出雲阿国「阿国歌舞伎について知りたい？」

1二次元好きの匿名さん21/11/24(水) 23:56:49

出雲阿国「召喚に応じてくれた阿国さんのことをもっと知りたいから…ですか…とても嬉しいですマスター様」

出雲阿国「勿論おーけーです！歌舞伎と言えば阿国さん！…は、少々言い過ぎかもですが出雲歌舞伎と言えば阿国さんですから！頭から足まで、髪の毛から小指まで全て手取り足取り教えてあげましょう！」

出雲「ではでは、深夜マスター様のお部屋に伺わせて頂きますね〜。え？何で夜かって？それは勿論準備が必要だからです。せっかくマスター様が興味を持ってくれたんですもの。阿国さんの『本気』をマスター様に見せて差し上げます！それでは後程お会い致しましょう〜！」

出雲阿国「…………」

出雲阿国「同じ食事をし、同じ冒険に出かけ、同じ話で笑う。それだけで阿国さんはとても幸せだったのですけど……これでは欲が出てきてしまいます」

2二次元好きの匿名さん21/11/24(水) 23:58:26

幕府「あーだめだめエッチ過ぎます」

3二次元好きの匿名さん21/11/24(水) 23:58:30

しっとり阿国さんは健康に良い
斬ザブローの電源が切れてるのも良い

4二次元好きの匿名さん21/11/24(水) 23:59:16

─深夜─

出雲阿国「失礼します。マスター様入ってもよろしいでしょうか？」

出雲阿国「ありがとうございます！…よいしょと！色々準備していたら両手が塞がってしまって…え？斬ザブローですか？お部屋の前までこの荷物を運んで貰いましたよ！今は扉の前でスリープモードになっています」

出雲阿国「ありがとうございます！ふふ、気合いが入りすぎちゃいました」

出雲阿国「さてさて…ではマスター様。早速ですがこの衣装に着替えてもらえますか？」

出雲阿国「これは何かって？オルタ様たちに貸して頂いたマスター様の女装衣装ですが」
出雲阿国「そんな顔をしないでください！阿国歌舞伎と言えば『男性は女装を、女性は男装をし踊り合う』演目がやはり一番有名ですので、これは必要なことなのです！ささ、阿国さんもお部屋の隅で着替えますのでマスター様も手早くお着替えしてしまいましょう！」

出雲阿国「……いいというまでこっちを見てはいけませんよ？」

5二次元好きの匿名さん21/11/24(水) 23:59:29

爛れてしまう…

6二次元好きの匿名さん21/11/24(水) 23:59:30

ザァンザァン！！(抱けー！抱けー！)

7二次元好きの匿名さん21/11/25(木) 00:02:32

出雲阿国「あら〜〜！とても可愛らしいですね〜〜！写真で見せて貰った時よりも素晴らしいです！マスター様ならすぐ花形になれます！」

出雲阿国「阿国さんも男装似合ってるですよって？それは勿論、本職ですので！『傾き者』としては中々な者だと自負しています！」

出雲阿国「ささ、マスター様、手を取ってください！『見るよりも慣れろ！』阿国さんの動きに合わせて一緒に踊りましょう！阿国一座カルデア公演のはじまりです！」

出雲阿国「気の済むまで時が許すまで阿国さんと踊り明かしましょうね……」

8二次元好きの匿名さん21/11/25(木) 00:06:35

──ここから深夜の阿国歌舞伎──

9二次元好きの匿名さん21/11/25(木) 00:11:51

ってかせっかくの出雲阿国なんだからきちんと男装して欲しかった

10二次元好きの匿名さん21/11/25(木) 00:13:54

出雲阿国「んふふ……楽しいですかマスター様？……息を切らして汗を飛ばして踊れや踊れ…阿国さんもとても楽しいですよ……」

出雲阿国「…………」

出雲阿国「ボディータッチが多い…ですか？気の所為ではありませんよ…阿国に触れられるのは嫌ですかマスター様ぁ……ふふ、ありがとうございます冗談です」

出雲阿国「どうかしました？マスター様。何だかお顔が真っ赤になっています。お疲れになっちゃいました？」

出雲阿国「ふふ、冗談です。その『熱』が、疲労によるモノではないことくらい分かっています」

出雲阿国「手を繋ぎ合い、足を絡み合い、呼吸を交わし合う。衣服は乱れ、身体は二人の境界線を溶かしていって、意識もふわふわと浮かんでいく」

出雲阿国「これも阿国歌舞伎の醍醐味ですよマスターさまぁ。その『熱』は至って当たり前のモノですよ」

11二次元好きの匿名さん21/11/25(木) 00:15:31

ウェイクアップ！マスター様♥️

12二次元好きの匿名さん21/11/25(木) 00:18:18

ふおおおおお！！！ぶお！ぶぉぉおおおおお！！！

13二次元好きの匿名さん21/11/25(木) 00:27:18

出雲阿国「……ズレた肩紐も、脱げかけのドレスのスカートもなおさなくなりましたねマスターさま。…阿国さんもとっくにはだけてますよって？ふふ、気付いています」

出雲阿国「あっ……もぅ…。ひどいですマスターさまそんな恥ずかしいことを乙女の阿国さんに言っちゃうなんて。阿国さんをどうしちゃうつもりなんですか？」

出雲阿国「ん……謝らなくていいですよ。そんなこと言うつもりじゃなかったって。大丈夫大丈夫。熱に浮かされてもいいんですマスターさま……立派なお身体。背伸びしないと頭を撫でられない」

出雲阿国「…………」

出雲阿国「耳を此方に向けてもらえますか？ふふ、ありがとうございます。ふぅ……♪あ、驚いちゃいました？アハハ！ごめんなさいごめんなさい拗ねないで、ね？」

出雲阿国「今度はお巫山戯しませんので、もう一度阿国さんにお顔を近づけてください」

14二次元好きの匿名さん21/11/25(木) 00:36:24

出雲阿国「出雲歌舞伎の演目はですね───お手つきも入ってるんですよ？」

出雲阿国「あっ………」

　普段は清潔に管理された部屋は、様々な衣服が乱雑に散らかり、主の為に適温に整えられた空気は夏場を思わせる程熱気を留める。

　部屋の中には男と女。
　最早身に纏うモノは無く、只々目の前の『熱』と混ざり合うだけ。
　いつの間にか言葉を忘れ、発する声は獣のような唸り声のみ。

　───朝を迎えるまで二人の秘密の演目は続いたのであった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　終
　