- 1二次元好きの匿名さん21/11/20(土) 03:03:22
彼女は天皇賞秋を1着でゴールした。
その様子を控室で彼女のトレーナーと一緒に見ていたが、彼は俺に気を配ったのか喜びを表に出してはいなかった。
こんな時まで、彼は本当に器用だ。俺と違って。
だからこそ、今こうしてこの世界のサイレンススズカは何事もなく無事走り切れたのだと実感した。
つくづく、彼といると自分は未熟だと感じる。
何もかも嫌になり、控室から出て行くことにした。
「あれ……トレーナーさんの知り合いですか?」
出たところを、部屋に入ろうとしていた彼女に見られた。
「もしかして控室で応援してくださったんですか?ふふふ、ありがとうござ……って、どうしたんですか!?」
彼女に会わせる顔が無かった。
俺には、彼女から感謝の言葉を贈られる資格など無かった。
もし俺が彼ほど気配りができていたら。
器用だったら。
彼女と上手くコミュニケーションが取れていたら。
俺が応援していたサイレンススズカは、苦しまずに済んだかもしれないのに。 - 2二次元好きの匿名さん21/11/20(土) 03:03:56
トレーナー曇らせやめろ
- 3二次元好きの匿名さん21/11/20(土) 03:04:08
駄文によるお目汚し申し訳ないです。
- 4二次元好きの匿名さん21/11/20(土) 03:04:17
トレーナー異世界転移……?
- 5二次元好きの匿名さん21/11/20(土) 03:08:33
ボ、ボトルネック…
- 6二次元好きの匿名さん21/11/20(土) 03:13:25
こちら側のスズカは前を向いて走り続けるけど
向こう側のスズカはそんなのできないし、トレーナーさんは前を向くことなんてできないんだよね - 7二次元好きの匿名さん21/11/20(土) 03:39:44
少し脱線した現実の話になるけれど、武騎手がサイレンススズカの怪我の原因が分からないのでなく無いとコメントしたのは有名な話だ。
こちらの方でも怪我の原因が無ければトレーナーさんの自責の念が弱まってくれたが、こうして別世界で無事に走り抜けれたのを見てしまった以上言い逃れすら許されない状況になってしまったのが本当に美しい