- 1二次元好きの匿名さん23/04/07(金) 15:06:32
真っ黒な手
数年前、ワシがおそらく小学生の頃です。
当時、ワシたち家族は全員道場で寝ていました。押し入れの方に足を向けて、尊鷹、龍星、ワシ、父、鬼龍!の順で寝ていたある日、深夜に私は目が覚めると、押し入れから幻突みたいな真っ黒な手が伸びてオトンの足を掴んでいるのを見ました。
恐ろしくて目を瞑り眠れないままオトンに抱きついて朝を迎えました。
朝ごはんの時ふと父が「そういえば昨日の夜、誰かお父さんの足掴んだ?」と足を見せてきました。
オトンの足にはしっかりと塊蒐拳みたいな手形がついていました。シーンと気まずい空気になり、耐えられなかったワシは「ワシが掴んだ」と嘘をつきました。
オトンや龍星は「な〜んだ」「なんでそんなことしたのん?笑」と言っていました。
本当のことを知っているのはワシだけです。もしかしたらワシが無意識に掴み、それをなにかのせいだと思い込んだのかもしれません。
ですがあの手形はワシよりも大きかった気がします。
今もまだ同じ家に住んでいますが、その部屋では鬼龍以外誰も寝ていません。
- 2二次元好きの匿名さん23/04/07(金) 15:07:24
強き者…
- 3二次元好きの匿名さん23/04/07(金) 15:08:11
そうか! 鬼龍は…
かわいそ… - 4二次元好きの匿名さん23/04/07(金) 15:21:31
小人
小さい頃よく知らん親戚の鬼龍おじさんの何回目かの葬式に金時じいちゃんが出かけるということで、曽祖父の家に預けられたことがありました。
寝室は小さく、部屋全部に布団を広げ雑魚寝する道場に似た感じなのですが、初夏で寝苦しかったため、横開きの部屋のドアを少し開け、ドア側から龍星、ワシ、姫路、オトンの順で布団に入り就寝しました。
夜中にふとしゃあしゃあお祭りみたいな音がして目が覚めました。
なにっ。
ドアの方に目をやると、廊下を小人がお神輿を担いで練り歩いてました。
大きさは多分タフオトン人形ぐらい。
なんだあっ
小人が歩いていた方向には覇生風の仏間があり、なんとなく仏さんの奥からから歩いてきたんだ、と思った私は、小人が怖いものには思えなくてただ祭りだ……と思って見ていました。
お神輿は数種類あるようでキラキラなものから漆塗りのようなもの、色んなお神輿をエッサエッサはーっはーっと運んでました。
まだ運ぶのかなーと思って見ていたら、ドアに一番近いところに寝ていた龍星がううんと声を上げて寝返りをしました。
その瞬間、小人はピタッと動きを止めて持ってた楽器?旗?みたいなのを捨てて全員でお神輿を担いで猛スピードで走っていきました。
ちょっと怖かったのが、多分お神輿に最後に乗っていたのが真っ白な浴衣をきた小人より大きめの人でした。トダーぐらい。
気づいたら早朝で、もちろん小人やお神輿は全てなくなっていました。
最後の御神輿に乗ってた人のあれ、多分死装束だよなーと大人になってから思いました。
- 5二次元好きの匿名さん23/04/07(金) 15:23:05
トダーぐらいって馬鹿でかいですよね
- 6二次元好きの匿名さん23/04/07(金) 15:27:38
みどりの手
小さい頃に自宅のベランダから外を見ていました。
そこから他の家が何件か見えるんですけど、そのうちの1つの家の排気口?か何か空気の出口みたいなところから、大きなみどりの手が幻突みたいにびよ〜んとでてきたのを見た記憶がワシにはあります。
にゅ とかではなく びよ〜ん と。
大きいしみどり色だったから気色悪かったです。どうせ幻魔なんでしょうけど。
そういえばその頃尊鷹が行方不明でした。 - 7二次元好きの匿名さん23/04/07(金) 15:29:57
散歩
実家の部屋の窓から外を眺めていたら、キャプテン・マッスルみたいなマスクをしたおばあさんの首にリードをつけて散歩しているデゴイチ顔おばあさんがちらっと見えた気がしたんだ。 嘘でしょ?と思ってよく見ようとしたら、誰もいなかったのん。 - 8二次元好きの匿名さん23/04/07(金) 15:33:19
怖い話TOUGH風にするんだ
盛り上がるんだ - 9二次元好きの匿名さん23/04/07(金) 16:05:42
- 10二次元好きの匿名さん23/04/07(金) 16:39:01
その日の夜も道場での仕事が遅くて帰宅したのは夜中の3時
オトンはもう寝ていた
雪は降ってなかったがキンキンに冷えていた
はーっさむいのぅ
ワシはあまりに寒くて電気もつけないままストーブの前でしばらくぼーっとしてたんや
よく見たら近くの窓が開いてるどうりで寒いわけや
窓を閉めた上の方でなにか動いた
ワシは恐る恐る天井を見た
なに大きなものが蠢いている
尊鷹から貰ったスマホのライトで天井を照らした
そこには大量のGKドラゴンがびっしりと天井に張り付いていた
ガシャーンガシャーン
ワシは腰を抜かしたんだっ - 11二次元好きの匿名さん23/04/07(金) 17:14:09
朝方川沿いを自転車で走っていたら手すりに人が逆さ吊りされてたんや。
靴とズボンとチラッと上半身が見えて、それもペラペラじゃなく、作務衣みたいな服には中身が入ってる感じや。
片足は金属みたいにテカっていた。
顔は長い白髪をポニーテールみたいに結っていた。
はーっ、きっと見間違い。であってくれや。怖すぎて振り返りもせず走り去ってしまった。
実家に住んでいた頃、夜の9時頃に自室の万年布団に座ってアクション・スターの本を読んでいたんや。
なんとなくクローゼットに目を向けじっと見ていたら、クローゼットの下の隙間に白い布のようなものが一瞬見えた後、上に戻っていった。
なにっ。
恐る恐るクローゼットを開けてみると白い布どころか、白い服もかかっていなかった。
ただ長い白髪が残っていたんや。
- 12二次元好きの匿名さん23/04/07(金) 17:52:21
約18年前・・・小房の頃、ワシは仲間のモリヤン、チンゲや黒ちゃん、朝昇らととある廃病院に探検に
行ったんや。当時からその廃病院は幽霊が出る噂があったんや。とても病院と思え
ないような小さな入り口を見つけ、霊の目撃談が多く聞かれる2階の北側
の部屋をワシらは目指した。季節はちょうど今頃、確か土曜の午後2時くらい晴天
だったと思う。なのに建物内はどんよりと暗くホコリの臭いがした。
通路の脇には古本がいっぱい積んであり歩きづらかったで。その古本はオトンや鬼龍が好む医学書
とかの類では無くじいちゃんが読むようなエロマンガとか雑誌だったように思う。
1階にはとくにかつて病院だったらしい痕跡は無かった。そしてついにワシら
は2階へと通じる階段を見つけたんや。 - 13二次元好きの匿名さん23/04/07(金) 17:55:51
階段はとくに痛んでる様子は無く安全に2階にあがることが出来た。
2階には古本とか積んでなく、すぐに例の部屋の前ま来れたんや・・・
が、そこは拍子抜けするほど何も無く10畳ほどの部屋に古びた机
ひとつと本棚ひとつ。例の北側の窓からは光が入ってて清清しいほど
やった。期待したようなデビルファクトリーみたいな手術台とかホルマリン漬けの内臓が入ったビン
だとかは無かったで。
しかしよく観察すると床にはメスが落ちてたり、本棚には医学書、壁には
日に焼けた灘にもありそうか人体図・・・と微かにココが病院だったころの痕跡を残しとったが、恐怖とかは感じなかった。例の窓からはワシらの自転車が見える。
「帰るか」誰ともなくそんな言葉が出てワシたちは病院を出た。
「幽霊なんかいないんだ」と根拠もない喪失感がワシらを覆ってたと思う。
しかし・・・ - 14二次元好きの匿名さん23/04/07(金) 17:59:05
病院の外でワシらは相談を始めた。クラスの人気者になりたくて今回
の探検で幽霊を見たって話をでっち上げようと話合っとった。
その時仲間のチンゲが絶叫した!!!彼の視線の先を追うと・・・
病院の2階、北側の例の部屋の窓・・・それはさっきまでワシらがが居た部屋・・
その窓に白い影が見えた!!!「女が笑ってる!?」誰かが叫ぶ!!
そいつは白い影でしかないんだけれど、ソレが”女”であり、狂ったように
笑ってるのがハッキリ分かったんや!!!その場にいた誰もがそう認識したんや!!
ぶっ飛んだ!!自転車に飛び乗り一目散に逃げた!!ドコをどう逃げたかは覚えて
いないが、川の河岸に辿り着いた。みんな無事だった。
少し落ち着きを取り戻したところで、ダチのひとりがポケットから何かを取り出した。
メスだ。そのアホはあの部屋に落ちていたメスを拝借して来たんや!! - 15二次元好きの匿名さん23/04/07(金) 18:00:55
そいつの顔は青ざめていた。みんな彼を責めたんや。なんで余計なこと
をするんやと。その後メスを返しに行くか行かないかで揉めた。
しかしあんな出来事のあとなので誰も本気であの病院に戻ろうなんて
思ってなかった・・・日没が迫っていた。
その時盗んだヤツがメスを川に投げ込んだ!!メスは華奢な見た目にも
関わらず、ボチャン!と大きな音を立て川底に消えたんや… - 16二次元好きの匿名さん23/04/07(金) 18:06:08
- 17二次元好きの匿名さん23/04/07(金) 18:17:59
- 18二次元好きの匿名さん23/04/07(金) 18:42:52
- 19二次元好きの匿名さん23/04/07(金) 19:53:43
臨 兵 闘 者 皆 陣 烈 在 前!
ナウマクサンダ バサラダセンダ マカロシャダ ソワタヤウンタラタ カンマン
鬼龍よひらめになれ! - 20二次元好きの匿名さん23/04/07(金) 21:51:56
お化けの時間なんだ