- 1123/04/25(火) 18:25:22
ダイスと安価でメタナイツにオリキャラを生やすスレその2
外出とIP制限で前スレを落としてしまったので建て直しです
【オリキャラ注意】🎲でメタナイツに新入りを生やす|あにまん掲示板カービィの🎲スレってあまり見かけない気がするので立ち上げまずは種族(見た目?)決めから1:球体(カービィ)2:四肢が離れている3:手が胴体から離れてる(足なし)dice1d3=@3 (3)@bbs.animanch.com - 2123/04/25(火) 18:39:09
前スレのあらすじ
・敵戦艦からハルバードへカチコミしに来たオリキャラ、ハルカンドラ人のグレイヴくん
・自爆を命じられるもメタナイトの咄嗟な起点により一命を取り留めメタナイツへ
・初登場は最悪だったもののめちゃくちゃメタ様に好かれるグレイヴくん
・資源調達という訳でポップスターへ、そこでゴーマンの部下に絡まれる
・グレイヴくんのツンデレ発動、一時的にメタナイト達から離れる
・デデデとエンカウント、傘貰った後少しお話をしてハルバードに帰宅
・グレイヴくんとメタ様に絆が芽生えたよ、やったね!
・翌日カービィが尋ねてくる。それでまさかのグレイヴくんハルカンドラとジャマハルダ人とのハーフと判明。ショックを受けるメタ様
・カービィがグレイヴくんを借りて昨日やって来た市場に来るもグレイヴくんが誘拐される
・ゴーマン一行はハルカンドラへ、追いかけるハルバード
・頭✂️なしいたけ召喚に成功するゴーマン、ボロボロにされるグレイヴ
・メタナイトが運良く到着!しかし苦戦を強いられる…そこへ我らがカービィさんが到着
・しいたけから真実を知り絶望しかけるもなんとか持ち直したグレイヴくん。これからしいたけとの死闘が始まる…!
現場からは以上です - 3二次元好きの匿名さん23/04/25(火) 18:48:11
たて乙、保守出来なくてごめんな
- 4123/04/25(火) 19:04:55
>>3 全然大丈夫です!(むしろ残りレス数の中で完結できるか不安でしたので…)
「…行くぞ!」
右翼を怪我していることを生かし、変速飛行をするメタナイト。さすがのギャラクティックナイトも怪我を戦法として使われたことは想定外だったのか反応が遅れる。
「ちょっ!?なんなのその動き!怪我を利用して戦うとかさぁ!」
「…………。」
目を閉じ、ゆっくりとスターロッドに力を溜める。しかし次の瞬間バチバチッ!と火花が散り、グレイヴのバランスが崩れた。
「(ウソだろ!?こんな時に限って…!)」
先程ランスに貫かれた衝撃か、義手はショートを起こし壊れてしまった。片手のみでチャージを行わなければならず、必死にもちこたえる。
「(メタナイトもそろそろ限界が近い…ここで決めないと!)」
「『ギャラクシアダークネス』!」
「甘いよ!」
メタナイトの渾身の一撃も盾で防がれもう戦う力もわずかしか残されていない、そんな時だった。
「…今だ!」
「待ってたぜ!これでもッ、くらいな!」
メタナイトはギャラクティックナイトの上を飛ぶように避け、メタナイトが飛び上がった瞬間に巨大な星型弾を放たれた。盾で防ごうとももう遅く真正面からギャラクティックナイトは攻撃を貰ってしまい、動かなくなった。
- 5123/04/25(火) 19:06:51
「っは、はぁ…」
緊張感から開放されたグレイヴは息を整え、星型弾が命中したことを確認するとメタナイトへ駆け寄る。
「そうだ…大丈夫かメタナイト!」
「………なん、とか…」
グレイヴ以上に傷を負ってしまったメタナイトはもはや剣を持つ気力すら無いのか、仮面越しに荒い呼吸をする。
「(やった、んだよな)」
「ッハハ………やるじゃないか…」
「「!!」」
「(まだ動くのか!?しぶと───)…ッ!?」
ギャラクティックナイトがまだ動くことに驚きグレイヴが咄嗟に左手でスターロッドを持とうとするも、それは力を全て使い果たしてしまったのかぼろぼろと崩れてしまった。
「面白い…私も、久々に本気で戦いたくなったよ」
そう言うとギャラクティックナイトはランスを上に掲げ、力を溜め始める。
「(まだ何かするつもりかよ…!?)これ、借りるぞ!」
グレイヴはメタナイトから強引にギャラクシアを奪うと剣先をギャラクティックナイトに向ける。動く度に痛む体を無理やり動かし、ギャラクシアを振り下ろした。
…………そんな時だった。2人の間を割り込むかのように橙色の蝶が出現し、ギャラクティックナイトに止まる。
「…えー……もうそんな時間なの…?」
ギャラクティックナイトは不満そうな顔をした後、姿が一瞬にして消え去る。その直後蝶がふわりと羽ばたき、騎士の姿となった。 - 6二次元好きの匿名さん23/04/25(火) 19:27:15
10スレまで行かないと落ちるのが早くなるんだっけか?というわけで保守
- 7二次元好きの匿名さん23/04/25(火) 19:42:53
🦋「シフト入ります」
- 8二次元好きの匿名さん23/04/25(火) 19:43:10
保守
- 9二次元好きの匿名さん23/04/25(火) 20:29:13
これ展開としてはヤバくない???
グレイヴくんのスターロッドは壊れちゃったしメタ様はもう戦えそうにないし… - 10二次元好きの匿名さん23/04/25(火) 21:14:02
何も間違ってないし全部事実なんだけど情報量がおおすぎる
- 11123/04/25(火) 22:32:16
「………は…?」
一瞬。あまりにも一瞬の出来事すぎて、彼の脳は目の前で起こったことを処理出来なかった。くるり、と蝶の騎士はグレイヴの方を向く。
「───────ッ!?」
とてもこの世の者とは思えない…否、生と死すらも超越した存在が、今目の前にいる。悪寒すら感じ、ギャラクシアを持つ手に力が入る。
「(くそったれが…)」
自分の隣にいるメタナイトは瀕死の重体。かという彼も出血や打撲でボロボロ、動けるぶんまだマシ…今迎え打てるのは自分しかいない。グレイヴは直感でそう感じた。
先程の戦いでダメージを引き継いでいるせいか、目が霞む。次に彼が目を開けた時には、やつの姿は無かった。辺りを見渡すと、まるで瞬間移動したかのようにこちらの距離を一気に詰めた。
「………!」
殺される。そう思った、その時。
『────阿、Aー、あー………そんなに怖がる必要はない。脅かしてすまなかった』
…目の前の黒蝶の騎士はギャラクティックナイトによく似た声と口調で、話しかけた。
☆☆☆
『私の名は夢啜る極鳥、バルフレイナイト。ギャラクティックナイトを止めるため、一時的に体を借り現世に現れた者』
「………。」
バルフレイナイトの声はギャラクティックナイトそのものであり、仕草や口調も見た目というのを除けば本人であった。
『…さて。古代人、私の友が迷惑をかけてしまったな。すまない。おっと、無理に喋らなくてもいい。きみの考えていることはだいたいわかるよ』
「…お前は何者だ。何がしたい」
『私は私であって私ではない。今こうして喋っているのも、蝶の1部の記憶でしかない』
「言ってる意味がサッパリなんだが」
『まぁ、死の世界から来た私のことなんて、わかる訳がないか…さて古代人よ、私はこれで。またいつか会おう』
何が何だかよく分からない状態で、バルフレイナイトはそう言う。彼はそのまま異空間ホールの中へ入り姿が消えた。
「何だったんだ、アイツ………」
「…あ、いた!グレイヴ!!!」
数秒後、背後からカービィ達の声が聞こえてきた。彼は安心しきったのか全身の力が抜け、そのまま倒れ意識を手放した。 - 12二次元好きの匿名さん23/04/25(火) 22:47:23
いやなんも起きないのかい!
まぁここから更に戦うなんて展開にならなくてよかったけどさ… - 13123/04/26(水) 06:46:01
「…──────かな、───────してたけど」
「──────ナイト様……具合─────か」
「…………」
「「「「!!!!」」」」
ごぉぉぉ、と戦艦ハルバード飛び立つ音が聞こえる。そんな少し騒がしい音でグレイヴは目を覚ました。
「グレイヴナイト、大丈夫か!?意識は!」
「あそこで何があったんだ!?」
「ゴーマンはどうなった!」
「うわぁぁぁん!生きててよかったですぅぅぅ!」
「…うるせぇよ……起きて早々質問攻めは止めろって」
面倒くさそうに目を擦るグレイヴ。彼の声を聞きつけたのか、カービィ達も集まる。
「よかったー!意識が戻ったんだね!」
「ったく、心配かけやがって。」
「もう大王様。素直に心配だったと言えばいいのに」
「はぁ!?そ、そんな訳ないだろう!」
わぁわぁがやがやと騒ぎ始める一同だったが、そんな中メタナイトが松葉杖を突きながら彼に近づいた。
「おはようグレイヴ、目覚めは?」
「あぁ、最悪だよクソが。…でもまぁ、悪くはねぇ」
「さて!事件も解決したところだしポップスターに帰ってみんなでご飯食べよ!ぼくお腹すいちゃった!」
「たしかにオレ様も腹が減った!帰ったら食って食って食いまくるぞー!」
「お前らそんなに疲れて…いや、あんだけの数の敵を相手してたら流石に疲れるか。」
「そういや、あの後ゴーマンの部下はどうなったんだ?」
「彼らは僕達が軽く暴れたらどっかに逃げていきましたよ。リーダーもいないし、乗ってた船の操縦を誤ったのかそのまま墜落していきました」
「(落ちたのかよ…)」
バンダナワドルディが言った墜落、という言葉にあの時のことを思い出すメタナイツ一行。それを見たグレイヴは苦笑いをした。
「ハハハ…そうだグレイヴ、きみはこれからどうするんだ?復讐もひと段落ついたのだろう?」
「…これから、か」
すっとベッドから立ち上がるグレイヴ。その場にいたみんなの注目を集めた後、こう言った。
「…オレは」
1:故郷に帰るよ 2:このままメタナイツを続けるつもりだ dice1d2=1 (1)
- 14123/04/26(水) 16:43:08
「故郷に…ハルカンドラに帰るよ」
「「「「「「……………ハァ!?」」」」」」
「いやいやいやいや!考え直せグレイヴ!あんな過酷な土地で暮らせる訳がない!」
「そうですそうです!ポップスターで暮らしましょう!メタナイト様だって、この事件が終わったら正式にあなたのことを仲間に入れると仰っていたのですよ!?」
「たしかにオレはここにいるのも、悪くは無いと思っていた。ここは優しい人が沢山いるし」
「そうだろ!?だから…」
「オレな、ゴーマンに捕まる前は墓守をしていたんだよ。オレがポップスターで暮らし始めたら、誰が墓を守るんだ?」
「…………………。」
返す言葉が見つからず、一同は黙りこくってしまう。そんな彼にメタナイトは優しく話しかけた。
「…わかった、きみがそう言うなら。だが今すぐにではないぞ、怪我が治ってからだ」
「んなもんわかってるよ」
そう言うとグレイヴはいたずらっ子のような笑みを浮かべた。こうして彼の怪我が治るまで、ポップスターで面倒を見ることになった。
そして…………1週間後、ついにその時はやって来た。 - 15123/04/26(水) 18:45:04
「短い間だけど世話になったな。おかげで楽しかったぞ」
カービィ達に別れを告げ、ハルバードはポップスターを飛び出しデンジャラスディナーに降り立つ。メタナイツ達は別れを惜しむような顔をし、船員ワドルディに至っては半泣きの状態だった。
「ぐす…本当に行ってしまうんですね…」
「ごめんなワドルディ、これだけは譲れないんだ」
「寂しくなったらいつでもポップスターに来いよ!俺たちはいつでも待ってるぞ!」
「わかってるわかってる」
「…グレイヴ、きみの自爆を止めてしまってすまない。きみはあの時、死のうと思っていたのだろう?」
「まぁ、たしかにその気持ちはあったかもな。でももう過ぎた話だろ」
「…それもそうか」
「さて、お話はここまでだ。アンタらポップスターに帰るんだろ?行けよ」
「(最後まで素直ではないな)」
「グレイヴさんっ!いつでも来ていいんですからね!今度はいろんな場所を見て回りましょうよ!他にも会わせたい人たちがたくさんいるんです!だから………」
別れが済み、グレイヴを置いてハルバードは旅立つ。船員ワドルディは飛び立つその時まで彼に話しかけていたが、強風でほとんど聞き取れない。
「泣き虫だな、ワドは」
「グレイヴ!」
「(まだなにかあんのかよ)」
「どうかきみの旅路に幸多く在らんことを。…また会おう、友よ!」
「…へっ。うるせー!次会った時はあん時の続きやんぞ、メタナイト!」
「そうだな!それまで腕を磨いておけ!」
「望むとこだバカヤロー!」
…最後の最後まで正直では無かった2人。遠ざくハルバードを、グレイヴは姿が見えなくなるまで見守り続けた。
「また会おう、か。すっかりオレも絆されちまったな」
「…ジャマサーラバ」
点となって見えなくなったハルバードに、グレイヴは敬礼したのだった。 - 16123/04/26(水) 18:50:57
という訳で🎲でメタナイツに新入りを生やすスレ、これにて完結です!
途中ip制限かかって落ちてしまったこともありましたが2スレに渡って沢山のハートマークや安価、反応など本当にありがとうございました!!! - 17二次元好きの匿名さん23/04/26(水) 20:04:59
乙!
- 18二次元好きの匿名さん23/04/26(水) 22:28:12
乙でした!