ミコ「生徒会マル秘レポート……?」

  • 1>>121/08/26(木) 20:45:21

    石ミコSS地雷注意
    拙者SS初心者にて候。不都合、未熟かたじけなし。それではいざ参る。


    今日もいつもと変わらずただ授業を受け、休み時間に不知火たちとゲームの話をしたり時折胸に穴が開いたような感覚を覚えながら放課後生徒会室へ立ち寄った。3年の先輩たちはなにやら用事があって遅れるらしく部屋には僕と風紀委員の見回りを終えたあいつだけだった。

    特に今は忙しい時期でもなく、暇だから過去の書類の整理でもしようかとしたときにそれは出てきた。

    ミコ「ねえ石上。これってなんのレポート?」

    石上「なっ……!?それは……!」

    石上(それは会長たちが大友京子の事件で何があったかを調査したレポート……!?なんでそんなものが生徒会室の棚に……!?)

  • 2二次元好きの匿名さん21/08/26(木) 20:47:48

    あげ

  • 3>>121/08/26(木) 20:50:49

    >>1


    石上(ともかく!伊井野にこれを見られるのだけはまずい!あの日僕のことを気にかけてくれたこいつを拒絶したのに今更終わる秘密、隠された真相と言わんばかりにご大層にことが知られるのは普通に恥ずい……!)


    石上(とりあえず落ち着いて……そうリラックスだ……何もおびえることはない……)


    石上「あ、これ、こここれこ、れれれこれね!!!!」


    石上(あっだめだ)

  • 4>>121/08/26(木) 20:55:03

    >>3

    ミコ「いきなり大声出さないでよ、ビックリするでしょ」


    石上「ああいや、ちょっと……わるい……」


    ミコ「で、これなんなのよ」


    石上「む、昔のレポートだよ。今となっては残しておいてもなんの役にも立たないレポートさ。」


    ミコ「ふーん……こんなものあったのね……生徒会に入ってからしばらく経つけど全く気付かなかったわ」


    石上(それは僕も)


    ミコ「なんだろう……生徒総会の時のだったりするのかな……ちょっと見ちゃ―――」


    石上「―――ダメだ!」

  • 5二次元好きの匿名さん21/08/26(木) 20:57:39

    age

  • 6>>121/08/26(木) 20:59:11

    >>4

    「「・・・・・・・・・・・・・」」


    ミコ「な、なによ。いきなり。」


    石上「いや……そんなもの見てもおもしろくもないし必要のない書類は捨てるべきだ。」アタフタ


    ミコ「そう……?」


    石上「おお!そうそう!」

  • 7>>121/08/26(木) 21:01:33

    >>6

    ミコ(…………)


    なにやら今日は石上の様子がおかしい。

    察するにやけにこのレポートのことを見られたくないようだ。

    私としてもそこまで拘るようなことでもなかったし?

    石上の言うように、本当に大したものじゃないのかもしれない。

    けれど———


    石上「さ、伊井野。それ貸せ。こっちで処分しとくから。」



    ミコ「嫌よ。」

  • 8>>121/08/26(木) 21:04:10

    >>7

    石上「は、はあ!?なんでだよ……!!」


    ミコ「まずこれ、あんたが書いたものじゃないでしょ。ダメよ。他人の物勝手に捨てちゃ。」


    石上「!!! い、いや、それを言うなら勝手に見るのも――」


    ミコ「何よ、私だって生徒会の一員よ?ならこのレポートを見たってなにもおかしくないじゃない。」


    石上「だっ……だとしても!!僕にはそれを捨てるだけの……資格が、ある。」

  • 9二次元好きの匿名さん21/08/26(木) 21:05:25

    いいぞ!

  • 10>>121/08/26(木) 21:06:48

    >>8

    石上(あーあ……一体何を言ってるんだか僕は……)


    石上「きっと……そう、きっと誰も責めや、しないさ。」


    石上(こんなこと言ってまで)


    石上「だからそれを渡してくれ、伊井野。」


    石上(そこまでして伊井野に見られたくないかね)


    石上(焼きが回ったかな)

  • 11二次元好きの匿名さん21/08/26(木) 21:09:15

    既に不知火と知り合った時系列か

  • 12>>121/08/26(木) 21:12:58

    >>10

    ミコ「――それが妙だって言うのよ。」


    石上「……っ」


    ミコ「別に捨てるものなら見てから捨てたって構わないじゃない。第一、あんたの作った書類でもないのにあんたに何の権利があるっていうのよ、会計のくせして。」


    石上「僕が作ってないなんて、そんな―――」


    ミコ「―――この書類、中身を見なくとも表紙だけで手作り感が伝わってくるわ。だからきっと生徒会の正式な書類ではない。それにこの字。あんたはいつもデジタルで書類を作ってるわよね。でもこの表紙は手書き。あんた書類の表紙にお花とか添えるタイプだったかしら?」


    石上「ぼ、僕だってここぞという時には花の1本や2本……」

  • 13>>121/08/26(木) 21:16:19

    >>12

    ミコ「そう。それは気持ち悪いわね。」


    石上(←ステラの人)「お、お前なあ……!」


    ミコ(←まだ知らない)「何よ?あんたのじゃない証拠ならまだあるわよ?」


    ミコ「私の右手が折れてる間、あんたに板書取ってもらってたのは覚えてるわよね。私、学年1位だから復習するときは穴が開くくらいノートには目を通すの。だから、あんたの字なんてすぐわかるわよ。」


    石上(マジかこいつ……)

  • 14>>121/08/26(木) 21:19:04

    >>13

    ミコ「これを書いたのが他の生徒会メンバーなら、会長の字は写経の時に見たし――」


    石上(写経って何……?)


    ミコ「四宮先輩はお家柄で字の達筆さは言わずもがな」


    ミコ「そうなると残ってるのは書記の藤原先輩だけ。藤原先輩ならお花も添えそうね。」

  • 15>>121/08/26(木) 21:20:34

    >>14

    ミコ「何か反論はある?」


    石上「くっ……!」

    迂闊だった。

    まさか表紙1枚でここまで詰め寄られるとは。

  • 16>>121/08/26(木) 21:24:00

    >>15

    あの時と同じだ。

    僕がどれだけ必死になって隠してきたことも天才たちの前では全て明かされてしまう。

    生徒会に迎え入れられ、体育祭チームに迎え入れられ、今では僕に向けられる目線が悪いものばかりじゃなくなった。


    ミコ「隙あり!」ダッ


    石上「あっ伊井野!」


    伊井野はレポートを持って逃げていった。

    まったく、風紀委員で生徒会メンバーで誰よりも規則に厳しいやつが廊下を走るとは何たることだ。

    きっと変な先輩に入れ知恵でもされたのだろう。

  • 17>>121/08/26(木) 21:28:37

    >>16

    元運動部の僕なら逃げる伊井野なんてすぐ追いつく。

    いや、僕じゃなくてもあいつはひ弱だから誰でも止めることはできるだろう。




    けれども追いつくことはなかった。

    追いかけるフリをして女子トイレに逃げ込まれたところで自分の息がこれっぽっちも上がってないことに我ながら呆れてしまった。

    ただ僕をあの天才はどこへ連れてどんな景色を見せてくれるのだろうと期待してしまったのだ。



    すすり泣きが聞こえてきたので自販機で2人分のコーヒー牛乳を買った。

    先輩たちには申し訳ないけれど今日は生徒会を早く上がってどこか落ち着けるところで話し合うか。


    ~完~

    赤坂先生の本編にご期待ください!

  • 18>>121/08/26(木) 21:31:08

    くぅ疲w
    見てくれた人たちありがとう
    是非忌憚なき意見をください
    あと本編のラブコメまだでござ?

  • 19二次元好きの匿名さん21/08/26(木) 21:37:35

    いやいや
    そのレポート読んだ時のミコのモノローグとか
    その合流した直後の描写が一番読みてえんだよ!

  • 20>>121/08/26(木) 21:38:32

    >>19

    今度作るから待ってて…

    この後どこまで発展するかも決めてないんだ…

  • 21二次元好きの匿名さん21/08/26(木) 21:39:42

    >>20

    待ってるぜ!

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