【SS】ルビーの誕生日を祝いたいトレーナー【大遅刻】

  • 1二次元好きの匿名さん23/04/30(日) 06:46:54

    「今度の誕生日の日に少し時間を取れないか?」

    ルビー「誕生日の日にですか?」

    俺は担当ウマ娘であるルビーにそう聞いた

    「ああ、できればトレーナー室で個人的にお祝いをしたいなと思って」

    ルビー「……それくらいであれば時間は取れそうなので大丈夫ですよ。」

    断られなくて良かったと心の中で安堵する
    本当はサプライズもしたかったのだがルビーは基本的に忙しくスケジュールにないことを唐突にしたりしても断られる
    特に誕生日は一族としてやらなければいけないことも多くスケジュールも埋まっていてもおかしくない

  • 2二次元好きの匿名さん23/04/30(日) 06:47:05

    「その、ケーキを手作りして食べてもらいたいなと思ったんだ。」

    ルビー「わかりました、食事の方もそれに合わせ調整いたします。」

    以前の正月に軽いおせちを作った時の失敗を繰り返さないためにもあらかじめ何を渡すかも伝えておく
    ルビーは前もってアポを取っておけば意外と融通を利かせてくれるのだ

    「ありがとう、美味しいケーキを作れるように努力するよ!」

    ルビー「はい、精進するように」

    そう約束を取り付けその日は解散となった

  • 3二次元好きの匿名さん23/04/30(日) 06:47:31

    そしてルビーの誕生日の日

    「よし、こんなものだな」

    トレーナー室に軽く花を飾りルビーを待った

    「ケーキもあれからたくさん練習してそれなりのものができたはず…」

    この日のためにエイシンフラッシュからケーキの作り方をレクチャーしてもらったりして準備を進めてきたのだ

    フラッシュ『ほら、2g多いですよ!ルビーさんに納得してもらうためにも計量はキッチリしてください!』

    『はい!師匠!』

    まさかケーキ作りがここまで奥深いものだったとは…

    そしてついにその時が来た

  • 4二次元好きの匿名さん23/04/30(日) 06:48:20

    ルビー「失礼します」

    「やあ、誕生日おめでとう!待っていたよ」

    ルビー「ありがとう存じます」

    「とりあえず座って待っててよ、すぐにケーキを用意するから」

    ルビー「はい」

    ルビーをトレーナー室の椅子に座ってもらい俺は用意していたケーキを出した

    「その…ルビーからしたらもっと美味しいものを食べて来てるかもしれないけど…」

    ルビー「…姿勢が悪い」

    喜んでもらえるかどうか不安になって弱気になってしまっていた
    しかしルビーの一言でハッとなった
    そうだ!なんのためにここまでの間練習をしてきたんだ!

    「ルビー、君の誕生日をちゃんと祝いたくてたくさん練習してこのケーキを作ってきたんだ」
    「少しでも喜んでもらえたら嬉しいよ。」

    ルビー「はい、ではいただきます。」

    そしてケーキはルビーの口に運ばれる
    思わず息を飲む

  • 5二次元好きの匿名さん23/04/30(日) 06:49:08

    ルビー「…確かにこのケーキより美味しいものを今までにもたくさん食べてきました。」

    そりゃそうだよな…と思った
    でもルビーは続けて言った

    ルビー「ですが、それでもこのケーキには今まで食べてきたどんな料理にも負けない温かい何かを感じます。」
    ルビー「私はこのケーキがいいと、そう思えるのです。」

    心の中でガッツポーズをして思わず叫びそうになる
    それをグッと堪えた

  • 6二次元好きの匿名さん23/04/30(日) 06:49:44

    「よかった、ルビーに喜んでもらえて本当に嬉しいよ。」

    ルビー「しかし」

    安堵したところでルビーが遮る

    ルビー「まだまだこのケーキは改善する余地は残されています。」
    ルビー「なので、これからも精進するように。」

    「ああ、わかってるよ。」
    「来年も再来年ももっと改良してルビーに満足してもらえるよう精進していくよ!」

    俺はそうルビーに誓い

    ルビー「楽しみにしていますよ。」

    ルビーはそう微笑んでくれたのだった

  • 7二次元好きの匿名さん23/04/30(日) 06:52:14

    セリフ部分に句点がついてたりなかったりするのは何か理由があるんですか?

  • 8二次元好きの匿名さん23/04/30(日) 06:53:33

    ルビーのSSを一度ちゃんと書きたいなと思った結果全く筆が進まずめちゃくちゃ完成するのが遅れてしまった
    前回初めて書いたものは全部台本形式だったから少し文章入れてみたけど難しいですね…

  • 9二次元好きの匿名さん23/04/30(日) 06:54:34

    >>7

    正直文章を普段全然書かないのでよくわかってないだけですね…すみません

  • 10二次元好きの匿名さん23/04/30(日) 07:23:38

    言い方がアレなだけで内心スゴいウキウキなんだろうなあって ルビーは可愛いなあ

  • 11二次元好きの匿名さん23/04/30(日) 09:18:09

    おまけ

    「本当はアクセサリーみたいに形に残るものをプレゼントしたかったんだけどね。」

    しかし華麗なる一族としてそう言ったものはすでに揃えてあるだろうからやめたことを伝えてみた

    ルビー「形に残る…ではこういうのはどうでしょう?」

    そう言ってルビーは執事を呼び

    執事「では撮りますよ。」

    「ははは、まさか一緒に写真を撮ることになるなんてね。」

    ルビー「ご不満ですか?」

    「いや、こんなに光栄なことはないよ。」

    こうしてルビーとのかけがえのない思い出が一つできた
    願わくばこれからもずっと彼女の隣に立ち続けられるよう努力を続けていこうと
    そう思った

  • 12二次元好きの匿名さん23/04/30(日) 10:05:30

    昭和の家族写真っぽいのが見えます見えます
    健気なルビトレかわいいね
    乙です

  • 13二次元好きの匿名さん23/04/30(日) 12:20:32

    とりあえず変に句読点入れるくらいならないほうが良さげって、感じですかね
    次回書くことがあったら気をつけよう

オススメ

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