- 1二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 08:03:05
気が付いたら目の前にいた魔女帽子をかぶったウマ娘にそう問い詰められていた。
この子のことはフラワーから少し聞いたことがある。
「え、えぇっと。たしかスイちゃんだっけ?」
「スイープトウショウ!もとい、魔法少女スイーピー様よ!」
やはりこの子か。話を聞く限りだとちょっと面倒くさそうな子だ。
「スイープちゃん、私が化け猫ってどういうことなのかな?」
「とぼけたって無駄よ!私は見たんだから!」
「何を?」
「あなたがネコ語を話しながら猫と追いかけっこをしていたところをよ!」
・・・そういうことか。また私は猫化していたのか。(※スカイの育成イベント参照)
とどのつまり、アレを見て変化を解きそびれた化け猫がそれに気づかないで戯れていると勘違いしたのだろう。
別に私が化け猫とかでは決してないんだが。
「あ~、見られちゃいました?」
「やっぱり!あなた化け猫だったのね!」
「いや、化け猫ではないかな・・・。」
「つまり自分が化け猫だと自覚できないくらい溶け込んでるというわけね!」
どうやら私が化け猫であることはこの子の中では確定事項らしい。
「いや、ちがうからね?」
「そうだ!あなたアタシの使い魔になりなさい!化け猫の使い魔とはグランマにもいい報告ができそうね!」
「お~い・・・。」
どんどんまずい方向に話が進んでいる・・・ - 2二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 08:03:46
どうにかして話をそらさないと・・・
「ねぇねぇ、スイープ。」
「待ってなさい!今契約書を書いてるところだから!」
早い早い、気が付いたら契約させられてそうな押しの強さだ。
「待った待った、まずはこっちの話を聞いて。」
「・・・。」
「一つ交渉しない?化け猫の件、黙っててくれたら一族秘伝のとってもすごい魔法を教えてあげる。」
「魔法!?どんな!?どんな魔法なの!?」
食いついた。あとは糸が切れないように引き上げるだけ。
「本来は門外不出の魔法だからね~。まだこっちの言い分を聞いてもらっていないうちに教えるわけにはいかないね。」
「なるほど。」
「というわけで、約束を守ってくれたら教えてあげてもいいよ~。」
「わかったわ!絶対に口外しないわ!」
よし、これで要らない噂は広がらないはず。
あとは魔法の件についてをどうするかだな。
「さて、それじゃあ魔法についてだけど・・・、ちょっとまってね。」
「ワクワク。」
「フラワーにこのお手紙を届けてくれるかな?」
「フラワーに?」
「今、その魔法の手掛かりはフラワーに預けてあるんだ。その手紙を渡せば事情を察してくれるはずだよ。」
「わかったわ!すぐに取ってくるからまってなさい!」
そしてスイープは一目散にかけていった。
化け猫はもっときちんと否定すればよかったけど、私もこれ以上面倒ごとに巻き込まれないように退散しておきますか。 - 3二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 08:04:02
ちなみに手紙の内容は、
『カクカクシカジカというわけでフラワー、助けてください。どうにかしてスイープをごまかしておいて。』
フラワーは手紙を見なかったことにし、スイープに真相をすべてぶちまけた。
のちにスカイはスイープに『バ鹿猫』呼ばわりされることになるのはまた先のいお話。 - 4二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 08:08:18
おわり!
- 5二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 08:53:50
もっと伸びろ
- 6二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 08:58:04
全体的に可愛い
- 7二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 09:23:48
これは健康に大変良い
- 8二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 10:08:25
基本的に容赦しないフラワーちゃん好き
- 9二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 10:08:46
オチもついてて大変よろしい…
かわいい… - 10二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 11:00:03
ただただカワイイ
- 11ペンギンスレ主21/11/21(日) 13:03:38
この二人かわいいからとにかくみんなで愛でていけ
愛でろ - 12二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 13:15:46
この組み合わせいいな
- 13二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 13:18:43
セイウンスカイとスイープの出会いとして完璧過ぎる…
- 14二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 18:28:58
カワ(・∀・)イイ!!