【CP?&閲注・一部🎲】スレッタとシャディクが海を見ているだけの話

  • 1二次元好きの匿名さん23/05/01(月) 20:45:18

    スレタイ通り、スレッタとシャディクが海を見ながら話をしているだけの話です
    CPとありますが、シャディスレでもスレシャディでもないです
    注意!
    スレッタが余命幾ばくもない。もしくはダイス次第で……
    な世界線になります。
    スレ主の力量的に短い話になると思います。
    スレ主が、耐えられなくなったり、諸々あったら爆破します
    もしくは、過去スレになっていたら察して下さい

  • 2二次元好きの匿名さん23/05/01(月) 20:51:38

    期待

  • 3二次元好きの匿名さん23/05/01(月) 20:52:52

    書き忘れ
    ねつ造設定など沢山出てきます
    ifな世界だよ!

  • 4二次元好きの匿名さん23/05/01(月) 20:58:17

    「シャディクさん見てください!こんなに水が沢山あります!これが海なんですね。初めて見ました……。」

    嬉しそうに波打ち際へ向かい走る赤毛の少女の背に向かい、声をかける。

    「水星ちゃんは、海を見るのは初めて?」

    「はい!コミックやアニメでしか見たことがなかったんですが、本当にこんなに沢山の水があるんですね!」

    嬉しそうにはしゃいでいる姿は、年齢よりも幼く見える。

    「シャディクさんは、海って見たことありますか?」

    「……子供の頃、義父さんに連れられて」

    引き取られた頃のことを思い出す。長い休みが取れたからと言って、ここのようにまだ汚染されていない海へ連れてこられた。

    今思えば、まだ馴染めていない養子(息子)あれは養父なりの気遣いだったのだろう。



    なぜスレッタとシャディクが海にいるのか

    dice1d2=1 (1)

    1シャディクが誘った(ガールズも一緒)

    2たまたま会った


    dice1d2=1 (1)

    dice1d2=2 (2)

  • 5二次元好きの匿名さん23/05/01(月) 21:02:17

    「……。誘ってくれてありがとうございます」
    「どういたしまして。少しは元気になってくれて良かったよ」
    人工的に作られた砂浜は、余分な物が一切なく素足で歩いても傷をつけることはない。
    「そういえば、皆さんは?」
    「ザビーナ達なら、ショッピングに行くって言って出掛けたよ。たぶん、夕食の頃には帰ってくるんじゃないかな」

  • 6二次元好きの匿名さん23/05/01(月) 21:13:38

    「シャディクさんは、行かなくて良かったんですか?」

    「そんな気分じゃなかったし、水星ちゃんを一人にする訳にはいかないだろう?」

    「えへへ。ありがとうございます」

    海辺には、照れたように笑う彼女と俺しかいない。

    「あ……」

    何かを見つけたのか、彼女が突然走り出す。

    「そんなに走ると転ぶよ」

    ゆっくりと後を追いかけるように歩く。

    「どうしたの。何か面白い物でも見つけた?」

    立ち止まった彼女が手に持っていたのは、


    1長い体をぬめぬめと濡らした黒々とした物体だった

    2赤い色をした星形の物体だった

    3黒くいがいがとした何かだった

    4固い甲羅から手足を出してバタバタとしているカメだった


    dice1d4=4 (4)


    >>2

    ありがとうございます

    期待に添える物になると良いんですが……

  • 7二次元好きの匿名さん23/05/01(月) 21:16:07

    このレスは削除されています

  • 8二次元好きの匿名さん23/05/01(月) 21:24:40

    「これってカメですか?」
    「うん。カメだね」
    物珍し気にまじまじと見る少女に対し、カメは、じたばたと手足を動かしながら恨みがましげに此方を見ている。
    「可哀想だし、そろそろ戻してあげようか」
    「はい。ごめんねカメさん」
    体を下ろすと、およそゆっくりとは言えない速度で海へ向かい進んでいった。
    「カメの甲羅って固いんですね。知りませんでした」
    「まあ、学園でも動物に触れる機会は殆んどなかったからね」
    「ティコさん達はいたんですけどね」
    今となっては、昔の学園での生活を思い出したのだろう。少しだけ、寂しげに笑う。


    ナマコを引いて、シャディクを追いかけるネタにするつもりだったのに、どうしてこうなった
    何かネタはないだろうか

  • 9二次元好きの匿名さん23/05/01(月) 21:52:47

    「そういえば水星ちゃんは、海でやりたいこととかはないの?」

    「やりたいことですか。えっと……」


    1砂でお城を作ってみたいです

    2海で泳いでみたいです

    3釣りをやってみたいです

    dice1d3=3 (3)

  • 10二次元好きの匿名さん23/05/01(月) 22:04:57

    「釣り?というのをやってみたいです!」
    「釣りかあ。残念だけど、今日は道具を持ってきてないからな。明日借りて、みんなで行ってみようか?」
    「本当ですか!ありがとうございます!!」
    嬉しそうに顔を輝かせ、その場で跳び跳ねる。
    しかし、場所が悪かったのだろう。ちょうどやって来た波に足を取られ、手を差し出す間もなく倒れてしまう。
    「大丈夫?」
    「うぅ……。海の水が口に入りました。しょっぱいです……」
    立ち上がらせる為に差し出した手を握らず、彼女はそのまま海水を掬う。
    「海って、本当にしょっぱいんですね……知らなかった。……一緒に知りたかったな――」
    その言葉に、体が固まる。
    それは、此処にはいない誰かへ向けられた言葉。
    それは、もうかけることのできない言葉。

    ミオリネ・レンブランはもういない

  • 11123/05/01(月) 22:13:45

    今さらですが一応のふわっとした設定として
    ・みんな学園卒業済み
    ・シャディクとの敵対ルートではないけれど、シャディクは自分の目的の為に動いている
    ・スレッタは諸々のあれで余命幾ばくもないルート
    ・ミオリネはすでに亡くなっている

    シャディクと敵対関係ではないので、学園でのテロも起きておらず、そのまま平和にみんな卒業したのかもしれない
    それはそれとして、目的のためには色々根回しやら準備をしているシャディク(ここでは考えてないので書かない)

  • 12二次元好きの匿名さん23/05/01(月) 22:41:48

    こういう平穏なのになぜか終末感ある雰囲気好きだわ

  • 13二次元好きの匿名さん23/05/01(月) 22:45:25

    BADEND後の世界って感じだぁ

  • 14123/05/01(月) 22:45:39

    >>12

    レスありがとうございます

    とりあえずこのルートはしっとりとした週末へ向かう感のある終わりになると思います

    一応この話で血は出ないよ


    間の話がもう無理!書けない!となったら、ラストはきまっているので。その部分だけ書くかもしれません(現在難産中)

  • 15123/05/01(月) 22:46:26

    >>13

    レスありがとうございます

    ルート的にもバッドエンドに近いかもしれません

  • 16二次元好きの匿名さん23/05/01(月) 23:31:49

    別れというものはいつも唐突だ。
    昨日会った筈の人が、さっきまで話していた筈の人が、次の瞬間には物言わぬ屍に成り果てる。
    ミオリネの死を知らされたのは、彼女と会って数日後のことだった。

    理由は何てことのないただの事故だ。
    道路に飛び出た子供を助けたらしい。
    誰かに狙われたわけでもなく、突然の病気にかかった訳でもない。
    彼女らしいと言えば彼女らしいのかもしれない。
    棺の中で眠る彼女は美しく、声をかけたら今にも動きだしそうだ。
    彼女を囲う白い花の中に一輪だけ添えられた赤い花は、かつての花婿の物だろう。

    彼女は、花婿という名前(役割)を変えて、今もミオリネの傍にいた。

  • 17二次元好きの匿名さん23/05/01(月) 23:43:53

    ……さん
    「シャディクさん」
    名前を呼ばれて、はっとする。昔を思い出しぼうっとしていたようだ。
    「大丈夫ですか?」
    心配そうに、こちらを覗き込む。
    いつの間にか、立ち上がっていたようだ。
    「大丈夫だいじょうぶ。それより、服も濡れちゃったし、風邪をひく前に戻ろうか。そろそろ暗くなる」
    いつの間にか、海はオレンジ色に照らされている。
    「そうですね。戻りましょうか」
    夕日に照らされたせいだろうか。それとも、あの日のことを思い出したせいだろうか。前を歩く少女の隣に、一瞬だけ彼女の姿を見る。
    幻の様に消えてしまったそれに、思わず声が出そうになったのを必死で食い止める。
    そうか
    まだこんなにも――

    「ねえ。水星ちゃん」

    少女が振り向く。 

    「俺は、君のことが嫌いだよ」

    彼女はもう何処にもいない

  • 18二次元好きの匿名さん23/05/01(月) 23:53:09

    心情描写が美しいね……

  • 19二次元好きの匿名さん23/05/02(火) 00:01:28

    それは、自分でも驚くほどに穏やかな声だった。

    「俺は、ミオリネの隣にいる君のことがずっと嫌いだった」

    「知っています」

    その声は静かだった。

    「知っていました。だって、ずっとミオリネさんの隣にいましたから」

    「そういう所が、本当に嫌いだよ」

    なんの躊躇いもなく、そう言えるところが。

    結局、最後には迷いなく彼女(ミオリネ)の手をとることができる所が。

    ああ、でも――彼女は笑う。

    「でも私は、シャディクさんのこと嫌いじゃありませんでしたよ」

    「はあぁ。結局、ミオリネも君も俺を置いて行っちゃうんだね」

    それには答えずに静かに困ったように笑う。

    本当にズルい。

    「水星ちゃん。もし、向こうでミオリネに会ったら伝えてくれないかな?」


    1君のことがずっと好きだった

    2君の隣に立ちたかった

    3次の人生でも友達になってくれる?

    dice1d3=2 (2)

  • 20二次元好きの匿名さん23/05/02(火) 00:08:01

    「君の隣に立ちたかった。って」

    「それは、自分で伝えるべきだと思います」

    その言葉に、流石の彼女も呆れた様にこちらも見る。

    「それも、そうだね。何時になるかは分からないけど、その時は自分から伝えるよ」

    「ゆっくり来て下さいね」

    「はは。考えておくよ」

    波の音だけが聞こえる。

    海はすでに赤く染まっている。

    「水星ちゃんは一人で帰れる?俺は、もう少しだけ歩いてから帰るよ」

    「大丈夫です!じゃあ、シャディクさん。また、後で」

    お互いに背を向け歩き出す。

    後ろは、振り向かなかった。




    >>18

    ありがとうございます!

    シャディクを書くと、何故かしっとりしてしまう


    次でラストになるかと思います

  • 21エンディング23/05/02(火) 00:14:26

    あの日からしばらくして、彼女が亡くなったという報せを受けた。最期はとても、安らかだったという。
    彼女の亡骸は、かつての花嫁の隣に埋葬されたそうだ。
    全て伝聞なのも仕方がない。葬儀には行かなかったのだから。
    自分と彼女の別れはあれでいい。同じ一人の少女を愛した者同士、交わす言葉はあれ以上何もない。
    引き出しに入れていた、一人の少女と一緒に写る古い写真を取り出しふと思う。
    彼女と自分の違いはなんだろうと。隣に立とうとしなかった者と、隣に立ち続けた者だろうか。
    こんなことを考えても、今となっては何も意味がないというのに。
    そろそろ時間だ。この立場に就くために、色々な物を犠牲にした。
    これを成し遂げるために、色々な物を捨て去った。
    今さら後戻りはできない。
    写真を伏せ、引き出しの奥深くにしまう。
    もう、振り返りはしない


    スレッタ生存(余命幾ばくもない)ルート
    ミオリネ死亡ルート

  • 22123/05/02(火) 00:16:44

    短いながら、お付き合いありがとうございました!
    最初に思いついたシーンとラストが書けたので、個人的には満足です。(文章力には目を反らす)
    貧乏性なので、考えていた一部ルートのラストも、もしかしたら書くかもしれません(書けるとは言っていない)

  • 23二次元好きの匿名さん23/05/02(火) 07:52:14

    なんて美しい文章だろうと感動いたしました。
    今まで拝見してきた水星二次創作で一番好きかもしれないです。
    お疲れ様でした。素敵な作品をありがとうございます!

  • 24二次元好きの匿名さん23/05/02(火) 08:04:12

    貧乏性なので吐き出す設定の追記


    ・今回の話でシャディクが頑なにスレッタの名前を出さないのは、彼なりの意地だったりします。

    生きている間もミオリネの隣にいたのに、彼女が死んでからも追いかけるようにその傍へ行ってしまう。

    羨ましさや嫉妬。三人の中、一人だけ遺されてしまうという寂しさからくる物です。

    ・「自分で伝える」に関しては、あの世という物があったとしても、自分は行く場所が違うので無理だと諦めています。スレッタは、伝えられると思っています。

    ・「ゆっくり来て下さい」は、自分達が出来なかった分長生きして下さい。という意味で言っています。

    ・地球旅行へ誘った理由は、ミオリネの葬儀からしばらくして、たまたま会った際に、当たり障りのない会話をしながらもお互いそのショックから立ち直れてないことを知る。同じ痛みを持ち物同士、スレッタも旅行へ誘った。という感じです。

    ・この話に限り、スレッタは造られた命という設定になります。そのため、元々の寿命が短くこの時点でも身体に大分無理が来ており、残された時間も少ない状態でした。

    そのことは、ミオリネやシャディク達も知っています。

    本編だと造られた云々は無いといいな……


    dice1d2=1 (1)

  • 25二次元好きの匿名さん23/05/02(火) 08:08:58

    >>23

    あ、ありがとうございます!

    そう言っていただけて、とても嬉しいです!

    最後まで書いたかいがありました!

    上にもある通りラスト部分のみになりますが、他のルートも書こうと思っているので、よろしければまた来て下さい

    と言っても、箇条書きのような物になるかとは思いますが……

  • 26123/05/02(火) 17:14:54

    ちなみに海は、人工的に整備したグラスレーのプライベートビーツになります

  • 27エンディング223/05/02(火) 17:54:02

    スレッタ死亡
    ミオリネ死亡ルート
    ※前提の話として
    スレッタの身体の限界が来てしまい、ミオリネよりも先に死亡
    ミオリネは前レスと変わらず、交通事故で死亡
    シャディクとの会話は、前レスの様な内容が夢の中で行われた

    以下、箇条書きの様な物になりますがもう一つのルートのエンディングになります

    執務室で肩を揺らされる。どうやらいつの間にか眠っていたらしい。
    「明日の予定を伝えに来たんだが、大分疲れているようだな」
    急に入った予定だから断ることもできるが。と、心配そうに、こちらを見るザビーナに心配するなと笑いかける。
    「大丈夫。予定はそのまま受けて貰って……いや、やっぱり明日は休もうかな」
    「分かった。先方にはそう伝えておく」
    ザビーナが部屋を出て行くのを見送り、机の引き出しを開け、小さな額縁の中に写る一人の少女を見る。
    そういえば、久しぶりに夢を見たかもしれない。そして、明日は彼女の命日だったことを思い出す。
    忙しすぎて忘れていた。いや、目を背けていた。あの夢は、いい加減ちゃんと前を向けというあの少女なりの励ましのつもりだったのだろうか。
    写真をしまい、立ち上がる。
    彼女はどんな花が好きだっただろうか。手を伸ばせば届く距離にいたあの頃を思い出しながら、執務室を後にした。

  • 28123/05/02(火) 18:03:11

    エンディング2では、スレッタが先に亡くなったことにより、あらためて近しい人はいつ死ぬか分からないということを実感したため、ミオリネのこともある程度心構えができていた
    そのため夢の中での会話もあり、突き進むだけではなく少しだけ立ち止まって、ミオリネのお墓参りに行く心の余裕ができたルートになります
    夢の中でのスレッタ評ですが、自分の語彙が少ないため「励まし」となっています。「慰める」のもっと良い言い回しはないだろうか……

    エンディング1ルートだと、シャディクがミオリネのお墓参りに行くのは数十年後か、今更どんな顔で会いに行けば……ということで、最初の1回以降は行かないかもしれない
    ただ、お墓の手入れに関しては、誰もいなくなった後も二人のお墓が手入れされるように手を回しているかと

  • 29エンディング323/05/02(火) 23:50:51

    スレッタ死亡
    ミオリネ生存
    ※前提の話として
    ミオリネへ伝えて欲しいという会話が変化。
    海で会話する夢を見るのは変わらず

    以下、箇条書きの様な物になりますがもう一つのルートのエンディングになります


    「ミオリネさんのこと、よろしくお願いしますね」
    「ミオリネのことに関しては、君はいつも俺の嫌なことを言うね」
    「だって、ずるいじゃないですか。私はいなくなるのに、貴方はずっとミオリネさんの傍にいられるんですよ」
    「それは……、ミオリネが許してくれるかな」
    「……。シャディクさん鈍感って、よく言われません?」
    そう言うと彼女は、じとーとした目でこちらを見てくる。
    やめてくれ。意気地が無いのは、自分が一番良く分かっているのだから。
    「まあ、頑張るよ」
    「はい!頑張って下さい」
    今度は、にこっりと笑う。
    よく表情の変わる子だ。
    「もう、そろそろ時間?」
    「そうですね」
    「夢の中とはいえ、久しぶりに君に会えて良かったよ」
    「私もです」
    「じゃあね。水星ちゃん。もう、会わないことを願うよ」
    「さようならシャディクさん。また、何処かで会いましょう」
    背を向けて、それぞれの道へ向かい歩く。
    お互い、振り返ることはなかった。

  • 30エンディング3 23/05/02(火) 23:51:13

    >>29

    でぃく……

    「シャディク!」

    名前を呼ばれ、顔をあげる。いつの間にか、眠っていたようだ。目の前には、何故かミオリネがいた。

    「やっと起きた。なんかぶつぶつ言ってたみたいだけど、夢でも見た?」

    「あー……。いや、覚えてないな」

    夢の内容は覚えていないがまあ、悪い夢では無かった気がする。

    「ところで、どうしてミオリネがここに?」

    「近くに寄ったから、あんたの顔を見に来たのよ」

    彼女も仕事で忙しい筈なのに、わざわざ会いに来てくれたことが、とても嬉しく思う。

    「ねえ、ミオリネ。今から海でも行かない?」

    「はあ?あんた仕事は!?」

    「大丈夫。なんとでもなるよ」

    椅子から立ち上がり、彼女の銀色の輪が光る指を引き執務室を出る。

    握り返されたその手は、とても暖かかった。

  • 31二次元好きの匿名さん23/05/03(水) 07:36:04

    あと一つだけなのでなんとか書きたい

  • 32エンディング423/05/03(水) 18:36:48

    スレッタ生存(余命変わらず)
    ミオリネ生存

    ※前提の話として
    シャディクが一人で背負い込まずに、立ち止まり周りと協力しながら、目的のため別の道を見つけることができた世界
    日増しに弱まるスレッタとの思い出作りの為に、三人でいつの日か話した海へ行く

    以下、箇条書きというよりはプロットの様な物になります
    最後のエンディングになります(形にする前に力尽きました)

  • 33エンディング423/05/03(水) 18:37:21

    >>32

    夢を見た

    彼女の死ぬ夢を

    夢を見た

    彼女と海へ行った夢を

    だからだろうか、彼女たちをこの場所へ誘ったのは

    「ミオリネさん見てください!凄く大きいです!」

    「そんなにはしゃいだら、転ぶわよ!」

    「そんなー、大丈夫ですよーおおっと!」

    「スレッタ!だから言ったでしょう」

    転んだスレッタに慌てて駆け寄るミオリネ。少し呆れた様に手を差し出す。

    「大丈夫?うわっ!」

    掴んだ手を引っ張られ倒れる。その際に、海水が口の中に入る。

    「うぅしょっぱぁ……。ちょっと!何するのよスレッタ!!」

    「しょっぱいですよね海の水!私、知りませんでした!」

    「あんたね……」

    何かを言おうとするミオリネにスレッタが水をかけたのを皮切りに、水の掛け合いが始まる。

    それを後ろから眺めているシャディク。

    そんなシャディクをミオリネが呼ぶ。

    言われるがままに来るシャディクを後ろから、スレッタが羽交い締めにする

    「ごめんなさい!シャディクさん」

    次の瞬間、顔めがけ大量の海水がシャディクの顔にかかる

    かけたホシは、何処か得意気な顔で笑う

    「あんただけ濡れてないなんてずるいでしょう」

    それから、海で遊ぶ三人

    青い空の下、眩しい光が三人を照らしている

  • 34エンディング423/05/03(水) 18:37:33

    >>33

    夢を見た

    彼女達の死ぬ夢を

    夢を見た

    彼女と海へ行った夢を


    独り取り残される夢を


    二人を見る。そこには笑顔の二人がいる


    この光景を、今日という日を、俺は一生忘れないだろう

オススメ

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