卑しくない？｜あにまん掲示板

それは夏葉さんがお仕事を終わらせて帰る時の事でした
「夏葉、ちょっといいか？渡したいものがあるんだが……」
プロデューサーさんはそう言って夏葉さんに小さな袋を渡したのです
「今日営業先で貰ってきたけど、どうやら犬用のクッキーの新商品らしい。俺は犬飼ってないから代わりに夏葉が貰ってくれないか？カトレアのプレゼントで」
「ふふ、そう？じゃ有難く貰おうかしら。あ、このブランド、前にカトレアにあげた事あるわ！」
「ははっ、ならばカトレアにもちょっと慣れた味かも知れないな」
「…そうだ！アナタもそろそろ帰る時間でしょう？どうせならアナタが直接カトレアにあげたらどう？」
「えっ、いや、それは……」
でもプロデューサーさんはちょっと難しい顔をしました。流石に夏葉さんのお家に尋ねるのは憚れたからなんです
「アナタの事だから後でお礼を伝えに行くんでしょう？なら、アナタが直に見た方が良いんじゃないかしら」
「…それもそうだな」
プロデューサーさんは夏葉さんの話にある程度頷きながら時計も確認しました。今からだと多分そんなに遅くならない時間には用事が済みそうだと思ったのです

でもそれは完全に勘違いでした。プロデューサーさんに会えたカトレアは主である夏葉さんよりプロデューサーさんにべったりでプロデューサーさんもカトレアと遊びながら時間も忘れてしまいました
プロデューサーさんに抱かれてナデナデされながらお菓子を食べてもらえるカトレアを見て夏葉さんは笑うしかありませんでした
「カトレア、これは裏切りよ！覚えておきなさい」
「ははっ、夏葉が怒ったな。大丈夫だよカトレア、俺が夏葉にカトレアが叱られないよう言ってあげるよ」
「あら、じゃあアナタがカトレアの代わりに私のご機嫌を取ってくれるのかしら？」
「おっと、それは俺一人では難しそうだ…よし、カトレア、二人で夏葉にお詫びしよう」
夏葉さんはカトレアと仲良く遊びながら楽しそうに笑うプロデューサーさんを見て微笑みながら紅茶と茶菓子を準備しました
この後、プロデューサーさんはもうすっかり遅くなって夏葉さんのお家で夕飯まで世話になるのでしたが、プロデューサーさんはカトレアと遊びに気を取られて全然気付きませんでした

私はカトレアとじゃれ合うプロデューサーさんを幸せそうに見つめる夏葉さんの腕時計でした

29二次元好きの匿名さん23/04/16(日) 16:19:22

出たわね。

30二次元好きの匿名さん23/04/16(日) 16:29:27

最近の小学生は文豪だな…

>>31

31二次元好きの匿名さん23/04/16(日) 22:57:39

>>30

果穂はしっかりしてるからな

32二次元好きの匿名さん23/04/16(日) 23:18:11

夏葉の恋愛感情ありそうなギリギリのラインを攻めるムーブがとても好きなので夏葉はPラブじゃないと主張し続けていく
でも恋愛感情はあると思う