- 1二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 10:39:42
ボタン「それ都市伝説じゃん」
ネモ「でもレッドさんは実在するよ!」
ペパー「都市伝説なら任せろ!!!ずりゃーおりゃー」調べ中
アオイ「ペパーのサンドイッチおいちぃ」もきゅもきゅ
〜それから数分後〜
ペパー「というわけらしい」
ネモ「ジョウトとカントーのジムバッジ合わせて16個集めてチャンピオンリーグ突破しないと会えないの!?」
ハルト「なにそれこわい」
ボタン「居たんかハルト」
アオイ「ペパーのパエリアおいちぃ」はふはふ
ネモ「私レッドさんと戦いたい!!!こうなったら長期休みはジョウトとカントー行って制覇するしかないよね」
ハルト「流石ぼくのライバル…一緒に行こう」キリッ
ボタン「ウチも観光したいけどトップから許してもらえるかどうか」
ペパー「そもそも学生にそんな金ねぇし」
オモダカ「視察として役割を果たすのなら構いません、資金も出しますますし、校長にはこちらから圧を掛けておきましょう」スッ
全員「「うわぁぁあああ!!??」」
アオイ「ペパーの新作ジュースおいちぃ」ズズーッ
こうしてネモはジム巡り、ハルトはジョウト・カントーのポケモンゲット、ボタンは地方視察、ペパーとアオイは異国文化レポートという名目の観光をするため保護者一人を同伴させられジョウト地方へ向かったのだった。つづく? - 2二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 10:41:48
他地方(食)文化レポート
- 3二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 10:47:28
保護者一人は誰だろ?
順当にアカデミー教員の誰かかな?
それともトップが圧かけやすそうなアオキさんかチリちゃん? - 4二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 10:49:53
ネルケ
- 5二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 10:54:31
まあ顔が利きそうだし研究者だった校長...ネルケかジニア先生あたりかな?ジニア先生じゃ少し不安ではあるが
- 6二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 11:28:27
- 7二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 12:05:54
そういう時に限ってバカンス行ってそうだよなレッドとグリーンは
- 8二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 12:15:20
- 9二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 12:16:39
レホール先生、シロナさんと出会ったらどんな会話をするのだろう
- 10二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 12:58:32
アオイひたすらペパ飯食ってるw
- 11二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 13:23:25
コガネシティでお好み焼きとかタコ焼き…オクタン焼きとか食べるアオイとペパー
声を掛ける間もなく向こうから勝負を仕掛けてくる土地柄(パルデアが普通であり異常なだけなんだけど!)でワクワクして悟空さみたいになるネモ - 12二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 13:40:14
ドククラゲとかヌオーなどパルデアにいるポケモンの原種がいるからなかなかいい経験になりそうだなハルト
- 13二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 13:52:28
デカヌチャン連れてきたらデカヌチャンは野生のエアームドとハガネールを狙いそうだな
- 14スレ主23/04/20(木) 13:55:44
▼ジョウト地方とゆかりがあるらしきチリちゃん引率のもと、ネモたちは無事ジョウトへ降り立ち、旅のサポートをしてくれるという博士が待つワカバタウンへとやってきた!
《ワカバタウン》
ウツギ博士「それでは皆さんにジョウトとカントー地方のポケモン図鑑を渡そうかな」
ヒビキ「博士持ってきたよ」
▼ネモたちはポケモン図鑑をもらった!
チリ「良かったやん自分ら」
ネモ「はい!博士ありがとうございます!」
ハルト「ありがとう博士!あれ?ロトムが居ない…」
ウツギ博士「あはは…ジョウト地方にロトムは生息してないのもあってね、代わりに君たちのスマホロトムにポケギアアプリと僕の連絡先を追加させてもらうよ」
ボタン「地方によってポケモン図鑑ってこんなに違うんだ…まあガラルとパルデアも違うけどさ」
ウツギ「それと、もう一つ君たちにはプレゼントがあるんだ!ヒビキ、頼むよ」
ヒビキ「わかってますって!これがジョウト地方で最初にトレーナーが渡されるポケモンの入ったモンスターボールたちだよ」
ネモ「良いんですか?」
ヒビキ「一からポケモン集めるって校長さんが言ってたらしくて、ジム巡りするのならやっぱり必要だよね」
ウツギ「全員分用意したかったんだけど…2体分足りなくてね…今別のポケモンを手配してるところだよ」
ペパー「オレとアオイは文化レポートだから3人が先にもらっとけよ」
ボタン「ウチも似たようなもん…だけど有り難く貰っとこ」
ウツギ「さあパートナーを選んでくれ」
ネモのパートナーダイス→ dice1d3=2 (2)
1チコリータ 2ワニノコ 3ヒノアラシ
ボタンはネモのポケモンに強く、ハルトは逆のポケモンを手持ちにする…でもこれネモ手持ちチコリータになったら初戦ハードモード過ぎるやん
- 15二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 19:05:32
保守
- 16二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 19:06:14
グリーンにアポすれば向こうから来てくれると思うが···
- 17二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 19:33:07
ボタンいろんな意味でハードモード
- 18二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 20:27:52
実際レッドさん今どこにいるんだろうな
アローラ旅行以降さっぱり音沙汰無いが - 19二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 21:56:49
- 20二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 22:02:17
(ショウテルと比べたら)大人だからヨシ!
- 21スレ主23/04/20(木) 22:23:53
ネモ「ワニノコ!キミに決めた!!これから宜しくね」
ワニノコ「ワニワニワー!」
ネモ「さっそくワニノコについて調べなきゃ!えっとまず種族値がー…性格はすなお…それでそれで…」
ペパー「ネモのやつ急にぶつぶつ独り言ちゃんしてるな」
アオイ「さっそくバトルモードに入ったんだね…あとわたしお腹空いた」
ペパー「よし、あとでたらふくジョウト地方の飯食おうぜ」
アオイ(ハッ!!!!!!!!ここだともしかしてサンドイッチ食べられないの!?!!?)
▼というわけでネモはワニノコ♂を手に入れた!
ハルト「じゃあぼくはヒノアラシにしよっ!同じほのおタイプのラウドボーンと仲良くなれそうだし!宜しくヒノアラシ」
ヒノアラシ「ヒ…ヒノォ」
ハルト「君はてれやな性格かな?可愛いねぇ」
ヒノアラシ「/////」
▼ハルトはヒノアラシ♂を手に入れた!
ボタン「ウチはこのチコリータになるのか…(ブイブイじゃないけど…リーフィアとタイプ同じなら大丈夫かな)」
チコリータ「チコォ!」スタスタ
ボタン「よ、宜しくチコリータ…って、どこ行くん?!」
チリ「なんやチコリータ?」
チコリータ「チコチコォ♡」
ボタン「パートナーはウチなんだけど…」
チリ「チリちゃんに惚れてもうたんか!こりゃええわ」
チコリータ「ちこぉん♡」
▼ボタンはチコリータ♀(性格きまぐれ)を手に入れた!しかしチコリータはチリにメロメロだ! - 22スレ主23/04/20(木) 22:24:36
ネモ「よーし!!調整おーわりっと!ハルトさっそくジョウト地方はじめてのバトル戦ろう!!」
ハルト「勿論!!」
ヒビキ「最近研究所裏にバトルコート作ったからそこを使いなよ!案内するね」
ネモ・ハルト「「わーい」」
チリ「チリちゃん博士と話せなあかんから皆んなで行ってきー!」
ボタン「チコリータ行くよ」
チコリータ「ちこぉ!!」
ボタン「いいからウチと行けし!!」
チコリータ「チコォォォォ」
▼子どもたちはバトルコートへ向かった!
ネモ「はじめてのジョウト地方ではじめてのポケモンと挑むポケモンバトル…実らないわけがないよね」
ハルト「実りすぎて競が崩壊しちゃうね…」
ペパー「せ…り…?」
アオイ「競のし過ぎだよハルト…人のこと言えないけど」
ヒビキ「それではバトル開始!!」
ボタン「チコリータ鎮まれぇぇぇ」
チコリータ「チコォォォォチコォォォォ」
ヒビキ「……あはは(大丈夫かな)」
初バトル!勝つのは誰?
1ネモ
2ハルト
3相打ち
4怒り狂うチコリータが乱入し勝つ
運命のダイスロール!!→ dice1d4=4 (4)
- 23二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 23:20:11
つよい
- 24二次元好きの匿名さん23/04/20(木) 23:46:57
ヒビキがグリーンと連絡つけられるんだしレッドさんまで話し通せばいい気が…っていうのは無粋だなうん
- 25二次元好きの匿名さん23/04/21(金) 00:36:00
先生はシンオウ地方に行ってもろて…
- 26二次元好きの匿名さん23/04/21(金) 09:44:12
保守
- 27二次元好きの匿名さん23/04/21(金) 09:47:15
レホール「うっひょーーーー!!」
- 28スレ主23/04/21(金) 14:04:21
▼チコリータは我を忘れてワニノコとヒノアラシにたいあたりくりだしまくった!ワニノコは倒れた!ヒノアラシはなんとか持ち堪えた!
ボタン「うわぁぁあああ!!!ごめんごめんホントごめんんんんんん!!!」
ヒビキ「出てこいオーダイル!なんとかしてチコリータを止めてくれ!!」
オーダイル「(なんだぁ?おお!粋の良い葉っぱだなあ)」ドスドス
▼ボタンとヒビキはチコリータを追いかけていった!
ネモ「ワニノコ大丈夫?きずぐすり使うよ」シュワー
ハルト「ヒノアラシ痛くない?よしよし」シュワー
ペパー「なんつーか…飢えたケンタロスみたいなチコリータだな」
アオイ「わたしも飢えたアオイだから気持ちわかるかも」ぐーきゅるるるる
▼このあとチリが「主人の話も聞かん子チリちゃんの好みちゃうで」とチコリータに言い聞かせて事なきをえたのち、アオイとペパー分のポケモンをもらうべく、ヒビキと共にポケモンじいさんのいえとヨシノシティへ赴くのだった。その道中…
ネモ「博士からもボール沢山貰ったし、さっそくジョウト地方のポケモン捕まえようよ!あーもうどの子にしようかなー?」
アオイ「見て見て!!尻尾で立ってるポケモン居るよ!!」
ヒビキ「あれはオタチだね」
ペパー「あいつジョウト地方のポケモンか!?」
ボタン「なんか聞き覚えのある鳴き声もする」
ヒビキ「オタチはジョウト地方が分布だと有名かな?あと木には羽休めしているポッポなんかも居るはずだよ」
ボタン「そうなん?ポッポとか懐かしい」
「ボタンはガラル地方の出身なんだっけ。ならそうだなあ……あ、夜ならホーホーもここは出るよ!それに」
ハルト「わーわー!ヒビキさんわくわく減るから言わないで!もう、しょうがないや。とりあえず片っ端から捕まえよう!!」
ネモ「いいねいいね!よし、わたしたちも行くよワニノコ!頑張って!」
ワニノコ「ワニュワー!(腹減った!)」
ネモの手持ちゲットダイスや!123でゲット456で逃げられる
オタチ→ dice1d6=5 (5)
ポッポ→ dice1d6=6 (6)
- 29スレ主23/04/21(金) 14:05:03
- 30二次元好きの匿名さん23/04/21(金) 14:16:14
ボール投げるの苦手だから……
- 31二次元好きの匿名さん23/04/21(金) 14:26:34
アオイに早くごはん食べさせなきゃ(使命感)
- 32スレ主23/04/21(金) 14:29:12
ネモ「ダメだぁ!逃げられちゃう」
ハルト「僕もやっとオタチだけ捕まえられたよぉ」
ヒビキ「パルデア地方のポケモンとは土地柄の習性とか、違いがあるのかもしれないね。それで捕まえにくいのかもしれないよ」
ネモ「ジョウトの環境に私たちが順応する必要がある、ってことですね!」
ヒビキ「彼らは広く分布してるポケモンだからまた捕まえるといいよ」
チリ「ネモが手こずるとこトップにも見せたかったわ」
ネモ「次は捕まえてみせますよ!」
ハルト「あはは(大丈夫かなこの先…)」
▼ジョウト地方の洗礼?を受けたネモは改めてポケモンを捕まえることの難しさを思い知ったのだった!一行はポケモンじいさんの家へやってきた
助手「博士から話は伺ってます!こちらお預かりしていたポケモンなのですが…一体だけタマゴのままでして」
チリ「いやいやそんなお構い無く!貰えるだけこっちとしても有り難い話なんやし」
ペパー「て、そいつがもう一体ちゃんか」
ブビィ「ぶぅ」きゅるるん
ペパー「つぶらなひとみちゃんしてるぞ!」
アオイ「ふふ、可愛いねペパー」
ペパー「オレぇ!?急になに言ってんだ」///
ボタン「ポケモンが可愛いことに対して賛同を得ようとしたアオイの言葉をまさか自分が可愛いと言われたと勘違いした?」
ペパー「 」
ネモ「ジョウト地方って色んなポケモンが居るんだね!動悸がしてきちゃったよ…はぁはぁ」
ハルト「ネモそれ疲れてるんだよ!無理しないでヨスガシティで休もうね」あたふた
タマゴはどっちが預かる?135アオイで246でペパーや!dice1d6=2 (2)
- 33スレ主23/04/21(金) 14:50:06
ペパー「アオイもたまにはバトルしたいだろ?タマゴはオレがまったりあたためるさ(涎垂らしかけてるアオイに渡したら茹で卵にされかねない)」
アオイ「そう?じゃあブビィはわたしと行こうね」
ブビィ「ぶぅびぃ」きゅるるん
アオイ「食べちゃいたい♡」
全員(ジョーダンに聞こえない)
助手「この子たちのこと宜しくね!タマゴから孵るポケモンは生まれるまでのお楽しみにさせてもらおうかな」
ペパー「ありがとうおっさん!大事にあたためるぜ!」
▼ペパーはなぞのタマゴを、アオイはブビィ♂(まじめ)を手持ちに加えた!タマゴは孵るまでまだまだ時間がかかりそうだ!さすがにアオイの食欲が大変ちゃんなのでヨシノシティで遅めの昼食にした!
アオイ「いただきまーす!!」
ペパー「ペコロスかこれ?」
ヒビキ「ミニ玉ねぎのこと?ここの特産らしいよ」
チリ「昼から飲む酒ってさいこーやぁ!!アオキさーん!!カンニンなぁ!!」
ボタン「店で大声はやめてくださいよ」
チリ「大声ちゃう!元から声デカヌちゃんなんや」
ペパー「パルデアには無いメニューばかりだ…天むすっていうのは再現しやすそうだなあ」
アオイ「ペパーの天むすも食べたいよぉ」
ペパー「今度試作食べてくれよ!」
アオイ・ハルト「やったー!」
ネモ「元気になってきたよぉ」
▼ペパーは天むすをおぼえた!アオイは天むすの味をおぼえた!チリは気をよくして皆んなにヨシノプリンを奢った!
一行は宿とジムのあるキキョウシティへ向かうことになった。
ヨシノシティとヨスガシティ間違えてしまった…
- 34二次元好きの匿名さん23/04/21(金) 22:02:03
ほ
- 35二次元好きの匿名さん23/04/21(金) 22:08:16
異常食欲アオイとかいう意外と見なかったナマモノが爆誕してる…
- 36二次元好きの匿名さん23/04/22(土) 01:08:28
チリちゃんの実家はコガネシティ西成区天下茶屋のなんとかマンションの14階と勝手に想像する
天下茶屋はおジャ魔女のあいこちゃんから
マンションの14階はなんとなく頭に浮かんだ - 37スレ主23/04/22(土) 08:35:56
▼キキョウシティへの道中、再びポケモンを捕まえることにしたネモとハルト
《30番31番道路周辺》
アオイ「ネモ体調はどう?」
ネモ「大丈夫!休んだからね!それよりこの辺虫タイプのポケモンが多いね」
ヒビキ「森が近いのもあるかもしれないね」
ペパー「ほぉらタマゴちゃん、これが外の空気だぞー」
ボタン「所帯染みてる」
ペパー「悪ィかよ…」
ハルト「微笑ましいね」
アオイ「ねぇ」
ブビィ「ぶびぃびぃ」
アオイ「ブビィもあとで戦おうねぇ」
ハルト「(姉が家庭を築いた時の心境ってこんな気持ちなのかなぁ)」
ネモ「ほらハルト!!物思いにふけってる顔してないで!近くにタマンチュラみたいなの居たよ!」
ハルト「えっ!?ホントだ!さっそくゲットだ!」
チリ「いてこましてれー!」ウイーヒック
イトマル123でゲット→ dice1d6=5 (5)
キャタピー1234でゲット→ dice1d6=4 (4)
トランセル456でゲット→ dice1d6=3 (3)
マダツボミ23でゲット→ dice1d6=6 (6)
※キャタピーとトランセル両方捕まえた場合は手持ちの数によってどちらか決めます
- 38スレ主23/04/22(土) 08:37:08
4匹中なんで1匹しか捕まらないんですかねぇ…
- 39二次元好きの匿名さん23/04/22(土) 09:04:49
このレスは削除されています
- 40スレ主23/04/22(土) 09:09:03
>>37 ▼ネモはキャタピーを捕まえた!
ネモ「目がきゅるんっとしてて可愛い♡」
ボタン「そ、そう…?なんかぞわぞわするんだけど」
ハルト「イトマル捕まえたよー!タマンチュラと会わせたいなぁ」
アオイ「……ねぇねぇ、あの辺で誰かこっち見てるよ」
ペパー「はあ!?アオイのストーカーか!?どいつだ!!」きょろきょろ
ボタン「視線感じるんでしたよね?」ぼそっ
ヒビキ「あっ(察し)ふーん…それは多分n」
ペパー「こいつか!?」腕掴み
??「!!」
▼ペパーはたんぱん小僧と目が合った!
たんぱん小僧「ストーカーってなんだよ!それより目と目が合ったら勝負だよ!」
ペパー「オレとか?手持ちまだタマゴだから(とはいえマフィティフ特別入国させては居るけど念の為)バトル出来ないぜ」
たんぱん小僧「いやいや嘘だ!!ポケモン持ってないのに草むら入るなんて自暴自棄なの兄ちゃん?」
ヒビキ「君君ー!彼らは一応観光客でね、彼らの地方ではバトルは目と目が合っても戦闘開始の合図にはならないんだよ」
ネモ「え!?目と目が合えば戦り合えるんですか!?」
チリ「まあ…ジョウトはそうやな」耳掻き掻き
ネモ「なら!!私と一戦しよう?ねぇねぇ?」
たんぱん小僧「え、あ、うん…(なんかこの姉ちゃんから覇気漏れてる…)」
▼たんぱん小僧のまさおが勝負をしかけてきた!
たんぱん小僧「いけ!コラッタ!」
ネモ「今度こそきちんとバトル!頑張ってね、ワニノコ!」
コラッタの攻撃!dice1d70=49 (49) dice1d70=70 (70)
ワニノコの攻撃!dice1d100=44 (44) dice1d100=26 (26)
- 41スレ主23/04/22(土) 09:12:00
俺のネモちゃんゲットもバトルもくそ雑魚ちゃんぴょんやん…ダイスの振り方変えるべきか?
- 42二次元好きの匿名さん23/04/22(土) 09:22:24
1d50+50みたいにダイスに補正かけるとか?
- 43二次元好きの匿名さん23/04/22(土) 10:07:11
チコリータが荒ぶれば問題ないけ(←
- 44二次元好きの匿名さん23/04/22(土) 10:48:44
天冠の山麓でショウテル待ち構えてそうなんですが
- 45二次元好きの匿名さん23/04/22(土) 13:07:33
レッドより先に石収集にきてたダイゴや遺跡調査に来たシロナ、迷子になったダンデ辺りと遭遇しそう
- 46スレ主23/04/22(土) 19:53:49
- 47二次元好きの匿名さん23/04/23(日) 02:12:27
ほしゅ
- 48二次元好きの匿名さん23/04/23(日) 12:13:39
保守
- 49スレ主23/04/23(日) 18:17:41
保守ありがとうございます
次回から
チャンピオンまたはそれに近しいレベルの者→補正に+50
ジムリーダーまたは以下同文→補正に+25
とダイスロールに補正値かけます
ごめんねネモ…辛い思いさせて… - 50スレ主23/04/23(日) 18:19:22
▼ネモはたんぱん小僧のまさおに負けてしまった
まさお「お姉ちゃん弱いね」
アオイ「うそ……」
ボタン「ネモが」
ペパー「負けた……?」
チリ「なあヒビキくん、キキョウシティのポケモンセンターの方が近いんか?」
ヒビキ「ここからなら、そうですね」
ハルト「……」
ネモ「……(あれ……なんだろうこの気持ち……)」
掌の小さくなったモンスターボール2個がいつもと違いとても歪にか弱く見えた。それほどこの戦いはあまりに突拍子無く終わってしまった。コラッタの圧倒的スピードと高い攻撃力をネモは相手が繰り出してすぐ察しては勝つ戦略をワニノコのステータスと照らし合わせ考え抜いて確かに最良の選択をしたはずだ。しかし、後続のキャタピー諸共敗北したのだ。
アオイらとの勝負ではたとえ負けても楽しいままで、すぐ反省点を見つけ出し次に活かせもした。でも今この瞬間、反省どころかこの現実に心と視界は歪んでいる。息が苦しい。吸っても吸っても吐き出せるほどの空気が肺に送り込めない。今度は吸うのも難しくて……嗚呼。
「……ごめん、ワニノコ……」
▼ネモは目の前が真っ暗になった…
倒れたネモを連れて一行はキキョウシティへ急いだ。
- 51スレ主23/04/23(日) 18:37:05
《キキョウシティ》
▼一行はポケモンセンターでワニノコたちを回復させる者とネモを宿屋で休ませて待機する者、二手に分かれて行動していた。
《宿屋 かごめ》
ヒビキ「大分落ち着いてきたね…少し熱っぽかったから心配したよ」
ボタン「ネモはちょっと人より身体弱いらしくって…」
ヒビキ「確かに、彼女背はそこそこ高いのにおぶったとき軽かったからね…」
ボタン「そうなん?」
ヒビキ「知り合いの女の子が怪我したときにおぶったんだけど、ネモより小さいのに彼女とそこまで変わらないからびっくりしたよ」
ボタン「へぇ……(ヤバいここで話途切れさせたらずっとお通夜モードになるぅぅぅなんとか話は続けな!)……あ、その人ってヒビキさんのライバルとかだったり?」
ヒビキ「…そうだね、ライバルだったよ…コトネはとても強くて…強くて…それでいて優しいよ」
ボタン「そうなん…(話もう流れそう…って、ん?コトネってなんか見たことある言葉のような)」
——脱衣所。濡らしたタオルを絞るアオイの姿があった。
アオイ(ハルトがチャンピオンになってからネモと戦ったときは負けてもあんな顔しなかったのに…一般トレーナーに負けたからショックだったのかな…、でもネモならもっと驚いてこんな強いトレーナーが普通に居るなんて凄いって喜ぶよね…うーん)
- 52スレ主23/04/23(日) 18:47:17
▼一方その頃ポケモンセンター組はテイクアウト品を買って宿へ向かっていた!
ペパー「ハルト、大丈夫か?」
ハルト「……」
チリ「……、ハァァルトォォオオオオ!!!!!!」ハイパーボイス
ハルト「うっうわぁぁぁあああっ」尻餅ズガドーン
チリ「なんやさっきからンなしけしけ顔してぇ…チリちゃんすっかり酔い醒めたで」
ハルト「うぅ……」
ペパー「ネモのこと心配ちゃんか?」
ハルト「当たり前だよ…なにかぼくに出来ることないかなって…ずっと考えてて…あんなネモ見たことなかったから」
チリ「ネモがいつもの感じに戻ったらバトルは一旦休んで観光しよか」
ハルト「観光…?」
チリ「あそこに変な建物あるやん?あれマダツボミの塔言うてな、あれぐらぐら塔が揺れる姿がごっつマダツボミみたいでな、キキョウシティの名所中の名所なんやで」
ペパー「なんかよくわかんねぇけど、行ってみようぜ!」
ハルト「うん…そうだね」
チリ「ならはよ帰ろ!!(なんてな。ネモにとってはもしかしたら大きな試練なるかも知れんよな…バトル嫌いにでもなったらどんな顔してパルデア帰国すりゃええんや…辞職やな…)」
- 53二次元好きの匿名さん23/04/23(日) 23:45:18
どこかの主人公もバージョン変わればレベル1だったしネモも大きく実るよ
- 54二次元好きの匿名さん23/04/24(月) 10:33:37
保守
- 55スレ主23/04/24(月) 14:01:03
▼一行は合流して夕飯を食べている!ネモはまだ寝ているようだ…
アオイ「あまうま〜♡」
ペパー「選んだ甲斐があるぜ!これはキキョウシティで人気のスイーツで、ヒメグマが集めた特別な蜜ときなこっていう粉をかけただんごってやつなんだと」
アオイ「ヒメグマ!?そうなんだ…(今度大量発生したら蜜隠してないか周辺調べよっと)」
ボタン「……」
アオイ「ボタンそれ食べないの?」
ペパー「お!それはきのみ葉寿司だな」
ボタン「なんか変わってて…なんで葉っぱに包んであるん?」
アオイ「でもおいしいよ」もぐもぐ
ペパー「多分きのみの葉になにか香り付けや防腐の役割があるんだろうな」
アオイ「酸味のある切り身とご飯…これパルデアでも食べられたら良いのにな」
ペパー「似たモンなら作れなくもないし、パルデア式きのみ葉寿司も作ってみるか」
アオイ「これは癖になるね」もぐもぐ
ボタン「ふーん(ってかよくそんな食べて太らん……あれでも最近少し胸に膨らみ増してるような……なんかウチ負けそうじゃん……マジか)、ウチも食べよ」もぐもぐ
▼ペパーは きのみ葉寿司 をおぼえた!アオイはきのみ葉寿司の味をおぼえた!ボタンは危機感をおぼえた!
柿の葉寿司はなんで柿の葉で巻かれてるのかマジわからん
- 56スレ主23/04/24(月) 14:02:31
ヒビキ「さてと!僕はこの辺で研究所に戻ります」
ハルト「ヒビキさん帰るの?」
ヒビキ「僕は宿とってないし、手伝い放り出してるようなものだからさ」
チリ「ここまで案内ほんま有り難かったぁ!帰りはそらをとぶ?」
ヒビキ「そうですね、エアームドにお願いして」
チリ「そっか。なら気ィつけてな」
パルデア組「???(帰りはそらをとぶ?エアームド?)」
ヒビキ「ネモにもよろしく伝えてくれるかい?応援してるよって」
アオイ「勿論!」もちゃもちゃ
ヒビキ「ありがとう……では、またね。ハヤトさんに勝ったら連絡してくれると嬉しいよ」
▼ヒビキと別れた。が、ヒビキはチリからいただいたヨシノプリンを忘れている!
気づいたのはどっち?ペパー135ハルト246→ dice1d6=1 (1)
保守ありがとうございます
- 57スレ主23/04/24(月) 14:26:51
▼ペパーはヨシノプリンをヒビキに届けるため急いで宿の外へ出た!
ヒビキ「エアームド、飛べそうかい」
エアームド「ムドッッムドゥゥゥ(怖いっっけどがんばりゅぅぅ)」
ペパー「おーい!!ヒビキー!!忘れ物だー!!」どたばた
ヒビキ「えっわざわざ届けに?!ありがとう」
ペパー「良いってことよ!」
ヒビキ「……(そういえばこの子ずっとアオイちゃんのこと見てたな。…余計なお節介かもしれないけど…)ペパーくんはアオイちゃんとはどんな関係?」
ペパー「なんだよ急に……オレとアオイは親友-ダチ-だぜ!よくある、かはともかく、いやまあ……色々助けてもらったりもしたし…」
ヒビキ「そっか…すごく大切な人でもあるってことかな」
ペパー「大切な人…か。そうだな。あいつは強くて優しくて…いつか対等になりてぇなって思ってんだ…へへっ」
ヒビキ「(めっっっちゃ顔に好きって書いてあるなぁわっっっかり易っ)…ならこれからも大切にしないとだね」
ペパー「おう!」
ヒビキ「……でも、ただ大切にしてるだけの対等じゃいつか特別な人に奪われるから気をつけなよ」
ペパー「???なんだそりゃ。アオイが奪われる?」
ヒビキ「どんなに強くても親友やライバルであっても、もっと身近で特別な関係になった奴には敵わないんだよ」
ペパー「そんなこと、なんでオレに言うんだよあんた」
ヒビキ「ペパーくんが少し前の僕に見えたんだよ。僕はもう彼女の特別にはなれないかもしれないから、君には機会を失ってほしくなかったんだ」
ペパー「……そうかよ。(アオイと一番の親友はオレなのに他の奴がなんで奪うんだよ……ジューブン特別だろオレとアオイの関係はっ!)」
ヒビキ「(もしかして自分の恋心に気づいてないのか…そっか)……ごめん、僕のエゴで不快にさせたね。行くよエアームド」
エアームド「ムドゥゥゥ(なにこの展開怖いよぉぉぉ)」バサッ
▼ヒビキはエアームドに乗ってキキョウシティを去った!ペパーの心にしろいきりがかかった!
- 58スレ主23/04/24(月) 14:28:58
早くバトルしたいんで昼ドラは他所でやれヒビキたちよ
もっとさくさくジムリーダーはっ倒してレッド戦のはずだったのになんでこうなるんですか!? - 59二次元好きの匿名さん23/04/24(月) 14:52:48
お労しやヒビ上
あいつに取られたか… - 60スレ主23/04/24(月) 15:06:01
▼翌日、ネモは元気になった!
ネモ「んジャカパーン!すっかり元気なネモが来たよ」
ハルト「ネモ!!!もう平気なの?体調大丈夫なんだよね」
ネモ「うん!心配かけさせちゃったよね?ごめんハルト…」
ハルト「そんなことないよ!でも次からはゆっくり行こうか」
ネモ「どうして?」
アオイ「心配だもん、ねーハルト?」
ハルト「うん!!!」
ネモ「そうだね…うん、気をつけるよ」
ボタン「じゃあさっそくジムリーダーんとこ行く?」
チリ「ちょい待ちぃ!マダツボミの塔行く話忘れんときぃ!」
ハルト「あとで良いんじゃ」
チリ「あかん!のもキキョウシティジムリーダーのハヤトと戦うにはあの塔の試練を受けなあかんねん」
ボタン「はぁいぃぃ?」
チリ「ジムリーダーに挑めるだけの素養あるか調べるみたいなもんや…ジムチャレンジの一つと思って、な」
ネモ「それってもしかしてバトルですか?」
チリ「せや。塔を守る坊さんらとたぁっっぷり戦れんで」
ネモ「よしっ!それ聞いたら俄然行かなきゃだよね!そうと分かればレッツマダツボミの塔!!」しゅたたっ
ハルト「待ってよネモ!!またすぐ疲れちゃうよっっ」後追い
チリ「……なあなあボタちゃん」
ボタン「ボタちゃん呼びは勘弁、でなんです?」
チリ「いやなんか昨晩からペパーの奴なんか怖ない?」
ボタン「わかりますわかりますLP10000送りたいくらいわかりみ」
ペパー「……(アオイは親友アオイはオレのものアオイは親友アオイはオレのものアオイは親友アオイは奪わせないアオイは)」ムスッ
アオイ「大丈夫ペパー?目があくテラスタルみたいだよ」
ペパー「!!??……ふ、フツーちゃんだよ」
アオイ「んー…そっか!なら良かった」ニコニコォ
ペパー「〜〜!!(アオイは親友アオイは親友アオイは)」
- 61スレ主23/04/24(月) 15:07:16
▼ネモはマダツボミの塔へ向かった!
案内坊さん「——という流れになります」
チリ「要は5人の坊さんに勝てっちゅー話や」
ネモ「なるほど……」ハァ…ハァ…
ハルト「!!(いつもと違って息切れが早い)」
ネモ「よーし!!それじゃあ行ってくるね!皆んなは観光してて」スタタァ
ハルト「僕も付き添うよ!またね皆んな」スタタァ
チリ「ネモはハルトに任せるとして、自分らはどうする?」
ボタン「せっかくだしマダツボミの塔そのものの歴史を記録しておこうかなと」
アオイ「文化レポートしなきゃ!!ペパー行こう」
ペパー「…お、おう」
アオイ「?」
▼ネモは坊さんたちと連戦だ!
坊さん1 dice2d100=21 83 (104) ネモdice2d100=60 68 (128)
坊さん2 dice2d100=10 69 (79) ネモdice2d100=89 11 (100)
坊さん3 dice2d100=7 92 (99) ネモdice2d100=85 52 (137)
坊さん4 dice2d100=17 72 (89) ネモdice2d100=6 53 (59)
ネモはチャンピオン補正+50
坊さんのポケモン軒並みワニノコ弱点の草タイプマダツボミだけど一応キャタピーも手持ちに居るので弱点補正は-5くらいにして実質補正は+45
勝ってネモ!負けたら失踪しちゃう!
- 62二次元好きの匿名さん23/04/24(月) 15:17:15
あぶねえ補正なしなら失踪しとる
- 63二次元好きの匿名さん23/04/24(月) 15:22:55
ヒビキがオーダイル持っててコトネが恐らく主人公側ならここのコトネちゃんはチコリータでジョウト旅始めた子なのかな?
ネモちゃん慣れない土地だろうけど頑張って…!! - 64スレ主23/04/24(月) 15:40:28
▼ネモは四人をたおして最上階へやってきた!
ネモ「やったー!最上階だよー!(それはそれとして最後は危なかった…ワニノコが急所出さなかったら負けてたかもしれない…頑張らないと)」
ハルト「ここまで来たねネモ!よかったらこれ、きずぐすり」
ネモ「ありがとうハルト」フシュー
ワニノコ「わにゅわぁ(嬉しいねぇ)」
キャタピー「ぷいぃ(ねぇ)」
ネモ「……」
ハルト「(からげんき…って感じがする)少し休む?」
ネモ「ううん!さっき休んだばかりだから頑張るよ」
???「これはこれは」
二人「「!?」」
???「よくぞここまでまいられた、パルデアのトレーナーよ。わたしの名はコウセイ。この塔を衛る所謂長老という者ですな。、このマダツボミの塔はポケモンと人の絆を修行にて試す場所。さて…いかがかね、ここより見える景色は」
ネモ「とても綺麗でした!パルデアと違う建物やポケモン、とても素敵です」
ハルト「うんうん」
コウセイ「うむうむ。そなたの素直な言葉、きっとポケモンにも曲がりなく伝わっておろう絆が見える。なら次はトレーナーとしての絆はいかがなものか、確かめさせてもらぃすぞ!」
▼ちょうろうのコウセイが勝負をしかけてきた!
ジムリほどではないがそこそこ強そうなので相手に補正+10。彼はマダツボミとホーホーを出すのでワニノコとキャタピー手持ちのネモは-10、つまりネモの補正は+30
コウセイ dice2d100=65 89 (154)
ネモ dice2d100=10 37 (47)
補正50でも足し引きすると戦いギリギリ過ぎて困る…これイケるか?
- 65スレ主23/04/24(月) 15:44:49
ネモぉおおおおお!!!!???
補正今度から100でやるわ…あかんわ…これはあかん…
という夢を見たんだ…でもう一回!!これ以上ネモ傷つけられない!!!あと2から3にしてみます。
コウセイ dice3d100=74 53 24 (151)
ネモ dice3d100=2 84 18 (104)
ネモの補正は弱点等足し引きして+70!頼むヨォ
- 66二次元好きの匿名さん23/04/24(月) 16:15:13
コウセイ強くて草
- 67二次元好きの匿名さん23/04/24(月) 16:16:54
負けてる場合ではない勝負ならもうダイス振らずに勝利で進行してもいいんじゃないかな
- 68二次元好きの匿名さん23/04/24(月) 16:18:25
ネモのダイスの引きが悪すぎる
- 69二次元好きの匿名さん23/04/25(火) 00:26:25
保守
- 70二次元好きの匿名さん23/04/25(火) 07:28:04
保守
- 71スレ主23/04/25(火) 14:52:34
- 72スレ主23/04/25(火) 14:53:34
ネモ「キャタピー!」
キャタピー「ぴぃぃ!!(やってやらぁ!!)」
コウセイ「行きなさい、マダツボミ」
マダツボミ「……」クネクネ
ネモとパートナーたちはここまで順調に勝ち上がってきた。最後の相手コウセイはそれまで戦った相手と同じマダツボミを繰り出す。ネモとキャタピーはマダツボミとの戦闘においては経験が多い。しかしフィールドにはただならぬ緊張感が確かに張り詰める。ネモはその中で確かに一瞬だが己の敗北を幻視する。今までの坊さんらとは訳が違う。長老と呼ばれる存在なだけはあるこの凄みは静かに彼女へと這い寄ってくる。思わずネモは生唾を飲んだ。
ごくり——これが初動の合図とばかりにマダツボミが先制する。コウセイは口を閉じたままマダツボミを見る。
揺れる塔の柱につられるかのようにネモの思考もぶれる。しかし何度も同じポケモンを相手にしたキャタピーがネモの思考をカバーするようにマダツボミの攻撃間合いから外れるの見ればネモもまた己のぶれを修正し迅速に指示を出す。
「キャタピー!いとをはく!」
「甘んじて受けましょう……マダツボミ、つるぎのまい」
すばやさを下げることは出来たが相手のこうげきが上がる。他のマダツボミが覚えていなかったわざだ。ネモはマダツボミというポケモンの知識が薄いのだから仕方ない。つるぎのまいはマダツボミがわざマシンで覚えるわざの一つ。思わぬ攻撃にネモの緊張が高まる。
機動力の上がったキャタピーだがマダツボミの2段階上昇の攻撃ならば2発でも喰らえばいくらタイプ有利でも危険だろう、とネモは考えた。
互いが間合いに入られぬようポケモンに距離を取らせる。
コウセイはこちらの出方を窺っているのだろう。強者の構え方だ。しかしそれはまるで過去の自分のようでもあった。ハルトとのバトルを思い出す。そこになにか攻略のキーがあるのではないかと。きっとハルトならこんなとき……っ!
キャタピーと目が合った。
「キャタピー!たいあたり!」
先程より明らかに素早さの衰えたマダツボミは避ける動作もまた遅くなる。戦いを見守るハルトは思わず“当たる”と口走る。しかしコウセイは理解している。この間合いならまだ攻撃を受けずにこちらの攻撃が当たると。
「つるのむち」
ヤバい…!思わずハルトはキャタピーの名を呼ぶ!当たればかなりのダメージだ。
- 73スレ主23/04/25(火) 14:57:26
「キャタピー、実ってきたね……天井にいとをはく!!そしてマダツボミへ飛んでっ」
キャタピーは糸を天井の組み木に吐いて巻きつけるとマダツボミの攻撃を避けた。その勢いのままネモの次の指示に合わせて一気にマダツボミの間合いへ飛ぶ。避けろと指示するコウセイにマダツボミは咄嗟に真後ろに避けた、が、それのそこネモの狙いだった。正面に着地するそのときネモは次の指示として“たいあたり”を選ぶ。着地の勢いでそのまま避けた反動で無防備なマダツボミへ当たる。急所に当たった!
コウセイの顔がほんの少し歪む。動揺だ。しかしこれくらいでやられるトレーナーではない。すぐさまつるのむちを打たせるとそれはキャタピーに当たった。勿論この作戦ならば返り討ちのつるのむちは避けられないことをネモは承知だった。それでいい。何故ならあと一回の攻撃で確実に落とせるとわかるから。次のターン、キャタピーのたいあたりがマダツボミに当たった。マダツボミはたおれた。
するとネモのスマホロトムがロトロトロト…と反応する。今のでレベルが上がって新たなわざを覚えた。ネモはその技を見るや表情から喜びが伝わる。
▼キャタピーは むしくい を覚えた!長老のコウセイはマダツボミを繰り出した!
コウセイ「このキャタピー、なかなか根気のある子と見た」
ネモ「それだけじゃないんです…この子はもっと“実り”ます」
コウセイの口角が僅かに上がる。一体目と違い、このマダツボミには即つるのむちを打たせた。キャタピーに当たる。レベルが上がったからこそ耐えられるもののそうでなければ運によっては倒れていただろう。ダメージでたじろぐキャタピーにネモは覚えたてのむしくいを指示する。次で確実に倒れるとしても今大ダメージを与えなければ後続の草弱点であるワニノコがピンチに陥る。
ネモ「キャタピー!むしくい!」
コウセイ「受けましょう…マダツボミ、返しにつるのむちを」
ネモ「ここまでよく頑張ったね…ありがとうキャタピー」
▼キャタピーはたおれた!ネモはワニノコをくりだした!
- 74スレ主23/04/25(火) 14:59:33
ワニノコ「わにゅわにゅわー!!(キャタピーの分頑張るぞー!!)」
ネモ「ワニノコ!ひっかく!!」
コウセイ「マダツボミよ、アシッドボム!」
ネモ「!?」
たまごわざのアシッドボム。こんなわざを使われるの思わなかったネモはこの予想だにしないわざに驚きを隠すことはできなかった。
ワニノコは等倍ダメージととくぼう2段階下げられてしまう。そこにネモは疑問が浮かんだ。マダツボミのつるのむちは物理。特殊技を覚えているのか?不自然すぎる。それならそもそも草弱点のワニノコにとにかく弱点技をどんどん撃ち込む方が手っ取り早い。それを等倍のアシッドボムにする理由はなんだ?
「ワニノコ!ひっかく!!」
もしかして、後続に繋げるためじゃ…
▼相手のマダツボミはたおれた!長老のコウセイはホーホーをくりだした!
コウセイ「どうやら互いに最後のポケモンのようですな」
ネモ「……みたいですね」
先手はワニノコのひっかく。ホーホーはその攻撃を受け入れる。ネモは相手の行動に身構えた。なにがくる?
コウセイ「ねんりき」
ネモ「!!」
ワニノコが宙に浮き上がり頭を抑えてもがき苦しむ。とくこうの上がったホーホーのねんりきがワニノコの脳神経に刺さる。なんとか打破しないとと思考を巡らせるも長考は出来ない。タイプ一致のみずでっぽうでまずは体の自由を得るが、よろめき息を切らしはじめるワニノコと違いホーホーは余裕のある羽ばたきを見せつける。
ハルトは唇を噛み締めるネモにこの戦いが見ている以上の読み合いとなっていることを察した。自分との戦闘とは違う、これがジョウト地方のバトルなんだ。ハルトは強張った身体に言葉にできない高揚感が滲み出てくるのを感じた。なんてドキドキするバトルなんだと。
ここでネモは気づく。よろめくワニノコの異変に。これは、こんらん状態だ。絶体絶命。ワニノコに全てを委ねるしかない。
「ワニノコ、ワニノコ!!必ず勝ってジムリーダーと戦おう!!」
ネモはワニノコに声をかける。テラスタルも出来ないこの状態に気持ちだけでもいけいけドンドンさせようと、心を一つに、絆の力を!!
- 75スレ主23/04/25(火) 15:02:13
「ワニノコ!!みずでっぽう!!」
ホーホーは避けた。そのせいかねんりきを撃てる落ち着きは無いらしく相手はたいあたりをさせる。
ここだ!!ネモはワニノコのふらつきに賭けた。
「ワニノコ!!そのふらつきをダンスにしてごらん!!」
ネモ以外の誰もがこの指示に目を丸くする。まさに今たいあたりを繰り出しに突き進むホーホーも身構える。
「わっわわ…ワニワニーィ」ナートゥ
すなおな性格のワニノコはなにも考えることなく耳に入ってきたネモの言葉通りにふらつきながら踊る。読めないワニノコの踊りもとい動きにホーホーのたいあたりは外れてしまう。ホーホーが体勢を整えようとするなかでネモはワニノコにみずでっぽうを放つよう指示するとワニノコはふらついたまま攻撃しなんとかホーホーに当てることが出来た。
コウセイはよろけるホーホーを後方まで下げるとタイプ一致特殊技であるエコーボイスを放たせる。遠くからなら突拍子無い攻撃を避けられるからだ。そしてその作戦は功を奏しワニノコに致命的なダメージを与えるもののワニノコのこんらんも解けてしまう。
両者のポケモンはかなり体力を削られている。ワニノコはホーホーより体力はもう少ない。
ネモは間を開けずもう一度みずでっぽうを繰り出す。この間合いだと物理技より特殊技と踏んでの選択。ワニノコに無理はさせられない。押していくネモの戦法にコウセイは痛みでふらつくホーホーにはねやすめをさせた。ネモはじっとその様子を見つめていた。
ワニノコはもう1発も耐えられないほどの体力だというのが側から見てもわかる苦しい表情させている。しかしネモは冷静だ。これだけの疲弊は言い換えれば特性の発動を確定させているようなもの。勿論コウセイも勘づく。しかしホーホーが特性げきりゅう発動みずでっぽうにギリギリ耐えられる体力なのを長年の経験が告げる。ならばあえて技を受けることにより確実にエコーボイスを当てさせるべく、コウセイはホーホーをワニノコへ近寄らせた。下手な補助技は使わせない。攻撃を誘発させる。
そこを狙ったネモの瞳が輝く。
「ワニノコ!どろかけ!!」
- 76スレ主23/04/25(火) 15:08:27
ホーホーの命中率が下がる。コウセイは感嘆の声をあげる。なんという思考力。一手先を読んでいるのかとコウセイはネモに視線を向けるがネモはこのバトルの楽しさに笑顔を見せている。
はねやすめをおこなったことで無効だった地面技が当たるようになっているホーホーはワニノコのどろかけによって微量のダメージを受ける。このダメージこそホーホーとコウセイを敗北へ誘う。確かに先程まではみずでっぽうを耐えられる体力だったのが、今この瞬間受けたどろかけのダメージによって確実にみずでっぽうで落とされるのだ。更にどろかけは命中率を下げる技。
「ホーホー、エコーボイス!」
ネモが賭けたようにコウセイもまたエコーボイスがワニノコに当たるよう賭けた。
▼相手のホーホーのエコーボイス!しかしワニノコには当たらなかった!
ネモ「ワニノコ!!みずでっぽうー!!」
ワニノコ「わにゅー!!!」ブシャー
▼ホーホーはたおれた!ネモは長老のコウセイとの勝負に勝った!!
コウセイ「ううむ…お見事」
ハルト「やった……ネモが勝った!!」
ネモ「やったねワニノコ!!勝ったよハルト!!」
コウセイ「パルデア地方のトレーナー、その勢いに圧倒されてしまった…良いバトルをさせてもらった礼にこのひでんマシンを貰ってくれますかな」
▼ネモはひでんマシン01 フラッシュ をもらった!
ネモ「コウセイさんありがとうございます」
コウセイ「いいのだよ…そなたの旅が実りの多いものでありますように」
- 77スレ主23/04/25(火) 15:15:36
ここホーホーのとくこうが上がったことになってますが、ワニノコのとくぼうが下がってます…とどげざん…
- 78スレ主23/04/25(火) 19:54:55
>>76 ▼一方その頃他のメンバーは
ボタン「良い眺め…」パシャパシャリ
チリ「チリちゃん被写体に一枚どう?」
ボタン「……あ、大丈夫っす」
チリ「自分、チリちゃんの扱い上手なったな」
ボタン「へへ」
ぱしゃり
チリ「良いにやけ顔ゲットやで」
ボタン「うっわ…撮られた…ぁぁ」
ペパー「……」
アオイ「ペパー大丈夫?今日様子ずっと変だよ」
ペパー「別に…あの、柱!すっげーゆらゆらしててなんかずっと見てるだけだって、珍しくて……な?」
アオイ「……、お腹空いたなぁ」
ペパー「な、なんだよ」
アオイ「あとでなんか作って…ペパーの手作りが食べたいちゃんなの」
ペパー「お、おう…」
アオイ「はぁ…ネモとハルト今頃白熱してるのかなあ」
ブビィ「ぶぶびびびぃ?(ママ元気無いなの?)」
——それから数時間後
チリ「んジャカパーン!!無事勝ちましたー!!」
アオイ「おめでとうネモ!!これでジムチャレンジだね」
ハルト「ねえねえアオイたち聞いて聞いて!!うーーーーんっっとネモ凄いんだって!!」
チリ「あーはいはい、その凄い話はランチタイムにでも聞いたるから」
ハルト「ぶーぶー」
ブビィ「ぶびぃ?(ぼくのまねっこしてるのかな?)」
アオイ「そろそろブビィはボールに戻してっと…」
ペパー「じゃあ食材買わないとだな」
ネモ「食……?ジムチャレンジじゃなくて?」
ハルト「お願いだからちょっと休んでよぉぉ今アドレナリンパワーで元気なだけだからね!!」
ボタン「ハルトもアドレナリンめちゃ出てそう…」
- 79スレ主23/04/25(火) 19:55:23
▼こうして合流した皆んなは近くの広場でピクニックを楽しむことにした!
ペパー「ジョウト地方風ペパーオリジナルサンドイッチ、お上がりよ!」
アオイ「……〜♡」はむはむ
チリ「ほんまアオイは美味そうに食べること」はむっ
ネモ「なんか珍しい味だね」
ハルト「でもつい最近食べたような」
ペパー「きのみ葉寿司をイメージして、酢漬けの切り身と新鮮たまねぎをメインにこさえてみたんだ!ソースにはきのみを使ってみたぜ」
ボタン「すっご」
アオイ「ペパー」
ペパー「ん?」
アオイ「やっぱりペパーのサンドイッチ食べると安心するよ」
ペパー「へ?あ…あ、当たり前ちゃんなだろ!親友なんだからな!」
アオイ「えへへ(いつものペパーに戻ってきたかも)」はむはむはむ
ハルト「ペパーのサンドイッチ食べたし、ネモの話させてよ!」
アオイ「はむはむはむ」
ペパー「よっ!待ってました!」
- 80スレ主23/04/25(火) 19:58:21
- 81スレ主23/04/25(火) 20:10:44
ふぁっ!?半分も勝ててないんか…ネモ…
▼キキョウシティへ戻る道中…
ネモ「……ネモーン」
ハルト「珍しくネモがしおらしいよ!!」
チリ「あちゃー。まあ二体で回復もそこそこに戦えばそうもなるやろ」
ハルト「つまり新しい仲間をゲット!ですね」
ネモ「ハッ!!よーし!!!新しい仲間を捕まえよう!!」奮起
アオイ「なんかちょっと暗いね」
ペパー「日が暮れはじめてんだ、足元気をつけろよ」
チリ「この時間帯ならまだ捕まえてないホーホーなんかがそろそろ見つかりそうやな」
ハルト「あ、そんなことヒビキさん言ってたな」
チリ「マダツボミの塔は夜ゴースが出るんやで」
ネモ「ならジョウト地方のゴースも捕まえようかな」
123でホーホーget→ dice1d6=1 (1)
234でゴースget→ dice1d6=5 (5)
456でコラッタget→ dice1d6=4 (4)
ネモ「そろそろ仲間増やしたいよね」
ハルト「僕はホーホーとコラッタ狙うぞ!」
チリ「ほーほー」ニヤ
ボタン「それギャグなん…?」
ペパー「ギャグだろ…」
アオイ「そんなこと言ったらコラっダよ!!」ニヤ
ボタン・ペパー「」
アオイ「」
チリ「なんやこっちまですべった空気させんといてぇな」
- 82スレ主23/04/25(火) 20:41:09
▼ネモは コラッタ と ホーホー を捕まえた!
ただいまの手持ち
ワニノコ
トランセル←キャタピーから進化(尚今回のジムには出ない模様)
コラッタ
ホーホー
▼一夜明け、ネモたちはキキョウシティジムへやってきた!ネモ以外は観戦エリアへ通され、ネモは奥のリフトに乗った!その上に居たのは…
???「ようこそ、パルデアのチャンピオン」
ネモ「はじめまして!貴方がここのジムリーダーですか」
ハヤト「ああ。俺の名はハヤト。ここキキョウシティジムリーダーだ」
ネモ「私はネモ!対戦お願いします!」
ハヤト「フッ。父さんから受け継いだこのとりポケモンが異邦のトレーナーに何処まで通じるか、試してやるさ」
ネモ「うんうん……良い……、実りある勝負にしましょう!」
ハルト「スカした奴…」
アオイ「とりポケモン、ってなにが出てくるのかな」
ハルト「ヒノアラシで焼き鳥にしてやる」
ペパー「もうはらぺこちゃんか?」
アオイ「焼き鳥食べたくなるからやーめーてー」ぐーきゅるるる
ボタン「はあ」
チリ「いっつもああなん?同情すんでほんま」
ボタン「たまにはウチがボケたい…」
▼ジムリーダー ハヤトが勝負をしかけてきた!!
ハヤト dice3d100=41 85 72 (198)
ネモ dice3d100=30 63 41 (134)
トランセル抜きの3体なので弱点補正無し、ネモの補正+100からジムリ補正25をマイナスし合計補正は+75です
- 83二次元好きの匿名さん23/04/26(水) 07:18:53
保守
- 84二次元好きの匿名さん23/04/26(水) 17:20:53
保守
- 85二次元好きの匿名さん23/04/26(水) 17:21:41
バトル描写ええやんと思ってたら突然ナートゥを踊り始めるワニノコに宇宙ニャオハになった
- 86二次元好きの匿名さん23/04/27(木) 00:31:24
ダイス下振れしたらスレ主の良質バトルSS読めるシステム
- 87スレ主23/04/27(木) 08:14:10
- 88スレ主23/04/27(木) 08:15:23
ネモ「初陣頑張ろうコラッタ!」
コラッタ「らたぁ!!(いてこますでほんま!!)」
ハヤト「いけ!ポッポ!」
ポッポ「ポッポォォォ!!!」バサバサ
ポッポとは何度か勝負しているのだから落ち着けばきっと勝てると経験を自信に変えるネモがコラッタに先制攻撃を仕掛けさせた。
「一気にいこう!かみつく!」
「寄せつけるな!かぜおこし!」
両者の指示がスタジアムにこだまする。コラッタを牽制するポッポ。素早さはこちらが勝るも相手はジムリーダー、対策はしているのだろう。
ネモはコラッタの俊敏さを活かせるでんこうせっかで体力削らせる。ポッポはコラッタの攻撃を受けよろめくがハヤトは好機とばかりにポッポへ叫ぶ。
「今だ!すなかけ!」
素早く脚をフィールドの砂地を蹴り上げコラッタの目にかけてみせた。技の命中率が下がった。それでも打つ手はやめさせないと攻撃指示を出す。好戦的な性格のコラッタは気合いでポッポにかみつくをお見舞するとポッポは噛み付いたコラッタをそのままに上昇する。ネモは警戒する。
「コラッタ気をつけて!」
「フッ……。分かっているな…てんでんこうせっか!」
ハヤトの合図とともに急降下しコラッタを落とそうとするがコラッタはしがみつく。しかしポッポはそれならとこの状態のままでんこうせっかを放ち地上へコラッタをたたきつけてみせた。衝撃でコラッタはバウンドして吹き飛ぶむも空中で体勢を整えて着地すると衝撃で砂埃があがる。コラッタの姿が砂にまかれて見えない。ネモは耳を澄ました。私の新しい宝物…まだ立てる…?
- 89スレ主23/04/27(木) 08:17:44
スタジアムには暫しの静寂。ハヤトがハンドサインでポッポに砂埃を振り払わせる。広範囲に送った風のあおりをうけてポッポが両翼を広げバランスを保とうとした瞬間、
「今!!」
コラッタのでんこうせっかがポッポの剥き出された鳩胸目掛けて駆ける。ハヤトが避けるよう叫ぶもポッポは自身のバランスをようやっと保てたところで緊急回避が出来ない。せめてとなんとか左に身を捩ってみせるがコラッタの攻撃は避けきれず当たってしまった。両者は共に地面へ落ちた。
ネモは思わずガッツポーズを見せるがハヤトは動じない。それどころかまさに今獲物を狩り獲らんとするとりポケモンのように瞳孔が開く。ネモが危機を察したが回避させる猶予など無かった。
「つばめがえし!!」
共に落ちたということは二体の距離はとても近いということ。当たる距離にさえ居たらこのわざは必ず命中する。ネモは呆然と打ち飛ばされたコラッタを眺めるのだった。
▼コラッタはたおれた!ネモはワニノコをくりだした!
ネモ「コラッタの無念を晴らすよワニノコ!!」
ワニノコ「わにゅー!(がんばるぞー!)」
先程の戦闘は自分の読みが甘かった、もっとバトルは奥深いんだ、とネモは改めてポケモンバトルのどきどきを見に染み込ませた。
気を取りなおすように戦うも先に動くのは瀕死寸前のポッポだった。ワニノコめがけて命中率を下げるすなかけを喰らわす。ワニノコはわたわたと目を擦る。 ネモはそんなワニノコに大丈夫気にしないでと優しく声をかければワニノコは愛くるしい尻尾を振って答えた。ハヤトが鼻で笑う。
ワニノコはネモの指示て必死に羽ばたくポッポへみずでっぽうを当てそのままポッポは倒れた。
▼ジムリーダーのハヤトはピジョンをくりだした!
ネモ「ピジョン!(…ってことはすなかけをまたしてくるかもしれない……そうなったらさすがにピンチになる、一度戻すしかない!)」
- 90スレ主23/04/27(木) 08:18:33
▼ネモはワニノコをひっこめて、ホーホーをくりだした!
ピジョンは真っ先にホーホーへすなかけを浴びせるがネモはそんなもの気にしない。ホーホー最大の役割は攻撃じゃない。補助なのだ。
「ホーホー!リフレクター!」
ネモは思った。脅威たり得るのはかぜおこし等の特殊わざではなく、でんこうせっかやつばめがえしといった確実に攻撃が当たる物理わざだと。きっとピジョンもでんこうせっかかつばめがえしを覚えているだろう。まして命中を落とすわざを覚えているのなら保険をかけるという点においてもリフレクターは要になる。リフレクターの効果は数分だ。
もたついてられない。
ハヤトもまたネモの考えを察する。眉がぴくりと動く。どう立ち回るか…すなかけで命中を下げたとして交代されれば元に戻る、ならばすなかけは一旦選択から除外せざるを得ない。
「ピジョン!かぜおこしだ」
確実にダメージの入るかぜおこし。様子見しつつホーホーの体力を削る。ホーホーはお返しにとねんりきを浴びせるもこんらん状態にはさせられなかった。そしてまたピジョンはかぜおこし、ホーホーはねんりきを撃つ。そしてまた同じわざを両者が繰り出すこと2回。
そろそろだ。ネモはリフレクターの切れる頃合いを感じとる。リフレクターがあるにしても手持ちは相手と違って未進化のみで、それでは個体値差で負けるだろう。飛ぶ鳥を落とす一撃の作戦を……考えなければ!!
ハヤトはまたもかぜおこし。ネモの出方を窺う。もう一度ねんりきを支持するが命中率が落ちている為ついにわざをハズしてしまう、と同時にリフレクターの効果が散る。
「ピジョン!はねやすめ!」
「ホーホー!リフレクター!」
ピジョンが三分の一まで傷ついた体力を半分以上まで回復させる中でホーホーはもう一度リフレクターを張るとネモによってモンスターボールへ戻っていく。交代だ。
▼ネモはワニノコをくりだした!
- 91スレ主23/04/27(木) 08:19:19
ハヤトはピジョンにかぜおこしをさせる。ネモはコウセイとのバトルを思い出してワニノコにどろかけをさせるもハヤトが鼻で笑って口を開く。
「残念だったな!俺のピジョンは特性がするどいめ…つまり命中率は落ちないんだ」
ネモは驚くとほぼ同時に凄いと目を輝かせて言うものだから、ハヤトは何故数多の感情の中で“それ”になるんだと少子抜けしてしまう。
「やっぱりポケモンもバトルも、とっても楽しい!だから勝ったらもっともっと楽しい!嬉しい!そうだよね、ワニノコ!」
ネモの気持ちに対して素直に答えるワニノコはとても元気だ。ハヤトはそんな彼女らの甘い考えに焦りのような苛立ちを覚え、それを吹き飛ばすようにピジョンへかぜおこしを指示した。そう、かぜおこしを指示したのだ。
「よしっ!ワニノコ、一気に走り抜いて、かみつく!!」
ハヤトはピジョンに急上昇させるが、ワニノコはダンスやってるからなと言わんばかりな身のこなしでピジョンへ飛び掛かり片翼をガブっとかみついた。ハヤトはつばさでうつを使わせようとするがピジョンは痛みでひるんでしまう。ネモは更にワニノコにかみつくをさせる。
「くっ……!ピジョン!かぜおこし!!」
タイプ一致の一撃をうけるワニノコだったがリフレクターがその衝撃を和らげ、飛び上がろうとするピジョンにみずでっぽうを放つ。ここでリフレクターが切れた。
「さあ、風よ吹け!勝ちは俺たちのものだ!」
- 92スレ主23/04/27(木) 08:21:26
ハヤトの力強い一声にピジョンはジムスタジアムの天井ギリギリ上空まで飛んでいく。ネモは察した。大技が来ると。手にモンスターボールを持つ。
「ホーホー、君に全てを賭けるよ」
▼ネモはワニノコをひっこめて、ホーホーをくりだした!
出てきたホーホーは己へ向かってまさに落ちてくるピジョンを力強い目で見る。それはまるで相手に対し必ず勝つという決意を見せつけるようだ。
「これが、そらをとぶ!!とりポケモンの強さを見るといい!!」
ハヤトの期待に応えるべくピジョンはホーホーへ突撃した。その衝撃で砂埃がフィールドを包んでしまう。ハヤトはピジョンに砂埃を飛ばすよう言うもなにもおこらない。
砂埃が薄れる頃やっとピジョンが風をおこした。そこには一本脚で立つホーホーの姿があった。
▼ホーホーはネモを悲しませまいともちこたえた!
「これがわたしのとりポケモン……、ホーホーの強さ!!」
ホーホーは最後の力でリフレクターを張ればピジョンのかぜおこしで退場した。ネモはホーホーの眠るモンスターボールにそっと口付けするとワニノコが待つモンスターボールを投げた。
- 93スレ主23/04/27(木) 08:27:57
▼ネモはワニノコをくりだした!
ハヤトはピジョンにはねやすめさせる。しかしピジョンはもう体力の半分までしか回復しない。追い詰めたようで確実に追い詰められるハヤトだったが先程よりもどこか表情は落ち着いていた。対戦相手であれ、愛するとりポケモンの勇姿を目の当たりにしたのだ、無理もない。
「ワニノコ!一気に行こう!!かみつく!!」
ひるみ狙いのかみつくだったがピジョンはあえて噛ませさせることで急所とひるみに繋がる部位をハズさせダメージを与えるのみに終わらせ、急上昇する。
「そのまま昇れピジョン!そらをとぶだ!!」
ハヤトは気づいている。ホーホーを落とし切れずリフレクターを張らせた時点で己の負けだと。それでも戦いが終わるまでは奇跡が起きるかもしれない。いくらそらをとぶが強力なわざだとしてもリフレクターの効果では大きなダメージとまではいかない。
しかし、もし急所に当たったら?
チャンスはまだある。ハヤトはピジョンに賭けた。ピジョンとの絆に。ワニノコ目掛けて急降下。フィールドはまたも一面砂埃。そこを先程と違い颯爽とピジョンが風をおこして吹き飛ばす。そのピジョンの行動から察したハヤトの口角が上がる。ネモは息を呑む。
今にも倒れそうだといわんばかりにふらつくワニノコ。リフレクターがあったにも関わらずこのダメージは、そう——
▼ワニノコのきゅうしょにあたった!
「よく頑張ったねワニノコ……“勝った”」
ワニノコの特性げきりゅうにより強力となったみずでっぽうがピジョンに激しく当たるとそのまま水圧に押されていき吹き飛んで地へ落ちた。観客席の仲間たちがやったーと勝利に湧く。そんな声の響く中でハヤトはピジョンの元へ歩み、そっと倒れたピジョンをひと撫でしてやればモンスターボールをへと戻す。喜びを分かち合うようにワニノコを抱きしめるネモを見つめ呟いた。
「負けたものは仕方ない。素直に君の、君たちの強さを認めるよ」
▼ネモはジムリーダーハヤトとのしょうぶに勝った!!
ハヤト「これが勝者の証ウイングバッジだ、このわざマシンとともに受け取ってくれ」
ネモ「ありがとうございます!すっっごく楽しいバトルでした!とりポケモン沢山育てたくなるくらい!」
ハヤト「とりポケモンの良さを広められてこちらとしても鼻が高いさ」
- 94スレ主23/04/27(木) 08:29:22
▼ネモはハヤトからウイングバッジバッジを手に入れた!わざマシン《はねやすめ》を貰った!
——観客席では、
ハルト「……凄い」見惚れ
アオイ「やったねネモーー!!!」手フリフリ
ボタン・チリ「イェーイ」ハイタッチ
ペパー「心臓ばくばくちゃんだったぜ…」ホッ
???「うんうん!ホントよね!それにしてもハヤト君のあんな顔滅多に拝めないよ!あたいちょっとヤキモチしちゃうなって、それだけ凄かったわこのバトル!」
一同「「……いや、誰ェ!?」」
ネモ「ねえねえ見て見てーー」トテテテテ
???「うわー凄いね」
ネモ「でしょ!って、誰ェ!?」
——ついに一人目のジムリーダー・ハヤトを倒したネモ。それはそれとして、いつの間にかが一行に混ざっていた彼女は何者だ!?次回につづく。
- 95スレ主23/04/27(木) 08:31:39
ネモの手持ちにポッポがいたら、そらをとぶで上空にいる時かぜおこし使ってダメージ入る演出したかった…
- 96スレ主23/04/27(木) 16:29:33
???「あたいはアンズ!彼とはちょっとした知り合いなのよ、と言っても父親同士が知人なんだよ」
チリ「へ、へぇ…」
ボタン「ほ、ほう…(なんかこの人身に覚えのある格好してるような、でもなんかそれより地味みたいな……うーーん)」
アンズ「あ!でもでもね、あたいもすごーく強いんだよ!」
ネモ「強いの!?バトルしよ?」
アンズ「今はオフだからなー。今度セキチクシティかかくとうどうじょうに来てよ!その時にバトルしよう!」
ハルト「セキチクシティ……って、マップに無いような」
アンズ「あ、ごめんごめん!あたいの出身カントー地方なの!だからセキチクシティはカントーなんだよ」
ペパー「へ、へぇ……」
アオイ「カントー地方のジムバッジも必要だからセキチクシティにも行くことになるのかな?」
アンズ「え?なになに?カントー地方のジムに挑戦するの?」
ネモ「うん!その予定だよ」
アンズ「凄い凄い!あたい楽しみにしてるね!こうしちゃいられない!父上からの任務こなしてささっと戻らなきゃ!!またねー!!」バビューン
ボタン「はっっっや!てかなんだったん」
ハヤト「アンズのことは気にしないでくれ……それより次のジムはヒワダジムだ、用心して行くといい」
チリ「用心?」
ふとハヤトの表情が険しくなると一息吐いた後、続けてハヤトは口にした。
- 97スレ主23/04/27(木) 16:32:20
「最近姿をくらませていたロケット団の残党が再び集まり始めているらしい」
ロケット団?皆がホゲータ顔で脳天にハテナを浮かべている中、チリだけは神妙な面持ちでハヤトに尋ねた。なんであいつらが今?
「なぁ詳しい話頼むわ。あいつら解散して文字通り散り散りンなって消滅したんと違うたん?」
「そうです……いや、そうだったの方が言葉としては正しいのやら。最近ジョウトとカントーでロケット団と思われる人間の目撃が多発していて、それに関連するようにポケモンの拉致や強盗の件数も伸びてきているんだ」
チリはやれやれと首を振った。まさかあの組織が今でも水面下で活動していたのか。シリアスな空気の大人二人に子どもたちはなんだなんだとざわめく。
チリ「どえらいときに来てもうたな」
ハヤト「まだ警察関係者の中ではこれらが同一人物または組織か、そもそもロケット団なのかもわかってない。それでも事件は起きてるので道中どうか気をつけてほしい」
チリ「そうさせてもらうわ。ましてこちとら観光客みたいなもんやし、ヘタな事件にはそりゃ巻き込まれないにこしたことないわ」
ハヤト「そうだろう。最近の目撃現場がヒワダタウンなんだ。だから、気をつけてくれ」
チリ「そうさせてもらうわ!そういう情報助かるわほんま」
ハヤト「なら連絡先を伝える。またなにか情報があればお教えしますよ」
チリ「おおきに、な」
▼こうしてネモ一行はヒワダタウンを最終目的地としながら寄り道&散策するのであった!
- 98スレ主23/04/27(木) 16:33:35
《32番道路》
アオイ「この辺は知ってるポケモン多いね!ほらハネッコだー!」ペパ産ドイッチもぐもぐ
ペパー「なんかパルデアが懐かしいぜ」むしゃむしゃ
ネモ「よーし!片っ端から目を合わせてくる!」
ハルト「待ってよネモ!せめて一個食べてからにしよーよぉぉぉ」サンドイッチ両手にダッシュ
チリ「さっきまで息切れしてふらふらしてたとは思えんはしょぎっぷりやな」
ボタン「そこがネモの良さなんで……」
チリ「ところで自分なにしてん」
ボタン「この辺に遺跡があるらしくて、これは良いレポート書けるなと」
アオイ「レポート…!」
ペパー「オレたちもちゃんと書かねぇやべぇ!!オレは多分単位を落とす…」
アオイ「それは複雑!このあとその遺跡に観光しよー!」
ペパー「おー!!」
ボタン「おー」
チリ「おー?」
ネモの10人斬り戦闘ダイス!30以下で敗北
dice10d100=32 48 33 52 67 10 72 61 23 19 (417)
123でアーボGET→dice1d6=5 (5)
5でメリープGET →dice1d6=6 (6)
456ハネッコGET →dice1d6=2 (2)
- 99スレ主23/04/27(木) 16:34:40
ネモはゲットしろよぉぉぉお!!!!
バトルは勝率上がってきたな - 100スレ主23/04/27(木) 16:48:43
▼ネモはをなにも捕まえられなかった!ハルトはアーボをつかまえた!
ネモ「……」
ハルト「次は捕まえられるよ!」
アオイ「そうだよ!次あるよ!」
ペパー「バトルもネモらしさ戻ってきてるぜ!」
ネモ「み、みんなぁ…」感涙
ボタン「チリさん」
チリ「なんやボタン」
ボタン「……さっきの話、ロケット団ってなんなん?」
そりゃ聞くよな、とチリは黙る。どこからどこまで、どのように説明すべきか。ちょい待ちと言わんばかりに掌をボタンに見せる。他の面子も気になるのかチリの周りに集まる。一息空へ吹けばチリはゆっくりと語り始めた。
「ちょー簡潔に言うで。ロケット団は言わば悪の組織や!その昔、カントー地方を拠点に表向きはともかく裏でポケモンを盗んだり、時には殺したりもしてたひっっどい連中や」
子どもたちは酷く驚いた様子だ。心地よい晴れ空とそよ風が心地よい昼下がりのピクニック日和とは裏腹の空気が彼女らをつつむ。
「でな。そいつらはカントーのある少年が壊滅させたんだと。まあこれは噂で詳細は知らんねん。ただ、その後ボス不在の中でロケット団の残党が再起かなんかする為に今度はジョウト地方で好き勝手しよってん。有名なのはラジオ塔ジャック事件や。それもまた少年少女らが乗り込んで壊滅したなんて話や。それ以来ロケット団の目立った話は聞かんかったわ。少なくともチリちゃんがパルデア来るんまでは」
この地方はかつてそんな大きな事件が起きていたんだと驚く一同。ポケモンを傷つける悪の組織。そんな末恐ろしい話のないパルデア地方で暮らすネモにはとくに衝撃的な内容だった。なんて腹の立つ人たちなんだ、と感情を昂らすネモが心を抑えて問う。
- 101スレ主23/04/27(木) 16:49:46
ネモ「そのポケモンに酷いことをするロケット団がまた姿を現したってことですか」
チリ「……せや。ロケット団は人間だけであっても時に危害加える輩もおんねんって話なんやと。たとえポケモンが居らんくても警戒はしとこうな」
ハルト「はい。そんな人たちが居たんですね…」
チリ「あ〜、まあ自分らには関係無い話や思とんねんで!ほら!ペパーの作ったサンドイッチぜーんぶアオイに持ってかれるで!はよ食べよか!」
アオイ「!!(バレたか)」もんぐもんぐ
ハルト「いつの間に!!自分が作ったトンデモサンドイッチ食べなよ!!」
ペパー「アオイは相変わらずの食材センスちゃんだぜ」もちゃぁ
ネモ「と言いつつアオイのサンドイッチ独り占めするよねペパーって」
ボタン「ははーん(わっっかりやすい奴)」
▼ボタンはペパーもわかっていない感情に勘づいた!
こうして(?)一行はピクニックを満喫し、アルフの遺跡へ向かった!
《アルフの遺跡》
ボタン「凄っ」パシャパシャ
アオイ「ペパー写真撮ろ!」
ペパー「良いぜ!」
ボタン「いやいや責務を全うしろし」
ハルト「あ!あそこに見たことないポケモンが!」
チリ「あれはネイティやな。他にもドーブルも居るらしいわ」
ネモ「待ってーネイティー!私の手持ちになろうよー!ならない?なってー!!」ドタタタ…
ハルト「ぼくもー!!」ドタタタ…
123でネイティGET →dice1d6=5 (5)
456でドーブルGET →dice1d6=3 (3)
- 102二次元好きの匿名さん23/04/27(木) 19:40:01
ワロタ
ネモ本編でもあんま捕まえるの得意そうじゃなかったしなぁ - 103スレ主23/04/27(木) 22:28:20
ここまでGET出来ないとは思わなかった…ヒワダジムまで多分あと2回チャンスあるけど不安しかない
▼ネモは一体も捕まえられなかった!
ネモ「……」ネモーン
ハルト「今度ぼくのネイティーとドーブル孵化させてタマゴ交換しよっか…?」
ネモ「うぅ…ハルトぉ…」潤目
ハルト「へへへ(こういうネモもたまには良いもんだ)」
▼一方、残りのメンバーでアルフの遺跡内部を調べてみた!
アオイ「なんかこれ動くよ!」
ペパー「どれどれ……これパズルか?」
アオイ「ずりゃーおりゃー」適当にがちゃがちゃ
ペパー「おいおい、そんなんでパズルは解けないちゃんだz」
ガチャン
ペパー・アオイ「「あっ」」
パカッ!ひゅーーーーーーー……どすん
チリ「うわぁぁ!!消えよった!!」
ボタン「ひぃっ」
▼アオイとペパーは地下層へ落ちてしまった!
- 104スレ主23/04/27(木) 22:29:21
大きく開かれた穴から顔を覗かせたチリが二人の安否を確認するとペパーが大丈夫だと両腕で円を作りサインする。スマホロトムが誇らしげに二人の周囲旋回している。どうやら彼(?)が頑張って助けたようだ。ホッとしたチリは二人をどうにかすべく側にいるボタンに係りの人を呼ぶよう指示するチリ。その声が地下の二人にも聞こえたようで、とりあえず安堵する。
「ごめんねペパー」
アオイが申し訳なさそうに見つめてくるのでペパーはいつものように彼女にだけ見せる茶目っ気で良いんだと語りかける。まるで洞窟に居るようで、彼女とスパイス探しをした時を思い出して、むしろなんだか嬉しいと思った。
「二人で暗いんとこ居るの懐かしいな」
「そうだね!……っ」
アオイは懐かしさと、それとは別に小恥ずかしさを覚えてしまう。いつもより慎ましい彼女にペパーも調子が狂ってしまう、と同時にヒビキの言葉を思い出してしまう。だからなのか、アオイとの距離を少しずつ縮めてみる。いつも至近距離に居て過ごしていたような気がするのに今は何故かその距離に自然と詰められずやきもきする。
と、アオイがペパーの腰に縋るかのように突如抱きついた。突然のことで小さな悲鳴を情け無くあげるペパー。するとアオイの背後、遠くより人の声がした。ペパーはアオイを片手に抱いて、もう片方の手にマフィティフのモンスターボールを掴んだ。
「警戒しないで…!貴方たちに危害を加えたりしない」
暗がりから美しい長髪の女性が姿を現した。彼女は自らをヤマブキシティのジムリーダーで名はナツメと紹介する。一先ず女性ならばと警戒心を解こうとしたペパーだが次の言葉でその考えは消えた。
「貴方のそのモンスターボール……この辺には居ないポケモンが入っている気配がするわ」
「なんでそれが…!」
慌ててモンスターボールを隠す。ペパーはハヤトとチリの会話を思い出す。まさかこいつがロケット団ってヤツなのか?マフィティフもタマゴもアオイたちだってオレが守ってやんねェと!!と意気込むペパーだったが、ナツメはというとクスクス笑みをちらつかせた。なんだなんだとペパーはナツメの挙動にたじろぐ。
- 105スレ主23/04/27(木) 22:29:58
ナツメ「貴方、私をロケット団とでも思った?違うわ。そうね、私エスパーなのよ」
アオイ「え!?エスパータイプのポケモンなんですか!!」
ペパー「ええええ!!!」
ナツメ「いえ違うわ」キッパリ
アオイ「しゅーん」
ナツメ「エスパー…といっても難しいわよね。私は未来予知が得意なのよ」
ペパー「みらいよち?」
ナツメ「そう。だから貴方がこの地方ではない、パルデア地方の人間なのはわかっていたし、貴方たちと私が出会うことすら数年前からわかっていたわ。でもここで会ったのは偶然よ?」
アオイ「数…年前?」
ナツメ「ここからはあそこを通れば出られるわ。私はもう少しここの雰囲気に癒されていたいから、またヤマブキシティか潮風の心地良い場所で会いましょう」
ペパー「え、あ、お、おう」
アオイ「ありがとうございます!えっと…ナツメさんまたね!」
ナツメ「ええ、また。挑戦者の“彼女”に宜しく伝えておいて。」
- 106スレ主23/04/27(木) 22:37:30
>>105《遺跡の外》
アオイ「皆んな〜!!」
ボタン「あ!!良かった…心配したんよ」
ハルト「二人が落ちたって聞いたとき心臓が不能になるところだったんだから!」
ネモ「ポケモン捕まえるどころじゃなくなったよ!でも怪我も無くて良かった!」
アオイ「ペパーが守ってるくれたからね」
ペパー「別にオレは……。まあ色々あって変な女が出口教えてくれたから助かったぜ」
ボタン「え、なにそれ」
ペパー「オレもよくわかんねぇけど、ジムリーダーしてるらしかった」
ネモ「そうなの!?会いたかった〜」
アオイ「なんたらシティか潮風の気持ちいいところで会えるって言ってた」
ペパー「彼女に宜しくって言ってたよな……誰のことだ?」
チリ「なんやそれ……、ままええわ。さっ、ヒワダタウンに向かうで」
ボタン「えーっと、“つながりのどうくつ”を抜けるとヒワダタウン……って、まだかかるん」MAPドーン
▼つながりのどうくつ出入り口付近のポケモンセンターにて
チリ「そろそろ日が暮れる頃やなあ」
ネモ「宿はどうしますか」
ボタン「ジョーイさんに聞いたらとりあえず洞窟自体はそんな距離あるものじゃないって。夜にはヒワダタウン着けるっぽい」
チリ「やるやんボタン!そうと決まればさっそく宿に予約の電話せな!」ロトロトロト…
???「なんやガキンチョら、観光客かいな」
ハルト「ひぇ…は、はい!」ぴえん
ペパー「あ?おっさんオレらになんか用かよ」ズカズカ
ハルト「ペパー兄さん!」うるるん
???「お、おっさん!?ワイはまだ若い、と思うわ!」
アオイ「どうしたの二人とも」
ペパー「アオイはオレの後ろに居ろ!」
???「なんや、そないな面せんといてーな!ワイこの辺で釣りを嗜んでたしがない青年やで?そんで、今日新しい釣竿買うたんや!見てやこのしなり!!あーいやそないな顔せんといてーや!観光客ならお下がりの釣竿でええんやったらプレゼントしたろ思うたんや」
ペパー「へ?そうなのか…わ、悪かった!ごめんおっさん!」
???「お に い さ ん !」
- 107スレ主23/04/27(木) 22:38:43
ハルト「ありがとうございますお兄さん…」
???「君ィ!話わかるねぇ!ならこのマサキ兄ちゃんのおさがりは君にプレゼントや!沢山ポケモン捕まえてボックスぱんぱんにすんやで!」
アオイ「良かったねハルト!マサキさんありがとう」ニコォ
マサキ「嬢ちゃんええ子やし可愛なあ…これから二人で飯どう?」
▼ペパーのにらみつけるこうげき!
マサキ「うっ。あはは…ジョーダンやで…?ほなワイそろそろ帰らんと!リニアの終電に乗らなあかんねんじゃあの!」スタコラサッサー
ペパー「アイツ…」
アオイ「なんか凄い人だったね…ハッ!もしかしてあれがナンパってやつなのかな」
ハルト「あれアオイのことナンパしてたの!?」
ネモ「なになにー?なんか話してたみたいだけど、どうしたの?」
アオイ「ナンパされちゃった」
ボタン「!!!???!!」ゲホゲホ
ネモ「そうなの///え、え、付き合うの?」
ペパー「付き合うわけないだろ!どこのシママの骨ともわかんねェ奴にアオイはやらねぇからな」
ハルト(それは兄さんというより父さんだよペパー)
アオイ「でもちょっとドキドキした…」
ペパー「!!!???!」壁に頭ゴツゴツ
ボタン「ペパーが乱心した!?」
ハルト「でもこの釣り竿があれば水辺のポケモンも手に入るね」
ネモ「私にも貸してくれる?」
ハルト「もちろんだよ!」
チリ「……チリちゃんが電話してる間になにがあったんや」
- 108スレ主23/04/27(木) 22:45:47
▼ ハルトは ボロのつりざお を手に入れた!一行は32番道路にきていた!
ネモ「暗くなってきたからかな、お昼には見てないポケモンが出てきたみたい!」
ハルト「水辺もあるから釣り竿が役立つよ!」
アオイ「ねぇ見て見て!ウパーだよ!」
ペパー「おい!!しかも色違いかあれ!?青いぞアオイ!」
ボタン「え…寒っ」
ペパー「あっ。青いとアオイは偶然ちゃんでギャグじゃ無ェって」アタフタ
ネモ「ハアハア……捕まえたい!!」
チリ「捕まえるのええけど、時間無いで?巻きで頼むわ」
ハルト「よーし!」
1234でウパーGET→dice1d6=2 (2)
456でハリーセンGET→dice1d6=3 (3)
123でコイキングGET→dice1d6=5 (5)
456でメノクラゲGET→dice1d6=4 (4)
- 109スレ主23/04/28(金) 00:59:37
▼ネモはウパーとメノクラゲを捕まえた!
ウパー「うぱぁ」
チリ「んはぁぁぁ可愛えぇぇやんんんん♡」
アオイ「んきゃわわわ♡」
ボタン「ホントに青々してる」
チリ「パルデアのウパーとよぉく見ると形もちゃうねん!」
ペパー「へぇ(色違いじゃなくて元からジョウトのウパーは青いんだな)」
ネモ「んふふ…更にもう一体!釣り竿で釣り上げたポケモンをゲットしちゃいましたー!」
ハルト「ぼくは惨敗でしたー…」くすん
モンボからぽーん
メノクラゲ「めのん」
ペパー「おお!ノノクラゲ!!…じゃないちゃんか!?」
チリ「これメノクラゲや!その子とノノクラゲはウパーとちゃうくて全くの別種にも関わらんと姿形がよー似とんねん」
ネモ「タイプもノノクラゲと違ってみずタイプとどくタイプの複合なんだって」
メノクラゲ「ののんのーん♡(どう?素敵でしょ♡)」
アオイ「赤いところが美味しそう…」じゅるり
ハルト「大変ちゃんだよペパー!」
ペパー「ああ!アオイの食欲ゲージがかなり低下しているとみたぜ!」
チリ「ほなさっさと洞窟抜けんとな」
▼一行はつながりのどうくつへ入っていった!
- 110スレ主23/04/28(金) 08:46:20
▼つながりのどうくつ
ボタン「いやいやいや!なにこの洞窟暗いって!電気設備無いとか嘘でしょ天気」
アオイ「皆んなどこー?」
ペパー「アオイ!むやみやたらと動くと危険だ!」
ハルト「ぴえん」
チリ「ネモー!ひでんマシンの使い所や!それポケモンに教えて使わせると戦闘とは違って人間の役に立つ扱い方が出来るっちゅー品物なんや」
ネモ「そうなんですか?!じゃあ…ホーホー覚えてくれる?」カパーン
ホーホー「ホー(おかのした)」
▼ホーホーは すなかけ を忘れて フラッシュ をおぼえた!ホーホーのフラッシュで辺りが明るくなった!
ハルト「うわあぁあ」
ペパー「どうしたハルト!?」
ハルト「なんかぼくの座ってる岩が動いてる気がするんだ…」
アオイ「それ岩じゃないよハルト!ポケモンだよ!」
ネモ「光に釣られて色んなポケモンがこっち見てるよ!」
ボタン「いいから早くなんとかして」
ポケモンゲットダイス!
123でイシツブテGET→dice1d6=1 (1)
345でサンドGET→dice1d6=3 (3)
124でイワークGET→dice1d6=2 (2)
56でズバットGET→dice1d6=3 (3)
- 111二次元好きの匿名さん23/04/28(金) 12:23:22
みんなでわちゃわちゃ冒険いいね
- 112スレ主23/04/28(金) 18:14:32
▼ネモは イシツブテ サンド イワーク を捕まえた!
ネモ「〜♪」
ハルト「ネモ嬉しそう…ぼくは捕まえたズバットになぜか捕食されてるけどなんだか気にならないくらいぼくも嬉しいんだ…」フラフラ
ズバット「(なんかサンドイッチ臭ぇ血液してんな)」ちゅーちゅー
ペパー「ハルトおぉぉお!!!」引き剥がしぃ
アオイ「……」ペパーの腕甘噛みぃ
ペパー「うわっオレを食べるなアオイ!!」
チリ「飴ちゃん持っとるからそれ食べぇアオイ!!」
ボタン「……え、コントなん?」
▼つながりのどうくつを抜け、ヒワダタウンに到着した!しかし、道中大雨に見舞われびしょ濡れだ!
チリ「まさか雨に降られるとは…チリちゃんのババシャツが見えてまうわ」
ボタン「ババ……、ネモはどうなん体調?」
ネモ「ボタンの上着のおかげでそこまで寒くはない…けど」へっちゅん
ハルト「ネモが風邪ひいちゃう!!ヒノアラシなんとなして」スポーン
ヒノアラシ「ひののにとん(ぼくも水苦手…うー…体温上げてくっついてみます)」ネモにぺたり
ネモ「ありがとうヒノアラシ!」ぬくぬく
アオイ「ペパーは寒くない?」鼻水でろーん
ペパー「お前の方が風邪になりそうちゃんなんだからオレの上着はそのまま着てろよ!(じゃないとほんのり透け透けちゃんが他の奴にバレちまう!こんなあられもないアオイなんて……見たいけどオレにも見せられないぜ!!)」悶々
アオイ「うん、ありがとう……(くんくん…落ち着く匂いがする…きっと食材の匂いなんだろうな)」ぐーきゅるるる
チリ「飯は一先ず後!!とにかく宿まで全速前進YA」
——こうして民宿・おヤドンに到着するなり皆んなはシャワーを浴びたのだったが、アオイだけはちゃっかりサービス品のヤドンおかきを頬張っていたのだった。
ペパー「ヨクバリスちゃんめ」
- 113スレ主23/04/28(金) 21:49:02
▼翌日
アオイ「お腹空きました」
ペパー「昨晩はあのまま皆んな寝ちまったもんな」
チリ「せやなー(まあチリちゃんはフツーに起きてて夜鳴きそば啜らせてもろうた、とは言わんとこか)」
ネモ「〜♪」
ボタン「ネモも食べてからジム戦だから」
ネモ「え?」
ハルト「体調管理もトレーナーの嗜みだよ」
アオイ「お 腹 空 き ま し た」
▼一行は食堂へ向かった!
アオイ「炭アイスおいちぃ♡」
ペパー「オレ、炭火焼きは知ってるけど炭そのものも食えるとは思わなかった…」
チリ「どうぐの“もくたん”の製造でもここはとくに有名、って食堂のおばちゃん言うてたで」
ボタン「へぇ…(メロちゃんへのお土産に買っとくか?)」
ハルト「せっかくだしヒノアラシに買ってあげようかな」
アオイ「わたしはブビィに買ってあげようかな」
ボタン「あ。てか、これらペパー作れるん?」
ペパー「食用の炭さえあればアイスは比較的簡単に出来ると思うぜ!ここまで濃厚ちゃんは勿論作れねぇけど」
アオイ「毎日作っていいよ♡」
ペパー「舌がずーっと真っ黒で良いならな」んべー
アオイ「ぺ、ペパーの……舌が……黒っ!!」
ハルト「皆んな黒いけどね」んべー
ネモ「ジム行く前に歯磨きしないと」
▼ネモたちは もくたん を購入した!ペパーは炭アイスをおぼえた!アオイは炭アイスにメロメロだ!
- 114二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 07:25:59
保守
- 115スレ主23/04/29(土) 13:11:33
保守感謝!
ネモ「生憎の曇り空でも気持ちはにほんばれ!!それではジムチャレンジ行ってきm」
???「だ、だれか…たすけ、てくれー!!!!」
一同「「!?」」
ハルト「今の聞こえた!?」
アオイ「多分向こう側からだよ声したの!行かなきゃ」
チリ「ちょい待ち二人とも!子どもだけでそそくさ行こうたら危険や!チリちゃんの後ろ走りや!」
悲鳴が聞こえた方角へチリを先頭に走り出す一行。ネモが息を切らして着いたときに見た光景はそれは驚くべきものだった。
ヤドン「やぉどん」ヤドン「やーん」ヤドン「どぅん」ヤドン「うどん」ヤドン「やぁどど」
ヤドンの群れに絡まれる老人と絡まれはじめる友らの姿。ネモはなぁにこれぇと小首を傾げながら切らした息を自然と整える。
チリ「この辺に“やどんのいど”っていうヤドンの寝床になってる枯れ井戸があんねん。そこのヤドンやな」
ネモ「そうなんですか…!でもなんで総出で来たんですかね」
チリ「確かに…群れでこんなことヤドンがするんか?」
ハルト「あの…引率、助けてください」
▼皆んなでなんとかヤドンに襲われ(?)ている老人を助ければそそくさその場を後にした!
- 116スレ主23/04/29(土) 13:12:09
《ぼんぐり職人・ガンテツの家》
孫「祖父を助けていただきありがとうございます!」
ガンテツ「旅のもんにみっともないところ見せてしもうたわ」
チリ「良いんですよ!それよかなんでヤドンらとあんなことに?」
ガンテツ「それがな、最近どうにもヤドンたちが持ち前の巣に帰りたがらなくなってきよった」
孫「近くの枯れ井戸に水が復活して入りきらないのではと町民で調査しようにも何故かヤドンたちが降りるのを拒んで…ここのジムリーダー、ツクシ君もジム放ったらかしで原因探ってくれはるんです」
ネモ「えっっ!!?じゃあ今ジム開いて無いんですか!?」
ガンテツ「なんじゃ、ツクシに挑むつもりだったか」
孫「話せばバトルは出来ると思いますよ流石に」
ハルト「……」
アオイ「やっぱり気になる?」
ハルト「うん。なんかもやもやするんだ」
ペパー「ならオレたちもその井戸行ってみるか!」
チリ「アホ言え。なんのためにジョウト来たんか忘れた言わさへんで」
ネモ「とりあえずジムリーダーのツクシって人探しながらヤドンがどうして巣に戻らないかも調べてみようよ」
ハルト「ネモに一票!!」
アオイ「同じく!!」
ペパー「同じく!!」
ボタン「え、あ…お、同じくっ」
チリ「じゃあチリちゃんも同じく!!」
子どもたち「……?」
チリ「あーーお約束の応用通じひん」
孫「あはは…(ジェネレーションギャップ怖いなー)」
- 117二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 14:09:48
お孫さんもチリちゃん世代かw
- 118スレ主23/04/29(土) 21:02:10
▼ネモたちはツクシを探しつつ町民に聞き込みしている!
ペパー「ツクシって奴がヤドンのいど付近に居たって情報ゲット!!」
ボタン「(不審者の目撃が一週間程前からこの町のしかも井戸のある場所ら辺で複数人が見たって言う…んだけど、これっていやまさかそんなそんな…え、例のロケット団?嘘だー無い無い)……井戸で人を見かけたらしい」
というわけでヤドンのいど前へやってきた一行だったが周囲にはぐでーんと日光浴を嗜むヤドンたちが屯しているだけで、人の気配が無い。いっその事井戸に入っちゃおうとアオハルコンビ突撃しようとするとヤドンたちがのそのそ井戸へ向かってやってくるのでガンテツの二の舞はごめんだと一同井戸から少し離れて様子を見る。
ペパー「ツクシが仮に井戸に入ったとして、あのヤドンをどうやって掻い潜ってったんだ?」
ハルト「光の速さで井戸に落ちた!とか?」
アオイ「やりますか」
ボタン「駄目でしょ」
ネモ「ガンテツさんと私たちでは年齢が違うし、もしかしたら普通に行けるかもしれないよ」
チリ「パルデアのチャンピオンは目の付け所がオニドリルやわ」
ハルトが先陣を切ってヤドンを掻い潜り(といっても彼らは鈍足)井戸へ来ると皆んなも駆け出す。途中、ネモはおとぼけフェイスの彼らの中に困ってるような顔をする個体が居たように感じた。井戸に何かあるのかとしれないと直感が騒ぐ。
皆んな来られるなと感じたハルトは先に井戸へ突入する。底まで降りとそこは僅かな照明により薄暗く照らされた洞窟かのようだ。皆んなの声が上からしてきて、こちらへ近づいてくるのがわかる。それと同じく、洞窟の奥から声のような音やなにか交戦でもしてるかのような荒々しい音も響いてくる。井戸の中にいたヤドン数体が彼らなりの猛スピードで道をとおせんぼしようと集まってきている。
- 119スレ主23/04/29(土) 21:05:48
「行かせたくない理由があそこにあるんだね…」
縄梯子を降りてきたボタンが呼びかける。すぐに彼女も奥から響く異様な音に気づいて声を潜める。ヤドンたちがもどかしそうに奥を見る。なんとかしてあげたい。
「ボタンは皆んな降りきるまで待ってていいから、ぼく先に奥行ってくるよ」
「いや一人は危険だし!ウチも行くっ」
——ヤドンはとおせんぼする者と懇願するように道を開ける者とで半々。ハルトたちは道を塞ぐヤドンに声をかけながら進む。怖く無いよ、味方だよ、と。
▼ヤドンのいど奥地
「もうやめてください!ヤドンたちにまた辛い思いをさせて、貴方たち人の心とか無いんですか!?」
ハルトたちが見たのは想像もしてない光景だった。 井戸の奥にも関わらず謎の機械が鎮座し、壁際には小柄なヤドンたちが檻の中で一塊となり怯えている。子どもだろうか。
そして機械の前で二人のトレーナーが言い争っている。周囲はバトル後かのように荒れていた。
「ジムリーダー君のお友だちが助けにきたのか?フンッ…ヤドン共はなにしてやがる」
黒い衣服の男がハルトたちを睨みつける。フロントにはRと刻まれているが…もしかしてコイツらがあのロケット団なのではないか。ハルトたちは身構えた。虫取り網をロケット団と思しき男に向かって突き出し牽制する青年はハルトたちを見て逃げるよう叫ぶ。ボタンは彼がもしかしてツクシというジムリーダーなのかもしれないいとハルトに声をひそめ伝える。
まだ多くの戦闘をこなして来てはいないヒノアラシたちで危ない組織の残党を倒せるのか?ハルトはもしもの時はとラウドボーンの入っているモンスターボールに手を伸ばすがそれを気づいたボタンが掴みかけた手を制した。
「相手はポケモンに酷いことしてるヤバい奴っ…だからこの辺じゃ珍しいパルデアのポケモンは出すと何が起きるかわかんないって!ウチらのことはこの辺の地方の人間って思われた方が良いって」
その言葉にハルトの手が固まる。
「ガキ共はトレーナーか?目と目が合ったらバトルって知らないわけないよな。おい、バトルしろよ」
「バトルなら私が相手します!!」
- 120二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 23:45:55
保守
- 121二次元好きの匿名さん23/04/30(日) 03:59:34
保守
- 122スレ主23/04/30(日) 10:06:19
保守ありがとうございます
そこには息切れしかけるネモが仁王立ちでそこに居た。その後ろでヤドンたちにのしかかられるペパーたちの姿が見える。
「駄目!!彼はロケット団です!しかも手練れの!ジムリーダーの僕ですら負けたんですよ!!」
それを聞いてニヤリと笑みを浮かべるネモ。バトルジャンキーにとって強敵は最高の好物。
「なら、尚更私が戦って勝ちます!貴方がジムリーダーなら私はパルデア地方のチャンピオン・ネモ!負けたりしない!」
「個人情報簡単に言うなし!」
数分前にハルトへ放った己の言葉が思わぬ相手の口上で無に帰すこととなったボタンがやれやれと首を振る。
「パルデアだぁ?ガキのくせに旅行かよ…それにチャンピオン?ハッ!!戯言は俺たちの前でブザマに敗北して遠吠えながら言うんだな!!」
▼ロケット団のしたっぱが勝負をしかけてきた!
※ネモの現在手持ち
ワニノコ、ホーホー、バタフリー(トランセルから進化)、イシツブテ、イワーク
運命のバトルダイス!→dice3d100=89 62 24 (175)
チャンピオン補正+100&手持ち相性+20敵の強さ補正はしたっぱながら手練れなので−25
今回の補正は+95
もし万が一負けてもロケット団戦ならハルトがなんとかしてくれるしなんとかなるやろ!
- 123スレ主23/04/30(日) 10:07:47
- 124スレ主23/04/30(日) 15:33:16
>>122▼ロケット団のしたっぱはズバットをくりだした!
ネモ「いくよ、イワーク!」
イワーク「イー!ワー!(ウー!ハー!)」
したっぱ「いきなりタイプ不利かよ…腹立つ女だなあ」
したっぱはズバットに荒々しく指示を出す。ズバットはその素早い身のこなしでイワークを翻弄し指示通りちょうおんぱを放つ。身の大きなイワークはもろに受けてしまいこんらん状態になってしまう。ネモはタイプ相性やイワークの防御の高さからこのままこちらの攻撃がヒットするまでごり押しする選択をとった。それにイワークは特別なわざを覚えているから、当てたい。
「イワーク!うちおとす!」
尾を大きく何度も振り落とす。混乱しているせいか手当たり次第だ。しかし小柄且つ素早いズバットになかなか当たらず、それどころか己自身に尾が当たってダメージを受けてしまった。
「俺の手持ちにはやっかいなわざ使ってきやがる…こんらん状態にさせて正解だったぜ!ズバット次はとんぼがえり!」
ズバットはイワーク攻撃するとモンスターボールへ戻っていき、したっぱは次のポケモンをくりだした!
ドガース「どがぁー」
ネモ「……(見た目はどくタイプ単体っぽい…ならじめんわざが効く…でも攻撃技おぼえてるのってワニノコだけだ…)」
したっぱ「頑張って考えてますって顔してんなオイッ!!あぁん?もしかしてパルデアってところにはドガース生息してなぇんじゃないか?」
ボタン「!!(ウチはガラルだからドガース知ってるけどパルデア地方のネモはこいつのことよく知らないんだ…)ネモ!!ドガースの特性にはふゆうが…っ」
したっぱ「なに人のバトルに告げ口してんだクソ坊主!!」
ボタン「誰が坊主だ!!禿げとらんしウチは女!!」
したっぱ「ちっ。ドガース!あの眼鏡にスモッグ浴びさせてやれ!」
ドガース「どがぁ!!」スゥ…
ネモ「待って!!やめてッ!!!」
ツクシ「危ないっ」ボタン庇い
ハルト「させない!!出ておいでヒノアラシ!えんまく!」
ヒノアラシ「ひのひのぉ!!」ブワッ
▼3人の前にえんまくが張られ見えにくくした!
- 125スレ主23/04/30(日) 15:33:57
ドガース「!?どどがぁ…」不発
ツクシ「貴方自分がなにしようとしたかわかってますか?!人間にポケモンのわざをかけるなんて、正気とは思えない!!」
したっぱ「正気かだぁ?世の中にはなぁ、人間に迷わずはかいこうせん撃ってくる頭のイカれた奴だって居るんだぜぇ?ったく、ふざけてるよなあ?ええ?おい!!ンだかよぉ、スモッグ如きで騒ぐんじゃねぇよ!!」
ツクシ「はかいこうせんでもスモッグでも、誰かにわざを撃とうとした時点でイカれてますよ…っ」
ボタン「……ごめん、ウチのせいで」
ハルト「ボタンは悪くないよ!」
ツクシ「彼女は僕がこの身を使ってでも守ります…だから君はあの人の不意打ちに備えていてください」
ネモ「…………っ」
ネモは今目の前で行われかけた非人道的な行為に言葉を失う。楽しいポケモンバトルなのに何一つ楽しくない。それどころか…なんて恐ろしいんだと手が震えてしまう。
エリアゼロでの博士とのバトルですら人間に攻撃せずポケモンバトルをしていた…それなのに目の前の彼は私の友だちに攻撃しようとした…何故そんなことをするの?何故そんなことをポケモンにさせられるの?と、彼女の琥珀色した瞳に映る小さすぎる世界は悔しさで滲んでいる。
イワークはこんらんが解けたことを主人であるネモに訴えた。はっと意識をバトルに戻したネモが力強くコールする。この人の好き勝手にはさせないと。本気のバトルをさせてみせる。
「イワーク!しめつける!」
イワークがその硬い体でドガースをぎちぎちと締め上げる。
「これなら簡単には皆んなに手を出せませんよね」
したっぱはネモに対し舌打ちするも直ぐにニヤついた顔でドガースに告げる。悪の組織らしい残酷だが堅実でもある大技“だいばくはつ”を。
目を強く瞑って覚悟を決めたドガースが光る。大爆発する合図だ。回避するようネモが叫ぶも間に合わず、イワークはドガースのだいばくはつに巻き込まれてしまった。洞窟内が大きく揺れ、崩れた岩壁で粉塵が舞う。まるですなあらしのようで、ネモたちがその砂埃から見えたのはイワークの影が痛々しく崩れ落ちていくところであった。
▼相手のドガースはたおれた!ネモのイワークはたおれた!
- 126スレ主23/04/30(日) 20:31:01
▼したっぱはズバットをくりだした!ネモはイシツブテをくりだした!
ズバットはイワークの時と同じ動きを見せてくる。ネモはちょうおんぱを警戒したが、ズバットは突如イシツブテに向かって直進し噛みついてきた。これは…!?
「ズバット、すいとる!」
このわざは特殊攻撃のくさタイプわざ。イシツブテには効果抜群。それも4倍弱点。相手のズバットではタイプ不一致であり威力も弱くはあるが弱点を突かれたイシツブテには大きなダメージとなり、そしてなによりこのわざは与えた半分ものダメージを己の体力にあてがって回復出来る。連発されたら4回目で確実に倒される。かといってヘタに交代するのもこの緊張感がさせてはくれないだろう。交換のタイミングでボタンたちに危害を加えてくるかもしれない。
ふとネモは舞っていた砂で咳き込むもこれが戦いのヒントを与えてくれた。ネモの表情が頭の冴えに合わせて自信を帯びる。
「イシツブテ!すなあらし!!」
再び粉塵が舞う。しかしこれはポケモンによるわざなのだ。
“すなあらし”は名前の通り砂嵐を起こして特定のタイプ・特性以外のポケモンには微量のダメージが止むまで続く。そしてなによりこのわざは、いわタイプのポケモンにだけ恩恵として“とくぼう”が1.5倍程高まる。これであと5回耐えられるし、すいとるによるダメージ及び回復量を減らせる。なによりズバットはすなあらしによるダメージが入る。
▼すなあらしがふきはじめた!
- 127スレ主23/04/30(日) 20:35:11
「小賢しい真似するじゃねぇか」
「(小賢しいと思われても良い…これがポケモン勝負…ポケモンの全てを出し切らせられなきゃこの子たちに顔向け出来ない…そんなの駄目…)トレーナーとして不甲斐ない姿を見せるわけにはいかないよ」
したっぱはもう一度すいとるをさせる。ネモは先程まで震えていた手を勢い良く伸ばして指差す。もう怯え無い。理由も無い。チャンピオン・ネモはそんな簡単に負けられないのだから。
「イシツブテ!ころがる!」
「ズバット!すいとる!!」
互いが互いの弱点わざを繰り出すこと4巡目。したっぱはすいとるでイシツブテを攻める。二体ともかなり疲弊しているが4倍弱点を突かれているイシツブテは今にも倒れ落ちそうになっている。しかし、4回目のころがるの威力は240。ネモは祈った。イシツブテ渾身の一撃が当たることを。
イシツブテは祈るネモの姿を見る。彼女もまた願う。己の力を出し切れることを。この決意を力に変えて激しく転がり勢い良くズバットへ飛び跳ねる。強力な一撃がズバットに直撃する。当たった!それでもズバットは健気にも耐えた。ふらふらの体で死に物狂いに羽根を動かす。ズバットにも譲れぬ思いがあるのか、それとも……。
「ハッ!!こいつはもう虫の息だ!!次ッ!!次で確実に息の根まで止めてやれぇぇえ!!」
すなあらしの中でしたっぱの遠吠えが虚しく響く。
▼すなあらしが相手のズバットをおそう!相手のズバットはたおれた!
- 128二次元好きの匿名さん23/05/01(月) 00:11:59
こんな悪党したっぱでもなつき度耐えするの涙が出ますよ
- 129スレ主23/05/01(月) 08:51:44
当の主はなつき進化するから愛でてたのか手持ちのポケモンだけは大事にしてたのか…
▼ネモは ロケット団のしたっぱ とのしょうぶに勝った!
したっぱ「……〜っ!!」床ドンッ
ネモ「お願いです、ヤドンたちを解放してください」
したっぱ「……るな、……ふざけるな、ふざけるなクソォ!!」ドンドンドンッ
チリ「こっちです!ほらこっち……はよせいっっ!!」
町民たち「お縄につけ!!」ヤー
したっぱ「!?……ここまでかよ……クソォ!!クソォ…ッ!!」
ツクシ「貴方は…ロケット団はこの機械でなにをするつもりだったと言うんですか?」
したっぱ「……」
ハルト「い、言えないような酷いことをしようとしてたんですか…?」
したっぱ「……サカキさまの為だ……としか話す気はねェよ」
ツクシ「……貴方たちはまだ虫籠の中で生きているんですね……サカキの元から自由に飛び出たいと思わないんですか」
したっぱ「……幼くしてジムリーダーしてるガキにはわからねェし想像もできねェよ……クソォ!!」
ハルト「……(サカキって、一体何者なんだろう?)」
町民「警官が来たぞ!」
ツクシ「通報ありがとうございます」
したっぱ「……」
ツクシ「貴方は……貴方たちは!またも!到底許されない行為でヤドンに危害を加えた!覚悟の準備をしていてください」
ネモ「……(ズバットはあの人の為に必死に倒れるのを堪えてた……すなあらしが止んでたらイシツブテが倒れてたかもしれない……ヤドンを脅すような人にそこまでなつくんだ、ポケモンは……)」
- 130二次元好きの匿名さん23/05/01(月) 15:37:25
- 131二次元好きの匿名さん23/05/01(月) 20:31:47
- 132スレ主23/05/01(月) 22:51:37
アオイ「ヤドンたち、もう大丈夫だよ」檻開き
ペパー「オマエたちの家族は無事だ!……行ってやれ」
ヤドンたち「やどやどぉ」スリスリ
子ヤドンたち「やぁやぁやぁ」スリスリ
アオイ「助かって良かった、ねペパー」チラッ
ペパー「……」
アオイ「……ペパー、行こっ」手繋ぎ
ペパー「っ!——……だな」繋ぎ返し
ボタン「……はあ」
ネモ「ボタン立てる?」
ボタン「ネモ…あ、ありがと」
ネモ「良いんだよ!!はあ……ボタンたちが無事で良かった…よかった…はは、ほんとう、に…」バタッ
ボタン「えっネモ!?ちょっっ、しっかりして!!ネモってば!!」
一同「「!?」」
ハルト「ネモォ!!ネモ!!……き、気疲れかな」
チリ「すんません!!誰か診察してぇや!!連れが倒れた」
アオイ「ネモ!!」
ペパー「ネモはオレがおぶってくから、誰かリュックと中のタマゴ頼んだ!」
ボタン「ええ!?いくらペパーでもあの縄梯子を気ぃ失った人間担いでは無理あるって」
ペパー「そんなの周りの大人だって似たモンだろ!とにかく外出してやんねぇと!」
ヤドン「やど?」
ヤドン「どん!!」
ヤドンたち「「やぁど〜」」
アオイ「ヤドンどうしたの?」
ヤドンの群れがネモたちの前へ集まってくる。ヤドンたちはサイコパワーをネモに向かって送る。すると、ふわっとネモが浮き上がって井戸を上っていくではないか。仲間を助けてくれた彼女への恩返し。ハルトとペパーがネモを追いかけるかたちで縄梯子に足を掛けた。
3人を見上げるアオイの足元には幼いヤドン数体が気づいてと彼女の脚に頬擦りする。どうしたのかと声を掛けると口に咥えていた、きっと子ヤドンたちはおやつだったであろうオレンのみをアオイに託す。その愛らしい頭を撫でながら受け取ったアオイはネモの分も目一杯感謝した。怯えきっていた子ヤドンたちも徐々におとぼけないつものヤドン顔に戻っていった。
井戸から差し込む光に照らされた仲間の様子を少し離れた暗がりからボタンは一人傍観していた。身体が小刻みに震えだす。檻の中で怯えていたヤドンに虐められていた頃の自分を今になって重ねてしまいあの時か心身に深く刻まれた恐怖の瘡蓋が剥がれ、とても痛くて息苦しい。それでも今は進むんだ…スター団の一等星(マジボス)だった自分を忘れずにいるためにも。
- 133スレ主23/05/01(月) 22:55:55
- 134二次元好きの匿名さん23/05/02(火) 09:24:48
目的達成した場合の被害のデカさは博士の方が深刻になるんだけどね
しかもボールロックした上で伝説レベルのポケモンで一方的に嬲り殺しにしようなんてロケット団もやらなかった事だし - 135スレ主23/05/02(火) 20:21:39
▼ネモは目を覚ました!
ここは……?畳の上に敷かれた布団から上体を起こし周りを見回す。昨晩泊まった宿のようだ。廊下側から声がする。ぼーっとする頭を片手で労りながら立ち上がり、ゆっくりとそれでいて強く意識しながら地に足をつける。
扉まで近づくとも話し声はより鮮明になった。
「ネモとハルトくらいで……はあ……トップとしてはそうお考えで?自分はジョウトが長かったんで、ロケット団と聞くと……え?そうなん?……そうなんなら随時そっち連絡入れますわ……わかってます……、その時は四天王・チリが責任取ります言うてたと伝えてください……ええ……せやな……ははっ!まあもう出会わん巻き込まれんわなるよう願うてくださいよ!……ええて、ほなまた」
通話が終わった……戻ってくるかもしれない。ネモは来た道をゆっくり戻る。
チリの声しか聞こえなかったため話の内容こそわからないものの、レッドとの戦い、それを目指すべく攻略しているジム戦は継続なのだろう。ホッとした。まだ戦れる。
布団の近くまで来たところでチリがネモの姿を視界に納めて大丈夫かと声を掛ける。
ネモ「すっかり元気ですよ」
チリ「ならええんやで。皆んなは夕食行かせとんねん。ネモの分買うてもらうよう頼んどったからゆっくり待っとくか先シャワー浴びときや」
ネモ「そうします。……あの……ジム……」
チリ「?」
ネモ「ジムチャレンジって何時から出来ます?」
チリ「なっ…っはは!なんやなんや!もうジム戦する気満々って、さっっすがネモや!!そっかそっか……」
ネモ「?」
チリ「今日のことがあってまあジムリーダーも忙しいんやと。せやから明日の午後から受け付けるとまでは聞いといたで」
ネモ「よーし!ならみんなが帰るまで一緒にバトルを」
チリ「アホいえ!さっきまで倒れて寝てたモンのセリフ違うで!今日はとにかく養生せい。(まったく、こっちの気も知らんとホンマ……眩しいわ)」
ネモ「はい……(バトルも心ももっと強くならないと!あー早く戦り合いたいよぉ)」しゅん
- 136二次元好きの匿名さん23/05/03(水) 02:21:17
ちゃんとケツ持ってくれるチリちゃんかっこいい
ネモはネモい - 137二次元好きの匿名さん23/05/03(水) 06:39:18
保守
- 138二次元好きの匿名さん23/05/03(水) 14:26:05
保守
- 139二次元好きの匿名さん23/05/03(水) 23:15:05
保守
- 140スレ主23/05/04(木) 08:47:38
保守ありがとうございます
ツクシくんの手持ちトンデモ過ぎて詰んだわ
▼その日の深夜…
宿の一室で寝るのはハルトとペパーの男子組。時折り外から聞こえるホーホーのしっとりと静かな囀りが耳に抜ける。
ハルトはそんなホーホーの鳴き声を聞きながら天井を眺める。今日あったことが夢の中かのような出来事過ぎてどうにも寝つけない。深く考えないように、とチリから口酸っぱく言われていたけれど、それでも考えてしまうのが人間だ。
ハルトは少し間隔を空けて布団を被り眠るペパーへ視線を向けるも、背を向けていて起きているかわからない。もし起きているのなら今日の話を聞いてくれるだろうか。それともチリの言う通りに考えないようこの話はしないこととなるのだろうか。
「起きてんだろ」
ドキッとした。その拍子に立ち上がってしまい物音をそこそこ立てる。ペパーは思わぬ物音に驚き一緒に眠っていたタマゴをとっさに抱えてガバッと上体を起こしては大丈夫かとハルトを気遣う。ハルトは苦笑いを浮かべながら大丈夫と返事をして布団の上に子どもらしく三角座り。ペパーはやらかしたと首を竦めるハルトにさらっと今日の出来事について考えていただろうと言い、己もまたそうだと笑みを見せる。
そうだと答えるハルトは図星をつかれて顔が赤く熱い。掌を使って頬の熱を下げつつ、聞きたいと思っていた話を振る。
「ロケット団のことどう思った?」
「そんなの……ぜってー許さねぇって思った。いくら誰だかの為だつっても、あんなわけわかんねで機械を無理矢理建ててそんでヤドンの居場所と子どもを奪っちまう奴ら、許せる方が凄いぜ……それに」
“それに”とはなんなのか。次の言葉をじっと待つハルトだったが、ペパーは口を閉ざし顔を逸らすことでこのまま有耶無耶にしようとでもいうのかといった姿勢だ。仕方ない、とハルトが閉じていた口を動かし始めた。
「ぼくは怖かった……怖かったよ……ボタンが殺されちゃうと思ったし、ぼくだってどうなってたか……、でも、それ以上に、そんなヤドンにも人にも酷いことする奴なのに、なのにあのズバットはそれでも悲しませまいとネモたちの攻撃に持ち堪えてたんだよ?……なんで、そんな……」
- 141スレ主23/05/04(木) 08:48:26
ハルトは話しながら段々とあの時のことを鮮明に思い出してしまったことで蹲ってしまう。まだ世の中の悪意に慣れてない心を守るようにぎゅっと己を脚を抱く。雄大な自然界をコライドンと駆け巡り強敵とバトルするのもカチコミもエリアゼロでも出来事もときに恐怖で体が震えることもあった。でもこれらとは違うこの恐怖はハルト一人では背負いきれない恐ろしさだった。
その様子を横目に見るペパーは髪を掻く。それほ苛立ちからでは決して無く、自分と向き合う為の儀式としてだ。
「……それでもズバットにとっちゃそいつは“家族”みたいなモンだったんだろうよ」
ハルトはその言葉に思わず“あっ”と声を溢す。ペパーだって両親がエリアゼロから帰ってこなくてもずっと……ずっと待ってたんだ、と。頭を少し上げてペパーの表情を窺うが当のペパーにその思わず漏れた声は聞こえていないようでタマゴを撫でながら話を続ける。
「……そのロケット団も飯やったりウォッシュくらいは流石にすると思うわけだ。あいつら簡単にはポケモンセンターにも行かれねぇ組織なんだろうし、それなら自分らでポケモンの手当てもすんだろ?そしたらズバットだって主人の態度こそ横暴でも滅多に構ってもらえなくても、きっと大事にされてると思ってなつくんじゃないか?……だから瀕死ギリギリでもあいつは飛んだんだよ、精一杯」
ハルトが視線を向けているのがわかっているのか微笑みかけるペパーだが、その顔は微笑みと呼ぶにはあまりにも悲しみが滲んでいて、ハルトはまた上げかけの顔を沈ませる。
励ましたいのにより落ち込ませてしまったと慌てるペパーはなんとかポジティブにいこうと話を続ける。
「ズバットだってきっと保護されて、同族と楽しい人生送ったり、新しい優しいパートナーの元で幸せになるかもしないぜ!……そいつから欲しかったものもらえなくても、いつかズバットに“も”現れるさ……欲しかったものを、いやそれ以上だな!考えもしなかった気持ちをくれる相手がさ」
- 142スレ主23/05/04(木) 08:59:09
ハルトがまた顔を少し見せる。次に見たペパーの表情は悲しみのない愛しさに包まれた顔だった。ペパーの優しさに胸が締め付けられる。こんな良い人を博士たちはどうして少しも会いに来てハグの一つも碌にしてあげなかったんだろう。また落ち込みそうになるのを自力で回避しようと前向きに考えてみた。ペパーにとって考えもしない気持ちをくれた人って居るのだろうか、それはだれだろうか。
「……あっ!その相手って、姉ちゃん?」
「はああ!?なんでそこでアオイが出ちまうんだ!?」
あからさまなオーバーリアクションにハルトは思わず笑い出す。こんらん状態のペパーだったが、気づけば二人笑い合ってボーイズトークへ発展した。大切なダチと一緒なら乗り越えられるんだと無意識に納得する二人だった。
ハルトはふと思った。ロケット団そのものについてもっと知りたいと。知ったその先に、何年身を潜めてまで復活したと云う彼らを止める術があるのではないかと。そんな青臭い芽が確かに力強く顔を出した。この想い、どうか実りますように。
ハルト「ところでアオイとはどこまでの御関係で?」
ペパー「あ゛ーー!!!寝ろっ!」枕投げ
- 143スレ主23/05/04(木) 18:47:06
▼その頃遡ること十数分前の一室…
アオイ「起きてる?」
ボタン「ん?まあね」
アオイ「……今日のことだけど……」
ボタン「どしたん」
アオイ「びっくりしたよね!それに怖い人だったし」
ボタン「……マジもんの悪事ってああいうこと言うんだろうとは思ったよ……ははっ、ピーちゃんに見せてあげたかったよ」
アオイ「そうだね!……それにしてもロケット団はなにがしたかったのかな」
ボタン「さあ?……知らんよそいつ以外……悪意なんて向けられた側からはホントわからんもん……」
アオイ「……っ!」
アオイは察した。今のボタンはきっと虐められていた頃を思い出しているのではないかと。ボタンにとって檻に閉じ込められた子ヤドンも、脅され怯えながら言うことを聞くしかなかったヤドンも、きっとわたしの知らない当時の学園みたいだったんじゃないか。
——心細かったはずだ。
- 144スレ主23/05/04(木) 18:47:49
アオイは布団から起き上がってボタンの傍まで寄れば一緒に寝ないかと提案すると、ボタンは驚きつつも照れた様子で、口ごもっている。アオイはボタンがこうなっているときは恥ずかしいだけでオーケーだってことを分かっている。だからか自分の分の枕を急いで抱えて来るとボタンの枕隣に置いては寝ようと誘う。
——ボタンとアオイは見つめ合う形で一つの布団で横になる。アオイは眼鏡無しのボタンを新鮮だねと笑みを浮かべるものだから、ボタンは両手で顔を覆う。恥ずかしいのは勿論ながら、一番隠したいのはこの潤んだ瞳だ。アオイの何気ない優しさは凍えた心をすぐほかほかにする。
アオイもハルトも、どうしようもなく明るく優しいから、どうしてもこの身を預けてしまいたくなる。だからこそ涙までは見せられない。友だちとしての強がり。ここぞって時にこそ涙は“一緒に”流したい。
「……アオイも髪解いてるから新鮮だし」
「じゃあお揃いちゃんだね!」
ボタンはくすっと笑うとペパーの口癖が移っていることを教えてあげた。アオイはホントだと目を丸くしてみせる。
「アオイってけっこーペパーと一緒に居るじゃん。口癖だけじゃなくて最近は色の好みも似てきたんじゃない?」
「そうかなーえへへ!あ!!それだとボタンもハルトに似てるときあるよね」
今度はウチが照れさせてやると斬り込んだものの返り討ちにあってしまった。ハルトに似てるところがあるなんて驚きだ、まるで気づかなかった、と動揺が顔に出そうになるが、ペパーの大声が突如聞こえてきたので話題はそっちに流れていった。
ホッとしたような、でも似てるところがどこなのか気になるような、そんな気持ちを残してガールズトークを楽しんだ。嫌な記憶はすっかりドわすれさせて。
- 145二次元好きの匿名さん23/05/04(木) 19:55:51
このレスは削除されています
- 146スレ主23/05/04(木) 19:57:31
間違えあったので上のレス消してます
改めてネモちゃんのジムチャレンジダイス
手持ちはホーホー、イシツブテ、バタフリー
ネモ dice3d100=27 86 39 (152)
ツクシ dice3d100=99 18 14 (131)
ネモのチャンピオン補正+100
ツクシのジムリーダー補正−25
タイプ相性今回は+25
総合して補正は100
まあ今回は余裕で勝ちますわ!ツクシくんなんで手持ちそんな弱いの?逆に困るでほんま
- 147二次元好きの匿名さん23/05/04(木) 20:28:28
補正無しでも勝ってる?
- 148二次元好きの匿名さん23/05/04(木) 23:58:24
- 149二次元好きの匿名さん23/05/05(金) 07:52:00
ほ
- 150二次元好きの匿名さん23/05/05(金) 13:25:47
ほしゅー
- 151二次元好きの匿名さん23/05/05(金) 13:29:05
ペパーとアオイは青春やねえって感じだけどハルト側はハルネモかと思いきやボタンもヒロインレースにいるのか…
- 152スレ主23/05/05(金) 19:17:17
保守ありがとうございます!
ネモのダイス運上がってきたかもしれん…
▼次の日、ヒワダジムにて…
ツクシ「お待たせしてすみません……やっと貴女と……ううん、君と戦えるね」
ネモ「私もツクシさんと戦えるのをずっと待ってました」
ツクシ「それは嬉しいや!君の実力は昨日の戦いで存分に見させてもらったので、ぼくとぼくの虫ポケモンも少し興奮してるんですよ。だから手加減なんて出来ないので、パルデアのチャンピオンとして君も本気でぶつかってきてください」
ネモ「本気……凄く素敵な言葉。勿論全力でお相手します!って挨拶出来てなかったですよね。改めまして、わたしはネモ。パルデア地方でチャンピオンの一人やってます!宜しくお願いします!」
ツクシ「こちらこそ宜しくお願いします!……なら、ぼくも改めて自己紹介させてもらうよ。ぼくの名前はツクシ。虫ポケモン研究の新米博士をしながらこのヒワダジムのジムリーダーを兼任しているんだ。というわけで、チャレンジャー・ネモ。君にも虫ポケモンの素晴らしさとぼくの研究成果、見せてあげるよ」
▼ジムリーダー・ツクシがしょうぶをしかけてきた!
ネモ「頑張ろうね!イシツブテ!」
ツクシ「さっそく弱点突かれそうだ…、でも、行ってこいストライク!いつもの行くよ!とんぼがえり!!」
両者のポケモンがフィールドへ飛び出してきたと思いきやその勢いのままストライクはイシツブテに大きく振りかぶった鎌で重い一撃を喰らわすと瞬時にモンスターボールへ戻っていく。
▼ツクシはコクーンをくりだした!
- 153スレ主23/05/05(金) 19:18:29
次に出てきたのはコクーン。スピアーにもなっていない、攻撃手段の極めて少ないポケモンだ。ネモは授業で習ったことを思い出す。2段進化する虫ポケモンの場合、中間進化は次の進化に備えている種が多く、そのせいか攻撃より防御に特化した技構成や能力をしていると。
しかし、相手はこの若さでジムリーダーだけでなく虫ポケモンの博士にもなる程だ。警戒はすべきだとイシツブテに伝えるとそのまま攻撃指示を重ねる。
「イシツブテ!いわおとし!」
「コクーン、どくばり!」
コクーンは弱点を突かれて良いダメージが入る。しかしここでやられるだけの軟弱なポケモンでもないだろう。コクーンはしっかり確実に飛ばした針をイシツブテへへ突き刺す。瞬間、イシツブテの顔つきが歪む。ネモもやられたと心地良い焦りで満たされる。
▼イシツブテはどくをあびた!
一回でどく状態になるなんて!しかしそれもまたポケモンバトルの醍醐味だと笑顔のネモが指示を出す。
「もう一度いわおとし!」
「ならこっちは“かたくなる”で応戦っ!」
コクーンは落ちてくる岩にまたも当たってダメージを受けるとその体を強張らせてみせる。コクーンは防御力を上げる一方イシツブテはどくの影響で体力が削れる。
ネモは戦いの最中ツクシの戦略を考察する。どくばりで状態異常にし、攻めることはせず守りに徹するコクーン。このままじわじわと体力を削る作戦なのだろう。
両者ともに先程と同じわざを命じる。このままコクーンで押し切って倒すことも出来るが、後のことと、なによりどく状態のイシツブテの負荷を考えてネモはイシツブテを退かせることにする。
▼ネモはホーホーをくりだした!
コクーンは交代の隙を見て3回目のかたくなる。体力こそ危ういとしても確実に防御力は上がっていはずだ。ネモはホーホーに特殊わざであるねんりきを使うよう指示する。ツクシは腕を組みながらその指示にうんうんとなにやら満足気に頷いている。
コクーンはどくばりを撃つ。しかし毒にはならず微量な痛みを与えられるのみとなった。起点はここしかないと考えたネモはホーホーにリフレクターを張らせる。ツクシは何食わぬ顔してコクーンにまたもどくばりを撃たせる。
▼ホーホーはどくをあびた!
- 154スレ主23/05/05(金) 19:22:39
ネモはどく状態となったホーホーを見て笑みを浮かべるとそれを見たツクシは余裕綽々と言いたげな表情が崩れかける。
「ホーホー!ねんりき!」
▼相手のコクーンはたおれた!
「ありがとうコクーン……、行くよトランセル!」
「ホーホー!新技行くよ!サイコシフト!!」
ツクシはぎょっとする。まさかすぎる技、サイコシフト。ホーホーの体を蝕もうとするどくがフィールドに出たばかりのトランセルへと移る。
「面白いわざを使うね!でも……それはここで使うべきじゃ無かったね」
「えっ?……あ……あっ!!」
ネモはやってしまったとばかりの声を上げつつ口元に手をやる。うっかり失念してしまったトランセルの特性。
「トランセル、いとをはく!念の為1段階すばやさを落としておくよ」
トランセルはホーホーの脚と翼に糸を絡ませる。するとトランセルの身体が薄ら光を放ち、その光の根源を置き去りに飛び跳ねる。光は失われて、そこに残ったのはトランセルの形をした皮だ。これこそがトランセルの特性“だっぴ”であり、およそ1/3の確率で状態異常が治るとされている。
ネモはこうなればいけいけドンドン!押していこうとホーホーにねんりきを指示すると、ホーホーはその大きな瞳で確実にトランセルにわざが当たると踏んだ瞬間、ねんりきを放ち、大きく旋回しようと両翼を大きく広げてみせた。トランセルはわざを受けるが追加効果のこんらんは免れると、ツクシの目を見たトランセルはその瞳からある意図を理解し、即座にホーホーの脚へ糸一本絡ませるとトランセルも上空へ上がっていく。振り払おうとするホーホーだったがトランセルは重力を武器にしてホーホーの上まで身体が飛ぶと糸をぱっと切った。ツクシはそのままトランセルにたいあたりを指示する。
ホーホーへ向かって落ちることでトランセルはたいあたりをキメる。
▼ホーホーのきゅうしょにあたった!
二体ともフィールドへ落下し砂埃が舞う。ふらつきながら立ち上がるホーホーと虫の息となっているトランセル。とここでリフレクターの効果は切れる。ネモはここでリフレクターを貼り直すことにした。トランセルは最後の力でたいあたりをすると反撃のつつくで力尽きる。ホーホーは動かないトランセルをふらつきながら眺める。
▼相手のトランセルはたおれた!ジムリーダー・ツクシはストライクをくりだした!
- 155スレ主23/05/05(金) 19:25:59
>>154 ▼ネモはホーホーをひっこめ、イシツブテをくりだした!
どくをうけているがタイプ相性は彼女が一番有利に戦える。リフレクターも張ったばかり。きっとこれで勝てる!
「イシツブテ!どく辛いだろうけど、頑張って!」
イシツブテは自慢の腕を回してまだまだ元気だとアピールした。その様子にツクシも思わず笑ってしまう。
「君のイシツブテとても可愛いね!だから……倒すのが忍びないな」
観戦席のボタンはぽつりと“かまわんよ”と呟いたのはここだけの話。
「それじゃあ一気に攻めていこうか、ストライク!かわらわり!!」
「ええ!?かくとうわざ!?それは駄目!避けて!!」
驚くネモが咄嗟に回避を指示する。しかしストライクはイシツブテよりも圧倒的に速い。イシツブテは腕でガードするが、ストライクの一刀はリフレクターを破壊し、いわタイプのイシツブテに大きなダメージを与えた。これでもうリフレクターの効果は無い。
そんな中、ダメージを受けたイシツブテはそれでもストライクの鎌を握りしめることで確実に己のわざを当てさせようとし、ネモの判断を仰ぐ。それを見て頷きけばネモはイシツブテにいわおとしを命じ、ストライクにぶつけた。効果抜群のわざだがこの程度で倒れたりしないのがジムリーダーの手持ちなのだろう。ストライクは間合いをとり様子を見ているのか攻撃せず、それでいて隙の無い姿勢でいる。
「イシツブテ!いわおとし!」
ストライクは避ける素振り一つせず技を喰らうとそのまま一気に間合いを詰めてイシツブテに鎌を振りかざした。
「そこだ!!カウンター!!」
いわタイプのわざはストライクにとっては4倍弱点。そのダメージは膨大だ。それを更に2倍にしてお見舞いするこのカウンター。完全に油断した。いや、これは誘導されていたのかもしれない。イシツブテにとって脅威となるかわらわりを選択されたならこっちとしては大ダメージとなるいわおとしで早めに倒しておきたい、と思うものだ。
ネモは必死に耐えるものどくのダメージにより儚くも倒れゆくイシツブテをモンスターボールへ戻した。
▼イシツブテはたおれた!ネモはホーホーをくりだした!
- 156スレ主23/05/05(金) 19:29:16
ホーホーは先ほどのダメージにより息が上がっている。ネモはホーホーにどのわざを使ってもらうべきか悩む。リフレクターは破壊されるので無意味。サイコシフトも今は意味がない。残るは低確率で追加効果を敵に与えられるねんりき、そして確実に命中率を下げるフラッシュ。後続の為になるのはどっち?
「ストライク!!かわらわり!!」
ホーホー目掛けて鎌が振り下ろされる。ネモはまだ思考を蜘蛛の巣のように巡らせている。
逆に考えよう。ストライクはバタフリーになにをしてくる?とんぼがえり、かわらわり、カウンター、どれもバタフリーには脅威ではないはず。つまり未だ隠しているわざにこそ勝敗を分ける鍵。
ストライクはパルデアにも居て捕まえたこともある。覚えている可能性のあるわざはなんだろう。わざマシンまでは追えない。レベルわざ。このレベルで覚えるわざでバタフリーに撃つ可能性があるものは……!
「ホーホー!フラッシュ!」
ホーホーは瞳を強く光らせてフラッシュ放った。ストライクの命中率を下げると後続へ託すように瞼を閉じてストライクによるかわらわりを受け地へ落ちたのだった。
▼ホーホーはたおれた!ネモはバタフリーをくりだした!
ツクシ「わあ!バタフリーだ!可愛いなあ」
ネモ「可愛いだけじゃない、頼もしい子でもあるんです」
ツクシ「そうなんだ!よーし!お互い最後まで頑張らないと!……ならストライク、つばめがえし!」
ネモ「(やった!つばめがえしだ!)実りあるバトルにするよバタフリー!迎え撃ってサイケこうせん!」
素早くバタフリーへ飛び出して攻撃する。効果抜群を受けよろけるバタフリーはその愛らしい翅を精一杯はためかせて体勢を整えながらわざを放出する。ねんりきより威力が強くそれでいて同じく低確率でこんらん状態にするサイケこうせんだが、ストライクは混乱することなく次のわざに備える。
「ストライク!もう一度つばめがえし!」
「(あれをやるなら早いうちかもしれない……混乱にしてるほどの猶予は無さそうだし、やろう……)バタフリー!しびれごな!」
ストライクの攻撃を受けたバタフリーはまるでカウンターわざと言わんばかりに素早くしびれごなをストライクに浴びせた。命中率の低いわざだがバタフリーの特性“ふくがん”ならばその確率はぐーんと上がる。
「ストライク!もう一度つばめ……っ!」
- 157スレ主23/05/05(金) 19:30:09
指示を出そうとしていたツクシが異変にに気づく。これは紛れもない状態異常。息を呑む。
「さすがバタフリーだっ。もう麻痺らせてくるなんて」
「はい!本当に凄いんだから!じゃあ更に凄いところ見せてバタフリー!かぜおこし!」
ツクシの額に一筋汗が流れる。虫ポケモンにおいての知識はそこらのトレーナーにはまず負けない。だからこそわかる、バタフリーの驚くべきポテンシャルも、ストライクの体力が大分減っていること、そしてたった今喰らった効果抜群のわざによって特性“むしのしらせ”が発動したことも。ならもうあとは己の戦略性がこの勝負への勝利を手繰り寄せるはずだ。
「ストライクはね、このままで凄く強いんだ……だからまひになろうとも彼“は”負けたりしない!さあいこう!とんぼがえりだ!!」
むしタイプの技の威力が1.5倍になる特性むしのしらせ。特性とタイプ一致によってとんぼがえりの威力は大幅に上がっている。効果抜群でもタイプ不一致つばめがえしより多少ダメージはこちらの方が入る。力一杯に飛び出し鎌を構えてこちらへ向かうストライク。しかし、
▼ストライクは体がしびれて動けない!
「かぜおこし!!」
バタフリーは途中で動けなくなったストライク目掛けてかぜおこし攻撃。激しく吹きつけられた風はストライクにとって向かい風となりバタフリーへ近づかせることなくストライクはその場にたおれた。
▼ネモはジムリーダー・ツクシとのしょうぶに勝った!
- 158二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 00:17:59
保守
- 159二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 06:00:49
ほ
- 160二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 08:18:17
保守
- 161二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 13:12:49
☆
- 162二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 13:15:37
このストライクまひ状態だけどバタフリーの上とってたのか…痺れてなきゃ危なかったかもしれんし戦術勝ちだな
- 163二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 21:45:23
ほしゅ
- 164二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 23:05:07
ネモのジム戦、鳥使い相手に鳥ポケモンのかっこいい見せ場作ったり虫使い相手に虫ポケモンでトドメ刺すのすごく熱い
- 165スレ主23/05/06(土) 23:12:15
保守感謝 >>157
ツクシ「チャンピオンなだけあって凄い!バトルだけでなくポケモンそのものにも詳しいのが伝わってくる戦いだったよ」
ネモ「私もコクーンやトランセルがあそこまでバトルで活躍出来るなんてって、発見だらけの戦いで楽しかったです」
ツクシ「そう言ってもらえると嬉しいよ!ありがとう!……あーあ!僕の研究もまだまだだ!これからも精進していかなきゃ!色んな気づきをくれた御礼も兼ねて、このバッジとわざマシンをもらってよ!次のジムはコガネシティのジムになると思うんだ。アカネさんに宜しく伝えてください!」
▼ネモはツクシからインセクトバッジとわざマシン(れんぞくぎり)をもらった!
ハルト「なんかなんかなー、ツクシさんってネモと良い感じに見えてなんかなんかなー」もやもや
アオイ「ツクシさんって、わたしたちと歳が近いみたいだし、しんきんかん?ってやつだよ」
ペパー「友だち増える分には悪いことでも無いだろ」
ハルト「アオイに男友だち増えても良いんだねペパーは」
ペパー「ははっ!オレとアオイはその上の親友だぜ!」
ハルト「お、おう(謎マウント過ぎるよ…)」
アオイ「え?わたしの男友だちの話してるのこれ?…ああ!グルーシャさんとは仲良いと思うんだよね」
ハルト・ペパー「!?」
アオイ「たまに雪見においでって連絡がね」
ペパー「……」ジェラスィ
ハルト「……(ペパーの目が戦闘不能に)」
アオイ「あ!というか、男性ならスター団の皆んなも居たよ!ねぇハルト」
ペパー「!?!?」
ハルト「アオイもうその話はやめとこう」
アオイ「え、なんで?」
ペパー「……っっ!!」ジェラシカルパレード開幕
ボタン「ウチの仲間でエンヴィーすんのやめれ」←ちゃっかり聞いてた人
アオイ「エン……?うーん、よくわからないけど、なんだかお腹空いたからペパーのサンドイッチが食べたいなあ」
ペパー「!!!!任せろちゃんだぜ!!!!」復活
ハルト・ボタン・チリ「……(単純すぎる)」
ネモ「あれれ?なんだか盛り上がってるね」←今合流した人
▼ネモ一行はヒワダタウンを後にし、コガネシティへ向かうのだった!
- 166二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 23:38:07
支援
- 167二次元好きの匿名さん23/05/07(日) 01:20:28
ボタンハガレン見てるだろw
- 168二次元好きの匿名さん23/05/07(日) 09:48:30
アオイに伝わらない言葉でツッコミするボタン優しさに溢れてんな。
- 169二次元好きの匿名さん23/05/07(日) 16:37:56
例え男友達がたくさんいたとしても名指しで常にお腹満たしてくれる相手はペパーだけだから自信持て
- 170スレ主23/05/07(日) 20:21:31
保守支援ありがとうございます
▼一行はウバメの森へやってきた!
チリ「木漏れ日に癒されてまうー」腕伸ばし
ネモ「この森にも虫ポケモンが居るってツクシさんが教えてくれたんだよ」きょろきょろ
ハルト「森なだけあって草タイプのポケモンも生息してたりするのかな」きょろきょろ
アオイ「はふはふはふはふはー」ペパー産ドイッチもぐもぐ
ペパー「確かにそれなら良いかもなー」
ボタン「何故わかるん」
???「僕のカモネギぃぃい!!!!」
???「誰か!!そこのカモネギ捕まえてくれー!!」
ネモ「へ?」
カモネギ「カモカモォォォォオン!!!!(俺様に手ェ出したら瀕死にするぜぇぇ)」ドドドドド
ハルト「猛スピードでこっちになんか来てる!!」
チリ「いてこましたれドオー!」ポイー
ドオー「どおー?(なにぃ?)」
チリ渾身の一投で姿を現したドオーだったが暴走するカモネギに轢かれて宙を舞った。しかしこのドオーはただのドオーとは違う。カモネギの進む先に泥を吐き出してみせた。四天王のポケモンとして最低限の威厳を守ったのだ。チリは飛んでいくドオーを慌てて追いかけていった。
一方轢き逃げ犯カモネギは泥を踏んでスリップしダサいことに転倒。そこをフィジカル6Vのペパーが取り押さえるとネモがニコニコで近づき、カモネギに“戦ろう”と言うものだから、なにかを察したカモネギは借りてきたニャオハが如く大人しくなった。
カモネギにもわかるんだ…ネモの“戦ろう”の恐ろしさが…、と思う一同であった。
???「いやー!ありがとうございます!」
???「あのカモネギを止める事が出来るなんて、よくポケモンを理解しているんだな!」
ハルト「(チリさんのおかげだけど)あ、ありがとう」
ホップ「ありがとうはこっちの台詞だぞ?って、自己紹介してなかったよな!オレはホップ!ガラル地方で博士になる勉強してるんだ!」
炭治郎「そして俺がカモネギの飼い主で、名前は炭治郎と言います…この度はありがとうございます。良かったらお礼にこれを貰ってください!この辺に自生するか細い木が道を塞ぐ事が多いので、このわざを使えば通れるようになりますよ!」
ボタン「……(ボウジロウ元気かなあ)」
- 171二次元好きの匿名さん23/05/07(日) 20:24:15
まさかの炭治郎
- 172スレ主23/05/07(日) 20:42:08
▼ハルトはひでんマシン(いあいぎり)をもらった!
ホップ「それじゃあ炭治郎さん、オレはここで」
炭治郎「助けてくれてありがとございます!」
▼ホップは炭職人の炭治郎と別れた!
ハルト「ホップくんはあの人とは…?」
ホップ「オレはたまたまあの人が困ってたから助けようと思って……助けられなかったけどさ」
ボタン「……あの、ウチもガラル出身なんだけど……」
ホップ「そうなのか!ということは皆んなガラルじゃない地方の人ってことだな!」
アオイ「わたしたちはパルデア地方から旅行に来たんだよ」
ボタン「……いや、あの、さ……アンタもしかして……」
ホップ「ん?」
ボタン「あの“ダンテ”さんの弟じゃ……」
ホップ「ははは……いやーバレたかー!」
ハルト・アオイ・ペパー「誰?」
ネモ「ダンテ…ダンテ…最近聞いたような……あっ!!!ガラル地方で長年無敗だったていう伝説のチャンピオン!!!」
ボタン「そう!!……こんなところでその弟さんに会うなんて……やばっ」
ホップ「アニキはほんっっと有名だな」
アオイ「ならわたしはチャンピオンの姉だよ!」
ハルト「いやいやアオイだってチャンピオンになったじゃん」
ペパー「……(やっぱりオレもジムチャレンジすべきか)」
ボタン「で、なにしにここ来たん?」
ネモ「珍しくボタンがいけいけドンドンだね」
アオイ「明日滅亡しそうだね」
ハルト「して欲しくないよぉ」
ペパー「ジョーダンなのかガチなのか、わかんねぇ…」
ホップ「あははっ。オレはウバメの森にあるときわたりの伝承と幻のポケモン・セレビィについて今調べてるんだぞ!」
- 173スレ主23/05/07(日) 20:43:51
炭職人&カルボウネタやりたくて炭治郎って名前にでっちあげたことをスレ主は首を垂れて反省してるぞ!
- 174二次元好きの匿名さん23/05/08(月) 00:27:44
保守
- 175二次元好きの匿名さん23/05/08(月) 10:53:32
保守
- 176二次元好きの匿名さん23/05/08(月) 11:34:40
スレ主その人ダンテやないダンデや
ホップも合流してくるとかオラワクワクしてきたぞ
ドオー223.0kg カモネギ15.0kg - 177二次元好きの匿名さん23/05/08(月) 12:48:30
“ダンテ”さん表記でスルーしてたけどよくみたら濁点ついてなくて草
- 178スレ主23/05/08(月) 20:19:45
保守感謝
ネモ「セレビィ?」
ホップ「セレビィは時を超えることのできる、森の神様とされていて、このウバメのもりにはセレビィを祀った祠もあるらしいんだ!それを今日は観に来たところでカモネギ騒動が起きたんだ!」
ペパー「時を超える……って、タイムマシンみたいなもんか!?」
アオイ「…!」
ホップ「オレも詳しくはまだ調べられてなくて……ただ、前に過去へ時渡りしたって人が居たとか居ないとかっていうのを人伝てに聞いたって人が居たって話を」
ボタン「それ又聞きの更に又聞きってことじゃ…」
ホップ「うっ……それなんだよなー。居るは居るのに誰か分からないと探しきれないぞ」
ペパー「それオマエは誰から聞いたんだ?」
ホップ「それはソニア……博士で、オレはその人の助手やってるんだぞ」
ボタン「助手!?へぇー凄っ」
ホップ「へへへ」照
ペパー「そのソニアって人は誰から聞いたんだ?んで更にその人は誰から聞いた?」
アオイ「……」
ホップ「ソニアは各地方の博士の懇談会みたいなところでジョウトの博士から聞いたとか……でも名前までは忘れたって本人言ってたんだよな」
ハルト「それってウツギ博士のことかな?」
ホップ「オレもウツギ博士は知ってるぞ!ポケモンのタマゴについての研究第一人者って有名人なんだ」
ネモ「ウツギ博士ってそんなに凄い人なんだ!」
ハルト「ならもしかしてユウキさんだったりして!」
ボタン「助手って言ってたから違うでしょ」
ネモ「もしかしてウツギ博士の代理で出席してたんじゃ…」
ハルト・ボタン「「まっさかー!」」
ペパー「でもよ、聞いてみたら案外ユウキも知ってるかも知らないぜ?聞いてみないか」
ハルト「良いね!さっそく電」
アオイ「ダメだよっ」
一同「「!?」」
- 179スレ主23/05/08(月) 20:24:00
アオイ「あ……。ほら、今忙しいかもしれないし」
ハルト「……」
ホップ「えーっと、とりあえず!!オレは祠を観に行こうと思うんだけど、皆んなもどうだ?大勢で観ると一人じゃわからない見つからない発見があるってマグノリア博士から聞いたんだ」
ネモ「幻のポケモンとても気になる!!皆んなは?」
ペパー「そんなの行くしかないだろ」
アオイ「……でも」
ボタン「(なんかアオイの顔色悪いような)……アオイ、体調悪かったりする?」
アオイ「えっ。……ううん、体調は良好だよ!」
ハルト「確かにいつもより顔の色グレッグルだ」
ネモ「駄目だよアオイ!慣れない土地での不調は侮れないんだから」
ハルト「うんうん、だからネモは人の振り見て我が振り直せしてね」
ネモ「?」
アオイ「うん……ありがと……でもホント身体は元気満々ちゃんだよ!」
ペパー「(身体はってなんだよ)……なんかあれば直ぐ頼れよ」
アオイ「えっうん、もちろんだよ!!」
ハルト「なら祠行こう!ホップともお話したいし!」
ホップ「それは楽しそうだぞ!じゃあレッツゴー!!」
ハルト「おー!!」
ネモ「……?ところでチリさんどうなったのかな」
一同「「完全に忘れてた」」
“”で誤字気づかなかった…名前の由来たんぽぽな可愛い兄貴なのに…
- 180スレ主23/05/08(月) 20:25:03
▼その頃、チリちゃんとドオーは…
チリ「いやーでも自分そろそろお暇せんと」
育て屋じいさん「いやはや、くつろいでくださいよ」
育て屋ばあさん「さあさあ泥んこヌオーちゃん、ご飯よ」
ドオー「おぉん♡(至福ぅ)」
チリ「あ……あのぉ……(まさかドオーが育て屋まで飛ばされるとは……そのおかげでなんの事故も無かったんやから不幸中のなんとやらやねんけど、けども!!育て屋ご夫婦の空気に呑まれてお茶するハメになってもうたやん。きっと皆んな心配して、それに森ん中なら大人が居らんと不安になってたりせんかなあ……嗚呼チリちゃん心配で心配でおかわりのクッキー腹に入らんもん)」
???「ごめんくださーい!!あのー…お尋ねしたいことが……っ!?あなたもしかしてパルデアのリーグ委員の方では!?」
チリ「ほへへへへい!!?(訳:そういうアンタはカロスの!!?)」クッキーもしゃもしゃ
- 181二次元好きの匿名さん23/05/09(火) 00:09:51
他地方のゲスト楽しみ
- 182スレ主23/05/09(火) 09:45:31
▼ウバメの森、祠前にて…
ペパー「これが祠か?思ってたよりずっとこじんまりとしてるな」
ホップ「資料によると、祠はやっぱりコレで合ってる!でもって、この祠にイタズラすると神隠しにあうらしいぞ!」
ペパー「い、イタズラ?!そんなことして良いのか」
アオイ「……良くないもん」おこぷん
ネモ「なんかアオイがオコリザルになってるよ」
ボタン「そろそろオヤツタイムなんじゃない?」
ハルト「というかチリさんほったらかしで良いのかな」
ボタン「まあこれレポートの良い穴埋めになりそうだし良いんじゃない?」
ハルト「そっか!!ならぼくとネモはこの辺のポケモンを捕まえておこうかな」
ネモ「うんうん!さっきから見慣れないポケモン見かけてるからね!」
パラス「ヨロシクネキー!」カサカサ
ボタン「じゃあネモとハルトは付近のポケモン捕まえてきて、ウチらはレポート作業で分かれる?」
ネモ「うん!そうしようか!よーし、ハルト行こう!」
ハルト「うん!……あのさボタン」
ボタン「ん?」
ハルト「アオイとペパーのことよろしく」ヒソヒソ
ボタン「ウチにも限界あるからなる早で戻ってきて」ヒソヒソ
ネモ「??」
▼こうしてネモとハルトのバトル組、アオイとペパーとボタンそしてホップの調査組の二手に別れて活動することとなった!
- 183スレ主23/05/09(火) 17:20:59
▼調査組は祠周辺を調べていた!
ボタン「写真フォルダが祠で埋まっていく…」
アオイ「……」
ホップ「うーん……どうやったらセレビィに会えるんだ?やっぱりイタズラするしか……」ぐぬぬ
ペパー「……(資料で実際に時渡りをしたとする証言……過去が殆どだ……ただ飛んだ年数は数年前から何十年も前とバラついてるな……流石に億単位は無理か……それでもたった十年ならセレビィさえ居りゃ遡れる……もしセレビィのこと知ってたら父ちゃんも母ちゃんもエリアゼロに固執は……してたか……ただ、事故で死ぬことをオレが阻止出来ることくらいなら……)」資料ミヨミヨー
アオイ「……ペパー……ねぇ、ペパー!!」
ペパー「おわっ!?なんだアオイ、腹ペコちゃんか」
アオイ「……、うん!ペパーのフルーツサンドイッチ食べないとコノヨザルするところだよ!」
ペパー「でも今は調査中だからな、もう少し我慢を」
アオイ「進化条件満たそ」木にふんどのこぶし真似て殴打
ペパー「そんなことしたら怪我しちゃうだろ!」
ボタン「あー……ウチも小腹空いたし、気晴らしに食べん?」
ホップ「もしかしてペパーはサンドイッチ作るの得意だったりするんだな!」
ペパー「まあ、料理は一通り」
ホップ「その歳で凄いぞ!オレはカレーくらいだから作れるの。友だちもカレーは得意でさ!」
ボタン「カレーか…ガラルと言えばキャンプにカレーだからね」
ペパー「へえ……ガラル仕込みのカレー食ってみたいぜ!」
ホップ「なら夕飯はオレがカレー作るぞ!ボタンも手伝い頼んだ!」
ボタン「えっウチも!?……混ぜるくらいなら」
わーわーがやがや
アオイ「……(このまま調べさせてたらペパーも博士と同じになったりして……まさかそんなこと電池…あったりしたらピクニックもしなくなるのかな)」しゅん
- 184スレ主23/05/09(火) 21:24:26
謎誤字してた…だと?済まぬ…
- 185二次元好きの匿名さん23/05/09(火) 22:44:09
スレ主「まさかそんなこと…」しゅん
- 186二次元好きの匿名さん23/05/10(水) 06:32:05
ほ
- 187二次元好きの匿名さん23/05/10(水) 08:51:48
ペパーがなんかさっきから危うい
アオイが気付いてるから大丈夫だな(楽観) - 188二次元好きの匿名さん23/05/10(水) 18:22:48
コトネがとっくに捕まえてるオチとかもありそうだけど…
- 189二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 00:37:19
保守
- 190二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 00:39:17
ボタンがガラル出身だからカレー作れるとかいう風潮すき
- 191二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 07:55:45
おおそろそろ次スレ見えてきたな
主のSSダイス含めていつも楽しみに読ませてもらってるよ - 192スレ主23/05/11(木) 10:24:55
▼ネモとハルトはウバメのもりとその周辺道路でポケモンゲットに励んでおり…
ずつき教えおじさん略してずつきさん「君たち精が出まくりだね!」
ネモ「こんにちはー」
ハルト「こんにちはー(急に挨拶された…もしやヘンタイさん!?)」
ずつきさん「木の上にはヘラクロスが居てね…こいつらをゲットするのに役立つ特別なわざ教えてあげるよ」
ネモ「なんですかそれ!教えてください」わくわく
ずつきさん「教えてあげるよ、ただし…」ニヤリ
ハルト「…!!(ペパーの部屋で盗み見したちょっとムフフな本にあった話と展開同じだ!!!このままだとネモのショーツが盗まれる!!!)」ボール構え
ずつきさん「ある程度の知識と経験が必要だからバッジ二つは持ってるか確認させてね」
ネモ「はーい」
ハルト「ずこーーーーーーー!!!」ズサァ
ネモ「ハルト大丈夫!?」
ずつきおじさん「この辺泥濘あるからね…気をつけるんだよ?消毒してあげようか」
ハルト「……(疑って)ごめんなさいぃぃ」
▼ネモのコラッタはずつきを覚えた!
ネモ「これでヘラクロスも捕まえられるよ」
ハルト「パルデアのヘラクロスと同じなのかな?楽しみだね」
ネモのポケモンゲットダイス!!
123でパラス→ dice1d6=4 (4)
16でヘラクロス→ dice1d6=5 (5)
456でスリープ→ dice1d6=2 (2)
234でケーシィ→ dice1d6=6 (6)
※現手持ちはツクシ戦メンバー+ワニノコ、コラッタ、ウパー
- 193スレ主23/05/11(木) 10:30:56
- 194スレ主23/05/11(木) 18:57:45
ネモ「……」ぐすん
ハルト「今度パラスの孵化作業したらタマゴあげるから、大丈夫だよ!」
ずつきさん「バトル見させてもらったけど、とても上手だったよ!捕まえるのは、そうだね、そういうときもあるさ!人生は長いから元気出してね」
ハルト「ほ、ほら!そろそろ皆んなのところに戻ろう?」
ずつきさん「日が暮れはじめるね…早めにコガネシティへ向かうんだよ!これおじさんの木の実、あげるからね」大盤振る舞い
ハルト「おじさん……ありがとう!!」
ネモ「ありがとうございます…大事に使わせてもらいます」ぐすっ
ずつきさん「ネモちゃん、ジム戦頑張るんだよ!」
▼二人はずつき教えおじさんから色んな木の実をもらった!二人は調査組と合流するとにした!
ロトロトロト…
ネモ「ハルトのロトムが呼んでるよ」
ハルト「あれアオイからだ…(ペパーとなにかあったりして)はーい、なに?」
アオイ『今34番道路に来てるの…うっぐす……た、助けて…わたしどうしたら良いか……っ』
ハルト「!?」
ネモ「アオイ大丈夫?今向かうよ!」
アオイ『出てすぐの道だから……っ、ペパーやめて!!』ブチッ
ネモ「きれちゃった」
ハルト「(やっぱりこれペパーとなにかあったんじゃ…)ネモは自分のペースで良いからね!!ぼくは先急ぐよ!!」びゅーん
ネモ「ハルト待ってー!!」トテテテテ
- 195スレ主23/05/11(木) 23:55:03
▼ハルトは先にアオイたちと合流した!
ハルト「アオイーーーーー!!!!!!」到着っ
ボタン「ハルト!?」
ハルト「ペパー!!ついにアオイを泣かせるようなことしたんだね!!」胸ぐら掴み半べそ
ペパー「はあ?!おまっ…何言ってんだよ!!」
ハルト「アオイが辛そうな声してぼくたちに連絡したんだ!!その時にペパーにやめてって叫んでて」おこ
ボタン「あっそれ……」
ホップ「あーそれ……」
ペパー「……勘違いちゃんだなハルト」
ハルト「へ?」
アオイ「もう!!ハルトったらペパーに乱暴なことしないでよね!」ぷんすこ
ハルト「???????えっ、だってアオイ…ペパーになにか酷いこと言われたりされたりしたんじゃないの?」
アオイ「ひ、酷いこと!?」
ペパー「ハルトはオレがアオイにそんなことすると思ってたのかよ」項垂れ
ボタン「ある意味したけど、まあそれは話聞いたらわかるから」
ハルト「えぇ(なんかアオイの様子変だったしペパーのことジト目で見てたしで……それ関係無いの?まさかそんな……ええぇぇ)」
▼ハルトは何があったのかを聞かされた!
- 196スレ主23/05/11(木) 23:59:05
>>195《回想開始》
ホップ「カレーもいよいよ大詰めだぞ!最後にまごころを込めたら出来上がりなんだ」
アオイ「まごころ?」
ボタン「ウチのオヤジもいつの間にかそんなことしてたっけ」
ホップ「まごころを入れるとカレーがとてつもなく美味しくなる最強の隠し味なんだぞ!だから皆んなも入れてくれよ!まずはボタン、頼んだ!」
ボタン「え、ウチ?……まあいいけど(いや真心ってなにするん?おいしくなーれもえもえきゅん的なさむしんぐ?)」
アオイ「頑張れー!」
ボタン「(どうしていいかわからん!てきとーに)ふんっ!!」
▼ちゅどーん!
ボタン「……」ヤムチャ状態←敗因:慌てすぎによりラブが入ってない
アオイ「ボタンっっ!!……ボタンの分も頑張るよ!(それにペパーにも日頃の感謝を込めて)おいしくなーれ♡」
▼ちゅどーん!
アオイ「……」ヤムチャ状態←敗因:𝑩𝑰𝑮 𝑳𝑶𝑽𝑬過多
ホップ「どうしよう…失敗しまくりだ!!」
アオイ「うっ……ハルトたちに助太刀頼もう」スマホロトム起動
ペパー「アオイ……オレに任せとけ」キリッ
ホップ「凄いぞ!オレたちがカレーを用意してる間に一人で他のメニュー作り上げてたんだな!」
ペパー「おうよ!アオイ、ボタン、オマエたちの真心は無駄にさせないぜ!」
ハルト『はーい、なに』
アオイ「今34番道路に来てるの…うっぐす……た、助けて…わたし(カレーに真心入れられないよぉ…)どうしたら良いか……っ。——出てすぐの道だから」
ペパー「いくぜ!!!」
アオイ「ペパーやめて!!」勢い余ってスマホロトム誤タッチ
ペパー「オレのまごころちゃん(っていっても真心って具体的にどうすりゃ良いんだ?とにかく)おあがりよ!!そりゃー!!」
▼ちゅどーん!
ペパー「……」ヤムチャ状態←敗因:ネグレクトによる愛情不足故に真心の込め方がイマイチわかってない
ホップ「全滅…だと?」
ボタン「まごころ…むず過ぎる…」
アオイ「愛情は込めたけど」
ペパー「……愛情……か」
ホップ「もう一度まごころ込めたら成功するって!」《回想終了》
- 197スレ主23/05/12(金) 00:15:45
ハルト「……」
アオイ「ホント難しいんだよ!」
ハルト「やれやれ……真心くらい入れられないようじゃまだまだおこちゃまだね」
アオイ「ぶーぶー」
ハルト「このぼくに任せてよ!(真心について考えながらじゃ駄目なんだよ…ここはネモのこと考えて…ぐへへ…)そいやっ♡」
ちゅどーん!!
ハルト「……」ヤムチャ状態←敗因:下心
アオイ「へっ」したり顔
ホップ「まごころはオレが居れるよ」
ハルト「いやだ!ぼくは絶対まごころ入れて最強のカレーにする!」
▼真心タイム
ホップ「良い心掛けだぞ!よし、もう一度みんなでやろう!」
ハルト「……(真心…ポケモンウォッシュのときのあの気持ちなら…)せいやっ!」✴︎
ボタン「……(真心か知らんけど、スター団のみんなを思ってみようかな……)おつかれさまでスター!」⭐︎
アオイ「……(ペパーがマフィティフを抱きしめてたときのあの気持ち…あれが真心だよアオイ…わたしも抱きしめる気持ちで…)えいっ!」♡
ペパー「……(真心ってなんだよ…真心…マフィティフへの想い…アオイとのスパイス探しをミキサーにかけたら真心になりそうだぜ……よしっ)ずりゃー!」🐶
ホップ「……(ユウリのことを思い出そう…ユウリと一緒にカレー作ったことを思い出して…)うりゃっ!」♫
▼どっかーん!
ボタン「なんかキラキラして見えるんだが」
ハルト「凄くいい匂いしてきた…」
アオイ「これもしかして成功かな?」
ホップ「やったぞ!成功だ!」
ペパー「真心込められた…やったぜ!」
ネモ「皆んなお待たせー!ぜぇはぁ…あれ?なんか…ぜぇ…いい匂いだね…はぁ」
ハルト「ネモ!お疲れさま!皆んな集まったし、夕飯にしよう!!」
一同「「おー!」」
ボタン「って、あれ?ウチらなにか忘れとらん?」
▼こうしてネモたちはカレーとサンドイッチとサラダとその他諸々を嗜んだ!
- 198スレ主23/05/12(金) 00:42:19
▼夕飯を嗜んだ後…
チコリータ「チココココー!!!!(チリ様のこと忘れてんじゃないわよ愚民んんんんんん!!!!)」
ボタン「おわっ!いつのまに出てきたんチコリータ」
チコリータ「ちここ!!!ちぃここ!!りりりり!!!(チリ様のかほりがほのかにチコの鼻を愛撫してくりゅぅぅ!!どこなのー!!)」ドタタタ
ボタン「え?え?どこ行くんー!!!」ドタタタ
アオイ「ボタン!!どーしよ」
ネモ「後追いかけないと!」
ホップ「後始末はオレとペパーでしとくぞ!」
ペパー「つーわけでボタンとチコリータは任せたぜ!」
ハルト「二人ともありがとっ!」ドタタタ
▼育て屋前
チコリータ「ちこぉぉぉお!!(んほぉぉぉ!!)」
チリ「どわっ!!ち、チコリータ?!」
???「もしかしてジョウト地方で新米さんが貰えるポケモンじゃないの?あらー可愛い♡」
ハルト「やっと追いついた!!って、あ!!チリさん!!!」ゼェハァ
チリ「あ!!やないでほんま。チリちゃんをぼっちにせんといてや」
ハルト「そんなこと言われても…(どうしよ…忘れてたなんて言えないや)」
チリ「もしやさっきからチリちゃんのカラミンゴ脚にからみつくしてるこのチコリータ、ボタンの?」
ハルト「そうです、あのチコリータです。途中草むらで遭遇したポケモンたちを薙ぎ払ってきたこのチコリータがあのチコリータです」
チリ「そ、そんなことあったんか…そりゃ凄い」
チコリータ「チコ!?ちこぉぉん♡(褒められた!?恍惚しちゃいましゅぅぅ♡)」
ボタン「ち、チコリータっ!!ぜぇはぁ…やっと追いついた…あ!!チリさん!?(なんか忘れてるものの正体これだった)」ゼェハァ
???「皆んな元気ね!さっそく一枚どう?」カメラ構え
ハルト「あの、この人は?」
チリ「ん?この方はカロス地方のジムリーダーさんや」
ビオラ「はじめまして、ビオラよ!」
- 199スレ主23/05/12(金) 00:46:17
チコリータの活躍により無事チリと再会したハルトたちだったが、彼らの目の前に突如チリと共に現れた女性はカロス地方のジムリーダー・ビオラだという。彼女は何故育て屋を訪れたのか!それは、次回に続く!!
というわけで応援ありがとうございました、次スレに続きます
ネモ「レッドさんと戦いたい」その2|あにまん掲示板前スレ https://bbs.animanch.com/board/1830549/《前回までのあらすじ》んジャカパーン!ネモです!最強トレーナーのレッドさんと戦いたいのに色々調べたらジョウト地方と…bbs.animanch.com - 200二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 02:05:46
チコリータパネぇっすw