- 1二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 16:00:51
- 2二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 16:03:25
3になりましたね。
という訳で次は性別
1:男の子
2:女の子
3:性別不明
dice1d3=1 (1)
- 3二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 16:08:02
新入りという訳なのでどうやって出会ったのかも必要ですね。
次、どうやって出会ったか
1:敵戦艦との戦いで
2:敵戦艦との戦いの後で捕まっていた
3:弟子入り志願
dice1d3=1 (1)
- 4二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 16:10:50
次
どうして敵の戦艦に?
1:奴隷として扱われていた
2:連れ攫われて
dice1d2=2 (2)
- 5二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 16:13:25
次
何故攫われた?
1:滅ぼされた星のたった1人の生き残りだから
2:とても貴重な能力を持っていたから
3:上級階級だったから
4:ハルカンドラ人だったから
dice1d4=4 (4)
- 6二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 16:17:36
ハルカンドラ人!?
滅びたはずじゃ… - 7二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 16:25:29
ダイスくん神引きしてて笑った
次、能力使いかどうか
1:能力を持っている
2:能力を持っていないが魔法は使える
3:そんなものはない、信じれるのは己の技のみ
(1か2だった場合安価で能力と魔法を決めます)
dice1d3=3 (3)
- 8二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 16:28:42
- 9二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 16:37:50
ブーメラン
- 10二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 16:38:38
チェンソー
- 11二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 16:39:54
簡易型スターロッド
- 12二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 16:40:17
パイルバンカー
- 13二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 16:43:17
パイルバンカー初めて知ったんですけど面白い武器ですね!
1:ブーメラン
2:チェンソー
3:簡易型スターロッド
4:パイルバンカー
dice1d4=3 (3)
- 14二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 16:52:50
ハルカンドラの遺産持ってる…
- 15二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 16:56:40
ダイスくん迫真の神引き
次、どうしてメタナイトたちと戦うことに?
1:敵船の当主に行けと命じられて
2:手合わせがしたくなったから
3:………。
dice1d3=3 (3)
- 16二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 17:09:48
敵戦艦での立場は?
1:船主の側近
2:変わり者の下っ端
3:奴隷
dice1d3=3 (3)
- 17二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 17:51:43
次
船主はこの子のことをハルカンドラ人だと知っている?
1:知っている
2:知らない
dice1d2=2 (2)
- 18二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 17:54:39
知らないが出ましたね
次、この子をどうするつもりだった?
1:奴隷としてこき使う
2:どこかの星に売り飛ばす
3:玩具にしていた
dice1d3=2 (2)
- 19二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 18:01:18
ダイスくんさっきからお労しいのばっか引いてる気がする…
次、奴隷くん(仮名)は自分が奴隷という自覚が
1:あった
2:なかった
dice1d2=1 (1)
- 20二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 18:02:52
- 21二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 18:16:21
一見冷静に見えるが熱くなると口が悪くなる
- 22二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 18:16:55
気が強くわがまま(実は臆病で自己肯定感が低い)
- 23二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 18:32:54
お喋りが下手くそ
- 24二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 18:43:05
顔を見られたくないのかしょっちゅう隠している
- 25二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 18:51:51
マイペース
- 26二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 18:51:56
内心では自分を奴隷として扱き使う主人を嫌っている
- 27二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 19:16:04
強いやつと戦うのが好き
つばさメタナイトみたいな - 28二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 19:17:18
鶏肉が好き
- 29二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 19:28:38
人を甘くみて痛い目見るタイプだといい
- 30二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 19:40:04
奴隷ってことだから、扱い酷そうだしどこかしら欠損ありそう…
- 31二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 19:42:10
名前はスターロッド→杖(cane)でケインナイトかな?
- 32二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 19:48:37
ダイスタ〜イム!!!
回していきますね
1:一見冷静に見えるが熱くなると口が悪くなる
2:気が強くわがまま(実は臆病で自己肯定感が低い)
3:お喋りが下手くそ
4:顔を見られたくないのかしょっちゅう隠している
5:マイペース
6:内心では自分を奴隷として扱き使う主人を嫌っている
7:強いやつと戦うのが好き つばさメタナイトみたいな
8:鶏肉が好き
9:人を甘く見て痛い目見るタイプだといい
10:奴隷ってことだから、扱い酷そうだしどこかしら欠損ありそう…
11:名前はスターロッド→杖(cane)でケインナイトかな?
dice1d11=3 (3)
dice1d11=10 (10)
dice1d11=3 (3)
dice1d11=6 (6)
- 33二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 19:49:13
1個被ったので振り直し
dice1d11=7 (7)
- 34二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 19:56:48
次
一人称は?(ちなみにボディは三魔官系統としています)
1:私
2:ぼく
3:オレ
dice1d3=3 (3)
- 35二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 19:57:55
続けて二人称は?
1:お前
2:そなた
3:てめぇ
4:きみ
5:ウヌ、ヌシ
6:あんた
dice1d6=2 (2)
- 36二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 20:02:19
次
どういう髪型と目の色?
1:ショート
2:ミディアム
3:ワンカール(外巻き)
4:マッシュツーブロック
5:ウルフカット
dice1d5=3 (3)
- 37二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 20:05:48
1:赤
2:青
3:黄色
4:緑
5:紫
6:水色
7:オレンジ
8:黄緑
9:ピンク
dice1d9=9 (9)
- 38二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 20:06:38
イメージカラーは?
1:赤
2:青
3:黄色
4:緑
5:紫
6:水色
7:オレンジ
8:黄緑
9:ピンク
dice1d9=6 (6)
- 39二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 20:08:10
段々設定が出来てきたので次は名前を募集します
という訳で次>>40〜46(ダイスで決めます)
- 40二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 20:09:01
レディ
- 41二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 20:25:00
上で挙げられてたケインとか良さそう
- 42二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 20:42:31
エトワール
- 43二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 20:51:39
ハロン)
- 44二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 21:01:07
マッソ
- 45二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 21:03:09
グレイヴナイト
- 46二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 21:04:10
スイン(スター+ケイン)
- 47二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 21:10:39
1:レディ
2:ケイン
3:エトワール
4:ハロン
5:マッソ
6:グレイヴナイト
7:スイン
dice1d7=6 (6)
- 48二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 21:14:20
- 49二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 21:41:47
- 50二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 21:58:08
このレスは削除されています
- 51二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 22:01:44
glaive(薙刀っぽい武器)の方かも
獲物は簡易スターロッドだけど - 52二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 22:39:01
とりあえず一旦このダイスやった後にSS挟みます
髪色は?
1:ディオレンジ
3:マルクライラック
4:マホロアアンバー
5:キッスウィンター
6:ルージュスカーレット
7:パルルゴールドスパーク
dice1d7=3 (3)
- 53二次元好きの匿名さん23/04/14(金) 22:49:33
目の色…ピンク
イメージカラー…水色
髪色…マルクライラック
なんだこの絶妙にツッコミにくいダイス - 54二次元好きの匿名さん23/04/15(土) 09:03:24
保守
- 55二次元好きの匿名さん23/04/15(土) 09:29:33
とりあえずSS完成、続きは順次更新していきます
「敵戦艦確認!小型船を含め数はおおよそ20隻!」
「…騒がしいな」
プププランドの時間でおそらく正午頃、戦艦ハルバードは宇宙空間の敵戦艦と接触されていた。
『あーあーあー……聞こえているかメタナイト!俺様の名はゴーマン、今日は貴様らに挑戦状を叩きつけに来た!この宇宙の中でかなりの実力を持つ貴様を倒しになァ!』
「ゴーマン…たしか大金持ちと宇宙の中でかなり有名な人物です。そんなヤツがどうして我々に挑戦状を…?」
アックスナイトはヤツの情報を的確にバル艦長とメタナイトに伝える。
「十中八九、我々を倒してちやほやされることが目的でしょうな。メタナイト様、どうなさいますか」
「…こちらの戦艦に傷が付かれても困る、トライデントナイト、メイスナイト。露払いを頼む。アックスナイトとジャベリンナイトは砲撃の用意を」
「「「「ハッ!」」」」
『数で押し切ろうといったって無駄ですよー!なんてったってこっちにはメタナイト様が着いてらっしゃいますから!』
他のみんなが着々と準備に取り掛かる中、船員ワドルディは敵戦艦に向かってマイクでそう言う。その様子を見たバル艦長は咄嗟にマイクから引き剥がしたのだった。
☆☆☆
「全チェック項目、オールグリーン!いつでもOKです!」
「よし、撃てぇい!」
アックスナイトとジャベリンナイトは2連主砲を敵戦艦目掛けて発射する。敵戦艦近くを飛んでいた小型船を見事全て焼き切り、残りは敵戦艦1隻だけとなった。
「あわわ…た、大変ですボス!小型船が全て撃ち落とされてしまいましたぁ!!!」
一方その頃、敵戦艦内部は大パニック状態。船主の部下らしき者が大慌てで状況を伝えた。
「なんだとォ!?そ、そんなバカなことがあるわけ…」
「大変ですボス!」
「今度はなんだ!」
「や、やつが…奴隷がいません!」 - 56二次元好きの匿名さん23/04/15(土) 10:10:26
「さて、私も行くとするか」
「え?ちょ、ちょっと待ってください!?」
メタナイツ一行が甲板へと出た後、メタナイトは立ち上がり同じく甲板へ行こうとする。そんなメタナイトを船員ワドルディが止めた。
「お待ちを!指揮官が全線に出るとは何事ですか!?」
「…?なんの為にそなたにいろいろ任せたと?」
「単騎突撃は止めてくだされ!!!」
単騎で敵戦艦へ突撃しようとするメタナイトにツッコミが入る。メタナイトはやや不服そうな顔をするが、そんな中船員ワドルディが敵戦艦から飛び出す1人の影の姿をキャッチした。
「メタナイト様と艦長。あれ、なんでしょうか?」
「アレ…?」
メタナイツが敵と戦っている隙に人影は甲板に降り立つ。灰色のフードを被り、顔はよく見えないが異彩なオーラを放っているように感じた。
「(しまった!敵戦艦を陥落させることに気を取られている隙に下僕を送り込む作戦か!?)」
「何者だ!?名を名乗れ!」
「………………。」
メタナイツは甲板に降り立った者の出方を伺う。しばらくの沈黙の末、降り立った者は口を開いた。
「………メタナイトはいるか。オレはそいつと戦いたい」
「なんだと?」
「いるかと聞いている。聞こえているかメタナイト、早く出てこい」
「ここだ」
甲板に飛び出すメタナイト。その姿を見たフードの彼はぎり、と奥歯を噛んだ。
「あぁ!?いつの間に!」
「ちょっとぉぉぉ!?何やってなさってるのですか!?」
「…それで、要件はなんだ」
「…やっと見つけたぞ、メタナイト!よくもオレの…」
1:仲間を殺し、故郷を滅ぼしたな!
2:大切な人を殺し、故郷を滅ぼしたな!
dice1d2=1 (1)
- 57二次元好きの匿名さん23/04/15(土) 10:50:25
グレイヴくんそれ本当?誰かと勘違いしてない?
- 58二次元好きの匿名さん23/04/15(土) 11:41:55
「……仲間を殺し、故郷を滅ぼしたな!」
「………………は?」
「お前…何を言ってるんだ?メタナイト様がそんなことする訳がない!」
少しの間の沈黙の末にアックスナイトが声を上げ、それに続くようにトライデントナイトがそう叫んだ。
「違わない!オレはこの目でしっかりと見たんだ!見た目を変えたってオレの目はごまかせないぞ…!」
1:天使のような羽を生やし、十字の仮面を付けたお前を!
2:蝶のような羽を生やし、赤い仮面を付けたお前を!
dice1d2=1 (1)
- 59二次元好きの匿名さん23/04/15(土) 11:42:59
どっちにしても色すら違う奴
- 60二次元好きの匿名さん23/04/15(土) 11:44:21
認識ガバガバかよぉ
- 61二次元好きの匿名さん23/04/15(土) 11:54:07
ほ、ほら…
ナイト系ってしいたけ以外肌色暗めが多いしハルカンドラって暗いしでもしかしたら目や羽ぐらいしか見えてなかったとか…
多分グレイヴはメタナイトのこと姿が変わった、もしくは変身後だと思ってるんじゃ…? - 62二次元好きの匿名さん23/04/15(土) 14:18:00
「天使のような羽を生やし、十字の仮面を付けたお前を!」
「…………………。」
「え、えーと…メタナイト様、これって…」
「…あぁ」
メタナイトの脳内にある者の姿が浮かぶ。おそらく、フードの彼が言っているのは銀河最強の戦士『ギャラクティックナイト』のことだろう。メタナイツ達も何となく察しそう言う。
「メタナイト様、どうなさいますか」
「…」
1:「あぁそうだ、私がやった」
2:「…きみはなにか勘違いをしているのでは?」
3:『おい奴隷!そこで何をしている!?…そうかわかったぞ!さてはメタナイトを倒すつもりだな!?よーし思いっきりやってしまえ!』
4:「ええぃ面倒だ!2連主砲発射!」
dice1d4=2 (2)
- 63二次元好きの匿名さん23/04/15(土) 15:16:43
「…きみはなにか勘違いをしているのでは?」
メタナイトはフードの彼に対してそう尋ねる。しかし彼は変わらず叫んだ。
「しらばっくれるつもりか…上等だ!てめぇが今までやって来た罪…くい あらためな!」
そう言うと彼はどこから杖のようなものを取り出し掲げる。『それ』は眩く光り、その場にいる者全ての注目を集める程だった。
「まぶし…っ!?」
「メタナイト様!あ、あれって…!」
「『スターロッド』…!?」
さすがのメタナイトもこれは予測出来なかったのか、一瞬だけ呆然としてしまう。その隙を狙っていたかのようにフードの彼は間合いを詰めた。
「隙だらけだ…ぜっ!」
間合いを詰めた彼はスターロッドを横に振るう。すかさずメタナイトは剣で受け止め、彼に問いた。
「何故きみがそれを持っている…!?」
「これを知ってんのか、嬉しいねぇ。アイツらはオレやこれの価値を知りやしねぇからな…ということはオレがどういう存在か知ってるんだろう?」
「…きみは、一体…!」
ふとメタナイトは彼の胸元に視線をやる。服はボロボロだが、その服にタグのようなものが括り付けてあり、名前がこう書かれていた。
『Halcandra』…と。 - 64二次元好きの匿名さん23/04/15(土) 15:19:54
「ハルカンドラ………!?まさかきみは」
「ご名答、オレはかつて滅びたはずの生き残りのハルカンドラ人。…それなのにアイツはオレの価値を全くわかっちゃいない!あぁイライラする!」
自身の募った感情をぶつけるかのように、乱暴にスターロッドを回すが、メタナイトは一つ一つ丁寧に捌いていく。メタナイツ達は敵戦艦の対応で手一杯なのか、2人の戦いに手を出す者はいなかった。
「(だが)…隙あり!」
疲れの色が見え始めた彼に攻撃を叩き込むメタナイト。打ちどころが悪かったのか、そのまま彼は倒れ伏してしまった。
「おぉ!さすがですメタナイト様!」
『アイツにあんなチカラあったのか!?知らなかった…』
敵戦艦のマイクを通して下っ端たちからそんな声が聞こえてくる。どうやら奴らは彼のことを何も知らなかったようだった。
『スターロッド?ハルカンドラ?なんだそれ…ボス、知ってますか?』
『んなもん俺様が知るわけねぇだろうが!…えぇい仕方ない、アイツはどこかの星に売ろうと思っていたが………自爆しろ!』
「……まだ、終わっちゃ………っ?」
攻撃を叩き込まれたにも関わらず立ち上がり咳き込む彼だったが、船主がそういった途端首元から点滅音が聞こえ始める。
「あ、あ……!」
点滅音を聞いたメタナイトは考えるより先に体が動いた。 次、2人はどうなった?
1:爆弾を彼から切り離し、爆発する寸前で切り離し成功
2:切除するも間に合わず、2人まとめて爆発
3:切除には成功するが、このままでは彼も巻き込んでしまうと思ったメタナイトが自分のマントに爆発を取り込む dice1d3=2 (2)
- 65二次元好きの匿名さん23/04/15(土) 15:36:36
1番最悪の引いてるじゃねぇか!!!
この場合墜落すんの?というか2人は無事? - 66二次元好きの匿名さん23/04/15(土) 18:55:20
「(ダメだ、間に合わな……!)」
メタナイトが爆弾を斬ろうとして手を伸ばすも、あと数cmというところで辺りは眩い光に包まれた。
☆☆☆
『逃げろグレイヴ!お前だけでも…ぐはっ!』
『おいおい、そんな顔すんなよ。こんなのただの…かすり傷だ』
『お前だけでも生き延びてくれ…!』
『グレイヴ!!!』
「っ!?あぁぁぁぁぁ!!!……はぁ、はぁ………」
フードの彼は叫び声を上げ目を覚ます。息を整え、気分が落ち着くと周りを見渡してみる。部屋はベッドと机があるだけの簡素な部屋で、少しの鉄の匂いと花の匂いがした。
「オレはたしか…首に付けられた爆弾で自爆しろって言われて…それで、それで…」
「目を覚ましたか」 「!」
フードの彼は声がした方へと振り向く、声の主はメタナイト。しかしフードの彼は困惑していた。彼は自分の爆発に巻き込まれたはず…と。
「…なんで生きてるんだよ」
「少し強引だがマントからマキシムトマトを取り出し半分きみに食べさせた。それでもダメージは大きかったが」「どうしてオレを助けた、オレは敵だろ」
「…────────。」
次、安価とダイス
どうしてメタナイトは彼を助けた?(>>67〜71まで)
- 67二次元好きの匿名さん23/04/15(土) 19:08:57
高名なパティシエだと聞いたことがあったから
- 68二次元好きの匿名さん23/04/15(土) 19:16:38
なにか事情がありそうだったから
- 69二次元好きの匿名さん23/04/15(土) 20:12:28
誰かを助けるのに、理由なんているかい?
- 70二次元好きの匿名さん23/04/15(土) 20:38:02
君の故郷を滅ぼした奴は私が倒した、それを君に伝えたかった
- 71二次元好きの匿名さん23/04/15(土) 21:09:53
色々話を聞きたかったが、それ以上にスジが良かったのでこのまま自爆させるのは惜しいと思った
- 72二次元好きの匿名さん23/04/15(土) 21:29:42
敵とは言えメタ様お優しいなぁ…
という訳でダイスタイム、本当は1つにするつもりだったけど安価が面白いので2つに増えます
dice1d5=3 (3)
dice1d5=3 (3)
- 73二次元好きの匿名さん23/04/15(土) 21:30:19
また被ったよ畜生!という訳で振り直し
dice1d5=5 (5)
- 74二次元好きの匿名さん23/04/15(土) 21:32:19
真面目なやつを引いたな
- 75二次元好きの匿名さん23/04/15(土) 21:33:17
せっかくなら1引いてグレイブ君の反応見てみたかったぜ
- 76二次元好きの匿名さん23/04/15(土) 21:48:45
多分1引いてたら困惑の声を上げる、もしくは「バカにしてんのかてめぇ!!!」と大声で叫んでいたと思う
まぁメタ様のことだし「冗談だ、本題に入ろうか」とか言いそうだけど - 77二次元好きの匿名さん23/04/15(土) 22:17:46
「誰かを助けるのに、理由なんているかい?」
「は…?綺麗事言いやがって。んなこと言ったって、てめぇのやらかした事が許される訳がないだろ」
「…そうだな、だが理由はもう1つある。きみはハルカンドラ人なのだろう?話もいろいろと聞きたいし、何よりスジが良い。それもこのまま自爆するのが惜しいくらいに」
「…………」
その言葉を聞いた彼は俯くも、少しだけ嬉しそうな顔をしていた。
「…ゴーマンの野郎はどうなった」
「敵戦艦ならあの後2連主砲によって墜落していった、だからきみがもう彼奴に怯える必要はない。そこで私は考えたのだが…メタナイツ見習いとして、私の元で働いてみないか?」
「………バカにしてんのか、と普段なら返すが…いいぜ、乗ってやる。勘違いするじゃねぇぞ、オレはあくまでお前を倒すために一時的になるんだからな。あっという間に追い上げてやるよ」
メタナイトは彼に手を差し伸べる。彼はややひねくったアンサーを出すと手を握り返した。
…ちなみにその様子をドア越しにメタナイツ達がヒヤヒヤしながら見ていたという。(すぐ視線に気づかれたが。)
☆☆☆
「それで、あなたの名前は?どうしてあの船に?どうしてメタナイト様に戦いを?」
それから数分後、メタナイツ+バル艦長と船員ワドルディ達による彼への質問攻めが始まった。(当の本人は少しめんどくさそうな顔をしているが…)
「一気に聞くんじゃねぇ、1つずつ答えてくから待ってろ。まず1つ目だが…オレはグレイヴ」
「グレイヴさんって言うんですね!いい名前です!」
「そういえばグレイヴって名前の割には薙刀っぽい武器を持ってない気が…」
「たしかにそれは持ってないが…代わりにこれを持ってる。オレはこいつ1本でハルカンドラを生きてきたんだよ、どうだ凄いだろ」
「あの灼熱の星をか…そう考えると凄い、のかな?」
「じゃあ今日からグレイヴさんはグレイヴナイトさんですね!」
「…は?いや待て、ナイトはどこから出てきたナイトは」
「ここでは〇〇ナイトって統一されてるのだスよ。だからグレイヴナイト、という訳なんだス!」
「(…ナイト…)……ま、悪くはねぇな」
フードの彼、基グレイヴはナイトという言葉にやや引っかかり覚えるもそう答えた。 - 78二次元好きの匿名さん23/04/15(土) 22:35:05
「で、2つ目。オレはさっきも言った通りハルカンドラ人だ。デンジャラスディナーでいつも通り過ごしていた所『こんな所に人が!?コイツは高く売れるぞ…!』だっけか。そんな感じのこと言われて連れさらわれた」
「デンジャラスディナーの方へ住んでいたのか。てっきりエッガーエンジンズの方かと」
「そっちも時たまに行くぜ、メインは火山だけどな」
「ちなみに戦艦内部ではどんな扱いを…?」
「聞くな、言いたくない」
「す、すみません…」
それだけは言いたく無かったのか、やや辺りの強い言葉を船員ワドルディに言うグレイヴ。咳払いをした後、最後の質問を答える。
「最後だな、3つ目。大体雰囲気で察してると思うが…オレの同胞と仲間はメタナイトの殺された。襲った戦艦が運良くハルバードだったから、飛び出したんだ」
「(…なぁ、やっぱり人違いだよな)」
「(あぁ、俺もちょうどそう思っていた。メタナイト様がそんなことをする訳がない)」
話を聞いたアックスナイトとジャベリンナイトはヒソヒソ声でそう言う。
「ま、こんなもんかな。以上だ、という訳でこれから短い間だがよろしく」
「よ、よろしく…」
「(メタナイト様、本当にアイツを置くのですか…?)」
ヒソヒソ声でメタナイトに問うバル艦長。相変わらず仮面越しでわからない表情でメタナイトは答えた。
「(問題ない、彼は私が見越した相手。それに何かあれば斬ればいい)」
「(うん、知ってましたー。)」
2人のヒソヒソ話を聞いた船員ワドルディは心の中でそう思うのであった。 - 79二次元好きの匿名さん23/04/15(土) 22:38:09
ここでメタナイトとグレイヴくんの好感度測定のダイス振りです(MAX100)
メタナイト→グレイヴくん
dice1d100=96 (96)
グレイヴくん→メタナイト
dice1d100=3 (3)
- 80二次元好きの匿名さん23/04/15(土) 22:40:10
せっかくだからグレイヴくんがメタナイトに対して呼ぶ名前も決めちゃいます(今後変更あるかも)
1:そのまま呼び捨て
2:卿
3:メタナイト様
dice1d3=1 (1)
- 81二次元好きの匿名さん23/04/15(土) 22:41:02
設定に忠実……いやまてメタ様グレイヴ君めっちゃ気に入ってるやん
- 82二次元好きの匿名さん23/04/15(土) 22:55:35
メタナイツの方もやっておきましょうか(MAX100)
メタナイツ→グレイヴくん
dice1d100=20 (20)
グレイヴくん→メタナイツ
dice1d100=64 (64)
- 83二次元好きの匿名さん23/04/15(土) 23:13:37
そういえば安価ダイスで性格とか決めるので欠損当たってたの忘れてました
という訳でどこ失ってるか振ります
1:右目
2:左目
3:右手
4:左手
dice1d4=3 (3)
どうして失った?
1:船主に切られた
2:生まれつき
3:デンジャラスディナーの溶岩に溶かされた
dice1d3=1 (1)
- 84二次元好きの匿名さん23/04/15(土) 23:15:07
グレイヴくんの利き手は?
1:右
2:左
3:両利き
dice1d3=1 (1)
- 85二次元好きの匿名さん23/04/15(土) 23:24:38
ここに来てダイスくんが急にグレイヴくんをいじめ始めたぞ
- 86二次元好きの匿名さん23/04/15(土) 23:41:10
本編とは別のベクトルでやべー敵だな…
- 87二次元好きの匿名さん23/04/16(日) 07:24:50
「それでさっきからずっと思ってたんだけどさ。その服随分とボロボロじゃねぇか、新しいものを買いに行かないか?」
「…え?いや、別に」
「いいですね!せっかくメタナイツに入ったのだから、身だしなみは大切です!」
「いやオレは別にこれでも」
「そういやこれからポップスターに資源補給の為に降りるんだよな?だったらそこでなんか買おうぜ」
「賛成!よかったな新入り、そんなみずぼらしい服を着てなくて済むぜ!」
「………人の話を聞け………」
グレイヴはため息混じりにそう呟いたのだった。
☆☆☆
「ではバル艦長と船員ワドルディ、留守を頼む」
「はいっ!」
「うむ、お気をつけて」
数分後ポップスターに降り立った戦艦ハルバードからメタナイト達は、開かれていた市場近くに船を下ろす。
「ポップスターに来るの、結構久しぶりな気がしますね」
「ここんとこずーっと戦い続きだったからな。メタナイト様だって、文字通り羽を伸ばしたい気分だったんだろう」
「…メタナイト、オレは金を持ってないぞ」
「心配ない、料金は私達が出そう。」
「…そうかよ」
次、安価とダイス
グレイヴくんの装備やアクセサリーを買おう!(>>88〜94まで)
- 88二次元好きの匿名さん23/04/16(日) 08:25:48
自分のイメージカラーのマフラーorスカーフ(メタナイトの肩あてに着いているMマークのバッチ付き)
- 89二次元好きの匿名さん23/04/16(日) 09:44:24
何故か売ってたエナジースフィア、を模した腕輪
- 90二次元好きの匿名さん23/04/16(日) 10:36:49
グレイヴくん、ハルバード襲撃の時点で装備が灰色のフード+ボロボロの服だったから(ゴーマンが衣食住をちゃんと提供していなかった説もあるかもだけど)堅苦しい服とかあんま好きじゃなさそう
という訳でマウンテンパーカーを所望する - 91二次元好きの匿名さん23/04/16(日) 11:37:23
利き腕を欠損して、多分経緯からしてその場所剥き出しだろうからな……
なんかいい感じの義手とか、その部分を隠せるマントとかあればいいんだけどな - 92二次元好きの匿名さん23/04/16(日) 12:12:17
メタナイツって何かしら仮面?を被ってるからゴーグル(ダークマターが付けてるアレみたいな)
- 93二次元好きの匿名さん23/04/16(日) 12:32:22
欠陥部分を見つけ、とりあえず義手を買う
- 94二次元好きの匿名さん23/04/16(日) 12:33:54
擬似スターロッドの鞘
一応隠し武器も - 95二次元好きの匿名さん23/04/16(日) 12:40:10
ダイスターイム!意外とグレイヴくんを労る装備が多いの嬉しい…3つ選びますね
dice1d7=1 (1)
dice1d7=6 (6)
dice1d7=6 (6)
- 96二次元好きの匿名さん23/04/16(日) 12:40:30
- 97二次元好きの匿名さん23/04/16(日) 12:42:12
ダイス神が荒ぶってらっしゃるみたいですねぇ…
96さんのも新しくやってくれたみたいなのでもういっその事もう1つ増やします!
dice1d8=8 (8)
dice1d8=7 (7)
- 98二次元好きの匿名さん23/04/16(日) 12:44:04
ややこしくなってすみません!
ダイスの結果、こんな感じになりました
・自分のイメージカラーのマフラーorスカーフ(メタナイトの肩あてに着いているMマークのバッチ付き)
・欠陥部分を見つけ、とりあえず義手を買う
・擬似スターロッドの鞘、一応隠し武器も
・右手を覆う感じのマント - 99二次元好きの匿名さん23/04/16(日) 13:26:22
スレ主グレイヴくんのボディは三魔官基準って言ってたけど上の装備、どっからどう見てもダークマターっぽいよな…
- 100二次元好きの匿名さん23/04/16(日) 13:37:28
(そもそも三魔官やスージーの胴体から手が分離している奴らの胴体ってどうなってるんだ…?)
- 101二次元好きの匿名さん23/04/16(日) 13:58:39
(それ言ったらメタナイト様の素顔と同じくらい謎が深まるだろうがっ!)
- 102二次元好きの匿名さん23/04/16(日) 14:39:29
「あ、これなんてどうだ?お前に似合いそうだ」
「…スカーフ?」
アックスナイトは衣類を売っている屋台にグレイヴを連れて行き、水色のスカーフを見せる。それに加えてトライデントナイトが「あとはこれを付ければいい感じなんじゃないか?」とバッチをスカーフに付け加えた。
「我々のマークのようなものだ。お前は今日からメタナイツの一員なのだろう?なら必須だと思ったのだ」
「…いらねぇ、けど…貰えるもんは貰っておく」
「そうかそうか!おっちゃん、これ1つ貰うだス!」
「あいよー」
「かがめグレイヴ、私が付けよう」
「(やんなくていいのに…って、言ってもムダか)」
グレイヴは前かがみになり、メタナイトは背伸びをしてグレイヴにスカーフを巻き付けた。
「おぉ、結構似合ってるな!」
「そうか…?」
「…すまない、少し用事が出来た。お前達はその辺を自由に見て回ってくれ。行こうグレイヴ」
「は?お、おい」
グレイヴの何かに気づいたメタナイトは唐突にそう言うと、グレイヴの手を引いて人混みに溶け込んで行ってしまった。 - 103二次元好きの匿名さん23/04/16(日) 16:05:13
「んだよ急に…で、用事ってなん」
「グレイヴ。右手はどうした」
人気のない路地で話をするメタナイトだったが、その声はとても冷たく、強く言い放ったものだった。
「…気づいてたのかよ。アイツによって抉られた、つまり隻腕ならぬ隻手ってことだよ」
「………」
「お前、オレと戦った時勘づいてたんだろ。気にすんなって、別に痛む訳じゃ」
「もし、そこのおふたり」
「「!」」
2人が言い合う途中に、老人が割り込むよう話しかける。
「紫のあんさん、手が無いんだって?そりゃあ可哀想に。ワシで良ければ、いい案があるのだが…ほれ」
老人は手のような機械を取り出し、2人に見せつける。
「義手というもんかの。あんさん胴体と手が離れとるがまぁ…問題なく使えると思うぞ」
そう言うと老人はグレイヴの方へ機械を向ける。機械はグレイヴの方へ飛んでいき、手があったと思われる部分に付着した。
「…!?」
「ふぉっふぉっふぉ!どうじゃ?使い勝手、試してみるかい?」
グレイヴは試しに右手が動くよう指示してみる。するとまるで自分の意思かのように動き始めた。
「な、なんだこれ…動くぞ!?」
「どうやら大丈夫そうじゃの」
「…ご老人、いくら支払えばいい?」
「ええよええよ、持ってけ持ってけ」
「マジかよ!サンキューな爺さん!」
「あー、それと。紫のあんさんにはもう1つあるんじゃ。腰に提げてるそれ、見せてみぃ」
「?いいけど…」
そう言うとグレイヴはスターロッドを老人に手渡す。(メタナイトはそんな簡単に手渡しても良かったのだろうか…と思ったが)スターロッドを受け取った老人は振ってみたり叩いたりしてみる。すると…
「うわっ!?」
なんとスターロッドの持ち手の後ろから鞭が生えた。老人が鞭の部分を振るってみると、ピシッ!と地面を打つ音が聞こえてきた。
「ほぉ、やはり隠し要素が隠されていたか。ほれ、これで多少は戦いやすくなっただろう」
「お、おう…ありがとな」
「ワシにやれることはこんなもんじゃ。こんな老いぼれの話に付き合ってくれてありがとう、感謝するぞ」
「こちらこそありがとう、どうかお体に気をつけて」 - 104二次元好きの匿名さん23/04/16(日) 16:23:52
「…あ!メタナイト様、どこいってらっしゃったのですか!」
2人を探していたメタナイツ達と合流した2人。突然どこかに行くものだから当然質問攻めにあったが、メタナイトはグレイヴについては隠し誤魔化しながら応じていた。
「…おっ、いたいた。お前がメタナイトか?」
そんな中、背後からやや太り気味な男性がぞろぞろと部下達を引き下げメタナイトに話しかける。
「…そうだが、何用だ」
「おれの名はアクジー。お前、この星ではかなり強いのだろう?何も言わずにおれと戦え」
「いきなりなんだ?テメェは…」
「落ち着けグレイヴナイト、ここはメタナイト様の出方を伺って…」
「断る、私は今部下達と調達に来ている。貴重な休日を潰さないでくれるか」
「ガッハッハ!あぁわかった、テメェはおれと戦いたくないんだろう?腰抜め!」
「…………。」
1:「…ごちゃごちゃうるせぇよ。そんなに戦いたいのなら、オレと戦え」
2:「なんだと〜っ!?メタナイト様を前にしていい度胸だス!メタナイト様、ここは俺達が相手になるだスよ!」
3:「…いいだろう、私が相手だ」
dice1d3=2 (2)
- 105二次元好きの匿名さん23/04/16(日) 18:02:20
「なんだと〜っ!?メタナイト様を前にしていい度胸だス!メタナイト様、ここは俺達が相手になるだスよ!」
「ほぅ?お前らが相手か、楽しませてくれるのだろうなぁ?」
「上等だ。そのような口答えをしたこと、公開させてやる」
「そうかそうか…いけ、下僕達よ」
そう言うとアクジーは自身の部下をメタナイツにけしかけた。
「「「うぉぉぉぉぉ!!!」」」
「来るぞ!」
「メタナイト様とグレイヴは下がって!我々メタナイツの恐ろしさをとくと味わわせてやる!」
メタナイツ達はそう言うと迫り来る敵を捌いていく。その様子を見たグレイヴはメタナイトに対してこう言った。
「おいメタナイト!アイツら大丈夫なのか!?」
「心配する必要はない、彼らは私が認めた戦士達だからな」
「本当かよ…」
グレイヴは半信半疑だったが、段々アクジーの部下達はメタナイツに押され始める。それぞれの持ち武器を巧みに扱い戦う姿が、グレイヴの目にはとても素晴らしく見えていた。
「……すげぇ」
「だろう?もっとも、私も早く戦いたくてウズウズしているがね」
「(バカ言いやがって……ん?)」
ふと、急に周りが暗くなったことに違和感を感じたグレイヴは上を向く。上ではアクジーの部下の1人が武器を構え振り下ろそうとしていた。メタナイトは気づいておらず、気づいているのは自分だけ。
「(…!冗談じゃねぇ!)」
今こそメタナイトへの忠誠心を見せる時、さぁどうするグレイヴくん!(30以上で成功)
dice1d50=9 (9)
- 106二次元好きの匿名さん23/04/16(日) 18:07:12
ダイス神「働きたくないでござる」
- 107スレ主23/04/16(日) 19:23:38
グレイヴくんの全体図描けました(欠損表現あるので注意)
グレイヴくん全体図パティシエ設定いいなと思って付け加えましたtelegra.ph - 108二次元好きの匿名さん23/04/16(日) 20:43:04
- 109二次元好きの匿名さん23/04/16(日) 21:05:21
メタナイトを庇い振り下ろされた武器が頭部に直撃、そのまま気絶
- 110二次元好きの匿名さん23/04/16(日) 21:32:04
敵が武器を振り下ろし危うく当たるというところでメタナイトが前に飛び出し武器と剣の鍔迫り合いになった
- 111二次元好きの匿名さん23/04/16(日) 22:16:41
メタナイツの誰かが武器を飛ばして敵を吹っ飛ばす
- 112二次元好きの匿名さん23/04/17(月) 06:40:37
義手の隠された機能が働いて自動的に攻撃を受け止める
- 113自レス23/04/17(月) 11:33:12
- 114二次元好きの匿名さん23/04/17(月) 15:22:01
我らがカービィさんが駆けつける
- 115二次元好きの匿名さん23/04/17(月) 15:29:32
ダイスタイム、ちょっと遅くなってごめんね
dice1d6=4 (4)
- 116二次元好きの匿名さん23/04/17(月) 16:08:55
咄嗟に体が動き、グレイヴはメタナイトの前に立つ。後ろからは何か声がしたが、グレイヴには聞こえていなかった。
このまま武器がグレイヴ目掛けて振り下ろされる…かと思われたその時だった。なんと義手の隠された機能が働き、自動的に攻撃を受け止めたのだった。
「な……ッ!?」
「…!グレイヴ!」
「ガッハッハッ!お前が油断したせいで部下が大変なことになってる!気分はどうだ!?メタナイトォ!」
「ぐぅ…!」
グレイヴも義手が勝手に攻撃を受け止めるとは思ってもいなかったのか一瞬驚くも、重量の違いからか押され始める。
静かに、メタナイトはギャラクシアを手に取り構える。それは敵に対する怒りにも憎しみにも、哀れみにも見えた。
「(ダメだ、押され…!)」
「………『ギャラクシアダークネス』」
マントを翻し相手の視界を奪い、その瞬間凄まじいスピードで敵を斬りつける。斬られた敵は程なくしてゆっくりと倒れ、そのまま倒れ伏してしまった。
「…次は貴様の番だ、アクジー」
ギロリと様々な感情が入り交じった視線とギャラクシアをアクジーに向けるメタナイト。アクジーはひっ、と小さな悲鳴を上げるとそのまま撤退していった。グレイヴはその場にへたり込む。
「グレイヴナイト!怪我は!?」
「あ、あぁ。だいじょう」
「何故私を庇った!?危うく潰されるところだったのだぞ!」
グレイヴに怒鳴りつけるメタナイト。数秒ほど静寂が訪れ、しばらくしてから口を開いた。
「…───────。」
1:「…今お前に死なれたら困る、お前を倒すのはオレだからな」
2:「身体が勝手に動いた、ただそれだけだ」
3:その他(安価内から決めます)
dice1d3=2 (2)
- 117二次元好きの匿名さん23/04/17(月) 18:54:09
ツンデレグレイヴくん…?
- 118二次元好きの匿名さん23/04/17(月) 21:04:23
「…身体が勝手に動いた、ただそれだけだ。お前もオレを助けた時、理由なんていらないと言っただろ?これでお互い様だ」
「たしかにそれはそうだが…!」
「てか、お前もお前らもオレのこと必要としてねぇんじゃねぇの?そりゃあそうだろうな、他の人とはオレは価値観が違うし」
「グレイヴ、落ち着け…!」
「わかったよ。…少し離れる」
そう言うとグレイヴは駆け足気味でその場を去っていってしまった。メタナイツが追いかけようとするも、すぐに人に紛れて消えていってしまう。
「あいつ…」
☆☆☆
「…………。」
先程とは違った路地裏に佇むグレイヴ。しばらくぼーっとしているとぽつ、ぽつと雫が垂れる。そのまま大雨となって降り注ぎ、身体を濡らす。
「(雨…そういやハルカンドラでは雨なんてずっと降ってなかったな…)」
動く気力さえ無いのか、そのままずぶ濡れになるグレイヴ。すると何者かが傘を差し出した。
次、安価とダイス
傘を差し伸べたのは誰?(一言コメント付きで、199〜122まで募集) - 119二次元好きの匿名さん23/04/17(月) 21:19:34
デデデ大王、こんなところでなにしてるんだ?と言う
- 120二次元好きの匿名さん23/04/17(月) 22:09:37
ダークメタナイト
「…………。」 - 121二次元好きの匿名さん23/04/17(月) 22:47:23
こっそり様子を見に来てた船員ワドルディ
「カゼ、ひくよ?」 - 122二次元好きの匿名さん23/04/18(火) 05:45:21
連絡を受けて探しに来てたバル艦長
「こんなところにおったのか」 - 123二次元好きの匿名さん23/04/18(火) 12:49:18
カービィ「かぜひくよ?かさ、かしてあげる!」
- 124二次元好きの匿名さん23/04/18(火) 15:12:01
ごめんなさいip制限と外出で遅れました!
ダメタ選ばれたのは意外だった…本日のダイスタイム、振ってきますね(123も追加で)
dice1d5=1 (1)
- 125二次元好きの匿名さん23/04/18(火) 16:26:29
「…?」
「こんなところで何してるんだ、風邪引くぞ」
赤いガウンとインナーに腹巻?を付けた恰幅の良さそうな体型の男がグレイヴに話しかける。
「…そなたは何者だ?高貴そうな者に見えるが」
「オレ様か?オレ様はデデデ大王、この星の大王様だ!」
よっこらせ、とグレイヴの横に座りそのまま話始める大王。
「えーと、お前は確か…思い出した。メタナイトのとこの新入りだろ?今日ワドルディたちがお前を見かけたって話してたんだよ」
「…新入りというか、無理やり入れられただけですがね。」
「ハハハ!そうかそうか。で、お前はなんでここに?」
「………1人に、なりたくなったから」
「あんまり遠くまで行くとアイツらが心配するだろ?お前はまだ入って日が浅いんだし、先輩達の言う事は聞いた方がいいぞ、大王様の助言だ」
「…余計なお世話です」
「なんだよぉ、随分とドライじゃねぇか。入ってきたばかりのメタナイトを思い出すな」
「…メタナイト?アイツが?」
その反応を待ってました、と言わんばかりに昔話のように話を始める大王。
「最初は堕落しきったプププランドに革命を起こしてやるー、とか言ってたんだよ最初は。まぁカービィによって完膚なきまでに叩きのめされたがな。あ、オレ様もその口だぜ」
「あなたも…?(アイツ、革命なんて大胆なことするんだな…)」
「おう。国中のゴハンをかっさらっていったら、カービィにぶちのめされてよ。というかこの星に暮らしている奴らは大体1度ぐらいカービィによって痛い目見てるぞ」
「(というか侵略が頻繁に起きる時点でおかしいのでは…?)」
「お前がどういった事情を抱えてるかは知らんが、帰りを待ってくれる仲間がいるんだろう?なら早く行くべきだ。傘ならやるからよ」
そういうと大王は傘をグレイヴに渡し、大急ぎで駆け出して行ったのだった。
「……帰りを待ってくれる仲間…か」 - 126二次元好きの匿名さん23/04/18(火) 16:42:26
「…ただいま」
「あっ、おかえりなさ…うわっびしょ濡れじゃないですか!?タオルタオル…」
戦艦ハルバードに帰ってきたグレイヴ。自分以外のメンバーは揃っているみたいだが、唯一メタナイトだけ見つからない。その場で周りを見渡すと背後で扉が開く音がした。
「…!グレイヴ」
「あー……アンタもびしょ濡れじゃねぇかよ。まさかだとは思うが、オレを探しに…?」
「あ、メタナイト様もおかえりなさい!…グレイヴさん、メタナイト様はあなたがいなくなってからすぐ探しに行ったんですよ。たとえ雨が振ろうが、あなたを探し続けて」
「やめろやめろ、そういうのは嫌いだ。ったく、ここはバカしかいねぇのかよ………」
そう吐き捨てるグレイヴの上からバル艦長が「風邪を引かなければ良いのだが…」と呟き、タオルで身体を拭き取る。
『あーあー…こんなに濡れちゃって……風邪、引かなければいいのだけれども』
『グレイヴ、元気があるのはいい事だが毎日遊び続けて疲れないのか?お前は…』
『ううん!ぜんっぜんつかれないよ!』
「…………。」
タオルで全身を拭かれていく中、過去の記憶に思いを馳せる。今は亡き、幼子の記憶。
「…なぁ」「?どうした?」
「オレ、もっとこの星のこと知りたい。明日、どこかに連れて行ってくれるか?」 - 127二次元好きの匿名さん23/04/18(火) 16:42:53
グレイヴくんが段々人に心を開いていく…いいね
- 128二次元好きの匿名さん23/04/18(火) 16:57:57
グレイヴくんの荒んでいた心がポップスターの優しい人たちのおかげで開いていく…
というわけでダイスタイム、メタナイトへの好感度は?(MAX100、今回は2つの数を合わせます)
dice2d100=63 34 (97)
- 129二次元好きの匿名さん23/04/18(火) 17:02:47
呼び方も回してみましょう
1:メタナイト様
2:(まだ呼び捨て)
3:卿
dice1d3=2 (2)
- 130二次元好きの匿名さん23/04/18(火) 17:45:04
ツンデレなのか恥ずかしいのかまだメタナイトのこと様か卿呼びで呼べないグレイヴくんかわいい
好感度爆上がってて笑ったわ - 131二次元好きの匿名さん23/04/18(火) 17:57:07
というわけで次、>>132〜136
次の日どこに行く(もしくは誰と会う)?
- 132二次元好きの匿名さん23/04/18(火) 18:31:04
おつかいを頼まれたグレイヴくんがマホロアとエンカウントする
- 133二次元好きの匿名さん23/04/18(火) 20:12:38
カービィに会いに行こうぜ
- 134二次元好きの匿名さん23/04/18(火) 21:08:55
三魔官とエンカウントする
- 135二次元好きの匿名さん23/04/18(火) 22:22:24
夢の泉に行く
- 136二次元好きの匿名さん23/04/19(水) 06:22:47
昨日傘をくれたデデデにお礼を言いに行く
- 137二次元好きの匿名さん23/04/19(水) 06:38:28
おはようございます、本日のダイスタイムです!
dice1d5=2 (2)
- 138二次元好きの匿名さん23/04/19(水) 07:56:38
そういやメタナイトの二人称出てる限り
そなた
↓
きみ
↓
お前
↓
貴様
だよね、下に行けば行く程怒りゲージというかブチ切れ度数が高くなっていくのかな - 139二次元好きの匿名さん23/04/19(水) 15:31:21
- 140二次元好きの匿名さん23/04/19(水) 18:36:40
「おーい!メタナイトー!」
次の日どんどんどん!と強く戦艦ハルバードの扉を叩く声が聞こえる。グレイヴとメタナイトは稽古の練習中だったのか、鍔迫り合いとなっている状態で扉の方へ視線を向けた。
「隙あり」
「うわッ!?」
グレイヴが視線を向けている隙にスターロッドをギャラクシアで弾き飛ばすメタナイト、それを見たグレイヴは不満の声を上げた。
「…おい、今のはヒキョウだぞ」
「どんな時でも油断はするな、と私は言ったはずだが?」
「いないのかな…?しょうがない、他のところに行こうか」
「一旦勝負はお預けだグレイヴ。私の大切な友が来たからな」
「友?というかアンタ友達いたんだな、てっきりそういうのは好まないかと」
「はは、確かに昔はそうだったな。だが今は違う、お互いに競い合える友がいるから。」
そういうとメタナイトは扉を開き、目の前の桃色の球体は「なんだ、やっぱりいたんだ!」とご機嫌そうにぽよぽよと跳ねた。
「紹介しようグレイヴ。私の友達、カービィだ」
1:「お前がカービィ…なんか、可愛いな」
2:「(メタナイトの友達と聞いたから、どんな怖いやつかと思いきや…)」
3:「…初めまして」
dice1d3=3 (3)
- 141二次元好きの匿名さん23/04/19(水) 18:51:29
「あれ、こんな子いたっけ?わかった、新入りってやつでしょ!初めまして、ぼくカービィ!」
「そなたが星のカービィ…」
「うん、そーだよ!」
「…ジャマハローア、オレはグレイヴ。そなたの言う通りメタナイツの新入りだ」
「……え?今、ジャマハローアって言わなかった…?」
「…あっ」
グレイヴは咄嗟に自分の口を塞ぐが遅く、カービィは体全体を傾げながらグレイヴに聞く。
「ねぇ、なんで今ジャマハローアって言ったの?なんで?なんで?」
「えーと…その………」
次、どうしてグレイヴはカービィに対してうっかりジャマハローアと言ってしまったの?
1:両親の片方がジャマハルダ人だったから
2:ゴーマンに捕まる前、一時期ジャマハルダに来ていたから
3:かつての仲間がジャマハルダ語を教えてくれたから
dice1d3=1 (1)
- 142二次元好きの匿名さん23/04/19(水) 19:32:54
ファッ!?
- 143二次元好きの匿名さん23/04/19(水) 20:23:50
本編に出たら絶対碌な目に遭わない血筋
グレイヴくん二次創作で良かった
ダイスで既に十分お労しいのはまあ、うん - 144二次元好きの匿名さん23/04/19(水) 20:57:13
・ハルカンドラの遺産持ち(隠し機能あり)
・片親がジャマハルダ人
・メタナイトに好印象を持たれている
・利き手欠損していてもある程度戦えていた(現在は義手を付けている)
こう見るとバケモンスペックで草
ゴーマンがこの子の出生をよく調べず奴隷扱いしてたのマジでもったいないぞ - 145二次元好きの匿名さん23/04/19(水) 22:36:20
欠損部分でよりによって利き手を引いたところ見るにこのダイス神、相当曇らせが好きみたいだな
- 146二次元好きの匿名さん23/04/19(水) 22:41:51
- 147二次元好きの匿名さん23/04/19(水) 22:46:02
アレな境遇のせいで荒んじゃってるけど、育ちの良さが垣間見えるとこが好き
- 148二次元好きの匿名さん23/04/19(水) 22:48:56
盛り上がってきたな、頼むからグレイヴくんこのまま何事もなくいろんな人に愛されてくれ
やつが出てこなればいいけれども… - 149二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 06:38:06
保守しておかナイト
- 150二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 07:53:04
ダイスでゴーマンはグレイヴくんの出生を知らないと出てきたけど、本当は知らないフリをしていたりして
- 151二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 17:31:37
「…母親がジャマハルダ人だったから………です。オレ、ハルカンドラとジャマハルダ人のハーフなんですよ」
「………!?」
「へぇ〜、そうだったんだぁ。」
グレイヴの口から出された言葉に衝撃を受けるメタナイト。一方カービィは疑問が解決したのかいつもと変わらないぽやぽやした顔に戻った。
「…カービィ、私に何か用事があって訪ねに来たんじゃないのか?」
「あ、そうだったそうだった。新入りって子がどんな子なのかなーって見に来たんだ。でも面白そうだし」
「え?ちょ、ちょっとカービィ殿…?」
「ちょっとこの子借りてくねー!」
「嘘だろってうわぁぁぁぁ…………!」
カービィはグレイヴの手を掴むとそのままどこかに走り去っていってしまった。
「グレイヴ…」
☆☆☆
やって来たのは昨日も訪れた市場、カービィはグレイヴが逃げないようしっかりと手を握っている。
「…で、どうしてオレをここに?メタナイトでもいいじゃないですか」
「きみ、この星に初めて来たんでしょ?なら歓迎しなくっちゃ!あ、これちょうだい!」
カービィは屋台から焼きそばを購入し、グレイヴに箸と共に差し出す。焼きそばを差し出されて困惑するグレイヴだったが慣れない箸使いで焼きそばを1口啜った。
「…!うまい…」
「でしょー!これ以外にも美味しいものはまだまたま沢山あるからね!」
「まったく、1番楽しんでいるのはあなたではありませんか」
「グレイヴ、りんご飴食べる?それともケバブ?」
「はは。そんなに急がなくても、食べ物は逃げませんよ。」
「ぼくぜーんぶ食べたいなぁ!あれもこれも…」
「カービィ殿は食いしん坊なのですね………むぐ」
「?」
カービィが違和感を感じ後ろを振り返るも、その時既にグレイヴの姿は無かった。
突如として何者かに捕まってしまったグレイヴ。これからどうする!?
1〜20→抵抗を試みる
21〜39→口の拘束が解かれ、カービィの名を呼ぶ
40〜50→拘束を力技で解き、逃げ出す
dice1d50=20 (20)
- 152二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 20:24:53
「………!?……………!」
「確保完了、っと…捕まえましたぜ。ボス」
「アクジー、よくやった」
グレイヴが顔を上に向けると、昨日勝負を仕掛けてきたアクジーとゴーマンの姿が。ヤツはゴーマンに仕向けられたヤツだったのか…と瞬時に理解する。そしてゴーマンの背後にも、見覚えのある人物が。
「にしても、義手にGPSを付けるなんてお前も考えたな!」
「ははっ、ありがたき幸せ。お主が純粋なやつで助かったわい」
「─────ッ!?」
ゴーマンの背後から現れたのは昨日義手を譲ってくれた老人だった。老人はショックを受けるグレイヴを尻目に続ける。
「ゴーマン様はお主の出生を知らないような態度をとっておっただろ?アレ、嘘じゃよ。本当はお主のことを全て調べ尽くした挙句飼い殺しを選ばれたのじゃ」
「あぁ、俺様は最初から知っていたんだよ。なぁ?ジャナシィハルダ家の跡取り息子サマ!…さて。話もすんだ所だし、俺様に着いてきてもらおうか」
グレイヴは咄嗟に逃げようとするもアクジーに取り押さえられ、そのまま身動きが取れなくなってしまう。次の瞬間にはバチバチ!と首元に何を押し付けられ、目の前に電撃が走り意識を飛ばしたのだった。
「よし、お前行くぞ。着いてこい」
グレイヴを気絶させた後にすぐ撤収し始め、あっという間にいなくなってしまったゴーマン達。傍から見れば完璧な逃走…いや、『だった』と言うべきか。
「………た、大変だ…」
…グレイヴが気になって追いかけてきた船員ワドルディが一部始終を目撃した、という点を除けば。 - 153二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 21:52:27
ナイスだ船員ワドルディ!!!!
- 154二次元好きの匿名さん23/04/21(金) 07:41:03
保守
もしかしなくてもこれメタナイトめちゃくちゃブチ切れるのでは…? - 155二次元好きの匿名さん23/04/21(金) 18:07:29
ほしゅ
- 156二次元好きの匿名さん23/04/21(金) 18:09:30
(保守ありがとうございます)
「大変だぁぁぁぁぁぁ!!!」
「なっ、ど、どうしたワドルディ!」
船員ワドルディはすぐに戦艦ハルバードへと戻り叫ぶ。ワドルディの慌てっぷりを見たバル艦長はどうしたのかと聞いた。
「大変なんです艦長!大変が大変で、もうそれは大変なんです!」
「落ち着けワドルディ、大変がゲシュタルト崩壊を起こしているぞ。…何があったのか、詳しく話してくれないか」
「あっ、メタナイツのみなさんとメタナイト様!実は──」
「……ッ!?なんだと…」
「というかゴーマンのやつ、生きていたのか…!」
「どうしますかメタナイト様、今すぐにでも奴らを」
─────ゴンッ!
何かが強く叩きつけられた音が戦艦内部に響き渡り、メタナイツ達は音がした方へ目線を向ける。
メタナイトは壁を強く叩きそれも痕が残るほどに強く、壁を強く叩いた右拳は怒りで震えていた。
「…………………お前達、すぐにここを出る。出発の準備をしろ、近くの星へ遠征に行っている2人にも連絡を取れ」
「「「「「…はっ」」」」」
「…私は少し仮眠を取らせてもらう」
そう言うとメタナイトはその場を離れる。その間メタナイツ達はそれぞれの持ち場に着くのだった。
「(…すまない…)」
☆☆☆
「おーいメタナイトー!こっちにグレイヴ来なかったー?」
再び戦艦ハルバードの扉を叩くカービィ。あの後異変に気づき、グレイヴがこちらに帰ってきてないかを尋ねるも応答は無い。むしろカービィを無視するかのように機体は浮かび始め、その風圧で吹き飛ばされてしまった。
「うわわッ!?」
戦艦ハルバードはゆっくりと旋回し、そのまま飛び去って行ってしまった。カービィは近くの木に捕まり風が止んだことを確認するとその場に尻もちをつく。
「びっくりしたぁ…いつもならすぐ扉を開けてくれるのに」
違和感を感じたカービィはかつて使っていた携帯電話を取り出しワープスターを呼び寄せた。 - 157二次元好きの匿名さん23/04/21(金) 21:41:44
やっぱりブチ切れてたメタ様…
- 158二次元好きの匿名さん23/04/22(土) 07:03:09
メタ様のグレイヴくんに対する好感度めっちゃ高かったからなぁ
それに加えてこの出自だ - 159二次元好きの匿名さん23/04/22(土) 08:24:59
設定だけ見れば歩くオーパーツだからねグレイヴくん…
そしてこれは考察なんだが、彼の今までの言動から察するにおそらく誰かに守られるのは好きではなさそう
目を離した隙にいなくなってしまいそうな儚さがある - 160二次元好きの匿名さん23/04/22(土) 10:15:14
「…なるほど。我々が遠征中にそのようなことがあったのですね」
「あぁ」
道中の星に偵察へ行っていたソードナイトとブレイドナイトを回収し、戦艦ハルバードはハルカンドラへと向かう。外は無数の星が瞬いており、とても煌びやかだった。
「メタナイト様、あの子のこととっても気にしているみたいなの…だから」
「ワドルディ、その話は止めておけ」
「…あっ、ハルカンドラが見えてきたぞ」
戦艦ハルバードを飛ばしてから数十分、遂に一行はハルカンドラへと到着した。
「あれがハルカンドラ…メタナイト様から話を聞いていたが、これ程過酷そうな場所とは」
「グレイヴナイトはずっとここに住んでいたのだな…」
「……よし、みんな!絶対にグレイヴナイトさんを助けましょう!」
「「「「「「おう!」」」」」」
赤々と燃え上がる火山を前にし、メタナイツ達はそう言うのだった。
☆☆☆
鋼鉄の工場と溶岩と火山弾が吹き荒れる過酷な土地、ハルカンドラ。その中心に聳えるハルドラボ火山の下にて、ゴーマンは何やら準備をしていた。
「…準備完了、いつでも行けます」
「よくやった。…もうすぐ俺様の目的は達成される」
「にしてもボス、どうして奴隷を連れ戻したんですか?そのまま放っておけばよかったのに」
「コイツの価値をアイツらは理解していない。値打ちのつきそうなものは手元に残しておくのが吉だろ?」
「……ぅ……」
「お、目を覚ましたか。よーく見ておけ、俺様は今から…」
「この地に『銀河最強の戦士』を呼び出す!」
「おぉ!…銀河最強の戦士ってなんです?」
ガク、とあやうくすっ転びそうになるゴーマン。銀河最強の戦士について説明をしだした。
「いいか、銀河最強の戦士…もといギャラクティックナイトをここに呼び出す準備を俺様はしていたんだよ」
「ふむふむ、銀河最強っていうくらいだから相当強いんですね。それで、呼び出してどうするんですか?」
「よくぞ聞いてくれた。それはな─────」
1:そいつをとっ捕まえてオークションにかける!
2:そいつを操り俺様が銀河最強となるのだ!
3:そいつを俺様の下僕にする!
dice1d3=1 (1)
- 161二次元好きの匿名さん23/04/22(土) 12:37:34
その案だといやな予感しかしないのですがそれは
- 162二次元好きの匿名さん23/04/22(土) 12:41:16
🦋「スタンバイ出来ました、いつでも出れます」
- 163二次元好きの匿名さん23/04/22(土) 13:52:23
「そいつをとっ捕まえて、オークションにかける!」
「…………」
一瞬の静寂。しかしすぐ下っ端たちはゴーマンの提案に賛同しだした。
「…お、おぉ!いいと思いますよ!やっぱり銀河最強の戦士というぐらいなのですから、物凄い高値がつきそうです!」
「そうだろうそうだろう!よし、そうと決まれば早速呼び出すぞ!」
そう言うとゴーマンは部下に命じて時空に強い衝撃を加える。バチバチ、と火花が散り空に穴が開かれた。現れたのは…
「……ギャラクティックナイト…!」
ついに現れたギャラクティックナイト、何をした?
1:とりあえず目の前にいたゴーマンをぶった斬る
2:グレイヴに斬り掛かる
3:自分の周りを斬り捨てる
dice1d3=2 (2)
- 164二次元好きの匿名さん23/04/22(土) 19:50:16
「…………」
ギャラクティックナイトは現れた途端、グレイヴに襲いかかる。グレイヴは咄嗟にスターロッドからバリアのような星を自分の周りに振りまきランスの突き刺し攻撃から身を守った。
「………ぐっ……!?」
「おや、きみは…そうか、あの時のハルカンドラ人か。とっくに滅んだと思っていたのにね、会えて嬉しいよ!」
ギャラクティックナイトはニコニコと笑いながらランスを持つ手に力を入れる。みし、ぴし、とバリアは音を立てながら遂に砕かれてしまった。
「……!」
「今度は簡単に壊れないでくれよ?」
ギャラクティックナイトはランスを横に振り、まるでバットで野球ボールを打つかのようにグレイヴを吹き飛ばした。僅か数秒のうちにこのようなことが目の前で起きたことに対して信じられない顔をするゴーマンの部下たち。中には逃げ出そうともする者もいた。
「待てお前ら逃げるな!逃げたら承知せんぞ!」
「ボス!はっきり言ってこれは勝ち目がありません!逃げましょう!」
「…いいや、俺様に秘策がある。それを信じろ」
「そんな無茶な…!」
☆☆☆
「がは…っ、ゔえ……!」
血反吐を吐き出しながら嘔吐くグレイヴ。ハルドラボ火山からかなり遠くまで飛ばされ地面に叩きつけられたのか、額や身体は擦り切れ血が溢れ出てきた。
「(殺される)」
幼子の頃に見た記憶が脳裏に浮かぶ。至る所から火が吹き荒れ血肉が飛び散り、そんな中無表情で殺戮をする奴の姿が。
蹂躙というのに相応しいものだった。このまま自分も死んでしまうのだろうか…
「いたいた、逃げたと思ってたけど。思ってた以上に傷が深そうだねー」
ぐい、とマントを捕まれ近くに引き寄せられる。そのまま額にランスが当てられた。
「ちょっと名残惜しいけど終わりにしよっか!きみを殺してもアイツらが遊んでくれるし」
そう言うと、ギャラクティックは思いっきりランスを振りかぶったのだった。 - 165二次元好きの匿名さん23/04/22(土) 19:55:54
すげぇ、あんなにしいたけスイカバーとかいろいろネタにされてるギャラクティックナイトがちゃんとヤバいやつやってる
- 166二次元好きの匿名さん23/04/22(土) 20:42:30
戦闘狂しいたけか、これも面白いな
案外口に出してないだけで思ってたのかもしれんし - 167二次元好きの匿名さん23/04/22(土) 22:28:05
頭✂かな?この🍄
- 168二次元好きの匿名さん23/04/22(土) 22:32:32
「………ッ!」
あやうくグレイヴの脳天をランスが貫かんとしていた所にメタナイトが割って入る。
「やぁメタナイト。私になんの用だい?」
「…大人しくアナザーディメンションに帰ってくれ、この子は私の大切な部下だ」
「それは出来ないね、私は今暴れたい気分なんだよ」
メタナイトは一旦ギャラクティックナイトから距離を取る。怪我で動けないグレイヴのマントを掴み、遠くへと投げつけた。
「お前たち!彼を頼んだ!」
「はい!」
投げられたグレイヴをメタナイツたちが捕まえ、そのまま遠くの場所へと避難をする。それを追いかけるかのように、ゴーマンの部下が何人か後を追いかけて行く。
「あーあ…キザなことしちゃってさ。きみ1人で私に勝てる保証なんてないでしょ?」
「………だとしても、だ」
「…いいよ、きみが望むなら相手をしてあげる。その次に彼だ」
メタナイトはギャラクシアをギャラクティックナイトに向ける。それを見たギャラクティックナイトは目を細めた。
☆☆☆
そこからの戦いは死闘を極めた。ギャラクティックナイトは『エナジーソード』や『トゥエンティファイブエナジーシャワー』を振らせ、それに応じるかのようにメタナイトも『マッハトルネイド』や『ムーンショット』を繰り出した。
2人の攻撃で地面は割れ、溶岩が吹き荒れる。このような被害を毎回出しているギャラクティックナイトと、カービィはやりあっているのだ。
「少し見ないうちに動きに磨きがかかったね!それも新技も身につけちゃってさ、私は嬉しいよ」
「…………」
「喋ってる暇もない、かぁ。ねぇメタナイト、どうしてそんなにあの子のことを気にかけるの?あの子の種族はほとんどが滅びているのに。だったらせめて私の手で終わらせてあげるべきではないんじゃないかな?」
「うるさい!私はただ…あの子に生きていてほしいだけだ!」
メタナイトは『アッパーキャリバー』の構えを取るも、簡単にかわされてしまう。
「…!」
「へー、きみって意外と情に脆いんだね」
ギャラクティックナイトはメタナイトに蹴りをいれ、『レボリューションソード』を放った。 - 169二次元好きの匿名さん23/04/22(土) 22:32:52
「やつを追いかけろ!決して逃がすな!」
「グレイヴナイト、後ろに下がれ!ハルバードに逃げるんだ!」
一方その頃ハルバード近くではメタナイツ達がゴーマンの部下と交戦していた。出血と大怪我でフラフラのグレイヴをワドルディは戦艦内へと案内しようとする。
「(かなり数が多いな…さすがにキツイか)」
「(こんな時に誰か来てくれれば…って!)」
ゴーマンの部下の数は思った以上に多く苦戦を強いられているメタナイツ。そんな彼らの前に、突如として流れ星が飛来した。
「あれは……」
「カービィだ!カービィだスよ!」
流れ星に乗って現れたのは我らがカービィ!(+デデデとバンダナ)颯爽と現れ、ゴーマンの部下たちを蹴散らしていく。
「お待たせっ!なにやら大変なことになってるみたいだね!」
「ナイスタイミングだカービィ!こうなりゃ百人力、勝てるぞ!」
「…ったく、拒否をするまでもなく連れてこられたオレ様の気持ちも考えろよな…」
「ごめんって、後でケーキ奢るからさ」
「……じゃあ許す」
「(大王様…)」
「よし、ちゃちゃっと終わらせますか!」
「よかった…グレイヴさん、これで何とかなりそ──え?」
カービィが駆けつけたのを確認した船員ワドルディがほっとしたのもつかの間、グレイヴはもうそこにはいなかった。 - 170二次元好きの匿名さん23/04/23(日) 06:14:26
頼む生きてくれ
生まれが厄ネタギッシリのパンドラの箱状態だからって生きてちゃいけない理由にはならないんだ - 171二次元好きの匿名さん23/04/23(日) 09:04:42
「もう終わりかな?まぁ、たった1人で私を相手して持った方か」
『レボリューションソード』を上空に放ち、爆発した後に出来た黒煙の中から地面へと落下するメタナイト。そのまま激突し、呻き声を上げる。
「ごめんねぇ、私手加減するの苦手でさ。壊れないようしてたんだけど…骨、何本か逝っちゃった?」
メタナイトの羽を掴み顔を引き寄せるギャラクティックナイト。相変わらずニコニコとした顔のまま、気さくに話しかける。
「……………。」
「さて、お楽しみはこれからだ。さっさと彼に追いついて───」
「待てぇい!」
メタナイトを倒したギャラクティックナイトが彼らの元へ行こうとしたその時、誰かからのストップが入った。ギャラクティックナイトは面倒くさそうな顔で振り返ると、そこにはゴーマンの姿が。
「………なに?」
「これで貴様も終わりだギャラクティックナイト!さぁ、俺様の忠実な下僕となるがいい!」
そう言うとゴーマンはリモコンのような機械を取り出し、赤外線をギャラクティックナイトに向けた。
「がっはっは!どうだ、動けんだろう?この宇宙の中でも高度な文明の星から取り入れた操り装置だ!流石の貴様もこれには」
「くだらない」
ギャラクティックナイトはゴーマンが説明している最中に装置による操りを自力で解除し、視線を向ける。
「こんな子供だましな玩具で私を操ろうとは、舐められたものだな。言っとくけど伊達に銀河最強やってないから。こんなのに引っかかるのなんて、どこぞの自称大王サマぐらいでしょ」
少しイラついたような表情をゴーマンに向けるギャラクティックナイト、すると彼はこう言い出した。
「…ムカついたから先にきみを殺すわ、文句はないね?きみが悪いんだからさ」
「は?いや──」
ゴーマンが何かを言う前にギャラクティックナイトは星の夢に呼び出された時同様彼を斬り捨てる。巨体に大きな傷が付けられ、そのまま彼は倒れ伏した。 - 172二次元好きの匿名さん23/04/23(日) 09:05:51
「…………!」
いくら悪人とは言えども、目の前で人が絶命する瞬間を見せられたメタナイトは絶句する。ギャラクティックナイトはランスを持ち直しハルバードがある方向を向いた。
「まったく…水を差すような真似しないでよ」
「…待て!行くな!」
「なんだよぉ、そんなにきみも死に急ぎたいの?私はあの子を倒せば満足するんだ、ほっといてくれよ。じゃあね」
ギャラクティックナイトは羽を大きく広げ、そのまま飛び立とうとする。その時だった。
「………っと!?」
ギャラクティックナイトの足にひも状の何かが絡みつき、そのまま地面に叩きつける。次に彼が行動する前に全身をぐるぐる巻きにしてしまった。
「…テメェのターゲットはオレだけだろ……出てきてやったぜ、クソ野郎……!」
「………!?グレイヴ!」
右手でスターロッドを持ち、左手で鞭部分を持つグレイヴ。ギャラクティックナイトはもがくも、鞭は更に強く締め付け絡まるばかりだった。
「悪いなメタナイト、無理をさせちまって」
「何故戻ってきた!?ワドルディはどうしたんだ!?」
「……誰かの言うことをいちいち聞けるほど、オレはいい子ちゃんではないんでね。覚悟しやがれギャラクティックナイト…よくもオレの仲間達を」
「…えーと、きみ達は何か勘違いをしているみたいだね」
拘束されている状況なのにも関わらず、ギャラクティックナイトは余裕そうにそう話す。
「勘違いだと…?テメェ、一体何を」
「だーかーらー、ハルカンドラを滅ぼしたのは私では無いってことだよ」 - 173二次元好きの匿名さん23/04/23(日) 09:36:41
- 174二次元好きの匿名さん23/04/23(日) 12:06:35
超展開ktkr
あれ待てよ、グレイヴくんって確かしいたけ討伐を目標として掲げてたんだよね?これ大丈夫?真実を知った瞬間壊れてしまったりしない…? - 175二次元好きの匿名さん23/04/23(日) 13:44:02
グレイヴナイトゥ!!
- 176二次元好きの匿名さん23/04/23(日) 14:40:04
「………は…?」
グレイヴは困惑と怒りの声をあげる。ギャラクティックナイトはため息を付いた後に語り出した。
「この際だから教えてあげるよ、元々ハルドラボ火山は活火山だったんだ。ある時地震と共に噴火し火山弾と溶岩が溢れ街を襲った、私はその時偶然封印が解かれ近くにあったこの星にやってきたのだが…その時既に周りは地獄絵図になっていたんだよ。つまり」
「この星は天変地異で滅んだ、ただそれだけ。」
「…そんな………」
今までアイツのことをずっと仲間の仇だと思っていた。アイツが暴れた後に火山が噴火し、この星は滅んでしまったと思っていた。だがそれ全てが、自分の思い込みだったのだ。
「じゃあ…オレは何のために………」
「グレイヴ!」
「隙あり」
グレイヴはあまりのショックにスターロッドから手を離してしまい、ギャラクティックナイトの拘束が解かれる。その直後一瞬で距離を詰め馬乗りの状態となった。逃げ出さないよう、義手をランスで貫く。
「だからね、私がきみを解放してあげようと思っているんだ。きみだって、もう限界なんでしょ?」
「そいつの言葉に耳を傾けるなグレイヴ!」
「うるさいなぁ…部外者は黙ってて」
ぴっ、とランスからレーザーが打ち出され、メタナイトの右翼を貫いた。
「ぐぅ……っ!」
「ほらほら、きみのせいでメタナイトが可哀想な目にあってるよ。素直になりなって、ね?」
「………………。」
あぁ、やはり自分はお荷物なのだ。その場にいるだけで周りを不幸にしてしまう。ならもう、いっその事…
「考え直せグレイヴ!確かにきみの出生は悲惨なものかもしれないが、それだけで生きてはいけない理由にはならない!ハルバードにはきみの帰りを待つ者もいる!だから───」
「メタナイトごめん。オレ、もう疲れた」
「…………ッ!」
「アハハ!だってよ!残念だったねメタナイト!」
ギャラクティックナイトは義手からランスを引き抜き、心臓があると思われる場所に狙いを定める。グレイヴは何もかも諦めたような顔をしていた。
「じゃあね、バイバイ」
そう言うと一思いに、無慈悲なまま再びランスが振り下ろされた。 - 177二次元好きの匿名さん23/04/23(日) 17:02:32
あっ…
- 178二次元好きの匿名さん23/04/23(日) 22:20:38
ここのしいたけ最高に狂ってる感じがして好き
それよりグレイヴくん生きることを諦めないで… - 179二次元好きの匿名さん23/04/24(月) 06:47:19
保守
- 180二次元好きの匿名さん23/04/24(月) 16:08:37
(保守ありがとうございます!)
「………あれ?」
心臓までランスが貫いた…と思われていた。グレイヴの意思なしにスターロッドから勝手に星型のシールドが展開され、攻撃は防がれる。
「(どうして)」
スターロッドに意思が宿ったのか、はたまた持ち主の危機に隠し機能が作動したのか。どっちにしろ、グレイヴは呆気に取られていた。
「ちょっと待ってこれ抜けな…なんなの?今更主人を守ろうとしてんの?」
『グレイヴ、今日はお前の誕生日だ。そろそろ立派な戦士になれるだろうと思って、父さんプレゼントを買ってきたぞ。ほら、スターロッドだ』
『私からはマントを。白と黄色の線が綺麗でしょ?』
『わぁ!ありがとう父さん、母さん!ぼく、大事にする!』
「…………。」
「ねぇ、これ抜いてくれない…?じゃないときみを」
「悪ぃ、やっぱり気が変わった」
「………え?」
この運命から逃れられず、死ぬことも出来ない。飼い殺しにされていた日々から解き放たれ、自分の帰りを待つ仲間を得た。今更自分だけ逃げる等───────────
………こんなのを見たら、母さん達や仲間が笑うだろ…?
辛くても、進まなければ。
「おいメタナイト」
「…………」
「これ以上被害が広がらねぇためにも、こいつをぶっ倒す。」
「…!そうだな…グレイヴ」
「あー?」
「ありがとう、生きていてくれて」
「…本当はもう疲れたしアイツらの所に行こうかと考えてたんだが…こいつが、『相棒』が許さねぇってよ」
グレイヴとメタナイトはスターロッドとギャラクシアを持ち、ギャラクティックナイトに向き合う。
「行こう、後ろは任せろ」
「違うだろ?オレが後ろで、アンタは前」
「……あぁ、もちろんだ」 - 181二次元好きの匿名さん23/04/24(月) 20:27:08
「いやいやいや…はぁ……」
「……おかしいでしょ!?せっかく私が救済してあげようと思っていたのに!なんなのさぁ!?」
「相棒のおかげで目が覚めた。ハルカンドラが滅びた理由とかもうどうでもいい、今のオレにあるのはてめぇをぶっ潰すことだけだ」
「ギャラクティックナイト、お前はどうしてそこまでしてグレイヴに付け狙うんだ」
「だから言ってんじゃん!死こそ救済、私は彼を罪から解放してあげたいだけなんだって!」
「余計なお世話だバーカ」
「えぇ〜………じゃあもういいや。壊れるまで遊んであげる」
「グレイヴ気をつけろ、やつはあぁ見えても」
「んなもん知ってるよ、行くぞ」
グレイヴがそう言うと2人は別々の方向から挟み撃ちを狙う。最初に仕掛けたのはメタナイト、『3連ムーンショット』を打ち終えた後連続斬りを行う。
「その程度かい?」
「まさか」
メタナイトが攻撃をし、グレイヴが補助として星型団を繰り出す。これを何度か繰り返し交代をする。流石にギャラクティックナイトも疲れの色が見え始めたのか、少しづつダメージを負っていく。
「…ック、ハハハッ!やるじゃないか!面白くなってきたよ!」
「こんな時でも笑ってるとか…相当なイカレ野郎だな」
「………グレイヴ、攻撃の手を緩めるな」
2人は攻撃を続けるも、スターロッドを何回か振るったその時。みし、ぱき、と音を立て始めた。
「(……!?クソッ、そろそろ限界か)おいメタナイト!そろそろオレの相棒が壊れちまいそうだ!」
「なんだと…あとどれぐらい持ちそうか!?」
「もう1発分しか持たないかもしれねぇ!だからアイツに特大の一撃をぶつける、その間時間を稼げ!」
「………30秒だ、行けるか」
「…!ヘヘ、おうよ!」
グレイヴは自分の上にスターロッドを構えチャージを始める。こうして30秒間の死闘が始まったのだった。 - 182二次元好きの匿名さん23/04/24(月) 23:04:59
なんとか持ち直したのよかった
こっからなんもなければいいのだけれども