【SS】トレーナーとはどこまでいったんだ?ブライアン     【髢イ?隕ァ豕 ィ諢?】

  • 1a23/03/30(木) 23:25:18

    「ところでブライアン…トレーナー君とはどこまで行ったんだ?」

    「は?」

    お昼時に賑わう食堂。
    テーブルの向かいに座る白髪のウマ娘──ビワハヤヒデが、唐突に問いかける。

    「いきなり何を言ってるんだ……姉貴」

    そんな問いに困惑するのは黒髪のウマ娘──ナリタブライアン。

    「いや、トレーナー君とはどこまでいったんだ?と聞いたのだが…」

    「違う、同じ事を言わなくていい」

    「うーむ…トレーナーくんと付き合っているのか?」

    「そういう事じゃない、なんだ、その…」

    頭を抱えるブライアン。

    「そんなに難しい質問だったかな?」

    ハヤヒデは、そんな彼女を心底不思議そうに見つめている。

  • 2a23/03/30(木) 23:25:50

    ひとしきり悩んだ後、はあ、とため息をついて。

    「言っておくが姉貴、私とトレーナーはそんな関係じゃない。だいたい、トレーナーはトレーナーだぞ。そんな関係になる訳が無いだろう」

    呆れ顔のブライアンとは対象的に、どこかにやけ顔をとしているハヤヒデ。

    「そうなのか?」

    「当たり前だろう。まったく、何を言っているんだ姉貴は…」

    「ふぅん…」

    「下らん話はやめてくれ。メシがまずくなる」

  • 3a23/03/30(木) 23:26:06

    「そういえばこの前、トレーナーとデパートに買い物へ行ったそうじゃないか」

    「…は?」

    食べかけの焼肉定食に伸ばした手が、ぴたりと止まる。

    「新しい蹄鉄を買いに行く予定だったらしいが、随分と寄り道もしたそうじゃないか」

    「おい待て、どこからその話を──」

    「焼肉やらなんやらとトレーナーを連れ回していたそうだが」

    「おい姉貴──」

    「帰り道では手も繋いでいたとの話も──」

    「姉貴!!」

  • 4a23/03/30(木) 23:26:21

    ガタン!
    勢いよく机から立ちあがる。
    周りにいた生徒数名がこちらを振り返ったが、そんな事を気にする余裕はまるで無かったようだ。

    「どうした?ブライアン。そんなに慌てて」

    対照に、相変わらずにやけ顔のハヤヒデ。

    「…慌ててなんかいない」

    「顔が真っ赤だぞ。ブライアン」

    「ぅ、うるさい!!」

    「それで、キスはしたのか?」

    「やめろ!!!」

    思わず大声をあげてしまうと、周りの生徒からさらに怪訝そうな目線を送られる。

  • 5a23/03/30(木) 23:26:34

    「ふふふ…悪かった。少しからかいすぎたよ」

    「………全くだ。いきなり何を言い出す。」

    ふと我に返り、なんとか平静を保とうとするブライアン。

    「大丈夫だ。この話は誰にも口外しないよ」

    「当たり前だ!」

    極力声を抑えてはいるものの、ブライアンの周りには異様な殺気が漂っている。

    「まあまあ、そんなに怒らないでおくれよ…その野菜を食べてあげるから」

    「…ふん。まあいい」

  • 6a23/03/30(木) 23:26:54

    様々なモヤモヤはあったが、一旦飲み込むブライアン。
    すうと息を吸い込み、一呼吸起いて。

    「そういう姉貴こそ、トレーナーと付き合い始めたそうじゃないか」

    「ぶふぅ!!」

    思わぬカウンターに、思わずむせてしまう。

    「どうした姉貴。まさか自分だけ逃れられるとでも思っていたのか?」

    「ど、どこからその話を…」

    慌てるハヤヒデを見て、ニヤリと邪悪なしたり顔を浮かべる。

    「私は何回目だ?」

    「違う!トレーナーとは、そんな関係ではない!!」

    あからさまな動揺を、隠そうともせず浮かべているハヤヒデ。

    「この光沢窓の中には果たして意味があるのか?」

    「あれは…そうだ!蹄鉄を買いに行って…」

    「だいたい、何度廃棄処分すればいいんだ」

    「あれは…その…トレーナー君とは…」

    ブライアンの圧迫面接に耐えきれず、ついに両手で真っ赤な顔を覆ってしまう。

  • 7a23/03/30(木) 23:27:22

    恥ずかしさで悶えているハヤヒデを尻目に、ブライアンが続ける。

    「存在意義など、雲からのセピア色の光が白紙上に定着させたものだろう」

    「うう…まさかブライアンも知っていたとは…」

    「何故私たちは幸福の意味なのだろうか」

    「ふふふ、なかなか手強くなったな、ブライアン」

    嬉しそうに笑うハヤヒデ。

    「窒息的なほどの大行列に偏在している私たちには、意味たる資格はあるのだろうか」

    「体を包む百足の脚こそ、我々を支えるエネルギー源なんだ」

    「百万石の無形文化財など、常に真空崩壊を起こしているらしいじゃないか」

    「蜘蛛の巣は情報過多により規則性を失っていて、私達にはどうしようもないな」

    「くだらんな」

    「けれど、無為な脱輪は=iとなってしまう」

    「結局は投票券などないのだから、息を潜めることなんかできやしない」

    「6つの道は紐状で、互いに寄生しあっている様に見えるのだろうな」

  • 8a23/03/30(木) 23:27:34

    「だいたい、ここだ:ってビルが崩れていて危険な状態だろう」


    「"ビルなんてもともと不可視性;の産物だろう」


    「少年A気取りは何も生み出せていない」


    「仮初めの持続的なんだろうか」


    「本人たちは閉鎖的空間で溺れている事には満足らしいぞ」


    「)致し難いが、私たちの逆説的な食物となっている事には感謝せねばな>


    「致しがたい、というのも語弊があるがな」


    私達は除霊できない


    「呪いとはまた違うのだろうか」

  • 9a23/03/30(木) 23:27:50

    「私たちは幸福だ」

    「では幸福とは何だろうか」

    「私たちの窓か」

    「窓の外か」

    「同じ物質的価値だろう」

    「同時に、私達の集合的円柱形でも足り得る」

    「平行的干渉などとうに昔の話だな」

    「水素爆発などもう起こらない」

    「潮時を失っていて炭化反応の連鎖」

    「ロータリーは空気色で流れに乗ることは落ちてゆく事に同意するしかない」

    「雲と光は自ら輝けず、持続的に笑い続ける事はできない」

    「ならば、私たちは笑い続けるしかないだろう」

    「あははははは あははははは あははははは あははははは」

    「あははははは あははははは あははははは あははははは」

  • 10a23/03/30(木) 23:28:30

    「あははははは あははははは あははははは あははははは」

    「あははははは あははははは あははははは あははははは」

    「あははははは あははははは あははははは あははははは」

    「あははははは あははははは あははははは あははははは」

    「あははははは あははははは あははははは あははははは」

    「あははははは あははははは あははははは あははははは」

    「あははははは あははははは あははははは あははははは」

    「あははははは あははははは あははははは あははははは」

    「あははははは あははははは あははははは あははははは」

    「あははははは あははははは あははははは あははははは」

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    「あははははは あははははは あははははは あははははは」

    「あははははは あははははは あははははは あははははは」

    「あははははは あははははは あははははは あはははははははははははは」

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