- 1123/05/08(月) 20:10:19
- 2123/05/08(月) 20:12:12
栞と嘘の季節を読み終えたばかりの1であった
- 3123/05/08(月) 20:13:35
満願
「夜警」
今作はどういう形式なのかわからないので楽しみ - 4123/05/08(月) 20:16:37
川藤浩志巡査は亡くなり、葬儀の写真ができた、と。
主人公は警官で同僚を亡くしたのか。 - 5123/05/08(月) 20:17:42
警察葬にするとテレビカメラや記者が来るのか、厄介なもんだな
- 6123/05/08(月) 20:18:34
国道60号
- 7123/05/08(月) 20:21:26
20年のキャリアがあるようだ。ベテラン警官だ。
写真入りの茶封筒を横目に報道された内容を思い出している。 - 8123/05/08(月) 20:23:56
田原勝が刃物を持って暴れて、それの説得ができずに切り付けられ発砲して容疑者は死亡、巡査も亡くなった事件。痛ましい。
- 9123/05/08(月) 20:27:38
二は過去の川藤の配属時における挨拶から始まる。
「柳岡巡査部長殿」と言っているから柳岡が主人公か。
八人の部下がいて交番は三人交代制。 - 10123/05/08(月) 20:29:55
川藤、柳岡、二年後輩の梶井の三人で組むことに。
梶井は人当たりのいい太めの人物のようだ。 - 11123/05/08(月) 20:34:17
川藤は丸めの文字を書き、褒めると相好を崩す素直な青年、か。
ちょっとした喧嘩の仲裁で拳銃を抜こうとする危うさはあったのか。 - 12123/05/08(月) 20:37:41
一線を踏み越えない、安直な決めつけもしないタイプという点においては、川藤は不向きではなかった
- 13123/05/08(月) 20:39:37
十月になっても気温が下がらないとあるから十月なんだな。
川藤と午前中に警邏に出る。 - 14123/05/08(月) 20:43:55
「煙たがられながら頼られることに慣れなければ、この仕事はやってはいけない。」とは耳に痛い。
- 15123/05/08(月) 20:47:58
パトロールに一人で行かせてくださいと川藤が言い、梶井が睨み、柳岡は叱責する。
後ほど自転車を見て書類箱の鍵の不始末を誤魔化そうとしていたのがわかり、臆病者でなく小心者と評する。
柳岡は刑事課にいた頃に配属された体格のいい三木を思い出した。 - 16123/05/08(月) 20:52:55
不向きだからと周りと一緒に言葉で責めていき、一年後に辞めた後、苦にして自殺してしまったのか…。
良かれと思ってやろうとも、追い込んではあまりに酷よな。 - 17123/05/08(月) 20:54:09
こういう経緯があって川藤を責めることはしなくなった、となるのか。なるほど。
三からは川藤の殉職した日の朝から始まるもよう。 - 18123/05/08(月) 20:56:15
柳岡の体調がおかしいのか拳銃に弾を込めるのも覚束ないようだ。
国道60号は改修工事中。 - 19123/05/08(月) 20:59:14
田原美代子は美人ではあるが毛皮のコートに身を包んで度々交番に文句を言いにくる常連らしい。
バーのホステスで夫が焼き餅焼きで恐ろしい…これが事件の発端か。 - 20123/05/08(月) 21:01:46
田原夫は前科持ちだったのね…
- 21123/05/08(月) 21:04:53
工事誘導員が車の跳ねた小石で倒れた、ヘルメットに派手な傷。
何か別の話に転がっていくんだろうか。 - 22123/05/08(月) 21:09:26
梶井と柳岡は午前に引き続き午後も二人で警邏に出かける。午後11時に隣家のテレビの音がうるさいと苦情を聞き解決したのが11時49分、110番通報が来たのも同じ時刻だった。
- 23123/05/08(月) 21:14:42
四は回想から戻り警察葬の後に川藤の遺族の元へ。
兄の隆博が父親代わりだという。福井出身。
美代子も三カ所切りつけられ頭を殴れられ亀裂骨折など重体だったんだな…凶暴さが凄い。 - 24二次元好きの匿名さん23/05/08(月) 21:16:25
良い本読んでるじゃん
満願と儚い羊たちの祝宴は名短編集で良き - 25123/05/08(月) 21:18:25
兄は川藤が銃が好きだったと話す。そして事件現場にいた柳岡に頼みで事件の委細を尋ねる。柳岡は話した。午後十一時四十九分から始まる出来事を。
- 26123/05/08(月) 21:20:50
- 27123/05/08(月) 21:24:55
五は冷える夜に無線機の通信から始まる。
タバラ。通報があり住所を聞く前に連絡途絶、とすでに刃傷沙汰に及んでいた。防刃ベストを着て三人が準備するも手間取る川藤。 - 28123/05/08(月) 21:30:15
梶井を先頭に、川藤、柳岡の順で現場に押し入るも姿が見えず、美代子の叫びが聞こえた方へ行くと首筋に刃物を当てた夫の勝の姿が。仕事柄仕方ないだろうに、浮気に疲れたとは…。
- 29123/05/08(月) 21:37:32
川藤が緑1交番だ!と叫ぶと一心に彼に向かって勝が走り刃を振るい、川藤は銃を早撃ちした。
田原が銃撃を受けて体勢を崩したところに覆い被さり身柄を確保したが、川藤は動かず首から血を吹き出していた。
柳岡の耳に届いたサイレンはパトカーのもので、十四分後にきた救急車に乗せられていった川藤は助からなかった。 - 30123/05/08(月) 21:43:48
六、話は遺族の六畳間の部屋に戻る。
美代子は病室で「人殺し!」と柳岡を詰った。
川藤が残した言葉は「こんなはずじゃなかった」と「上手くいったのに」だった。川藤は勝に銃弾を四発撃ち込み、一発は心臓へ、しかし一発は地面に落ちていたから柳岡は威嚇射撃でないかと言った。 - 31123/05/08(月) 21:47:59
川藤は兄にメールを出していた。「とんでもないことになった」と。たいがいろくでもないことの合図だったという。
11月5日、11時28分。午前中に一人留守番していた時に。
これを知って柳岡は銃弾がなぜ庭に落ちていたのか見えてきた。 - 32123/05/08(月) 21:56:42
七、葬儀の写真を見ないのかと部下が質問される。兄は周りに詳細を話さなかったようだ。
誘導員のヘルメットに当たったのは小石だと言っていた。しかし、拳銃弾だったのではないか。誤魔化すために、田原勝へ緑1交番の名で浮気を仄めかし、刃傷沙汰を起こさせる。そして銃殺すればおしまい。何もかも「うまくいったのに」─。
なるほどやはり、川藤は警官には向いていなかったんだな。彼は一線を容易く超えてしまった。それは見抜けるようなものではなかったが。 - 33123/05/08(月) 22:04:43
感想としては、
車が跳ねた小石でそんな傷がヘルメットに付くことがあるのか、と思っていたけれど、拳銃だったとはびっくりした。
失敗を誤魔化すのは良くないな、と他人事のように論じても自分の身にいつ起きるかわからんから肝に銘じておかなくては。 - 34123/05/08(月) 22:08:59
人死にが出る場面を想像していたせいか気持ち悪くなってきた。情景を想像しながら読むとこんなことも起きるもんなんだねぇ…。