- 1二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 20:11:49
むかしむかし、あるところにミオリネという1人の女の子がいました。
ミオリネは一見可憐で虫も殺せないような人畜無害な美少女然としていましたが、その実態はとても気が強く父親への反抗期真っ只中なクソスペわがまま女でした。
(※前回予告した通り今回はミオリネ主人公で固定してます。ご了承ください)
過去作
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- 3二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 20:15:33
その日、ミオリネはdice1d3=3 (3) (1.ホルダー制度の件 2.会社の運営方針 3.テレビのチャンネル争い)でダブスタクソ親父と口論になりました。
と言ってもミオリネの父親は感情的に怒るタイプではないので、側から見ればミオリネが一方的にキレているだけのように見えるでしょう。
それが余計に気に食わなくて、不貞腐れながら家の庭の隅っこでdice1d3=1 (1) (1.読書 2.土いじり 3.アリの巣潰し)をしていると、不意に視界の隅で何かが動いたような気がして、ミオリネは顔を上げてそちらに視線を移しました。
するとどうでしょう、おめかししたdice1d2=1 (1) (1.真っ赤なタヌキ 2.白ウサギdice1d26=4 (4) )が懐中時計を片手に何やら慌ただしげに走っているではありませんか!
ttps://bbs.animanch.com/img/1849624/1
- 4二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 20:39:24
- 5二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 20:42:18
いつもの人!乙です
- 6二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 20:44:04
珍獣扱いで酷い
- 7二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 20:45:21
事の発端がテレビのチャンネル争いなの好
- 8二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 20:47:38
逃げろタヌキ!
- 9二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 21:04:45
- 10二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 21:38:22
土管だったらなんたらブラザーズが始まるところだった…
- 11二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 21:39:28
ちょうど赤と緑だね
- 12二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 22:03:32
永遠とも思えるような長い時間は唐突に終わりを告げます。
不意に地面が現れ、盛大にdice1d2=1 (1) (1.尻餅をついた 2.顔面から着地した)ミオリネが痛みに悶絶しているのを見たスレッタは心配そうな表情を浮かべて足を止めましたが、すぐに再び走り出しました。
痛みに耐えながら追いかけたものの見失ってしまい、代わりに細長い細長い広間に出ます。
広間にはたくさんの扉が並んでいましたが、どれも鍵がかかっていて開きません。
しかしdice1d3=1 (1) (1.ガラステーブル 2.普通の机 3.ちゃぶ台)の上に小さな鍵が置いてあるのに気付き、それに合う大きさの扉を見つけて開けてみましたが、その扉はとても小さくてミオリネには通れませんでした。
- 13二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 22:06:57
尻から落ちたか
まあ、ミオリネの尻なら大丈夫だろ - 14二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 23:02:29
「一体どうすればいいのよ……」
ミオリネが頭を悩ませていたその時です。
ふとガラステーブルに視線を移すと、そこには先ほどまではなかったはずのdice1d3=1 (1) (1.小瓶 2.ティーカップ 3.ペットボトル)が置いてあり、「私を飲んで!」と書かれていました。
普段のミオリネなら警戒して絶対に口を付けないでしょうが、今回ばかりはそうもいきません。
他に手掛かりがないうえ、何よりこれを飲んで話を進めなければいけないという謎の使命感のようなものがミオリネの中にありました。主人公というのも楽ではないのです。
意を決して液体を飲み干すと、ミオリネの体はみるみるうちに小さくなりました。
そして先ほどの扉を通れるほどの大きさになったのですが、肝心の鍵をテーブルの上に置いたままにしてしまっていたため、扉を開ける事が出来ません。
「小さいだけで何も出来ないんじゃ、なんとかバニアと変わらないじゃない!」
ミオリネは叫びました。
- 15二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 23:16:25
メメタァw
- 16二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 06:12:52
- 17二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 10:51:42
ほっす
- 18二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 13:47:12
ケーキだったら嫌だなケチャップ⋯
- 19二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 19:56:34
トマトの上にケチャップでも赤に赤で見えなさそう
- 20二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 00:42:31
ほしゅ
- 21二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 11:17:45
(※投稿遅れてすみません。あとダイスミスってるの今気付きました)
ミオリネがケチャップ文字の書かれたdice1d3=1 (1) (1.ケーキ 2.トマト 3.チキンオーバー)を食べると、今度はみるみるうちに体が大きくなっていきました。あっという間に広間にぎゅうぎゅう詰めになるほどの大きさになり、ミオリネはロクに身動きも取れなくなってしまいます。
「いたたたた!もう!何でこう両極端なのよ!?」
巨大化は一部の層が喜びそうですが、今この場にあるのは当事者であるミオリネだけなので生産性も何もありません。
大きな体が箱詰め状態になり、ミオリネが堪らず声を上げたその時です。広間に、先ほど逃げていったはずのスレッタがやってきました。
- 22二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 11:54:24
>巨大化は一部の層が喜びそうですが
わかってるじゃないか
- 23二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 12:04:17
あ、結局ケチャップ味のケーキになってしまってる…無慈悲ダイス神
- 24二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 12:14:18
いやだと言われたらやるたくなるダイス神様
- 25二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 12:19:33
箱詰めミオリネ、これは需要ありますよ
- 26二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 15:40:28
- 27二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 15:40:43
ミオリネ巨女化はまあ…需要あるか…
- 28二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 15:50:21
MSサイズの巨女ならエアリアルと戯れられる
- 29二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 16:12:43
やっと戻れた、とミオリネが胸を撫で下ろしていると、スレッタが慌ただしく戻ってきます。どうやら落とし物に気付いたようです。
「あ、もしかしてあなたがdice1d2=2 (2) (1.メアリー・アン 2.新しい使用人 3.ノートレット)さんですか?ちょうど良かった、実はさっき扇子と手袋をどこかに落としちゃって……予備を家から持ってきてくれませんか?」
「はぁ?なんで私が」
「家は真っ直ぐ進んだ先にあるので!よろしくお願いしますね!」
どうやらミオリネを使用人と勘違いしたようで、スレッタはそう言ってミオリネを送り出します。
色々言ってやりたい気持ちはあるものの一先ずスレッタの指示通りに真っ直ぐ道を進むと、確かに家が見えてきました。おそらくこれがスレッタの家で間違いないでしょう。
ミオリネが無遠慮に扉を開けて中に入ると、すぐそばにあった机の上にお目当ての手袋と扇子、そしてdice1d3=2 (2) (1.小瓶 2.紅茶 3.トマトジュース)が置いてありました。
ちょうど喉が渇いていたのもあって、ミオリネはそれを躊躇いなく飲みます。するとまたミオリネの体は大きくなってしまいました。
「またこのパターン!?いくらなんでもネタの使い回しが早すぎるでしょ!?エンドレスエイトじゃあるまいし!」
- 30二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 17:44:45
ハルヒ視聴者だったのかミオリネ⋯
- 31二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 22:01:14
他のメンツは誰になるか楽しみ
- 32二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 22:03:01
またペイル劇場始まったらどうしよう笑う
- 33二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 06:05:27
このレスは削除されています
- 34二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 12:31:56
ミオリネがキレていると、スレッタがやって来ました。どうやらいつまで経っても戻ってこないミオリネに痺れを切らしたようです。
スレッタは自宅にぎゅうぎゅう詰めになっているミオリネを見て、慌てて他の使用人達を呼んでどうにかミオリネを家から出そうと様々な手を尽くしますがどうにもなりません。
ついにヤケクソになった使用人がdice1d3=1 (1) (1.小石 2.泥団子 3.生卵)を窓から投げ入れると、部屋に入ってきたソレはdice1d3=2 (2) (1.ケーキ 2.トマト 3.エアリアルフレッシュトマト味)に変わり、ミオリネはもしやと思いそれを素早く食べます。
すると思った通り体は元のサイズに戻りましたが、家の中はすっかりグチャグチャになってしまっていて、これはマズイとミオリネは急いでそこから逃げ出しました。
- 35二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 13:19:27
このトマトはノートレットさんの愛……いや、不思議の国だしな、落とし穴の可能性もあるな
- 36二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 21:09:39
- 37二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 21:18:35
ヘンゼルとグレーテルのせいかエナオ嬢にはヤバい印象が
- 38二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 21:47:32
エナオは確かに猫っぽいもんな
- 39二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 21:50:47
メカクレチェシャ猫エナオ嬢良すぎ
- 40二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 21:56:10
塀の上に座って見下ろしてるのがありありと想像つくわ、エナオキャット
- 41二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 22:19:16
- 42二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 22:29:52
エリィがさらに幼く…4号は不機嫌な料理人似合うな
- 43二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 22:58:46
エリィさん絶妙な配役だが4号は…
栄養サプリメントをぶちこんだだけのスープとか作ってそう - 44二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 01:53:40
カミルせんぱーい!
ガン無視される青虫とハトかわいそだがミオリネさんだとその姿が容易に想像できるわ - 45二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 06:16:19
一体何が気に障ったのか、突然エランがカミルに向かってdice1d3=2 (2) (1.コショウ瓶 2.文庫本 3.スタンガン)を投げつけました。しかしそれはカミルには当たらず、その後ろにいたミオリネへと向かってきます。
「ぅわっ!?」
ギリギリでかわしたミオリネを見てケラケラ笑うエナオと、そんな事はお構いなしに喧嘩を続けるエランとカミル。そしてカミルの背中で泣き叫ぶエリクトと、台所はまさに地獄絵図でした。
その時、不意にカミルが背中のエリクトをミオリネに向かって放り投げました。ミオリネは大慌てでエリクトをキャッチします。
「ちょっと何やってんのよ!?赤ん坊にこんな真似したらBPOが黙ってないわよ!?」
ただでさえ一回苦情来てるのに!というミオリネの言葉が聞こえているのかいないのか、カミルはそのままdice1d2=1 (1) (1.クロッケー 2.ランブルリング)へと参加するためにと出かけてしまいました。
- 46二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 06:28:34
BPOからの苦情は一回だけで済むとも限らんからまあええじゃろ…
- 47二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 11:20:36
本編では良き兄貴分なカミルがすごい傍若無人なキャラになっとる!
- 48二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 19:26:31
このシリーズメタネタ多くて好き
- 49二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 19:54:34
怒ってる4号とかレアだな
カミルも温厚そうなのにどんな事でケンカしてんだ - 50二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 23:07:02
4号はローテーションな事多いけれど怒ったらわりと激情だよな
でも懐広そうなカミルパイセンと喧嘩ってマジで理由が思いつかん
しかもエリクト放り投げてるし - 51二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 23:08:58
とにかくここに留まり続けるのは良くないと判断し、ミオリネはエリクトを抱えてカミルの家を飛び出します。
「思わず外に連れ出しちゃったけど、どうすりゃいいのよ……」
いまだに大声で泣き続けるエリクトにミオリネは困り果てます。今まで子供の相手なんてした事がないので、どうやったら赤ん坊が泣き止むのか全く見当がつきませんでした。
ダメ元でdice1d3=1 (1) (1.いないいないばあ 2.高い高い 3.デリングのモノマネ)をしてみたものの泣き止む気配はなく、なんだか馬鹿馬鹿しくなったミオリネは無理にあやすのはやめることにしました。
そのまま泣き続けていればいつか疲れて寝るだろうと思ったのです。
実際、しばらくすると泣き声は聞こえなくなり、ミオリネはホッとして腕の中のエリクトを見下ろします。
するとあら不思議、エリクトはいつの間にか赤ん坊から4歳くらいの女の子へと成長していたのです!
驚くミオリネの腕からスルリと抜け出したエリクトはみるみるうちに姿を変え、今度はdice1d2=2 (2) (1.子豚 2.エアリアル)になって森の奥へと消えて行きました。
- 52二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 23:11:07
え…なんかエリクトが本編に沿った変遷を……?
- 53二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 23:13:36
エリィいいいい?!
- 54二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 23:23:15
- 55二次元好きの匿名さん23/05/16(火) 06:15:35
なんだかものすごいネタバレを見てしまったような気がして、ミオリネは呆然とエアリアルが消えていった方角を見つめていました。
しかしふと気配を感じて顔を上げてみると、さっきカミルの家にいたはずのエナオが木の枝の上で器用に座禅を組んでいました。
思わず「さっきの性悪猫!」と声を上げると、エナオは閉じていた目を開けてミオリネをじっと見つめます。
「あなたの立っている道、ちょうど二手に分かれているわね」
「……そうね。どっちに行ったらいいか教えてもらえる?」
「右の道に行くと帽子屋のdice1d26=15 (15) が住んでいて、左の道に行くと三月ウサギのdice1d26=22 (22) が住んでいるわ。どっちも同じくらい狂っているから、貴女の好きな方に行くといいわ」
エナオは最後に「クロッケー場で会いましょう」と言い残して姿を消します。
ミオリネは少し悩んでから、左の道を選びました。
- 56二次元好きの匿名さん23/05/16(火) 13:40:45
不思議ちゃん?コンビいいな
- 57二次元好きの匿名さん23/05/16(火) 20:18:57
狂ってる(直球)
- 58二次元好きの匿名さん23/05/16(火) 21:09:40
確かにイリーシャはファンがちょっと狂ってるけども⋯
- 59二次元好きの匿名さん23/05/16(火) 23:38:04
イリーシャの家の庭では、イリーシャとアリヤがdice1d2=2 (2) (1.ネムリネズミ 2.ウサギのぬいぐるみとティコ)をクッションにしてお茶会をしていました。
「おや、お客さんかな?まあゆっくりしていくと良い」
ミオリネに気付いたアリヤが、まるで自分の家であるかのようにそう言って椅子を手で指し示します。ミオリネは素直にそれに従い席につきました。
「dice1d4=4 (4) (1.ワイン 2.葡萄ジュース 3.ストゼロ 4.スピリタス)でも飲みますか〜?」とイリーシャが勧めてきたものの、テーブルの上に置かれているのは紅茶とお茶菓子のみで、それ以外の飲み物は見当たりません。
それから少しの間ミオリネはお茶会に参加しましたが、紅茶を飲みながら延々と意味不明な会話を繰り広げるイリーシャとアリヤにうんざりして、つい「時間の無駄遣いでしかないわね。もっと時間を大切にしたらどうなの?」と言ってしまいます。するとアリヤは空になったティーカップにお茶を注ぎながら口を開きました。
「以前私は時間と仲が良くてね、いつでも好きな時に好きな時間にしてもらえていたんだが、ある時にdice1d3=3 (3) (1.色々あって 2.口を滑らせて 3.占いの結果が良くなかったと)女王様を怒らせてしまったんだ。それ以来時間はなぜか私のお願いを聞いてくれなくなって、私の時計はずっとお茶の時間のまま止まっているんだよ」
だからこうして延々とお茶会を楽しんでいるわけさ、と笑うアリヤにつられるようにイリーシャもコロコロと笑いました。どうやら2人にとっては笑い話のようです。
いよいよ付き合いきれなくなったミオリネは冷めてしまった紅茶を飲み干して早々に席を立ちました。
- 60二次元好きの匿名さん23/05/16(火) 23:39:51
「あの性悪猫の言ってた事は本当だったわね。狂ってるとしか言いようがないわ」
完全に時間の無駄だったと、左側の道を選んだ事を後悔しながら歩いていると、とある木の幹にドアが付いている事に気付きます。
そのドアを開けて中に入ってみると、そこはミオリネが最初にやってきた広間でした。
「嘘でしょ!?まさかの振り出し!?」
思わず叫んでしまったミオリネですが、よく見ると今回は最初から小さなドアの鍵と小さくなる液体の入った瓶が一緒に置かれています。
今度こそは失敗しないようにとミオリネは鍵をしっかりと手に持ち、瓶の中の液体をほんの少し飲みました。
すると今回は鍵を持ったまま小さくなる事が出来たため、ミオリネは以前は入れなかった小さな扉の中へと入って行きました。 - 61二次元好きの匿名さん23/05/16(火) 23:46:21
サケカスイリーシャが漏れ出てるんだが…
- 62二次元好きの匿名さん23/05/16(火) 23:46:52
まずい35歳時空のイリーシャだ
- 63二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 06:13:28
スピリタスはアカン(アカン)
- 64二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 15:52:44
アルコール度数95%で草
- 65二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 21:43:14
- 66二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 21:56:50
ノレア、5号にグエルか濃いメンツだな
- 67二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 22:01:40
6は様では?
- 68二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 22:03:39
- 69二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 22:14:43
「アンタ達何やってんの?」
「見れば分かるだろ、薔薇を塗ってるんだよ」
そう言うグエルの手には真っ赤なペンキとdice1d3=2 (2) (1.ハケ 2.エアブラシ 3.モップ)が握られていて、グエルが答えている間もエランとノレアはせっせと白い薔薇を赤く塗り替えていきます。
「どっかの馬鹿な誰かさんが間違えて白い薔薇の木を植えやがったお陰でいい迷惑ですよ。あなたもそう思いますよね、エラン・ケレス?」
「だから何度も謝っただろうが!大体苗木の時点じゃ赤薔薇も白薔薇も同じなんだから仕方ないだろ!」
「ごめんで済むならフロント管理局はいらないんですよ。死んで詫びてください」
「なんで白い薔薇をわざわざ赤く塗る必要があるのよ?せっかく綺麗に咲いてるのに勿体ないじゃない」
ミオリネの純粋な疑問に今度はノレアがため息混じりに答えます。
「dice1d3=2 (2) (1.ここは本来赤薔薇の木を植えてないといけない場所 2.女王様は赤が好きで白が嫌い 3.女王様の今日のアンラッキーカラーが白)なんです。だからもし間違えて白い薔薇の木を植えていた事が女王様にバレたら私達全員斬首刑にされちゃいますから、こうして隠蔽工作してるんです」
「そりゃまた随分と傲慢な女王様ね…」
「俺達もそう思うよ。でももう慣れたさ」
「あっ、オイ!女王様が来たぞ!」
エランが慌てた声を上げ、他の2人も急いで居住まいを直して跪きます。
唯一ミオリネだけがそのまま立っていると、やがて豪華なドレスに身を包んだdice1d2=1 (1) (1.デリング 2.dice1d41=30 (30) )がたくさんの従者を引き連れて現れました。
- 70二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 22:16:27
ドレスに身を包んでるのかw
- 71二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 22:19:37
ドレスに身を包んだダブスタクソオヤジ……
- 72二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 23:43:11
うわぁ…きっつ
- 73二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 23:45:45
原作のさし絵的なドレス姿のパパ
体格も良いから凄い強い絵になりそうだね - 74二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 23:46:23
しかし理不尽に首ハネする姿が異様に似合うぞダブスタ
- 75二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 23:49:21
そしてダブスタ親父じゃなかった場合、赤の女王プロスペラママンという別の意味でやばそうなものが爆誕していたという事実
- 76二次元好きの匿名さん23/05/18(木) 06:16:35
「アイエエエエ!クソオヤジ!?クソオヤジナンデ!?」
目の前の信じがたい……もとい信じたくない光景にミオリネは絶叫します。
一体前世でどんな悪行を積めば己の父親が豪華なドレスを着て女王を名乗っている姿を目にする事になるというのでしょうか。
「女王が目の前いるにも関わらず棒立ちとは不敬な娘だ。そんな風に育てた覚えはないぞ」
「こっちだって女装癖持ちの自称女王な変態クソ親父に育てられた覚えなんてないわよ!」
「我が娘ながらお堅いな…お姫様は女の子だけの専売特許ではない。そんな事ではこの多様性の時代で生きていけんぞ」
「アンタの言うそれは多様性じゃなくてただの言葉の誤用じゃないの!」
「それよりも、そこにいる奴らは一体誰だ?」
そう言ってデリングがグエル達を指差しました。3人はギクリと体を強張らせます。
ミオリネはdice1d3=3 (3)
1.「そんなの知ったこっちゃないわよ」と正直に答えました。
2.「話を逸らすな!」とキレました。
3.「変態親父に答える義理はないわ」とバッサリ切り捨てました。
- 77二次元好きの匿名さん23/05/18(木) 06:44:14
普通に両方認識してるの不思議すぎるぞ
- 78二次元好きの匿名さん23/05/18(木) 06:57:07
女王はただのそっくりさんになるのかなって思ったら親子2人で互いを認識している
- 79二次元好きの匿名さん23/05/18(木) 12:26:50
そういえばナチュラルにデリング本人として会話させてたな……今更だけどダイス
この女王様はdice1d2=1 (1)
1.デリング本人
2.めちゃくちゃ似てる別人
- 80二次元好きの匿名さん23/05/18(木) 18:10:50
親父の女装姿見せられるとかキツすぎだろ…
- 81二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 00:04:15
これはダブスタ変態親父
- 82二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 00:14:10
原作のラストを考えればさもありなん
- 83二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 01:28:32
タツ兄やんけーーーー
- 84二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 06:11:28
誰が変態親父になんて教えてやるか、と答えたミオリネにデリングは怒り、従者にミオリネの首をはねるよう命じます。
「やれるもんならやってみなさい!その代わり、あの世に行った時に全部お母さんに言いつけてやるから!」
そうミオリネが言うと途端にデリングはしゅんと落ち込んでしまいました。こう言う時は母の名前を出すのが一番効くのだとミオリネは理解していたのです。
そばに控えていた家来のdice1d2=1 (1) (1.ラジャン 2.dice1d41=3 (3) )が慌てて宥めたおかげでどうにか持ち直したデリングは、それならばと代わりにグエル達3人を処刑させようとします。
それはそれでおかしいだろうとミオリネが反論すると、ならばクロッケーで白黒つけようと言う話になり、ミオリネはそれを了承しました。
- 85二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 07:28:32
でもあのアリスの女王の服、案外似合うのでは?と思ってしまった
髪が長めだからかな
サリウス父さんぽいとちょっと(?)合わない感じ
あ、でもヴィムは別の意味で似合いそう - 86二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 17:27:42
こいつナチュラルに娘の首はねようとしやがった⋯
- 87二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 17:32:00
- 88二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 22:42:31
ダブスタクソお袋…
- 89二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 08:47:38
「白い薔薇を植えたものは首ハネだ、私がそう判断した」
なんだただの本人か - 90二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 10:21:59
使用人のうちの1人に連れられてクロッケー会場へとやって来たミオリネですが、それはミオリネの知っているクロッケーとは全くの別物でした。
ボールはdice1d3=3 (3) (1.ハリネズミ 2.モビルポッドのボール 3.トマト)で、クラブはdice1d2=1 (1) (1.フラミンゴ 2.ビームサーベル)、おまけにボールをくぐらせるゴールは組体操をしたトランプ兵達だったりと、もうめちゃくちゃとしか言いようがありません。
しかも選手は全員MSに乗っているので、生身のミオリネはまず参加する事すら不可能です。なのでミオリネはdice1d3=1 (1) (1.グエル 2.エラン 3.ノレア)に自分の代理で試合に参加するよう言いました。
当然嫌そうな顔で拒否されますが、首を刎ねられそうになっていた所を庇ってやったのは自分だとミオリネが主張すると、渋々と言った様子で自前のMSに乗って試合に参加しました。
- 91二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 10:51:47
さすがグエルはいうこと聞いてくれる
- 92二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 11:26:14
グエルに代理で決闘させるの本編通りじゃん
- 93二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 12:02:33
勝ったな
- 94二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 14:07:07
にしてもMSでフラミンゴ持ってトマト叩くって絵面がカオスすぎて想像できねぇ
- 95二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 14:44:10
こっ、これは繊細なトマトを潰さずに打つ繊細なMS操作技術が要求される高度なクロッケーゲーム!?
- 96二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 15:40:24
dice1d2=2 (2) (1.専用ディランザ 2.ダリルバルデ)に乗ったグエルが無双する様子を観戦していたら、後ろから声をかけられました。
「さっきぶりね、お嬢さん」
驚いて振り返ると、そこにいたのはエナオでした。
どういう原理なのか、エナオは首から上だけが浮かんでいる状態で体は見当たりません。単に見えないだけなのか、それとも本当に首から上しかないのかは不明ですが、この世界に来てから不可能な事ばかり体験してきたミオリネはもう大して驚きませんでした。
そして生首状態のエナオと一緒に試合を眺めていると、デリングがこちらに近付いてきます。
「ミオリネ、そいつはなんだ?何故首だけが浮いている?」
「うっさいクソ親父。私に聞かないで」
「…貴様、一体どこから入ってきた?」
ミオリネに冷たくあしらわれたデリングは今度はエナオに話しかけましたが、エナオはdice1d2=1 (1) (1.ガン無視しました。 2.ドレス姿のデリングを見て爆笑しました。)
エナオの無礼な態度に怒ったデリングはその場に処刑人を呼んでエナオの首を刎ねるように命じましたが、当の呼ばれた処刑人は首から上しかないエナオの首をどうやって刎ねればいいのか分からず困惑していました。
- 97二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 16:40:35
あちゃーなんかアドステラ経済圏トップとテロリストの首はね構図だと思うととてもこわい
でも女王衣装なのよなデリング - 98二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 19:09:59
グエルがミオリネの代理でダリルバルデまで引っ張ってきて本編過ぎてすごい
- 99二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 20:36:35
- 100二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 20:37:56
アリヤはもう登場済みなのでウミガメもどきはラウダですね。
ずっとラウダ動かしたいと思ってたから嬉しい - 101二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 20:51:35
ラウダ!!やった
- 102二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 21:26:29
ティル先輩も何気に初?
- 103二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 21:40:14
ここまで続いてラウダ初出なのか
- 104二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 22:12:22
- 105二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 22:27:26
隙あらば兄語りするウミガメもどき!
- 106二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 23:15:33
支離滅裂なのに整合性っていうか安定感を感じるよ、ラウダの兄語り
- 107二次元好きの匿名さん23/05/21(日) 06:16:00
そのお兄さん、女王陛下のところで近衛兵やってますよ
- 108二次元好きの匿名さん23/05/21(日) 10:44:45
「僕と兄さんは、昔よくdice1d3=1 (1) (1.イセエビのダンス 2.スマブラ 3.ガンダムブレイカー)で遊んでいたんだ」
「は?」
「兄さんはゲームはあまり得意ではなくてね、大抵の場合は僕が勝ってしまうんだけど、たまには勝たせてあげないとと思って手を抜いたら抜いたで怒るんだ。そう言うところは目敏いからね兄さんは」
「……」
「ごく稀に兄さんが勝った時の喜びようと言ったら凄くて、負けたこっちが嬉しくなるくらいだ。でも兄さんが城で働くようになってからはすっかりご無沙汰で……会える時間もめっきり減って……」
「ああうん、もういいわ」
突然自分の話ではなく兄の話をし始めたかと思えば兄が恋しくなったのかさめざめと泣き出してしまったラウダを、ミオリネは冷ややかな目で見ていました。
ティルは情緒不安定なラウダに困惑しつつ、とりあえず空気を変えようと今度はミオリネに話題を振ります。
「今度はミオリネの話が聞きたいな」
「私?」
ミオリネはこの世界に来てからの冒険譚を語りました。
dice1d2=1 (1) (実際にあった事をそのまま 2.物語風にある程度内容を盛って)語ると、ティルとラウダは興味深そうに聞き入ります。
そしてミオリネの話が終わり、今度はティルが話す番になったその時、遠くから「裁判だ!」という声が聞こえ、ティルはミオリネの手を取り声のする方へと向かいました。
- 109二次元好きの匿名さん23/05/21(日) 10:47:00
誰かお兄さんか秘書連れてきてくれ
そしてティルはどこでも安定している - 110二次元好きの匿名さん23/05/21(日) 12:57:44
- 111二次元好きの匿名さん23/05/21(日) 13:20:49
(※エナオとカミルは登場済みなのでセセリアになります)
「違います!私じゃありません!」
「黙れ!被告人の発言は許可していない!」
咄嗟に声を上げたセセリアですが、デリングに一蹴されてしまいます。
そして第一証人として帽子屋のアリヤが呼ばれ、法廷に立ちました。
アリヤはお茶会の途中で呼ばれたため、手にはティーカップとパンを持ったままでした。
「あのぅ、アリヤさん?ここは屋内なので帽子は脱いでもらいたいんですけど…」
「いやあ、そう言われましても。何せこの帽子は私のものではございませんので」
「何?つまり盗んだのか!?」
玉座から立ち上がりそう言ったデリングにアリヤは慌てて首を横に振りました。
「泥棒だなんて滅相もない!私はしがない帽子屋、帽子は全て売り物で自分の帽子なんて一切持っていないというだけの話です!」
「そうか…まあいい。証言を述べよ」
そして改めて証言を始めたアリヤですが、アリヤの発言はミオリネが参加したお茶会の時と同様に支離滅裂で、これではアテにならないと判断したデリングに帰るように言い渡されました。それを聞いたアリヤは手に持ったパンを食べながらそそくさと帰っていきます。
アリヤの次に証人として法廷に立ったのは、料理人のエランでした。
「それではエランさん、証言をお願いします」
「嫌だ」
エランは間髪入れずに答えました。 - 112二次元好きの匿名さん23/05/21(日) 14:49:21
「そ、そんな事言わずにどうか…!」
「嫌だ」
ツンとした素っ気ない態度を崩さないエランにスレッタはしょんぼりと眉を下げます。
それでデリングが怒って「答えないならお前を代わりに処刑する」と言うと、エランはようやく答える気になったのか顔を上げました。
「それではエランさん、タルトが何で出来ているか教えてください」
「dice1d3=1 (1) (1.コショウ 2.小麦粉 3.お砂糖スパイス素敵なものいっぱい)」
「糖蜜じゃないの?」
「あの猫をつまみ出せ!!」
エランの答えにどこからか現れたエナオが茶々を入れます。
デリングの言葉で使用人達がエナオを捕まえるために法廷内を駆け回り、その場は一気に騒然となり裁判どころではなくなってしまいます。
そしてようやくエナオを追い出した頃には、いつの間にかエランはいなくなっていました。どうやら勝手に帰ってしまったようです。
仕方ないので、次の証人を呼ぶようデリングがスレッタに言います。
「では、最後の証人……ミオリネさん、お願いします!」
「はぁ!?」
- 113二次元好きの匿名さん23/05/21(日) 14:50:47
4号は大概好き勝手やってるやつだったな…
- 114二次元好きの匿名さん23/05/21(日) 15:33:38
まさか自分が呼ばれるとは思っていなかったミオリネは驚いて立ち上がります。そんなミオリネを使用人が法廷へと無理やり立たせます。
「ミオリネ、今回の件についてお前は何か知っているか?」
「私が知るわけないでしょ!大体さっきから聞いてれば何なのよこの裁判は!何から何まで滅茶苦茶じゃない!」
証人として法廷に立ったはずが、いつの間にか親子の口喧嘩へと発展していました。それに気付いたスレッタが慌てて陪審員に評決を頼もうとしましたが、デリングは必要ないと言い切ります。
「評決よりも処刑が先だ!」
「えええええ!?」
もうセセリアは半泣きです。すかさずミオリネが異議を唱えます。
「馬ッ鹿じゃないの!?それじゃあ裁判の意味がないでしょうが!!」
その言葉にデリングは大激怒!「この娘の首を刎ねろ!」と叫び、トランプ兵がミオリネを取り囲みます。
「どっからでもかかってきなさい!所詮トランプでしかないアンタ達なんて、怖くもなんともないわ!」
そう勇ましく宣言した瞬間、ミオリネの意識はプツンと途切れてしまいました。 - 115二次元好きの匿名さん23/05/21(日) 15:41:23
- 116二次元好きの匿名さん23/05/21(日) 15:46:26
- 117二次元好きの匿名さん23/05/21(日) 15:51:27
有名な話だからイケるっしょ〜と気軽に始めたら思いの外原作をなぞるのが難しくて苦労しました。それ故に更新ペースもかなり遅くなって申し訳ないです
書いてる途中でラウダ主人公のネタも一つ思いついたので、次の次くらいに書けたらなと思います - 118二次元好きの匿名さん23/05/21(日) 16:10:48
お疲れ様でした!
4号くん、そうは言ってもこいつもなかなかに古い童話なんだ…… - 119二次元好きの匿名さん23/05/21(日) 16:41:15
おもしろかたー
- 120二次元好きの匿名さん23/05/21(日) 20:27:59
いつも乙です
配役合ってて楽しかった - 121二次元好きの匿名さん23/05/22(月) 06:30:16
乙乙、次回作も期待
- 122二次元好きの匿名さん23/05/22(月) 07:14:20
お疲れ様でした
今回もたのしかったです!
続編のかがみの国のアリスをもしされるのなら、白騎士はシャディクになって欲しいな