- 1二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 22:09:18
- 2二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 22:10:14
たっちゃん繋がりで作りました……
赤いもの繋がりでたっちゃんと呼ばれると周防達哉君が頭に浮かびました - 3二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 22:10:22
タッちゃん繋がりね…
- 4スレ主21/11/23(火) 22:15:09
ちなみにですがこの達哉君は罪世界に帰還後に一人でいたらいつの間にかウマ娘世界に迷い込んだ感じです
勿論達哉君はトレーナー業を頑張りながら元の世界に帰る方法を探してます - 5スレ主21/11/23(火) 22:41:53
「……夢、か」
トレセン学園。
この学園に集うウマ娘達は、数々のレースを制し、歴史に名を刻むことを目標として日々切磋琢磨している。
まだ自分よりも一回り幼いというのに、この場で練習しているのだから驚くものだ。
だからこそ、こう思う。
「(……俺は本来、ここにいる資格があるトレーナーなのか?)」
元々、自分に将来の夢と言えるものは無かった。
前の世界でやっていたことと言えば、何も考えずに趣味のバイク弄りに没頭していたぐらいだ。
それに関した職業に就こうとも思っていた訳でもなく、ただ将来の不安と家族から目を背けるために。
そのため、進路指導の先生からも皮肉を言われたこともある。
「(マルゼンスキーは、前に明確な夢は無いと言っていた。走るのが楽しいから、走っているだけだと)」
だが、マルゼンスキーは俺とは違う。
彼女は誰かの憧れの的になっている。夢へと向かって走り続けるウマ娘達からの目標として。
それに何より、わざわざこの学園に来ている。本当に夢が無いなら、この名門に来るはずがない。
だからこそ、彼女は俺とは違う。 - 6スレ主21/11/23(火) 23:01:11
そう考えながら廊下を歩いていると、視界の奥でマルゼンスキーを発見した。
今日の練習メニューを伝えるために話しかけようとするが、彼女は誰かと会話している途中だった。
「マルゼンスキーさん、昨日はわざわざ併走していただいてありがとうございます!」
「いえいえ、いいのよ。それに相手は私なんだから、そんなに張り切らなくても……。」
マルゼンスキーと話していたのは、スペシャルウィークだった。
昨日、マルゼンスキーが併走を頼んでくる子がいるがどうしようと尋ねてきたが、その時は大丈夫だと彼女に伝えた。
それがスペシャルウィークだと知ったのは、併走練習の後だったが。
スペシャルウィーク。
トレーナー間でも話題になっている期待のウマ娘。
そんなウマ娘にすら頼りにされるマルゼンスキーは、やはり自分とは違う存在なのだと思い知った。 - 7スレ主21/11/23(火) 23:17:01
「マルゼンスキー。」
「マルゼンスキーのトレーナーさん、初めまして!……っていや、昨日会ったんだから初めましてじゃなくて~……ええと、おはようございます!」
スペシャルウィークが俺に気づくと、少したじろぎながら挨拶をする。
俺もそれに対して“おはよう”と返す。
こう見ると、普通の学生なのだからトレーナー間の評価とギャップを感じる。
「おはよう、トレーナー君。……それじゃ、今から練習について話し合うから、また後でね。スペちゃん。」
マルゼンスキーが俺に気づくと、その場から離れようとする。
「いや、それもあるが……スペシャルウィーク、聞きたいことがある。」
「え……な、何ですか?」
その前に、知っておきたいことがあった。
「マルゼンスキーのどんなところに憧れたんだ?」
「えっ、ちょっとトレーナー君?急にどうしたの?」
大きな夢を持つ彼女が何故マルゼンスキーに惹かれたのか。
別に深い意味は無く、ただ疑問に思ったから聞いてみたかった。 - 8スレ主21/11/23(火) 23:28:57
「マルゼンさんのどこに憧れたか、ですか?色々ありますけど……やっぱり一番は、どんなレースでもマルゼンさんが楽しそうに走ってるからです!」
「……そう、なのか」
その答えに、俺は驚いた。
マルゼンスキーも隣で驚いていたようだ。
俺とは大きく異なる、夢を持つ彼女のことだから複雑な答えが返ってくると思っていたのだ。
「トゥインクル・シリーズを走るウマ娘さんは、皆に夢を見せてくれるっていうじゃないですか。」
「ああ。」
「私も、お母ちゃんに夢を見せたくてここに来ましたけど……、夢を見せられるのって、マルゼンさんみたいな人だと思うんです。」
「───強くて、速くて、それから誰よりも楽しそうで。そんなの、見てるほうだって楽しくなるし、ドキドキしちゃいます!」
「スペちゃん……。」
困惑するほど、単純な答えだった。
嘘を言っているのかと思ったが、スペシャルウィークの様子を見れば、そうは感じなかった。 - 9スレ主21/11/23(火) 23:52:21
「……あっ、いけない!そろそろトレーナーさんと話し合いの時間なんだった!すみません、もう行きますね!マルゼンさんとトレーナーさん!」
チャイムが鳴り響くと彼女はどこかへと走り去ってしまった。
多くの期待を受ける新人ウマ娘、スペシャルウィーク。
明るく少し幼いイメージがあったが、夢に向き合う姿勢はとても真面目なウマ娘だった。
心のわだかまりがすっぽり抜けたようで、楽になった気分だった。
「……トレーナー君?やってくれちゃったわね?」
マルゼンスキーが、俺に対して何か不満気だった。
しかし、その原因は何も分からない。
「さっきの質問、私への意地悪も含んでたんじゃないかしら?」
「いや……ただ、疑問に思ったことを聞いてみたかっただけなんだ。」
「へえ~、本当にそれだけ?」
「ああ」
「ふ~ん、知らんぷりするんだ。」
「なっ!……そ、そんなに気に障ったのならすまない。」
「ふふふ、いいわよ……ったく。あなたもあなたで真面目なんだから。」
そう言っていたが、彼女の表情は非常に明るかった。
皆が思い描く、マルゼンスキーの表情で。 - 10スレ主21/11/23(火) 23:53:56
ストーリーのほぼコピペで申し訳ないです
将来の夢が無かったたっちゃんがトレセン学園だとどう感じるのかな?と考えながら作ってました。 - 11二次元好きの匿名さん21/11/24(水) 02:53:07
たっちゃんもマブトレも天然入ってる所は似てるな
- 12二次元好きの匿名さん21/11/24(水) 08:02:09
どうしても元の世界に帰って欲しくないけど帰らなきゃいけないもんな…
マルゼンにも辛い - 13二次元好きの匿名さん21/11/24(水) 08:07:40
ウマ世界にもニャルラトの魔の手が押し寄せちまうのでは…。
- 14二次元好きの匿名さん21/11/24(水) 08:18:43
マルゼン以外にもスペちゃんとか姉貴とかとコミュを作ってみたらどうなるんだろ
- 15二次元好きの匿名さん21/11/24(水) 17:33:31
ペルソナ2も古いけどマルゼンスキーの方がもっと古い事実
- 16二次元好きの匿名さん21/11/24(水) 19:08:57
マルゼンスキーならちゃんとたっちゃん(達哉)を叱りそうだ
- 17二次元好きの匿名さん21/11/24(水) 20:21:35
あえてトレーナーとコミュを作るのも面白そうかも
タイトレとか - 18二次元好きの匿名さん21/11/25(木) 00:38:26
達哉が元の世界に帰らなきゃいけない理由を喋るのだろうか
巻き込みたくないから一人抱えるのも想像できるし、早く知らせた方がいいと思って唐突に伝えるのも想像できる - 19二次元好きの匿名さん21/11/25(木) 03:30:33
たっちゃん魅力はあるから色々な人に惹かれやすいんだよな…だから仲良くなる人と離れたくないって思ってしまう
- 20二次元好きの匿名さん21/11/25(木) 11:44:06
怒るってより凄い悲しい表情しそう
- 21二次元好きの匿名さん21/11/25(木) 17:35:57
自分の過去をマルゼンさんに暴露されるたっちゃん
- 22二次元好きの匿名さん21/11/25(木) 22:23:05
マルゼン「きゃー!トレーナー君も昔はたっちゃんって呼ばれてたのね!」
たっちゃん「……俺は、ただ答えただけなのに」
想像した - 23二次元好きの匿名さん21/11/26(金) 01:10:40
フィレモンが見てるだけになっていればニャルが関わる可能性も薄いが……どうだろうな
- 24二次元好きの匿名さん21/11/26(金) 07:14:38
ニャルの魔の手が迫ると知ったら「(これは俺の責任だ。何の関わりも無いマルゼンさんや皆を巻き込む訳にはいかない。だから…奴とは刺し違えてでも……!)」って一人で抱えそうだよなあ