- 1二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 17:06:39
- 2二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 17:07:37
- 3二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 17:08:01
- 4二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 17:08:11
耳元でバクシーンと大声で囁いてやります
困った時はこうするといいとトレーナーの間で評判になってる - 5二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 17:08:36
- 6二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 17:08:49
馬鹿な…強過ぎる
- 7二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 17:08:51
そっか…この感情は勘違いじゃないんだね…
- 8二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 17:09:23
うーんこの
- 9二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 17:09:37
くそっ……勘違いするな俺、教え子だぞ……
- 10二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 17:10:33
卒業まで待ってくれたら……ふふっ、なんでもありません
- 11二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 18:14:08
勘違いするぞに対する否定は絶対やる
なんならちょっと怒ったように「…本当に勘違いだと思います?」って詰め寄ってくるパターンも考えられる - 12二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 18:15:57
強い…!勝てない…!
- 13二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 18:24:15
- 14二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 19:03:31
ちょっと新郎新婦ごっこして揶揄ったら「誰にでもやっちゃいけないよ」とか可愛すぎるんだよね🌸
フランスに連れていく - 15二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 19:09:08
その頃、セイちゃんはカウンターを食らって撃沈していました
- 16二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 21:40:54
話を遮るように笑い声出した後耳元でぼそっと呟いて欲しい
絶対破壊力凄いと思う - 17二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 21:45:09
- 18二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 23:30:57
ローレルがリードされたい気分な時
- 19二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 23:32:12
多分主導権奪われたら奪われたでトレーナーさんの素敵なところが見れるって喜ぶよねこの子
- 20二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 23:33:41
- 21二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 23:34:23
- 22二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 23:36:34
- 23二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 23:40:36
- 24二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 23:44:10
ロートレ、フランスから帰って来れるかな…
- 25二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 23:44:56
ウマ娘ヨーロッパに連れ去りがち
- 26二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 23:45:18
- 27二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 23:46:06
- 28二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 23:46:33
ローレル見てると心の中のベジータが蠢く
- 29二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 23:46:47
ここで出走して脚を壊したら幼い頃からの夢の凱旋門への挑戦が絶たれるんだ
でも人生で一度しか挑めないダービーで憧れの走りであるブライアンと戦えるんだ
どちらを選んでもローレルの人生を左右するからそれぐらい重い選択なんだ
一度しかない挑戦の為に自分も人生を賭けられるのが一流のトレーナーだってへっぽこも言ってた
- 30二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 23:46:59
トレーナーにしろウマ娘にしろ、自分の担当に対して強火のやつが多すぎるなこの学園……
- 31二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 23:47:20
- 32二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 23:47:35
三女神によるマッチング学園だからな
- 33二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 23:47:42
トレセンは婚活会場やないで!
- 34二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 23:48:35
知ってるよ家族になるための場所だよね
- 35二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 23:50:37
- 36二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 23:52:31
- 37二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 23:53:23
- 38二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 23:53:54
ローレルは普段弄んでくるのに要所ではしっかり乙女心を持ってるのが強すぎる
- 39二次元好きの匿名さん23/05/06(土) 23:53:57
もうこの時点で大分高火力なのにこの後もっと凄いのを2連続で打ち込んで来るからな…
- 40二次元好きの匿名さん23/05/07(日) 10:00:55
多分愛が何処までも深いタイプなのよねローレル
フランス凱旋門然りブライアン然り
なのでこう運命のトレーナーさんに対しても超火力になる - 41二次元好きの匿名さん23/05/07(日) 10:18:18
- 42二次元好きの匿名さん23/05/07(日) 10:20:56
- 43二次元好きの匿名さん23/05/07(日) 10:29:17
- 44二次元好きの匿名さん23/05/07(日) 10:29:26
- 45二次元好きの匿名さん23/05/07(日) 10:30:14
もうちょっと変換見てから投稿しろオラァン!
- 46二次元好きの匿名さん23/05/07(日) 10:31:35
誤字の仕方どうにかしろ!!
- 47二次元好きの匿名さん23/05/07(日) 10:43:41
- 48二次元好きの匿名さん23/05/07(日) 15:10:02
「今日で学園生活もおしまい、かあ……」
まだ桜の蕾が七分咲きの今日、オレの担当ウマ娘のサクラローレルが卒業式を迎えた。新人だった自分の初めての担当ウマ娘ということもあり、担当してから、いや担当する前、初めて出会ったときから今日までを一瞬で走りきった気持ちになる。この初めは慣れなかった1人だけのトレーナールームもすっかり2つ目の自分の家とまで考えることができるようになったのも、きっと側で支え、時には支えられたローレルのおかげかもしれない。
「卒業おめでとう。それと今までありがとう」
「ありがとうございます、トレーナーさん。でも今日私がこうして笑顔で卒業できるのもトレーナーさんのおかげなんですよ。私からもお礼、言わせてください。こちらこそ長い間ありがとうございました」
ローレルはそう言って卒業証書が入った筒を片手にぺこりと頭を下げる。しばらくして上げた顔はとても晴れやかで、瞳は満開の桜みたいに綺麗だった。
「立ったままもアレだから座ろうか」
「はーい。トレーナーさんもこちらへどうぞ」
立ち話もここまでと思い彼女をソファに座るよう促すと、座った途端ぽんぽんと自身の隣の席をポンポンと叩いてこちらに来るように誘われた。
「……隣同士は話しにくくないか?」
「フランス遠征のときはよく2人横に並んで作戦会議してましたよね?」
「それは……そうだけど……」
彼女が日本で大輪を咲かせ、凱旋門賞に照準を合わせたフランス遠征の際、アパートを一部屋借りたときを思い出す。流石に寝室はバラバラにしたが、リビングは当然一つだけ。その上家具は元々備え付けの物を使わせてくれたが、リビングにある椅子は2人掛けのソファが一つだけしかなく、レースの話やトレーニングメニューを考える際は必然的に2人横に並んで行う他なかった。食卓で行うことも考えたのだが、どうしてかローレルは嫌がり、ソファでの実施を強く志願した。 - 49二次元好きの匿名さん23/05/07(日) 15:10:48
「だったら早く座ってください。話したいこといろいろあるんですから」
などと考えている間にローレルに手を引っ張られ、半強制的に彼女のすぐ隣に座らされる。トレーナールームのソファは3人掛けだから、必ずしもくっつかないといけないことはないのに。
「ローレル?」
「どうしたんですか、トレーナーさん?」
彼女にはいろいろお世話になった。それこそフランスに行ったときの生活は、彼女といなければ崩壊一直線だったことだろう。目標であり彼女の夢でもあった凱旋門賞は残念ながら勝利することはできなかったが、何物にも代えがたい経験を彼女といることで得ることができた。ただその前にどうしても彼女に言わなければならないことが1つ、ある。
「あまり大人、というか男をからかうとな……」
そう、彼女といるといつもドキドキさせられる。休日にはフランス式の教会に連れられ腕を組んだり、夏合宿ではトレーニングとして夏祭りに連れ出したら『デートですか?』なんてツッコまれたり……数え始めたら指が何本あってもまるで足りないぐらいに彼女にはからかわれてきた。もちろんこちらを不快にさせるものはない、ないのだが……
「ふふっ、だったらこれ以上からかったら……どうなっちゃうんですか、トレーナーさん?」
このように注意しても追加攻撃を放ってくるのがたちが悪い。
「……勘違いする奴が出てくるかもしれないぞ」
彼女の誘いに抵抗を試みる。あくまでオレが行っているのは彼女への忠告。断じて彼女に乗せられているわけではない。
「勘違いじゃない……かもしれませんよ?」
- 50二次元好きの匿名さん23/05/07(日) 15:11:22
……ない、だろうか。いやこれは一体どういう……
「ローレル、それって……」
頭に浮かんだ言葉をそのまま声に出しかけたのに気づき、慌てて口をつぐむ。ただ時すでに遅し。彼女が浮かべたこちらを惑わせる妖艶な笑みを見た瞬間、彼女の術中に嵌まったことに気がついた。
「もしかして、今まで気づいてませんでした? 思春期の少女の気持ち。こんなに長い間側にいたのに。トレーナーさんは鈍感ですね」
ローレルはそうため息をつきつつ、目線をオレから綺麗に掃除された床へと移す。ただその落胆っぷりもおそらく彼女の策の内。ここで慌てふためくと流れを完全に持っていかれてしまう。だったら……!
「だったらここで言わせてくれ。君への気持ちを」
「えっ……?」
彼女の膝に置かれた彼女の手に上からそっと自分の手を重ねる。尻尾と耳がピンと跳ね、こちらへ向けた戸惑いの表情からはいつもの余裕を感じ取ることができない。桜色をした瞳は焦点に迷い、その口からは二の句を継ぐことができない。好機は、逃さない。
「君にはいつもドキドキさせられた。初めて出会ったときもそう、契約を結ぶときもそう。2人で出かけたときも、レースのときも、そしてフランスに行ったときもそう。大人びた君にからかわれると、もしかしたらトレーナーとしてではなく、1人の男として見られているんじゃないかって勘違いしそうになることもあった。ただその度に教え子だからと、ただのトレーナーと担当だからと自分に言い聞かせてきた。『そんな可能性』はありえないと、何度と言い聞かせてきた。だけど……」
君が言った言葉を信じるなら、冗談なんかじゃないと『勘違い』していいなら、言わせてほしい。
- 51二次元好きの匿名さん23/05/07(日) 15:11:54
「オレは君が、サクラローレルのことが……」
「ちょっと待ってください……う、嘘じゃないですよね……?」
ようやくオレの口を人差し指で封じた彼女の頬は既に桜色を通り越し、薔薇の色へと染まっている。耳もせわしなく動き続け、尻尾もブンブンとあっちに行ったりこっちに行ったりと落ち着きがない。そこに普段の余裕は一切見られず、一言で言うとただただテンパっていた。
「冗談でも嘘でもないよ。もちろん君の『勘違いじゃない』って言葉が冗談じゃなかったら、だけど」
「勘違いなんかじゃないです。自分の気持ちに嘘はつきたくないですから。ただ、」
揺れる声。か細く消えてしまいそうな言葉をこぼさないように耳をすまし、静かに待つ。
「ここはフランスじゃなくて日本です。だったら私の方から言わせてくれてもいいですよね?」
こくりと頷く。オレの顔を見て安堵した彼女は、ぽつりぽつりとその唇から想いを紡ぎ始めた。
「貴方と過ごす日々は毎日が楽しかった。もちろん辛いことは何度もありました。私の脚が弱いせいで迷惑をかけてしまったことも幾度となくありました。でも、それでも貴方は私の夢を笑わず、そして諦めることなく隣で一歩ずつ歩いてくれました。悲しいときや辛いときは励ましてくれて、嬉しいときは一緒に喜んでくれた。トレーナーさんの笑顔が、素敵で、眩しく輝いていたんです」
そこで一旦言葉を区切り、再び語りだす。
「ただ、ある日貴方と話しているとき気づいてしまったんです。もしかしたら私はこの人に対してトレーナー以上の感情を抱いてしまっているのかもしれないと。いつかはもう忘れちゃいましたけど、そこからは想いを募らせていくばかり。なのでトレーナーさんをからかったりするのも照れ隠しだったんです。この気持ちに気づかれないようにって」
- 52二次元好きの匿名さん23/05/07(日) 15:12:19
だけど、と頬を朱色に染めたまま彼女は話す。
「バレちゃったら仕方ないですよね……私は貴方のことが好きです。この気持ちは勘違いじゃありません」
オレへの想いを、今まで胸に秘めてきたその想いをまっすぐ瞳を見つめて。揺るぎない桜色をしたその視線で心を貫くように。
「ありがとう。すごく嬉しい」
だからこちらも改めて告げる。
「オレも君のことが、サクラローレルのことが好きだ。これからも一緒に夢を見させてほしい」
彼女への想いを、今まで胸の底へと押し込めていたこの想いを、今彼女へ捧げる。彼女を離さないように強く抱き締めながら。
「はい……これからもよろしくお願いします、トレーナーさん!」
- 53二次元好きの匿名さん23/05/07(日) 15:12:56
- 54二次元好きの匿名さん23/05/07(日) 15:15:36
ヒェッ……辻書きだぁ……
- 55二次元好きの匿名さん23/05/07(日) 15:16:58
うまい感じに序盤に出てた概念まとめてるの尊敬する
- 56二次元好きの匿名さん23/05/07(日) 15:17:55
ユニちゃんが出たじゃん
- 57二次元好きの匿名さん23/05/07(日) 15:18:14
書いとるやないかーい
- 58二次元好きの匿名さん23/05/07(日) 15:28:51
2023年4月実装の2人があまりにも強すぎる
性能も理論値自体は高めだし隙が無い
『好き』はこれでもかというくらいにあふれてるが - 59二次元好きの匿名さん23/05/07(日) 15:56:53
誤字ってる……まあ本編じゃないしいいかあ!
- 60二次元好きの匿名さん23/05/07(日) 17:41:22
「───なーんて事も、ありましたね!」
セーヌ川の向こうに聳え立つエッフェル塔を傍目に、満開の桜を眺めるのも何度目だろうか。
彼女に熱烈な告白をされてから数年が経ち、トレーナーとそのサブトレーナーとしても、元トレーナーとその担当としても…そして、夫と妻としても、二人でペアを組み続けた時は、目にする桜の回数と共に蓄積され続ける。
日本のウマ娘にとって、未だ達成される事が無かった悲願、『凱旋門賞制覇』。
彼を知り己を知れば百戦危うからず。凱旋門賞という強大な壁を欧州のウマ娘は如何にして突破しているのか。それを知るべく、二人でフランスに留学という形式で暮らしているのが現状である。
「あの頃がちょっと懐かしいですね…私が未成年で教え子だからって、ちょっと遠慮気味だったトレーナーさんは可愛かったなー」
そう言いながら、彼女の桃色の瞳は、過去に想いを馳せるべく細められる。学生の頃から変わらないその視線は、毎度ながらこちらの心臓を容赦なく射貫き、鼓動を加速させる。
外にいる時は、学生時代と職務中の両方の名残でトレーナーさんと呼んでくる彼女に、思わず倒錯的な物を感じそうになり、慌てて邪念を振り払う。
「そりゃ下手な事をすればオレの首が飛ぶからね、あの教会での君にはひやひやさせられたよ」
「あら?当時のトレーナーさんは、私にドキッとはしてくれなかったんですか?」
「ドキッとするに決まってるだろ、でもそれを意識したのは後になってからだったな。その時は、とにかく世間体というか世間の目線をね…」
「ふーん、そうですか。じゃあ、あの時も、日本ダービーの前も、クリスマスも、ずっとトレーナーさんは私と一緒にドキドキときめいてくれてたんじゃなくて、私以外の人の事を気にかけてたんですね?」
「いや!えっと、それは違うというか!ほら!バレンタイン!バレンタインを覚えてるだろ!あの時、君もオレからチョコが欲しいと言ってたけど、それと同じくらいオレも君からチョコを貰えるんじゃないかってワクワクしてたし、結局夜まで貰えなかった時はちょっと落ち込んでたから!オレも君にずっと心を踊らされ続けてるから!!!」
- 61二次元好きの匿名さん23/05/07(日) 17:41:43
ぷいっ、とそっぽを向いて拗ね始めた彼女に慌てて弁明する。少々慌て過ぎたのか、つい力が籠ってしまい、手に持っていたバゲットがパキッと良い音を立てて割れてしまう。
そんな様子を見て、彼女はくすくすと笑う。あまりにもおかしかったのか、目尻には涙が浮かんでいた。
「そこまで必死にならなくても、わかってますよ!トレーナーさんが、私の事をとても大事に思ってくれているって………本当に、トレーナーさんが…いえ、あなたが、私のトレーナーさんで、私に一番身近な男性でよかったです。"Qui aime bien châtie bien." これを体現した様なあなたが、私をここまで駆け抜けられる様に指導して、共に栄光を掴んで、一緒の『冠』までつけさせてくれて、愛しい宝物の隣で幸せの道を歩ませてくれた。それが、本当に嬉しかったんです」
あまりにも直接的な彼女の言葉に、思わず赤面する。フランスに滞在する間に随分と直接的な愛の表現には慣れたつもりではいたが、これは些か過剰火力であった。「あ、久しぶりにトレーナーさんが照れるところを見られました!」
先程までの妖艶な表情から一転し、無邪気にコロコロと笑う彼女。
「照れてるトレーナーさんの、その顔、私、好きですよ?」
更に顔に血が集まり、火照っているのが自覚できる。そんな様子を見て、彼女はご満悦なのか耳をぴこぴこと動かし、尻尾も無意識なのか嬉しそうに揺れていた。
「それは流石に卑怯だろ…オレが君のそういう言葉に弱いのは知っているだろ?」
「えへへ…だって、トレーナーさん、可愛いんですもの!」
「だから…でも、そこまで嬉しそうに、普段は美人な君が可愛らしい面を見せてくれるなら、本望かな」
元より大人っぽい彼女は、子供らしくはしゃいだりする印象があまり無かった。そのため、彼女のこの様な一面は新鮮に感じられた。
「ふふっ、これも私の隣を最愛の人が歩んでくれているおかげですよ?」
ああ。やっぱり君には敵いそうにないや。精一杯のカウンターを決めたつもりだったが、カウンターにカウンターされてしまえばどうしようもない。 - 62二次元好きの匿名さん23/05/07(日) 17:46:59
「……でも、ちょっと、いや、かなり、トレーナーさんにそこまで言ってもらえたのは嬉しかったです…」
前言撤回。桜の花びらよりも濃い朱色に頬を染めて照れているから、これは引き分けだな。
「もう!何を笑ってるんですか!」
まだ少々火照っている頬を膨らませ、ちょっと怒っている様に振舞っているのは、恥ずかしがっている所を見られた照れ隠しか。
ぽこぽこと、彼女がもたれかかっていた右肩をぽこぽこと拳で叩かれる。だが、その顔には照れや怒りは無く、ただ純粋に笑っていた。
学生時代から数年経ち、更に色香が蠱惑的に、より一層魅力的になった彼女。
でも、何年経てど、変わらない物もある。
それは、何度も、何年も見続けてなお飽きる事の無い、満開の桜。
世界で一番大事で、世界にたった一つのサクラが。
ほら、今日も隣で華麗に咲き誇っている。 - 63二次元好きの匿名さん23/05/07(日) 17:55:30
このレスは削除されています
- 64二次元好きの匿名さん23/05/07(日) 17:58:56
えっ、これ続き読みたいって言って書いてくれるパターンあるんですか
- 65二次元好きの匿名さん23/05/07(日) 18:03:03
このレスは削除されています
- 66二次元好きの匿名さん23/05/07(日) 18:04:02
いいや一切の瑕疵がない 満開だ
強いて言うならまだ続きが欲しい 子供とか弟子とか帰国後とか - 67二次元好きの匿名さん23/05/07(日) 18:05:56
1レスに短く纏めるのは才能が必要なんだわ、コツとか教えてくれん?
- 684823/05/07(日) 18:13:05
そうカリカリせんと。自分は続き書いてくれて嬉しかったよ
- 69二次元好きの匿名さん23/05/07(日) 18:16:26
しっかり書くと自然と3レスくらいにはなるもんよ
会話だけで回すならともかく - 70二次元好きの匿名さん23/05/07(日) 18:17:23
このレスは削除されています
- 716023/05/07(日) 18:18:42
- 724823/05/07(日) 18:19:38
いいよ、というかありがとう。こういうのが読みたかったから
- 73二次元好きの匿名さん23/05/07(日) 18:40:42
なんか今日は荒らしが活発だな、GWが終わるのが嫌で駄々を捏ねてるのかな
- 74二次元好きの匿名さん23/05/08(月) 03:07:54
保守カップ
- 75二次元好きの匿名さん23/05/08(月) 03:10:29
クッソ引けばよかったぁ〜
今から仕上げるのは難しそうだし見送りでいいか〜とか言ってたちょっと前の俺を殴りたいよ - 76二次元好きの匿名さん23/05/08(月) 05:47:36
行った教会ならわかるけど似てる教会ってなんだよ
- 77二次元好きの匿名さん23/05/08(月) 08:57:56
ドン。ギュイ――――――ン。
強い衝撃と、エンジンが轟音を上げて逆噴射する音が機内に響き渡る。シートベルトが腹に食い込み、思わず「うっ」と声が出る。こればかりは、何度飛行機に乗っても慣れる気がしない。
"Ladies and gentlemen, we have successfully landed at Tokyo Narita Airport, the local time is───"
帰郷した者達を出迎えるにしては、些か暗い曇天であったが、それはそうとして。
「んーーーー!やっと着きましたねー!」
隣で薄い胸を精一杯に押し出し、猫の様にぐいっと伸びるローレル。離陸時は縮こまって右腕にしがみついていたのに、今はその様子が一切窺えない。
ポーンと軽い音と共にシートベルト着用サインが消え、ようやく立ち上がって頭上のコンパートメントから荷物を取り出せるようになる。14時間と、数多とあるフライトの中でも最長の旅を終えた体はガチガチに硬くなり、冷たく乾いた空気が喉を刺す。
"Merci d'avoir volé avec nous"
金髪のグラマラスな客室乗務員のお姉さんにニッコリと微笑まれ、ちょっと鼻の下を伸ばすと、後ろから背中を軽く抓られる。仕方ない、男はフランス人金髪爆乳お姉さんには皆惹かれる物なのだから。
そんな背後の圧力とジトっとした視線に応じる様に、パッセンジャードアを出てグレーの搭乗橋を歩き始めるとムワッとしたすさまじく湿った、生温かい空気が顔面に押し寄せる。ちょっとだけ埃っぽいような、でも懐かしく感じられる匂い。
ああ、自分は日本に舞い戻ったのだな。
大きく「おかえりなさい Welcome to JAPAN」と書かれた看板を見て、改めて自分の「祖国」であり、「故郷」に戻ったのだと自覚する。
それはローレルも同じ様で、周囲を見回しながらどこか懐かしそうな表情を浮かべながら入国審査の方向に、自分と共に歩いている。
………必要以上に腕にしがみつき、自分の身体を押し付けている様子からするに先程の事はまだ根に持っている様ではあるが。
- 78二次元好きの匿名さん23/05/08(月) 08:58:24
パスポートをさっさと機械に押し付け、いつまで経っても流れて来ない荷物にやきもきしつつ、都内に向かう特急の時間を確認する。どうやらあと20分で発車する様だが、荷物はそれまでに流れて来るのだろうか。
なんやかんやで荷物を回収し、ダッシュして地下のホームに向かう。情けないが、荷物は全部ローレルに持ってもらう。彼女の身体能力は人間のそれを遥かに凌駕しており、自分の全力ダッシュと彼女の荷物を大量に抱えた駆け足は同じくらいなのだから。
そうして赤と白のコントラストが眩い、清潔な特急に乗り込み、一息ついていると。
「さて、トレーナーさん?さっきの件で何か言うことはありませんか?」
にっこりと微笑みながら、されど手をがっしりと掴んだまま、彼女が尋ねる。
「…わかってくれ、これは本能みたいなものなんだ。君だってターフを見たら走りたくなるだろう?それと同じだ」
ぎゅっ。手を握る力が強められ、自分が窮地を全く脱することが出来ていない事を察する。
「……でも、悪かった。確かに、君がいるのに他の女性に目が行ってしまうのは間違いなく良くない事だったな。ごめん」
更に手を握られる力が強められ、内心で冷汗をかき始める。
だが、突如として手は離される。何かと思って彼女の方を見ると、彼女は俯いて寂しげな表情をしていた。 - 79二次元好きの匿名さん23/05/08(月) 08:58:48
「…いいんですよ、トレーナーさん。『女性とワインは古い方が良い』って言いますもんね。私はそんなに胸が大きくないですし」
静かに発車した特急は気まずい雰囲気の二人を乗せ、真っ暗なトンネルを突き進む。
「ローレル、本当にごめん。約束するよ、他の女性に惹かれないようにする...というか、視界に長い間は入れない様にする。でも、これだけは言わせてくれ。どんな時であろうと、君がオレの中で一番大切で、最愛の人だって事は不変だって事を」
列車はトンネルを抜け、眩い陽光と共に周囲の田園風景が視界に飛び込む。
「…ふふっ、いつからあなたはそんなイタリア人みたいな事を言うようになったんですか?」
先程までの寂寥とした雰囲気は霧散し、気づけば彼女はおかしそうに笑っていた。
「それに、トレーナーって仕事なのに、本当に私以外の女性を目に入れないようにすることなんて、できるんですか?」
次々と飛んで来る質問にたじろいでいると。 - 80二次元好きの匿名さん23/05/08(月) 08:59:15
「なーんて、冗談です。ちょっとトレーナーさんを久々に揶揄いたくなっちゃっただけですよ」
遠くに大きな鳥居が見えたと思えば、山ですぐに視界を遮られる。
「私、全然怒っても無いですし、それにまあちょっと私より大きな胸の人に視線が行ったのは女としては不満はありましたけど、ほとんど気にしてませんよ!」
小さな駅を通過し、列車は更に速度を上げる。
「だって」
突如として、首元に生温かい何かが押し付けられる。湿気たっぷりの、その首筋にものすごい勢いで吸い付く何かが。
急にふわっと漂ってきた、花の様な香りの中に少し混じった、長旅故に染み込んだ汗の臭いが、気づけば目の前にぴょこんと飛び出て来た彼女の耳である事が。
ちろちろと、肌をくすぐりながら熱い粘液で匂いを上書きしようとする舌が。
そして、首筋にくっきりと残された彼女の「印」が。
「トレーナーさんは、ずっと『私』の『宝物』、ですから」
否応なしに、自分が誰の伴侶であるのかを強く主張し、自覚させた。
「………ローレル、ここはフランスじゃない。日本だから、ちょっと自重しようね」
それはそうとして、フランスならともかく奥ゆかしい文化が色濃い日本の、公衆の面前でキスマークをくっきりと残す彼女には戒めも込めて軽くデコピンをお見舞いする。
「…あう」
涙目でこちらを見上げる彼女。
だが、おでこを抑える右手と異なり、彼女の月桂樹の指輪が煌めく左手と尻尾は嬉しそうに自分の右手に絡みついていた。 - 81二次元好きの匿名さん23/05/08(月) 09:07:43
よいぞ……よいぞ……フランス感覚よいぞ
日本トレセンのウブなポニーちゃんに見せつけてやろうぜ! - 82二次元好きの匿名さん23/05/08(月) 09:09:33
なんだいいつの間にかいい感じのSSが投稿されるスレになってるじゃないか
- 83二次元好きの匿名さん23/05/08(月) 09:09:57
- 84二次元好きの匿名さん23/05/08(月) 09:12:11
- 85二次元好きの匿名さん23/05/08(月) 09:13:40
3年以上一緒にいて担当に染められるトレーナーは大変癖(へき)にあってますね
- 86二次元好きの匿名さん23/05/08(月) 09:38:16
嫉妬深そうだよね…そんな描写はないけどわかるよ
- 87二次元好きの匿名さん23/05/08(月) 10:38:12
※オリキャラ注意
トレセン学園では、トレーナーと契約解消したいという話はとびきり珍しい話では無い。いくら東大よりも難しい試験を乗り越えた優秀な人たちであっても、人格面まで優れているかと言われると一概にそうとは言えない。そして、トレーナーの人間的に上手くやっていけるかというのはパフォーマンスに大きな影響を及ぼすので、合わないと思った人とは契約解除をするのは当然の事だし、何も珍しいことではない。
ないんだけど…
「トレーナーとサブトレーナーが仲良すぎる上に、自分を褒めすぎるから契約解除したい」なんてくだらない理由で契約解除をしたいと決意したウマ娘は、古今東西でも自分だけだろう。
『怪物』ナリタブライアン、『変幻自在』マヤノトップガン、『マーベラス☆』マーベラスサンデー。更には海の向こうの数多の強豪と、脆い脚と戦いながら鎬を削ったウマ娘、サクラローレルとそのトレーナー。
彼女が故障したら一生でも面倒を見ると、強い覚悟を見せたトレーナーと、そんな彼に惹かれた彼女の二人三脚の物語は、私みたいに凱旋門賞を夢見るウマ娘にとっては常識と言っても過言ではない物語だ。
そして、私はそんな二人に指導されている。
彼らはとても指導力がある。
フランスで培った、ヨーロッパで勝つために必要な技術の分析と、私の一挙手一投足から細かくアドバイスをくれる観察眼を持つトレーナー。
同じウマ娘として体感的なコツや、私のケアを念入りに行ってくれるサブトレーナーのローレルさん。
そんな二人の指導の元、私は無事にGIレースを既にいくつか勝利しており、凱旋門賞も視野に入って来ている…のだが。
「言いましたよね!実際のレースどころか、模擬レースで勝っただけで抱き着いて来たり頬にキスするのはやめてほしいって!同性でもセクハラで訴えますよ!」
「ふふっ、ごめんね?でも頑張った〇〇〇〇〇〇〇〇ちゃんが偉くて、可愛いからつい…」
悪びれもせず、てへっと手を合わせながら舌を出して謝るローレルさん。フランスでの期間が長かったせいか、スキンシップがかなり…その、過激だ。もちろん、うまぴょい的な事はしてないけど!してないけど!!!
- 88二次元好きの匿名さん23/05/08(月) 10:38:32
「…ローレル、何度も言ってるだろう。ここは日本であって、フランスじゃないんだ。もう少し自覚を持ってくれ」
「はーい、ごめんなさーい!」
「…トレーナー、あなたもですよ!何回言えば、走り終えた後の私の頭を撫でるのをやめてくれるんですか!」
「だって、頑張ったのは事実だし、言葉だけじゃ物足りないかなって…」
「もう、トレーナーさん。女の子は色々と気にするんですからね?色々と」
「色々って…例えば汗の臭いとか?オレは全然気にしないけど」
「トレーナー!!!デリカシー!!!フランスに置いて来たんですか!!!!!」
「今のはトレーナーさんが悪いですね、他にも髪型が崩れるとかあったのになんで一番気にするところを言うんですか…」
「いや…だって、君なんて汗でぐっしょりとした体操着のまま、レースの後に抱き着いてきたからてっきり皆汗の臭いなんて気にしていないのかなって…」
「あら、トレーナーさん、私の体操着と汗の臭いを当時から意識しちゃってたんですか?」
「ゴホン...その話は後に置いておこう。とりあえず君の持久力は誰にも負けないから、次は先頭だけを走るんじゃなくて敢えて前を走らせた上で、自分のペースにして相手を消耗させる様に後ろからプレッシャーを…」
走った後の興奮状態が落ち着き始め、段々と二人の惚気にも近い口論?をどうやって切り上げさせるか考え始めたところでアドバイスを始めるトレーナー。ちょうど私が限界になるタイミングを見計らっているかの様で、見透かされている気がするのがちょっと癪なのだ。 - 89二次元好きの匿名さん23/05/08(月) 10:39:27
「そうだ、〇〇〇〇〇〇〇〇ちゃん、もしよかったら晩御飯を家で食べない?ちょっと冷え込んできたし、オニオングラタンスープを準備してあるの!」
そう、ローレルさんは料理がとても上手い。フランス料理を現地で学んできた彼女は、それはトレセン学園の食堂とは比べ物にならないくらい美味しい料理を作ってくれる。なので、誘ってくれるのはとても嬉しい。
嬉しいのだけれども…
「あ、そうだ!あなた、ちょっと冷蔵庫にパルメザンチーズが入ってると思うから、取ってくれません?」
「オッケー、ちょっと待っててね。愛しい宝物さn...じゃなくて、ローレル」
「ふふっ、最後まで言い切っちゃっていいんですよ?でも、ちょっと恥ずかしがってる所、可愛くて好きです!」
冷蔵庫を漁るトレーナーの腰を尻尾で巻き付けながら、嬉しそうに鼻歌を歌いながらくつくつとスープを煮込むローレルさん。
違うよ、ローレルさん。多分トレーナーさんは恥ずかしがってるんじゃなくて、私に遠慮してるんだと思うよ。なのになんでトレーナーさんの気遣いを無下にした上に、より強い砂糖爆弾を投下するかな。
ズコーーーと大きな音を立てながら、出されたジュースを飲みながらジト目になる私。
「お手伝いしましょうか?」なんて言えた雰囲気じゃない。いや、二人なら歓迎してくれるのは簡単に想像つくし、何ならトレーナーの方は私がいるから自重しているのも伝わってくる。 - 90二次元好きの匿名さん23/05/08(月) 10:39:41
でもさあ!
だからと言ってチーズを渡すときに後ろから抱き着くようにしながら渡す必要あるかな!!!ローレルさんも、木べらからわざわざ指で掬ったスープをトレーナーに味見させたり、感想を言うトレーナーさんの顎を耳でくすぐったり、離れる時に軽くチュッとかするのもさ!!!
トレーナー!気づいて!気づけ!自分の中ではブレーキを掛けてるつもりかもしれないけど、全然日本基準だとむしろ掛かってる部類だよ!
コーラに砂糖をしこたまぶち込んでどろっどろに煮詰めた物を口にした様な感覚を覚えながら、心の中で全力でツッコミを飛ばす。
何もしないのも居た堪れないので、勇気を振り絞ってお手伝いを結局申し入れる。
「あ、じゃあこの鴨肉を任せていいかな?」
…すみません、いきなりメインディッシュを任されても困るんですよ。 - 91二次元好きの匿名さん23/05/08(月) 10:39:54
必要以上に優しくローレルさんに鴨肉のローストの作り方やコツを指導してもらい、二人から褒めちぎられたり頭をやっぱり撫でられたり、抱き着こうとするローレルさんを引き離してもらった後。
目の前にはお店で出る様なフランス料理のフルコースが並んでいた。
一体、オニオングラタンスープを作ったから食べに来てくれ、とは何だったのか…
自問自答しつつも、どうせ遠慮しても二人に説得されて美味しく完食するオチしか見えていないのでそれならば出来立ての間に頂く。
流石に二人も食事中はいちゃついたりはしないのは、何度かお呼ばれするうちにわかってきた。日本でもバカップルの代名詞みたいな「あーん」だが、これは欧米でもあまり無いみたいで、二人ともそれをする文化は無いみたい。
…あれ、逆に言えば、二人はいちゃついてるっていう自覚が無いってこと?はは、まさかね。
芳醇で重厚なスープと、自然な甘さの玉ねぎをパンと共に頬張りながら考える。
───うう、やっぱり二人に指導されると私も実力が伸びているのが自覚できるし、二人とも沢山褒めてくれるし撫でてくれるからやる気も上がるし、ご飯も美味しいし、仲良さげな二人を見ているとこっちも幸せになるし、やっぱり契約解除なんてしなくても…
「いやー、それにしても〇〇〇〇〇〇〇〇は本当に強い子だよな!ローレルもとっても強い子だったけど、君の走りも今のオレの夢だ。いや、オレ達の夢なんだ、だから君はもっと自分を信じて、自分が夢を人に見せられるって事を自覚して───」
「もう、ちょっとしか飲んでないのにもう酔っ払ってる…ごめんね、〇〇〇〇〇〇〇〇ちゃん。でも、私も同じだよ。私も、あなたの走りなら凱旋門賞でも、何でもできるって信じているから、ね?」
…前言撤回、二人そろってホイホイとこちらが恥ずかしくなる様な事を言い過ぎて、こっちが精神的に持たない気がする。
まあでも、契約解除したいってトレーナーに言うのは今日じゃなくても、明日でもいいかな…でも明日も練習の後にちょっと三人で買い物に行くって約束してもらってるし、来週でもいっか…でも来週もなぁ……
こうして、夜は更け、かつてとある少女に見た夢を引き継ぎ、彼女は夢を魅せるべく奔走する。何度も契約解除を告げる日を、引退するその日まで引き延ばし続けながら。 - 92二次元好きの匿名さん23/05/08(月) 10:55:52
指導してる子の目の毒だよこの夫婦…いいね
- 93二次元好きの匿名さん23/05/08(月) 11:03:00
正直、既婚者トレが自分の妻に対したのとおなじくらいの熱量で指導して、脳を焼くようなセリフをほいほいと言うのは担当が可哀想だよね、って思う時はある
- 94二次元好きの匿名さん23/05/08(月) 12:08:50
辻書きが増えてる……嬉しい……
- 95二次元好きの匿名さん23/05/08(月) 12:50:18
「日本に帰ってきて思ったのだけれど、日本の子って進んでるのね」
「なんですか急に」
「だって、この前もこのカフェテリアで……あーん、なんてしてたの」
「……今更あなたが言いますか、ローレルさん」
「えっ」
「フランスではどうだか知りませんけど、日本では割とフツーです。おふたりのフランス式の方が…その…すごいんですから、日本では!」
「そうだったの……」
「どうしたの、二人とも」
「あぁ、あなた。……私達も、日本のやり方に慣らしていかないといけないね、という話を。特に人前では」
「ふむ」
(あっ……余計なこと言っちゃったかな……)
「あなた? あーん、です」
「ん。……美味しいよ、ローレル。あーん」
「あーん。ふふっ、美味しい」
「…………だめだこりゃ」 - 96二次元好きの匿名さん23/05/08(月) 13:05:47
ほんまこいつら…
- 97二次元好きの匿名さん23/05/08(月) 17:33:42
どう転んでも最後はイチャつくのか……
- 98二次元好きの匿名さん23/05/08(月) 18:15:42
独占欲ローレル助かる
- 99二次元好きの匿名さん23/05/08(月) 19:12:36
- 100二次元好きの匿名さん23/05/08(月) 20:58:11
なんだこいつ、無敵か?
- 101二次元好きの匿名さん23/05/08(月) 21:09:55
育成で見たけど小さい頃の愛称は「ローラちゃん」だったみたいだぜローレル
二人きりの時はそう呼んでそう - 102二次元好きの匿名さん23/05/08(月) 21:40:06
「あら、あら? バッグにこんなもの入れて、いけない子🌸」
「あっ! ローレルさん! あー、あの、これは」
「なんちゃって。授業中に読んでないなら私は何も言いません」
「うー……ひやっとするからかいはやめてください」
「ごめんね。これ、流行りの漫画よね?」
「はい。別の寮の子に押し付けられちゃって……夜でもいいのに」
「それだけ好きって、素敵なことだと思いますよ?」
「あはは……でも、どうかな~」
「どう、とは?」
「あの子からおススメの漫画を借りるの、4度目なんです」
「……?」
「実は……あの子には悪いんですけど……どれもピンと来なくって」
「ふぅん……趣味が合わない?」
「そうなのかもしれないけど……どっちかって言うと、ローレルさんのせい、かな?」
「あら……聴いてもいい?」
「……トレーナーさんとローレルさん見てると、なんてゆーか……基準が狂っちゃうんですよ! 1つめは、甘いだけで刺激がないし、2つ目は過激すぎて落ち着かないし……お二人みたいな感じじゃなくて。3冊目もなんかピンと来なくて……多分、凱旋門を目指したお二人みたいに、強さや高潔さもないとダメというか……」
「……そっか。ううん、これは……謝った方がいいのかしら?」
「いえいえ!そんなことは……ない、です。……お二人を見てると、こんな風になりたいと思うときも、あったりなかったり……えへへ」
「ふふ……ありがとう。だけどね、あんまり焦ること、ないからね。お話選びも、出会いも……今は、ここにある漫画と、お友達を大切にしてあげて🌸」
「……はい!」 - 103二次元好きの匿名さん23/05/08(月) 21:53:23
でもローレルとそのトレーナーのような関係に、自分とそのトレーナーがなる事は無いって事に気付いて曇るんだよね…だからといってローレルさんを不幸にするのも嫌だし、板挟みで苦悩するんだよね…美しいべ…
- 104二次元好きの匿名さん23/05/08(月) 21:54:36
- 105二次元好きの匿名さん23/05/09(火) 05:07:20
オラっ、お前が書くんだよ!
- 106二次元好きの匿名さん23/05/09(火) 06:44:12
「みんな集合!ローレル先輩とトレーナーさんがみんなのためにスープ作ってくれましたよ!」
「「「「わーい!!」」」」
「ふふ……みんな大喜びですね🌸」
「君のスープは美味しいから」
「それを言うなら、スープを作ってあげよう、なんて思いついたトレーナーさんが素敵です」
「真冬だからね。走って温まってるとはいえ、その分汗もかいてるわけで、塩分やらいろいろ抜けていっているわけだし、お腹の中から温まるのはまた違うわけだし」
「栄養学もちゃんとわかっている。流石です」
「それでも、普通はスポーツドリンクの差し入れとかになるもんだ。そこをスープにしようとしたのは君の料理の腕があってこそだよ、ローラ?」
「まぁ🌸随分口説き文句がお上手になりましたね、あなた?」
「君は言葉じゃなくて、手が……もとい、尻尾が早くなったね」
「ふふ、はしたない私はお嫌いですか?」
「ううん、もっと早く、強くてもいい。もっとしっかり、俺に絡めて」
「Oui🌸」
「あのー……一応、子供たちの前なので、その……ほどほどにしていただけると」
「あ……っと、失礼しました」
「もう、あなたのせいですよ🌸」
「そうかな?ローラ……んん、ローレルが可愛いのが悪いんじゃないか?」
「トレーナーさんこそ、スープを作る横顔が真剣でカッコよくて……」
「せめてしっぽハグだけでもやめてもらえませんかねー…おーい…?」 - 107二次元好きの匿名さん23/05/09(火) 09:07:43
惚気ないと呼吸できないのか?
惚気呼吸の生物?
もっとやれ♡ - 108二次元好きの匿名さん23/05/09(火) 10:35:48
- 109二次元好きの匿名さん23/05/09(火) 12:45:36
あっ、しゅき……
- 110二次元好きの匿名さん23/05/09(火) 20:02:32
仲良しの二人もたまには喧嘩すると思うんですよ
担当ちゃんが聞いたら胸焼けするくらい甘ったるい喧嘩
こんな感じでお願いします - 111二次元好きの匿名さん23/05/10(水) 00:22:46
「夏合宿も3日目ですが、今朝はトレーニングの前にすこしお話があります」
ざわざわ……
「手短に済みますのでよく聞いてください。……昨晩、消灯時間後に寝室から抜け出した人がいます」
えーっ…
うそー…
「寮ならまだしも…いえ、寮でもダメですが…施設をお借りしているここではよりいけません!本当は内々の注意で済ませたいところですが、ここには遊びではなく走りのために来ているということを改めて自覚してもらうため、あえて朝礼の形でお知らせしました。いいですね?」
はーい!
「……さて、最後に申し開きはありますか?脱走犯さん」
「男性トレーナー部屋と女性トレーナー部屋と別に、夫婦トレーナー部屋をいただけませんか?」
「今夜はバレないように逢瀬をしますね🌸」
「せめて嘘でも申し訳なくしてろ」 - 112二次元好きの匿名さん23/05/10(水) 06:54:53
- 113二次元好きの匿名さん23/05/10(水) 07:52:03
だってなぁ…俺たちはあくまでトレーナーなんだから…
緊急時に連絡が取れない別ホテルなんてダメです🌸 - 114二次元好きの匿名さん23/05/10(水) 19:27:11
- 115二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 00:31:34
- 116二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 02:10:25
このレスは削除されています
- 117二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 02:16:19
滅相もない…私には無理でございます…このように文章も…
「あんなに頑固な人だと思わなかったな」
ほっぺたを膨らませるサブトレーナーことサクラローレルさんに私は内心興味津々だった。私のトレーナーとサブトレーナーは元トレーナーと教え子同士。今は敏腕指導者コンビにして良く言えば学園屈指のおしどり夫婦、悪く言えばバカップルなのだが、珍しく喧嘩をしているようなのだ。
「一体何があったんですか?」
「それは…」とローレルさんが話し始めた瞬間、トレーナー室のドアがガチャリと開いて、入ってきたのは私のトレーナーである。
「「あ……」」
二人して固まってしまったので、好奇心半分助け舟を出すことにした。
「よかったら何があったか聞かせてくれませんか?」
「「でも教え子の前でプライベートの感じでいるわけには」」
「私の前で四六時中イチャついてるくせに何をおっしゃいますか」
「「え?!」」
「いや気づいてなかったんかい」
気になって勉強も手につかないですと言うと、二人は観念したように息をついた。
「「だって、この人が自分の方が相手を愛してるって言うから!」」
「は?今なんと?」
「だから、俺のほうがローレルのことを愛してるって言ってるんだ!」
「いいえ!私のほうがトレーナーさんのことを愛してます!」
「聞き間違いであってほしかった」
「こればかりはローレルでも譲れない」
「それは私の台詞です」
「君の綺麗な瞳を一日でも見れないと思ったら頭がどうにかなりそうだ」「あなたの笑顔が見られないなんてサンタクロースのいないクリスマスみたいなものです」
「君がいつも起きぬけに微笑んでくれるのを見るとそれだけで一日頑張れる!」「あなたが寝るとき手を握ってくれると大きくてあったかくて安心するんですよ!」
「たまに寝癖をつけたまま出勤しようとしているのを見ると可愛くて仕方ない!!」「眼鏡をかけているときの色気のある眼差しに一生射貫かれていたい!!」
あーわかった。私わかっちゃった。高度なノロケだコレ。察した私は空気に徹しようとしたが、そうは問屋が卸さないらしい。「「ねえ!」」と二人の顔が同時にこっちを向く。つーかなんでさっきから全部ハモるんだよこの人たち。以心伝心か?二人の距離つなぐテレパシーか?
「「どっちが悪いと思う!?」」
「強いて言うなら私の運が悪い」
- 118二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 02:23:40
いいじゃねぇか……
- 119二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 08:17:31
「出会いが欲しいんですよ~~~~」
「彼抜きで相談なんて何かと思ったら……ふふっ、ローレル先生は恋バナ、大歓迎🌸」
「お二人見てたらそりゃ恋愛にも憧れますけど……ローレルさんは現役の時のトレーナーさんがそのまま運命の人じゃないですか?」
「そうね」
「私のトレーナーさん、ローレルさんの旦那さんじゃないですか!」
「カッコいいでしょ。あげない🌸」
「わかってますよお幸せに!……うーん、私の出逢いってどこにあるんでしょう」
「こればっかりは、うんと長い距離で考えないと。早くゴール……もとい、お付き合いや結婚した方が勝ちでもないんだし」
「……早く早くにゴールして10年以上幸せな人が言っても、説得力ないです。出逢いもゴールも早い方がいい」
「あはは……」
「……いつもは色々言ってますけど。……なんだかんだ、お二人には憧れてるんです。男女の理想形として」
「……まぁ🌸 嬉しいわ、今夜あの人に話してもいい?」
「………………ドーゾ。ついでに、後輩とか誰かいい人いないか聞いてください」
「でも……私が言うのもなんだけど、彼の後輩と貴方だと年齢差が」
「あ~……そっかぁ。……そんな都合よくはいかないか」
「走りも恋も、焦らないこと。いつか自然に出逢えるわ。さぁ、紅茶のおかわりはいかが?」
「いただきます!」 - 120二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 08:24:02
いろんな概念が放出されている……素晴らしい……
- 121二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 15:29:33
どうでもいいけどローレルエミュの時語尾に🌸が付くの笑う
でも納得がいってしまう不思議 - 122二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 21:50:51
「こーら。みなさん、そろそろ消灯ですよ🌸」
「あ!いちゃいちゃ先生!」
「ローレル先生、今日も脱走されるんですか?」
「うっ……あのね、いい年して本気のお叱りされると結構心に来るんですよ?」
「でも本当は?」
「夜の浜辺でデートしたいです……」
「あ、落ちこんじゃった」
「うー……彼は……真面目で紳士なので……私が叱られるのはよくない、ってデートダメって……」
「うぅん、それはなんていうか、お堅いというか」
「カッコいいでしょう……?私の旦那様です……🌸」
「うーん……強かだぞ、ローレル先生」
「じゃあ……私は他の部屋の様子も見てきますから……消灯するんですよ」
「いや、でもなんかフラフラしてる」
「…ね、先生、見回り終わったらまた来てくださいよ。お話いっぱい聞きたいです!」
「…いいの?」
「はい!……私も、私のトレーナーさんと…この合宿中に…その、仲良くなりたいので!」
「おぉ、言ったぞコイツ!」
「……わかりました!じゃあ、見回り終わったら戻ってきますから、お楽しみに🌸」 - 123二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 21:51:33
意地があるんだ、男には
- 124二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 01:04:15
- 125二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 04:27:24
- 126二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 04:50:17
ゲームやってないからエミュひとつできないから何も書けないのが歯がゆい…
- 127二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 10:09:29
言い出しっぺ定期
- 128二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 20:38:46
健康に良い概念だ
- 129二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 20:39:14
書いたらもっと健康になれるぞ
- 130二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 02:14:25
「ローレル、誕生日、それと成人おめでとう」
「ありがとうございます。今日、すっごく楽しみだったんですよ?昨日から全然眠れなかったくらい」
「そんな大げさな」
「だって、最初にお酒を飲むときはトレーナーさんとだって決めていたんですから」
今日誕生日を迎えた彼女と二人きりで飲みに来ていた。気軽なところでという希望でカジュアルなブラッスリーのカウンター席に並んで腰掛けている。肩肘は張らないがやたら距離の近い彼女の肩や肘がちょくちょく触れるのは故意なのか、気づいていないだけか。
ローレルが注文したのはグラスの赤ワインだった。最初のお酒にしてはハードルが高いのでは?と思ったが、メニューにボルドーワインを見つけて、お父さんが大好きなんです!とはしゃぐ姿を見て止められなかった。
ほっそりした指で軽やかにグラスを回しながら持ち上げるローレル。桃の唇がグラスに軽く合わされて、白い喉がこくっ、と色っぽく動き
「しぶーい……」
「ぷっ、あはははっ!」
まるで">✕<"の顔文字のような渋面に思わず吹き出してしまう。
「なに笑ってるんですか…?」
「ごめんごめん、だって『いかにも飲み慣れてます』みたいな雰囲気であんな顔するもんだから…あははっ!」
ぺしぺしと尻尾で叩かれるので「ごめんよ」と彼女のゆるくウェーブした髪をそっと撫でる。
「そっちは俺がもらうから」
オペレーターを注文して赤ワインと入れ替える。白ワインにジンジャーエールのカクテルなら飲みやすかろうと勧めたのだが、彼女はジト目でこちらを睨んでいる。
「ふーん、ホントかなぁ?私がワイン頼んだときも止めなかった薄情なトレーナーさんだからなぁ?」
ずいぶん信用をなくしてしまったようだ。仕方なく一口つけて手渡すと、彼女はご丁寧に俺が口をつけたところからグラスを傾け、「…ん、美味しいです」とちろりと舌を出した。
「ふふ、間接キス、しちゃいましたね?」といたずらっぽく微笑む彼女に「あまり大人をからかうものじゃ…」と言いかけて止める。そうだった、彼女はもう。
その時俺の考えを読んだみたいにローレルがするりと腕を絡めて
「もう大人ですから、直接でもいいんですよ?」と耳元でささやいた。
- 131二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 02:14:51
- 132二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 02:15:26
もうここにある!!
- 133二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 07:05:52
>>131の中に続きがある!!
- 134二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 07:08:53
よかったからそのまま続けて?
- 135二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 13:24:32
酔いどれローラを待つ……
- 136二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 13:38:26
サクラ族はみんな酒弱そう
雰囲気だけですぐ潰れるローレル
一口でねむねむになるチヨ
逆噴射するバクちゃん - 137二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 22:14:34
「初めてはいつ?」とマセた生徒に聞かれるも「デート?告白?重賞?……あ、もしかして、キス?」とはぐらかすローレル先生
生徒が「男女の……アレ!」と踏み込んでも「……同棲?」のままのローレル先生
はぐらかしているのか
あるいはマジで初心なのか? - 138二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 01:01:04
「ローレル、そろそろ放して」
「ローラ!ローラってよんれって、いったじゃないれすかぁ」
ローレルは妖艶な雰囲気でグラスを傾けていたかと思うと、最初の一杯も干さないうちに顔が真っ赤になり、こちらにしなだれかかって今に至る。
右腕は彼女の両腕でがっちりとホールドされて胸に押しつけられ、足には尻尾が巻きついて身動きが取れず、アルコールで温まった華奢な体の感触が実に身体に悪い。
「て」
「て?」
意図がわからずにいると、ローレルは俺の手を取って頬ずりする。「ふへへぇ」と蕩けた顔を向けられて、無性に心臓の鼓動が早まった。
「まだまだ子どもだなあ」
照れ隠しにそう言うと、尻尾がべしべしと太ももを叩いて、ローレルが口を尖らせる。
「きょうからおとなれす」
「そんなこと言ってるうちは大人じゃありません」
「トレーナーさんのばか。どんかん。いじわる」
「そんなつもりはないんだが」
「じゃあなんでなにもしないんですか。もうおとなですよ」
「何かしなきゃだめかい?」
「わたしがどんなきもちかしらないくせに」
顔をあげたローレル。瞳の花弁が熱っぽく揺れて、射すくめられたように動けなくなる。
「もういいです」
言うが早いか彼女は俺のグラスを素早く奪い、ぐいっと飲み干した。 - 139二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 01:03:30
注意しようと口を開いた瞬間、柔らかい感触。その直後口の中に生ぬるいワインの味が広がって頭の奥が痺れた。数秒後、アルコールを送り込んで唇を離したローレルはそのまま俺の胸にぽすんと頭を預ける。
「トレーナ……さん……す………」
ワイシャツ越しに温かい息づかいとともに小声でローレルが何か言う。
「まずいな…」
教え子だからと一応の距離を保ってきたつもりだったが、それでもなお一人の女性として彼女に惹かれていることをまざまざと突きつけられた気分だった。
「ね、ローレル」
呼びかけながら頭をそっと撫でる。今までだって、今夜だって彼女にドキドキさせられっぱなしだ。これからも夢中にさせてほしい、俺の宝物。
「不安にさせてごめん。俺の気持ちは、今度ちゃんと伝えるよ」
それが聞こえたのか、ローレルは俺の胸で安心したように寝息を立て始める。一先ずは安心だが、
「まずいな……」
俺は周囲の好奇の目線から逃れるように、そそくさとスタッフを呼んだ。
─────翌朝─────
「あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!」
「ちょわっ!ローレルさんのただならぬ様子!この終身名誉委員長にご相談ですかッ!?ご相談ですねッ!?」
「トレーナーさんと飲みに行ったんですよね?『お酒と秘密は寝かせるべし』ですか?」
「だって、あんな…!あんなのサクラ痴女ノオーだよぉ!」
「なんのことかわかりませんけどその名乗りはやめてください」
「なるほどなるほど、つまりローレルさんは絶賛恋愛驀進中ということですねッ!」
「あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!」
- 140二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 01:05:05
みたいな話を探して南の村からやってきたんですが
- 141二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 01:08:49
- 142二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 08:41:33
チヨちゃん風評被害……
- 143二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 10:20:19
酔いどれローラかわいいね…
- 144二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 18:23:54
結婚後も大人数で飲むときはペース抑えてて、元トレーナーの前でだけ酔いどれローラになる概念
- 145二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 22:22:21
それを教え子に見られてまたすごい顔をされる
- 146二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 01:58:09
「こないだチームの子たちが噂してたよ。『ローレルさんはお酒飲んだらすごく綺麗で絵になりそうだ』って」
「ふぇー?」
「ふぇーじゃなくてね。そういう風に周りから見えてるってこと」
「しりません。もっとぎゅーってしてください」
「はいはい」
「うふふ、あったかーい」
「教え子たちにも示しがつかないんじゃないか?」
「ほかのひとにはみせないもーん」
「それは光栄だけど」
「そんなことより手がとまってます」
「はいはい」
「ふふー」
「昔からお酒飲むと甘えん坊になるんだから」
「甘やかすトレーナーさんがわるいですー」
「へーっ、トレーナーさんと二人きりだとそんな感じなんですねえ」
「だってぇ、いっぱいよしよしってしてくれるし、かわいいってほめてくれるし、おひざきもちいいも……ん?」
「いや覗こうとか思ったわけじゃないんですよただ明日のメニューのことでご相談と思っただけでノックしなかったのは私が悪いところあるんですけどまさかこんなことになってるとは思わないじゃないですか大丈夫です早速チームの子たちに触れ回ろうとか明日から一週間はこれで食っていけるなとかそんなこと微塵も考えてないのでお気になさらずごゆっくり〜」
────翌日────
「あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!」
「ちょわっ!またもローレルさんが悶絶していますよッ!この清廉潔白な委員長にどうぞご用命くださいッ!」
「あんなの錯乱爆死王だよぉ!」
「ローレルさん公明正大な委員長といえどもその呼び方はいかがなものかと思いますよ」
「要するに酔ってトレーナーさんに甘え倒してたところを教え子に見られたと。まさに『人参のかじり跡と恋は隠せない』ですね」
「あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!」 - 147二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 02:25:44
学園で呑む方が悪いよ!!
- 148二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 10:35:29
バクちゃん慣れてんな...
- 149二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 10:49:10
今度はバクシンオーが巻き込まれてて芝
- 150二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 15:30:52
サクラツブレル……
- 151二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 15:40:23
ヴィクトリー倶楽部を巻き込んでいくスタイル
実は余裕あるな? - 152二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 20:39:21
地味にチヨちゃんの謎格言がそれっぽい感じですごぇ
- 153二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 23:52:40
セイちゃんはトレーナー✕ローレルのイチャつきを見て何を思う
- 154二次元好きの匿名さん23/05/16(火) 08:02:05
たぶんこのレベルになるといろいろ通り越して「あーはいはいまたですか」って感じになる気が
- 155二次元好きの匿名さん23/05/16(火) 09:46:40
- 156二次元好きの匿名さん23/05/16(火) 10:10:21
- 157二次元好きの匿名さん23/05/16(火) 16:38:10
- 158二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 02:02:46
YATTA!
- 159二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 02:49:48
トレーニングを終えたローレルに声をかけると、彼女は顔をぱあっとほころばせて至近距離までやってくる。きっと今日もあの手この手で俺をからかおうとしてくるに違いない。
しかし、今日の俺には勝算があった。
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
「ふむ、担当が気を持たせるようなことを言ってからかってくる…ねえ」
「拒絶して気まずいことになるのも困るが、このままというわけにも…」
俺の相談に考え込む同僚のトレーナー。
「いっそストレートに応えるってのはどうかな?」
そう提案する彼はドイツからの留学生の担当なのだが、普段から接し方がスマートだと評判の伊達男だ。
「しかし、そんなことしたらかえってエスカレートしないかな?」
「いや、思春期の子たちはこっちの反応を見て楽しんでる節がある。堂々としていれば動揺するはずさ……まぁそのお陰で卒業後はドイツで暮らすことになったんだが」
後半は喧騒で聞き取れなかったが、前半は思い当たる節がある。
「なるほど…確かにこっちがいちいち慌てるからローレルも調子づくんだな。言われてみればそんな気がしてきた」
「そうしたら早速特訓開始だ。リピートアフターミー!『一目惚れしたからかな』!」
「一目惚れしたからかな!」
「『きっとこうなる予定だったんだよ』!」
「きっとこうなる予定だったんだよ!」
「『そういえば、いい匂いがする人とは遺伝子から相性がいいって聞いたことがあるな』!」
「そういえば、いい匂いが…なんて?」
「『あの日の君は本当に美しかった』!」
「あの日の君は本当に美しかった!」
「『グリュックリッヒ』!」
「グリュ……なんて?」
こうして居酒屋での賢さトレーニング(フラッシュさんのトレーナー監修:女性にかけるべき言葉100選)を経て、俺はすっかり自信に満ち溢れていたのだった。
- 160二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 02:52:00
「お疲れ様です、トレーナーさん」といつものように俺の腕に両手を絡ませるローレルの体温と感触にドキドキしつつも、早速ジャブを放つ。
「やぁローレル、今日も君の走りに夢中だったよ」
と言うと、ローレルは目を大きく見開いて口をぱくぱくさせている。
「おや、どうしたんだい。そんな可愛い顔もするんだね」
「あ、あの、トレーナーさん、あの…?」
動揺するローレル。どうも予想以上に効果抜群なようだ。畳み掛けるように彼女の腰に手を回して抱きしめるような体勢を取り、瞳を覗き込みながら
「何か悩み事かな、ローラ?」
と言うと、彼女の見開いた目から急に涙がぼろぼろと溢れた。内心ひどく動揺しながらも、フラッシュさんのトレーナーから借りた絹のハンカチで彼女の涙を拭う。
「何か悲しいことがあったのかい?可憐な君に涙なんて似合わないよ」
「ちがうんです、嬉しくて…」
「ん?嬉しい?」
「だってトレーナーさんは大人だから、私がアプローチしたって本気にしてくれないんじゃないかって、嫌がられてないかって、いつも不安で……」
なんだか風向きが変わってきた気もするが、ここが攻めどきだろう。
「俺が君を悲しませたり期待を裏切ったりしたことがあったかい?」
「いいえ。トレーナーさんはいつも私を喜ばせてくれます。…私の大好きなトレーナーさん」
泣き止んでふにゃっとした笑顔を見せるローレルに、ここで二の矢を放つ。
「俺も、君のことを世界で一番大切に思っているよ」
さあ、これでとどめと行こうじゃないか。
「愛しい俺の宝物だと思ってる」
「本当ですか?」
「本当だとも。君の笑顔を見るためなら地獄の業火にだって飛び込んで見せよう!そうだ今からキリマンジャロに」
なおも言葉を続けようとするとローレルが人差し指を俺の唇にそっと当ててさえぎった。
「フランスでは、真の愛に多くの言葉を求めないんですよ?だから」
俺の唇から話した指にそっと口づけて、耳元に顔を寄せてささやくように言う。
「これ以上はトレーナーさんのお部屋で、"行動で"示してもらえませんか?」
「え」
「さあさあ、トレーナーさんには"体に"聞きたいことが山ほどあるんですから!」
「いやちょっと待ってこれはおかしい」
ウマ娘の体力に人が敵うわけもなく、俺はトレーナー室に引きずられて行ったのだった。
- 161二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 02:55:05
はい、フランス行き
- 162二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 07:11:21
- 163二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 08:43:26
「……つまり?」
「…………同僚の、アドバイスで、もらった、言葉……でした」
「…………ひどい」
「……ごめんなさい!!」
「いえ……顔を、あげてください」
「嫌だ!俺は……言ってみれば、君を揶揄うために傷つけたんだ。……君が許そうが、合わせる顔がない」
「……なら、私が覗き込みます」
「っ!」
「……真剣なお顔。うん、私はやっぱり、こちらのお顔の方が好きですよ🌸」
「……」
「かといって、いつも土下座なんてされたくないですけれど。いつも通りしていてくれたら、それだけで大好きです🌸」
「……ローレル」
「ローラ」
「え?」
「真面目な貴方ですから……『俺に出来る償いなら何でも』とか言い出すかと思って」
「バレバレだな……」
「なので、ふたつ。『はやく顔を上げて』『これから二人きりの時はローラと呼んで』……これで、手打ちです」
「ローレ……ローラ」
「はい、あなた」
「……ん。改めて、ごめんね」
「いいえ。……ところで、今回は……借り物なのは『言葉』だけですか?」
「と言うと?」
「……カッコいい言葉も好きですし、フランス風の無言のやり取りにも憧れますけれど……貴方自身の『ことば』を聞きたいんです。駄目ですか?」
「……照れくさいなぁ」
「ふふ……ということは、照れくさいほどの熱い気持ちをお持ち、ということでいいのでしょうか?」
「うっ……あぁ、そうだよ。……ローラ、今改めて思った。君に出逢って、揶揄われて、あいつのことばを借りて、こうして俺の言葉で伝える……『きっと、こうなる予定だったんだ』」
「ははぁ……?」
「一度、きちんと失敗出来てよかった……って言うと変だけどさ。トレーナーとして意地を張って、リードされっぱなしはよくないって頑張ってみたが、不慣れなリードよりは君に振り回される方がいい、って今、男として納得した。トレーナーの俺より、男の俺の安心の方が大きいってことは……えーと、つまりね」
「……ええと?」
「つまり――きみが好きだよ。選手のサクラローレルも、女の子のローラも、ね」 - 164二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 10:16:32
ヴィクトリー倶楽部のSさん「『惚気話はオグリさんも食べない』ですね」
- 165二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 11:57:18
ローレルトレの熱意にフラトレの語彙が加わり最強に見える
- 166二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 20:10:08
- 167二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 21:36:59
このレスは削除されています
- 168二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 21:37:56
- 169二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 22:56:26
- 170二次元好きの匿名さん23/05/18(木) 00:56:23
んな「結局塩むすびが一番」みたいなことを……
- 171二次元好きの匿名さん23/05/18(木) 01:56:11
飾った一言よりも自分の気持ちに素直になって言った一言の方がローレルに刺さるの良き
- 172二次元好きの匿名さん23/05/18(木) 08:58:02
ローレルも日本人だからね(?)
- 173二次元好きの匿名さん23/05/18(木) 09:00:14
- 174二次元好きの匿名さん23/05/18(木) 09:37:13
すいません、ある程度のカウンターは予想してて大体は軽くいなせるローレルが完全に想定外の返しを食らって顔面サクラローレルになるみたいなシチュエーションが好きなんですけどどこに行けばありますか
- 175二次元好きの匿名さん23/05/18(木) 11:36:43
ここになければ(自分が作らないと)ないですね……
- 176二次元好きの匿名さん23/05/18(木) 20:07:58
やっぱローレル強いな…
- 177二次元好きの匿名さん23/05/18(木) 20:51:10
- 178二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 00:39:03
- 179二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 00:41:17
- 180二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 07:21:14
そろそろ大詰めの長編とか来るかな…
- 181二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 18:27:39
- 182二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 18:29:55
詠唱開始やめろ
- 183二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 18:33:22
トレーナーにフラトレネイトレベルトレアルトレロブトレの各因子入ってたらもう無敵じゃないか?
- 184二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 20:33:05
すみません、この
「スキンシップ多めで思わせぶりなローレルを少々手荒に扱って(適切な距離感を守ったなヨシ!)と思っているが傍からはボディタッチしまくってイチャついてるようにしか見えないトレーナー」
ひとつください - 185二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 22:07:09
「君さ。先輩後輩のよしみで言っておくけれど…マークされてるよ」
「マーク?」
「ご存じの通り、うちの担当は全てのウマ娘の幸福を願ってるわけだが…幸福は勝利とイコールじゃない。そうだとしたら、彼女が全ての――少なくとも芝のマイル以上を走る全ての幸福を破壊してしまうし。君の担当含めて」
「…フム。あえて聞き流してあげますよ、続けて?」
「競走以外の幸福って何かと言えば…例えば、障害競走やアスレチック系、百人一首みたいなウマ娘特有のスポーツ。あるいは、ファッション…女性の人間とウマ娘は尻尾と耳のせいで違うジャンルにされるからね、苦にする子もいれば、個性にする子もいる」
「逆に、ウマ娘が無関係の音楽や美術とか?量さえ気にしなければ料理もその枠か」
「トレセンでは勿論走りが最優先だが、多彩であるべきと僕も彼女も思っている。その多彩な楽しみの中のひとつに、恋がある」
「…っス」
「僕の言いたいこと、わかってきたかな。トレーナーとウマ娘がくっつく例はないわけじゃないし、それが情熱になる子もいるさ。だけど、それも度を過ぎなければだ」
「度、スか」
「ちょっと刺激が強すぎるんだよ…。伸び悩んでる子は『あんなイチャついてるのに速い子を見てると自分が無力に思える』とか、新入生からは『あんな運命のトレーナーに出逢えるまで専属とか考えません!』とか…半ば言いがかりに近いのは分かってるけど、しかし君たちの名前はいつも出てくる。あとブライアンさんが教えてくれた」
「う…でも先輩?これでも俺は…ローレルのことは結構…塩対応?ってやつにしてるんですけど。言葉合ってます?」
「…合ってるけど、間違ってるね。君の対応は砂糖いっぱい。例えば『トレーニングを終えた担当が近寄ってきたら?』」
「『みんなが見てるだろ』?」
「見られてなくても駄目。第二問『世話焼きな担当に口元に付いたソースを拭われた。どうする?』…まず口元にソース付けるなって話だけど」
「ローレルならキスを誘ってくる……ならそれを抑えるように『相手の唇を指で制する』?」
「…昔はもっと不器用なやつだったのにな…」
「何ですかマジで!?」
「…悪いが、監視を強めるように伝えておく」
「何なんですかマジで!?先輩と会長さんが生徒会室でグルーミングし合ってるのバラしますよ!?」
「なっ、どこから漏れた!?」
「ブライアンさん」
「おぉ…」 - 186二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 00:43:10
「え?私と、トレーナーさんが?イチャついてる……?そんなことあるかなぁ?だっていつも…」
==========
「トレーナーさん、お疲れ様でs…なんでデコピンするんですか!?」
「すぐ抱きつこうとしないの。誤解されてもしらないよ?」
「ふふ、誤解じゃないって言ったらどうす…むぇっ」
「そんなこと言う口はこの口かな?」
「むぅ、乙女のほっぺたにそんな無造作に触ったらダメですよ。私じゃなかったら許しません」
「心配しなくても君以外にこんなことさせる娘はいないよ」
「トレーナーさん、それは私を独占したいっていう…あいたっ、またデコピンする…」
「言うこと聞かない娘にはお仕置きです」
「もー、暴力トレーナーさん」
「独身男性には君の振る舞いのほうがよっぽど暴力的だよ」
「…!それは意識してくれてるってことですねっ?嬉しい!」
「5年早いよ。調子に乗らないの」
==========
「みたいな感じだよ?いくら信頼してるトレーナーさんでも、距離感はしっかりしないとね!……って、どうしたのチヨちゃんにバクちゃん?」
「「は?」」 - 187二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 09:26:37
双方無自覚だなぁ
- 188二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 13:02:14
末永くイチャついててくれ
- 189二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 16:13:55
捕手
- 190二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 16:15:43
基本的に肯定してくれるバクちゃんも「は?」なの芝
- 191二次元好きの匿名さん23/05/21(日) 02:27:13
で、トレーナーがローレルにプロポーズする話は?
- 192二次元好きの匿名さん23/05/21(日) 02:28:58
「あんまり大人を揶揄うとな」
「どうなるんですか?」
「……悪い大人に捕まったとき、大変だ」
「わるい、おとなですか」
「そうだ」
「そうです」
「……じゃあ、どんな人ならからかっていいんですか?」
「……まず、人は揶揄っちゃダメ」
「えー……でも、ママに揶揄われてるパパも。パパに揶揄われてるママも、嬉しそうです」
「それは……パパとママだから」
「そうですよ。相手はちゃんと選ぶこと。……パパみたいに、カッコいい人。優しくて、真摯で、信頼できて、心が広くて、揶揄ったら可愛くて、揶揄われてもカッコいい人」
「そうだな……この人となら、もうちょっと距離が近くてもいいかな、って安心できる人。いつも真面目じゃないと、本当に揶揄ってるだけだと思われて嫌われちゃうぞ」
「……ふむふむ」
「まぁ、まだまだ先だよ」
「ですね。貴方みたいなお相手を見つけるのは、まだずっと先」
「それまでは、パパとママみたいなのは我慢。できる?」
「はぁい!」 - 193二次元好きの匿名さん23/05/21(日) 09:11:20
これ子どもに淡々と説いてるように見えてイチャついてるな……
- 194二次元好きの匿名さん23/05/21(日) 12:41:36
あーだめだめえっちです
- 195二次元好きの匿名さん23/05/21(日) 17:50:32
からかい上手の元サクラさんもよろしくお願いします
- 196二次元好きの匿名さん23/05/21(日) 18:28:34
えっ次スレ行くんすか
- 197二次元好きの匿名さん23/05/22(月) 04:20:54
もう勢い落ちてるし次スレはいいんじゃないかな
- 198二次元好きの匿名さん23/05/22(月) 04:30:24
サクラローレルは絶対に逆ぴょいしない
トレーナーにうまぴょい「させる」 - 199二次元好きの匿名さん23/05/22(月) 11:01:43
誘い受け...なのか?
- 200二次元好きの匿名さん23/05/22(月) 11:02:01
200ならローレルはトレーナーを攻め落とす