【クロス注意】ここだけコラソンがローを治すためにヤーナムに行った世界線 part16

ひえぇ…悪夢が忍び寄って来るの足音が感じられるかのような緊迫感…

そしてチョッパーの感じてるローの焦り…かつての故郷の姿…そうだけど違うことがとても悲しい…

14二次元好きの匿名さん23/05/04(木) 09:24:14

兄上のホビられた姿人形なのか
フラミンゴのぬいぐるみ（グラサン仕様）で想像してた

>>17

15クソ重SS作者23/05/04(木) 10:59:33

今回はちょっとだけ補足をば。

・王下七武海、トラファルガー・ロー

その実力・機動力の他に、積み重ねてきた圧倒的精度の辻ヒールとクズ共を選んで蹴散らす姿勢による大衆人気で七武海入りした男。

人気に関してはロッキーポート関連でコビーに巻き込み事故をくらったとも言える。

サカズキ元帥はモルガンズにキレてもいい。

インペルダウンの脱獄囚回収の功績、ヤーナム出身者でありドフラミンゴともやり取り可能であること、世界の秘匿について理解と分別があることが決め手となり、世界政府に公認された。

・ヤーナムとドレスローザ

弊世界線ではとてもとても近い場所に位置している。

限られた船でしか渡航できないヤーナムの事実上の玄関口がドレスローザであり、ローや医師団、狩人たち等外海への出張が多いメンバーと地元民には交流がある。

・ギロギロの実

人の身には過ぎるものまであれこれ見えてしまう、弊世界線においても上位の取り扱い注意な能力。

今のところ接点は無いが、うっかりドフラミンゴなんぞを覗いた日にはあっという間に発狂ゲージが満タンに。

>>16 >>18

16二次元好きの匿名さん23/05/04(木) 12:11:09

>>15

本誌情報でロッキーポートってハチノスにあると判明したし、事後が原作よりハチノス島を派手にぶっ壊すような結果になったから消去法で首謀者扱いになったとかかな

黒ひげは後からピサロにマイクラさせてハチノスを直せるし

コビーは海兵(だし、今後紙面を賑わせる若くてアイドル性のある新英雄として売りたいから却下)→

ハチノスがほしい黒ひげは首謀者ではない→

なら(そっちの方が面白いから)首謀者はトラファルガー・ロー！！

でも「そろそろ新英雄を見繕いたい」って言い出したのは世界政府だったかもしれない

モルガンズは一応オーダーには応えた

17二次元好きの匿名さん23/05/04(木) 12:24:38

>>14

いいのだ

ルフィの腰ぐらいの大きさのフラミンゴぬいになっておどけた仕草を見せてくれるぬい上もいいのだ

オモチャになって尚人の形を捨てることが許されなかった人形上も憂いがあっていいのだ

ぬい上は○ケモンのカラ○ンゴっぽいイメージがある

あれは風船のフラミンゴモチーフらしいけど

18二次元好きの匿名さん23/05/04(木) 12:48:52

>>15

今一番発狂に近い能力すぎるギロギロ

ギロギロは素で読心能力持ちだし、覚醒したら視界内で情報を検索したり本人が知らない言語も勝手に翻訳してくれそうだなと解釈しているのですが、多分どれも頭がらんらんするやつですね…

まず兄上って人間に見えるのか…？

>>19

19二次元好きの匿名さん23/05/04(木) 15:24:54

>>18

人ならぬ者達を狩り過ぎて最早人間に見えない兄上…？

なんにしても初対面で急に神話生物に遭遇したみたいな反応されるのはちょっとトラップすぎる

一般人類と自分のズレをこういう形で突き付けられるのは、兄上にとっては今も苦しいことだろうか

>>25 >>48

20二次元好きの匿名さん23/05/04(木) 22:41:02

初期のスレでも若干話出てた気もするけど、血の濃い月の血族がホビられたら凄い感覚変わるんだろうな
血のすべてを失って、でももう狩りをしなくても寒くないし人を傷つけたいとも思わない
貯め込んだ遺志も血に宿る性質も全ロストした月の血族たちは、厳密に言えばホビられる前の本人と完全にイコールの存在ではないのかも

>>24

21クソ重SS作者23/05/05(金) 09:29:33

ネタというほどのものでもないのですが、弊世界線のドフラミンゴが原作のローを見ても、それどころかきちんと紹介されてもピンとこない顔をするだろうなと思い至り「やっぱ扱い難しいぞこの人…」と改めて感じております。
ドフラミンゴは知覚している世界に加えて感性も違うのに一般人類の常識をガチガチにインストールして言語化しているため、本人視点の叙述では沙〇の唄状態なのが案外分かりにくいんですよね…。

>>22 >>23 >>37

22二次元好きの匿名さん23/05/05(金) 14:37:37

>>21

ただコラさんが「そいつがローだ」と言えば「そうか」で受け入れそうな気がする

>>37

23二次元好きの匿名さん23/05/05(金) 16:21:27

>>21

これは個人の感性だけどパラレルの同一人物を同一にいまいち思いきれないのは分かるんだよな…

兄上は独自の感性・感覚由来だけど言語ではない部分で理解は出来る気はするし、原作ローに特別優しくしなければならない義務はないと思う

特にこの世界線のローは兄上視点だと完全に一般人類と違う生き物だしね

どうしても同じに扱えないなら一つの命として尊厳ある存在と認識できてたらいいんじゃないかな

「お前にはお前の人生があるんだな、頑張れよ」って

24二次元好きの匿名さん23/05/05(金) 16:34:12

>>20

ホビホビって皮膚感覚とかなくなって多分熱い寒いも感じないし、月の血族は嗅覚を中心に感覚鋭い人が多いから世界の見え方感じ方が変わりすぎて具合悪くなりそう

将来的に血の病根絶の目処が立ってから孤児院の課題になりそうだよね、オモチャから人間へ復帰って

オモチャから戻ってみて初めて自分の血が爛れるほど熱いって感じるとかありそう

心臓外して欲しがる人もいたりして

人形に意識を転写して本体は眠っているみたいなものだから月の狩人にシステムは似てるよね

25二次元好きの匿名さん23/05/05(金) 16:58:35

>>19

ブラボで薬といえば注射か内服薬だけど外用薬的な作用で異質化する可能性はあるよね

未覚醒ギロギロなら兄上を凝視してると荒いテクスチャが掛かっているように見えるかも

「ここに嘘つきがいるぞ」と誘うように

覚醒ギロギロなら秘匿モザイクは完全撤廃されてある意味改悪仕様になりそう…まさに「人の身には過ぎる」ものだよ

26二次元好きの匿名さん23/05/05(金) 18:27:51

月の血族は生存の為に血の遺志必須として、産まれた直後の明らかに狩りができない赤子の頃は稚魚の臍嚢のように胎内でもらった遺志を蓄えているのかなと思った
母体が世界をどう見てどう思っているのか嘘のない解釈が赤子を最初に生かす力に変わるのなら、今の忌み者としての血族は産まれた時から悲しみって病気に母体感染してるんだろうか
同時に古代の鱗のない竜たちにとって世界は美しいものだったんだろうなと思った

これはローにも言えるんじゃないかと思うんだよね
今のローと繋がっているのはコラさんなんだから、ローを最後に引き留めるものはコラさんが本心では世界をどう解釈してるかにかかってるんじゃないかな

>>32

27クソ重SS作者23/05/05(金) 22:38:10

ゾロは割と即決でヤマムラ一式(頭装備無し)でした。他に選択肢が無い…！
手ぬぐい、腹巻、腰巻は通常衣装と同じです。
髪色は迷ったのですが、ワノ国以前のものを基準にしております。

しかしこう…まるでワンオフの衣装であるかのような顔してますね。

>>28 >>30 >>44

28二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 02:58:58

>>27

こういう和風っぽい装備もあるんですねゾロに似合ってて格好いい

腹巻きに違和感がないのが凄いです

>>29

29クソ重SS作者23/05/06(土) 09:37:32

>>28

ありがとうございます！

血族やヤーナムの影(このスレで言うところの月の血族系の一部)は刀を武器として使っているんですが、装束で和風の物はこのヤマムラ一式しかないんですよね…。

そして装備の色が緑や黄色系統に寄っていたため、結果的に腹巻も装備の一部みたいになってますね？

そのままだと差し色/Zeroになる所だったので、腰巻が赤くて本当に助かりました。

30二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 12:22:52

>>27

ヤマムラ装備は最初からこうだった気がするほどの着こなし…！！

ゾロは財布とか拾ったもの全部腹巻きに挟んで収納しているんだろうなと思っているので没収されなくてよかったね

この世界線だとヤマムラもワノ国から入植した人たちの子孫だったりするのかな

>>31

31二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 12:38:54

>>30

ヤマムラは「仇の獣を追った侍」と明記されてるから、下手すると本人がワノ国から出て放浪→天竜人の血筋の誰かを追ってヤーナム行きとかなのかも？

特にDLCの登場人物は現実で生きてた年代が不明なキャラクターばっかりな感じもするし、実際はおでんよりも前の時代の人間だったりするのかもしれない。

>>33

32二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 12:49:05

>>26

月の血族って産まれた直後の新生児には身体の内側に小さな柔らかい血晶石的なものがあってそれを少しずつ溶かして育つのかなって

血晶石と臓器の中間みたいなものが

血晶石は元ネタは異常形の赤血球だと聞いたことがあって、先天的な遺伝子異常による赤芽球の形成異常が原因で赤血球が壊れやすかったり作られなかったり、そもそも酸素運搬能力が低いから慢性的な貧血と黄疸といった症状が出る遺伝病なんだよね

なら百害あって一利なしに見えるけど中には特定の地域で全体の10%もの人がこの遺伝病を患っていて代わりにこの異常赤血球がマラリア原虫を直ちに壊すから逆に有利になっていたりするらしい

33二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 13:07:33

>>31

おでんより前の人はロマンがあるなぁ…

地理的にもワノ国とドレスローザ付近にあるヤーナムで無理がないし

これはそうならなかった話だけど、発狂したヤマムラが「名誉ある教会の狩人よ」って内容をずっと呟いているのは「頭のイカれた医療者」って教会と距離のあるヴァルトールと違ってそれがヤマムラを世界へ繋ぎ止めるよすがになり得たからだと思って、もしヤマムラが無事ワノ国へ帰れたら今頃医療教会の教えとかいらんものが善意でワノ国へ運ばれた可能性はあったなって…

34二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 13:16:37

ボードレール「アベルとカイン」がとてもこのスレの概念と親和性が高いので一部抜粋させてもらいますね…
本当に全文どこを切り取っても合うので紹介させていただきたい

『アベルの子孫よ、眠り、飲み、食べよ、
神はお前に好意を持って微笑んでいる。

カインの子孫よ、泥の中で
もがき、惨めに死んでゆけ』

『アベルの子孫よ、お前の腹を
族長の暖炉のそばで暖めよ。

カインの子孫よ、お前の洞窟の中で
寒さに震えていよ、憐れなジャッカルよ』

『アベルの子孫よ、お前は育ち、草を食む、
まるでカメムシのように。

カインの子孫よ、追い詰められた家族たちを
路頭に引きずっていけ』

『ああ！　アベルの子孫よ、お前の腐屍は
湯気の立ち上る大地を肥やすだろう！

カインの子孫よ、天に上れ、
そして地上に神を引きずり落とせ！』

35二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 13:57:57

医療用(薬用)のヒルに悪血を吸わせる医療法は現代でもあるけどヒルって意外なことにペットセラピーにも向いてると聞いたことがある
吠えたり暴れたりしないし世話も数日に一度水を変えてあげるだけでいい、何より自分の血を吸わせて育てるのが擬似的な授乳のようで自分の子供や分身に思えてくるんだそうで
手首切ったり過剰にピアス開けたり自傷してしまう人には特にいいらしいんだけどね
コラさんがローにめちゃくちゃ愛情を持ったのってDの寄生による作用に自傷体質的な性格がマッチしたのもあるんじゃないかと思った

36二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 15:31:13

『その男の名は、』の急を読んで思ったことでこの世界線のローはまず最初に両親からクローゼットに隠されてその後自分も妹を隠しているんだよね
ローが白い琥珀の卵(兄上視点)になったのってこれがトリガーだったんじゃないかな
例え結果は実らずともこれって親の最期の加護を妹へ譲ってしまったってことだし、人としてのトラファルガー家はトラファルガー・ラミの焼死で絶えていたのかなって考えた
月の血族ほどはっきりしてないけど彼らもまた上位者に連なる者と思えばとても重い意味を持つ気がする

37クソ重SS作者23/05/06(土) 21:25:19

ちょっと今更ですが>>21の原作ロー見分けつかない問題、>>22氏にも突っ込んでいただいている通りコラさんに言われたらそのように認識するようかなり努めてはくれそうなイメージは自分にもありますね。

コラさん以外ならヴェルゴ、ロー、デュラの紹介も信頼度が高いかなと思ったり。

それにしても隣に置きたがる相手というか、趣味の偏りがものすごく出ている…！

>>64 >>75

38クソ重SS作者23/05/07(日) 08:05:47

ドレスローザ編その8。

「…たとえいつの日か何もかも失って　無人島で一人死の瞬間をむかえたとしても…

おれはおれの人生を誇りこう言って死ぬのだ!!　おれは"勇敢なる海の戦士"ウソップだ!!!!」

彼らの戦い「ウハハハハ！まァたンなことやってたのか!!セニョール！」
「今回のは特例だ。Dr.トラファルガーの友人をもてなせねえとなりゃ、ドレスローザの名折れだぜ」
「おっさんローのこと知ってんのか！」
「誰でも知ってるさ。なにせ天下の七武海だからな」
セニョールの言葉にそんで腕利きの医者だと付け加えながら、賞金稼ぎ組合のボスだって奴がまた笑った。見回り中に街での騒動を聞きつけて様子を見に来たって言ってたが、おれたちの顔を見るなり大笑いしてすっかり立ち話の姿勢に入っちまってる。
それにしても、ローは七武海なのに医者としても知られてんのか。一瞬トラファルガーって聞いても誰だかピンとこなかったのは黙っておく。付き合いの長さがあるとはいえ、ルフィより覚えてねえってなんか悔しいからな。
「ただでさえ銀行員と賞金稼ぎの二足の草鞋だろ。あんま抱え込むと火傷すんぞ？」
「貸し剥がしの立替なら今後の為だ。病は必ず収束する。Dr.トラファルガーが治す。おれはそう信じてるのさ」
「治るさ！ローだけじゃねえ、うちの船医も治しに行ってんだ」
「世界政府もみっともなく右往左往してるってのに、全く大した肝の座り方じゃねえか。気に入ったぜ、麦わら！ウハハハハハ!!」…telegra.ph

>>44 >>45

39二次元好きの匿名さん23/05/07(日) 09:18:12

「しろいまち」のつづきです

ご査収下さい

道なき未知「どうしてあたし達、目が醒めないの……？」
　背筋を氷でなぞられたように震える声でウタは言った。かち、と歯の根を震わせる少女の目には勝手知ったる夢が未知に塗りつぶされたことへの恐怖が浮かんでいる。
「しらねえ。でも、できねえってのはわかった！」
　にか、とルフィが笑う。いっこわかったぞ、と言葉を続けた少年はウタの中で膨らみかけた不安の水風船を取り上げて、それがすっかり膨らんで弾けてしまう前に手の中に包んでしまう。それだけでウタは安心してしまう。ちょっと悔しいけれど、誰かを安心させることはルフィにかなわない、とウタが思わされてしまう理由の一つであり、彼の特技だった。
「……そうね、そうだわ。ここじゃほっぺをつねっても目が醒めない、それがわかったのって良いことよね」
「おう。だからつぎは……何すればいいんだ？」
「目をさます方法を探せばいいと思うんだけど……どうしたらいいんだろ」
元気が出たのは良いけれど手詰まりになってしまったと顔を見合わせる子どもたちの人差し指を、ウタの腕の中に抱えられた白いタコがその触腕できゅいきゅいとひっぱる。
「どしたんだ不思議タコ」
「それ名前として定着させる気？」
「名前無いと不便だろ」…telegra.ph

>>40 >>46 >>47

40二次元好きの匿名さん23/05/07(日) 09:58:25

>>39

新作…!!!

ありがたや…ありがたや…!!

呱々の声作者様の子どもたちの描写が毎度のことながら素敵すぎる(小並感)

ルフィお前はやっぱり海賊王になる男だよ…

小さなルフィとウタにもそれぞれの世界があって経験もあって、特技がある。

街の情景と構造と共にふたりの在り方が見えてくるのが…とてもつよい…。

41二次元好きの匿名さん23/05/07(日) 10:17:17

2作連続で来てる！嬉しい

42二次元好きの匿名さん23/05/07(日) 11:41:16

いつもありがとうございます、遅くなりましたが完走を書かせてもらいます

着臭前のガスは本来無臭の筈なのに漂ってくる最低なんだあいつ！！！臭にえずく

この世界線じゃなかったら「もうこの国はおしまいですね」としか言えない患者の症状、どんな気持ちで海兵たちは去っていったんだろうな…おそらくはろくに理由も聞かされずに、これから飢えに苦しんで死ぬだろう病気の弱者を置き去りに

ローの「医療者にもクズはいる」発言は身につまされるものがあるんだろうな…チョッパーには例え説明されても目の前の医療者がそうだとは想像もできないだろうけど

原作ワノ国で食料を盗んでいた時も思ったけどオペオペは本当に生きるだけならほぼ無償だな…

チョッパーはホグバックの時に死者の復活へ賛同を示したり純正品の人間とは感性が違う面もあって、ならこの場にいる二人の医師は二人とも獣の医師なんだなと思った

医は仁術、博愛の道らしいけど、二人とも多分博愛ってわからないしわかってたら海賊やってない

レベッカが普通のスカートで普通に人前を出歩けているのが状況は切迫していても嬉しい

めちゃくちゃ足早いのおとうさん譲りの脚力なんだろうな

今度はなんで呪われてるんだろうなぁ…！！

ありがとうございました。続きも大切に読ませていただきますね

43フレテキの人23/05/07(日) 13:23:51

新作だ…！＼太陽万歳！／

前スレの「グリーンビットへ」も含めて執筆お疲れ様です…！

末永く語り継ぎます…！

『グリーンビットへ』

ナミ・サンジ・ブルックの食材調達フェーズ。

市場で見掛けた金貨を蓄えてそうな袋を抱えた妖精達。それを追う事から繋がる小さな事件とその一幕。

石鹸屋での一幕はナミさんの面目躍如でしたね…！ナミさん達が見てる手前からか横領などせずきっちり代価分のみのお金を受け取る石鹸屋のご主人もきっと、こんな事態じゃなければ人の良い御仁だったのだろうか…？

助けられた妖精達…トンタッタの戦士・レオの登場に「おぉ！」となりながらトンタッタ達とナミさん達のやり取りにほっこり。

最後の最後、巨大闘魚の群れにナミさん達の悲鳴が聞こえてきそうな所まで楽しませて頂きました…！

『瞳の中に巣食う者』

ローとチョッパー、医者組の調査フェーズ。

ローの「医療者にもクズはいる」の言葉…チョッパーにはにわかには信じたくない話だよね…ローの焦りを肌で感じながらチョッパーもまた思いと思考を新たに進みます。その為に自分もローも腕を研いてきたのだからと。

そして調査の中で判明した幾つかの事実。

ドレスローザに蔓延るこの病の症状…似てますね…【獣の病】に。

あぁ、通りでローが即座に症状の看破と暴れる患者の対処が出来た訳だ…その帽子の鍔を引いた理由も。なんてやるせない…！

そしてドレスローザの病の症状を抑える薬(飲み薬)が『M』なる医者から購入できるようだ。しかしお高いようですな…しかも『M』が薬の解析を禁じている。薬を服用する患者からも薬を取り扱う病院からも門前払いが続く二人…

そして国家単位のロックダウン。海軍支部の人員の撤退。

悪い方へ悪い方へと歯車が噛み合っていく感覚がしますね…

8軒目の病院から締め出された二人の前に現れたのは桃色の髪のレディ。

ローと知り合いらしい「レベッカ」なる子に腕を引かれてやって来たのは黒髪のレディの前。黒髪のレディ…「ヴィオラ」さんは目を覆いながら蹲っている。緊迫する空間。ローは「レベッカ」に問うた。「地下遺跡を覗いたのか」と。そして医者二人とレディ二人の周りは異様な空気に包まれた。

…あー…。ヴィオラさんは「視えて」しまったのだなぁ…と。

そして零れたその言葉…漁村の…？一体何が、何が起きているというのか…？

次回が待ち遠しい引きですな…！

44フレテキの人23/05/07(日) 13:25:51

>>27

ヤマムラ装備のゾロだ…！なんというしっくり感…！

まるで最初から【剣豪・ゾロ】というNPCの衣装であったかのようなしっくり感…！素晴らしい…！

>>38

『彼らの戦い』

再びのルフィとウソップのフェーズ。

今回は前回に引き続き登場のセニョール氏と麦わら達とは初顔合わせの『闘技場の英雄』ディアマンテさんの回。

不思議な縁か「ロー/Dr.トラファルガー」という共通の知人と話題に円滑に進む話。物語がウソップ視点なのがより読者視点では物語を理解するのに飲み込みやすいのでありがたいですね。

そしてディアマンテさんはドレスローザの賞金稼ぎ組合のボスなのか…ファミリーの頃の分業が今に活きている感じがして良きですな。

ローとチョッパーの奮戦を語る麦わら達をすっかり気に入ってるディアマンテさん。そしてドレスローザ組から語られる『神聖』な武闘大会の話や『キュロス』さんの名前。

武闘大会の観覧チケットを手に入れてウキウキの麦わら達。ルフィはどちらかといえばご飯に釣られた気配を感じなくもないですが、なんともらしいなと。…チケットに描かれた女性の髪と目の配色…何処かの誰かさんと似てますねぇ…

さてドレスローザ組とのお暇の時。

セニョール氏から渡されたのは…これは『M』の飲み薬か…？何気に重要アイテムをゲットする二人。そして薬の形状が判明しましたが…これ【白の丸薬】じゃねーですか！アレもしかしてドレスローザに蔓延る病って【獣の病】じゃなくて【灰血病】なのか…？病に対して一時的にしか効かないのも本家テキストと類似してますね。

しかし【灰血病】は【獣の病】蔓延の引き金になるもの…これはもう、残されてる時間はあまり無いのかもしれませんね…

…本家的には【白の丸薬】は毒を治癒するもの…ドレスローザの病は本当に『毒』なのか…？謎が謎を呼んでおります…

ウソップにローとチョッパーの捜索を頼むルフィ。

ウソップはすぐにローとチョッパーの気配を探り当てますが…これはタイミング的にはロー達がレベッカ&ヴィオラと合流した辺りかな？

そして何気にウソップが見聞色の覇気に目覚めてる…？そうか時間軸はredの後だもんね。納得です。

次回、ルフィとウソップはロー達と合流かな？ワクワクが止まりませんね！

素敵な物語をありがとうございます…！

45二次元好きの匿名さん23/05/07(日) 13:26:02

>>38

例え世界がどうなろうとも戦士は華やかな存在だなぁ、お昼の話だけど読んでいてお祭りの設営が進むハレの日の夕方の楽しさを感じました

ディアマンテがさらりと嘘をついたのがスマートなワルのかっこよさ…「誰でも知ってるさ。なにせ天下の七武海だからな」は何も嘘を言ってないのに真実じゃない塩梅が凄くいい

誇りに生きる幸いを理解できるウソップも間違いなく勇敢な海の戦士だよ

誰も知らない人の胸像がこっちでは誰もが知っている英雄像は本当に逐一感慨深くなる。原作でもキュロスが空想の人になって尚も伝説の戦士の部分はずっと残り続けていたね…

夢の中で悪魔の実の治療ってことは赤子が病んでいるのか…そりゃ呪うわ…ヤーナムやエレジアのような離れ離れパターンではなさそうだけど、ドンキホーテの女王様も病気の子を抱える母になってしまった…

人ではなくても血塗られていてもあんまりだ

セニョールありがとう！！いや、まただ…まだかつて旧市街を蝕んだ奇怪な病のあの丸薬とは限らない…まだ…

ルフィがいなくなった海兵へムッとしてたのが印象的、個人的にルフィはガープを手本にしたら正義へ妥協ができない性分に育ったから自分とヒーローを大きく分けて考えているんじゃないかと思うので…

引き上げた海兵って本当にみんな引き上げたのかな…？ドレスローザに住んで長い人もいるだろうし、なら気風に染まってもおかしくはないだろうし…

今この国で医療者は人の形をした希望なんだと託された信頼を実感できるお話をありがとうございました。続きも楽しみに待っています！

46フレテキの人23/05/07(日) 13:28:49

>>39

おぉ…！新作だ…！ありがとうございます…！

大切に語り継ぎます…！

道なき未知…言葉遊びのような無邪気なタイトルとは裏腹に、物語の中は不穏と不安が子供達を包み込んでいるかのようです…

自分の領域/夢だと思っていた場所が、そうではなかった。

目覚められない、帰れない。そう理解したウタの心に差した不安と恐怖は如何程ばかりのものだったでしょう。

そんな彼女に「できないことがわかった！」と笑い掛けるルフィ。

漠然とした不安を言語化する事。そして「できない」ものを「できない」と認知する事。「わからない」事が「わかった」という事は案外馬鹿に出来ない程重要な事なのではないかと思ってしまいます。そしてそれが人に安心感をもたらす事も。流石ルフィだ…

そろそろ「不思議タコ」が名称として定着しそうなメンダコロー、ジェスチャーで二人に提案をする。二人も知恵を合わせてジェスチャーを解読してローの意図を組もうとする姿がとても印象的。その後の雨樋を登って屋根に上に登るのも含めて少年少女の冒険譚って感じがとても素敵です。

そしてウタの肩に身体を寄せるローの姿に某電気ネズミみたいだな…と。

可愛いマスコットみたいな事して…！(※尚ローが最年長である)

「しろいまち」でも思いましたが音で索敵や相手の位置把握が出来るウタちゃん心強いな…！

屋根を伝って、塔を登って…塔のてっぺんから街を見下ろす。

ウタの判断力や街の全景を見てからの打開策の構築、行進に見つからないルートの策定は子供ながらに筋が通っていて、思わず舌を巻いてしまいます。ちらりとルフィから出たゴア王国の話も見逃せませんね。

ウタのこの夢の考察や夢から覚めるための方法の言語化も中々ですが、ちゃんとルフィが理解出来るように噛み砕いて今後の目標を伝えられるのって凄いと思うんですよ。流石お姉ちゃん…

夢から目覚める為に、夢の主を探す事。冒険再開。目標、人探し。

そんな二人と一人(一匹)の冒険はまだまだ続きそうです。

素敵な物語をありがとうございます…！

フレテキの人の余談。

前スレ終盤に出てきたホビ上の概念が凄く好きです…

個人的に何時ものサングラスしたカラミンゴ(ポケモン)のイメージですね。

勿論狩人兄上を模したお人形とかでもいいなぁと。

47二次元好きの匿名さん23/05/07(日) 14:30:25

>>39

ワンピのサブタイお馴染みの「～の冒険」シリーズが似合いそうな道なき道を行くこどもたち

不安の水風船の例えがルフィの持つ優しさを例えるのに的確で感動する…ルフィの優しさはそうだ、不安や恐怖を前にあまりにもちっぽけに感じた自分を「大事なものだった」と思い出させてくれる。心の引き止めがとても上手

雨は久しく降っていないだろうな、むしろ乾燥しているかもしれない。「嵐の中マストを登って帆を切り落とした」ワイルド！！ウタ、ワイルド！！

経験や語彙が細かく「遭難しちゃう」とか「大型ガレオン船一隻分のクルーか、それより少ない」とか、船育ちを見事に表していてウタの世界と言えば歌と夢だけど船と海の子でもあるんだな…

「望まなくたって溢れかえっているのが危険」はルフィもウタも今は大体忘れているけどローも、危険が死に直結したあの世界の子供の認識だね…小さくっても修羅場で死にもの狂いになって一つか二つ何かを覚えた経験がある

城壁に囲まれた安全な国は、海賊には縁のない場所…ウタの肩に移動する前に少し不安を宥めて勇気を貰ったのかな、そんなローの仕草のいじらしいこと…

続きのお話が読めて嬉しいです！！ありがとうございます！！

48二次元好きの匿名さん23/05/07(日) 14:49:56

>>19

真相は作者さんのみぞ知るやつだけど、兄上は自分が傷付くことへ値打ちがつくと確信したから心身の傷を厭わなくなっただけで普通にダメージは負ってると思うんだよね…

同時に自分は弟が望んでくれた秘匿になれてるんだなって、最期は炎の床へ身を付す秘匿へ変われた事実を喜ぼうとすると思う

どれも態度には出さないけど…

49二次元好きの匿名さん23/05/07(日) 15:06:27

ぬいのホビ上が上手に飛べないかちょっと滑空して飛距離を稼ぐ程度しかできなかったらおいたわしくてかわいいよね…
実際のフラミンゴも長めの助走をつけないと飛べない鳥だし

ぬいホビ上はきれいなフラミンゴピンクでも自然だけど白っぽく色褪せていてもいいぞ
実際のフラミンゴも子育てしてそ嚢から栄養を出して雛に与えている内に白く色褪せるそうなので…
雛が立派に巣立そうなのでぬい上も褪せている

50二次元好きの匿名さん23/05/07(日) 16:15:34

前スレの凪の上位者と狂い火の話で、ちょうどドレスローザの話をやってるから自らで目を潰すといえば藤虎だよなぁと
狂い火を受領した後もミケラの針を刺せば後戻りできる辺り、神人ミケラの賜物とはいえ狂い火という概念は褪せ人の意思や自我へ干渉はできないようなんだよね
始める時も自分で、後戻りするんでも自分で、なら一度はすべての心を焼き溶かしてしまおうと思ってから踏み止まる心理はやっぱり「あんた(ルフィ)の顔が見たい」と思った藤虎のそれに近いのかなと思った
凪バージョンの狂い火は愛情と救済による終わりの面があるからひょっとして知らない内に爆弾撤去できてたのかなって…
あれ修正前のテキストだと針は瞳に刺していたらしいし、色々考えちゃうね…

色とりどりの、小さな宝石で飾られている
かつて、大隊商として栄えた商人たちは
異教の疑いにより、一族郎党捕らえられ
地下深くに生き埋めとなった
そして彼らは、絶望の呪詛を唱え
狂い火を呼んだ
防具「放浪商人の帽子」

外なる神の干渉を退けるため
ミケラが紡ぎあげた無垢金の針のひとつ
狂い火を受領していても、それを鎮め
狂い火の王となる運命を回避できる
ただし、この針は未だ未完成であり
ファルム・アズラにあるという
時の狭間、嵐の中心でしか使用できない
「ミケラの針」

51二次元好きの匿名さん23/05/07(日) 16:23:01

そういえばランブルボールを食ったベポがスーロンになれていたってことはスーロンとゾオン系悪魔の実の波長は一致すると解釈しておかしくないよね…？
スーロン呪い説があったけど、呪いなら大昔のミンク族を呪った赤子の名残が反応してるんだろうか…

52クソ重SS作者23/05/07(日) 23:11:31

ホビホビのお話が出ていたので、唐突な孤児院の幕間をば。
鴉羽の彼女と孤児院の彼女。
時系列はだいたい頂上戦争~二年後くらいのイメージです。

「……久しぶり。そろそろこっちに来る気になった？」
「シュガー、私は、」
「忘れられるわけにはいかない？」
「それこそが、狩人狩りの在る意味だからね」
「そんな理由であいつに使い潰されてやるつもり？馬鹿じゃないの!?」
「おや、狩長殿もまたひどく嫌われたものだ」
「あいつが…オモチャにならないことを選んだ子たちをわざわざ狩りに来るような奴じゃなかったら、もう少しだけ好きになれたかもね」
「…そうか」
「なに笑ってるのよ」
「君が…私達のために流す涙を持つひとであることが、私は嬉しいんだ」
「……馬鹿よ、あんた本当に」
「君が私を孤児院に、君達の家族に迎えたいと言ってくれたこと、今でも感謝しているよ」
「終わったみたいに言わないで！なにが"穢れた血"よ!!あんたがいなくなるより前に、きっとローが治療法を見つけ出すんだから!!」
「ふふ、ああ、そうかもしれないな。彼は…優しく聡明で、なにより一途だから」

53二次元好きの匿名さん23/05/08(月) 07:25:44

ホビホビの効果は上位者になったロシナンテには効くのかな？

>>54

54二次元好きの匿名さん23/05/08(月) 08:40:09

>>53

この世界線におけるホビホビの原理によるかな？

でも、(少なくとも現状)夢にしか存在しないタイプの上位者に効くかどうかはけっこう微妙かも

あんだけ色々やって自らを悪夢の主としたミコラーシュの祈りすら、ついに脳の瞳を得るには至らなかった

神秘の一片とはいえ上位者からの借り物である秘儀を使って、人の身で上位者本体に干渉するのは非常に難しいというか、特定の条件や状況が必要な気がする

>>56

55二次元好きの匿名さん23/05/08(月) 11:53:18

旧医療教会派の謀反とかでヤーナムで孤児院がたち行かなくなったりしたら
ドフラミンゴがビッグマムに繋いで万国にシュガーと子供たち玩具諸々避難させられそう
前スレでシュガーにマザーモードでしか対応してないビッグマムってレスあったから率先して受け入れそうだなって思った

>>57

56二次元好きの匿名さん23/05/08(月) 14:01:30

>>54

やっぱりそこは赤い月が昇っている必要がありそうだし、触って一発おもちゃ化とはいかなさそうかなって

ホビホビってあれは世界へホビ化対象者がいない夢のレイヤーを回数分重ねて記憶と認識の削除をしているんじゃないかと思うから、夢に属する上位者はより古い世界のレイヤーを視ることができそう

だからホビホビの能力者は記憶で彼らを忘れていても身体は一番古い世界に留まり続けているんじゃないかな

仮にホビ上したとして、ロシナンテには兄が消えた世界と消える前の世界の両方が視えている

世界が孤児院のこどもたちを忘れてゆくほどおもちゃの夢は層を厚く深く入り組んで重なる

57二次元好きの匿名さん23/05/08(月) 14:23:58

追記

ホビホビの悪夢の最深部には大人のシュガーが眠っているのかもしれない

原作からしてホビホビは悪魔との取り引きって印象があるけどこの世界線でも有数の人の身には過ぎた力なんだろうな…

>>55

マムのところってモンドールがいるから効率は落ちるだろうけど天竜人の落とし子を集めて本に綴じて保護できるんだよね

ホビホビと違って生ける標本化だから死ぬよりどっちがマシかって話になってしまうけど、シュガーはローをめちゃくちゃ当てにして信じているからマムに頼み込みそうかな

58二次元好きの匿名さん23/05/08(月) 15:47:15

今回の幕間でよりイメージ強くなったことで、何を血迷っているんだと思うけど結構前から兄上ってアンナリーゼ様に似てる気がしてる
感情がめちゃくちゃになって文章もめちゃくちゃで恐縮なんですが、兄上がしてるのは死の尊重なんだよね。死を選ぶ相手の人生の尊重でもある
だから一回ヤーナムや孤児院につれてきて安らかな生の可能性を明示してから判断させているし、例えその選択が過ちでも肯定する
正しさを追求する上では絶対に強制的におもちゃにした方が正しいんだけど、兄上は心が先に死ぬ体験を幼くして三度もしてるから無根拠に再び蘇れるなんて言えない…
それに遺志を継いでその果てに生かされている月の血族にとって忘却は惨いことであるし、この辺の感覚が馴染んだ子は忘れられて生きるって選べないと思う
遺志の連続性を手放してしまうのは遺志が無駄死にしたことになってしまう
兄上は原作から無駄死にはだめだって人だし…

そういう正の反対が悪じゃなくて「過ち」であるものに肯定をくれるのがとてもアンナリーゼ様に似ているし、同じ月の血族の遺伝子が賛美にしろ憎悪にしろ行き着く心の場所なんだろうな
兄上が知ったらまた我が身を呪ってしまうんだろうけど、凪の夢の"兄上"が王冠を戴いたり覇王色を持って生まれたことに今とても納得してる
兄上の血は兄上を王だと規定している

孤児院で狩りを終えた兄上はできるだけ早めに眠るロシナンテへ血の遺志を捧げに行くんじゃないだろうか
その遺志がせめて凪の夢に届くように

59二次元好きの匿名さん23/05/08(月) 16:40:59

兄上は原作のローをローとわからないとして、原作の自分が弟殺している事実へ無関心ではいられないと思うんだよね
自分に弟殺しの可能性が僅かでもあるなら思い悩みそうだし、ローも殺しかけたと知ったら久しぶりに悪夢で眠れなくなるかもしれない
ロシナンテの言を借りずに原作ローと兄上の知るローが結び付くなら弟殺しの自分を討ってくれたことにじゃないかな

もし仮に兄上が弟殺しをするならローが死んだけど何か奇跡でロシナンテだけは助かって、でも魂が死んでたんだろうし
何も守れなかったどころか壊すしかできなかった兄上は多分雑に世界を焼きつくして人類種の天敵になって死ぬ

60二次元好きの匿名さん23/05/08(月) 17:23:45

最終章入ってから一話ごとに世界が粉砕骨折してるけど、ヤーナムはどれだけ脅かされても元の因習深く時代に取り残された国に戻るだけって最低の最低保証はありそうなんだよね…
何せ生ける神のコラさんはまだ危ないところあるけど、死せる神のヤーナムとメルゴーの眠りを妨げることがどれだけやばいかは世界政府のお墨付きだし、まさに守り神
焼かれるよりも手足をもがれてまた時代の彼方に忘れされらる末路になりそう

61二次元好きの匿名さん23/05/08(月) 18:12:07

旧医療教会派とかが兄上の追い出しに成功してしまったとか、ドフラミンゴが世論に敗れた後の世界でその名は悪魔として伝えられるんじゃないかな
例えば牛頭の悪魔「モロク」なんだけど、別名を「涙の国の君主」「母親の涙と子供達の血に塗れた魔王」と呼ばれてとても残忍な人身供犠を行う邪悪な存在だったと伝えられる反面、敵対民族のプロパガンダで相当盛られてる説なんかもあって
当時は敵の国の神は悪魔として徹底的に貶められたから一定の信憑性はあると思うんだけど、兄上もありとあらゆる悪を盛られそうだ

七武海撤廃√も原作通りなら免責されていた過去の罪を掲げて海軍は追いかけてくるし、確かにこれは世界に絶望する

62クソ重SS作者23/05/08(月) 21:38:09

ヤーナム編も近付いてきたので、本編ではあまり語られなさそうなクソ重世界線における新ヤーナムの組織構造について投げさせていただきます。
比較的他の世界線でも使えそうなネタかも…？

まず、加盟国としての新ヤーナムの内政・外交の舵取りをしているのはデュラですが、組織が出来上がって以降あまり医療教会の方針には口出しをしていません。
医療教会の取りまとめはドフラミンゴということになっているものの、本人の意向により基本的に海賊相手の窓口と狩人組織の長としての役割しか持っておらず、3つの組織が押し合いへし合い方針をまとめている形になっています。

組織その1、狩人。
読んで字のごとく拝領を行った狩人たちの集まり。長を務めるのはドフラミンゴ。
主な職務は獣と化した月の血族の末裔たちを狩ること。
各種工房もここに含まれ、使い勝手の良い狩り道具及び秘儀の開発や、実戦での運用も行っている。

組織その2、聖歌隊。
かつてと同じく月の血族出身高啓蒙勢からなる神秘の探求者。長を務めるのはシュガー。
シュガー本人を除き孤児院出身のオモチャたちによって構成されており、まさに血のなき者として高次元暗黒に輝ける星の徴を探している。
啓蒙に裏打ちされたその思想のために、狩人たちにはちょっと白い目を向けている。

組織その3、医療者。
凪の血を扱い獣の病の根絶を掲げる医療者たち。長を務めるのはロー。
海賊団時代から集めに集めた医者とごくごく少数の旧教会の生き残りによって構成されており、拝領を含む世界最高峰の医療を提供している。
治験の関係から狩人、聖歌隊の両組織と繋がりが強く、間に入って仲をなんとか取り持っている。

狩人、聖歌隊の長同士は啓蒙に支えられたそれぞれの思想の確たる所をお互い認めている部分がありますが、旧メンシスと聖歌隊並みに哲学が違うため方向性は平行線です。
ドフラミンゴから見たシュガーが"神秘のおぞましさを知りながら平気で秘匿の泥に頭から突っ込むイカレ女"、シュガーから見たドフラミンゴが"たまたま大人しくしてるだけの狂信系テロリスト予備軍"という、「まあ…うん…そうだね…」という評となっております。
間に挟まれたローはどちらとも仲が良好で、もうちょっと歩み寄ってくれと思いながらも、あらゆる点が障害になることを理解しているためバランス取りに終始しています。

>>72

63クソ重SS作者23/05/08(月) 22:52:26

余談

弊世界線のローは残り二つの組織に挟まれつつも、ヤーナムにおける医療者、特に己の重要性と優位性をしっかりと理解しているため、かなり図太くちゃっかり各組織の研究成果を引き抜いたり治療に少しでも必要な研究を上乗せで割り振ったり欲しい血を持つ種族を買い取る資金を持ち出したりしています。
やたらと啓蒙が高くお互いに話が通じるドフラミンゴとシュガーを見ながら、「なんでこれでおれを挟んでやり取りしたがるんだ」と思いつつ、啓蒙的真実への理解について認め合う部分が二人の根底にあることを知っているので思想が平行線でも特に悲観も心配もせずに振り回されてやっているとかいないとか。

64二次元好きの匿名さん23/05/09(火) 09:30:09

>>37

兄上にとっての瞳なんだろうなぁ

>>65

65クソ重SS作者23/05/09(火) 09:50:00

>>64

！！！！！(啓蒙を獲得する音)

ありがとうございます……ありがとうございます……!!

ブラボにおいて瞳は啓蒙的真実を映すものとして現れますが、産まれながら高次元暗黒に近しいドフラミンゴにとっての瞳が啓蒙値の低い彼らであるという表現は…素晴らしい…。

またひとつかしこくなりました…。

まさしく己の触れ得ぬ次元への窓だ…。

>>74

66クソ重SS作者23/05/09(火) 20:28:14

ドレスローザ編その9。

同情なんかで命懸けるか！

敵対者「処置は終わったぞ」
「ロー！さっきの人、どうなったんだ!?」
「あの症状は"ありふれた"気の狂いだ…。手持ちの鎮静剤を処方しておいた。あとは安静にさえしていればすぐに治る」
「いや気が狂うのにありふれたも何もねえだろ」
「でも治ったんだよね!?……よかった…ありがとう、ロー…!!」
「"あの"鎮静剤をローが持っててよかった。あれを今から作るのは大変だから…」
見聞色で見えたイヤな気配に向かったおれたちは、今なんと王宮の、それも王女様の部屋の前に皆して立っていた。
しかしまさか、ローたちの向かう先が王宮だとは思わなかったぜ。あの気配の中心にいた王女様はなんでも能力を使っておかしくなっちまったって話らしいが、ウタのことといい、悪魔の実の能力ってヤツはやっぱちょっとやべえモンなんじゃねえのか。
東の海の航海でもう、ルフィの腕がのびるのなんて当たり前に思うようになってた。生まれ育ったあの村に続く坂道で、おれはあんなに度肝を抜かれたってのに。
今は仲間にも能力者が増えて、色んな奴らと出会って感覚が麻痺しちまってたが、よく考えりゃあなんであんな力が使えんのかすらおれは知らねえんだ。
「ヴィオラを救ってくれたこと…王と…telegra.ph

>>67 >>68 >>69 >>92 >>116

67二次元好きの匿名さん23/05/09(火) 21:58:07

新作乙です

この世界のカイドウ氏はどうなってるんでしょうね……

天竜人に原作以上の複雑な感情抱いてそう

68二次元好きの匿名さん23/05/09(火) 23:10:45

ここで登場するのかー！ビックリした

本編だと何かとローと因縁深かったけどこの世界戦だとどういう経歴を辿ったんだろう…

69クソ重SS作者23/05/10(水) 09:44:41

ちょっとだけ補足をば。

彼が登場した時点で最早赤目に関してはネタバレもクソも無い気もしつつ、今は説明を避けておきます。

・"あの"鎮静剤

ビルゲンワース発祥の飲み薬。気を鎮める効果がある。

神秘の研究者にとって、気の狂いはありふれた症状であり

濃厚な人血の類は、そうした気の乱れを鎮めてくれる

それはやがて、血の医療へと繋がる萌芽であった

(鎮静剤テキスト)

ローはドフラミンゴのためにこの薬を常に持ち歩いている。

ドフラミンゴ本人はこの鎮静剤をひどく嫌っているが、精神の乱れをローに察知され次第問答無用で飲まされている。

啓蒙値が高いと発狂耐性も低いのが世の常。

身に宿る血のもたらす神秘への耐性により狂いきることはないのだが、啓蒙低めのコラさんと比較されると色々厳しい。

>>70

70二次元好きの匿名さん23/05/10(水) 11:07:16

>>69

お薬嫌がってローに強制おくすりのめたねされる兄上は字面が面白いんだけどおいたわしいな…？

人血が仄かに甘いと感じることを突き付けられるのが嫌いなのか、狂気から立ち返った時に発狂の熱が恋しいと思ってしまうのが辛いのか

そういえばこの「濃厚な人血」の濃厚って何がなんだろうね？

現実には赤血球の過剰な増加による「多血症」って病気があって、とりわけ「真性多血症」は遺伝子異常で赤血球の増殖を抑制できないんだそうで

相対的に見て正常な血より病んだ血の方が希少ではあるし、それを尊んで飲むとかありそうだよなぁって

71二次元好きの匿名さん23/05/10(水) 11:19:48

今週の本誌ネタ
バキーは決別の場面で重要な「この腰抜けが！！」をシャンクスが覚えてすらいないのは元々シャンクスって何故か自分が馬鹿にされる分には妙に鈍感で我慢しちゃう性質で、この世界線なら自分の正体を思えば早くに侮辱に慣れる必要があったのかなと…
ルーツが天竜人なら嫌でも忌み者としての自分を受け入れなければならなくて、シャンクスなりの処世術だったのかもしれない

72二次元好きの匿名さん23/05/10(水) 11:55:17

>>62

兄上とシュガーが不倶戴天の敵同士ながらに協力できるのって根底の価値観に「家族が愛されない世界なんかぶっ壊れちまえ」があって、根っこが似た者同士だからもあると思うんだよね…

でも実に新ヤーナムは健全でいいなと思った。新ヤーナムは呉越同舟ながら嫌ったり憎んだりしてもその枕詞に「穢れだから」とかなんとかつけずに個人と個人が人として「こいつ合わねぇな…」と中指立てる自由があって、対等に見ているんだなって

敵を持つ自由は時に信仰の自由より得難いものだ

>>75

73二次元好きの匿名さん23/05/10(水) 13:21:41

この世界線のカイドウの掲げる暴力の世界って鱗のない竜たちが生を謳歌していた原始回帰の要素も含まれていそう
その時代を見たことがないカイドウにとってそれは新時代に他ならないし、同じ超古代に栄えた神の種族の末裔はカイドウにとっての八咫烏だったんじゃないかな
その前提で考えると主力がゾオン系古代種で更に上が幻獣種、自分は青龍なのが示唆的な運命を感じる

暴力の世界は戦士が報われる世界でもあると思うから月の血族が生き残れる世界でもあるんだよね

74二次元好きの匿名さん23/05/10(水) 14:00:33

>>65

作者さんの考察を参考に、ブラボにおける啓蒙は「Insight」だけど逆になんであえて「啓蒙」って字が当てられたのかに立ち返ると、世界の実態を捉えることって何かへ導き諭されているからで、プレイヤー狩人様は蒙を啓かれて(導き諭されて)三つの内どれかのエンディングに到達しているのかなって

なんで今啓蒙の話をしたかと言うと、兄上が啓蒙低い三人を「瞳」にしているのは感銘を受けているんだろうなって

斯くありたい、人として斯くありたいと思う相手、子供が大人の背中を見て手本にするように仲間の背中を追いかけているのは兄上も同じなのかも

三人とも兄上が振り向かず遠くへいってしまうイメージを共通して持っているけど、小さい兄上が後ろにいるのかも

この血の繋がり以外に薫陶を受けるようになったきっかけには自分のために音もなく死んだあの魚人の老奴隷の存在がある気がする

75クソ重SS作者23/05/10(水) 15:11:10

>>72氏の"「こいつ合わねぇな…」と中指立てる自由"という表現が状況を非常に素敵に端的に表していてとてもニッコリしております。

知覚と認識の問題からローをいつまでもガキ扱いしているドフラミンゴが、現実においてはいつまでも子どもの姿であるはずのシュガーを対等な相手として見ているのはちょっと面白いなと思っていたり。

お互いの思想への解像度は妙に高いので、有事の際にはかなりのやり取りを省いてノールック連携が取れそうな二人です。

>>37で言及していたヴェルゴ、ロー、デュラは、うち二人が元"コラソン"ということもあり、ドフラミンゴが自身と一般的な世界との橋渡し役として隣に置いている存在だと想定しております。

彼らには、ドフラミンゴの世界を否定しないが狂気に呑まれず常に"マトモ"な側から発言し、いざとなれば己に獣狩りの銃を突きつけられる誠実さがあり、様々ものをかけて相手に寄り添うことが出来る性分という共通点があると考えております。

上記の傾向については、ドフラミンゴにとっての特殊枠であるロシナンテにも似た面が見受けられますね。

次点を選ぶならモネかなと思うのですが、彼女はドフラミンゴの意向に付き従う傾向がより強いイメージなので、この立ち位置に置くにはちょっと惜しいかなと。

>>76

76二次元好きの匿名さん23/05/10(水) 15:35:10

>>75

モネが不適格はわかる。歪んではいても母性や庇護欲が強くてコラソンにもなれない人だなとも思う

モネは獣になった兄上をそ哀れんで殺せなくなってしまう人だと思うので…昔のデュラみたいに…

獣のまま生かすことが兄上の尊厳を最も辱しめる行為でも

獣狩りの銃を向けるって向ける側も相手を獣と見なすことに他ならないんだよね

モネ関係で他に思うことで、シュガーとモネは意外と普通に姉妹やってると思うんですが狩長の話題には意図的に触れないで生活してそうだなと思いました

お互い「そこ触ったら戦争だろうが…！！」って一線や見えてる地雷なら変に和解を模索するよりなかったことにしてそう

77二次元好きの匿名さん23/05/10(水) 15:40:42

追記
相容れないんなら可能な距離で無視し合う共存もあるんじゃないかなって
部分的に仲良く、部分的に片目を瞑って暮らす
普通の家族って割とそういうところあるし

78クソ重SS作者23/05/10(水) 16:45:48

いつかどこかの幕間。
ヤーナムのとある夜。

「シュガー、てめェの試し撃ちに付き合ってやるよ」
「ああ…あんたの魚人コレクションがピンチなわけね」
「やらねェなら置いてくぞ」
「誰もそんなこと言ってないでしょ。で、何分で蹴散らせばいいワケ？」
「おれがてめェの手を何分も借りると思うか？」
「じゃあ2秒」
「担当分は一撃で決めろよ」
「当然」

「今夜も仲良しね」
「二人の前で言うなよ、モネ」
「ええもちろん」
「…シュガーが心配か？」
「いいえ？狩長が一緒だもの。ロー、あなたは二人が心配？」
「まさか」

79二次元好きの匿名さん23/05/10(水) 16:54:33

過去スレで海/闇/月の各勢力ごとに√とエンディングがあったら？ってやつ、仮にヤーナム内で聖歌隊の勝利エンドがあったら沙◯の歌の開花エンドみたいになりそう
世界中の認識を改変して家族が住みよく嫌われない世界にする
ホビホビはシュガーの認識も改変されるのがポイントだと思うんだよね
世界は誰独り残らず昨日終わったことに気付かないまま新生した世界が続いてゆく
一説では成長の機会そのものを敵ごと忘却してしまうホビホビは最も覚醒させるのが難しい能力なんじゃないかと聞いたことがあるんだけど、覚醒ホビホビならできるかもなって

ローの仲立ちや希望がなくなったら多分やる
永遠の子供であるシュガーの中には新鮮な状態で詰め込まれた新鮮な怒りが常に燻っているんだ…

80二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 00:21:08

そういや前スレで出てた月の血族生き壺概念だけど、彼らにはその気になれば遺志を継ぐ形以外にも誰にでも「お前船乗れ」できるシステムがあるんだった…
その熱い血を賜り竜の末座に加えられることが、ある種の戦士にとって誉である時代もあったんだろうか

>>81 >>82 >>104

81二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 08:54:56

>>80

自レス

というか月の血族の社会構造的に

一般戦士→血族騎士→血の女王(トゥメルの王)→赤子上位者

って流れで遺志が継がれていくから、ﾌﾈﾉｯﾀ人々は最終的に濃縮された想いに感応し産まれた夢に辿り着くことになるのかな？

竜たちの内のみならず、呪われていない夢の中にも戦士たちがその誇りを悠久に掲げるヴァルハラがあったのかなって…

狼と戦と饗宴の夢。

…それにしても要素から漂ってくるカインハースト臭がすごい

>>85

82二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 12:02:41

>>80

これってもしかしてステリーやヨークの「天竜人になりたい」の原型なんじゃないか…？

天竜人は"なれるもの"であると空白の百年を経て尚『拝領』の概念だけが独り歩きして八百年誰一人本当に天へ召し上げてもらえた存在なんかいなくても語られ続けているのかもしれない

始めに"してもらえた"事実があったからさ

話題は変わるけどアステカの歴史に「トラウィコレ」という敵国の英雄がいて、ある時この英雄は不覚を取ってアステカの捕虜になったんだけど当時捕虜は神へ生贄に捧げられる決まりだったのをあまりにトラウィコレが強く名高かったから王が「死なせるのはおしい、自由を与えたい」といったんだよね

でもトラウィコレは捕虜になったのも生贄になることも神のご意志であると、生贄の名誉を賜りたがった

王はとても悩んで財産を与えて故郷に帰してもいいとまで言ったけど決心は変わらず伝統に則った盛大な儀式でもって天へ送られたそうで、竜の末座へ加わる栄誉と並べても遺志として召される誉を選ぶ戦士はいただろうなって

そこは月の血族がわかってあげる側だったんじゃないかな…一つの慈悲の形として…

>>83

83二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 12:21:23

>>82

圧倒的戦の神エルバフの"高き言葉"感

それはそうと戦士の選択に対峙するならば、血族の騎士たちの心情は「背中の傷は剣士の恥だ」に対する「見事」であったんじゃないかと個人的には思ったり。

哀れな罹患者に対する狩りなどではなく、戦いに生きる者たちの覚悟と誇りに対して取りうる敬意の形。

総てを賭して戦場に在る彼らに、情けや憐みなど必要なかったんじゃないだろうか。

マギー。俺はお前を救ってやりたかった

でもそれは、俺の思いあがりだった

好きなように生きて、好きなように死ぬ。誰のためでもなく

それが、俺らのやり方だったな

ここが！　この戦場が、私の魂の場所よ！

>>84 >>85

84二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 12:38:04

>>83

畜生ワンピースに折角めちゃめちゃ良い台詞があったのに引用を怠るなど…！

止まれねェのさ

100年も前の話だが…戦いを"始めちまった"…

いったん始めた戦いから逃げることは

戦士という名からも逃げることだ

戦士でなくなれば

おれは　おれでなくなるのだ

85二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 12:56:47

>>83

確かにそれもそうだな

それを表現する適切な言葉が自分の語彙だとどうしても見つからないんだけど戦士たちの古竜信仰なんだから言葉じゃないやつだなこれ…強いていうなら『熱』としか表現できないやつ…

まるで対局の概念なのにロシナンテの『凪』のカレルも無音の表音だった

まさしくこれは双方祝福だと思うんだけど、なら血の遺志の世界を知覚できなくなるって「瞳が褪せた」なのでは…？

血族と遺志の最終到達地点、約束の地が>>81の血の赤子の夢だとするなら、本当の聖地はマリージョアじゃなくて未だ産まれない赤子の夢に、約束として存在していたのかなって

幼いロシーが天使の概念と兄上を近いものだと感じていた理由も分かる

天使って人を守る時にその人の選択が悪だったとしても自由意思を尊重するそうで、でも善へ向かう霊感を吹き込んで見守っているらしい

ここに壺男の傀儡のテキストを感じるんだ…

「お前はまだ、中身には早い、励むことだ。

そうすれば、いつかお前を迎えに行く」

約束こそが未熟な戦士へ授けられる戦士たれって霊感だったのかなとね…

きっと血の赤子の夢にも狩人の夢に咲いていたベツレヘムの星がたくさん咲いてるんだろうな

戦士たちの遺志により紡ぎ上げられた大きな祝福の夢ならこれ以上ない大輪の花束になる

>>86

86二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 13:23:08

>>85

エルデ王の鎧

最初のエルデの王、ゴッドフレイの胴鎧

黄金樹の始まりは、戦と共にあり

ゴッドフレイは戦場の王であった

巨人戦争、嵐の王との一騎打ち…

そして、好敵手がいなくなった時

王の瞳は色褪せたという

現在の聖地の皆さんは秘匿の下で、瞳が褪せたことすら忘れて血を腐らせてしまったのだろうか

87二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 13:28:26

だから血の濃い薄いに関係なく新聖歌隊や孤児院の子供たちの件は早めになんとかしてやらないといけないんだろうな
ホビホビ対処療法で病の心配は先送りにできるけど眠れないオモチャに夢は見れない
これって通常人類が考えているより血族にとってずっも大きな欠損を抱えたことになるんじゃないかな
例えるならサンジから味覚を奪って「それでもサンジ頑張って料理を作ります」って状況に近いと思う

88二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 14:00:57

カードゲームのフレーバーテキストは秀逸なものがたくさんあるけどマジック:ザ・ギャザリングのこれは古代の月の血族や戦士の価値観だ思ったやつと、フロムっぽいなと思ったやつ

『飛翔』
お前には、空を飛ぶために両手を諦める覚悟があるか？
鳥はこの交換を承知したのだ。
――― 一千の問い

『肉貪り』
彼のねじくれた精神はこう結論づけた。
自分の体を作るのは食べた物である。
自分は人間であり続けたい。ならば…

89クソ重SS作者23/05/11(木) 23:47:13

ズレた世界線ネタで、ヘンテコな分岐として「コラさんがヤバいクスリの常習者である可能性をローがドフラミンゴに意図せずチクッてしまった世界線」というのが頭の隅をかすめていきました。
まさか本人が使用しているとは思っていなかったトレーボルがとばっちりで危うくサイコロステーキにされかける気の毒な√になりそうです。
しかし明確に本人の意志で手を出す快楽が存在するとドフラミンゴに判断されるため、ロシナンテを困惑させる方向に話が進む可能性も…？

>>91 >>94

90二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 09:27:40

戦士の誉れの生き方の話
ウソップもだけどゾロも心で理解してそう

91二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 10:32:42

>>89

おくすりは手っ取り早く気持ちよくなれるから此の世の全てに興味がない弟が手を出す理由も理解できて「弟がヤクで廃人になっても最期まで介護して見捨てない」誓いと備えをする兄上になりそう

ここで新情報として誰かが「じゃあたまにガキを拐ってるのも！？」とか実は知ってて言い出すと「弟は殺しとヤクとガキを拐って帰らぬガキにするのが趣味」という終わった情報に集約する可能性まである

兄上はどうするかな…幼少期の迫害で患った歪んだ希死念慮を当時の自分達に近い年頃の子供にぶつけて発散しているのでは？と考えて悩み抜いた末に好きにしていい用のガキを定期購入してやるかもしれないな…

何か変化があったらすぐ分かるアジト内でやらせるかロー他面倒見てるガキどもの情操教育のために外に家買うか頭抱えてそう

>>97

92二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 11:50:43

執筆お疲れ様です…いつもありがとうございます

ウソップがすっかり変わり果てた己の中の常識を自覚しているけど、そう考えると東の海は秘匿がごく自然に徹底されて誰もが常識を疑わない完成された楽園だったのかな

そこへ他ならぬロジャーを連れ込んで一緒に海賊王の熱を言葉として全世界へ放たれた構図は、なんというか、空気感染的…

よかれと思っていらんことして破滅するのは人の愚かの最たるものだよね…五老星って確か啓蒙低いんだったな…

そういえばフレバンスは建物のみならず動植物も白く染まっていたんだったな…水質汚染による中毒か、症状といい飛び出した百獣海賊団飛び六方といいこれ赤目と変若の澱だ…？

「獣の如き力と、斬られようが突かれようが、死に難い体を得るものがございます」と、澱みとは下に下に沈澱するものだし…変若水は夜之食国（ヨルノオスクニ)におわす月読尊のものだ。月の赤子の澱とでもいうのか…強制神食み…強制聖餐…

ならドレスローザの末路は精気に餓えた宮の貴族のような成れの果てが彷徨うとこしえの仙境なのかな

たいへんわかりやすいローの予想通りなら遅くなるほど今度は不死の「蟲憑き」が発生しそうだし…それを狙ってる？

白い丸薬は体内の蟲に効いている説もあったな…

ドレークがいるのも納得、最低なんだあいつ！！は定期的に尻を蹴らないと情熱的な美人揃いのドレスローザじゃ一生変顔してそうだし、でも折角潜入したのにワノ国から離れてしまってよかったのか…？

誰かがドレスローザの方が優先度が高いって裏で指示してるとかかな？センゴクさんとか

いきなり不意打ちしない辺りに葛藤を感じる

生の蛇柿

柿の様に赤く染まった、ぬしの白蛇の心包

ぬしとは、土地神

心包とは、神たる御魂を宿す臓である

姿かたちこそ柿によく似るが、蛇柿は、赤く実った神の臓だ

神を食らうなど、人の身にとっては毒となろう

京の水

杯に注がれた、宮の貴族が嗜む御神水

源の宮に輿入れした者たちは、まずはこれを頂戴する

宮の貴族の嗜みぞ、さあさ、ぐぐいと召し上がるが良い

93二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 12:53:04

そこへ至る紆余曲折は省くとして兄上が万が一捕縛されてインペルダウンに収監されたら原作のように新聞読んでてくれなさそうだ…
普通にレベル6に収監として周囲は歴史から消されるレベルの犯罪者揃いとか煩すぎて早晩気が狂いそうだし早くに脱獄しそう
生きたまま埋葬される方がマシなレベルかもしれない

94二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 13:26:02

>>89

クスリの常習疑惑って何スレ目に出てきたっけ？

>>95

95二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 13:38:21

>>94

【クロス注意】ここだけコラソンがローを治すためにヤーナムに行った世界線 part12｜あにまん掲示板画像は初代スレ主からお借りしています。bbs.animanch.com

これの79の幕間

トレーボルも根っからのアウトロー故にヤク使用への抵抗が薄くてたまには息抜きしてんだろ程度に思ってたら想定を遥かに越えてた大事故(実態は違うけど)

>>96 >>99

96二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 13:56:34

>>95

回答が早い！ありがとう!!

読み返してみるとこの辺りのアンジャッシュ具合面白いな

当人たちの精神面はたいそうお労しいのに

97二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 15:36:02

>>91

集約した情報が終わり過ぎで草

兄上が矯正の方向に行くか放任するかでそれなりに大きな√分岐が起きそうだ

ヤクに暴力ときたら女はどうだって話には…ならなそうだな…幹部の誰かが提案したとしても、血の問題でドフラミンゴチェックを突破できないか…

子供も女も実際斡旋されたらコラさんが心底困りそう

>>106

98二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 22:51:59

鯖落ちが怖いので早めに保守

99クソ重SS作者23/05/12(金) 23:07:06

>>95

クスリ常習疑惑の幕間出したのってもうそんな前だったんですね…時が経つのは早い…補足ありがとうございます。

獣の病を治療する前に脳が物理的に破壊されるとお話にならないので、おくすりの使用がバレるとドフラミンゴの医学知識を総動員した更生プログラムに強制参加させられることになりそうです。

ロシナンテ側は兄も同じこと(遺志により意識を保つ)ができるし普通に利用してるだろうという考えから出発するため、下手をするとかなり話が進むまでアンジャッシュに気付けない可能性も…？

そしてガキを帰らぬガキにしている疑惑が盛られている…！

弊世界線のドフラミンゴは理知的で器用な面が強い想定ですが、弟とは原作以上に距離が遠すぎて割とロシナンテに宇宙を背負わせるタイプの対応をしてしまう時がある気がしております。

事の発端となってしまったローは…「知らなかったのかよドフラミンゴ…」と頭を抱えてそうだ…。

100スレ主(クソ重SS作者)23/05/13(土) 08:32:09

自分でも最早どの幕間がどのスレにあったか全く思い出せないので、こうしてネタとして引っ張り出すことがあるならテレグラフ文章まとめで見られるようにしておいたほうがいいですかね？
幕間・おまけまとめとして別の目次を取る感じで。
特に需要がなければ今まで通りなんとなく投下させていただきます。

また、現在テレグラフ文章まとめは基本的に過去スレに上がったものをそのままペタペタ貼る形式になっております。
ここは分けてほしい、まとめてほしいなどご意見ございましたらご指摘いただけますと幸いです！

そして我侭を承知で言えば…もっと人様のSSやフレーバーテキストが…見たい…!!
普段二次創作を書かない人間の自家発電にはどうしても限界があるのだ…。

>>103

101二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 10:05:37

宇宙兄弟？

102二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 14:59:05

このレスは削除されています

103102は誤字で削除23/05/13(土) 15:01:27

>>100

あったら嬉しいけど数が数なのであまり負担になりたくなさもあり…

思い付いたから投下って気軽さが損なわれない程度に…

幕間の中ではpart9の166のローレンスが未だ珀鉛の真実を知らないフレバンスを訪れてクローバー博士と親交があったと分かるやつが好きです

同じスレの169で今後のストーリーチャートがあったり旧いドレスローザの考察があったり、振り返ると重要回だ…！

104二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 15:38:14

パッと思い浮かばなくて悔しいんだけど、血族が戦士を末座に加える(>>80)行為をワンピースの文脈で読み解くなら親子杯とか兄弟杯のそれなのでは？

誓盃（せいばい）儀礼ってやつ、ワンピだと省略されてるけど本来の伝統に則った儀礼では天照大御神や八幡様とかの力添えを祈願する信仰に縁深いものだし

同じ夢を追う兄弟になりたいってそういう感情なんじゃないだろうか

105二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 16:34:54

『鯉の赤目玉』
水生村の池の底に棲む鯉
その赤い目玉二つ
目だけ赤い鯉は「ぬし」の成りそこないだ
鱗が足りぬ半端者。その身は錦に染まらぬが
目玉は赤く、常しえに朽ちぬ

ワノ国と葦の地要素が出てきそうなのでこれも不死と鱗だったなと
ぬしが土地神でその成り損ないなら経立(ふったち)なのか蛭子なのか
名のある妖怪や神になれてない化けたものは十把一絡げに経立といって鶏や魚がなったりもするらしいね

106二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 16:52:45

>>97

幹部の中で比較的真っ当な選択肢の女を提案しそうなのはディアマンテかピーカだと思うんだけど、ここに至るまで兄上の血の事情で男所帯にしちゃ下世話な話をしたことなくて全員頭らんらんしてそう

まず薬を抜こうと禁断症状に(よる周囲への被害)に備えて一人隔離されるロシナンテになりそうだし、その間に上手いこと会話してほしい…

コラさん視点だと突然監禁拘束されるの図

>>107

107二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 17:57:19

>>106

あのメンツで集まって、女の話を出した途端なんとも言えない空気が漂うのはだいぶシュールだな…

兄上があんまり役に立たなそうだから舵取りは任せたぞディアマンテ！

ピーカはちょっとパリピ度が足りぬ(偏見)

一方またしても何も知らないロシナンテ(監禁拘束中)

下手すると拘束されて筆談すらできない無言の弟に懇々と説教をくらわせる兄上という、こっちも相当シュールな画になってしまうのでは？

108二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 18:34:44

誤解が解けた後もお薬の副作用だけ使って気配遮断とかいうどこの暗殺教団で育ったんですか？技能が発覚したら発覚したでまた変な誤解が生まれそう　育ちに

109二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 20:16:42

ファミリー視点だと単騎での武器種なんでもあり＋モツ抜き＋皆〇し戦法かネズミ・刺客の炙り出し＋始末しか見たことがないから育ちに関してはもうお察し状態かもしれない
ただ、副作用の利用が情報として入ってくると「荒んだ生活の末人間性を失った」から「誰かがこの生き方を教え込んだ」に認識が変わってドフラミンゴの憎しみゲージがまた積まれるかもしれない…

>>111 >>127

110クソ重SS作者23/05/13(土) 23:08:48

おまけと幕間は…ぼちぼち遡りながらまとめさせていただきます…！

いくつ書いたか覚えていませんが、もうそれなりに数がありそうですね。

そしてドレスローザ編をぶった切って、唐突に時計塔のマリア戦を書いてしまいました。

月の血の狩人、ドンキホーテ・ロシナンテと、彼がその血で手にしたもの。

時計塔のマリアああ、ああ。
腹の底から体が灼けつく。背筋を熱が走る。
高速にのった斬撃に、炎を上げる血を跳ね返す二枚刃が煌いた。
初めのうち勝っていたリーチは、酔いを醒ますほど甘く熱い血を纏う斬撃にひっくり返された。連撃の途中に武器の変形を行う手つきは美しく洗練されて、暗い夜を見慣れた両目を焼く、赤い光の中からおれを追う。
相手は一人。おれも一人。
その内から、戦いに騒ぐ遺志のうねりが、彼方の声が腕を、脚を、おれたち狩人の業のすべてを突き動かしている。
秘匿に沈んでいた灰の瞳が血の残り火に燃え上がるその瞬間を、おれは見た。
おれたちの血の病、遺志を力に変える度強くなる、脳が痺れるような珀鉛の匂い、白い月を湛えるあのカインハーストで知った、赤子を求める血族の有様。
大義に酔った哀しい英雄、実験棟の海を宿す患者たち、失敗作の名で呼ばれる、神秘の"どん詰まり"、死の向こう側に隠された、悪夢の秘密。
おれも、彼女も、知っている。
あらゆることが、今、ここで、おれたちの間では何の意味も持たないことを。

鴉羽の外套が半ばから焼き切れ、撃ち込まれた水銀弾すらも融かして血が燃える。
互いに居合の構えを取った。"いつものおれ"じゃ、あの…telegra.ph

>>112 >>114 >>159 >>164

111二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 23:43:47

>>109

普通独学で身に着けない知識を独学で身につけられたことで兄上の憎しみゲージが貯まるの玉突き事故すぎる

>>127

112クソ重SS作者23/05/14(日) 00:21:21

>>110

今回は獣狩りの夜編の話らしく、ちょっと重ための補足と解説をば。

久々にマリアと戦ったので、その熱が冷めないうちに書かせていただきました。

・熱を帯びる血

月の狩人、コラソンが対峙した血の濃い血族の狩人はマリアが最初で最後。

悪夢の時計塔で彼が対峙したのは、哀れな罹患者でも血に酔った狩人でもない。

ただ互いの業で積み上げた嘘と願いを狩り出す戦いの場において、竜の血はついに炎を纏った。

・残り火と灰

灰は熱に惹かれ、いつかその身に火を灯す。

ダクソ３の概念より。

また、エルデンの忌み王、モーゴットの概念より。

呪われた血を、生まれついた穢れを厭い封じても、彼女の中から炎が失せることは決してなかった。

・獣とバケモノ

血に宿る病と呪いを知り、地獄のミラーマッチを経て悪夢を狩ったコラソンは、月の狩人となった時に失った気付きを拾い直し、そしてその先に一つの答えを見出した。

夢の始まりには海兵として一般的な嫌悪感を抱いていた己の血を肯定し、夢の底で軛と在ることを選んだ彼は、もはや獣にはなり得ない。

・血に宿る獣を焼いた

コラさんがすっ飛ばしたあのシーン。

もちろん弊世界線でも特別な意味を持つ。

「ああ、狩人様を見つけたのですね」

・ドンキホーテ・ロシナンテ

名を隠して生きてきた彼が唯一、その嘘ごと受け容れられた居場所であったカインハーストで名乗っていたもの。

ならばそれこそが、熱い遺志を継ぐ血を抱いた彼の、月の血の狩人たる名であろう。

この後「世界のどこにも居場所なく」で廃城を去る狩人は、ずっと寒くて、暗くて、優しげなそこに涙を残さなかった。

113二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 10:20:19

未プレイ勢だからうろ覚えなんだけど「墓暴き云々～」を言ってたのが時計塔のマリアさんなんだっけ？
この時空ではロシナンテに対してどんな言葉をかけたのかが気になる…もしくは言葉は要らなかったのか
マリアさんからはロシナンテはどう見えてたんだろう…

>>115

114クソ重SS作者23/05/14(日) 10:30:48

>>110

これは補足というほどのものでもないのですが、今回正しくミラーマッチと呼べそうなものを書けて大変スッキリしております。

プレイヤー狩人が彼女にリーチで勝ることなどありませんが、コラさんの体格だと第二形態の血刃で初めてひっくり返されるんだよなとか、コンボ中に動きが分岐する武器変形とか、落葉VS千景の同邦居合対決とか、フロムボス恒例「あと一撃」に至った時の余計なことが全部吹っ飛ぶ興奮を思い出して書かせていただきました。

戦闘シーンは基本絶対的に漫画やゲームの方が映えるので省略することが多いですが、今回はどうしても書きたかった…。

時計塔のマリアは個人的にブラボ屈指の良ボスだと思っております。

SS検証用に千景エヴェリンで戦った時にも、決めのパリィ・内臓攻撃で脳内物質めちゃめちゃ出るくらいには。

115クソ重SS作者23/05/14(日) 11:05:36

>>113

「死体漁りとは、感心しないな

だが、分かるよ。秘密は甘いものだ

だからこそ、恐ろしい死が必要なのさ

…愚かな好奇を、忘れるようなね」

これは我々"プレイヤー"の存在を皮肉った台詞であると考えているので、弊世界線では無言開幕ボスですね。

ゲーム内の世界観では非常におぞましいことでも、プレイヤーはそのゲーム体験をこそ消費するべく歩を進める。

それがゲーム世界における罪の根源、ビルゲンワースと同じ精神であると自覚させるのがこの台詞の立ち位置かなと。

フロムは普通のゲームにおいてはゲーム都合で片付けられるようなメタ要素を世界観に組み込むことをよくするので、それの一環であると判断しております。

月の狩人、コラソンはこの時点ではただ珀鉛病の治療と悪夢を終わらせることを目的としており、そしてその目的は同じく夢の存在となった彼女の願いとは相容れないものであるため、お互い無言の戦闘です。

血の女王の傍系たるマリアは、悲願を掲げる熱い血の、病的なまでの苛烈さと誠実さを知っていました。

116フレテキの人23/05/14(日) 13:34:03

遅れました執筆お疲れ様です…！＼太陽万歳！／

末永く語り継ぎますね…！

『敵対者』

前回からルフィ達とロー達が合流した後のお話。

ローがヴィオラさんに｢鎮静剤｣の処方と処置をして、王宮に運び込んだ後から物語が始まります。

今回もウソップ視点で語られる物語。ウソップの内心に綴られる｢悪魔の実｣に対する考えは今一度我々読者に｢悪魔の実とは？｣というのを投げかけてくれます。

そして今回からリク王も登場。レベッカの｢御爺様｣呼びに驚く一同。そりゃそうよなー

そしてルフィからローへと手渡された『M』の薬。

セニョールからと聞いてローの胸には何が過ぎったのだろう…きっと好ましい方向の感情だとは思いますが。

薬も手に入りロー達は一歩大きく前進ですね！

そしてリク王から語られるこの事態…病の原因…

スラムのネズミ…赤い目…下水道…うぅむ、ヤーナムの市街を思い出してしまいそうな単語だらけだ…

ネズミと聞くとペストも思い出されますな…ペストマスク…烏羽……

事態の経緯を順々に聞き進めて行くと、なんだか近代日本の公害病を想起させますね。水が原因で、更に水を接種した動植物にどんどん害悪な物質が蓄積、凝縮されていき最終的に凝縮された害悪物質を内包した動植物を人が接種する事で人が病を患う…それは小人族にまで被害が及んでいるのが事態の深刻さを物語り、また拍車を掛けてますね…

ここに政府からのロックダウンや海兵達の撤退まで重なってるのに良く持ってるなこの国…リク王達の治世と努力の賜物ですね…

盗みを働いている一部のトンタッタ族、薬をばら撒き金を搾取する『M』の存在…

謎は散らばり深まるばかり。分かっているのは禁足地たる｢地下遺跡｣を源とする水源が汚染されている可能性がある事だけ。だからヴィオラさんとレベッカちゃんは調査をしようとした訳ですな。

地下遺跡の調査を申し出るルフィ。｢義務なんかじゃねぇ｣とキッパリ言い切る姿に痺れてしまう…！

そして嫌な予感がすると怯えながらも｢今夜にある誇り高き戦士達の武闘大会の事｣｢病気が治ると信じて踏ん張っている男｣の事を思い出し｢俺も命を張って、胸張って目一杯笑ってやる｣と自らを奮い立たせるウソップの姿が胸を熱くさせます…！流石勇敢な海の戦士だ…！

117フレテキの人23/05/14(日) 13:34:20

さて場面は進み地下遺跡。王宮の地下からの経路で一行は突入しましたがどういう訳か石像のランタンが灯ってます。巨大ネズミの描写や道中の描写も合わせて凄く…聖杯ダンジョンです…情景がありありと浮かんでくるようだ…
聖杯ダンジョンだと一度｢誰かが通った｣道のランタンは灯るんですよね…つまり…？

そして遺跡の闇の向こうから現れる意外な人物…！
まさかの彼の登場に驚いたところへ次回へTo-Be Continued…！
次回が待ち遠しいですね…！新作のコラさんVSマリア様を読み込みつつ、素敵な物語をありがとうございます…！

118クソ重SS作者23/05/14(日) 17:16:41

過去スレを遡り、幕間・おまけまとめを作成させていただきました。

テレグラフ文章まとめにもリンクを追加しておりますので、そちらからもご確認いただけます。

そして久々に本編の話数を数えたところ、(多分)100話を越えているという恐ろしい事実に行き当りました。

こうなってくるとちょっとSS(ショートストーリー)ではないかもしれない…。

幕間・おまけはそれに加えて現在21個あるようです。

幕間・おまけまとめ「車輪お化けの城」おまけ
〜狩人の夢〜
コラさん「あっ！ドジった！！」
人形ちゃん「いかがなさいましたか、ロシナンテ様」
コラさん「いや城に置いてた酒持って帰って来りゃよかったなと…」
人形ちゃん「それは、血の酒と呼ばれるものでしょうか」
コラさん「それと死ぬほど高そうな血のワイン…クソォ…」

〜現実のカインハースト:ワインセラー〜
ロー「なんでここにも血の酒が…まさかコラさんが…」
ドフラ「…ワインまで血のようだな」
ロー「調べてから破棄するか」
ドフラ「手配しておく」

「それでいいのか」おまけ

少し前、ポーラータング甲板

「兄を救出したい一心であれだけ暴れ回って、残ったものが空っぽの墓なんて…神も仏もありゃしない……!!」
「何という悲劇じゃ…可哀想なルフィ……」
「…ところでヴァナタ、麦わらボーイとは友達なの？」
「ああ」
「ルフィ君の友人よ…ありがとう、命を救われた……!!」
「寝てろ死ぬぞ」
「心が落ちつかん…ムリじゃ………わしにとっても今回失ったものはあまりにデカすぎる……!!!」
「おのれ…よくもルフィの兄を!!忌々しいあの男!!!」
「……奴は参戦にあたり、エースさんの遺体の譲渡…telegra.ph

>>120

119二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 23:07:24

どこかでうっかりドフラミンゴとエンカウントしたヴィオラの話、発狂から立ち直った後はそんな世界に生きている人がいることへの驚きと共に、その中で普通を装う為に要するだろう労力に思い至ったりするだろうか。
いやその前にまずドフラミンゴが王女様に何かしたようにしか見えないなこれ…？

120二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 04:44:12

>>118

ありがとうございます！幕間も大好きだったので読み返しやすくして頂いてとても嬉しいです。

121二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 06:35:59

すみません今更な質問になるんですが度々出てくる血のお酒って
①血が原料のお酒
②お酒に血を混ぜたもの
③血を酒瓶に入れて酒風に見せてるもの
どれに該当しますか？

>>122 >>123 >>124 >>125

122二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 07:13:49

>>121

多分だけど、匂いたつ血の酒のフレーバーテキストを読む限り「血が原料のお酒」に近いと思われる

「熟成した」という記載からただの血ではなくその加工品であること、「酒はヤーナムに似合わない」という記載から酒ベースではないだろうことが予想できるってくらいだけど

考察の元にできるテキストがそれしかないからあんまり詳しいことは分からないし、スレでも今のところそこまで議論されたことがなかった気がする

123二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 10:01:58

>>121

①だと思って考えてた

ワインは葡萄を熟成させて作る

血の酒は血を熟成させて作る

みたいな

まあ熟成環境が杜撰で熟成期間も短い、それこそコラさんが訪れた頃のヤーナムで道端に転がってるような血の酒は実質③なんじゃないかな…

獣になった住人が熟成するまで我慢できるようには見えない…

124二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 11:13:51

>>121

2かなぁ…？と思ってた

少なくとも鎮静剤(濃い人血の加工品)と違って鎮静効果がないなら濃くする加工ではないとして、なら単純に添加物としてアルコールを入れて酒精強化ワインのように血を飲んでいたのかなって

だから獣狩りの夜、酩酊に正体を失って酒精に溺れる内に瓶に入れただけの血と酒の区別もつかなくなっていく…初めに酔っていたのは酒か血か、みたいな文脈を勝手に感じてたよ

辞書で引くと『血酒』って言葉には

① 動物などの生血(いきち)をしぼって、酒のように飲むこと。また、その血。

② 堅い約束を結ぶ時、互いに杯の中に血をしたたらし、これを飲み合って誓いのしるしとしたこと。また、その血。

って二通りの意味があってどっちもブラボ的…

純米の熟成酒を「人の血を絞るが如くなる古酒」「油のような酒」といったりするし、年を経たお酒の赤みを帯びた濃い褐色と獣脂を混ぜたかのようなとろみは血を想起させられるものらしいね

125二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 11:30:23

>>121氏が未プレイ勢だったら、まず"匂いたつ血の酒"のテキスト貼っておいた方がいいかな？

匂いたつ血の酒

投げつけると濃厚な匂いを放つ、熟成した血の酒

それは血に飢えた獣を強く惹きつける

生産量はごく少ない貴重なもの

酒はヤーナムに似合わない。むしろ血に酔うのだ

>>126

126二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 11:40:21

血の酒って大本は「貴重なもの」(>>125)なのって大本は嗜好品じゃなくて薬酒みたいな意図で完全に狩人用だったものから粗悪品が広まっていった可能性もあるよね

昔の密造酒はいっぺんにたくさん作るためにバスタブで混ぜてたそうだから新ヤーナムでたまに検挙される人血酒の密造現場もでかいバスタブがありそう

127二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 12:01:13

>>109

>>111

一頻り憎悪を積むけど虚無りながら「(世界を壊すの))可能な限り早くしよう」と思ったかもしれない

これ以上弟の人間性が擂り潰されて無事復讐が果たされたのに何も分からなくなっていたら悲しいから

128二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 12:25:45

そういえばここって本誌ネタバレは何時からしていいんだっけ…？

ヤーナムにありそうな密造嗜好品なら人毛醤油とかありそう
読んで字の如く人間の髪の毛から作ったアミノ酸液でできた代用醤油なんだけど、熟成の手間がいらないから早く作れるらしいね
在りし日のローがひっくり返るし兄上ですらドン引きするようなもの色々ありそうな偏見がある

>>130

129二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 13:09:27

新ヤーナムが裕福な理由の一つに移民受け入れと同時に大量の技術流入があったからでもありそう
秘中の秘に当たる技術って時に非差別階級が事実上独占しているケースが結構あって、生業が穢れているから押し付ける→結果金銭的には裕福になって恨まれるって悪循環だったのが「もうこんな国知らねぇ」と身売りしてそうだなと…
他国からしたら需要の面でシャレにならない技術流出なのに信仰から引き止められない、その点では恨まれたことがあるかもしれないヤーナム

130二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 13:23:00

>>128

特に本誌のネタバレに関する制限はなかった気がする

午後くらいになったら大丈夫なんじゃないかなたぶん

それはそうと人毛醤油なんてものがあるのか…

弟やらヤーナムやらによくドン引きさせられてる継承世界線のドフラミンゴって、事情を詳しく知らない人間からすると潔癖な所があるように見えるかなと思ったり

獣の病を知ってるから他者になるべく血を流させないし、血の性質を嫌ってるからカニバ系は軒並みアウト

呪いのヤバさが身に染みて分かってるから死者を冒涜するような真似もしない

あれこれ流れてる噂と普段の本人に遭遇した時のギャップがすごそう(小並感)

>>131

131二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 14:00:06

>>130

継承世界線のちょっとしたコマの描写でローが誰かの手当てをしてる時にちゃんとバイオハザードボックスが映りそう

兄上も外出時は自分の血の付いたものは神経質なくらい回収してヤーナムで破棄してるだろうし

やっぱり潔癖に見えるな…？

そういえばそんな血を流させない戦い方をする兄上がわざわざエースの首を落としたのは遺志を継承してくれていたのかな…

あまり考えなくないけど兄上が獣になりかけて"コラソン"もおらずなら自分の首絞めて自害するかもと思った

自らの呪わしい血を一滴も外へ出さないように

「鉛玉は赦し」って考えの兄上にとってそれは酷い死なんだろうけど、こういう予定されていた死が叶わなかったら？って想像だと他にもヨームとジークバルトになった兄上とヴェルゴとか思い浮かぶ

132二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 14:11:06

本誌
マリージョアの市街地、なんかヤーナムに似てないか？
塔がたくさんあるのが印象に繋がってるのかもしれない

133クソ重SS作者23/05/15(月) 20:18:31

ズレた世界線と言うには本編でもありそうな、ヴィオラ王女とドフラミンゴのエンカウントはなかなかロマンがありますね…！
レヴェリーにも七武海会議にも顔を出せずモリアにすら引きこもりと揶揄されそうな狩長ですが、隣国であるドレスローザをヤーナムの統治者として訪れる機会はありそうですしね。

出会いが能力の使用により発狂したヴィオラに寄生糸をかけ、護衛を簀巻きにしたままロー特製鎮静剤を飲ませるという流石のキュロスでも斬りかかるレベルのものになりそうではありますが…。
ヴィオラが正気に戻って証言をしてくれるまでは場を離脱する羽目になりそうです。
助けられた後はお詫びとお礼と対話をしたいと望む王女様に、"マトモ"な彼女が自分の世界を見てなお近付いてくる理由がさっぱり理解できないドフラミンゴが困惑することに。
距離を取りたがるドフラミンゴ相手に辛抱強くコミュニケーションを取ると、今後本編で予定されているイベントを先取りできるかも？
血の性質と啓蒙の高さと複雑骨折した精神状態のために誰にも理解されない彼の世界を直接見ることができ、何よりその内側に死を受け容れ孤独を選ぶ心を見つけられる人間はとても希少なので。

>>137

134クソ重SS作者23/05/15(月) 20:49:37

IF幕間。
真昼の空の色を知った日。

「…どうかしら？私の能力は、私の記憶を相手に見せることもできるのよ」
「空が…」
「空？」
「……空が、青いな」
「！…ええ、ええ、そうね。今日は本当に良い晴れ空…」

135二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 21:07:29

他人が見た記憶は兄上の主観が入らないから啓蒙に侵されていないのか
なら写真や映像はどう見えているんだろう？
血の遺志によるフレーバーテキストが見える現象はSF的な拡張現実のようだと思っていたけど、なら他人の記憶の風景は驚くほど情報量がすっきりしてるんじゃないかな

136二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 21:24:28

上位者は最低でも四次元以上の生き物だから視えているものは三次元で、常に物の中身が見えている状態らしいね(人間は三次元の生き物だから視界が二次元)
ちょっと想像ができないけど例えるなら箱の蓋を開けなくても何入ってるかわかるのが中身が見える世界
ギロギロの悪魔の実に宿る赤子はその中身が見える目の同族の中でも更に視ることに特化した個体ってことになるし、なんか生まれてからも苦労しそう
みんな(上位者)の見えないものが見えちゃう上位者の赤子

137二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 22:23:24

>>133

これは原作のドフラミンゴにも言えることだけど心を覗かれるって嫌がりそうなもんなのに受け入れてるのは「見えるものは仕方ない」といった実体験による容認があったのかな

自分も見えてしまって無視できずどうしようもない側だし、そうしたら何故か近づいて来られて戸惑うんだけど

ヴィオラの根気強いコミュニケーションの「根気」に付き合う意思は兄上側にもあったらいいなぁ…！

138二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 22:59:04

本誌の扉絵、個人的にドフラミンゴを解釈する上で結構な情報量だったと思うんだけど継承世界線の兄上だったらどうするかな…

139二次元好きの匿名さん23/05/16(火) 07:43:28

ヴィオラさんも兄上の瞳たりえる人になるんですかね

140二次元好きの匿名さん23/05/16(火) 17:08:41

革命軍とヤーナムの関係ってどうなんだろう
お互いどう見てるのか

>>142

141クソ重SS作者23/05/16(火) 17:21:42

弊世界線ではこういうキャラなんすよというのをどこまで言うべきか毎度悩みつつ…。
本編は全て一人称視点で様々な情報が明言されず進行するため、皆さまのご想像にお任せした方が良い範囲の判断にいつも迷っております。
もしも気になるものやネタとして有用そうな情報がありましたら、名指しで訊いていただければと…！

とりあえず弊世界線本編でドフラミンゴと関わる予定のないヴィオラに関しては、長く彼の理解できない相手としてオドン教会の男と同じ"苦手"枠に入るかなと。
他者とのやり取りを合理と常識と利害関係の中に収めることでなんとか人間と生きてきたドフラミンゴにとって、自分に何を求めるわけでもなくただ交友を持とうとする存在、特に己の狂った世界に触れてなお何の枠もなく近付いてくる人間は定義づけに困るものだと思っております。
しかしギロギロは本当にクソ重世界線のドフラミンゴ特攻能力ですね…。

>>146 >>158

142二次元好きの匿名さん23/05/16(火) 21:10:55

>>140

革命軍→ヤーナムはかなり慎重になってるイメージがある。

天竜人関連のあれこれを調べれば調べるほどヤーナムがヤバすぎるのは一目瞭然だろうし、ビルゲンワースを知ってたらヤーナムに関わるのは呪いやら何やらの面でマリージョアの市街地に行くよりリスクが大きいと判断してるかも？

ヤーナム→革命軍は…どうだろう。

天竜人嫌いの狩長からの心証は良いかもしれないけど、加盟国のヤーナムでやっと平穏を手に入れた一般市民からは「変なことはするなよ…」みたいな扱いかもしれない。

>>145

143クソ重SS作者23/05/17(水) 08:19:40

「時計塔のマリア」にて「獣狩りの夜」編もようやく重要な核心部分の開示に入ったところで、一つ裏話のようなネタのようなものを。

クソ重世界線におけるコラさんのモチーフの一つとして、(エルデンではなく)クトゥルフ神話の外なる神（outer gods)、ナイアルラトホテップが挙げられます。
千の貌、無貌の神、トリックスター、封じられぬ者、神々への冷笑、破滅を呼ぶ神託、"忌まわしき狩人"の長、月に吠えるもの、そして最近の狂い火関連のお話を参照するなら、這い寄る混沌も示唆的でしょうか。

あくまでモチーフの一つであり、その要素を更にフロム辞書で引き直した形で解釈されている状態ではありますが、作品内での見せ方を考える時に参考にしております。

>>144

144二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 11:22:03

>>143

コラさんトテップは例えるなら人類で遊ばないし誰も冷笑しないし好意に満ちてるしなんでもしてくれるけどその『なんでも』で人が破滅するから"存在悪"って感じがする

邪神のなんでもの尺度で人は死ぬので…

人の望みを叶えてネクロノミコンを丁寧に朗読してくれる系邪神

ニャルラトテップは全邪神の中で唯一魂を持つとされるのも示唆的

この「魂を持つ」って性質は西洋的に人間しか持たない天国入場券みたいなものなので、ニャルラトテップは天国に逃げても追いかけてこれるって恐怖の文脈がある

人魚姫が「泡になって消える」のは魂がないから消滅してるからで、だから人間は特別な種族扱いなんだよね

ワンピ世界の宗教にも「異種は魂がないから天国にいけない」とか言われてた歴史があるかもしれない

この魂がない存在が魂を得る唯一の方法が「人間を愛する」ことなんだよね

>>156

145二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 11:39:25

「百万の恵まれたるものどもの父」なんて異名もあったな、コラさんは聖母だけど

アザトースの意志を叶えるメッセンジャーって意味では兄上も大分ナイアルラトテップなんだよな

>>142

ヤーナムは忌み者の居場所にはなれても忌み者の再生産を止める力を現状持ってないからヤーナムで休息を得てからその流れを止めたいって革命に加わる余力がある層もいるかも

厳しいけどこれも国土が限られる中で口減らしの役割もあるんじゃないかな

不文律として命の譲り合いをするヤーナム民

146二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 12:37:39

>>141

兄上が合理の人なのは分かるけどその割に生きるのが下手な部類なのは人の好き嫌いにも必ず合理的な理由と原因があるって信仰だからなんかな

抱き締められることにも棒で叩かれて石をぶつけられることにも深い理由がないと知ったら今度こそ壊れそうだからこれは兄上の知らない方がいいやつ…

地上で迫害されながら地上には人が造った神がいて地上の人々はそれに祈っていて天竜人を拝んでなんかないと知って絶望したことがあるんじゃないかな

147二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 13:13:18

エースとサボのメラメラの炎には焚き火と暖炉の火みたいな違いがあってサボは文明の火を担当しているんじゃないかって考察を見たんだけど、その内イム様が打倒されたとして次は人が神を造る時代が来るのかもしれないと最近の各キャラクターの神格化される流れに感じている
細部はぼやけてても具体的な元ネタの実在人物が判明しているような英雄神とか現人神の時代、宗教学が学問として発達する時代といえるかもしれない
ヤーナムは天然自然の神か生き残った最後の島になる

148二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 13:26:51

時計塔といえば西洋文化的に時計は時間と死の象徴でもあるんだそうで、庭園日時計とか霊の溜まり場になる心霊スポットの定番らしい
外にも中にも死が溜まった場所の接着点として時計塔以上に適所はないのかも
狩人の悪夢は狩人が最期に迷い込む場所らしいけど時計塔で死んでいたマリア様はあれ死の夢を見てたのかもしれないね
死以外に矛盾せず永遠であれるものをマリア様は知らなかったと思うので

149クソ重SS作者23/05/17(水) 16:51:46

ついでに、弊世界線のドフラミンゴのモチーフには旧支配者のクトゥグアがあります。
生ける炎、永久的な狂気、触れざるもの、信奉者の欠けた神格、そしてナイアルラトホテップの天敵。

ただ、本編において彼ら兄弟の運命はとあるDにより反転しており、それ故各モチーフもひどく歪み狂った状態で立ち現れております。
ヤーナム編で更に追いDされていくので、きっと彼らの運命を司る神様もしわしわピ○チュウみたいな顔をしていることでしょう。

>>155

150クソ重SS作者23/05/17(水) 23:26:44

ドレスローザ編その10。

"あの"女。

思わぬ再会トゥールの先導で、花畑の奥にあるという地下遺跡の入り口を目指す。明日に予定されている国王軍の調査を待つという選択肢は、ゾロにはないみたいだから。病の原因もきっと地下にあるだろうことを聞いても彼は、そっちはチョッパーがなんとかするだろって笑ってみせた。
そんなゾロに、今日同行できないことをキュロスは何度も謝っていて、スカーレットにもトゥールにも半ば呆れたようにフォローされていた。それも大切なお役目のためなのに、本当に真面目で誠実な人ね。
地理をよく知る人が一緒でないのは少しだけ問題になるかもしれないけれど、むしろ心は軽いくらい。叶うことなら私も、街から離れたこの花畑でひっそりと、でも間違いなく幸せに生きている素敵な家族を暗いところに連れて行きたくはなかったから。
「ここだ」
そんな私達を迎えてくれたのは、立ち入りが禁止されていたにしても驚くほど状態の良い遺跡だった。
この旧い王墓は、リク王家の歴史が始まって以来の禁足地。もしかすると、その理由には世界の隠された歴史が関わっているのかもしれない。
階段を下りた先、壁面に刻まれた逆さ吊の秘文字に心が騒ぐ。
たしかにこれは、彼ら狩人の領域ね。
「止まりなさい」
「あ？」…telegra.ph

>>151 >>153 >>159

151二次元好きの匿名さん23/05/18(木) 03:22:58

>>150

最初のほんわかドタバタ具合と秋水への反応にニヤッとしながらも最後に「ぐあ…」となってしまいました（残念語彙）

兄上がパイプ役じゃないからそこと直接つながっちゃっうか！そして麦わらの一味がPHスルーするとそうなるか…！

想像だにしてない展開でしたが読み終わると「そりゃそうなる」と納得しかなく

これからどうなるかも想定できず続きを心待ちにしてます

152二次元好きの匿名さん23/05/18(木) 12:42:21

呱々の声作者様…執筆されているSSのファンアートを勝手に描かせていただくのは…アリですか…？
ポポ〇クロイスシリーズみたいな雰囲気で…

>>154

153二次元好きの匿名さん23/05/18(木) 18:55:08

>>150

執筆お疲れ様です、いよいよ地下へ突入編。パンクハザード編はないけどモチャたちは…やっぱ被害に合ってそうですね…

雑兵ではないネームドが二人も防衛してるといよいよ重要度の高い場所だと言っているようなものだ

超捕縛向けのハナハナがこっちにきてる辺り、ホーキンスの幸運の値はこの世界線でも据え置きのようで…何故か例の十手もあるし…スモーカー

トゥールが狩人証を出すシーンはドラマとかで警察手帳を見せるシーンを彷彿とさせられたんですが、相手が警察(概念)の海軍大佐なのが奇妙な空気を感じる

狩人ってここ十年ちょいで新しく生えてきた元ローカル組織で、政府と無関係のはずなのに海軍視点だとないのが接点になる七武海とCPを足して二で割った組織に見えてそう

たしぎはどう思ってるか不明として、あまりよく思ってない海のクズ判定してる海兵もいるだろうな。まず人命救助の組織じゃないし

前回からドレークが飛び六になってるなら網笠村潰した後だし回想から順調に犠牲のレベルアップをしていってるなと思っていたのでどうなってしまうのかな…

それにしてもたしぎのオタク特有ダッシュはやむなし、最悪地下に秋水が副葬品される…！ワノ国はどんな顔したらいいんだ…！！

今回もお話をありがとうございます。続きも楽しみに待っています

154呱々の声23/05/18(木) 19:10:53

>>152

問題ありません、ご自由にどうぞ

>>157

155二次元好きの匿名さん23/05/18(木) 19:18:27

>>149

フラミンゴ自体が名前の由来にラテン語で「炎」だからクトゥグァは納得

メタ要素も織り混ぜて解釈するとクトゥグァは四大元素設定を神話へ追加する時に炎の神格がいなかったことから急造されて、役目ありきで生み出された存在と解釈したらとても兄上的…

クトゥルフで聖母といえばシュブニグラスだけどその男性の化身にはSAN値チェックが永久的狂気/即死の「パンの大神」なんているんだよね

これは凪の上位者のコラさん由来ではない本質的な部分な気がする

156二次元好きの匿名さん23/05/18(木) 19:33:12

>>144

この「魂がないもの」って人間至上主義以外にも転じて「異民族には魂がない」「魂がないのであまり痛みを感じない」みたいな罪悪感の緩和に使われていたらしい

ワンピでもブラボでもサクサク人が殺す殺されるしてるけど本来厳重に言い訳をして気休めしないと踏み越えられない一線なんだよね

それでこの殺人の一線を越えさせる力が一番強いのが仲間の期待と「仲間に失望されたくない罪悪感」なんだとか

15715223/05/18(木) 19:44:22

>>154

ご許可いただきありがとうございます！

ちょっとかなり緊張気味ですが、精一杯描かせていただきます…！

158二次元好きの匿名さん23/05/18(木) 19:47:17

兄上って分類は狂人なんだけど兄上が狂人判定なのは「虎は虎という病気なのか？」って問いかけを感じるんだよな…

非ブラボ的な意味の狂人はむしろコラさんの方が適正あるし原作からして狂う才能のある人だったなと…

兄上が大事な物差しにしてる>>141の「合理、常識、利害」の三つの内で一番扱うのが上手なのは常識だと思ってる

常識の才能がある

159フレテキの人23/05/18(木) 20:29:50

>>110 >>150

新作来てましたね…！＼太陽万歳！／

執筆お疲れ様です…！

末永く語り継ぎますね！

『時計塔のマリア』

月の狩人・コラさん VS 時計塔のマリア。

これは運命か、宿命か。或いは呪いか。

その戦場に言葉は無く、しかし交える血と刃は雄弁に、饒舌に語り明かす。

血と刃と炎、本来なら交わる事のなかった遠き母なる血潮をその身に引く血族同士の決着は、美しい熱と赤に濡れて幕を閉じた。

コラさんの胸の内に語られる己が性と感情の揺らぎの狭間の描写が、物語へと深く深く誘うようです。

そして気付く。悟る。己をここまで歩かせたのは、ただ己が着いた嘘の末路だと。

そうして彼は決意する。全てを終わらせると。

秘匿も、血塗られた悪夢も。獣となりえず、己が血で獣を焼き払った狩人(おれたち)なら…と。

星見盤の先、秘匿の根幹たる悪夢の最奥への道を拓いた月の狩人は、そして出会うのでしょう。

頭を失った、笑むことの出来ぬ哀れな悪夢の赤子に。

『思わぬ再会』

場面は切り替わりロビンちゃん達のフェーズ。

トゥールさんの先導の元、花畑の向こう側にある禁足地の『地下遺跡』方面からの突入です。

冒頭で地下遺跡の探索に同行できないと何度も謝っては友や妻にフォローされてるキュロスさんの誠実な姿に胸を打たれつつ、そりゃ出来ないよな…神聖な武闘大会が控えてるんだもんな…と、ちょっとしんみりしてしまいます。

地下遺跡の状態の良さや逆さ吊りの秘文字の意味を正しく理解しているロビンちゃんの内心の高揚感が伝わってくるようです。

そして地下遺跡内にてまたしてもまさかの再会。

ここで何故彼女が？！と驚きました。女海兵たる彼女とトゥールさんとのやり取りで『海軍』と『狩人』の関係性を伺い知れたり、彼女自身の描写やゾロや秋水にまつわる一幕にクスリと笑いつつ物語の構成と織り交ぜ方の巧みさに舌を巻くばかりです。

そしてそして、またしても意外な人物の登場。

『敵対者』のラストで出てきた人物も加味すれば成程納得ではありますが…様々な物語の章の要素がまぜこぜになってる現状。全く先が読めません…！

そして行く手に立ちふさがる意外な人物から告げられる事実に、何故女海兵の彼女がこの地下遺跡に潜り込んでいたのか？の理由が暗に開示されて読者の心は騒ぐどころの話ではなくなってしまいました。

素敵な物語をありがとうございます…！

Bloodborne - Opening Cutscene

160クソ重SS作者23/05/18(木) 21:12:11

>>159

ドレスローザ関連は全てがネタバレになりそうで「言えぬ」「明かせぬ」状態ですが、構成全振りみたいな物語の書き方をしているのでお褒めにあずかり非常に大変嬉しいです…!!(号泣)

「時計塔のマリア」に言及していただけたのもとても嬉しい…！

「獣狩りの夜」編のエピソードもかなり解答編めいたものが多くなってきておりますが、ヤーナム編完結までにあと最低でも2話ほど使って"月の狩人、コラソン"の有様を書き切ってしまえればなと思っております。

ということで、ドレスローザ編その11。

…神の名を、言ってください

もしも覚えているのなら、貴方の神の名を

火点し「!!ナミさん!!!!」
「わっ!!え…？」
あちこちが根っこに侵食されて剥がれた石畳に不意に足が沈み込んで、気が付いた時にはサンジ君に腕を引かれて壁際で庇われてた。
一瞬、背中越しに赤い光が見えたような。
「い、今の火矢ですか!!?」
「大丈夫れすか!!?」
何が起こったのか分からないままに、私達の案内役を買って出たレオは感圧板の上で跳ねている。そういうことね。
「ねえレオ…この遺跡、今でも罠が沢山残ってるんじゃない？」
「え!?そうなのれすか!!?」
「レオさんたちは体が軽いですから、今までお気付きにならなかったんですね…」
「ナミさん、お怪我は？」
「私は大丈夫。守ってくれてありがと♡サンジ君」
いつも通りくねくねしているサンジ君を横目に、溜息をかみ殺してまた認識を改める。トンタッタの王国で"大人間は"遺跡に入れないなんて伝わってたのは、こういうことね。
想像をはるかに超える大きさと凶暴さを備えた闘魚をかいくぐったり仕留めたりしながら向かった小人たちの王国は、想像通りレオみたいに疑いを知らない人達の住む、おとぎ話の中みたいな場所だった。
そんな気質のおかげで、トンタッタの野菜と闘魚のお肉がサンジ君監修…telegra.ph

>>168 >>170 >>175 >>177

161クソ重SS作者23/05/18(木) 21:58:09

そういえば、もしかしてこのスレ結構ブラボ未プレイの方おられます…？

ちょっと今更かもしれませんが、「時計塔のマリア」の補足で触れさせていただいた、冒頭カットシーンを紹介させていただきます。該当シーンは丁度動画の半分辺りから始まっております。

英語なのはここだけ切り取った日本語の動画を発見できなかったのと、最後の台詞のニュアンスが日本語版よりハッキリしているためです。

「ああ、狩人様を見つけたのですね」

"Ahh, you've found yourself a hunter..."

>>165

162二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 08:33:25

「狩人様を見つけたのですね」の主語、英語版で使者じゃなくプレイヤーだったの！？ってなるなった
夢の小さな使者たちがプレイヤーを見つけたんじゃなくて、プレイヤーが自身を狩人だと「発見」した（完了形）んだ…

プレイヤー狩人が絶対獣にならない理由って、メタ的な話を除けばやっぱりここなのかなって
そしてそういう手合いの狩人が月の狩人として月の魔物に選ばれる
月の狩人の先輩であるデュラやアイリーンも、赤月後ですら獣にはならないからさ

>>163

163二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 10:16:51

>>162

月の狩人に選ばれたプレイヤー憑き狩人はゲールマンの介錯を受けた後も記憶だけは外部保存されていてNPCとして出力され続けている説とかあったな…

本物のデュラやアイリーンはもしかしたら狩人廃業してヤーナムを立ち去ったかもしれないけど、記憶された狩人の二人は獣狩りの夜がくるとリポップして死んだり狂ったりしている感じで

TRPGでもSAN値下がりすぎてPCとして使いにくくなったキャラシートをNPCとして再利用はたまにあることだしね

この記憶を保存している存在が人形ちゃんかもしれないし、月の魔物かもしれないし、プレイヤーなのかもしれない

164二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 10:44:26

>>110

解釈として正しいのか分からない上にこれまで言語化できていなかったのだけど、読むと「おめでとう」って安堵とどうしようもない虚無感が同時に来て言葉を失ってしまう

美しすぎるんですよね。いっそ解釈するのがおこがましい、マリア様がいてロシナンテがいて結末へ向けて生き抜いた…ってだけにしたいくらいなのに、遂に血へ追い付かれてしまったロシナンテが自分には痛ましく思えて仕方がない

センゴクさんは『修羅と仏：急』で「私はお前の父に、お前の家族になれていたか」と、月の狩人コラソンは『ヨセフカの診療所』で「今のおれをあなたが見ても、家族と呼んでくれますか」と独白していたけど、血への抗いをやめて"見つけた"ロシナンテはもう家族ではないんだろうな

ある意味悪魔が神の愛へ跪いたといえるかもしれない。ロシナンテは神(血)へ悔い改め、帰依した。生まれ変わりの奇跡をまずは我が身で体現してみせた

そんなロシナンテが愛したカインハーストでも仲間殺しだけは遠ざけてあったと知ってるんだろうか。嘘つきをやめて、今度は別の嘘に飲まれる。コラさんの代では巡り繰り返す悪夢を止められなかったってことをまざまざと見せられて……やっぱり言葉が出ない

全部美しいのがとても悲しくて、悲しさが美しさを際立てているのが抗えないものを感じる

月の血族は誠実だから本当に手渡されるがままにこの美しい世界を受け入れて、だから滅びた。兄上が死を望むことへの理解も深まった気がする。これは多分兄上でもちょっとしたきっかけて追い付かれて、愛に屈するだろうから

獣狩りの夜編はあと数話だそうですが、本当にいろんなことを考えました。全部ただの妄想なので明後日に向かって話してるのかもしれませんが、読めたことを嬉しく思います

>>166 >>167

165二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 11:26:36

英語版だとニュアンスがはっきりするところだと>>161以外にも「すべての上位者は赤子を失い、そして求めている」が「(代わりを)求めている」って記述だったり、完全な出来損ないだったメンシスの脳みそが「死産だった」ってニュアンスだったりするね

あの脳みそ生物は無から生えてきたんじゃなくて誰かが身籠って駄目になってしまった子なんだと思うと急に不憫になる…

166二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 12:29:33

>>164

自レス

前半の夢中で月の血族の悦びに耽るコラさんを見ているとゾロやウソップの戦いを彷彿とさせられるなって

特にゾロが顕著で、すべての戦いがまるで修行のようであり、身体は目の前の敵とバチバチ戦っているけど脳内は瞑想に近いことをしている

まさに戦士の求道とはこんな風なんだろうな

身勝手であり、自己対話を経てそれまでに得た全てを自分自身へ集結して純度を高めて鍛えて、より高みへ上がる

なんでも登山家も似た心境になるんだとか。魅力されて死ぬまで山に誘われることさえあるとかね…

話題は変わるけど「おれと比べりゃ小柄な体に覆い被さるようにして」なら、マリア様は最期血も臓物も失いながらコラさんの燃える血と比べれば冷たいぬくもりを感じて眠ったのかな

ひんやりして眠れたなら悪くないんじゃないだろうか

167二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 13:05:22

>>164

自レス(連投すみません)

ダクソ3に今のロシナンテはこうだったんじゃないかって台詞があった、お嬢様のお母さんが言っていたことだ

…火を知らぬ者に、世界は描けず

火に惹かれる者に、世界を描く資格は無い…

コラさんは血の神に属する善き人々と出会って愛して(火に惹かれて)しまったから、せっかく古い女神(マリア様)を滅して新しい神(ニカ)の再誕に立ち会ったのに因果と悪夢の輪廻を終わらせる資格を失効してしまったのかなって

なら繰り返しを終わらせて新時代をもたらす人は「火を知って、それに惹かれない者」ということになる

ダクソ2のヴァンクラットもそんな感じのことを言っていたね

かつて火が生まれ、それは差異をもたらした

熱と冷たさと、生と死と　そして光と闇とを

闇は呪いと呼ばれる

だが、影は火あらばこそ生まれよう

炎が盛るほどに、闇もまたその色を濃くする

火を以って闇を統べる…

それはふたつを諸共に、引き受けること

それを成す者こそが…

やがて火は絶え、闇は呪いとなる

人は死から解き放たれ、永劫を得る

かつて闇を手に入れた、その姿のままに

偽りの物語は終わる…

だが…

何があるべき姿なのか…

168二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 13:48:44

ぐるわらチョッパー抜き組はグリーンビットで食事&事情聴取、これは地下墓へ入った順最後かな？

トンタッタ族には大人間用の罠が効かないんれすね！地下墓地には小人族視点だと大人間非推奨の安置がたくさんありそうだ…

全てのトンタッタ族が被害に合っているわけではなさそうだけど、なら利用されている一団はどうして従わされているんだろう？

そしてお侍のみんなにものすごいバタフライエフェクトが起きてる…！？

狐火点し、錦さんとモモの息子設定、今となっては懐かしい…初対面が逆さ生首妖怪じゃないから大分印象が違うし、パンクハザードにいかなかった+百獣の重要施設からカン十郎も近くにいる？

子供を浚う妖精なんて本当におとぎばなしみたいだぁ…セオリーなら浚われた子供は妖精の子供と入れ換えられて帰ってきて、妖精の世界へ残された人間の子も妖精のようなものへ変わってしまうから帰れないんだとか

最後、なんだこいつ…！？

いや、本当になんだこいつ…！！？

169二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 14:03:08

狂い火は黄色いけど凪の上位者の血が未だ燃えるのならその炎は黒いのかなと思った
深淵はあたたかいそうだけど、これは人形ちゃんが髪飾りを受け取って感じたあの暖かさかもしれない
差違を生まず、何者も分かたない火なら全ての生命も心も一つに溶かせるんじゃないかとね
キリスト教的に黄色は裏切り者、救世主は赤、聖母マリアは青らしい

黒炎
深淵より生じる黒い炎は
陰を生まず、何者も分かたないという
それは人間性の火であると

>>174

170クソ重SS作者23/05/19(金) 15:16:29

この話のキャプションを「そうでもねェさ‼︎」にしようとしていたことをここに懺悔しておきます。語感と語録としての使い勝手が良すぎる。

そして「時計塔のマリア」に頂いた感想のボリュームがすごいことに！

ありがとうございます…！

いや実は執筆時にも情報量にはかなり迷ったんですが、やはり火力不足か！

これあと三つ四つくらい油壺投げ込んどいた方が良かったやつですね…。

ここにきてようやく生まれついた月の血をこき下ろすこともやめて、こっから今までの全部を背負ってあのクソ強遺子を殴りにいくんだぞ…？

畜生挫けた脚なんぞで奴に勝てるか…！(遺子戦で輸血液が尽きてメンシスマラソンをしながら)

>>171 >>173

171二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 15:24:59

>>170

すみません、164、166、167の感想を書いた者ですが解釈が間違っているのなら削除をお願いします

情報量が足りないのではなくて単に自分の読解力不足が原因なので作者さんに落ち度はありません、本当にすいませんでした

>>172

172クソ重SS作者23/05/19(金) 16:32:45

>>171

アッー！すみません感想に間違いも何もないのでそう深刻にならず…！

感想や妄想は、原作者、作者、他の読者のどれにも優先されることがないが故に自由なものだと思いますので…！

むしろ異なる視点からあれこれ細かく要素を切り出していただけるのは、書き手としても大変助かります！

実際「時計塔のマリア」は後にオチ担当の話が控えており、かつその話の開示までかなり間が開くことが想定されることから熱量と情報開示のバランスが非常に難しかったんですよね…。

「獣狩りの夜」編は既にエンディングまで到達しており、そのエンディングが持っている意味をDLCで固めていくみたいなダクソ3方式の構成になっているため(そうでないととんでもねえネタバレになる)、舵取りが…難しい…！

173二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 19:05:30

>>170

最後に出てきた人物の確証が持てず（誰だ？！特徴的にあいつか？でも未プレイだしブラボキャラの可能性もあるか？）ってなってた

でもよく考えると「誰だ」で当たってんだよな

174二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 21:27:00

>>169

暗い魂の血が流れてないすかそれ

しかも火防女式の外からぶっこまれた人間性が蠢いてるやつ

忌み者たちの居場所を描く顔料になりそうだ…

>>180

175フレテキの人23/05/19(金) 22:38:24

新作だ！＼太陽万歳！／

執筆お疲れ様です！

フレテキの人も文字書きの端くれなので、SS作者様の構成力の高さ、登場人物の内心や景色の描写の美しさ、生き生きとその姿が脳裏に描けるようなキャラクター達の話し方や台詞回し、動かし方にいつ何時でも感動しております。

特に原作の要素とフロムの要素のミキシング、原作の様々な章のミキシングが絶妙だなと思っております。

ドレスローザ編も、徐々にワノ国編の前哨戦の気配やPH編の要素が織り交ぜられておりますがその織り交ぜ方が非常に自然で無理なくドレスローザ編の中に収まっているなと感じますね。全てを繋ぐは『地下遺跡』…！

『火点し』

イントロダクションの台詞に思わず｢グウィン｣と答えそうになりました。シラちゃん…

さておきちょっとお久しぶりなナミさん達のフェーズ。

トンタッタ族のレオ達の案内でトンタッタ族の領地側からの『地下遺跡』へ突入ですね。

トンタッタ族の『大人間は遺跡に入れない』という認識の裏にあったのは大人間は『地下遺跡』の罠に掛かって血の遺志行きになるからという恐ろしい事実だった…と。

これにはナミさんの溜息にも納得。

闘魚の群れをいなしてトンタッタのおとぎの国に辿り着いて、トンタッタ族の長に話を聞いたりして…

トンタッタ族の『疑いを知らぬ』気質のお陰でサンジ君の監修が良い方向に働いて美味しいごちそうが出来上がる…想像するだけでほっこりと胸が温かくなりますね！素敵な光景だ…！

罠だらけの遺跡に、これでは移動もままならない。

そこでブルックがこの先の偵察を申し出します。

幽体離脱で罠を作動させること無く先を偵察出来る…遠隔のハナハナで先を偵察できるロビンちゃんもそうですが麦わらの一味は偵察スキル持ちが多めですね。見聞色を操るウソップも然りでしょう。

レオ達の素直な反応ににっこりしたのもつかの間、またしても意外な人物の登場です。

意外な人物との情報交換をしている最中にまさかの敵襲。

描かれた出で立ちと今までの登場人物の肩書きの共通点から推測するに、恐らくナミさん達を襲ったのは飛び六砲の一角たる魚人の彼…でしょうか？

地下遺跡での対戦カードの揃い踏みとなった気がします…！この先どうなってしまうのか…？！

素敵な物語をありがとうございます…！

…所で錦えもんさんにゾロの秋水の件がバレたら原作みたくなるんですかねやっぱり…？

>>177

176二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 22:46:08

黒炎といえばエルデンでも人間性らしく重たく蝕みの性質を持ち、神を狩る力を宿していたな。
ふと過去スレにドフラミンゴとローの捧げる人間性の重みでヤーナムが輪の都になるみたいな話があったのを思い出した。
太陽の神の天敵かな？

>>181

177クソ重SS作者23/05/20(土) 09:30:15