- 1二次元好きの匿名さん21/11/20(土) 21:36:01
「おや、スカイ君か」
タキオンさんの目線の先にはデイジーの花飾りをつけた後輩とフラワーがいた。
警戒の目を胡散臭い先輩に向ける。
タキオンさんは意に介してないかのように二人を見つめ続けた。
「……なんの用ですか」
「ひどい言い草だねえ、私だってあの子の先輩だよ?」
タキオンさんの隣に立つ。
私のほうがほんの少し背が低く、自然と見上げる形になる。
「あの子、今度ダートに挑戦するんだってねえ」
「そうですけど……それが?」
「……折れないというのは素晴らしいと思っただけだよ。身も、心もね」
ぽつりとつぶやくようにタキオンさんは言葉をこぼした。
その言葉だけは少しだけ。
……本当に少しだけ。
私と同じ温度を持っているように感じた。
私たちは砂にまみれながら走る二人をずっと見守っていた。 - 2二次元好きの匿名さん21/11/20(土) 21:38:09
ニシノデイジーを語るならタキオンも入れないとと思ったので
5歳の冬になっても現役で走っていられるのは決して悪いことではない……んじゃないかなあ、と個人的には思います
お目汚し失礼しました
ニシノデイジーが出走する予定の霜月ステークスは明日の15時30分発走です!