トレーナー君！…は、今日居ないんだったね

1二次元好きの匿名さん21/11/20(土) 23:57:57

まったく、同窓会だからといって私をほっぽり出して外出するなんてひどいものだね。
一応トレーナー君の部屋の冷蔵庫に3食分の弁当が用意されているとは聞いているが、帰ったらたくさん実験してやるとしようかな……。
さて、トレーナー君の部屋の合鍵はどこにしまったかな？…そうだ。トレーナー君が財布につけてくれていたんだったな、わかりやすくて助かるね。

…ふぅン、相変わらず食べやすく栄養のバランスの整った弁当だったな。だがやっぱりトレーナー君は、おかず多めに弁当を作る傾向にあるね。
……面倒ではないんだろうか。初めて作ってくれた時はともかく、米を増やして弁当の空きを詰めればトレーナー君の手間を減らせると思って何度も言うようにしているのにな…。疲れを取らせようと休日を与えようとしても私にかかりっきりで………。

待った、よく考えたら…私の存在がトレーナー君の重荷になっているんじゃないか？弁当をわざわざ3食用意させて、色々、色々……ッ…！
私は実験と走ることしか考えていなかった。最初はそれでいいと思っていた。向こうから言い出したことだと思って甘えていた。

モルモットが使いものにならなくなったら困るのに。矛盾した考えで、酷使させて……ッ！
……ダメだ、トレーナー君を頼ってばかりではダメなんだ。何か、解決策を考えなくては。
………わかったこうしよう。とりあえず。トレーナー君の帰りを待つんだ。

〜

トレーナー君！今度から弁当についてだが、わざわざ私のためだけに特製で作る必要はない。
君が食べるタイミングで私を誘ってくれたまえ。そして料理もこれからは可能な限り手伝いに来ることにする。晩飯はどうせ自炊なのだろう？君の部屋に毎晩行くから一緒に作ろう。…理由かい？君の負担を減らすことだ。
…いいや、君の意見は聞かないよ。私はずっと…君と実験がしたいんだ、長生きしてもらわなくては困るからね。…泣くなよトレーナー君、当たり前なことだろう？さぁ、ご飯を温めようじゃないか。