すみませんここに来れば

  • 1二次元好きの匿名さん23/05/04(木) 20:03:29

    ゴールデンウィークを2人で過ごすあるいは2人で過ごす予定を立てる
    フラッシュとトレーナーのイチャラブSSが見れると聞いたのですが

  • 2二次元好きの匿名さん23/05/04(木) 20:06:27

    当店セルスサービスとなっております

  • 3東京はロクに行ったことない23/05/04(木) 20:08:28

    どこに行くにも、もう予約は満パイじゃないかな…
    府中の近場で良いところは…タマ動物公園とか?

  • 4123/05/04(木) 20:09:38

    「トレーナーさん、ゴールデンウィークの予定は決まっていますか?」
    「君と過ごすために空けておいてあるよ」
    「……っ」
    「ありがとうございます…」
    「それでフラッシュが良ければの話なんだけど…」
    「俺の実家に来ない?」
    「へっ?」
    「トレーナーさんの実家に…?」
    「本当に…よろしいのですか……?」
    「もちろん」
    「俺の両親も君に会いたがってるんだ」
    「それでは…お言葉に甘えさせていただきます」
    「…………」
    「どうしたの?」
    「日本だと結婚前にお互いの両親に挨拶に行く事があると聞きました」
    「そう考えるとなんだか緊張してしまって…」
    「確かにそういう意味合いもあるかもしれないね」
    「今はまだだけど将来的にはそうなる予定だろ?」
    「……っ!」
    「そうですね……ふふっ」
    「ありがとうございます…」
    「では…明日からよろしくお願いしますね、トレーナーさん」

  • 5二次元好きの匿名さん23/05/04(木) 20:25:03

    つ・・・強すぎるぞこの伊達男(いいぞもっとやれ)

  • 6二次元好きの匿名さん23/05/04(木) 20:59:22

    (SS書きの方はいらっしゃいませんか?)

  • 7二次元好きの匿名さん23/05/04(木) 21:17:35

    「折角の休日だけど、いいのかな?これで」
    「はい。最近どうしても疲れが溜まっていましたから。だからこそ、こうして貴方とのんびりできることが何よりの幸いです」
    「…俺も同じ気持ちだよ。何もしないって、ものすごく贅沢なことだから少し罪悪感を感じてしまってはいるかもしれない。貧乏性だね。俺も」
    「ふふ、貴方の教え子の大事な時期というのもあります。だからこそ、こういう形で英気を養っていただかないと」
    「…俺のことを考えてくれたのか。本当に君には敵わないな。」
    「それはいつも私がトレーナーさんに対して思っていることですから。たまにはお返しさせてください」
    「お返しなんて。大きさで言ったら、君が俺にくれたものが大きすぎるから。お返しなんていうのは俺がすべきこと、だろう?」
    「それこそ私がトレーナーさんに対していつも思ってることです。…でも、それでもお返しがしたいというなら。まずは小さなお返しをいただけますか?」
    「え?ふ、フラッシュ?」
    「貴方の思いのこもった唇を」
     澄ました笑顔の眩しさに、トレーナーは目を細める。そして導かれるままに小さく唇を重ねるのであった。

  • 8123/05/04(木) 21:25:28

    >>7

    ありがとうございます!

  • 9二次元好きの匿名さん23/05/04(木) 21:30:12

    「……はい、失礼します」

    つい、ビジネストークのような言葉が口から洩れる。それと同時に、通話終了ボタンを押した。

    「ごめんフラッシュ、やっぱりここももう一杯だって」
    「そう、ですか……」

    トレーナー室で、エイシンフラッシュは残念そうに耳をぺたりと畳む。俺はそれを見ているのが居たたまれなくて、つい目を逸らしてしまった。
    世間はもうゴールデンウィーク。近くレースもないフラッシュにも、少しの休暇を取ってもらうことにした。

    せっかくだし出かけようか、とフラッシュと話したのが昨日のことだ…が、世間の大型連休を舐めていたのが悪かったかもしれない。
    どこに行こうとしても予約が埋まっていて、どうしたものかと頭を抱えていた。

    「あの、トレーナーさん」
    「えっ、な、何?」

    と、彼女から声を掛けられる。こういう時は俺の方からリカバリー案を出さないといけないんだが、我ながら情けない。
    何を言われるのかな。フラッシュがそんなことを言うかはともかく、恨み言を言われても仕方ないな。とか考えていたが、彼女の耳は先ほどと異なり、ぴんと立っていた。

    「私、トレーナーさんと一緒にいられれば、それだけでいいんです」
    「え」
    「特別なことをしようとしていただけるのは、嬉しいですけど…それでも、そんなに気負わないでください」

    これまた情けないことに、すべて見透かされてしまったようだった。彼女は微笑んで、そして優しい声だった。

    「そうですね…それでもトレーナーさんが、私のために何か予定を立ててくれるのなら」
    「うん」
    「ふたりで一緒にいましょう、というのが予定ではいけませんか?」

    そう言われて、俺も釣られて笑った。

  • 10二次元好きの匿名さん23/05/04(木) 21:30:37

    >>3のレスから広げてみたの

  • 11123/05/04(木) 21:31:25

    >>9

    ありがとうございます!

  • 12二次元好きの匿名さん23/05/05(金) 07:21:52

    フラッシュのイチャラブSSなんてなんぼあっても良いですからね

  • 13二次元好きの匿名さん23/05/05(金) 16:35:56

    (別にGWじゃなくても2人で過ごしてるような…)

  • 14二次元好きの匿名さん23/05/05(金) 16:40:50

    (せっかくだから♀トレ版も見たいねぇ…)

  • 15123/05/05(金) 20:59:22

    >>4の続き?みたいな感じです


    「今日一日俺の実家で過ごしてもらったけど…」

    「2人から何か言われた?」

    「はい…」

    「『息子の事をよろしくお願いします』、『貴女が息子の嫁に来てくれれば安心できる』…といった事を言われました」

    「俺もフラッシュとドイツに行った時フラッシュのご両親から似たような事を言われたよ」

    「やっぱり…そうなんですね」

    「……お互いに逃げられなくなってしまいましたね」

    「逃げるつもりなんてないよ」

    「!」

    「フラッシュも同じ気持ちだろ?」

    「ええ、もちろんです」

    「…これからもよろしくお願いしますね、トレーナーさん」

  • 16二次元好きの匿名さん23/05/05(金) 21:23:11

    そのうち指輪も渡しそうですね

  • 171/323/05/06(土) 00:41:07

     ――――陽ざしは初夏の明るさ。
     芝生の緑と空の青さ。澄んだ陽の光に満ちる空間のなか、のどかな公園のベンチに座っている。ふたりで肩を寄せ合って。

     トレーナーさんは文庫本を読んでいる。ふたりきりの日向ぼっこ。
     ページを繰る音や、そよ風の感触や、鳥の声に包まれながら、私は静かに過ぎていく時間に目を細めている。

     おでかけをしよう、とトレーナーさんは言った。
     では予定を立てましょう、と私は言った。

     けれどトレーナーさんは、そんな私に。

    「予定を立てないのが予定だよ。なにもしないことを、しよう」

     そんなことを言って、微笑みをみせたのだった。

  • 182/323/05/06(土) 00:42:39

    「……静か、ですね」
     たとえば早朝のジョグでここを通りかかるとか、この公園に人が居ない時間帯というのは確かにあるけれど。
     こんな居心地のいい、あたたかな時間帯にこの静けさは珍しくて。

    「ゴールデンウィークだからね」

     トレーナーさんは言う。大型連休だからこそ、帰省なり旅行なりで人の通りが控えめになると読んだのだと。

    「いまだけの穴場、だね」

     狙い通りになってくれて実はほっとしてる、と苦笑い。人が多かったら疲れてしまうから、と。

    「ずっとやってみたかったんだよね。公園のベンチで読書。
     でも日中は仕事だし、かといって休日は家族連れでなかなか人気だからねこの公園。一人で静かに過ごせる雰囲気じゃなくって」

     ほんとうに、いまだけの特権だよ、と彼女はひとりごちる。

  • 193/323/05/06(土) 00:43:14

    「……なにもしないことをしよう、とトレーナーさんは言いました」
    「うん。だってフラッシュ、そんなことしたことある?」
    「……休養をとれ、という意味であれば、おそらく」

     わざわざ空けた予定を無駄に浪費するような、そんなことはきっと無くて。
     だから、トレーナーさんは言う。「意味なんて求めてないよ」と。

    「意味も無く、ふたりきりで過ごしたかった、ただそれだけ」
     あなたのそばでダラダラしていたい。と。

     その言葉を聞いて、私は。

    「……たしかに、何もしていない静かで、のどかなだけの、意味の無い時間なのかもしれません」

     だけれど。

    「この時間に、意味が無いなんて言うのは、さびしいです。間違っていると思います」

     そう、答えた。

  • 204/323/05/06(土) 00:43:52

    「そう、そういうことが伝わってほしかったんだなあ私は」

     斜めに身体を私に寄せた姿勢で、本に視線を固定したままの彼女は言う。

    「――――フラッシュもそう思ってくれていることがうれしい」

     そんな面映ゆくなるようなことばに、私はそっと隣の華奢な肩に頬を預けて。

     まどろむ初夏の風に揺られながら、髪を梳く陽ざしのあたたかさの中でそっと目を閉じる。
     寄せ合う身体から伝わる彼女のぬくもりと、紙をめくるゆったりとしたリズムが私の胸を包む。

     やすらぎのなかにうずまって、早緑色の夢を見る。
     何もしない予定の中に意味を見出して、私の寝息があなたに届く。

     ――――過ぎ去る時間に、そんな靴跡を残すのもいいでしょう?

     END.

  • 21二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 00:44:46

    女性トレーナーで書いてみました
    消費レス数の目算をまちがえちゃったのは予定通り、予定通りなんです。

  • 22二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 05:34:20

    このレスは削除されています

  • 23123/05/06(土) 07:32:13

    >>21

    ありがとうございます!

  • 24二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 11:28:52

    このレスは削除されています

  • 25二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 12:28:51

    『今週は暫く荒れ模様になるでしょう』
    「そん…な……」
    私エイシンフラッシュは絶望に打ちひしがれていました。何故なら折角のGWという事で綿密なスケジュールを立てていたのに天候悪化というアクシデントで予定が全て白紙になってしまったのです。
    「雨の日でも行ける場所は…駄目です…」
    スケジュール調整をしようと雨の日でも大丈夫な場所を探しても、混雑が予想されていたり余りにも遠かったりと移動だけで時間を消費してしまうのです。
    「このままじゃトレーナーさんと…」
    大好きなトレーナーさんと一緒に過ごす私の予定が崩れてしまった…そんな事実が私の心を締め付けます。
    「う…ううっ…ぐすっ…」
    どうにもならない現実にただ泣く事しかできなかったその時です。
    「フラッシュさん大丈夫?」
    「……ファルコンさん…」
    部屋に戻って来たファルコンさんが私の姿を見て声をかけてくれたのです。

    事情を話すと真剣な顔で聞いていたファルコンさんは少し考えた後に私に向き直りました。
    「実はファル子もね予定を立てていたんだけど予報を聞いてね、思わずトレーナーさんにGWは一緒にいて欲しいなって叫んじゃったの。そしたらOKって言ってくれてね、ファル子嬉しかったの」
    「何処に行くとかは決めてないのですか…?」
    「そうだよ。でもね大好きな人と一緒に居られるって事が何よりも大切かな〜ってファル子思うんだ」
    「………ッ!」
    どうして私はそんな事を忘れていたのでしょう。
    大好きな人と一緒に居られる事…それが何より大切だという事を…!
    「だからねフラッシュさん。一緒にいて下さいって言ってみればきっとフラッシュのトレーナーさんも良いよって言ってくれるよ」
    「ありがとうございますファルコさん!」
    「しゃいっ⭐︎」
    大切な事を思い出した私に躊躇いはありませんでした。すぐさま今までのスケジュールを消し新たなスケジュールを書き込んでトレーナーさんの部屋へ向かいました。

  • 26二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 12:30:22

    「トレーナーさん!GWの予定が決まりました!」
    そう言って先ほどのスケジュール帳をトレーナーさんに見せます。
    「どれどれ………!?」
    その予定を見たトレーナーさんは目を見開きました。
    当然です。普段緻密なスケジュールを書き込む私がGWの日程に矢印を引いて
    『トレーナーさんと一緒!』
    とそれだけを書き込んでいたのですから。
    それを見たトレーナーさんは照れ隠しの様に笑い…
    「よかったらこれの修正をさせてくれないか?」
    そう言って私のスケジュール帳に書き込みを始めました。そうして書き込みが終わったスケジュール帳を渡されて予定を見るとGW最終日側の矢印の先が消えていました。そして私の書いた字の下に…
    『für immer und ewig(永遠にいつまでも)』
    と書き込まれていました。
    「…………ッ!!!」
    言葉が出ませんでした。大好きなトレーナーさんからこんな事を伝えられるなんて……!
    「フラッシュ、GWだけじゃない…これからもずっと……駄目かな?」
    「いい…えっ…素晴らしい…予定です……ッ!」
    思わず泣きながら座り込んでしまう私をトレーナーさんは優しく抱きしめてくれたのでした…

    ふと一冊の古びたスケジュール帳が目に入りました。
    開けば懐かしい予定が書き込まれていました。
    目を瞑りあの時を思い出す度に心が暖かくなります。
    すると私を呼ぶ私が大好きな声が聞こえてきました。
    私はスケジュール帳を大事に机にしまい、その声の主の方へ向かいます。
    その声の主にどうしたのか聞かれたので先程のスケジュール帳とあの時の思い出の事を話しました。
    それを聞いた声の主はあの時と同じ照れ隠しの様な笑顔を見せてくれました。

    「あの素晴らしいスケジュールはまだ終わっていませんからね。これからもずっと…」
    「———そうでしょう?トレーナーさん…いえ…あなた?」

    その問いに答える様に互いの唇が重なったのでした…

  • 27二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 12:31:36

    後日談的な奴が長くなってしまった…
    お客様こちらでよろしくでしょうか?

  • 28123/05/06(土) 12:32:28

    >>27

    ありがとうございます!

  • 29二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 18:30:24

    スレ画の表情が性そのものすぎる

  • 30二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 18:53:02

    トレーナーさんに「私を愛でろ!」って書いたスケジュール叩きつけるフラッシュの画像はどこで見たんだったかな…。

  • 31二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 19:05:20
  • 32二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 19:06:49
  • 33二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 21:16:44

    お二人ともthx。

    探してたのは>>32の方だ。


    >>31の方は賢さGで検索かけたら割と簡単に出てきた。

    筆が早すぎておかしい作者さんのやつだね。他の作品も可愛いの揃ってていいよね。

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