【🎲カプ閲注】ここだけラウグエが1年生の頃に恋人だった世界

[1 二次元好きの匿名さん 23/05/01(月) 22:27:02]

ただし、交際開始時にグエルはラウダに恋愛感情を持っているがラウダはただの重いブラコンだとする

スレ画は妄想1年生兄弟

[2 スレ主 23/05/01(月) 22:29:08]

・ラウグエだとラウダが最初片思いしてる妄想ばかりしているんですが、グエルの方が片思いしてるパターンもいいなと思って立てたスレです。スレタイではもう恋人になってますが、付き合う前の状態からスタートです
・ジェターク寮やホルダー制度など、独自設定が入ります
・必ずハッピーエンドになるとは限りません。バッドはありませんがビターになる可能性はあります。本編程度のグエ→スレが入る可能性があります

幼少期の設定画が公開される前に考えてたので色々矛盾がありますが、ドラマCD聞いたらラウ←グエ結構ありではと言う気持ちになってきた
ドラマCDのネタも入るかもしれない
一応大筋は決まっているものの、筆も遅いし完全見切り発車なので途中で消えたらごめんなさい

[3 スレ主 23/05/01(月) 22:31:24]

グエルは幼少期にジェターク家に迎えられた弟のラウダに兄としてしっかりしなければと思いつつ、後継ぎとして厳しく育てられていたことによる孤独感がいつも寄り添ってくれるラウダによって癒されるのを感じていた。

グエルはラウダが父から干渉されない範囲では自分をできる限り気遣ってくれるのを感じていたし、そんなラウダの優しさに成長と共に少しずつ惹かれていった。

2人が出会った年齢

4+dice1d6=6 (6)

[4 二次元好きの匿名さん 23/05/01(月) 22:36:22]

ちょうど設定ラフ画くらいで出会ったのか

[5 スレ主 23/05/01(月) 22:36:43]

グエルは思春期に入りラウダへの恋を自覚してからは、ありえないと何度も自問自答しつつもラウダも自分のことを好いてくれているかもしれないという希望が捨てられなかった。
しかし、相手は血の繋がった弟という罪悪感、そして今の関係を壊したくない気持ちもあり踏み出すことはできない。
ラウダと出会ってから5年経ち、15歳になったグエルはラウダと共にアスティカシア高等専門学園に入学した。

[6 スレ主 23/05/01(月) 22:44:16]

(あまり話とは関係ないんですけど、初対面は5〜10歳くらいにしたかったので6(ダイス結果)＋4で今回は10歳で出会った設定ですね)

ジェターク寮は1、2年生は2人部屋、3年生は1人部屋、寮長と副寮長は少し広い個室を与えられる。
通常は相部屋の相手は特に考慮されないが、ここはジェターク社が支援するジェターク寮。
ジェターク社の御曹司が入寮するならば、その弟と相部屋になるのは決定事項だった。

[7 スレ主 23/05/01(月) 22:48:56]

ジェターク邸では別々の部屋だった2人。

初めて寮室に入った時のグエルの心中は？

1 実家の部屋より狭いが、その分ラウダと密着できるかもしれないとドキドキしている

2 自分はラウダのことが好きだが、ラウダは新生活で兄と四六時中一緒なのは嫌かもしれないからできるだけラウダのプライベートを尊重しようと決意する

3 小さい頃自分の部屋にラウダを招いて一緒に寝たなと懐かしくなる

dice1d3=2 (2)

[8 二次元好きの匿名さん 23/05/01(月) 22:50:11]

かわいい…

[9 スレ主 23/05/01(月) 22:52:52]

ちなみにこれから2人が過ごす1年生の部屋のベットは？

1 横並びのシングルベッド2つ

2 2段ベッド

3 なんらかのミスがありクイーンサイズのベッド1つのみ

dice1d3=1 (1)

[10 二次元好きの匿名さん 23/05/01(月) 23:04:08]

シングルだとなんかの理由で同じベッドで寝ることがあったらすごい密着できそうでいいね

[11 スレ主 23/05/01(月) 23:28:04]

グエルはラウダと同じ部屋で共同生活を送ることに心躍りつつ、ラウダのプライベートを尊重する決意をし学園生活を楽しむことにしたが、同学年同学科のためか入学して数週間たってもラウダはいつもグエルと一緒に行動する。

ラウダと同じ時間を過ごせるのは嬉しいが、気を遣わせているのではないかと気になってきたグエルはラウダに尋ねた。

「別にいつも俺と一緒にいなくてもいいんだぞ」

ラウダ

1 「特に兄さんと別行動する意味を感じないんだけど、何かあった？」

2 「そう.......兄さんも1人になりたい時があるよね。気付かなくてごめん」

3 「僕が好きで兄さんについて行ってるだけだから兄さんこそそんなに気にしなくてもいいよ」

dice1d3=1 (1)

[12 スレ主 23/05/02(火) 00:00:07]

「特に兄さんと別行動する意味を感じないんだけど、何かあった？」
ラウダの声が少し硬くなったのをグエルは感じたが、特に心当たりはない。
「いや、お前もたまには俺ではなく親しい友人と過ごしたりしたいかと思ってな。お前がいつも俺といるのが嫌じゃないならいい。気にしないでくれ」
「僕に兄さんより親しい人なんていないよ」
ラウダも俺と過ごすのは気楽ということか。まだこの学園で俺よりラウダと親しい人間はいないというのには安心したが、これぐらいで勘違いはしない。俺とラウダは家族だから、ただの事実をラウダは言っているだけなのだ。
そうグエルは自分に言い聞かせた。
ラウダの声音はいつもの優しげな調子に戻っていた。

[13 二次元好きの匿名さん 23/05/02(火) 00:02:54]

ラウグエ可愛くてニヤニヤしちゃう

[14 スレ主 23/05/02(火) 00:15:00]

(今日はここまでです。また夜に続きをやります)

[15 二次元好きの匿名さん 23/05/02(火) 07:33:40]

保守

[16 二次元好きの匿名さん 23/05/02(火) 17:53:32]

保守

[17 スレ主 23/05/02(火) 23:21:23]

ラウダが自分と共に過ごすことを特に負担だと感じていないと分かったので、グエルの学園生活はますます充実していた。
中等部まで通っていたフロントの学校ではいつも同じクラスというわけではなかったし、ジェターク邸ではラウダを自分の部屋に招いたり、反対にラウダの部屋に行く必要があった。
しかし、この学園での生活においては同じ部屋で寝泊まりし、一緒に食事をとり、必修科目は勿論のこと選択科目もほぼ同じ授業を取っている。
ラウダもパイロット科とはいえ、空いた時間のトレーニングも大抵グエルに付き合ってくれているため、一緒に過ごす時間は実家にいた時よりも長いのだ。
グエルは自身にかかるジェタークの御曹司という期待とプレッシャーを常に感じてはいるものの、これからもラウダがそばにいてくれるのならなんだってできる気がしていた。

[18 スレ主 23/05/02(火) 23:27:42]

⚠︎選択肢によっては閲覧注意

これ以上の幸せはないと思っているが、グエルの頭を悩ませていることがある。

毎日ラウダの隣のベッドで寝ていると、

1 ラウダの寝顔に衝動的にくちづけたくなることがある

2 自分が寝ている時に恋心がバレそうな変な寝言をうっかり言っていないか心配になる

3 ベッドで寝ているラウダにドキドキして色んなことを妄想するが、同じ部屋でそういうことするのは恥ずかしいのでいつも悶々としている

dice1d3=1 (1)

[19 スレ主 23/05/03(水) 00:15:50]

暗闇の中、無防備に眠るラウダの唇に自分のそれを重ねたいという衝動に駆られたことは一度や二度ではない。
ラウダの唇は柔らかいだろうか、弟は俺のことはよく気にかけてくれるが少し自分の身を顧みないところがあるのでちょっとカサついているかもしれない。そんなこと普段は俺も大概気にしていないが。
ぼんやりと考えながら身体は動き、しかしラウダの枕元にしゃがみ込んで顔を覗き込むとグエルはいつも正気に戻る。
ラウダが自分を見つめてくれないとダメなのだ。あの穏やかな瞳の温かなまなざしが熱を宿さないままではそんなことをしてはいけないのだ。
そうして今日もグエルは息を潜めながら自分のベッドに戻り、眠りにつくのだった。

[20 スレ主 23/05/03(水) 00:18:30]

(今日はここまでです。ダイスとグエルが健全すぎて中々進展しませんね)

[21 二次元好きの匿名さん 23/05/03(水) 01:10:46]

健全ピュアピュア兄さんかわいいねぇ

[22 二次元好きの匿名さん 23/05/03(水) 08:49:04]

保守

[23 二次元好きの匿名さん 23/05/03(水) 13:33:06]

じれったい…けど甘酸っぱくてヨシ！

[24 二次元好きの匿名さん 23/05/03(水) 22:35:42]

保守

[25 二次元好きの匿名さん 23/05/04(木) 06:00:40]

保守

[26 二次元好きの匿名さん 23/05/04(木) 14:57:23]

保守

[27 二次元好きの匿名さん 23/05/04(木) 22:54:15]

(保守ありがとうございます！)

グエルがそんな足踏みを繰り返してしばらくたった頃、今日の最後の授業は珍しく教員側よりランダムで指定された相手と組んで行うモビルスーツの実技の授業だった。

グエルの相手は1年生のペイル寮の生徒で今まで話したことのない相手だった。

彼は御三家の御曹司である自分に緊張しているためか口数は少なかったが、手際のいい男だったため特に問題はなく課題は終了しそのまますぐに解散した。

授業後にラウダと合流しようと探していたところ、ラウダとペアを組んでいる生徒との会話が聞こえてきた。ラウダの相手は確かジェターク寮の1年生でグエルも何度か話したことのある生徒だった。

「お前がこんなにやるやつだなんて驚いた。いつもはグエルと組んでるから知らなかったよ。今日はありがとう」

「こちらこそ」

グエルの姿はちょうどハンガーの陰に隠れて2人からは見えていないようだ。

男子生徒はかなりラウダに友好的なようで少し興奮気味にラウダに話しかけているが、ラウダは手持ち無沙汰に左側の前髪をいじっていた。

グエルにはラウダが自分との合流を気にしているためか早く会話を切り上げたがっているのが分かったが、相手は気づいていない。何故か会話をこっそり聞く形になってしまったけれど、そろそろ声をかけようとグエルが思った矢先のことだった。

「ラウダ、お前も大変だよな。お前だってジェタークCEOの息子なのに、いつも兄貴のグエルを立てて我慢しなきゃならないなんてさ」

「は？」

グエルの場所からはラウダの表情はよく見えないが、ラウダが髪をいじる手を止めるのは見えた。

男子生徒が怯えた様子で後ずさる。

何か雰囲気が変だ。グエルは

1 そのままこっそり話を聞く

2 姿を現しラウダに声をかける

3 あまり自分が聞いていい話ではなさそうなので、立ち去りつつラウダに先に寮に帰る旨のメッセージを送る

dice1d3=2 (2)

[28 スレ主 23/05/04(木) 22:56:13]

>>27

(コテハンつけ忘れたけど続きです)

[29 二次元好きの匿名さん 23/05/05(金) 00:19:42]

修羅場の気配

[30 二次元好きの匿名さん 23/05/05(金) 00:22:55]

モブくんピンポイントで地雷踏み抜くじゃん…

[31 スレ主 23/05/05(金) 11:33:06]

「ラウダ、そこにいたのか。そろそろ帰るぞ」
グエルは今来たとばかりに物陰から出てラウダに声をかけた。
「兄さん！」
ラウダはグエルの方を見て声を張り上げた後、相手の生徒に一度向き直り挨拶か何かを小声で手短に告げすぐにグエルに駆け寄ってきた。
男子生徒はグエルに視線を向けて引き攣った顔で片手を上げた後立ち去った。
陰口をグエルに聞かれていたかもしれないので気不味いのだろう。
「結構探させたかな？ごめん」
「いや」
「もしかして今の話聞こえたりした？」
ラウダがじっと見つめてくる。
どのように返せばいいのか迷い、一瞬黙ってしまったのがよくない。元来自分は嘘をつくのがかなり苦手な性分であるし、この弟には今の反応でバレただろうなと思い正直に告げることにした。
「すまん。盗み聞きするつもりはなかったんだが」
「そう。ああいう手合いは珍しくないし、兄さんが気にすることじゃないよ。僕も相手にしてないから」
「分かっている」
俺の立場を考えれば注目され色々言われるのは当然だ。
「しかし、同じ寮の人間にもああ思われているのはまだ俺の研鑽が足りないからだろうな。ラウダ、悪いが今日もトレーニングに付き合ってくれ」
「もちろんだよ、兄さん」
早く帰ろう。そう言ってラウダはグエルの左肩に右手を添えて微笑んだ。
外でラウダからこうして触れてくることは珍しい。先ほどは少し機嫌が悪い気がしたが何かよいことでもあったのだろうか。
いつもより近い距離感に内心喜びつつ平静を装いながらグエルはラウダと共に帰路についた。

[32 二次元好きの匿名さん 23/05/05(金) 11:46:21]

ラウダはモブ君に何を言ったのか…

[33 二次元好きの匿名さん 23/05/05(金) 21:57:53]

保守

[34 二次元好きの匿名さん 23/05/06(土) 06:33:40]

保守

[35 二次元好きの匿名さん 23/05/06(土) 16:12:41]

ラウダ

[36 スレ主 23/05/07(日) 00:32:54]

(続きを書くのに時間がかかってるので保守ついでのおまけ、選択肢1の場合でラウダが話す内容の一部抜粋です。本筋でモブくんに囁いた内容は若干違うのでいずれ書きます)

「我慢って何？兄さんを支えることは僕の生きる理由なのに。大変な時もあるのは否定しないけど、兄さんは強くて優秀で僕が遠慮する必要なんかない人だ。そもそも兄さん自身が望んでいないのに、僕がわざと本気を出していないとでも言うのか？兄さんは僕が手を抜くことなど許さないよ。本質的には優しい人だから、変な輩に絆されて利用されないようにある程度周囲に目を光らせる必要はあるけどね。それにしても、ジェターク寮にいてそんなことにも気付かないのか」

[37 二次元好きの匿名さん 23/05/07(日) 10:11:52]

保守

[38 二次元好きの匿名さん 23/05/07(日) 19:17:15]

保守

[39 スレ主 23/05/08(月) 02:18:15]

グエルのいまだに打ち明けるか決めきれないラウダへの恋心は、日々少しずつ降り積りある日唐突にこぼれた。

グエルの1日は朝起きてトレーニングをするところから始まる。トレーニング後は朝食を食べ、授業を受けるために登校する。
午前中の授業が終わり、昼食をとってまた授業、放課後にトレーニングをして夕食、授業の復習や課題を済ませてシャワーを浴びて今は就寝前だ。
そして朝から晩まで隣にはほとんどラウダがいる。これが特に何もない日のグエルの日常だった。
今日、いつもと少しだけ違うところは放課後のトレーニングの時間に決闘をしたことだ。
この学園には生徒がそれぞれ何かを賭けて決闘をする制度がある。
グエルは熱くなりやすい性格、そしてジェターク社の御曹司ということもありかなり絡まれやすかったため、無視することのできない侮辱をしてきた相手とは数度決闘した。
ドミニコス隊のエースパイロットになるという夢を持つグエルにとっては決闘はいい腕試しの機会であるし、ホルダーと呼ばれる学園ナンバーワンのパイロットの座にも興味があったが、特に賭けたいもののないグエルにとって決闘は必要以上に行うものではなかった。

[41 スレ主 23/05/08(月) 02:21:12]

今日の決闘の原因はラウダを侮辱されたことだった。飲み物を買いに行ったラウダが中々戻って来ず、購買が混んでいるのか様子を見に行ったところ、物陰でラウダが以前同じ寮の男子生徒に言われた言葉の比ではない侮辱の言葉の数々を浴びせられているのを目撃した。
ラウダが愛人の子どもだからジェターク姓ではないだの、本当は父親と血が繋がっていないのではないか、だから父親やグエルに取り入って学園に入学しているのだの言われ、さらに酷い下衆の勘繰りのような言葉も聞こえてきた。
ラウダの方は飲み物を抱えながらあまり意に介した様子はなく、ただ相手が複数いるのでどうこの場から離れようか思案している様子だった。
しかし、そんな平然としたラウダの姿を見てもなおグエルは頭の中が煮えたぎるのを感じ、気付いた時には生徒達の中に強引に割り込みラウダの前に立つとラウダへの謝罪を要求していた。
もちろん相手は拒否した。なのでグエルは即座にラウダへの謝罪を賭けて決闘を申し込んだ。
ラウダの自分を呼ぶ静止の声も聞こえていたがどうしても許せなかった。
ラウダは姓が違っていようとグエルの大切な家族だ。父もラウダを自分と同じくきちんと息子として愛し育てていた。
ラウダの自分への優しさも純粋に兄を慕ってくれているからだと理解している。ラウダは気遣いはするが、決して自分の機嫌を伺って生きているような男ではない。
そして何よりラウダはグエルが恋焦がれる相手だ。好きな相手への聞くに堪えない侮辱を聞いて我慢できるほどグエルは大人ではなかった。

[42 二次元好きの匿名さん 23/05/08(月) 07:35:25]

保守

[43 二次元好きの匿名さん 23/05/08(月) 13:27:51]

弟への侮辱に怒るグエル良い…

[44 二次元好きの匿名さん 23/05/08(月) 22:35:43]

保守

[45 二次元好きの匿名さん 23/05/09(火) 07:43:48]

保守

[46 二次元好きの匿名さん 23/05/09(火) 15:25:34]

保守

[47 二次元好きの匿名さん 23/05/09(火) 23:54:28]

保守

[48 スレ主 23/05/10(水) 06:42:26]

(保守ありがとうございます！続きを書くのに時間がかかってて、今回は短めの決闘シーンだけなのでラウダは全然出てこないです)

決闘は3対1で行ったため簡単にとはいかなかったが、グエルの駆るディランザが負ける道理はなかった。
今回の決闘に使われる戦術試験区域は岩場が多数存在し見通しが悪かったため、グエルは岩場の陰に隠れて自分の位置を悟られにくいように立ち回った。
位置を知られ取り囲まれる前に1機目のブレードアンテナをビームライフルで素早く撃ち抜いた。
そして残った2機をビームバルカンで牽制しつつ、連携が崩れたところを素早く接近し、ビームトーチで片方のブレードアンテナを斬り飛ばした。最後に残った1機が体勢を立て直しつつビームライフルを撃ってきたため、避けられない攻撃は左肩のシールドに受けシールドが剥がれ落ちるのも構わずそのまま突進し、怯んだ最後の機体のブレードアンテナを斬ったことで決闘はグエルの勝利に終わった。

[49 スレ主 23/05/10(水) 06:47:57]

(1年生の時は形式番号的にグエルディランザはないかもしれないと思い、通常のディランザのグエルカスタムのつもりなのでビームパルチザンはないです)

[50 二次元好きの匿名さん 23/05/10(水) 16:36:47]

3対1で勝つ兄さんさすが

[51 二次元好きの匿名さん 23/05/11(木) 00:44:38]

保守

[52 二次元好きの匿名さん 23/05/11(木) 07:44:19]

保守

[53 二次元好きの匿名さん 23/05/11(木) 17:02:25]

ほしゅ

[54 二次元好きの匿名さん 23/05/11(木) 23:47:08]

保守

[55 二次元好きの匿名さん 23/05/12(金) 07:43:40]

保守

[56 二次元好きの匿名さん 23/05/12(金) 16:53:28]

保守

[57 二次元好きの匿名さん 23/05/12(金) 22:33:39]

ほしゆ

[58 スレ主 23/05/12(金) 23:42:49]

(保守感謝です)

決闘前、ラウダは自分のために数的不利な決闘に挑む自分を心配し、それでもグエルならきっと勝てると真っ直ぐな瞳で言ってくれた。

そして今、ラウダの真摯な眼差しは再びグエルに向けられている。

決闘後にラウダが何か言葉をかけてくれようとしているのを察したが、すぐに決闘の結果に興奮する同じ寮の同級生や先輩に囲まれたため話せなかった。

グエルも早くラウダとゆっくり話がしたかったが、寮に帰った後も沢山の寮生が決闘の話を聞きに来たため夕食時も2人きりになれず、疲れて部屋に戻った後も明日の課題をこなすためになんとなくタイミングを逃し、シャワーを浴びてようやく人心地ついたところだった。

一方ラウダも決闘直後は興奮していたようだがその後は端的な会話しかせず、シャワーから出てきてようやく表情を緩めていた。

グエルが今座っているのは

1 自分のベッド

2 ソファー

3 ラウダのベッド(！)

4 自分の勉強机の椅子

dice1d4=2 (2)

[59 二次元好きの匿名さん 23/05/13(土) 09:17:54]

保守

[60 二次元好きの匿名さん 23/05/13(土) 19:46:12]

保守

[61 二次元好きの匿名さん 23/05/14(日) 01:07:16]

ソファー…普通だな

[62 スレ主 23/05/14(日) 11:37:04]

身体の火照りを冷ますためにソファーに座っていたグエルの隣にラウダは腰掛けた。
「兄さん」
緊張のためあえて意識を向けないようにしていたグエルは、呼ばれてラウダの方に身体を向ける。
ラウダは真っ直ぐな瞳でグエルを見つめていた。
グエルはこの瞳が好きだ。真剣な光を宿して自分を映すアンバーの瞳。小さい頃は父に似た色のこの瞳が羨ましかったが、光を当てると金色にも見えるこの温かな眼差しは、いつしかラウダだけが自分に与えてくれるものとしてグエルに刻まれている。
「ありがとう。僕のために闘ってくれて」

[63 二次元好きの匿名さん 23/05/14(日) 20:39:44]

どうなるんだ保守

[64 二次元好きの匿名さん 23/05/15(月) 07:35:59]

保守

[65 二次元好きの匿名さん 23/05/15(月) 18:51:19]

保守

[66 スレ主 23/05/15(月) 22:07:01]

「でも心配したことは覚えておいてほしいな。兄さんは絶対に勝つって分かっていたけど、今日は相手が多いから少しだけ不安になったんだ」

「ああ、俺が悪かった。お前は事を荒立てる気はなかったんだろ？余計な心配をかけた」

グエルもラウダを真っ直ぐに見て答えた。

いつもラウダの瞳に曇りなく応えることのできる兄でありたかった。

弟に恋をしてしまっている兄であるという罪悪感を持ちながらも、この想いは出会った頃から変わらないグエルの誓いだった。

「いや、兄さんに謝らせるつもりじゃなくて」

ラウダは少しだけ戸惑ったように視線を彷徨わせ、そうだな、と呟くともう一度グエルにぴたりと視線を合わせて、とても大事な秘密を打ち明けるとでもいうかのように緊張と照れを滲ませた声で囁いた。

「兄さんが僕のことを大切に想ってくれているのが嬉しい。これが今、1番兄さんに伝えたいことだよ」

そう言ってラウダがとても嬉しそうに笑うから、グエルは

1 ぽろっと「好きだ」と言った

2 衝動的にくちづけようと顔を寄せて、

3 真っ赤になって固まった

4 1-3全て

dice1d4=4 (4)

[67 二次元好きの匿名さん 23/05/15(月) 22:42:57]

ぜ…全部盛り欲張りセット来ちゃった！！

[68 二次元好きの匿名さん 23/05/16(火) 07:34:02]

急に進んだ

[69 二次元好きの匿名さん 23/05/16(火) 18:27:35]

保守

[70 二次元好きの匿名さん 23/05/17(水) 01:09:14]

保守

[71 二次元好きの匿名さん 23/05/17(水) 10:55:38]

保守

[72 スレ主 23/05/17(水) 20:12:35]

保守
(まさかの全部盛りが来たのでちょっと書くのに時間がかかってます)

[73 二次元好きの匿名さん 23/05/18(木) 02:24:56]

保守

[74 二次元好きの匿名さん 23/05/18(木) 12:40:44]

保守

[75 二次元好きの匿名さん 23/05/18(木) 22:41:15]

保守

[76 二次元好きの匿名さん 23/05/19(金) 07:42:29]

保守

[77 二次元好きの匿名さん 23/05/19(金) 17:26:36]

ほしゅ

[78 スレ主 23/05/19(金) 23:55:58]

(保守感謝です！)

もうたまらなかった。
グエルはラウダの歓喜を内包した美しい瞳に引き寄せられるように顔を寄せ、唇を重ねようとして、
「....っ！」
ラウダの息を呑む音で我に返った。
グエルはあまり大きくはないソファの端まで急いで身を引いた。
何故、自分はこんなことを。今まで我慢できていたのに。
沸騰し混乱する思考の中で、それでも自分の理性の一部は既に答えを出していた。
あのラウダの瞳だ。今までも無防備な寝顔にくちづけをしたいという衝動に駆られても、ラウダが自分を見てくれていなくてはダメだと理性が本能を抑えつけた。
しかし、今はどうだ。まるでラウダが自分を愛おしいものを見るかのように見つめ、笑ったのだ。
無論、ラウダに笑顔を向けられたことは初めてではないが、今日の決闘の高揚の残り火と合わさるとその効果は絶大で、グエルの理性の檻を一瞬で破壊するのに充分な威力を持っていた。
けれど、そんなグエルの思いなどラウダにとっては関係ないだろう。早く弁解をしなければ。
グエルはまだ混乱する頭とどうしようもない羞恥を抱えながら、どうにかラウダの顔を正面から見た。

[79 スレ主 23/05/20(土) 00:05:20]

ラウダは今までグエルが見たことのないくらいに目を見開き、顔を驚愕の色に染めていた。
それはそうだ。誰でも実の兄に無理矢理迫られ唇を奪われそうになれば驚くし恐怖を覚える。一生距離を置かれても仕方がない。
しかし、グエルがどう切り出そうか迷っている間にラウダの方が平静を取り戻したらしく、こちらに言葉を投げかけてきた。
「兄さん。これで僕の勘違いだったら悪いんだけど、今僕にキスしようとしたよね？」
「そうだ......あっ」
いきなり直球で来られてつい肯定してしまった。これでは誤魔化しようがない。
そういえばラウダは意外とはっきりものを言うやつだった。初めて会った時はもっとぼんやりしていたような気がするのに何故だ。
「どうして？教えてよ。兄さん」

[80 スレ主 23/05/20(土) 00:07:25]

(今回で選択肢消化しきれてないですが、ちゃんとここの流れで全部入れるのでお待ちください)

[81 二次元好きの匿名さん 23/05/20(土) 09:24:15]

グエルくん可愛いね

[82 二次元好きの匿名さん 23/05/20(土) 10:58:20]

これでまだ告白イベントが残っているとは…いいぞもっとやれ

[83 二次元好きの匿名さん 23/05/20(土) 15:29:06]

保守

[84 二次元好きの匿名さん 23/05/20(土) 20:26:46]

ダイス神渾身の全部盛りですからねー楽しみですー

[85 二次元好きの匿名さん 23/05/21(日) 00:14:54]

保守

[86 スレ主 23/05/21(日) 07:49:19]

ラウダは単純な興味で聞いているのか、すっかりいつもの冷静な弟の顔をしていた。
弟の顔にとりあえず恐怖や嫌悪感が浮かんでいないことに安堵するが、特に照れている様子もないので、ラウダも自分のことを好きだという希望的観測はおそらく成り立たない。
では、やはり純粋な好奇心なのだろうか。自分が勝手に緊張しているだけで、ラウダには大したことない事象なのだろうか。
訳が分からない。どう答えるのが今後の兄弟関係において正解なんだ。
自分の迂闊な行動、そしてラウダは常と変わぬ態度なのに自分だけが心を掻き乱されているという事実。そのあまりの恥ずかしさにグエルは顔を真っ赤に染めて俯いた。
ラウダはそんなグエルに構わず、すっと距離を詰めて下から覗き込んできた。ラウダの顔を見ると余計考えがまとまらなくなるのでやめてほしい。
もうほっといてくれとグエルは切実に思った。今すぐベットに入って今夜のことは夢だとでも思ってくれればいい。
そうすれば、明日からも自分は今までと変わらずラウダの兄をやってみせるというのに。
しかし、そんなグエルの気持ちはラウダに伝わるはずもなかった。ラウダはまたしっかりと視線を合わせてグエルに答えをねだる。
「なあ、兄さん。何か言って」
「そんなの、お前が好きだからに決まってるだろっ」
言ってしまった。もう言葉を発する度に墓穴を掘っている気がする。

[87 二次元好きの匿名さん 23/05/21(日) 18:23:02]

墓穴掘りまくりの兄さんかわいい
こっからどうなってしまうのか…

[88 二次元好きの匿名さん 23/05/21(日) 23:38:00]

保守

[89 二次元好きの匿名さん 23/05/22(月) 06:41:32]

保守

[90 二次元好きの匿名さん 23/05/22(月) 08:05:32]

保守

[91 二次元好きの匿名さん 23/05/22(月) 18:50:42]

保守

[92 二次元好きの匿名さん 23/05/22(月) 21:23:23]

保守
スレ主さんの文才にわくわくしながら読んでます

[93 スレ主 23/05/22(月) 22:59:16]

(保守＆感想いつもありがとうございます！今回はちょっと短いです)

「そう」

ラウダは短く相槌を打つと、グエルから少し身体を離して考え込んだ。

いや、何かもっとあるだろ普通。仮にもいや全く仮ではないが、実の兄に告白されたのに反応が薄くないか。

沈黙が怖い。この後に続くのは苛烈な拒絶の言葉かやんわりとした否定か、いやもしかしたら恋心自体が気のせいだと言われるかもしれない。

グエルの考えがまた暗い方向へ傾き始めた頃、

「つまり」

ようやくラウダが口を開き、グエルのこれまでの人生で最も長い数分が終わった。

「兄さんは僕と付き合いたいってことでいいんだよね？」

グエル

1 「うーん？そうかもしれないな......」

2 「......最終的な願望としてはそういうことになるな」

3 「いや、それより先に告白の返事を聞かせてほしい」

dice1d3=1 (1)

[94 二次元好きの匿名さん 23/05/23(火) 07:44:21]

保守

[95 二次元好きの匿名さん 23/05/23(火) 18:14:12]

冷静な反応で逆に怖いやつ

[96 二次元好きの匿名さん 23/05/23(火) 22:43:46]

保守

[97 二次元好きの匿名さん 23/05/23(火) 23:33:35]

保守

[98 二次元好きの匿名さん 23/05/24(水) 07:29:32]

保守

[99 二次元好きの匿名さん 23/05/24(水) 17:39:44]

保守

[100 二次元好きの匿名さん 23/05/24(水) 22:41:18]

保守

[102 スレ主 23/05/25(木) 00:42:37]

(誤字があったので再投稿です)

急に話が飛んだ気がする。うっかり言ってしまったとはいえ告白の返事ももらってないのに交際についてとは。
「うーん？そうかもしれないな......」
「なんでそこは曖昧なのさ」
「なんでかって......」
グエルは言い淀んだ。
今度はグエルが告白をした直後のあまりよく回らない頭で考え込む番だった。
自分はラウダが好きだ。そしてラウダも同じように自分を好きでいてくれるのならとても嬉しい。
ならば、その先は？多くの人間は本当に好きな相手となら結婚を前提とした交際をしたいと考えるだろう。つまり家族になりたい訳だ。
しかし、自分とラウダは既に家族である。
最初からこの話は成り立たない。
と、少々ズレた理屈を脳内に浮かべてみたが本当は分かっている。
「お前は絶対に俺の恋人にはなってくれないだろ」
「兄さん、それは」
「想像したことすらないはずだ」

[103 二次元好きの匿名さん 23/05/25(木) 01:10:21]

続きが気になる
ほっしゅ保守

[104 二次元好きの匿名さん 23/05/25(木) 07:40:40]

保守

[105 二次元好きの匿名さん 23/05/25(木) 16:32:02]

自分で言ってて辛そう

[106 スレ主 23/05/25(木) 22:52:15]

そう、グエルは確かにラウダと思いを通じ合わせることを望んでいた。けれど、同時に決して叶わない夢を見ることを無意識に恐れていた。
ラウダが恋情を孕んだ瞳を自分に向けることを望みながら、自分の恋心を伝えることで今の兄としての自分に向けられる慈愛さえも失ってしまうことが怖かったのだ。
そしてやはり、現実のラウダがグエルと同種の思いを持っていないことは先ほどの反応ではっきりと分かった。
自身の心境を理解したグエルは大分平常心を取り戻したものの、失恋の痛みはじくじくと心を疲弊させ始めている。ラウダにこれ以上の醜態を晒す前に話を切り上げなければならない。
「だからこの話はこれで終わりだ。余計なことを考えさせてすまなかった」
そして、これからもラウダが普通の兄弟として接してくれさえすれば十分だ。
そう思うのは過ぎた願いだろうか。

[107 二次元好きの匿名さん 23/05/26(金) 07:51:57]

さてどう返されるのか…

[108 二次元好きの匿名さん 23/05/26(金) 17:51:59]

気になる
保守

[109 二次元好きの匿名さん 23/05/27(土) 00:18:56]

保守

[110 二次元好きの匿名さん 23/05/27(土) 08:20:01]

保守

[111 二次元好きの匿名さん 23/05/27(土) 16:22:12]

保守

[112 二次元好きの匿名さん 23/05/27(土) 22:48:29]

保守

[113 スレ主 23/05/28(日) 08:29:32]

話は終わったとばかりにソファから立ち上がろうとするグエルの夜着の裾が微かに引っ張られた。
「ちょっと待ってよ兄さん。まだ僕は何も答えてないだろ」
ラウダの真っ直ぐな視線に気圧され、グエルは動きを止めて再びラウダと向かい合う。
「さっきはごめん。兄さんを追いつめるような言い方だった。僕はただはっきりと兄さんの気持ちを知りたかっただけなんだ」
グエルは咄嗟に言葉を発せなかったが、先を促すように何とか目線で相槌を打つ。
ラウダはそんなグエルの反応を確認してから言葉を続けた。
「兄さん、僕は確かに兄さんに恋をしているわけじゃない。だけど、」
ラウダの瞳はグエルが思いを溢れさせてしまった時と同じよう温かく、
「兄さんのことを愛してる。兄さんが僕に向けてくれる思いより軽いだなんて決して誰にも言わせたくないくらいに」
その言葉はグエルへの溢れるほどの慈しみに満ちていた。

[114 二次元好きの匿名さん 23/05/28(日) 16:25:13]

こっから付き合うとこに行くのか…？

[115 二次元好きの匿名さん 23/05/28(日) 21:52:54]

保守

[116 二次元好きの匿名さん 23/05/29(月) 07:24:36]

ラウ→グエはよく見かけるけど、ラウ←グエはあまり見ないから新鮮で良いね
続き気になる支援

[117 二次元好きの匿名さん 23/05/29(月) 17:32:36]

保守

[118 二次元好きの匿名さん 23/05/29(月) 17:38:24]

グエルの気持ちを思うと切ねえ〜！

[119 二次元好きの匿名さん 23/05/30(火) 00:59:14]

保守

[120 二次元好きの匿名さん 23/05/30(火) 07:45:02]

保守

[121 二次元好きの匿名さん 23/05/30(火) 17:55:08]

保守

[122 二次元好きの匿名さん 23/05/31(水) 01:22:34]

保守

[123 二次元好きの匿名さん 23/05/31(水) 07:44:46]

保守

[124 二次元好きの匿名さん 23/05/31(水) 18:03:11]

保守

[125 二次元好きの匿名さん 23/06/01(木) 03:00:45]

保守

[126 スレ主 23/06/01(木) 07:35:30]

(保守ありがとうございます。私生活が忙しくて時間がかかってますが続きは書いてますのでもうしばらくお待ちください)

[127 二次元好きの匿名さん 23/06/01(木) 17:33:34]

お疲れ様です保守

[128 二次元好きの匿名さん 23/06/02(金) 02:10:12]

ほしゅ

[129 二次元好きの匿名さん 23/06/02(金) 08:27:57]

保守

[130 二次元好きの匿名さん 23/06/02(金) 18:50:41]

保守

[131 二次元好きの匿名さん 23/06/03(土) 02:00:45]

保守

[132 二次元好きの匿名さん 23/06/03(土) 06:30:41]

保守

[133 二次元好きの匿名さん 23/06/03(土) 16:37:36]

保守

[134 二次元好きの匿名さん 23/06/04(日) 01:18:25]

ほしゅ

[135 スレ主 23/06/04(日) 09:43:11]

(長い間保守ありがとうございます！続きです。前回は>>113になります)

ラウダの“愛の告白”にグエルの胸はどくん、と大きく跳ねた。

勘違いしてはいけない。ラウダの言うそれはただの家族への愛情だ。

そう自分に言い聞かせるグエルにラウダは温かな眼差しを向けたまま言葉を続けた。

「だからなれるよ。兄さんの恋人」

さらりと、しかしはっきりとした声音で告げられた言葉にグエルは驚愕する。

「お前、自分の言っていることが分かっているのか！？」

「もちろん」

「俺はお前の兄だぞ」

「十分なくらい分かってるよ」

グエルは困惑した。ラウダの考えていることが分からないと思うのは今日何度目だろうか。

「俺に気を遣ったり、憐れみで付き合ってやろうなんて考えていたら怒るぞ」

「兄さんには僕がそんなに不誠実な人間に見えてるの？」

「いや、そういうわけでは」

「僕は兄さんを愛してるんだよ。そして兄さんは僕が好きで恋人になりたいんだろ。何か問題ある？」

「お前のそれと俺のそれは種類が違うだろうが」

「違うよ。だけどそれだけで僕が兄さんの恋人になれないと思われるのは心外だ」

ラウダの言っていることはおかしい。

しかし、そんなことを言われては欲が出てしまいそうになる。だめだ、自分が我慢しないとラウダにまで道を踏み外させることになる。

頭の中で欲望と理性が混ざるグエルに対して、ラウダはもう結論は出たとばかりに澱みなく話し続ける。

「さっきも言っただろ、兄さんが僕を想ってくれることが嬉しいって。兄さんが僕のことを好きだと言ってくれるのなら、僕は全力で応えたいだけだよ」

[137 スレ主 23/06/04(日) 09:53:29]

(誤字してたので再投稿。今のところずっとグエル目線ですが、ラウダ目線の話もそのうちやりたいと思ってます)

[138 二次元好きの匿名さん 23/06/04(日) 19:28:06]

なんか付き合えても心理的にすれ違いしそう
しかし本編しんどいですね…

[139 二次元好きの匿名さん 23/06/05(月) 01:30:26]

これは後々致命的なすれ違いで別れそうだな

[140 スレ主 23/06/05(月) 07:38:44]

保守
(本編本当にしんどいですね......スレ主はすれ違いからのハッピーエンドが大好きなので最終的に2人とも生き残ってれば満足です)

[141 二次元好きの匿名さん 23/06/05(月) 17:52:04]

ほし

[142 二次元好きの匿名さん 23/06/05(月) 22:14:24]

本編ここに来てラウダ曇らせるとか思わんかったよな…

[143 二次元好きの匿名さん 23/06/06(火) 03:04:57]

保守

[144 二次元好きの匿名さん 23/06/06(火) 07:47:32]

保守

[145 二次元好きの匿名さん 23/06/06(火) 17:50:38]

すれ違いからのハッピーエンド大好きなので保守

[146 二次元好きの匿名さん 23/06/07(水) 02:04:54]

ハッピー期待ほしゅ

[147 二次元好きの匿名さん 23/06/07(水) 07:48:37]

保守

[148 二次元好きの匿名さん 23/06/07(水) 18:04:07]

保守

[149 二次元好きの匿名さん 23/06/08(木) 03:17:36]

保守

[150 二次元好きの匿名さん 23/06/08(木) 07:43:26]

保守

[151 二次元好きの匿名さん 23/06/08(木) 17:41:21]

ほしゅ

[152 二次元好きの匿名さん 23/06/08(木) 21:58:09]

保守

[153 スレ主 23/06/08(木) 22:47:15]

(保守感謝です。前回は>>135です)

ラウダがそこまで自分のことを想ってくれていることは嬉しい。されどグエルはまだ踏ん切りがつかない。

「よく考えろ。今は俺が勝手にお前をす」

グエルは少し目線を下げる。

「こ、好意を向けているだけだが、恋人になったら今までの俺達じゃいられない。それはお前も嫌なんじゃないのか」

「兄さんは僕と恋人になったからって別人みたいになるの？そうじゃないだろ。僕と兄さんは兄弟だ。それは今までもこれからも変わらない。その関係に恋人っていう名前が1つ増えるだけだよ」

そうだろうか。もう一度ラウダの顔を見る。

ラウダはいたって真剣にグエルと交際をする方向で考えてくれているようだが、グエルからしてみればまだ問題があるように感じる。

「お前の考えは分かった。だが気持ち悪くないのか？さっき俺が......しようとした時驚いていただろ」

「ああ、兄さんが僕にキスしようとしたことならそうだね」

やっぱりダメじゃないか。

そんなグエルの内心が顔に出ていたのかラウダは少し慌てた様子で続ける。

「いや、突然だったからびっくりしたんだよ。兄さん今までそんな素振り見せたことないし」

「まあ、隠してたしな」

我ながら今まで悟らせなかったのは感心する。

「そのあと少し考えてみて気付いたんだけど、僕が本当に驚いたのは何も感じなかったことなんだ。あのまま兄さんにキスされても平気だったよ、きっと」

1 ラウダ「なんならもう1回試してみる？」

2 グエル「......それなら今からもう1度してもいいか？」

3 グエル「何も感じなかったって何だよ」

dice1d3=2 (2)

[154 二次元好きの匿名さん 23/06/09(金) 08:58:32]

保守

[157 二次元好きの匿名さん 23/06/10(土) 02:49:04]

でも結構大胆！

[158 スレ主 23/06/10(土) 10:38:27]

「......それなら今からもう1度してもいいか？」
もう冷静なふりをするのは無理だった。
「本当にお前が俺とそうなってもいいと言うのなら」
結局のところラウダが自分に対して嫌悪感を少しも抱いておらず、自分を兄だと思いながらそれでも受け入れてくれると言うのなら、グエルはその欲求に抗い続けることはできないのだ。
ラウダはもう驚かなかった。
「いいよ」
ラウダの瞳が優しく煌めく。
グエルが引き寄せられるようにラウダの頬に手を添えると、ラウダは少し顔を左に傾けて瞼を閉じた。
ラウダの伏せられた長い睫毛と無防備に差し出された唇に高鳴る胸を押さえたい衝動に堪えながら、グエルはそっとラウダにくちづけた。

[159 二次元好きの匿名さん 23/06/10(土) 12:08:04]

キュンキュン

[160 二次元好きの匿名さん 23/06/10(土) 19:54:09]

ニヤニヤする〜明日の本編が怖いので癒しです

[161 二次元好きの匿名さん 23/06/11(日) 00:57:54]

あら～

[162 二次元好きの匿名さん 23/06/11(日) 11:06:15]

保守

[163 二次元好きの匿名さん 23/06/11(日) 19:59:53]

本編がますますしんどい…生きて…生身で会話して…

[164 二次元好きの匿名さん 23/06/12(月) 02:26:41]

保守

[165 二次元好きの匿名さん 23/06/12(月) 07:54:23]

保守

[166 二次元好きの匿名さん 23/06/12(月) 16:54:28]

保

[167 二次元好きの匿名さん 23/06/12(月) 21:49:51]

保守

[168 スレ主 23/06/12(月) 23:29:03]

(保守感謝です！今回は短いです)

グエルにとって初めてのくちづけは柔らかくじんわりとした温かさを感じるものだった。

こうしてラウダと唇を重ねられたことは夢のようだ。

満たされそうな胸の内とほんの少しの寂しさを感じながら、グエルは

1 唇を離し、再度ラウダと見つめあった。

2 唇を離そうとしたが、ラウダがグエルの後頭部を撫でたため動きが止まった。

3 唇を離した後、顔を見られるのが少し恥ずかしくてラウダを抱きしめた。

dice1d3=1 (1)

[169 スレ主 23/06/12(月) 23:33:05]

(本編ドキドキしますね！ラウダが兄さん好きすぎて毎回びっくりしています。個人的には経緯が想像できないけど感情をぶつけ合うMS戦大好きなので見たい気持ちと今すぐ話し合ってほしい気持ちでせめぎ合ってます)

[170 二次元好きの匿名さん 23/06/13(火) 08:05:55]

保守

[171 二次元好きの匿名さん 23/06/13(火) 16:58:33]

選択肢いちいちキュンキュンしちゃいますね…

[172 二次元好きの匿名さん 23/06/13(火) 23:07:49]

キュン…🫰

[173 二次元好きの匿名さん 23/06/14(水) 07:49:53]

保守

[174 二次元好きの匿名さん 23/06/14(水) 18:04:19]

保守

[175 二次元好きの匿名さん 23/06/15(木) 02:42:35]

保守

[176 二次元好きの匿名さん 23/06/15(木) 09:10:36]

保守

[177 二次元好きの匿名さん 23/06/15(木) 18:40:04]

保守

[178 二次元好きの匿名さん 23/06/15(木) 23:38:18]

保守

[179 二次元好きの匿名さん 23/06/16(金) 07:48:51]

保守

[180 二次元好きの匿名さん 23/06/16(金) 17:54:55]

保守

[181 二次元好きの匿名さん 23/06/17(土) 00:00:46]

(保守ありがとうございます！前回は>>168です)

満たされそうな胸の内とほんの少しの寂しさを感じながらグエルは唇を離し、再度ラウダと見つめあった。

数度瞬きをした後にグエルを真っ直ぐに見るラウダの瞳は相変わらず目一杯のグエルへの慈愛を湛えている。

「ほら、言っただろ。平気だって」

これで信じてくれた？

「ああ」

「これで僕はもう兄さんの恋人だよ」

そう言ってラウダがグエルをふわりと抱きしめてきたので、グエルもそれに応えた。

昔はよくこうして互いの体温を分け合っていたのを思い出して懐かしくなる。

ラウダの気持ちはあの頃と何も変わっていないのかもしれない。しかし、グエルの気持ちはあの頃と比べものにならないほど深く大きく変わってしまった。

ラウダの身体に触れているだけで頭がぼんやりとしてくるくせに、感覚の方はこれ以上ないほどラウダの身体の感触を感じようとしている。

自分もそうだが、幼い頃は柔らかかった身体が今は少し骨ばっていてだんだんと大人に近づいているのを感じてドキリとした。

ラウダは何を感じているのだろうか。グエルの胸はこんなにも早鐘を打っているのに、軽く抱き合っているだけではラウダの胸の鼓動は感じられない。

ラウダも少しは鼓動を早めてくれていたらいいとグエルは思った。

そうしてしばらく抱きしめ合った後、もう夜も遅いということで2人は眠りにつくのだった。

[182 スレ主 23/06/17(土) 00:07:26]

>>181

(名前入れ忘れたけどスレ主です。最初の方でダイス振って初対面が10歳ってことにしちゃったけど、今回の部分を描いてる時は設定画くらいの年齢、多分7、8歳くらいを想像しちゃったので今後幼少期書くことがあったらそっちに合わせるかもしれないです。ごめんなさい。それはそうと筆が遅くてスレタイに辿り着くまでが長すぎましたね)

[183 二次元好きの匿名さん 23/06/17(土) 06:15:29]

や〜〜ん素敵

[184 二次元好きの匿名さん 23/06/17(土) 16:16:52]

保守

[185 二次元好きの匿名さん 23/06/17(土) 23:31:16]

保守

[186 二次元好きの匿名さん 23/06/18(日) 08:04:32]

ほ

[187 二次元好きの匿名さん 23/06/18(日) 16:36:22]

本編もキスして抱きしめあって解決してくれんか(無理)
展開怖いほしゅ

[188 二次元好きの匿名さん 23/06/19(月) 01:11:45]

本編の展開も気になるしこちらの2人の展開も気になる〜保守

[189 二次元好きの匿名さん 23/06/19(月) 07:49:57]

保守

[190 二次元好きの匿名さん 23/06/19(月) 17:52:02]

保守

[191 スレ主 23/06/20(火) 01:12:25]

(本編のインパクト凄かったですね！スレ主は兄弟のMS戦がきて不安もありつつめちゃくちゃテンション上がりました！次回、感情をぶつけ合ってくれるかと思うと楽しくて仕方がないです。

このスレはもうすぐ埋まりそうなのと書く内容迷ってるので、内容伏せたダイスを先に振っておいてまた夜に次スレ立てようと思います)

1、A

2、B

dice1d2=2 (2)

(上のABとは無関係です)

Aの〇〇の〇〇

dice1d100=71 (71)

Bの〇〇の〇〇、20以上なら下のダイスで〇〇も

dice1d100=66 (66)

dice1d80=56 (56)

[192 二次元好きの匿名さん 23/06/20(火) 11:39:52]

楽しみにしてます保守

[193 二次元好きの匿名さん 23/06/20(火) 21:33:03]

保守

[195 スレ主 23/06/21(水) 00:54:17]

次スレです

進行がゆっくりですが、まだお付き合いいただける方はよろしくお願いします！

【🎲カプ閲注】ここだけラウグエが1年生の頃に恋人だった世界Part2｜あにまん掲示板

[196 二次元好きの匿名さん 23/06/21(水) 05:29:14]

スレ立ておつです。
毎回キュンキュンしております。
今後もたのしみ！

[197 スレ主 23/06/21(水) 10:38:59]

次スレ落ちちゃったみたいなので夜にもう1回立てますね

[198 二次元好きの匿名さん 23/06/21(水) 18:27:33]

「○○時頃に落ちます」の表示を信じるべきではなかったか…
やはり10レスくらいまでは保守した方がよさそうですね

[199 スレ主 23/06/21(水) 23:20:32]

次スレ1回落としちゃったので立て直しました

コメントくれた方ありがとうございます！

【🎲カプ閲注】ここだけラウグエが1年生の頃に恋人だった世界Part2｜あにまん掲示板