- 1スレ主21/11/21(日) 23:10:08
- 2二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 23:10:25
おぴょぴょ
- 3二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 23:10:50
加速
- 4二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 23:11:07
加速しろ
- 5二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 23:11:16
魔犬
- 6二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 23:11:24
加速
- 7二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 23:11:50
固有時制御・二重加速
- 8二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 23:12:17
高潔なる
- 9二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 23:12:32
天元突破
- 10二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 23:12:34
- 11二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 23:12:47
無限の
- 12二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 23:12:51
☆
- 13二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 23:12:51
虹彩認証じゃねーか!!
- 14二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 23:12:58
大外刈り
- 15二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 23:12:59
施錠
- 16二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 23:13:04
色彩開放
- 17二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 23:13:11
・愛情
- 18二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 23:14:19
虚構伝承・英雄
- 19二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 23:15:34
秘匿虹彩・解錠/施錠(Secret iris Unlock Locking)
かな - 20スレ主21/11/21(日) 23:15:46
- 21二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 23:16:34
にじのまたたき
- 22二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 23:16:47
シークレットマテリアル
- 23二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 23:18:07
kskst
- 24二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 23:18:32
オープンセサミ
- 25二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 23:19:52
ロックアンロック
- 26スレ主21/11/21(日) 23:22:57
- 27二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 23:23:24
ライダー
- 28二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 23:23:51
アサシン
- 29二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 23:24:03
アサシン
- 30二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 23:24:27
プリテンダー
- 31スレ主21/11/21(日) 23:25:58
そうか…俺はプリテンダーだったのか…
- 32スレ主21/11/21(日) 23:27:48
気を取り直して次!宝具の種別を決めよう!
対人か、対軍か、>>45にお願いします!
- 33二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 23:28:11
偶然同じ虹彩を持っていたのか眼球移植でもしたのかは兎も角、
それを手段になんか別の人と入れ替わった逸話の鯖か - 34二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 23:29:13
チョイ遠いな
考察でもしてくか - 35二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 23:29:37
ksk
- 36二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 23:29:57
ksk
- 37二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 23:30:13
ksk
- 38二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 23:30:37
ksk
- 39二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 23:30:53
ksk
- 40二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 23:31:37
対軍
なんかそういう権限持ってる人と同じ虹彩とかの方が逸話っぽくなりやすそう - 41二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 23:33:36
ksk
- 42スレ主21/11/21(日) 23:34:02
初めての安価スレなので、やりづらかったらすまない。
10レス分くらいがちょうどいいのかな? - 43二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 23:36:52
対人
偽物の虹彩で古代兵器とか何とかの操作権を奪い取った逸話とかありそうだからそこから - 44二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 23:47:09
↑
- 45二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 23:47:44
- 46二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 23:47:55
対界
- 47二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 23:49:11
直接的な攻撃力はなさそうだな…
- 48二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 23:51:56
そもそも宝具何個持ちなのよ?
ダイスで決めたら? - 49スレ主21/11/21(日) 23:53:23
なんだかすっごい暗躍してそうで燃えてきた!ありがとう!
そうですね、ダイスで決めます!
dice1d3=1 (1)
- 50スレ主21/11/21(日) 23:57:38
- 51二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 00:06:29
ksk
D - 52二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 00:07:06
E++
- 53二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 00:10:18
A-
- 54二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 00:10:33
C++
- 55二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 00:10:55
A++
- 56二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 00:11:20
A
- 57二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 00:12:04
E -
- 58二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 00:13:36
E
- 59二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 00:44:54
EX
- 60スレ主21/11/22(月) 00:48:11
筋力=C++
耐久=A++
敏捷=A
魔力=E-
幸運=E
宝具=EX
ひょえー…えらいことになってきた…
みんな遅くまでありがとう!また朝か昼に再開したいと思う! - 61二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 00:50:19
乙
いいバランスしてるね - 62スレ主21/11/22(月) 00:56:58
- 63二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 08:42:58
面白そうなのが始まってるなぁ
宝具見てたらスレ主にはウォッチャーとかゲートキーパーとかの適性も有りそうに思える - 64二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 09:24:38
宝具の種別、対錠宝具とかでも面白いな。本当の効果を隠してて、鍵になるものなら自由に開け閉めできる、みたいな効果だよって嘘ついておくとか
真名溶解する前は対錠で真名が判明した後は対人みたいになるのかもしれない - 65二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 09:32:30
虹色に変化する、解錠するところから
勝手に真名解放して相手の宝具を使えたり、変身できたりするのかもしれない - 66二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 09:34:50
サーヴァントってあと何決めればいいんだ?
宝具の能力とかか? - 67二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 09:34:53
相手の宝具発動に合わせて発動することで宝具をロックして以降発動不可能にするとかもありそうね
- 68二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 09:37:22
- 69スレ主21/11/22(月) 10:46:03
おはようございます。
昨夜は遅くまでありがとう!
次は保有スキルを決めたいと思う!
オベロンの保有スキルを参考にしようとしたら、クラス由来の固有スキルはなさそうだったので、スキルはある程度自由でいいと思う!
まず数を決めます!
dice1d6=6 (6)
- 70スレ主21/11/22(月) 10:52:30
多すぎィ!これはもっと人が多い夕方とかにやったほうがいいか!
- 71二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 12:45:48
そっすね 多分夕方くらいの方が集まると思うんで
- 72二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 15:49:20
それまではステータスの考察とかかな
筋力C++、耐久A++、敏捷はAだから結構肉弾戦が得意なタイプかな。逆に魔力がE-だから魔術系はからっきし。幸運もEだから運が良いわけでもない...ひょんなことから秘匿虹彩という魔術を手に入れてしまって、引き返せなくなった騙り手...って感じ?
元々は盗賊だったりしたのかな - 73二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 17:49:57
耐久高くてすばしっこくて強い宝具もち…厄介だな
- 74二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 18:38:15
そもそもこの宝具は虹彩認証を偽装するものだから魔眼なのかな?
- 75スレ主21/11/22(月) 18:58:08
- 76二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 19:01:03
情報抹消(A)
- 77二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 19:25:00
ksk
- 78二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 19:28:12
ksk
- 79二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 19:29:35
ksk
- 80二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 19:30:09
幼き者の英雄(A)
- 81二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 19:30:56
紅顔の美少年(B)
- 82二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 19:32:06
神性(E⁻)
- 83二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 19:34:30
変化(A+)
- 84二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 19:35:27
罠避けの加護(C+)
- 85二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 19:36:33
魔力放出(A-)
- 86スレ主21/11/22(月) 19:39:30
えっえっえっ
真っ当に強すぎる
みんなありがとう - 87スレ主21/11/22(月) 19:40:04
しかも専用スキルまでもらってる!大事にしなきゃ
- 88二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 19:40:41
ごめんオリジナルスキルやっちゃったけど大丈夫だった?
- 89二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 19:40:43
俺くんアレキサンダーくらいかわいいんだね
- 90スレ主21/11/22(月) 19:42:54
- 91二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 19:45:00
紅顔の美少年
人を惹き付ける美少年としての性質。
男女を問わずに対しては魅了の魔術的効果として働くが、抵抗の意思があれば軽減出来る。
対魔力スキルで完全回避が可能。
らしいすね - 92二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 19:50:37
ショタ系プリテンダーとか、また性癖を突き刺しに来たサーヴァントだなぁ
- 93スレ主21/11/22(月) 19:50:57
なるほど
- 94スレ主21/11/22(月) 19:51:44
俺:プリテンダー
筋力=C++
耐久=A++
敏捷=A
魔力=E-
幸運=E
宝具=EX
宝具「秘匿虹彩・解錠施錠」
対人宝具。
ロック・アンロック。
保有スキル
幼き者の英雄a
紅顔の美少年b
神性e-
変化a+
罠避けの加護c+
魔力放出a-
ここいらでまとめてみました。
かなり強そう… - 95二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 19:52:49
スキル:変化
文字通り「変身」する。東洋のサーヴァントは「借体成形」とも呼ばれている。
変化先はサーヴァントによって様々。
例として清姫は東洋の低級竜、ヴラド三世は吸血鬼としての力として蝙蝠や霧に変身する。
スキル:魔力放出
武器・自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出する事によって能力を向上させるスキル。いわば魔力によるジェット噴射。
絶大な能力向上を得られる反面、魔力消費は通常の比ではないため、非常に燃費が悪くなる。
スキル:神性
その体に神霊適性を持つかどうか、神性属性があるかないかの判定。ランクが高いほど、より物質的な神霊との混血とされる。より肉体的な忍耐力も強くなる。
「粛清防御」と呼ばれる特殊な防御値をランク分だけ削減する効果がある。また、「菩提樹の悟り」「信仰の加護」といったスキルを打ち破る。
オリジナルスキルではないものはこれくらいかな? - 96二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 20:06:22
神性E-はこれやっぱり宝具によってかな...神が作った義眼か何かか?
- 97スレ主21/11/22(月) 20:15:10
- 98二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 20:16:43
ksk
- 99二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 20:17:11
加速
- 100二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 20:19:43
加速
- 101二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 20:20:15
混沌・善
- 102二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 20:20:30
中立・中庸
- 103スレ主21/11/22(月) 20:22:36
- 104二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 20:23:10
サバイバルナイフ
- 105二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 20:24:57
爪と牙
- 106二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 20:27:21
猫と鍵
- 107二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 20:28:02
- 108スレ主21/11/22(月) 20:31:58
- 109二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 20:34:56
洋装 顔を隠せるフードマントに革鎧
- 110二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 20:35:30
トーガ
- 111二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 20:37:32
ハイレグアーマー
- 112二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 20:38:38
軽い金属鎧
- 113二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 20:41:23
ギリシャ辺りの白い布を肩からかけてるやつ
- 114二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 20:41:30
洋装(召喚された時代の一般的な服装)
- 115二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 20:43:02
- 116二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 20:43:32
113だけどそんな感じ!
- 117スレ主21/11/22(月) 20:43:52
おお!かっこいい!ありがとうございます!
- 118二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 20:44:58
となるとギリシャ出身、もしくはその近辺の英霊かな この時代のギリシャで神性E-はメドゥーサがいるな
- 119二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 20:48:21
型月ギリシャ神はロボ…虹彩認証…成程
- 120スレ主21/11/22(月) 20:48:25
ちょっと描いてみますね
- 121二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 20:49:40
これでプリテンダー、こやつ神の体だか神殿や遺産だかをハックして神様のフリしたか?
- 122二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 20:51:40
神性E-でエピソードが作れそうだ 神性E-持ちがメドゥーサとフランソワ・プレラーティで、メドゥーサは神霊だけど怪物になってしまったので退化してE-、プレラーティは神の血が混ざってはいるけど、追放された神だからE-。となるとプリテンダースレ主は何かしでかしてしまったタイプか?
- 123二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 20:53:31
- 124二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:04:07
- 125スレ主21/11/22(月) 21:07:39
- 126二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:09:30
- 127二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:11:21
いいじゃない!美少年感があって更によい!FGOとかで登場したらメカクレだから海賊が一人食い付きそうだけど
- 128二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:12:46
これ片目を鍵穴模様がついた布で隠してるのか デザインいいね
- 129二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:13:57
- 130二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:14:27
- 131二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:17:10
FGOのストーリーとかでこんなことされたらガチャ大回転してしまう...信念に殉じて自分を捨てるとかクッソかっこいいじゃん...
- 132スレ主21/11/22(月) 21:23:09
- 133二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:24:32
子供(男の子)
- 134二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:24:47
ここはやっぱ子どものマスターかな...
- 135二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:26:59
子持ちのおばさん
- 136二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:27:37
ksk
- 137二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:28:39
少年
- 138二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:28:44
ロリ
- 139二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:29:09
生後三か月の見た目はお姉さん
- 140二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:29:26
ロリの初恋の人になっちまう...
- 141二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:31:12
ロリショタ主従...いいね
- 142スレ主21/11/22(月) 21:31:52
- 143二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:33:30
巻き込まれた一般人 親が聖杯戦争に巻き込まれて亡くなってしまった
- 144二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:33:30
ksk
- 145二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:33:54
巻き込まれ一般人(生贄リソースとして魔術師に誘拐された子)
- 146二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:34:15
後継ぎ
- 147二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:34:59
- 148スレ主21/11/22(月) 21:52:23
運命の夜が始まっちまう〜〜〜〜!!
- 149スレ主21/11/22(月) 22:03:49
幼女マスターの服装も決めてもらうことにしました。
>>154さんお願いします
- 150二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 22:04:17
白いワンピース
- 151二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 22:25:38
赤ビキニにジーパンと紫のサンバイザー
- 152二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 22:29:41
白いワンピース
- 153二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 22:34:13
浴衣に赤いシミの着いたエプロン
- 154二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 22:34:17
- 155二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 22:34:21
タンクトップにハーフパンツ
- 156二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 22:34:58
赤ビキニにジーパン、紫のサンバイザー...濃いねぇ!
- 157スレ主21/11/22(月) 22:35:27
真夏の幼女だ!カワイイ!
- 158二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 22:35:59
快活そうな印象を受けるな
- 159スレ主21/11/22(月) 22:58:34
- 160二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 23:00:14
ア...アメリカン
- 161スレ主21/11/22(月) 23:03:30
俺:プリテンダー
筋力=C++
耐久=A++
敏捷=A
魔力=E-
幸運=E
宝具=EX
属性:中立・中庸
宝具「秘匿虹彩・解錠施錠」
対人宝具。
ロック・アンロック。
保有スキル
幼き者の英雄a
紅顔の美少年b
神性e-
変化a+
罠避けの加護c+
魔力放出a-
見た目:ギリシャぽい服装の美少年
マスター:赤ビキニジーンズ紫バイザーの幼女
盛り盛りだぁ! - 162二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 23:05:18
だいぶ煮詰まってきたなあ…筋力C++だけど魔力放出A-でステゴロする感じかな
- 163二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 23:07:34
でも魔力E-しかない...
- 164二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 23:08:16
キャラクター詳細
ギリシャ時代の英霊。幼き者にとっての英雄であり、守護者。
本来の名はその「眼」を宿した時から捨てられ、誰も覚えてはいない、無名の詐称者。
「神」という役を羽織り、「自分という存在」も、「人としての幸せ」も捨て、護るべき幼きもの達を守り抜いた英霊である。
身長/体重 163cm・51kg
出典:不明
地域:ギリシャ付近
属性:中立・中庸 性別:男
「俺は俺。それ以外に名乗れるものはないよ」
幼き者の英雄:A
プリテンダーが「守護すべき者たち」を守るためのスキル。その対象は生けとし生きる幼きもの。彼が「守らなければ」と感じた生物を守る状況であれば、このスキルは永続的に付与される。
筋力と耐久に大幅なプラス修正を得る。
罠避けの加護:C+
「眼」が納められていたダンジョンの罠の数々を退け、見事「眼」を手に入れた逸話が昇華されたスキル。
「罠」として機能するものであれば事前察知、その攻略法が瞬時に頭に浮かぶ。
『秘匿虹彩・解錠施錠』
ランク:EX 種別:対人/対神宝具
レンジ:視界範囲 最大補足:1人
ロック・アンロック。
プリテンダーが顔に着用している、鍵穴模様のついた布の下に隠された「義眼」。
この眼は虹彩が定まっておらず、プリテンダーの意思によって決まる。
この眼は認証が必要な物質や、扉を突破できるだけではなく、他の英霊が持つ宝具の真名解放による認証を「眼で観る」ことによって阻害し、一時的にそのコントロールをプリテンダーが得ることができる。特に機械系の物質や機械生命体相手には相性が良く、プリテンダーの所有物とすることも可能。
FGOのマテリアル風にやってみた - 165二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 23:13:00
SUGEEEEEE
バベッジとかメカエリチャンにはモロ特攻だね - 166スレ主21/11/22(月) 23:14:57
- 167スレ主21/11/22(月) 23:16:21
- 168二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 23:17:40
「神」を名乗ったってところと、片目を布で隠してるってところからガイアが生んだ単眼の生命体「キュクロープス(サイクロプス)」を名乗ったとか良さそう アバターとしての紅顔の美少年、変化スキルで単眼の巨人に、とか行けそうじゃない?
- 169スレ主21/11/22(月) 23:22:42
みんなから素敵なアイデアをもらえてとても嬉しいぜ!
宝具の中身とかは既に出たものから拝借するとして…
一つ提案があるんですけど、聖杯戦争ss書いていい?
スレは変更して - 170二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 23:25:11
いいと思う 是非見たい
- 171二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 23:26:17
がんばって書いて♡
- 172スレ主21/11/22(月) 23:26:31
他の参加サーヴァントや、所々の展開は安価で決める感じで
俺(プリテンダー)が即落ちすることになってもよいし、むしろネタになりそうだし - 173二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 23:27:36
となると真名はサイクロプスか?
- 174スレ主21/11/22(月) 23:28:37
サイクロプスに子供を救う逸話はないから、本家のオベロンヴォーティガーンにならってサイクロプス〇〇になるかな?
- 175スレ主21/11/22(月) 23:30:11
- 176二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 23:31:31
そんな感じだと思う 「キュクロプス」って名前が溶けて空白になるのもいいね
- 177二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 23:33:08
- 178スレ主21/11/22(月) 23:33:19
キュクロプス→⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎
みたいなのもいいね - 179スレ主21/11/22(月) 23:34:49
中身が「みんなが考えてくれたサーヴァント」から「聖杯戦争安価ss」になるから変えたほうがいいかなってモゴモゴ
- 180二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 23:34:55
(安価スレだから1000までありますし同意です...)
- 181スレ主21/11/22(月) 23:37:22
- 182二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 23:42:49
渡辺綱
- 183二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 23:44:23
剣ディル
- 184二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 23:44:38
アルトリア
- 185二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 23:44:57
ksk
- 186二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 23:45:37
ランスロット
- 187スレ主21/11/22(月) 23:48:29
- 188二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 23:50:07
ksk
まぁランスロットは悪い英霊ではないしマスターは生かしてくれそう - 189二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 23:51:32
エリちゃん
- 190二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 23:52:33
聖杯戦争だと、基本は7人だけどこのプリテンダーはその中にどれか一人クラス抜いて交じるの?
それともいつもの例外枠? - 191二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 23:52:36
kskst
- 192二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 23:53:37
パーシヴァル
- 193二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 23:53:39
パールヴァティー
- 194二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 23:53:55
おっなんだ円卓聖杯戦争か?
- 195二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 23:54:07
円卓ダァ
- 196スレ主21/11/22(月) 23:54:31
例外枠です!
- 197スレ主21/11/22(月) 23:55:28
- 198二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 23:57:58
ksk
- 199二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 23:57:59
kskst
- 200二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 23:58:20
ksk
- 201二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 23:58:47
エミヤオルタ
- 202二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 23:58:48
ロビンフッド
- 203二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:00:52
ロビンフッドもまぁ子どものマスターなら生かしてくれそうだ
- 204二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:01:42
三騎士は余程のことがない限り内定
四騎士にエクストラな事例が多いみたいだよね - 205スレ主21/11/23(火) 00:02:52
- 206二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:03:20
金時
- 207二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:04:17
ksk
- 208二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:05:03
善よりの野郎しかいねーからボス枠か女の子枠欲しいな
- 209二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:05:33
病気(Fakeライダー)
- 210二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:05:36
コロンブス
- 211二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:06:00
こいつだろ黒幕!!!!!
- 212スレ主21/11/23(火) 00:06:50
- 213二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:07:00
ジルドレ
- 214二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:08:36
アナスタシア
- 215二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:09:10
メフィストフェレス
- 216二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:10:15
ナーサリーライム
- 217二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:10:31
ナーサリーライム
- 218二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:10:32
パラケルスス
- 219二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:10:45
キャスギル
- 220二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:10:52
女の子枠!
- 221二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:11:01
子供鯖来たな
- 222二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:11:02
結構善寄りだな今回 どうなるんだろう
- 223二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:11:23
イギリス鯖多いな……
- 224二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:11:33
もうちょっと悪欲しいな
- 225スレ主21/11/23(火) 00:11:45
幼女に従う鯖が幼女と闘うのか…これが曇らせ…
- 226二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:12:12
アサシンとバーサーカーで悪っぽい奴かぁ
- 227スレ主21/11/23(火) 00:12:46
では次にアサシン!
- 228二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:13:05
kskst
- 229二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:13:25
静謐ちゃん
- 230二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:13:51
エドワード・ハイド&ジキル ハイドが主な人格を握ってしまったif
- 231二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:17:05
酒呑童子
- 232二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:17:15
コヤンスカヤ
- 233二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:17:17
セミラミス
- 234二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:17:27
武則天
- 235二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:18:00
ゲェーッコヤンスカヤ!コイツ絶対コロンブスと組むだろ!
- 236二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:18:04
一気にきな臭くなって草
- 237スレ主21/11/23(火) 00:18:23
- 238二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:18:40
アステリオス
- 239二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:18:48
呂布
- 240二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:19:01
ksk
これサーヴァントだけでなくてマスターにも悪役がいそうだ - 241二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:19:16
ヘラクレス
- 242二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:19:24
アステリオス
- 243二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:20:56
...これアステリオスもプリテンダーの「守るべき幼い者」の対象になったりしない?
- 244スレ主21/11/23(火) 00:21:00
セイバー ランスロット
ランサー パーシヴァル
アーチャー ロビンフッド
ライダーコロンブス
キャスター ナーサリーライム
アサシン コヤンスカヤ
バーサーカー アステリオス
プリテンダー 俺 キュクロプス
こんな感じか!勝てる気がしねえ! - 245二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:21:37
このレスは削除されています
- 246二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:22:39
まぁ他の英霊達に潰し合ってもらうしかないかな...
- 247二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:23:27
そも聖杯戦争に参加するからにはプリテンダーにも願いがあるのか?
- 248二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:23:35
決まった所でギリシャロボ概念となんで神を騙る必要があったか、で生前妄想失礼。
とあるギリシャの島、神々が住まう神殿も近くに無い小さな集落が危機に瀕していた。
天候不順による不作、疫病。食糧不足解決の為一か八か大物を狩りに出た大人は帰らず。…残されたのは子供たちだけ。
その中で最年長であった彼は一つの決断を下す。
「子供は絶対に入ってはいけない」とされていた神聖な場所、毎年作物の一部を捧げる神の墓所、
そこに忍び込み、奉納されたはずの食糧を盗み食う他無い。
俺が持ってくるから信じて待っていてくれと。
寂しがり不安がる子供たちをあやし、必ず帰ってくると約した少年は墓所に忍び入り進んでいく。
見つからない。もっと奥へ。見つからない。もっと奥へ。
少年は迷宮の如き墓所を探り、罠を潜り抜けていく。
…申し訳ないが今年ばかりは、と大人が謝罪の儀式を行い免除して貰っていた事も知らずに、
存在しない食糧を求め奥へ奥へと。
とうとう少年は「不幸にも」辿り着いてしまった。墓所の深奥、かの小神「キュクロプス」のコアユニットが眠る部屋へと。
踏み入れた瞬間鳴り響くアラーム、遥か彼方から叩きつけられる島を覆う程の殺気。
少年は己の浅薄を、失敗を理解した。
神々がやってくるのだ!同胞のコアを守る為に、墓荒らしを滅ぼす為に! - 249二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:23:44
神々は慈悲深く、しかし苛烈だ。
最悪己の身一つではなく島ごと滅ぼされる。
…コアユニットを見た彼は決断する。振るえる手で己の瞳を抉り、コアユニットを代わりに収める。
それは「キュクロプス」がボディを失えど生きていた頃行われていた交信の術。
本来は盲目の者、事故で瞳を行った者がすべき事。
焼ける。焼ける。
適性があったのだろう。目に、脳に溶ける様な熱が走り、一体化していくのを感じる。
…だが、「キュクロプス」は彼の呼びかけに答えない。もはやコアユニットの中核たる人格は死に、辛うじて一部の機能が使えるのみなのだから。
…それでも、この力を使えば逃げ延びる事とて出来るかもしれない。
だが、自分が墓荒らしとして死ぬのを免れるだけでは駄目だ。運よく島ごとの粛清を免れるだけでは駄目だ。
神々から援助を得なければ彼ら…大切な弟分と妹分、子供たちは守れない。
故に描くべきシナリオは一つ。
「キュクロプス」が息を吹き返した。
アラーム解除すら出来ない程機能を失いつつも、辛うじて体として少年を呼び出し招いた。
ゆえに墓荒らしは無く、子供たちは「キュクロプス」が庇護する民である。
「キュクロプス」は同胞たる他の神に援助を求める。
”そういう事にする”のだ
少年は…否、「キュクロプス」は抉り出した己の瞳を祭壇に置く。
人間としての己、■■■に別れを告げて、ここを■■■の墓所として。
これで■■■の話はおしまい。
ここから先は蘇った小神「キュクロプス」の物語なのだから。 - 250二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:23:58
真っ当に強いのも、搦手が強いのも、魔術が強いのもいる地獄みたいなメンツ
- 251二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:26:41
- 252二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:27:53
アステリオスの迷宮を突破する鍵にもなりそうだな
- 253スレ主21/11/23(火) 00:28:13
すごすぎる…こんな良質な過去回想まで書いてもらえるなんて…ありがとうございます…
- 254二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:29:51
宝具設定が>>164でいいなら最高のタイミングで発動できれば一発逆転は狙えるか...?
- 255二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:32:05
宝具開帳して斬りかかってくるランスロットをギリギリまで引きつけて宝具を阻害、からのクロスカウンターとかだったら一発逆転できそう
- 256二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:40:52
- 257二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:45:49
過去回想、「不幸にも」で幸運E要素を入れてるのがすごい 罠回避の逸話も入れてるのがすごい
- 258スレ主21/11/23(火) 00:49:06
- 259二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:50:15
しゃあ!ランスロ!
- 260二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:51:13
正直ランスロット引いたマスターは狂喜乱舞するだろ 円卓最強だぞ
- 261二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 01:06:19
プリテンダーのクラスに決まった時は悪役になるかなと思ったけどガッチガチの善玉になって新しい...いいね...ってなってる
- 262スレ主21/11/23(火) 01:09:45
- 263スレ主21/11/23(火) 01:11:02
皆様のおかげです。
- 264二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 01:12:00
まさか登場サーヴァント全て描くのかスレ主!?すごいな!
- 265二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 01:13:06
スレ主絵上手いな
- 266二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 01:13:32
パーシヴァルもめちゃ善玉だし強いし、これマスターは勝ったと確信してるだろうなあ。
- 267二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 01:21:28
- 268スレ主21/11/23(火) 01:22:05
- 269スレ主21/11/23(火) 01:24:24
- 270二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 01:24:42
ロビン…良いよね…
マスター殺しめちゃ怖いしイチイの毒も強い強い - 271二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 01:26:01
ロビンフッドにプリテンダーの罠避けの加護で一矢報いることができそうなのが示し合わせたかのように噛み合ってていいよね
- 272二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 01:29:19
キュクロプスとして生きようと決めた■■■、子ども達の元に戻った時は一人称とか変えてたりするんだろうな...「私はキュクロプス。この青年が差しだした身体を使い、息を吹き返した」とか言ってそうなのがすげーお労しい...
- 273スレ主21/11/23(火) 01:36:46
- 274二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 01:37:55
このレスは削除されています
- 275スレ主21/11/23(火) 01:48:44
- 276スレ主21/11/23(火) 02:01:21
- 277スレ主21/11/23(火) 02:20:59
- 278スレ主21/11/23(火) 02:21:32
一度寝ます。おやすみなさい。
- 279二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 07:36:23
乙 スレ主の絵も上手いし設定も良いし楽しみだ
- 280スレ主21/11/23(火) 10:03:52
- 281二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 10:09:30
kskst
- 282二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 10:13:35
ksk
- 283二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 10:20:34
天目 稲子
- 284二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 10:21:55
アリエッタ
- 285二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 10:23:48
- 286スレ主21/11/23(火) 10:26:12
ありがとう!ユーナ・ガットちゃんだな!
- 287二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 10:30:21
ガット…ベリルの所の傍流とかで魔術回路があったのかね。
とっくに廃業した筋なのか最近までやってたのかは兎も角 - 288スレ主21/11/23(火) 10:36:46
言われて気づいたけどベリルと同じ名字かぁ、才能ありそう
- 289二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 12:04:20
三騎士が皆イギリス鯖
マスターもベリルの縁戚(多分)って考えるとイギリスで起きた聖杯戦争なのかな? - 290スレ主21/11/23(火) 12:16:53
────一閃。何かが煌めいた。
さっきまで満ちていた闇に、月光が射す。
そこには、一人の少年が佇んでいた。
「使い魔に襲われるなんて災難だね…怪我はない?お嬢さん」
血に濡れた片手を気まずそうに隠しながら、彼は尋ねてきた。
わたしが頷くと、彼は──視線を合わせてくれようとしたのか、しゃがみこんだ。
「じゃあ一応聞いておこう。君が俺の、マスターかな?」
わたしは──
この夜を。これから起きる戦いを。ずっと忘れることはないだろう。 - 291二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 13:37:29
そういやクラスの名乗りはどうするんだろう?そのままプリテンダーと名乗るか、偽装クラスを名乗るのか
- 292スレ主21/11/23(火) 14:55:20
夏、日本にて。
わたしは親戚の家へやってきていた。
「大丈夫か、ユーナ。水分はこまめに摂れよ」
ぼうっと景色を眺めていたわたしに、兄さんが声をかける。
「私は平気」
「それならいいんだ。にしてもひどいよなぁ、俺たちを呼んできたのは叔父さんの方だってのに…前日になっていなくなるなんて」
親戚の叔父さんはオカルト的なものを研究しているらしく、そのために日本に住んでいた。本人曰く「極東はいろんなものがごちゃ混ぜになっていて楽しい、研究のし甲斐がある」とのこと。
「たまにしか会えないから、楽しみにしてたのに」
年に一度か二度会えるかどうか、という頻度だったけれど──ヘンテコな本を読ませてくれたり、「ヨウトウ」なる武器を見せてくれたり、綺麗な自然の中へ連れ出してくれたり──いつも叔父さんがやっていることは刺激的で、暖かくて──想い出に強く焼き付いている。
今回も再会の喜びと、未知への期待に胸を膨らませながら真夏の日本へやってきたのだけれど。
ママとパパは叔父さんを探しているし。あまり遠くにはいけないし。もう最悪。
「…なあ、ユーナ。せっかくだし、海までいってみないか?」
「え?」 - 293スレ主21/11/23(火) 15:03:01
「ああ。ここから歩いて行けるみたいだぞ!暗くならないうちに叔父さんの家に戻ればいいし。散歩でもしてみるか」
「……いいね、それ。」
「それはよかった!じゃあ早速…」
「待って。兄さん」
わたしはリュックから赤いビキニを取り出す。
「折角海にいくなら、全力で…でしょ?」
「…!ま、待てユーナ!なんだその水着は!まだお前にそんな…刺激的なビ、ビキニはまだ早い!もっと大きくなってから」
「もうおそい。これしか持ってきてないもん。というわけで海へLet's go!」
「あっちょっ待ちなさい、お兄ちゃん認めませんよぉぉぉ!!」 - 294スレ主21/11/23(火) 15:21:39
「まさか下半身の水着を忘れるなんて…」
「まあ…そういう時もあるさ…」
ビキニを用意して、日焼け止めクリームも持って、サンバイザーにサンダルにゴーグル…いろんな物を持ってきたのに。よりによって一番大事なものを…
せめて気持ちは夏らしくいよう、と上半身だけビキニを着る。うん。こういうファッションもいいよね。きっと海に来た意味はあったよね。
「あぅう〜〜…」
「ま、そのファッションも夏らしくていいじゃないか…それにしても──すごいな。今日は貸切か」
辺りを見渡す。人がいない。去年の夏に訪れた時にはもっと家族連れで賑わっていたはずだが。
「これならゆったり過ごせそうだな…そうだ!海辺の探検にでも行ってみるか?」
「探検?」
「叔父さんが言ってたろ?『海はオカルトと深〜く直結している』って!なにか面白いもの落ちてるかもよ!」
「そうだね…ここで泣いててもつまんないし」
「だろ!よし、そうと決まれば出発だ!」 - 295二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 15:42:23
このレスは削除されています
- 296スレ主21/11/23(火) 15:43:16
「兄さん、お水飲む?」
「お、ありがとう」
気がつけば日が暮れていた。叔父さんの影響か、わたしたちは探検にハマってしまったのかもしれない。
漂着していた生き物、貝殻、果てはゴミまで───私たちは古代の遺産だの宇宙人のたまごだの──好き勝手に名付けて遊んでいた。はちゃめちゃだけれど、楽しかった。
「さて、帰るか。そろそろ戻らないと、母さんと父さんに怒られる」
「そうだね」
支度を整えて、帰ろうとしたとき──兄さんの足が止まった。
「兄さん?」
「…」
否、止まっていた、というのが正しい。兄さんの目は虚に──帰り道とはまったく別の方向を向いていた。
「…兄さん?大丈夫?」
手を伸ばしたその時、兄さんは急に駆け出した。
「っ!待って、兄さん!」
応える声はない。追いかけてみても、兄さんとは歩幅が違いすぎる。あっと言う間に距離を離され──背中がどんどん小さくなってゆく。
「兄さん!兄さん!」
それでも、追いかける。必死だった。
暫く走ると、視界が突然暗くなる。目の前に、何かが突然現れた。
もやが晴れたように見えたそれは──古びた屋敷だった。 - 297スレ主21/11/23(火) 15:53:24
私用で離れますので続きは暫くお待ち下さい!
- 298スレ主21/11/23(火) 17:07:57
冷静に見返したら所々構成がガバガバすぎて泣きそう
もっと精進します… - 299二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 20:52:21
いつまでも待ってるぜ
- 300スレ主21/11/23(火) 21:09:59
ラストまでの大筋がいい感じに思いつきました。安価スレですが、最後まで突っ走ってもよろしいですか?
- 301二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 21:31:47
全然オーケー 楽しみ
- 302スレ主21/11/23(火) 21:34:24
ありがとうございます!頑張ります
- 303スレ主21/11/23(火) 21:40:06
あまりのことに息が詰まる。なにせ巨大な屋敷が、何もないところから現れたから。
兄さんは、ここへ入っていったのだろう。尋常ではない様子だった。早く助けたい…のだが、子供一人でできることは極めて限定される。わたしも無事では済まないかもしれない。
そうだ。パパとママに相談しよう。警察に言ってもらって、確実に兄さんを助けに行こう。
そうだ、それがいい。それが確実だ。
でも────なんだろう、この気持ちは? - 304スレ主21/11/23(火) 22:00:41
心の奥底で──膨らんでいた感情。風船のようにふくらみ、心の中を支配していく。
それは、好奇心と呼ばれるモノだ。知識欲、とも言えるか。
心が刺激を求めている。叔父さんに教わったことが、走馬灯のように脳内を駆け巡る。
「この素晴らしいアンティークたちをガラクタ呼ばわりする無粋なヤツらも多いがね。俺にとっては財宝なんだ!
この世は素晴らしい物で満ちている!そう考えたほうが楽しいじゃないか!集めることや知ることが楽しくなりゃ、万々歳さ!
こほん。俺が言いたいのはな、ユーナ。何でもかんでもとにかく知ろう!学ぼう!ってことだ!そうすりゃ内も外もどんどん豊かになる!そんでしまいにゃ、俺みたいなスンバラシイ大人になれるさ!がはは!」
知りたい。何が起きているか。この屋敷はなんなのか。
私はなぜ、ここに導かれたのか。
──知りたい。欲しい。欲しい。
気づけばわたしは、屋敷の中に飛び込んでいた。 - 305スレ主21/11/23(火) 22:20:14
中は暗い。ぽつりぽつりと、心許ない灯りが灯っている。
「兄さーん…兄さーん!」
呼びかけながら進むが、返事はない。
ある程度進んでわかったことは、意外と綺麗だということだ。埃は目立つほどでなく、蜘蛛の巣も少ない。
誰かが、住んでいるのだろうか?
「中に入るの、まずかったかな…」
今更になって後悔の念が頭をもたげる。それでも、歩みはどうしても止められなかった。
薄ら寒い恐怖と、浮き足立つような悦び───それらが両立した、不思議な気分だった。
廊下の曲がり角を通りがかるとき、何かが目に入った。
「えっ…!?」
それは、綺麗な屋敷の中では、あまりにも異様だった。
一直線に何かを引きずるような、血痕。それも床ではなく壁に。それは幼い少女の心には有毒と言えるほどの──あからさまな悪意だった。
「………」
唖然と。困惑した。
「……この先に、だれか、いるの?」
仄暗い恐怖が心を突き刺す。
それでも。心はせめぎ合っていた。それは防衛本能か、元々の精神性か。
仄暗い恐怖よりも、さらにどす黒い好奇心が、わたしの心を鷲掴みにしていた。 - 306スレ主21/11/23(火) 22:31:07
その時だった。少し遠い位置にあった扉が、大きな音を立てて開いた。
「…!」
動けなかった。否、動かなかった。例によって好奇心である。
「兄さん…?」
そこにいるのは兄か、それとも──?
ぬるり、と顔を出したのは。
御伽噺に出てくるような──いやもっとおぞましい───叔父さんの本にでてくるような──怪物だった。 - 307スレ主21/11/23(火) 22:43:12
「ひいッ……!」
声を出したのと同時に、怪物がこちらを向いた。
咄嗟に来た道を引き返す。
鈍い足音が聞こえる。怪物のものだ。逃げなきゃ。死にたくない。
恐怖に支配された心が、悲鳴を上げる。叫べないわたしのかわりに。
玄関に着いたわたしは、ドアに手をかける。開かない。
「なんで…っ!」
振り向くと、すぐそばにまで怪物が迫っていた。
「いや…」
悲鳴を上げる前に、爪が首を捉える直前─────
その時だった。 - 308スレ主21/11/23(火) 22:47:21
────一閃。何かが煌めいた。
それと同時に、怪物が倒れ込む。
さっきまで満ちていた闇に、月光が射す。
そこには、一人の少年が佇んでいた。
「間に合ってよかった」
柔和な笑みに似合わないはずの、鮮血の模様。それさえも溶け込んで──まるで最初からつけていたように、淑やかに主張をしている。
「使い魔に襲われるなんて災難だね…怪我はない?お嬢さん」
血に濡れた片手を気まずそうに隠しながら、彼は尋ねてきた。
わたしが頷くと、彼は──視線を合わせてくれようとしたのか、しゃがみこんだ。
「じゃあ一応聞いておこう。君が俺の、マスターかな?」
「───へ?」 - 309スレ主21/11/23(火) 22:53:48
小休憩
- 310二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 22:57:47
良い物語だ ありがとう
- 311スレ主21/11/23(火) 23:06:06
- 312スレ主21/11/23(火) 23:56:07
それからわたしは、様々なことを聞いた。
使い魔がたくさん来たとか、兄さんは無事だけど寝込んでいるとか。
難解なこともたくさん聞いたけれど、叔父さんに仕込まれたオカルト知識でどうにかついていった。
────いちばん衝撃的だったのは。
「君の叔父は殺された。」
「えっ…」 - 313スレ主21/11/24(水) 00:57:19
「そんな…だってつい最近まで、あんなに元気だったのに…」
「…心中お察しするよ。でも──すまないが聞いて欲しい。大切な話があるんだ。」
わたしは困惑しながらも、彼の冷静な態度に引っ張られるように向き直る。
「彼の残した手紙がある。ついておいで」
言われるがままついていった先には、眠っている兄さんの姿と、その横のテーブルに──手紙が置いてあった。
彼は読むように促してきた。従うように、読み始める。 - 314二次元好きの匿名さん21/11/24(水) 01:08:20
おじさん死亡スタートか。
これは少女にも立ち向かう理由十分、一緒に戦うマスターとして不謹慎だが心強いわ - 315スレ主21/11/24(水) 01:19:11
手紙の始まりは──「愛しいユーナへ 君がこの手紙を読んでいるときには、俺はもうこの世にはいないだろう」と綴られていた。
続いて、わたしたちより先に逝くことに対する謝罪。
それから───『聖杯戦争』なるものの紹介。
それによると、何でも願いを叶えてくれるマジックアイテム、聖杯を求めて魔術師が行う──闘争の儀式。らしい。
それにより、『邪悪な願い』を叶えようとする存在を確認し、抵抗しようとして「プリテンダー」のサーヴァントを呼び出した、とのことだった。
「──結果はこの通り。敵対存在に彼の居場所がバレて──戦力差を考えた彼は俺を君に託すために『秘匿』したんだ。」 - 316スレ主21/11/24(水) 02:07:12
「闘争の儀式とあるように、これはとても危険な行為だ。しかし、彼は君にどうしてもこのことを伝えたかったらしい。魔術的な資源、人材を大量に見る機会だから──とも言っていたな。全く。ここまでの執念には驚くよ。」
「…」
「もちろん君に参加を強制するつもりはない。君が『帰りたい』とだけ言えば、俺はすぐに去るよ」
「…………わたし、知りたい」
「?」
「止められないの……ずっと昔から。この………好奇心が。だってそうでしょう?こんな、謎めいたこと知ってしまったら…」
「ユ、ユーナ?」
「わたし、知りたいの。叔父さんはなぜ殺されたのか。誰が殺したのか。どうやって殺されたのか。」
「…!それは…!わざわざ知りたがるようなものじゃあない!」
「わたしは…!大切な家族に何が起こったか知らずに、死だけを飲み込んで生きていくなんてできない!憎むのも、弔うのも、悲しむのも、知らなければ…知ることさえしなければ…成り立たないでしょう…!?」
「ユーナ…」 - 317二次元好きの匿名さん21/11/24(水) 10:17:20
保守
- 318二次元好きの匿名さん21/11/24(水) 19:52:07
保守だ
- 319スレ主21/11/24(水) 22:05:10
「…わたし、聖杯戦争に出たい。だって───これが最後の、叔父さんからのプレゼントだもの」
決意した、その時だった。
「っ!?」
右手の甲に熱が灯る。光を発して表れたそれは───血のように赤い模様だった。
「令呪、というモノだ。───たった今、君は契約を結び、俺のマスターになった。その証だ。
大方、君の叔父が細工しておいたんだろう。」
「れい、じゅ…」
「マスターによる、サーヴァントへの絶対命令権だ。三度しか使えないから、ご利用は計画的にね」
マスターの、証。
もう後戻りはできない。そう考えても…不思議なことに、恐怖は少なかった。───わたしの心は既に、未知への興味に満ちていた。 - 320スレ主21/11/24(水) 22:23:08
「では、改めて名乗らせていただこう」
少年──わたしのサーヴァントが、こちらに向き直る。
「サーヴァント、プリテンダー。真名はキュクロプス。マスターのことは、全力でお守りするよ」
微笑み、手を伸ばされる。胸がどきりと疼く。改めて見ると──灯りが映し出す彼の顔が、この世のものとは思えないほど美しく見えたからだ。
「は、はい…よろしく…」
彼は歯を見せて笑った。
「よし。ではマスターとお兄様を家まで運ぼう。」
「あ…!」
言われて気づく。もうすっかり夜だ。ママとパパを心配させているだろう。早く戻らなければ。
「は、はやくしなきゃ…」
「早く?お任せを!まずお兄様を背負って…マスター。失礼。」
「へ?ひゃああっ!」
「しっかりつかまって!」
彼は片手ずつでわたしたちを抱え、屋敷の窓から飛び出した。
人が走るよりもずっと早い。頬に当たる風が、私の顔の火照りを──興奮を、強く実感させた。
ああ、不思議なことって──
どうしてこんなに、美しいんだろう。 - 321スレ主21/11/24(水) 22:36:28
深夜。叔父の家にて。
わたしは怒られると思っていたが──キュクロプスが「地元人」として、事情を説明(という名目のウソ)してくれた。なんやかんやで兄さんは、寝室ですやすやと眠っている。
「…大丈夫かい?マスター」
「私は平気。あんまり怒られなかったし。ありがとう、キュクロプス」
「ああ、どういたしまして。それと──マスターになったのなら、知っておかなければならないことがある」
「なあに?」
「俺のことはクラス名─プリテンダーと呼んでくれ。他のサーヴァントに真名がバレるわけにはいかないからね」
「わかった。気をつける」
「うん。それで──此度の聖杯戦争の舞台なんだがね」
「聞き忘れてた。どこで行うの?」
「日本の───東京だ。」 - 322スレ主21/11/24(水) 22:53:59
くぅ疲w
プロローグ終了です。そろそろ本格的なバトル書きたい - 323スレ主21/11/24(水) 22:55:23
保守までしてくださった方々、ありがとうございました。失踪するつもりはないので、気長にお待ちいただければうれしいです。
- 324二次元好きの匿名さん21/11/24(水) 22:55:24
ユーリちゃん好奇心旺盛可愛くて2828するし、プリテンダーは格好いいお兄さんやってるし、
これは上質なボーイミーツガールですわ。 - 325スレ主21/11/24(水) 23:22:53
- 326二次元好きの匿名さん21/11/25(木) 00:18:55
このレスは削除されています
- 327スレ主21/11/25(木) 00:23:29
東京。とある豪邸にて。
若い男──魔術師が憤っていた。
「まったく日本というのは辛気臭いな!神秘の島国と聞いていたが、どこを見ても人、人、人!まったく落ち着かん!もっと神秘性というか、秘匿性というか──」
その傍らには、一人の弓兵。
「ま、首都なんてどこでもそうでしょ。マスター。そう憤るほどのもんじゃないぜ?大量の建物、それによりできる物陰。人の海──やりようによっちゃ、俺の能力を活かせる舞台だ」
「アーチャー…フン、サーヴァントの能力など既に把握している!重要なのは!それを総て引き出し、『無事に』ことを進めることができるかだ!
…人が多ければ多いほど不確定要素は大きくなる。万が一、一般人どもを巻き込んで大規模な事故など起こしてみろ!我がグライナー家に、それをリカバリーする力があるかどうか…!」
男は頭を抱える。
「そういえばそうでしたねぇ…オタクの家は…色々とカツカツでしたしねぇ…」 - 328二次元好きの匿名さん21/11/25(木) 11:18:23
保守
- 329スレ主21/11/25(木) 11:57:35
「たかが一弓兵に憐れまれるほど落ちぶれてはおらんわ!この試練をスマートに乗り越えてこそ、魔術師としての格も上がる!聖杯を手に入れれば、根源にさらに近づくこともできるはずだ!」
「一世一代の大舞台ですもんねえ」
「この儀式のためだけに東京にまでやってきたのだ!頼むぞ、アーチャー──貴様ほどの英霊と、私の魔術が合わされば──勝ちを拾うことはたやすい!」
「おっと、信頼されてますねえ。名誉なこった──こちらとしても全力を尽くすぜマスター。」
男二人が語り合っているところ、ノックの音が響く。
「失礼します、坊っちゃま。よろしいでしょうか?」
「!ヒルデベルトか!いいぞ、入れ!」
「失礼いたします。坊っちゃま。お嬢様から電話がきております。」
「…マルティナからか!すぐに行く!」
慌てた様子で出て行くマスター──ゲーアハルト・グライナーを、アーチャー・ロビンフッドは見つめていた。
「失礼、執事殿。お嬢様とは?」
「坊っちゃまの妹君でございます」
「なるほどね…なぜ、ここにいないんです?」
「生まれつき身体が弱く、長期の移動は差し障りがあると判断されたためです。あらゆる治療を試しましたが、効果はなく…その時でした。この儀式の存在を知ったのは。坊っちゃまは、──この家の事情もありますが──お嬢様のために、この戦いに参加したようなものですよ」
「万能の願望器に全てを賭ける、か」 - 330二次元好きの匿名さん21/11/25(木) 20:17:23
保守
- 331二次元好きの匿名さん21/11/25(木) 22:20:08
他のマスターにも譲れない願いがある...いいね、実に聖杯戦争らしい
- 332二次元好きの匿名さん21/11/26(金) 00:04:22
◆
電話の向こうから、馴染んだ声が聴こえてくる。
「お兄様!」
「マルティナ!調子はどうだ?」
「ええ。わたしは大丈夫。お兄様が居ないのは少し寂しいけれど…」
「ああ、一緒にいられなくてすまない。だが、ここまで来たからには必ず聖杯を持って帰る!期待して待っていなさい!」
「お兄様──私は…」
「うん?どうした?」
「…ううん!何もないの。私もお兄様の勝利を信じてる!」
「ふふんそうか。我がグライナー家に伝わる秘伝の魔術礼装をたんまり持って来たからな!それに強いサーヴァントも付いている!勝ってみせるとも!」
「うん!…忙しいところごめんなさい。お兄様も準備があるでしょう?」
「おお、そうだな。この後用事があるんだ。また今度、ゆっくり話をしよう!声を聞けてよかった!気合がもりもり湧いて来たぞ!」
「うん…私も安心した。じゃあ、頑張ってね。お兄様」
「うむ!ではまた!愛しているぞ、マルティナ」
「私も──愛してる。またね。」
通話が終わる。私の妹──唯一の肉親であるから、故郷で寂しい思いをしているのだろう。使用人も何人かいるから、不便になることはないだろうが──。
妹と語り合ったことで気持ちに整理がつく。そうだ。人の多さが何だと言うのだ。都会が何だ。私がするべき事は決まりきっている。
聖杯を手に入れる。
知識を授かり、妹の体を癒やす──
そのためならば、たとえ身が削れようと。
アーチャーと共に、勝利へ。 - 333スレ主21/11/26(金) 00:56:52
(上のはコテハンありませんがスレ主の文です。
いつも感想ありがとうございます。身悶えしながら喜んでいます。) - 334二次元好きの匿名さん21/11/26(金) 12:09:17
保守
- 335二次元好きの匿名さん21/11/26(金) 21:58:35
保守
- 336スレ主21/11/27(土) 00:18:04
「待たせてすまない!アーチャー。そろそろ現地調査に向かうぞ!準備はいいか!」
「はいよ!」
気安い返事だ。こちらとしてもやりやすいが、もう少し敬意を払ってもいいと思う。一応私がマスターなのだし。
まあいい。今はそれより優先するべきことがある。我々は戦場に向かうのだ。思考を緩める暇はない。
「いつ会敵するか分かりませんからね。オタクの側で目を光らせておきます」
「むう、それもいいが。私も全くの無防備というわけではない。礼装も幾つか装備しているしな。アーチャーは最も得意な距離で私を警護してくれ」
「なるほど、遠巻きにね。しかし人が多い時は難しいぜ」
「ならば距離の判断は貴様に任せる!私よりも場数を踏んでいるだろうしな」
弓兵は不敵に笑う。
「よしきた。魔術はマスター。殺しは俺。役割ははっきりさせていきますよ」 - 337二次元好きの匿名さん21/11/27(土) 01:03:14
ロビンとしても共感しやすい動機だろうな
- 338スレ主21/11/27(土) 03:02:31
街に駆り出して、暫く後。
「ふん…歩いてみてわかったが。ここの民衆は警戒心が薄いらしい。みんなどこか気の抜けた面をしているし、店の警備にもさほど力を入れていないようだな。何処を見ても人まみれ…今日ここが戦場になるかもしれぬというのに」
「喫茶店で思いっきしコーヒーブレイクしてるマスターが言えるコトですかねー?」
「やかましい!これは必要な休息というものだ!」
「がっつり飯も食うとは思いませんでしたよ」
「腹が減っては云々!日本の有名な言葉だ!」
「カツサンド、美味しそうでしたもんねえ」
まったく。弓兵ならば兵糧の重要性も理解しているだろうに。いたたまれなくなり横を見ると、先程から少年と幼い少女が向かい合っている。
…子供たちだけで外出しているようだ!理解できない。まったく親はどうしているのか。いざという時何かがあれば、誰があの子達を守るというのだ…!
気づけば弓兵が鋭い視線を向けていた。私に。
「…マスター」
「!な、なんだねアーチャー」
「近くの二人のことですが…」
「ああ、私もずっと前から気になっていてな。あの二人の保護者は…」
「流石はマスター。もう気づいてましたか。」
「…?」
少女の手袋から、ちらりと赤い模様が見える。
「どうやらあの子達は──俺たちの競争相手、らしいぜ」
「…マジで?」 - 339二次元好きの匿名さん21/11/27(土) 03:15:09
このレスは削除されています
- 340二次元好きの匿名さん21/11/27(土) 03:20:51
このレスは削除されています
- 341スレ主21/11/27(土) 03:21:18
即座に懐の魔術礼装に手を伸ばす。
「用も済んだみたいだし、そろそろ出ますか」
それと同時に弓兵が声をかける。
「あ、ああ。そうだな。ここを出よう。」
弓兵の間合いに持っていくため。速やかにここを離れなければならない。
幸い少女はこちらを認識していないようだ。問題はもう一人の少年。
魔力の流れは未だ強くないものの、彼は─あまりにも「澄んでいる」。少しでも淀みを──魔力の反応を起こせば、即座に攻撃することはないだろうが、何らかのリアクションを起こされるだろう。
先手を取られるわけにはいかない。状況を分析し、思考を重ねねば。先ずは離れよう。全身に汗が滲む。
弓兵は──相変わらず、涼しい表情だ。だが、少年を視界から外すことはない。
考えている事は、ほぼ同じだろう。 - 342二次元好きの匿名さん21/11/27(土) 12:17:54
保守
- 343二次元好きの匿名さん21/11/27(土) 18:40:06
保守
- 344二次元好きの匿名さん21/11/27(土) 23:26:16
保守
- 345スレ主21/11/28(日) 01:22:42
警戒を解かずに、店から出る。
少年──サーヴァントたちは、我々を追ってはこないようだ。
人目が多い場所だ。手荒な真似は避けたのかもしれない。
「すみませんマスター。反応が遅れた。」
「無事に距離を離せたからよしとしよう。あまりにも殺気がなかったからな。仕方あるまい」
自分は気づいてなかった──なんてことは、わざわざ伝えることではないだろう。
にしても不自然だ。彼らは一般人として来店し、近くの我々に反応せずに食事を摂っていたというのか。
「…ふん、他の参加者が気の抜けた奴らで助かったわ」
「油断はできませんぜ、マスター。敵意や殺意が感じられなかったということは、恐らくそれらを隠すことに長けている」
「となると奴は──アサシンか?」
「暗殺者がこんな明るい店の中に来ますかね?」
「ぬう…」
「ともあれ不気味だ。どうしますか、マスター。」
「そうだな…」
最低限の礼装はある。距離もとった。奴らを迎え撃つことも不可能ではないが…弓兵は破壊工作のプロだ。先手を取った場合、決定打は取れるのか?あの男の実力が計れていない以上。下手な手はとれん。
だが。何の収穫も無く帰るわけにもいかぬ。
「小手調べだ。アーチャー。」
「!」
「奴らの実力を計る!暫く見た後、貴様の宝具を利用して逃げ出す!」
私の指示を聞き、アーチャーの表情が引き締まる。その目は既に──店の中の敵を見据えていた。
「…了解!」 - 346二次元好きの匿名さん21/11/28(日) 07:58:53
保守するぜ
- 347二次元好きの匿名さん21/11/28(日) 16:51:08
素晴らしい…素晴らしいものを見た…
- 348二次元好きの匿名さん21/11/28(日) 17:13:47
◆
「東京の夜って、明るいのね」
外に出たわたしはなんとなく、そう呟いた。
「ここで闘いが起きるなんて、考えられない」
「同感だよ、マスター。相手も場所を選んでくれると助かるんだが」
「…」
「大丈夫さ。俺が全力をもって守る。たとえ闘いに負けることがあっても、君が傷つくことはない。──約束するよ。」
「…うん、ありがとう」
プリテンダーと手を繋ぐ。その温もりが、恐怖で冷えた胸の内をほんのり暖めてくれる。
サーヴァントの体温ってなんなんだろう。血が通っているのかな?それとも別の理由?
他のマスターとサーヴァントもこんな感じなのかな。体温を感じて、癒されたりしているのだろうか。 - 349二次元好きの匿名さん21/11/28(日) 17:25:21
ちらり、とプリテンダーの顔を見上げる。綺麗な横顔はどこか物憂げで、普段と違う表情に見入ってしまう。
「視線を感じるな」
ハッとなって目を伏せる。この一言が私を指していないことに気づいたのは、数秒後だった。
「もしかして、敵…?」
「気のせい、と思いたいけど…そうでも無さそうかな。」
どうしよう。闘いの方法なんてわからない。
「マスター。どうする?逃げる?闘う?」
「は、話し合う…のは?」
プリテンダーは苦々しく笑った。
「通じるかわからないけれど。やってみるかい?マスター」
「お、お願い!」
「よし、やれるだけやってみよう!」 - 350二次元好きの匿名さん21/11/28(日) 17:34:22
プリテンダーの笑顔が、溌剌としたものに変わる。
「場所は移すかい?」
「うん…このままじゃ、相手が何処にいるか分からないしね」
「その通りだね、マスター。じゃあいこうか」
ひょいと抱えられるわたし。
「うぁあ!」
「いくよ、マスター!しっかりつかまって!」
あの夜のように──風のように、駆け出した。
街を駆け抜けてゆく。溶け出した景色の中で、光は線のようにきらめき、人は物言わぬ影となった。 - 351スレ主21/11/28(日) 17:35:51
上の文は三つとも自分の文です
- 352二次元好きの匿名さん21/11/28(日) 17:38:00
マスターは可愛いしプリテンダーは頼りになるしいいね この主従も好きだ...
- 353スレ主21/11/28(日) 18:03:11
気づけば薄暗い所に来ていた。波の音がするここは──港?
「着きました。マスター。俺から離れないようにね」
「うん」
プリテンダーは私に笑いかける。目は笑っていない。彼も緊張しているのだろうか。
わたしも守られるだけじゃだめだ。ここまで来ると決めたのはわたしの意思。全力でプリテンダーをサポートするんだ。
「マスター。用意はいいかい?」
「うん。」
叔父さんが残したオカルトグッズを取り出す。見た目は古びた腕輪だけど、プリテンダーが言うには由緒正しい物品らしい。
過去に彼はこう語った。
『普段は君の魔力を貰って活動できているんだ。問題は戦闘時。魔術師としての鍛錬を積んでいない君から、瞬間的に大量の魔力を貰おうとすると、君への負担が極めて大きくなる。
例えるなら──トン単位の水を蛇口から出そうとするようなものだ。長時間出すことを考えれば不可能ではないけど、一瞬で出すのは難しいだろう?
そんな時のために、叔父は君のためにこれを用意した。見た目はアンティークグッズだけど、中には大量の魔力が詰め込まれている。
これを戦闘時に使用すれば、俺の技能をより豊富に引き出せるし──宝具の使用も、不可能ではない』
『宝具って?』
『そうだな…一言で言えば、切り札だね』 - 354スレ主21/11/28(日) 18:42:59
そんなことを思い出していたら、プリテンダーが私を引き寄せてきた。
「…まさか、正面から来てくれるとは」
前方には若い男。彼が敵のマスター?いや、マスターが正面からやってくるとは思えない。やはり彼がサーヴァント…?
「いやあ、何という速度だ。追うのに精一杯だったよ。」
男は静かに語り出す。
「そこのお嬢さんがマスターかな?初めまして。もう察しているかもしれないが──私もマスターだ。」
「初めまして!早速だが、話がしたい!」
プリテンダーが話しかける。
男の表情が固くなる。疑っているのだろうか。
「俺たちは無駄な争いはしたくない!だがまだ脱落するつもりもない!」
「どういうつもりかね?」
「邪悪な願いを持つ者を止めるために来た!ここは一つ、見逃してもらうことは出来ないか!」
「成る程。闘う勇気はなく、しかし死ぬ覚悟もない、ということか。
『邪悪な願い』?ふん…人の願いなど、誰にとっても邪悪なものだ」
「こちらのマスターはまだ幼い!血を流す闘いは避けたいんだ!」
「…」
男は不機嫌そうな表情を浮かべる。
「………ここに来る選択をとったのならば、等しく敵だ」
夏の夜のぬるい空気が、唐突に冷え込んだ。
「射て、アーチャー」 - 355二次元好きの匿名さん21/11/28(日) 19:25:24
実に魔術師らしい魔術師
- 356二次元好きの匿名さん21/11/28(日) 19:50:48
こちらのマスターはまだ幼い!って言われてもね...妹のために彼も聖杯戦争に参加したわけだし退くことはできないよな
- 357二次元好きの匿名さん21/11/28(日) 23:44:54
保守しておこう
- 358二次元好きの匿名さん21/11/29(月) 10:25:08
保守
- 359二次元好きの匿名さん21/11/29(月) 20:27:44
保守
というか安価やってる時にはこんな良質なssに化けるなんて思っても見なかった - 360二次元好きの匿名さん21/11/29(月) 23:13:36
保守
- 361二次元好きの匿名さん21/11/30(火) 09:30:02
保守
- 362二次元好きの匿名さん21/11/30(火) 15:17:21
保守!
- 363二次元好きの匿名さん21/11/30(火) 20:23:27
保守
- 364スレ主21/11/30(火) 21:39:50
皆様待たせて申し訳ない。この後更新します。
- 365二次元好きの匿名さん21/11/30(火) 23:45:25
待ってたぜ
- 366スレ主21/12/01(水) 00:28:56
虚空から何かが見えた。
瞬間、プリテンダーは私の前に立った。
「大丈夫かい?マスター」
その身体には……矢が突き刺さっていた。
まるで見えなかった。この一瞬の間にどのようなやりとりがあったのか、皆目検討もつかない。
「相手は凄腕のアーチャーみたいだね。少しお見苦しいところをお見せするけど、いいね?」
わたしはただ頷くことしかできなかった。
「────極小神格限定起動」
彼の身体が光り輝く。何処から現れたのか、機械の鎧が彼を包み込んでいった。
それだけではない。身体が大きくなっている。鎧を纏うというよりは───機械に置き換わっている?
「本気でいくよ。マスター。近づいちゃあだめだからね」
少年だった機械仕掛けの騎士は、普段と変わらない声色で。私を案じてくれていた。 - 367スレ主21/12/01(水) 00:50:25
──また、風を切る音がした。矢を撃たれたのか。
「そこか」
プリテンダーの姿が消える。何かが弾けたような音が響く。慌てて目を向けると、プリテンダーが拳を壁にめり込ませていた。
「素早いね」
瞬きする間に、彼はわたしの元へ戻ってきた。
「プリテンダーもすごいよ…」
「ありがとうマスター。しかしこれからどうするべきか……?」
言葉が終わらないうちに、彼はうめき出した。
「大丈夫!?プリテンダー!」
「これは……毒か!」
「そんな……!」
毒なんて、物語の中でしか見たことなかった。それが今わたしの大切なひとの体を蝕んでいるんだ──
どうしよう。わたしがマスターとして、何とかしなければ! - 368二次元好きの匿名さん21/12/01(水) 00:58:24
おぉキュクロプスだ なるほど変化をそう表現するのかすごいな
- 369二次元好きの匿名さん21/12/01(水) 00:59:42
良いなあ機工の騎士
- 370スレ主21/12/01(水) 01:17:00
◆
「どうしますマスター。絶好のチャンスですけど」
弓兵が私に呼びかける。
「あ、ああ。確か貴様の宝具は毒や病を増幅させて爆発させるんだったな?」
「そうです。この『顔のない王』と併用しても魔力は感知されますが──今の相手の状態なら当てることは可能でしょう」
「ふむ……」
この追い詰めたように見える状況が悩ましい。マスターは一向にサーヴァントのそばを離れない。何か窮地を脱するアイデアを考えているのだろうか。
ならば容赦はできない。こちらには優秀なサーヴァントが付いているが、それは向こうも同様だ。考える時間も逃げる時間も与えるわけにはいかない。
何よりも。子供と闘うというこの状況から───早く脱してしまいたい。
「アーチャー。もう一つの宝具を使用せよ。奴を排除する。」
「──了解」
空っぽの空間が、揺らいだ。 - 371二次元好きの匿名さん21/12/01(水) 13:06:00
保守
- 372二次元好きの匿名さん21/12/01(水) 22:34:07
保守
- 373二次元好きの匿名さん21/12/01(水) 23:49:52
◆
「……マスター」
プリテンダーがわたしに呼びかける。
「この状況で逃げ出さないということは──敵は必ず俺を仕留めにかかるだろう。宝具の発動許可を頼む」
「で、でも……大丈夫なの?わたしは……プリテンダーが苦しむところ、見たくない。たとえ負けることになっても──」
「マスター!それは禁句だよ。大丈夫──俺は誰も殺さないし、殺される気もない。俺を信じて」
機械の身体であっても──いつもと変わらぬ暖かい瞳が、わたしを見つめていた。
「宝具を発動する時には合図を出す」
プリテンダーは片手をわたしに向けた。これが合図だろうか。
「そうしたら、全速力で俺から離れて!」
わたしは頷くことしかできなかった。 - 374二次元好きの匿名さん21/12/01(水) 23:54:26
刹那。相手のマスターの周りの空気がざわつき始めた。
相手も切り札──宝具を発動しようとしているのだろうか。
さっきまでの温い空気は消えて、冷たい風が吹き始めた。みるみるうちに空気は冷える。全身を突き刺すような感覚だ。これが殺気というモノなのか。
「マスター!準備はいいかい?」
わたしは腕輪を掲げる。
「……うん!全力で受け止める!お願いプリテンダー!」
機械仕掛けの顔が。
微笑んだ気がした。 - 375二次元好きの匿名さん21/12/02(木) 00:08:21
「ぐうう───っ!」
全身に熱が迸る。感じていた寒気が取り除かれる。
身体が重い。わたしの中に大きな力が渦巻いているのがわかる。でもそれはわたしのものではない。プリテンダーへ捧げるんだ。勝つために。死なない為に。
そうか。わたしは今、殺意に打ち勝とうとしているんだ。只「生きる」だけではわからない、「生き残る」感覚───!
「勝って!プリテンダー!!」
───神格領域限定解除。
是即ち、『秘匿』のクオリア。
災いよ、我が神性に従え───
『秘匿虹彩・解錠施錠』!!! - 376スレ主21/12/02(木) 00:17:05
いつもコテハン忘れて申し訳ない…上の三つは自分の文です
- 377二次元好きの匿名さん21/12/02(木) 11:38:18
保守
- 378二次元好きの匿名さん21/12/02(木) 19:44:59
いつ読んでも見ても、宝具発動のシーンが胸が躍るね
- 379二次元好きの匿名さん21/12/03(金) 00:34:11
保守
- 380スレ主21/12/03(金) 03:36:36
───おかしい。
羽のように軽いはずの弓が。
鍵盤を押すより軽い引き金が。
鉛のように重く、鋼鉄のように硬い。
『祈りの弓』が、届かない───!
機械の騎士は、それを見逃さない。
合図を出し、マスターを遠くへやる。
身をかがめ、走り出す姿勢へ。
目標は──敵のマスター。
走り出すと同時に、魔力放出による急加速。
瞬きの間に地を駆ける身体は、もっと、もっと疾く。
勝利へと、真っ直ぐに────
弓兵も、それを読んでいた。
短刀を取り出し、マスターの前に立つ。
(マスターが逃げる隙を………!)
『顔のない王』を擲ち、勝負へと向かう──!
気がつけば。
プリテンダーは、弓兵の前で止まっていた。 - 381スレ主21/12/03(金) 03:43:25
プリテンダーの手には短刀と弓。
両方ともヒビが入っている。
そして───両手以外の身体が、少年の姿に戻っていた。
「なっ…………」
「……これは、マスターの指示だ」
少年が語り出す。
「彼女はあくまで己の目的を果たしに来ただけだ。無闇に争うつもりもないし──聖杯も、猛烈に求めてはいない」
澄んだ瞳が見つめている。
「──ここで手打ちってわけには、いかないかな?」 - 382スレ主21/12/03(金) 03:51:32
「………アーチャー!何をしている!」
若い男の声を聞いて、弓兵は少年から離れる。
「聞きました?マスター」
「ああ……本当に甘い奴だな、貴様も」
呆れた様子で少年を見つめる。
「………行くぞアーチャー!興が削がれた!」
「はいよマスター。っと、その前に。少年!オタクのクラスはなんて言うんだ?」
「………プリテンダーだ」
「そうか!次会った時にきっちり決着をつけましょうかね!」
「できれば仲良くしたいな」
弓兵は肩をすくめ、マスターと共に歩き出す。暫くして──両者とも、夜の闇に消えていった。 - 383スレ主21/12/03(金) 03:58:57
◆
プリテンダーが心配だったわたしは、すぐに駆け寄った。
「大丈夫?プリテンダー」
「………ぷはーっ!危なかったー!」
「え……?」
わたしが不思議そうにしていると、彼は腕輪を指さした。
わたしが見ると、腕輪の色がくすんで──魔力を感じなくなっている。
「魔力を使い切ってしまったんだ。今の闘いでね。魔力グッズはまだアジトにあるからいいけれど──相手が引き下がってくれなかったら危なかったね」
危なかった。
そんなことをあっけらかんと言うものだから。わたしはまた不思議な気分になって───
わたしがどれだけ危険なことをしていたか、再確認した。
「おっと。どうしたの?マスター」
思わず抱きついてしまった。
「………こわかった」
安心感か。不安か。いろんな感情がごちゃごちゃで。自分が流した涙の意味も、よくわからなかった。
「……大丈夫。もうこわくないよ。」
そんなわたしを──彼はただ、抱きしめてくれていた。 - 384二次元好きの匿名さん21/12/03(金) 11:36:57
保守
- 385二次元好きの匿名さん21/12/03(金) 11:40:34
素晴らしい戦闘描写だし、ちゃんとスキルも使われてるし、宝具展開の阻害シーンもかっこいい
- 386二次元好きの匿名さん21/12/03(金) 21:32:47
保守
- 387スレ主21/12/04(土) 02:55:36
◆
「強敵でした」
「そうか」
「おそらく奴の宝具でしょう。宝具が撃てませんでした。おまけに何らかの急加速。寸前で踏みとどまってくれなかったら危なかったですぜ」
「貴様の得意分野を分かっていながら、持て余した。この敗北は私の責任だ。すまない」
「こちらこそ……ま、生き残ってるからよしとしましょう。次は全力、出させて下さいよ?」
「ああ……」
全く反応できなかった。少年──プリテンダーが正面から来るのがわかっていても、礼装を構えることさえ出来なかった。
奴らに殺意があったならば、今頃────。
「それか、話し合ってみます?」
「!?何を言っている?」
「奴ら、勝利にこだわってないみたいだし。同盟を結ぶように声がけするのもアリかなって思いまして」
「……そんなうまくいくものか……?」
「もしまた戦闘になっても、奴らの手の内は大体分かっていますぜ。対応は可能だけど……一つ、厄介なことがありましてね」
「なんだ?」
「おそらく奴は魅了の魔術を扱う。俺には少し耐性があるんですが、それでもやりにくかった。接近戦はとことん不利ですねえ」
「じゃあ話し合うとなったら──私が前に出るのか!?」
「そうなりますねえ」
「危険すぎる!……いやしかし、奴らは好戦的ではないし……」
「あくまで提案ですがね。今日はとっとと帰って休みましょ」
思考を巡らす私をよそに、弓兵は歩いてゆく。いつも通りの涼しげな態度を崩さないのは、気遣いのつもりだろうか。
………ならば主君として、応えねばなるまい。
「よしわかった!帰って飯を食って寝るぞ!」
「おう!そうこなくっちゃな!」 - 388二次元好きの匿名さん21/12/04(土) 10:43:02
保守
- 389二次元好きの匿名さん21/12/04(土) 18:42:03
保守
- 390二次元好きの匿名さん21/12/05(日) 00:31:41
Hosyu
- 391スレ主21/12/05(日) 03:53:01
ごめんね…ちょっと待ってね…
- 392二次元好きの匿名さん21/12/05(日) 14:00:11
保守
- 393二次元好きの匿名さん21/12/05(日) 22:37:44
保守!
- 394二次元好きの匿名さん21/12/06(月) 09:59:49
保守
- 395二次元好きの匿名さん21/12/06(月) 18:01:49
保守
- 396二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 01:15:10
保守
- 397スレ主21/12/07(火) 04:17:58
今日中には更新します。
- 398二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 13:20:55
保守
- 399二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 14:08:50
- 400スレ主21/12/07(火) 16:09:54
- 401二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 16:22:28
- 402スレ主21/12/07(火) 16:35:55
おお理想通りだあ…!ありがとうございます!
- 403二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 17:07:48
このレスは削除されています
- 404スレ主21/12/07(火) 17:09:15
◆
わたしとプリテンダーは一度アジトに戻り、翌日教会へと向かった。
今回の闘いに参加するにあたり、支援をしてくれた人に会うためである。
「あらぁあ!二人ともこんにちは♪昨日は大変だったみたいねぇ?」
出迎えたのは、長身の男性。服装は教会らしい落ち着いたものだけど──首から上は、煌びやかに整えていた。
「すみません、最初は話し合おうとしたんですが、相手を止められず……」
「気にする事ないわよプリテンダーくん。ああいうことの後始末をするのがアタシの役目なんだから。それにこの儀式には闘いに来てる人たちが大半だからねぇ」
男性の声はなんというか、聞き慣れない雰囲気だったけど、不思議と穏やかに聞き取る事ができる。
「それにしても……相手を殺害も消滅もさせずにケリつけるなんてやるじゃない!自分の信念を貫ける子、アタシは好きよ♡」
「ありがとうMrs.ブロッサム。俺も貴女が好きだ」
「いやん。その顔で言わないで!!本気で好きになっちゃうから!!」
男同士で何を話してるんだろう。 - 405スレ主21/12/07(火) 18:43:11
「ところでMrs.ブロッサム。各マスターは全員召喚を完了しているのか?」
「ええ。今日も誰か闘うかもしれないわ」
「そうか。ちなみに誰が誰を喚び出したとか教えてもらうことは…」
「駄目よ。アタシは監督役だもの。あくまで中立!当然教えられないこともあるわ。自分でなんとか調べなさいな♡」
「それはそうだな」
「聖杯戦争の情報はあまり教えられないけれど、生活面のサポートは出来る限り行うわ。」
「ありがとう。しかし大丈夫なのかな?ここまでしてもらっては、中立とは言えないのでは…」
「いいの。部屋をあてがうくらいお安い御用よ。たとえ他のマスターから頼まれたとしても、アタシがすることは変わらないわ!」
「……ありがとうございます、ブロッサムさん」
「い〜い〜の〜よ!ユーナちゃんみたいな小ちゃい子には、ちゃんと暖かい所で寝てもらわないとね!」 - 406二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 18:46:37
めちゃめちゃ良い...やっぱりこの構図は何度見ても良いね
- 407スレ主21/12/07(火) 19:00:43
「変わってるけれど、良い人だよね」
「そうだね。情報をもらえないのは残念だけど、仕方ないかな」
帰り道、プリテンダーと手を繋いで歩く。
「まさかマスターの叔父に友人がいて、それがこの聖杯戦争の監督役だなんて……なんだか出来すぎた話だね」
「わたしもびっくり。でも、たしかに叔父さんと気が合いそうだった」
「そうなんだ……」
プリテンダーが意外そうに呟く。よっぽど予想外だったのだろうか。
「……彼女は中立の立場だと言っていたけれど、マスターへの態度を見るに、かなり個人的な感情がこもっていそうだね」
「どういうこと?」
「いや、彼女は……きっと怒っているんだと思う。マスターをこんな目に遭わせる理不尽な世界に対して。」
「……」
「彼女を見ていると──何だか心がざわつくんだ」
プリテンダーは少し黙って、続けた。
「彼女はたぶん、俺に似てる」 - 408スレ主21/12/07(火) 19:30:51
(ちなみにアーチャーのマスターは見た目間桐慎二、中身ゴルドルフみたいなイメージで書いてます。ブロッサムは金髪ロン毛まつ毛バッチリ唇セクシーの聖職者オネエさん♂です)
- 409スレ主21/12/07(火) 19:31:49
(聖堂教会的にオネエってどうなの?って思った方は、どうか、どうか、心の内に秘めておいてください)
- 410二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 19:33:30
アーチャーのマスターもオネエさん♂もいいキャラで好きだよ
- 411スレ主21/12/07(火) 19:38:00
ありがとうございます!
- 412スレ主21/12/08(水) 03:30:02
プリテンダーは思慮深い。そんなことを考えていると、前方から人が近づいてきた。
「あなたは…!」
昨日、アーチャーのサーヴァントと行動していたマスターがそこにいた。
「マスター。下がって。」
プリテンダーが私の前に立つ。
「……やはりそうなるか。二人とも、心配しなくていい。私は闘いに来たわけではない。」
「……何をしにきた?」
「いや、私が言うのもなんだが──君たちを信用したい。手を組みたいと思ったんだ。」 - 413二次元好きの匿名さん21/12/08(水) 12:37:47
保守
- 414二次元好きの匿名さん21/12/08(水) 21:02:54
保守
- 415スレ主21/12/08(水) 23:38:47
「そうか」
プリテンダーは警戒を緩めない。
「出てこい、アーチャー」
男はアーチャーを呼ぶ。霊体化していたのか、何もない空間から現れた。
攻撃をしてこなかったということは、信じて良いのだろうか?
「信じられなくとも無理はないが──私たちには敵意はないということを伝えておきたかった。もちろん、共に闘ってくれるというのなら、報酬は出す」
「ふむ……でもな」
「プリテンダー。たぶんこの人たちは大丈夫だと思う。不意打ちとかしてこなかったし」
わたしは、なるべく人を信じたかった。
「よし!じゃあ組みますか!」
「軽ッ!?」
「優しい人で助かりましたねマスター。いやあめでたい!」
驚愕しているマスターに弓兵が声をかける。
気安い様子だ。わたしたちもきっと通じ合える……といいな。 - 416二次元好きの匿名さん21/12/09(木) 00:51:07
やっぱり協力者がいると心強いな しかもロビンフッドだから気配察知にも長けてる
- 417二次元好きの匿名さん21/12/09(木) 12:32:57
保守
- 418二次元好きの匿名さん21/12/09(木) 23:07:08
保守
- 419二次元好きの匿名さん21/12/10(金) 05:10:52
このレスは削除されています
- 420スレ主21/12/10(金) 05:11:18
ごめん最近忙しい
ちょっとまってね - 421二次元好きの匿名さん21/12/10(金) 15:42:35
保守
- 422二次元好きの匿名さん21/12/10(金) 22:51:02
保守だぜ
- 423二次元好きの匿名さん21/12/11(土) 10:19:58
保守
- 424二次元好きの匿名さん21/12/11(土) 22:09:35
保守
- 425二次元好きの匿名さん21/12/12(日) 06:16:09
保守
- 426スレ主21/12/12(日) 07:40:33
みんな保守誠ににありがとう!!
今日更新します。 - 427二次元好きの匿名さん21/12/12(日) 16:32:29
保守
- 428スレ主21/12/12(日) 23:28:04
「ところで報酬は何がもらえるんだ?」
プリテンダーが尋ねた。
「いいだろう、教えてやる。これだ」
アーチャーのマスターは懐から何かを取り出した。
「これは……?」
「私が創り上げた魔術礼装だ!心配はいらない。魔術師なら誰でも使えるように設計してある。いいか?まずはここに手を当てて……」
「あぁ、えっと……そのことなんだけど」
プリテンダーがわたしを見る。迷っているのだろうか。
「すみません。わたし、魔術師じゃあないんです」
「そうかそうか、問題な……えぇ!?」
男はまた素っ頓狂な声を上げる。
「マスター、驚かされてばっかりですねえ……」
アーチャーはどこか呆れたような、安心したような様子でマスターを見つめていた。 - 429二次元好きの匿名さん21/12/13(月) 09:02:39
マスターかわいいな
- 430二次元好きの匿名さん21/12/13(月) 16:04:49
保守
- 431二次元好きの匿名さん21/12/13(月) 23:49:57
保守
- 432スレ主21/12/14(火) 10:14:03
「おっほん!……どうやらサーヴァントを活動させられるくらいの魔力はあるらしいからな……ならばこの礼装を扱うのも可能だろう!」
「ありがとうございます!ええっと」
「ゲーアハルト・グライナーだ。君の名前はなんていう?」
「ユーナ・ガットです」
「うむ!よろしく頼む、ガット君!」
「こ、こちらこそよろしくお願いします」
魔術師のグライナーさんから、こんなに貴重そうなものを貰えるなんて。大切にしなきゃ。
プリテンダーはアーチャーとお話してるみたい。
情報交換でもしているのかな? - 433二次元好きの匿名さん21/12/14(火) 13:59:35
心の贅肉たっぷりマスターだ 好き
- 434二次元好きの匿名さん21/12/14(火) 18:46:11
主人公が一般人だから頼りになる贅肉枠が居るの有難い
一般人非魔術師のソロプレイは龍ちゃんみたいな場荒らし枠に回る事になるからね… - 435二次元好きの匿名さん21/12/14(火) 23:59:18
保守
- 436二次元好きの匿名さん21/12/15(水) 00:29:22
少し離れていたところから、プリテンダーたちが歩いてくる。
「お話してたの?」
「ああ、ちょっとごあいさつを、ね」
プリテンダーがアーチャーに目配せする。
「ええ。おかげさまで仲良くやれそうですぜ」
アーチャーが微笑む。
「どんなお話してたの?」
「そうだな……マスターの覚悟について、かな」
「むう」
なんだか要領を得ない。
「もっと詳しくおしえなさーい」
「詳しくも何も、俺たちが話したのはそれが全てさ。なあ、アーチャー」
「そうですねえ」
馴れ馴れしく笑い合う。仲良くなるのが早すぎやしないか。わたしを差し置いてここまで仲を深めるとは。なんだか複雑。
「うむ……アーチャー、貴様はそんな軽い男……だったな、わりと最初から」 - 437二次元好きの匿名さん21/12/15(水) 00:37:53
緩み切った空気の中。
アーチャーとプリテンダーの目つきが突然変わった。
「何か来る」
「そうだな」
プリテンダーがわたしのそばに来るのと同時に、アーチャーもグライナーさんのもとに戻った。
「な……」
「私にもわかる。これはまさか」
「流石はマスター。でかいのが来ますぜ……」
アーチャーが呟いた瞬間、
ほんの少し、暗くなった。
「マスター!!」
プリテンダーが私を抱えて跳ぶ。
さっきまでわたしたちがいた場所に───大きなモノが降ってきた。
いや──飛んできた?
轟音と衝撃。土煙がわたしの頬をかすめる。
地面にできた巨大なヒビの真ん中には───人間のような、何かがいた。
たしかに人の姿をしているけれど──確信を持てなかった理由。
怪物が如き巨躯と、2本の角。
腕には人よりも大きな斧。
そして顔には───仮面? - 438二次元好きの匿名さん21/12/15(水) 00:49:44
「うおおおおおおおお‼︎‼︎」
それは天高く吠えた。
直後。わたしのような素人にも分かるほどの──莫大な魔力の奔流。
「マスター!伏せて!」
気づけばプリテンダーは、機械の身体に変化していた。
刹那。
私が立っている地面がうねり始める。
蛇がのたうつように脈動する大地の上で、私はプリテンダーにつかまることしかできなかった。
「プリテンダー…!」
体が震える。うまく声が出ない。
大地の轟音に包まれて、蚊の鳴くようなわたしの──か細い声はかき消される。
天変地異に、わたしの五感はたちまち支配された。
暗い。轟音で何も聞こえない。
土煙の匂いでむせかえりそう。
触れているのが、プリテンダーかも分からない。
わたし───死んじゃうの?
「大丈夫」
確かに聞こえた。
愛しい人の声。
「俺が護るから」
ああ。わたしの声。
聞こえていたんだ。
よかった──── - 439二次元好きの匿名さん21/12/15(水) 09:26:25
アステリオス襲来だ ワクワクする展開になってきたな
- 440二次元好きの匿名さん21/12/15(水) 20:23:30
保守
- 441二次元好きの匿名さん21/12/16(木) 00:26:15
保守
- 442二次元好きの匿名さん21/12/16(木) 09:08:24
保守
- 443二次元好きの匿名さん21/12/16(木) 17:47:19
保守
- 444二次元好きの匿名さん21/12/17(金) 04:03:56
保守
- 445二次元好きの匿名さん21/12/17(金) 15:38:31
保守
- 446二次元好きの匿名さん21/12/17(金) 22:31:19
保守
- 447二次元好きの匿名さん21/12/17(金) 22:58:02
───うっすらと血の匂いがした。
それはどんどん濃くなって、気づけばわたしは横たわっていた。
「あれ……ここ、どこ……?」
ぼんやりと辺りを見回して──思い出した。何かが襲ってきたんだ。
プリテンダー……キュクロプスはどこだろう。
真っ赤に染められた部屋を見回すと、真ん中に機械の騎士が立っていた。
彼は振り向いて、少年の姿にもどる。
ばつが悪そうな顔をしながらわたしのもとへやってきた。
「怪我はない?マスター」
「わたしは大丈夫。プリテンダーは?」
「平気さ。これは全て魔獣の返り血だから……見苦しくってごめんよ」
「ううん。わたしのこと守ってくれたんだよね。ありがとう」 - 448スレ主21/12/17(金) 22:58:26
上は自分の文です。
- 449二次元好きの匿名さん21/12/18(土) 09:25:28
保守
- 450二次元好きの匿名さん21/12/18(土) 15:11:07
保守
- 451二次元好きの匿名さん21/12/18(土) 23:17:53
ほしゅ