- 1二次元好きの匿名さん23/04/16(日) 20:19:30
- 2二次元好きの匿名さん23/04/16(日) 20:19:54
※荒らしはスルーでお願い致します
荒らしに反応しないで下さい
荒らしへのレスは荒らしを煽るものと判断し削除します
荒らしは黙って通報願います
※対立煽りも禁止です - 3二次元好きの匿名さん23/04/16(日) 20:21:50
前スレ
【閲覧注意】ここだけ或人×祢音メインCPスレ(元「【閲覧注意】ここだけ或人×祢音スレ」)|あにまん掲示板あにまん限定CP 或人×祢音 を中心にクロスオーバーCPを語ったりssを投稿したりするスレです皆で楽しく盛り上がれたらと思います「【閲覧注意】ここだけ或人×祢音スレ」スレ主さんとは別人です仕切り直して…bbs.animanch.com派生元スレ
お見合いかぁ……相手はどんな人なのかな|あにまん掲示板「なぁイズ、今度のお見合い相手ってどんな人なんだ?」「鞍馬財閥のご令嬢、鞍馬祢音様でございます。スーパーセレブ祢音TVというチャンネルで家出配信を行っています」「へぇ〜!コラボしてみたいなぁ」http…bbs.animanch.com五角関係スレ
【閲覧注意】ここだけ或人×唯阿または大二×唯阿・祢音→景和スレ Part2|あにまん掲示板スレタイ通りに或人×唯阿または大二×唯阿・祢音→景和の関係について語るスレですbbs.animanch.com - 4二次元好きの匿名さん23/04/16(日) 20:22:40
登場キャラ
・飛電或人
ご存知、(自称)元爆笑お笑い芸人の飛電インテリジェンスの社長。祢音とお見合いで知り合い、その後祢音TVの最中にいつものように逃げている祢音を助けてから(或人目線では)お友達に。なお彼に恋は十年早いぐらい鈍感だったりするが……?
・鞍馬祢音
ご存知、セレブインフルエンサー。お見合いで或人と知り合いになり、その後いつものようにジョンとベンから逃げていたときに或人に助けてもらったのと自分の夢を応援してくれたことがきっかけに恋に…。なおアプローチはすべて或人が祢音を妹感覚で見てくるため失敗する。お酒に弱い。そして2スレ目ではアーク堕ちしちゃったことも…。まぁ或人が助けてくれるんだけどね!出生の秘密が明らかになったが或人や皆に支えてもらえたぞ!
・我那覇冴
ご存知、今年に入ってのデザグラのゲストライダーであえなく脱落しちゃった人類最速。あるときにヒューマギアを購入したこととそれによる戦いによって或人と出会い彼に恋をする。しかし素直になかなかなれず妹と弟達に慰められる。なおこちらもお酒に弱い。4スレ目より記憶が戻る。滅を拾う。 - 5二次元好きの匿名さん23/04/16(日) 20:23:38
・刃唯阿
ご存知、A.I.M.S.の隊長。下の奴らがやりたい放題のため胃痛枠になって3スレ目では遂に幼児退行する。なお祢音達の恋は素直に応援しているためサポートする。最近はソルド20のことが色々心配。
・天津垓
ご存知、1000%な社長。祢音達の恋を知って全力サポートだが基本的には唯阿から見るとやばいためツッコまれる。真面目なときもある。
・檀黎斗
ご存知、神にしてゼロワン世界で復活した人。最近永夢達に復活がバレしばかれるが何かを企んでいる様子。
・イズ
ご存知、或人の秘書。恋愛の応援があれすぎる…。戦闘に参加することもある。
・腹筋崩壊太郎
ご存知、お笑いヒューマギア。アスリートということから冴応援派。
・縁結びマッチ
ご存知、結婚相談ヒューマギア。恋愛のサポートをするが或人がアレなため頭を悩ます。
・ソルド9
ご存知、ソルド兵。唯阿の部下。冴派だが恋の応援がやりたい放題。
・ソルド20
同じく、ご存知、ソルド兵。唯阿の部下。こちらは祢音派だが以下同文。
・我那覇澪、潤
冴の妹、弟。こちらでは妹はしっかり者、弟はお調子者。恋愛でうまく行かない姉に苦労する二人組… - 6二次元好きの匿名さん23/04/16(日) 20:25:24
・宝生永夢
ご存知、聖都大学付属病院の小児科医。怒らせたら怖い。
何か重い過去がある様子。
・鏡飛彩
ご存知、聖都大学付属病院の天才外科医。院長の息子でドライな性格だったが、景和と打ち解ける。デザグラスポンサーの問題が浮上してしまうが何とか解決。
・花家大我
ご存知、元聖都大学付属病院の放射線科医。今はゲーム病専門の開業医をしている。ある事情から1人で抱えこみがち。とある経緯から祢音派。
・九条貴利矢
ご存知聖都大学付属病院CR所属の監察医。嘘つき。とある理由からベロバ側についたふりをして案の定離反。道長の離反のきっかけを作る。ベロバ側からしたら荒らし混乱嫌がらせの元。いい関係の女医さんがいる。
・西馬ニコ
ご存知、大我の翻訳係。天才ゲーマーNとして有名。祢音との交流もある。
・八乙女紗衣子
ご存知、聖都大学付属病院の再生医療のリーダーを務める女医さん。美人と病院では評判。
過去に色々あったらしいが貴利矢に救われた様子。共鳴反応について何か気づいた様子で研究に協力してくれる。
色々アドバイスしてくれる大人の女性。 - 7二次元好きの匿名さん23/04/16(日) 20:27:06
・浮世英寿
ご存知、スター・オブ・ザ・スターズ・オブ・ザ・スターズ。出番が大分増えたが、道長からはあまり突っかかられなくなった。
・桜井景和
ご存知、平和を望む狸。英寿同様4スレ目から活躍するようになり飛彩と交流を持つようになるが、飛彩に就活生呼ばわりされてしまったり地雷を踏まれたりするも、ようやく名前呼びされるようになる。
・吾妻道長
ご存知、暴れ牛。本編ではかなりヤバいところまで行ってしまっている(このスレの本人は何それ知らん……怖っとのこと)。このスレでも基本的に暴れてばっかだったが、3スレ目での幼児退行と唯阿との戦闘や4スレ目の飛彩関連の事件で思うところがあった様子。貴利矢に唯阿への好意を指摘され振り回され、貴利矢の頑張りにてベロバ側から離反する。
・キューン
ご存知、祢音ちゃんのサポーター。他スレだと毎回キモいと評価されがちで彼女を振り向かせようと色々思考していたが自分から手を引き大我とは和解。
・ケケラ
ご存知、景和のサポーターだったのだが一見まともなサポーターに見えて単なるギャンブル依存症と飛彩に指摘されいつの間にかサポーター解任させられてたが、ニラムに無事サポーターの座に戻してもらえた。
・ジーン
ご存知、英寿のサポーター。感動が何より大事。デザグラでの参加者の生き様や死に様で感動を得ていたが、英寿との関わりや永夢の過去に思うところがある様子で、9スレ目で自分らしい生き方を模索すべく英寿にレーザーレイズライザーを託しどこかへ去った……と思いきや鈴木という偽名で情報番組に出る強かさを持つ。 - 8二次元好きの匿名さん23/04/16(日) 20:30:39
敵サイド
・五十鈴大智
ご存知、クイズ王。
荒らし混乱嫌がらせの元・九条貴利矢の被害者その1。
ドクターライダー達にボコボコにされた上に6スレ目ではリオンに利用され、逆恨みからジャマトバックルを使い出す。
何もかも楽しいと本編よりやばいことになっている。
・ベロバ
荒らし混乱嫌がらせの元・九条貴利矢の被害者その2。
ギーツ本編だとすごい敵…なのだが、こちらだとゼロワンライダーやらエグゼイドライダーがいるせいでなかなかうまく行かずストレスでイライラ!しかも味方になった貴利矢は案の定裏切り道長まで離反させられてしまい大荒れ、リオンと揉めて大暴走。切り札のヴィジョンドライバーまで奪われる始末。350歳なのが判明。
・アズ
ご存知、アークの秘書。9スレ目よりアークグランプリを開催、出場する。未来人の悪意の利用を考えている。
・アーク
ご存知、悪意の化身。9スレ目よりアークグランプリという名の蠱毒ゲームを始める。
・シンクネット
ご存知とある新興宗教の残党。全員しょっ引かれムショ送りにされていた。最近誰かの手引きで脱獄したようだが……ベルとかいう奴がリーダーらしくジャマト側と手を組んでいたがベルは大智に利用されるわ、サーバーは壊されるわでもう復活無理やろと思っていたら幹部4人はアークの力でジャマト化して復活。
・滅
アークの力にて創世の女神の力を利用し、初代イズを殺した後迅を殺されて悪意MAXの状態のところをサルベージされる。ただ今の或人に思うところがある様子。今は冴のところで働いている。 - 9二次元好きの匿名さん23/04/16(日) 20:31:49
用語
・共鳴現象
ライダー達の間で起こる謎の現象。諸々のステータスが爆上がりするが、反動で変身不能となる。だがゼアにより反動を抑えるバックルが作られ、安定して使えるようになる。仲がいいとか絆とかより、その場のノリが大事。ゼアがもたらした機能のようだが……?一応相手はある程度は決まっている。決まった相手じゃないと威力もほどほどだし反動もある。シンクネットにとっての脅威的な機能を持つ。八乙女紗衣子にてシステムの改善と強化が行われた。
・主治医
患者の治療に対して主に責任を有する医師のこと。
患者の身体・健康・その他の状態について最もよく理解していることが期待される。
しかし患者があれこれこき使ったり、主治医の恋愛事情吹聴し回ったり、病院食食えっつってんのにたぬき蕎麦食わせろと反抗したり、周りがわがままやってんだから私もわがままやっていいよね!ということをしてはいけない。宝生先生とのお約束だぞ! - 10二次元好きの匿名さん23/04/16(日) 20:32:48
すみません前スレ主さん先に建てさせていただきました。
不具合ございましたら削除いたします。 - 11二次元好きの匿名さん23/04/16(日) 20:37:22
前スレのおさらい!
ニラムに目をつけられ、灰馬がデザグラのスポンサーになった上にヴィジョンドライバーで操られアークグランプリに参加してしまった飛彩だが景和と或人の説得で正気に戻ったぞ!
ヴィジョンドライバーを巡ってゲイザーとアークゼロの戦いが勃発!ゼロツーとレーザーブーストフォームのギーツが応戦中だぞ!
八乙女紗衣子先生が急ピッチで共鳴のシステム改善と強化を行い、タイクーンとブレイブはナッジスパロウとルシファーを倒すことに成功するのだった…‼︎ - 12二次元好きの匿名さん23/04/16(日) 21:24:44
洗脳されていた人々と景和の姉の沙羅を保護していた祢音と大我は戦いの様子を見ていた。
大我「ブレイブの奴……ったく、心配かけやがって」
大我は安心したように言う。
アークグランプリに参加した時はどうしようかと悩んだが、正気に戻り戦う姿を見たのと、灰馬がスポンサーを断ったからだ。
祢音「あれが強化された共鳴……‼︎すごい‼︎」
或人やイズ、紗衣子が取り組んで遂に完成した共鳴システムの改善と強化のデータ。
あれさえあれば決まった相手でなくとも十分にポテンシャルを発揮できるのだ。
祢音は感激しながら言う。
一方で状況が飲み込めてない沙羅は困惑していた。
沙羅「え?何で祢音ちゃんがいて……あれって景和に、鏡先生?えっ?」 - 13二次元好きの匿名さん23/04/16(日) 21:29:53
※景和の姉・沙羅と飛彩は面識があります
【閲覧注意】ここだけ或人×祢音スレ Part5|あにまん掲示板あにまん限定CP、或人×祢音について語るスレですまさかの怒涛の展開になってまいりましたbbs.animanch.compart5の41あたり参照
- 14二次元好きの匿名さん23/04/16(日) 21:35:14
https://bbs.animanch.com/board/1807589/?res=199
の続き
倒されたナッジスパロウとルシファーはそれぞれ変身解除されその場に転がるがそれを見たゲイザーも焦りを見せる
ゲイザー「やはりその力は危険だ…!私達のゲームがリアルじゃなくなる!」
そう言ってブレイブ達に襲いかかろうとするが…
ゼロツー「待てよ、まだ終わってないぜ」
ゲイザー「なっ、しま、がは!」
ゼロツーが超高速でゲイザーの前に入り顔面に強烈なパンチを喰らわせ吹き飛ばす
ゼロツー「お前らにとって俺達の世界はただのゲームの舞台なのかもしれない」
ゲイザー「なんだ…突然…!」
ゼロツー「けど…俺達は…この世界は生きている!この瞬間を必死に!心を持って!不自由だけど夢を持って、その夢を叶えるために!」
ゲイザー「それがどうした…!そんなものは私達の時代では…!」
ゼロツー「ああ、苦労なんてないし必要もないのかもな。だけどそれでも俺達はそれが必要なんだよ!それが明日を、未来に繋がると思ってるから!」
ゲイザーにはゼロツーの言っていることが理解できなかった。自分たち未来人は望めば何でもデザインできる。そのため夢なんて簡単に叶えることができるのだ
だから夢なんて彼にとってはどうでもいいのだがゼロツーは違った、彼は夢を大事にしているのだ。
それは彼が夢を、心を大切に思っている人間だからだ
ゼロツー「でもお前らはその夢を…!人の心を弄んで…!俺達はお前らの娯楽のためだけに生かされてる存在なんかじゃない!」
ゲイザー「それがどうした…!そんなものは…私達が、デザイアグランプリを見ている未来人が楽しめさえすれば問題ない…!」
ゼロツーはゲイザーに言う。それは自分達もお前達と同じ生き物なんだと…
しかしゲイザーはそれが何だと言って理解をしようとしない。
そんなゲイザーにゼロツーは顔を下に向ける
- 15二次元好きの匿名さん23/04/16(日) 21:35:35
ゼロツー「そうか…なら!やることは1つだ…お前をぶっ飛ばす!」
そして顔を思い切り上げるとゼロツーキーを押し込む
『ゼロツービッグバン!』
ゲイザー「まずい…!」
『DELETE』
ゼロツーは必殺のゼロツービッグバンを発動させる。
対するゲイザーもプロビデンスカードをスラッシュし必殺技を発動し迎え撃とうとするが…
ゼロツー「ハァァァァァ!!!!!」
ゲイザー「ハァァァァァァ!!!!」
ゼロツービッグバンとゲイザーの必殺技、互いにぶつかり合うが…
ゲイザー「なっ押されている!?」
ゼロツービッグバンの威力に押し負け始める…
そして…
ゼロツー「ハァァァァァ!!!!!」
ゲイザー「ぐ…ぐわぁぁぁぁぁ!!!!!」
ゼロツービッグバンに威力に負けゼロツーの必殺技を思い切り受けゲイザーは吹き飛び大ダメージを受けたのだった - 16二次元好きの匿名さん23/04/16(日) 21:41:09
一方でシンクネットのアジトで攫われた人々の洗脳をリプログラミングで解いた後永夢は驚いていた。
永夢「え⁉︎幹部3人が消えた⁉︎」
パラド「どういうことだ⁉︎」
その光景を見ていた天津は説明する。
天津「本当に突然ワープするように消えたんだ」
唯阿「ベロバが回収したのか……?」
貴利矢「どうだか。あの勘違い女王様、あいつらのこと嫌ってたし。グラサンCEOに毒盛ったりするんだぜ?」
貴利矢はベロバがやったことではないと否定する。
気に入らない相手なら簡単に見捨てるし、気に入った&利用価値のある相手なら縋り付くのだ。
道長「じゃあ誰が何のために……」
永夢「とにかく今はこの人たちを病院に連れて行かないと。話はそれからです。」
パラド「そうだな、永夢‼︎」
道長「お前会うたびデカくなってないか?雨の後の雑草かよ……」 - 17二次元好きの匿名さん23/04/16(日) 21:55:35
その光景をアークゼロも見ていた
アークゼロ「!なるほど、これは無理そうだな」
ギーツ「なら逃げるか?と言っても逃がすことはしないがな」
『FINISH MODE』
『LASER BOOST VICTORY』
ギーツ「これで終わりだ!」
ギーツはレーザーブーストビクトリーを発動させアークゼロにライダーキックを喰らわせようとするが…
ギーツ「!」
その軌道をアークゼロから背ける
それはなぜか?
アークゼロが変身を解除し厘としての姿を見せたからだった
アーク「予測通りだな、やはりお前は私を傷つけるのはできるがこの体、厘のことは傷つけさせないようにしてるらしいな」
ギーツ「……」
アークの指摘にギーツは黙っていた
それは合っているということでもあったからだ
それをわかってかアークはギーツに言う
アーク「2000年生きてもお前は命に関しては甘いか、だがそのおかげで助かった、それではまた会おう」
『SUPPORT MODE』
『LASER CHARGE』
アークは精製したレーザーレイズライザーを使いレーザーチャージを発動させこの場を去った
ギーツ「!……逃げられた…、俺もまだまだ甘いか」
アークに逃げられたギーツは厘を救えなかった自分を恨む。
そしてアークに指摘にされたことにギーツは気にするのだった…
- 18二次元好きの匿名さん23/04/16(日) 23:25:06
変身解除され倒れている大智とベルを見ながらブレイブとタイクーンは変身解除する。
飛彩「……すまなかった、景和。あの時も、俺は1人で抱え込んでお前に怪我をさせて、また俺は……」
飛彩は初めてベルに遭遇し、景和が負傷した時のことを振り返り、呟くように言う。
それでも景和はあの時も今回も自分を止めに来た。
あの時だって自身が体力の限界なのに意地でも命を救うべく或人のサポートもあって手術を最後まで執刀した。
そんな存在がいつの間にかできたのか、と改めて思う。
景和「飛彩さん、飛彩さんは貴利矢さんや大我さんみたいにはできないって言うけど、飛彩さんは俺が怪我をした時手術をして助けてくれた。だから何にもできないだなんて言わないで欲しいんだ。飛彩さんはドクターなんでしょ?」
景和はそれに笑って返す。
景和「そうやって誰かの幸せを守る姿が飛彩さんらしいんだからさ」
飛彩「……ああ、そうだな。例え幸福の量が決まっていたとしても俺はそれを変えてみせる。俺のやり方でな」
景和「それが飛彩さんの世界平和のためのやり方なんだ」
2人の会話にイズが割って入る。
イズ「お話中大変申し訳ないのですが、先程の共鳴のデータ、八乙女紗衣子様より調整が十分ではないから後で調整させて欲しいとのことです」
イズの発言に景和は驚く
景和「え⁉︎完成したんじゃなかったの⁉︎」
飛彩「上手くいったからいいものを……」
3人が会話している隙に、大智とベルはその場から消え去っていた…… - 19二次元好きの匿名さん23/04/16(日) 23:47:19
景和の怪我と飛彩の手術の話はpart8
【閲覧注意】ここだけ或人×祢音スレ Part8|あにまん掲示板あにまん限定CP、或人×祢音について語るスレです皆で楽しく盛り上がれたらと思います。bbs.animanch.comの105ら辺をご参照ください
- 20二次元好きの匿名さん23/04/17(月) 07:00:02
そしてその数時間後、シンクネットのアジトからソルド20達が戻ってくる(洗脳された人たちは永夢のリプログラミングによって解除された)
唯阿「社長さん、そっちは終わったか…なんて愚問だったか」
或人「ああ、バッチし!」
道長「……」
(ゼロワンのやつバルキリーと仲良いいよな…、俺もいつかあれ以上の関係に…!)
貴利矢「どうした道長?飛電の社長さんと隊長さんが仲良さそうだから妬いてんの?」
道長「なっ!?そ、そんなんじゃねえよ!」
貴利矢「いや結構バレバレ…」
皆がそれぞれ談笑しているとき景和は沙羅と話していた
沙羅「ちょっと景和!あれ何!?なんかバッタがビームとか剣がビュビュン!と飛んだり何あれ!?」
景和「いやその…ねえ…?」
沙羅が目の前の起きたあれは何なのか景和に問い詰めていてそれに景和はどこから説明したら良いか悩んだいるとソルド20が近寄る
ソルド20「桜井景和」
景和「あ…ソルド20さん…」
景和はソルド20の目を見れなかった
というのもあのとき彼女に酷いことを言ってしまったからである。
好きな人になんてことをと思ってしまったが、だがそれはそれとして酷いことを言ってしまったのなら謝らなければと思いソルド20の目を見る
(https://bbs.animanch.com/board/1807589/?res=145
参照)
景和「そ、ソルド20さん!その…あのときは…」
ソルド20「お前の姉が無事で良かった」
景和「え…?」
ソルド20「それに他の人達も無事で」
ソルド20から出た言葉に景和は驚く。
- 21二次元好きの匿名さん23/04/17(月) 09:19:00
前スレ主です
スレ立てありがとうございます
管理、宜しくお願い致します
前スレでは、書き手の皆さん素敵なssありがとうございます 読み手の皆さん一緒に盛り上げて下さりありがとうございます
このスレでも楽しく盛り上がりましょう
- 22二次元好きの匿名さん23/04/17(月) 10:32:55
唯阿「お前……」
ソルド20の言葉に驚いたのは唯阿もだった。
家族という概念と、そこにある家族の感情を彼女はラーニングしたのだから。
唯阿(危なかっしいが…私が見守っていなくてもあいつはどんどんラーニングして行くんだな……)
そう考えると子供の成長を見るかのような嬉しいような少し寂しい気持ちになるのだった。
一方で景和は唯阿とは違う意味で驚いていた。
景和「ソルド20さん、怒ってないんですか?俺取り乱していて家族がいないくせにって八つ当たりしたのに。」
ソルド20「私には確かに家族というものはいない、仲間のソルドくらいだ。だが、お前の話を聞いていると家族というものはかけがえのない存在なのだろう?
だから無事でよかったと言っている」
ソルド20なりの考えを聞き、景和は改めて謝る。
景和「ソルド20さん、あの時はごめんなさい。」
ソルド20「気にするな、私も家族というものへの理解がなかったからな」
そんな2人のやり取りを見て沙羅は困惑しつつ口を開く。
お花見デートの後充電切れを起こして自宅に弟が連れてきた女性型ヒューマギア。彼女がデートの相手だったのだろう。
沙羅「あ、あなたは景和の彼女!?」
唯阿「え……?」
沙羅はダイレクトにソルド20に聞く。
景和「姉ちゃん⁉︎」
しかし家族という概念を自分なりにラーニングしたソルド20だったが恋愛という概念のラーニングは当然まだである。
ソルド20「彼女じゃない」
唯阿「だよな……しかしそんなはっきりと……」
唯阿はホッとしたようなガッカリしたような複雑な気持ちになる。
景和「あはは……」
そんなソルド20を見て景和はこれから関係を深められたらと改めて思うのだった。
だからこそ全てを終わらせて誰もが等しく幸せにいられるように戦わなければならない。
アークグランプリも、デザイアグランプリも。
- 23二次元好きの匿名さん23/04/17(月) 10:59:24
一方その頃
シンクネットの幹部4人は逃げられないように且つ抵抗できないように捕らわれていた。
ベル「どういうつもりだ⁉︎何故我々にこんなことを⁉︎」
ムーア「そうだよ‼︎私達がいないとアークグランプリに干渉できないんでしょ⁉︎」
ギャーギャーと騒ぐ4人を大智とベロバ、そしてアルキメデルは黙って見下ろしていた。
アルキメデル「確かにお前たちを作るように命令されたが……最初から私は乗り気じゃなかったんだよ、そして完成した姿を見て酷く落胆したよ。こんな失敗作今まで作ったことがないのに」
アルキメデルの言葉に4人は反応し、更に騒ぐ。
ベル達4人の実体を使ってのジャマト栽培はアズからの提案だった。だから好きにやりたいアルキメデルもやる気が出なかったのだ。だからジャマトに愛情を注ぐ彼から4人に対してこんな言葉が出たのだった。
ルーゴ「失敗作だと⁉︎」
ブガ「ふざけんじゃねぇぞ⁉︎今すぐこれを外せ‼︎」
その様子を見ていたベロバは静かに口を開く。
ベロバ「そういうところよ。口だけはでかいくせに弱いし。あんた達は別にいなくてもいいわ」
大智「アークグランプリの参加権は彼に移るしね」
大智の言葉に4人は耳を疑う。
ベル「どういう意味だ……⁉︎」
ベルはそう言った瞬間、ゲンムのせいで身体中が腐敗したダンクルオステウスジャマトがいつの間にか現れたのを見て驚愕する。
アルキメデル「だから考えたんだ。この子が健やかに大きく育つには肥料が必要だってね。お前たちも一応私が育てたジャマトだ。最期まで愛情は注ぐよ」
笑いながら言うアルキメデルを見てベルはこれから自分たちに何が起こるのか理解する。
ベル「や、やめろ‼︎」
ベロバ「安心しなさい?あんたたちの理想はこいつが引き継ぐから」
アルキメデル「さあ、いっぱい食べて大きくなーれ♪」
アルキメデルがそう言うと、ダンクルオステウスジャマトはベル達の方へ向かった。
アルキメデル「ああよかった‼︎すっかり元通りだ‼︎」
腐敗が治ったダンクルオステウスジャマトを見てアルキメデルは満面の笑みで喜ぶ。
ダンクルオステウスジャマト「我々の……楽園を……」
アルキメデルに抱きつかれながらダンクルオステウスジャマトはそう呟く。
大智は少しの不快感を覚えていたが、持ち直して笑う。
大智「これは興味深いね、彼らの記憶まで得るとは。」 - 24二次元好きの匿名さん23/04/17(月) 11:21:19
ベロバ「やっとうるさいのがいなくなってせいせいするわ。しかし、最初からこいつの存在を知っていればあいつに好き勝手されなかったのに……」
ベロバはとある人物に擬態したジャマトを見ながら言う。
大智「アークからもたらされたデータに、こんな重大なものがあるとはね……」
ベロバ「こいつを使って、今度こそ九条貴利矢を不幸にしてやるわ」
大智はその言葉に頷く。
大智「アークグランプリは関係なく、藍原淳吾のデータから作ったジャマトでね。」
その頃……
永夢「えっ⁉︎或人君もデザイアグランプリのゲームプロデューサーを倒したの⁉︎」
永夢も以前ハイパームテキでゲイザーを瞬殺したが、或人もゼロツーでゲイザーに勝ったのだと言う。
或人「あはは……俺たちかなりやばいことしてるよね。」
永夢「だけど、娯楽でこの世界で生きる命を踏み躙る真似は許されない」
永夢は真剣な面持ちで言い、或人もそれに頷く。
或人「ああ、それは絶対に。何があっても俺はこの世界と皆と、その夢を守るんだ。」
2人がこれからについて話しているのを英寿は黙って聞いていた。
英寿「……」
その時だった。
祢音「或人さん!最近全然会えてないじゃない‼︎そろそろ出かけたりしようよ‼︎私もお花見デートしたかったなぁ‼︎」
祢音が頬を膨らませながら乱入し、或人をポカポカと叩く。
或人「わっ、ごめんごめん祢音ちゃん‼︎これには訳が……」
或人がそう言うと祢音は微笑んで言う。
祢音「分かってるよ、私達のためにドライバーの調整してくれていたんでしょ?」
或人「そうそう‼︎でも紗衣子先生が頑張ってくれて後一息のところまで来たよ」
祢音「それならなおのこと完成したら息抜きしなきゃだよ‼︎」
- 25二次元好きの匿名さん23/04/17(月) 11:38:49
或人が祢音と話しているのを尻目に英寿は永夢に話しかける。
英寿「エグゼイド、もう大丈夫なのか?」
英寿の問いかけに永夢は笑顔で返す。
ベルの口から暴露された永夢の過去。それは2000年分生きた自分でも知った時は衝撃的だった。
ただでさえ幼い頃に自分の人生を終わらせようとしたことすら耳を塞ぎたくなったのに。
永夢「はい。パラドが一生懸命僕のことを励ましてくれましたから。」
英寿「パラド……お前のゲーム病のバグスターウィルスか」
永夢「パラドとは色々あったけど、今はかけがえのない存在みたいなものです。いや……あの時から1人だった僕をずっと支えてくれていたんだ。元は僕自身ではあるけど、替わりの効かない命のある存在で……」
パラドについて語る永夢を見て英寿は考える。
宝生永夢の人生、それは決して順風満帆なものではなく様々な不幸がつきまとっていた。しかし彼は傷を負いながらもそれでも幸せを今手にしている。
英寿「……そうか」
- 26二次元好きの匿名さん23/04/17(月) 11:57:37
次回予告風SS!
遂に完成した共鳴のシステム改善と強化!
或人「ああ……やっとできた‼︎」
祢音「或人さん‼︎じゃあ久しぶりに2人で出かけようよ‼︎場所は或人さんが決めてね‼︎」
しかしそこに祢音の無茶振りが襲う‼︎
そして現れる不穏な影……
????「俺を殺して不幸にして、自分は幸せになってるのか?」
唯阿「吾妻君、何を隠してるんだ?」
道長「あいつのことだけは……絶対に誰にも言える訳ねぇんだよ‼︎」
その正体は……
貴利矢「淳吾は……自分の親友は、自分が死に追いやったあいつだけなんだよ」
ベロバ「ゲーム病でもデザイアグランプリでも関係ないところで人生を終わらせてあげたのはいいんじゃない?誰の幸せにも変換されないんだから」
幸せと不幸の関係とは? - 27二次元好きの匿名さん23/04/17(月) 12:15:15
他の書き手さん追記ございましたらお願いいたします!
- 28二次元好きの匿名さん23/04/17(月) 12:58:27
(飛彩の問題が解決した日の夜)
貴利矢「はぁ……鏡先生も院長先生も何もなくて良かったよ」
貴利矢は飛彩の件が解決して安堵していた。
道長「院長室で散々暴れてた奴がよく言うよな」
大我と一緒に院長室で灰馬に啖呵を切っていたのを聞いていた道長は呆れながら言う。
貴利矢「それだけ必死だったの。」
道長「どうだか……あっ」
道長はそう言うと本棚からアルバムを落としてしまう。
貴利矢「おい何やってんだよ」
道長「うるせぇな、わざとじゃねぇよ……」
落としたアルバムを拾おうとした時、ある一枚の写真に視線が止まる。
貴利矢「どうした?ああ、これ自分が医大生の時の写真だ。」
貴利矢は写真を見ながら懐かしそうに呟く。
貴利矢「淳吾との写真、ここにあったのか」
貴利矢の言葉に道長は耳を疑う
道長「おい、そいつって……藍原淳吾って奴か?」
貴利矢「そう。お前は顔は見たことなかったよな」
存在は知っていたが姿は知らなかった藍原淳吾の姿を道長は初めて見るのだった。
貴利矢にゲーム病の告知をされもう助からないとヤケになって外に飛び出して交通事故に遭い、還らぬ人となった人物の姿を。
貴利矢「何考え込んでんだよ、淳吾のことは考えなくていいよ」
貴利矢はそう言うと写真を仕舞い込む。
それだけ自分がしたことを、親友を死に追いやってしまったことを背負っているのだ。
自分の願いやエゴのためではなく親友を思っての善意が招いた最悪の結末。
それからは逃げられないのだろう。
道長「……」
ゲーム病に感染していた淳吾の体組織等を研究して貴利矢はリプログラミングの治療法を考えたのだという。
そのリプログラミングにて自分と自分の親友は救われたのたのだ。 - 29二次元好きの匿名さん23/04/17(月) 12:58:56
貴利矢の親友藍原淳吾については
part5の191と193を参照ください。
【閲覧注意】ここだけ或人×祢音スレ Part5|あにまん掲示板あにまん限定CP、或人×祢音について語るスレですまさかの怒涛の展開になってまいりましたbbs.animanch.comまた、part7の80と81も参照して頂けたらと思います。
【閲覧注意】ここだけ或人×祢音スレ Part7|あにまん掲示板あにまん限定CP、或人×祢音について語るスレです不備があり建て直しました。bbs.animanch.com - 30二次元好きの匿名さん23/04/17(月) 14:35:46
一方その頃、紗衣子はたまには趣向を変えてみるかととある沖縄料理店に食事に行っていた。
紗衣子「とりあえず鏡先生と景和君のドライバーにインストールしたデータはドライバーに不具合を与えていなかった。その上で改良を行ったからあの2人はそれで大丈夫。
後は……貴利矢先生や他の人のドライバーにインストールするだけね」
紗衣子は何とか共鳴のシステム改善と強化のデータが完成したことに安堵していた。
これでバックルによる共鳴を起こす必要もないから戦い方の幅も広がる。ただその分アップグレードが必要になる訳だが。
紗衣子(まあそれは何とかなるでしょう、私は私のやり方で戦うだけだわ)
その時、澪が紗衣子に料理を運んでくる。
澪「どうぞ‼︎」
紗衣子「あら、お手伝いしてるのね。偉いわね」
紗衣子は澪を見て微笑む。
そこに潤が割り込む
潤「わっ‼︎綺麗な人だなー‼︎」
澪「こらっ‼︎」
2人のやり取りを見て紗衣子は笑う。
潤「姉ちゃんに教えてやろうぜ‼︎こんな綺麗な人が来たって‼︎姉ちゃんも参考になるかもしれないし‼︎」
潤はそう言いながら紗衣子の写真を姉に送信する。
澪「ちょっと‼︎ダメでしょ勝手に写真撮ったら‼︎」
潤「いいって言ったもーん‼︎」
澪「全く……だけど参考になるかな?あの人お姉ちゃんとタイプが違いすぎるんだよな……」
2人は食事をする紗衣子を見ながら会話をしていた。 - 31二次元好きの匿名さん23/04/17(月) 16:12:01
一方飛電インテリジェンス社長室では…
或人「イズ、今日は色々助かったよ」
ゼロツーキーを返してくれたこと、紗衣子からのデータを持ち危険な状況にも関わらず戦場に乗り込んで共鳴のシステムのアップグレードを行なってくれたこと……
一つでも欠けていたら人質の解放、飛彩を救うこと、アークグランプリに参加する者たちやアークゼロ、そしてゲイザーとの戦いでの勝利はできなかったかもしれないし、更に自分たちの命に関わる事態になっていたかもしれない。
或人「結構危なかったな……本当に良かった」
イズ「そうですね、或人社長」
或人「しかし、デザイアグランプリの運営が介入してくるとはな……ヴィジョンドライバー取り返したいのはわかるけどさ……だからって飛彩さんやそのお父さんにあんなことをするのは許せないよ」
或人はゲイザーことニラムとの戦闘を思い出す。
>>15の後…
変身解除したニラムは満身創痍になっていた。
何でもデザインできる未来人だが、その時代に来た場合その時代のルールに合わせて怪我や病気になったりするそうだ。
ニラム『あなたといい、宝生永夢といい……関係がないのに何故邪魔をするのか理解に苦しむ』
ニラムはその名の通り或人を睨みつけ忌々しげに言い放つ。
或人『さっき言った通りだ。俺たちはお前らを楽しませるために存在してるんじゃない。今を必死に生きて色んな夢を叶えようとしているんだ。』
或人は毅然と言い返す。
或人『だからあの共鳴だって今を生きるために俺たちに与えられた力だと思っている。』
或人はわざと共鳴のことを話の話題に出す。ゼア由来の力ではあると思われるが創世の女神関連の可能性もあるのだ。
ニラム『あんなもの……私は認めない。リアルを損なうものでしかない‼︎』
ニラムの反応で、共鳴は創世の女神関連ではないと或人は結論づける。やはりゼアがもたらした力なのだろう。
或人『そうかな?あの力はヒトの力で更にパワーアップしている。まさにリアルなものなんじゃないのか?』
共鳴のシステム改善を行なったのは仮面ライダーへの変身能力を持たない八乙女紗衣子。一般人の彼女が干渉できたのだ。
ニラム『……私達に敵対することを選んで後から悔やむことになりますよ』
或人『そんなもの乗り越えてやるよ』
或人がそう言い切ると、ニラムは悔しそうな表情を浮かべ立ち去ったのだった。
- 32二次元好きの匿名さん23/04/17(月) 17:22:15
或人「まああの後紗衣子先生がデータの見直しをしてくれて、調整してくれたから何だかんだでシステムがとりあえず完成したんだよな」
イズ「はい」
だからとりあえず明日ドライバーにデータをダウンロードしてこれからに備えることにしたのだった。
或人「紗衣子先生が手伝ってくれてよかったよ」
一方その頃……
大智「くそっ、あの時攫った八乙女紗衣子がまさか共鳴現象の鍵を握っていたとはね……‼︎」
まさかの誤算に大智は楽しいという感情を失う。
そこにあるのはドロドロとした澱んだ感情。
いつの間にか彼は飛び入り参加者ではあるが、アークグランプリの参加者に相応しい存在になってしまっていたのだった。
だが彼はそこは気にしなかった。アークに近いものになってアークを倒すことで自分がアークになり、ヴィジョンドライバーを手にすれば全ての知識が手に入るのだから。
大智「そこはデザグラ運営に感謝しないとね。エントリーできなかったら今こうしていられないんだからさ。だが今は……アークグランプリ関係なく、あのジャマトを使って復讐をするだけだ。」
- 33二次元好きの匿名さん23/04/17(月) 17:30:05
アズはベロバ達の様子を伺っていた。
アズ「ようやく九条貴利矢に復讐をするつもりか……まあ彼はそんなことで簡単に揺らがないと思うけどね。鏡飛彩と桜井景和はノーマークだったから声をかけてみたけど、たまたまデザイアグランプリの運営がいい仕事してくれて鏡飛彩がいい線行ったのにゼロワンと桜井景和が邪魔をしたから結局ね……」
アズは仮面ライダー達をアークグランプリに参加させるのはなかなか難しいと考える。共鳴現象ですら強化されてしまったのだから。
アズ「何かいいネタでもあればいいんだけど。あの4人を代償に参加者になったあのジャマト……どこまで頑張れるかしらね♪参加者が多くいた方があのお婆さんの為でもあったのにまーたリオン=アークランドの時と同じことして気に入らない奴を感情に任せてやっちゃうんだから……」 - 34二次元好きの匿名さん23/04/17(月) 20:05:16
冴「ハックシュン!」
チームメイト「うわ!びっくりした…我那覇さん風邪?」
冴「いや、なんか噂されたような…?」
チームメイト「いやなにそれ…」
一方で今日も今日とて練習をしていた冴は澪達の噂を感じくしゃみをしておりそれに一緒に走っていたチームメイトは驚いていた
滅「なんだ我那覇冴、くしゃみをしたのか?」
チームメイト「あ、滅さん」
冴「滅…、大丈夫鼻がムズムズしただけだから」
冴がくしゃみしたことに滅が駆けつける
冴に拾われてからというもの滅は冴がいるこの陸上のチームでマネージャーみたいにスポーツドリンクの補給や選手に必要な物の買い出しなどをしている
チームメイト達は最初こそいきなり来た滅に警戒していたが段々と悪い人(というよりヒューマギアだが)ではないと理解し普通に接している
滅「だが風邪をひいたら元子もない、温かい服装をして今日はもう休め。ご飯は俺が作ろう」
冴「いや過保護か!?というか本当に平気だから!」
……ただ時々父親ヒューマギアの特性からか時折選手達の体調を心配してお父さんみたいなことを言うが
冴「それに休んでられないし!もうすぐ大会なんだから!」
チームメイト「そうだね!頑張るぞー!」
しかし冴には休んでられない理由があった。それはもうすぐ大会があるのだ。世界大会というわけではないがそれでもそこそこ大きい大会のため冴とチームメイト達は気合いを入れてその大会に向け練習をしている
滅「そうか、だが無理だけはするなよ」
冴「当たり前じゃん!……そ、それにこの大会に或人のこと誘おうと思ってるんだから…!」
冴は小声で呟く。
そう、冴はこの大会に或人を観戦してほしいと思っているのだ。初めて会ったあの時より速くなった自分を見てほしいと思っているからだ。
……決してすごく活躍して或人に褒めてもらうとかそんな下心があるとかいうものではない!そしてあわよくば…そのまま告白など…
冴「う、うわぁぁぁぁ!!!!!」
チームメイト「が、我那覇さん!?ちょっと!?」
自分が考えてることに冴は顔を真っ赤にし煩悩を消し去るようにチームメイトを置き去りにトラックを全力で走るのだった…
滅「我那覇冴…、あいつは走るのが好きなのか?」
チームメイト「いやそうじゃなくない!?というか待って!」
- 35二次元好きの匿名さん23/04/17(月) 21:00:08
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- 36二次元好きの匿名さん23/04/17(月) 21:00:19
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- 37二次元好きの匿名さん23/04/17(月) 21:00:29
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- 38二次元好きの匿名さん23/04/17(月) 21:00:41
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- 39二次元好きの匿名さん23/04/17(月) 21:00:53
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- 40二次元好きの匿名さん23/04/17(月) 21:01:05
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- 41二次元好きの匿名さん23/04/17(月) 21:01:18
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- 42二次元好きの匿名さん23/04/17(月) 21:01:39
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- 43二次元好きの匿名さん23/04/17(月) 21:01:51
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- 44二次元好きの匿名さん23/04/17(月) 21:02:01
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- 45二次元好きの匿名さん23/04/17(月) 21:02:14
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- 46二次元好きの匿名さん23/04/17(月) 21:02:30
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- 47二次元好きの匿名さん23/04/17(月) 21:02:41
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- 48二次元好きの匿名さん23/04/17(月) 21:02:52
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- 49二次元好きの匿名さん23/04/17(月) 21:03:10
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- 50二次元好きの匿名さん23/04/17(月) 21:03:20
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- 51二次元好きの匿名さん23/04/17(月) 21:54:19
そして翌日……
飛電インテリジェンス社長室にて或人は背伸びをしていた。
或人「よし、これで皆のドライバーへデータをダウンロードするの完了したぜ‼︎」
満面の笑みを浮かべる或人にイズが話しかける。
イズ「お疲れ様でした。或人社長」
或人「ああ……やっとできた‼︎」
紗衣子が現れる前から考えていた共鳴のデメリットへの対策案。紗衣子が協力を申し出て共同で研究を進め、ようやく今日を迎えたのだ。
或人「父さん……爺ちゃん……俺、やったよ‼︎イズもありがとうな‼︎ああ、今度紗衣子先生には改めて飛電インテリジェンス社長としてお礼もしなきゃ……」
若い社長は嬉しさから色んなことを次から次へと考える。
イズ「或人社長、少し休まれては……最近は何故かアークグランプリが沈静化しています。ですから……」
イズはそんな或人に休息を勧める。
祢音「そうだよ或人さん‼︎」
或人「ね、祢音ちゃん⁉︎」
祢音「或人さんやイズさん、紗衣子さんのおかげでようやく安心できるんだから‼︎」
ダウンロード完了後も帰らなかった祢音が或人に詰め寄る。
或人「そ、そう?」
祢音は大きく頷く。
祢音「私はこの前の誕生日から色んな思い出を作るんだから‼︎」
或人「……‼︎」
或人はこの前の祢音の誕生日を思い出す。鞍馬あかりの代わりじゃなくて、鞍馬祢音としての人生のスタートを切った日を。
或人はそっと机に置かれた祢音の手を握る。
祢音「あ、或人さん⁉︎」
或人の行動に祢音は顔を赤くする。
或人「……そうだよな、祢音ちゃんはこれから色んなことを見て選んで自分の生きる意味を作るんだもんな‼︎」
自分の手を握り、笑顔でそう言う或人を見て祢音も笑顔になる。そして……
祢音「或人さん‼︎じゃあ久しぶりに2人で出かけようよ‼︎場所は或人さんが決めてね‼︎」
或人「えっ⁉︎」
祢音はいきなり無茶振りデートを振ってきたのだ。
或人「え……今から⁉︎」
祢音「当たり前でしょ⁉︎」 - 52二次元好きの匿名さん23/04/17(月) 22:00:46
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- 53二次元好きの匿名さん23/04/17(月) 22:06:43
>>52はミスですので気にしないでください
- 54二次元好きの匿名さん23/04/17(月) 22:19:55
飛電インテリジェンスからの帰り道…
景和「これってコマンドツインバックルみたいなの使って共鳴したらどうなるんだろ?」
景和はインストールされた共鳴のアップデートシステムについて疑問を口にしていた。
相性の良いバックルが望ましいがそうでないバックルでも共鳴の垣根が低くなったのは良いことである。相手の能力を使い、状況に応じて戦術も変えられるのだから。
飛彩との共鳴がうまく行ったのもあり、景和は積極的にあれこれ考える。
景和(そして……ソルド20さんと色んな思い出が増やせるように戦うんだ)
一方で道長は難しい顔をしていた。
景和「道長さんどうしたの?」
道長「俺はゾンビバックルしかねぇからな……まあ慣れてるからそれはいいが、問題はレーザーだ」
貴利矢が変身するレーザーターボはガシャットを変えて戦法を適宜変える。
景和「あー……それは……貴利矢さんの戦い方って結構難しいよね、乗りこなせるか……」
景和ももし相手が貴利矢になった時のことを考えると難しいなと思う。
そういう点があるので、まず慣れた相手から始めた方がよいと紗衣子は言っていた。戦い方をよく知っているからと。
その慣れた相手が道長にとっては貴利矢なのだ。
道長「……いや、乗りこなしてやるよ‼︎」
しかしやはりバックルが一つしかないのは痛手ではある。
場合によっては借りるしかないか、と道長は考える。
景和「うん、頑張って‼︎」 - 55二次元好きの匿名さん23/04/17(月) 23:00:17
道長「言われなくてもやってやる……っておい」
道長は目の前にジャマトが一体だけいるのを見つける。
景和「え?ジャマトが一体だけ?」
単騎出現したジャマトに景和は驚くと同時にある既視感を覚える。
景和(そう言えば一体だけで現れるジャマトって確か……)
景和がそう考えている時だった。
道長はジャマトのある点に気づく。
道長「あいつドライバーつけてるぞ⁉︎」
景和「本当だ‼︎」
何とジャマトはデザイアドライバーを装着していたのだ。
フィーバースロットレイズバックルとジャマトバックルがセットされたものを。
つまりそれはジャマトライダーに変身するということ。
ジャマトライダーは手強い相手で、一対一なら苦戦を強いられる。
だけれども……
道長(あいつの持っているフィーバースロットバックルを取れば……‼︎)
こんな好機はないと逆に道長は考え、デザイアドライバーを取り出す。変身される前にドライバーごと取らないと危険なのだ。
『SET』
道長「変身‼︎」
『ZOMBIE』
『READY FIGHT』
バッファは一気にカタをつけるため、ジャマトに向かって駆け出す。
景和「って……待ってよ道長さん‼︎」
景和も慌てて変身する。
『SET』
景和「変身‼︎」
『NINJYA』
『READY FIGHT』
タイクーンもその後を追う。
- 56二次元好きの匿名さん23/04/17(月) 23:23:48
タイクーン(このまま挑んだらまずい‼︎)
タイクーンは思い出していた。飛彩の恋人の小姫に擬態したジャマトとの戦いを。あの時もジャマトは単騎出現していた。
最もそれはラーニングのためで今回は違うかもしれないが。
バッファ「変身する前にそいつをよこせ‼︎」
バッファがジャマトからドライバーを取ろうとした瞬間だった。
ジャマト「……何で本当のことを言ったんだ?」
ジャマトが言葉を話したのだ。
バッファ「……っ⁉︎」
意味はわからない、だがどこか引っかかるのだ。
バッファの動きが止まった隙にジャマトは変身してしまう。
ジャマト「ジュラピラ……ヘン、シン」
バッファ「しまった‼︎」
何故自分が油断してしまったのかわからないバッファは叫ぶ。
タイクーン「やっぱりあの時と似たようなパターンなの⁉︎」
ジャマトライダー「……」
ジャマトライダーはフィーバースロットレイズバックルを操作し、マグナムジャマトフォームとなる。
ジャマトライダーはマグナムシューター40Xを持ち、銃撃で2人を襲う。
タイクーン「くそっ……いきなりかよ⁉︎」
この状況のまずさを知っているタイクーンはどうすべきか考えるが、当時敵対していて厄介さをあまり知らないバッファはジャマトライダーに勝負を挑む。
バッファ「ギーツの野郎に比べりゃ、こんなもの‼︎」
ジャマトライダーの銃撃をゾンビブレイカーで防いだり、角で弾いたりして接近戦に持ち込む。
そして、マグナムシューター40Xの銃身とゾンビブレイカーで鍔迫り合いになる。
しかしジャマトライダーの元々のスペックもあり、正面切っての力比べに中々勝つことができない。
バッファ「やっぱり厄介だな……っ‼︎」
ジャマトライダー「……本当のことを知らなかったら、俺は……」
その時またジャマトライダーがしゃべったのだ。
バッファ「何⁉︎」
タイクーン「まずい‼︎」
- 57二次元好きの匿名さん23/04/17(月) 23:40:09
バッファが再び油断した隙にジャマトライダーはゼロ距離で銃撃をバッファに食らわせる。
バッファ「ぐっ……‼︎何であいつの言葉が……⁉︎」
銃撃をくらい、バッファは数メートル飛ばされてしまう。
タイクーン「このっ……‼︎」
『NINJA STRIKE』
タイクーンはニンジャバックルのクナイスターターを引いてから押し込み直しニンジャストライクを発動し、風を纏ってジャマトライダーに突っ込む。
ジャマトライダーも負けじと銃撃し、攻撃がぶつかり合い爆発が起きる。
タイクーンは何とか無傷で立ち上がり、ジャマトライダーがどうなったか確かめようとした時だった。
タイクーン「え……?」
そこには自分と同じくらいの年齢の白衣を纏った青年がいたのだ。
その姿を見てバッファは驚く。
バッファ「……あいつは……っ⁉︎」
それは写真で見た貴利矢の親友の藍原淳吾そのものだったからだ。
バッファの動揺した姿を見てタイクーンは問いかける。
タイクーン「……道長さん、知ってる人?」
しかしバッファはタイクーンの問いかけには答えず、淳吾の姿に擬態したジャマトに駆け寄る。
バッファ「お前……何であいつの姿になってんだよ‼︎今すぐその姿でいるのをやめろ‼︎」
バッファは淳吾に擬態したジャマトに向かって叫ぶ。
タイクーン「道長さん……?」
その時、淳吾に擬態したジャマトは口を開く。
擬態ジャマト「このまま本当のことを知らなかったらさ、俺はあんなことにならなくて済んだのに……」
その姿に親友の姿が重なる。
『こんなはずじゃなかったんだ……』
バッファ「……っ‼︎お前はあいつの姿形を真似ただけの化け物だろうが‼︎」
擬態ジャマト「嘘だって言ってくれよ……俺まだ死にたくねぇよ‼︎」
擬態ジャマトはそう言うと再びジャマトライダーの姿となり、ブロイアームズを操り蔦でバッファを殴り飛ばす。
- 58二次元好きの匿名さん23/04/17(月) 23:52:48
銃撃のダメージにそのダメージが加わりバッファは強制変身解除してしまう。
タイクーン「道長さん⁉︎」
タイクーンは慌てて道長に駆け寄る。
道長「何で…あいつの姿に擬態したジャマトが……っ‼︎」
膝をつきながら道長はジャマトライダーを睨む。
タイクーン「ねぇ、誰なのあの人⁉︎道長さん知ってるんでしょ⁉︎」
道長「誰が答えるか‼︎」
タイクーンの問いかけに答えるのを道長は拒否する。
道長(藍原淳吾のことを知られる訳には……っ‼︎)
その時2人目掛けてジャマトライダーは蔦攻撃を繰り出そうとする。
タイクーン「しまった……っ‼︎」
蔦が目前に迫った時、バルキリーがジャマトライダーを蹴り飛ばす。
バルキリー「大丈夫か⁉︎君達‼︎」
タイクーン「刃さん‼︎俺は大丈夫だけど、道長さんが……」
唯阿に情けない姿を見られたからとかそう言う理由ではなく道長は叫んでいた。
道長「俺は何ともねぇよ‼︎」
とにかくこの場を取り繕いたかったのだ。
バルキリーはショットライザーでジャマトライダーを撃つ。
先程のタイクーンのニンジャストライクもあってかジャマトライダーはダメージを負ったらしく、どこかへと逃げていった…… - 59二次元好きの匿名さん23/04/18(火) 06:33:51
その後…
景和「……道長さん大丈夫?」
道長「だからさっきからそう言ってるだろ⁉︎」
唯阿「……」
唯阿は2人のやり取りを聞いて何かを察する。
唯阿「吾妻君、何を隠してるんだ?」
道長「‼︎」
何かを必死に隠そうとしているのは戦闘時から明らかだった。
景和「あのジャマトが擬態してる人のこと知ってるんでしょ?」
それは景和にも伝わっていた。
道長「そんなことどうでもいいだろ⁉︎」
唯阿「まあそうなると思ったよ、君から聞いても答えないだろうからな……」
唯阿がそう言った時だった。
貴利矢「あら、派手にやられたね。」
唯阿が呼んだのであろう、貴利矢が来てしまったのだった。
道長「おい、何でレーザーを呼んでるんだよ‼︎」
唯阿「君の手当のためだよ」
貴利矢「……」
貴利矢はその様子を見ると景和に話しかける
貴利矢「……狸君さ、どんなジャマトと戦ったの?変身するやつ?」
景和「変身もするけど……人間に擬態してるジャマトでした。」
ジャマトのことを聞き出そうとする貴利矢とそれに答える景和を見て道長は止めようとする。
- 60二次元好きの匿名さん23/04/18(火) 06:49:28
道長「タイクーン、余計なことを言うんじゃねぇ‼︎」
その様子を見て貴利矢はある確信を得る。
貴利矢「そいつ、あんたくらいの歳で、白衣来た奴じゃなかった?」
景和「あっ、そうですけど……何で分かるんですか?」
貴利矢「何か言ってた?」
景和「えっと、何で本当のこと言ったんだとか……」
道長「だから余計なこと言うんじゃねぇよ……‼︎」
道長は景和につかみかかろうとする。
貴利矢「道長、お前いい加減にしろ‼︎」
貴利矢に強く止められ、道長はその手を止める。
その様子を見て貴利矢はため息を吐く。
もう貴利矢はジャマトが誰に擬態しているのか分かったのだろう。
唯阿「九条先生、心当たりでもあるのか?」
貴利矢「まあね……とりあえずこいつは連れて帰るわ、興奮していて話にならないでしょ。おい帰るぞ」
道長「……」
貴利矢に促され、道長は黙って立ち上がる。
貴利矢「隊長さん、呼んでくれてありがとうね」
そして2人はその場から離れるのであった。
唯阿「九条先生が知っている人に擬態したジャマトか……」
景和「小姫さんに擬態したジャマトの時もそうでしたけど、擬態する元になる人に何か深い事情とかある時ってジャマト一体だけで現れるんですよね。だから……」
あの青年は貴利矢にとって何か深い事情があって、道長はそのエピソードを知ってしまったということになる。
唯阿「九条先生に深く関わる人が元ということか……」 - 61二次元好きの匿名さん23/04/18(火) 07:10:11
貴利矢(まさか自分まで狙われるとはね……散々恨み買ってるから仕方ないか)
貴利矢は冷静にそう考えるが、景和や唯阿の前で淳吾のことを言う気にはなれなかった。
やはり親友を死に追いやった事実を明らかにするのは自分の中でも避けたかったのだ。
道長「……」
道長は淳吾に擬態したジャマトのことを思い出す。
『このまま本当のことを知らなかったらさ、俺はあんなことにならなくて済んだのに……』
そこに重なった親友の姿。
そして更に重なるのは……
『……あのままジャマトになっちまえばさ、透と一緒に迷わずに全部ぶっ潰せたのに……なあレーザー……何でお前俺を治したんだ?』
かつて自分が貴利矢に言った言葉。
その件に関しては解決済みだが、傷を抉られる。
貴利矢「おい、道長。お前らが戦ったジャマトは淳吾に擬態していたんだろ?」
道長「……」
貴利矢「黙っていてもな、分かるんだよ」
全てを察した貴利矢に言われ、道長は口を開く。
道長「ああそうだよ……あのジャマトは藍原淳吾に擬態していた」
貴利矢「やっぱりね……本当に人の過去とか弱みとかでしか勝負できねぇんだなあいつら。今度は俺の過去かい。」
貴利矢は改めてベロバ達に対して呆れる。
貴利矢「いいか?あれはあくまでもジャマトで、淳吾に擬態しているだけだからな?また目の前に現れてもノせられるんじゃねぇぞ」
貴利矢は道長に忠告する。
- 62二次元好きの匿名さん23/04/18(火) 07:32:06
一方その頃……
大智「単純に自分にとってのトラウマになる過去を想起させる人物に擬態させたジャマトをぶつけている訳じゃないんだよね、今回は。」
大智は淳吾に擬態したジャマトを見ながら言う。
ベロバ「九条貴利矢への復讐もあるけど……九条貴利矢にとっての藍原淳吾は、この世界の幸せと不幸のバランスを教えてあげるにはうってつけなのよ。」
2人はそう言いながら笑う。 - 63二次元好きの匿名さん23/04/18(火) 13:05:59
貴利矢「とにかく、それよかお前にはやってもらうことがあるんだよ」
貴利矢はそう言いながら、3つのガシャットを取り出す。
戦う時に戦法を変えるためのガシャットだ。
貴利矢「紗衣子先生も言ってたろ、今度は相手の能力を使える。つまりお前は自分がガシャットを変えるたび能力が変わるんだよ。だからこれからこいつらはそれぞれどんなガシャットで、自分はどう考えて使い分けてるか教えてやるから耳の穴かっぽじって聞きな」
貴利矢が淳吾の話題から違う話題に変えたいのが伝わってくる。自分を気遣ってか、貴利矢自身が淳吾の話題を避けたいのか。
道長「……そんなもん速攻で覚えてやるよ‼︎」
その発言を聞いて貴利矢は笑顔になる。
貴利矢「じゃあまずこのガシャットから説明してやるからな」
貴利矢は自分が使い分けている3つのガシャットについての説明を始める。
一方その頃……
或人は祢音の無茶振りに頭を悩ませていた。
祢音「ねぇ、まだ決まらないの⁉︎」
或人「いきなり言われたらさ……」
悩み続ける或人に祢音は仕方なく助け舟を出す。
祢音「じゃあ……私が知らない或人さんが今まで思い出を作った場所に連れて行って」
或人「え?」
- 64二次元好きの匿名さん23/04/18(火) 18:09:01
唯阿「…というわけなんだがベロバの目的、お前にはわかるか?」
天津「そうだな…」
一方で唯阿は天津に今回のベロバの目的について相談していた
ベロバ達はいくら貴利矢に復讐したいからと言ってもいつものような嫌がらせでは意味はないことを知っているはずだ
それなのに今回このようなことをしてきたことに唯阿は不可解に思え、天津に相談していたのだった
天津「直接見てたわけじゃないから分からないが話を聞く限りだともしかしたら何か教えたいのかもしれない」
唯阿「教えたい?」
天津の推測に唯阿はオウム返しをする。
天津「ああ、何を教えたいのかまではわからないがその九条先生の知り合いの動きを見るに復讐よりも何か私達に教えたいことがあるのではないかと思えてね」
唯阿「そうか…、だが仮にそうだとしてもあいつらの教えることなんてろくでもない真実の可能性は高いな」
天津「ああ、だが彼女達はそれを知っている、こちらも覚悟したほうがいいかもな」
唯阿「そうだな…最悪ムカついたら共鳴でぶっ潰せばいいしな」
そう言ってショットライザーを見せる
唯阿と天津もベルトに共鳴のデータをダウンロードされ共鳴できるようになったのだ
天津「君は物騒だな、だが私もそうしとこう」
唯阿と天津はベロバたちがどんなことをやろうとしても潰すことを決めるのだった - 65二次元好きの匿名さん23/04/18(火) 20:16:55
更に悩む或人にイズも助け舟を出す。
イズ「或人社長、桜の時期は過ぎましたが、藍色のネモフィラの花が見頃だそうです。」
イズはそう言いながら都内のネモフィラという青い花が見られるスポットをスクリーンに映し出す。
或人「まるで空みたいだな‼︎よし、そこに行こう‼︎」
祢音「えっ?」
或人の過去を知りたくて自分が知らない或人の過去が知りたくて祢音は提案したのだったが、藍色の花畑とイズの助け舟もあったが或人が自分から行く場所を決めてくれたのが嬉しかった。
或人「過去や思い出は大切だけどさ、新しい思い出を作るのも必要なんだ。」
祢音「うん、ありがとう或人さん‼︎」
そして2人は束の間の休息を利用して、2人だけで出かけることにしたのだった。
祢音(藍色のネモフィラか……花言葉は可憐……可憐⁉︎或人さんまさか……‼︎)
こっそり花言葉を調べた祢音は密かに喜ぶのだった。
- 66二次元好きの匿名さん23/04/18(火) 20:24:46
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- 67二次元好きの匿名さん23/04/18(火) 21:59:06
天津「そういえば話は変わるが唯阿、最近ソルド20と景和君は仲良さそうにしてると聞いたが…」
唯阿「……天津、私はそろそろ子離れする時期なのかもしれない」
天津「いやよくわからないのだが…、というかなにがあったんだい?」
唯阿「色々あったんだ…色々と…」
そういう唯阿の目はどこか遠くを見ていた
天津「……なんだかわからないがわかった…?」
困惑しながらも天津はわかったとしか言えなかった…
一方でそのソルド20と景和は…
ソルド20「そうか、やはり厘がいなくて寂しいか」
さうざー「わん…」
ソルド20「安心しろ、いつか戻ってくる。それまでお前らは厘を迎えられるように元気にしていけ」
さうざー「わん!」
ソルド20「そうか、わかってくれたか」
景和(ソルド20さんとさうざーと仲良くしてるの和むなぁ…、いつか結婚したらこんな感じにペット飼って過ごしてみたり……ってけ、結婚って俺何考えて!?いやしたくないわけじゃないけどいくらなんでもまだ早いって!)
天津に訪問するときに唯阿についてきた景和はたまたま一緒来ることになったソルド20と天津の友達のさうざー達ロボット犬と戯れていた…
ソルド20「そういえば桜井景和、あれからお前の姉は元気にしているか?」
景和「へ!?え、ええ…いつものように元気にしていますけど…、最近話ソルド20さんとお話したいって言ってますね…」
ソルド20「私と?」
ソルド20の沙羅について聞かれたことで将来について考えていた景和は現実に戻ってくる
そして沙羅について報告するがどうやら沙羅はあれからソルド20に会って話したいそうだ
景和「はい、ソルド20さんが良ければですけど都合が良ければその…どうでしょうか…?」
景和は恐る恐るソルド20に聞く
ソルド20「別に構わないが…」
景和「そ、そうですか!ありがとうございます!」
ソルド20のまさかの了承に景和は嬉しそうにするのであった
ソルド20(私は合コンの件で怒られるか?それとも別の案件か?全くわからない…)
尚ソルド20はなぜ沙羅が会いたいのかよく分からずにいたのだった…
(単純に沙羅はソルド20とお話したいだけだが)
- 68二次元好きの匿名さん23/04/18(火) 22:18:34
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- 69二次元好きの匿名さん23/04/18(火) 22:54:18
とある都内のネモフィラ畑に到着した祢音は目の前に広がる藍色の花々を見て感激していた。
祢音「本当だ、すごい……空みたい‼︎」
或人「生で見ると本当にすごいな……」
或人も藍色の花々が織りなす空のような花畑を見て感心していた。
或人「なんかギャグの一つでも言いたいな……」
祢音「それは空色を通り越して真っ青になるからやめて」
案の定祢音に断られ或人はまたショックを受ける。
或人「そ、そんな……俺のギャグって……」
そんな或人を尻目に祢音はネモフィラの花に近寄る。
祢音「本当花言葉通り可愛い花だよね……」
祢音は期待を込めて或人に話しかけるが或人は花言葉など微塵も考えていなかったのだ。
或人「うん、そうだね」
祢音「それだけ⁉︎じゃあ私とこのお花だったらどっちが可愛いの⁉︎」
必死に訴える祢音に或人は慌てる。
或人「祢音ちゃんどうしたの?花と自分を比べるって……」
祢音「もう‼︎」
期待した私がおバカさんだったよと祢音は心の中で毒づく。
或人「なんか分からないけどごめん……」
祢音「やだ‼︎許さないんだから〜‼︎」
笑いながら祢音は軽く或人の頬をつまむ
或人「にぇ、にぇおんひゃん、ひゃめて……‼︎」
祢音「まあ……いっか‼︎今日は或人さんと新しい思い出が作れたしね‼︎」
その言葉を聞いて或人も笑顔になる。
或人「祢音ちゃんが喜んでくれたら俺も嬉しいよ‼︎」
その時、祢音は誕生日パーティーの会場に向かう時のように或人に体を寄る。
或人「祢音ちゃん……」
そのまま2人は藍色のネモフィラの花畑を見ていた。
祢音(こうやって色んな思い出を重ねて行きたいな……)
- 70二次元好きの匿名さん23/04/19(水) 07:09:37
一方で…
ベロバ「さぁ!またこのジャマトを使って暴れるわよ!」
そう言って淳悟に化けさせたジャマトを行かせる
大智「彼を通して正解を知ったらどんな反応するのか楽しみだね…、個人的には仲間割れがいいけど」
ベロバ「まぁその時はその時よ、少なくとも共鳴が起こるようなことはならないようになるけどね…!」
ベロバ達は淳悟に化けさせたジャマトを通して何かを教えたいようだったがその真実は天津の推測通りろくでもないものなのかもしれない
そして別の場所ではアズとアークもその真実とやらに知る
アズ「へぇ…、まさかそんなことが…」
アーク「ああ、私も初めて知ったがこれはこれで面白いな、故に今回はあえてベロバ達の好きなようにさせる。どうなるか見てみたいしな」
どうやら今回はアークはベロバたちのやることに興味がありあえて泳がせるようだ
それにアズも了承する
アズ「わかりました♪……そろそろ私達も戦いたいものですね」
アーク「お前のやることは予測できている。だが勝つのは私だ」
アズの宣戦布告にアークは勝つのは自分と答えその場を去る。それほどまでに彼には勝つ自信があったのだった
アズ「ふふ、流石アーク様。でも…私も勝算あるんですよね♪」
そして残ったアズも勝算があるらしく笑みを浮かべるのであった… - 71二次元好きの匿名さん23/04/19(水) 08:03:24
『……何で本当のことを言ったんだ?』
『……本当のことを知らなかったら、俺は……』
『このまま本当のことを知らなかったらさ、俺はあんなことにならなくて済んだのに……』
明らかな恨みや悲しみ、そして突然知らされた事実を知ってしまった後悔
『嘘だって言ってくれよ……俺まだ死にたくねぇよ‼︎』
そして、最後に行った死への恐怖と不幸が篭った言葉。
貴利矢の親友藍原淳吾に擬態したジャマトに遭遇して数日後、道長は1人で以前貴利矢に連れられて行った淳吾の墓前に立っていた。
道長「あんたは……レーザーのこと恨んでるのか?レーザーのせいでこんなことになったから……」
何も返事が返ってくるはずのない淳吾に語りかける。
道長「だが、レーザーだってな何年もずっと覚えているんだよ。あんたを踏み躙りたいからとかそういう理由であんたに本当のことを言ったんじゃない。だから、許せとは言わねぇがあいつのことを恨むのは……」
もう貴利矢のことを恨むのはやめて欲しいと道長は眠っている本物の淳吾に話しかける。
墓地を後にした時だった。
英寿「藍原淳吾の墓参りか?」
自分に貴利矢と淳吾のことを教えた英寿が現れる。
道長「何の用だよ、お前には関係ねぇだろ」
英寿「タイクーンから聞いたよ、レーザーの知り合いに擬態したジャマトに遭遇したってな。その時お前は……」
道長は咄嗟に英寿の胸ぐらを掴む
道長「ギーツ、まさかお前他の奴に藍原淳吾のこと言ってねぇだろうな⁉︎」
英寿「言ってない。タイクーンは興味があるようだったが下手に関わったらお前に潰されるぞと警告してやったよ」
英寿の言葉が本当かどうかは分からないが、とにかく淳吾のことが知られるのは避けたかった。
英寿「そんなにショックか、レーザーの過去が。親友に善意で本当のことを言って死に追いやってしまったことは」
道長「黙れ‼︎忘れたくても忘れられなくてずっと引きずって生きるなんてお前には分からねぇだろうな⁉︎」
英寿「悪いが、俺だって今までのことは忘れたりなんかしてないよ。ただ忘れられるならそれに限る」
道長「お前のことなんか知るか……とにかく、あいつの……藍原淳吾のことだけは……絶対に誰にも言える訳ねぇんだよ‼︎」
久しぶりに英寿に突っかかった道長は掴んでいた胸ぐらを話すとその場を後にする。 - 72二次元好きの匿名さん23/04/19(水) 08:25:18
英寿「言ってはいないがな……どうだった?タイクーン」
英寿に声をかけられ、物陰から景和が現れる
景和「……」
その表情はショックを受けた驚きと曇りで複雑なものになっていた。
景和「……貴利矢さんの知り合いのあの人は……貴利矢さんが望んでいないのにそんなことになってたんだ……」
誰かが誰かの命を奪うなどあってはならないことだが、貴利矢と淳吾のことを大まかに知った景和は黙り込む。
英寿「だから言っただろう、知ろうとするなら生半可な気持ちで踏み込んじゃいけないことだと」
景和「……俺、余計なことしちゃったかな」
だからあの時あんなに道長は様子がおかしかったのだと景和は理解する。
英寿「おそらくレーザーの過去をネタにベロバ達がレーザーに復讐しようとしてもレーザーは簡単にあしらう。これにはきっと……」
何か別の理由があるはずだ、と言おうとした瞬間だった。
貴利矢「スター様も狸君も人のことに興味津々だね……まあ他人の願いを知って、自分の願いとどっちが叶えられるべきか戦ってきたあんたららしいね」
突如現れた貴利矢に景和は驚く。
景和「貴利矢さん、俺達はそんなつもりじゃ……」
今までの戦いを否定するような貴利矢の言い方に英寿は思わず反論する。
英寿「それがデザイアグランプリだからだ。バッファだってそうやって戦ってきたんだ」
貴利矢「ふーん……だけどあんたらその大元の運営に対してどう思ってんの?この前の鏡先生の件とかさ。あんたらの願いを託していい相手なの?」
景和「それは……」
貴利矢「今回の件……自分への復讐だけならあいつらはもっと早く動くだろうさ。何でこんな遅くなってから仕掛けてくるかね?」
貴利矢自身も自分への復讐以外にベロバ達が何かを仕組んでいることは掴んでいた。
貴利矢「じゃ、自分はこれで。」
貴利矢はそういうと、その場をバイクゲーマで去っていく。
- 73二次元好きの匿名さん23/04/19(水) 09:15:13
その頃、街中にジャマト達が現れたとイズから或人は聞かされていた。
或人「皆に連絡しないと‼︎」
一方その頃……
淳吾の墓参りを済ませた道長は街の中を歩いていた。
道長「……」
その目の前にデザイアドライバーを装着したジャマトが現れる。
ジャマトバックルと、フィーバースロットバックルがセットされている。
それだけで道長はそのジャマトが淳吾に擬態したジャマトだと理解する。
道長「てめぇは……‼︎」
咄嗟にデザイアドライバーを取り出す。
相手は擬態しただけのジャマトだ。ならばこの手で倒すだけ。それだけなのに。
擬態ジャマト「何で嘘だって言ってくれなかったんだよ……」
道長「……っ‼︎」
再びジャマトの言葉に道長は動揺してしまう。
その隙にジャマトが攻撃を仕掛けようとしてくる。
しかし……
ガシャコンスパローの矢がジャマトのデザイアドライバーに当たり、ジャマトは怯む。
貴利矢「あーあ、だからノせられるなってあれほど言っただろ……ドライバーは落とせなかったか。」
貴利矢はガシャコンスパロー片手に、撃ち落としたフィーバースロットレイズバックルを道長に手渡す。
貴利矢「ほれ、ゾンビバックルだけじゃ手薄で困ってたんだろ?鴨がネギ背負ってきたもんだな」
貴利矢は笑いながら話しかける。
道長「お前……」
貴利矢「大丈夫だ、自分はあいつに惑わされないから。淳吾は……自分の親友は、自分が死に追いやったあいつだけなんだよ」 - 74二次元好きの匿名さん23/04/19(水) 12:18:34
その光景をベロバ達は見ていた
ベロバ「あ、始まったわよ。楽しみねえ…これからどうなるか」
大智「まぁ九条貴利矢は大方の予想通り特にあのジャマトに関してなんとも思ってないみたいだけどね」
ベロバ「まぁそれは残念だけど、私達の目的は別なんだから気にしなくてもいいじゃない」
大智「それもそうだね」
ベロバ達は本来の目的の達成までしばらく遠目からニヤニヤと見ているのであった
アズ「あのおばあちゃん達、目的自体は面白いのに毎回芸が無いわね〜、なんか見てて飽きてきちゃう」
そしてそれをまた別の場所にいるアズにも見られているのだが当のアズからは同じような作戦と見られていたため飽きていた
- 75二次元好きの匿名さん23/04/19(水) 14:40:42
ジャマトに向かって貴利矢は話しかける。
貴利矢「まあいいか、折角の貴重なバックルわざわざ持ってきてくれたんだから、あんたの言葉聞かせてもらおうじゃないの」
ジャマト「……」
ジャマトは淳吾の姿に擬態する
唯阿「あれは…‼︎九条先生の知り合いに擬態したジャマトか⁉︎」
天津「九条先生一体何を……」
ちょうどその場に唯阿と天津が到着する。
貴利矢「見事に淳吾に擬態したもんだね。で?あの勘違い女王様のことだ。自分に恨み言言ってこいって言ったんだろ?」
貴利矢は親友に擬態したジャマトに淡々と話しかける。
擬態ジャマト「何で本当のことを言ったんだ?本当は俺を殺したかったんじゃないのか?そうやって俺を殺して不幸にして…‼︎今お前はドクターになって自分だけ幸せになってるのか?」
貴利矢「……」
親友に擬態したジャマトの言葉を貴利矢は黙って聞いている。
唯阿「九条先生、一体何があったんだ?」
天津「おそらく過去に何かがあったのは分かるが……」
淳吾に擬態したジャマトの言葉に我慢できなくなった道長は割って入ろうとする
道長「違う‼︎そういう……」
しかしそれを貴利矢が止める。
貴利矢「お前の気持ちはわかったよ……あら、2人とも来てたの」
貴利矢は唯阿と天津に気づく。
貴利矢「確かにあの時は自分もまだ若過ぎてゲーム病の親友に何をしてやったらいいのか分からなかった。だから色んなことをしてゲーム病のことを調べたさ。あの時はまだゲーム病が明らかになってなかったからな。
それを馬鹿正直に命に関わる病気だって親友に告知したもんだからあいつは自暴自棄になっちゃってさ、そのまま事故に遭って……間違ったことをしたと今も思ってるよ。
だけどさ、ゲーム病に感染していたあいつの体組織とかからリプログラミングの着想を得て色んな人を救ってきたんだ。リプログラミングの研究をしたいからあいつを死に追いやったわけじゃない。」
とうとう貴利矢は自分の過去を明らかにする。
- 76二次元好きの匿名さん23/04/19(水) 15:01:08
擬態ジャマト「結局俺を不幸にしてその不幸を違う奴の幸せに変えているだけじゃないかよ‼︎」
しかし擬態ジャマトは貴利矢に向かって叫ぶ。
一方唯阿や天津は貴利矢の過去を知り、衝撃を受けていた。
そんな暗い過去があったとは、と。
貴利矢「平たく見たらそうなのかもな。結果的に自分は淳吾を不幸にした。それから淳吾の体組織とかからリプログラミングを考えた。そしてリプログラミングで治療をして誰かを幸せにしたんだからさ。」
擬態ジャマト「そうだろ⁉︎じゃあ何で平然としていられるんだよ‼︎」
貴利矢「どんな過去があっても自分はドクターだからだよ。最初は淳吾の無念を晴らすために真実ばかり追ってドクターとしての役割を果たさなかったさ。だけどな、淳吾とのことがあった分、救いたい奴がいるんだったら救うって決めたんだ」
貴利矢はドクターとしての自分、そして奥にある自分自身の思いを口に出す。
道長「……」
貴利矢「だから俺は……自分は淳吾のことを背負って生きていくんだよ‼︎」
- 77二次元好きの匿名さん23/04/19(水) 19:27:28
貴利矢の言葉を聞いていた道長は貴利矢の覚悟を聞いて自分のことを思い出す
自分は親友を当時参加していた仮面ライダー達に間接的だが殺された、それ故に仮面ライダーそのもの、そしてそんなライダーを産んだデザイアグランプリを憎んでいた
だが唯阿や貴利矢、他のライダー達と出会って、そしてベロバ達の元から離れるきっかけとなった透の思いを聞いて、その考えはなくなった
それも同じような思いをした貴利矢が自分に必死に寄り添おうとしてくれたからだ
そんな貴利矢が親友に化けたジャマトと戦おうとしている
なら自分がやるのは1つだ
道長「おいレーザー、俺もやらせろ」
貴利矢「道長…?」
道長「こいつにやられた借りは返さないと気がすまないんだよ」
貴利矢「……そ、じゃあお言葉に甘えて。隊長さん達もそれでいいよね?」
貴利矢は唯阿達に聞く。それはこいつらは自分たちでやりたいということだった
その意志を汲み取り唯阿達も許可する
唯阿「ああ、だがやるなら徹底的にやれ!負けは許さないぞ」
天津「私もいいかな、君達の覚悟しかと見せてもらうよ」
道長「言われるまでもねぇ、行くぞレーザー!」
貴利矢「まったく…、思い詰めたりやる気出したり大変だねお前」
道長「うるせ!」
『SET FEVER!!』
『爆速バイク!』
そして道長と貴利矢はベルトを巻き、道長は右にフィーバースロットに左はゾンビバックルをセットし、レーザーは爆走バイクを起動する
そして…
貴利矢「ゼロ速」
貴利矢・道長「変身!」
『NINJA』
『HIT NINJA』
ガッシャット!ガッチャーン!レベルアーップ!
『爆走 独走 激走 暴走 爆走バイク!!』
道長はフィーバースロットバックルのゴールデンレバーを引いてニンジャフォームを引き当て、バッファニンジャゾンビフォーム、貴利矢はレーザーターボバイクゲーマーレベル0へと変身する
レーザーターボ「さぁて…、ノリノリで行くぜ道長?」
バッファ「言われるまでもねえ!」 - 78二次元好きの匿名さん23/04/19(水) 19:34:53
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- 79二次元好きの匿名さん23/04/19(水) 22:21:42
淳吾に擬態していたジャマトが倒されそうになりベロバや大智は焦る。
貴利矢の態度から倒されるのは時間の問題だったが、デザイアグランプリの願いにまつわる秘密を明らかにして仮面ライダー達を混乱させ、仲間割れなどを引き起こして簡単に強化された共鳴を起こさせないようにしてやるつもりだったのに。
ベロバ「ちょっと待ちなさい⁉︎レーザーはまだしも何でバッファまで⁉︎」
大智「しかもあの組み合わせ……まずい‼︎」
計画の破綻を察知した2人は高みの見物をしつつ頃合いを伺うと言う作戦を変更する。
何が何でもこの作戦は成功させなければならないのだ。 - 80二次元好きの匿名さん23/04/19(水) 23:14:07
一方その頃……
大我「だから俺のガシャットは……って話聞いてんのかナーゴ‼︎」
大我から自分が変身した時の能力について説明されていた祢音だったが、先日の或人との2人きりの時間を思い出していた。
祢音「あっ、ごめんなさい‼︎」
大我「どうせゼロワンとのこと考えてたんだろ。てめぇらしいちゃらしいが。」
大我に指摘され、祢音は反論する
祢音「なっ‼︎私だってこれからのことちゃんと考えてるよ‼︎」
大我「だったら話をちゃんと聞け。ただ銃火器ぶっ放してるだけじゃねぇんだからな。てめぇが自分の生きる意味を見つけるって言ったんだろ」
祢音「うん……」
そんな祢音のスマホには先日見た藍色のネモフィラの花言葉についてのページが表示されていた。
『可憐』の他に、『あなたを許す』ともそこには書かれている。
そんな時だった。
ニコ「大我大変だよ‼︎街にジャマトが出たって‼︎」
大我「何だと⁉︎まだ諦めてねぇのかよあいつ……‼︎」
祢音「私たちも行かなきゃ‼︎」
そして3人はジャマトが現れたという場所に急ぐ。 - 81二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 00:00:15
>>78はレス間違えです!すみません!
- 82二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 02:33:02
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- 83二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 02:33:16
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- 84二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 02:33:27
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- 85二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 02:33:40
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- 86二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 02:33:53
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- 87二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 02:34:12
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- 88二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 02:34:39
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- 89二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 02:35:01
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- 90二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 02:35:11
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- 91二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 02:49:00
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- 92二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 02:49:12
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- 93二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 02:49:23
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- 94二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 02:50:03
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- 95二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 02:50:16
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- 96二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 02:58:12
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- 97二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 02:58:23
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- 98二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 02:58:36
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- 99二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 02:58:49
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- 100二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 02:58:59
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- 101二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 06:20:07
本来なら仮面ライダー達が集まったところに現れて暴露するつもりだった。
しかしあの場には4人しかいない。
それも暴露してもあまり影響のない面子しかいないのだ。
大智「……どうする?僕たちが変身して行く?」
しかし何回も辛酸を舐めさせられている大智やベロバは思い悩む。
変身して戦って勝つことができるのか、と。
その時だった。
アズ「ベロバ、あなた前これで変身しようとしたわよね?
じゃあやってみなさい」
いい加減ベロバ達のやり方に飽き飽きしていたアズがヴィジョンドライバーを取り出す。
ベロバ「アズ、あんたそれどこで……」
アズ「これはあくまでも模造品。アーク様の精製能力でコピーできるかやってみたけど、創世の女神へのアクセスは到底無理だし、一回変身に使っちゃうと壊れる。でもグレア2だったら勝てるかもね?」
アズはヴィジョンドライバーの模造品をそう言いベロバに渡す。
アズ「指紋認証は解除してあるから安心してね♪」
- 102二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 06:46:21
一方でバッファ「うおらぁ!」
レーザーターボ「おお、ちょっと速く動けてるんじゃない?流石新しい共鳴」
バッファは共鳴によってレーザーターボのように身軽に動けるようになっておりその身軽さを利用しニンジャデュアラーシングルブレードを豪快に振り回しながら擬態ジャマトを斬りつける
それにレーザーターボは関心していた
レーザーターボ「ほんじゃまぁ…自分も!」
そしてレーザーターボも見てるだけじゃなくニンジャフォームの能力である分身とゾンビフォームの能力である毒を足蹴しながら飛ばし擬態ジャマトに大ダメージを与える
レーザーターボ「おお、これすごいな!流石紗衣子先生!」
バッファ「俺のおかげでもあるだろうが!」
レーザーターボ「まぁな、このままどんどん行くぜ!」
バッファ「当然だ!」
『シャカリキ!スポーツ!』
そしてバッファはサイドフィーバースロットを抜きゴールデンレバーを引いてまた新しいフォームへとなりレーザーターボもシャカリキスポーツを起動させる
そして唯阿達はその光景を見て安心をする
唯阿「あの二人ならもう大丈夫だな」
天津「ああ、さて私達は…」
そう言って唯阿達は別の場所へと向くそこには>>101からここに来たベロバ達が来ていたのだ
ベロバ「あんたら…!」
唯阿「お前たちの目的はある程度わかっている。どうせ自分たちの知ってる情報でこっちの絆を壊そうとしてるとかだろ?」
大智「へぇ…、そこまで知ってるんだ」
大智は平然を装うが内心慌てていた、なにせただでさえ敵は強くなっているのにこれ以上は手出しできないしそもそもこのメンバーでは対して暴露してもあまり意味がないとなると思ったからだ
それを知ってか天津は言う
天津「君達がどんな真実を言おうと、少なくとも私と唯阿はここで止まるつもりはないよ。それにたとえそれが真実でも君達が人を傷つけるのは変わらないからね」
そう言って二人はベルトを巻く
天津「故に彼らの邪魔をさせない。それに君達もいい加減別の作戦のやり方を考えたらどうだい?毎回毎回同じようなやり方で私達も飽きてきた。天丼が許されるのは3回までらしいよ」
ベロバ「うるさい!」
そしてベロバはアズから渡された模造されたヴィジョン、大智はデザイアドライバーを巻き、アークバックルとモンスターバックルをセットする
- 103二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 06:46:35
唯阿「お前…アズから複製されたのを渡されたな?」
ベロバ「ええ…!あんたらを潰すせればなんでもいいわ…!」
天津「そのなんでも利用する考えるは正直関心するよ、それはそれとして倒させてもらうけどね」
『GLARE2, LOG IN』
『SET』
そして唯阿達もプログライズキーとゼツメライズキーを起動させる
『ダッシュ!』
『ゼツメツEVOLUTION』
『ブレイクホーン』
唯阿・天津・ベロバ・大智「変身!」
『ショットライズ!ラッシングチーター!』
『Try to outrun this demon to get left in the dust.』
『パーフェクトライズ!The golden soldier THOUSER is born. Presented by ZAIA.』
『INSTALL』
『I HAVE FULL CONTROL OVER, GLARE2』
『Will be extinct.ARK』
バルキリー「お前らのいつものくだらない遊びをさっさと終わらせる!」
サウザー「ついでに私達の共鳴の実験相手になってもらおうか!」
グレア2「言ってろ!」
ナッジスパロウ「へぇ、それは楽しみにしてるよ!(こいつらも共鳴できるようになったのか…!?ならまずいな…!)」
『READY FIGHT』
そしてこちらも戦闘を開始する - 104二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 07:48:00
デザグラの願いのカラクリは陸上大会の時冴さんいる時にバラした方が効果的じゃないかと後から思った(ゲス顔)
- 105二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 07:48:12
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- 106二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 07:48:36
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- 107二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 07:49:24
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- 108二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 07:49:35
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- 109二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 07:49:57
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- 110二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 07:50:09
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- 121二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 08:01:02
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- 122二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 08:01:15
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- 124二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 08:01:41
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- 125二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 08:01:52
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- 126二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 08:02:10
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- 127二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 08:10:08
擬態ジャマトが変身したジャマトライダーと戦うレーザーターボとバッファの元に辿り着いた或人は感心していた。
或人「やっぱすげぇ……‼︎」
簡単だがその一言しか出なかった。
だけれども自分たちの努力の結晶がこうやって形になっているのはとても嬉しかった。
夢へと飛ぶことができるのだから。 - 128二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 09:31:21
一方でバッファ達はジャマトライダーに優勢に立ち向かっていた
バッファ(モンスターゾンビフォーム)「くらいやがれ!」
そう言ってモンスターグローブからスポーツゲーマの使う車輪型エネルギーをジャマトライダーにぶつける
レーザーターボ(スポーツバイクゲーマーレベル0)「お!やるねー!勉強の成果出てるんじゃない?」
バッファ「まぁな!」
バッファ(マグナムゾンビフォーム)「おらよ!」
バッファは共鳴により強化されたマグナムシューターのタクティカルブラストを使って連射で更にダメージを与える
レーザーターボ(ジェットバイクゲーマーレベル0)「じゃあ自分も!」
そしてレーザーターボも負けじと更に攻撃を加える
そして双方の攻撃によりジャマトライダーはボロボロとなっており、バッファとレーザーターボはそれぞれ基本形帯に戻る
レーザーターボ「さぁて…そろそろ終わりだね」
バッファ「てめぇはここでぶっ潰す!」
そしてレーザーは爆走バイクガシャットをキメワザスロットホルダーに、バッファはゾンビバックルを操作する
『ZOMBIE STRIKE』
『爆走!クリティカルストライク!』
バッファ「ハァァ!」
レーザーターボ「おらよ!」
ジャマトライダー「!?」
そして二人は足にエネルギーを溜めそのままライダーキックをぶつける
対するジャマトライダーも必殺技で塞ごうとするがすでにボロボロのと相手の方が行動が早くそれができず二人の必殺技を受けてしまう
レーザーターボ「……やったな道長」
バッファ「ああ…」
二人の短いそのやり取りの中ジャマトライダー爆散するのであった…
- 129二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 13:07:08
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- 130二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 13:07:25
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- 131二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 13:07:36
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- 132二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 13:07:48
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- 133二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 13:08:29
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- 134二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 13:10:30
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- 135二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 13:10:43
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- 136二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 13:11:22
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- 137二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 13:11:49
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- 138二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 13:12:01
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- 139二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 13:12:28
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- 140二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 13:14:30
貴利矢「……」
変身解除した後貴利矢は自分の親友に擬態したジャマトがいた場所を見ていた。
やはり割り切っていたとは言え、自分の親友に擬態した個体を倒すのは胸糞悪いのだろう。
貴利矢「……こいつは、お前の親友に擬態したジャマトみたいにコアIDから生まれてないから、リプログラミングを使ってもああいうことにはならないんだ。」
リプログラミングを使えばジャマトライダーの変身を解除するか消滅してしまうだけだ、と貴利矢は言う。
道長「分かってるよ」
或人は近寄ろうとするが、2人の会話の内容からさっき戦っていたジャマトに何か事情があったのだと察し、足を止める。
貴利矢「でもいいんだ、お前と違って自分は自分の手で親友を間接的に殺したようなもんだ。さよならを言い合う時間なんて望む資格はないんだ。ただ自分はあいつの…淳吾の思い出やあの時のことを背負って前に進むしかない。」
道長「……」
だからこそ自分と自分の親友にさよならを言える時間を与えたかったのだろうか。
貴利矢「まあ、過ぎてしまったものはどうしようもない。その分前に進むしかないんだ。お前には気を遣わせて悪かったね。」 - 141二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 18:10:52
ベロバ「嘘でしょ!?全員来る前に倒された!?」
バルキリー「そうだな、あと隙がありすぎだ」
ベロバ「がっ!?」
バルキリーはサウザーとの共鳴によりスペックが大きく上がりいつもの倍のスピードでベロバに射撃を食らわしていた
サウザー「君達の知る真実は少しだけ興味あるけどここで倒さしてもらう!」
ナッジスパロウ「舐めるなよ!おっさんが!」
サウザー「私は永遠の24歳だ!」
ナッジスパロウ「ぐっ!」
そしてサウザーも共鳴によりスペックが大幅に上がっておりナッジスパロウを追い詰めていた
バルキリー「本当に誰でも共鳴できるようになったらしいな。その相手がお前なのは不服だがな」
サウザー「そうかい?私は最高だけど」
バルキリー「そうか、なら最悪だな」
そんなやり取りをしてる二人だったがその時他のライダーたちも来る
エグゼイド「みんな大丈夫か!?」
ナーゴ「助けに来たよ!…ってしなくても良さそうだけど」
スナイプ「お前らも毎回飽きないな、それで今回は何しに来たんだよ」
次々に来た仮面ライダー達にベロバは焦るがすぐに当初の目的を果たせると考え仮面の下でニヤつく
ベロバ「ふふ、それじゃ或教えてあげるわ私達が来た理由」 - 142二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 18:25:57
>>141の少し前
或人「あの……」
気まずそうに或人は2人の目の前に現れる。
貴利矢「おっ‼︎飛電の社長さんじゃん。あんたも毎回大変だね‼︎」
先程の態度から一変して貴利矢はいつもの調子に戻る。
或人「いや、俺は……」
どう声をかけていいのか分からなかった。
貴利矢「見てたんでしょ?自分らの晴れ舞台」
或人「え、そうですね‼︎あんなにパワーアップするなんて‼︎」
話題を変えられてしまい、或人はそれに乗るしかなかった。
道長「……」
というのも道長からさっきの話に触れてくれるなという空気が漂っているからだ。
そこに英寿と景和も駆けつける。
景和「2人とも、さっきのジャマト倒したの?」
貴利矢「うん、バッチシね」
事実を知ってしまった景和は恐る恐る尋ねる。
景和「でもあの人は……」
英寿「タイクーン、本当にバッファに潰されるぞ」
貴利矢の親友の件について景和は触れようとしてしまい、それを英寿に止められる。
英寿(レーザーの過去……何を言っても聞かないバッファを大人しくさせるために言ったが、まさかここまで効くとはな……)
あんなに憎悪をぶつけていた道長に貴利矢の過去を聞かせてやった時のことを英寿は思い出していた。
貴利矢「まあまあ……今回の件、何か違う目的があると思うんだよ。あのジャマト、幸せや不幸を繰り返して言っていたのが引っかかる。それ関連で何かぶちまけてやろうって魂胆なんじゃないの?とにかく、あの勘違い女王様から聞かせてもらおうじゃないの」
- 143二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 19:47:12
>>141(訂正:ベロバじゃなくてグレア2でした)
グレア2「あなた達はデザ神になったら創世の女神の力によって世界をその願い通りにすることは知ってわよね?」
バルキリー「ああ、お前らの時代の技術のものだろ?それがどうした」
ナッジスパロウ「それは半分正解かな?」
サウザー「半分?もう半分は違うのか?」
グレア2とナッジスパロウの言葉にバルキリー達は首を傾げる。
デザイアグランプリが持っている創世の女神、それは世界を変える力を持っている羽が生えた女性の石像である
今までライダー達はそれも未来の技術で作られたものだと思っていたがどうやら違うらしい
なら創世の女神とは何なのか?
その疑問にグレア2は答える
グレア2「その前にあなたあなた達は幸福の量って決まってるの知ってる?」
バルキリー「幸福の量?なんだ宗教の話か?悪いが興味ないな」
グレア2「あら?かなり大事なのよ?特にデザイアグランプリで優勝した際にね」
バルキリー「デザイアグランプリに優勝した際に?どういう意味だ!?」
バルキリーはショットライザーを構えながら聞くがサウザーはどこから引っかかていた
サウザー「幸福の量、世界そのものに干渉…、そしてベロバ達がこの状況で話す…まさか…!?」
スナイプ「あ?なんかわかったのか?」
ナッジスパロウ「どうやら彼は正解に気づいたらしいね」
サウザーがその答えにわかるとグレア2達は仮面の下でニヤつく、それは最悪の答えの始まりだからだ
グレア「サウザーは気づいたんだ、いいわ教えてあげる、デザイアグランプリでデザ神なった際に願いにはあるエネルギーが必要なのよ」
ナーゴ「エネルギー?」
グレア2「ええ、デザイアグランプリに巻き込まれた犠牲者達の幸福というね」
- 144二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 20:44:26
ナーゴ「え…」
グレア2から出た言葉にナーゴは絶句してしまう。元々彼女は創世の女神の手により生まれた存在である
そんな彼女が他人の幸せを奪って生まれたと聞かされたらショックも大きいだろう
スナイプ「おいナーゴ!しっかりしろ!おい!」
そのショックにナーゴは立ちすくみそれにスナイプは心配して声をかける。それを見てグレア2は嬉しそうにさらに続ける
グレア2「そしてそんな創世の女神の正体はね、ギーツ、浮世英寿の母親なのよ?」
英寿「……なんだと?」
そしてその場に来た英寿もそれを聞いてしまう
それにグレア2は気づく
グレア2「あら来てたのね、まぁいいわ詳しく教えてあげる。あなたの母親、ミツメはこの時代、というより2000年前にあなたを産んだ。けど本来なら未来人と現代人では体の構造が違うから子供なんて作れないのよ。本当ならね
だけどあなたの母親は子供を望んだ、その結果かもしくはそれよりも少し前からか願いを叶える力に目覚めた。それによりあなたが生まれたのよ、まぁその後当時のエグゼクティブプロデューサーに目をつけられて石像に変えられたんだけどね」
英寿「そんな…母さんが…」
永夢「英寿さん…、ベロバ、お前…!」
グレア2から告げられた衝撃的な真実に英寿もショックを受けてしまう。そんな彼を初めて見て永夢はベロバに怒りをぶつける
グレア2「あはは!何!?私が悪いって!?残念私は真j…ぐは!?」
グレア2が言ってる最中だった、グレア2は思い切り吹き飛んだ
それはなぜか…答えは簡単だった
バルキリー「もういい、お前は黙って私に殴られてろ」
バルキリーが超高速でグレア2を殴り飛ばしたからだ
サウザー「ああ、ついでに君もな!」
ナッジスパロウ「がは!?」
そしてサウザーも負けじとナッジスパロウを殴る。その拳は怒りで震えていた
バルキリー「天津あのときのことは覚えてるな」
サウザー「ああ、ムカつきが収まるまで殴り続けるか」
二人はその怒りを胸に悪意の二人を追い詰めに行く - 145二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 21:11:59
貴利矢「なるほどね……だからわざわざ淳吾に擬態したジャマトを用意して淳吾の幸福を奪って不幸にして自分の幸福に変えたってことを言って、デザイアグランプリ関連の秘密をバラすつもりだったわけ?」
バルキリーに殴られ続けているグレア2に向かって貴利矢は1人冷静に言う。
バルキリーの猛攻に晒されながらグレア2は貴利矢を捉える。
グレア2「そういうことよ……‼︎ でもあんたはゲーム病でもデザイアグランプリでも関係ないところで友達の人生を終わらせてあげたのはいいんじゃない?誰の幸せにも変換されないんだから‼︎でも天国に行く前にあんたに地獄に叩き落とされて、あんたに幸福を奪われて生きる幸福を失って不幸になったのは変わらないけどね‼︎」
グレア2は往生際悪く貴利矢に向かって吠える。 - 146二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 21:46:51
景和「……」
デザイアグランプリの真実を知り、景和も愕然としていた。
ジャマトに殺された両親の幸福、それがデザ神になるプレイヤーの願いを叶えるエネルギーに変換されたということになってしまう。
ならば何回もデザ神になっている英寿は、と考えると景和は拳を強く握りしめる。
失意の中にいる英寿。自分が叶えた願いは犠牲者の幸福によって成り立つということも失意に落ちた原因の一つだ。
景和(英寿は悪くないんだ、悪いのは……)
デザイアグランプリのシステムだ、と頭の中では景和は分かっていた。だが感情は簡単に整理がつかない。
その時だった。
飛彩「景和、じゃあお前は浮世英寿を責めるか?」
遅れてやってきた飛彩が声をかける。
景和「英寿は悪くないのは分かってるよ……だけど、俺の両親は、誰かの幸せのために犠牲にされて……それに俺の願いが叶ったら……‼︎」
デザイアグランプリで犠牲になった人々を復活させる、それにはどれだけの人の幸福を奪うことになってしまうのか。
飛彩「……過去は変えられない、誰かの幸福で願いを叶えるのではなく、自分の手で未来を変えるしかないだろう。そもそも切除しないとならんのは、デザイアグランプリのシステムじゃないのか?」
景和「……」 - 147二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 21:49:57
貴利矢「そうだな…たしかに自分は地獄行きかもな」
グレア2「そうで…ぐは!?」
バルキリー「老害はよく喋るな、聞いててイライラする」
貴利矢「けど少なくとも今の自分よりあんたのほうが不幸一直線な気がするけど?」
サウザー「ふん!」
ナッジスパロウ「ぐあ!?お、お前…!」
サウザー「少し黙ってもらおうか、今の私は機嫌が悪いんだ。だから君はサンドバッグにでもなっててくれ」
ナッジスパロウ「がは!?」
貴利矢に尚も煽ろうとするベロバだったが怒りに燃えているバルキリーに殴られ中断する
そしてナッジスパロウも同じく怒りに燃えているサウザーに殴られていたのだった
グレア2「な、なんで…あんたらが怒るのよ…!?意味わからないんだけど…!?」
バルキリー「お前らは私の仲間を傷つけた、それが真実でも自分たちが楽しめればいいと思ってわざとな。だからそれがムカついたから殴る。それだけだ」
サウザー「私もだよ、彼らを傷つけて生きて帰れると思うなよ?」
グレア2の疑問にバルキリーとサウザーは平然と答える。
たしかに彼女の言うことは真実なのだろう、それは否定することも肯定することもできない。だがそれを悪意を持ってバラまくというのが彼らにとっては許せるものではなかった、だから彼は怒っているのだ。彼らの非道に、彼らがしでかしたことに
グレア2「が!?ぐ!?うあ!?」
ナッジスパロウ「ぐあ!?が!がふ!?」
二人の猛攻にグレア2とナッジスパロウはただ殴られ続けられた
アークゼロワン「もうその辺にしてあげたら?」
アークゼロワンがその場に来るまでは…
- 148二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 22:41:19
バルキリー「!アズ…!」
アークゼロワンの突然の登場に皆驚くがすぐにアークゼロワンに攻撃しようとする
しかしアークゼロワンは素早く動きバルキリーとサウザーからグレア2とナッジスパロウを回収する
アークゼロワン「さて、あなた達のやり方そのものは飽きるけど今回は面白い反応見れたから今回は許すちゃう♪ということでバイバイ♪」
バルキリー「待て!」
バルキリーはショットライザーでアークゼロワンを撃つがそれよりも早くアークゼロワンは去るのであった
バルキリー「逃げるな!この外道共!」
サウザー「私達の怒りは収まってないぞ!」
貴利矢「あ、ちょっと落ち着けって!道長も抑えるの手伝え!」
道長「わ、わかった!」
逃げたアークゼロワンを追いかけようとバルキリー達を貴利矢達が必死に抑えるのであった
一方で或人は祢音の元へ、永夢は英寿の元へといた
或人「祢音ちゃん…」
祢音「或人さん…私…私…!」
或人「……」
永夢「英寿さん…」
英寿「……悪い、今は一人にさせてくれ」
祢音は或人に抱きつき、自分の生まれたのその業に悲しみ抱きつくことしかできず、英寿はショックからか一人何処かへと去るのであった…
一方でアークゼロワンはベロバ達をアジトまで逃していた(そしてグレア2は変身解除しベロバに戻る)
グレア2「ハァ…ハァ…!あんたどういうつもり!?私達を助けて!?」
アズ「うーん、さっきも言ったけどあなた達のさっきのデザイアグランプリのシステムの暴露面白かったから助けたというのが一つね」
大智「一つ?なら何こかあるのかい?」
大智の疑問にアズは笑顔を浮かべ答える
アズ「ええ、あなた達にも手伝ってもらいたいことがあるのよ」
そう言ってアズが取り出したのは冴と滅が写ってる写真だった
ベロバ「滅!?あいついないと思ったらロポのとこにいたのね…!」
アズ「ええ、私も調べてびっくりしたわ」
大智「それで僕達に何をしろと?」
アズ「決まってるじゃない。あなた達がやったことをこの狼ちゃんが出る大会でもやるのよ」 - 149二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 22:45:40
(アークゼロワンが現れる前)
景和「そんなこと無理でしょ……」
デザイアグランプリのシステムを変えろと言われ景和は訳が分からなくなる。
飛彩「確かに方法は分からんが……可能性を探るのも悪くはない。」
飛彩らしかぬ運任せな思いつきの発言に景和は驚く。
飛彩「俺はあの時親父にスポンサーの話が来た時、カードを渡された。だが小姫を甦らせることは書かなかった。それは誰かの幸福と引き換えに自分が幸福になりたいからじゃない。俺自身の手で小姫を取り戻す可能性を信じているから、俺自身の手で成し遂げたいからだ‼︎だから何か方法を探すんだ。世界平和って言うお前の願いを叶えたいなら‼︎」
景和「飛彩さんもそんなこと言うんだね……」
飛彩の台詞に思わず景和は少し笑う。
- 150二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 23:09:15
次回予告風SS
傷ついた祢音をなんとか励まそうとする或人は…
或人「冴さんの走り見て元気だそうぜ!」
祢音を誘って冴が出る大会を観戦することに!
だが…
ベロバ「ロポ?あなたにも、いや他の人にも教えてあげるわデザイアグランプリについてね?」
冴「やめろー!」
ベロバ達に大会が狙われる!
そして滅もアークグランプリの参加者に狙われることに…!?
アズ「見ーつけた♪」
大智「君を倒させてもらうよ」
滅「くっ…!お前ら…!」
その時、冴は、滅は…、そして或人達が出す結論は!?
滅「貴様らを滅ぼす!」
冴「あんたは絶対に許さない!」
或人「今日だけの特別チームってな!」 - 151二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 23:26:50
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- 152二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 23:27:00
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- 153二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 23:27:13
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- 154二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 23:27:27
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- 155二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 23:27:40
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- 156二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 23:27:52
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- 157二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 23:28:04
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- 158二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 23:28:17
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- 159二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 23:28:29
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- 160二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 23:28:42
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- 161二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 23:28:54
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- 162二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 23:29:06
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- 163二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 23:29:19
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- 164二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 23:29:31
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- 165二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 23:29:44
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- 166二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 23:29:56
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- 167二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 23:30:08
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- 168二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 23:30:20
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- 169二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 23:30:32
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- 170二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 23:39:55
ベロバ達から明かされた衝撃的な内容から数日…
祢音「……」
或人「祢音ちゃん…」
飛電インテリジェンスでは祢音がいたが元気がなかった
自分の生まれの理由については気にしてはなかったがそのエネルギーがまさか他の人からの幸福を奪ってたというのが祢音にとってはショックだったのだ
或人もそんな彼女を励ましたかったがどうすればいいか分からずにいた
そんなときに…
或人「電話だ…、もしもし?」
冴『あ、或人?今平気?」
或人「冴さん?うん大丈夫だけど…」
冴から電話がかかりどうしたのか聞く
或人「うん…、うん…、そっか、わかった…、あ!それなら祢音ちゃん連れってていい!?いや理由は…その…今祢音ちゃん詳しくは言えないんだけどショック受けてて…だからその…、えっ!?いいの!?ありがとう冴さん!じゃあ今度ね!それじゃ!祢音ちゃん!」
祢音「?何…?」
或人が冴からの電話が終わると祢音を呼び、祢音も或人のもとまで行く
或人「今度の休み冴さんが出る大会観に行こうぜ!」 - 171二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 23:43:43
紗衣子「そんなことが……」
貴利矢から事情を聞いた紗衣子は驚きを隠せなかった。
共鳴の強化に助力できた喜びや達成感を上回る衝撃だったのだ。
貴利矢「まあそれで一部メンバーはメンタルがね……」
貴利矢は気まずそうに紗衣子に話す。
紗衣子「道長君は気にしてないの?」
紗衣子は貴利矢と一緒に来ていた道長に話しかける。
道長「仮面ライダーをぶっ潰す力が欲しいなんて願いが関係ない奴の犠牲で成り立っていたらな……まあそれもレーザーの奴に白紙にされたが」
だから自分の以前の願いは叶わなくてよかったのだというような発言をする。
道長(それよりも気になるのはやっぱりレーザーの過去だ。ああやって言ってるが……かなり無理してたんだな)
形はどうであれ親友を望まぬ形で失ってしまったことは心の傷として残る。騒動中の貴利矢の自分は間接的に親友を殺したようなもの、地獄行きになっても仕方ないと言う発言が引っかかていた。
紗衣子「……何か違うことで悩んでいるように見えるけど」
貴利矢「ああ、気にしないで」
貴利矢はそう言うと紗衣子に聞こえないように小声で道長に話しかける。
貴利矢「お前まだ自分のことで思い詰めてんのかよ……」
道長「……うるせぇな……」
デザイアグランプリの真実は衝撃的ではあったが、今まで自分に寄り添ってくれた貴利矢を今度は自分が支えられたら、と道長は考えていた。
紗衣子「……景和君や、祢音ちゃんは大丈夫なのかしら……あとあの浮世さんって人も……」
貴利矢「そうだね……」 - 172二次元好きの匿名さん23/04/21(金) 00:13:20
ベロバ達はアズの提案について考えていた。
変身して巨大化した自分で観衆を襲うのもいい。
だが……
ベロバはシンクネットの4人を食らったダンクルオステウスジャマトを見る。
ベロバ「あいつらの記憶と能力を引き継いでいるなら……」
ベロバはベルが多数の人々を洗脳し、操っていたのを思い出す。そしてこのジャマトはあの4人を食らっているのでアークグランプリの参加者の資格がある。
ベロバはそこでとある悪意に満ちたことを思いつく。
大智もそれは考えていたようだが、とある問題点を指摘する。
大智「洗脳してもこの前は簡単に解除されてしまった……洗脳を解除されないようにする正解は」
2人は怪しく笑う。
深夜、永夢は仕事を終え帰路に着いていた。
永夢(英寿さん大丈夫かな……まさかあんな人だったなんて……)
永夢がそう考え事をしていた時だった。
ベロバ「作戦に邪魔なあんたは引っ込んでてもらうわよ」
永夢「……ベロバ⁉︎」
そう叫んだ瞬間、左肩に熱さと痛みが走る。
永夢「……っ‼︎」
左肩を押さえていた手を見ると、手のひらは赤く染まっていた。
レーザーレイズライザーでベロバに撃たれたのだ。
ベロバ「致命傷にならないようにしてあげたから、あんたは指を咥えて見てなさい♪」
永夢「ま、待て……っ‼︎」
傷の痛みで永夢は動くことができず、ベロバの逃走を許してしまう。
洗脳を解くリプログラミング。それを使う永夢を変身前に封じることが作戦だったのだ。 - 173二次元好きの匿名さん23/04/21(金) 00:37:38
一方で大我もまた悩んでいた。
自分の出自の秘密に立ち向かって勝った祢音がどういう原理で自分が創られたのか知ってしまったからだ。
それは他人の幸せをエネルギーに替えたもの。
その事実は新しいスタートを切ろうとする祢音を突き落とすには十分すぎた。
大我「ちくしょう……‼︎」
自分の非力さに腹を立て、乱暴に机を蹴る。
ニコ「大我……」
ニコは自暴自棄な大我を見て心配していた。
そんな中大我はあるガシャットを取り出す。
大我「あいつらがこれ以上好き勝手するって言うなら……」
大我は仮面ライダークロニクルのガシャットを手にしていた。
ニコは慌てて大我の元に駆け寄る。
ニコ「大我⁉︎まさか……」
大我「これ以上あいつらを好き勝手させてあいつの生きる道を奪うって言うなら……こいつでぶっ潰してやるよ」
ニコは大我がしようとしていることを察する。
ニコ「大我、それだけはやめて‼︎」 - 174スレ主23/04/21(金) 06:24:41
スレ主です。素敵なSSありがとうございます。少し早いのですが、次スレ立てるとしたら夜になります。
それではお楽しみください。 - 175二次元好きの匿名さん23/04/21(金) 06:35:35
- 176二次元好きの匿名さん23/04/21(金) 07:06:12
冴「祢音ちゃん大丈夫かな…」
滅「どうした我那覇冴、何かあったのか?」
冴「あ、滅…、うん…私というか祢音ちゃんだけど…」
或人との電話が終わった冴は或人から聞いた祢音の心配をしていた
友達でありライバルがショックなのはやはり心配するのだ
滅「そうか…、だがお前は大会がある。それを忘れるな」
冴「わかってるよ…」
そう言う冴だったがやはり祢音のことが心配だった
そんな冴を見て滅は聞く
滅「……なぜそこまでして鞍馬祢音の心配をする?お前とあいつは家族ではないだろ」
冴「うん、私は祢音ちゃんの家族じゃない」
滅「ならなぜ…」
冴「でも友達だから、祢音ちゃんには笑顔でいてほしいんだ。友達が悲しんでる姿は見たくないから…」
そう言う冴の目は友達を思う、優しい目をしていたのだった
滅「……それが理由か?」
冴「うん」
滅「…そうか」
(友を思う心…、家族を思うのとは違うがこれもまた善意なのか…?)
そして滅はそんな冴を見て友達を思う心について考えるのであった
冴「さてと…休憩も終わり!祢音ちゃん励ますために走るの頑張りますか!」
滅「そうか、だが無理はするなよ。大会前に体が壊れたとか話にならないからな」
冴「わかってるって!」
そして冴は友人、そしてライバルが自分の走りを見て元気になるように大会に向けて練習を再開するのであった
- 177二次元好きの匿名さん23/04/21(金) 07:11:30
永夢はベロバに銃撃された後、病院で手当を受けていた。
勤務先から勤務先にとんぼ返りか、と永夢はどうでもいいことを考えていた。
飛彩「……しばらくは戦うのは無理だな、小児科医」
飛彩は永夢の様子を見ながら言う。
それは身体的にも、精神的にも両方の意味でだった。
永夢「そう、ですよね……すみません油断しちゃって……」
永夢は呟くように言う。
飛彩「ベロバが直直に襲いにくるとはな…油断しているのは向こうかもしれん。」
貴利矢「秘密暴露作戦が成功したから?ていうか鏡先生妙に冷静だね。」
貴利矢は飛彩の様子を見て言う。デザイアグランプリの真実は自分自身も多少なりとも衝撃は受けているが、飛彩は冷静さを欠いていない。
飛彩「俺はデザイアグランプリの運営とスポンサーの件があったからな。その時から運営自体に信用は置けないと考えただけだ。」
実際飛彩はスポンサーの話が父の灰馬に来た時ニラムにつけ込まれていいように操られてアークグランプリに参加させされてしまっている。
貴利矢「当事者が言うと違うね……」
飛彩「事実がどうであれ嘆き喚いてもどうにもならんだろう……小児科医に手を出すということはベロバ達は何かを企んでいる。一旦話し合いすべきだと思う。」
貴利矢は頷く。
貴利矢「確かに一旦冷静になった方がいいね」
飛彩「それに、もう一つ気がかりなことがある。開業医だ。鞍馬祢音にショックを与えた分あいつはまたあれをやりかねん」
飛彩の言葉に貴利矢はハッとする
貴利矢「そうだったね……花家先生はあれをやれる資格があるんだ」 - 178二次元好きの匿名さん23/04/21(金) 07:24:32
永夢「そんな‼︎大我さんが⁉︎」
大我が何をするか察した永夢は焦るが痛みで顔を顰める。
飛彩「小児科医、少し落ち着け。」
貴利矢「永夢は安静にしとけって。」
2人に止められるが、永夢は焦ったままだった。
永夢「だってあれをやったらいくら抗体を持ってる大我さんだって……‼︎」
飛彩「だからそれをさせないようにしなければならん」
3人の会話を聞いていた景和と道長は話に割って入る。
景和「あの……あれって?」
道長「隠してないで教えろよ、スナイプが何をするかもしれないのか」
飛彩は淡々と答える。
飛彩「開業医は俺たちより長く戦ってきた分バグスターウィルスへの抗体がある。仮面ライダークロノスという存在がいて、それはハイパームテキ以外では歯が立たない実力がある」
貴利矢「クロノスに変身できる条件を花家先生は満たしているけど、何せ負担が大きい。生身の人間が変身できる代物じゃない。それを花家先生は無理筋に変身したことがあるんだよ」
仮面ライダークロノス、景和や道長は初めて聞くが、飛彩や貴利矢の説明から変身するには相当なデメリットがあることは察した。
道長「じゃあスナイプがそいつに変身できたとしても……」
飛彩「無事ではない可能性もあると言うことだ」
景和「そんな‼︎大我さんがそんなことになったら……‼︎」
飛彩「だから一旦冷静に事実を受け止めるしかない。」
飛彩は冷静さを欠かずに言う。
- 179二次元好きの匿名さん23/04/21(金) 07:43:45
道長「そう言えばタイクーン、何でお前はそんなに落ち着いてんだ?」
両親の死等で景和はデザイアグランプリの真実にてそれなりのショックを受けているはずだ。しかも今まで信頼していた英寿のこともあり多少なりとも取り乱すはずだったのにこうやって落ち着いて話ができるのだ。
景和「……どうやっても事実は変えられないし、英寿だって知っててやってわけじゃないし……」
それに、と景和は続ける。
景和「悪いのはデザイアグランプリの運営だからさ。だから仕組みを変えてやれって飛彩さんに言われて」
道長「ブレイブが⁉︎らしくないこと言うな……」
飛彩の発言を知り、道長は驚く。
飛彩「実際それが正解だろう、ただ全てを壊すとなると、鞍馬祢音や浮世英寿の存在が危うくなる。だからどう折り合いをつけるか探るしかないと俺は思っている」
貴利矢「鏡先生思いつきで言うなんて珍しいね……だけど案外間違いじゃないかもね」
貴利矢も少し驚いてはいたが、飛彩の発言に納得する。
景和「それに、まず大我さんが危ないことをしようとしているならそれを止めて、ベロバ達がしようとしていることも自分達の手で止めないとダメですよね」
飛彩「ああ、まずはそれが優先すべきことだ」
- 180二次元好きの匿名さん23/04/21(金) 09:33:06
道長「しかしお前本当によく落ち着けてられるな、バルキリー達があんなに怒ってたのに…」
景和「いや…実は…落ち着けてられる理由の半分ぐらい刃さん達の影響なんだよね…」
道長「?それってどういう…、いやそうか…」
道長は改めて景和が落ちついてることに関心してたが景和は唯阿達の影響であると話す
というのもあのとき唯阿と天津は完全にブチギレており貴利矢や道長達が止めないと何しでかすかわからないぐらい怒っていたのだ
景和「人の振り見て我が振り直せというわけじゃないけどさ…、あんだけ他の人が怒ってるの見るとなんか逆にこっちが落ち着かないととなるというか…」
道長「ああ…」
景和の言葉に道長は共感するのだった…
その一方の唯阿と天津は…
唯阿「おそらく次奴らが襲いかかるところはここだな」
天津「ああ、アークグランプリに出場してる滅とデザイアグランプリの元プレイヤーの冴君がそこにいるということは確実にね。今度はあのときのことと滅の抹殺を同時の行うつもりだろう」
唯阿「ならやる前に潰すか…!」
天津「ああ…!その前に他の人達にも教えておこう、いくら相手があれだとしても私達二人では見つけることが難しいかもしれないからね」
そして天津は電話でベロバ達が次に襲いかかるところのピックアップをし、冴が出る大会が出ると予想し他のメンバーにもこのことを電話で伝えるのだった… - 181二次元好きの匿名さん23/04/21(金) 10:33:05
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- 182二次元好きの匿名さん23/04/21(金) 10:33:17
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- 183二次元好きの匿名さん23/04/21(金) 10:33:28
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- 184二次元好きの匿名さん23/04/21(金) 10:33:42
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- 185二次元好きの匿名さん23/04/21(金) 10:33:52
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- 186二次元好きの匿名さん23/04/21(金) 10:34:03
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- 187二次元好きの匿名さん23/04/21(金) 10:34:18
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- 188二次元好きの匿名さん23/04/21(金) 10:34:30
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- 189二次元好きの匿名さん23/04/21(金) 10:34:42
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- 190二次元好きの匿名さん23/04/21(金) 10:34:53
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- 191二次元好きの匿名さん23/04/21(金) 10:35:06
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- 192二次元好きの匿名さん23/04/21(金) 10:35:17
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- 193二次元好きの匿名さん23/04/21(金) 10:35:31
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- 194二次元好きの匿名さん23/04/21(金) 10:35:43
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- 195二次元好きの匿名さん23/04/21(金) 10:35:55
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- 196二次元好きの匿名さん23/04/21(金) 10:36:09
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- 197二次元好きの匿名さん23/04/21(金) 10:36:21
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- 198二次元好きの匿名さん23/04/21(金) 10:36:33
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- 199二次元好きの匿名さん23/04/21(金) 10:36:47
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- 200二次元好きの匿名さん23/04/21(金) 10:37:03
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