- 1二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 02:35:56
- 2二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 02:36:47
- 3二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 02:36:50
スレタイおもしれーよ
- 4二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 02:37:30
ぶきみっ でも…
嫌いじゃねーよ - 5二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 02:37:46
正直般若の顔の方がエロいよねパパ
- 6二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 02:38:25
- 7二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 02:38:52
- 8二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 02:39:03
- 9二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 02:39:57
ああ 美の感覚なんていくらでも変わるからお前みたいなデブスでもモテる瞬間はあるはずだぜ
- 10二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 02:43:35
- 11二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 02:44:20
- 12二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 02:46:13
- 13二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 03:46:42
- 14二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 03:53:50
能って長いぜェ…
プロの能楽師が演目をかいつまんで著した絵本ならほんの10数ページで済むお話が
実際の能だと普通に最後まで見るのに小一時間かかったりするんだからな… - 15二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 04:25:28
「船弁慶」(ふなべんけい)という曲目は奥州に落ちのびる途中の
源義経と弁慶の主従の様子を収めた五番目物だ
とりあげた題材でいうなら歌舞伎の「勧進帳」に近い部類と考えられる
特徴的なのは義経を演じる役者は伝統的に子役というところだ
これは前半のテーマである静御前と義経の別離が
大人同士でやると「所詮相手は愛妾=ボボパン本位のメスブタ」と
生臭い印象が強くなりすぎるからだと考えられている
まあ“異形人鬼若丸”を読んだマネモブなら弁慶はホモ!で義経とは男色関係にあったなんてことは
常識を超えた常識だから邪魔なメスブタをそれらしい理由で放逐して
かわいい稚児の肛門を独り占めにしようという下卑た策略にしか見えないけどなブヘヘヘヘ - 16二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 04:28:08
後半は船で川を下る途中に壇ノ浦に没したはずの平家の猛将・平知盛が川の中から蘇る!
…という荒唐無稽の猿展開でショタ義経が太刀で薙刀相手に切り結ぶバトル展開だあっ
しゃあけど…物理攻撃で平家の怨霊を斬れるわけねーだろっ(ゴッ)ということで
これも控えていた弁慶が有難い経文を唱えることで退散に初めて成功するという流れだ
黒龍寺に伝わる奥義“真言波”の原型はこういうところにもあると信じてもらおうかァ
この曲目は前半のシテは静御前、後半は知盛と面をつけた主役は義経主従とは別にあるが
それはそれとして弁慶が大活躍する
とにかく弁慶って従者は武力のみならず寺育ちで教養まで身に着けて
忠誠心はMAXという理想的存在として描かれているんだ
牛若丸…
ちなみに五番目物っていうのは人間以外の化け物が出てくる話を扱った曲目のことらしいよ - 17二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 05:01:24
へーっ今時能で盛り上がれる掲示板があるんだ…
見事やな… - 18二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 05:19:02
- 19二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 05:27:51
- 20二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 05:32:29
- 21二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 05:40:05
- 22二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 05:41:58
- 23二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 05:45:03
あざーっス >>21さんのおかげで勉強になったっス
雷電の一幕とか画像で見てたら結構かっこよくてちょっと見てみたくなりましたね・・・生(ライブ)でね
- 24二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 05:47:14
そして道真は近いうちに自分を粗末にした朝廷に天罰を下す!!と宣言し
もしそうなって朝廷に泣きつかれても相手にしないで欲しいと師に根回しを試みるんス
けど法性坊もプロの僧侶だから再三の依頼は断り切れないとそれを退けるス
比叡山の坊主なんて飲酒肉食に耽る武装チンカスばかりってイメージがあるけど
やっぱし尊いスね 本当に修行に専念してる僧正は
鎮護国家のためなら情に絆されない 弟子の本懐を阻むと知っていても朝廷側につくっスよ
交渉決裂だあっ と覚った道真は鬼神の相に変わるとお供え物のザクロを嚙み砕いて
吹き出しそれが炎に変わるっス 決別した弟子として“俺は全ての仏を冒涜する”という意思表示ス
けどそれもすぐ法性坊の唱えた経文で鎮火するから大した被害は出ないんスけどね
マジにこの時代の創作の仏教パワーは向かうところ敵なしっス
そして当日、復讐の雷神と化した道真が落とす雷が内裏を次々と焼き払うっス
法性坊は祈祷でこれに対抗してどうにか雷神を調伏することに成功し
帝もあらためて道真を神として祀ることを約束したことで道真の魂は救われ天に還っていくんス
“悪い奴をボコってゲラゲラ笑ってシメ”ではなく“相手の立場や気持ちを考慮したうえで和解する”ことを
至上の決着とする日本的精神ってヤツの品性を感じるスね - 25二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 05:47:31
ウオオオ
ゆかりんを馬鹿にすなあっ - 26二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 05:53:29
- 27二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 05:56:37
- 28二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 06:06:54
へーーお面は顔を隠すけど被る者の質を表す事も出来るんだ(ヌーッ
- 29二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 06:42:50
◇このFACTは……?
- 30二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 07:02:35
- 31二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 08:59:22
勉強になるのん…余裕があったらもっと教えてほしいのん…
- 32二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 09:01:28
- 33二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 09:09:23
- 34二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 09:10:09
師匠…?
- 35二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 10:10:14
- 36二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 10:13:34
正直このスレタイ上手いなって思っちゃったんだよね
そして能面有識者が集まるのも大好きなんだ - 37二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 10:15:38
不思議ですね…
面が白かっただけの一発ネタスレが
有識者モブの上質な能の解説によって
本当に面白いスレになったように見える… - 38二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 10:18:57
- 39二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 11:28:09
まあそう気にしないで あの鐘が竹で編んだはりぼてなのは事実ですが
基部の重りは鉛でできた数十キロはある代物でタイミングを誤ったらそこにぶつかって
良くて即死・悪くて人事不省の大惨事になるリスクと隣り合わせって事実は長年変わりませんから
- 40二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 11:40:56
- 41二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 11:47:37
- 42二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 11:50:08
- 43二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 11:54:23
- 44二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 12:08:54
- 45二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 12:10:42
白い面っていうからタイムリーなガイ・フォークスかと思ったのん
- 46二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 12:20:06
やめとけやめとけ
ガイ・フォークス面はともかくそれを被ったアノニマスなんてすぐに風化する時事ネタでしかないんだ
原作の漫画が有名ってことは知ってるけどガチンコでV・フォー・ヴェンデッタが面白いと思ったことはねぇんだよ
- 47二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 15:20:20
内海賢二とか若本規夫の芝居はかなり能に近い節回しを感じるんだよね
- 48二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 17:36:54
善 き 哉 (神様書き文字)
- 49二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 17:38:28
許せなかった…るろうに剣心の隠密・御庭番衆のコードネームが能面でありながら
般若を除けばどいつもこいつも元の面には似ても似つかなかっただなんて!!! - 50二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 17:43:08
- 51二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 18:12:33
- 52二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 18:15:02
こういう面ってのは実際にどう見えるかってより劇中での役を分かりやすく示す役割があるのん
だから>>1の面は「つけてる人は可憐な女性」という設定のヤクってところなんだぁ
- 53二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 03:25:56
かつて“怪物を超えた怪物”の名をほしいままにした暗黒拳神・鬼龍が
今や照れ隠しでゴリラに喧嘩売って死にかける◇可笑しき現在…があるように
“上には上がある”・“イキる奴は結局恥をかく”から奥ゆかしさを薦める文化は
能にも見て取れる…“善界”(ぜがい)などはその典型的パターンだ
善界というのはこの曲目の主役にして悪役の名前
海の向こうからドラゴン・ボールの敵のように日本に飛来した唐(C国)の天狗だ
向こうで仏法を堕落させるべく暗躍し大体の有名どころの僧を“闇堕ち”させたから
今度は島国なれど神に守られた日本に狙いを定めたんだ
善界はまず日本の天狗である愛宕山の太郎坊とコンタクトし
◇強き者から狩る。第1のターゲットは…比叡山!?と言う流れが決定ェ
ふざんけんなっ 実はこの時点で善界は不動明王の加護で
鉄壁の呪的防衛を施された比叡山攻めには及び腰のヘタレやんかっ - 54二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 03:26:15
風や雷雨を起こして高名な僧正のお使いを邪魔する
は————っ 大げさなんだかショボいんだか判じにくいイヤガラセやのォ
としか思えない挑戦をしかける善界だが僧正が不動明王に祈願すると
あっさり術は破られて地面に墜落し
不動明王やその眷属、日本の神々に壮絶にリンチ!されて戦意喪失だっ
堕天使の翼が折れたようだ…と観客も認めたところで
善界は日本からすごすご逃げていくんだ
意気揚々とした登場との振れ幅の滑稽さにこそ天狗の妙味を味わえるんだ
口ほどにもないけど神国日本の威光を称えるためには仕方ないんだ
ハッキリ言って元ネタの今昔物語ではこれにも増して
"非人道的破壊打撃"を浴びせられるからやりすぎだとも思っていない - 55二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 04:45:25
- 56二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 07:04:18
- 57二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 11:01:28
うーん 実質キー坊にとってのラス・ボスはガルシアで
その闘いのトラウマを処理したうえでこの時点で既に決まっていたであろう続編へと
構想は向いていただろうから その次回作のラス・ボス候補の鬼龍!とおとんの因縁の消化に
残った尺を消費するのは仕方ない 本当に仕方ない
素直におとんの仇である鬼龍を成長したキー坊が撃破する展開を読みたかったと
今でも引き摺っているのは俺なんだよね
- 58二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 11:07:15
- 59二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 11:11:50
個人的に増上慢はいけませんというテーマも決してウソではないが
それを回避しつつ自分のところの凄さをきちっとアピールするために
わかりやすい傲慢で身の程知らずのクソゴミ役を振られて痛い目に遭う天狗は
悪役としてはどうしても憎めない部類に入る
性格は最低の蛆虫なのにみんなの玩具として長らく愛されている鬼龍なんかも
実は創作的には能の天狗の下劣で不浄なDNAを継承しているかもしれない…な―んてね(ニタァ~ッ)
- 60二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 11:16:24
- 61二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 12:40:58
- 62二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 17:19:32
しゃあけどそれだけでなく「敗北した弱き者」の去就を丁寧に描いとる曲目もある
“鵺”(ぬえ)はTOUGHでヤクザ空手の富岡伴内がもんもんに入れとった図柄で
マネモブにもお馴染みの化け物やが
かといって太平記のくだりをリアルタイムに能楽としてトレスするわけじゃない …もう終わっとるわっ
そう、“鵺の声で鳴く恐ろしい怪物は既に退治された”という時点からスタートする後日談なんや
鵺退治に触れる場面もあるが、それはあくまで回想やし
退治された鵺自身が自分を討った源頼政の武勇伝を語る多次元構造に初見のマネモブもビックリして
観劇の前に概要パンフレット参照注意報だあっ
…まあタフシリーズで言うたら“灘を継ぐ者”とか“遥かなるアフリカ”みたいな構成なんや
- 63二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 17:20:02
旅の坊さんが摂津あたりまできて一夜の宿を求めるんやけど
クククク地元ルールで得体の知れんよそ者の宿泊受け入れは禁止されとんのや
なんでじゃーっ と困っとるところに地元民から
ねぇそんなに困ってるなら“川のほとりにある無人の御堂”にでも泊まればいいじゃん
と薦められてそこで過ごすことにしたんや
まあそこは夜中に怪しい発光現象とかアホほど確認されとる
怪奇ゾーンやから地元民は滅多に近寄らんのやけどなブヘヘヘ
そして丸木を刳り貫いただけの粗末な舟に乗った変な男が
夜中に川を下ってきて話しかけてくる…もちろんむちゃくちゃ不審
実はその男の正体こそ源頼政に射落とされた上にダメ押しで
全身をグッチャグッチャに切り刻まれ、丸木舟に乗せて流された
鵺の亡霊の化身だったんや - 64二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 17:21:23
時の帝もビビリあがる超危険生物だった今は昔
消えることもできず終わりない闇を彷徨ううちに現在の鵺は
アホほどテンションが下がっとったんや…その意気、全盛期の1/500億…
鵺の亡霊は近くに立ち寄った誰かに身の上話を聞いてもらい
自分の◇哀しき現在…を弔ってもらうよう頼むことだけを生き甲斐にした
究極の悲境に立たされとったんやね アハアハ
そして夜が明けて地元民との答合わせでそれが真実と覚った坊さんは
あらためて次の晩に鵺の回向のため読経するんや
朝廷に徒なした怪物を超えた怪物の死後の安らぎを祈るなんて
中庸的でジャパネスクだろう?
事実それを喜んで鵺もかつての姿のまま坊さんの目の前に現れる
そして、自分を討った頼政が英雄として後世まで称えられているのに対し
討たれた側の自分は闇を彷徨い続けているということを嘆き
夜の静寂に去っていくんや… - 65二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 17:22:30
坊さんはできることをやったわけやが
そのおかげで鵺が救われたのかどうかは最後までわからん
しゃあけど、鵺の心中に自分の回向を祈ってくれる誰かに会えた喜びは
確かにあったんやないかとワシは思うとる! - 66二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 17:26:03
- 67二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 17:34:17
- 68二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 17:37:27
- 69二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 17:37:43
にこり
- 70二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 17:47:08
- 71二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 17:48:46
- 72二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 18:16:28
あの短期間にこの衣装どこで設えたんスか?貸衣装屋?
- 73二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 18:34:05
そうだよな 俺だってほとんど何言ってんのか聞き取れないもん
でも実際に内容をかいつまんで説明してもらうと充分魅力的な話に感じられるし
その個人的感想を整理する意味でもこういう場を設けてくれたことに感謝したいのは俺なんだよね
- 74二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 20:54:08
◇この有益な情報群は…?
- 75二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 05:10:27
鵺って仮面劇におあつらえ向きだよなあ
複数の動物からのキメラのくせに"顔面"(「鵺」で掛ける面は猿飛出)だけは猿に似てるから
メンタルもフィジカルも衰えまくってるし
来世にもいけそうにないしな(ヌッ)
やめろオオ
ククク "鵺"って曲目は哀れみを伴うものなんだ(ニタァ~)
哀しき現在・・・
- 76二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 05:12:02
- 77二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 09:37:24
紹介しよう 和風デウスエクスマキナこと“谷行”(たにこう)だ
現代人の目から見てツッコミどころが多い上に
現実の面倒さ・うざったさが重なったところから
超自然的な救いが舞い降りてくる構成は果てしなく胡散臭いが
こうでもしないとどうにもならないリアルが辛すぎて
せめて作り話の中にはこんな救いがあってくれって思ったね - 78二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 09:37:40
昔京都の寺に山伏のおっさん帥の阿闍梨(そつのあじゃり)が弟子の松若というガキッと暮らしてたんだ
寺の由緒はどうでもいいよね 当時の地名で聞かされてもわからない時代だからね
山伏だから当然山に入って修行するんだけど
そこが地元から離れてるからガキッは置いて自分だけ現地に向かおうと
阿闍梨は別れの挨拶をするべく松若の実家に顔を出したんだよ
それに先駆けて松若は寺にあまり来なくなってたんだけど
それは母親が病に倒れて看病につきっきりだったからなんだ
なのに松若は話を聞いて師についてくる・自分も山に入るとか言いだす
当時の山岳は整備もろくにされていない超危険領域…
装備や技術知識が原始的なことも含めればそこに分け入るのはハッキリ言って自衛隊の訓練よりキツい
年端も行かない看病疲れのガキッを連れていくなんてジョークにもならない
弱き者がゴリラに正面からケンカ売るようなもんだよねパパ - 79二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 09:38:04
そういう判断が脳裏を過った阿闍梨は病んでるおふくろさんが心配じゃねえのかよえ―っと諭す
けど松若は病気が快癒することを祈るために修行するとか言い出す
親が病気で死にそうになってるのに子供が祈るのは当たり前だろ
これでも家族愛が強くてね…って論理なんだ
か──っ だから信仰バカとは付き合いたくないんだ 現実が通じねぇ
親孝行のことなんてどうでもいいんだよ 問題は…
お前の気力と体力どれもが今度の修行に行くとして問題外ということだ
…と伝えられたら良かったんだけどね 阿闍梨も宗教家だからそこはドライにNOとは言えないし
仕方ないから折れて山まで連れて言ったら松若は速攻で風邪ひいてダウンしちゃうんだよ
阿闍梨はそれを隠すよう松若に伝える 何故なら、修行中病に伏したものには
戦慄の処刑法“谷行”が待っているからだ それは口にするのもおぞましい非情の断罪… - 80二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 09:38:28
“谷行”っていうのは山伏の掟のひとつで罪を犯した者を適当な谷底に突き落とし
その上から土砂やら岩石を投げ落としてダメ押しに生き埋めにする処刑方法だ
ヤバイのは、この罪というのは「修行の途中で病気に罹ること」も含まれるってところだ
現実問題に照らし合わせて言うならさしずめ、病気の感染経路を完全に断つため
病原である患者を始末するという冷徹な合理主義が導き出す結論ってやつだ
昨今のコロナ騒動を見てもわかるように正体不明の病気に対して
人間は臆病で攻撃的になるものよ 保身のためなら何でもする
折悪しく阿闍梨の懸念は当たって この会話を同行していた山伏に聞かれたせいで
松若の“谷行”執行は確定の流れに入ってしまう はいっ クズ確定 ぶっ谷行します
阿闍梨は深い悲しみに襲われあれこれ繰り言を言うが欺瞞だ 結果的に欺瞞に満ちている
そう言いつつ命は惜しいから共に死なせてくれとまでは言い切れないっ
マネモブに夢のねえこと言うの嫌なんだけど 悲しみと保身って別腹なんだ
相手がかわいそうって思えても自分が危険な目に遭えるかはスムーズに決まらないんだ - 81二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 09:38:54
結局松若は谷底に投げ落とされてしまう 阿闍梨は完全に心が折れて
もう先に進みたくない 故郷のおかんに息子の最期をどう説明せえって言うんじゃーっと泣き叫ぶ
それを見て気持ちが揺れた他の山伏も「俺たちが修行してるのはこんな時のためなんじゃねえかと思ってんだ」
…と言い、阿闍梨とともに不動明王やらなにやらに祈祷を開始だあっ
このくだり、ハッキリ言って罪の意識から逃れたくて神頼みに走ってるような集団の後味の悪さを感じるのは俺なんだよね
まあこれは能だからね。祈れば来るんだよ
日本呪術史上にその名も高き不羈奔放の超人…修験者“役小角”降臨
今更だけど阿闍梨が上ろうとしてた山って大和の葛城山で、そこは役小角のホームだからね
話を聞いて親孝行な少年の心意気に感心した役行者は伎楽鬼神を召喚して
谷底の障害物を撤去、そこから無傷で病気も治った松若を運び出すんだ
伎楽鬼神は行者の使役するスタンドみたいな存在で
ざっというと射程500億キロの星の白金くらいなもんって感覚でいいよ
そして様子を満足そうに見届けると行者は雲間に去っていき
遺されたみんなが空を見ておしまい
教えてくれ この話はそんな感動していい類の物語なのか?
と思ったけどね冒頭のように救いのない現実に救いをというコンセプトが
はっきり見えたから好き嫌いはともかく確かな納得感が得られたのは確かだ - 82二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 09:42:50
- 83二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 09:44:31
今日国立能楽堂に能を観に行くのは…俺なんだ!
ムフフ…とっても楽しみのん - 84二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 10:48:35
- 85二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 14:30:10
わかりました次に紹介する曲目は我々で決めます
“紅葉狩”(もみじがり)をやります
紅葉狩は平安時代旧暦九月のとある山中で起こった話ということになっている
話が進むにつれてひとつのオチに向けて徐々に情報を小出しにしていく展開法は
言うなれば“連載が上手くいっているときの少年漫画”!
まあそうだろうな 着地が最初から決まっている話は転がるのもスムーズだ - 86二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 14:30:42
美しい紅葉に包まれた山の中で高貴な風情のメスブタが侍女を連れて宴を催している
そもそもこいつらがどこの何者かがこの時点では伏せられているんだよなあっ
そこに鹿狩りの最中であった一行が通りかかる
実はそれを率いているのが平家の武人・平惟茂(たいらのこれもち)であることが自己紹介でわかるが
「これもちだかあれもちだか知らんけどこっちはわけありで名前は教えられんのやブヘヘヘ」と
愚弄しきった態度で返される…ふうん つまりは勘ぐられると都合が良くないってことかと匂わせているんだ
とにかく楽しくピクニックしてるメスブタの横を馬に乗って練り歩くなんて
いくらなんでもそれはないだろ…と配慮した惟茂は下馬して静々と通り過ぎようとするけど
メスブタがその袖を引いて宴に加わるように誘ってくる
風紀が腐りきった現代社会のマネモブにはわかりづらいだろうが
これはかなり大胆な行為…ハッキリ言って高貴な女性の振る舞いとしては淫らな部類に入る
いきなりハニトラか それしか能が無いからなあ… まあその破壊力は認めるけど - 87二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 14:31:11
最初は固辞していた惟茂もついつい誘惑に流されて
あれこれ似たようなおめでたい故事を持ち出して「だったら俺も」と宴に参加してしまう
いちいち故事の説明なんてしないよ 面倒だから
端から見れば完全にぼったくりバーのメスブタに入れあげてるマネモブだ
山の中なのに気持ちの上では酒池肉林のカーニバルだぜ
そうしてメスブタにガンガン酒を注がれて惟茂は完全に泥酔して堕ちてしまう
それに合わせメスブタの舞は異様な激しさを増していき「は——っ絶対起きるなっ」という
呪詛に似た文言に変わっていく…一面の紅葉という壮麗な空間と幽玄な宴に惟茂の脳は騙されている
“鬼女マジック”にはめられてる - 88二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 14:31:40
だが能の世界は夢幻の世界、鬼がすぐ近くにいるように神もすぐ傍にいる
八万大菩薩の眷属である武内の神が夢の中で惟茂に警告する
メスブタどもの正体は山に棲まう鬼神 宴はつられてやってきた者を
酔い潰して喰い殺すための罠だったってオチだ
そして夢の中で武内の神は八万大菩薩から下されたという神剣を授け
クソボケがーっと叩き起こしにかかる
そうして目覚めた惟茂の枕元にも夢の中で授かった神剣が実体化していたんだ
クククク…見ているマネモブの思考回路も大混乱を起こしている
完全に“虚実の境界が胡乱”になっている - 89二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 14:32:00
ともあれ間に合った。寝込みを襲おうと鬼神の正体を現したメスブタが迫るが
惟茂は神剣を抜き放ちこれを迎え撃つ
“神剣突き”は危険なものとして封印されている技だが…
悪鬼になら何をやっても許されるよなぁ
悪鬼は地獄へ行きやがれッ
こうして激闘の末に串刺しにされた鬼は絶命し
惟茂は命に危機を脱するという結末だ
敵を斃してそのまま即座にTHE ENDというのは
唐突だがこれはこれでシブい余韻があるんだよなっ - 90二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 14:44:23
解説おもしれーよ
本物見てみてーよ - 91二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 14:53:15
実はいくつかの曲目がユーチューブだろ でもFULLで公開されていたりする
やっぱり長いし あ―っなに言ってんだかわかんねえよ となるから
具体的にどういう話なのか押さえておかないと全然楽しめないけどね
文化庁「ARTS for the future! 2」補助対象事業 能を観る。KYOTO de petit能 「雷電」公演映像ノーカットでお届けします!
ちなみにこれは>>21で紹介されてる“雷電”
- 92二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 15:07:09
教えろ 帰って来たら感想教えろ
- 93二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 15:49:48
- 94二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 16:01:30
- 95二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 16:11:18
ちなみに能面を装着することは“かぶる”ではなく“掛ける”と表現するのが一般的らしいよ
- 96二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 16:32:46
- 97二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 16:37:58
- 98二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 18:33:54
作者が突発的イイカゲン症候群に慢性的に脳を冒されている猿作品は
そういう意味では日本の古典的な創作論に真っ向から対峙する破壊的な作風だと考えられる
どんなに無茶で粗忽で雑な猿展開でも新鮮な語録を追加していれば
ある程度までならマネモブの反感を抑制できるという強かで狡猾な構成には好感が持てる
- 99二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 18:41:17
そろそろ面を折り返すのんゴロンヤメロオオ
- 100二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 18:46:31
- 101二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 18:48:49
う わ あ あ あ あ(PC書き文字)
- 102二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 18:51:13
- 103二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 18:51:57
- 104二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 20:07:53
どうして病院に行かずにこんな場所に来たの?って素で思うだろうがよえ―――っ
やっぱし怖いスね 医術と信心の境界が不明確な時代は
祈れば必ず天地神明に通ず 実際の病気には何の因果関係もないのに
明後日の方に向かって全力投球するスよ
- 105二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 20:10:27
- 106二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 20:11:28
- 107二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 20:18:10
- 108二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 20:21:25
- 109二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 21:38:04
ウム…鬼と神は別にしても怒り淀み怨み恐れるのは人間の顔だからこそなんだなァ
- 110二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 23:37:42
- 111二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 05:06:41
- 112二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 05:29:02
どうして語録を混ぜたしっかりした解説ができるの?
- 113二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 05:40:24
マネモブ!投下の前に可能な限り推敲しろ
今はネットで信頼のおける能楽サイトで情報をさらうくらいで
簡単にもっともらしいあらすじくらいは騙れる時代
状況に似合いそうなタフ語録を適宜セレクトして当てはめていけば
そこまで的外れな出来にはならないはずだ
- 114二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 06:06:17
“翁”(おきな)は“能にして能にあらず‷と表現される
現存する曲目の中でも最古の部類に入る特殊な演目や
そもそも現在の能楽の様式が決定ェする前から既に祈りの儀式として
存在していた、今でこそ能に含まれとるがよくよく考えれば
いや ちょっと待てよ となる別格で異質な雰囲気を醸し出しとるんや
くっさ~~っ た⋯太古のニオイがするゥ~~
翁の特殊性は“演劇”ではなく“神事”として催されるところにあるんや
今は新年のセレモニーとか特別な祝い事の記念にしかやらんのやが
江戸時代まではその日の演目の始まりの合図として
毎度最初にアホ程行われていたんや…その頻度、500億回
神事の扱いやからもちろんむちゃくちゃ精進潔斎する
今は諸々の事情で非現実的ヤンケ シバクヤンケとなるから
そこそこに緩和されとるが かつては定められた期間
別棟で生活して厳格に各種のタブーを守っとったらしいで
もちろんオナニーも禁止 極限まで神聖性を高めるため
餌を与えられず隔離されてる…闘犬と同じよ!
あっ 冷たい水被って精神統一とかはしないよ むしろ心の平安が乱れるから
ふうん 身を清めるのにはお湯を使うことを約束しているなんて
古来の伝統ってやつは結構合理的だな
普通面を掛けたらその面に成りきるもんやけど、翁の場合は“演じる”ような余計なキャラは出さずに
粛々と伝統的な形式を無事に完遂することだけを考えて舞う
それもシテの人間としての状態からは離れとるからある意味で“神”を演じとるという見方もできるし
逆説的に“神になる”ということは人間らしい心の振れ幅を消し去ることなのかもしれんね アハ アハ
- 115二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 06:14:32
- 116二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 06:21:05
- 117二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 06:34:32
なにっ
「東方茨歌仙」の
ぶっちゃけ能って退屈だよね
↓
うーん元々能は古典的なメソッドに基づいて展開する芸能だから
無知無教養な人間の里の野蛮人どもが直観的に見てウケるのが難しいのは
仕方ない 本当に仕方ない
↓
わかりました 大衆用に理解しやすい新しい曲目“心綺楼”を編み出します
↓
◇この並んで我が子の晴れ舞台を見に来たとおぼしき
マント着用ミミズクとグラデ髪淫売ボディのメスブタは…?
という流れの正体見たり!
新たな能の形と紹介された滑稽で庶民的な曲目“心綺楼”の実態は
既に能ではなく狂言の部類に入っていたのかあっ
- 118二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 06:59:13
詳しくないけど黒式尉かっこいーよ
- 119二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 07:05:59
アル中の蛆虫ガキッこと伊吹萃香の前身とほぼ確定しとる酒呑童子討伐を題材にした
“大江山”(おおえやま)ってのもあるしな(ヌッ)
ハッキリ言って“大江山絵詞”で描かれた源頼光&四天王の武勇伝なんて
山歩きして右のもんを左に移して 寝込みを襲って楽して勝った
強い弱いやのうて単純に退屈極まる野蛮人という印象しか湧いてこないクソゴミ集団の話なんやが
能の場合本来のストーリーにはいない下人というオリ・キャラが同行して
そいつが下働きとして鬼にこき使われとるメスブタと出会い
「どうせ女房を鬼に攫われたお前の旦那はすっぱり諦めて別の女と再婚してボボパンしてるんだ
お前との間に産まれた連れ子を脇に追いやって毎日のように新鮮なオメコを堪能してるんだ
悔しいだろうが仕方ないんだ」と口説いてくっついて一足先に下山したりと
コミカルな要素が追加されていて話に起伏が生まれているのには好感が持てる
能にしては珍しく神様からデバフ酒を授かるってパートもカットされてるしな(ヌッ)
だから結局酒に泥酔してるところに奇襲をかけて暗殺する流れは一緒でも
自分の出した酒呑んで正体なく寝てしまった童子の不覚という要素が強めで
シメの大乱闘もまともな総力戦っぽい演出になっているから
“スカしてるけど所詮騙し討ちしただけの卑怯者”って頼光像が大幅に緩和されとるのは… 見事やな!
原典に対してきちんと絵になるアートとしての洗練を施す能の美学を感じますね…
- 120二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 08:16:53
ちなみに胡散臭い山伏に偽装した頼光一行を問答無用で死のペナルティね!と襲わなかったのは
酒呑童子がかつて桓武天皇の時代、最澄の仏法パワーの前に完敗して比叡山を追い出された時
「僧形の者を手にかけない」と誓わされてその呪術的な束縛の影響下にあるかららしいよ
だから酒呑童子は内心苦手な山伏が隠れ家までやってきたことにむちゃくちゃ困っている
自分は稚児の出身で坊主は稚児を可愛がるものでしょう?だからお手柔らかに願いますよ
悪いことなんかしませんよ(というかできないように縛られてるだけ)だからどうか仲良くしてください
…と低姿勢で媚の入ったトークを展開して身の上話やらダンスやら披露する愛嬌の良さ…
何が大江山の鬼王だ お前は寄る辺なく放浪し人も通わぬ山奥に流れ着いた“捨て童子”だ
お寺の稚児の成れの果て 落伍者にして異端者に過ぎない
- 121二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 08:20:57
- 122二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 08:33:19
黒式尉(こくしきじょう)も“翁”に用いられる翁面のバリエーションで
つまり神様の顔という扱いですが
あの黒く塗られた顔は五穀豊穣=農業の成果を祈願する存在として
土に馴染み、日に焼けたお百姓さんのイメージなんです
ほう 端的にキャラクター性を集約させる能面の造形思想がでていますね!
- 123二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 08:36:10
スレタイおもしれーよというか感心したーよ
- 124二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 08:53:11
ここまで見て思ったんスけど鬼龍って能のことをむちゃくちゃ軽蔑してそうスね
退屈で神頼みばかりしてるって水を得た魚のように嬉しげに愚弄する様が目に浮かぶようっス - 125二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 08:58:02
- 126二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 09:02:12
- 127二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 09:04:47
酒呑童子の正体が児童虐待から山賊に身を落とした人間だったなんて刺激的でファンタスティックだろ?
- 128二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 09:05:13
- 129二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 09:06:29
- 130二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 09:46:30
なんじゃあこの為にもなるし面白いスレは
- 131二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 09:51:51
面(おもて)(が)白いやつじゃねーかよえーっ
- 132二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 09:57:09
- 133二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 11:11:41
“靭猿”(うつぼざる)はNHK教育で人形劇として放送したこともあるんだァ
靭っていうのは矢を入れるケースみたいなもんだとでも思ってもらおうかァ
従者を連れてぶらっと散歩で城下を練り歩いていた殿様が
猿回しの猿を見てその皮を剥いで靭の素材にしようと考えるんだァ
権力者は振る舞いの残酷加減の自然さが半端じゃないんだよ
猿を寄越せ 殺す… と命令が下るっ
当然そんなむちゃくちゃな命令なんか承諾できるわけねーだろっ(ゴッ)となる飼い主の猿回しだが
猿をよこさねーと弓で射るぞとストレス過多でクロスボウ持ち歩く蛆虫金八先生みたいな剣幕の殿様に屈して
せめて飼い主の自分の手で猿を殺しますと申し出るんだァ
だが打とうと杖を振り上げる猿回しの哀しき殺意…をよそに、芸の指示だと勘違いした猿は
杖を受け取ってそれを船の櫂に見立てて漕ぐパフォーマンスを披露するんだァ
- 134二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 11:11:53
その一生懸命ないじらしさを見てバカが目を覚ますんだから世の中捨てたもんじゃねえだろうがよお――っ
貰い泣きしたバカ殿は猿の命を助けることにし、喜んだ猿回しも礼を言って
めでたい猿歌モンキー・ゴスペルを熱唱しそれに合わせて猿を舞わせる…さしずめMMDモンキー・モンキー・ダンスだあっ
その面白さに殿様も上機嫌になって扇や太刀、着ているものまで与え自ら猿の真似をして大はしゃぎだあっ
な なんやこの猿展開を超えた猿展開は…(ギュン ギュン)
まあ心の平和に必要な物など猿でも持っとるというむやみに争ったり殺気立ったりするマネモブを
ドライに戒めとる側面もあるのかもしれんけどなっ - 135二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 11:24:41
- 136二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 11:55:44
ウム…基本的に古典の説話があって それを元にして後から能の曲目が製作される順番だから
説明が不足している展開や雑多で必要ないと判断された部分
舞台で再現するのは難しいと思われる要素は引かれて元の話とは別物に変わっていくんだなァ
実際はそれでも随分長いんだが かいつまんだあらすじを見る限りでは
能の方が体感的に原典よりコンパクトかつ納得のいく構成になっている気がするんだ
- 137二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 14:18:10
時間軸にしても源義経の幼少期の修行と晩年の逃避行を描いた作品があったり
狭い舞台の中で展開しつつもその時空間の捉え方の自由さは
往々にして能の特徴を紹介する折に取り上げられる要素だ
クククク…SFXもCGもない時代の創作だからこそ個人の想像/創造力の飛躍が試されるものよ
- 138二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 15:04:02
ただ好みの方向性はあって アートならなんでもOKというほど懐広くない気もするんだよね
ピカソでいったらキュビズムを発明した傲慢さには好感が持てるが
地獄を知らずに描いたゲルニカは大衆に阿っていて価値を感じないみたいな判断基準があるんだ
- 139二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 15:23:08
- 140二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 17:20:47
それも子役としての話だ 身体が大きくなり声変わりもする人間である以上
子役時代に身に着けたノウハウが100%それ以降の役者としての糧になるわけがない
当時出せた声が出せなくなり、逆に当時には無理だった声を出す稽古が始まる…
そう 終わりじゃない…これから始まるんだ
この一度身につけたものを捨て 身につくかわからぬまま稽古に励まねばならない
子供と大人の中間の時期こそが最もデリケートで辛く危険な段階だ
「一人前になれると信じてやった15年にも及ぶ辛苦の修行はなんだったんだ」
という自信の喪失から辞めてしまう者も昔から少なくないため
かの世阿弥も「無理に稽古をさせるな」というアドバイスを後世に遺している
- 141二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 20:01:40
- 142二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 20:11:49
- 143二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 05:41:27
- 144二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 06:58:41
- 145二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 08:07:29
私はイダテン・マッスル この曲目を見てる君は選ばれし者 仏舎利を拝むチャンスを与えられた強き者
単刀直入に言おう 日本にある仏陀の遺骨を見に行ってほしい
名は“牙舎利”(げしゃり) 歯にあたる遺骨で"経文を唱えるのに近い場所だからより一層ありがたい"と言われる部分だ
もちろんめちゃくちゃ尊い
しかしこの仏舎利を拝むには絶対守らなければならない条件がある
舎利を拝むには徒歩で寺に参らなければならない 取り寄せや強奪などの無法は行使禁止
なぜなら万が一にも"舎利"を失くしてはならないからだ
何よりも"信仰"が大事なんだ
ぶっちゃけこの舎利が本物か否かなんてどうでもいいんだ "ありがたいもの"と信じられていればなぁ
さぁ腕に自信のある者は今すぐ京へ行け
寺の管理者を説得KOさせろ 急げっ 開帳イベントの時期に遅れるな
心を洗われるような感動を掴むんだ "イダテン・ラッシュ”だ
“舎利”(しゃり) - 146二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 08:08:08
うぁぁぁぁ た 旅の僧が京の泉涌寺まで練り歩いてる
えっ
当たり前だろ 仏舎利が毎日公開されてるなんてありえないだろ
まあ 今日は丁度御開帳の日だから舎利殿に案内してやらんこともないけどなブヘヘヘヘ
ありがとうございました
はうっ これがこの寺に祀られた釈迦の遺骨っ
泣きたいくらいありがたいんじゃあっ
ちなみに実際の舞台では舎利はそれを収納した
タマネギみたいなデザインのケースで表現されてるから
別に歯医者に抜歯してもらった親知らずをしげしげと見つめる
マネモブみたいなビジュアルではないらしいよ
そうですね 確かにそう思います
◇この男は…? - 147二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 08:08:45
たまたま御開帳の日なので舎利を拝みにやってきた地元民
それがボクです
へーっ 地元にも足しげく舎利を見に来る人がいるんだ…(ヌッ)
…本当に懐かしいですね 末法の世まで仏舎利に執心をとどめるこの身
今こうして舎利を拝むことができるとは、嬉しいことです
◇この男はいったい…?
…釈迦が入滅し荼毘に付した時それを悲しんでいた弟子たちが早速やったのは
ありがたい聖人の遺骨を粉々に破砕してその威光をかさに着たがる蛆虫どもに分配することでした
恩人の死をダシに宣伝効果とか希少性とかを持ち出すのは
自分の教えを正当化し広めようとする欲深な偽善者がやることです
実際それに便乗して「うちの寺には舎利がある」と言い出したバカどもが
持っている偽物をかき集めると釈迦は生前シマキンよりでかかった計算になるんです
◇この男の目的は…? - 148二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 08:09:10
かつてその折に、仏説を一切信じない外道の身でありながら釈迦個人を敬愛し
その証として舎利を盗み出すも奪回された鬼神がいた
バキッ バキッ 我が名は“足疾鬼”(そくしつき)の執心
今なお、この舎利に未練があるんです…お坊様、お許しください…
◇この男の正体は…?
なんだあっ そう明かした男の容貌が見るみる内に変じてゆくっ
しゃあっ
三界(全宇宙)を瞬時に駆け抜ける伝説の剛脚“夜叉腿”(ヤクシャ・フット)
ゆえについた名前が“足の疾き鬼”
おおっ 舎利を奪った鬼神が天井を蹴破って雷雲の彼方に飛び去って行く!
千年の時を超えて見つけた舎利を自分が愛した釈迦そのものと思っているんや
ハッキリ言ってこの執着は仏教的にはNGの部類に入る
物でも人でもしつこく拘ったり関係性を蒸し返したりするのは苦しみにしか繋がらないからだ - 149二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 08:09:48
ったく いつまで舎利を拝んでんだよえ―っ
あわわわ お前は寺の管理人の坊主
はうっ なにっ なんだあっ うああああああ(PC書き文字) 舎利がなくなったあっ
◇誰が何のためにこんなことを…?
待ってください!お寺のお坊さん…
まさか舎利を拝みに参った私が欲望に駆られて舎利を盗み
今退散しようとしたタイミングでばったり自分に出会ったなんて
脊髄反射のクソ推理で私を犯人扱いするつもりじゃないでしょうね
あうっ
説明してやるよ 舎利を盗んで逐電した犯人はあの鬼…“足疾鬼”だけだ
◇長き釈明…
うああああああ(PC書き文字)
そんな怪物を超えた怪物の手に舎利が奪われてしまったらもうどうすることもできないっ
まあそう気にしないで あんなもん 仮に21世紀のセキュリティで警備したって
平然と突破して舎利を持っていくでしょうから
しかし 舎利を奪われたショックで精神崩壊しそうになるんです
こんな時こそ祈る! それが仏教徒の神髄です
かつて舎利を奪った足疾鬼はそれよりも速き者“韋駄天”に追われ捕まった
此度もそれに倣い韋駄天に祈願するんです!
は―っ 韋駄天よ来て!
ばあっ 超光速護法神将“韋駄天”でえース - 150二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 08:10:06
舞台は変わり何層にも重なった天の世界
天空を自在に飛びまわり、追撃を攪乱しようとする足疾鬼!
負けじと追いまわし、天の世界に飛び翔る韋駄天!
これは神通力をもつ者同士の一対一の攻防戦ハイパー・ディメンジョン・エリアル・コンバットでやんす!
俺はイダテン・マッスルだあっ まだ舎利を諦めてないなんてお前には失望したよ
心の静穏をそんなことやって手に入れられると思うなよ まずは執着を捨ててくれよ
そんな煩悩の欠片も手放せないお前に悪い知らせがある
"三界最速"というお前の脚力は凌駕された 欲界や色界・無色界など輪廻の境界
化天・耶摩天・他化自在天…とにかくどこに行っても詰みだ
舎利さえ手に入れるなら手段は選ばない ただし奪う時は必ず覚悟を決めろ
真の三界最速の"韋駄天"がお前の元へ急行するからな
こうして泉涌寺には無事舎利が戻ってきた
足疾鬼は激戦の末遂に力尽き、そのまま消えていったんだァ
あっ 今鬼がかわいそうって思ったでしょ
でもね この曲目に出てくる鬼って千年前罪を犯した鬼そのものじゃないんだよね
本人が“足疾鬼の執心”って名乗ってるし それって地上に捨ててきた良くない心って意味でしょう
つまりピッコロ大魔王と神様みたいなもので、本人はとっくに天の護法神としてよろしくやってると思うよ
足疾鬼は夜叉の別名で、夜叉は天竜八部衆のひとつに入ってるからね
だからその執心が泣いても 消え去っても だ~れも損はしてないんだよ(ニタァ~ッ) - 151二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 08:27:15
ふうん 韋駄天は前に住んでたアパートの掃除もせずに引っ越したアホに代わって
代わりに掃除に来てくれた同僚ということか - 152二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 08:32:11
- 153二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 09:18:42
なんじゃあ、この最速を超えた最速は
- 154二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 09:37:52
鬼龍の前にファントム・ジョーとか悪魔王子と拳獣リカルドに近いノリや
すごいすごいと言われとるもんの前にポンと上位互換を出す
“舎利”は仏典由来の曲目だからね
規模も度合いもインド風にインフレ全開なのさ! - 155二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 09:52:53
- 156二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 12:13:50
- 157二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 12:21:35
- 158二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 12:24:01
三次元立体物で造形するにはバランスが悪すぎるのだと考えられる
- 159二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 13:59:08
能で“一角仙人”の天竺や“項羽”の古代中国といった海外を舞台にした曲目はいろいろあるが
どれもインド→中国→日本というルートで入ってきた文化を下敷きにしている関係上
ビジュアル的なイメージは遡ってもせいぜい中国風までなんだ
加えて結局能のメソッドに合わせた衣装が当てられるから
絵的には日本を超えた日本なのに海外の故事が演じられているという
異次元的な不可思議空間を体感できるんだ
珍妙だけど面白いんだ
- 160二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 14:32:08
- 161二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 14:44:20
- 162二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 16:01:54
もしかして世の大半の人は般若面を“なんか怖い鬼の顔”としか認識してないんじゃないスか?
- 163二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 16:13:47
- 164二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 16:47:16
- 165二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 17:32:18
- 166二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 18:37:00
- 167二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 19:00:57
- 168二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 20:34:02
知識が浅い人の悲哀を感じつつも…般若はやっぱりカッコイイと云う思いに駆られる!
- 169二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 22:34:11
- 170二次元好きの匿名さん23/05/16(火) 02:12:45
- 171二次元好きの匿名さん23/05/16(火) 02:18:20
- 172二次元好きの匿名さん23/05/16(火) 02:25:08
- 173二次元好きの匿名さん23/05/16(火) 02:36:05
片思いの同性の遺品が博物館の展示品になっていて
それを来館者のふりをしたヤンホモが防弾ガラスのウィンドウを蹴り破って強奪
追跡者との超絶カーチェイスの末にお縄になる…という流れで
猿先生にコミカライズして欲しいですね
原典明記でね
- 174二次元好きの匿名さん23/05/16(火) 04:33:17
007でこのお面被った敵キャラが出てきたのん
- 175二次元好きの匿名さん23/05/16(火) 06:04:52
- 176二次元好きの匿名さん23/05/16(火) 06:50:02
- 177二次元好きの匿名さん23/05/16(火) 07:05:49
時代劇「桃太郎侍」でも主役の登場アイテムの定番として般若面が使われているけど
プロの能楽師の方のブログ記事にさえ「なんで般若なのん?」と不思議に思われているんだよね
般若といえば「一つ人の世に」「一ぉ~ッ、人の世生き血をすすりー」「二ぁ~ッ、不埒な悪行三昧」「三ぃ~ッ、醜い浮世の鬼を退治てくれよう桃太郎ォー」ご存じ、桃太郎侍の名場面での科白。般若の面の下からこれが聞こえてきたら、お話もそろそろ終わりだ。どうして般若なの?だれか教えて下さいませんか?「般若」は女性の怒りを表している。その横顔は面の右側と、左側では違うらしい、幕から出てくるときは観客に右側を見せるので、怒りの形相が強く、最後幕にはいるときは、怒りは静まっているので、左側はやや怒りをおさえ気味に見えるらしいのだが~~正直、私は判らない。般若は『黒塚』『葵上』『道成寺』の三曲にのみ使用し、必ず「祈り」が付く。山伏や修験者、僧たちに数珠で祈られる、その、じゃらじゃら、じゃらじゃら擦られる音がいやで、打杖を振り上げ払おうとする。その振り方も...般若といえば「一つ人の世に」blog.goo.ne.jpまぁ ええやろ「桃から生まれた桃太郎」ってキメ台詞も
明治時代に派生したパターンを江戸時代で言うとることになるし
娯楽に文化や時代の精密な考証を持ち込むのは野暮やっ
- 178二次元好きの匿名さん23/05/16(火) 07:24:13
- 179二次元好きの匿名さん23/05/16(火) 07:26:54
◇この生身の顔なのに能面よりも精気のないマネキン・モブは…?
- 180二次元好きの匿名さん23/05/16(火) 08:37:23
- 181二次元好きの匿名さん23/05/16(火) 11:13:17
- 182二次元好きの匿名さん23/05/16(火) 11:18:52
- 183二次元好きの匿名さん23/05/16(火) 12:28:56
能の有識者さん 俺に三大怨霊の能面を教えて下さい
- 184二次元好きの匿名さん23/05/16(火) 12:52:21
日本三大怨霊とは大げさな言い方になるが
菅原道真・平将門・崇徳天皇の三柱を指す
能面は曲目によって使われるものがだいぶ絞られるがそれでも
その舞台のアレンジによって多少のブレがあるから「完全にこれしか使わない」という決まりが
ない曲目も中には生じる これは“差別”じゃない “差異”だ
この中で怨霊としての菅原道真を扱ったのは>>21の“雷電”で後半完全な雷神となった道真は
大飛出が用いられる
崇徳天皇(上皇)は“松山天狗”(まつやまてんぐ)という曲目で扱われているが
これは金剛流にのみ伝わる稀曲なうえに何せ題材がセンシティブなので
長年廃演されていたという曰くがあるんだァ
内容は西行法師が上皇の流された土地の廟堂を参ったら上皇の霊やそれと仲のいい天狗たちに遭遇するというもの
上皇自身は西行に危害をかけることのない老人の面で鎮魂の歌を喜ぶ一方で
京の都に天狗を放てっ と配下の天狗に復讐を命じるところで物語は終わって
怨念の断ちがたさ・虚しさを遺す後味が特徴的なんだ 哀しみは終わらない
平将門は実は長いこと扱った曲目が無かった人物だが
平成25年に平将門公生誕1111年記念事業として新規に“将門”として製作されたんだ
詳しいあらすじはリンク先を見ろ… 鬼龍のように
https://peraichi.com/landing_pages/view/masakado/
こちらはほう…近代的な思想を感じますね!という感じで死者の霊魂が浄化され
反戦・平和といった精神的テーマに繋がっているんじゃねえかと思ってんだ
- 185二次元好きの匿名さん23/05/16(火) 13:29:19
- 186二次元好きの匿名さん23/05/16(火) 14:29:49
うーん ウルトラマンレオの製作時期はオイルショックの煽りをもろに受けて予算が消えたあっ
という本当に辛い時期だったから怪獣・宇宙人の造形がチープを通り越してシュールになってしまうのも
仕方ない 本当に仕方ない
- 187二次元好きの匿名さん23/05/16(火) 18:03:45
- 188二次元好きの匿名さん23/05/16(火) 19:33:08
ふんっ 優秀な有識者ばかりだな 早良親王の能はないのか
- 189二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 05:10:41
能と歌舞伎と狂言が日本伝統舞踊を支える…ある意味”最強”だ
- 190二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 07:25:42
- 191二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 07:35:27
- 192二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 07:40:53
- 193二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 07:43:20
能には作品によっては小書(こがき)という特殊なオプション演出があるんですよォ
“老松”の場合本来はサブに廻っている梅の精が後半に女性をあらわす“小面”を掛けて登場し
本来松の精の行う祝いの舞を演じる“紅梅殿”(こうばいどの)というバージョンがあるんですよォ
小書は大体後世に入って元にアレンジを加える形で追加されることが多いが
“紅梅殿”の場合“老松”の詞章(ししょう。能楽のシナリオ)には松と梅の精が共に登場するというくだりがあり
元々はこのバージョンの方が先にあった“本来の形式”だったのではないかと考えられる
- 194二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 07:45:09
まあその全てに“猿”が打ち込まれとるから見るに堪えない下卑て醜悪な文章に仕上がっとるのは否めんけどなブヘヘヘヘ
- 195二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 09:29:27
2スレ目も欲しいっスね‥‥‥
- 196二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 13:20:59
- 197二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 20:21:03
序
- 198二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 20:21:13
破
- 199二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 20:21:24
急
- 200二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 20:22:00
もうねんねや