【第1回】あにまん即興SS大会

1二次元好きの匿名さん23/04/25(火) 16:51:22

という事で第1回『あにまん即興SS大会』開催ダァーーーｯｯｯｯ!!!!!

ルールは簡単！スレ主自らが🎲でお題を出すのでスレ民の皆さんはそれをテーマにしたSSを書くだけ！

もちろん初心者～経験者まで誰でも大歓迎！皆で自慢のSSを見せ合おう！

【ルール】

・スレ主がダイスで出した3つのお題(ポケモン)の中から好きなポケモンを使ってSSを書いてもらいます

(お題の中から2匹以上使ってもOK)

【レギュレーション】

・登場人物は3人(匹)まで

・文字数は無制限

・ダイスで出た要素が1つでも入っていれば他ポケモンやトレーナーが入っていてもOK

・18禁や過激な描写はNG

・オリトレは使用可能

次スレは>>190の方お願いします！

(1週間経っても到達しなかった or スレが途中で落ちてしまった場合はこのスレを立てた1週間後に立て直します)

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前スレ(ルール決め)

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ポケモン図鑑

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【お題🎲】

dice3d1008=290 374 710 (1374)

それではレディー、、、、、ファイッッ！！！

2二次元好きの匿名さん23/04/25(火) 16:54:08

このレスは削除されています

3二次元好きの匿名さん23/04/25(火) 17:28:49

ツチニンにダンバルにバケッチャか
よし今すぐ書いてくる

4二次元好きの匿名さん23/04/25(火) 17:31:04

なんか面白そう
時間があったら自分も書こうかな
保守

5二次元好きの匿名さん23/04/25(火) 17:49:32

バケッチャで1本

バケッチャのよる※死に関する要素あり
※有名文学作品オマージュ

心地よい揺れを感じながら、私の意識は浮上する。
電車に乗っているのだろうか、そう考えながら瞼を開けると、目の前には見知らぬ大柄な男性が座っていた。

「おや、お目覚めですね。
おはようございます。」

寝起きの脳で必死にその言葉を噛み砕く。
思考の成果か霞む視界が晴れた時、私の意識は突如覚醒した。

彼の着ている服は、紛れもなく車掌さんのものだったのだ。

もしかして私は乗り過ごしてしまったのか、そう慌てて問いかければ、彼は諭すような声色で「落ち着いて」と微笑みかける。

「大丈夫、まだ道の途中ですから。」

ならよかった、私はほっと胸を撫で下ろす。

「本日のお客様は貴方だけのようです。
お客様さえ宜しければ僕とお話して行きませんか？」

その問いに、私は無意識に頷いていた。
いつも帰路に着く頃にはヘロヘロになって、今日なんて半ば意識のないまま電車に乗ったくらいなのだけれど、不思議と今は疲れを感じていなかった。

「ありがとうございます。
…お話、とは言ったのですが、僕、実はあまり話が上手では無くてですね…
良ければ貴方のお話をお聞かせ願えませんか。
…telegra.ph

>>7 >>8 >>13

6二次元好きの匿名さん23/04/25(火) 17:49:47

書けたら書きたい保守保守
うーん全盛りするほど器用じゃないので初心者らしく絞ろうかな

7二次元好きの匿名さん23/04/25(火) 17:51:34

>>5

すきー！！ゴーストタイプと黄泉路の話はなんぼあってもええとばあちゃが言ってました(

8二次元好きの匿名さん23/04/25(火) 17:54:23

>>5

図鑑説明ひとつでここまで作れるの凄すぎ

オレコノSSスキー！

9二次元好きの匿名さん23/04/25(火) 18:05:45

とりあえず１０までいこう

10二次元好きの匿名さん23/04/25(火) 18:36:43

もうすぐ夏ですね

バケッチャとツチニンまた夏が来た、悲しい夏が。
太陽がカッと照りつける夏。真っ青な青空の広がっていた昼時から幾許か時が経ち、少し涼しくなってきた夕暮れの中をバケッチャは動き出した。

毎年の夏の大事なお役目、友を弔う大事な季節。勝手知ったる林に入り、木々の合間を縫って行くバケッチャはやがて一本の大木に辿り着く。木々のざわめきをなんとなしに眺めたあと、その根元を、少し盛り上がった地面をそっと掘り起こす。
中から現れたのは一体のツチニン。しかしその目が開くことは無く、触覚が動くこともない。もうこのツチニンは動かない。
土の中に滞留していた魂がすぅっとバケッチャの体に取り込まれ、一瞬ふっと強い光を発した。その輝きは火にいる虫のようで、飛ぶことも出来なかったツチニンへの最期の慰めのようだった。

バケッチャはそれを何度も繰り返す。まだ死んでいないツチニンの穴は掘り起こさず、まるで導かれるかのように死んだツチニンの穴だけを掘り起こした。
彼らは十何年を土の中で過ごす。にも関わらず進化出来る個体は限られているし、よしんば進化出来たとしてもその後生きられるかも分からない。過酷な生き様で、だからこそバケッチャはちゃんと弔ってやりたかった。生き…telegra.ph

>>11 >>20 >>42

11二次元好きの匿名さん23/04/25(火) 18:45:07

>>10

儚い…（ ; ; ）

12二次元好きの匿名さん23/04/25(火) 18:45:47

保守ー
自分も書こうかな

13二次元好きの匿名さん23/04/25(火) 18:48:52

>>5

ホラーみもあるけど暖かくてホッコリする…！

良い！！(感動)

14二次元好きの匿名さん23/04/25(火) 19:14:16

ダンバルで1本書きました（5の方とは別人です）※色々捏造しています

ダンバルとロッククッキー岩山の斜面を泣き声と共に進んでいく一人の少年の姿があった。お使いの帰り道にポケモンと出会い、そのポケモンを追って夢中になって走り続けたところ、見知らぬ山に辿り着いてしまったのだ。心細さを抱える少年の頭からは、先程見たポケモンのことは消えて、ただ帰りたい一心でどうにか歩いている。山道を歩いて転んだ時に打った膝小僧が、血こそ出ていないもののずきずきと心に響く痛みを訴えていた。
小川のせせらぎに少年は顔を上げる。灰色の石が並んだ河原の傍に、澄んだ空の色が流れている。少年はほっとしてどうにか斜面を登りきった。水が飲めるという希望は、今の少年にとってとても大きなものだった。右膝をぴょこぴょこさせながらゆっくりと川に近づく。ポケモンや人の姿が見えないことに安堵して、少年はそっとしゃがみ込んだ。冷たい水の感触が心地いい。手ですくった澄んだ水に、ふと大きな何かの影が映る。
「うわっ！？」
それは規律正しく進んでいくダンバルと、メタングの群れだった。何匹かのメタングを中心とした大きな塊が巨大なメタグロスを象り、少年に腕部分を構成したダンバルが伸びてくる。
やっと辿りついた安堵を壊す大きな塊の登場に、とうとう少年は決壊してしま…telegra.ph

>>17

15二次元好きの匿名さん23/04/25(火) 19:29:13

お題はツチニン

ギャグに走りたくなったので会話文多めです

とある学生食堂での一コマ「やっぱり色んな人と話すのって楽しいな。特に家の話なんかすると家にいるポケモンによって家庭ごとの違いが沢山あってさ。」
お前の家の話もヤバ過ぎて面白かったし、なんて続けて俺に話す彼はアカデミーで出来た新しい友達だ。教室でフレンドリーな彼が同郷の俺に声をかけたのを切っ掛けに仲良くなった。その日から食堂で一緒にお昼ご飯を食べている。そして今もだ。
が、一つ言い返したいことがある。お前の部屋も大概だぞと。
「相棒がツチニンだからって、一年中部屋を真っ暗にしてるお前にだけは言われたくないんだけど！昔初めて部屋にお呼ばれして、ウキウキで部屋に遊びに行って、ドアを開けた瞬間、暗視スコープをつけたお前とご対面した俺を可哀想だと思わないのか？」
「アッハッハ！あれは傑作だったな！まさか腰を抜かすなんてこっちもビビったぞ！」
ヒーヒー笑いながらこちらを指差してくる彼にさらに言葉を続けた。
「しかも聞けば実家の自分の部屋でも同じく一年中電気を消して、遮光カーテン取り付けて、窓からの光を断ってるってどんだけだよ！相棒大好き過ぎだろお前！」
まあな、と胸を張ってしたり顔をしてくる彼にデコピンするとオーバーリアクション気味に痛がる。ちょっとだけすっとした。…telegra.ph

>>18

16二次元好きの匿名さん23/04/25(火) 20:05:36

ダンバルとバケッチャで

一匹と一匹『誰でもいい。聞こえるならば応答せよ』
　ダンバルは沢山のダンバルの中の一匹だった。多数の意志が一つの意志に纏まった群れ。磁力で繋がった多くの仲間と思考する生き方を、ダンバルは己がダンバルであると自覚してから昨日までずっとしていた。

　前触れも何もない突然の変化。目覚めたら、ダンバル以外のダンバルが全ていなくなっていた。他の意志が感じられない。動揺する自分の思考しか音がない。
ダンバルは、たった一匹のポケモンになってしまったのだ。
『応答せよ、応答せよ』
　群体だったダンバルは一人ぼっちになってしまった。どうしたいか、どうすればいいか。自分一体のみの思考は慣れず、なんとなく再び群れの一思考となる（元の状態に戻る）ために仲間を探す。
暮らしていた場所で応える磁力はなかった。外に出る。初めて見る景色。どう行動するべきか他に問おうとして、仲間はいない事を思い出し止めた。自分だけで考える。あっちの暗い方へ進もう。ダンバルはふよふよ森に入っていく。
『誰かいないのか』
　ダンバル以外のポケモンはちらほら見えた。しかし、磁力による言葉を理解できる者はいない。ダンバルは進む。ダンバルでなくてもいいから会話をしたかった。…telegra.ph

>>21

17二次元好きの匿名さん23/04/25(火) 20:12:02

>>14

情景描写うますぎんか？？？

内容がスラスラ入ってくる

18二次元好きの匿名さん23/04/25(火) 20:29:59

>>15

オチ好き

19二次元好きの匿名さん23/04/25(火) 20:35:37

起承転結がない！ないんだい！

今後鍛えていきたいんだい！

オチなしツチニンSSお水を飲もうとしただけだったのに。
ボクは普段土の中にいる。このところ雨が降ってないのか、喉が渇いて渇いて。
慣れない地上に出て池のそばに来たけれど、足を滑らせてしまった。
このままじゃ、溺れる。

「うわ、お前大丈夫！？」

そう言いながらばちゃばちゃと、片手でボクを掴み上げたのは人間の男の子。顔を心配そうに覗き込んでくれるので、ありがとう、と精一杯喜びのジェスチャーをする。
どうやら伝わったみたい。向こうも笑ってくれた。

「なぁなぁ、お前さ俺が大きくなったら最初のポケモンにならない？俺大きくなったらトレーナーになるんだ！」

木の根元にボクを乗せながら、男の子が無邪気にそう言った。ボクはいいよ！って元気に頷く。
「いいんだよな？約束だぞー！」
そんな男の子の声に手を振って土の中に潜り帰った。

とはいえ、ボクは土の中から本当は出ないツチニン。だから男の子が大きくなるより先に、進化して飛べるようになるんだ。
飛べるようになったら、ボクはあの子と旅に出よう。たくさんバトルも出来るかな？ボクだけじゃ行けない所にも連れてってくれるかな？

そんな夢を３年見て。

進化したら飛んで探すからと５年経ち。

…telegra.ph

>>22

20二次元好きの匿名さん23/04/25(火) 20:41:35

>>10

ツチニン側はこのバケッチャのことを知ることが出来ないと考えると辛い…

というか語彙力カンストしてますやん…

21二次元好きの匿名さん23/04/25(火) 20:48:46

>>16

これダンベルってもう…😢

>>25

22二次元好きの匿名さん23/04/25(火) 20:49:26

保守するよぉ

>>19

個人的にはこれ好き

23二次元好きの匿名さん23/04/25(火) 21:39:49

難しいけど、楽しいね。

このスレは続いてほしいので、応援投稿！

ダンバルとダンベル「皆さんこんにちは。当ジムへ、ようこそ。うちはポケモンと触れ合いながら、筋肉とも触れ合うジムです。皆さんのお手持ちのポケモンを出して、一緒に筋トレ頑張りましょう！」
　男が顔いっぱいの笑顔を携えて言った。短く刈り込んだ頭に、小麦色の肌。タンクトップから除く筋肉はゴーリキーのように筋骨隆々だ。そんな彼の仕事は、ジムトレーナーである。ジムと言っても、パルデアリーグが誇る８つの壁。ではなく、スポーツジムのトレーナーだ。
　そして私は、ダイエットを決意したＯＬ。もとい、運動不足というバッドステータスがデフォルト実装された人間である。
　彼は再度チェストのポーズをとると、そのまま続けた。
「壁際に並んでいるのが、ダンベルです。まずは、このダンベルを使って運動してみましょう。各自、自分に合った重さを選んで持ってきてくださいね」
　彼の言葉に、私以外の会員は壁際へと向かった。私も彼らに追随するが、ジム初心者だ。自分に合った重さ、と言われても見当がつかない。試しに一番上のダンベルを手に取るが、軽いような気がする。かといって、下段のそれを手に取ると重すぎる。運動中に何度も上下、左右に振るのならば軽い方がいいのだろうか。いくつ…telegra.ph

>>24 >>39

24二次元好きの匿名さん23/04/25(火) 22:31:27

>>23

たまらなく好き！このジム通いたいなぁ

25二次元好きの匿名さん23/04/25(火) 22:55:23

>>21

ダンベルやないダンバルや！

26二次元好きの匿名さん23/04/26(水) 01:34:51

もうちょっと書いてもいい気がしたけどキリがいいのはここなのかなぁ、となったものです

ツチニンの一日僕はツチニン。今日の僕はなんだか運が悪いらしい。
いつものように土の中で木の養分を堪能していたらいきなりジグザグマに掘り起こされた。
ジグザグマというやつはなんにでも興味を向けてくるから、掘り起こした僕をおもちゃか何かだと思っているようで追い回してくる。
目がよく見えないから、どこに逃げればいいのかもわからずに僕は必死に逃げた。
ただ、暗い方へ逃げればいいのに僕はパニックになって開けた草むらのほうへ逃げてしまった。
太陽の光が刺すように僕を照らしてくる。ますます目が見えなくなってジグザグマが僕を追いかけて来ているのかもわからなかった。
そんなとき、不意に僕の前に影ができる。誰かが僕を覆うように立っているみたいだ。
「わあ、何だろうこのポケモン！ケムッソとは別の虫のポケモンだ！」
ああもう駄目だと諦めていた時に、なんだか嬉しそうな声が聞こえた。たまに聞いたことがある。これは人間の声だ。
影のおかげである程度視界が戻ってくると、僕を覗き込むように人間が立っていた。
こんなに近くで人間を見たことがなくて、僕はまたパニックになる。
「ご、ごめん！脅かすつもりはないんだけど……そうだ、怪我をしているみたいだしこれ食べない？」…telegra.ph

>>29 >>43

27二次元好きの匿名さん23/04/26(水) 02:35:45

いいタイトル思いつかなかった生まれた時から、自分には「め」という器官が無かった。見えなくても問題なかったからだ。じゃりじゃりしたナニカを掻いて、こつん。ぶつかった何かに「て」を振り下ろす。音は無い。「みみ」が感知するほどの波ではなかったからだ。突然全身が震えた。右側に同種がいたみたいだ。こつん。固い何かに振り下ろす。単調で単純な動きを延々と繰り返した。そういう風にできているからだ。振り下ろした回数分、明日が保証されている。
何度か「て」を使った。「当たり」の部分から、よく分からない自分とは違う物質を取り込む。また時間が経ったら、同じことを繰り返した。天井から水が滴っても、周りが揺れて明日が危ぶまれた時も、近くの同種が動かなくなっても。

ダンバルは機械だ。鋼鉄の体を持ち、岩盤すら切り裂く頑丈なツメが在る。群れで暮らし、夜は岩肌で眠る。
ダンバルは機械だ。ヒトというイキモノのように計算し、試行する。ヒトのように不思議なチカラを使い、同胞と生きている。
ダンバルは機械だ。姿形が違う同胞―――メタングやメタグロスも機械だ。自分よりはるかに残酷で、頭が良い機械。いつか私というダンバルもそうなりたい。
「おまえのように進化に憧れたものは多くいる」…telegra.ph