【ルートにより閲注】CoCシナリオ「Red:bruise」をやるよ part2

  • 1二次元好きの匿名さん23/04/27(木) 21:39:40

    「KPのシャディク・ゼネリです。休憩はできたかな?」

    「SKPのミオリネ・レンブランです。いあいあ、アリエル」


    「僕のHOどうなってるの?」

    「知らん、怖……」

    「私これからどうなるんですか?」

    「知らん、怖……」

    前卓の様子

    【ルートにより閲注】CoCシナリオ「Red:bruise」をやるよ|あにまん掲示板https://bbs.animanch.com/img/1827517/1「というわけでKPのシャディク・ゼネリです。よろしくおねがいします」https://bbs.animanch.com/img…bbs.animanch.com
  • 2二次元好きの匿名さん23/04/27(木) 21:42:54

    ラウダ(刑事)
    HP:11 SAN:35
    幸運:30 アイデア:70
    CON:65 SIZ:40 POW:30 INT:70
    目星、聞き耳、手さばき、鍵開け、近接戦闘(格闘)、近接戦闘(斧)

    エラン(探偵)
    HP:11 SAN:70
    幸運:65 アイデア:50
    CON:50 SIZ:60 POW:65 INT:50
    目星、図書館、コンピュータ、王宮手当、射撃(ライフル)、心理学

    スレッタ(花魁)
    HP:11 SAN:46
    幸運:35 アイデア:70
    CON:65 SIZ:55 POW:35 INT:70
    目星、聞き耳、医学、言いくるめ、近接戦闘(格闘)、魅了

    グエル(怪盗)
    HP:11 SAN:21
    幸運:30 アイデア:40
    CON:75 SIZ:65 POW:30 INT:40
    聞き耳、図書館、隠密、射撃(拳銃)、近接戦闘(槍)、手さばき


    前回のあらすじ
    ラウダ・エラン『傷だらけの願い』宇宙街で起きている軽犯罪事件群に、ニカ・ナナウラ、ひいては『S』と呼ばれる謎の人物がかかわっていることを突き止める。
    スレッタ・グエル『最果てにて君を守る』地球街で起きている連続殺人事件が、『S』と呼ばれる謎の人物を標的にしていたことがわかる。
    『片眼で見る夢』スレッタとグエルはは協力して、殺人事件の犯人である反社会組織を叩き、壊滅させる。しかしスレッタは突然やってきた五号につかまってしまい……?
    一方その頃、ラウダとエランは協力して、『S』の居場所を突き止めることに成功する。そこにいたのは、片目を眼帯で隠したうつくしい男であった。

  • 3二次元好きの匿名さん23/04/27(木) 21:52:51

     シャディクはラウダの言葉を聞くと、ゆっくりと息を吸って、吐いた。

    「……うん、ネックレスを配る依頼を出したのは、俺。『S』だ」

    「あの青い石は何なの?あれのせいで、子どもたちは犯罪に手を染めてしまった」

    「犯罪を唆したつもりはない。結果的にそうなってしまったみたいだけれども……」

    「どういうことだ。説明してくれるかな」

    「……これ以上は、スペーシアンの子は聞かない方がいい。特に君たちみたいな、ここまで辿りつくことができるくらい、正義感のある子はね」

     Sはつとめて冷静に、息を吸って、吐いた。どうやらこれ以上話す気はないらしい。ラウダはその様子に、少しだけ頬を膨らませる。

    「僕は自分が見たものしか信じない。自分の身くらい、自分で責任を取るよ」

    「そっか。勇敢だね。だけど、……本当に、だめなんだ」

     存外はっきりと言い切られ、ラウダは閉口する。エランはその背を支え、じっと、Sの姿を見つめていた。

     眼帯越しにこちらを見据える右の目、そして、大きく澄んだ空色の瞳に、どこか既視感があった。


    ラウダ「うーん、教えてくれないか……これ以上聞き出すにはどうすればいい?」

    シャディク「聞き方を変えるか、もしくは交渉技能でハード成功するかだね」

    エラン「僕たち両方交渉技能は持ってないね……?うーん、どうしよう……とりあえず、RPで頑張ってみるか」

    dice1d4=2 (2)

    1:ラウダ「あなたは何者?」エラン心理学:dice1d100=72 (72) (70)

    2:エラン「スレッタやグエルとはどういう関係なの?」エラン心理学:dice1d100=22 (22) (70)

    3:ラウダ「僕の目、何故か最近赤くなってきている気がするんだけど……」エラン心理学:dice1d100=99 (99) (70)

    4:エラン「きみの目はどうしてそんなことになってしまっているの?」エラン心理学:dice1d100=29 (29) (70)

    dice1d100=95 (95) (??)

  • 4二次元好きの匿名さん23/04/27(木) 21:58:04

    新スレおつです!
    エランの出目が雲行き怪しいな…塩の出番かな

  • 5二次元好きの匿名さん23/04/27(木) 22:05:22

    「スレッタ・マーキュリー。……彼女をこの歓楽街に連れてきたのは、俺だ。今も、それが正しかったか、わからないけれど」

     シャディクは腕を組み、ぼんやりと中空を見やる。

     その言葉にエランは、首を傾げた。それって、いったい、どういうこと。と、言わんばかりに。シャディクはなんてことないようにつづけた。

    「……少し、昔話をさせてくれないか」

     二十五年前、仲良しのバディがいた。『S』と、『M』。二人は反社を立て続けに検挙して、華々しい成果をあげた。その日もとある事務所の地下に侵入して、……それで、大きな石を見つけた。赤い、月よりも紅い石。Sはさして興味をもたなかったけれど、Mはそれを持ちかえって研究し、あるとき「これを上手く使えばすべての人間が正しく生きられるようになる」と言った。Sはそれを理解できなくて、取り合わなかった。……回りくどいことはやめると、彼女はそれを使って、今の平和を作り出した。

     一息に言い切り、シャディクは俯いた。

    「……彼女は赤い石を使った救済計画を、『クワイエット・ゼロ』と呼んでいた」

    「それとスレッタ・マーキュリーに、一体どういう関係が?」

     シャディクはエランの質問に、一瞬、びくりと肩を震わせた。

     おどろかないで聞いてほしい。そう前置きして、つとめて冷静に、言う。

    「スレッタ・マーキュリーは、『M』の娘だ。最初に救済を施すのは自分の娘にすると、彼女は言った。……わけわかんないけど、人体実験はだめだ、と思って」


    ラウダ「待って」

    エラン「スレッタがミオリネの娘????」

    シャディク「『M』です」

    ラウダ「そうはならないでしょ」

    エラン「プロスペラはどうなってるの」

    シャディク「『M』です」

    ラウダ「……はあ、さっきのシークレットダイスすごい出目出てたし、そろそろ質問も打ちきりか」

    エラン「そうだね。……大切に、しなきゃ。何聞く?」

    dice1d4=1 (1)

    1:ラウダ「……青い石について。覚悟はできた」

    2:エラン「『クワイエット・ゼロ』って、何?」

    3:ラウダ「あなたが二十五年前の『S』なら、どうしてそんなに若い容姿をしているの?」

    4:エラン「何故、そんなことを?」

  • 6二次元好きの匿名さん23/04/27(木) 22:12:12

    「……そっか。サビーナ」

    「わかった」

     サビーナ、と呼ばれた背の高い女が、すっと下がる。シャディクも立ち上がり、本棚に近寄ると、一冊のファイルを手に取った。そこには、『赤い石について』と書かれた資料がまとめられている。

    『赤い石について』

    月よりも赤いこの石には、人間の精神を喰らう生物が潜んでいる。これに喰らわれた人間は精神になんらかの影響を受けるとされるが、詳しいことは未だわかっていない。ただ、大きな傾向として、「正しさや平和に異様に固執する」「愛し愛されることに執着する」、そして「それ」に相応しくない記憶を全てコントロールすることすら可能であると考えられる。

    「全部わかっているわけじゃない。それでも指をくわえてみていたわけでもない。この青い石は、赤い石の影響を多少は軽減するための精神感応電波を受信する、いわばアンテナだ。古いものはあまり機能を発さないかもしれないけれど」

     __『M』の目的は、この赤い石の影響を地球全域に広げる、というものだ。

     シャディクの言葉を聞いた、瞬間。

     ラウダの背筋に、悪寒が走る。

    みられている。みられている。みられている。みられている。みられている。みられている。みられている。みられている。みられている。みられている。みられている。みられている。みられている。みられている。みられている。みられている。みられている。みられている。みられている。

     それはいる。それは見ている。それはあなたを見ている。それはあなたを見ている。

     それは、ずっと、あなたの傍にいる。

    ラウダSANc:dice1d100=91 (91) (35) 1/dice1d6=4 (4)

  • 7二次元好きの匿名さん23/04/27(木) 22:19:19

    ラウダSAN値:35→31

     サビーナはそっとラウダに近づくと、その手にそうっと、青い石を握らせる。心が落ち着いてくる。それでも、まだ何か、奥の。根源的な部分が、ざわついている。
    「ラウダ、血が……」
     エランはサビーナからラウダを引き剥がすと、心配げな顔でその喉を撫でた。どうやらラウダは無意識にそこをかきむしっていたらしい。痛い。痛い。いたい。サビーナは青い石を握ったまま、無表情にこちらを見ていた。シャディクがそれを見て、「多分今のが、赤い石の影響だ」と呟いた。まだ呆然としているラウダを庇いながら、エランが顔を上げ、シャディクを見つめる。
    「サビーナの見立てによると、まだ赤い石は幼体らしい。『M』が見つけた時点で二十年程度の猶予があるだろうと」
    「……つまり、ちょうど今頃までは、ということか」
    「ああ。原石は、宇宙街のどこかにある、とは思う。時間がない。『M』の今の所在はわからない。……ひとつ、わかっていることがある。宇宙街の実権を握っているのは、警察じゃなくて、『M』が作った秘密組織だ。でも実際、よくやってると思うよ」
     そこでSが少しだけ、顔を伏せる。
    「……Mは実際よくやっているよ。俺がしてるのが全部間違いなんじゃないかと思うこともある。でも、やめない。やめられない。これが罪滅ぼしになるなんて、思っていないけど。世界を書き換えて、神様になるなんて、平和で、争いごともなく、あいしあいされる……俺は、そばに」
     そう、シャディクが言おうとした、瞬間。
     __きらりと光る何かが、二人の間をすり抜けて、サビーナの胸を貫いた。

  • 8二次元好きの匿名さん23/04/27(木) 22:27:46

    「サビーナっ!?」
     いつの間にか、後ろの扉が開いている。そこにはずらりと人が並んでいた。戦闘にいるのは、ミオリネだ。彼女はつかつかとSの方に近づくと、未だ呆然としているSの腕に手錠をかける。
    「二十五年前に姿を消し、地球街の形成にかかわった『S』がここにいると通報を受けた。連行する」
     Sは未だに、何が起きたのかわかっていない、という表情で、ミオリネを見つめる。エランは咄嗟に、サビーナに駆け寄った。血は流れていないが、意識はない。傍にいた男が、「麻酔銃だ。命に別状はない」と説明した。
    「待って、ミオリネ。一体何の権限で!」
    「ラウダ、あんたのおかげよ。あんたのおかげで、現最高権力者であるスレッタ、そして創始者である『S』、二人ともを捕まえることができた」
    「どういうこと。令状もないのに、こんなのさすがに横暴だよ。何より僕は何も、」
    「証拠は掴んでいる。詳しいことはまた後で」
     ミオリネがふっと微笑む。
     どうやらSにも麻酔が撃ち込まれた、らしい。ミオリネとよく似た眼帯を付けたまま、くたりと倒れている。ミオリネは彼を抱き上げると、足早に去って行ってしまった。慌てて追いかけるが、もう彼らの影は入り組んだ道の向こう側に消えて、探せそうにない。
    「ど、……どうなって、るの……!?」
    「……」
     重苦しく雨が降りしきる中。
     後に残されたのは、呆然と立ち尽くす二人だけだった。
     赤い、紅い月の気配がする。それはどんどんと大きくなり、あなたたちを見ている。
     彼は、彼女は、私は、あなたは、この世界の何を知っていて、何を知らずにいて、何が正しくて、何が間違っているのだろうか?
    全員集合『片眼で見る夢』
    ▽Mission complete!

  • 9二次元好きの匿名さん23/04/27(木) 22:32:59

    ミオリネ「はい、シナリオクリアよ。お疲れ様」

    ラウダ「何?何??何????」

    エラン「なにひとつ状況がわからない」

    スレッタ「私捕まっちゃったんですけど~!?」

    グエル「なあ俺はここからどう動けばいいんだ?」

    シャディク「とりあえずクリア報酬をあげる。基本報酬は1d6、それに加えてルートが確定した『ラウダ』『エラン』『グエル』は追加で1d3あげるよ」

    スレッタ「あっ私結局まだルート確定してないんですね……?」

    ラウダ「……とはいっても、特殊ルートとやらがどうなるかわからなくて怖いんだよね……とりあえず、えいっ」ラウダSAN値回復:dice1d6=1 (1) +dice1d3=1 (1)

    エラン「SAN値だけが増えていく。もっと別のものが欲しい、平和とか」エランSAN値回復:dice1d6=3 (3) +dice1d3=3 (3)

    スレッタ「エランさん、ぜいたくななやみ……」スレッタSAN値回復:dice1d6=2 (2)

    グエル「それはそう ほんとうにそう」グエルSAN値回復:dice1d6=2 (2) +dice1d3=1 (1)

    ラウダ「でも、これからどうするの?スレッタ救出のために動く?」

    エラン「『S』のことも助けないと。というかミオリネ、じゃなくて『M』の底が知れなさ過ぎて怖いよ」

    スレッタ「うーん、うーん……私は何もできないですし……」

    グエル「俺も。さて、どうするべきか」

    ミオリネ「そうね。……それじゃあラウダ、エラン、こっちに来て」

  • 10二次元好きの匿名さん23/04/27(木) 22:39:25

    ラウダSAN値:31→33

    エランSAN値:70→76

    スレッタSAN値:46→48

    グエルSAN値:21→24


    「ラウダ、長らくお疲れ様。まさかあの『S』がかかわっていたなんて……」

    「……」

     ラウダは俯き、ミオリネの前に座り込む。ミオリネはそんなラウダの様子に頓着することなく、にこりと笑って、続ける。

    「でも、あなたのおかげでスレッタは捕まえられたし、事件も解決した。それでね、あなたに昇進の話が出ているの。大手柄だったもの。今のここは実力主義だから、ペトラと同じ警視長でも、そのうえでも。どうしたい?」

    「まって、聞きたいことが」

    「あなたのおかげよ」

    「……」

     ミオリネは人好きのする笑みを浮かべる。

     その誘いを、ラウダは__

    dice1d2=2 (2)

    1:受け容れる 2:突っぱねる


     白く明るく、無機質な部屋。

     五号は微笑んで、四号の手を取った。

    「お疲れ様!彼はやはり反体制分子の可能性が高いとして、僕たちの監視下に置くことにした。任務はこれでおしまいだよ」

    「……どういう、こと。どこから、何故、そう判断した?」

     五号は答えない。

     ただ、四号の頬を撫で、その目をじっと、見つめる。

    「もうすぐ、みんなが『正しく』生きられるようになる。人類は進化するんだ」

    「質問に答えて」

    「残り少ない時間だけどこの国のために頑張ろう、四号」

     五号は四号の耳にくちびるを寄せ、囁いた。

    「【精神寄生体】は、いつだって君を見ているんだから」

  • 11二次元好きの匿名さん23/04/27(木) 22:49:55

    「待ってよ、何かがおかしいよ。スレッタは__」

     ラウダがそう言おうとした瞬間、

     ずきり、と。頭の奥が、痛む。

     目の裏が痛む。痛む。痛む。見られないはずなのに、自分の瞳が赤く、紅く、月よりも紅く染まっていくのが、何故だか鮮明に、わかった。

     みられている。みられている。みられている。みられている。みられている。

     ……ああ、何故、逆らう必要がある?

     ラウダの脳の中で、何かがどろりととろけていく。そうだ、逆らう必要はない。だって昇進すれば、より正義のために働ける。そうだ、そうだ、それでいい。それでいい! ラウダのくちびるが、子どものように、無垢に、緩む。ミオリネの手を取れば、ミオリネは微笑んで、「嬉しいわ」と言った。

    ラウダSANc:dice1d100=11 (11) (33) 5/5+dice1d5=3 (3)

    確定発狂:幻覚あるいは妄想


     四号は五号の手を振り払う。そうして眉を顰め、「馬鹿馬鹿しい」と言い切った。

    「よくわからないことを言ってないで、ラウダは一体__」

    「……何、その態度」

     五号は何故か、呆然としたように立ち尽くしていた。

     そして四号の胸倉をつかむと、思い切り引っ張る。爪先が、軽く浮く。四号は無意識に目を閉じて、それから開いた。そうして、目を、見開いた。

     五号の目が、真っ赤に染まっている。

     それはまるで、ラウダや、グエルのように。

    「どうして。どうして、君は二十五歳以下のスペーシアンだろう。何故『クワイエット・ゼロ』に賛同しない!?……まさか、」

     君は、アーシアン、なのか?

     四号は答えなかった。それが、答えだった。

    「どうして。……どうして、アーシアンがここにいるの?どうしてアーシアンがなんてことない顔でいるの?どうして同じアーシアンなのに、君は『まとも』に生きていられるの?」

     五号は脱力する。そうして思い切り椅子に倒れ込むと、ぱちりと指を鳴らした。どこからか、制服の男たちが現れる。

    「……記憶処理はしないであげるよ。もうすぐ、赤い月が空に昇る。次に会う時は、きっと愛し合えたらいいね。そうしてきっと、僕と一緒に、死んでね……」

     男たちは四号を拘束する。そして、その身体を半ば引きずるようにして、連れて行った。

  • 12二次元好きの匿名さん23/04/27(木) 22:52:49

    スレッタやグエルがスペーシアンだったから実は宇宙街側がアーシアンなのか?とか考えてたけど
    エランがその枠だったか

  • 13二次元好きの匿名さん23/04/27(木) 23:00:46

    ラウダSAN値:33→28

     目が覚めたグエルは、シンプルに頭を抱えた。
     みんな連れていかれた。
     終わりだ。いつの間にかスレッタいなくなっちゃったし、ソフィとノレアは不安で泣いてるし、慰めても全然泣き止んでくれないし。あとラウダとエランは約束の時間になっても一向に現れる気配すらないし。
     割と一人どうすることもできずに途方に暮れていると、突然、携帯端末に電話がかかってくる。非通知だ。出てみれば、聞きなれない声が聞こえてきた。
    「……あ、あ、あー? あんたがグエル・ジェターク?」
     グエルは「誰だ」と端的に尋ねる。どこからか、「ああ、番号は間違っていない」と聞こえてきた。……そちらの声には、覚えがあった。かつての後輩、フェルシー・ロロだ。ただし口調はこう、だいぶ違うような気がする。
    「私はレネ。サビーナやメイジー、イリーシャと同じ、『S』__シャディクの仲間。端的に言うけど、フェルシー・ロロの身体は乗っ取った」
    「は?どういうことだ」
    「青い石が受信してる電波を発生させるための装置__そいつの元になった『精神交換装置』を使って、サビーナの精神をフェルシー・ロロに移したの。大丈夫、こちらの言うことに従ってくれれば、本物の彼女に危害は加えない」
     その言葉を理解することを、一瞬、脳が拒んだ。
     しかしすぐに、「そんなことっ、信じられるとでも!?」と噛み付く。レネはからからと笑って、それから少し、声を潜めた。
    「……ねえ。エランや、スレッタを__それからシャディクを、助けたいよね?」
     グエルは閉口する。
     それは、事実であった。努めて冷静に息を吸って、吐く。そして、「何をすればいい」と低い声で唸った。レネは、「話が早くて助かるわ」と楽しげな声をあげる。
    「こっちも警察内部から働きかける。だから速攻死刑、とかにはならないはず。でも本格的に身柄を解放するためには、『上』の許可が必要。今から言う住所に警視総監がいる。それを、盗み出してきてほしいの」
    「……」
    「シャディクに教育されて、自分でも技を磨き続けたあんたならできるよね?これでも私たちは、あんたに結構期待してるのよ」
     世紀の大怪盗、ダリルバルデ。

  • 14二次元好きの匿名さん23/04/27(木) 23:08:26

    これはヒーローになれる展開

  • 15二次元好きの匿名さん23/04/27(木) 23:31:13

    シャディクと師弟なのなんかいいな

  • 16二次元好きの匿名さん23/04/28(金) 07:24:46

    このレスは削除されています

  • 17二次元好きの匿名さん23/04/28(金) 07:25:41

    「今日のニュースです。本⽇付で、警視総監が交代することが緊急決定しました。二十五年前に姿を消し、現在の地球街の形成に関わったとみられる元公安の検挙に貢献したとのことです。しかし新しい警視総監は、まだあまりにも若く……」
    「……ですが、十五年前の警視庁の改⾰当時、警視庁内の平均年齢がかなり引き下がったこと
    にも批判はありましたが、結果としてパフォーマンスは上がっており、若き警視総監にも期待が集まっています」
    「さて、新しい時代といえば、新しい時代の象徴として建設されたアスティカシアタワーが、間もなく開業十五周年を迎えます。これを祝し、現在様々なイベントが予定されており……」
    「続いて今日の星空情報です。今日は月が赤く染まる、いわゆる『皆既月食』です。昨日から降り続けている雨が、止むといいのですが」

    全員集合シナリオ
    『ふたり正義の夢を見る』

     __スレッタの意識が戻る。
     そこは白く明るい、無機質な部屋だ。部屋の中には⼤きなベッド、冷めきったご飯が置かれた机が置かれているのみである。窓はなく、扉が⼀枚あるが鍵がかかっている。携帯電話は圏外で、所持品は押収されているのか、見当たらない。
     扉には⼩窓がついており、廊下が⾒える。扉の前には看守らしき制服の⼈物が⽴っており、またこの階は他にも同じような部屋が並んでいるようだ。スレッタは一瞬遅れて⾃⾝が閉じ込められていることを理解するが、部屋⾃体は牢というよりも病室と⾔った⽅がしっくりくる雰囲気である。
    「……うーん、どう、すれば__」
     そこで、気づく。
     向かいの部屋にいる人物もまた、小窓から外を伺っているらしい。
     彼もこちらを見ている。
     どうやらそれは、ラウダの仲間であり、グエルのことを追っていた探偵、そしてスレッタをここまで連れてきた男によく似た青年、エラン・ケレスであるようだった。彼はスレッタを見て、ほんの少しだけ、驚いたような顔をする。
     目と目が合う瞬間好きだと__気づかないが、通じ合う。よしこの看守サクッと気絶させて外出ようぜ!!

    ミオリネ「戦闘開始」
    スレッタ「ノリが軽すぎる」
    ミオリネ「ここで特殊処理。スレッタが場に存在する状態でエランの『プロファイリング』で気を引けば、相手の攻撃を一回スキップできる」
    エラン「僕は武器持ってないと無力だから……スレッタ、任せたよ」

  • 18二次元好きの匿名さん23/04/28(金) 10:51:48

     スレッタは弾みをつけ、蹴破る。蝶番が壊れ、扉が吹っ飛んだ。大きな音がする。看守が異変に気付き、やってくる。スレッタは彼等がこちら側に到着する前に、さっさとエランの扉も蹴り壊した。

     エランは扉から出てきて、スレッタの姿を見て、少しだけ顔を曇らせる。……この少女は、『M』の娘、なのだっけ。クワイエット・ゼロがどうとか、紅い石がどうとか、エランは全部わかっているわけではない。それでも、得体の知れなさだけは感じていた。彼女はエランの頬を撫で、微笑む。

    「あなたは確か、グエルさんにご執心の探偵さん……エランさん、でしたっけ?」

    「うん。……助かるよ」

    「指示は任せました。今はとにかく、ここを切り抜けないと」

    「もちろん。やるよ」

     スレッタは立ち上がり、構えを取る。

     看守の男が二人、慌ててこちらに駆けつけてきた。


    『エラン』

    対象:dice1d2=1 (1) マヌーバ:攻撃看破(判定はプロファイリング:dice1d100=17 (17) (70))

    『スレッタ』

    攻撃対象:dice1d2=1 (1) マヌーバ:ノックアウト打撃(判定は近接戦闘(格闘):dice1d100=67 (67) (70))

    『看守A』

    攻撃対象:dice1d2=2 (2) マヌーバ:取り押さえる(判定は近接戦闘(格闘):dice1d100=94 (94) (50))

    『看守B』

    攻撃対象:dice1d2=1 (1) マヌーバ:取り押さえる(判定は近接戦闘(格闘):dice1d100=24 (24) (50))

  • 19二次元好きの匿名さん23/04/28(金) 11:16:28

    スレッタ「エランさん……!」

    エラン「スレッタは僕が守るよ」

    ミオリネ「なんかかっこいい雰囲気出してるけど看破できたのはほぼファンブルみたいな出目で失敗してる方よ。エランは回避失敗したら普通に取り押さえられるから」

    スレッタ「エランさん!!」

    エラン「?????」


    「スレッタ、右!」

    「たすかりますっ、エランさん!」

     スレッタは看守の攻撃をひらりと回避して、その項に手刀をいれる。長い髪が舞い上がり、重力に従って落ちた。

     ふっと息をいれて、浮いた汗を袖で拭う。あんなぱっと見で攻撃の方向を看過できるものなのだろうか。平和な宇宙街で生きてきたスペーシアンだと思っていたけれど、存外荒事に慣れているのかもしれない。そんなことを思いながら、エランの方に視線を向ける。

    「__エランさんッ!」

     もう一人の看守が、エランの手首をつかみ、羽交い締めにしようとしていた。

    「はな、してッ!」

    「何故抵抗する、四号!五号さんがせっかく温情をかけてくださっているのに、何故逆らうんだ!?」

    「僕は何も知らない。何もかもだ、説明もなしにこんなところに入れるなんて、うあ、」

    「……よ、よんごう?ごごう?って……」

     スレッタは一瞬、思考が止まる。

     しかしどうやら『四号』がエランを指すと気づいた瞬間、エランを助けるため、駆け出した。

    看守A応戦:dice1d100=71 (71) (25)

    応戦成功の場合スレッタダメージ:dice1d3=1 (1)

    応戦失敗の場合看守A気絶

    エラン回避:dice1d100=53 (53) (10)

  • 20二次元好きの匿名さん23/04/28(金) 11:59:39

    エラン「つかまっちゃった……」

    スレッタ「エランさん!!!!」

    ミオリネ「捕まってる状態ではプロファイリングはできないわよ。振り払ってからね」


     スレッタが相手をしていた男の身体が、ぐらりと倒れる。

     と、同時に、エランが引き倒され、床にたたきつけられた。気道から息が押し出されて、がは、と低い咳が出る。抵抗しようにも、元よりどちらかといえば遠距離攻撃が中心で、華奢な体格をしているエランでは、うまく抵抗することができない。

    「くッ……、」

    「四号、頼むから大人しく部屋に戻ってくれ。元は仲間だったお前とは、戦いたくない」

    「嫌だ、と言ったら?」

    「無理矢理にでも、引き戻すだけだ!」

     男がエランの首に手をかける。

     彼が何をしようとしているのか、一瞬遅れて理解する。エランは咄嗟にくちびるを開いて、息を大きく吸い込もうとした。しかし、それより先に。気道が、圧迫される。そうして、

     目を、見開く。

     男の背後に、スレッタが。逆光を受けて、凛と立っていた。


    『スレッタ』

    攻撃対象:看守B マヌーバ:ノックアウト打撃(判定は近接戦闘(格闘):dice1d100=32 (32) (70))

    『看守B』

    攻撃対象:エラン マヌーバ:首を絞める(エランのCONで判定。失敗したらエランは気絶する:dice1d100=88 (88) (50))

    『エラン』

    対象:看守B マヌーバ:振り払う(エランのSIZ60と看守BのSIZ60で対抗ロールを行う)

    エランSIZ対抗:dice1d100=83 (83) (60)

    看守BSIZ対抗:dice1d100=82 (82) (60)

  • 21二次元好きの匿名さん23/04/28(金) 19:25:16

    エランが戦闘弱々とは珍しい

  • 22二次元好きの匿名さん23/04/28(金) 21:32:17

    エラン「???????????」

    スレッタ「エランさん!!!!!」

    ミオリネ「スレッタが落とせなかったらエランが落とされるからよろしく」

    エラン「スレッタ、たすけて……」

    スレッタ「も、もちろん、ですっ、エランさんは私が助けます!!」

    ミオリネ「氷の君(プリンセス)……」


    「……エランさんにっ、」

     スレッタは男に近づく。着物の裾がひらりと揺れて、薄赤い脹脛が、アキレス腱が、振りあがる。

     男は咄嗟に、振り返る。エランにかかりきりだったせいか、反応が遅れた。当のエランは、首を絞められて、こてりとからだを傾け、目をうつろにさせている。意識的に呼吸しても、呼吸ができない。ゼエゼエひゅうひゅうと、苦しそうにしている。このままだと早晩、意識がなくなるだろう。

     スレッタはそれを理解する。だから、容赦はしない。すっと一瞬息を入れ、止める。

    「__触れないでくださいッ!!」

     そして、迷うことなく、落とす!

    看守B回避:dice1d100=24 (24) (10)

    回避失敗の場合看守B気絶

  • 23二次元好きの匿名さん23/04/28(金) 21:45:34

    スレッタ「ハアッハアッハア……」

    エラン「……スレッタ……」

    スレッタ「エランさんは、私が守ります!」

    エラン「スレッタ、僕、うれしい……」

    ミオリネ「ウケる」


     看守の身体が、ぐらりと倒れる。

     エランはひゅうひゅう、ぜえぜえと息を整える。どうやらまだ、呆然としているようだった。スレッタはそんなエランの身体をぎゅうっと抱きしめて、その頭を撫でる。

    「どこも痛くないです?大丈夫ですか?」

    「あの、僕、子どもじゃないんですけど……」

    「あ、ごめんなさい。グエルさんだと思っちゃった」

    「……君とグエルってどういう関係なの?」

    「強いて言うなら手のかかる弟……でしょうか?」

    「そっか」

    「心配しなくても、私はグエルさんを取ったりしませんよ」

    「どういうこと??」

     エランは閉口して、スレッタの手を借り、立ち上がる。

     それから押し倒されたときに服についた汚れを払う。スレッタはその様子をじっと見て、ニコリと笑った。知ってますよ。エランさんはグエルさんが好き! ……否定はしないけど、あまりそういうことを言うのはやめてほしいな。そんなことを話しながら、二人は手際よく看守を縛り上げ、それぞれ自分が入っていた部屋に放り込む。これでしばらくは持つだろう。ふうっと息をついて、二人は顔を見合わせた。

    「エランさん、なんか、慣れてますね?」

    「……さあね」

    探索場所:dice1d4=3 (3)

    1:スレッタ「廊下を調べます」

    2:エラン「他の独房を調べたい」

    3:スレッタ「倉庫的な場所はありますか?」

    4:エラン「入れそうな部屋を探すよ」

    話題:dice1d2=2 (2)

    1:スレッタ「……エランさんって、もしかしてアーシアン、ですか?」

    2:エラン「スレッタとラウダってどういう関係なの?」

  • 24二次元好きの匿名さん23/04/28(金) 22:17:04

    「うーん、鍵、かかってますね……?」

    「……当然か」

     二人はそろって肩を落とす。

     鍵、ではない。銀色のモニターのようなものがあり、淡い赤色の光が漏れている。どうやら網膜認証であるようだ。少なくとも、エランとスレッタでは開けられない。

     『倉庫』と書かれているからには、おそらく何か重要なものがある、と思われるのだが。スレッタが考えていると、エランが唐突に、呟く。

    「スレッタとラウダって、どういう関係なの?」

    「……?私と、ラウダさん?」

     スレッタは腕を組んで、しばらく考える素振りを見せる。

     なんなんだろう。考えてみる。よくわからない人だ。高い金を出してスレッタを買って、触れるどころか色事めいた気色すら見せない。毎度毎度スレッタに取り調べ、というか尋問をして、かわされて、ぐぬぬと呻りながら帰っていて、しばらくもしないうちに毎度やってくる。……不思議な人、だと思う。本当に。しかし、考えてみると、それ以上に、

    「なんだかグエルさんと似た雰囲気、かもしれないです」

    「……グエル、スペーシアンみたいだし。ラウダと似ているのも、当然かもね」

    「えグエルさんってスペーシアンだったんです!?」

    「みたいだよ」

     さらりと流しながら、二人は一度、扉から離れる。

     全力で頑張れば蹴破れる気もする。しかし、そんなことをしたらさすがに警備システムが作動するかもしれない。どうするべきか考えあぐねて、スレッタは首を傾げた。

    探索場所:dice1d4=3 (3)

    1:スレッタ「廊下の探索、しますか……」

    2:エラン「他の独房を探索する」

    3:スレッタ「鍵開け(物理)しますよ!!」スレッタ近接戦闘(格闘):dice1d100=35 (35) (70)

    4:エラン「鍵がかかっていない部屋を探索する」

    話題:dice1d2=2 (2)

    1:スレッタ「……なんだかまるで、エランさんはスペーシアンじゃない、みたいな言いぐさですね?」

    2:エラン「ちなみにもう一度聞くけれど、グエルとはどういう関係で?」

  • 25二次元好きの匿名さん23/04/28(金) 22:28:20

    ミオリネ「?????????」

    スレッタ「エランさ~ん、やりますよ!!」

    ミオリネ「止めてよ探偵!!」

    エラン「……僕、後ろむいてる。何が起きてるかわかんない」

    スレッタ「たすかりますっ!」

    エラン「空がきれいだ」

    ミオリネ「ここ地下よ!?!?」


     スレッタは簡単に、扉の構造を確認する。それから息をついて、腰を低く、落とした。

    「……エランさん、少し、お待ちくださいね。今、『開けます』ので」

    「ありがとう」

     エランは目を閉じる。

     ほんの一瞬の後に、そこそこ大きな音がした。

     スレッタはぐるぐると足首を回して、整理体操をする。そうしてエランに向かって、にっこりと微笑みかけた。エランが目を開けると、なんということでしょう、扉が開いているではありませんか。すごい、幸運ダナ~!

     __中に入ると、そこはどうやら、雑多なものが詰め込まれた倉庫であるようだった。

     見てすぐわかるのは、大きな資料棚だ。それから何やら今は使わないものが大量に詰め込まれた箱があるらしい。探せば何か有用なものがあるかもしれない。例を挙げるなら武器とか武器とか武器とか。

    「……そういえば、スレッタとグエルってどういう関係なの?」

    「あ、やっぱり気になってますね!?ふふっ、私は知っているんですよ……?」

    「何を??」

    「えー、こほん。……グエルさんは、二年くらい前に突然私に接触してきた、正体不明の大怪盗。戦闘からマジックまで一通りなんでもできるので、重宝しています」

    「成程。二年前、というと、グエルがちょうど高校を卒業したあたりかな?……そして同時に、僕とグエルが初めて会った頃、か」

    「はい!……それにしても、ラウダさんとグエルさんの、あの、瞳が赤くなる現象、なんなんでしょうか……?」

     スレッタは言いながら、倉庫の中に足を踏み入れた。

    1:資料棚(目星) 2:箱(幸運)

    エラン:dice1d100=94 (94) dice1d2=2 (2)

    スレッタ:dice1d100=23 (23) dice1d2=2 (2)

    話題:dice1d2=2 (2)

    1:スレッタ「ところでエランさんってアーシアンだったりします?」

    2:エラン「……本当に何なんだろうね、あの赤い目……」

  • 26二次元好きの匿名さん23/04/28(金) 22:43:43

    エランーーッ!!やっぱり今回のダイス溺愛枠はエランなのか…

  • 27二次元好きの匿名さん23/04/28(金) 22:44:22

    エラン「???????????????????」

    スレッタ「なんかさっきからダイスがぽんこつになってません?」

    エラン「……プッシュは、しないでおく。ここで失敗したら看守がまたやってくる、みたいなことになりそうだ」

    スレッタ「それはそう、ですね~……あっ、じゃあ……」

    ミオリネ「……いいけど、故障ナンバーは90としておくわよ」


    「お」

     スレッタは箱の中に、ぼろぼろになった銃が一丁、あることに気づく。弾はdice1d6=5 (5) 発分しかないが、ないよりはましだ。

     肝心の銃の方も、ほとんど壊れかけである。これでは少し雑に扱えば壊れてしまうだろう。それでもモノ自体はかなりいい。おそらくはdice1d3=2 (2) (1:30口径レバーアクションカービン/ダメージ2d6 2:M1ガーランド/ダメージ2d6+4 3:444口径マーリン/ダメージ2d8+4)だろうか。スレッタはそれをエランに渡すと、微笑む。

    「私はこういうの使えないので、エランさん、お願いします!」

    「ありがとう。……本当に、あの、眼が赤くなるのは、一体……なんなんだろうか」

    「さあ……?スペーシアンならなるもの、だとすれば。私やペトラさん、メイジーさんたちがなっていなかったのは、おかしいし……」

    「……詳しくは聞かないけれど。アーシアンであるらしい、五号も同じ症状になっていた。何かあるのは、間違いない。と思う」

     エランは言いながら、ライフルに弾を込める。

     いつ襲われても、大丈夫なように。

    dice1d4=1 (1)

    1:スレッタ「廊下を探索しましょう!」

    2:エラン「他の独房を調べる」

    3:スレッタ「資料棚も探索、したいです」エラン目星:dice1d100=38 (38) (70) スレッタ目星:dice1d100=46 (46) (70)

    4:エラン「鍵のかかっていない部屋はない?」

    dice1d2=1 (1)

    1:スレッタ「そろそろ聞いてもいいですか!?」

    2:エラン「……でもやっぱりスレッタとラウダってそういう関係なんだよね……僕知ってる……」

  • 28二次元好きの匿名さん23/04/28(金) 22:46:52

    ついにエランの正体聞けるかな?

  • 29二次元好きの匿名さん23/04/28(金) 22:52:48

     二人は廊下に出る。……出た、ところで。スレッタが小さく、呟く。

    「……あの、そろそろ聞いてもいいですか」

    「何?」

     スレッタはぎゅっと、こぶしを握る。

     『地下二階』。そう書かれた壁を眺めながら、小さく、呟いた。

    「エランさんって、アーシアンですよね」

     エランは閉口する。

     ライフルを、取り落としそうになる。それからスレッタの方を向いて、震えるくちびるを開いた。

    「……どうしてそう思ったの?」

    「なんとなく、口ぶりから」

    「そっか。……そうだよ、僕は、アーシアンだ」

     壁に寄りかかって、エランは小さく呟いた。

     白熱灯がいくつもついている天井を見つめる。スレッタはその場に立ち尽くして、じっとエランの方を、見た。

    「アーシアンが宇宙街でまともに生きていけるはずがない。ニカさんだって実際、怪しげな占い師まがいをやっていたし……エランさん、あなたは何者なんですか?」

    「さあね。君は知る必要のないことだ」

     エランはそこで、少しだけ目を伏せる。

     視線の先には、どうやら内線らしい小さな電話が置いてあった。押せるのは「一階」「地下一階」「地下三階」である。どれかを押せば、助けを呼べるかもしれないし、呼べないかもしれない。

     スレッタはそちらを一瞥して、エランに視線を向ける。エランはスレッタの姿を見て、自嘲するように震えた息を吐き出した。

    「……八年前。全部を終わらせた日から、もう、二度と振り返らないと、決めたんだ」

    dice1d3=1 (1)

    1:スレッタ「……八年前?」

    2:エラン「dice1d3=3 (3) (1:一階 2:地下一階 3:地下三階)に電話をかけてみる」

    3:エラン「もう少し探索しよう。dice1d2=1 (1) (1:他の独房 2:鍵のかかっていない部屋)だ」

  • 30二次元好きの匿名さん23/04/28(金) 23:01:05

    「はちねんまえ……、って……」

     スレッタのくちびるが、わなわなと震える。エランはその様子を見て、不思議そうに首を傾げた。

    「どうしたの、スレ」

    「あの!……あの、エランさん。もしかして、地球街の、歓楽街にある……小さな、家に。遊びに来てくれていましたか?」

     スレッタの言葉に、エランはしばらく考えるような素振りをしたあと、頷く。基本的にエランは地球街で生きるのに必死で、誰にも寄り付こうとしなかったが、たった一人だけ、仲良しな友達がいた。その子が一人でいる家に行って、一緒に話をする時間が、あの薄暗い街での、ほとんど唯一の癒しであった。

     スレッタはエランの手を取り、肩を震わせる。それからぎゅうっと、抱き着く。「どうしたの?」と尋ねれば、スレッタは目を見開いて、笑おうとして、笑えなくて。奇妙にくちびるの端を引き攣らせた。

    「わ、たしのこと。覚えていますか」

    「……もしかして、あの時の?」

     よく見れば、その顔立ちには、あの頃の面影がある。

     エランが少し驚いたようにそう言えば、スレッタはいよいよエランの胸に顔を埋めた。胸が、少しだけ濡れる。エランはどうすればいいかわからなくて、とりあえず、その背を撫でることにした。

    「……どうしていなくなってしまったんです、どうして私を置いて、どうして、……私は……こんな……」

    「……スレッタ」

    「ちがう、こんなこと、いいたかったわけじゃない……ごめんなさい、エランさん、ごめんなさい……」

     スレッタは顔を上げる。

     泣きはらした目の端が、真っ赤に染まっていた。

    「離れている間もずっと好きでした。あなたのことだけ、考えていました__」

     嘘を言っているようには、見えなかった。


    ミオリネ「はい、スレッタは『エランルート』に確定ね。おめでとう、ここから先はあんたに関してはマジでルート変更!とかそういうのはないわよ」

    スレッタ「グエルさんがかわいそうになりますし私もエランさんのルートのこと考えるとかわいそうでは?」

    エラン「ほんとうにおもしろいとおもう。」

    dice1d2=2 (2)

    1:エラン「……とりあえず、dice1d3=1 (1) (1:一階 2:地下一階 3:地下三階)に電話してみる」

    2:スレッタ「取り乱してごめんなさい、探索、しましょうか。dice1d2=2 (2) で」

  • 31二次元好きの匿名さん23/04/28(金) 23:14:46

    「……えっと、突然、ごめんなさい……」

    「構わないよ。……それにしてもスレッタ、大きくなったね」

    「えへへ……」

     二人は話しながら、鍵のかかっていなさそうな部屋を探してみる。大抵の部屋は、網膜認証で施錠されているようだ。

     それでも、全部が全部、閉まっているわけではない。『廃棄物処理場』と書かれたそこは、さして鍵がかかっているわけでもなく、簡単に中に入ることができた。

     そこにあったのは。簡易的な焼却炉。机。そして、そう。エランなら、すぐにわかるだろう。

     __サビーナ・ファルディン。

    「ヒッ……!?」

    「こ、れは……一体……」

     エランは咄嗟に近づいて、脈を測る。駄目だ。毒か何かを盛られたのか、外傷こそないが、眠るように、死んでいる。ふるふると首を横に振れば、スレッタはくちびるを押さえた。

    「……そんな……」

     一体、どうしてこんなことに?

     遅れてやってきた恐怖が、スレッタの脳をじくじくと膿ませた。


    スレッタ「サビーナさん!!!!!!」

    エラン「どうして どうして どうして……」

    ミオリネ「ちなみに死体を持っていくこともできるわよ」

    スレッタ「何の目的で!?!?」

    エラン「……うーん、じゃあ……dice1d2=1 (1) (1:持っていく 2:おいていく)」

    ミオリネ「あとついでにSANチェックしといて」

    スレッタ「ああああ罠!!」

    エラン「ここだけ鍵がかかっていないからおかしいとは思っていた」

    エランSANc:dice1d100=75 (75) (76) 1/dice1d6=5 (5)

    スレッタSANc:dice1d100=100 (100) (48) 0/dice1d4=4 (4)

    1:机 2:焼却炉(共に目星)

    スレッタ目星:dice1d100=6 (6) (70) dice1d2=2 (2)

    エラン目星:dice1d100=3 (3) (70) dice1d2=1 (1)

  • 32二次元好きの匿名さん23/04/28(金) 23:16:15

    出目が荒ぶってる…

  • 33二次元好きの匿名さん23/04/28(金) 23:17:10

    SANチェックとの落差がよぉ…

  • 34二次元好きの匿名さん23/04/28(金) 23:24:45

    エランSAN値:76→75

    スレッタSAN値:48→44


    エラン「何 も 成 せ な い ま ま の 僕 に」

    スレッタ「終 止 符 を 打 っ た」

    ミオリネ「ダイスどうしたの????」

    エラン「スレッタのダイスクリティカルかファンブルしか出ないの?????」

    スレッタ「エランさんも大概ですけどね」

    ミオリネ「……スレッタのクリティカル補正だけど。dice1d3=2 (2) (1:?????? 2:サビーナが電気銃を持っていた。電気銃/ダメージ2d10を手に入れた 3:色ボケを許可する。エランにスレッタルートを『拓かせ』なさい)ってことで。それと、エランは__」


     エランは机の上に置かれている書類に、何気なく目を向ける。そうして、目を見開いた。

    「エランさん、何か見つけたんです?」

    「……なんでもないよ」

     エランは書類を咄嗟に隠した。それからスレッタの方に視線を向け、首を傾げる。スレッタは、何か見つけた?

     スレッタは目を輝かせた。それから頷いて、焼却炉の方を指さす。そこにあったのは、どうやらあの焼却炉の使い方、らしい。

    『⼩型焼却炉<燃やせドコドコくん>使い⽅』

    燃焼温度1000℃以上!燃焼釜に紙類や枝など燃やしたいもの並べ、⽕をつけた紙を⼊れて使⽤してください。(中略)煙もダイオキシンも出ない、全く新しい焼却炉!⼤容量200L!!

    「すごい技術ですねっ!」

    「……そうだね」

     エランはなんでもない素振りをして、その釜の中にそっと書類を入れる。それから「行こうか」といって、最早息をしていないサビーナをなんとか抱え、廃棄場を後にした。

    dice1d2=1 (1)

    1:スレッタ「電話をかけてみます?dice1d3=1 (1) (1:一階 2:地下一階 3:地下三階)で」

    2:エラン「ここまで来たらもう一つの独房にも行こうか」スレッタ近接戦闘(格闘):dice1d100=39 (39) (70)

  • 35二次元好きの匿名さん23/04/28(金) 23:27:33

    誰も焼却炉の名前に突っ込んでくれない!!

  • 36二次元好きの匿名さん23/04/28(金) 23:33:42

    スレッタ「……ここでこうしていても話は進まないので、一回電話使ってみます?」
    エラン「そうだね。どこにかける?」
    スレッタ「たぶん最下層はまずいので~……一階、でしょうか?」
    エラン「そうだね。……僕は使えないから、電気銃はスレッタが持っていて」
    スレッタ「わかりました!ミオリネさん、これはどういう判定で使用するんです?」
    ミオリネ「射撃(ライフル)と同様の扱いで、初期値25で使える。……そうね、行動したのは六回か。それじゃあ……」

     __果たしてミオリネの言葉通り、まもなくラウダは警視総監のポストを手に入れた。
     あまりにも急な昇進に、まわりは戸惑いつつも、不思議と異論は出なかった。記念すべき初出勤、などと思いながら署まで辿りつくと。ふと。エランとよく似た男が現れる。
    「おはよ、ラウダ」
    「……誰?」
    「五号くんって呼んでね。連れていきたい場所があるんだ。君の仕事は、基本こっちでやってもらう」
     訝しみながらも彼についていくと、とあるビルに案内される。五号がモニターらしきものを見つめ、何か操作をすると、隠し扉が現れた。どうやら地下があるようだ。
    「地上は全部フェイク。この施設のことは、警察では警視総監しか知らない」
     五号はラウダを地下一階の隅の部屋に案内した。その部屋には、「警視総監室」というプレートが貼られている。何かを操作すると、扉が開いた。
    「エレベーターと、ここと、さっきの隠し扉を出すのは網膜認証だよ。もうラウダの登録は済んでいる。この施設についてや、ここでの仕事についてはまとめてあるから、目を通してね。定時までは施設から出ないように。じゃ、僕はこれで」
     五号が去っていく。
     ラウダはしばらくその後姿を見送ってから、革張りの椅子に腰かけた。目を閉じ、しばらく頭を抱える。これでよかったはず。これで正しかったはずなんだ。
     ……感傷に浸っている余裕はない。早く仕事に取り掛からないと、と立ち上がったところで。
     ふと。
     どこからか甘い香りが漂ってくる。
    「うん。なんとなくわかっていたが、やはりお前には薔薇は似合わないな。もっといい感じの用意してやれなくてすまない」
    「っうわああああ!?」

  • 37二次元好きの匿名さん23/04/28(金) 23:42:54

     いつの間にか、ラウダの背後にはグエルが立っていた。

     グエルは感動したように目をかがやかせ、「新鮮な反応だ」と言った。その表情はどこか子供っぽい。彼はラウダの首に青いネックレスがかかっているのを確認すると、にっこりと微笑んだ。

    「な、何故、何故……!?」

    「時間がなかったんだ。あのあとすぐ来たから……うーんっ、どうする?何か花に希望はあるか?」

    「いやそうじゃなくて!」

     ラウダが椅子から身を乗り出せば、グエルは笑みを深める。そうして、ラウダにずいと顔を近づけ、その頬に触れた。

    「刑事さん、いや今は警視総監さん。お前を、盗みに来た」

    「……は?」

    「スレッタを、エランを……それから、俺の師を、助けるために」

    「どういうことなの?悪いことをした人は、捕まらなければならない」

    「それは、そうかもしれないな。しかし俺のコレも『正義』だ」

     グエルはそこまで言うと、ラウダのことをひょいと抱き上げた。なまじ体格差が数値にして25もあるため、だいぶ軽々しく。

    「ほら捕まえた!お前のことは俺がもらっていく。あー予告状とか用意しとけばよかったなー!」

    「どわあああああばかああああああ!!」


    ラウダ「どういう展開??」

    グエル「このムーブ割と楽しいな」

    シャディク「ふふ。……グエルがラウダを運搬できるかどうかはCONかSIZで判定してもらおうと思ってたけど、せっかくだからどっちにするかはダイスで決めよっか」

    ラウダ「運搬って!!……はあ、というと?」

    シャディク「俵担ぎにするならCON対抗、お姫様抱っこにするならSIZ対抗とする」

    グエル「ほんとうにおもしろいとおもう」

    dice1d2=1 (1)

    1:グエル「俵担ぎにするぞ」ラウダCON対抗:dice1d100=75 (75) (65) グエルCON対抗:dice1d100=15 (15) (75)

    2:グエル「お姫様抱っこにするぞ」ラウダSIZ対抗:dice1d100=67 (67) (40) グエルSIZ対抗:dice1d100=45 (45) (65)

    グエル??:dice1d100=46 (46) (??)

  • 38二次元好きの匿名さん23/04/28(金) 23:47:10

    兄さんつよい

  • 39二次元好きの匿名さん23/04/28(金) 23:51:48

    というかラウダが安定に弱い

  • 40二次元好きの匿名さん23/04/28(金) 23:55:25

    ラウダ「????????????」

    グエル「わらいがとまらない」

    シャディク「そうだね。それじゃあグエルはラウダをひょいと担ぎ上げると、エレベーターを昇り、元来た道を引き返す」


     __地上は一般的なオフィスだ。

     だが、五号がフェイクだと言い切った通り、がらんとしていて人の気配もない。ラウダは途中で抵抗を諦め、グエルの肩で虚無の表情をしながら、なにとはなしに、尋ねてみる。

    「……あなたってたしか、エランが追ってる怪盗、だったよね。ちなみにどうやって侵入したの?ここは網膜認証の鍵がかかっていたはずだけど」

    「怪盗ダリルバルデ様が無敵だからだ」

    「ふうん……」

    「と、言いたいところだが。……網膜認証?普通に開いたぞ、ここ」

    「え?」

     ラウダは目を見開く。

     ……もし、グエルの言っていることを信頼するするとすれば、既にグエルの生体情報がここに登録されていた、ということになる。一体、いつ、どうやって? 不思議に思っていると、グエルがふっと、ラウダのことを下ろした。

    「どうしたの?」

    「……」

     グエルは施設の出入り口、その扉に触れる。押し、引き、ついには殴り掛かる。しかし、開かない。壊すことすら、できない。

    「これ、……特殊な鍵がないと、絶対に内側から開けることはできないつくりになってる」

    「え」

    「まさか罠? 俺達、閉じ込められてッ……、」

     グエルが顔を真っ青にさせて、頭を抱え、うずくまる。

     その顔には、明確に恐怖が乗っている。ラウダは少し考えたあと、そっと屈みこんで、グエルに視線を合わせた。

    dice1d4=1 (1)

    1:ラウダ「……そっちが素?」

    2:ラウダ「とりあえずここから出るために探索、しようよ。dice1d3=3 (3) (1:警視総監室 2:資料室 3:廊下)に行ってみようか」

    3:ラウダ「とりあえず五号に連絡を取る。ついでに、何か役立つ情報はないか、調べてみよう」グエル図書館:dice1d100=94 (94) (70)

    4:ラウダ「今、僕に何をした?」

  • 41二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 00:06:19

    「そっちが素、なのかな」

    「……」

     グエルは何も言わない。ただ真っ青な顔で、震えているだけだ。若干涙すら浮いている。ラウダはため息をついて、その頭を撫でた。

    「なんか放っておけないね、あなたは。……昔の友達に似ているからかな」

    「……友達?」

    「うん。あなたみたいにこわがりで、臆病で、寂しがり屋で……同じくらい負けず嫌いで、意地っ張りで、危うくて。家族になってあげたくて、兄さんって呼んでたっけ……」

    「まさかお前、……ちっちゃいころ、病院にいたか?」

     ラウダはグエルの言葉に、目を見開く。それからじっと、グエルの瞳を、見つめた。

     澄んだ青色の瞳に、見覚えがある。

    「……もしかして、『兄さん』?」

    「あー!懐かしい、まさかこんなところで会えるなんて……!久しぶりだな!」

     グエルは目を輝かせて、ラウダの手を取った。ラウダも同じくらい目を輝かせて、グエルの手を握り返す。

    「ねえっ、兄さん。僕ね、あなたとの約束を守って、悪い人をこらしめるヒーローに……刑事になったよ!」

    「おおっ、すごい!すごいぞラウダ!……あ、でも、俺、怪盗だから、お前にこらしめられる側の存在になっちゃった、のか……?」

    「うーん、そうだね……?」

     ラウダはあまり深く考えず、懐から手錠を取り出してみる。

     グエルの両手にかけてみる。

     ついでに鍵もかけてみる。

    「たいほだー!」

    「うわーつかまったー!!」

     露骨にINTの低さが伝播していた。

     そこでラウダが、こほんと咳払いをする。それから真剣なまなざしで、グエルを見つめる。

    「とにかく、情報を探してみよう。何かあるかも」

    「待て。手錠を外してくれ」

    「……?何故」

    「『何故』!?!?!?」

    dice1d3=1 (1)

    1:ラウダ「……探索に行こう。dice1d3=1 (1) だ」

    2:グエル「外部と連絡は取れないか?」グエル図書館:dice1d100=43 (43) (70)

    3:ラウダ「それでさっき僕に何したの?」

  • 42二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 00:20:09

    ラウダが推定150cm弱とグエルが180cm弱の絵面でこれやってると思うと色々と面白いな…

  • 43二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 01:57:16

    展開好きすぎてニヤケが抑えられない

  • 44二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 01:58:43

    選択肢の なにしたの? が気になる

  • 45二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 01:59:39

    あの謎ダイスだよね
    何かしらが成功していそうな出目だったけど果たして…

  • 46二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 07:44:04

    ラウダ「……どうせ特殊ルートの分岐条件はこれだと思ってたけど、思った以上に何も起きなかったね」

    グエル「そうだな……ところでラウダ」

    ラウダ「だめ」

    グエル「まだ何も言っていない!」

    シャディク「あっはははは!!……そうだね、じゃあ二人は一階をあとにして、地下一階、先程と同じ警視総監室にやってきた」


     グエルは手錠をがちゃがちゃと鳴らしながら、なんとか抜けられないか、探してみる。いくら両手が塞がっていても、こういうときどうすればいいのかは『S』__レネはシャディクと呼んでいたか? __に教わっているのだ。

     だが、いくらラウダがそばにいるとはいえ、未だ恐怖が誤魔化しきれていないらしい。

     抜け方はわかっているはずなのに、うまく指先が動かない。グエルが見下ろして冷や汗を浮かせていると、ラウダは警視総監室の扉を開く。

     中に入って目に付くのは、大きめのデスクと本棚だ。それからラウダがすわっていた革張りのソファ。ひとりで使うことを想定されているからか、こぢんまりとしている。グエルはそこでふっと疑問に思い、首を傾げた。

    「……なぜ、こんなところで、隠れるように仕事をしなければならない?」

    「そういうものだからじゃないの?」

    「いや。……こんなところ、なかったはずだ。一体……」

     グエルはあちこち見やる。確かにどの家具も上等だが、地下であるためか、窓も緊急の出入口もない。どこか重苦しい雰囲気で、これではまるで豪華な牢屋だ。

    「……なにか、ありそうだな」

     横顔は凛としている。

    「そうかもしれない。……探してみよう」

     眼差しはまっすぐだ。

     手錠をかけられているのとそれを引いている絵面でさえなければ、かっこいいかもしれなかった。

    1:デスク 2:本棚 3:椅子

    ラウダ目星:dice1d100=25 (25) (70) dice1d3=3 (3)

    グエル図書館:dice1d100=4 (4) (70) dice1d2=2 (2)

  • 47二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 08:05:54

    グエル「こ れ 以 上 な く し た く な い ん だ」

    ラウダ「兄さんと__父さんを繋ぐもの」

    シャディク「グエル、本当に出目が強いね……?わかった、それじゃあクリティカル補正としてdice1d3=1 (1) (1:何故かもふもふのねこちゃんの写真を見つける。SAN値回復dice1d3=2 (2) 2:手錠が外れる。よかったね 3:不要不急の色ボケでdice1d2=1 (1) (1:ラウダがグエルルートにも入る2:グエルがラウダルートにも入る))かな」


     ラウダがデスクを調べてみれば、「この施設について」と銘打たれた資料を見つける。おそらく五号が用意したものだろう。しかしその内容を見て、顔を顰めた。

    「この施設について」

    当施設は「秘密警察」が所有している。秘密警察は警視庁公安部より派生した警視庁の上位組織であり、高度な治安維持に従事する。秘密警察は警視総監を通じ、警視庁に指示を出すことがある。

    「……早い話が、警視総監は……僕や警視庁は秘密警察とやらの傀儡ってこと?」

     どうなのだろうか、と思って顔を上げると、グエルはどうやら、資料棚に向き合っているようだった。

     近づいて、覗き込んでみる。どうやらそれは、歴代の警視総監の名簿らしい。ラウダはそれを見て、直ぐに、気づく。

     途中から、明らかに平均年齢が下がっているのだ。

     具体的には十五年ほど前からだろうか。このあたりで、まるで突然ぱちりとスイッチが切り替わったように、壮年の男が大多数を占めていたところから、三十、下手すれば二十代で従事するようになる。事実ラウダも二十三だ。その、切り替わる直前。抜け目ない笑みを浮かべる獅子のような男の写真を撫でて、グエルが小さく呟いた。

    「……父さん……」

     ラウダはその横顔に、なんの声をかけることもできなかった。

     ただ静かに、微かに震えている背を撫でた。

    dice1d4=3 (3)

    1:ラウダ「もう少しこの部屋を探索していこう」ラウダ目星:dice1d100=38 (38)

    2:グエル「資料室ということが気になるぞ」

    3:グエル「廊下を見てみたい」

    4:ラウダ「そういえば聞いてもいいかな?」

  • 48二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 08:53:02

    長い間グエルと一緒に行動しても色ボケなくて
    短くてとエランと一緒に行動したら色ボケるスレッタが
    反応含めて本編スレッタ感あるし
    普通に見えてグエルと行動になった瞬間にアレな行動取るあにまんのラウダ感が本当にすごいダイスの女神のお導き

  • 49二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 10:21:32

    SAN回復おめでと!(なお未だ2人は手錠で繋がれているのである)

  • 50二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 10:27:05

    今回の色ボケって今のところ
    ラウダ←→エラン
    エラン→グエル
    スレッタ→エラン
    グエル→スレッタ
    で合ってる?

  • 51二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 10:37:49

    グエルSAN値:24→26


     廊下に出てみれば、そこには『地下一階』と描かれている。

     エレベーターを確認すれば、『一階』と『地下二階』に行けるようだ。ただしどちらも、網膜認証によるロックがかかっているようだが。

     ……そこでラウダはふと、気づく。この壁、この床、この雰囲気。どれもこれも、昔入院していた病院に雰囲気がそっくりだ。もしそうならば『地下三階』があるはずなのだが、とりあえずこのエレベーターではいけないらしい。

    「それにしても、すごい偶然もあったもんだよな」

     先程見つけたねこの写真を眺めながら、グエルはぼんやり呟く。ラウダはこくこくと頷いて、グエルの手錠の鎖を引っ張って、同様にねこの写真を覗き込む。案外自由にしている、後ろ手にすればよかったかもしれない、などと思いながら。

    「あの頃の兄さん、毎日泣いてたよね」

    「あまり掘り返すなっ!うう、仕方ないだろう、だってあの頃、父さんが……Sも……」

    「いいじゃないか。僕が新しい家族になってあげるよっ、今だって兄さんは僕の兄さんじゃないか!」

    「……!」

     二人は手と手を取り合う。

     なんか感動的な雰囲気を出している。

     主に手錠と『年上の弟』とかいうパワーワードのせいでたぶんそんなことはない。

     それにしても、と思いながらラウダは顔をあげる。仮に地下三階があるとしたら、他に使えそうなエレベーターもないし、何かこのエレベーターに仕掛けがあるのかもしれない。ラウダはそう思って、未だに目をきらきらさせているグエルから視線を外した。


    シャディク「一ついい?」

    グエル「なんだ?」

    シャディク「ここから先特殊ルート以外でルート変更地点は無いからぶっちゃけグエルが人間関係的にハッピーエンドを迎えるにはなんとか上手いことしてここ二人が揃って色ボケるか奇跡的にエランルートを拓くしかないんだよね」

    ラウダ「酷すぎる」

    グエル「今回こそスレッタ・マーキュリーとそういう展開になれるって話じゃなかったのか??」

    ラウダ「そんな甘いわけがなかったってことだね」

    グエル「おかしいおかしいおかしいおかしいおかしい」

    ラウダアイデア:dice1d100=49 (49) (70)

    グエルアイデア:dice1d100=27 (27) (40)

    話題:dice1d2=1 (1)

    1:ラウダ「そろそろあの時何したか聞いていい?」

    2:グエル「それにしてもラウダ大きく……なってないな(笑)」

  • 52二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 10:42:00

    >大きく…なってないな(笑)

    事実だから酷すぎる…

  • 53二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 10:51:38

    せっかく今回グエルの出目いいのにスレッタには進めないダイス神さぁ

  • 54二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 10:57:48

    >>50

    エラン「そうだね。正確には僕はまだラウダルートには入っていないけど、よほど酷い状況にならない限りエンド時には入ってる……という感じみたい?でも、改めて考えると酷い状況だ」

    ラウダ「僕はいいとして、エラン→兄さん→スレッタがきれいな三角関係になってる」

    スレッタ「エランさんは私のルートだけには入れないんですよね。ワンチャンクリファン色ボケ展開が残されてるグエルさんと違って私は割と本当に詰みなんですね……」

    グエル「今回割とうまくコトが運んでると思っていたのに……!?」


    「そうだ、確か……」

     グエルはハッと、顔を上げる。

     ここの鍵は暗号になっていたのだ。当時入院していた地下三階に行くには、そこにある電話を分解して、中にある文字盤にパスワードを入力しなければならないのだった。

     下半分は、『-ARM』。ただし上半分はラウダしか教えられてなかったのだっけ。覚えているだろうか、と思いながらラウダの方に視線を向けると、ラウダはじっとこちらを見て、それから、がしゃりと手錠の鎖を引っ張った。

    「なんだ?」

    「ねえ。さっき、僕に何をした?」

    「答える理由がない」

    「あれ?そんなことを言って、いいのかな。状況わかってる?そもそも僕は警視総監で、僕が言えばあなたを本当に逮捕できる」

    「……」

     グエルは目を閉じる。

     それからふっと息をつき、「胸ポケット」と言って屈みこんだ。ラウダが指示された通りそこに手を入れると、そこには。ニカからもらった、青いネックレスが入っている。

    「なぜ……」

    「『S』は、別れ際に俺にこれと似た石をお守りとして持たせてくれた。きっとこれを集めれば、彼に近づける……ような気がした」

     グエルの方を見れば、彼は少し気まずそうな顔をしていた。

    「……勝手にとって、ごめんなさい。返す」

    dice1d2=1 (1)

    1:青いネックレスをグエルから受け取る

    2:青いネックレスをグエルに渡す

    dice1d3=2 (2)

    1:ラウダ「……電話を開いて、地下三階に向かう」

    2:グエル「もう少し探索するか。資料室に行こう」

    3:ラウダ「っっっっあーーーなんか突然庇護欲対抗ロール(?)したくなってきたなー!!」グエル「勝った方がSAN値回復とかねーかなあああ!!!!」ラウダ対抗ロール:dice1d100=25 (25) グエル対抗ロール:dice1d100=46 (46)

  • 55二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 11:57:02

    SAN値2人ともやばいもんね…

  • 56二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 18:05:08

    グエルなかなかルート選択報われないなぁ…

  • 57二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 21:51:42

    「……これは返してもらうね」

     ラウダはグエルから青いネックレスを受け取ると、手錠を引っ張り、歩き出す。

     グエルは未だに俯いていた。どうやらそうとうショックを受けているらしい。悪いことしちゃったかな、なんて思いながら、残る一部屋__資料室に、向かう。

     資料室には、大きな本棚がひとつ、小さなデスクがひとつ置いてあった。何気なくそのうちのひとつ手に取ってみれば、なんだか目がちかちかするほど小さな文字がたくさん書いてあった。きちんと読み込むにはそこそこ時間が必要かもしれない。

    「……そういえばラウダ、地下三階に向かうための鍵って、わかるか?」

    「え?……ああ、確か……『GUND-』だっけ?下半分は覚えてないけど」

    「ああ、やっぱりラウダが上半分をわかっていたか!」

     グエルはそこで顔を輝かせ、それからぱちりと瞬きをして、目を伏せる。

    「……どちらにしても、何故か『ラウダも』ここに閉じ込められている、ことには変わりないんだ。秘密警察とやらはきなくさいし……あとで、向かってみるのもいいかもしれない」

    「そうだね。……とりあえず、資料室の探索だけ、しよっか」

     ラウダは言って、本棚に向かいあう。

     とりあえずここに閉じ込められている理由。可能なら何故グエルの生体情報が登録されていたのかも。とにもかくにも何かセキュリティに関する情報でもないかと思って、そのうちのファイルのひとつに触れた。


    シャディク「ひとつおねがいしていい?」

    ラウダ「なに?」

    シャディク「何故とは言わないけど一回くらい与太対抗ロールを挟んでほしい」

    グエル「どういう懇願だ」

    シャディク「えっとその、ほら……テコ入れが足りないって言うか……?」

    ラウダ「テ コ 入 れ」

    グエル「エランとスレッタの方でやっただろもう!俺は知ってるんだぞ!?」

    1:本棚 2:机

    ラウダ目星:dice1d100=21 (21) (70) dice1d2=2 (2)

    グエル図書館:dice1d100=34 (34) (70) dice1d2=2 (2)

  • 58二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 22:02:26

    シャディク「お。それじゃあ両方とも調べられたことにしていいよ」

    グエル「助かる」

    ラウダ「……うーん、何か役に立つ情報があればいいけど……」


     ラウダはファイルをいくつか開けて、顔を顰める。

     __秘密警察について。

     そう書かれたものが、わざわざこちらに、分けておかれていた。向こうの警視総監室には『秘密警察』という言葉が何の説明もなく出されていたのに。……何故?

     思いながら、開けてみる。そうして、顔を顰めた。

    国家の⾼度な治安維持のため、極秘で警視庁に向けて指⽰を出すほか、独⾃で反体制分⼦の監視などを⾏う。構成員以外で秘密警察の存在を知る者は警視総監のみであり、警視庁への指⽰も基本的に警視総監を通じて⾏う。

    年表

    A.S.107 地球街と呼ばれる場所が産まれる。秘密警察設立

    A.S.108 警察改革開始 当時の警視総監ヴィム・ジェタークはこれに反対したため処分

    A.S.109 実験開始

    A.S.110 実用化完了

    A.S.111 警視庁に地球街についての調査を依頼

    A.S.112 警視庁に地球街についての調査を依頼

    A.S.113 警視庁に地球街についての調査を依頼

    ……

    A.S.120 警視庁に現在の地球街の首魁についての調査を依頼

    A.S.122(予定) 羽化。もはや警察は機能を失うだろう

    「……なんか、気味が悪い」

    「おいラウダ、なにかあったぞ!」

     ラウダが率直な感想を述べていると、グエルが何かを持ってきた。どうやら書類らしい。見てみれば、どうやら引継ぎ用の資料であるようだ。ざっと目を通りしてみれば、想像していたよりもかなり雑務が多い。というかどう考えても役職にあっていない。

     ……本当に、お飾りということか?

     ラウダが小さく舌打ちをすれば、グエルが怯えるように肩を震わせた。ラウダは努めて穏やかに微笑んで、「兄さんに怒ったんじゃないよ」と笑った。

    dice1d3=2 (2)

    1:ラウダ「さて。地下三階に行こう」

    2:グエル「そういえば助けは呼べないのか?」

    3:ラウダ「……あー何かしらの対抗ロールがしたくなってきたなー」グエル「ホントニナー」

  • 59二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 22:21:28

    ラウダの舌打ちにビクついてるグエルかわいいな

  • 60二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 22:23:18

    「……そういえば、お前はここに『連れてこられた』んだろう?」

    「え?……ああ、そうなるね」

    「その相手と連絡は取れないのか。というか普通に助は呼べないのか?」

    「確かに」

     ラウダは懐から端末を取り出す。どうやら地下には電波が届いてこないらしい。エレベーターを使って一階に登れば、薄いながらもなんとか届いた。

     とりあえず、いつの間にか追加されていた五号にメールを送る。帰ってこない。エランにも送る。帰ってこない。スレッタにも。帰ってこない。唯一ペトラにだけは通じたが、「とりあえず確認取ってみます」と半信半疑の様子だ。それも当然か、信じられないに決まっている、こんなこと。

     ため息を吐く。

     それから、グエルの方を見た。今ここで「無理だった」と言えば、こわがり(特徴から抜粋)なグエルはシンプルに泣き出してしまいかねない。そうなってしまったらかわいそうだ。考えあぐねていると、グエルは静かに目を伏せ、どこか遠いところを見つけた。

    「……なあ、頼むから手錠を外してくれ。そろそろ痕になってしまいそうだ」

    「え?だめ」

    「『だめ』!?!?!?」


    グエル「おい何故だ説明しろラウダぁ!」

    ラウダ「何故って……だって兄さん僕のネックレスすったし……ついでに僕なんかやばいHO盛られてそうだからそうなったとき勝ち目を残しておきたいなって」

    グエル「お前フィジカルだと負けてるからってそんなノリでぇ!!」

    シャディク「あはははは!それで、どうする?」

    dice1d2=2 (2)

    1:ラウダ「……もうさっさと地下三階に行こう」

    2:グエル「与太対抗ロールを挟む。SAN値を回復したい」

  • 61二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 22:33:13

    グエル「SAN値がまずい。与太対抗ロールを挟む」

    ラウダ「兄さん何故かそう言った大筋に一切関係のない対抗ロールだけは強いもんね……?」

    シャディク「わかった。ありがと……」

    グエル「何故そんな顔をしている?」

    ラウダ「え?まだ何かあるの??」

    シャディク「……さて。それじゃあ一応処理としては、成功値をラウダの出目として、グエルの出目で判定する。まあ普通の対抗ロールだね?ハード成功なんかで大勝ちしたら1d6、ふつうに成功なら1d3。それとは別に50以下の出目だったら1回復、ってことで」

    グエル「……ところで、何かしらの対抗ロールをすることになったはいいが、結局何の対抗ロールをするんだ?」

    ラウダ「さあ……冷静に考えてみればなんか謎の恒例行事になりつつある色ボケ対抗ロールも挙式対抗ロールも監禁対抗ロールも普通に何一つ意味がわからないからね?」

    グエル「な~……じゃ、シャディク決めてくれ」

    ラウダ「なんかいい感じのでおねがいね」

    シャディク「わかった!うーん、それじゃあね~……」

    dice1d3=2 (2)

    1:シャディク「もふもふ対抗ロールだ。負けた方がもふもふされる」

    2:シャディク「兄さん対抗ロールだ。勝った方が兄さんになる」

    3:シャディク「色ボケ対抗ロールだ。もう説明不要だね?ついでにかわいそうなのでルートも開くよ」

    ラウダ対抗ロール出目:dice1d100=7 (7)

    グエル対抗ロール出目:dice1d100=9 (9)

  • 62二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 22:36:56

    なにこのハイレベルな戦い

  • 63二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 22:37:22

    出目が極端過ぎる!

  • 64二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 22:37:28

    兄さん対抗ロールとは(哲学)

  • 65二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 22:44:51

    ラウダSAN値回復:dice1d3=1 (1)

    グエルSAN値:24→25

    グエル「???????????????????」

    ラウダ「みんなありがとう 神に感謝 フン くっラウダに負けた…… 順当な順位ですね」

    グエル「おかしいおかしいおかしいおかしいおかしい」

    ラウダ「兄さんもかなり出目がよかったけど……ふふっ、僕には勝てなかった、ってことだね?」

    グエル「……待て。つまり以降俺はラウダのことを兄さんと呼ばなければいけないということか?」

    シャディク「え~……そうだなあ、じゃあ……dice1d3=2 (2) (1:「かっけーッスラウダのアニキ!」的なノリで 2:まあ年上の弟よりは年上の兄の方がいいでしょ 3:考えるのめんどうだし色ボケて『ルート』開けたことにしよっか)」


    「……でも、ごめんね?」

     ラウダはグエルの手錠に触れる。鎖と鎖が擦れて、かちゃり。小さな金属音が鳴った。

    「これは兄さんを守るものなんだ。これで、誰かに見つかっても、建前上は兄さんを捕まえたってことになる」

    「ラウダは俺を、守ってくれるのか?」

    「え?ああ、うん」

     グエルはきらきらと目を輝かせる。

     その表情は子供のようで、彼が座っていて、ラウダが立っていることも相まって、なんだか突然自分の方が『年上』であることを実感し、ラウダは一瞬ひくりと息をのんだ。

    「ラウダ……!やっぱりお前は俺の、大切な家族だ!」

    「……そうだよ、兄さん」

     ラウダは少し迷った末に、にこりと微笑みかける。

    「僕はあなたの家族だ。だって僕たちは__」

     と、咽喉が勝手に、何かを口走ろうとした、瞬間。

     廊下にあった電話が、けたたましい音で鳴り響いた。

    dice1d3=3 (3)

    1:ラウダ「仕事に関することだったらまずいよね?僕が出るよ」

    2:グエル「……危ないかもしれない。俺が出る」

    3:ラウダ「罠かも」グエル「そうだな」ラウダ「地下三回行くか」グエル「そうだな」

  • 66二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 22:47:27

    あれ?これ自然な形に戻った(?)だけだぞ?

  • 67二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 22:49:22

    どんだけルート回避すんじゃ!!

  • 68二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 22:50:54

    こうなるともうスレッタとグエルは孤高でもなんでもいいからとにかく正気でシナリオクリアしてくれ!の思いも生まれる

  • 69二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 22:52:21

    あれ、これエランとスレッタからの電話だよね?
    合流しないまま地下3階行っちゃう?

  • 70二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 22:54:53

    ラウダSAN値:28→29


    「……うーん、出ませんね……?」

    「そうだね……」

     エランとスレッタはかちゃりと受話器を置く。てっきりこれで助けを呼べるかもしれないと思ったのだが、これでは動けそうにない。

     と。

     そこで、ふと。エレベーターの方から、低い稼働音がする。どうやらそれはこの階を通り越して、さらに下に向かったようだ。しかしつまるところ、この中にはエランとスレッタ以外にも人がいる、ということで。

    「……うーん、武器はある、とはいえ。あまり悠長はしていられませんね」

    「そうだね」

     二人は顔を見合わせ、こくりと頷く。それから慎重にあちこち見回した。どこも網膜認証の鍵がかかっているが、おそらくこの電気銃を使えば簡単に破壊できる。いくら扱いが下手といっても、止まっているもの相手に外すほど、スレッタは不器用ではない。

    「とにかく、何かないか探してみましょう。ここを脱出できるような、どこか……」

    「そうだね。……さて、どこに行くか」


    スレッタ「もしかして詰みました」

    エラン「詰んだかもしれない」

    ミオリネ「ドンマイ。まだいけるわよ、大丈夫」

    dice1d3=3 (3)

    1:スレッタ「……他の独房に向かいます」

    2:エラン「もう一度倉庫を調べてみよう」エラン目星:dice1d100=25 (25) (70) スレッタ目星:dice1d100=74 (74) (70)

    3:スレッタ「そういえばエランさん、さっき何をしたんです?」スレッタ魅了ハード:dice1d100=45 (45) (35)

  • 71二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 22:57:35

    何度も挑戦してルートこじ開けるしかねえ!!!

  • 72二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 23:08:47

    スレッタ「ううっ、だめ、ですね……?」

    エラン「だって僕別に君のルートはいってないし」

    スレッタ「そんなこと言っていいんです?泣いちゃいますよ??」

    エラン「純然たる事実の指摘だよ」

    ミオリネ「そうね。それじゃあ二人は稼働音の止まったエレベーター、その扉にもたれかかって、話す」


    「エランさん、さっき何かの書類を捨てていましたよね」

    「何の話かな」

     スレッタはすいとエランに近づいて、軽く爪先立ちをし、顔を近づける。それからほんの少しだけ口角を上げ、知ってるんですよ、と言った。

    「ねえ、エランさん。協力、したいんです。教えてくれませんか?」

    「さあね。君は知らなくてもいいことだ」

    「……誘惑されてはくれないんですか」

    「あいにく、心に決めた相手がいるものだから」

     エランがなんてことない調子で言えば、スレッタは一瞬目を見開いたあと、指先をこつこつと数度合わせて、目を逸らす。薄赤い指先が、微かににじんで見えた、ような気がした。

    「そうですか。成就するといいですね?」

    「さあね」

    「おうえんしてます」

    「ありがとう」

     感情は読めない。

     ただ、微笑んだままのスレッタのくちびるが、わなわなと震えた。私の方が先に、エランさんのこと、好きだったのに。くちにだしたらきっと、止まれなくなる気がしたから、やめることにした。

    dice1d2=1 (1)

    1:スレッタ「別の病室に行きます!」

    2:エラン「もう一度倉庫を調べてみる」スレッタ目星:dice1d100=41 (41) (70) エラン目星:dice1d100=75 (75) (70)

  • 73二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 23:21:02

    「いやあっ、ここが地下三階ですか、兄さん!」

    「……あの、兄さん……えっとグエル? 敬語使うの、やめてほしいな……」

    「どうしてですか?」

    「だってほら、前みたいに話してほしいし」

     二人がそんな話をしていると、しばらくもしないうちに地下三階に辿りつく。

     そこはやはり、記憶にある『病院』そのままだった。しかし一体、何故こんな場所に? そもそもここは秘密警察とやらが所有している建物なのでは? もしかしてあのあと、建物が買い取られてしまったのだろうか。いやそれにしたって何故。

     つもる疑問にラウダが腕を組んでいると、グエルががしゃがしゃと手錠の鎖を揺らしながら、目を輝かせてラウダの方を見やる。

    「……何?」

    「俺ッ、兄さんについていきます!」

    「ほんとになに??」

    「俺、独りぼっちじゃないんですね! ……兄さんしか、家族いないから」

     ぽつり、と言葉に出してみれば、なんだか異様に悲しくなってきて、グエルは目を見開き、ぽろりと涙をこぼした。

     ラウダは少し眉間に皺を寄せて、近づく。手錠は外せないが、手を握ってやることはできる。それから少しだけ微笑んで、グエルの頭をくしゃくしゃと撫でた。

    「大丈夫だよ。僕たちは繋がっているから」

    「つながっている?」

    「うん」

    「それは一体どういうことです?」

    「……どういうこと、だろうか?」

     ふと口走った言葉に、ラウダは首を傾げる。

     自分でも、どういう意味なのか、よくわからなかった。

    行先:dice1d2=2 (2)

    1:実験室

    2:機密資料保管庫

    話題:dice1d2=2 (2)

    1:ラウダ「……つながっている、か……」

    2:グエル「なんでこんなところに、小さいころ使ってた病室が……?」

  • 74二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 23:33:01

     機密資料保管庫。

     網膜認証は、矢張りと言うべきか簡単に開いた。入ってみれば、そこにあったのは大量の書類だ。どれもこれも重要そうなものばかりだ。

    「……それにしても」

     グエルは棚のうちのいくつかを見ながら、小さく呟いた。

    「何故、こんなところに『俺達が昔使っていた病室』が?」

    「それは、」

    「そもそも冷静に考えるとおかしい、ですよね」

     グエルは腕を組み、考え込む。

     ラウダが入院していた理由は病弱ゆえだ。つまるところ『身体的な理由』が大きなウエイトを占める。そこにグエルも、同室として、つまるところ同じ病院に入院したわけだが、

    「父さんが殺されて、誘拐されて……軽いPTSDを患っていたから。つまり、『精神的な理由』」

     確かに幼い頃であれば、同じ小児科を使うという理由もあったかもしれない。しかしそれにしても、あまりに管轄が違いすぎる。なんだか、言いようのない、嫌な予感がする。

    「……なんか、おかしいですよ。兄さん」

    「あの、わかったからその兄さんってのやめてほしいな……」

    「兄さんは俺の家族じゃないんですか!?」

    「家族だけども!!」

     ※別に家族じゃない。

     ※血縁関係はない。

     ※というかそもそも普通家族に手錠はかけない。

     だがそれをつっこむことができる人材は現在地下二階にいるため、ここはただただ混沌とした空間だけが取り残されていた。

    1:棚 2:デスク

    ラウダ目星:dice1d100=51 (51) (70) dice1d2=2 (2)

    グエル図書館:dice1d100=43 (43) (70) dice1d2=1 (1)

  • 75二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 23:46:45

     グエルが棚を探していると、『GUNDについて』という資料を発見する。何気なく開けて、それから、顔を顰めた。

    『A.S.105、警視庁公安部M・S両名は、反社会組織××組の事務所地下にて、赤い岩石(以下GUNDと呼称)を押収。成分解析の結果、GUNDは月の表面に由来しており、「精神寄生体」と呼ばれる地球外生命体の幼体が住み着いていることが判明。精神寄生体はすべての知的生命体を蝕む。寄生的な食事と干渉を通じ、知的生命体の進歩を操る。人間が無意識に月に惹かれるのも、このせいだ。寄生された生命体は基本的に精神寄生体の存在に気づかないが、それを疑った時点で「みられている」と感じ、気づいた場合狂気に陥る。GUNDに棲む精神寄生体は幼体であり、その効果は石から離れるほど弱くなる。成体になったら⼈類全ての精神を掌握できるだろうが、初期時点では赤い石を脳に直接埋め込まなければ満足に餌を手に入れることもできなかった』

     一方ラウダも、『クワイエット・ゼロ』という書類を引き出しから発見した。目を通してみれば、これまたよくわからない計画がつづられていた。

    『精神寄⽣体に⼈類が向かうべき「正しさ」の⽅向性を教えつつ、無事成体に変態できるよう育成する。

    彼らの順調な変態には、⼗分な数の⼈間と⽉光が比喩摘用である。幼体の効⼒範囲は狭いため、そのままだと⾷事量が⾜りない可能性がある。このため⼤前提として、⼈⼝密度が⾼い都⼼部の、なるべく標高の高い場所にGUNDを安置することとする。効力範囲外の人間にもある程度効果は及ぶが、既に十分な価値観が形成されている場合は効果がない。

    <注意事項>

    GUNDをどれだけ細かく砕こうと影響はないが、溶かされてしまうと精神寄生体が死んでしまう可能性がある。⽯の融点は800℃を超えるため通常その⼼配はないが、念のため⽕や可燃物を近づけないようにすること。

    「……なにこれ」

     ふざけているのだろうか。

     ラウダはため息をついて、ふっと顔を上げる。その瞬間、どうやら本棚の奥にあったセンサーと、目が合ったらしい。網膜認証__いや、『眼の奥』の何かを認識して、書架が開く。そこには、

     『精神寄生体育成計画』と書かれた書類が、在った。

  • 76二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 23:47:58

    あ、焼却炉……

  • 77二次元好きの匿名さん23/04/29(土) 23:52:09

    『精神寄生体育成計画』

    〈目的〉

    精神寄生体のために、GUNDの欠片を脳に埋め込み定着させ、埋め込まれた人間に直接精神寄生体の支配をとどかせる実験。幼い頃でないとうまく定着できないため、十歳以下の児童を利用する。

    〈成果〉

    精神寄生体が餌を与えられ、進化。石を埋め込むまでもなく、近寄るだけで影響を受けるようになる。ただし精神寄生体はまだ完全体ではないため、範囲は宇宙街一帯を薄く覆う程度だ。また「強い意志を持ったものや既に価値観が形成されきったもの」に影響を及ぼすことはできない。A.S.122時点で影響を受けているのは、A.S.110以降に宇宙街で産まれたもの(現在12歳程度の子ども)や、A.S.110当時小学生程度の年齢で、宇宙街におり、育ってきた者(現在25歳程度まで)は精神寄生体の支配を受けている。影響の程度の差異については以下のスコア表を参照。

    〈スコア表〉

    パーメットスコア6:現時点で赤い石から半径500m程度。この範囲に入ったすべての人間は精神寄生体による影響を受ける。これを全世界に拡大するのがクワイエット・ゼロの目的。

    パーメットスコア4:初期実験時に使われた子ども。GUNDが脳に埋め込まれているため、精神寄生体の支配を強く受ける。また、価値観や信念、精神年齢などが埋め込まれた段階で固定される。

    補遺:パーメットスコア4の人間が発狂した場合、埋め込まれた以降の記憶を失う可能性がある。これは脳に埋め込まれたGUNDの影響である。

    パーメットスコア3:A.S.110以降に宇宙街で産まれた子ども。精神寄生体の支配を受ける。

    パーメットスコア2:A.S.110当時小学生程度の年齢で、ずっと宇宙街で育った者。精神寄生体の影響を僅かに受けるが、反抗することも可能。

    パーメットスコア1:地球街のもので生まれ育ったものやA.S.110当時既に価値観が形成された大人であったもの。精神寄生体の影響を受けていない。

    〈被験者リスト〉

    第一陣:■■■■・■■■■■■(失敗)

    第二陣:ラウダ・ニール、グエル・ジェターク(成功)

    第三陣:×××・×××(成功。『五号』として秘密警察で雇用)、……

    ……


     __あなたは、気づく。

     『それ』は、あなたを、見ている。


    ラウダ『GUNDの影響』:dice1d100=62 (62) (60)

    グエル『GUNDの影響』:dice1d100=32 (32) (65)

  • 78二次元好きの匿名さん23/04/30(日) 00:03:01

    「⾒られている」

    「それはわたしを⾒ている」

    「それはわたしたちを⾒ている」

    「それはずっと、そこにいる」

    「赤い⽉が夜空にうつしだされるとき、その⽇はくる」

     今夜は、皆既月食。精神寄生体が成体になるのは、もしかして今日なのではないか。そう、思った瞬間。


     激しい頭痛が、おそいかかってくる。


    「……はっ、ひゅ……!?」

     ラウダは咄嗟に目を見開く。じんじんと、膿むように、熱い。あつい、あつい、あつい、あつい! いたい! わからない、わからない、みられている、みられている、みられている! 呼吸が、おかしくなる。目が、違う、眼の奥、瞼の裏、脳の奥、かつて『GUND』を、赤い、月よりも紅い石を埋められた部分が、熱く、熱く、そう、燃えるように熱い。

     グエルの方を見る。彼は呆然と、目を見開いていた。

     __その目は、あの時見た血より、月より、石よりも、赤い。

     そしてその瞳に映りこむラウダの瞳も、また、紅い。あかい。アカイ。

     グエルははじけるようにわらった。がらがら、がらがら、ぐらぐら。何かが壊れていく。割れていく。わからない。わからない。わからない。あれはなんだ? 大切だったものが、わからなくなっていく。わからない、こわい、こわい、忘れたくない、だってそれは__


     どうして、わすれてはいけないんだっけ?


     ラウダは、自身の頬に、触れる。

     どうして自分は泣いているのだろう。ラウダは、グエルは、五号は、みんなは。こんなにも深いところ、奥の奥の奥の奥で。

     ……『つながっている』のに?

    ラウダSANc:dice1d100=64 (64) (29) dice1d10=2 (2) /dice1d60=11 (11)

    5以上減少の場合ラウダアイデア:dice1d100=40 (40) (70)

    成功の場合ラウダ一時的狂気:dice1d10=5 (5)

    6以上減少の場合ラウダ不定の狂気:dice1d10=3 (3)

    グエルSANc:dice1d100=30 (30) (25) dice1d65=16 (16) /dice1d100=7 (7)

    5以上減少の場合グエルアイデア:dice1d100=52 (52) (40)

    成功の場合グエル一時的狂気:dice1d10=4 (4)

    5以上減少の場合グエル不定の狂気:dice1d10=5 (5)

    ※このSANチェックでSAN値がゼロ以下になった場合、「SAN0」ではなく、「SAN値がマイナスになっている」として扱います。

  • 79二次元好きの匿名さん23/04/30(日) 00:07:33

    1D60と1D100で耐えた…だと…!?

  • 80二次元好きの匿名さん23/04/30(日) 00:10:02

    ダイスえっぐいってかSAN値マイナス想定とか…

  • 81二次元好きの匿名さん23/04/30(日) 00:23:23

    ラウダSAN値:29→18

    ラウダ狂気:極度の恐怖症/幻覚

    グエルSAN値:25→18

    グエル狂気:フェティズム


    ラウダ「うわああぁあああああッああああ!?!?」

    グエル「ああああああああ!!!!」

    シャディク「つよ」

    ミオリネ「ついに例のシーンかと思ってウッキウキで様子見に来たらすごい出目出てて笑っちゃった」

    ラウダ「なんでこの出目でマシなんだ!!!!」

    グエル「やっぱ厄ネタじゃねえかあああああ!!!!」

    ラウダ「……ッハア、でもまあ耐えきったし……」

    シャディク「まあまだSANチェックあるんだけどね」

    ミオリネ「追い打ち用意しといてよかったわね~」

    グエル「は??」

    シャディク「自分の頭にそんなおそろしいものが埋められてるなんて、こわくてたまらないよね……?」

    ミオリネ「ちなみに気づいてるかもしれないけど、あんたらは発狂したので『子供時代以降の記憶』が全部吹っ飛んだから。もちろんラウダはエランルートに、グエルはスレッタルートに入っていない状態になったし、情緒が子どもなので恐怖でSANチェックは増えるわよ。そうね~……ほんとは1/1d10のつもりだったけど、単純計算で倍にして2/2d10で」

    ラウダ「ばかあああああああああ」

    グエル「お前らあああああああ!?!?」

    ラウダSANc:dice1d100=94 (94) (18) 2/dice2d10=8 4 (12)

    グエルSANc:dice1d100=10 (10) (18) 2/dice2d10=4 2 (6)

    ついでに

    ラウダの幻覚の内容:dice1d3=2 (2)

    1:なんかおはないっぱい~

    2:僕は七歳、兄さんは五歳だったのでは?

    3:……「みられてる」……(SANチェック時正気度減少量+1)

    グエルのフェティッシュの内容:dice1d3=1 (1)

    1:『GUND』への執着

    2:スレッタへの執着

    3:ラウダへの執着

  • 82二次元好きの匿名さん23/04/30(日) 00:30:02

    それでも耐え切った強い…ギリだけど

  • 83二次元好きの匿名さん23/04/30(日) 00:33:16

    これ記憶ないから合流できる?
    ここからタワーに向かわないとだし割とつんでる…

  • 84二次元好きの匿名さん23/04/30(日) 00:34:26

    記憶飛んだのは不定の狂気?

  • 85二次元好きの匿名さん23/04/30(日) 00:37:42

    >>84

    ミオリネ「精神寄生体育成計画(>>77)の、『パーメットスコア4の人間が発狂した場合、埋め込まれた以降の記憶を失う可能性がある』ここね。まあ発狂+GUNDの影響、みたいな感じ」


    ラウダSAN値:18→5

    ラウダ追加不定の狂気:dice1d10=4 (4)

    グエルSAN値:18→16


     部屋の中央のベッドで、一人の青年が横たわっている。

     シャディク・ゼネリだ。

     心電図の音。

     彼はふっと顔を上げると、エランとスレッタの方を、じっと、見つめた。

    「……きみは、スレッタ……?」

     スレッタは、こくりと頷く。するとシャディクは、眼帯に隠れていない方の目を微かに細めて、おおきくなったね、と小さく呟いた。

    「ごめんね。麻酔銃で、体調を崩してしまって」

    「シャディクさん……」

    「それは、サビーナの『肉体』かな。……やはり処分されたか。そこそこきれいな状態だったから、また『入る』ことはできるだろうけど……」

     サビーナの死体から視線を外した後、シャディクはそこでぼんやりと、夢を見るような視線をした。ぴ、ぴ、ぴ。心電図の音がする。

    「何度やり直しても、俺達はだめだったのかもしれない。でもどうか、俺も、連れて行ってくれないか」

     __決着を、つけなければいけないんだ。

    dice1d3=1 (1)

    1:スレッタ「いいけど、大丈夫なんです?」

    2:エラン「わかった。……でも、どうやって……」

    3:スレッタ「……先に、質問に答えてください」

    3の場合さらにdice1d4=4 (4)

    1:スレッタ「私を地球街につれていったのはあなたなんですか?」

    2:スレッタ「その目はどうなってるんです?」

    3:スレッタ「グエルさんとはどういう関係で?」

    4:スレッタ「……あなたの、目的は?」

  • 86二次元好きの匿名さん23/04/30(日) 07:13:50

    これ今までの中で1番バッドエンドになりそう

  • 87二次元好きの匿名さん23/04/30(日) 08:14:02

     シャディクは半分蕩けたようなひとみのまま、ぼんやりとスレッタを見つめる。

    「……戦闘面では、役に立たないかもしれない。でも」

     そうして懐から、情報端末と青い石をいくつか、それからカードキー取り出した。それからサビーナの方に視線を向けて、ふっと息をつく。

    「何故か、持ち物は奪われなかったし、これは渡してくれた。それと、上手くサビーナの精神に働きかければ、協力してくれるはず」

    「……それは、なんです?」

    「ああ、ここのカードキーらしいよ。『M』が渡してくれた」

     そこでシャディクは困ったように目を伏せ、「分からない」と小さく呟いた。

    「わからないんだ。何故彼女は俺を殺さない?」

    「聞きたいと、思っていたのだけれど。『M』とは、ミオリネ・レンブランのこと?」

    「ああ。そんな名前に、なっていたね……」

     シャディクは立ち上がり、少しだけ、よろめく。しかし壁に手をつくと、数度息を吸って、吐いて。止まっている場合じゃないんだ、と真っ直ぐに言いきった。

    「俺は、……進まないと」

     視線はまっすぐに扉をとらえている。

     スレッタは電撃銃を握りしめたまま閉口した。エランは銃を下ろし、じっと、シャディクを見つめる。

    「……まだ、僕たちは何も知らない。君だって、『M』の目的の全てを把握しているわけじゃないだろう。とにもかくにも、まずは一緒に探索をしようよ」

     エランの言葉に、シャディクは少し考えたあと、頷いた。

     ふらついたままの足が、頼りなさげに数度、たたらを踏んだ。


    エラン「主に何故か向こうからずっと聞こえてくる悲鳴の主たちと合流したいし」

    スレッタ「なにがおきてるんでしょうねえ……」

    シャディク「いやあ、たはは……えっと、シャディクのカードキーを使えばエレベーターを動かして地下三階に向かうことができるよ」

    行先:dice1d2=2 (2)

    1:実験室

    2:機密資料保管庫

    話題:dice1d3=1 (1)

    1:エラン「サビーナは何者?」

    2:スレッタ「グエルさんとはお知り合いなんです?」

  • 88二次元好きの匿名さん23/04/30(日) 08:35:04

    「ああ。彼女たちはイス人と言って、警察内部にもしんにゅ__」

     シャディクがエランに肩を支えられながら、なんとか『機密資料保管庫』の扉を開ける。

     __と。

    「……ふふふ、ぐえる、ぼくたちつながってるよ、つながってるんだ」

    「ああ、ああ、ああ!赤い月、GUND、深い場所、繋がってる__」

     その中にいたのは、どこか幼児めいているほどにあどけない表情で笑いながら、手を取り、抱き合い、「つながってる」と繰り返す、ラウダとグエルだった。

     エランは、一瞬言葉を失う。一瞬遅れて状況に気づき、「ラウダ!グエル!!」と悲鳴をあげて、二人に近づいた。グエルはちらりとこちらを向いたが、ラウダはきょとんとしたままだ。スレッタもはっとして、周囲を見回す。そして、『クワイエット・ゼロ計画』や『精神寄生体育成実験』の書類を見つけ、両手でくちびるを抑えた。なんだ、この実験は。何だこの計画は。人間の精神を食らう生き物?人類の正しさ?気持ち悪い!生理的な嫌悪感に、一歩引く。と、同時にシャディクが顔を青くして、「まずい」と言った。

    「あの感じ……完全に、精神寄生体の支配下にあると見ていい。まだかろうじて理性は残っているみたいだから、なんとか正気に戻すことができるかも。でもそれすらもなくなったら……」

    「なくなったら、どうなるんで」

    「おにいさん、おねえさん、だあれ?」

     ラウダが、ふわふわとした声で呟いた。

     エランが「何って、僕は、」とラウダに触れようとしたところで、ラウダはガチガチと、歯の根を鳴らす。わからない。わからない。あなたたちは、『繋がっていない』! そう繰り返しながら、立ち上がる。グエルを庇うように両手を広げ、微笑む。

    「グエルは僕がまもるね。だって僕はヒーローだから」

    「らうだ……らうだ、赤い石を、クワイエット・ゼロを……俺は、遂行……」

     グエルもまた、ゆらりと立ち上がる。何故か手錠をつけているが、明らかにこちらに敵意を持っていることは事実だ。

    「わるいひとは、こらしめるよ!」

    「__邪魔をするから、壊す」


    エランSANc:dice1d100=91 (91) (76) dice1d2=1 (1) /dice1d5=5 (5)

    スレッタSANc:dice1d100=83 (83) (48) dice1d2=2 (2) /dice1d5=1 (1)

    dice1d2=2 (2)

    1:スレッタ「と、とりあえず気絶させま、す?」

    2:エラン「……二人を抱きしめる」

  • 89二次元好きの匿名さん23/04/30(日) 08:38:20

    これはやっぱりエランが全員お持ち帰りEDでは?(バッドエンド回避頑張れー)

  • 90二次元好きの匿名さん23/04/30(日) 08:38:22

    エランSAN値:76→71

    スレッタSAN値:48→47

    エラン「????????どうなってるの……?」

    スレッタ「さ、さあ……」

    ラウダ「なんかすごい勢いでSAN値削られたと思ったら幼児退行した」

    グエル「同じく」

    エラン「と、……とにかく、止めないと。僕二人のルートに入ってるし」

    スレッタ「エランさんも失恋しませんか?」

    エラン「ひどいさそいをみた」


    エランアイデア:dice1d100=54 (54) (50)

    成功の場合エラン一時的狂気:dice1d10=10 (10)

  • 91二次元好きの匿名さん23/04/30(日) 12:35:47

    「……ラウダ、グエル……」

     エランはふらふらと二人に近づくと、そのからだをぎゅうっと抱きしめた。

     突然のことに、二人の動きが止まる。情緒が幼児になっている、ということなのだろう。エランは静かにその背を撫で、続ける。

    「大丈夫だよ。僕は敵じゃない。君たちを、守る」

    「あな、たは……」

    「ラウダ、覚えてる?僕のこと。いつも一緒に事件を解決したよね。一緒にジャングルジムで遊んだ。君は僕の光だ」

    「……」

    「グエル。怪盗ダリルバルデ。僕はずっと君を追っていたんだ。君に聞きたかった。君に興味があった。ねえ、だめ?」

     まだ、思い出せないかな。

     ふたりのひとみが、ほんの一瞬。元の色を取り戻した、ような気がする。ちかちかと瞬いて、わからない。ラウダはこの男を知っている。グエルはこの温度を知っている。しかし、誰?誰だ。わからない。つながって、いないのに。

     スレッタは一瞬脳破壊されたような顔をしたあと、シャディクに視線を向ける。

    「あ、あれは……なおるんですか!?」

    「わからない。まだ狂気に陥っていないなら、あるいは電波が届くかもしれない」

     試す価値はある。

     シャディクは青い石を取り出し、スレッタに渡す。エランが上手く気を引くことが出来れば、これを使って二人を正気に戻すことができる。


    スレッタ「信じ難いことに一応私のハーレム状態なのに私が一番蚊帳の外なんですね」

    ラウダ「水星女可哀想」

    グエル「涙拭けよ」

    エラン「スレッタとミオリネの両手取りはしたし今度はラウダとグエルを一気に狙ってみようかな」

    ミオリネ「酷い発言を見た」

    シャディク「……」

    ミオリネ「効いてて草」

    エラン色ボケ対抗ロール(対ラウダ):dice1d100=69 (69)

    ラウダ色ボケ対抗ロール:dice1d100=50 (50)

    エラン色ボケ対抗ロール(対グエル):dice1d100=96 (96)

    グエル色ボケ対抗ロール:dice1d100=16 (16)

  • 92二次元好きの匿名さん23/04/30(日) 12:49:09

    色ボケよわよわエラン…

  • 93二次元好きの匿名さん23/04/30(日) 13:04:41

    エラン「??????????」

    ラウダ「色ボケ弱者……」

    グエル「冷静に考えれば俺たち今中身幼児だもんな。幼児に手を出すなんてだめだよな」

    ラウダ「というかここは助けてよ」

    グエル「俺たちが着々と詰んでいく」

    スレッタ「わらいがとまりませんね」

    シャディク「ほんとにね」

    ミオリネ「あまりにダイス目が振るわなすぎてスレッタとシャディクが揃って闇堕ちした」


    「……あ……?」

     グエルはしばらく、呆然としていた。

    「うあああああああああんッ!!」

     そうしてエランの腕にぺたぺたと触れると、突然。火がついたように、泣き始める。エランは「え」と困ったような声を上げて、その涙を拭おうとした。しかしグエルはその手を払い落とし、ラウダにぎゅうと抱きつく。

    「ラウダ、兄さんっ、しらないひといる!しらないひとこわいいいい!!」

    「いや違、僕は」

    「しらないひと!?グエルを泣かせる怖い人!?」

    「あの話を」

    「うええええええんたすけてえええええ」

    「ちょっと」

    「大丈夫、悪い人はラウダが倒すからね!!」

    「あーもうめちゃくちゃですよ」

    「申し訳ないけど笑った」

     スレッタとシャディクは声を揃える。しかしこれで、手立てがなくなったのも事実だ。スレッタは腕を組み、「殺すわけにはいきませんし……」と考え込む。

    「死なない程度に痛めつけて気絶させますか」

    「そうだね」

     二人は軽い調子でそう言う。

     エランが呆然とした顔で、二人を見つめていた。


    ミオリネ「__戦闘開始よ」

    エランの行動:dice1d3=3 (3) (1:ヤケクソライフル接射 2:dice1d2=1 (1) (1:ラウダ 2:グエル)組み付き状態と処理する 3:まだ説得(色ボケ対抗)を試みる)

  • 94二次元好きの匿名さん23/04/30(日) 13:59:40

    エランのどうしても色ボケで解決したい意思を感じる…今度こそ成功するかな

  • 95二次元好きの匿名さん23/04/30(日) 14:02:37

    気ぶりエランの次は色ボケエランか…

  • 96二次元好きの匿名さん23/04/30(日) 14:02:58

    でもこれで成功したらそれはそれでエランくんが事案くんになってしまうのでは…?

  • 97二次元好きの匿名さん23/04/30(日) 14:04:58

    この場合は色ボケ成功したら記憶が戻って成人だから問題ない
    二股は本人たちが納得してるなら問題ないから大丈夫

  • 98二次元好きの匿名さん23/04/30(日) 17:37:25

    スレッタ「あっ……ああ……ああああ……」

    ミオリネ「うわああ……あッ……はあ……」

    シャディク「本編の俺ぇええええ!ほんとうにそのムーブいったんやめようよおおおおおぉ!!」

    エラン「五号!ペイル社!!ベルメリアさん!!!」

    グエル「あ と は 上 が る だ け の 寮」

    ラウダ「事 実 上 無 傷」

    ミオリネ「……えー、こほん。俺は戦闘不参加。サビーナの死体を抱えて待っていると思っていて」

    スレッタ「わ、私は……前と同じで、ノックアウト打撃で戦います!」

    エラン「説得を試みるよ」

    ラウダ「殺します」

    グエル「殺します」

    スレッタ「修羅過ぎる無敵ジェターク」

    エラン「すごく楽しそう」


    『グエル』

    攻撃対象:dice1d2=1 (1) 攻撃方法:射撃(拳銃)dice1d100=96 (96) (70)

    『スレッタ』

    攻撃対象:dice1d2=1 (1) マヌーバ:ノックアウト打撃(判定は近接戦闘(格闘):dice1d100=50 (50) (70))

    『ラウダ』

    攻撃対象:dice1d2=1 (1) 攻撃方法:近接戦闘(格闘):dice1d100=4 (4) (70)

    『エラン』

    対象:dice1d2=2 (2) (スレッタの攻撃で気絶している場合はまだ気絶していない方) 色ボケ対抗ロール:(あとで別途ダイス)

  • 99二次元好きの匿名さん23/04/30(日) 18:24:43

    殺意みなぎるラウダ草 いや笑い事ではないが
    SAN値も命も守れ…!

  • 100二次元好きの匿名さん23/04/30(日) 20:12:43

    グエル「?????????????????」

    ラウダ「足して100。期待値通りだ」

    スレッタ「今回のPvPファンブルノルマ」

    エラン「何かにつかれているのでは?」


    「ラウダさんっ、正気に戻ってください!」

    「だれ、だれ、だれ? 僕は、ぼくはまもるっ、まもる、ヒーローになる!」

    「人を傷つけるのがヒーローですか!?」

     ラウダの手が、一瞬止まる。

     その隙めがけて、スレッタの蹴りが炸裂する。スレッタは息を吸って、吐く。それから自分の手を見て、俯き、静かに震えた。

    「私は、割り切っています。きれいじゃないって。でも、あなたにはきれいなままでいてほしいから」

     __もう、夢から醒める時間ですよ。

     スレッタは、ゆるりと微笑んだ。

    ラウダ応戦:dice1d100=87 (87) (35)

    応戦成功の場合スレッタダメージ:dice1d3=2 (2)

    応戦失敗の場合ラウダ気絶

    スレッタ回避:dice1d100=84 (84) (13)

    回避失敗の場合スレッタダメージ:3


    「っあえ、あ?」

     グエルは引き金を引く。が、弾丸が射出されない。どうやらからの薬莢がうまく排出されず、スライドにはさまってしまったらしい。咄嗟にコッキングレバーを引く。ひこうと、する。指先が震える。できない。できない。できない。わからない。震える。ふるえる。喉の奥が痙攣して、ひく、ひく、と呼吸が薄くなったところで、とん、とエランがグエルの背を叩いた。

    「グエル」

     エランはグエルのそばにかがみこむ。グエルは咄嗟に肩を震わせて、エランの方を見た。エランは静かに微笑み、グエルの頭を撫でる。

    「……うあ……」

    「怖いこと、しないよ。約束したじゃないか」

     こつり、と額をくっつける。

     グエルの、紅い瞳に。

     にわかに、青い光が灯った。

    エラン色ボケ対抗ロール:dice1d100=91 (91)

    グエル色ボケ対抗ロール:dice1d100=36 (36)

  • 101二次元好きの匿名さん23/04/30(日) 20:34:02

    エラン「????????????????」

    グエル「ぽんこつ~!!」

    スレッタ「そんなことってあります??」

    ラウダ「やる気のないダイス……」


    「……ッあ、……」

     ラウダが、こてりと頽れる。

     どうやら意識を失ったらしい。スレッタはその身体を抱き上げて、シャディクの方に連れていく。

    「これで、その……青い石? を近づければ、ラウダさんは正気に戻るんですか?」

    「ああ。ただし、完全にGUNDを消し去らないと、再発してしまう可能性はある。……それに、全部を寄生体に食われて、完全に狂気に陥ってしまったら、俺では救えない」

     二人はそんな話をしながら、ラウダの頭に青い石を近づけてみせた。

    スレッタの次の行動:dice1d3=3 (3)

    1:グエルを取り押さえる

    2:ラウダを治療する(ラウダがおきるよ)

    3:シャディクに事情聴取


    「ヒッ、」

    「あう、」

     しかし、届かない。

     グエルは咄嗟に、エランを突き飛ばした。そうして震える手でガチャガチャと銃を弄り、ジャミングをなんとかなおそうとする。すればするほど、わからなくなっていく。焦りが動きにあらわれる。涙が、浮く。

     軽くよろめいたエランは、傷ついたような表情で、じっとグエルを見やる。それからゆるゆるとため息をついた。

    「グエル。……君はそんなに、僕のことが嫌い?」

    「おれは、……おれは、ひっく、うわああああん!」

     見開かれた瞳、なみだをぼろぼろとこぼす瞳は、月よりも紅い。

     エランはぽつりと、「きみの青い瞳、空みたいですきだったのにな」と呟いた。

  • 102二次元好きの匿名さん23/04/30(日) 20:43:13

    エラン「『サシ』だ」

    グエル「たすけてほしい」

    ラウダ「がんばって~」

    シャディク「あはは……水星ちゃんは質問タイムだね。魅了の出目次第ではこたえてあげるよ。何聞く?」

    スレッタ「……ずっと、気になっていたことがあって」

    dice1d3=2 (2)

    1:スレッタ「シャディクさんの目、どうなってるんですか?」

    2:スレッタ「なんでグエルさんはあんなにGUNDの影響を受けていたんです?」

    3:スレッタ「シャディクさんの目的は?」


    『グエル』

    (ジャミングの処置)

    『スレッタ』

    対象:シャディク マヌーバ:話を聞く(判定は魅了:dice1d100=92 (92) (70))

    『ラウダ』

    (気絶中)

    『エラン』

    対象:グエル

    エラン色ボケ対抗ロール:dice1d100=70 (70)

    グエル色ボケ対抗ロール:dice1d100=15 (15)

  • 103二次元好きの匿名さん23/04/30(日) 20:44:51

    エラン色ボケに弱すぎる…

  • 104二次元好きの匿名さん23/04/30(日) 20:51:50

    エラン「?????????????」

    グエル「?????????????」

    スレッタ「????????????」

    シャディク「清々しいほどなにもおきてない」

    ラウダ「……ねえ僕起きていい?」

    ミオリネ「あー……CON判定で成功したら起きて、ついでに何らかの行動もしていいわよ。仮に起きたら何するの?」

    ラウダ「当然、dice1d3=1 (1) (1:兄さんを殴るよ 2:シャディクに聞き込みだね 3:僕も色ボケ対抗する!)」


    「ひっ、ちかづく、な!」

     グエルはエランから距離を取り、思いっきりスライドを引いた。からりと薬莢がおちて、ようやく復帰に成功する。

    「……グエル……」

     エランが、目を見開く。

     ぎゅっと、こぶしを握る。それからじっと、見つめ返す。

    「僕、諦めないから。……僕のものになれ、グエル・ジェターク」


    『グエル』

    攻撃対象:エラン 攻撃方法:射撃(拳銃)dice1d100=15 (15) (70)

    『スレッタ』

    対象:シャディク マヌーバ:聞き込み(判定は魅了:dice1d100=14 (14) (70)

    『ラウダ』

    CONロール:dice1d100=84 (84) (65)

    その後使うロール

    dice1d100=62 (62)

    (dice1d100=4 (4) )

    『エラン』

    対象:グエル

    エラン色ボケ対抗ロール:dice1d100=80 (80)

    グエル色ボケ対抗ロール:dice1d100=69 (69)

  • 105二次元好きの匿名さん23/04/30(日) 21:01:06

    エラン色ボケっていうかクソボケだこれ

  • 106二次元好きの匿名さん23/04/30(日) 21:04:24

    エラン「どう考えても不正!!!!」

    グエル「俺は何もしていないのだが??」

    ラウダ「……目覚められなかったか。まあもう一度挑戦すればいいか、dice1d3=2 (2) (1:殴り込み 2:シャディクに聞き込み 3:色ボケ対抗ロール)で」

    スレッタ「わ、私は……シャディクさんに聞き込みできましたし、次はdice1d3=3 (3) (1:もっかいお話 2:グエルさんに攻撃 3:ラウダさんの治療)します!」


    「グエルは、昔俺が保護した子どもだ。どうやら誘拐されていたみたいだから、ついでにあれこれ教えて、青い石も持たせた」

    「青い石は、GUNDの影響を抑える……んですよね。それなら、一体、どうして」

    「これは推測になるけど」

     ラウダをちらりと横目で見てから、シャディクはぴんと指を立てて、微かに目を伏せる。

    「……昔作ったのは、まだ未完成だった。受信装置が変に作用して『周りが受けているGUNDの影響を肩代わりする』という機能になってしまった__可能性は、ある」

    「そんな、それじゃあ、グエルさんは__」

    「っあ、あああああっ!?」

     グエルはエランの言葉に、半ば恐慌状態になって引き金を引く。それは迷うことなく、エランの腹に向かった。幸いにも相手は小さな拳銃だ、即座に命の危険がある大きさの弾丸じゃない。それでも、おそらくは。どちらかといえば、迷わず発砲してきた、それ自体に悲しくなってくる。

    「グエル、僕のこと、きらい?」

    「お、れは、俺は、ひい、いあああ、ラウダ、五号、たすけ、」

    「……五号?」

     エランの顔が、怪訝に歪んだ。五号。……五号。

     __僕は。

    エラン回避:dice1d100=53 (53) (10)

    回避失敗の場合エランダメージ:dice1d6=5 (5)

  • 107二次元好きの匿名さん23/04/30(日) 21:10:27

    エランHP:11→6

    エラン「???????????????」

    グエル「おいほんとに何やってんだお前ら」

    スレッタ「しにかけててわらいますね」

    ラウダ「……これ僕よりエランの治療してあげた方がいいのでは?ついでにさっさと拳銃持って暴れてる兄さんを止めるべきでしょ」

    エラン「僕はグエルを止めようとしてるのに……たすけてほしい……次の弾があたってダメージ最大値出たら普通に死んじゃうよ……」

    グエル「暴れるのは楽しいといえば楽しいけれども」

    スレッタ「うーん、そう、ですね……dice1d4=4 (4) (1:ラウダさんの治療で 2:エランさんの治療で 3:グエルさんに殴り込みで 4:グエルさんに色ボケ対抗ロールで)」

    ラウダ「……シャディクへの聞き込みは後回しにした方がいいかもしれない。dice1d2=1 (1) (1:殴り込みするよ 2:色ボケ対抗ロールするよ)」


    『グエル』

    攻撃対象:エラン 攻撃方法:射撃(拳銃)dice1d100=33 (33) (70)

    『スレッタ』

    (上記で選択された行動)

    dice1d100=17 (17)

    (色ボケの場合さらに1d100= )

    『ラウダ』

    CONロール:dice1d100=76 (76) (65)

    (上記で選択された行動)

    dice1d100=97 (97)

    (色ボケの場合さらに1d100= )

    『エラン』

    対象:グエル

    エラン色ボケ対抗ロール:dice1d100=85 (85)

    グエル色ボケ対抗ロール:dice1d100=66 (66)

  • 108二次元好きの匿名さん23/04/30(日) 21:11:58

    ダイスミス

    グエル色ボケ対抗ロール(対スレッタ):dice1d100=73 (73)

    ついでにスレッタが戦闘に参加するので

    グエルの射撃(拳銃)のターゲット:dice1d2=1 (1)

    1:エラン 2:スレッタ

  • 109二次元好きの匿名さん23/04/30(日) 21:20:19

    「ッあ、俺、今、ひと、撃って、あ、」

     グエルは混乱したように目を見開く。それから「あああああッ!」と叫んで、錯乱したように再びエランに向けて撃ち込んだ。狙いが正確なのは、「慣れているから」なのだろう。霞んでいく意識の中で、エランはぼんやりと考える。

     スレッタはシャディクの話を聞いた後、その手から青い石を奪い取り、立ち上がった。そうして、

     __グエルの背に、ぎゅっと抱き着く。

    「……?おね、さ、だれ……」

    「グエルさん。いっしょ、です。大丈夫ですよ、私はあなたの味方です」

     スレッタはぼろぼろと涙を流すグエルの頭を、ゆっくりと撫でる。やっぱりこの子は、弟。いや、身体だけ大きい子どもみたい。

     __違う。

     ずっと、子どもだったのだ。スレッタは考える。幼い頃誘拐されて、一人で使命を果たすために生きてきて、成長するための枠組みすら与えられないままで。でも、

    「私は、どんなグエルさんでも、受け容れますから」

     こつり。

     グエルの額に、青い石を当てる。

     グエルの瞳が、みるみる赤みを失って、薄青い色に戻る。グエルのくちびるが、微かに動いて。「すれった……」と、小さくつぶやいた。


    エラン「????????????????」

    グエル「そんなことってあるか????」

    スレッタ「私が参加した瞬間速攻で終わるの面白」

    ラウダ「これのおもしろいとこ、ルートは一切変わってないから、スレッタはエランルートのままだし兄さんはスレッタルートのままだしエランはまだ僕と兄さんを両方手に入れるの諦めてないってことなんだよね」

    ミオリネ「……じゃあ、ラウダも目覚めて、ついでに一時的に記憶を取り戻してもいい」

    シャディク「戦闘終了、だよ。お疲れ様」

    エラン応急手当(対自分):dice1d100=46 (46) (70) 成功の場合回復量:dice1d3=3 (3) +1

    スレッタ医学(対エラン):dice1d100=28 (28) (70) 成功の場合回復量:dice1d3=1 (1)

  • 110二次元好きの匿名さん23/05/01(月) 08:16:04

    エランHP:6→11

    「……えっと、取り乱してたみたいで、ごめんね」
    「ああ。……全部、思い出した」
    「記憶、戻ったんだね。よかった」
    「はい~!これでひとあんしん」
     こほんと咳払いをして、すこしだけきまずそうな顔をした二人に、エランとスレッタはほっとして微笑みかける。
     シャディクはそこで、サビーナの死体をぎゅっと抱きしめた。そうして、この場にいる面々を順々に見回して、静かに、息をつく。このカードキーを使えば、おそらくこの建物からも出られると思う。そう前置きをして、四人をじっと、見た。
    「俺はMを__『クワイエット・ゼロ』を止めに行く。『犯罪は何故悪いか』。『悪いことだから』。『万引きはなぜいけないか』、『友達を殴ってはなぜだめなのか』。『悪いことだから』。痛みを知らない、想像すらできない世界が平和だとは、俺は思わない。……俺は、間違っているかもしれないよ。でも」
     これは、俺の正義だ。
     シャディクがそう言って顔を上げて、まっさきに頷いたのは、スレッタだった。
    「正義がどうとか、痛みがどうとか、私にはどうでもいいですよ。でも、……私のこと、地球街なんて掃き溜めで暮らさざるを得ない状況にしたひとは、個人的に一発いっておかないと納得いきませんね?」
    「うん。それに、これをとめないと、また二人とも僕のこと忘れてしまうでしょう?」
     続いて同意したのはエランである。ラウダとグエルは、まだ少し、迷っている、ようだった。
    「……分からなく、なってしまった。ずっと、正義の存在を信じていた。でも、正義って何?どれが正義なんだろう。……そこに行けば、答えは見つかるのかな」
    「誰もが悲しむことのない平和な世界が実現されるなら、俺はそちらの方がいい。でも……『クワイエット・ゼロ』というやり方は、正しい、のだろうか」
    「ゆっくり決めたらいいんだよ」
     シャディクは存外優しい声で、二人の頭をくしゃくしゃと撫でた。
    「俺たちはもう、十分生きた。これからの時代を決めるのは、お前たちなんだから」

    全員集合シナリオ『片目で見る夢』
    Mission complete!

  • 111二次元好きの匿名さん23/05/01(月) 09:32:05

    現在の関係的にエラン→スレッタでエラン総気ぶり√とかも
    面白そうだなと思ったけど
    そこまで来るならグエル→エランも色ボケて
    色ボケハーレム(不穏)√見てみたいなとかも思ってしまった・・
    ストーリー瓦解しそうだしエラ→スレはクリ特典以外ないっぽいからただの妄想だけど

  • 112二次元好きの匿名さん23/05/01(月) 09:34:47

    個人的にはラウダとグエルの特殊ルート開かれるのが見てみたいなの気持ち

  • 113二次元好きの匿名さん23/05/01(月) 10:08:44

    今の展開でSAN値削れて正気に戻れてなかったら特殊ルートだったのかも?

  • 114二次元好きの匿名さん23/05/01(月) 10:11:06

    今回の一旦リセットが特殊っぽかったよね

  • 115二次元好きの匿名さん23/05/01(月) 10:36:16

    >>113

    >>114

    シャディク「そうだね。SAN値がマイナスの状態でシナリオを終えたら、大切な人もあらゆる記憶も思い出せない、ただ何かと『つながっている』実感だけを持って生きていく通称闇の幼児退行ルートに入る予定だったよ。ここでは恋愛なんて関係ないね、そこまでの情緒が発達してないから」

    ラウダ「ねえ。まさかだけど、裏で『スレッタになにかされてもきょとんってしておけ』ってメモきたのって……」

    ミオリネ「どっちかはこのルートに突っ込めないかなあってかなり耐えきれない前提でSANcも処理も予定も組んでたのに余裕で耐えててわけわかんないわよもう。どうすればいいの?」

    グエル「おい、エランに押し倒された時『そういった知識全部ないから臨戦態勢(ガチ)を取れ』ってメモきたの……」


    ミオリネ「はい、シナリオクリア、お疲れ様。クリア報酬は1d6、それとスレッタはルート確定でさらに1d3ね」

    スレッタ「……あの、私とグエルさんはほんとに失恋確定演出なんです?」

    グエル「宇宙街バディは勝ち確みたいなところなのに。ずるいぞ」

    ラウダ「そんな話してる場合?早いとこ脱出してGUND回収して焼却炉にぶちこまないと。といううかGUNDってどこにあるの?」

    エラン「なんとなく、察しはついてるけど。それをエランが知っているかは別だ」

    シャディク「……そうだね。主にスペーシアン組がSAN値回復できる処理を二回くらい挟むつもりあったんだけど、それを色ボケ対抗ロールにしてあげる。そこで勝利すれば相手に自分のルートをひらかせることができるとしよう。これはNPC含め全員を対象にできる」

    スレッタ「きましたね!きましたね!!きましたね!!!!」

    グエル「うおおおおお女神にお供え物するぞおオオオオオ!!!!」

    エラン「__負けられない。」

    ラウダ「すっごく湧いてる」

    ミオリネ「楽しそう」

    ラウダ「……とりあえずSAN値回復かな。1桁は本気でまずい」ラウダSAN値回復:dice1d6=3 (3)

    エラン「僕はあんまり減ってないけど……」エランSAN値回復:dice1d6=3 (3)

    スレッタ「エランさんだけSAN値がすごい……」スレッタSAN値回復:dice1d6=5 (5) +dice1d3=3 (3)

    グエル「切実に分けてくれ」グエルSAN値回復:dice1d6=3 (3)

  • 116二次元好きの匿名さん23/05/01(月) 12:18:06

    ラウダSAN値:5→8

    エランSAN値:71→74

    スレッタSAN値:47→55

    グエルSAN値:18→21


    「『クワイエット・ゼロ』を止めるためにGUNDを探すとして、そもそもGUNDってどこにあるんです?」

     口火を切ったのはスレッタだった。

     シャディクは少し、考え込む。しばらく表舞台から離れて、レネやエナオ、メイジーといったイス人の協力者を警察に紛れ込ませて、としていた以外、基本ずっと地球街に潜伏していたシャディクは、あまり現在の状況に詳しくない。困ったように目を向ければ、エランが自分の考えを整理するように呟いた。

    「……宇宙街で、できるだけ高いところ。何かそれらしい場所があるかな」


    ミオリネ「はい一度目の色ボケチャンス」

    ラウダ「はやかったね」

    シャディク「対象は、シャディクを含む「まだ自分にルートをひらいていない人物」からランダムだ。指定はできないよ。勝った方が出目の差に応じてSAN値回復だ。あと能動側が勝ったら受動側は能動側へのルートが開ける。ちなみにシャディクに勝ったらシャディクルートが『生える』よ。まあとりあえずここで誰に色ボケるか決めて、ついでにGUNDの場所の推理もしようか」

    エラン「??????グエル指定以外ありえないんだけど……」

    スレッタ「わかります。どうかんがえてもエランさん指定」

    グエル「何故スレッタ・マーキュリーを確定で指定できない?」

    ラウダ「誰もGUNDの推理をする気がない」

    dice1d2=2 (2)

    1:ラウダ「『つながってる』んだよね?うまく辿れないかな」ラウダGUNDの影響:dice1d100=52 (52) (60) グエルGUNDの影響:dice1d100=96 (96) (65)

    2:エラン「……うーん……」エランアイデア:dice1d100=23 (23) (50) グエルGUNDの影響:dice1d100=29 (29) (40)

    ラウダ色ボケ対象:dice1d3=3 (3) (1:スレッタ 2:グエル 3:シャディク)

    エラン色ボケ対象:dice1d2=2 (2) (1:グエル 2:シャディク)

    スレッタ色ボケ対象:dice1d4=3 (3) (1:ラウダ 2:エラン 3:グエル 4:シャディク)

    グエル色ボケ対象:dice1d3=1 (1) (1:ラウダ 2:スレッタ 3:シャディク)

  • 117二次元好きの匿名さん23/05/01(月) 12:20:29

    エラン「????????????????」

    グエル「????????????????」

    エラン「僕シャ興味無!!!!」

    グエル「おかしいおかしいおかしいおかしいおかしい」

    ラウダ「笑いが止まらない」


    (冷静に考えたらグエルはスレッタルートに入っているので、スレッタの色ボケ対象は 1:ラウダ 2:エラン 3:シャディクからの選択になります!というわけで再ダイス dice1d3=3 (3) )

  • 118二次元好きの匿名さん23/05/01(月) 12:35:30

    グエル「俺以外全員シャディクじゃねえか!!」

    ラウダ「だって絶対重要NPCだし……」

    エラン「それはそう」

    スレッタ「とりあえず生還優先ですよね」

    グエル「俺がただただ滑ったみたいになってる!!!!」


    「……秘密警察が設立され、俺の父さんが殺されて。本格的に計画が始動したのが十五年前だとすれば」

    「同じ十五年前に建った、背の高い建物。……『アスティカシアタワー』が怪しい」

     グエルの言葉に、エランが答える。シャディクは「アスティカシアタワーか」とつぶやいた。どうやら名前くらいは知っているらしい。それから腕を組んで、どこか壊れたような張り付いた笑みを浮かべながら、すこしだけ、睫毛を伏せた。

    「……アスティカシアタワーにGUNDを置いて、『新しい時代を象徴』なんて言っているとしたら、とんだ皮肉だ」

    「シャディクさん、……『S』」

     スレッタが、シャディクの前に立ち尽くす。それから屈みこみ、じっと、目を合わせた。

    「仮にあなたが『S』なのだとしたら、今は少なくとも四十代後半ですよね?でもそれにしては、どこからどう見ても若すぎる」

    「それは、……僕も、気になっていた。もしかして同い年くらいかとおもったけれど、それにしては老成している」

    「……なにか、あるの?」

     三人に尋ねられたシャディクは、少しだけ、顔を伏せた。眼帯に覆われた片目に影が落ちる。肩が、震えている。

    「君たちは知らなくてもいいことだ」

    ラウダ(対シャディク)色ボケ対抗ロール:dice1d100=63 (63) シャディク(対ラウダ)色ボケ対抗ロール:dice1d100=41 (41)

    エラン(対シャディク)色ボケ対抗ロール:dice1d100=61 (61) シャディク(対エラン)色ボケ対抗ロール:dice1d100=71 (71)

    スレッタ(対シャディク)色ボケ対抗ロール:dice1d100=73 (73) シャディク(対スレッタ)色ボケ対抗ロール:dice1d100=67 (67)

    グエル(対ラウダ)色ボケ対抗ロール:dice1d100=32 (32) ラウダ(対グエル)色ボケ対抗ロール:dice1d100=53 (53)

  • 119二次元好きの匿名さん23/05/01(月) 12:44:55

    シャディクに集中する色ボケわろた
    エランいよいよ全方位モード入ってない??

  • 120二次元好きの匿名さん23/05/01(月) 13:04:57

    その手の知識0がその手の知識でのトップのルートに入って
    そのトップは初恋相手ルートに入って
    その初恋相手はバディと結ばれかけ・・って昼ドラ性ある中で
    急に現れたNPCに全部持ってかれるの草

  • 121二次元好きの匿名さん23/05/01(月) 17:10:17

    エランとグエルが色ボケ成功か!

  • 122二次元好きの匿名さん23/05/01(月) 20:57:15

    ごっちゃごちゃで草なんよ

  • 123二次元好きの匿名さん23/05/01(月) 21:56:25

    もしかして元ネタキズナイーバーだったりする……?

  • 124二次元好きの匿名さん23/05/01(月) 22:53:03

    エランSAN値:74→75

    グエルSAN値:21→22

     シャディクに詰め寄るラウダの肩を、グエルがぽんと叩いた。それから至極真剣な顔で、じっと、見つめる。

    「……あまり詰めると、シャディクが可哀想だ」

    「ご、ごめんね、兄さん」

    「謝る必要はない。それより、先程スレッタに落とされていただろう。大丈夫だったか」

     ラウダが少しだけ、顔を赤くした。グエルはぱちぱちと瞬きをした。

     一方その頃、エランはシャディクの頬を掴み、じっとその顔を見つめていた。こうして見下ろすと、青いひとみが、まるで宝石のようにきれいだ。その、片方。眼帯で覆われた部分をそうっと撫でながら、エランは小さく囁く。

    「教えてほしい。力になりたい」

    「何故」

    「理由が必要?」

     シャディクはすっと目を細め、それから、伏せる。深い色をした指を組み合わせて、その爪を見つめる。

    「……この目は、『M』にやられたんだ。それからずっと、年老いることも、死ぬこともなく、この姿のまま。みじめなものだよ」

     シャディクが立ち上がる。

     行こうか。GUNDを、壊すために。

     ちなみにスレッタはこの間ずっと「ぁ゛……」と低い声をあげて脳破壊されていた。


    ラウダ「待って整理して」

    ミオリネ「『ラウダ→←エラン』『ラウダ→グエル』『エラン→グエル』『スレッタ→エラン』『グエル→スレッタ』『シャディク→エラン』」

    グエル「何一つ改善していないどころか悪化してるじゃねえか」

    スレッタ「びっくりするほど両思いがふえてない」

    エラン「これなんの時間だったの??」

    シャディク「エンド処理どうする?後先考えずやっちゃったけど」

    ミオリネ「……dice1d3=2 (2) (1:最終決戦後にどのルートに入るかダイスで決める 2:潔くハーレムを築きましょうか 3:全員友情エンドよ)。さて、それじゃあ。建物を出て、どうする?」

    dice1d4=2 (2)

    1:ラウダ「……すぐに、アスティカシアタワーに向かうよ」

    2:エラン「武器の購入などをして、体勢を整えたい」

    2:スレッタ「一度地球街に行って、ソフィさんやノレアさんに顔を見せたいです!」

    3:グエル「……サビーナを復活させることはできるか?」

  • 125二次元好きの匿名さん23/05/01(月) 22:57:39

    こうやってみるとエランフラグ立てすぎで笑ったw

  • 126二次元好きの匿名さん23/05/01(月) 23:11:56

     エランは地球街の闇市で、今度は多少雑に扱っても大丈夫そうな新品のライフルを購入する。ラウダも斧を、スレッタも仕込みブーツを、グエルもdice1d2=1 (1) (1:拳銃 2:槍)を新調した。スレッタはため息をついて、それから端末を開いた。

     __現在時刻は、いつの間にか十二時を回っている。

     皆既月食である今日が、精神寄生体が『成体』になる日である、とは想像に容易い。スレッタはそのまま、アスティカシアタワーについて調べてみた。

    アスティカシアタワー

    営業時間:10:00〜21:00

    B1F:駐⾞場

    1F:⼊り⼝

    2F・3F:ショッピングエリア

    4F:チケットカウンター

    5F:駅との連結通路

    340m〜350m:天望回廊

    445m〜450m:展望デッキ

     ……そこで、スレッタはふと気づく。

     今は客が多い。内部に侵入して工作するとして、二十一時以降ならタワーの中に客はいないだろうが、『M』が一般市民を操って向かわせてきたらかなり面倒だ。となると真夜中までの間、周辺住民に一時避難を呼びかける必要があるが、突然そんなことはできない。

     あ〜この中にタワー周辺に警察を配備して住⺠を避難させても不⾃然じゃないようなことができてなおかつ住⺠がスッと納得してくれるほど名が知れてる奴がいればな〜〜〜!!!!!!!


    グエル「俺か白々しい!」

    スレッタ「がんばってくださいね~」

    エラン「かっこいいのを期待してる」

    ラウダ「兄さんのかっこいいとこみてみたいな~!」

    dice1d3=3 (3)

    1:グエル「……無人気球で大量の薔薇を撒きながら予告状を撒く」

    2:グエル「……ラジオか何かをジャックして予告状を出す」

    3:グエル「……行くぞモビルスーツ『ダリルバルデ』、一緒に予告状を届けになあ!!」

  • 127二次元好きの匿名さん23/05/01(月) 23:12:14

    PCで一途なのがスレッタしかおらん

  • 128二次元好きの匿名さん23/05/01(月) 23:24:49

    >>126

    ダイナミック予告状過ぎる

    もうそのまま敵陣に突入しちまえよぉ!

  • 129二次元好きの匿名さん23/05/01(月) 23:32:39

    >>127

    自レスでアレですがグエルも一途だったわ風評被害ごめん

    なんだ気の多い人たちと2:2でバランスいいですね!(そうか?)

  • 130二次元好きの匿名さん23/05/02(火) 07:53:01

     深呼吸を、する。

    「……行くぞ」

     グエルは自宅の地下から格納庫に向かうと、操作盤にそうっとキスをした。これは一種の儀式である。こうすれば、こわがりな子どものグエルは姿を消し、『怪盗ダリルバルデ』になれる。

    「ダリルバルデ、出る!」

     そうして、レバーを思い切り押した。

     瞬間、ブースターが火を吹き、開いた地面から真っ赤な機体が現れる。それは地面を蹴り上げ、宇宙街全体に見せつけるように空を駆けた。異変に気づいた街の人が空を見上げるのをコクピットのモニター越しに確認してから、グエルはよく目立つ場所__街のど真ん中に立つと、いつもの拡声器とボイスチェンジャーを使って、できるだけ大きな声で叫ぶ。

    『今夜、アスティカシアタワーの赤い月を頂きに参上します。怪盗ダリルバルデ』

    「……相変わらず派手だね」

     エランがそれを見あげて、「おいかけっこならファラクトを持ってこればよかった」と少し残念そうな顔をした。ラウダとスレッタはしばらく考えたあと、ふと。思いついたように、シャディクの方を見る。

    「兄さん、こういう派手なことするような性格じゃないとが思ってたけどもしかして」

    「怪盗ダリルバルデってシャディクさんのエミュなんです?」

    「……よしんばそうだとして俺ってグエルからあんなふうに見えていたの?」

     シャディクが微妙な顔をする先で、グエルが高笑いをしていた。

     これで周辺住民の避難は済んだ。ただ、警備自体がなくなったわけではない。受け流すにしてもこちらの人出では限界がある。かといって警察はほとんどがパーメットスコア2以上だ。タワーに近づけるわけにはいかない。

     あ~この中にパーメットスコア1以下の人間を集めて従えることのできるカリスマを持った人間がいればな~~~~~~~~!!!!!!!!!!!


    スレッタ「私ですか!!!!」

    エラン「なんかはじまった」

    ラウダ「スレッタの特殊スキルが『評判』なのってそういう……」

    グエル「いいのか?駆け足で探索したからほとんど顔は売っていないぞ」

    ミオリネ「警備はdice1d50=35 (35) 人。スレッタが集められるのはえっと……そうね、30d2人よ」

    スレッタ人望

    dice10d2=2 1 1 1 1 1 1 1 1 2 (12)

    dice10d2=2 2 2 1 1 1 2 1 2 2 (16)

    dice10d2=1 1 2 2 1 1 1 1 2 1 (13)

  • 131二次元好きの匿名さん23/05/02(火) 08:17:25

    流石にスレッタ可哀想になってきたな・・
    グエルは情緒未発達な分まだそこまでのダメージなさそうなのが幸いだけど

  • 132二次元好きの匿名さん23/05/02(火) 12:47:23

    「おねーちゃん、呼んできたよ」
    「皆さん、快く付いてきてくれました」
     闇市に行くついでに、ソフィとノレアに人を呼べないか頼んでみると、数時間でガヤガヤと⼤⼈数の話し声と⾜⾳が聞こえてきた。振り返れば、二人を先頭に、地球街の⼈間たちがこちらに向かってきている。その中には、スレッタが地球街で⾔葉を交わした若者たちの姿が⾒えるだろう。
    「スレッタ、以前はお世話になったね。どうか一緒に戦わせて」
    「スレッタ!一人で抱え込ませはしねぇぞ!!」
    「なんで俺がこんなこと……」
    「アリヤさん、チュチュ先輩、掃除屋さん……!」
     スレッタは目を輝かせ、その面々を見つめる。
     それからこほんと咳払いをし、きっと眉を釣り上げ、ただの少女のスレッタ・マーキュリーから、地球街の最高権力者の顔になる。
    「……私はこれから、個人的な復讐に向かいます。大義も正義もありません。それでも、ついてきてくれますか」
    「もちろんだよ!」
    「んなこと気にすんなっての!」
    「……アーシアンは、みんなそういうお前が大好きなんだよ」
     地球街の者たちが一斉に頷く。
     警備の人数は多い。それでもこれだけいれば、かなり気をそらせるに違いない。だが、こちらの作戦に気づかれた時点で秘密警察を総動員されて、さらに警備を増やされてしまう。なんなら石を動かされてしまうかもしれない。とにかくなんとかして秘密警察にこのことを信じさせないといけないわけだが、本来警視総監室にいるラウダがそれを知っているのは不自然だ。そんなことを考えていると、エランが端末を取り出し、何かのメッセージを送った。
    「……ラウダ。これで秘密警察は大丈夫。安心して」
    「え?エラン、……」
    「あとは、ラウダの仕事だ」
     ラウダはしばらくぱちぱちと目を瞬かせたあと、すっと目を細める。建前上は警視庁が警備してることになっている。ならば周辺住民の避難を指示して、警備の穴を作れるのはラウダだ。……ラウダが、やるのだ。携帯端末を開ける。相手はペトラだ。
    「怪盗がアスティカシアタワーに犯行予告を出した。宇宙街の住民の避難を指示してくれ。頼んだよ、ペトラ」
     ラウダにはわかる。呼ばれて、いる。
     GUNDがあるのは、アスティカシアタワーの最上階だ。見上げれば夕暮れの空が美しく見えた。
     よばれている。
     行かなくては。

    全員集合シナリオ
    『Red:bruise』

  • 133二次元好きの匿名さん23/05/02(火) 13:15:48

    ラウダ「今まであってきた人が最終回で集合する雑に熱い展開やめて」

    エラン「もっとこう……なかったの?色々」

    スレッタ「話作りの拙さ浮き彫りになってますよ」

    グエル「5話で打ち切られる少年漫画でももう少し上手くやるぞ」

    ミオリネ「うるさいわね。ほんとならここで二十一時まで自由時間挟む予定だったけど、別に私はこのまま時間飛ばしてもいいんですよ」

    ラウダ「KP最高」

    エラン「ありがたきしあわせ」

    スレッタ「KPこそ正義」

    グエル「結婚してくれ」

    シャディク「手のひら返し早いね~……?ま、予定通りここで自由時間だよ。といっても行動できるのは一回だけ。ちなみに人数が微妙に足りてないから、このままだと侵入する前に『警備員×4』と一悶着あると思っておいてね」

    ラウダ「うーん……武器はあっても防具はないんだよね?防弾チョッキみたいなものを買いたいな」

    エラン「SAN値が不穏でしょう?色ボケ再チャレンジしようよ」

    スレッタ「警備員の目を逸らし切るために、もう少し人を集めるのも手……だと思います」

    グエル「サビーナの死体をレネとフェルシーのところに持っていけば、イス人組が仲間にならないか?」

    ミオリネ「一斉に喋るな。自由行動は一回だけ」

    シャディク「ふふ。よくよく考えて決めてね?」

    dice1d5=3 (3)

    1:ラウダ「防具の購入を優先しようよ」

    2:エラン「色ボ……じゃなくて、SAN値は大切だと思う」

    3:スレッタ「わ、私、地球街に行きます!!」

    4:グエル「イス人は戦力になる。行こう」

    5:ラウダ「別に全員で固まる必要ないよね?僕は全員分の防具を買う、スレッタは人を呼びに行く、兄さんはイス人を復活させる。エランはまあ兄さんにでもついて行けば?」

  • 134二次元好きの匿名さん23/05/02(火) 17:38:46

    スレッタが地球に行くって言うの聞くと、どうしても酒飲むのしか想像出来んくてまた同行者を酔い潰すんか?って笑ってしまうw

  • 135二次元好きの匿名さん23/05/02(火) 20:23:52

     二十一時。
     空は分厚い雲に覆われているのに、どういうわけか、月の光を感じた。軽い、頭痛を感じる。客がはけていく。かわりにやってきた警察らしい集団も、しばらくもしないうちにはけていった。ラウダの携帯に、ペトラから連絡が入った。
    「避難完了しました! ……私は、何も知らないけれど。頑張ってください、ラウダ先輩」
     ラウダは鞄に端末をしまうと、顔をあげた。タワーの裏口に回り込むと、どうやら電子ロックがかかっているらしい。エランなら解除できるだろうか、と顔を上げたところで、どこからかカードが落ちてくる。
     見てみると、どうやらそれは、トランプのカードであるようだった。ラウダはスペードの10、エランはハートの7、スレッタはクラブのK、グエルはダイヤの5。背後から、少女の声が聞こえてくる。
    「おめでとうございます!このトランプを受け取ったみなさんの運勢は、大吉です!ラッキーアイテムは……占い師、なんてどうですか?」
     振り返って見れば、そこに立っていたのはニカ・ナナウラだった。彼女はグエルを見て、「あの時はありがとうございます」と微笑んだ。
    「警察に引き渡された後、大した違反じゃないからって、すぐ返してもらって……グエルさんのニュース見て、来ちゃいました。こんな時間からタワー観光なんてロックですね」
    「ニカ……」
     グエルが呆然と呟くと、彼女はラウダを、エランを、スレッタを、順に見た。そうして、懐から、おもちゃのような歪な形の銃をとりだす。メイジーやイリーシャが使っていたものと似ているが、どうやら手製のものらしい。
    「私は、今の世界で十分生きていられます。でも、生きていられる場所と、生きていたい場所は、きっと違う。ここは私が見張っていますから、お先にどうぞ」
    「……助かる、行こう」
     受け取ったトランプの順にナンバーを入力すれば、ロックが解除され、扉が開いた。エレベーターが降りてくる。五人はそれに乗り込んで、展望デッキまで上がっていく。
     __分厚い雲を割って、雨が、降ってくる。
     あかい、あかい月の光を、何故だか強く、感じた。

  • 136二次元好きの匿名さん23/05/02(火) 20:30:13

    ラウダPOW判定:dice1d100=44 (44) (30)

    失敗の場合SANc:dice1d100=12 (12) (8) 0/dice1d5=3 (3)

    エランPOW判定:dice1d100=8 (8) (65)

    失敗の場合SANc:dice1d100=75 (75) (75) 0/dice1d5=5 (5)

    スレッタPOW判定:dice1d100=11 (11) (35)

    失敗の場合SANc:dice1d100=36 (36) (55) 0/dice1d5=4 (4)

    グエルPOW判定:dice1d100=8 (8) (30)

    失敗の場合SANc:dice1d100=50 (50) (22) 0/dice1d7=6 (6)


    ミオリネ「さて。ここでラウダとグエルはそれぞれ1d100振って」

    ラウダ「ヒッ ひ うあ うあああああ」

    グエル「おえ、おえええええ……」

    エラン「SAN値のグロさで泣いてる」

    スレッタ「本当に面白いと思いますね」

    シャディク「GUNDの影響で判定する。成功すれば正確な位置を知ることができるよ。そうすれば迷うことなく向かうことができるだろうね」

    ラウダ「……待って、なんで兄さんだけちょっとSANチェックの減少量が多いの?」

    ミオリネ「GUNDの影響/10(ただし最低値は5)で出してるから……」

    シャディク「精神寄生体の設定的に気づいた時点で即死でもよかったんだから温情を感じてほしい」

    スレッタ「これはひどい」

    エラン「そうはならない」

    グエル「うあ うあああああ……」

    ラウダGUNDの影響:dice1d100=80 (80) (55)

    グエルGUNDの影響:dice1d100=49 (49) (70)

  • 137二次元好きの匿名さん23/05/02(火) 20:33:42

    ラ…ラウダのSAN値が…
    普通だったら成功してる値なのにな…

  • 138二次元好きの匿名さん23/05/02(火) 20:34:21

    今回グエルほんと出目いいな
    女神も15話見た?

  • 139二次元好きの匿名さん23/05/02(火) 20:34:34

    ラウダ…いい奴だったよ…

  • 140二次元好きの匿名さん23/05/02(火) 21:23:23

    ラウダSAN値:8→5

    ラウダ潜在狂気再発:幻覚(ぼくはななさいでにいさんはごさい!!)

    ラウダ不定の狂気:dice1d10=1 (1)

    ラウダ「お゛へ……」

    グエル「よわきもの」

    エラン「きみも大概だよ」

    スレッタ「底辺vs底辺……」


     エレベーターから出ると、前⾯は全てガラス張りの窓となっている。

     外では⾬が絶えず降り注ぎ、空は雲に覆われていた。しかし同時に妙に明るく、⾒えないはずの⽉の光を今までで⼀番強く感じる、ような気がする。

     最上階へのエレベーターは、今いる場所からぐるっと回った反対側にあるようだ。そこに向かうと、驚いたような声が聞こえた。

    「な、なんで、君たちがここに……!」

     そこには五号が、数名の監視と共に立っていた。監視たちが一斉に拳銃を抜く。

    「ラウダまで、どうして……四号……」

     五号の顔が、泣きそうに歪む。その手は、かすかに震えていた。

    「なんで、なんで反抗するの。四号、君も同じじゃないのか! おんなじアーシアンで、長いものに巻かれて、生きるために息をする。僕たちの正義なんて結局大きな力の前では虫けらも同然なんだ! ……もうなにも、かんがえたくない……」

     トリガーは、引かない。

     エランは武器を取らない。ゆっくりと、歩いて、彼に近づく。五号は警戒するように四号を睨むが、やがて、大きく見開いた緑色の瞳が、ほんの一瞬赤く輝いた、ような気がした。

     エランは__四号は、普段の言動から、彼がなにか思想を抑圧されて育ったらしいことに勘づいていた。その体を、ぎゅっと抱き締め、静かに、言って聞かせる。

    「……うん。正義なんて、ない。でも僕は信じたいんだ、彼らを」

    「どうして……」

    「五号。僕たちは赤い月が昇るのを、止めに行く。次に会う時は、きっと愛し合えたらいいね。そうして」

     きっと僕と、一緒に生きてね。

     五号の瞳から、涙が溢れた。


    エランプロファイリング:dice1d100=62 (62) (70)

  • 141二次元好きの匿名さん23/05/02(火) 22:01:42

    ミオリネ「健忘症かあ」

    ラウダ「すごくわくわくしたような顔をしてる」

    ミオリネ「ここでそれ引くなんて持ってるわね。これはGUNDの影響だけど、青い石持ってるからとりあえず今は記憶喪失幼児退行しなくてもいいわよ」

    ラウダ「とりあえず今は??」

    ミオリネ「ただしそうね、dice1d3=2 (2) (1:エランの存在を忘れる。エランルートがなくなる 2:グエル=兄さんだと忘れる。グエルルートがなくなる 3:探索者+シャディク以外の全てを忘れる)で」


     五号が、崩れ落ちる。

     四号はそのからだを支える。しばらくそうして見つめあったあと、ゆっくりと、手を上げた。と同時に、監視が銃を下ろす。

    「……これが、僕にできる精一杯だ」

     くたりと脱力したまま、しかし腕だけは自由だ。五号はエランを、突き飛ばすように押す。しかし、勢いが足りていない、らしい。ほんの僅かにぐらついただけで、エランはそこに立っている。五号は目を合わせないまま、静かに、呟いた。

    「エレベーターはここだよ。早く行って、僕の気が変わらないうちに」


     月の光を感じる。いる。いる。いる。グエルは直感する。このフロアと地続きの450m。

     そこに、いる。

     それは、みている。

     それは、あなたをみている。

     それは、そこに、いる。

    ラウダPOW判定:dice1d100=4 (4) (30)

    失敗の場合SANc:dice1d100=35 (35) (5) 0/dice1d5=2 (2)

    エランPOW判定:dice1d100=84 (84) (65)

    失敗の場合SANc:dice1d100=4 (4) (75) 0/dice1d5=4 (4)

    スレッタPOW判定:dice1d100=94 (94) (35)

    失敗の場合SANc:dice1d100=9 (9) (55) 0/dice1d5=2 (2)

    グエルPOW判定:dice1d100=39 (39) (30)

    失敗の場合SANc:dice1d100=54 (54) (22) 0/dice1d7=1 (1)

    (迫真の色ボケ&SAN値回復タイム)

    ラウダ相手:dice1d4=4 (4)

    エラン相手:dice1d4=1 (1)

    スレッタ相手:dice1d4=1 (1)

    グエル相手:dice1d4=4 (4)

  • 142二次元好きの匿名さん23/05/02(火) 22:11:09

    ルートなくなった相手をピンポイントで引いておりませんこと?

  • 143二次元好きの匿名さん23/05/02(火) 22:14:33

    もしや閉ざされたルートがまた一から開き直す…?

  • 144二次元好きの匿名さん23/05/02(火) 22:27:11

    グエルSAN値:22→21


    ラウダ「誰かが描いたステージじゃなくて 誰かが選んだステージじゃなくて」

    ミオリネ「あんたさあ……じゃあdice1d3=2 (2) (1:そんなことはなかった。グエルルート復活 2:とてもねこの存在をかんじる。SAN値回復+dice1d8=3 (3) 3:何故か防弾チョッキが落ちていた)ってことで」

    グエル「おい。ミスって1d4でふったせいで俺の相手が自分で指定されてるんだが」

    シャディク「まあそのまんまラウダにしておけば?処理と描写が面倒だし」


     ラウダの体が、ぐらりと崩れる。

     どうやらGUNDの影響にあてられたらしい。ひどい、頭痛がする。スレッタとエランが、慌てて支えた。ばちり。ばちり。何かが弾ける。何かが壊れる。崩れ落ちたままのラウダの背をを、エランはそうっと撫でた。

    「大丈夫、ラウダ……?」

    「……」

    「ラウダさん?」

     わからない。思い出せない。スレッタが困ったようにラウダを抱きしめた。エランも、「無理しないで」と優しく語りかける。ラウダは顔を上げる。雲を貫いて差し込む赤い月光を受けて、知らない、知っている青年が、立ち尽くしている。

    「にいさん……」

     何故かラウダはそう呟いた。青年が振り返る。その目がほんの一瞬赤く輝いたあと、彼は困ったように笑った。そうして、上を指さす。

    「……向こうに、ある。『わかる』」

     『つながっている』から。

     __月の精霊が地に落ちてきたみたいだ。

     ラウダは何も答えられないまま、呆然と、ぱちぱちと瞬きした。


    ラウダ色ボケ対抗ロール(対グエル):dice1d100=99 (99)

    グエル色ボケ対抗ロール(対ラウダ):dice1d100=54 (54)

    エラン色ボケ対抗ロール(対ラウダ):dice1d100=68 (68)

    ラウダ色ボケ対抗ロール(対エラン):dice1d100=70 (70)

    スレッタ色ボケ対抗ロール(対ラウダ):dice1d100=85 (85)

    ラウダ色ボケ対抗ロール(対スレッタ):dice1d100=87 (87)

    グエル色ボケ対抗ロール(対ラウダ):dice1d100=54 (54)

    ラウダ色ボケ対抗ロール(対グエル):dice1d100=6 (6)

  • 145二次元好きの匿名さん23/05/02(火) 22:30:41

    色ボケって誰が誰なんだ

  • 146二次元好きの匿名さん23/05/02(火) 22:31:59

    ラウダの出目よ

  • 147二次元好きの匿名さん23/05/02(火) 22:32:30

    また色ボケでファンブルかぁ…

  • 148二次元好きの匿名さん23/05/02(火) 22:33:19

    1d4で振ってるからシャディク込みでやってるのかと思ったら違うのね

  • 149二次元好きの匿名さん23/05/02(火) 22:37:33

    >>148

    シャディク「ちょっと理由があってここではシャディクに話しかけられない、っていう設定があったんだ。ある情報を拾っていれば話しかけられたんだけど、今回本人から取れてないから……まあ言ってしまえばシャディクが覚悟決めただけなんだけど」

    ミオリネ「そもそもあんたSAN0だもんね」

    シャディク「ミオリネ!しっ!!」


    ラウダ「??????????」

    シャディク「ここでファンブル出すの『持ってる』ねえ」

    ミオリネ「能動側勝利でルート解放のつもりだったけど、派手に面白いからラウダのグエルルートを解放しておきましょうか。ただし記憶は戻らないし、グエルのラウダルートは存在していないわよ。だってファンブルだもんね」

    グエル「また片想いが増えてる!!」

    エラン「これはひどい」

    スレッタ「だれもしあわせにならない」

    シャディク「……さて。処理としては、勝った方が1d6のSAN値回復とするよ」

    ミオリネ「ぐっちゃぐちゃだから整理しましょうか。『ラウダ→←エラン』『ラウダ→スレッタ』『ラウダ→グエル』『エラン→グエル』『スレッタ→エラン』『グエル→スレッタ』『シャディク→エラン』」

    ラウダ「ほんとうに最悪!!」

    エラン「ぐちゃぐちゃというレベルじゃない」

    スレッタ「浮気性の方が多いですねえ……」

    グエル「本当にな。俺たちを見習え」

    シャディク「片思いが多すぎるよねこの世界線本当に」


    ラウダSAN値回復:dice1d6=4 (4)

    エランSAN値回復:dice1d6=4 (4)

    スレッタSAN値回復:dice1d6=1 (1)

    グエルSAN値回復:dice1d6=1 (1)


    エランアイデア:dice1d100=76 (76) (50)

  • 150二次元好きの匿名さん23/05/02(火) 22:40:43

    ラウダの気が多すぎる

  • 151二次元好きの匿名さん23/05/02(火) 22:43:23

    ラウダプレイヤー全員に矢印が出ている…
    そして両思いは一組だけひどい

  • 152二次元好きの匿名さん23/05/02(火) 22:49:15

    ラウダSAN値:5→12

    エランSAN値:75→79

    スレッタSAN値:55→56

    グエルSAN値:21→22


     長いスロープを登り終えると、そこには一人の少女がいた。

     分厚い雨雲でさえも遮ることの出来ない月光が、その姿を照らしている。彼女は少し驚いたような顔をして、微笑みかける。

    「こんばんは。何か用?」

    「『M』、……どうして」

     一歩でたのはシャディクだ。お揃いの眼帯に遮られた片目を、ぱちりと合わせて、ほんの一瞬、逸らす。

    「シャディク、どうして認めてくれないの」

    「君は間違っている」

    「間違っていない。私のコレだって、正義。……でも」

     そこでミオリネは顔を上げた。そうして、探索者達を順繰りに見つめる。

    「残念よラウダ、私はあなたのことを信頼していたのに。エラン、あなたは優秀だったわね。それに、してやられたわ。あの怪盗騒ぎはあなたね、グエル」

     名前を呼ばれた者が、びくりと肩を跳ねさせる。どこか狂気じみた迫力が、そこにはあった。シャディクが「ミオリネ、」と叫んだところで、ミオリネが眼帯に軽く、触れた。

    「もう言葉は不要よ。正義の反対は悪ではなく、また別の正義。私の目的は、そんなぶつかりあいをとめる事。⼀つの⼤いなる存在に⾝を任せて。御伽話の登場⼈物がその作者を認識できないように。⼈類は⾃分でも気づかないうちに、穏やかで正しく⽣きられるようになる。⼈類の新たなステージの頂点に⽴つのは私でも、私以外の者であってもならない。それが⼈類である時点で意味がないのだから」

     おいで。

     ミオリネの声に応じて、槍を担いだ化け物が二体、現れる。灰色がかった白色の大きな脂っぽい体は、目のないヒキガエルにも似ていた。あいまいな形のおそらくは鼻にあたるであろう部位の先に、ピンク色の触手が生えている。

     それは、月の獣。

     ムーンビーストだ。

     ミオリネが拳銃を構えると同時に、彼らは臨戦態勢をとる。そうして、ゆっくりと、しかしはっきりと、動き出した。


    ラウダSANc:dice1d100=70 (70) (12) 0/dice1d8=5 (5)

    エランSANc:dice1d100=45 (45) (79) 0/dice1d8=1 (1)

    スレッタSANc:dice1d100=19 (19) (56) 0/dice1d8=7 (7)

    グエルSANc:dice1d100=32 (32) (22) 0/dice1d8=8 (8)


    ミオリネ「__戦闘開始よ」

  • 153二次元好きの匿名さん23/05/02(火) 23:04:56

    ラウダSAN値:12→7

    ラウダアイデア:dice1d100=70 (70) (70)

    ラウダ一時的狂気:dice1d10=2 (2)

    ラウダ不定の狂気:dice1d10=1 (1)

    グエルSAN値:22→14

    グエルアイデア:dice1d100=57 (57) (40)

    グエル一時的狂気:dice1d10=9 (9)

    グエル不定の狂気:dice1d10=7 (7)


    ラウダ「うあああああっあああああ!?!?」

    グエル「ヒイっ ひ ヒ」

    エラン「何たかだかムンビごときで発狂してるの」

    スレッタ「よわきもの」

    ラウダ「これ狂気の内容次第では戦闘に参加できなくなるやつ?」

    ミオリネ「そうなるわね」

    グエル「殺人癖!殺人癖を引くしかない」

    エラン「がんばって」

    スレッタ「エランさんのプロファイリングがあるので、少しはなんとかなりそう、ですけど……」

    シャディク「……なんか話の腰が折れちゃうけど、一旦ここの処理をしようか」

  • 154二次元好きの匿名さん23/05/02(火) 23:11:24

    ラウダ一時的狂気:パニック状態で逃げ出す?

    グエル不定の狂気:心因性視覚障害(拳銃技能に-10の補正とする)

    健忘症は既に引いているので不定の狂気引き直し

    dice1d9=3 (3)

    1:激しい恐怖症(逃げます)

    2:奇妙な性的嗜好(逃げません)

    3:フェティッシュ(逃げません)

    4:制御不能のチック(逃げます)

    5:心因性視覚障害(逃げます)

    6:短時間の心因反応(逃げます)

    7:一時的偏執症(逃げます)

    8:強迫観念(逃げません)

    9:dice1d3=2 (2) を守り、添い遂げねばならないという強い意思※本作オリジナル狂気(逃げません)

  • 155二次元好きの匿名さん23/05/02(火) 23:17:39

    ラウダのフェティッシュの対象:dice1d3=3 (3)

    1:『GUND』(ミオリネに対する攻撃-10)

    2:ムーンビースト(ムンビちゃんに対する攻撃-10)

    3:dice1d4=2 (2) (HO番号。1ならシャディク。特にデメリットはない)

  • 156二次元好きの匿名さん23/05/03(水) 06:43:16

     ラウダの脳が恐怖に歪み、本能的に足を動かす。こんなところにいられるか!僕は帰るぞ!!ラウダはまとも……だった。故に、逃げ出そうとした。

     しかしその視界に、エランの姿を捉えると、ごくりと息を飲む。守らなければ。彼を守れるのはラウダだけだ。ずっと、ずっと、いっしょだ。

     ……守らなきゃ。

     ラウダは足を止める。そうして、顔を上げ、斧を構えて、立ち向かった。


    ミオリネ「……あ。ラウダがいる状態でグエルが盗むに成功すると、上手く隙をついて相手の武器を奪うことが出来るわよ」

    グエル「なるほど。ミオリネもムンビも武器を奪ったら多少無力化できそうだな、狙ってみるか」

    エラン「僕はプロファイリングと攻撃両方できるの?」

    シャディク「できないよ!撃ちながら周囲を観察はちょっと難しいからね」


    『シャディク』

    攻撃対象:dice1d3=1 (1) 攻撃方法:射撃(電気銃)dice1d100=27 (27) (50)

    『エラン』

    攻撃対象:dice1d3=1 (1) 攻撃方法:射撃(ライフル)dice1d100=4 (4) (70)

    『ミオリネ』

    攻撃対象:dice1d5=4 (4) 攻撃方法:射撃(拳銃)dice1d100=57 (57) (70)

    『グエル』

    攻撃対象:dice1d3=2 (2) マヌーバ:武器を盗む(判定は盗むdice1d100=14 (14) (70))

    『ラウダ』

    攻撃対象:dice1d3=2 (2) 攻撃方法:近接戦闘(斧)dice1d100=34 (34) (70)

    『スレッタ』

    攻撃対象:dice1d3=1 (1) 攻撃方法:近接戦闘(格闘)dice1d100=93 (93) (70)

    『ムーンビーストA』

    攻撃対象:dice1d5=4 (4) 攻撃方法:槍dice1d100=91 (91) (25)

    『ムーンビーストB』

    攻撃対象:dice1d5=1 (1) 攻撃方法:槍dice1d100=55 (55) (25)

  • 157二次元好きの匿名さん23/05/03(水) 07:03:30

    エラン「誰 か が 描 い た イ メ ー ジ じ ゃ な く て」

    グエル「誰 か が 選 ん だ ス テ ー ジ じ ゃ な く て」

    ミオリネ「????????????」

    ラウダ「やったあ。ハード成功」

    スレッタ「うーん、失敗ですね……?」

    シャディク「み、ミオリネ……(電卓を見せる)」

    ミオリネ「……いえ、当たらなければどうということはないの。やるわよ!!」


     エランは、自分のために立ち向かったラウダを見て、目を輝かせる。そうして、ちいさく「らうだ……」と呟き、ライフルを構えた。

     スコープの先で、シャディクとミオリネが対峙している。シャディクはスレッタから受け取ったらしい歪な電気銃を構え、ミオリネは警察でよく使われる拳銃を構えた。

    「ミオリネ。どうして」

    「それを言いたいのは私の方よ」

    「……殺したければ俺のことなんてすぐ殺せただろうに。『クワイエット・ゼロ』は止めさせる。絶対に」

    「そうね。……どうして殺さなかったのかしら……」

     ミオリネはそうやって数度会話を交わしたところで、はっとして顔を上げる。異音がする。はっとしてそちらを見れば、ムーンビーストにライダーキックをかましたグエルが、その腕から槍をうばいとり、勝ち誇ったような笑みをしているところだった。

     グエルはふっと顔を上げると、「右手がお留守だぜ、お月様?」と笑い、そのまま距離をとった。追い打ちをかけるように、ラウダまで斧をふりあげ、ふりおろす。ミオリネは咄嗟に、そちら目掛けて発砲した。


    ミオリネ回避:dice1d100=27 (27) (50)

    回避失敗の場合電気銃ダメージ:dice2d10=3 10 (13)

    ミオリネ回避:dice1d100=26 (26) (10)

    回避失敗の場合ライフルダメージ:20

    グエル回避:dice1d100=99 (99) (30)

    回避失敗の場合グエルダメージ:dice1d10=10 (10)

    (イクストリームのためムンビ応戦不可)

    ムーンビースト応戦:dice1d100=4 (4) (12)

    応戦成功の場合ラウダダメージ:dice1d10=4 (4) +dice1d4=1 (1)

    応戦失敗の場合ムーンビーストダメージ:dice3d6=5 2 4 (11)

  • 158二次元好きの匿名さん23/05/03(水) 07:28:57

    ラウダHP:11→6

    グエルHP:11→1


    エラン「神に感謝」

    グエル「?????????」

    ラウダ「?????????」

    スレッタ「じっかのようなあんしんかん」

    ミオリネ「……じゃあグエルは喰らいましょうか。自動気絶よ」

    シャディク「ミオリネせっかく回避つんできたのにねえ……」


    「ぁえ゛……?」

     グエルの腹を、ミオリネの放った弾丸が正確に射抜いた。

     ほんの一瞬の硬直、目を見開いた、のち。グエルの身体が、ゆっくりと倒れる。ラウダもムーンビーストの手酷い反撃を喰らい、腹を吹き飛ばされた。しかしすぐグエルの方を確認して、叫ぶ。

    「……ッ、兄さん!」

     呼吸はしている。しかし衣服に包まれた腹はじんわりと血溜まりをつくり、くちびるからも血を流している。咄嗟にスレッタと一緒に駆け寄ると、顔を上げて、弾丸の主の方を見た。

     ミオリネは、エランのライフルによって心臓を射抜かれていた。

     ゆっくりと、脱力する。白い胸が、赤く染っていく。シャディクはその体を抱きとめて、静かに顔を寄せた。

    「……ミオリネ」

    「シャディク……」

     ミオリネはシャディクの頬に触れ、かすかに笑った、ような気がした。ムーンビーストたちは、主にエランにビビったのか、慌てて逃げていく。それを横目に、エランははっとして、グエルのほうに駆け寄った。

     かひゅ、かひゅ、と浅い呼吸を繰り返し、意識すらないグエルのくちびるに、触れる。スレッタが真面目に傷口を確認しているのを見て、ふるふると首をふり、エランは応急手当の準備に入った。

    「スレッタ」

     ふと、声をかけられて、スレッタは顔を上げる。

     ミオリネが、こちらを見て、優しくほほえんでいた。

    「大きくなったわね」


    エラン応急手当:dice1d100=60 (60) (70) 成功の場合回復量dice1d3=1 (1)

    スレッタ応急手当:dice1d100=98 (98) (70) 成功の場合回復量dice1d3=1 (1) +1

  • 159二次元好きの匿名さん23/05/03(水) 07:53:36

    エラン射撃になるとほんとクソ強いな…
    それはそうとしてスレッタよ

  • 160二次元好きの匿名さん23/05/03(水) 08:08:28

    スレッタ「????????」

    グエル「?????????」

    ラウダ「面白」

    エラン「ギリ百年の恋も冷めそう」

    ミオリネ「じゃあまあ起きられないのは確定としてdice1d3=1 (1) (1:グエルのスレッタルートが閉じる 2:スレッタは奇妙な性的嗜好(ドS)に目覚める 3:グエルが幼児退行する)で」

    シャディク「ほんとに持ってるねえグエル。女神の寵愛とか」

    スレッタ「おかしいおかしいおかしいおかしいおかしい」

    グエル「お前らはなんかいい感じの雰囲気になってるのによ~!!」

    エラン「ラウダ、人を呪わば穴二つだよ」

    ラウダ「どういう意味かな」


     グエルは目覚めない。

     だが、もうもたもたしている時間もない。日付が変わる時間が、近づきつつあった。もうグエルは担いで石を探して、焼却炉に放り込むしか。そういう話になったところで、シャディクがこちらを向いて、微笑む。

    「俺はもう少し彼女と話しているよ。先に行ってて」

    「……?わかった」

     場所はもうわかっているのだ。三人は未だ倒れたままのグエルを抱き上げると、GUNDを探すために走り出した。

    dice1d3=2 (2)

    1:ラウダ「僕が運ぶよ!」

    2:スレッタ「せ、責任取って、私が運びます!」

    3:エラン「僕が運ぶ」


    「……ミオリネ」

     探索者たちが去った、タワーの最上階。シャディクはミオリネの傷口に触れ、それから服の中のネックレスを引っ張り出す。瓶の中に入った目玉が、淡く輝いている。

    「世界は若く強く、優しい彼らが拓く。……何度やり直しても、俺たちはだめだったかもしれない。だけどそれでいいんだ。わかりあえなくても、俺はお前のそばにいるよ」

    「シャディ、……」

     名を呼ぼうとしたミオリネが、震える声の代わりに血を吐いた。シャディクは電気銃を取り出し、二人分の目玉が入った瓶に向ける。そうして。

    「……月が、綺麗ね」

    「そうだね。赤くて、紅くて__」

     にわかに、雲が割れる。

     煌々と輝く月が、動かなくなった二人を照らした。

  • 161二次元好きの匿名さん23/05/03(水) 11:28:36

    グエル報われない片思いが消えてよかったというべきなのか何なのか
    とりあえず明日はどっちだこれ

  • 162二次元好きの匿名さん23/05/03(水) 13:49:35

     ラウダはしばらくもしないうちに、赤い石を見つけることが出来た。
     それをもって、例の施設に戻り、〈燃やせドコドコくん〉の蓋を閉めて、数秒。絶叫が響き渡る。思わず⽿を塞いでしまうが効果はない。
    すぐに、わかる。これは⽯に棲む彼らの声だ。業⽕に焼かれる前の、⼈類への怨嗟だ。三人が耐えきれずに叫び出しそうになった時、⼀時だけでも世界中の全ての脳を揺らしたかのように思えたその声は、ふっと⽌む。
     ⼀つの種の終焉だった。
     午前0時。扉の外に出て、気づくと。雨が止んでいる。満開の桜吹雪の中、真っ赤に染っていた月は、いつの間にか白く変わっていた。
     しばらくもしないうちに、五号の腕をひっつかんだペトラと、ついでにソフィとノレア、ニカが駆け寄ってきた。ペトラはぐったりしているグエルを見て一瞬ギョッとするが、五号が空を見上げ、澄んだ緑色の瞳で「終わったんだね」とつぶやくと、閉口した。
    「……事情は、彼らを捕まえて聞きました。たぶん警察はかなり見直されるでしょう。私もラウダ先輩も、かなり階級が落ちるんじゃないです?」
    「ていうか明日から僕無職なの?秘密警察なんて履歴書に書けないんだけど、どうすればいいの??」
    「ねえノレアっ、あそこのビル面白い形してるよ!行ってみたいよ~!!」
    「ソフィ、落ち着いて……ビルは逃げないから」
    「ふふふ。みんなで占い師やります?私は辞めますけど」
     ラウダは思わず、自分の姿を確認できるものを探す。暗い窓に写った自分の瞳は、優しげな茶色になっていた。と、同時に、ずっとスレッタに背負われていたグエルが、ぴくりと痙攣する。
     三者三様の反応を示すその様子に、ようやく自分たちが日常に帰ってきたと実感するだろう。たとえその『日常』が、元あったものとは少し違うものであったとしても、ここは、あなたたちが変えた世界だ。
     誰も知らないこの夜の決戦は、静かに幕を下ろした。今後地球街と宇宙街の溝が埋まるかどうかは、ふたつの街に住むひとりひとりに託されている。⼈間の本質はこの世に⽣まれ落ちた当初からあるのではなく、あとに形作られる。私たちは今、ここに⽴っている。確かにこの場所で⾎を巡らせ、隣に⽴っていてもそれぞれ息をしている。
     ならば正義は⼈が作るものではなく、今ここに⽴っているわたしたちひとりひとりの中に宿る本質が、正義になるのだと⾔えるのかもしれない。

  • 163二次元好きの匿名さん23/05/03(水) 14:00:03

    ミオリネ「……トゥルーエンドA、『いつか癒える傷』。シナリオクリア、おめでとう」

    ラウダ「お疲れ様でした!」

    エラン「ねえこれシャディクとミオリネ死んで……」

    スレッタ「結局私は一生片思いしてるんです?」

    グエル「あの土壇場でルートが閉じるのもはや悪意すら感じるんだが」

    シャディク「ちなみにエンド分岐は以下に記した感じだよ!……そうだ、片思い組だけどうなるかだけ決めておこうか」

    ミオリネ「そうね。とりあえず片想い勢は対抗ロール振ってよ。結果次第で処理考えるから」

    ラウダ「両思いなのが僕とエランだけなのなんのバグ?」

    エラン「おかしいおかしい本当におかしい」


    ラウダ・エラン→グエル:dice2d100=54 9 (63)

    グエル対抗:dice2d100=39 69 (108)

    ラウダ→スレッタ:dice1d100=23 (23)

    スレッタ対抗:dice1d100=23 (23)

    スレッタ→エラン:dice1d100=70 (70)

    エラン対抗:dice1d100=22 (22)


    エンド分岐

    ミオリネが勝利した状態で、

    Red:birthmarkルート→トゥルーエンドB/新たな時代

    Red:bruiseルート→バッドエンド/新たな時代


    シャディクが勝利した状態で、

    ラウダとグエルのSAN値が仮SAN値抜きで0以上→トゥルーエンド/いずれ癒える傷

    ラウダとグエルのSAN値が仮SAN値抜きで0以下→ノーマルエンドB/いつか癒えるはず


    トゥルーエンドの条件を達成した状態でミオリネから二人の目玉を盗んでいる→ハッピーエンド/新たな時代

  • 164二次元好きの匿名さん23/05/03(水) 14:28:06

    ミオリネ「レス数の節約のために全部telegraphでまとめたわよ。正直そんな見る必要はないわ」

    真相

    真相&簡易年表全体の流れ

    HO1HO2「傷だらけの願い」orHO3HO4「最果てにて君を守る」

    (宇宙街での軽犯罪を突き止める)(地球街での殺人事件を突き止める)

    全員集合「片眼で見る夢」

    (HO1HO3と、HO2HO4でペアになってそれぞれの事件について調査。ラストシーンでシャディクと対峙、分断)

    全員集合「ふたり正義の夢を見る」

    (HO1HO4がミオリネにつかまり、HO2HO3が逮捕される。その後紆余曲折あって集合、PvP。この結果次第で分岐)

    ↓(HO2HO3勝利orHO1説得成功の場合)

    全員集合「Red:bruise」(クワゼロを止めに入る。ミオリネと対峙)

    ↓(HO1HO4勝利、HO3HO4説得成功の場合)

    全員集合「Red:birthmark」(クワゼロを止めようとするシャディクと対峙)

    ※birthmarkルートの場合ほとんどメリバ確定なのでアーシアン組は頑張ろう!


    簡易年表

    -25 MS大活躍

    ー23 エラン出生

    ー22 ラウダ出生

    -20 スレッタ・グエル出生

    ー18 ミオリネがGUNDを発見

    -17 ニャルがミオリネに接触

    ー16 シャディクとミオリネが決裂。イス人がシャディクに接触。スレ…
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    キャラデータ

    HO&NPCデータラウダ・ニール『刑事』

    パーメットスコア:4

    【隠しステータス「赤い石の影響」】

    ラウダは「宇宙街で一か所探索をする」、または「誰かに正義の存在を否定される(それっぽいRPされたときそのときの赤い石の影響で判定で成功)」たびに、赤い石の影響を受けやすくなっていく。初期値50で、そこから前者で5、後者で10増える。50-持っている青い石の数*10以下にはならない。また、上限値はない。ただし、青い石を持っている人間(グエル、シャディク、ニカ)と行動を共にすると数値は上がらず、青い石を身に纏って行動すると5ずつ下がる。

    ルート分岐

    『片目で見る夢』二日目で一緒に行動したキャラのルートに入る。

    また、全てを知った際のSANチェックで発狂した場合、七歳以降のすべての記憶を失い幼児退行状態になる。かわいいね


    エラン・ケレス『探偵』

    パーメットスコア:1

    あなたは探偵を名乗っているが、本当は『秘密警察』と呼ばれる組織に所属している。そもそもあなたはスペーシアンではなく、地球街産まれ地球育ちのアーシアンであり、過酷な幼少期を過ごしてきた。しかしその後いろいろあって自力で地球街を抜け出し、自分がアーシアンであることを隠して…
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    HO1HO2導入シナリオ『傷だらけの願い』

    『傷だらけの願い』起床したエランは、秘密警察で支給されている情報端末にメールが届いていることに気づく。

    「おはよう、四号」

    差出人はエランと同年代の同期であり、秘密警察内でエランのマネージャーのような存在になっている存在、五号である。エランは少しだけ目を伏せ、くちびるを閉じた。

    「今日からラウダと組んで、宇宙街における軽犯罪事件群を追ってもらうよ。改めて確認しよっか、ターゲットはラウダ・ニール。22歳、身長148㎝、優秀な刑事だ。今回の任務とは別に地球街に関する長期的な任務を請け負っている。現時点まで特筆すべき怪しい行動はないけど、終業時の報告を忘れずに」


    「おはよう。今日はエランと協力して、事件を解決してもらう」

    「事件、ですか」

    ラウダが困ったような顔をする。

    最近は宇宙街は平和すぎるほど平和だったはずだ。それゆえにラウダの管轄は地球街にまで伸びているわけなのだから。エランはそちらを見やり、続いてこくりと頷く。ミオリネはふうとため息をついて、窓の外を見やる。真昼の青空に、薄く白夜月の姿が見える。

    「ええ。なんでも最近、宇宙街で連続して子どもによる軽犯罪が起きているみたいで。捜査資料はあっちにまとめてあるから」

    「軽犯罪?」…
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    HO3HO4導入シナリオ『最果てにて君を守る』

    『最果てにて君を守る』(※スレッタ

    ノックの音で目が覚める。

    「スレッタおねーちゃん、おはよ!」

    部屋に入ってきたのはソフィ、それに続いてノレアもやってきた。二人は所謂禿というやつで、スレッタの身の回りの世話をしている。二人ともアーシアンで、まだ幼いが賢くて気が利くし、懐いてくれている。

    「これ、お着換え。あと、……『あの人』から、お花と本が届いてたよ」

    ソフィはいくつかの花が活けてある花瓶と、ついでに最近流行っているらしい恋愛小説を差し出してきた。しおりがわりに挟まれている手紙には、「きっとあなたもこういったものが好きな頃でしょう」と書かれている。好きも、何も。微妙な顔をしたスレッタに、ソフィは気丈に笑った。

    「私、朝食の準備をしてくるね!また読み聞かせしてよ」

    今日はよく晴れている。遠い向こうに、宇宙街のビル群が見える。こういう時、『友達』のことを思いだす。宇宙街と地球街の断絶は大きく、アーシアンが宇宙街でまっとうに生きた例は聞かない。あのビルの谷間のどこかで、生きて、いるのだろうか)

    犯罪が激減し、世界でも指折りの治安の良さを誇る、ここアスティカシア。情報は適度に管理され、⼈々は穏やかに営みを重ね、科学技術が⽬覚ましい速度で進歩していく。…
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    全員集合シナリオ『片目で見る夢』

    『片目で見る夢』【宇宙街一日目】

    こちらに来る場合、ソフィとノレアが同行する。また、グエルがいる場合、もしかしたら『グエル』の知り合いに見つかるかもしれない。

    ・警視庁

    中学校の近くを通りかかると、お昼休みなのか、生徒たちが校庭で遊んでいる。ソフィがぽつりと、「あかるい……」と呟いた。(グエルがいるなら、手さばきに成功すると青いネックレスを1d5個盗める)

    警視庁に到着すると、ふと呼び止められた。

    「あ、(宇宙街バディ)先輩!と……そっちは、誰っすか?」

    そこにいたのは警視庁のペトラ・イッタだ。どう贔屓目に見ても二十代で、貴方たちとそう年も変わらない。(地球街バディアイデア:どう見ても若すぎる。そう言えば十五年前の改革で警察官の平均年齢が大きく下がったのだっけ)

    名刺を渡す:「え、えー……?」「そんなことが、信じられない……」「……こ、心当たりがないか調べてみます。なにかわかったら言いますんで……」


    ・本屋

    有名な雑誌の最新号に、地球街の変遷や宇宙街との関わりについての特集を見つける。どうやら宇宙街の若い層は、地球街について相当悪い印象を抱いているようだ。

    目星:怪しいオカルト雑誌が目につく。「宇宙街のヒーロー、警視庁に…
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    全員集合シナリオ『ふたり正義の夢を見る』

    ふたり正義の夢を見る__果たしてミオリネの言葉通り、まもなくラウダは警視総監の立ち位置を手に入れた。手に入れてしまった。あまりにも急な昇進に、まわりは戸惑いつつも、不思議と異論は出なかった。その日は雑務に追われて終わり、疲労を抱えながら出勤すると、ふと。五号が現れる。

    「おはよ、ラウダ。連れていきたい場所があるんだ。君の仕事は、基本こっちでやってもらう」

    そんなこんなで施設に連れていかれる。でグエルがかっこよく怪盗的な感じで登場する。一緒に探索するよ!!


    ・警視総監室

    デスク:「この施設について」

    当施設は秘密警察が所有している。秘密警察は警視庁公安部より派生した警視庁の上衣組織であり、高度な治安維持に従事する。秘密警察は警視総監を通じ、警視庁に指示を出すことがある。

    本棚:歴代警視総監

    写真もついているが、見ただけでわかる。途中から、明らかに平均年齢が下がっている。具体的には十五年ほど前だろうか。このあたりで、まるで突然ぱちりとスイッチが切り替わったように、四十五十の壮年の男が大多数を占めていたところから、三十、下手すれば二十代で従事するようになる。事実ラウダも二十三だ。その、切り替わる前、最後。抜け目ない笑みを浮かべる四…
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    クライマックスシナリオ『Red:××××』

    (ルート分岐によりシナリオ名変更)アスティカシアタワー

    営業時間:10:00〜21:00

    B1F:駐⾞場

    1F:団体⼊り⼝

    2F・3F:ショッピングエリア

    4F:⼊り⼝フロア

    5F:出⼝フロア

    340m〜350m:天望回廊

    445m〜450m:展望デッキ


    ※以下bruiseルートの場合シャディクにおもむろに言わせること。

    【HO4の犯行予告】

    だが待ってほしい。二十一時以降ならタワーの中に客はいないだろうが、「M」が地上の一般市民を操って向かわせてきたらかなり面倒だ。となると真夜中までの間、周辺住民に一時避難を呼びかける必要があるが、突然そんなことはできない。

    あ〜この中にタワー周辺に警察を配備して住⺠を避難させても不⾃然じゃないようなことができてなおかつ住⺠がスッと納得してくれるほど名が知れてる奴がいればな〜〜〜!!!!!!!!


    【HO3の人望】

    警備を受け流すにしてもこちらの人出では限界がある。かといって警察はほとんどがパーメットスコア2以上だ。タワーに近づけるわけにはいかない。

    あ~この中にパーメットスコア1以下の人間を集めて従えることのできるカリスマを持った人間がいればな~~~~~~~~!!!!!!!!!!!


    【HO2の狂言】…
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    グエル「……俺が頑張ってたらシャディクもミオリネも生還していたのか?」

    シャディク「英雄(グエル・ジェターク) お前が殺した」

    スレッタ「ラウダさんとエランさんがシャディクさんとのお話し中に速攻で捕捉されたのも悪いみたいなところあります」

    ラウダ「責任転嫁」

    エラン「僕は悪くない」

  • 165二次元好きの匿名さん23/05/03(水) 14:30:35

    ミオリネ「ここからは質問タイムよ。どうぞ」
    スレッタ「ミオリネさんが私のお母さん……!?プロスペラ・マーキュリーの扱いはどうなるんですか!?」
    ミオリネ「シナリオ執筆当時スレッタの母親がプロスペラかどうかわからない状況だったから、プロスペラが使えなかったのよね。それにプロスペラをここまで主要NPCとして立てると私とシャディクがどこはいるのって話になるし。何よりただでさえややこしい背景が更にややこしくなるからもう私がスレッタのママになろうと」
    シャディク「最初はプロスペラとベルメリアを一枚噛ませて、そこからイス人の精神転移とかどうとかで今のミオリネとシャディクになったとか考えたんだけどね。かと言ってもう全部完成してたから、今更背景をかえるのもめんどくさくて……だからNPCミオリネにはプロスペラ要素が、NPCシャディクにはベルメリア要素が強めに入っているよ」
    スレッタ「へえ……ちなみにミオリネさんが私のお母さんなら、お父さんは誰になるんですか?」
    ミオリネ「その情報はあなたのセキュリティクリアランスには開示されていません」
    シャディク「己のナディム枠を磨け」
    スレッタ「こわれちゃいました……」
    ミオリネ「プロスペラ状態の頃の流用だからほーんとになにも決まってなくて」
    シャディク「なんかいいかんじに脳内補完してほしいな。……いつものことだけども!」

  • 166二次元好きの匿名さん23/05/03(水) 14:33:17

    ラウダ「そういえばHO決めを数回粘ったのは僕が兄さんって呼べるようにって言ってたけど」
    シャディク「今回全部血縁関係ないし……そうでなくても初期段階の『元アーシアンで生粋のスペーシアンであるグエルの監視が仕事のラウダ』は流石に可哀想というかお労しいというか。怪盗ダリルバルデで変えようとしたのは本当にネタ被り防ぎだね」
    ミオリネ「そうね、通してた具体的な組み合わせとしては、HO2HO3は言わずもがな。あとは兄さん(姐さんみたいなノリ)として、HO1HO3やHO3HO4の組み合わせになった時も行けるかなと思っていた。HO2HO4も組み合わせによってワンチャン通してたかも……結果的に主人公に見せかけたラスボス候補枠ことHO1HO4に来ちゃったけど まあ……誤差でしょ!多分」
    ラウダ「初期設定通りHO1HO2でも最低限好意はあるみたいだし、兄さんと呼んでもいいんじゃない?それに僕としては別に兄さんを監視するのも暴走した兄さんを斧でぶん殴って止めるのも一向に構わないんだけどな……ほら 好意はあるみたいだし」
    ミオリネ「なんで初期状態だと推定今よりこじらせてるの?」
    シャディク「SAN値がまともなぶん今回が推定一番まともなのマジで?」
    ミオリネ「ボブは大抵平和だけどSAN値がねえ……アスティカシアの夜明けのボブはグエルであってグエルじゃないし」
    シャディク「あっでも星の魔女と偶像に関しては割とまともな状態でエンドを迎えているよ!前者はサンドバッグ状態だし後者バチボコ呪文使ってるけど」
    ラウダ「話題にも登らない祝愛・魔女裁判・最初からずっと」

  • 167二次元好きの匿名さん23/05/03(水) 14:34:24

    グエル「ずっと気になっていたんだが、何故占い師役がニカ・ナナウラなんだ?それこそアリヤ・マフヴァーシュの方が適任だろう」
    ミオリネ「適任すぎるからよ。あそこの占いは完全にでたらめで、青いネックレスを配るための方弁でしかない。あてにされても困るし、当たったら不自然だし」
    シャディク「だから、顔も名前も知らない俺に依頼された、という方をとって、ニカに頼んだよ。ちょっと渋っていたけれど、まあ命の危険がないなら~って快諾してくれたね」
    ミオリネ「ちなみにニカ以外の地球街のモブは全部その場で配役決めてた。ほんとはみんな名前もないモブだったんだけど、それも悲しいなって……」
    シャディク「フェルシーとレネはグエルの正体晒し要因&シャディクのヒントだったんだけど、結局行かなかったから……でもまあ、割と早い段階でグエルがスペーシアンだって察しがついてた人も多かったんじゃないかな?」
    エラン「ラウダと反応が似ているなとは思っていた。美術館で、INT低い割にはEDUが高そうな発言してるなとおもってつついてみたら、まさかビンゴだったとは」
    スレッタ「????????」
    ラウダ「?????????」
    グエル「ぽんこつども~」

  • 168二次元好きの匿名さん23/05/03(水) 14:44:10

    エラン「そういえば結局エンド後どうなったの?」
    シャディク「待って今考えるから」
    ラウダ「突貫キーパリングノルマ達成」
    スレッタ「想定外を起こさないとしんでしまう病気」
    グエル「もっときちんと詰めろ」
    ミオリネ「……そうね。成功してるのはエランだけで、ラウダとスレッタは同値……まあ順当にジェターク兄弟を両手取りするエランでいいんじゃない?警察官としてまともに働いてるラウダと、資産運用なんかで荒稼ぎしてるグエル(しばらくしたらちゃんとどっかに就職する)、エランも秘密警察やめたあとは五号と一緒に適当に就職するだろうし。スレッタはラウダと付かず離れずな程よい距離感を保ち、たまに一晩買いに行く、くらいの関係。というか色ボケエランはそこの幼児に適切な教育を施してあげてほしい。それとSAN値が死に体だから病院連れて行ってあげてほしい」
    エラン「わかった。……確か最初からきっとの世界線の僕は医者だったよね?行くか」
    ラウダ「ついにボブ先生以外のネタが」
    グエル「解放されるのかボブくんたち」
    スレッタ「私の一人負けじゃないです?これ……完全に……ううっ、いいですもん!地球街と宇宙街の垣根はなくなったんだから、たまにエランさんとこにいって一緒にごはんたべますもん~!!だからエランさんもたまに私の店に遊びに来てくださいね……!?」

    (……書き溜めた分はこれで以上となります。ここまでお付き合いいただきありがとうございました!!)

  • 169二次元好きの匿名さん23/05/03(水) 16:01:44

    お疲れ様でした
    今回も予想つかない展開の連続で楽しかったです!
    そしてのべで全員お持ち帰り達成おめでとう四号(ここ見てるとエラグエ目覚めそうになりますな)

  • 170二次元好きの匿名さん23/05/03(水) 16:32:09

    今回のも面白かったー!!!お疲れ様です!
    6人がわちゃわちゃ卓囲んで女神に愛されたり色ボケしたりクリティカルで祝福されたりいつも腹抱えて笑ってしまう

  • 171二次元好きの匿名さん23/05/03(水) 17:08:08

    >>169

    エラン「ありがとう。ふふ、……僕の『勝ち』」

    グエル「おいなんでこっちを見る」


    スレッタ「そういえば次のシナリオはどうするんです?」

    ミオリネ「放送中は情報開示によってころころキャラのイメージが変わり、大変だということがわかったから……今までのシナリオのうちどれかを派手に改変して回そうかな、とは思っている」

    グエル「オメガバース魔女裁判は別の配役でやりたかったから心残り、みたいなこといってたな。そういえば……?俺とシャディクが逆になる予定なんだったか」

    エラン「あれは裏処理が死ぬほど大変だけどね……その場合、僕とスレッタはもうKPやったし、グエルとラウダにお願いする、ことになる、かもしれない」

    ラウダ「僕たちはもうアスティカシアの夜明けでやったけどね……?でも結局まだ何も決まってないんだよね」

    シャディク「また『殺さなきゃ』なのも芸がないし、なにか変えたいよね~……?あと俺は もうΩにはなりたくない」

    スレッタ「あっギリギリ妊娠ダイス回避したうちの片割れだ。元気してました?」

    ミオリネ「あの時はとてもとてもわらった」

    グエル「NPC含めてランダムにするからな、次は。だから俺も確定Ω枠にはならないぞ!!……たぶん」

    ラウダ「兄さん最近寵愛枠を抜けた空気あるから行けるかもよ?意外と」

  • 172二次元好きの匿名さん23/05/03(水) 17:13:34

    そういえば今回グエルのダイス良かったね
    …シメは除いて

  • 173二次元好きの匿名さん23/05/04(木) 01:10:52

    前々から肝心な時に出目バグってたからね

  • 174二次元好きの匿名さん23/05/04(木) 01:51:07

    お疲れ様です!

    最初のSAN値見てどうなる事やらと思ってましたけど>>78あたりからの怒涛のチェックを耐え抜いてたの笑いました

    楽しかったです

オススメ

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