- 1二次元好きの匿名さん23/04/26(水) 10:56:16
- 2二次元好きの匿名さん23/04/26(水) 10:58:19
私は雨を避けて高速バクシンできますので!
- 3二次元好きの匿名さん23/04/26(水) 10:59:41
雨粒なんて全部撃ち落とせばいいやん
- 4二次元好きの匿名さん23/04/26(水) 11:03:33
このレスは削除されています
- 5二次元好きの匿名さん23/04/26(水) 11:05:23
- 6二次元好きの匿名さん23/04/26(水) 11:07:35
出してみろよ>>5フティー!
- 7二次元好きの匿名さん23/04/26(水) 11:08:24
ええやん
- 8二次元好きの匿名さん23/04/26(水) 11:25:23
ムフフ凄い絵が…絵が…描けない!
- 9二次元好きの匿名さん23/04/26(水) 11:30:18
インド人の発想やめろ
- 10二次元好きの匿名さん23/04/26(水) 11:31:55
ギムレットとかウオッカは意味もなく雨にうたれてそう
- 11二次元好きの匿名さん23/04/26(水) 12:16:18
- 12二次元好きの匿名さん23/04/26(水) 12:20:57
- 13二次元好きの匿名さん23/04/26(水) 12:22:07
無敵『が』雨の中にいた定期
- 14>>5やで23/04/26(水) 12:26:01
「はぁ〜……想像以上に雨やばかったねぇ」
合宿中、野外でのトレーニング終わり。突如として降り始めた雨を避け、二人で一つの影に逃げ込む。雨具を持ち合わせていない中での雨により、靴の底からのグズグズとした水気が足先を舐るようで気持ちが悪い。その点では隣で呑気に尻尾の水気を絞る水着姿の彼女が羨ましい程だ。
「トレーナー、これって通り雨かな?」
「天気予報でも特に言われてなかったからな、良くある夕立だろ。直ぐに止む」
「そっか。じゃ、少し待ってよっか」
空を覗けば遠くの方では陽光が見える。そこまで長い時間は振り続けないだろう。自分も服を軽く絞りつつ、合宿所に戻った後のスケジュールを考えつつ……
「……くちゅんっ」
随分と可愛らしい音が隣から聞こえて来た。はて、こんな可愛いくしゃみをするのは……うん、間違いなく隣の彼女だった。
「……お前、そんな可愛いくしゃみ出来たんだな。もっと豪快にするもんかと……」
「待てやい、いきなり失礼だなぁ!? ボクだってくしゃみの一つや二つは抑えてするわ! ボクにどんなイメージ持ってんだよえーっ!?」
「オノマトペの擬人化」
思わず呟いた自分の感想に、掴み掛かる様な勢いで猛抗議してくる彼女。信じられない物を見たような目をしている彼女だがそもそも普段から騒ぎ散らかす様子を披露している以上は自分が抱いた感想とイメージは仕方ないと思う。
「オノマトペの擬人化ぁ〜? ……きゅるんっ☆」
「うわ」
「おい、『うわ』てなんだよおい。可愛いだろボク。ボクの擬人化元としてこれ程相応しいオノマトペ無いだろおい」
「いやぁ……ねぇわ」
「泣くぞ? ボク泣いちゃうぞ? トレーナーの前で。みっともなく」
ぶりっ子の様なポーズをする彼女に対し、はいはいと、適当に流しつつ空模様を見る。ううん、思ったより雨が長引くか……? 余り遅れると困るんだが……っと?
空を見上げていると突然、彼女が抱き付いてくる。驚いて思わず彼女の顔を見ると…… - 15>>5やで23/04/26(水) 12:26:45
「さ゛む゛い゛……」
「あー……そりゃ水着じゃあな……」
「やっばい、さむい。やばいってこれ、さむいって……」
「分かった、分かったから離れろウマ娘のお前の方が体温高……くないな、風で冷えたか……」
カタカタとバイブレーションモードに入った彼女の腕に触れるとやや冷えている。となると風邪を引かせない為にも……
「ほら、これ羽織れ。風に直で当たるよりはマシだろ」
一度全力で絞り、出来るだけ水分を飛ばした上着を彼女に羽織らせる。心強くは無いが吹く風で冷やされるよりはマシな筈だ。
「うぅ、ありがと……でもさむいぃぃぃ……」
羽織った上で手足を摩る彼女を見る。やはりまだ足りない様だ、とはいえ次は何を……あ。
「あー……いやでもな」
「と゛う゛か゛し゛た゛の゛……?」
「いや、その。俺の方が暖かいなら……いやヤバいなお前。悪い、嫌かもしれんがちょっと我慢してくれ」
躊躇ってると本当に風邪を引きそうだと判断し、彼女を後ろから抱きしめる。ついさっき向こうから抱き着いて来たとは言え、此方から抱きしめるのは抵抗感があったが、彼女の方はすんなりとそれを受け入れている。
「あ゛ー……温い」
……心配も躊躇いも必要なさそうで何より。年頃のウマ娘としてどうなのかと一瞬思うがまあ、そんな事気にならない程寒かったのだろう。
そうやって暫く、彼女の震えも落ち着き、雨もそろそろ止むだろうかと言う時間になって。
「……ね、トレーナー」
胸元に頭頂部と耳を押し付ける様に此方の顔を見上げて来た彼女が呟く。 - 16>>5やで23/04/26(水) 12:26:59
- 17>>5やで23/04/26(水) 12:32:59
モブウマ娘はいいぞ
- 18二次元好きの匿名さん23/04/26(水) 12:34:22
おお、ありがたやありがたや(ナムナム)
- 19二次元好きの匿名さん23/04/26(水) 12:46:08
おお>>5神が降臨なされた!
- 20二次元好きの匿名さん23/04/26(水) 12:49:39
同室両方がずぶ濡れで寮の部屋に帰宅してきたら、お互いの髪をタオルで拭きあってるといいよね
テイオーマヤノあたりがギャーギャー言いながらやってたら面白い - 21二次元好きの匿名さん23/04/26(水) 12:50:35
にわか雨に降られてずぶ濡れになって帰ってきたターボに「あーあーこんなに濡れちゃってー。ほら拭いてあげるからこっち来なさい」みたいな感じでオカンするネイチャはいいと思います ネイチャでなくネイチャ以外のタボトレ含むターボと関わりのあるキャラ達でも可
- 22二次元好きの匿名さん23/04/26(水) 13:01:57
- 23二次元好きの匿名さん23/04/26(水) 13:39:57
出張から帰るトレーナーに傘を持って迎えに行くローレル
ずぶ濡れのトレーナーに傘を手渡すと、ローレルが濡れるといけないからとそのまま傘を差し出してくれた
するっと腕を絡めて一つの傘に寄せ合う二人
自分のバッグに折り畳み傘が入っているのは言わないでおこう、いつもより少しだけゆっくりと歩くローレルは存在する - 24シャカ未所持だけど書きたかった23/04/26(水) 13:51:23
天皇賞(秋)。
朝からの大雨で、最悪の重バ場。
オペラオーにドトウ。そして最近注目を集めている無類の実力者、アグネスデジタルも出走する。
まさに錚々たる面々。しかしまたいつも通り、覇王とその好敵手による、先頭を狙う劇場が幕を開ける。
……レースが始まるまでは、そう思っていた。
『エアシャカール、凄い足だ! 後方から勢いよく上がってくる!!』
一つ括りの黒い髪と、青いスカーフを靡かせて、彼女は集団を駆け抜けていた。
その走りは荒々しく、そして何故か、目が離せなくて……
『テイエムオペラオーを躱して先頭に立ったのはアグネスデジタル! しかし後方からエアシャカールが追い縋る!』
彼女は走る。
泥濘んだ地面を蹴り上げ、無数の雨粒を受け、先頭を目指して走る。舞台装置を壊し尽くしてまで、自分の存在を証明するかのように。
そして感じていた。
一緒に自主練をしたサイレンススズカに時折感じていた、あの奇妙な感覚を――― - 25>>2423/04/26(水) 13:52:22
『アグネスデジタル、一着でゴールイン! 数多の猛追を振り切り、見事勝利を手にしました! エアシャカール、あと一歩及ばず二着!』
……終わって気づく。
自分は、魅せられていた。オペラオーでもドトウでもない、彼女の走りに……
「っ!!」
レインコートのフードを脱ぐ。
高揚した頬に当たる雨粒が、心地良く感じる。
…周囲からどよめきが漏れた。
無理もない。あの世紀末覇王と鎬を削ったウマ娘が、そこにいるのだから。
「…エアシャカール、か。」
雨粒は髪を伝い、首元まで濡らす。
それでも体が帯びた熱は、止みそうになかった。
(流星…ううん、もはや隕石…)
その走りにかつての自分を重ねつつ、レース場をあとにする。
覇王伝説は、間もなく終焉を迎える。
そんな予感を、覚えながら。
体の火照りは未だ、降りしきる雨でさえ冷ましてくれそうに無い。 - 26二次元好きの匿名さん23/04/26(水) 14:23:04
保守
- 27二次元好きの匿名さん23/04/26(水) 17:00:16
雨の中のレースっていいよね
- 28二次元好きの匿名さん23/04/26(水) 18:57:37
保守
- 29二次元好きの匿名さん23/04/26(水) 22:43:34
雨濡れオグタマはありませんか!?
- 30二次元好きの匿名さん23/04/27(木) 10:07:43
もうちょっと保て
- 31二次元好きの匿名さん23/04/27(木) 10:25:18
- 32二次元好きの匿名さん23/04/27(木) 16:40:23
- 33二次元好きの匿名さん23/04/27(木) 20:31:45
めちゃくちゃ湿っぽくて艶があるので……
- 34二次元好きの匿名さん23/04/28(金) 02:54:31
- 35二次元好きの匿名さん23/04/28(金) 03:01:51
保守
- 36二次元好きの匿名さん23/04/28(金) 03:02:28
ありがとう、だが名のある物書きとは嬉しい評価だが否なのだ、強いて言えばモブウマ娘総選挙とかのモブウマ娘の非公式企画に怪文書ブン投げてるだけなのだ
- 37二次元好きの匿名さん23/04/28(金) 06:49:08
保守代わりに雨で濡れた髪をふわふわタオルで拭くアヤベさん概念を投下ァ!
- 38二次元好きの匿名さん23/04/28(金) 06:57:49
レース中、急に降り出した大雨。
周りの人々が傘を差し、屋根の下へ移動する中、一人傘も差さず雨に打たれながら佇む者が居た。
その姿を見た多くの者は彼を奇妙な目で見る。
しかし彼はそんな視線も気にせず駆け抜けている彼女の姿を誰よりも前で見据えていた。
(自分の愛バがこの雨の中走っているんだ…なら彼女の帰りをこの雨の中待つ…。それが彼女のトレーナーとしての覚悟…!)
更に雨が強くなる。それでも彼は動かなかった。
(おばか…傘も差さずに…そんな姿を見たら……!)
そんな彼の姿を見たのだろう。その姿に応える様に彼女が一気に加速し、周りを一気に追い抜いた。
そしてそのまま一着でゴールを走り抜く。
彼女は外に居た彼に一着を取ったその足で駆け寄る。
「おばか…ずぶ濡れじゃないの…」
「ああ、君と同じだ」
「傘ぐらい差しなさいよへっぽこ……」
「言っただろ?二人一緒に一流になるって、君がへっぽこの時は自分もへっぽこだって。それなら二人でずぶ濡れになるのだって構わないだろ?君だけがずぶ濡れになんて絶対にさせないから」
「おばか…でも嬉しい…嬉しいわ……」
冷たい雨が滴る中、それとは別に彼女の顔からは暖かい雫が滴り落ちていた。
「さぁ、控室に行こう。風邪引いたら大変だ」
「それはあなたも同じじゃない…でもそうね、雨の中走ったもの。温めないと体が冷えてしまうわ」
「そう、だから早く暖を取らないと———ッ!?」
すると突然彼女が抱きついてきた。
「おばか…ここにあるじゃ無い…あなたの温もりが…」
抱きしめながら彼女は胸元で彼に聞こえる様に呟く。
「このキングを抱きしめる権利をあげるわ。拒否権は無しよ?だから…あなたのこの温もりで温めて頂戴…」 - 39二次元好きの匿名さん23/04/28(金) 07:50:12
周囲に見られてるのを忘れてこの後赤面するキングなのであった…
- 40二次元好きの匿名さん23/04/28(金) 09:10:50
「……ふぅ、ひどいゲリラ豪雨だったね」
「はい、傘を取り出す暇もなく降られちゃいましたね」
ローレルはタオルで身体を拭いながら苦笑する。
――――とある休日、俺達は二人で出かけていた。
家を出る時点では晴れていたし、天気予報が告げる降水確率も10%。
念のため折り畳み傘も持っていたが……まさかこんな急激に雨脚が強くなるとは。
目的地のすぐ近くで良かった、そう思いながら建物を見渡す。
「しかし、以前来た教会とはまた違った趣があるね」
「はい、ここは造りそのものはシンプルですが彫刻が素晴らしくて、日本唯一の……!」
そう言いながら、ローレルは熱のこもった目で語り始める。
今回は彼女の希望で教会へとやってきた。
以前、二人で来た教会とは、また別の場所にあるフランス式の教会。
外観からも歴史ある雰囲気を感じさせるものの、周囲の風景とは不思議と溶け込んでいた。
出迎えてくれた人の感じも良く、タオルまで貸してくれた。
後でまたお礼を言わないと、そう思いながら彼女のタオルを回収しようと視線を向ける。
そして、見てしまう。
雨に濡れて、服が身体に張り付き、身体のラインが明確に浮き出たローレルの姿を。
最近は少し気温が高く、以前よりも薄着の服装。
あまり見るべきではない部分も微かに透けており、思わず目を逸らした。
「……ローレル、タオルはもう大丈夫? こっちで預かっておくから」
「あっ、はい。ありがとうございます……なんでトレーナーさんはそっぽを向いてるんですか?」 - 41二次元好きの匿名さん23/04/28(金) 09:11:04
当然の疑問を浮かべるローレル。
しかし大人としてそれに答えるわけにもいかず、適当に誤魔化す。
「いや、良い建物だなって」
「そちらには道しかありませんけど」
「……それにしてもこのタオルふわふわだな、良い生地使っているんだろうね」
「むぅ、誤魔化してますね……確かに良い生地…………生地……あっ」
何かに気づいたような声、俺は冷や汗を流しながらちらりとそちらを見る。
そこは顔を桜色に染めて、タオルで胸元を隠すローレルの姿があった。
気まずい沈黙がしばらく流れて、やがて。
「……ふふっ♪」
何かを思いついたような楽し気な笑い声が、それを打ち破った。
ローレルは軽い足取りで、回り込むように俺の前に来る。
濡れた服は当然まだ乾いてはいない、俺も先ほどのように目を逸らそうとした。
――――そんな俺の頭に、ローレルはふわりとタオルをかぶせる。
「トレーナーさん、まだ頭が濡れてるみたいですよー? ごしごしー♪」
「ロ、ローレル? いや、自分でやるって!」
「はいはい、じっとしててくださいねー? ふわふわで気持ち良いですよねー?」
大人びていながら、少しだけ子どもっぽい笑顔で正面からローレルは俺の頭を拭き始める。
彼女の顔の近さ、タオルからほんのり漂う桃の香り、優しくて温かい手の感触。
その真っすぐかつ悪戯っぽい視線から逃れようとも、下にズラせば彼女の身体を見てしまう。
逃げ場無し、といったところだろうか。
「……じっくりトレーナーさんの目が見れて良いですね、これ。今後もたまにやりませんか?」
「勘弁して……」 - 42二次元好きの匿名さん23/04/28(金) 09:11:20
しばらくローレルに弄ばれた後、俺達は教会の中へ案内された。
外観のこじんまりとした様子から想像できないほどに――――厳かな光景。
以前の教会のように、煌びやかで、大きなステンドグラスはない。
だが、正面の大きな祭壇が見るもの全てを引き付けて、そこが神聖な場なのだと理解させる。
壁面には、恐らく聖書の内容を模した彫刻があり、見ているだけでも時間が過ぎてしまいそう。
「これは……凄いな」
「はい、正直想像を遥かに越えていました」
気づけば30分以上、無言で二人で眺めていた。
あまり美術などは詳しくないが、それでも圧倒されてしまう。
きっとローレルの担当でなければ得ることの出来なかった経験である。
「うん、本当に来て良かったね。これで雨さえなければ言うことなしだったんだけど」
「――――Mariage pluvieux mariage heureux」
「えっ」
「雨の日の結婚式は、幸運をもたらす……フランスのことわざです」
そう言って、ローレルはするりと俺の腕に彼女自身の腕を絡めた。
以前の再現……いや、それよりも距離が近く、柔らかな身体の感触が伝わってきてしまう。
流石に一言、と思ったが心地良さげに顔を寄せる彼女を見ると、その気も霧散した。
そのまま彼女は出入り口に向けて足を進めて、俺もそれに付いて行く。
そして、建物を出る直前、ローレルは耳打ちするように囁いた。
「Je ne pence qu'a toi chaque jor」
――――愛しい宝物、今日もあなたに夢中だよ。
最後にそう付け足して、ローレルはぱっと身体を離す。
彼女はどこか恥ずかしそうな、それでいて満足気な笑みを浮かべていた。 - 43二次元好きの匿名さん23/04/28(金) 09:11:34
「ふふっ、こうして結婚式の真似をすれば、雨が降って良かったって思えませんか?」
「……そうだね」
俺はバクバクと鳴り響く鼓動を抑えながら、力なくそう答える。
言われたのは二回目のはずなのに、全然慣れない、むしろ更に緊張した気がする。
自身の至らなさにため息をつきながら、俺はローレルに言った。
「……前にもいったけど、こういうことは誰にでもしちゃダメだよ」
「はぁい、わかってます、『誰にでも』はしませんよ?」
人差し指を立てて、ウインクを飛ばしながら、ローレルはそう返す。
まあ、それくらい俺を信用してくれているということなのだろうけども。
建物を出ると、雨は止み、太陽が再度顔を出している。
俺達は敷地の外に出るべく、二人並んで歩みを進めた。
「この教会も素敵でした、前の教会も良かったですけど『いずれおたべか柿の種』ですね」
恐らく友人から聞いたのであろう格言を言い放つローレル。
そんな彼女の言葉を、俺はどこか聞き流していた。
今回のような周囲の誤解を招きそうな発言や行動を注意するべきか、それを考えていたからだ。
「トレーナーさんは結婚式を挙げるなら、どんな教会に行きたいと思いますか?」
――――だから、この問いかけも後半の部分しか聞こえていなくて。
聞こえていた部分すらも上の空で聞いていた俺は、反射的に思ったことを返していた。
「君と一緒なら、どこでも良いよ」
足音が一つ減る。何事かと思って、俺は振り向いた。
そこには――――真っ赤な顔で立ち尽くすローレルの姿があった。 - 44二次元好きの匿名さん23/04/28(金) 09:12:43
>>23の概念で書けなくてすまねえ
- 45二次元好きの匿名さん23/04/28(金) 15:13:00
- 46二次元好きの匿名さん23/04/28(金) 16:01:25
- 47二次元好きの匿名さん23/04/28(金) 22:42:01
ほ
- 48二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 00:57:35
最後が完璧すぎる...尊い......尊み満開......
- 49二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 02:02:32
トレーナーとの話だったり、ライバルとの話だったり色々概念があっていいな
- 50二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 06:54:14
- 51二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 07:02:52
「ダメ!タイキダメッ!今タオル持ってくるからじっとしてて!絶対ぶんぶんしないで!」
「………もうガマンできまセーン!」
バタバタバタバタバタバタバタバタバタバタ
「ああああああああああああ!!」 - 52二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 09:45:38
本物の名文やめろ
- 53二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 17:08:36
「べーっ!ウインディちゃんは心も身体もずぶ濡れなんてもう慣れっこなのだ!だからお前が使うと良いのだ!」
そう言って乱暴に傘を渡し、土砂降りの雨の中を走り去っていった彼女。
冷たく打ち付ける雨。
跳ねる泥。
濡れて、汚れていく身体。
まるで自分は、そこにいるべきだと言わんばかりに彼女はその中に飛び込んでいった。
彼女を見たのはそれっきりだ。
私は彼女のトレーナーでも、関係者でもない。
だから、あの時出会ったのは本当に偶然で。
借りた傘を、返すこともできていない。
傘に目を向けるたびに、彼女のことを思い出す。
……彼女の次走は、フェブラリーステークスだったか。
彼女の心に降り頻る雨が晴れる様に。
彼女に、夜明けがやってくる様に。
窓越しに、陽が差し込み始めた曇り空を見ながらそっと祈った。
(ウインディちゃんの名馬の肖像すき) - 54二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 17:20:59
雨なのに熱いなこのスレ
- 55二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 21:21:10
雨ニモ負ケズ
風ニモ負ケズ