裕太…

  • 1二次元好きの匿名さん23/04/18(火) 12:58:43

    誰もいない店内に自分の声だけが響く、しかしすぐに雨の音にかき消される。店の入り口からわずかに外の景色が見える、こんな雨の日はいつも思い出してしまう。彼が走り出していってしまった日を、そして帰ってこなかった日のことを。
    暗くなっていく街に引きずられるように自分の心も暗くなっていく。
    「はぁ…今日はもうお店閉めるかぁ…」
    カウンターから出てシャッターを下ろす、いつもやっているただそれだけの動作なのにもしかしたら淡い期待をしてしまう。また彼がシャッターを叩きに来るんじゃないかと。そう思いながら私は誰も来ないシャッターを未練がましく見つめてコーヒーを入れる。

  • 2二次元好きの匿名さん23/04/18(火) 13:03:40

    期待

  • 3二次元好きの匿名さん23/04/18(火) 14:14:52

    「薄すぎたか…」
    適当に入れたコーヒーを啜りながら呟く、こんなのはとても客に出せない、ママの作るコーヒーにはまだまだ及ばない。そんなことを思いながらカウンター横に不自然に空いている空間に目を落とす。この店はあの頃からほとんど変わらない、変わるのはママがどこから持ってきたか分からないような品々の顔ぶれと、かつてジャンクがあった空間がだんだん狭くなっていくこと。いまやかつての半分程度の広さ、この空間のようにいつか私の記憶の中からも彼が消えてしまうんじゃないかと思うと怖かった。
    ジャンク跡地を少し整理してやったあと、照明を落とし、私は入れたコーヒーを片手に部屋に戻った。

    高校を出てすぐ、私はこの店で働き出した。大学に行かずに働くと言った私にママは言いたいこともあったみたいだけど許してくれた。でも兄は大学に行かないことに猛反対した。そんな兄と私は今までにないくらいの大喧嘩をした。最後は結局兄が折れて私はここで働くことになった。思えばあの時初めて兄に強く反発したと思う。あ、あと担任の先生とも揉めた。

  • 4二次元好きの匿名さん23/04/18(火) 14:24:54

    裕太が怪獣に負けて帰ってこなかったルート?

  • 5二次元好きの匿名さん23/04/18(火) 14:37:36

    >>4

    ユニバースでのifルートのつもりです

  • 6二次元好きの匿名さん23/04/18(火) 14:50:44

    結果的に世界の崩壊は防げたけど……って流れか

  • 7二次元好きの匿名さん23/04/18(火) 14:58:06

    裕太の自我が消えたIFか

  • 8二次元好きの匿名さん23/04/18(火) 15:39:32

    テレビをつけるとちょうど天気予報がやっていた、どうやらしばらくは雨が続くらしい。続く雨の予報にげんなりしながら夕食の準備に取り掛かる。といっても今日はママがいないから自分の分だけでいいので楽だ。冷蔵庫から何品か冷凍食品を選んで温める、昼に炊いたご飯の残りとさっき入れたコーヒー、これが今日の夕食だ。テレビの方を見ると天気予報は終わりバラエティー番組になっていた
    さして興味もないバラエティーをBGM代わりにして夕食を食べる。めんどくさがったせいか冷凍食品が微妙に温まりきってなかったがそのまま呑み込む。店で入れたコーヒーも既に冷めていた。ひどい夕食だ、でも一人の時なんてだいたいこうだ。それに家族以外との食事などここ最近はめっきり減った、年に一度あるかないかくらいだ。かつて世界を跨いだ面子でご飯を食べた日がなつかしい。私はこのまま一人賞味期限切れまで過ごすんだろうか。
    「はぁ…」

  • 9二次元好きの匿名さん23/04/18(火) 16:02:41

    ちょっと次まで空きます

  • 10二次元好きの匿名さん23/04/18(火) 16:08:35

    未亡人六花…

  • 11二次元好きの匿名さん23/04/18(火) 16:49:37

    今頃グリッドマンも同じくらい曇ってんだろうな・・・

  • 12二次元好きの匿名さん23/04/18(火) 17:00:36

    こんな状態でマッドオリジンには一様勝ったんだ

  • 13二次元好きの匿名さん23/04/18(火) 17:02:00

    >>12

    アレクシスが舐めプしなけりゃ勝てるは勝てるだろうし…

  • 14二次元好きの匿名さん23/04/18(火) 17:54:56

    >>13

    アカネもブチギレてそうだしな

  • 15二次元好きの匿名さん23/04/18(火) 18:02:31

    「裕太の犠牲を無駄にする訳にはいかない」って感じで戦っていたのかなグリッドマン

  • 16二次元好きの匿名さん23/04/18(火) 22:25:45

    半壊した町の中、雨に打たれながら私たちは怪獣から逃げていた。私たちを守ってくれる強い怪獣の手の中で。指の隙間から外を覗くと夥しい数の怪獣が迫っていた。私たちを守ってくれている怪獣は強かった、でも相手の数が多すぎる、次第に追い詰められていく。遂には怪獣の姿を保てなくなった。絶体絶命の瞬間、もう戦う手段はない、ここで終わりだと思った時、一緒にいた1人の男の子が不思議な力で怪獣を操り隙を作った。その瞬間、また別の男の子が走り出した。迷わず、一直線に私の家の方に。自分が自分でなくなってしまうかもしれないのに。
    待って、行かないで…置いていかないで…!!待ってよ!!裕太!!

    「………久しぶりに見たな」
    ひどく汗をかいていた、パジャマが肌に張り付く感覚が気持ち悪い。
    久しぶりに見たあの時の夢、目覚めは最悪だった。以前は毎日のように見ていた夢。一日中泣き、泣き疲れて眠ってしまう、そんな日々に見た夢。私が彼を見た最後の瞬間。

  • 17二次元好きの匿名さん23/04/18(火) 22:47:02

    時計を見ると9時を回っていた。
    「やっば、お店開けなきゃ」
    私は飛び起きると急いで身支度を済ませ、店の方へ向かった。
    昨日と何も変わっていない店内をぐるっと見回り異常がないことを確認しシャッターを開ける。シャッターを開けると眩しい朝日の代わりに雲から漏れるわずかな光、雨特有の匂い、湿気がこぞって入店してきた。幸いにも雨の中この店の開店待ちをしていた物好きな客はいなかった。

  • 18二次元好きの匿名さん23/04/18(火) 23:03:49

    昼のピークを過ぎてしばらく経った。ピークと言っても数人だけだ。観光中のカップルに近所のおじさん、あと最近よく顔を見せる男子大学生。ひと段落ついた私は自分用の昼食をお店のキッチンで用意していた。朝食を食べていないことを思い出し、いつもより少し多めに作る。
    今日はもう人来ないかななんて思いながら昼食を作っているとお店の入り口に人影が見えた。
    「いらっしゃいませー」
    ママに仕込まれた営業スマイルで客を迎える、我ながらいい笑顔ができてると思う。この笑顔を見にわざわざ足を運ぶ人もいるのだ。でもそんな私の笑顔は一瞬で驚愕へと変わった。
    「久しぶりだな、宝田六花」
    そう言いながらその人影は店に入ってきた。胸元に紫炎のマークがあるスーツ、片目を隠す銀髪、真っ赤な剣を腰に下げた男。見間違えるはずがない。
    「アンチ君!?」
    私の声と金属がぶつかる音が店に響いた。

  • 19二次元好きの匿名さん23/04/18(火) 23:13:00

    アンチ君!

  • 20二次元好きの匿名さん23/04/18(火) 23:14:47

    >>18

    六花の苗字間違えました。

    正確には宝多でした。

  • 21二次元好きの匿名さん23/04/19(水) 00:13:45

    「コーヒーを頼む」
    カウンターの椅子に腰掛け、男はそう言った。コーヒーだけでいいの?と聞いた私に男は懐から一つの包みを取り出した。
    「持ち込みOKなんて言った覚えはないんだけど…」

    店のメニューにないスペシャルドッグを頬張りながら私の入れたコーヒーを飲むこの男の名前はグリッドナイト。元はアンチという名だったが今でもその名前で呼ぶのは私と私の親友くらいだろう。
    アンチ君が食事を終えるのを待って私は話を切り出す。
    「…なんでアンチ君がここに?もしかしてこの世界でまた怪獣が出たりする…?」
    アンチ君は様々な世界を飛び回り、その世界に現れる怪獣と戦っている。そのアンチ君がこの世界に来たということはまた怪獣が出るのでは、と私は不安になった。

  • 22二次元好きの匿名さん23/04/19(水) 06:57:40

    楽しみ

  • 23二次元好きの匿名さん23/04/19(水) 07:31:55

    >>18

    >>私の声と金属がぶつかる音が店に響いた。

    流れるように刀ぶつけててダメだった。

  • 24二次元好きの匿名さん23/04/19(水) 09:11:03

    私の悪い予想はどうやら当たってしまったらしい。アンチ君が私の質問に答える前に突然大きな地響きとけたたましい轟音がやってきた。
    この感覚は覚えがある。久しく感じていなかったもの、できればもう二度と味わいたくない感覚。
    「来たか」
    そう言ってアンチ君が立ち上がる。何かの間違いであって欲しかった。でもアンチ君の様子から、この地響きと轟音の主が怪獣であることが否が応でもわかってしまう。
    心臓の鼓動が早まるのがわかる、身体中が震え、不安や恐怖の感情に支配されていく。立っていられないくらい足がすくむ。私はこんなにも弱かっただろうか。
    「お前はここにいろ」
    怯える私を一瞥するとアンチ君は外に飛び出していった、今度はぶつけなかった。


    店を出ると俺はすぐに近くのビルの屋上へ跳ぶ。ビルの屋上から見渡すとかつて宝多六花や響裕太が通っていた学校の方で暴れる怪獣を見つけた。
    「二代目の想定より、随分と早いな…!」
    予想より早い怪獣の出現に驚きながらも俺は変身した。

  • 25二次元好きの匿名さん23/04/19(水) 09:21:39

    怪獣は俺の敵ではなかった。数々の戦いを経験した俺にとって今回の怪獣はハッキリ言って弱いとも言えた。外皮の硬さには目を見張るものがあったがそれだけだ。
    俺は胸元に力を集中させる。紫色の輝きと共に留めきれなくなったエネルギーが紫電となってバチバチと鳴り響く。極限まで圧縮させ限界ギリギリのところで放出する。
    「ナイト爆裂光波弾!!」
    光の弾丸となって打ち出されたそれは怪獣の脚を目掛けて飛んでいく、そして着弾と共に大きな爆発を起こした。強烈な一撃を受け体勢を崩した怪獣に畳み掛けるように俺は次の攻撃を仕掛ける。今度は自身の腕に力を集中させる、たちまち手から禍々しい光輪が形成される。奴の力を借りればもっと多く、そしてもっと大きな光輪を形成できるが今は必要ない、怪獣を倒せればそれでいい。
    「止めだ、グリッドナイトサーキュラー!!」
    光輪を怪獣を目掛けて放つ、体勢を崩した状態で避けられるはずなどなく凄まじい切れ味を誇る光輪によって堅牢な外皮を持つ怪獣は真っ二つになり轟音と共に爆発四散した。
    以前ならここで役目を終え人間の姿に戻るが今はさらに一つ大事な仕事がある。

  • 26二次元好きの匿名さん23/04/19(水) 10:54:38

    俺は壊れた街に向き直る、怪獣によって壊された建物、俺が踏んでしまった車、超重量に耐えられず砕けたアスファルト、ついさっきまで平和だった街は無惨な姿になっていた。
    前までの俺ならこの光景を見て自分の未熟さ、無力さに苛立つことしかできなかっただろう。そして俺の姿の元となった男との差を感じ悔しがっていただろう。
    でも今は違った。俺は手に入れた。
    「フィクサービーム!」
    俺がそう叫ぶと胸元の装甲が退き、トライジャスターを模した機関が露わになった。そこから暖かな光が照射される。つい先程まで使っていた破壊の力とは真逆、修復の力を持つ光だ。光を浴びて壊れた街がたちまち修復されていく、街が日常を取り戻していく、怪獣の襲来なんてなかったかのように。
    これが俺の新しい力、進化によって得た俺の宿命の相手、グリッドマンの力だ。

  • 27二次元好きの匿名さん23/04/19(水) 11:02:49

    グリッドナイトの「フィクサービーム」は熱い!

  • 28二次元好きの匿名さん23/04/19(水) 18:16:28

    この先の展開に凄まじい情動が待ち構えている予感

  • 29二次元好きの匿名さん23/04/19(水) 20:04:32

    あ^〜

  • 30二次元好きの匿名さん23/04/19(水) 22:18:33

    楽しみ

  • 31二次元好きの匿名さん23/04/19(水) 23:47:04

    アンチ君が出ていってすぐに外の音は激しくなった。戦いが始まった。以前はジャンクを通して戦いの様子を見ることができたが今この店にジャンクはない。外の様子がわからないことが私の不安を一層掻き立てた。怪獣の恐怖はもちろんある、でも送り出した人が帰ってこないかもしれないのはもっと怖かった。不安と恐怖で押しつぶされそうになる。考えるなと自分に言い聞かせるがどんどん湧き上がってくる。
    そんな私の思考を遮るように一際大きな爆発音が響いた。それを最後に大きな音は止んだ。きっと終わったのだろう。外へ出てアンチ君の無事を確かめようと思ったが動けなかった。絶対に帰ってくる、そう自分に言い聞かせて彼を待った。
    しばらくして店の外からカツカツと足音が聞こえた。私は店の入り口に顔を向ける、アンチ君が帰ってきた。
    「…!!おかえり、えっと…大丈夫?」
    戦いを終えたアンチ君に声をかける。帰ってきてくれたことに心から安堵する。
    「あぁ、あの程度の怪獣なら造作もない。お前こそ大丈夫か」
    逆に心配されてしまった、そんなに酷い顔をしていただろうか。私は大丈夫だと強がりを言っておいた。アンチ君のほうは怪我もなく、店を飛び出した時と同じ姿の彼を見るに本当に造作もない相手だったのだろう。


    「話の途中だったな」
    帰ってきて早々にアンチ君はそう切り出すと怪獣に遮られた話の続きを始めた。

  • 32二次元好きの匿名さん23/04/19(水) 23:48:52

    4バースめ行ってきたのとユニバ小説読んでて遅くなりました。

  • 33二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 00:49:44

    アンチ君の話は簡潔だった。私たちが住んでいる世界に再び怪獣が現れるということ、その原因はこの街にバロックパールが撒かれたことだという。バロックパールとは怪獣の種で人の情動によって成長し怪獣になるらしい、私が頭の上に?を浮かべていると、察したアンチ君がそう教えてくれた。それとアンチ君は私に会う何日か前にこの世界に来ていて、すでにいくつかのバロックパールを見つけたという。私にも見せてくれたが巨大な怪獣がこんな小さな種から生まれるなんてにわかには信じられなかった。何の為に、と聞いた私にアンチ君は首を横に振った。誰がなんの目的でばら撒いたかは分かってないらしい。
    「現れた怪獣の排除、可能であれば怪獣になる前にバロックパールを回収する、それが俺がこの世界に来た理由だ」
    アンチ君はそう言って話を締め括った。
    願わくば怪獣になってしまったバロックパールはさっきの一つだけであって欲しい、怪獣なんて出ないで欲しい、私はそう願った。

  • 34二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 05:46:27

    このレスは削除されています

  • 35二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 05:50:56

    これは長くなりそうでwkwk

  • 36二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 13:33:12

    保守

  • 37二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 15:15:07

    私の思いなんて知ったことかと言わんばかりに怪獣の出現は続いた。かつての戦いの時以上の数の怪獣が街に次々に現れた。しかし現れる全ての怪獣はアンチ君に敵わず現れてはすぐに倒されていった。いったいいつまで続くのだろうか…。


    今日も怪獣が出た。現れた怪獣は五分も立たないうちにアンチ君によって片づけられ、彼はいまうちの店にお昼を食べに来ていた。
    「ねぇ、二代目さんや新世紀中学生の人達………グリッドマンは?」
    怪獣を倒し店のカウンターで一息ついているアンチ君に聞いてみた。アンチ君がこの世界に来てからずっと彼は一人で戦っている。彼は強く、並の怪獣だったら一人でも大丈夫だろう。しかし今、彼を支えてあげられる人は誰もいない。心配だった。以前はアンチ君の横にいた女の人、二代目さんは一向に姿を見せない。二代目さんだけでなく私達と共に怪獣と戦った新世紀中学生の人たちやグリッドマンも現れなかった。正直グリッドマンにはあまり会いたくなかった。グリッドマンが嫌いとか憎いとかそういう訳ではない。でもグリッドマンを見たら蓋をしかけた感情がまた溢れてしまうかもしれない。グリッドマンのせいじゃない、頭ではわかっていても酷いことを言ってしまうかもしれない。悩んでいるとアンチ君が口を開いた。
    「別行動中だ、時がくれば奴らもくる、ただ…無理して奴らに会う必要もないぞ」
    アンチ君はそれだけ言うと食事を続けた。私の心を見透かされたみたいだ。

  • 38二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 16:04:19

    宝多六花が営む店を後にして俺は捜索を再開した。
    街でひたすらにバロックパールを探す、そうそう見つかるものでもないが無駄ではない。現にいくつも回収できているし、たとえ怪獣になっていたとしても未熟な状態であれば始末も楽だ。いくらフィクサービームで修復できるとはいえ、街の被害は少ないに越したことはない。毎日の積み重ねで着実にバロックパールは回収できている。しかし怪獣の出現は止まない。アレクシス・ケリヴのように誰かが怪獣を作る手助けをしているのだろうか、それとも怪獣優生思想のように強い情動のもとへ怪獣を近づけている者がいるのか、いずれにしろ怪獣は俺が排除する、それを目論む連中も。などと考えていると俺の頭に何かが降ってきた。俺は落ちてきたものを見て目を見開いた。
    「バロックパール!…どこからっ!」
    そいつが落ちてきた空を見上げた、いつもと同じ厚い雲に覆われた空に見えた。しかし俺は見逃さなかった、ほんの小さな一点ではあるが空間が揺らぎが生じていた。

  • 39二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 22:09:40

    保守

  • 40二次元好きの匿名さん23/04/21(金) 06:28:46

    ここから裕太救済展開くるか?!

  • 41二次元好きの匿名さん23/04/21(金) 07:27:52

    街中にバラ撒かれたバロックパールは
    誰かの幼気なSOSなのか……?

  • 42二次元好きの匿名さん23/04/21(金) 12:49:25

    アンチくんは紳士やな

  • 43二次元好きの匿名さん23/04/21(金) 14:54:52

    異変を伝える為、俺はすぐにスマートフォンを取り出し電話をかける。二代目は今別の世界にいるがこの端末は別世界にも連絡が取れる優れものだ。世界を跨いで行動する俺や新世紀中学生達のため二代目が作り出した。しかしスピーカーから聞こえるのは不快なノイズのみだった。二代目と連絡がつかないとわかるや否や新世紀中学生の奴らにもかけてみる。しかし結果は同じ、聞こえるのはノイズだけ。つい先日までは問題なく連絡は取れていた。端末の故障とも思ったが壊れるようなものを二代目が俺たちに渡すとも思えない。こちらの世界の問題なのか、あちらでも何か起きているのか、次々にこの状況を引き起こしている要因は浮かんでくる。いくら考えていても仕方がないと思った俺はパサルートを開き直接二代目の元へ向かおうとした。端末を起動されルートが開かれるのを待つ。だがいくら待てどもパサルートは開かれなかった。
    「何が起きている…!」

  • 44二次元好きの匿名さん23/04/21(金) 22:17:27

    本日二度目の来店をきめたアンチ君の顔は険しかった。いつもと同じ仏頂面に見えたがその時はそんな感じがした。
    「少し厄介な状況になった、怪じゅ…」
    来て早々、他の客もいる中でそんなことを話し出したので大慌てで店番がの奥に押し込む。家のリビングでゲラゲラとテレビを見ていたママを見つけ店番を押し付けると私はアンチ君に向き直った。
    「いきなり怪獣とか他のお客さんいるとこで言わないでよ…で、何があったの?」
    こういう時、大体良い話はされない。
    「怪獣が増え続けている、恐らく何者かがこの世界にこいつを引き寄せているんだろう…今この瞬間にもだ。それと、二代目やグリッドマン達にも連絡がつかない、おそらくこちらの状況もわからないだろう」
    やっぱり悪い話だ、しかもかなり。強い衝撃を受けたかのように私はふらついた。いつか終わってくれる、そう思っていた怪獣騒ぎが終わらないかもしれない。でもいつかアンチ君が全て解決してくれる、ふとそんな酷く他人任せな考えてがよぎるが、彼も想定外の事態に手詰まりのようだ。さらには増援もこないときた。泣きそうになる。なんでこんな目に合わなきゃいけないのか、もう嫌なことなんて十分味わった。
    「もうたくさんだよ…」
    アンチ君は何も言わなかった。

  • 45二次元好きの匿名さん23/04/22(土) 02:01:05

    この先の展開が気になりすぎて眠れない

  • 46二次元好きの匿名さん23/04/22(土) 02:47:29

    保守

  • 47二次元好きの匿名さん23/04/22(土) 02:55:12

    ほんと内容が面白いなこれ

  • 48二次元好きの匿名さん23/04/22(土) 10:04:44

    保守

  • 49二次元好きの匿名さん23/04/22(土) 14:29:20

    このレスは削除されています

  • 50二次元好きの匿名さん23/04/22(土) 16:57:52

    内海は今何してるんだろ。もう疎遠になっちゃまったのかな

  • 51二次元好きの匿名さん23/04/22(土) 21:13:11

    やはり言うべきではなかった、宝多六花を見て俺は自分の判断が失敗であったと気づく。彼女は戦う力もないごくごく普通の人間だ、それにかつてのことで心に深く傷を負っている、そんな人間に余計な不安を与えてしまった。彼女の反応は至極当然のものだ、怪獣などという人間にはどうしようもない脅威が延々と続くなんて聞かされればこうもなる。そんな簡単なことに気がつけなかった。仲間と連絡が取れないことに焦っていたのかもしれない。かつての恩人に会えて知らないうちに気が緩んでいたのかもしれない。自分の不甲斐なさに腹が立つ。そうだ、この世界の人間を巻き込むべきではない、今この世界を守れるのは俺だけだ。
    「邪魔をしたな」
    一言だけ告げて俺は店を出た。もうここに訪れるべきではない。ここは俺が守るべき場所であれど拠り所にするべき場所ではない。甘えるな、そう自分に喝を入れた。
    間も無くして大きな振動が俺の体を揺らした。これまで毎日の様に怪獣は現れていたが日に二度も現れることはなかった。状況が悪くなっていることは確かだ、それでも歩みを止めるわけにはいかない。
    「何度現れても同じことだ!」
    俺は再び戦場へ向かった。

  • 52二次元好きの匿名さん23/04/22(土) 22:01:54

    グリッドナイトへと姿を変え現れた怪獣の元へ急行する。アスファルトを派手に舞い上がらせて着地した俺は目の前の怪獣を見て驚愕する。
    「グリッドマンだと!?……いや、違うな」
    目の前にいる怪獣はグリッドマンによく似た姿をしていた。しかしすぐにそれがグリッドマンではないと分かった。ところどころ生物的な要素があり、特徴的な胸部の結晶体が歪な形をしていた。俺のよく知るグリッドマンとは似て非なるものだった。いわばグリッドマンの紛い物、グリッドマンを姿を模しただけの怪獣だった。
    「……俺も同類か、だが手は抜かん!すぐに終わらせるっ!」
    自嘲気味に呟きながら俺は怪獣に攻撃を仕掛けた。しかし俺の攻撃は空を切った。かわされたのだ。攻撃をかわされることなど珍しいことではなかったが俺は驚きを隠せなかった。この世界に来てから相手をしてきた怪獣はみな闇雲にその力を振るうだけだった。意思など持たず、ましてこちらの攻撃など避ける素振りなど見せず正面から突っ込んでくる様なタイプの怪獣しかいなかったのだ。しかし目の前のこいつは俺の攻撃を危険と判断し回避する判断をした。そう思ったのも束の間やつは攻撃を空振り体勢を崩した俺にカウンターを仕掛けてきた。眼前に迫る相手の反撃を既の所でかわし、大きく後ろに飛び退く。グリッドマンモドキの拳は地面に激突し大きな土煙を上げた。土煙の中に輝く眼光には確かな意志を感じる。
    こいつは今までの怪獣とは違う、心して掛からなければならない相手だ。

  • 53二次元好きの匿名さん23/04/23(日) 00:34:28

    ユニバース本編だと最後は「また力が必要となったら協力し合おう」って言ってたけど、裕太が消滅した展開の最後でそんな言葉言い残せないよな...

  • 54二次元好きの匿名さん23/04/23(日) 08:22:58

    保守

  • 55二次元好きの匿名さん23/04/23(日) 10:11:11

    既に意識は溶けて消えてるとはいってもグリッドマンの中には裕太が居るし裕太の決意を否定するのも出来ないから、裕太を失った原因なのにグリッドマンを嫌いになりきれない生き地獄な数年間だったんだろうな

  • 56二次元好きの匿名さん23/04/23(日) 17:31:58

    保守

  • 57二次元好きの匿名さん23/04/23(日) 22:12:44

    しばらく肉弾戦が続いた。いくらか攻撃を当てることは出来た、逆に何度か攻撃を貰ってしまった、しかしお互いに決定打とはならず埒があかないと思った俺は再び大きく距離をとった。やつも同じ考えらしく後ろへ飛び退いた。こいつは俺と同等の体術を持っている、恐らくこのままでは時間制限のある俺が不利になるだろう。やつに時間制限があるかは不明だが長引かせるべきではない。
    「なかなかにやるようだが、コイツはどうだ!グリッドナイトサーキュラー!!」
    素早く光輪を形成させ投擲する。距離が空いていればかわされても奴の反撃はない、そう考えた俺は遠距離戦を仕掛けた。凄まじい切れ味の光輪が相手に迫る、しかし光輪はやつを切り裂くには至らなかった。
    「グ…グリ゛ッドォライ、ドォゼイバァ…」
    そう唱えると奴の左腕から光の刃が伸びる。そして俺の光輪を真っ二つにした。
    「なんだとッ!?」
    さらにやつは光の刃から斬撃を俺に向けて放った。予想外の反撃に回避が遅れ斬撃が俺の体を掠める。幸い俺の体が両断されるには至らなかったが掠った肩の装甲が斬り飛ばされる。俺の体は生半可な攻撃では傷一つつかない、それを切り飛ばしたということは奴の攻撃が本物のグリッドマン同様の威力を持っているということだ。なんてやつだ、と思ったのも束の間、回避で体勢を崩した俺に好機とばかりにやつは斬撃を立て続けに飛ばしてきた。空中ではこの数を捌ききれない。一発でも喰らえば致命傷になる。しかしこのままでは直撃は避けられない、絶体絶命だ。

  • 58二次元好きの匿名さん23/04/23(日) 22:15:58

    「クソッ!!」
    俺の体がグリッドナイトから怪獣アンチへと変わる。すぐさま足を飛行形態へと変え最大出力で飛び上がる。なんとか攻撃を回避した俺は、飛び上がった勢いのまま上空からいくつもの光弾をやつに目掛けて発射した。今度はやつが驚いている様だった。目の前の巨人が高速飛行が可能な怪獣になるとは予想していかなっただろう。流石に空中の敵への対抗策はないのか光弾を避けるに徹していた。しかし先程までの攻撃とは違い上空から三次元的に降り注ぐ光弾を避けきれず何度も被弾した。先程までの苦戦が嘘の様に形勢はこちらに傾いた。一発一発の威力はさほどでもないが何度も当たれば流石に効いてきたのか奴の動きが鈍くなっていった。何度か苦し紛れに斬撃を飛ばしてきたが高速で飛行する俺に斬撃が届くことはなかった。動きが鈍るのに比例して当たる光弾の数も増えていき、攻撃を繰り返しているとグリッドマンモドキはついには膝をついた。動きを止めたやつに俺はトドメを刺すべく大量の光弾を発射した。そして光弾の後を追うように上空から急接近する。急接近しながら俺は再びグリッドナイトへと姿を変える、そして両手に光輪を形成し両手に握り締め落下の勢いと共に振りかざした。
    「これで終わりだ!ナイトサーキュラーエンド!!」
    先に撃ち出された光弾に最後の抵抗も潰され、俺の攻撃でグリッドマンモドキは両断された。
    「ワ、ワタシ…ハ、ハイバー…エージェン……」
    真っ二つにされ爆発寸前となったされたグリッドマンモドキは最後に譫言の様にそう呟いた。
    こいつはどうやら自分がグリッドマンだと思い込んでいるらしい。
    「お前などハイパーエージェントではない」
    やつの譫言にそう返してやると間も無く爆発四散した。偽物とはいえグリッドマンと戦うのは少し懐かしさを感じた。もっとも本物のグリッドマンであれば俺に負けはしないだろうが。

  • 59二次元好きの匿名さん23/04/23(日) 22:22:40

    怪獣アンチ君便利やな

  • 60二次元好きの匿名さん23/04/23(日) 23:23:25

    このスレの更新が最近の楽しみになっている

  • 61二次元好きの匿名さん23/04/23(日) 23:36:37

    楽しませてもらってます。応援しています

  • 62二次元好きの匿名さん23/04/23(日) 23:37:47

    気がつくとアンチ君はいなかった。役に立たない私を見限って出ていってしまったか。そりゃそうだ、怪獣が頻出しその原因もわからない非常事態だ。そんな大変な時期にこんな面倒なだけで役に立たない女の相手なんて私ならごめんだ。そもそも今の状況はアンチ君のせいじゃない、彼に文句を言うのは筋違いだ。むしろ現れた怪獣を倒している彼に感謝の言葉をかけるべきだ、何かできることはないか、と協力すべきなのに。わかってる、でもそうはできなかった。いつまでたっても私はガキのままだ。こんな時内海君ならどうしただろう、きっと得意のウルトラシリーズの知識で打開策を提案しただろう。裕太ならどうしただろう、アンチ君と共に迷わず戦うだろう、仮に戦う術がなくとも自分にできることをやろうとするだろう。二人とも自分にできることをするだろう。でも私は二人の様にはなれない。なんでこの場にいるのが自分なのか、私じゃなければアンチ君の助けになるのに、私なんて。無関心を貫けるわけでもなく、協力するわけでもなく、どっちつかずの私。
    「でもしょうがないじゃん…」
    仕方がない、自分に言い聞かせる様にそう呟いた。

  • 63二次元好きの匿名さん23/04/23(日) 23:41:41

    >>60

    >>61

    ありがとうございます!

  • 64二次元好きの匿名さん23/04/24(月) 05:25:26

    アンチくんのかっこよさよ……

  • 65二次元好きの匿名さん23/04/24(月) 11:07:19

    保守

  • 66二次元好きの匿名さん23/04/24(月) 19:02:57

    保守

  • 67二次元好きの匿名さん23/04/24(月) 19:46:35

    保守

  • 68二次元好きの匿名さん23/04/24(月) 23:12:14

    保守

  • 69二次元好きの匿名さん23/04/25(火) 02:27:53

    現状が辛すぎる。ここからどう着地するのか楽しみだ。

  • 70二次元好きの匿名さん23/04/25(火) 06:00:56

    このレスは削除されています

  • 71二次元好きの匿名さん23/04/25(火) 13:10:34

    ここ数日の楽しみなんよ保守

  • 72二次元好きの匿名さん23/04/25(火) 13:24:36

    楽しみにしとります

  • 73二次元好きの匿名さん23/04/25(火) 18:58:19

    自分も楽しみに保守してます

  • 74二次元好きの匿名さん23/04/25(火) 19:31:46

    戦いの音が続く、今日は二回目だ。それにいつもより長い。普段なら少し経てばアンチ君が怪獣を倒し、束の間の平穏が戻ってくる。しかし平穏はすぐには訪れなかった。どうやら戦闘が長引いているらしい。彼が敵をいたぶって遊ぶとは考えられない、敵の怪獣が強いんだ。爆発音の他に硬いものを斬るような音も聞こえた。その音がどうかアンチ君を切り裂くものでないことを願った。あんな態度をとっておいて都合のいいことを、なんて分かっていたが私はひたすらにアンチ君の無事を願った。
    しばらくして静かになった。戦いが終わった。今日はいろんな音が聞こえた、恐らくアンチ君もあの手この手で怪獣を倒そうと頑張ってくれたのだろう。また束の間の平穏が戻ってきた。
    少し時間が経って落ち着いた私は次アンチ君が来たらさっきのことを謝ろう、注文にたくさんサービスしてやろう、などと考えていた。さっきのやりとりを考えればもう来ないかもしれない。それでも心のどこかでアンチ君なら来てくれると根拠もなしにそう思っていた。随分と楽観的だなと我ながら思った。しかししばらく経ってもアンチ君は現れなかった。まさかと思い外に出たが怪獣の姿はなかった。ホッと胸を撫で下ろし再びアンチ君を待った。遅いなぁ、などと思っているうちに日が暮れ、夜になり、店を閉める時間がやってきた。

    「………そりゃそうだよね」
    店のシャッターを下ろしながら呟く。また自分が嫌いになった。

  • 75二次元好きの匿名さん23/04/25(火) 19:32:54

    戦いを終えた俺は人間に戻った。そしてグリッドマンモドキとの戦いを思い出す。やつは明らかにそれまでの怪獣とは違った。格段に強く、格段に賢かった。なぜそんなに強い怪獣が突如現れたのだろうか。そもそもなぜグリッドマンに似た姿をしていたのか。グリッドマンに対する強い情動から生まれた怪獣なのだろうか、しかしこの街の人間に怪獣とグリッドマンの記憶はない。偶然姿が似ていたということもあるかもしれないが、言動から見るにやつは明らかにグリッドマンを元として生まれた。何者かの関与を疑う方が自然だろう。かつてマッドオリジンのように何者かが記憶を元に怪獣を生み出した可能性がある。簡単にできることではないがこの怪獣を生み出したやつがこの世界にバロックパールを引き寄せているやつと同じであれば十分考えられる範囲だ。これならグリッドマンに似ていたのも似た力を使うことにも説明がつく。そしてグリッドマンの記憶を使っているのであればドムギランのような強い怪獣が現れる可能性は高い。そうなる前に早くそいつを見つけ出さねば。いつまでも俺が勝てる相手ばかりだという保証もない。戦闘のダメージが残る体に鞭を打ち俺は捜索を再開した。

  • 76二次元好きの匿名さん23/04/25(火) 19:33:41

    すみません、ちょっとバタバタしてて続きが遅れました。

  • 77二次元好きの匿名さん23/04/25(火) 19:35:28

    あといつも保守してくださってる皆様、ありがとうございます

  • 78二次元好きの匿名さん23/04/25(火) 21:16:26

    名探偵ナイトくん

  • 79二次元好きの匿名さん23/04/26(水) 00:45:09

    偽トラマンは特撮の定番だね

  • 80二次元好きの匿名さん23/04/26(水) 07:13:55

    このSSはPixivとかにアップするの予定はないんですか?

  • 81二次元好きの匿名さん23/04/26(水) 14:22:00

    このレスは削除されています

  • 82二次元好きの匿名さん23/04/26(水) 21:37:25

    これもしかして六花の情動を元に怪獣出現してる?

  • 83二次元好きの匿名さん23/04/26(水) 22:48:32

    何日か捜索を続けて分かった事がある。一つはバロックパールは一定の場所にしか現れないこと、ここ数日偶然同じ箇所から現れている可能性もあるがほぼ同じ場所、かつ同じ時間帯だった。それに同時に現れるバロックパールの数は必ず一つだった。俺が最初に拾ったツツジ台駅前、ツツジ台高校前、亀傘公園、その三箇所だ。ここまで条件が重なれば偶然ということもないだろう。他の場所でもバロックパールを拾うことはあったがいずれもこの三か所から遠くはなかった。恐らく出現後で風や動物、人によって運ばれたのだろう。現にここ数日この三か所で回収を始めてから他の場所でバロックパールを見ることはなかった。しかし何故この三か所なのか、駅前や高校であれば人の通りが多くそれだけ情動に触れる機会も多い。怪獣を生み出すには格好の場所だ。最初は俺もそれが目的でこの場所なのかとも思った。しかし公園はどうだろうか、この公園は俺もよく知っているが人は決して多くない。情動を目的とするならば他の場所を選ぶはずだ。それが俺を悩ませた。
    そして二つ目はこの街が閉ざされているということだ。捜索中街の外へ出ようとしたが外に近づくにつれて霧が深くなっていった。この霧は俺には何も影響はなかったが偶然この街の人間が外に出ようとするのを見かけた。するとこの霧に飲まれるや否やその人間は意識は朦朧としこちらの呼びかけにも答えなかった。まるで眠っている様な状態だった。俺は深い霧を抜け街の終わりに着いたがそこにはは何もなかった。文字通り何もないのだ、街の外には何もなく虚無というべき世界が広がっていた。ここでようやく俺は閉ざされているのはこの世界ではなくこの街だということを知った。似た様な事が以前この街で起きていたことは二代目から聞いていた。それに当時グリッドマン討伐を目的に街の外へ出た時似たような光景は目にしている。そしてそれが誰によるものなのかも。

  • 84二次元好きの匿名さん23/04/26(水) 22:49:50

    >>80

    完結させたらあげようかなとはうっすら思ってます

    ただアカウントないんで作るとこからですが

  • 85二次元好きの匿名さん23/04/26(水) 23:11:22

    バロックパールの回収が功を奏してか怪獣の出現は少なくなっていった。それでも既にこの街に残っているものがいくらか怪獣となり現れることはあったが未成熟のものがほとんどでさほど手はかからなかった。この街の謎はまだまだ解決しきれていないが怪獣の出現という大きな問題は片付きそうだ。怪獣が現れなければ俺も捜索に割ける時間が増える。このまま諦めてこの街の異変を引き起こしている張本人も退散してくれればいいが。しかしバロックパールは未だ現れ続ける、どうやらまだ諦める気はないらしい。などと思いながら今日もバロックパール回収のために俺はツツジ台高校へ向かった。
    いつもの時間、いつもの場所でさっさと回収を済ませて今日は街の淵を調べるか、などと考えながら高校までの道のりを歩いてきた俺は校門から少し離れた場所に立ち止まる。俺はそこで空の一点を見つめながらしばし待った。いつも通りなら時間になれば空間が歪み一瞬空が割れそこからバロックパールは降ってくる。そろそろかなどと腕時計に一瞬目を落とす、時間を確認し再び空に目を向けた。その視線の先に「それ」は現れた。

  • 86二次元好きの匿名さん23/04/26(水) 23:57:08

    全身を灰色の甲殻に身を包み、胴体からは鋭く槍の様な甲殻と無数の棘を生やした触手が四本伸びる。そして所々から青白い炎が漏れ出ており、身体中に赤いラインが煌々と走っていた。バロックパールの代わりに空から降ってきたものはとんでもないものだった。
    「怪獣だと!?」
    俺はすぐにグリッドナイトへと姿を変えた。忘れるはずもない、目の前に現れたのは新条アカネの成れの果ての姿だった。しかし以前俺がみた時と少々異なっていた、まるでアレクシス・ケリヴが混ざったかの様な姿だった。現れる怪獣、閉ざされた街、この街の現状がかつての新条アカネの所業を思い出させる。まさかこの異変を引き起こしていたのは…。しかし彼女はこの町で友を見つけ、自らの心と向き合い、自分の世界に帰ったはずだ。
    「新条アカネ…なのか……?」
    そうであって欲しくない、その一心で問いかけた。しかし俺の質問に返事は返ってこなかった。返ってきたのはやつの攻撃、凄まじい質量の攻撃に地面は耐えられず小さなクレーターを作った。俺は攻撃をかわし距離を取る。明らかに俺を倒そうとする攻撃だった。
    「聞こえているなら答えろ!お前は本当に新条アカネなのか!?何故再びこの街に怪獣を産んだ!!」
    再び問いかける。しかし返ってくるのは攻撃だけだった。何度もこちらを倒そうと触手を振るってくる。攻撃の手を緩める気はないようだ。俺は迷っていた、目の前の怪獣が本当に新条アカネなのか、本当に倒すべき相手なのか、今の彼女がこんなことをするのだろうか。しかしそう考えるうちにかつて自分が麻中蓬やガウマに言ったことを思い出してしまう。
    「ッ!……やるしかないのか…」
    覚悟が決まらないまま俺は拳を握った。

  • 87二次元好きの匿名さん23/04/27(木) 07:00:23

    このルートだとアカネとのお別れは出来なかったのか

  • 88二次元好きの匿名さん23/04/27(木) 07:03:53

    サムネでこの画像使ってる奴多すぎて若干ホラー地味てる

  • 89二次元好きの匿名さん23/04/27(木) 07:22:38

    >>88 実際本編見るまではシリアスシーンの画像だと思ってました

  • 90二次元好きの匿名さん23/04/27(木) 10:29:38

    >>88

    まあ、見方によればホラーシーンだったので、ええ……

  • 91二次元好きの匿名さん23/04/27(木) 13:00:36

    期待を込めて保守

  • 92二次元好きの匿名さん23/04/27(木) 20:22:17

    保守保守

  • 93二次元好きの匿名さん23/04/27(木) 21:55:14

    応援の保守

  • 94二次元好きの匿名さん23/04/27(木) 22:59:09

    人のSSは精神にいい物だ…
    それと最後まで俺は見守るぞ…

  • 95二次元好きの匿名さん23/04/28(金) 04:56:55

    保守

  • 96二次元好きの匿名さん23/04/28(金) 07:59:59

    保守

  • 97二次元好きの匿名さん23/04/28(金) 13:23:13

    保守

  • 98二次元好きの匿名さん23/04/28(金) 18:16:30

    保守

  • 99二次元好きの匿名さん23/04/28(金) 22:18:42

    アンチ君がんば…

  • 100二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 06:20:21

    保守

  • 101二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 10:59:41

    掲示板のスレ止まりには勿体ないぐらい面白いです。他のサイトとかでシリーズ連載し欲しいぐらい。完結したら是非お願いします。

  • 102二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 11:00:08

  • 103二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 11:00:35

    真央

  • 104二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 11:01:59

    ヨドバシ

  • 105二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 14:31:28

    このレスは削除されています

  • 106二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 17:21:12

    攻めるのを躊躇っている俺に反して相手の攻撃は苛烈を極めた。四本の触手は凄まじい力で振られ、辺りを瓦礫の山へと変えていった。しなやかにかつ不規則に振り下ろされるはそれは軌道を読みづらく回避は困難を極めた。幾度も掠め火花を散らした。幸いどれも俺の体を削り取るには至らなかったが当たった衝撃は着々と俺にダメージを蓄積させた。触手だけでも厄介なのに本体からも攻撃は飛んでくる。口から放たれる衝撃波は凄まじい速度、精度でこちらを狙ってきた。命中したビルが粉々に吹き飛ぶんだのを見るに当たっていい攻撃ではない。間違いなく以前戦った時よりパワーアップしている。避けているだけではジリ貧だ。
    「このままでは………悪く思うなよ!グリッドナイト乱れサーキュラー!」
    まずは厄介な触手を封じる。俺は複数の光輪を同時に放った。放たれた光輪はいくつか迎撃されたがそれぞれの触手へ飛んでいき、それを根本から断ち切った。切断された触手は地面に落ちた後のたうちまわった。状況を悪くしたか、と思ったが触手はしばらくして静まった。どうやら最後の足掻きだった様だ。切断された痛みに苦しんでいるのかやつは悲鳴をあげた。聞き覚えのある悲痛な叫び声だ。暴れ、そして闇雲に衝撃波を放つ。手数が減れば回避はそう難しいものではない。一気に距離を詰めやつの口をこじ開けようと甲殻に手をかける。こいつが本当に新条アカネならこの中にいるはずだ。
    「答えないのならっ!何度でもそこから引き摺り出してやるぞ!!新条アカネ!!」
    メリメリと音を立て少しづつ口が開いていく。
    やつも抵抗し、口を俺の手ごと噛みちぎらんばかりに閉じようとした。だが、俺は勝った。やつの口の中の真の顔が顕になった。そして俺はそれに手を伸ばした。その時だった。
    「ぐあッ!」
    俺の背中に強い衝撃、そしてそのまま何かに投げ飛ばされた。受け身が間に合わず俺はビルに叩きつけられた。立ち上がった俺はすぐに攻撃してきたものの正体を知った。
    「再生…しただと…!」
    切断したはずの触手がやつの身体から伸びていた。どうやら見た目だけではなかった様だ。厄介な再生能力、この力をもたらしているのはあいつしかいないだろう。無限の命を持つ者。
    「アレクシス・ケリヴ…!」

  • 107二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 17:25:38

    来た来た!続き待ってましたぜ!

  • 108二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 17:44:13

    戦闘描写増々で読み応え良い

  • 109二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 20:19:13

    続き舞ってた

  • 110二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 23:52:32

    一応の保守

  • 111二次元好きの匿名さん23/04/30(日) 07:11:00

    保守

  • 112二次元好きの匿名さん23/04/30(日) 15:24:12

    保守

  • 113二次元好きの匿名さん23/04/30(日) 22:35:39

    保守

  • 114二次元好きの匿名さん23/05/01(月) 03:21:07

    このレスは削除されています

  • 115二次元好きの匿名さん23/05/01(月) 03:54:19

    保守

  • 116二次元好きの匿名さん23/05/01(月) 03:55:01

    一時保守

  • 117二次元好きの匿名さん23/05/01(月) 12:54:44

    このレスは削除されています

  • 118二次元好きの匿名さん23/05/01(月) 15:27:44

    再生する怪獣は厄介だな
    踏ん張り処やで、アンチ君

  • 119二次元好きの匿名さん23/05/01(月) 19:56:07

    保守

  • 120二次元好きの匿名さん23/05/01(月) 21:45:15

    ワクワク保守

  • 121二次元好きの匿名さん23/05/01(月) 21:46:41

    ほし

  • 122二次元好きの匿名さん23/05/01(月) 23:37:07

    ほし

  • 123二次元好きの匿名さん23/05/02(火) 00:46:16

    ほし

  • 124二次元好きの匿名さん23/05/02(火) 00:55:10

    >>121

    >>122

    >>123

    保守の頻度高くない?

  • 125二次元好きの匿名さん23/05/02(火) 06:07:01

    いいね

  • 126二次元好きの匿名さん23/05/02(火) 08:08:38

    保守

  • 127二次元好きの匿名さん23/05/02(火) 15:01:02

    このレスは削除されています

  • 128二次元好きの匿名さん23/05/02(火) 22:19:06

    保守

  • 129二次元好きの匿名さん23/05/02(火) 23:14:25

    保守

  • 130二次元好きの匿名さん23/05/03(水) 01:05:23

    保守

  • 131二次元好きの匿名さん23/05/03(水) 06:11:39

    保守

  • 132二次元好きの匿名さん23/05/03(水) 13:31:55

    いつまでも続きを待っています

  • 133二次元好きの匿名さん23/05/03(水) 17:26:20

  • 134二次元好きの匿名さん23/05/03(水) 22:48:59

    保守

  • 135二次元好きの匿名さん23/05/03(水) 23:58:53

    触手を取り戻し攻撃の嵐が再開される。隙を見て切断してもしばらく経つと再生してしまう。もし本当にアレクシス・ケリヴのように無限に再生し続けるのだとしたらいくら切り落としてもこちらのエネルギーを消費するだけだろう。触手による広範囲攻撃、そして本体からの遠距離攻撃、この波状攻撃を突破して正面から無力化するのはかなり厳しい相手だ。かといって身を隠せる物もない。何度か建物の影に隠れてもすぐに建物ごと吹き飛ばされてしまう。そうしているうちにやつの攻撃の余波で俺たちの周りはすでに更地と化していた。ここが学校があった場所などと到底信じられない有様だ。戦闘を始めてそんなに時間は経っていないのにこれだ、こいつを野放しにはできない。この調子で暴れ続けれはこの街全てが更地になるのも時間の問題だろう。そんな状況でもまだ撃破ではなく無力化にこだわっている自分がいた。そんな俺にやつの攻撃は無慈悲に続く。かわしきれない攻撃が俺に届く。
    「くっ…!!ぐあぁぁぁ!!」
    敵の一撃に体勢を崩し、追撃もまともに喰らってしまった。三本の触手の同時攻撃を受け俺の体は宙を舞った。瓦礫の山につっこみ、大きな土煙を上げた。ふらつく脚でなんとか立ち上がると強い殺気を感じた。視界を確保するため咄嗟に跳び上がると、俺がつい先ほどいた場所に衝撃波が飛んできた。間一髪のところで喰らわずに済んだ。そう思ったのも束の間、やつは再び照準を合わせこちらに衝撃波を放ってきた。
    「…ッ!!ナイト爆裂光波弾!!」
    咄嗟に空中で光球を放つ。衝撃波とぶつかり大爆発を起こす。なんとか相殺に成功した様だ。攻撃の手が緩まる様子は無く、押されている。このままでは俺も、街も保たない。さらに俺の焦りを掻き立てるかの様に時間切れの警報が鳴り出した。
    「……時間も余裕もない…か、…行くぞ、新条アカネ……!」
    ここまで追い詰められてようやく俺は覚悟を決めた。

  • 136二次元好きの匿名さん23/05/03(水) 23:59:42

    保守ありがとうございました。
    お待たせしてすみませんでした。

  • 137二次元好きの匿名さん23/05/04(木) 00:37:18

    覚悟を決めたと言ってもアレクシス・ケリヴの力を持っている以上、倒せるかどうかわからない。倒したとしても再生する可能性は大いにある。しかしそれは怪獣の話、本体は人間だ。やつの口の中にいるであろう本体を仕留めればいい。しかし時間は無い、チャンスは一度だ。これで本体まで再生するのだとしたら俺の完敗だ、この街はやつの手に落ちるだろう。そうで無い事を願うしか無い。ようは博打だ。問題はどうやつを倒すかだが、やつの甲殻は堅牢だ、全力の攻撃でなければ抜けないだろう。それに抜けたとしても本体まで攻撃が届く保証もない。やつの体内に直接攻撃するほかない。そのためには触手が邪魔だ。まずはこいつを無力化する。再生するとはいえ、切った直後に生えてくるわけでは無い。一時的には無力化できる。その隙に本体に攻撃を叩き込む。
    新条アカネを倒す、自分の決意を再び確認し俺はやつに向かって駆け出した。距離を詰めてきた俺に、やつは衝撃波を放ってきた。それを俺はかわす。衝撃波をかわされると今度は触手で一斉攻撃を仕掛けてきた。走る俺に触手が迫る、しかしギリギリまで引きつける。
    「まずは邪魔なそいつからだっ!グリッドナイト乱れサーキュラー!!」
    触手の強度はわかっている、切断に必要な最低限のエネルギーで光輪を形成し、打ち出す。超至近距離で放たれた光輪は回避を許さなかった。自らの攻撃の勢いも加わってバッサリと切り落とされる。邪魔がなくなりさらに俺は距離を詰めた、そしてそのまま迎撃手段の触手を失い衝撃波を構えるやつの口へ手刀を突き刺した。突き刺した手に持てる力の全てを注ぐ。やつの牙が俺に激しい痛みを与えるがそんなことは気にしていられない。この一撃に全てを賭ける。
    「グリッドナイトォ……」
    やつの口に捩じ込んだ俺の右腕が紫色に輝く。俺の考えに気がついたのか慌てて俺の腕を吐き出そうとするがもう遅い。すでにエネルギーの充填は完了した。さらばだ、新条アカネ。俺の……。
    「ストォォォォォム!!!」

  • 138二次元好きの匿名さん23/05/04(木) 00:50:14

    待ってた!!

  • 139二次元好きの匿名さん23/05/04(木) 00:51:00

    次の投稿は今日の昼ごろになりそうです

  • 140二次元好きの匿名さん23/05/04(木) 04:09:38

    楽しみに保守!

  • 141二次元好きの匿名さん23/05/04(木) 05:54:47

    ナイトくん一人で苦戦してるのを見るのが辛い。ゴルドバーンが欲しい所

  • 142二次元好きの匿名さん23/05/04(木) 08:11:35

    どうなっちゃうのか、楽しみです

  • 143二次元好きの匿名さん23/05/04(木) 11:41:29

    俺の腕から放たれた光線はやつの体内を破壊し尽くした。体内にとどめきれなくなったエネルギーがやつの甲殻を内側から貫く。それでも俺は光線を止めない、確実に倒し切る、限界まで出し切る。限界を超える力に右腕が悲鳴をあげた。そしてついには大爆発が起きた。零距離で光線を放った俺は当然爆発に巻き込まれ、爆風に吹っ飛ばされた。爆発と地面に叩きつけられた衝撃で意識が一瞬飛ぶ。
    「………やつは……新条アカネは……」
    満身創痍の体に鞭を打ちなんとか立ち上がる。爆心地となった俺の右腕は甚大なダメージを受けまともに動かすことすらままならず、だらりと力なくぶら下がっていた。脚も辛うじて大地を踏みしめてはいるものの、一歩踏み出そうとすれば体を支えきれず膝をつくことになるだろう。戦闘のダメージだけでは無い、全てを出し切って放った必殺技によるエネルギー切れで立っているのもやっとだ。もしさっきの一撃で倒せていなかったとしたら俺が打てる手はもう無い。朦朧とした意識の中、眼前で立ち昇る黒煙が消え去るのをじっと待った。
    煙が晴れた場所に怪獣はいなかった。あったのは一部の甲殻などの残骸のみ。散らばる残骸から再生し出すのではないかとも思った。しかししばらく警戒していても体の一部から再生する様なことはなかった。どうやらアレクシス・ケリヴそのものほどの再生能力はないようだ。怪獣の撃破に成功した。しかし勝利を喜ぶ気分にはならなかった。
    「新条アカネ、俺はお前に感謝している……」
    誰が聞いているわけでもなかったが俺は天を仰ぎ呟いた。言いたかった相手はもういない。最後まで本人かどうかわからなかった。俺は新条アカネを、生みの親を殺してしまったのだろうか。それを確かめる術は怪獣を倒した今となってはもう無い。もっといい手段があったのでは無いか、選択を誤ったのでは無いか、俺はただただ自分のやったことに後悔することしかできなかった。雨が降り続く瓦礫の山の中、俺は立ち尽くしていた。その時だった。
    「うっっ!!」
    自分の腹から鋭い何かが突き出していた。何が起きたのか理解が追いつかなかった。背後からの不意打ちで俺の腹に風穴が空く。
    「ジャマヲ…スルナ、グリッドナイト…」
    何者かの声を聞き俺の意識は途切れた。

  • 144二次元好きの匿名さん23/05/04(木) 20:23:59

    wktk

  • 145二次元好きの匿名さん23/05/05(金) 00:12:01

    保守

  • 146二次元好きの匿名さん23/05/05(金) 10:06:57

    保守

  • 147二次元好きの匿名さん23/05/05(金) 16:40:12

    このレスは削除されています

  • 148二次元好きの匿名さん23/05/05(金) 20:10:44

    大将!俺たちは待っているぜ!

  • 149二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 01:10:08

    宇宙と合体して裕太の自我が消えるって聞いて、裕太が植物状態になるのを想像してたんだけど、俺が少数派で他は裕太そのものが消滅って方を想定してたのかな

  • 150二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 08:10:05

    このレスは削除されています

  • 151二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 15:42:26

    保守

  • 152二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 22:59:43

    保守

  • 153二次元好きの匿名さん23/05/07(日) 02:21:20

    保守

  • 154二次元好きの匿名さん23/05/07(日) 11:59:20

    もう残り50レス切っちゃった

  • 155二次元好きの匿名さん23/05/07(日) 22:15:24

    保守

  • 156二次元好きの匿名さん23/05/08(月) 08:29:53

    保守

  • 157二次元好きの匿名さん23/05/08(月) 18:42:54

    いつでも続き待ってます

  • 158二次元好きの匿名さん23/05/08(月) 22:02:34

    俺知ってる!これって裕太が怪獣になった状態から何とか六花のとこに帰ってくるんでしょ!?(そうじゃなかったら辛すぎる)

  • 159二次元好きの匿名さん23/05/09(火) 08:53:15

    わんちゃん次のスレいくかこれ

  • 160二次元好きの匿名さん23/05/09(火) 18:44:24

    このレスは削除されています

  • 161二次元好きの匿名さん23/05/09(火) 19:07:14

    ♢スレ民は力を溜めている…

  • 162二次元好きの匿名さん23/05/10(水) 03:58:18

    この話のキーになりそうな六花さん

  • 163二次元好きの匿名さん23/05/10(水) 13:16:16

    保守

  • 164二次元好きの匿名さん23/05/10(水) 14:03:02

    コレアレだな…スレ主も忙しすぎて書けてないな…全裸待機するか!

  • 165二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 00:19:01

    保守

  • 166二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 00:43:27

    頼む、エタらないでくれ……

  • 167二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 06:43:57

    保守

  • 168二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 07:48:40

    >>164


    とりあえず土日まで保守じゃ!

  • 169二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 13:34:37

    ホッシュ!

  • 170二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 20:31:20

    打ち切りは勘弁してくれ

  • 171二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 05:45:33

    これ次スレまで行くにせよスレ主本人が建てないと更新するのに不憫だから最後ぐらい顔出して欲しい。いつまでも完結待つから

  • 172二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 13:21:55

    保守

  • 173二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 16:27:35

    保守

  • 174二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 20:17:07

    明日明後日に帰ってくる!俺は信じる!

  • 175二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 20:49:52

    がんばれ…がんばれ…!!!!

  • 176二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 06:45:12

    このユニバースの六花が救われるまで終わらせねえ

  • 177二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 14:30:45

    このレスは削除されています

  • 178二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 14:32:05

  • 179二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 14:32:43

    レスバ

  • 180二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 14:33:27

    アナザー

  • 181二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 14:33:56

    六 

  • 182二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 14:34:10

  • 183二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 14:34:50

  • 184二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 14:35:04

  • 185二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 14:35:17

  • 186二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 14:35:26

    そんな連投したら埋まっちゃうじゃん
    荒らし?

  • 187二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 14:35:30

    マグロ

  • 188二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 14:35:49

    恋愛経験なさそう

  • 189二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 14:36:42

    やめたれ

  • 190二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 14:37:03

    保守のアイ

  • 191二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 14:37:21

    転載

  • 192二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 14:37:37

    上等

  • 193二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 14:37:55

    ゲッター

  • 194二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 14:38:14

    コードギアス

  • 195二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 14:38:27

    シナンジュ

  • 196二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 14:38:43

    コードギアスZZ

  • 197二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 14:39:05

    >>196

    何それ

  • 198二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 14:39:17

    あーあ

  • 199二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 14:39:30

    ダイナマイトインパクト

  • 200二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 14:39:56

    ライブ・アルバム曲ばかり聴いてくれるって話でしょ

オススメ

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