- 1柘榴石(18)23/04/17(月) 22:43:53
アルセウスフォンから平行世界に繋がる掲示板です
次スレは>>190を踏んだ方が立ててください
前スレ
ここだけレジェアル主人公が集まる掲示板Part156|あにまん掲示板アルセウスフォンから平行世界に繋がる掲示板です次スレは>>190を踏んだ方が立ててください前スレhttps://bbs.animanch.com/board/1751225/ 派生スレht…bbs.animanch.com派生スレ
ここだけレジェアル主人公が集まる掲示板の自分の主人公の設定書き込むスレ104|あにまん掲示板ROM勢でも大歓迎。設定だけじゃなくて、絵も貼っていきましょう。メタも追記も大歓迎。他人を罵倒することは辞めましょう 。次スレは>>190が建てて下さい。本スレhttps://bbs.an…bbs.animanch.com - 2柘榴石(18)23/04/17(月) 22:45:22
たてました
- 3三人目の調査隊23/04/17(月) 22:46:15
立ておつ
- 4二次元好きの匿名さん23/04/17(月) 22:46:31
たて乙
- 5柘榴石(18)23/04/17(月) 22:47:49
ほしゅ
- 6二次元好きの匿名さん23/04/17(月) 22:49:22
保守
- 7二次元好きの匿名さん23/04/17(月) 22:50:26
ほしゅ
- 8三人目の調査隊23/04/17(月) 22:50:53
保守
- 9三人目の調査隊23/04/17(月) 22:51:08
ほしゅ
- 10柘榴石(18)23/04/17(月) 22:53:19
ほしゅかんりょう
- 11二次元好きの匿名さん23/04/18(火) 16:13:09
ええ、と、あの
報告が無事に終わり、現在はイモヅル亭、です
ちょっと、うれしい、かもです。むねのところが、ほわほわします
>193
ありがとうございます……。無事、帰還がかないました
ガチグマさま、とても力がお強いので、どうか、気をつけて……
>196
ありがとう、ございます。デンボクさまにも、お褒めのことばをいただきました
こんなわたしでも、おやくに立てたことが、うれしいです……
祝言、ですか。おめでとうございます。あらたな門出、ですね
- 12スケッチ(24)23/04/18(火) 18:59:10
【日差し差し込むリビングで芸術家と褐色肌の女性がテーブルに名簿を広げながら話し合っている】
はい、先生。
こちらが先生の学生時代の同期のリスト、呼ぶ人を選んでくださいね。
これがボクが式に招待する友人と親戚のリスト、宿泊施設は予約済みです。
そして前撮りする日のスケジュール予定表です。
引き出物のリストはこれ、二次会の会場はこちら。
二次会のドレスとウェディングケーキはこちらで依頼しておきました。
【普段ののんびりな雰囲気とは違いテキパキと進行する褐色肌の女性】 - 13柘榴石(18)23/04/18(火) 22:10:21
- 14柘榴石(18)23/04/18(火) 22:19:25
【俯瞰から見た映像。セキと翡翠色のモクローがアグノムにシズメダマを投げる女性を見守っている。女性は疲れる様子も諦める気配もなく一心に投げ続けており、アグノムも避け続けている】
「あれいつまで経っても終わらないんじゃねえかな」
くぽ~…
「…よう、小さいの」
くぽ?
「悪かったな、庇ってやれなくてよ。デンボクの旦那もムラを守ろうと必死だったんだろうが、さすがに責めすぎだぜ」
もふ~?
「はは、わかんねえか。やっぱまだ子供だな。…そんな小せえ身体でリュウカを守ろうとして、偉かったぞ」
くぽ!! - 15駆け出しレンジャー23/04/18(火) 22:33:18
【筋トレに励む坊主頭の少年にシマボシが話しかける】
『鍛錬に励んでいるようだな…』
はい!シマボシ隊長!
自分、ギンガ団の一員でありますから!
『本来ならもう少し人員を増やしてお前の負担を減らしたいところだが…現在のギンガ団は人手不足でな…』
いつの時代も人材不足には悩まされるのでありますなぁ…。
あ!そう言えば、以前ご報告しました『野盗三姉妹』の件でありますが、長女のオマツが『シマボシに聞け』と言っていたであります…。
シマボシ隊長!『野盗三姉妹』についてなにか知っているでありますか?
『そうだな、人手不足の話にも繋がる…お前には話しておこう』
『あの三人は元はギンガ団の一員だった。ただ…オタケの離脱をきっかけにオウメ、オマツと続いてしまってな…流石に急に3人も抜けると立て直しも厳しく、そして彼女らは野盗として我々の邪魔をするようになってな…今日まで開拓の足止めをくらっていたのだ…』
そうだったでありますか…しかしなぜギンガ団を離脱したでありますか?
『…………』
『オウメは畑仕事が合わず、オマツは建築のことでサザンカと対立…オタケは…オタケの離脱は実のところよくわかっていない、調査する暇もなかったからな…』
『キダチ、わたしは本部から離れられない。お前がよければ調査してくれないだろうか?』
はい!了解であります! - 16柘榴石(18)23/04/18(火) 22:39:53
- 17二次元好きの匿名さん23/04/18(火) 23:04:12
このレスは削除されています
- 18スケッチ(24)23/04/18(火) 23:18:38
- 19柘榴石(18)23/04/18(火) 23:57:28
明日はエイチ湖に向かうことになりました!
次はどんな試練なんでしょう
『くぽ』
…センパイ?まだ寝てなかったんですか?
『くぽぽ、もふ、もふっふ』
ポケモン図鑑を読みたいんですか?明日に響くといけないので、ちょっとだけですよ
『くぽ~』
ええと、それはミツハニーさんですね - 20柘榴石(18)23/04/19(水) 08:40:06
【翡翠色のモクローを肩に乗せた女性がセキと共に洞窟に入ると、そこにはヒスイでは珍しい風体の背の高い女が立っている】
「リッシ湖の時みたいにポケモンがいるかと思ってたんだが…何者だ?」
…総、長
【顔色を悪くした女性がそう呟いた次の瞬間、バクフーンがボールから出てきてかえんほうしゃを放った】
イミビさん!!
『プシュゥッ!!』
ありがとうございます…ええ、大丈夫です
本物の総長がこんなところにいるわけありませんから
【女の姿が揺らめき、崩れ、ヒスイゾロアークが姿を現した!】 - 21駆け出しレンジャー23/04/19(水) 17:54:42
おはようであります!
3度目の正直であります!
今度こそ成功させるであります!
「…………」 - 22柘榴石(18)23/04/19(水) 21:34:45
『ちしきをとう ちかくによってくれ』
【女性は頷き、ユクシーへと近づいていく】
『ミツハニー ズバット アンノーン レアコイル サマヨール』
『かれらの ひとみは それぞれ いくつか じゅんばんに ならべて こたえよ』
えっ!?い、いきなり言われましても…
…ん?あれ…?ミツハニーさん、ズバットさん…
「どうしたよ?リュウカ」
…ああっ!!わかる!!わかります!!ええと…6、0、1、3、1!!
『せかいを つなぐために こころのいちぶを さずける』
よ、よかった…昨日図鑑を読んでおいてよかったですね、センパイ!!
『くぽ~』
「昨日読んだ?まさか…いや、そんなわけねえか」
『くぽ~?』
【翡翠色のモクローは可愛らしく小首を傾げている】 - 23柘榴石(18)23/04/19(水) 22:04:05
2つ目の試練を終えました!昨夜偶然図鑑を読んでいてよかったです
しかしどうやら時空の裂け目とコトブキムラから不穏な動きが見えるとのこと…ゆっくりしている時間はなさそうですね
残り1つ、頑張りましょう!! - 24繝輔ム繝ウ繧ス繧ヲ 繧ウ繧ヲ繧23/04/19(水) 22:20:45
【荒野ベースで金髪の少年が手持ちのポケモンをブラッシングしている】
なぁ、ラベン博士。
アイツはなんで人を助けるんだろうな…報われるわけじゃあるまいし。
『確かに…今のギンガ団にはあまり余裕がありませんからね。野盗三姉妹に支援品と称して物資を譲ったり、見ず知らずのキミを保護したりなど今の彼は奇異に映るかもしれませんね』
………将来、シマボシ隊長の子孫は世界を破壊するテロリストになる。
あのオウメだって、コンゴウ団のヒナツさんもそいつの手下になる。
今助けたって意味なんてないよ…そんなの無駄な親切だ。
皆を助けるなんて馬鹿な夢だ。
『そのような事を言うものではありません』
え…。
『どんな人であれ、今を生きる皆さんはこの世界を一生懸命生きています』
『どんな悲しい結末であれ、ボクはそれを笑うつもりはありません、夢に生きたのならなおさらです』
『科学の世界にはどんな失敗にも無駄はありません』
『それはきっと人生も同じだと思います』
oh!ちょっと熱くなりましたね!
ボクは少しフィールドワークをしてくるです。 - 25二次元好きの匿名さん23/04/19(水) 22:26:40
【イモヅル亭で3人が話している。と、ライチュウがボールから飛び出して白がかった水色の髪の少女の隣に座った】
…ぁ、リュミエール、さま……
【咎めるような少女に、リュミエールと呼ばれたライチュウはコッペパンのような手を動かして身振り手振りで意思を伝えた】
……あの、ラベンさま、ショウさま……
「ボクはいいのです。××くん、大丈夫ですよ」
「わたしも平気です。リュミエールも頑張っていましたしね」
……お二人とも、ありがとうございます - 26三人目の調査隊23/04/20(木) 00:33:57
[音声ログ開放]
お二人の祝言の日までもうすぐですよ?準備はまだのようですが、アナタ行かないんですか?お呼ばれされているんでしょう?
見てみたい だが、郵便局と灯台の仕事が
ハァ…配達ならあとの二人にお任せできるでしょう?
あとは夜の灯台の仕事ですが、夜明けまで火を絶やさず、連絡が来たら対応すればいいのでしょう?それくらいならジブンにもできますよ。
それにナギサを利用する船の多くはイチョウ商会に関連した商船か近場の漁船、ヒスイの各地から物資を運んできた船。ならば大体の事情も分かります。
いいのですか?
なにか言われたらジブンに脅され…いやジブンがそう申し出たので了承したと言いなさい。多分言われないと思いますが。
ありがとう、ウォロ 感謝します。
[音声ログ開放終了] - 27三人目の調査隊23/04/20(木) 07:16:43
- 28二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 16:59:25
【イモヅル亭。ラベン博士と二人の少女が座っている。水色の髪の少女の隣にはライチュウがいた】
「ムベさん、いつものイモモチ!今日はたくさんプリーズです。あと、おいしいモノがあればどんどん持ってきてくださいね!」
……あ、あの、そこまで大げさにしないでも…
「なに言うんですか。すべてのキングが鎮まり、大きな脅威が去ったんですから! これも××のおかげですね。もし××が空から落ちてこなかったら、今も荒ぶるキングが誰かを襲っていたのかもしれませんし」
「なにもしていないクレベースまで鎮めるのは……と考えていましたが、結果としてはみんなが安心できてよかったです」
『ライラーイ』
……きっと、他の方がキングを鎮めていましたよ。わたし、だけでできたことではありませんから。……たくさん、手伝っていただきましたし
「でも、実際に解決にあたってキングを鎮めたのは××ですからね!」
「そういえば、時空の裂け目とはなんでしょう。どうしたら消えるのか……」
「あれ、でも消えちゃったら××は戻れないのでは?」
それは、ええと……わたし…… - 29柘榴石(18)23/04/20(木) 17:46:30
『ヒスイのだいちにおりたち こころは どのようにうごいた?』
名前を頂いて、ただの人のように接していただいて…初めてのことばかりで、とても胸が踊りました
『ポケモンをなかまとし ともにこうどうをして どうだったのか』
はじめは自分が指示を出して戦わせるということに抵抗がありました
今は私も皆さんと共に戦っていると…戦友だと思っております
『コンゴウのもの シンジュのものと であい まじわり なにをおもった』
この世には様々な考えや信条の方がいらっしゃるのですね 元の世界にいた時は気にもしませんでした
『ギンガだんにうたがわれ ちいさきものとともに だいちにとびだし なにをかんじた』
デンボク団長の疑心、理屈の上では理解ができます
それでも私はセンパイを信じているし、センパイを元いた場所に戻すチャンスを失いたくなかった
これは"戦闘員28番"でも"調査隊のリュウカ"でもない…"ただのリュウカ"の我儘です
『せかいをつなぐために こころのいちぶを さずける』 - 30二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 18:01:59
「そうなったら調査すればいいのですよ、ショウくん! それに、××くんの居場所はここ、コトブキムラですから」
「さあ、明日からも大変ですよ。ボクたち調査隊の目標はポケモン図鑑の完成ですからね!」
……はい。凍土のポケモンは、まだ調査が完了していませんから
それに、歪みにのみ姿を見せるポケモンもいらっしゃるようですし……
「そうですね。あたしも助手として××の手助けをしていければ」
「なにを……。ショウくんも立派な調査隊員です」
そうですよ。わたしに、色々なことを教えてくださったではありませんか……
「あ、ありがとうございます。ラベン博士。××も」
「明日に備えて、たくさん食べて英気を養います! 博士も××も、食べましょう!」 - 31柘榴石(18)23/04/20(木) 18:04:29
(ちいさきものよ あなたのかんじょうも ほっする)
縺?s縲√>縺?h?
(ヒスイのだいちに ふたたびおりたち こころは どのようにうごいた?)
縺ウ縺」縺上j縺励??√¢縺ゥ縲√o縺上o縺上@縺滂シ
(ポケモンとして にんげんをなかまとし ともにこうどうをして どうだったのか)
縺溘?縺励°縺」縺滂シ√□縺?☆縺搾シ
(あなたをしらぬ コンゴウのもの シンジュのものと であい まじわり なにをおもった)
縺ェ繧薙〒?溘o縺九s縺ェ縺?シ√∩繧薙↑縺?縺?☆縺搾シ√→繧ゅ□縺。?
(ギンガだんにうたがわれ だいちをさまよい なにをかんじた)
縺。繧?▲縺ィ縺薙o縺九▲縺溪?ヲ縺代←縲√′繧薙?縺」縺滂シ√そ繝ウ繝代う縺?縺九i??シ
(せかいをつなぐために こころのいちぶを さずける)
縺ゅj縺後→縺?シ
縺ゅ?√?縺茨シ√♀縺?■縺ォ縺九∴繧九h?√♀縺ィ縺?&繧薙←縺難シ
(……すべての ポケモンと であえ)
- 32駆け出しレンジャー23/04/20(木) 18:36:56
【包帯だらけになりながらも、いびきをかいて寝ている坊主頭の少年】
【その少年を金髪の少年がポケッチをいじりながら見守っている】
「無茶するからだ…そんなに頑張ったって…自分が傷つくだけじゃん…」
【金髪の少年は自分を守るように椅子の上で膝を抱えて縮こまる】
むにゃむにゃ…れんじゃぁ〜
「ふっ、バカヅラ…」
【突然、坊主頭の少年は布団を握りしめうなされ始めた】
うう…こわい…大きい…こわい…死ぬかも…
死にたくない…助かりたい…助けて…助けて…
「………っ!」
【しかし、次第に穏やかな表情になる坊主頭の少年】
『お姉さん』…ありがとう…ありがとう
ぼく…がんばる…がんばるよ…!
あの子を…ちゃんと…家族のもとへ…
「なんで…なんで…!」
【金髪の少年は声を押し殺して涙を流した】 - 33柘榴石(18)23/04/20(木) 19:33:42
3つの試練を終えて無事にあかいくさりを入手しました!
使い方がわからないという不安要素はありますが…デンボク団長が動き出してしまったらしいのでとにかく行かねばなりませんね - 34二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 20:17:53
- 35柘榴石(18)23/04/20(木) 20:46:23
【コトブキムラの正門を急いで通り抜けようとする女性を警備隊の制服を着た女性が慌てて引き留める】
「あーっ!あんた、許可なくここを通ったらあかんよ!」
すみません、急いでいるんです!
「すみませんで済んだら門番もバリヤードも要らんわ!とにかく所属と名前を…、…んん?」
な、なんでしょう?
『くぽぉ~?』
「その目立つ風体!あんた、この前大立ち回りしとった調査隊の新人やな!!なら余計にここ通ったらあかん!!」
ば…バレてしまっては仕方ありませんね!ですが私、異変を解決する手がかりを…
「言い訳無用!行くで、ドクのすけ!」
【アゲハントは警備隊の女性に向かってたいあたりをした!!】
「なんでやー!!」
…あの、すみません 通りますね
『くぽ~』 - 36エーデルワイス23/04/20(木) 21:11:36
え、嘘。警備隊とテンガン山に登った⁈
うっそだろ焦り過ぎだろ誰か止めろよ!ギンガ団に復団は嬉しいけどさ!
ちょ、ちょっと行ってこないと!理屈はわかるけど判断が早すぎるんだって! - 37柘榴石(18)23/04/20(木) 21:44:19
ラベン博士、シマボシ隊長!只今戻りました!!
『くぽ!!』
「リュウカくん、センパイくん!!飛び出したと聞いた時はさすがに心臓が止まるかと思いましたが、君たちなら大丈夫だと信じていたのです…!」
『もふ~』
「確認する。有用な情報を得たからコトブキムラに帰還した。間違いないな?」
はい!!シマボシ隊長、ご助力ありがとうございました
「理解不能だ。ケーシィが勝手にやったこと。私としては不便の一言」
え?でも、手紙には確かにシマボシ隊長の名前が…
「持ち帰ってきた情報を報告せよ。今すぐに」
は、はい
『くぽぽ~ぉ』 - 38アカ主の娘(54)23/04/20(木) 21:54:11
【陽の光が差し込むリビングのソファーで招待状を読む空色髪の女性】
私も50過ぎたもんなぁ…。
結婚して30年…30年かぁ…。
【感慨深そうに古びたアルバムを開く】 - 39雪花23/04/20(木) 22:12:10
【エリアゼロの内部。観測ユニットを探しながら、少年少女は話をしている】
「そういや××、タイムマシンを探してるって話だけど、どうしてなん?」
えちょ、なんで知ってるん⁈
「……ほら、カシオペアとしてスマホをハッキングしたとき。つか否定しないってことは本当なんだ」
あ、ああ~~!あの時! 遠隔でそこまでできるもん⁈優秀すぎて怖……
「タイムマシン? ××、そんなもの探してたの⁈ もしかして宝探しってそれ探そうと思ってた?」
え、いや……。半分あってるけど半分間違いっていうか……。探してはいるけど宝探しとしてではないっていうか……
「××は何の目的でタイムマシンを探しているんだ?」
ペパーまで⁈ え、ええ……
あー……笑わんでよ? 好きな子に会いたくて、ずっと探しているんだ。普通の手段じゃ会えないからさ
「好きな子いたんだ! どんな子?」
「ちょ、ネモ」
んー……、ま、三人ならいっか? かわいい子だよ。表情がくるくると変わって、何事にも全力で取り組んで、一日一日を懸命に生きている、そんな子。尊敬しているし、愛している。ずっと隣にいたい。一緒に生きていきたい
……そんな、女の子 - 40柘榴石(18)23/04/20(木) 22:49:40
「世界を繋ぐという神話の道具…」
デンボク団長はどちらに?不穏な動きありと聞いてひとまず戻ってきたのですが、まさか…
「そのまさかだ。デンボク団長はコトブキムラにいない。なんでも物見の警備隊より、時空の裂け目…その向こうにポケモンらしき影がみえたとの報告があったのだ。万が一に備え、警備隊とともにテンガン山の神殿に向かわれた」
それでデンスケさんもいなかったんですね!本拠の守りを疎かにしてどうするんですか!!
「異議があるのなら現地で本人に言うように。…リュウカ、調査隊隊長として命令する。テンガン山に赴き、あかいくさりにて事態を収めよ」
調査隊として…?ですが私、ギンガ団を飛び出した身です
「私は辞表を受け取った記憶はない。もう一度就業規則を見直すように」
え?は、はい すみません
あの…デンボク団長の意見は聞かなくてよろしいのですか?
「留守にする方が悪い」 - 41二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 23:43:22
【すやすやと眠る少女。突然の轟音に飛び起きて、目を擦りながら外に出た】
ぁ、ああ……!
【瞬間、凍りつき、宿舎の中に転がり込む。いっそ哀れなほどに震えながら着替えている】
【冷や汗も乱れた呼吸も震える体も冷えきった手も、どこを切り取っても尋常ではない】
【「ごめんなさい」とシステムに異常を探知した機械のように何度も何度も繰り返して、宿舎から飛び出した】 - 42二次元好きの匿名さん23/04/21(金) 07:21:11
──[上擦り、乱れた呼吸が続く]──
[カチカチと歯と歯が合わさる音]
[小さく繰り返される『ごめんなさい』という声]
[ショウの、ラベンの、ムベの、シマボシの、デンボクの、コトブキムラの人々の焦るような声]
[軽い足音]
[ひきつった息。悲鳴のように短い]
[意味を成さない音の羅列]
[なにかを投げつける音]
[若い男女の驚くような声]
[ポケモンボールを投げる音。中からポケモンが出てくる音]
──[混乱。そして静寂が広がる]── - 43柘榴石(18)23/04/21(金) 09:47:47
「よう、リュウカ!カイはテンガン山に向かったぜ。こっちはどうよ?」
カイさんまで!?デンボク団長を追いかけていってしまったのでしょうか…
「ああ!? デンボクの旦那、もう山登りをはじめたのかよ。重厚に見えて案外せっかちだぜ。まあ時間を大事にするのは悪くねえが」
ではセキさんはコトブキムラに…
「わかった!オレが追いかける。リュウカがいきなり 顔をだすと揉めかねないだろ!さあ、 時は急げってな!」
セキさーん!?本拠が、本拠の守りが手薄なんですが!!
「騒がしいな」
『くぽ~』
「リュウカくん、コトブキムラが心配なのはわかりますがボクたちも行きましょう。あかいくさりで早急に解決してしまえばその心配もなくなるのです」
…そうですね
「3つ命令する。1つ、山頂ベースからシンオウ神殿に向かえ。2つ、あかいくさりにて事態を収めよ。3つ、無事に帰還せよ!」
はい!リュウカ、必ずやこの異変を収めてみせます!!
『くぽ!!』 - 44柘榴石(18)23/04/21(金) 10:21:42
「あんた、あの大立ち回り後は異変解決のために走り回ってたってほんまなん?」
え、ええと…
「そうですとも!調査隊はムラの皆さんのため、そしてポケモンと仲良くできるように彼らを調べているのです!」
「なんやー、それならそうとはよ言いや!せやったらこれ持ってき!」
これはげんきのかたまり…よろしいのですか?
「警備隊の備品やけど必要経費やろ。正直この状況で門番やるのしんどいねん絶対失敗せんといてや」
は、はい
「調査隊さん!この前乗ってたあの大きなポケモンがタキノスケって本当?」
「なんで姿が変わったんだ?今一緒にいるのか?」
あなたたちは…はい あの大きなギャラドスがタキノスケさんですよ
今から一緒に異変の調査に向かうので、この空が元に戻ったらまたゆっくりとお話しましょう
「約束だぞ!じゃあこのオレンのみ、あいつにあげてよ!」
ありがとうございます! - 45柘榴石(18)23/04/21(金) 10:34:37
ムラの守りが僅かな警備隊だけというのは心配です ノボリさんもヒナツさんも、いざとなったら自分の集落の方に向かわねばならないでしょうし…
とにかく急ぎましょう!
ありがとうございます
あなたもどうかお気をつけて
- 46二次元好きの匿名さん23/04/21(金) 10:48:59
[洞窟の中で少女が震えている]
ひっ、ぁ、ああ……っ!
ど、どうし、どうしましょう。そら、そらが、おかしくなって、わたし、
……また、は、いやだ、ちがうのに。わたしじゃないのに、なんで
ちがう、ちがう、ちがう……!
わたしじゃ、ない。わたしじゃないのに……!もう、やだ……!
[悲鳴を圧し殺して泣いている。ボールから出てきたポケモンがそっと寄り添った] - 47駆け出しレンジャー23/04/21(金) 15:05:38
【早朝から坊主頭の少年が元気に準備運動している】
任務に復帰であります!
4度目の正直、頑張るであります!
「おい…」
【眠い目をこすりながら宿舎から出る金髪の少年】
「まだ怪我も完璧に治ってないだろ…無理するなよ…」
【坊主頭の少年はニカッと笑いビシッと敬礼する】
心配無用であります!
必ず任務を成功させてコウタ少年を元の時代に返すでありますから!
じゃっ!言ってくるであります!
うぉ〜!レンジャー!
【複雑な表情の金髪の少年を置いて坊主頭の少年は走っていった】 - 48柘榴石(18)23/04/21(金) 15:29:19
【山頂ベースでラベン博士と今後の道程について打合せしている女性のもとへウォロが近づく】
「リュウカさん、お聞きしましたよ!ギンガ団に復団なされたとか。おめでとうございまーす!こちらお祝いのまんたんのくすりです」
ウォロさん…はい、ありがとうございます 復団と言うよりは元々除名されていなかったようですが
「おや、そうなのですね。まあ、あなたのような優秀な方、多少反抗したところで退団させるのは惜しいですものね」
私…私、皆さんが思うほど優秀ではありません
「リュウカさん?」「リュウカくん?」
元の世界で…生き残った人々は私たちの本拠に保護していました 窮屈な生活だったと思いますが、皆さんいつか日常が戻ってくるのを信じて懸命に生きていました
…しかし、ある日突然大勢の住民が忽然と消えてしまったのです
「住民が…?それは何故…」
私はその足取りを追い、人々を救出する任務を受けて同僚と共に向かいました
しかし…皆さんを救うことは叶わなかったのです - 49柘榴石(18)23/04/21(金) 15:30:39
「それで君はコトブキムラの警備が手薄なことにあれほど拒否反応をしていたのですね」
はい…
「住民が消えた理由というのは気になりますが…とにかく、ボクは君ならばこの異変を解決できると信じています。シマボシ隊長もそれは同じでしょう。これは盲目的に君の異能に頼っているのではなく、今までの君の働きを見てそう判断しているのです」
ラベン博士…
「大丈夫に決まっています!あのような労苦を重ねて あかいくさりを授かったのですから!あなたは選ばれたんですよ」
ウォロさん…
「セキさんもカイさんも山頂に向かわれています。ご武運をお祈りしておりますよ」
ありがとうございます
『くぽ!!』
「いえいえ、お得意さまがいなくなるのは本当に困りますからね」 - 50二次元好きの匿名さん23/04/21(金) 16:36:29
……どう、しましょう。わたし
ああ、ほんとうに、どうすればいいのか……
そらが、おかしくて。どうすれば、なおるのか…… - 51駆け出しレンジャー23/04/21(金) 17:09:38
【クマの稽古場に向かう坊主頭の少年にオタケが立ちふさがる、その横には空の木箱がある】
『なんの真似さ』
なんの…とは?
『この道具の入った箱だよ!キズぐすりとか!オレンのみとか!なんでうちらの拠点の一つに置いたんだよ!』
え…野盗するほどお困りのようでしたから、支援物資を届けただけでありますが…。
『こんなことしてもうちはギンガ団には戻らないからね!うちはギンガ団を恨んでいるんだからね!』
『道具はありがたく頂いたけど!!』
【空の木箱を蹴飛ばすオタケ】
『その余裕 消し去ってやる』
『野盗三姉妹が次女オタケの恐ろしさ、思い知りな』 - 52柘榴石(18)23/04/21(金) 17:30:03
- 53謚シ縺苓干23/04/21(金) 17:36:46
【エリアゼロに繋がる入り口の写真】
タクシー下ろされちまった
ま、今は立ち入り禁止になってるからな そりゃそうか - 54二次元好きの匿名さん23/04/21(金) 17:39:19
- 55柘榴石(18)23/04/21(金) 19:36:58
「大事になっているようだね」
あ、ツバキさん
『くぽ!!』
「ボクに会えて嬉しいでしょう!!馳せ参じてあげましたよ!」
『くぽ~!!』
嬉しいかは別として無事でよかったとは思っていますよ
「その余計な一言、照れ隠しと見たね!まあ、何かあってもツバキがいるよ。応援だけはしてあげよう」
はあ、ありがとうございます
『もぷ!!』
【ツバキからもらったモモンのみをくわえて翡翠色のモクローは嬉しそうに翼を広げた】 - 56二次元好きの匿名さん23/04/21(金) 19:45:14
ええと……ウォロさまを探すといい、とのことですが……。……あの方、神出鬼没なんですよね……
いつも、どこからともなくやってきますし、ヒスイをふらふらしているようで、固定の場所にいらっしゃるわけではありませんし……
現在地、なんてさすがにギンナンさまたちもご存じないでしょうし、そもそもあんな蛮行をしておいてコトブキムラに戻るなんてできませんし……
と、とりあえず……キャプテンのどなたかにお会いして、事情を聞きにいきましょうか…… - 57柘榴石(18)23/04/21(金) 21:26:04
【薄暗い洞窟の中に食堂の主である老人が佇んでいる】
…ムベさん
『くぽ~!…くぽ?』
【喜んで近寄ろうとする翡翠色のモクローを女性はそっと遮った】
センパイ、近づいてはいけません 少なくとも、今のあの方には
『もふ?』
「ふん、余計な前置きは要らんか。さあて、あんたたちを始末するとしようか」
【ムベが足元にめかくしだまを投げ、女性はモクローを懐へと隠して警戒する】
【煙が晴れた後には冷たい目をした老齢の忍者が立っていた】
『くぽぽ!!』 - 58柘榴石(18)23/04/21(金) 21:28:11
■■■■■■■…いえ、隠密と呼んだ方がよろしいでしょうか
『くぽぽ!!くぽぽ!!』
「いつから気づいておった?」
最初からです
初めてお会いした時…油断していたのでしょうね 明らかに常人の足の運びではありませんでした すぐに私に戦闘の心得があると気づいて直したようですが
『くぽ?くぽぽぽ~、もふっふう!!』
「さすがよのう。…貴様がキングを鎮めたと聞いた時は血が騒ぎ心が震えたぞ。使いどころもなく衰えていくシノビの技、最後に振る舞う相手が現れよったと!」
そこを通してはくださらないのですか?
『もふふ、くっぽぽ~、もふ!!』
「拙者はデンボクの懐刀でな。あやつの邪魔をするヤツが現れたら始末する約束なのじゃ!…それに拙者も安心して暮らせる新天地を欲しているのでな」
『くぽ~~~!!』
あの…センパイ、少しの間でいいのでお静かに…
「こんな異常事態でもうるさい奴じゃのう…」
『もふ?』 - 59二次元好きの匿名さん23/04/21(金) 21:46:07
地図……現在地はここ、なので……ええと
……一度、ベースキャンプを目指しますか……?
となると……安全に、わたるには……
「おや、××さま?」
ひゃあああ⁈
な、の、ノボリさま……⁈
ど、どうしてこちらに…… - 60駆け出しレンジャー23/04/21(金) 21:59:03
【ユキノオーを前にぎこちなく動く坊主頭の少年】
『あんた…ユキノオーが怖いのかい?』
ええまぁ…むかし…暴れユキノオーに襲われて…
それ以来ちょーっと苦手であります…
『確かにユキノオーは、怒ると手がつけられなくなるし、吹雪を起こすポケモンだけど、こちらから手を出さなきゃ雪原で穏やかに暮らすポケモンさ!そんなに怯えてると見てるこっちが嫌な気分になる!』
も、申し訳ないであります!
しかし、オタケ氏はユキノオーに詳しいのでありますな!
『………っ!』
『アンタ…本当に知らないんだな…』
『どうしてうちらが野盗なんてしてるか調べてるんだってね』
『調査隊なら自力で調べてみな』
『北の方にあるコンゴウ団の集落に行きなよ』
【そう言い捨てるとオタケはケムリダマに紛れて去って行った】 - 61柘榴石(18)23/04/22(土) 10:06:46
『くぽぉ~…』
【目を爛々と輝かせた翡翠色のモクローが懐に押し込まれている】
…こほん 失礼しました、続きをどうぞ
「うむ。デンボクの邪魔立てをするならば始末させてもらうぞ」
ムベさん、私は邪魔しに来たわけではありません 異変を解決するための手段をセンパイと一緒に探してきたんです
「デンボクに反発して出奔した貴様らを信じられると思うか?どうしてもこの先に行きたいと言うのならば、構えよ!!」
…いいえ、構えません
【腰を落として戦う体勢になったムベに対し、女性はポーチからモンスターボールを出して突き出す】
私はデンボク団長ともあなたとも争わない!私とポケモンバトルしてください!これで意思を示してみせます!!
直接戦った方が有利じゃろうに…馬鹿な奴め!その選択、後悔するなよ!! - 62三人目の調査隊23/04/22(土) 13:31:42
- 63おやつおいしい(14)23/04/22(土) 15:26:21
- 64二次元好きの匿名さん23/04/22(土) 15:56:06
「このような空模様ですので、実際に異常が発生していないかオオニューラと共に確認していたのです。××さまはどうされたのですか?」
あ、えっと……。その、恥ずかしい話なんですが、ひどく、動転してしまって……。……こういったことには、あまり、良い思い出がない、もので……コトブキムラから、飛び出してしまったんです
……わたし、ほんとうに、なにをしているのでしょうね……
「そうでしたか。今朝からカイさまは現在コトブキムラへと赴き、デンボクさま、セキさまと共に対策を講じておりますが、その前は動揺したシンジュ団の者を宥めておりました」
「××さまの動揺、誰に責められるものでもありません。しかし、無断でこちらに赴いたことは事実ですので、後日改めて謝罪されるとよろしいかと」
ありがとう、ございます。……ゆるして、もらえるのでしょうか
「私に断定はできませんが、誰も経験したことのない事態でございます。デンボクさまなら事情を考慮してくださるのではないかと」
「また、××さま。連日の雨により地盤が緩んでおります。その洞窟は危険ですので、一度戻りましょう。私が使用させていただいている小屋があります」
……そうだと、いいな
あ、は、はい……っ!わかりました……っ - 65柘榴石(18)23/04/22(土) 16:15:27
【トゲキッスのムーンフォースがムベのエルレイドに直撃する】
「さすがよのう…」
【ムベは戦闘不能となったエルレイドをボールに戻すと、しみじみと呟いて戦闘態勢を解いた】
『くぽ!!』
【女性の懐から翡翠色のモクローが飛び出してムベの肩へと停まる】
「今までの話を聞いておらんかったのか?のんきな奴め」
『くぽ?』
ムベさん、逆だと思います センパイは今までのあなたを見ていて危険がないとわかったのではないでしょうか
「…老いた身とはいえまだ耄碌してはおらんぞ」
だからこそです 隠密ならばわざわざ私たちの前に姿を現さず、この暗闇に乗じて襲撃すればよかったでしょう 私はともかくセンパイにならば危害を加えられたかもしれません でも、そうしなかった
「…………」
センパイはあなたに殺意がないことをわかっていたんじゃないでしょうか?
『くぽ~』
「どうだかのう…見よ、この間抜けな顔」
ふふふ - 66柘榴石(18)23/04/22(土) 16:19:38
【ムベは憑き物が落ちたような顔で翡翠色のモクローを腕に抱いた】
「リュウカよ、貴様のことはそれなりに気に入っておるのじゃ。ポケモンをうまく戦わせるからの」
あ、ありがとうございます
『もふふ?』
「お前はイモモチをうまそうに食うでな」
『くぽ!!』
「いいか、ポケモンは恐ろしい生き物よ。拙者もデンボクも、暴れ狂うポケモンに故郷を焼かれただけではなく…同胞が幾人も命を落とした」
…………
「それゆえデンボクは安心して暮らせる新天地をここ、ヒスイ地方に作ろうとしている。そのためなら強硬手段も辞さぬだろう」
言いたいことは山のようにあるのですが、デンボク団長に直接言うことにします
「それがいいであろう。…もしも時空の裂け目よりポケモンが現れたなら、デンボクは我を忘れるやもしれぬ。貴様の強さで助けてやれ」
はい、お任せください!
「全て終わったらとびっきりのイモモチをたらふく食わせてやるからのう」
『くぽ~!!』 - 67アカちゃん(70)23/04/22(土) 18:31:57
- 68駆け出しレンジャー23/04/22(土) 18:52:03
【まだ少し包帯や、絆創膏が残る体で準備運動する坊主頭の少年にショウが話しかける】
『キダチ…無茶をしていませんか?まだ包帯が残ってるじゃないですか』
この傷は軽い外傷ので大丈夫であります!
それより、早くガチグマを鎮めて落ち着かせなければ…コンゴウ団の集落の方も、ユウガオ氏も安心しませんし、何よりコウタ少年の変える手がかりが見つからないであります。
そう言えば、朝からコウタ少年を見かけませんがショウは知らないてありますか?
『さ、さぁ?シマボシ隊長のところへ行ったのは見ましたが…』
彼にも不便な思いをさせてしまっているであります…早く未来へ返す手段を調べなければ…
では行ってくるであります!
レンジャー!
【少しよろけながらも坊主頭の少年は走って行った】 - 69柘榴石(18)23/04/22(土) 20:56:02
あれがシンオウ神殿…時空の歪みはあれの真上に位置しているんですね
『…くぽ…』
…センパイ? - 70二次元好きの匿名さん23/04/22(土) 21:09:09
【天冠の山麓の中腹の山小屋】
「どうぞ。散らかってはおりますが」
ありがとうございます……
【ノボリはしゅんしゅんと沸いているヤカンからお湯を注いで熱いお茶を淹れる】
……おいしい
「落ち着かれましたか」
はい。ちゃんと、頭が回りそうです……。少し、おちついたつもりだったのですが、やっぱり動揺は続いていたみたいですね……
「それはよかった。よろしければ××さま、私(わたくし)とポケモン勝負をしてくださいますか」
い、いま、ですか……⁈
「今だからこそ、でございます。調子を取り戻すにはルーティンワークをこなすのが一番。野生のポケモンとの対戦は日常茶飯事でしょう?」
……そ、れは、そう、ですね。……わ、わかりました。受けてたちます!
「ありがとうございます。それでは、勝利に向かって出発進行ー!」
【勝負の終了後、息を切らしたウォロがやってきた】
「見つけましたよ、××さん!」
ひゃっ、ウォロ、さま。ど、どうされたのですか?
「どうもなにも。××さんがコトブキムラから出て行ったと聞いて、心配になって追いかけてきたのですよ! ええ、無事ですか、××さん!」
ひ、え、ご、五体満足、ではあります……。あ、わたし、ウォロさまを探していて……
「それはよかった! おや、ジブンにですか? なんでしょう?」
ええと、この、空をどうにかするすべを、ご存じではないかと思いまして……
「……ジブンは一介の商人ですよ? ですがご安心を。そういったことに詳しい人を知っています。ご案内しましょう」
ほ、ほんとうですか! ありがとうございます……! - 71三人目の調査隊23/04/22(土) 21:17:33
- 72柘榴石(18)23/04/22(土) 21:24:09
「リュウカさん、こっちだよ!」
「デンボクの旦那に足止めされててな。…小さいのはどうした?」
【翡翠色のモクローは女性のポーチから目だけ出している。小刻みに震えているようだ】
それが、ここに来た途端に震えが止まらなくなってしまって…洞窟を抜けるまではなんともなかったのですが
「あの異様な光景を間近で見たらちょっと怖じ気づいちゃうかもね…」
「無理すんなよな。おめえは充分頑張ったろ」
そうですね…幸い近くにウォロさんがいるので一緒に待ってていただきましょうか
『…!くぽ!!』
【モクローはポーチから飛び出ると女性の肩の上で大きく翼を広げた】
『く~ぽ~!!』
センパイ?無理しなくても…
【イヤイヤと首を振るモクローをセキがじっと見つめる】
「いや、前言撤回だ。男がここまで意地見せてるんだ。連れてってやろうぜ」
でも…、…いえ、わかりました
危険そうならすぐ避難してもらいますからね!
『くぽ!!』 - 73駆け出しレンジャー23/04/23(日) 00:27:54
【ガチグマを前に膝をつく、坊主頭の少年】
クッ!ミジュマル殿!
またなのか…!また負けるでありますか…。
いえ、ここで諦めたら終わりであります!!
【震える太ももを叩き、立ちあがる少年】
『グォォオオ!!』
ひっ!
【しかしガチグマの咆哮に身を竦ませる】
「マグマラシ!『いわくだき』!」
【ガチグマの爪が坊主頭の少年に降りかかるとき、何かの影が少年とガチグマの間に入った】
マ、マグマラシ…!どうして…。
【ギンガ団の制服をした金髪の少年が息を切らしながら坊主頭の少年を庇うように立つ】
コウタ少年!
「別にあんたが怪我しようと構わないんだけどさ…」
「オレのためにって言って怪我してくんのは夢見が悪いんだよ!」
「マグマラシ!行くぞ!」 - 74柘榴石(18)23/04/23(日) 08:10:59
【シンオウ神殿前に陣取り時空の裂け目を睨み付けているデンボクへ赤毛の女性と翡翠色のモクローが近づいていく】
「…お前たちか」
デンボク団長 宣言通り、異変を解決する手段を得て参りました
「うむ…あかいくさりとやらで世界を繋ぐと聞いた。繋ぐとは、繋ぎ止める…正しい世界を維持することだろうが、本当に信じてもよいのか?」
ええ、もちろんです ヒスイまで元の世界のような惨状になってほしくありませんから
『くぽ』
「…………」 - 75柘榴石(18)23/04/23(日) 08:12:38
「旦那、まだこいつらのこと疑うのかよ?」
セキさん
「あかいくさりすら罠だというのか?小さいのがこんなに震えてるのも演技に見えるか?オレは一緒にいたからわかるぜ。これすら自作自演ならもう手はねえよ」
【デンボクは静かに立っている女性と震える身体で必死に肩に掴まっているモクローを見、目を伏せた】
「…そうだな。だが、おいそれと信じ、もしものことがあった時…ギンガ団のみなに申し開きがたたぬ」
「だったら一緒にやれよ。旦那の代わりにオレが責任取るよ!」
私だって命を懸けているし、センパイだって恐怖と戦っているし、セキさんとカイさんだって集落を背負っているのです デンボク団長
「…あいわかった!これより先の事態にはお前と私、より強いものが当たるとしよう。リュウカとそのポケモン、立ち合え!今日は真剣勝負だ!!」 - 76駆け出しレンジャー23/04/23(日) 10:24:54
【金髪の少年のマグマラシが『アイアンテール』でガチグマを下す】
【完膚無きまでに力尽きて倒れて動かないガチグマの側へ駆け寄るユウガオ】
『ガチグマや たくさん暴れまわって もうくたびれたでしょう あなたのおかしな状態を治しますね シンジュ団 秘伝の薬その名も毒除丸 !!』
【苦さから嘔吐するガチグマを背後に坊主頭の少年が金髪の少年に話しかける】
コウタ殿…
「勘違いするなよ、お前のバトルが下手なのとオレが未来に帰るために勝手にギンガ団になっただけだからな!」
「でもまさかギンガ団になるとは思わなかったけど…」
そうでありますか!
同じギンガ団になったのならば自分達の関係は一蓮托生も同義!
改めてよろしくお願いするであります!
「ふん!」
「あ、アルセウスフォンが…」
【金髪の少年のアルセウスフォンにメッセージが受信される】
『すべてのポケモンとであえ』 - 77柘榴石(18)23/04/23(日) 10:34:38
【デンボクが繰り出したウォーグルに対し、女性はバクフーンを出す。攻撃を食らいつつも連続のひゃっきやこうでウォーグルを倒した】
【次いで出てきたカビゴンを見て一瞬考えると、バクフーンと交替でトゲキッスを出した。バクフーンを狙って放たれたカビゴンの10まんばりきは空振りに終わる】
【トゲキッスはドレインパンチで回復しつつ相手の体力を削っていくが、互いに耐久が高くなかなか勝負が決まらない】
【長期戦の末、回復手段を持っていたトゲキッスに軍配が上がった】
【デンボクのゴローニャが撃ち出したステルスロックが交替したロズレイドに食い込んだ。お返しとばかりにどくのこながゴローニャに振りかかる】
【岩の欠片を食い込ませながらも、ロズレイドははなびらのまいを優雅に舞ってみせる。女性の掛け声に合わせて的確にゴローニャへと攻撃を当てた】
【デンボクの最後の一匹となったピクシーと傷だらけのロズレイドを見比べ、女性はギャラドスを繰り出した】 - 78駆け出しレンジャー&トレーナー23/04/23(日) 11:04:44
【『イモヅル亭』でイモモチを食べる調査隊たち】
しかし、いつの間にコウタ殿はギンガ団の試験を受けていたでありますか?
『今朝からですよ。昨晩いきなり隊長に「ギンガ団に入りたい」なんて言い出して…』
「ショウ!余計なこと言うなよ…!」
『事実じゃないですか、それで今日ギンガ団の調査隊になってフタツボシなるやいなや、すぐに紅蓮の湿地へ向かったんですよ』
『そうだったのですか…捕獲のスペシャリストのキダチくんバトルのプロフェッショナルのコウタくん、そしてクラフト名人のショウくん!大変頼もしい人選です、ボクもポケモンの研究がはかどるというものです!』
『明日の調査もみんなで頑張りましょう!』 - 79柘榴石(18)23/04/23(日) 11:25:30
【デンボクは巨大な体躯のギャラドスに一瞬眉を跳ね上げるが、すぐに冷静にピクシーへと指示を下す】
【ピクシーの攻撃がギャラドスの身体を傷つけていく。避ける気がないのか、何かを待っているのか、ギャラドスはじっと耐えている】
【女性もピクシーとデンボクを強い視線で見据えながらじっと待っている。その表情に焦りや心配は見えない】
【やがて息切れしたのか、ピクシーの動きが一瞬止まった。女性とギャラドスは示し合わせたかのように同時に動き出す。女性は思いきり息を吸い、腹の底から叫んだ】
ムラをほったらかしにしておいて!!何が申し訳が立たないですか!!デンボク団長のわからず屋ーーーー!!!!
『くぽーーーー!?!?』
【ギャラドスの力業アイアンヘッドがピクシーに直撃した】 - 80柘榴石(18)23/04/23(日) 16:53:16
【強烈な一撃で目を回してしまったピクシーがボールへと戻っていく】
「りゅ、リュウカ…?」
最高司令官が最前線に出てどうするんですか!!裂け目から出てきたポケモンにあなたが倒されたら今のコトブキムラは烏合の衆です!!今門番の代理をされてる方、指示を聞かないアゲハントさんしか連れてないんですよ!!
「それはやべえな」
私やセンパイを疑うのも理解できなくはないですが!私たちに叛意があるならばこんな回りくどいことはせずに夜のうちに混乱に乗じてあなたとペリーラさんとムベさんとシマボシ隊長のうち最低2人は無力化させたのちムラを襲撃しています!!
「ぷりぷり怒りながらすごいこと言ってる…」
第一、ポケモンを否定したままどうやって安住の地を作るんですか!?私は譲り合いの余地がない敵性生物を相手にしてきたからわかります!どちらかが根絶やしになるまでそんなもの作れませんよ!
『くぽくぽ』
【翡翠色のモクローが宥めるようにして女性の肩をぽふぽふと叩いた】 - 81柘榴石(18)23/04/23(日) 22:44:54
はあ…はあ…だんだん自分が何を言っているのかわからなくなってきました…
「怒り慣れてない人の怒り方ですね。リュウカくん、水をどうぞ」
あ、ありがとうございます
【女性が水を飲んでいる間にラベン博士は厚い冊子をデンボクへと差し出した】
「これは彼女と彼が調査してくれた現時点でのポケモン図鑑の写しです。出来栄えと進捗状況については後でじっくり目を通していただくとして…どのタスクもボクが指示したものですが、我ながらかなりの手間と危険性を伴うものとなっています」
「…………」
「これだけの仕事をしながらキングを鎮めて、ムラの人々の依頼にも応えてきた。ボクたちを騙すだけならここまでする必要がない。あまりにも非効率的だとボクは主張します。まずは知ってください。話はそれからです」
ラベン博士…
……センパイ?
『くぽ~』
【翡翠色のモクローはいつの間にかその大きな瞳からぽろぽろと涙を溢していた】 - 82スケッチ(24)23/04/23(日) 23:47:21
- 83駆け出しレンジャー&トレーナー23/04/24(月) 00:46:22
【朝の宿舎で準備運動する坊主頭の少年】
【眠たい目をこすりならその様子を見る金髪の少年】
お!コウタ殿!おはようであります!
「…その…コウタ殿はいいよ…なんかバカ殿っぽいし…コウタでいいよ」
やや!そうでありましたか!
コウタ、今日からよろしくお願いするであります!
【金髪の少年は照れくさそうにマフラーを口元にまで引っ張る】
「…ふん」
【二人の元へショウが駆け寄る】
『キダチ!コウタ!団長室に急いで!』
「何があったんだよ」
『ガチグマの件です!かなり深刻なので急いでください!』 - 84柘榴石(18)23/04/24(月) 08:11:03
せ、センパイ!?大丈夫ですか!?やはり強行軍が辛かったのでは…
『もふ~』
【翡翠色のモクローはふるふると首を振った。既に涙は止まっている】
「うむ…リュウカよ。申し訳なかった」
い…いえ、私はいいんです 慣れていますから それよりもセンパイを犯人扱いしたことを怒っています!
「いや…疑われることに慣れるなどあってはならん。モクローもすまなかった」
『くぽ?…もふ!!』
【モクローは頭を下げようとするデンボクに首をかしげると、女性の肩から飛び移ろうとした】
『くぽ~~~』
「うむう!?」
【甲冑が思っていたより掴まりづらかったのかころころと転げ落ちるモクローの身体をデンボクが慌てて受け止めた】
『くぽ!!』
【手の中でキャッキャッとはしゃぐモクローをじっと見つめて、小さいな、とデンボクは呟いた】 - 85駆け出しレンジャー&トレーナー23/04/24(月) 16:34:17
キダチ、コウタ、ただいま到着であります!
何があったでありますか!
『オレが話すコンゴウ団の峠クイーン ドレディアが荒ぶっている……ヒナツめ オレにも隠していやがった! 話をきこうにも ヒナツめ コトブキムラのどこにもいねえんだ』
『そう言えばうまそうにイモモチを食っていたぞ! まあ わしのイモモチは絶品だがな』
『シンジュ団の ガチグマが暴れていた件 コンゴウ団のヒナツが 関わっているのであれば 2つの団は また争いかねない……!』
『デンボクの旦那 オレたちが争ったら ギンガ団はどうするんだよ?』
『……どちらの味方もしない』
『どちらかに肩入れをすれば もう一方と争うことになる これから根ざす土地をこれ以上あの時のように荒らすわけにはいかぬ……!』
あの時の…?
『………そうだったよな、オレたち両団が争わぬよう 親しみをこめてあえて呼び捨てにしたいと申しでた旦那が介入するわけねえか…』
【デンボクが坊主頭の少年に話しかける】
『キダチよ、なにかよい手立てを 知っているのではないか?』
ならばガチグマと協力して匂いで探しだすであります!ガチグマの鼻ならどんなに遠くでも見つけ出せるであります!
『ガチグマ? あんたシンジュ団のユウガオさんや ガチグマに認められたのか? すげえな! よし ガチグマで ヒナツのにおいをたどろうや!』
『オレはドレディアのキング場…… 舞台の戦場に向かうからよ!』
【そう言ってセキは団長室をあとにする】 - 86駆け出しレンジャー&トレーナー23/04/24(月) 16:37:10
【団長室から出ようとする坊主頭の少年をデンボクが引き止める】
『キダチ』
はい!
『お前はシマボシからなぜオタケが離反したか調査しているようだな?』
はい!その件でオタケからもコンゴウ団集落を調査するようアドバイスされたであります!
『うむう…野盗三姉妹…この件はかなり根深い問題だ。当事者であるわたしでさえ軽率に口に出せぬ。なぜならば下手をすればギンガ団、コンゴウ団、シンジュ団の関係が悪化する場合もあるからだ…』
『だが、いずれは膿として出し切らねばならぬ』
『キダチよ、お前は任務とは別に第三者としてこの件を調べ、お前自身で判断せよ』
はい! - 87柘榴石(18)23/04/24(月) 17:04:29
ペリーラさんとデンスケさん含む警備隊の方々には一部を除いてムラに戻っていただきました
本当はデンボク団長にも戻っていただきたかったのですが断られてしまいました…
デンボク団長だけではなく、長の方々は自分達の目で今回の異変の顛末を見届けたい気持ちが強いようです
確かにこの世界には通信機器がないので集落に戻ってしまったらこちらの様子がわかりませんものね
…さて!あかいくさりも用意しましたし、そろそろ行ってきます!
【あかいくさりを咥えてポーズをとっている翡翠色のモクローの写真】 - 88柘榴石(18)23/04/24(月) 17:32:46
【翡翠色のモクローを肩に乗せた赤毛の女性がシンオウ神殿へと入っていく】
時空の裂け目…ポケモンらしき姿が見えるという話でしたね
私やセンパイもそこを通ってきたと思われますが、あの向こうには一体何があるのでしょう…
『…くぽ!!』
「待ってくれや。何かが頭に…いや、心に話しかけてくる!?」
セキさん?
「シンオウさまだ!?シンオウさまがオレに語りかけてるぜ!!」
『アカいクサリ… ヨクきタ
ヒトよ ワれヲ ツカまエテミヨ!
キタるベキ タタカいニ ソナえテ!』
【時空が裂け、青い鉱石のような大きなポケモンが姿を現した】
あれ、は……ドラゴン?
『くぽぉ!!』『プシュウ!!』
【モクローが咥えていたあかいくさりを空中に放る。それは赤い光を纏って飛んでいき、ポケモンを拘束したのち砕け散る】
【バクフーンがボールから出てきて叱咤するように女性の背を叩いた】
は……っ、はい、倒すのではなく、捕まえるんですね!!行きましょう、イミビさん!! - 89駆け出しレンジャー&トレーナー23/04/24(月) 19:38:08
【坊主頭の少年がカミナギの笛でガチグマを呼び出す】
【ガチグマは申し訳無さそうにしゃがんで少年が乗りやすいようにする】
『ガチグマは暴れていたときに、あなたを傷つけたのを気にしているようね』
そうでありますか!過ぎたことは仕方ないであります!被害が自分だけで済んでよかったであります!
さ!このイモモチを手がかりにヒナツ殿を探すであります!
「ガチグマに二人乗りはキツそうだな…」
【金髪の少年がカミナギの笛でアヤシシを呼び出す】
【アヤシシとガチグマは軽く会釈の仕草をする】
【その様子をユウガオが息をのんで見る】
『シンジュ団とコンゴウ団のポケモンは仲良くしているというのに私たち人間は何をしていたのでしょうね…』
『さぁ、ふたりとも気をつけていってらっしゃい』
『わしはあなた達から合図が来しだい、あとからゆっくり向かいますね』
ガチグマ!ヒナツどの捜索作戦であります!
レンジャー!! - 90二次元好きの匿名さん23/04/24(月) 21:33:25
【古の隠れ里にウォロと少女がやってきた】
「またぞろ怠けにきたのか? 空が赤くても変わらぬヤツよのう」
「どうも、コギトさん。今日はヒスイの神話や伝説を学びにきたわけではないのです」
「コギトじゃ。して、こやつは?」
は、はじめまして。××、と言います……
「まさに時の人ですね。荒ぶるキングたちを次々と鎮めたんです」
「ああ、以前話しておった時空の迷い人か」
……迷い人?
「なに、こちらの話よ。それよりも……」
「ふむ。そなたのおかげでようやく務めを果たせそうじゃ」
務め……です、か?
「時空の裂け目は捨ておけぬ。時空、空間の均衡が崩れかねん。それを防ぐ使命を託されたのが、時空の迷い人であるそなたじゃ!」
……ぇ……。わ、たしは、ただの一般人で……。なにかの、間違いでは……
「ふう……。長い話になるのう。参れ、自慢の庵に入れてやる」
ぁ、は、はい……! - 91二次元好きの匿名さん23/04/24(月) 21:58:41
「時空の裂け目はのう、いくつもの時空につながる穴という……」
「そのひとつ、はるか向こうの時空におられるのがシンオウさま」
……いくつもの、時空。た、たとえば、ポケモンがいない時空というものもあるのでしょうか……
「あるじゃろうな。ただ、かなり遠い枝となろう。例え時空の裂け目であろうと、そうそうここヒスイと繋がる場所ではない……」
そう、なのですね……。一見別のようで、けれど繋がっている……
シンオウさま、とは……どちらの?
「往古来今、謂之宙。四方上下、謂之宇」
「現在を含む未来、すなわち時間を宙と呼び、前後左右上下の全方向、すなわち空間を宇と呼ぶ」
「わかるな。時間と空間、あわさって宇宙となる。コンゴウ団、シンジュ団のように時間と空間のどちらかだけをすごいと言えるものかのう」
……つまり、ええ、と……。はるか向こうの時空におられるシンオウさまは、二柱いらっしゃる、と? コンゴウ団とシンジュ団、それぞれ信じるシンオウさまがいますが……どちらも、正しく、相手を否定しているという点で、どちらも間違っている……?
「まあ、異なる時代を知るそなたにはわかる話よのう」
「さて、時空の迷い人よ。使命の内容を伝えようぞ」
……は、はい……っ - 92二次元好きの匿名さん23/04/24(月) 22:09:54
「ヒスイ地方にある湖……。シンジ湖、リッシ湖、エイチ湖。それぞれに心を表すといわれるポケモンがおってな。湖はそなたも見たじゃろう?」
あ、はい……。すみずみまで、探したかったので……。心を表すポケモン、ですか?
「そう。感情を司るエムリット。意思を司るアグノム。知識を司るユクシー。この湖の3匹の試練をこなし授けられたものを、霧の遺跡にもってゆくのじゃ」
「そこで得られる『あかいくさり』なら世界をつなげられるらしいでな」
「世界をつなぐ……ですか? 裂け目を閉じるのではなくて?」
「ええい、そのような目で見るな。わしだって、裂け目が生じたら湖をめぐり霧の遺跡にゆけという大昔の話がどこまで真実か知らぬ」
……つなぐことは、綴じることと同じ、だと思います。ウォロさま
「××の言う通りじゃ。とはいえ、真実かわからぬことであっても伝承せよとの役目は果たさねばならぬからのう」
「まったく、先祖も罪じゃ! 子孫の苦労も考えずに伝説など残しおって」
「ふう……。そなた、使命がわかったなら、やるよな」
……はい。わたしに、できることならば、しなくてはなりませんから
「成すべきことを知っているというのは尊いのう」
「コギトさんの庵には、クラフト台もありますし。材料であればジブンが手配しますよ。もちろん代金はいただきますがね」
……いいのですか?
「お得意様ですから! それに、商人はものを売るのが仕事です。しかし、放牧場や手当てはどうしましょうか……」
……コトブキムラに戻れば……
「ですが、今は戻りたくないのでしょう?」
それは、そう、ですが……
【ケェイ、という鳴き声】
「ん? なんじゃ、今の鳴き声。今度はポケモンでも迷い込んだのか」
「そなたたち、見てまいれ」
「はいはい。ではいきますかね」
わかりました……! - 93柘榴石(18)23/04/24(月) 22:12:54
【ディアルガを収めたハイパーボールは何度か揺れると、神殿の床の上でその動きを止めた。捕獲の合図である花火が上がる】
捕まえた…いえ、認めていただいた、が正しいでしょうか
「さすがです、リュウカくん!戦っている様子も捕獲の瞬間もきちんと見ましたよ!調査隊の誇りなのです!」
ありがとうございます、ラベン博士!
『くぽ!!くぽ!!』
…センパイ?
【ボールを拾い上げた女性の髪を翡翠色のモクローが引っ張る。その直後、頭をおさえたセキが声を上げた】
「まただ!シンオウさま…いや、ディアルガさまが、オレの心に話しかけて…!?」
『サけた ジクウ…
コボれた ツヨイ チカラ…
アラぶる イッピキ… ヤッてクル!
ヒトよ ワれと トモニ タタカエ!』 - 94柘榴石(18)23/04/24(月) 22:20:08
もう1匹!?シンオウさまは二体いる…ということですか!?
「だがあかいくさりは砕けた…!いかにリュウカといえど、もう1匹と相対するのは無理やろ!!」
【時空が裂け、白い宝珠のようなポケモンが現れた!!】
『ぱるらぱるぅるらああ!!!』
『くぽぉ…!!』
センパイ!!
【女性は放出されるエネルギーで吹き飛ばされそうになる翡翠色のモクローを抱き込んだ】
「もう一体のシンオウさまが…!戦いになる前に退却や!退けい!ひとまず山頂ベースまで戻るで!」
ですが団長…!放ってはおけません!!私は残るので皆さん逃げてください!!
「あほかあ!死んだら終わりやろうが!!」
…いえ、私は…
【女性はデンボクの言葉に息をのみ、目を伏せる。そこで腕の中に抱えたままのモクローに気がついた】
『くぽ…!!』
【モクローは小さく震えながらも必死で白いポケモンを睨み付けている】
センパイ…センパイを無事にお家に帰さなくては…
…わかりました、今は退きます!! - 95謚シ縺苓干23/04/24(月) 22:44:07
【ひどくノイズの入った映像。よく目を凝らすと緋色のトカゲのようなポケモンに跨がってエリアゼロを下っていくメッシュの入った癖毛の男性の姿が一瞬見える】
- 96三人目の調査隊23/04/25(火) 08:28:30
【朝方で賑わう市場を写した映像】
お届けものです。
ああ、今日の入荷分が来た!
ん?何かお探しですか?
はい。少し。 - 97柘榴石(18)23/04/25(火) 12:51:12
センパイ、大丈夫ですか?
『もふ~…』
【山頂ベースにて。団長たちとラベン博士が顔を突き合わせているところへ翡翠色のモクローを抱いた女性が近づいていく】
「なんともいえない圧力…さすがに調査は無理ですね。それにしてもリュウカくん、よくあの場に立っていられましたね」
私は大丈夫です、慣れていますから センパイは少し疲れてしまったようですね…
「無理もないよ。わたしたちさえあの場に長く留まるのは難しかったぐらいだもの」
「根性ある赤ん坊だなあ、おめえはよ」
『くぽ~』 - 98柘榴石(18)23/04/25(火) 13:19:35
…あの、デンボク団長 色々と生意気な口を利いて申し訳ありませんでした
「む!?」
命令も無視してしまいましたし、罰は全て終わった後に受けますので
「いや、今回は私が間違っていたのだ。モクロー共々苦労をさせたというのに、よくぞヒスイ地方の皆を助けてくれた。手助けしてくれていたセキとカイにも心より感謝する」
「まあ、時空の裂け目をほっとくわけにもいかねえし」
「デンボクさんも何やら事情があるようだからね」
「デンボク団長、全てが終わったら先程渡したポケモン図鑑をよくよく読んでほしいのです!リュウカくんはもう少し怒りを上手くアウトプットする術を身につけましょうか」
「うむ」
は、はい
「では、丸く収まったところでもう一体のシンオウさまについての話し合いを始めましょう!」
『くぽぽぽ~』 - 99二次元好きの匿名さん23/04/25(火) 16:25:19
「おや、ケーシィ……。どこからテレポートしてきたのでしょう?」
ケーシィさま……。隊長室に、シマボシさまと、いた?
『ケェイ』
「あら、手紙ですね。××さん宛ての」
あ、ありがとうございます。手紙、ですか……?
これ、って……
「もしかして良い報せですか?」
……はい
……わたし、いても、いいんですね。……うん。うれしい、な……
「さてと。3つの湖を巡る……ですか。なかなかに骨の折れる仕事、どなたか手伝ってくれませんかね」
「……××さん?」
え、っと、す、みません……。だれか、来ます
【体重の軽い足音】
「ウォロさん? 教えられた通りに来たけど……」
カイ、さま?
「××さん!」
わ、わ、わっ! - 100二次元好きの匿名さん23/04/25(火) 16:41:39
【金髪の少女と水色の髪の少女が抱き合っている】
「ノボリさんから天冠の山麓にいたって聞いたよ。よかった、無事だったんだね!」
ぇ、は、はい……。あの、どうして、こちらに……?
「だってわたしたち、友だちでしょう?」
「セキやデンボクさんと話し合ってね。異変を解決手段があるかもしれないとウォロさんが言ったから、わたしは××さんを手伝って、セキはデンボクさんたちと協力することにしたんだ」
「キングたちはキャプテンが落ち着けているから大丈夫。問題はないよ」
そう、なんですね……。よかった……
……怒って、いないんですか? 勝手に、飛び出してしまって……
「怒らないよ。怖かったんだよね、××さん。いきなり空がこうなってしまって、驚いてしまったんだよね」
「そういう気持ちは、わかるよ。すごく、わかる」
「だから、大丈夫」
……ありがとう、ございます。カイさま - 101柘榴石(18)23/04/25(火) 16:43:46
『うちゅうはじまりのいし あかいくさり ひとがつくりしうつわ それらをあわせ みだれしくうかんをおさめよ』
うーん…つまりは創造神由来の2つの素材と人間の技術を合わせて【荒ぶるもう一匹】を鎮める道具を作れということでしょうか
ともあれ、うちゅうはじまりのいし…オリジン鉱石がなければ始まりません!採りに行ってきます!! - 102駆け出しレンジャー&トレーナー23/04/25(火) 16:45:22
見つけたであります!コウタ!信号弾を!
【金髪の少年は信号弾を空に撃つ】
『あ、キダチ…… ガチグマは?』
コウタの助力もあり無事に鎮めたであります!
『強いんだな で どうしてここに?』
ガチグマ殿に協力してもらってイモモチの匂いを辿って探したであります!
『すごいな ガチグマ さすがシンオウさまに力をもらった ポケモンの子孫だね。あたしの食べた イモモチの 匂いをたどってきたの?…… おいしかったし コトブキムラ おもしろかったなあ』
ヒナツ殿、その足は…!
『あはは…… 罰が当たったのかポケモンに追われ足をひねっちゃった』
『ダメだね、あたし…ユウガオさんにちゃんとドレディアの花粉の件も伝えられなかったし、シンジュ団との衝突を避けようと一人で解決しようとしたけど失敗しちゃった…』
『いたいた あなたがヒナツだね』
『ひゃあ!? あ あの ユウガオさん あたし あたし あの……』
【ユウガオが深々と頭を下げる】
『ええ!!』
『このとおり謝りますよ コンゴウの小娘と思い あしらっていたことをふくめて わしが悪かったね 申し訳ない』
『え? あの だって…』
『あなたは悪くない むしろガチグマやドレディアだけでなくシンジュ団やコンゴウ団の衝突も避けようとしていたんだろ なのに あなたの話をきかなくてさ これでは長く生きている意味がないよ。で その足 どうしたんだい?」
『シズメダマの材料を…… 集めていて 転んで足をひねって…ラベン博士にシズメダマのことを教わってシズメダマをつくってみたんだけど…… ギンガ団の技術 すごいなあ あたしもいろいろ教わりたいよ……』 - 103駆け出しレンジャー&トレーナー23/04/25(火) 16:48:31
『だったらよ 事態を解決しねえとなあ!』
【セキがヒナツの元へ歩み寄る】
『リーダー』
『なあに ひとりでしょいこんでんだ、そんなに頼りないのか オレは? ……うんまあ 頼りねえな。最近、長になったばかりだし、オタケの件もあったし、シンオウさまをみたこともねえし ドレディアの 異変も想像できなかったし』
『おい キダチ、コウタ! ヒナツがこしらえたシズメダマ 舞台の戦場まで運んでおくからよ!』
ご協力感謝であります!
『大丈夫ですからね ふたりがドレディアを鎮めてくれる それで万事解決ですよ。キダチ、コウタや。あなたは ドレディアのキング場である 舞台の戦場に向かいなさいな ヒナツはわしと相棒のビーダルで ちゃんと連れていきますからね』
『……みんな 優しいな』 - 104柘榴石(18)23/04/25(火) 16:56:50
「カイ 助けを頼めるか」
「もちろん!キクイを山頂ベースに呼ぶね」
力仕事ならお任せください!キクイさんが到着次第出立します
『もふ~!』
「ああ、待ってください。センパイくんは疲れているでしょうしボクたちと一緒に待機しましょう」
『くぽ!?』
そうですね、コトブキムラを飛び出してからきちんとした寝床で休めていませんし…
『くぽ~!くぽ~!』
【翡翠色のモクローはころころと転がりながら抗議をしている】
だ、大丈夫ですよ しっかり休んで荒ぶるもう一匹との決戦には一緒に行きましょう?
『もふぅ…』
「今回はやけに粘るじゃねえか。どうするよ?」
うーん…
「どれだけ待てど暮らせどお招きはないのですからね、ツバキ自ら馳せ参じましたよ。アニキ、ツバキにも役目をくれよう!」
あ、
『くぽ!!くぽぽ~~~!!!!』
「わぶっ!!」
「よしよしツバキ、男に二言はねえな?望み通り役目をくれてやるよ」 - 105二次元好きの匿名さん23/04/25(火) 17:22:53
ええ、と……
カイさまと、3つの湖をめぐることに、なりました……
わたしにも、できること、あるみたいで……よかった、です……
がんばら、なくては - 106柘榴石(18)23/04/25(火) 19:16:23
- 107白23/04/25(火) 21:08:35
【汗を流してポケモンを捕獲しながら少女が進んでいる。と、ジュナイパーがボールから出て、背後から追ってくるトリトドンと話をしだした…】
- 108二次元好きの匿名さん23/04/25(火) 21:23:36
- 109二次元好きの匿名さん23/04/25(火) 21:40:44
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- 110柘榴石(18)23/04/25(火) 21:46:07
【山頂ベースのテントを俯瞰から覗いた映像。スヤスヤ眠っている翡翠色のモクローにツバキが不思議な旋律を歌っている】
「そのメロディー…どこかで聞いたことがある気がするのです。ヒスイのものではないですよね?」
「そうとも言うし、そうでないとも言える。このモクローが歌っていたものをツバキがアレンジしてあげたものですよ。半分はヒスイ…いや、コンゴウ団のものと言えるでしょう」
「とすると、センパイくんの出身地のものでしょうか…うーん、おそらく拙い歌に更にアレンジが加えられているので、思い出せそうで思い出せないのです…!!」
『くぷ~…』 - 111白23/04/25(火) 21:49:00
【キング場である。顔色が悪い少女がやってきた】
【ゲンガーが大きなガーディを脅している…】
「ほら、進化しなさいよ!」
「ここにくる勇気のあるポケモンは進化するといわれていること、うちらは調べたんだから」
「おまえ、強くなるぞ」
『ばぁばう⁉』
【どうやらガーディが進化することを望んでいるようだ】
【見ていられなかったのか、少女がかけよった】
「またきた、おじゃまむし」
「うちが相手をするわ。さあ、やっちまいなユキノオー」
【ユキノオーを出してきたオタケに対抗して、少女は捕まえたばかりのブーバーを出す。勝負が始まった…】 - 112柘榴石(18)23/04/25(火) 22:12:13
【赤毛の女性とセキ、カイはキクイの案内で太古の洞穴へと足を踏み入れていき、ほのかに赤く光る鉱石の前で足を止めた】
「なんともいえない空間だね…ここから世界が始まったような、並々ならぬ力を感じる…!キクイ、どう?」
「オレの採石の知識と技術、そしてヌメイルの技があれば…」
キクイさんキクイさん、私は何をすればいいですか?採石とはどのようにするんですか?周りの岩を破壊すればいいのでしょうか?
「リュウカさん、ストップストップ!ここはオレとヌメイルに任せてほしいんだね!!」
「ちび先輩を置いてきたの早まったかなあ」
「あんたはオレたちと一緒にキクイの護衛と荷物運びだ。頼んだぜ」
はいっ - 113白23/04/25(火) 22:27:29
【ブーバーのかえんほうしゃにユキノオーが倒れる】
「火山が熱いからさ、ユキノオーも本調子じゃなかったの! つまり手加減してやったってことなの! だいたい、こんな熱い場所で戦うなんてユキノオーがかわいそうだろ」
「姉者だけどな。ユキノオーを戦わせたの」
「いけ。ドクロッグ、毒まみれにしてやりな」
【少女は無言だ。オウメのドクロッグにジュナイパーをくりだした…】 - 114柘榴石(18)23/04/25(火) 23:02:47
「ちょいと待っていただこうか」
!!
【セキとカイが振り返るより早く女性が動いた。振り向き様に地面を蹴り、現れた三人のうちお下げ髪の女の衣服を掴んで地面へと引き倒す】
「は、離せ!不意打ちとは卑怯な!!」
非常事態ゆえ咄嗟に取り押さえてしまいましたが…遺跡盗掘犯及び誘拐犯ではありませんか
「オタケ!?おめえ、コンゴウ団を抜けて何やってんだ!!」
む?セキさんのお知り合いですか?
「…ああ、元はうちの者だ。古くさい団が嫌だからギンガ団に入るって出ていってからそれっきりよ」
「そっちのオウメは元シンジュ団だよ。ガラナちゃんから聞いた時はまさかと思ったけど、本当に野盗になってたなんて…」
……お二人に免じて一度だけ解放しましょう 用件があるならお早めにどうぞ - 115柘榴石(18)23/04/25(火) 23:06:10
【解放されたオタケが女性から十分に距離をとると、オマツはオリジン鉱石を指して言った】
「その赤い石、かなり貴重なお宝と見た。掘り出してあたくしたち野盗三姉妹によこしな」
なんだ、火事場泥棒ですか どこの世界にもいるんですね
「野盗三姉妹って言ってるだろ!?」
「オウメ、これは宝のように貴重なものだけど、赤い空を元通りにするためのものだよ!」
「長がマジメくさってるからシンジュ団も息苦しくなるの!」
うーん、まるで話が通じませんね 今大事なのはそこではないと思うのですが…
「団を抜けた理由なんざどうでもいい。リュウカ、さっそく仕事だぜ!オレはオタケ、カイはオウメを相手にするからあんたは残りの一人を頼む」
よろしいのですか?
「ここでキクイの邪魔をされるわけにはいかねえだろ。行くぜ、リーフィア!」 - 116柘榴石(18)23/04/26(水) 10:07:16
【バクフーンのひゃっきやこうでやけど状態になったゲンガーに追い撃ちでもう一発食らわせ、ゲンガーは戦闘不能になった】
現在、あなた方よりも優先順位の高い任務を遂行中です 今は追わないので速やかに去りなさい
「くっ…、お宝は見逃してやるから、真っ赤な空なんとかしろよな!」
「見逃してやるはこっちの台詞なんだが…」
「リュウカ、さすがの強さね。あなたならテンガン山にやってきたというバケモノだってなんとかできるでしょう」
…ああ、もしかしてそれが心配で様子を見にきたのですか?安心してください 【荒ぶる一匹】は必ず鎮めてみせますので
死は平等なものです 善良で真面目に生きている人間も、更正の余地がない極悪人も、死ぬ時は死にます
「リュウカさん…?」
逆に生も平等なものです なくなってもいい命なんてない なかったんです
だからあなた方のことも助けますよ
【オマツは怪訝な顔をしながらも、オタケとオウメに目配せをするとめかくしだまを地面に投げつけた】
「次に会ったらただじゃおかない。覚えておきな!」 - 117駆け出しレンジャー&トレーナー23/04/26(水) 13:07:25
【『舞台の戦場』で集まる関係者たち】
『お待たせしましたね ほら ヒナツの足も わしの塗り薬でばっちりですよ』
『ユウガオさん シンジュ団のあんたに いろいろ 迷惑をかけて 申し訳ねえ……』
『この子は自分一人で解決しようとして抱えきれず、かえってみんなに迷惑をかけましたが 行動の根底は 善心です』
『ですが、この広いヒスイの大地でそんな考えは…変わっていくかもしれませんね。キングとキャプテンが手を取り合って生きてきたように、キダチとコウタのように人間同士も手を取り合って立ち向かわなければならないのでしょう』
「人間同士も…」手を取り合って…。
『峠クイーン ドレディアは 舞姫のごとく絶え間なく動くからね ばっちり注目しながら 回避に専念するのもありだね』
『ああキダチが回避してボールを投げていれば ドレディアもつかれて隙をみせる そこでコウタがポケモンのはいったボールを投げ強さをみせつけるんだろ! 頼んだぜ!』
コウタ!自分はシズメダマ投げに専念するであります!
バトルは任せたであります!
「ふ、言われなくても!」
【二人の少年は『舞台の戦場』へ駆け出した】 - 118柘榴石(18)23/04/26(水) 14:19:32
オリジン鉱石を入手したので、加工のためにコトブキムラへと一旦戻ります!
【赤い鉱石を物珍しそうに眺めている翡翠色のモクローの写真】
センパイもだいぶ回復したようでよかったです - 119柘榴石(18)23/04/26(水) 15:08:39
「あえて尋ねるが、テンガン山頂上の決戦にはその小さいのも連れていくのかい?」
ええ センパイも調査隊の一員ですし、元の世界に帰るチャンスがあるかもしれませんからね
『くぽ!』
「ヒスイにはツバキがいるのに帰ろうとは、頑固なモクローめ。これでも食らいなさい」
『くぽ~』
あっ!センパイの頭にキングリーフを積まないでください!!
「なんで素直に応援できねえんだよおめえはよ」 - 120白23/04/26(水) 15:14:10
【少女のジュナイパーが『つばめがえし』でオウメのドクロッグを倒した】
「梅のように酸っぱい敗北の味……」
「いったよねえ。あたくし、ギンガ団に恨みがあると。カントーから出張ってきてからの恨みつらみ、あなたに八つ当たりだね」
【少女は応えない。答えない。無言でもう一度ジュナイパーをくりだした】 - 121白23/04/26(水) 16:37:17
【ジュナイパーのサイコカッターによりゲンガーが倒れた】
「待って、全員敗北⁉」
「ねえさん! ユキノオーもオウメのドクロッグも回復させたわ。こうやってずっと元気にすればキズぐすりのある限り戦えるってわけ!」
……それ、でも、いいけど
【少女が低い声で言う。否やという気はないようだが、】
『ぐぬ!!』
【キングの子のガーディがやって来た】
「ちょ、なにこのおチビちゃん!」
「いっぱしに邪魔するなって。ちっこいくせに」
『ばぁばう!』
「やっちまいな、ドクロッグ」
「熱くて悪いけどさ、いきな。ユキノオー」
【オウメとオタケがガーディにポケモンをけしかけようとしているところに、】
「ガーディ、およしなさい。勝てっこないのです!」
【ガラナがやってきてガーディを制止した】 - 122駆け出しレンジャー&トレーナー23/04/26(水) 17:17:07
【二人の少年がドレディアと対戦している】
【坊主頭の少年が隙を見てシズメダマを投げる】
コウタ!お願いするであります!
「まかせろ」
「いけ!マグマラシ!」
【シズメダマを当てられてよろけたところに、金髪の少年がモンスターボールを投げてバトルに持ち込んだ】 - 123白23/04/26(水) 17:19:00
「ガラナさん、どうしてここに。ガーディと待っているはずでは……」
「あの子が飛び出して……。海を渡り、島までやってきて……」
「あんなに海を……父である先代キングが消えた海を恐れていたのにですか⁉」
『……くぬん』
[うぉおおーん!!]
『くぬん!』
【なにかの呼び声に応えるようにガーディが鳴く。すると、いきなり進化をした!】
【そして……】
【裂け目から雷が降り注ぐ。……光に目を閉じると、ガーディ──ウインディは金色に変わっていた】
「え?」
「ガラナさん、あぶないですよ!」
[うぉおおーん!!]
『グヌォッ!!』
「ど、どうしたのですか」
「不思議な雷を浴びて……。荒ぶったのですよ! 他のキングやクイーンと同じように……。ですからこの島にくるのはイヤでしたのに……」
【野盗の三人は命が惜しく撤退した】
【ススキ、ガラナ、少女の三人も急ぎ、一旦引くことにした】 - 124駆け出しレンジャー&トレーナー23/04/26(水) 19:49:31
【優雅に踊りを披露するヒスイドレディア】
おお!輝きでよく見えなかったでありますが、かわいいでありますなぁ!
「昔のシンオウにこんなポケモンがいたのかぁ…」
『ふたりともありがとな ドレディアだけでなく ヒナツやコンゴウ団を救ってくれてよ』
「キダチ〜!コウタ〜!ガチグマのことと いい ドレディアのことと いい あんたたちすごいな!! ふぅ…… やっぱりドレディアが 荒ぶるのって ふさわしくないや』
『でぃでぃ……』
『ヒナツ…… おめえ 謝るべき人がいるだろ』
『エッ』
『いいのよ 気にしなくって 年端のいかない若い娘さんなら 周りがみえなくなるなんてよくある話…』
『すべての いのちは べつの いのちと であい なにかを うみだす』
『ズイの遺跡に残された言葉…… きっと シンオウさまの教えなのでしょう。もっとも わしも誰かさんの がんばりをみるまで忘れていましたけど』
【そう言って、ユウガオはふたりの少年に視線を移す】
『あなたたちに会わなければ、わしはコンゴウ団とも協力する気にもならなかったでしょうね。』 - 125駆け出しレンジャー&トレーナー23/04/26(水) 19:51:40
【セキはユウガオに深々と頭を下げた】
『リーダー…』
『ユウガオさん 恩に着ます』
『ヒナツやひとりで抱えこむんじゃないよ わしたちキャプテンはポケモンと寄り添うことを知っている人間だろう?』
『はい ごめんなさい……』
『ユウガオさんにまとめられたら オレが怒るわけにもいかねえよ……』
『ヒナツ おめえの中の 正義を通そうとしたのはいい だけどよ ウソだけは勘弁してくれや』
『おめえは そのままでいい、ドレディアに またなにかあれば 今度は正しいやりかたで守れ! そのために鍛えておけよ』
『うん……』
『ヒナツ これからは共に 湿地を守るとしますかね ガチグマのこと カイにはコンゴウ団と ギンガ団に救われたと伝えておきます。キダチ、コウタ、ごくろうさま。』
『3つの団が手を携えた事件でしたね わしとしては楽しかったですよ では ごきげんよう』
【ユウガオは相棒のビーダルと共に去っていった】 - 126駆け出しレンジャー&トレーナー23/04/26(水) 19:52:52
『キダチ、コウタ』
【セキが帰ろうとする二人の少年を引き止める】
『さっきはありがとうな、おかげでシンジュ団と事を構えずに済んだぜ』
いえいえ、ギンガ団として当然のことをしたまで…。
しかし、なぜ両団はそこまでいがみ合っているのでありますか?
『さぁ…爺さんのそのまた爺さんから続く因縁だからな…』
『今でこそ言い争い程度で済んでいるが、昔は命を落とすような争いもした。本州からギンガ団が開拓しに来てもお互い団結することなく怪我人は絶えなかった』
そんな事情があったのでありますな…。
「現代から見れば信じられないな」
『ははは、詳しくは聞かないでおくぜ』
『キダチ、おめぇデンボクの団長からコンゴウ団を調査するように言われていたな。悪いがちょっと聞き耳を立たせてもらったぜ』
『オレもオタケの件は長になるまで全く知らなかったんだ、もしわかったことがあれば教えてくれや』
了解であります! - 127謚シ縺苓干23/04/26(水) 21:32:16
あいつまた変な人間に懐いてんのか
変わんねえなー - 128柘榴石(18)23/04/26(水) 21:36:52
【ギンガ団本部のエントランスで赤毛の女性とカイがラベン博士にそれぞれ素材を渡している】
「ラベン博士。砕けたけどあかいくさりのかけらをどうぞ」
「砕けていてもこれだけあれば効果を発するのではないでしょうか。よくぞ拾ってくれたのです!」
オリジン鉱石はこちらに
『くぽ!』
「命の危険がある中、くさりのかけらを拾ったシンジュ団…うちゅうはじまりのいしの話を教えてくれたコンゴウ団…丸い器にするのはギンガ団の役割です」
ラベン博士、私にも何か手伝うことはありますか?力仕事でしたらお任せください!
「え。…ええと、リュウカくん。君は普段のクラフトはどうしているのでしたっけ?」
緊急を要する時は自分で作っていますが、テッカンさんにお願いすることの方が多いです!
「ああ、そうですよね。ボクの記憶通りなのです。…では、製造隊のタオファさんを大至急呼んできてくれますか?センパイくんはこちらに」
『くぽ~ぉ』
了解です!
【元気よく駆けていく女性の姿を一同は生温かい視線で見送った】 - 129駆け出しレンジャー&トレーナー23/04/26(水) 21:43:32
やっとガチグマとドレディアを鎮めたであります!
ガチグマ殿の鼻による探索は大変優秀でありました!
しかし、コウタ少年がギンガ団に入ったのは意外でありました。
ですが自分はバトルは上手では無かったのは事実!
精進しながらも、今後は二人で問題を解決しつつ元の時代へ帰る方法を模索するであります! - 130白23/04/26(水) 21:44:17
【カイも交えてシズメダマを作る。ポタリと垂れた汗を腕でふき取り、少女は一つシズメダマを握りしめた】
「……××さん、大丈夫?」
ン。大丈夫だよ、カイ。行ってきます
……キミ、一緒に戦ってくれるって?
【ジュナイパーが連れてきたトリトドンと話している。トリトドンは肯定した】
……ソウ、か。アリガト
【トリトドンの頭を撫でて、ボール直接をあてる。一度揺れ、動かなくなった】
【深呼吸を二回。そうして少女はウインディに向き直った】 - 131おやつおいしい(14)23/04/26(水) 23:31:37
- 132駆け出しレンジャー&トレーナー23/04/26(水) 23:38:29
【コトブキムラの訓練場で坊主頭の少年のミジュマル、ショウのモクロー2体に対し、金髪の少年はマグマラシ一体でいなしている】
「キダチのミジュマルは技構成は以前より良くなったけど、レベルが足りない」
「ショウのモクローはそれ以前の問題。タイプ相性を確認するんだな」
『コウタは凄いですね!二対一でも圧勝です!』
『どうしてそんなにポケモン勝負に強いのですか?』
「…オレの母さんがチャンピオンだから、強かったらクラスのみんなに認めてもらえるかなって…」
ポケモンスクールでうまく行ってないのでありますか?
「うん…」
『チャンピオン?』
チャンピオンは各地方でポケモン勝負が一番強い人のことであります!
『ポケモンと共存するのが難しいのに…そんななかの頂点…!まるで雲上人です!あ…』
【しまった…という顔をするショウと曇った表情をする金髪の少年】
親が偉大だと周囲からの期待やプレッシャーも凄いでありますよね、自分も曽祖父の代から続く職業軍人の家系なものだから気持ちは少しわかるであります!
ま!自分は周囲からの自衛隊になる期待を蹴ってポケモンレンジャーになったでありますが!アッハッハ! - 133駆け出しレンジャー&トレーナー23/04/26(水) 23:54:40
- 134おやつおいしい(14)23/04/27(木) 00:01:52
- 135駆け出しレンジャー&トレーナー23/04/27(木) 00:06:44
- 136おやつおいしい(14)23/04/27(木) 00:19:17
- 137三人目の調査隊23/04/27(木) 00:26:44
[音声ログ 開放]
この図とこの図、どちらが好ましいですか。
こっちですかね。なあ、お前は?そっちかー。
…意見が割れましたね。
人の好みは色々ですからねえ。いっそ合体させるとかどうです?
なるほど…?
[音声ログ 開放終了] - 138駆け出しレンジャー&トレーナー23/04/27(木) 00:32:25
そうでありますかぁ!
あれから12年も経っているでありますから、印象もまた変わっているかもでありますな…ですが、いつかまたお会いしたいでありますなぁ!
よっし!モチベーションが上がったであります!
いつお会いしても恥ずかしくないように精進に励むであります!
うおおお!夜のトレーニングに励むであります!
レンジャー!
- 139柘榴石(18)23/04/27(木) 12:38:30
【モンスターボールの設計図らしき物を手にラベン博士とタオファが話し合っている。翡翠色のモクローは積まれているあかいくさりのかけらをサイズ別に選り分けており、ミジュマルと通常のモクローが不思議そうにその様子を見ている】
「センパイくんは本当に器用ですね。ありがとうございます」
『くぽ~』
「…本当に君は不思議な子なのです。君は何故ヒスイに来て、何故ボクたちの手助けをしてくれているのでしょうね」
『もふ…?』
【モクローは少し不安げに小首を傾げた】
「その首の傾げ方もまるで…、いえ、やめましょう。君が何者だろうと調査隊の仲間である事実は変わりませんから」
『くぽ!!』 - 140駆け出しレンジャー&トレーナー23/04/27(木) 17:25:19
おはようであります!
本日は紅蓮の湿地の精密な調査とコンゴウ団集落での交流を頑張るであります!
バトル上手なコウタがいるので心強いであります! - 141白23/04/27(木) 17:29:33
【ウインディの攻撃をかわしながら紫の髪の少女がシズメダマを投げている】
【トリトドンのみず技で注意を逸らし、体力を削っているが、明らかに体調が悪く動きもキレがない】
【つまずいたとき、ウインディの炎が足を焦がした】
【火球が飛ぶ。ギリギリのところでかわすが、熱で髪が焦げ、皮膚も軽い火傷を負っている】
【たまらず、残りのボールも投げてそれぞれの方向からポケモンで追い詰める…】 - 142駆け出しレンジャー&トレーナー23/04/27(木) 17:41:47
- 143柘榴石(18)23/04/27(木) 18:39:53
オリジンボールが完成したのでこれから【荒ぶるもう一匹】を捕まえてきます!!
一度は無駄に散らしたこの命ですが、そんな私にもできることがたくさんあるのは喜ばしいことですね
頑張ります!! - 144白23/04/27(木) 18:44:16
【鈍った動きのせいで、次々とウインディの攻撃が当たる。いくつもシズメダマを落としてしまった】
【歯を食いしばる少女】
【ポケモンたちの一斉攻撃に合わせて、今度は取り落さずにシズメダマをぶつけた】
【ポケモンたちの攻撃も、少女がぶつけるシズメダマもなくなった。視界が晴れると、糸が切れたかのようにウインディが動かなくなった】
【ウインディから光が消えていく……】 - 145柘榴石(18)23/04/27(木) 19:06:59
【シンオウ神殿の前で翡翠色のモクローを肩に乗せた赤毛の女性がデンボク、セキ、カイと話している】
「コトブキムラを守るためには異物は排除せねばならぬ。そのモクローにしろ、神殿のポケモンにしろ…そう考えてきたが、お前は違うと教えてくれた」
はい 私はポケモンと永遠に争い合う必要はないと…仲間とし共に生きていけると思います センパイやイミビさんたちが教えてくれました
『くぽ!!』
「うむ。戦いに臨む覚悟はもう決まっているようだが…そのモクローはどうする?」
あの荒ぶる様子を見た限り、通常のポケモンバトルでは済まないでしょうね 皆さんと一緒に少し離れたところで見守っていてほしいです
「では私が預かろう。罪滅ぼしというわけではないが激しい戦いの最中でもかすり傷ひとつさせぬと誓う。もちろんモクローがよければだが…」
【モクローは聞き分けよく頷き、デンボクの肩に停まろうとするが甲冑に掴まれずにまたころころと転がり落ちてしまいデンボクの腕に受け止められる】
『もふ~』
「デンボクさん、まだ赤ん坊なんだから抱っこするなら優しくね!」
「う、うむ」
「リュウカよ、共に明日を迎えよう」
ふふふ… はい!! - 146駆け出しレンジャー&トレーナー23/04/27(木) 20:08:56
【コンゴウ団の子供たちを両腕にぶら下げて回転する坊主頭の少年】
『キャッキャ!』『すごーい』『グルグル〜!』
アッハッハ!そろそろ下ろすでありますよ〜。
『調査隊のお兄さん凄いね!』『力持ち!』
『お兄ちゃんの方もポケモン勝負強い!』
『オタケさんギンガ団の調査隊にはいったのに…… いまはどこで なにしてるんだろう?』
オタケ殿は調査隊だったのでありますか?!
どおりでユキノオーに詳しいわけであります。
『うん、ギンガ団が来てね調査隊が出来たばかりの時にね、入ったの!コトブキムラで暮らしだしたから、たまにしか集落に帰ってこなくなったからちょっとさびしいなぁって思ってたら、いつの間にかいなくなってたの』
『こら!アケ!余計なことを言わないの!』
【母親が幼女を抱き上げ、家へ戻る】
根が深そうでありますなー
【コンゴウ団のヤヨイが話しかける】
『調査隊さん、ちょっといい?』
もちろん大丈夫であります! - 147白23/04/27(木) 22:10:12
「───」
『───』
「いきなさい、キング」
『クヌオーン!!』
【キングが吼え、移動する】
ぅ、ァ……っ!
「「「××さん!」」」
【ガラナとウインディの会話を見届けると、少女はふらりと倒れてしまった】 - 148柘榴石(18)23/04/27(木) 23:04:32
【シンオウ神殿の奥に座するパルキアの元へ赤毛の女性は静かに近づいていく】
かつての私は命じられるがまま、義務として戦っていました
荒ぶるドラゴン…変わり果てた空…歪んだ時空…終わりかけの世界…
状況は似ているけれど、今は違う
【投げられたハイパーボールから現れたディアルガがパルキアとエネルギーをぶつけ合い、余波で神殿が崩れていく。女性は体勢を崩されることなくまっすぐとその光景を見据えた】
外敵を狩り尽くすのではない、この地に生きる命を守るための戦い
【アルセウスフォンが反応し、何もない空間からシズメダマが現れた】
私は私の意思で…戦闘員でも調査隊でもなく、ただのリュウカとして、このヒスイを救います!!
【フォルムチェンジしたパルキアが咆哮すると同時に、シズメダマを手にした女性は地面を蹴り、走り出した】 - 149柘榴石(18)23/04/28(金) 09:44:59
【隕石攻撃や衝撃波から走って回避していく女性。さすがに攻撃をまともに受けては危険だと判断したようだ】
【腰のポーチが激しく揺れる。それに応えるようにしてボールを3つ宙に投げた】
イバラさん、ノドカさん、スズさん!!
【サンダースはでんじは、ロズレイドはヘドロばくだんでパルキアの動きを鈍らせようと試みる。パルキアの攻撃に巻き込まれかけたロズレイドを空を飛ぶトゲキッスが捕まえることで回避した。トゲキッスはお返しとばかりにムーンフォースを撃ってロズレイドを背に乗せたまま縦横無尽に戦場を飛び回る】
皆さん、信じてます!でも無理はしないで!!
【女性は三匹がパルキアの気をそらしている隙にシズメダマを投げ、自分に狙いが戻るとまた走り出した】 - 150駆け出しレンジャー&トレーナー23/04/28(金) 10:16:18
【ギンガ団の病室でトヨから『ひでんのくすり』を貰う二人の少年】
「この薬はジョウト地方がら来てあったんがぁ…。母っちゃはどごんで手にさ入れだんだ〜?」
おや、コウタのお母さまも、この薬を?
「ん…昔、父さんがまだトレーナーだった頃、道を通せんぼしていたコダックをお母さんから貰った『ひでんのくすり』で助けてあげたのが二人の馴れ初めらしい…今でも偶に話す」
仲良し夫婦なのでありますなぁ!
「…っ!んだら、ほら、はえぐヤヨイさんに届げにえぐだ!」
【赤面した金髪の少年は早歩きでギンガ団本部を出ようとすると、坊主頭の少年が引き留めようとする】
コウタ〜!もう外はくらいでありますよ〜!
明日にするであります〜! - 151二次元好きの匿名さん23/04/28(金) 10:29:22
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- 152柘榴石(18)23/04/28(金) 18:34:40
【徐々に傷がついて動きが鈍くなってきたサンダースにパルキアの攻撃が迫る】
させません!!でやああぁーーーーッ!!
【女性は半ばから折れた神殿の柱を槍投げのようにして投擲した。二者の間に割り込んだそれは攻撃を全て受けとめて粉々になった。サンダースはその間にボールへと戻っていく】
【パルキアは前肢を大きく振り上げ、空中に複数の光球を展開させる。ロズレイドとトゲキッスが攻撃を仕掛けるが弾かれてしまった】
お二方、一旦離脱して!!
【トゲキッスはロズレイドを乗せたまま身体を翻して天高く飛んだ。ロズレイドは置き土産にパルキア目掛けてどくのこなを振り撒いていく】
【女性は一人その場に残ってエネルギーを溜めていくパルキアへとシズメダマを投げ続ける。光球が少しずつ消えていくが、パルキアは構えを解かない】
間に合え…!!
【エネルギーが弾けるその直前、全ての球が消えた。動きを止めたパルキアの元へ再びトゲキッスが飛来する】
【ロズレイドのベノムショックがまともに決まり、パルキアがダウンした!】 - 153柘榴石(18)23/04/28(金) 18:41:18
これで……決めるっ!!
【思いきり振りかぶってオリジンボールを投げつける。赤い光がパルキアを包み込み、その巨体をボールへと収めた】
【オリジンボールは何度か地面を跳ねるとやがて動きを止めた】
やった…!!
【赤黒い空が割れ、元の青空が広がっていく。同時に時空の裂け目が縮小し始めた】
あ…っ!?時空の裂け目が!!センパイ!!
『くぽ!!』
【デンボクの腕の中から翡翠色のモクローが飛び出し、慌てた様子で飛んでくる。女性も一歩足を踏み出そうとしたところで、ディアルガがその行く手を塞いだ】
ディアルガさん!?どうして…
『ジクウの ミダレ イマダ ハげしク
イノチあルモノ ワたるコト アたワズ
ハジまりノ ソンザいの コウリンヲ マテ』
【頭を抑えたセキがディアルガの言葉を代弁する】
始まりの存在…アルセウスなる方のことですか?どうすれば会えるんですか?
『…スベての ポケモント デあエ』
【時空の裂け目は完全に消え、抜けるような青空だけが残った】 - 154駆け出しレンジャー&トレーナー23/04/28(金) 18:47:22
おはようであります!
今日も張り切って調査するであります!!
ほら!コウタ!ショウ殿!朝のレンジャー体操をするであります!
【眠い目をこすりながら坊主頭の少年の前に並ぶショウと金髪の少年】
「ん…眠い…」
『キダチは朝から元気ですね…』
はい!自分、元気であります!
レンジャーは身体が資本でありますから!
では!レンジャー体操、その場駆け足の運動から!
一!二!三!四! - 155二次元好きの匿名さん23/04/28(金) 18:51:43
……あれは……ヌメルゴン?
しかも、オヤブン……
大変なことに、なりましたが……
……そう、ですね。一緒に、頑張りましょう
【水色の髪の少女はオヤブンのガブリアスを繰り出した】 - 156謚シ縺苓干23/04/28(金) 18:51:53
ここにも久しぶりに来たなー
『ばう!!』
どうした?なんか変なもんでもあったか?
『ギャッス!!』『はにゃ!!』
この字、あいつの…
なんか困ったことがあったら持ってってくださいねー、じゃねーんだよ リーグに返せっての
バーカ バカだなほんと
……一応持っといてやるか - 157柘榴石(18)23/04/28(金) 19:07:34
- 158駆け出しレンジャー&トレーナー23/04/28(金) 19:12:08
- 159二次元好きの匿名さん23/04/28(金) 19:14:22
【ガブリアスの『じしん』によりヌメルゴンが倒れた!】
「あなたたちを見ていると、ポケモンと人が力をあわせればどのような困難も越えられるって思えてくるから不思議だよ」
……そうであったらいいなと、わたしも、そうおもいます
【不思議な気配を感じる……】
【エムリットが現れた!】
『あなたの かんじょうを ほっする……』
「ポケモンとの対話……。どのような感覚なのだろうか」
『ヒスイの だいちに おりたち こころは どのように うごいた?』
……こわかった、です。なんにもわからなくて、でも、なにもかもがおそろしかった。なにも覚えていないのに、すべてがこわくてたまらなかった。
『ポケモンを なかまとし ともに こうどうをして どうだったか』
……たのしかった。うれしかった。空ははるか高くて、世界はどこまでも広がっていて、悪意をもってわたしをきずつける人がいなくて。こんなにおだやかな毎日があるのだと、そう思いました。
『コンゴウのもの シンジュのものと であい まじわり なにをおもった』
……わからない。きっと、コンゴウもシンジュも、わたしにはあまり違いはなかったんです。たぶん、ギンガ団も、大差はなかった。しらないひとたち。しらない集団。でも。
……きっと、たのしかった。うれしかった。いろいろな考えにふれて、たくさんのひとたちと関わって、助けられて。……きっと、普通の人がみているけしきは、ああいったものです。
『そらのいじょうを みて ギンガだんを とびだして だいちを さすらい なにをおもった』
……まずは、こわかった。ずっと、わたしのせいにされてきたから、いたいこと、されてきたから、同じめにはあいたくなかった。わたしのせいにされたくなかった。……しんじきれなくて、こわかった。パニックになって、にげだした。
その、つぎに。なんとかしたい、とおもった。にんげんも、ポケモンも、みんながみんな、おどろいていた。原因はわからないし、どうすればいいのかも知らないけれど、どうにかして、日常を取り戻したかった。……ヒスイのひとたちの、役にたちたかった。
『せかいを つなぐために こころの いちぶを さずける』
【少女は『エムリットのはね』を手に入れた!】 - 160柘榴石(18)23/04/28(金) 20:35:52
【白地に鮮やかな赤い花柄の和服で着飾っている赤毛の女性と赤い帽子とマフラーを身に付けている翡翠色のモクローの写真。背景を見ると既に日が暮れかかっており、急ピッチで櫓が建てられているようだ】
ラベン博士に撮っていただきました!
私も何かお手伝いをしようと思ったのですが、今日の主役なのだから何もしなくていいと言われてしまいました…
頑張っていたのは皆さん同じなので私だけ特別扱いは気が引けると言ったのですが、誰も聞いてくれません
……そうだ!見回りをしてきましょう!
『くぽ~?』
ありがとうございます!久々に綺麗な青空を見ました!
お祭り、初めて参加するのでとても楽しみです!何をすればいいのでしょう?
- 161二次元好きの匿名さん23/04/28(金) 20:39:06
- 162柘榴石(18)23/04/28(金) 21:02:39
「リュウカ」
あ、シマボシ隊長!!お疲れ様です!!
「命令だ。祭りが始まるまで宿舎で待機しろ」
えっ
「もう一つ。その着物を汚すような動きは控えるように」
えええええ
「返事は」
は、はい…
『くぽ~ぉ』 - 163駆け出しレンジャー&トレーナー23/04/28(金) 21:32:44
- 164二次元好きの匿名さん23/04/28(金) 21:34:18
「ああ、ようやく見つけた。ここにいたんだね、ジェーン・ドゥ」
……、っ、ぁ、……っ!な、んで……
【エイチ湖の中に、甘い風貌の男がいた。どことなく危険な香りがする、しかし近づかずにはいられない男だ。ねばつくような、誠実を取り繕った声で話しかけてくる】
「まったく、駄目じゃないか。勝手に抜け出してしまっては。君は×も××も嫌いだろう?」
ひ、っ……、っ、ァ、あ……
「それとも……」
「──もしかして、お気に召したのかな?××××は。あんなに泣き叫んでいたのに」
ち、が……っ、ァ……っ
【引き攣れたような声をもらす少女の手を、カイが強く握った】
「大丈夫。わたしもいるよ、××さん」
【真っ青な顔で少女がうなずいた】
……う、ん。そう、ですね。
──××。××。わたしの、なまえ。ジェーン・ドゥ、じゃ、ない。名無しの女じゃ、ない……!
わたしは、××。ギンガ団の、調査隊の、××です……!
【少女の叫びと同時にボールからダイケンキが現れ、『あくのはどう』を男に放った。男の姿がぐにゃりと歪み──ゾロアークが姿を見せる。少女はカイの手を強く握りしめたまま、指示をだした】
ポラリスさま、もう一度あくのはどう!
【ゾロアークが倒れた】
【不思議な気配を感じる……】
【ユクシーが現れた!】
『ちしきを とう ちかくに よってくれ』 - 165二次元好きの匿名さん23/04/28(金) 21:44:43
『せかいを つなぐために こころの いちぶを さずける』
【少女は『ユクシーのつめ』を手に入れた!】
『わたしの めを みろ いほうの しょうじょ』
……はい? - 166柘榴石(18)23/04/28(金) 21:48:58
- 167二次元好きの匿名さん23/04/28(金) 21:54:53
- 168駆け出しレンジャー&トレーナー23/04/28(金) 22:00:21
【コンゴウ集落でコダックに『ひでんのくすり』を使うヤヨイ】
『よかった、コダックたちすっかり元気になったみたい!』
『薬を探してくれてありがとう、ギンガ団って想像より怖くないかも!だって赤の他人のあたしを助けてくれるんだから』
『もっとはやく、ギンガ団を知っていれば、お年寄りたちもオタケを受け入れることができたのかな』
受け入れる?
『ここだけの話、昔オタケが調査隊に志願した時にね、「集落を見捨ててギンガ団に取り入った裏切り者」って事で集落のお年寄りたちによって村八分にされてしまったの』
『オタケは身よりもいなかったし、ギンガ団にはシンジュ団のオウメもいたでしょ?シンジュ団と交流するなんてってことももあって結局オタケは集落から拒絶されてしまったの…』
そうでありましたか…。
『オタケはただ、コンゴウ団のために頑張っただけなのにね』 - 169柘榴石(18)23/04/28(金) 22:11:16
【日が暮れる中、提灯に灯りがともされていく】
【ポケモンと人が力を合わせ、櫓に太鼓が運び込まれた】
【櫓に登ったデンボク、セキ、カイが集まった人々に何かを話している】
【一斉に乾杯をし、祭りが始まった!】
『くぽ~~~!?くぽ!!くぽぽ!!もふ~~~!!!!』
センパイ~!!待ってください!!この服うまく走れないんです!!
『くぽ~~~!!』
【翡翠色のモクローは大興奮しながら人の間を縫って飛んでいく。不意に横から素早く伸びてきた手がその身体を掴んで止めた】
『もふっ』
「こら、はしゃぐのはいいが一匹で飛び出していくでないわ」
ムベさん…ありがとうございます
【ムベは着飾った女性の姿に目を細める】
…?あの、どこか汚れていますか?
「いや。服に着られていたお前が随分進歩したと思っただけよ。…イモモチをたらふく食わせてやる約束じゃったな。ついてこい」 - 170柘榴石(18)23/04/28(金) 22:29:32
【大量のイモモチと祭りの光景を肴に乾杯しているシマボシ、デンボク、セキ、ムベの写真。その横ではバクフーンがのんびりとイモモチを食べている】
【飴でコーティングされたきのみを食べさせ合っている赤毛の女性とワサビの写真】
【櫓の上で歌っているツバキ、笛を吹くカイと一緒に踊っているロズレイドの写真】
【花火が上がる中、ウォーグル、トゲキッスと並んで飛んでいるオヤブンギャラドスの写真。地上ではムラの少年たちが歓声を上げている】
【提灯を見上げているノボリとガブリアスの写真】
【櫓の前で団関係なく混じり合って踊っている人々を感慨深げに眺めているユウガオの写真】
【女性の襟元や髪飾りを直しているヒナツの写真】
【豪華にトッピングされたコトブキマフィンをブラッキーと一緒に食べているサンダースの写真】
【一緒に不思議な旋律を歌っているツバキと翡翠色のモクローの動画】
【女性とモクローの笑顔のツーショット】
そんな感じです!
始まる前も心臓が跳ねるようでしたが、今の方がずっと心が踊っています!
- 171駆け出しレンジャー&トレーナー23/04/28(金) 23:23:28
【コトブキムラの宿舎でコンゴウ団からのお礼の品物を仕分ける坊主頭の少年】
ま、自分は人から避難されるのは慣れているでありますが…。
使命を持てなくなるほどの中傷誹謗はつらいでありますなぁ。
なんとかあのお三方を助けたいでありますなぁ…。
ヨシ!
【パシッと気合いを入れるように両頬を叩く】
ギンガ団の団員としてもっと調査してヒスイの皆様が安心して暮らせるように頑張るであります!
よーし!コウタにバトルを習いに行くであります!
レンジャー! - 172柘榴石(18)23/04/28(金) 23:31:30
「リュウカさん、こんばんは。楽しんでいますか?」
ウォロさん、こんばんは!はい、こんなの初めてで…とても楽しいです!
「それはよかった。飲み物を配っていたので持ってきたのですが、甘酒ときのみジュースどちらが好みですか?」
ええと、迷いますね… センパイはどちらが…おや?
『くぷー…くぷー…』
ね、寝ている…?さっきまで元気いっぱいで飛び回っていたのに…
「ここのところハードでしたからね。体力切れするのも無理はないでしょう」
ふふ…それもそうですね
センパイ…お疲れ様でした おやすみなさい - 173三人目の調査隊23/04/29(土) 00:01:38
【作業をしている手元が移されている動画ファイル。3色のおおぶりなたまいしにはそれぞれ粗削りな掘り込みがされている】
グゥ…
エノラ、食事の時間までもう少し待ってください。…作業効率低下?エネルギー残量と稼働時間は…
わかりました。急遽予定を切り上げて食事にします。私もいいですか?
グゥ!! - 174駆け出しレンジャー&トレーナー23/04/29(土) 00:42:23
【夜の訓練場でピカチュウに指示を出すショウ】
『ほらピカチュウ!『でんじは』!『でんじは』だってばぁ!』
【無視をするピカチュウ、それを眺める金髪の少年】
「…下手くそ」
『コウタ…!だって…この子、エレキ出すし、頭を撫でても嫌がるし…』
「指差し」『へ?』
「指差しで技の撃ちたい方角へ指示してみろよ。ん、とりあえずこの的でいいか」
【金髪の少年は適当な丸太を置く】
『ピ、ピカチュウ!あの丸太へ『でんじは』!』
【ピカチュウの『でんじは』はショウの指先にある丸太に向けて見事に当てる】
『あ!あたった!』
「ポケモンは生き物だ、漠然とした指示じゃ当てようがない。ポケモンが安心して指示に従えるように考えるのもトレーナーの役目だ」
【金髪の少年はガバイトを繰り出すと「いけ」とだけ言うとガバイトの『きりさく』はが先程の丸太を4等分にする】
「このガバイトはオレが小さい頃から育てたポケモンだ、ここまでの信頼関係を築くのに4年かかった」
「…つまり…その…トレーナーからも歩み寄らないとわからないことってあると思う」
「…うん、オレもバトルに逃げずにクラスメイトに歩み寄れたら変わったんだろうな…」
『歩み寄り…ですか…』
おーい!ふたりとも〜何してるでありますかぁ〜!
「げ、来た!」
『もう、トレーニングは勘弁です!』 - 175謚シ縺苓干23/04/29(土) 01:02:32
おおー…そっか、夜の祭りもまともに楽しめるようになったのか
あちこち連れてってやりたいな… - 176柘榴石(18)23/04/29(土) 06:25:33
もう朝ですか…あっという間で、なんだか少し寂しいです
【女性の手持ちのポケモンたちに囲まれて笑っているラベン博士の写真。その腕にはよく眠っている翡翠色のモクローが抱かれている】
ラベン博士、人を撮ってばかりで自分はあまり写っていなかったようなので撮りました - 177スケッチ(24)23/04/29(土) 06:35:42
- 178二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 07:01:30
【オヤブンのハリーマンが守るようにたたずんでいる】
【少女はライチュウを繰り出した!】 - 179エーデルワイス23/04/29(土) 07:36:39
留守を任せる方が悪い、って勝手に復団させるんだからシマボシ隊長って結構ロックだよね
テンガン山行ってきまーす - 180柘榴石(18)23/04/29(土) 08:21:19
「確認する。祭りは楽しかったか?」
はい!食べたり飲んだり、皆さんとお話したり…とても楽しかったです!!
「センパイくんは最後の方完全にエネルギー切れしてましたね」
『くぽ~』
「あれだけの人がいればな」
シマボシ隊長も楽しそうでしたね!
「錯覚だ。それよりもラベン博士、ポケモン図鑑について報告を」
「図鑑の完成度はそれなりといえる現状です。さらに調査タスクをこなしていく必要があると考えられるのです。我々調査隊の本分はポケモン図鑑の完成ですからね」
ディアルガさんの話では、センパイが帰るためにも多くのポケモンに会う必要がありますしね
『くぽくぽ』
「リュウカくん。センパイくんのこともそうですが、君も元の世界に帰らなくてはいけないのでは?確か危機に瀕しているのですよね」
……あ、そういえばそれどころではなくて報告するのを忘れていました
「何をだ?」
私、確か死んだはずなんです - 181柘榴石(18)23/04/29(土) 08:58:25
「リュウカくん、何を言っているんですか…?死んだとは…?」
言葉通りです
ある日、本拠から総長と一部の避難民の姿が消え、私は同僚と共にその行方を探しておりました
やっと足取りが掴めたと思ったのも束の間…避難民の命を救うことはできませんでした
総長が人類を裏切っていたんです
「総長とは、君を引き取って育てた組織の長だったな」
……はい
私の記憶の中の総長は…冷徹で効率主義すぎる面はあれど常に的確な判断を下される頼れるリーダーだったのですが…ドラゴンの強大な力に魅入られてしまったのかもしれません
私は何もできなかった 目の前の光景が信じられなくて動けなかった
同僚は私を庇って■■■■にされました それでも動けなかった
そして私も…
「もういい」
シマボシ隊長…?
「そのようなことがあったのに、よく私やデンボク団長を信頼してヒスイを救ってくれた。称賛する。…君は何も悪くない」
【シマボシは立ち上がってそっと女性の身体を抱き締める。しばらくしてくぐもった泣き声が聞こえてきた】 - 182柘榴石(18)23/04/29(土) 10:41:50
「落ち着いたか?」
はい…すみません
『くぽ~…』
大丈夫ですよ、センパイ 話を戻しましょう
とにかく…私が元の世界に生きて戻ることができるのかはわかりません ヒスイに来た経緯と合わせて、おそらくアルセウスなる存在が知っていると思います
「いずれにせよ、ポケモン図鑑を完成させなければならないということですね」
はい
「しかしヒスイ地方に伝わる伝説でのみ存在を確認できるポケモンもいるようですし…外から来たボクたちの手には余りますね」
でしたら、ヒスイに元々住んでいた方々の力を借りましょう!今の私たちにならきっとできます!
『くぽ!!』
「聞こえましたよ!」
ウォロさん? - 183二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 11:05:53
【ライチュウの『10まんボルト』により、ハリーマンは倒れた】
【不思議な気配を感じる……】
【アグノムが現れた!】
『あきらめない いしを たしかめたい シズメダマを なげつづけ あててみせよ』
【いつの間にか現れたシズメダマを少女が構え、投げていく】 - 184二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 12:47:31
【シズメダマを投げるも、当たらない。当たる前にアグノムは消えてしまう。再び現れたところを狙うも、またもや消えてしまう。それをなんども繰り返して、アグノムは何度か『諦めるべきだ』と伝えるも、少女が諦めていない】
いや、です……。それが、正しいのだとしても、わたしは。
わたしは、わたしの役割をまっとうします……!
『せかいを つなぐために こころの いちぶを さずける』
【少女は『アグノムのきば』を手に入れた!】 - 185二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 16:38:54
3つ、湖、めぐり終えました……!
これから、霧の遺跡にいってきます…… - 186駆け出しレンジャー&トレーナー23/04/29(土) 17:59:46
おはようであります!!
ふたりとも朝のランニングをするであります!
いっちにー!いっちにー!
「昨日の今日はキツイ!」
『ま、まだ筋肉痛が!』 - 187柘榴石(18)23/04/29(土) 18:20:32
- 188柘榴石(18)23/04/29(土) 18:38:19
ウォロさん、お待たせしました!
「いえ、構いませんよ。…おや、モクローが何やら紙くずを咥えていますが大丈夫ですか?」
紙くずではなく手紙なんですけども、気に入ってしまったのか返してくれないんです
「なるほどなるほど…ちょっと拝見しても?」
『くぷ』
あ、あっさり渡してる!?私には返してくれなかったのに…!?
「ははあ…これは博士かシマボシさんに見せた方がいいでしょうね」
そうなんですか?依頼ではないようでしたが…
「依頼なら面倒がなくてよかったんですけどねー。ほらモクローさん、しっかり持っててください。うっかり火にくべたらいけませんよ」
『くぽぉ~』
私宛の手紙なのに…
「…さて、今のは一旦忘れましょうか!こちらに刻まれた紋様をご覧ください!」 - 189二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 18:42:09
こ、これが『あかいくさり』……
エムリットさま、ユクシーさま、アグノムさまは、どうやって作られたのでしょうか……
……今、かんがえることではありませんね……!
コトブキムラに、一時帰還します。これでようやく、帰れるようになったのだと思いますから……
ありがとうございます……
そうです、ね。コトブキムラに戻ったら、少しだけ休もうかと……
- 190駆け出しレンジャー&トレーナー23/04/29(土) 18:45:41
【ギンガ団の調査室でシマボシに報告をする坊主頭の少年】
オタケ氏についての定期報告は以上であります!
『なるほど…不当な扱いをされていたのか…わたしが就任する前とはいえ、彼女に満足なサポートをしてやれなかったのは我々ギンガ団の責任だ』
『よく調べた、私の方からも改めて彼女の資料について調べよう』
『…キダチ。お前はこの件についてどう思う?』
自分は…自分は代々職業軍人の家系でありますから、市民の皆様からの謗りは慣れているであります。
それにレンジャーになると決めた日から覚悟はしているであります。
『そうか…頼もしいな。だが、無茶はするな』
はい!勿論であります!
では失礼するであります。 - 191駆け出しレンジャー&トレーナー23/04/29(土) 18:55:04
- 192柘榴石(18)23/04/29(土) 19:21:51
紋様…ポケモンの絵のようにも見えますね
「ええ。こちら、ジブンは文字だと考えました。いわゆる象形文字ですね。各地の遺跡を調べ、こう記してあるのではないかと」
『全なる神のかけら 勇気あるものはポケモンと心通わせ かけらの在処を探しだした』
全なる神…もしかして?
「全なる神、宇宙の創造神…その名は【アルセウス】。そしてかけらというのはプレートですね」
では、このアヤシシさんたちから頂いたプレートにアルセウスに繋がるヒントが隠されてるかもしれないんですね!
「その通り!リュウカさん、すべてのプレートを集めましょう!」
はい!センパイも行きましょう!
『くぽ~』 - 193二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 19:23:09
「××!」
「よかった、無事でよかったです!」
ショウさま。……あの、その、すみません、でした……! 勝手にコトブキムラを飛び出してしまって……!
「いいんです。いいんですよ、××。それよりも大変です! ボス、裂け目の調査にテンガン山に行ってしまって! なにか掴んだんですよね? とりあえず隊長に報告しましょう!」
「……なるほど。湖の3匹のポケモン。あかいくさり」
「賞賛する。よく無事で戻ってきた。それも重要な情報を携えて」
「これも返そう」
これ、ギンガ団の……
「誰かが間違えておいて行ってしまったからな」
……ありがとうございます!
「では命令する。デンボク団長の後を追い、テンガン山へ向かえ。あかいくさりにて事態を収めるのだ」
……っ、はい……! - 194柘榴石(18)23/04/29(土) 21:44:51
くぽ~!!
【オヤブンビークインを投げ飛ばしている赤毛の女性の映像】
「…あれを生み出し、また死に至らしめる世界というのはどんな場所なのでしょうね」
くぽ?
【翡翠色のモクローが声のした方を見上げる。ウォロはにっこりと笑って人差し指を口の前に立てた】 - 195柘榴石(18)23/04/29(土) 23:30:32
ウォロさん!ビークインさんがこんなものを持ってました!心当たりってこれですか?
「ええ、がんせきプレートですね。たまたま拾っていたのでしょうか」
どこかに持っていかれる前でよかったですね これで私が持っているのは11枚になりましたが…他に心当たりは?
「ジブンが知りえた情報はこれでおしまいです。ですが、何も起きない以上まだ存在すると推測されますね」
うーん…ヒスイの遺跡をひとつずつ調べるしかないのでしょうか
「それもなかなかに魅力的な提案ですが、まずはプレートに詳しそうなあの人を訪ねるとしますか」
あの人?…あ、もしかしてコギトさんですか?そういえばまだお礼も言えてませんでした
「その通り。さあ、隠れ里へ向かうとしましょう」
何か持っていった方がいいのでしょうか?お礼にはお菓子がいいと聞きました
『くぽ~』
「…適当でいいんじゃないですかね。いえ、持っていきたいなら売りますけど」 - 196駆け出しレンジャー&トレーナー23/04/30(日) 06:50:13
では!行ってくるであります!
【真夜中、木箱を背負ってムラを出る坊主頭の少年を見送る金髪の少年とショウ】
「……また自費で買った物資をあの三姉妹に渡しに行ってる」
あはは、お人好しにも程がありますよね。
結局あの人、自分を助けてくれた『お姉さん』に憧れているんでしょうね。
「憧れねぇ…」 - 197三人目の調査隊23/04/30(日) 15:36:25
【箱詰めをしている映像。小さくはない大きさの木箱の中には緩衝材らしき布切れが見えている】
贈答品、準備完了。次の作業、正装を包んで出発。 - 198二次元好きの匿名さん23/04/30(日) 15:53:00
「3つ命令する」
「1つ。山頂ベースからシンオウ神殿に向かえ」
「2つ。あかいくさりにて事態を収めよ」
「3つ。無事に帰還せよ!」
は、はい……!わかりました……! - 199柘榴石(18)23/04/30(日) 16:15:15
コギトさん、こんにちは!
「おお!そなた、すごいことをしたのう!よくぞ使命を果たしたな」
いえ、皆さんの助けあってのことです お礼にもなりませんがよかったらこれをどうぞ
「うむ、よい心がけじゃな。仕事をさぼって話をせびりに来るだけの誰かさんにも見習ってほしいものよ」
「ははは、誰のことでしょうね。そんなことより今日は聞きたいことがあるのですよ」
「うん?あたしの役目はもう終わったであろう?…これ、モクローよ。そんなに見つめては菓子折りに穴が空いてしまうわ」
せ、センパイ!それはコギトさんに持ってきたものですよ!
『くぽぉ…』
「ふう…よいよい。一人で食べてもつまらんからのう。そなたら、ちと付き合え」
「ジブンらはお茶しに来たわけではないんですけどね」
「今回は急ぎではなかろう?ほれ、今開けてやるから好きなものを選んでよいぞ」
あ、ありがとうございます
『くぽ~!!』 - 200二次元好きの匿名さん23/04/30(日) 16:21:44
【岩の門で少女が洞窟をぬけようとしている】
……あ、れ……。ムベさま……?
【なにか思案している様子のムベがいることに気づき、首を傾げた。確か、コトブキムラにいたはずでは……?】
【普段とは異なる雰囲気に怯えながら、話しかける】
……あの……?
「おお、あんた。息災であったか」
「イモヅル亭を休んで悪いのう。イモモチを振舞ってやりたいのに」
【朗らかに言うことが恐ろしくてたまらない。こんな異常事態で普段通りということが異常に思えて震えてしまう】
い、え……。ここで、なにを、されているのですか……?
「デンボクにな、食料補給の指揮を任されたのよ。まったくわしのような老骨まで使いおる……」
そ、う、ですか……。ええ、と……。わたし、ここを通らなくてはいけないのですが……
【少女の声が震えている。なにかを察して怯えている】
「そうかそうか、引き留めて悪いの。だが」
「──あんたの実力、わしにも見せてもらおうか。ただ逃げよったわけやないんやろ?」
……っ!
……逃げました。逃げたのは、事実です
でも、空を元通りにするしゅだんを得たのも、本当です
わたし、わたし……。わたしでもできるって、あなたに証明してみせます……!
「それでこそじゃ」
「手加減はせんぞ。わしも安心して暮らせる新天地を欲しているのでな」
【ムベがめかくしだまを放った。視界不良に思わず少女は目を覆う】
【煙が晴れると、忍装束のムベが現れた】
「貴様がキングを鎮めたと聞いて、血が騒ぎ心が震えたぞ」
「使いどころもなく衰えていくシノビの技。最後にふるまう相手が現れよったと!」
……負けない。負けません……!
【ギンガ団のムベが勝負をしかけてきた!】