戻れるウマソウルもあるので、白髪の座敷童はクリークのトレーナーになれて本当に良かったと思っています。 - 28二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 09:57:05
ウマ娘登場済み牝馬の産駒一覧を見ると、名前がつかなかった仔が結構いるんだよね…
全体数が多いから浄化が追い付かずに大変そうだ - 29二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 09:59:09
トレセンの日向ぼっこに向いてる芝生の広場の片隅に、遠目から見ると黒髪のウマ娘とその腹の上で丸くなって寝る同じような毛色のネコがいる。
心なしか猫の尻尾が多いように見えるが、おそらくウマ娘のしっぽと絡めて猫が遊んでいるんだろう。猫が腹の上から腹の横に移動すると、猫がいると認識しなければちょっと髪の毛が多いだけのウマ娘に見えるほどに似た毛色である。
春の陽気に誘われてうつらうつらとしていると、猫はいなくなっており、同じような毛色のトレーナーがウマ娘を揺り起こしていた。トレーナーの腰から猫のしっぽが時節見え隠れしたが、多分あの猫を横に抱えているんだろう。
あのトレーナーはネコっぽく昼寝するウマ娘を担当して懐いてるネコも担当して、とにかく猫と相性が良いんだな、と納得する。猫と自分も昼寝したら気持ち良さそうだも考えながら、あの硬派な先輩がネコと仲良く昼寝していてとっても可愛かったとテイオーちゃんに教えてあげようと、燃えるような栗毛の小さな戦闘機はカタパルトから離陸するような勢いで昼下がりの春の芝生から駆け抜けていく。
トレセンの芝生広場はネコでいっぱいなので、のんびり日向ぼっこしにきてみてください。きっとねこちゃん(もしくはそれにちかいものたち)と仲良くなれますにゃん。と芦毛の猫っぽいウマ娘が芝生広場を宣伝するチラシを貼ったらしく、今日も芝生広場は猫っぽい。ゴロゴロ鳴いている。 - 30二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 17:56:36
微笑ましい
声をかけずしばらく見守りたい景色だ - 31二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 22:25:35
保守するのだ。
- 32二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 08:57:54
アストンマーチャンのトレーナーは名前を付けてはいけない怪異とかどうかね?
- 33二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 11:04:27
マートレは素材そのものがぶっ飛んでるからいろいろ候補がありそうだな
- 34二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 15:15:28
逆にマートレはSCP財団職員とかどうだろうか。ぶっ飛んだ発送や行動力はマーチャンの異常特性を封じ込めるためだったとか。
- 35二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 17:51:36
- 36二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 17:58:30
イラストキター!?ってか髪型まですっかりぬ~べ~と化してる……。おシャカ様気合はいりまくりだな。あのウマ娘プレイアブル実装されたウマ娘のトレーナーの中で1番影が薄いとされていたチケトレがこんなにキャラが立つなんて。もう感動だわ。
- 37二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 19:46:05
思い付いてしまったので蛇足です
コンコン
フクトレが自身に与えられたトレーナー室でくつろぎ半分にミーティング資料を纏めていると扉を叩く音が聞こえた。
自身の担当するウマ娘かとも思ったがこの控えめなノック音からそうではないと判断して、ノックへと返事する。
「入っても大丈夫ですよ~…って、あらカフェちゃんだ。フクキタルにご用事?それとも並走のお誘いとかです?」
「…いえ、先日のお礼に参りました。その…」
「お礼…?何かありましたっけ?」
「……コーヒーを、差し入れていただいた時のこと、です…」
ノック音の主はカフェであった。その手にはちょっと良いお店のお菓子が入ったと思われる紙袋が握られており、明らかに缶コーヒーの返礼品としては過剰な物だったことから、フクトレは早々に先日起こった霊的な事件について適当に誤魔化すことを諦めた。
「あー…やっぱりカフェちゃんには気付かれるか。その様子だと…うん、ちょっと待っててね」
そう言うと、フクトレは指をくるりと回す。カフェには何が起こったか全く感じ取ることができなかったが、フクトレのジェスチャーによって部屋の空気が変わったことは理解できた。
「音漏れ防止をちょちょいと失礼。で、さてカフェちゃん、私に聞きたいことがあるんでしょう?他言無用を約束してくれるなら大体答えちゃうよ!」
「…では、恐れながら単刀直入に…フクトレさん、貴女はその、一体何者、なんでしょうか…?」
- 38二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 19:46:50
「おぉっと、直球ですね!
…まぁ、先日の件もありますし、カフェちゃんはお利口そうなので答えてあげちゃいます!簡単にいえば、私はちょこっと長生きした狐です。ほいっ、証拠のお耳ともふもふ尻尾♡」
フクトレはあっさりと自身の正体を明かした。
しかし、カフェの抱く疑念はまだ別の部分にあり、それは晴れきってはいなかった。
「…やはり、人ならざるお方、だったのですね…」
「ふふっ、正体を知ったからってかしこまらないでね。余程のことがない限りここでの私はただのトレーナーのお姉さんですから」
「は、はい…努力、します…」
フクトレはいたずらっぽく微笑みながら耳と尻尾を隠し、先程まで纏めていた資料の束をぽんぽんと叩く。
出来る限り朗らかに自身の正体を明して切り上げるつもりだったのだが、カフェはまだ強ばった表情を保ったままであり、フクトレは彼女がまだ納得、もしくは実感を得られていないように見えた。
「ふふっ、くふっ、くひひひ、そうか…そうだなぁ、ここまで来たら出血大サービスで全部明かすかぁ…
マンハッタンカフェ、貴君はきっとあの『何か』が消えた原因を知りたい、そうだろう?」
「…!」
- 39二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 19:48:40
フクトレの口調が変わる。
口調だけではない、彼女の纏う雰囲気そのものが全く異質な物へと変化する。
間違いなく先程まで話していた人物と同一人物のはずなのに、全くの別人のように思える。
「今から貴君の心を奪う。そして全て理解できた時、またそれを返してやる。くひひ、貴君もまた、神ならざる人である以上、ここから先は貴君もあの悪霊どもと同じ道を選ぶことになるが故よ」
そう言うや否や、カフェの思考が乱される。今まで抱いていた疑念、不安、恐怖の全てが目の前の狐への心酔へと塗り替えられる。彼女の意思の根底の先、生存への本能すらその感情へ塗り替えられるのは一瞬のことであった。
「ふ、くとれ、さ、ま…あ、あぁああ…」
「ふむ、上手くいったか、あの阿呆は戯れに傾国に使っていたらしいが…なるほど、本能への防衛策か、確かにこれが手っ取り早いか。
さて、では悪霊が消えた理由を見せてやろう」
そうしてフクトレは自身の感覚の方向性を切り替えた。
彼女の五感と第六感が真の意味でカフェの存在を感じとる。
気取られた、見られた、聞かれた、識られた。それだけでカフェは生きる意味を与えられたような歓喜にうち震える。今の彼女から命ぜられたのであれば、カフェは自身の臓腑すらその手で抜き出して捧げるだろう。
なぜならそれは、生物が呼吸し、身体に血を巡らせることと同義なのだから。
「…その悦びは貴君の根底が『生存』ではなく、『私』となっているからこそ、生まれるものだ、そして…ほいっ!カフェちゃん帰ってきて~」
そして全てが元に戻った。
「…っ!うっ、ゲホッ…がふっ、ゴホ、ゴホッ…今の、は…」
「落ち着いてゆっくり深呼吸してね。そう…今の気持ちが全部『おっきい生き物が居て怖い』に置き換わった物をあの悪霊達は味わったの」
「…は?」
- 40二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 19:49:17
「そう、シンプルに『怖い思いをしたくない』から消えたの、ほら、自分から意思も魂も消しちゃえば『おっきい生き物が居ても怖くない』から。カフェちゃんとそこの娘にはね、その~、にゃーんって誤魔化したの『おっきい生き物かと思ったけど気のせいだって』思って貰うために…たはは…ギリセーフでした……本当にごめんなさい…」
「…え、あ、つまり、貴女、は、あ、ああぁ…ッ!!」
「……やっば!カフェちゃんの感受性なめてた!理解できちゃってる!お利口過ぎる!!!未来ある若人になんてことを!!!!!ごめんなさいごめんなさい~っ!」
「……あれ、フクトレさん?」
「あの時、お化けが居たんですね~、全然気付かなかったですね~なむなむ~。あっ、今コーヒー淹れますね」
「え、はい…ありがとう、ございます?」
「ふふふっ、実は今フクキタルのやつミーティングに遅刻してる真っ最中なんです、良ければこっそりこのお菓子頂いちゃいませんか?」
「あ"ぁ~~~っ!!!!トレーナーさん!に、カフェさん?ずるいですよ!!そんなちょっとよさげなお菓子だなんて!!!」
「おっ、来たねフクキタル~、連絡も無しに遅刻しちゃう娘にはあげませ~ん!」
「そんなっ!ご無体なぁ~…」
「じゃあ、この超ハード追加トレをこなしたらプレゼントしようか…拒否権はないぞぅ!」
「はい、誠心誠意がんばります…」
「…と、いうわけでこれからトレーニングなのです。今日はありがとうね、カフェちゃん、カフェトレさんにもよろしくお伝えしてください」
「はい、こちらこそ。偶然といえど、助けていただきありがとうございます」
トレセンの昼下がり。甘いお菓子と普段と違う淹れ方のコーヒー。
あまり話したことのなかった組み合わせのおやつタイムはとても和やかで充実した時間だった。
(…あれ?これカフェトレさんにも急いで記憶操作しないといけないやつでは?)
- 41二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 19:51:22
- 42二次元好きの匿名さん23/03/25(土) 00:54:03
悪霊君たちは自分から消えたからこっちの手は汚してないな、ヨシ!
- 43二次元好きの匿名さん23/03/25(土) 11:00:55
- 44二次元好きの匿名さん23/03/25(土) 11:42:26
カフェトレの色々を考慮すると「境界のRINNE」の死神で新人であるみたいなのが1番近い解釈になりそう
- 45二次元好きの匿名さん23/03/25(土) 19:21:14
オグリの地元にはデジカラオ神社があると聞いたデジタルがなんのこっちゃと思って調べたら手力雄神社の聞き違いで、ああ、天照大神の引きこもった時の岩戸の扉開けた人…とわかって胸を撫で下ろすデジ(ありますからねこれでも
へーぇ、パワートレーニングの時にいてくれたらすごい力つきそう‥とか考えながら郷土の資料をめくっていたら急に見知ったオグリ先輩のトレーナーがいつも相談してるジムのコーチの顔が神話の絵の中にいて、盛大に吹き出すデジ
「あっ、あのムキムキのジムのコーチってそいや笠松の方からオグリ先輩のちょっと後に転勤…まさかね?」と、コーチの名前を調べたら手力さんで(おいおい、神話が降りてきちまってるぜ…)と手力の火祭りの手筒花火のような勢いで汗を噴き出すデジ
手力コーチを訪ねてジムに行ったら在室中の名札が「韋駄さん」とか「仁王さん」とかが揃っててもう何も驚かない!って腹括ったデジ、神々の恩寵を受ける覚悟を‥と思ったら三女神様もおったな、てかあの自称AI、絶対に以上発達したAGIとかの類か三女神本人だろとなんかもう覚悟通り越して受容しちゃうデジ
今日もトレセンは賑やかです(そのうちイスラム圏とか拝火教、キリスト圏からも来そうですね神様… どうせ上手いこと人間のフリしてくるんでしょうけど、ハラールとか対応した食事があると…あー、カレー食べたいですね。金舎さんとか柴コーチとかのおすすめの店でカレー食べて落ち着きをとりもどそうとするデジ
だがしかしガネーシャとシヴァだよなぁ...と気がついてしまってああぁんもう!
デジたんに安息の日は来ない。 - 46二次元好きの匿名さん23/03/26(日) 05:08:27
デジたんは定期的に昇天するから閻魔様とも知り合いだろうな
- 47二次元好きの匿名さん23/03/26(日) 10:03:16
多分あの世には物を持ってけないのでお土産も来ないんだが、デジたんが語るトレセンの面白い土産話が楽しみになってる閻魔様は「いる」
そんで忙しくて尊死してなくて地獄に顔出してないと「デジたん最近こないから解脱したか魂ごと消滅したかってみんなで心配しとったんやで…ちゃんと健康に定期的に臨死して顔出すように。獄卒の労働意欲が下がって大変だったんだよ?あと君に会えなくて寂しい。君の髪の香りをかぎたい。君の細くもしっかりと筋肉のついた肢体を抱っこして高い他界したいんだよ?死後裁き受ける時には魂の形の姿になるんだが、私は君のその魂の姿が美しくて尊い。寿命を終えて本当にこっち来た時にはぜひこっち(地獄)に来て欲しい。そして何より急がなくて良いからしっかり生きてちゃんとその人生を全うした話を聞かせてね…」とクソ早口で語ってデジたんをよしよしするちょい背が高めで地味で目つきが悪いけど推しを語る時には破顔するウマ娘のお姉さまの閻魔様はいるし、多分デジが死後地獄で捌きにあうように色々デジのカルマの設定ファイルに謎スクリプト書き込んでる。
たまに天国にも行くけど多分過去の名バな方々がお出迎えしてさらに尊死するのでサッと復活してしまうから天国の方の人らは「デジ吸い良いなーあの髪から香る香りを思い切り吸い込んで五臓六腑に染み渡らせたい…」とかいってる。
最近いろんな神様とかそういうものにあってるので、デジが色んな死後の世界に飛んでてとり合いになれ。
- 48二次元好きの匿名さん23/03/26(日) 10:31:18
私のトレーナーはネコっぽい。そう言うと、
「えー、オレ確かにネコ系だけどそのものじゃないよー。もっとデカいよー。」
などと言う。ネコじゃらしに反応しながら。
私のトレーナーは言い方が妙だ。
「ウマ娘……よい戦士達だ。勝利への執念が素晴らしい。」
などと言う。この時の顔立ちは怖い。
私のトレーナーは強い。夏合宿で化け物に襲われた時、
「土着神ふぜいがぁ!オレの教え子に手ぇだしてんじゃねぇ!!」
と叫んでネコパンチ一発で化け物を粉砕した。
私のトレーナーは義足だ。
「いやーワニに食べられちゃってねー。」
土着神を殴り倒す奴の足を食うワニなんぞいるのか。
私のトレーナーは今、ササバリィンクルの覇者となって私の前に立っている。
「ブライアン、オレはいつか全てのウマ娘をレースで倒すよ。我が誇りと漆黒の義足にかけて。」
「望む所だ。あんたが戦いの神だろうとレースでは負けん。」
「善き!それでこそ我が教え子!このアステカ最強の神テスカトリポカがターフに沈めてくれるわぁ!!」
個人的にずっと妄想している、ブラトレ テスカトリポカ概念。 - 49二次元好きの匿名さん23/03/26(日) 11:19:01
春。それは出会いと別れの季節。
今年も多くのウマ娘がトレセン学園に入学する。彼女たちは夢を抱いてターフを駆けるのだ。
「なんて早いピッチだ!」
「残像で足が八本あるように見えるぞ!」
一際注目を集めるウマ娘。彼女の名はスレイプニル。
「スレイプニルといえば北欧神話のウマ娘ですよね!ロキの子供で唯一オーディンに従ったという」
「はい、私はそのスレイプニルの子孫なんですよ。先祖の名に恥じない走りをしたいと思っています」
だが、一部のトレーナーは気づいていた。
「あれ、本人じゃない?」
「保護者席にウマ娘姿のロキさんいるし」
「誰がツッコむ?」
「うーん……」 - 50二次元好きの匿名さん23/03/26(日) 15:55:55
「おやまあ、トレーナーさん。どうかしたかね?」
「おおアキュートちゃん。いやなに、家の田圃を思い出してのぉ」
「あらま、本当に田んぼみたいな状態やねぇ。そんなら今日は不良バ場想定のトレーニングかね?」
「おうおう、そうしようかのぉ。そんじゃあ今日もよろしく頼むぞ」
大雨降った後のダートコースを熱っぽく見つめるワンダーアキュートのトレーナーである泥田坊という幻覚 - 51二次元好きの匿名さん23/03/26(日) 23:44:07
ほ
- 52二次元好きの匿名さん23/03/27(月) 02:30:15
ほしゅ。
幻覚もっときて - 53二次元好きの匿名さん23/03/27(月) 08:40:05
「当雑誌『R2000』で連載しませんか?」と梵天に営業されるデジたん。
- 54二次元好きの匿名さん23/03/27(月) 10:18:56
- 55二次元好きの匿名さん23/03/27(月) 13:13:29
宇宙人て……、グレイタイプのことか?ステレオすぎるぞウマ娘……。てっきりELSかと
- 56二次元好きの匿名さん23/03/27(月) 14:12:10
ヘリオス曰くビーチに落ちてるらしいからな、宇宙人
- 57二次元好きの匿名さん23/03/27(月) 14:31:43
「こんにちはタイキのトレーナーさん。今日はダートの練習ですか?」
「あぁウインディのトレーナーさん。どうも。いつもウインディにはタイキがお世話になってます」
「いやいや、こっちこそ!ビコーペガサスとのヒーローショーに巻き込むなんて突拍子もないことをうちの担当が…」
「はは、そんなこと言わないで下さい。打ち上げBBQ、すごく喜んでましたよ」
シンコウウインディのトレーナーとタイキシャトルのトレーナー。どちらも方向性は違うが受け身的で、担当ウマ娘に振り回されるトレーナーだ。
「BBQの肉、美味かったですね」
「ですね。なんというか本能が刺激される感じがします。生きてる実感というか……」
「分かります分かります!」
共通点は他にもある。それは彼らが『人狼である』ということ。狼男、ワーウルフ。呼び方は様々だが、どれも人語で会話ができる二足歩行の狼を意味する。その秘密を知っている人物は少ないが、自分の担当するウマ娘には伝えているらしい。
「…あの、ちょっと相談なんですけど、服ってどうしてます?」
「…あぁ、『変わる』時のですね?」
「そうなんですよ。こう、一気に窮屈になって破けちゃうんですよね……」
人間から人狼に変わる時は筋肉が膨張し、また体毛も狼のように生え揃う。それに耐え切れず服が破れ、弾け飛んでしまうのだ。主に上半身が。
「ウインディはワイルドでかっこいい、なんて言ってくれますけど…やっぱり恥ずかしいですから」
「そっちもですか?タイキもWild!って言ってましたよ。でもそうですねぇ、やっぱり一回り大きいインナーシャツを着るとかでしょうか」
「なるほど、インナーシャツ!いやぁ助かります。ジャージでいけるかと思ったんですけどそれも破けちゃって」
「あはは、それは災難でしたね。まぁお互い頑張りましょう。可愛い担当ウマ娘のために」
「そうですね。でもダートでは負けませんよ?」
「狼男には銀の弾丸が効くと言いますから。タイキシャトルがシンコウウインディを撃ち抜いてみせますよ」
「上等です。うちの魔王にはそんなもの効かないと教えて差し上げましょう」
2人は和やかに会話をしながらも狼のように獰猛な笑みを浮かべる。その顔は『どちらが獲物になるかの勝負だ』と言外に語っていた。 - 58二次元好きの匿名さん23/03/27(月) 14:34:42
ウインディのトレーナーもタイキのトレーナーもどっtもワーウルフなのでこういう悩みあるんじゃない?みたいな絡みを。
実際ウマ娘世界でもウインディちゃんとタイキは仲良いですんで多分お互いのトレーナーも仲良いんじゃないかな。でもレースではライバル!みたいのだと自分が好きです - 59二次元好きの匿名さん23/03/27(月) 15:42:03
ウインディちゃんとタイキの主戦騎手はどちらも大僧正だったし、いっそ兄弟とか親戚の設定にしちゃってもいいかもね
- 60二次元好きの匿名さん23/03/27(月) 18:28:35
大僧正だとその...カイチョーを見た時に首から背筋まで大きな落ち着きが現れるまで撫でるのをやめない。ってなるんだけど…
- 61二次元好きの匿名さん23/03/27(月) 19:08:09
- 62二次元好きの匿名さん23/03/27(月) 19:12:11
4月8日、灌仏会もしくは花祭。それはブッダの誕生を祝う祭りである。
ブッダが生まれた時七歩歩き天地を指差し「天上天下唯我独尊」と言った。それに竜神が天から甘茶を浴びせて産湯にしたのが始まりである。
「今年のドロワには私からのサプライズ企画があります」
梵天が空を指差すと、トレセン学園の上空を覆うように巨大な竜神がとぐろを巻いていた。
その場に集められていたシャカトレ、柴トレ、金舎トレは一瞬でその意味を理解する。
「ブラフマーよ、まさか本気でやるつもりか!?」
「ドロワという舞踏会でそれがどれほど過酷な試練になるかわかっているのですか!?」
柴トレと金舎トレは抗議の声を上げる。
「そんな……あなたのターゲットは私だけだったはず」
そしてブッダも抗議するが、梵天は意に介さずこう言った。
「『イキってはいけないドロワ24時』始まりです!」
竜神が甘茶を浴びせた理由が実は、『少し頭冷やそうか』であることは下界では知られていない。 - 63二次元好きの匿名さん23/03/28(火) 06:10:31
保守
- 64二次元好きの匿名さん23/03/28(火) 07:35:10
シャカトレが釈迦トレなのすき
- 65二次元好きの匿名さん23/03/28(火) 08:06:33
- 66二次元好きの匿名さん23/03/28(火) 09:21:29
- 67二次元好きの匿名さん23/03/28(火) 11:04:01
- 68二次元好きの匿名さん23/03/28(火) 13:59:42
そいや芝さんと金舎さんとパンチパーマは同じ地域の神さんでしたね
- 69二次元好きの匿名さん23/03/28(火) 20:43:14
- 70二次元好きの匿名さん23/03/28(火) 22:08:02
スクラントン現実錨?
- 71二次元好きの匿名さん23/03/29(水) 08:13:57
保守
- 72二次元好きの匿名さん23/03/29(水) 08:23:24
執着のあまりマートレ自身がSCPに変質しそう
- 73二次元好きの匿名さん23/03/29(水) 14:21:15
サクラの名を持つウマ娘たちのところに春になるとふらふら〜っとやってきて謎のお土産をくれるいつも酔っぱらいで顔が桜色のナイスミドルのおじさま
いつも持ってきてくれるお土産がおとぎ話みたいにへんな役立ち方をするので、ヒシアマさんに話したら
「春告精の類じゃないかねぇ?」
とはぐらかされる。そんなおじさまはトレーナーたちの酒ありの花見会に混じってたのしそうに酒を振る舞っているが…明らかに空間から酒瓶を生成している量の酒が出ているので、横で眺めてたタキオンが
「これは怪異の類だねぇ…ぜひ解剖したい…」
と眺めながら春の陽気にぽやーっとしている。その正体はウマ娘が大好きな酒造の若社長らしい、とされているが、いつもほろ酔いでアルコールを周りにモワモワさせているので酒呑童子じゃねえの?と諸説ある。
多分、トレセンの春の光景の一部で、ウマソウルと同じように競走馬を愛した人たちの魂の析出で、スズカを見ると「スズカが生きて走ってる」って泣き出して酒飲むし、ブライアンとハヤヒデが並走してると「うおお夢に見た兄弟対決!」ってビール缶をカシュってするし、ブルボンが走ってると「いい尻に育ったなあ」って呑んでるし、オグリが走ってると「まだ、オグリの子たちは走っているのです…!」って大吟醸取り出して周りに注ぎ始める。
今年も春はきましたねー - 74二次元好きの匿名さん23/03/29(水) 23:25:12
春ですね(花粉症)
桜の妖精居るなら杉の妖精、もとい花粉症の怪異とか居そうだなぁ……居てほしく無いが - 75二次元好きの匿名さん23/03/29(水) 23:54:51
杉といえばギルガメッシュ叙事詩に出てくるレバノン杉の守護者フンババとか。あとは酒蔵の入口に飾る杉玉とかもありますね。
- 76二次元好きの匿名さん23/03/29(水) 23:58:02
フラワートレが花の妖精とかはありだと思います