ジャスタウェイちゃんは…

「だからさ。どっちが好きなの？」
「いや、どっちって言われても……」
「じゃあ、どっちも嫌い？」
「そ、そんなことないよ…私は芦毛もゴールドシップちゃんも……」
「も、何？」
「その……あの……」
「あーあー、やっぱり芦毛だからアタシと一緒に遊んだり付き合ったりしてるんだー。じゃあ、もういいや。アタシの髪、全部ここで切り落としてジャスタウェイちゃんにあげるね」
「ちょ、ちょっと待ってよ！！なんでそこまでするの！？私は芦毛も好きだし、その…シップちゃんのことも好きだよ！！！」
「ジャスタウェイちゃんさぁ……"ことも"ってなんなの？もう分かりきってんだよ、そのごまかし方」
「ご、誤魔化してなんか……」
「あのさぁ、ジャスタウェイちゃん。アタシはたしかに答えは二つ用意したよ」

「でも、欲しい言葉は一つだけなの」
「一つ……」
「そう、アタシも本当の気持ちを教えるから、ジャスタウェイちゃんのも教えて欲しいな」
「…………分かった」