【SS】トレセン学園の警備員 中村主水と申します

  • 1二次元好きの匿名さん21/11/20(土) 22:25:19

    最近時代劇とウマ娘のコラボが盛り上がっているので便乗します

    ※このSSは暴力描写や曇らせを含みます。
    原作をリスペクトしつつできる限りハッピーエンドに持っていこうと思いますので多少の解釈違いがあると思いますが
    最後まで書きたいと思います


    ———

    「中村さん‼︎見回りの時間でしょっ‼︎こんな所で油を売っている暇はないはずですよ‼︎」
    「田中さん・・そうはおっしゃられますが・・外はこの寒さですがら・・・何卒ご容赦を・・」
    「そんなだからあなたは万年学園外回りの警備担当なんですよ‼︎暖かい場所で仕事がしたいなら・・それ相応の働きをしてもらわないと・・ほらほらさっさと行ってください」
    「役職が上なだけの歳下にいばりちらされちゃ仕事も捗るわきゃねえじゃねえか・・・」
    「・・今何か言いましたか?」
    「いえいえ‼︎それでは・・中村主水‼︎学園周辺の見回りに行って参ります‼︎」

  • 2二次元好きの匿名さん21/11/20(土) 22:26:30

    「はぁ・・こんな寒い日に真面目に見回りなんてやってられねえよなぁ・・まったく・・・」
    「おーい‼︎外回りのおっちゃーん‼︎今日もコキ使われとんのかーー」
    「おぅ‼︎タマじゃねぇか‼︎お前らウマ娘はこんな寒い日にも走りこんで・・・全く俺なんか頭が上がらねえな・・」
    「敬ってくれておおきに!ほな休憩がてらあったかい飲みもんでも奢ってんかぁ〜」
    「チキショウ相変わらずおめぇは催促がうめぇなぁ・・あんまり安月給の財布から搾り取るもんじゃねえぞ・・」
    「オグリに催促されるよりマシやとおもってやぁ〜」
    「そりゃあ確かにそうだ・・・はっはっは‼︎全くおめえにゃ敵わねえな・・で、何が飲みてえんだ?」
    「もちろん‼︎みっくすじゅーちゅや」
    「あったかい飲み物じゃねえじゃねえか‼︎」
    「ははっ‼︎相変わらずおっちゃんのツッコミは冴えてるなぁ・・冗談や!ホットコーヒーで頼むわ」

  • 3二次元好きの匿名さん21/11/20(土) 22:27:27

    ゴクッゴクッ
    「くはぁ〜っ‼︎やっぱこう寒いと沁みるなぁ〜」
    「それはそうとおめぇこの間まで地元に帰ってたんじゃねえのか?身内に不幸でもあったか?」
    「うん・・そうやったんやけどな・・まあ亡くなったとかっていう不幸ではなかったから安心したわ・・・昔から世話になってるおっちゃんの店がなんや上手くいかんくておっちゃん倒れてもうた言うから飛んで行ったんやけど・・おっちゃんあんがいケロッとしっとたから・・良かったわ・・」
    「そりゃおめぇも大変だったな・・まったくどこの世も不景気ってこったなぁ」
    「そうやな・・よっしゃ!おっちゃん!コーヒーありがとうな!トレーニング戻るわ!」
    「おぅ!しっかり頑張れよ‼︎」
    「まかしとき!ほなな!」
    ダッ
    「浪花娘は今日も元気でなによりだ・・おっといけねぇ‼︎こんな所で油売ってるとまたあの生意気上司にいびられちまう!」

  • 4二次元好きの匿名さん21/11/20(土) 22:28:55

    このレスは削除されています

  • 5二次元好きの匿名さん21/11/20(土) 22:45:46

    「おいトレセンの旦那‼︎今日も相変わらずの昼行灯か?」
    「なんだ秀か・・お前のところはウマ娘達の装飾が耐えることなんてねえから景気良さそうだな」
    「へへっ!そのかわり仕上がりはキッチリ求められるから楽な商売じゃねえさ」
    「こっちは楽じゃねえ上に安月給だ!」
    「いつもどおりでなによりだな」
    「おう・・それはそうとよ・・・(裏の仕事・・なんかねえのかよ・・)」
    「⁉︎・・・(そう簡単にありゃしねえよ・・裏家業も不景気なんだからよ・・)」
    「たっく・・家のかかあとばばあがたまに旅行させろだのなんだの五月蝿くてよぉ・・」
    「まああんたは収入も下の方も不景気だからな・・
    旅行でもしねえと毎日変わり映えしねえんだろうよ」
    「まあそりゃそうだな・・・ 
     ‼︎・・てめえ言わせておけば散々言いやがって‼︎」
    「へへっ!じゃああっしは装飾の納品があるんでこれで!」
    「てめえ待ちやがれ‼︎」
    タッタッタッ

  • 6二次元好きの匿名さん21/11/20(土) 23:04:50

    ほうほう

  • 7二次元好きの匿名さん21/11/20(土) 23:07:06

    「タマちゃん♪今日は寒いのでみんなでお鍋を囲みましょうか〜」
    「クリーク・・それはええねんけど前みたいにみんなの分よそったりしてオグリにばっか食べさせてあんまり自分のぶん食べれてなかったやろ?今日はうちも一緒に色々手伝うから・・アンタもちゃんと鍋楽しみや」
    「まぁ〜タマちゃん・・・優しいのねぇ いい子♪いい子♪」
    「・・・それやめぇちゅーねんっ‼︎」
    「でも私はみんなが美味しそうに食べてくれるだけで幸せですよぉ」
    「まあオグリも世話ばかりしてもらって悪いとは思ってるみたいなんやけど腹の空きには逆らわれへんみたいやからな」
    「ふふっそういうところも可愛いくて堪らないんですよねぇ」
    「アンタほんまオカンの権化みたいな存在やな・・」
    「まぁ〜なんて褒め言葉・・‼︎」
    「半分は誉めてるけど・・もう半分は皮肉やぁ‼︎」
    「あらあら・・反抗期かしら・・」
    「だから子供扱いすなーっ‼︎」

  • 8二次元好きの匿名さん21/11/20(土) 23:38:12

    ♪♪♪
    「なんや電話か・・もしもし・・」
    「今日はどんな鍋にしようかしら・・」
    「なんやて⁉︎ほんまかそれ!⁉︎・・・・・・」
    「どうしたのタマちゃん⁉︎」
    「すまん‼︎クリーク・・今日の鍋はうちは不参加で頼むわぁ‼︎」
    タッタッタッ
    「タマちゃーん‼︎・・・・大丈夫かしら・・」
    「クリーク先輩?どうかしたのかい?」
    「ヒシアマちゃん・・何かタマちゃんに良くない事が起こったのかもしれません・・」
    「良くない事・・?」
    「タマちゃん・・最近地元のお知り合いの方の事で凄く悩んでたのでその事かもしれないわ・・顔色を変えて行ってしまったので凄く心配で・・」
    「そいつは心配だねぇ・・タマ先輩は強がる所があるから一人で抱え込まないといいんだけどねぇ」
    「私もそれが1番心配で・・・」
    「アタシも見かけたら声をかけてみるよ‼︎」
    「ヒシアマちゃん・・ありがとう・・」
    「困った事があったらみんなで助け合わないとね!」
    「ふふ・・ヒシアマちゃんもお母さんなんですね〜」
    「あたしゃクリーク先輩ほどじゃないさね」

  • 9二次元好きの匿名さん21/11/20(土) 23:48:20

    すいません明日朝から仕事なので
    続きは明日で!

  • 10二次元好きの匿名さん21/11/20(土) 23:50:38

    期待してるぜ。

  • 11二次元好きの匿名さん21/11/20(土) 23:51:19

    Ω<な、なんだってー!

    明日を楽しみにしてますよ!

  • 12二次元好きの匿名さん21/11/20(土) 23:51:59

    楽しみ

  • 13二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 00:38:39

    このレスは削除されています

  • 14二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 00:42:26

    「おばちゃーーーん‼︎」
    「タマちゃん・・‼︎」
    「電話で言うて事ホンマか!?・・・おっちゃんが・・・おっちゃんがぁ!!」
    「・・・・・」
    「・・もしかしてあの地上げ屋か⁉︎なんでや⁉︎この前倒れた時おっちゃんもう店は手放して隠居するから嫌がらせされる事ないて言うてたんやんか‼︎」
    「タマちゃんにはそう言うてたんやどね・・・
    あの人・・『うちの店は歴史もあるし贔屓にしてもろてるお客さんもおる・・なにより私ら夫婦とタマちゃんとの思い出も詰まった店やから絶対に手放さない』って意固地になってもうて・・」
    「おっちゃん・・」
    「退院してまた頑張ろうって時にまたあの地上げ屋が嫌がらせに来てもうて・・あの人我慢できんくなって地上げ屋に掴みかかっていってもうて・・
    振り払われた時に頭打ってもうてね・・」
    「そいつらはもちろん捕まったんやろ⁉︎許されんへんやろそんな奴ら‼︎」
    「・・・・あいつらの後ろにおる人間が警察にも口が効くらしくて・・うちの人から掴みかかったのは事実ということで不慮の事故に処理されてもうたんよ・・」
    「そんな・・・嘘や・・・」
    「実はね・・あの人私とタマちゃんに手紙とこれを残しとったのよ・・」
    「おばちゃんも大変やのに・・これを渡すためにわざわざ東京に・・⁉︎」
    「あの人の想いをすぐにタマちゃんに渡したなってもうてね・・」
    「ぐ・・おばちゃん・・・・」
    「ほな私はまだ向こうでバタバタしてるから帰るね・・・タマちゃん・・あの人タマちゃんが走る姿を見るの大好きやったから・・これからも元気にタマちゃんらしく頑張ってね・・・」
    「・・・・・・・・・」
    「くそぉぉぉぉぉおおおおおおおおお‼︎‼︎」

  • 15二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 01:12:31

    ガサッ
    「・・・全部聞いちまったけど・・こいつは絶対に放っておけないねぇ・・・秀さんと外回りに相談してみるかね・・」


    「アマ‼︎・・こんな時間に呼び出しやがって・・」
    「遅いじゃないか!外回り!秀さんはもうとっくに来てるよ!」
    「あたりめえだ!その外回りの警備をしておめえらの学園を夜も守ってやってんだ‼︎すぐに飛んで来れるほど暇じゃねえんだよ俺は・・」
    「警備員がすぐに飛んで来れないんじゃダメじゃないのさ」
    「それくらいにしとけよ・・で、アマ・・わざわざ呼んだってことはよ・・仕事か・・・?」
    「なに⁉︎それなら早く言いやがれ」
    「待ちなよ・・仕事にはなりそうだけどまだ頼み人の意思も聞いてねえし裏も完全に取れちゃいないのさ・・・とりあえず話だけでも聞いとくれよ」


    「・・・てわけさ」
    「・・・そうか・・タマの野郎昼間は元気にはしゃいでやがったのにそんな問題抱えてやがったのか・・」
    「で・・裏は取れるのか?」
    「今関西の方に南坂が教え子の引率で行ってるらしいからね・・調べてもらってるよ!連絡待ちさね」
    「じゃあ俺の方から明日タマにそれとなく話してみるぜ・・あいつの気持ちも知りてえしよ・・」
    「頼むよ外回り・・アタシから頼み人の話をふると怪しまれそうだからね・・」
    「じゃあ今夜は一旦解散か・・」

  • 16二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 01:48:14

    「おっちゃんが残してくれた手紙・・・これ読んでもうたら心折れてまうかもしれん・・・」
    「せやけど逃げたらあかんな・・」


    タマへ
    もしワシになんかあった時の為にこの手紙を書いておく

    タマが昔からワシら夫婦の店に来てくれて
    賑やかにしてくれたからここまでやってこれたよ
    昔うちの店が貧乏やてぼやいたら
    タマは
    うちも貧乏やから一緒に貧乏どうし頑張ろう
    おっちゃんは店を立派にしてうちはレースで勝ってチビたちにたらふく美味いもん食わすからお互い頑張っていこう
    て言うてくれたの覚えとるかな
    あの言葉を胸に今までやってきたようなもんや
    おおきに
    もしワシになんかあったら少ないけどタマにも少しの金残しとるから
    あの言葉の恩返しやとおもて使ってくれ
    これからもレース頑張るんやで
    地獄からでも天国からでも応援したる!


    「・・・・うぅ・・おっちゃん・・」
    「うちのために・・お金まで・・・・はは・・ほんまに少ないな・・・うぅ・・うわぁぁぁぁぁぁぁぁん」

  • 17二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 02:02:08

    このレスは削除されています

  • 18二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 02:18:15

    「タマ・・おめえ何かあったのか?」
    「ぐすっ‼︎・・・外回りのおっちゃん・・」

    「なるほどなぁ・・そんな事があったのか」
    「ごめんな・・おっちゃんに話してもなんもならんねんけどな・・・」
    「気休めになるかわかんねえけどよ・・トレセンの隣町の外れに小さな祠があるって聞いた事がある」
    「祠?」
    「まあ・・まじないみてえなもんらしいんだが・・その祠に金を奉納して許せねえ恨みを吐き散らかすとその恨みをはらせるかもしれねえって話だ・・」
    「なんやそれ・・胡散臭い話やな・・・」
    「まあ・・そうなんだけどよ」
    「でも・・・そんな気休めでも・・今のうちにはそれくらいしか気持ち晴らす方法ないんかもな・・」
    「タマ・・」
    「おおきに‼︎外回りのおっちゃん!少しでもパーッと気晴らしてくるわ!」
    タッタッタッ
    「あんまり気ぃ落とさず頑張れよー‼︎」

    「ここが言うてた祠か・・・」
    「アホらしいかもしれんけど・・今のうちにはこれくらいしかできん・・・!すぅ」

    「神さん‼︎
    うちはおっちゃんを苦しめた奴らがどうしても許されへん‼︎
    人恨んだり復讐願ったりするんはあかんって事はわかってる・・
    けどうちにはこんな事くらいしかできやんのや‼︎
    ここで喚くしかないんや‼︎おっちゃんはお金残してくれたけど・・お金より・・・おっちゃんが元気でいてくれれば良かったんや‼︎せやからおっちゃんが残してくれたお金はおっちゃんの為に使いたい!叶うなら・・おっちゃんの恨み少しでも晴らしてやってください‼︎お願いします‼︎」

    (タマ先輩・・アンタの気持ち確かに受け取ったよ・・・)

  • 19二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 02:46:10

    「南坂・・裏は取れたのかい?」
    『バッチリですよ・・リストを送っておきました』
    「すまないねぇ・・遠征中に・・」
    『いえ・・いつもの事ですから・・それから奴ら
    タマモクロスさんに明日の夜会いに行くそうなので気をつけてください・・』
    「なんだって⁉︎」
    『奴ら・・残されたご婦人の身を脅し文句にタマモクロスさんから大金をせしめようとしているみたいです・・』
    「どこまでも腐った連中だねぇ・・許さないよ‼︎
    向こうから来るなら好都合さ・・タイマンだ‼︎」
    『いや・・タイマンとは違うのでは・・・』
    「とにかく助かったよ!ありがとね!」
    『今回私は仕事に参加できませんが・・お二人によろしくお伝えください』
    ドンッ
    『トレーナーー‼︎早くネイチャの部屋でトランプやるぞっ‼︎』
    『ターボさん?今は電話中ですよ?』
    『なんだ?彼女か⁉︎ネイチャ達に言ってやるもん‼︎』
    『・・ということなので切りますね』
    「ははっ・・相変わらずでなによりだよ!じゃあねっ」
    ガチャ

  • 20二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 03:06:32

    「的は地上げ屋の権藤八郎、喜助・・・

     それから難波の不動産王 黒田栄五郎・・」

    「なるほどなぁ関西で指折りの不動産王が後ろについてやがったのか・・警察も雑な捜査になるわけだ」

    「で・・そいつらがこっちに揃ってやってくるのか?」

    「なんでも黒田の仕事がこっちであるらしくてその護衛に二人も付き添いで来るそうだよ」

    「そのついでに黒田の権力共々・・タマに見せつけて脅そうってのか・・ふてえ野郎だ‼︎」

    「まあ揃って来てくれるならこっちもやりやすいってもんだ」

    「タマの前に汚ねえ面見せる前にやってやる」


    ジャラ


    「これが今回の仕事料だ・・タマの行き場のねえ恨みがこもってる・・」


    「頼んだよ!二人とも・・」



    必殺仕事人の心に残るBGM「仕事人出陣」


  • 21二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 03:39:12

    「いやぁ黒田先生まで来ていただけるとは我々も心強いですなぁ」

    「なぁに仕事ついでに世間でも有名なあのウマ娘の怯える顔を見てみようと思ってな・・ワシにかかれば政治家も警察も金でどうにかなるが・・たまには下々の奴らをこの手で恐怖に震え上がらせてみたくなるものよ・・」

    「なるほどぉ・・世間では浪花節で通っている黒田先生も・・なかなかの鬼でございますなぁ・・」

    「喜助‼︎先生に失礼だろう‼︎」

    「はっはっはっ‼︎よいよい‼︎お前たちにはいつも私の変わりに手を汚してもらっておるからなぁ・・

    あの小娘から脅し取る金はお前らに全てやるから

    しっかりと・・震え上がらせるんだぞ?」

    「どわっはっはっはっはっはっ」


    「ずいぶん汚い笑い声だねぇ・・神聖なトレセン学園の近くでやめておくれよ!」

    「なんだ⁉︎このアマぁ!!」

    「悔しかったらアタシの足に追いついてごらんよ!ドブ鼠ども!」


    タッタッタッ

    「あんな小娘に侮辱されるとは・・2人とも!追いかけて連れてこい‼︎たっぷり可愛がってやる・・」

    「ヘイ‼︎」

    ダッダッダッ


    「・・・たっく!手加減して走ってんのにおっそい奴らだねぇ」

    「ハァハァ・・待てえええい小娘‼︎ハァハァ」

    「ハァハァ・・アニキーーーちょっと待ってくれええええ」



    シュピンッ


    新必殺仕事人「闇夜に仕掛ける」(想い出の糸車VER.)


  • 22二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 03:49:12

    シュバッ
    「‼︎・・なんだぁ⁉︎」
    ぐさっ

    「うっ・・」

    ズサッ

    「ハァハァ・・ん⁉︎おい‼︎喜助ぇ‼︎何座り込んでんだ‼︎おめえも追いかけやがれ‼︎」

    「おい?喜助?・・・ヒェッ!!どうなってやがる‼︎」

    シュバッ
    「なんだ⁉︎てめえは‼︎」
    ガバッ
    シュピンッ

    ぐさっ
    「うぐぇっ」

  • 23二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 04:15:08

    このレスは削除されています

  • 24二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 04:19:47

    「・・・あの二人は何をやっとるんだ‼︎この寒空の下でいつまで待たせる気だ・・・少し甘やかしすぎかもしれんな・・・戻って来たら叱りつけねば・・」


    【チャンネル哲竹山】 必殺仕事人 中村主水のテーマ

    「あのぉう・・・」

    「おおっやっと戻ってきたか!・・・・ん?なんだ?キサマは?」

    「こんな夜分にどうされました?」

    「なぁんだ警備員か・・・警備員風情がこのワシなんのようだ」

    「いやいや!・・夜分にこんなところで突っ立っておられたので気になりましたもんで・・

    ところであなた!よく見たら有名な不動産王の黒田さんじゃありませんか?浪花節で有名な!」


    「ふん!よく知っているな・・・おい!そんなことよりもう寒くてたまらん!

    学園の敷地内の暖かい場所に案内せえ!」

    「はっ!黒田さんの頼みとあらば‼︎すぐに案内致します!」

    「ふん!よい心がけじゃないか・・・早く行こ」


    ドブシュッ


    「ぐおぁぁっ」


    ググッ

    「案内してやるが・・おめえが行くの地獄だぜ・・っ」


    シュボッ


    シュッ

    キンッ


    「おめえに浪花節は似合わねえよ・・」

  • 25二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 05:15:21

    「タマちゃん!久しぶりのレース!頑張ってくださいね〜」
    「クリーク!・・・おおきに」
    「タマなら勝てるぞ!大丈夫だっ」
    ぐうぅぅぅぅ
    「ははっ!オグリの腹の虫も応援してくれとるわ!おおきに」
    「虫など食べた覚えはないのだが・・」
    「そーゆう意味ちゃうわっ‼︎」
    「ほな行ってくるで!」
    「あっ!タマちゃん!・・・お祝いのお鍋・・用意しておきますね♪」
    「・・・・おうさ‼︎今日はみんなで美味い鍋食おうや!」
    「ふふ♪」
    「鍋か・・楽しみだな!」
    ぐぅぅぅぅぅぅ
    「あらあら♪オグリちゃん・・まずはタマちゃんのレースが先ですよ〜」
    「それはそうとヒシアマちゃんはタマちゃんに一言声をかけなくてよかったんですか〜?」
    「げっ!・・なんでここにいるのがバレた・・」
    「ヒシアマちゃんも今夜お鍋どうですか?」
    「いやぁ私がいたんじゃぁねぇ・・」
    「あら〜ヒシアマちゃんもこの前タマちゃんのために色々走り回ってくれて・・知らない所でケアしてくれてたんじゃないですか〜?」
    「あ・・アタシは特になんの役にも立っちゃいないよ・・」
    「ふふ♪照れなくてもいいんですよぉ・・・とにかく・・みんなで食べるとより美味しくなるので是非♪」
    「・・そうかい?じゃあ!タマには絶対に勝ってもらわないとね!」

    (おっちゃん・・見ててや!うちの走り・・)
    (この勝利の歓声をおっちゃんのとこまで届けるのが・・うちにできる精一杯のプレゼントや‼︎)
    「どりゃああああああああああああああああ‼︎」

    〈〈ワァァァァァァァァァァァァァァァァ〉〉
    「へっ・・・タマの野郎・・
    流石・・浪花節のウマ娘だぜ・・」

  • 26二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 05:41:15



    だけど、仕事人は被害発生した後に破滅させられたり死にかけとかでどうしようもない時に最後にすがり付くから、やはり他と比べて温度差ヤバいね……

  • 27二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 05:44:48

    「ただいま帰りました」
    「あぁら!あなた❤️・・おかえりなさいませ」
    「婿↑殿↓‼︎お待ちしておりましたよ・・」
    「二人とも・・やけに機嫌がいいですな・・」
    「あらあなた❤️当然ですわ・・ねぇ母上」
    「ねぇ りつ」
    「・・・あぁ給料日ですからな!」
    「もうあなたったら❤️とぼけちゃって・・
    年末の賞与も入っていることですし・・年明けにはやっと家族で旅行にいけますわね母上!」
    「久かたぶりの温泉・・婿↑殿↓に背中でも洗っていただくのもよいかと・・」
    「ずるいですわ‼︎母上‼︎」
    「・・・・・・・・」
    「では・・婿↑殿↓・・・拝見・・」
    ガサガサ
    「見てください!母上何か紙が入ってますわ・・」
    「どれどれ・・・」
    「中村主水殿 貴殿の下半期の働きぶりが一定基準を満たしていないとの評価にいたり
    年末賞与の半分を減額とする
    来期はより一層職務に励み精進致すべし
    なお来期も一定基準の働きを期待できなければ
    笠松への転勤を命ずる・・」

    「さささて・・・私は風呂にでも入ってまいります・・」

    「婿↑殿↓‼︎‼︎‼︎」
    「あなたっ‼︎‼︎‼︎」


    —— 終 ——

  • 28二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 05:48:48

    楽しみにしてくださってる方もいたので
    夜通し書いてしまいした・・
    誤字脱字やら考証やら
    足りない点多いですが
    楽しんでもらえれば幸いです

    やっぱり仕事人と絡めるのは難しいですね
    勇次もおりくも出したかったんですが
    キャパオーバーでした・・すいません

  • 29二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 06:42:04

    藤田まこといいよね…

  • 30二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 11:30:14

    一応ウララ軸の秀と臨時女性トレの話も思いついてはいるので
    需要ありそうでしたらまた貯めて書かせてもらいます。

  • 31二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 11:42:01

    南坂も加わってるの草
    あの人絶対工作とか潜入する仕事やってたよな

  • 32二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 21:03:49

    次回予告


    春の訪れを待つトレセンに
    ハルウララの臨時トレーナーお春がやってきた
    お春に懐くウララと惚れる秀
    お春を襲う残寒に翻弄されるウララとキングの願いとは・・
    走る秀!!奏でる勇次!サボる主水!
    晴らせぬ恨み晴らします

    次回 必殺仕事人
    春うららを見たのは秀

    時代劇は必殺です!

オススメ

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