- 1二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 20:24:03
「というわけでKPのスレッタ・マーキュリーです。よろしくおねがいします!」
「SKPのグエル・ジェターク。返事はいあいあダリルバルデだよ、PL共」
「楽しみにしていたのよ。『楽しみ』にね」
「今回は僕がやるの!?四号はどこで何やってるのさ!!」
「……あの、サマリに『舞台:アスティカシア王国』って」
「魔女裁判はもうしないよ。やらせない!」
いままでのリンク集(さして関係ないよ。見なくても問題ないよ!!)
いままでのリンク集『助けるの、遅くなってごめんね』『私が、守る。それ以上に理由は必要ない』『次は君かな』『俺はお前のためならなんだってできるよ』「アスティカシアの夜明け」
KP:グエル SKP:ラウダ
ノリで女装&女体化するKPC、軽率に人を撃つエラン、三角関係など Tタリオン様制作『異界の笛』に秘匿HOを追加し、いくつかの要素を改変したもの
https://bbs.animanch.com/board/1577296/
『俺が殺した』『僕は君が望むならどこへでもついていくよ』『好きになって、ほしかったな……』『あなたは今日から人間じゃない』
「星の魔女SEED」
KP:スレッタ SKP:ミオリネ
ガッツリPvP、三角関係にすらならないハーレム、狙っているのではないかというほどダイスに愛されないグエルなど 某奉仕種族が『GUND』=独自要素として登場する
https://bbs.animanch.com/board/1628509/
『眠るまで、傍にいてくれますか』『愛してるから、じゃだめ?』『お前は何者だ』『__でも、こんなのは幻だッ!』
「祝福は愛する貴方のために」
KP:シャディク SKP:エランず
KPCとペア…telegra.ph - 2二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 20:24:46
いよっ!待ってました!
- 3二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 20:26:42
スレッタ「分岐によっては唐突なカプ展開、猟奇的な展開、PvP、『割とあっさりとネームドNPCが死ぬ』ことがあり得るかもしれません。もちろん全員生還ルートも存在しますので、頑張ってくださいね?それと、シナリオの舞台として、【オメガバース魔女裁判】の時に登場した、『アスティカシア王国』を利用しています。別段話は繋がっていませんよ」
グエル「『アスティカシア王国』の人間について簡単に説明を挟むぞ。『α種』は優れた戦闘能力を持つが、Ωによって暴走状態(ヒート)が誘発されることがある。『Ω種』は最低一年以上魔法学校に通って『魔法』を習っているが、常に暴走状態が起きる可能性があり、男女関係なく子を産むことができる。『β種』は普通の人だ。中世ヨーロッパ風の世界が舞台だが、クトゥルフ・ダークエイジのサプリメントは使用していない」
〈キャラシート制作ルール〉
あにまん用簡易版として、「CON&SIZ(HP)」「POW(MPとSAN値)」「INT(アイデア。謎解き用)」「職業」のみを決定します。キャラはその職業でとれる技能を「70」取得しているとします。指定されている以外の技能は基本使えません。
※魔女裁判(六版準拠)時の職業表を流用しています!隠す→隠密、武道→CON+10、その他独断と偏見で一部変更とします
ミオリネ
CON:dice3d6=1 3 2 (6) *5 SIZ:(dice2d6=5 3 (8) +6)*5 POW:dice3d6=5 6 5 (16) *5 INT:(dice2d6=1 3 (4) +6)*5 職業:dice1d10=9 (9)
+「回避」
エラン
CON:dice3d6=2 4 6 (12) *5 SIZ:(dice2d6=5 1 (6) +6)*5 POW:dice3d6=6 2 6 (14) *5 INT:(dice2d6=3 1 (4) +6)*5 職業:dice1d10=8 (8)
+「近接戦闘(ナイフ)」
シャディク
CON:dice3d6=4 5 5 (14) *5 SIZ:(dice2d6=5 3 (8) +6)*5 POW:dice3d6=5 4 2 (11) *5 INT:(dice2d6=2 2 (4) +6)*5 職業:dice1d10=3 (3)
+「近接戦闘(格闘)」
ラウダ
CON:dice3d6=2 2 4 (8) *5 SIZ:(dice2d6=6 4 (10) +6)*5 POW:dice3d6=2 6 4 (12) *5 INT:(dice2d6=1 5 (6) +6)*5 職業:dice1d10=2 (2)
+「近接戦闘(斧)」
- 4二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 20:34:58
スレッタ「……なるほどなるほど。皆さん割とガチガチにかためますね……?えっと、ここで選択HOを決めていきます!四枚のHOを用意しました、すきなものを一つ選んで、周りに見られないように確認してくださいね。……グエルさん、私たちも決めましょう」dice1d100=36 (36) dice1d3=1 (1)
グエル「……『地獄』を避けるためにラウダが……なら俺が、……ならスレッタが担当。さらにエランが……を引いたらスレッタが担当するんだよな。他にも臨機応変に。何をどうあがいても脳破壊だった場合はこのダイスが小さかった方が……」dice1d100=31 (31) dice1d3=2 (2)
ミオリネ「よし、私たちもさくっときめましょうか。数字が小さい順に1からとっていくわよ」dice1d100=50 (50) dice1d3=2 (2)
エラン「ねえなんでKPがそんな覚悟決まった顔してるの?」dice1d100=29 (29) dice1d3=3 (3)
シャディク「どれも面白そうだね。どれにしようかな……?」dice1d100=52 (52) dice1d3=3 (3)
ラウダ「……よし、えいっ」dice1d100=49 (49) dice1d3=1 (1)
HO1『村人』あなたは誘う。誘われる。
HO2『狩人』あなたは守る。守られる。
HO3『預言者』あなたは見る。見られる。
HO4『共有者1』あなたは守る。守られる。
NPC1『????』めっちゃ死ぬかもしれない
NPC2『????』死ぬかもしれない
(事前情報)
HO1とHO2は『仲のいい友人』。
HO3はHO1の『いのちの恩人』。
HO4は他のHO三人とは少し違う導入で始まる。
- 5二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 20:42:11
エラン(公証人)
バース性:β
HP:12 SAN:70 MP:14 アイデア:50 幸運:70
CON:60 SIZ:60 POW:70 INT:50
応急手当、目星、説得、心理学、近接戦闘(ナイフ)
ラウダ(商人)
バース性:α
HP:12 SAN:60 MP:12 アイデア:60 幸運:60
CON:40 SIZ:80 POW:60 INT:60
目星、言いくるめ、ナビゲート、心理学、近接戦闘(斧)
ミオリネ(メイド)
バース性:Ω
HP:10 SAN:80 MP:16 アイデア:50 幸運:80
CON:30 SIZ:70 POW:80 INT:50
目星、聞き耳、応急手当、魅惑、回避
シャディク(侠客)
バース性:Ω?
HP:14 SAN:55 MP:11 アイデア:50 幸運:55
CON:70 SIZ:70 POW:55 INT:50
目星、言いくるめ、隠密、威圧、近接戦闘(格闘)
スレッタ「草」
グエル「どうするんだこれ」
スレッタ「ラウダさんがHO2なので……は確定ですね。それと、どっちが担うかですが……既定路線だとNPCだったんですけど。お膳立てされてますねえ」
グエル「PCにすると処理がややこしくなるからいやなんだが、せっかくだし……よしシャディク、dice1d2=1 (1) (1:がんばれ 2:今すぐdice1d2=2 (2) (1:α種 2:β種)に変えろ)」
シャディク「えっ?えっ、何??」
- 6二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 20:55:08
待ってました~~!流れるようにグエルがめっちゃ死ぬ方引いてて草なんだ
- 7二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 20:58:41
スレッタ「はい、じゃあ整理も兼ねて、HO1、エランさんから順番に自己紹介をお願いします!」
エラン「僕はエラン・ケレス!βで、公証人をやっているよ~。ほとんどペイル家の専属だけど、オシゴトならなんでも、だーいかんげーい!みんな~っ、よろしくっ!」
シャディク「この公証人近接戦闘(ナイフ)持ってるんだけど」
ラウダ「関わりたくないな?非常に」
ラウダ「ラウダ・ニール、大店の跡継ぎ。αだよ。エランにはたまに仕事を依頼していて、信じがたいことに友人と呼ばれる関係を築いているらしい。今回もみんなで生還したいな」
エラン「信じがたいのは君がこの中で一番INT高いことだよ」
ミオリネ「何売ってるんでしょうね。ジェターク社だし、おもちゃとかかしらね?」
ミオリネ「ミオリネ・レンブラン。Ω、『魔女』の素質を持っていたために、跡継ぎは譲って、実家で使用人をしながら、薬師の紛いごとをしている。応急手当も医学もあるからよろしく」
ラウダ「この世界だと回復力高いかわりに生命を狙われてる性だ」
シャディク「……いっしょにがんばろうね、ミオリネ」
シャディク「シャディク・ゼネリ、裏路地のまとめ役だよ。『魔女』としての力を使って、スラムの連中に腹いっぱい食わせてやってる。俺はそれが穴により嬉しいんだ」
ミオリネ「Ωで侠客ってどっかで聞いたことあるわね」
エラン「こんなに被ることってあるんだ。職業表流用した人今頃頭抱えてるんだろうなあ」 - 8二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 21:00:41
スレッタ「先程説明しましたが、舞台は『アスティカシア王国』、その近郊にある、『ブリオン家』が所持する孤島です。お察しの通りクローズドですよ~!」
グエル「というわけでどうしても不自然になるとは思う。「こういうことしてほしい!」「こうして!!」などあったら、積極的に教えてくれ」
「なんのはなし?」
グエル「なんでもないぞ」
スレッタ「シナリオ名は……『オメガバース殺人事件』……じゃなかった!えっと、『Slash your delusion』です。はじめていきますよ」
エラン「イエス・マム~!」
ラウダ「いあいあ」
ミオリネ「またしてもクトゥルフなの?」
シャディク「茶番シナリオかな……」
HOを一枚公開するよ
dice1d4=3 (3)
1:HO1(ミオリネ)
2:HO2(ラウダ)
3:HO3(ミオリネ)
4:HO4(シャディク)
- 9二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 21:09:36
「ほんとに見たんだ!!」
と、近所の子どものボブくんが言ってきたのは、つい一週間前の話だ。ミオリネが「ふうん」と箒を動かすのもお構いなく、何やら興奮気味に、彼は目を輝かせる。
「嘘じゃないんだぞ!ああいうのが『未来人』って言うんだな!!」
「あっそ」
ミオリネはポケットから飴を取り出し、小さな手に与える。ボブくんは八割増しで目を輝かせて、ありがとう、と頭を下げた。去っていく直前に、ボブくんは「あっ」と言って振り返る。
「そうだ。なんでも、その未来人が言うにはな__」
HO3【預言者】
貴方の友人が「僕未来人を見たんですよ!!」と言ったのは、一週間前の話だ。なにやら奇妙な格好をしていて、魔法が使えて、未来人を名乗っていたらしい。嘘だと笑い飛ばしたら本当に未来を言い当てたらしい。そしてその未来人は、これから殺人事件を起こすらしい。なんそれ。やば。本当にそんな人がいるならあってみたいものだ。あなたはそう思いながら、今日も魔女として真面目にがんばる。おしごと大変だけどがんばる!えらい!!そんな日々が報われたのか、あなたはとある孤島で開かれるパーティーに招待された。この孤島は珍しい薬草がたくさんとれるため、魔女仲間の間では昔から有名な観光&調剤スポットだったが、最近ブリオン家に買い取られたことで誰も行けなくなってしまっている。どうして(´・ω・`) とにもかくにも、あなたの目的は『パーティーを楽しむ』こと、また可能であれば『未来人と仲良くなる』である。
備考:あなたのバース性は1d3を振り、出目の結果に関わらず『Ω』となる。
備考2:未来人の特徴は、『未来を言い当てられる』『魔法を使う(ただし話を聞く限り、その魔法とはあなたが使える『魔法』とは少し違うらしい)』『立ち振る舞いが少し不思議である』ことだ。また、未来人は『殺人事件を起こす』と宣言していたらしい。
【ΩHO】
◎魔法:落ち着いた場所でしかるべき道具があれば、『応急手当』『精神分析』が自動成功になる。
〇魔法の知識:『薬学』『医学』をそれぞれ70で振れる。
×ヒート:貴方はシナリオ中何か行動する度にヒートトークンをひとつ得る。また、α種のキャラと行動を共にしている場合、さらにα種の人数と同数のヒートトークンを得る。ヒートトークンの数に応じて様々なオメガバースあるあるデメリットが起こる。 - 10二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 21:17:59
夏の訪れが近づくある日。
ミオリネたちはアスティカシア王国近辺、小さな船でも行ける小さな離れ島に向かっていた。
由緒正しき貴族、ブリオン家が別荘として所有しているそこは、温かな日差しと海面から反射される光に照らされて、きらきらと輝いている。王宮の発表によれば、しばらくは天候に恵まれるという話であるし、海も穏やかで良い天気だ。乗客はミオリネをのぞけば、顔見知りであるエラン、それと見知らぬ青年、ラウダ。どうやら他にも参加者がいるようだが、彼等は人数の関係上別の船に乗って、先に向こうに到着しているらしい。
ミオリネ「船酔いした(CON30)」
ラウダ「おなじく(CON40)」
エラン「ぽんこつども~……あれ、シャディクは?」
スレッタ「別口で導入があります。あとでちゃんと合流できますよ~!」
舟は穏やかに進む。
うたたねをしたくなるほど、穏やかな陽気だ。それすなわち、目的地にたどり着くにはもう少しかかるということだ。船頭に対して、ひとつくらいなら質問することができるかもしれない。何を聞こう?
dice1d3=2 (2)
1:エラン「天気ってどんな感じなのかな?」
2:ラウダ「他の招待客って?」
3:ミオリネ「目的地の島はどんな感じなの?」
- 11二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 21:50:37
新作楽しみにしてた〜!
- 12二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 22:34:31
「あんたらのほかに連れて行ったのは二組、計四人だな」
船頭は指折り数える。「三人組ははじめてだが」と付け加えながら、簡単に情報を整理した。
まずそもそも、屋敷の管理を任されているのが『セセリア・ドート』。ブリオン家の分家筋にあたる令嬢だ。それから、そのセセリアが重用しているという執事、『ロウジ・チャンテ』。この二人が主催側にあたる。
先にやってきたのは、そこそこ人気のあるオペラ歌手だという『フェルシー・ロロ』と、その体調管理や予定組などのサポートを行っている『ペトラ・イッタ』。この二人に関しては、あまり芸能には興味はないミオリネでも、名前くらいは知っている。そして、その後に島に到着した客が、
「『グエル・ジェターク』と、『シャディク・ゼネリ』」
ミオリネがぴくりと肩を跳ねさせる。シャディク・ゼネリ。それは、同じ魔法学校の知り合いで、そもそも幼い頃からそこそこ仲良くしていた、あのシャディク・ゼネリなのだろうか。船頭は何の気もなしに続ける。
「俺はよく知らんが、ジェタークっていうのは国でもかなりの名家だろう。確か教会の騎士団長様?も担っていたんだったか……ブリオンも名前くらいは知ってるし。なんだか雲の上の人みたいだなあ」
「そうですか」
聞き役に徹していたラウダが、そこでこくりと頷いて、話を切った。それからふっと顔を上げ、ミオリネの方を向いて微笑みかける。
「あなたとは、はじめましてですね。ラウダ・ニールと申します。よろしくおねがいします」
「……ミオリネ・レンブラン。堅苦しいのは結構よ」
「おっ、自己紹介の流れ!?僕はエラン・ケレスっ、二人とも、改めてヨロシク!」
三人がそんなふうにわいわい話していると、ふと。一面の海原に、ぽつりと緑が見えてくる。
言われずともわかるだろう。目的の島だ。ここであなたたちは、小旅行を過ごすことになる。
ミオリネは期待に胸を膨らませながら、微笑みかけた。
「仲良くしましょう、二人とも」 - 13二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 22:44:19
三人が降りると、舟はアスティカシア王国本土に戻っていく。泳いでは帰れない距離だ。とはいっても、しばらくは晴れていそうな天気なので、心配はない。
港から出てしばらく歩くと、立派な薔薇園が見えてくる。そこに水をやっているのは、幼げではあるが、愛らしくて美しい少年だ。執事服に身を包んでいる彼は、貴方たちと目が合うと、手に持っている球体をぎゅっと抱きしめた。それから、こてりと首を傾げる。
「……ええと。申し訳ないけれど、招待状を確認させていただいても?」
「もちろん!」
エランは彼に招待状を渡す。少年はじっとそれを見つめて、淡い色のひとみをぱちぱちと瞬かせた。それから閉口し、「なるほど」と呟く。
「なるほど。ようこそ、この島へ。僕はロウジ・チャンテ、使用人をしています。案内するよ」
「あ、あの花、食べられるかな!?」
「食べない方がいいと思うよ、エラン。それにしても、よく手入れされた庭だ」
「ね。この品種は育てるの結構難しいはずなのに」
「……えへへ」
はにかむロウジに連れられてしばらく歩けば、やがて件の屋敷が目に入る。
煉瓦造りの豪奢なつくりだ。小柄ながらも、新しくて立派な印象を受ける。大きな両開きのドアを開いて中に入れば、広いエントランスホールが三人を出迎える。頭上にはシャンデリアが輝き、足元には真っ赤な絨毯が、皺も汚れもなく敷かれている。
ロウジはあなたたちを客間へと案内した。美しい調度品が供えられた客間は、さらに二つの個室が備え付けられており、それぞれにベッドがひとつずつ置いてある。
窓を見れば青い海、それから庭の薔薇園が見える。
どうやら三人でこの二部屋を分けて使うらしい。ロウジはなんてことない様子で続けた。
「そろそろ昼食の時間になります。適当に時間を過ごしたら、食堂に来てください」
と、その時。
『ショクドウ ハ イッカイ ニ アリマス』
「わああああああああああ!?」
突然球体が喋った。
え何?なにこの技術。なんだこの……技術?
唖然としているうちに、ロウジは去って行ってしまう。驚きながらも、三人は客間の分け方について相談することとなるだろう。
dice1d3=1 (1)
1:ミオリネ「私とエランで二人部屋を使うわ」
2:ミオリネ「私とラウダで二人部屋を使うわ」
3:ミオリネ「エランとラウダで二人部屋を使って」
- 14二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 22:59:20
「じゃー僕、ミオリネと一緒の部屋がい~なっ!」
「わっ」
主張しながらミオリネの手を引いたのはエランだ。人好きのする笑みを浮かべて、ラウダの方をじっと見やる。そうして読めない表情で、こてりと首を傾げた。
「いいでしょ」
「僕は構わないけれど。ミオリネはいいの?」
「……別に」
「じゃ決まり!」
エランはぎゅっとミオリネの手を握り、じいっとその目を見つめながら、こてりと首を傾げた。
「よろしくね、ミオリネ?」
部屋にある家具でぱっと目に付くのは、大きなクロゼットだ。中を見れば、たくさんの洋服を見つける。どれも豪奢ではあるが、動くのに支障は出ない素材で作られている。仮にドレスコードのようなものがあるとすれば、これを着ていけばよいということだろう。
それから、大きめの長椅子。それを確認したあと、ベッドにぼふりと倒れ込んだ。さすがというか、すごくやわらかい。船旅の疲れもあってか、なんだか眠気すら襲ってくる。ミオリネがややうとうとしていると、エランは笑顔のまま、「ミオリネなにしてるの?」と尋ねてきた。
__この部屋にはベッドが一つしかない。
それもどう見てもひとり用のものだ。ミオリネは寝返りをうってエランの方を見やり、「あんたはそっちで寝ればいいじゃないの」と長椅子を指さした。エランは微笑みを浮かべたまま、肩をすくめる。
「なんていうかさあ、自覚ないよね?……まあ、あの時の恩があるから、従ってあげる」
「あの時?」
「覚えてないか。ならいいよ、僕の勝手な片想い」
長椅子に座り込み、足を組む。それからミオリネの方を見て、言葉や声の調子には似合わず、んべっと舌を出してみせた。
スレッタ「一応聞いておきたいんですけどなんでこうしたんです?」
エラン「友人と恩人なら恩人を取るでしょ。なんか不穏な空気あるからいざという時守れる位置においとかないとなあ」
ミオリネ「αとかいう殺戮兵器(ヘイトスピーチ)だけ隔離しておけば安全だと思った」
ラウダ「一人部屋使える分には文句はないよ」
スレッタ「じぶんのことしかかんがえてない……」
1:部屋全体(アイデア) 2:机(幸運) 3:ドレッサー(目星)
エラン:dice1d100=13 (13) dice1d3=1 (1)
ラウダ:dice1d100=90 (90) dice1d3=1 (1)
ミオリネ:dice1d100=49 (49) dice1d3=1 (1)
- 15二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 23:11:33
ラウダ「????????????」
エラン「信心が足りてないね」
ミオリネ「ダイスに塩振ってよ塩」
スレッタ「……うーん、エランさんとミオリネさんが両方成功ですか。じゃあミオリネさんの方は机の情報にシフトしますよ!」
「……?」
「エラン?」
エランがふと、顔を上げる。それから自分の座っていたカウチをぺたぺたと触り、部屋を見回し、それから考え込むようにくちびるに手を当てた。そうして、こてり、と。首をかしげる。
「……この部屋、『角』がない」
「え」
言われてミオリネも見回した。そうして、気づく。ない。たしかに、ない。所謂鋭角と呼ばれる場所が、ひとつも。家具や調度、部屋のかたち、構造そのものに至るまでなにもかもだ。エランは辟易したように肩をすくめて、「なんかおちつかないね?」と言った。そうして水差しをとグラスを手に取って、ミオリネに向き合う。
「にしても昼食まで暇だねえ。水でも飲む?」
「そうね。……あれ?」
ミオリネはそのまま、机の上の花瓶に目を向ける。どうやら薔薇の花を中心に植物をいくつか混ぜてあるようだが、その中に、抑制剤を作るのに使えそうなものがある。
「……これでヒートを抑えられるかも」
「ヒート……って、ああ。魔女ってそういえば、なんか暴走?することがあるんだっけ……?」
「そうね。厄介な体質よ、全く。……私は、誰と子を成すつもりもないけれど」
「ふうん」
エランは適当に相槌をうって、「たいへんだねえ」と言った。
ミオリネ「興味がなさすぎるこれ一応オメガバースシナリオなのに」
エラン「それがなんなのかは身をもって知ってるんだよ前卓KPだから」
ミオリネ「そうだKP(エラン) あんたがこうした」
エラン「英雄構文やめて」
ミオリネ薬学:dice1d100=28 (28) (70)
作れた個数:dice1d3=2 (2)
- 16二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 23:24:22
角がない…というとティンダロスの猟犬を連想してしまうが…
- 17二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 23:29:29
HOから人狼っぽい印象受けたし猟犬か
- 18二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 23:40:29
ミオリネが薬を瓶に詰め終わるのを見ると、エランが立ち上がり、「食堂に行ってみようか」と微笑みかけた。客間から個室に続く扉には、鍵がかけられるようだ。さして貴重品もないが、扉を施錠し、鍵はミオリネが持っておくことにする。ほとんど同じタイミングでラウダも出てきた。
三人は談笑しながら廊下を歩く。そうしていれば、しばらくもしないうちに食堂に辿りついた。エランが、「とうちゃーく!」と明るい声をあげながら、大きな両開きの扉を開ける。
どうやら既に、先客がいたようだ。
穏やかに微笑みあう、金髪に青い瞳が印象的な褐色の男と、ふわふわした茶色の髪をひとつにまとめた男がいる。ミオリネならば、前者は見た瞬間わかるだろう。シャディク・ゼネリだ。それはどうやら向こうも同じらしい。こちらを振り仰ぐと、ニコリと微笑んだ。
「ミオリネ、君も招待されたんだね!」
「久しぶりね、シャディク。あんたはなんていうか、変わらないわね。元気してた?」
「うん。ミオリネこそ……ううん、違うな。ミオリネ、大きくなったね。俺は楽しくやっているよ」
「来てたってきいてびっくりしたよ、兄さんも、シャディクも」
「ああ……というか、兄さんはやめろ。血縁関係はないだろう。普通に照れる」
「照れるだけで実害ないなら別にいいよね、これぐらい」
「……なんか僕以外、みんな面識ある感じ?」
エランが疎外感を感じたように肩を落とす。そこでミオリネが、ふと、気づく。グエルは名門ジェターク家の御曹司なのだっけ。それとスラムうまれスラム育ち元孤児現反社なシャディクが一緒にいるのは、控えめにいっておかしい。そんな疑問に答えるように、シャディクがミオリネに向かって、「そういえば、連絡が遅れちゃったね」とはにかむ。
シャディクはグエルの服を掴んで、ぐいと引き寄せる。グエルは「わっ」と驚いたような声をあげながら、抵抗はしない。一瞬照れるように頬を上気させたあと、至極なんてことのない調子でこういった。
「彼はグエル。俺の婚約者だよ」
「……は?」
ミオリネは、唖然としてくちびるを半開きにさせた。
HO4『共有者1』
NPC1『共有者2』
追加情報:HO4とNPC1は婚約している。
エラン心理学:dice1d100=38 (38) (70)
??????:dice1d100=23 (23) (??)
- 19二次元好きの匿名さん23/05/11(木) 23:45:00
いきなり脳破壊が発生してない?
- 20二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 00:10:30
確白役職だから死にやすいのか
…シャディク頑張れ - 21二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 00:30:06
お弁当食われる…死なないでくれ…
- 22二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 01:50:22
わーい新作だー!と喜んでたらいきなりの爆弾情報で笑った
- 23二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 07:33:37
ミオリネ「?????????」
エラン「わあ。ミオリネの顔がすごい勢いで死んだ。追い討ちしとこ、エランは『お似合いだね~、シンデレラストーリーってやつ?』と言っておくよ」
ラウダ「なんていうかこう、いろいろと、考えさせられるものがあるね。『おめでとう、兄さん、シャディク。結婚式はいつにするの?』」
シャディク「正直この文面もらったとき笑っちゃったよ。なんでこうなってるの。『みんな、ありがとう!』……たは、ははは……」
スレッタ「そうですね、とりあえずミオリネさんが脳破壊されていると、ほかの招待客もやってきます」
「あ!もうひときてる!!」
「落ち着いて、フェルシー」
と、三人の後ろからやってきたのは、愛らしい少女二人組だ。はっと振り返ると、淡い茶髪の方がミオリネの手を握り、ぶんぶんと上下に振りながら、にぱっと笑いかける。
「私はフェルシー・ロロ。よろしく!」
「ペトラ・イッタです。はじめまして」
ミオリネがあっけに取られているうちに、フェルシーはほかの二人にも盛大に握手?をした。すごく元気そうだ。一方ペトラは、それを諌めるようなことを言いながらも、止める様子はない。
「あ、もう皆さんお揃いですねえ」
最後にやってきたのは、ロウジを伴った銀髪の少女だった。
ロウジは食事を持っているらしい。彼女は主賓席に座ると、にこりと微笑みながら招待客たちを見回した。
「セセリア・ドート、この島に皆さんを招待した者です。是非ゆっくりしていってください……なんて、堅苦しい挨拶はここまでにしまして! これでゲストの皆様が揃いました。ここからは無礼講、それでは食事に致しましょう!」
1:グエルに話しかける(交渉技能) 2:セセリアに話しかける(交渉技能) 3:ロウジに話しかける(目星) 4:フェルシーに話しかける(交渉技能) 5:ペトラに話しかける(心理学) 6:他のPCに話しかける
エラン:dice1d100=52 (52) dice1d6=5 (5)
ラウダ:dice1d100=90 (90) dice1d6=6 (6)
ミオリネ:dice1d100=60 (60) dice1d6=1 (1)
シャディク:dice1d100=58 (58) dice1d6=4 (4)
- 24二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 07:37:41
ラウダが話しかけた相手:dice1d3=3 (3)
1:エラン2:ミオリネ3:シャディク
対抗ロール(心理学or交渉技能ハード):dice1d100=48 (48)
- 25二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 07:40:20
今回は割と主人公視点っぽい人のHOが公開されている気がするな……他の人が割と爆弾抱え込んでいそうな中視点として素直というか
- 26二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 11:12:03
エラン「僕たちきちんとNPCに情報収集してるのにさあ」
シャディク「そっちの脳破壊されてる組はさあ……」
ラウダ「PCから話を聞くことも立派な情報収集だよ」
ミオリネ「グエルも重要NPCなことは確かだし」
スレッタ「……わかりました! じゃあエランさんとシャディクさんから処理しますね!」
昼食は、どうやらあの海でとれたものを使っているらしい。ふっくらと焼き上げられたパン、魚の出汁とサフランがよくきいたのスープに、メインは名状し難きタコのようなものをつかったアクアパッツァだ。デザートにはいくつか果物も用意されている。シャディクはパンをちぎりながら、「フェルシーって」と声をかける。
「確か、オペラ歌手だよね?僕結構好きなんだ。昨日もオペラハウスに行ったんだよ。ね、グエル」
「昨日の、って……あー! 私でも枠取れなかったやつ! あれかなり人気のやつでしょ、よく行けたね」
「席を取るの、すごくすごくがんばった」
グエルが頷きながら水を飲むのを横目に、シャディクはフェルシーの様子を伺った。声の調子や所作にどこか軽いところこそあるが、テーブルマナーはしっかりしている。フェルシーはおそらく、かなりいい家の出なのだろう、とあたりを付けた。そこでエランがにやつきながら、「そう言えば」と付け加える。
「フェルシーとペトラはどういう関係? ただの付き人をこんなところに連れてくるかなあ。シャディクとグエルが婚約者ってことは、君たちもそうなんじゃない?」
「いわゆるつがいってやつだよ。ね、フェルシー」
「あー……そうだね。私たち、ダイシンンユー! なんだよ!」
「……ふうん?」
βであるエランには、どうやらぴんと来ていないようだ。シャディクはそっと、閉口する。……つがい、か。シャディクだって詳しく理解しているわけじゃないけれども、そういうのもある、ということは知っている。
「……あっはは、賑やかなのはいいね! ねえペトラ、もっと食べなよ。これおいしいよ、はいあーん」
「もう、照れちゃうよ……でも、フェルシーは今日も元気だね」
仲良しだなあ、と思いながら、グラスを手に取り__エランはふと違和感気づく。フェルシーと話している割に、ペトラの視線はフェルシーに向いていない。その先にいるのは__
(ふうん?)
エランは笑みを深めて、タコのようなものを口に入れた。割とこう、冒涜的な味がした。 - 27二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 11:36:16
「そういえば、昨日のオペラ楽しかった?」
「うん。とっても! それにしても、まさかあんなところで会うなんてねえ。ラウダもオペラ行きたかったの?」
「ああ。チケット取れなかったから、キャンセルがないかと思ってたんだけど……」
「無理だった、ってことか。次の公演は入れるといいね」
ラウダとシャディクは笑顔で談笑している。その様子を見たミオリネがグエルに向けて、「はじめまして。ラウダとは知り合いなの?」と首をかしげる。
「はじめまして、ひと時の間だがよろしく……そうだな。そもそもラウダと俺が旧知の仲で、その経緯でラウダとシャディクが知り合った、ということだ」
「へえ。てかなにがあってあんたとシャディクが婚約したのよ」
「紆余曲折あったんだ。半ば政略みたいなものだが、仲良くしたいと思っている」
「政略って。シャディクはスラムの……」
「そのスラムに、教会が手を入れたいと。だからまとめ役であるシャディクと、教会軍の騎士団長である俺で、パイプをつなぐために、だな」
なによそれ。
とは、ミオリネには言えなかった。グエルの笑みは穏やかで、シャディクも楽しそうに笑っていて。唐突に、自分は「入れない」存在であると理解したからだ。微かに目を伏せ、「そう」とだけ震える声で呟いて、デザートの果物に手を伸ばした。
スレッタ「……はい、ヒートトークンの処理はここから行いますよ!あ、Ω種である『ミオリネ』さんと『シャディク』さん、さっき同じ部屋で過ごしていた『エラン』さんには既に1ずつ入っています。このシナリオでは一日は『朝』『昼』『夕』『夜』に分かれていて、『夜』ターン以外で探索をすることができますよ。今の時間進行は『一日目の昼』ですので、今日はあと『夕』ターン、つまり一か所探索できます。どういう組み合わせで探索しますか?」
グエル「ちなみに何になろうと、俺はシャディクについていくぞ」
ミオリネ「正直ラウダと以外ならなんでもいい」
シャディク「右に同じく」
エラン「こいつら~~~~」
ラウダ「本当に面白いと思う」
dice1d3=1 (1)
1:エラン「まあそれなら単独行動でいいんじゃない?」
2:ラウダ「僕も単独行動がいいなあ」
3:ミオリネ「じゃあ私とdice1d3=1 (1) (1:エラン 2:ラウダ 3:シャディク)が一緒に探索する」
4:シャディク「公平に全員一緒に探索でいいでしょ」
- 28二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 12:09:25
ミオリネ(……メタ的な視点にはなるけど、PCかNPCのいずれかに『未来人』は混じっていそうなのよね。でそいつが殺人事件を起こすと……うーん、現時点では何も情報がないわね。一旦置いておきましょ)
エラン「ま、揉めるくらいなら単独行動でいいんじゃない?」
ラウダ「そうだね。今のところ何も起きてないし、賛成」
ミオリネ「わかった。シャディクもそれでいい?」
シャディク「うん。俺にはグエルがついてくるみたいだけど……?」
グエル「そうなるな。いわゆるお助けNPCだ。ちなみに俺は目星50持ってる。あと近接格闘と近接剣を90持ってる」
エラン「つっよ」
ラウダ「騎士団長……」
ミオリネ「どっちか私に寄越しなさいよ」
シャディク「ウケる」
スレッタ「はい、探索可能場所は、【1:エントランスホール】【2:客間】【3:主寝室】【4:書斎A】【5:厨房】【6:外】ですよ。これ以上の詳しい館内図はまだわかりません。あと、NPCを指定すればそのNPCに会いに行くこともできます」
エラン「なるほどね。じゃあ僕はdice1d3=1 (1) (1:探索するよ。dice1d6=6 (6) かなあ 2:フェルシーを探すよ 3:ペトラを探すよ)」
ラウダ「僕は……うーん、dice1d6=1 (1) に向かうよ」
ミオリネ「私はdice1d6=4 (4) 。ラウダと被ってたら別の場所に向かおうかな」
シャディク「dice1d6=4 (4) だよ!同じく、ラウダと被っていたら一個右の場所に向かう」
- 29二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 15:07:45
外はからりと晴れていて、いい天気だ。どうやら人工物としては、【薔薇園】と【時計塔】があるらしい。薔薇園はよく手入れされていて、見事な花を咲かせている。そういえばロウジは今朝ここを手入れしていたんだっけ、なんて思いながら、エランは鼻の中にかがみこむ。
「食べられるかなあ、これ」
たぶんむりである。
だめか、と思って立ち上がった。それから今度は、時計塔に向かってみる。背の高い煉瓦造りの時計塔で、外周には黒鉄の階段が備え付けられている。なんとなく探検気分でのぼってみたが、一番上の、おそらく内部に入ることができるであろう扉には、鍵がかかっていた。それはそうか。ちえ、と頬を膨らませながら、小さな踊り場からそっと身を乗り出す。
きれいな場所だ。
抜けるような晴天に、海の青と島の緑のコントラストが目に美しい。どうやら屋敷の向こう側には手つかずの原生林も残っているらしく、あそこを探せば何か珍しい植物が見つかるかもしれない。
ま、だからなに、という話だけども。
エランは肩をすくめて階段を降りた。柔らかな風が頬を撫でて、少し厭な予感がするまでに穏やかな陽気であった。
スレッタ「エランさんの場合、ここで振れるのは目星だけです。他の人をつれてきたらなにか変わるかもしれませんね」
エラン「ふうん。ま、どうせ大したことじゃないでしょ」
スレッタ「ふふふ……あ、それとは別に、POWで判定してくれますか?」
エラン「え?わかった」
エラン目星:dice1d100=87 (87) (70)
エランPOW判定:dice1d100=88 (88) (70)
- 30二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 15:10:58
ポンコツ5号か??
- 31二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 15:12:53
エラン「??????????????????」
スレッタ「そうは ならんやろ」
エラン「なってるんだなあこれが!!!!」
スレッタ「なにしてくれてるんですエランさん!?」
エラン「スレッタ、僕プッシュ!プッシュするよ!!」
スレッタ「初っ端からすぎる まだなにもはじまっていない」
エラン「とりあえず目星と……POWはプッシュできる?」
スレッタ「ここではできないとしますよ。恨むなら自分のダイス運を恨んでください」
エラン「うえええええん僕ちゃんと高POW低INT回復戦闘探索対人全部乗せ有能探索者セットにしてきたのにいいいい!!」
スレッタ「そうやって構成を固めたから女神様にそっぽむかれたんじゃないでしょうか。あ、ちなみにプッシュでなおも失敗したら、そうですね……ふふ、楽しみにしておいてくださいね?」
エラン「ねえスレッタなんか僕に対してあたり強くない!?!?」
スレッタ「きのせいですよきのせい」
エラン「ぜったいそんなことないよおおおお!!!!」
エラン目星:dice1d100=74 (74) (70)
- 32二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 15:18:39
終 わ り
- 33二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 15:33:07
エラン「????????????????」
スレッタ「おめでとう。あなたが寵愛枠です。繰り返します、ほんとうにおめでとう」
エラン「????????????????」
スレッタ「それではそうですね。……絶望する必要はありませんよ、なんと別段っ、目に見えたデメリットはありません!ただし……えへへ……」
エラン「怖いよ!すごく怖いよ!!」
スレッタ「なんでもないです!なんでもないですよお?じゃあ私、ミオリネさんの処理行ってくるので……いい子で待っていてくださいね?」
エラン「うわああああああんぼくしにたくないいいいい!!」
ラウダ「ねえなんか悲鳴が聞こえるんだけど。まだ何も起きていないよね?」
グエル「気のせいだ。……それで、お前の処理だが」
「あ、ラウダ先輩」
ラウダがエントランスホールに辿りつくと、突然声をかけられる。
ラウダははっと振り返って、しかし声の主を確認すると、「……あなたですか」と微笑みかける。少女__ペトラはラウダの姿を見ると、「せっかくだし、一緒にお茶でも飲みません?」とラウダの手を握った。
「あなたはフェルシーとつがいなのでは?僕に構ってる暇はないはずです」
「さあ。ねえ、ラウダ先輩、魔女伝説のこと知ってますか?」
「魔女伝説?」
「知らないならいいんです。あと、敬語は不要ッスよ」
ペトラは一瞬読めない表情をして、それからじっとラウダを見つめ、首をかしげる。
「ねえ。ラウダ先輩はいつまでここにいるんですか?」
「特に仕事は残してきていないから、エランとミオリネ、それにシャディクや兄さんがここにいたいと望む限りいるつもりだよ」
「なるほど。ありがと、引き留めてごめんなさい。じゃ!」
ペトラはそこまで話すと、ラウダの手を離した。そうしてくるりと踵を返し、去っていく。「夕食なんだろうな~」と言いながら。
……なんだったんだろう?
ラウダは首を傾げて、その後姿を見つめていた。
dice1d3=1 (1)
1:ラウダ「ペトラの様子を見る」ラウダ目星:dice1d100=21 (21) (70)
2:ラウダ「調度の類を観察するよ」ラウダアイデア:dice1d100=57 (57) (60)
3:ラウダ「何か気になるものはない?」ラウダ幸運:dice1d100=88 (88) (60
- 34二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 16:09:12
「……あれ」
ラウダはそこでふと気づき、「ペトラ」と引き留めた。ペトラは振り返り、ラウダの方を見る。ラウダはペトラの右の足を見て、「怪我をしているの?」と尋ねた。
「え?」
「脚、引きずっていたから。てっきりそうかと思ったんだけど」
「あ……ああ。痛みはないので、大丈夫ですよ」
「そうなの?でも、いちおう薬でも貼っておいた方がよいのでは?幸い、ここには魔女がいるからね」
それは、ペトラが言っていた「魔女」を指す言葉ではないけれど。
まじょ、とペトラは呟いた。このアスティカシア王国では、Ω種のことを魔女と呼ぶ。人々を助ける魔法の力を持った、魔女__あるいは。ラウダはふっと窓の外を見やった。それから、ぼんやりと、どこか遠くに呟く。
「ミオリネ・レンブラン。それと、シャディク・ゼネリは、『魔女』だろう」
ぱちり、と瞬きをした。ペトラが何事かを言おうと口を開く前に、「というわけで」と人好きのする笑みを浮かべた。
「きっと彼等なら君の脚を治す薬を作れるはずだ。よければ尋ねてみるといいよ」
「わ、わかりました!ありがとうございます、ラウダ先輩」
そこでペトラは、ようやく踵を返した。
ラウダは何とはなしに自分の項に触れ、縦に割れた瞳孔を飼う淡い金色の瞳を伏せて、それから顔を上げ、ペトラの首筋に目を向ける。
ラウダの首や手首には、無色透明なうすい鱗がある。
そしてペトラには、それはなかった。
【エラン ラウダ 一日目 夕 終了】 - 35二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 22:31:56
「あれ、シャディク、グエル」
「ミオリネじゃないか」
「来ていたんだな」
三人は、ちいさな書斎の前の扉で合流する。ミオリネが、「この辺の植生が気になって」と言えば、シャディクもどうやら同じことを考えていたらしい、にっこりと頷く。
わいわい話しながら扉を開けると、どうやらそこには先客がいたようだった。フェルシーだ。彼女は何やら本を読んでいたようだが、三人が入ってくるのを見ると、「あっ」と声を上げる。
「ミオリネ、シャディク先輩、グエル先輩!お疲れ様です!」
「フェルシー。いたのね」
「うんっ、ちょっと色々、調べたいことがあって」
フェルシーはそう言って、手元の本に視線を戻した。グエルはぱちぱちと目を瞬かせて、周囲を見回す。それから、「ペトラは?」と尋ねた。
「ペトラはなんか、探し物にいく、って……?詳しくはわかんないですけど」
「ふうん。探し物、見つかるといいね」
シャディクは言って、本棚の方に目を向ける。
娯楽小説の類から、この島についてまとめられた本も、どうやら釣りに関するコーナーまであるらしい。時間的に夜までに読めるのは一冊だけだろうが、探してみる価値はある。
「……シャディクは」
「何?」
「グエルのこと、どう思ってるの?」
「信頼できる、いいやつだ。趣味もあうし。ね、グエル」
「よせ、照れる」
グエルは少し頬を赤らめて、腕を組んだ。ミオリネは何も答えず、少しだけ目を伏せた。
スレッタ「探索可能場所は【1:本棚】【2:机】【3:戸棚】です。それとは別に【4:フェルシー】に話を聞くことができますよ」
グエル「グエルは交渉技能を持っていないから、フェルシー以外のどこかを探索する」
ミオリネ「わかった。……さて、どこに行こうかな」
シャディク「ふふふ。気楽に行こうよ、ミオリネ」
ミオリネ:dice1d100=100 (100) (70) dice1d4=3 (3)
シャディク:dice1d100=91 (91) (70) dice1d4=4 (4)
グエル:dice1d100=61 (61) (50) dice1d3=2 (2)
- 36二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 22:35:14
なんだこの出目はァ!!!!
- 37二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 22:35:50
今回は全員が寵愛枠なんです?
- 38二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 22:36:23
いや草
- 39二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 22:36:45
今回みんなダメダメだな!
- 40二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 22:39:29
気楽に行ったらご覧の有り様だよ…
- 41二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 22:40:00
ミオリネ「ね え ゆ る し て よ」
シャディク「こ の ナ イ フ は 君 の 未 来 な の に」
グエル「い た く な っ ち ゃ う か ら」
スレッタ「誰一人成功してないじゃないですかどうなってるんです??????」
ミオリネ「もう消えた成功の花が黄色く咲いてる……」
シャディク「あざだらけの出目すぎる」
グエル「……NPCグエルは降り直さないが、PL二人に関してはプッシュロールしてもいいとする。というかしろ」
スレッタ「そうですね。私は温情があるので、ここでプッシュ失敗しても裏処理のヒートトークンが1増えるだけで勘弁してあげます」
ミオリネ「寛大なKPに感謝するわ」
シャディク「かんぺきでこうふくです」
グエル「出目は完璧でも幸福でもないんだけどな!ハハハ」
スレッタ「言ってて悲しくなりません?」
ミオリネ目星:dice1d100=37 (37) (70)
シャディク言いくるめ:dice1d100=11 (11) (70)
- 42二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 22:53:02
スレッタ「????????????????」
ミオリネ「私はハード、シャディクはイクストリーム。これは模範的PL」
シャディク「みんなありがとう!ありがとう!!」
グエル「……そうだな、じゃあ……」
「フェルシー。僕は君を心配しているんだ。よければ君がどうして悩んでいるのか、教えてほしい」
「……しゃでぃくせんぱい」
フェルシーはそこでふっと顔を上げて、それからおろした。はずみで、髪が揺れる。
その首筋に、鱗はなかった。
「ペトラ、ここにきてからなんか様子がおかしい気がして。……というか、この屋敷全体が、何か変なんです。私……不安で……」
「そっか、怖いよね」
「うう、……いえ、なんでも。大丈夫です!変なこと言って、ごめんなさい」
「全然!気にしないで、僕は君の役に立てるのが嬉しいんだ」
そんなふうにして話している二人を、ミオリネとグエルは遠くから見つめていた。ミオリネはふと、「ねえ」と尋ねるように言う。
「グエルはシャディクがああして、他の人と仲良くしてもいいの?」
「……?ああ、友達が多いのはいいことだ。あいつはいいやつだしな」
「ふうん……」
ミオリネはそこで言葉を切って、机に目を向ける。ふと、気づく。そこにあったのは、
「……あれ、これ、タロットカード?」
何の気もなしに、それを手に取った。箔押しや加工などがきれいに入れられていて、高価なものなのだろうことは容易に察しが付く。
せっかくだから占いでもしてみようかしら。
ミオリネは適当にカードを切って、机の上に並べた。そうしていると、どうやら会話を切り上げたらしいシャディクとフェルシーも、物珍しそうにそこに混じってくる。どれにしようかな、と指さしまわってから、ミオリネはひとつ、手に取った。
占い結果(1d22(カード番号)と1d2(1なら正位置、2なら逆位置)で決定します)
ミオリネ:dice1d22=14 (14) dice1d2=2 (2)
シャディク:dice1d22=10 (10) dice1d2=1 (1)
グエル:dice1d22=20 (20) dice1d2=1 (1)
フェルシー:dice1d22=13 (13) dice1d2=2 (2)
- 43二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 22:59:15
フェルシーにもペトラにも鱗がない…
つまり一般的に言うつがいではないってことかな? - 44二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 23:05:54
「私は……『節制』の逆位置か。えっと解説書によると、折り合いがつかないとか、不調和とか……クールダウンしろって書いてある。うるさいわねこいつ」
「俺は『運命の輪』だね。幸運だとか、予想外の展開、いい流れ。あっ見てグエル、関係が進展していくきざし、だって!」
「『審判』。解放や救済、判定が下される……ううん、なんだか曖昧でよくわからないな?あ、でも、だんだん二人の相性がよくなってきているとある」
「フェルシーちゃん『死神』の逆位置なのだ……現実から目をそらすとか変わることを恐れるとか執着とかかいてあるのだ……いみふなのだ……」
四人はわいわいカードを広げる。まあ、当たるも八卦、当たらぬも八卦だ。自分に都合のいい結果だけを信じればよいのである。そう、間違ってもシャディクとグエルの関係が進展するとか! シャディクとグエルの相性がいいとか! その辺のことを信じてはいけないのである!! ミオリネかしこい
そんなことをしていると、いつの間にか外は暗くなりはじめていた。カードを片付けようとしたところで、ふと。ぱた、と一枚、落ちる。
拾い上げればそれは、黒い山羊の頭を持った悪魔が刻印されたカードだ。15番。何とはなしに先程の解説書で、引いてみる。
『15番:悪魔
正位置:裏切り、束縛、誘惑、憎悪、嫉妬、破滅
逆位置:回復、新たな出会い、猛省、出直し、転生
※「暴力、激烈、黒魔術」を意味するとされることもある。』
「……物騒なカードもあるのねえ」
ミオリネは乱雑に、それを箱の中にしまい込む。
それから、外を見る。雲一つない、きれいな夕焼け空だ。このぶんならきっと、明日もいい天気になるだろう。
シャディクとグエルがわいわい盛り上がってるのを見て、ミオリネは一瞬、表情を無くした。半ばそれを誤魔化すように、ミオリネは笑って、フェルシーに話しかける。
「フェルシー、明日外で一緒にお茶でもしない?」
「え?うん、もちろんだよ、楽しみにしてるね、ミオリネ!」
「うん。やくそく」
二人は小指を絡める。
陽が沈みつつあった。
【ミオリネ シャディク 一日目 夕 終了】 - 45二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 23:12:50
- 46二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 23:16:05
悪魔のカードの暗示的に、ルートによってはヤンデレミオリネに愛されて(命の危機)夜も眠れないって展開も有り得そう
- 47二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 23:18:01
夜に狼(猟犬?)陣営が動き出してから本番だな
- 48二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 23:20:43
グエル「さて。これで一日目の探索は終了だ」
エラン「びっくりするほどなにもわからなかった」
ラウダ「なにが……なに???」
ミオリネ「まあまだ何も起きてないし……」
シャディク「クトゥルフっぽい要素も角がない部屋くらいだしねえ」
スレッタ「……今回は、情報を共有するにリスクがあります。自分の知ってることを他の人に伝えるためには、当然だけど集まらないといけない。その場合、ヒートトークンを増やす処理がありますよ。特にα種のラウダさん、Ω種のミオリネさんとエランさんは、ヒートトークン増やしてまで情報を共有すべきかしっかり考えてくださいね」
ミオリネ「へえ……私はエランと同室だから、エランに代わりにいってきてもらう、っていう手もあるけど……エランが私の味方って決まったわけじゃないし。じゃあ、dice1d2=1 (1) (1:情報共有する 2:情報共有しない)」
エラン「ぶっちゃけ僕何もないんだよね。dice1d2=2 (2) (1:聞くだけ聞きに行くよ 2:だから適当にやっててよ)」
ラウダ「僕は……どうしよう、dice1d2=2 (2) (1:情報共有する 2:情報共有しない)かな」
シャディク「俺はdice1d2=2 (2) (1:情報共有する 2:情報共有しない)よ。グエルは……CoCの友好NPCは目を離したら死ぬし。連れていく」
- 49二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 23:33:16
ミオリネ「私以外誰も来てないんだけど」
エラン「おかえりぃ~、だから言ったじゃんどうせ来ないって(笑)」
スレッタ「ただただ虚無の時間を過ごして帰って来ただけですね。ではミオリネさんが、部屋に戻ってくると」
エランは紅茶を飲みながら、「おかえり~」と言って足を組み直した。ミオリネは「結局誰も来なかった……」と肩を落として、ベッドに座り込む。当たり前のように寝台を占領する姿に、エランはとりあえず文句を言うのはやめておくことにした。エランがミオリネの分も茶をいれて、ベッドサイドにもっていこうとしたところで
ぱら
ふと、どこからか紙が降ってくる。
それはどうやら、エンボス加工の施された、きれいなメッセージカードであるようだった。突然のことで、二人の肩が、びくりと跳ねる。そこには__こう、書かれている。
「子犬と子獅子がたたかった
やしきじゅうみんな大騒ぎ」
ミオリネSANc:dice1d100=66 (66) (70) 0/1
エランSANc:dice1d100=18 (18) (80) 0/1
グエル「さて。俺達の部屋も『客間』と『二つの個室』にわかれているわけだが、『同じ個室を使う』か『別々の個室を使う』か、選んでほしい」
シャディク「うわあ うわあ うわあ」
グエル「若干処理が変わる」
シャディク「目を離すのは怖いけど一緒の個室を使えば=でベッドがひとつなの嫌だな普通に」
グエル「俺としてはどちらでも構わないぞ?」
シャディク「えー……じゃあdice1d2=2 (2) (1:同じ個室を使うよ 2:別の個室を使うよ)」
- 50二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 23:34:45
ミオリネしか協力する気がねえ!!!!!
これもしかしてさ、疑心暗鬼になって単独行動すると死ぬパターンだったりする?
ティンダロスの猟犬対策してるのはホテルだし、ホテル関係者が未来人だったりするんじゃない?まあ、ホテル側に協力者がいるって可能性あるけど… - 51二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 23:36:47
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- 52二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 23:38:22
別室就寝になったってことで、グエル死んじゃいそうでドキドキする…
共有者儚い…生きてて欲しいけど弁当(確定白)なんだよな… - 53二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 23:50:28
「……なにかしら、このカード……?」
「さあ?どこから投げ込まれてきたのかな……」
エランはあちこち見回してみるが、それらしき人物は見つかりそうにない。そこでふと、__そう、ふと。音が、聞こえてくる。
窓の方からだ。
ミオリネはそちらに目を向けた。ぱた、ぱたた。そんな軽い音はほんの一瞬で、直後。ざああああ、と叩きつけるほどの勢いで、雨が、降りだす。先程まで晴れていたのに、不自然なまでの豪雨だ。
……何かが、おかしい。
ひどく嫌な予感がする。なんだか、なにかが、起こり始めているような、狂い始めているような。そんな気配がする。
「エラン__」
行ったミオリネの横顔を、ぴかり、と閃光が照らした。
直後、轟音がする。どうやら雷が落ちたらしい。本格的に、嵐の模様だ。背筋を冷や汗が流れる。__おかしい。
エランの横顔も、少し青ざめている。二人は顔を見合わせて、くちびるを震わせた。
「……?」
眠ろうとしていたラウダは、ふとどこからか物音を聞きつけて、身を起き上がらせる。具体的にどこからかはわからない。
どうやら外は雨が降り始めているようだ。天気は晴れだと言っていたはずだが……なんだか、不思議だ。
何かが、あるような。そんな予感がする。
ラウダはぐしゃりと髪をかきあげて、開けっぱなしにしていたカーテンを閉めた。
1:このまま眠る 2:様子を見に行く
エラン:dice1d2=2 (2)
ラウダ:dice1d2=2 (2)
ミオリネ:dice1d2=1 (1)
- 54二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 23:56:31
ミオリネ「私はどうせ戦闘技能ないし休んでる。……エラン、お願い」
エラン「わかった。……今、気になるのは……『ラウダ』と『ペトラ』、それからこの屋敷を用意したらしい主催の二人、かな?」
ラウダ「僕も行く。何か、嫌な予感がする……」
スレッタ「さて。あなたのからだはひとつきり。だから行ける場所も、ひとつきり、です。さて」
スレッタ「……誰の様子を見に行きますか?」
エラン:dice1d4=2 (2)
1:ラウダ 2:ペトラ 3:dice1d2=1 (1) (1:セセリア 2:ロウジ)
ラウダ:dice1d3=2 (2)
1:dice1d2=2 (2) (1:グエル 2:シャディク) 2:ペトラ 3:dice1d2=2 (2) (1:セセリア 2:ロウジ)
- 55二次元好きの匿名さん23/05/12(金) 23:59:26
いい感じにバラけた…
- 56二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 00:02:49
グエルこれやばいんじゃ……
- 57二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 00:10:18
「ラウダ!」
「エラン、あなたも……」
「……君もか。何か、嫌な予感がして」
二人は導かれるように、フェルシーとペトラが使っている客間に向かう。
ペトラの部屋には、当然ではあるが、鍵がかかっている。当然か。……きっと、気のせいなのだ。そう言い聞かせて、踵を返そうとするだろう。
「杞憂、かな」
「うん。……そのはずだ」
ラウダはどうやら、そのまま帰るらしい。しかし。
ふと、エランが振り返る。
エランがペトラの場所に来た理由は、『ペトラがフェルシー以外に視線を向けていたことが気になったから』だ。ならばこのまま、フェルシーの方も確かめていくべきだろうか?
dice1d2=1 (1)
1:フェルシーの様子も確かめる
2:エランも帰る
__シャディクは、気づくと真っ黒な闇の中にいた。
はっと顔を上げると、誰も、いない。グエルも、ミオリネも、フェルシーも。誰もだ。漠然とした不安に駆られて「だれかいないの?」と声をあげれば、どこかで、何かが動いた気配がある。
そちらに目を向けてみても、何もいない。
いや、いる。
「……ひッ、」
いる。いる。いる。そこには真っ黒な__まっくろな、ばけものが、いる。咄嗟に逃げようとする。にげられない。ばけものはシャディクに近寄ってきて、その腹に触れる。にげようとする。にげられない。そうしてその腕を、
突き刺す。
いたい、いたい、いたい、いたい、いたい! 悲鳴をあげても、それはシャディクの腹をかき混ぜる。にげなければ。にげられない。殺される。死にたくない。いたい、いたい、いたい、いたい、いたい、いたい、いたい! 痛覚が脳天を突く。脳がかき混ぜられる。わからない、なにも、かもが。考えられなくなる。__死に、タイ。
「あ゛、ぁ゛、ア゛、」
たすけて、グエル。
掠れた声は、誰にも届かない。
シャディクSANc:dice1d100=31 (31) (55) 0/dice1d10=6 (6)
- 58二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 00:14:15
シャディク!?!?これ、1人で夜いるとこうなるのか、複数人でもこうなるのか
- 59二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 00:16:43
SAN値チェック失敗してたらやばかった
- 60二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 00:22:21
「フェルシー、いる?」
エランは扉をノックしてみる。返事はない。……帰ろう、そう思ってくるりと半回転しようとしたところで、
__扉が開く。
ほんの、薄くだが。つまるところ、今この部屋に『鍵はかかっていない』。
ごくりと唾をのむ。武器はもっていない。それでも。__それでも。
扉を開く。
そうして、目を見開く。
中にいたのは二人の人物だ。フェルシーと、黒い外套を着て顔を隠した、見慣れない人物である。その謎の人物は、フェルシーに馬乗りになり、その首を絞めていた。エランが咄嗟に「何をしているの!」と叫べば、ソレはこちらを向いた。それから小さく舌打ちをすると、窓を開け、ひらりとテラスから逃亡する。追いかけようとするが、この真夜中の上に大雨だ。視界が悪く、見失ってしまう。エランはちいさく舌打ちをして、ほんの一瞬テラスに出た濡れた体を軽く払って、フェルシーの方に向かう。
「大丈夫?」
「…………」
エランはベッドに横たわったままのフェルシーの手を取った。……心の臓が動くのをやめれば死んでしまうということぐらいは、いくら魔法を使えないエランでも、知っている。
生きては、いる。だが、呼吸も脈拍も薄く、ぐったりしている。その首には、くっきりと手のかたちの痣が残っていた。あの外套の人物は、フェルシーを殺すつもりだったのだ。
__何故?
エランは目を見開き、くちびるを震わせた。
ここは絶海の孤島、クローズドサークル。
犯人は、この島にいる。 - 61二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 00:26:58
あっっっぶね…
とりあえず、分身でもできない限りはラウダとエランとフェルシーは白か - 62二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 00:34:23
シャディクは目を覚ます。
酷い夢を見た。今でも腹に、脈打つほどに熱い感覚と、灼けるような痛みが残っている。そう思えば酷い吐き気まで湧いてきて、シャディクは手のひらで口を押えた。
とにもかくにも、身支度を整えないと。そう思って、シャディクはほうと息をつき、服を脱ぐ。それからドレッサーに目を向けて__
__唐突に。
『それ』を、理解した。
シャディクSANc:dice1d100=79 (79) (55) dice1d3=3 (3) /dice1d5=2 (2)
「なるほど。それでフェルシーはそんな様子なんですか……」
ペトラは項垂れたまま何も話さないフェルシーを見ると、「怖かったね」と抱きしめた。フェルシーは、何も答えない。どうやら身体的な傷というよりは、精神的にダメージを負った、という方が正しいらしい。それも当然だ。殺されかけていた__いや、エランが止めに入らなければ、殺されていたのだから。エランはその様子を見てから、食堂に集まった他の人物にも目を向けた。
「とりあえず、フェルシーの命が狙われていることは確かだ。一人にはしない方が良い」
「……ていうかあ」
セセリアがそこで、ふと口を開く。
「この屋敷には、私たち九人以外、誰もいないはずなんですけど。……犯人はこの中にいるんじゃないですか」
「セセリア、」
「そ、そうだよっ!いったい誰がこんなことをっ……、わ、私、許せない!名乗り出てよ!!」
ペトラが錯乱したように言う。……だれも、名乗り出ない。出るわけがない。
「__十人目がいる、っていう可能性もある」
ふと、ミオリネが言った。
視線が集まる。ミオリネは立ち上がると、無表情に自分以外の八人を見回した。どちらにしても。
「とにかく、探しましょう。この嵐よ、どうせ私たち、誰もこの屋敷から出られないんだから」
しんと静まり返る。
ざああああ、と。酷い雨が降っていた。
- 63二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 00:39:29
- 64二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 01:08:19
グエルの✕5回思い出したよね
- 65二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 08:28:02
シャディクSAN値:55→53
グエル「どちらかというと、シャディクがΩ種だからこっちになった。本来はNPC1とHO4ってほとんどそっくり逆の立場だったんだぞ?スレッタならともかく俺がこっちやるなら余程のことがない限り確定Ω枠って話だったし」
シャディク「……(頭を抱えている)」
グエル「>>5くらいでゴタゴタ言ってるのはその辺のことだな。正直、またか……まあでもいっか……と思っていたところでまさかシャディクがΩ種役を買ってでてくれるなんて!うれしいよ、しゃーでぃくっ?」
シャディク「…………(天を仰いでいる)」
スレッタ「はい。ここで、今回の探索可能場所一覧を表示しますよ!ここに加えて、薔薇園から「森」に入れることを知っています」
ミオリネ「なるほど。誰か一人はフェルシーについていてあげたいけど……」
エラン「Ω二人はたしか精神分析自動成功でしょ?お願い」
ラウダ「そういえは、客間って鍵がかけられるんだよね?犯人はフェルシーの部屋の鍵を持っている……?」
シャディク「……ハア。とにかく、なんとかしないと……えっと、フェルシーに話を聞くのは、dice1d2=1 (1) (1:俺 2:ミオリネ)で」
エラン「僕はdice1d4=3 (3) dice1d6=6 (6) に向かうよ!」
ラウダ「……dice1d4=1 (1) dice1d6=4 (4) で」
ミオリネ「dice1d4=2 (2) dice1d6=3 (3) に向かうわ」
シャディク「dice1d4=2 (2) dice1d6=5 (5) に行こうかな」
- 66二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 08:31:09
ラウダはまたエントランスホールに向かいますが
dice1d2=2 (2)
1:dice1d4=1 (1) dice1d6=5 (5) に変更
2:そのまま
- 67二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 08:37:47
グエルへの寵愛(笑)が着実に他の人に移ってる…よかったなグエル!
めっちゃ死ぬかもしれないのもシャディクにシフトした感じなのかな? - 68二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 11:00:28
スレッタ「ふふ。さあ、どうでしょう?おたのしみに!」
「……」
「フェルシー……」
シャディクは項垂れたままのフェルシーの頭を、ぐしゃぐしゃと撫でる。それから嫌な予感を振り払うように、首を振った。
「怖いことが沢山あったんだね。大丈夫だよ、僕たちがそばにいる」
「ああ。俺は民間人を守る。生命に代えてもだ。……誇り高き、騎士団だから」
グエルは腰に吊り下げた剣を以て、警戒するようにあたりを見回す。シャディクはそちらをちらりと向いて、それから視線を落とし、小さく、呟いた。
「なら俺のことも守ってくれるのかな」
「……?何か言ったか、シャディク」
「ううん、なんでもない」
シャディクは誤魔化すように笑う。
__ひどく、吐き気がした。
グエル「そうだ。ちょっとここで年齢決めてくれ」
シャディク「え?急に何?」
グエル「いいから。お前とミオリネと……せっかくだしほかのPCの年齢も」
シャディク「ええ?……わかった。PCの年齢は俺が代理で振るよ。エランが19+dice1d15=7 (7) 、ラウダが19+dice1d15=3 (3) 、ミオリネが19+dice1d15=2 (2) 、俺が19+dice1d15=13 (13) 」
グエル「それでフェルシーが19+dice1d15=10 (10) 、ペトラが19+dice1d15=15 (15) だな。ついでに俺が19+dice1d15=11 (11) 、セセリアが19+dice1d15=10 (10) 、ロウジは19+dice1d15=12 (12) で。よし、アイデアを振れ」
シャディク「あー……『魔法学校』の知り合いだったか思い出せるかってとこ?あそこ何年制なの?」
グエル「細かくは決まってないけど飛び級しまくれば一年で出所できる設定にしている。だから年齢が近ければボーナスダイス、遠ければペナルティダイス、そこそこならなにもなしだ」
シャディク精神分析:dice1d100=2 (2) (100)
シャディクアイデア:dice1d100=58 (58) (50)
ボーナス(ペナルティ)ダイス:dice1d10=10 (10)
- 69二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 16:19:26
ミオリネとシャディクこの年齢差でどう出会った?
- 70二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 17:43:27
グエルとシャディクの政略結婚コンビの年齢がいい感じになってる…!ダイス神すご
ミオリネがシャディク好きなのはあれかな?大人になったら結婚する…って言ってたのに婚約者作ってた…自分が成人してしばらくするまではフリーだったのに(脳破壊)みたいな…
グエルとシャディク、αとΩ入れ替わろうが共有だから死にやすそうなのが怖いよ\(^o^)/
でもどっちも戦闘能力持ちなんだよな…でも夢で攻撃してくる…
ってか、グエルくんワンチャン腹部特攻(×5)(魔女裁判)の経歴に更に追加があった可能性あったのか…
シャディクが身を呈して守ってくれたんだからグエルはシャディクを守るんだぞ…2人とも生き残れよ… - 71二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 21:29:18
シャディク「ミオリネは妹分みたいな感じだったのかな?にしてもこの年でまだ婚約者なのはうそでしょ。なんで俺ら三十にもなってしかもこの世界観でオペラハウスでまったりなんて事実上小学生みたいなデートしてるの?」
グエル「知らねえよ。ダイス神に聞け。……それで、フェルシーとの年齢差がこれなら、ボーナスダイスとして扱ってやる。おめでとう、クリティカルとイクストリーム成功だ」
シャディク「そうじゃん。さらっと流してたけどだいぶすごい出目出てる。祝福流した方がいい?」
グエル「……そうだな。それじゃあ、フェルシーは……」
「僕達が守るよ。安心して」
「……しゃでぃく先輩、ぐえるせんぱい……」
フェルシーは顔を上げると、その拍子に、両の瞳からはらはらと涙がこぼれた。それを、認識した瞬間。わっと声をあげて、泣き始める。
その様子に、どこか既視感がある。シャディクはぱちりとまばたきをして__気づいた。そうだ、確か彼女は、魔法学校で後輩だったフェルシーじゃないか。……大人びていたせいで、雰囲気ではわからなかった。
シャディクはハンカチを取り出すと、フェルシーにそっと手渡した。グエルは向かいに腰かけると、「あー」と言って頭をかいた。
「無理に思い出す必要は、ない。だが、できればでいい。昨日の夜の状況を教えてほしい。犯人を特定する手掛かりになるかも」
「きのうのよる」
そこで、フェルシーは顔を伏せた。それから、震えてほとんど聞き取れないほど小さな声で、こうつぶやく。
「……あれは、『ちがう』んです……」
「それって、」どういう意味。と、問いただそうとしたところで、フェルシーが立ち上がる。そうして、空元気のように笑うと、なんでもないように言った。
「ごめんなさい。私、探しに行かなきゃ」
何かを、確信しているような声色だった。
dice1d3=3 (3)
1:シャディク「ふぇ、フェルシーについていく!」
2:シャディク「そろそろ抑制剤作らなきゃまずいんだよね」
3:シャディク「……ところで俺の昨日の夜のイベントだけどさあ」
【シャディク 二日目 朝 終了】
- 72二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 21:42:26
「うーん?」
エランは二階の小さな礼拝堂、その前の扉に来て、開けようとして__開かない。鍵を貰ってこればよいか、と思ったところで、ふと、違和感に気づく。
鍵穴が、石膏のようなもので埋められているのだ。
器用なもので、ヘラのようなものでできれいにならされているらしく、無理に剥がせば鍵も壊れてしまうであろうことは想像に容易い。この扉を開けるには、なんとかうまいこと石膏を削り取るか、そもそも扉を壊してしまうかの二択になる。
だが、どちらにしても道具がない。
エランは「うーん」と再び呻り、首をかしげる。扉を壊せば、疑われてしまうかもしれない。だからといって仮にノミか何かを見つけても、きれいに剥がしとれる確証はない。そもそもエランそこまで手先が器用なわけじゃないし。
とにもかくにも。……昨日以前のことはわからないが、少なくとも昨日は、誰も二階に上がっていなかった。それでなくてもわざわざこんなことをしているのは、なんだか、あやしい。
少し、考えた後。「決めた!」と言って、エランはぽんと手を叩いた。
dice1d3=1 (1)
1:エラン「その辺の調度にナイフとして扱えそうなものあるよね????こわすよ!!!!!!!」エラン近接戦闘(ナイフ):dice1d100=79 (79) (70)
2:エラン「dice1d2=1 (1) (1:セセリア 2:ロウジ)に話を聞きに行く」
3:エラン「そうだなあ……dice1d4=1 (1) dice1d6=6 (6) に探索する場所を変えるよ」
- 73二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 21:51:59
エラン「?????????????」
スレッタ「ぽんこつ~~~~~!!!!」
エラン「スレッタ!スレッタ!!これは戦闘処理じゃない、あくまで【戦闘技能を使って判定しただけ】だ!!つまりプッシュロールができる!!!!」
スレッタ「別にいいですけどこれで失敗した場合問答無用で容疑者扱いされますからね?というか扉破壊成功してもしますけど」
エラン「うわあああああんなんでこうなるのおおおおおお!?」
スレッタ「……温情です。その辺の甲冑がナイフを持っていたことにはしてあげますから、あててくださいね」
エラン「大丈夫!だって僕は『エラン』だよ?出目に愛されし存在だ。どっかの四号にできて、僕にできないわけがない。そもそも七割だしね!!」
スレッタ「だからそういうフラグはいらないんですって」
エラン「よおおおおっし!いくよだいすうううううっ!!」
エラン近接戦闘(ナイフ):dice1d100=90 (90) (70)
- 74二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 21:52:48
やはりポンコツ5号…
- 75二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 22:00:05
女神の寵愛(笑)を授かりし5号くん、強く生きろよ…
- 76二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 22:05:55
エラン「??????????????????」
スレッタ「出目に愛されし存在(笑)」
エラン「おかしいおかしいおかしいおかしいおかしい」
スレッタ「これは本格的に、五号さんが第二のグエルさんになるかもしれないですねえ……」
エランはナイフを使って、鍵穴の破壊を試みる。しかし、どう頑張っても壊れてくれない。あてどころがわるいのか、それともエランの筋力ではこれを破壊するに至らないのか、そこまでは不明だ。困り果てて、途中で格闘するのを諦め、うーんと伸びをする。それから、肩を上下させ、ぐるりと首を回した。
「うーんうまくいかな……い、……」
そこでエランは、誰かが立っていることに気づく。
その人物はエランを見つめると、口許を手で押さえ、だいぶこう、ドン引きするような顔をしていた。
「……」
「あ、えっと……見なかったことにしてほしいな……?」
「…………」
「だ、だめかな」
ペトラ・イッタ。
彼女は、じっとエランを見つめる。そうして、少しだけ考えるように間をとったのち、きゅっと眉根を寄せた。
「エラン先輩。……あなたが犯人なんですか?」
「ちがうよ!?」
「第一発見者だからおかしいとはおもっていた」
「ちがうってば!!」
「……まあ、信じてあげます」
ペトラはそれでも、何か言いたげな目でエランを見るのをやめない。それから、ちらりと横目で、その緑色のひとみを、見つめた。
「けど。今日は一緒に探索しましょう。一人にして、フェルシーが襲われたらたまったもんじゃない」
「わ、……わかった」
この程度で済んだならいいか。エランは肩を落として、それからすっと、顔を上げた。
【エラン 二日目 朝 終了】
1:エラン「セセリアに話を聞きに行く」
2:エラン「ロウジに話を聞きに行く」
3:エラン「dice1d4=3 (3) dice1d6=4 (4) の探索に行く」
???:dice1d100=34 (34) (??)
???:dice1d100=52 (52) (??)
- 77二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 22:20:38
エランダイス忘れdice1d3=3 (3)
今日はペトラはエントランスホールに来ていないようだ。
あんなことがあったんだから、当然か。そう思って、ラウダは扉を見やる。外から、凄まじい雨音が聞こえてくる。
滝を打つような音を、しばらく聞いてから。ホールを見回した。やはりこの屋敷には、角がない。本当に、ただの少しも。ただそれは、あくまで埋められているわけではなく、そういったデザインとして設計されているようだ。
なんだかふしぎ。
ふんわりとそんな理解をして、何かないかあたりを見回す。それからぎゅっと、胸のあたりで手を握った。__目的をはき違えてはいけない。忘れてもいけない。あなたがすべきことは、なんだ。……それは、ただひとつ。
「まじょ」
口の中でそう転がして、顔を上げた。ホールにあるのは、【肖像画】と【ミニテーブル】である。それとは別に、何かないか探すこともできるかもしれない。何にしても。
「……やらなきゃ」
ラウダはまとわりつくそれを振り払うように首を振った。
グエル「さて。どこを探索する?」
ラウダ「昨日ペトラの方見てたから何もできなかったんだよね……二か所以上の探索は可能?」
グエル「今日以降、一ターンに二回技能を振って探索できるぞ。今回の場合、レギュラー成功でひとつ。ハード成功で二つの情報が出るとする。今回は単独行動が多くなるように設計からな。……ああでも、お前にはその方が都合がいいか?」
ラウダ「……どうだろうね」
dice2d4=1 2 (3)
1:ラウダ「肖像画を見てみる」ラウダアイデア:dice1d100=59 (59) (60)
2:ラウダ「ミニテーブルを見る」ラウダ幸運:dice1d100=59 (59) (70)
3:ラウダ「何かないかあたりを見回すよ」ラウダ目星:dice1d100=6 (6) (70)
4:ラウダ「……武器を探す」ラウダ幸運:dice1d100=49 (49) (70)
- 78二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 22:45:13
ラウダ「ああ、惜しい!イクストリームは出てたんだけど……ねえ兄さん、一個くらい出たりしない……?おねがい……」
グエル「ああもう、……仕方ないな、特別だぞ?普段はこんなことしないんだからな!」
ラウダは肖像画を見上げ、ふと、何かが引っかかる。
そこに描かれているのは、抜けるような白い肌に、真っ直ぐな黒い髪の男女だ。おそらくはこの屋敷の、主の__
(……?)
もの、であることは間違いないはず。
しかし、そこに描かれている姿は、セセリアとは似ても似つかない。そういえばセセリアは分家筋なのだから、顔が似ていないの仕方ないのかもしれない、が。それにしても、いくら分家筋とはいえ、ブリオンの令嬢が任されている屋敷で。明らかにこんなに目立つ場所に、こんなに目立つように置かれるものだろうか。
なんだか、ひっかかる。
そう思ってると、ふと。ミニテーブルに、小さな餌箱があることに気づいた。そこには、紺色の鳥が、何かを待つようにじっとラウダを伺っている。足首に何かがくくりつけられていて、おそらく通信用の伝書鳩、のようなものであるとは察しがついた。
「ふふふ。あなたも嵐で閉じ込められてしまったのかな」
『まあ そんなところ』
「ああああああしゃべったああああああ!?」
ラウダが飛びのけば、鳥は人体にはおよそ不可能な動きをして、ラウダに近づく。そうしてちいさなくちばしでその指先をつついて、ぐるりと首を回した。
『……この際 きみでも いいか。あのね たのみたいことがある』
「な、……なに?」
『この島にある薬草 あつめてほしい 謝礼は 渡す』
ラウダ「これもしかして賢者様の四号?」
グエル「ふふふ。……受けるか?」
ラウダ「……うーん……たぶん、僕の目的には関係ないんだけど……放置しておいて、他の誰かが見つけても厄介だな……」
dice1d3=2 (2)
1:ラウダ「受ける。がんばる!」
2:ラウダ「……先に、もう少し話を聞きたい」
3:ラウダ「受けない。叩き壊しておく」
- 79二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 23:09:04
「……もう少し細かく条件を聞いておきたい。僕は何をすればいい?あなたはそれを何に使う?それをしたとして、あなたは僕に何をするの?」
『この島にしか 生えていない 薬草を 数種類 集めてほしい。僕は バース性を変える__治療する__薬を 研究している。そのために 必要なんだ』
「バース性を変える、ねえ……例えば、βをΩにしたりだとか、Ωをβにしたりだとか、そういう?」
『最終目標は あらゆる人間を βにすることだけど …… 副産物としてなら 現状 それに近いものになっている』
「へえ。それはすごい……でも、僕は薬草の見分けをつけられないよ。それに、まだ僕に明確な利があるわけではないよね」
『この鳥をもっていってくれれば ナビゲートするし 君の望む薬を教えてくれれば 作る手助けをしてあげるよ』
「……なんでも?」
『なんでも』
ラウダはそこで言葉を切る。
それから、鳥をそっと抱き上げた。冷たくて、硬い。「どこに薬草があるの?」と尋ねれば、『森 薔薇園から 行ける』と声が聞こえてきた。
あたりを見回す。探せば、本来はおそらく日よけに使うものであろうが、そこそこ丈夫でこの嵐の中でも扱えそうな傘を発見することに成功した。ラウダは鳥の頭を撫でて、口角を上げる。
「交渉成立だ。案内してよ、青い鳥__って、いうのも、少し味気ないね。何か呼び名はある?」
『四号と』
「そっか、四号。よろしく」
そうやってラウダが外に出ようとしたところで、ふと。小さなメッセージカードが落ちているのを、発見する。
『もし変化を止められなかったならば。もし彼を守れなかったならば。もしそれが起きてしまったならば。それが僕の終焉だ。僕の死を告げるのは、溶けるほどの愛か、鳴り響く銃声か、君の失敗か。さあ、賭けをしよう』
【ラウダ 二日目 朝 終了】
dice1d3=1 (1)
1:ラウダ「四号の言う薬草を探す」
2:ラウダ「すこし森を探索する」
3:ラウダ「まず森をしっかり探索する」
- 80二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 23:22:52
夫婦の寝室は、その名の通り、大きなベッドがふたつ、なにやら書き物机や、酒瓶が入った戸棚などがある。本来二人で使うことを想定されているからか、他の部屋よりも少し大きいくらいかもしれない。ただしこの部屋にも、やはり角はない。
「……なんか、こういう趣味、なのかしら……?」
ここは、夫婦の寝室。
そう思うと、なんだか変な気持ちになる。
__調べられるのは、主に【戸棚】と【机】、それからベッドの近くにある【額縁】や【花瓶】も、少し気になる。と、その前に。ミオリネは服のポケットにいれていた瓶を取り出し、こくりと傾けた。これで予備はひとつ。……本当に厄介な体質である。これさえなければ、薬草集めも、日常生活も、もっと便利になるのに。そういうものだからと割り切るには、まだミオリネは幼すぎた。
__シャディクは、そうではなかったらしいが。
初めて会った時を思い出す。優しくてきれいな、同じ爆弾を体内に抱える、人。彼がいるから、こんなクソみたいな体質もいいかもと思えていたのに。……誰かと、婚約するなんて。
せめて結婚していてくれれば、子どもでもいてくれれば、あきらめがついたのかな。
そこまで考えたところで、ミオリネはふるふると首を振った。やめよう。これ以上は、ネガティブになるだけだ。そうして顔を上げて、部屋を見回した。
スレッタ「【花瓶】は幸運、【額縁】はアイデア、それ以外は目星で判定、ですよ~!ちなみに処理の話は以下略です」
ミオリネ「わかった。ようするに二回ハード成功出せばいいのね。やるわよ」
スレッタ「つよい」
dice2d4=1 2 (3)
1:ミオリネ「額縁を調べる」ミオリネアイデア:dice1d100=76 (76) (50)
2:ミオリネ「机を調べる」ミオリネ目星:dice1d100=62 (62) (70)
3:ミオリネ「戸棚を調べる」ミオリネ目星:dice1d100=38 (38) (70)
4:ミオリネ「花瓶を調べる」ミオリネ幸運:dice1d100=87 (87) (80)
- 81二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 23:37:56
ミオリネ「………………」
スレッタ「くちだけでしたか」
ミオリネ「プッシュは、しない。このままいくわ」
スレッタ「わかりました!それじゃあ~……」
ミオリネはふと、机に目を向ける。
そこにはどうやら、走り書きのように何かがかかれている。端書をてにとって、ミオリネはじっと、読んでみる。
『息子が魔女の住んでいた森の薬草のにおいや、虫の多さを嫌がっている。セセリアに森を焼くように言っておくこと』
「……なによ、それ……」
この島の植生が特徴的で、珍しい薬草がたくさんとれることは、ミオリネでもよくよく知っていることだ。その島を、まるごと買い取ったあげく、焼く、だなんて。そんなこと、魔法に対する冒涜である。
義憤に駆られて立ち上がったところで、はっと、気づく。少なくとも今、この屋敷に置いて、『息子』がいる人物は存在しない。そうでなくても、この部屋はしばらく使われていない様子であるし、このメモを書いた人物は「セセリア」を宛先に指定している。
……だからなにかわかるかというと、ミオリネには残念ながらよくわからないのだが。
このあたりで考えるのをやめて、ミオリネはふるふると首をふった。一刻も早くここから出たくて、扉を開ける。廊下に出て壁に寄りかかれば、二つ並びのベッドが遠く見えた。ずるずるとへたりこむ。
あきらめなければ。
ミオリネは立ち上がり、扉を閉める。それからくるりと踵を返して、歩き出した。もう、彼に未練を持ってはいけない。……私たちは、未来に進まなければならない。
【ミオリネ 一日目 朝 終了】
dice1d3=3 (3)
1:ミオリネ「セセリアに話を聞きに行く」
2:ミオリネ「森に抑制剤をつくりにいく」
3:ミオリネ「dice1d4=1 (1) dice1d6=3 (3) に向かう」
- 82二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 23:47:26
何か隠し事がありそうなラウダが今回のキーになりそうな青い鳥と出会ったの、ちょっとこれからの展開分からなくてワクワクするね
シャディクにはフェルシーについてもっと探って欲しかったけど、最序盤で自分の身に起こった異常を味方NPCに共有できたのはこれからの生存率とかに良い影響を与えそう - 83二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 07:59:49
「……グエル、少しいい?」
「なんだ?」
シャディクはフェルシーが出ていった食堂で、かすかに目を伏せながら言った。それから、「笑ってくれても構わない」と前置きをして、自分の服を捲り上げる。そうして、
__グエルは、目を見開いた。
シャディクの腹に、巨大な山羊のようなかたちをした痣がある。それは褐色の皮膚の中でも、一際どす黒くそこに存在していた。グエルは言葉を選ぶように視線をさまよわせたあと、「痛むのか?」と伺うように聞いた。シャディクはグエルの首を抱き、肩口に顔を埋めると、「痛みはない」と端的に事実を言った。
「ただ、……吐き気が、する。気持ち悪くて。強いにおいが受け付けない。食事もだ。そしてこういった症状と、……『理解』、してしまったことがある。グエル、」
今俺のこの胎には、化け物の子が宿っている。
グエルが、ひゅっと息を飲む気配があった。シャディクは声が上擦って震えてしまわないように、慎重に、泣きそうになるのをこらえながら、離れようとした。
「……なんて、ごめんね。馬鹿馬鹿しい話だ、」
離れられない。
グエルはシャディクの背に腕を回した。シャディクは目を見開いて、それから閉じて、脱力する。グエルの肩口が、少しだけ濡れた。
「お前の言うことなら信じる。……化け物の子、か。それで、どうしたいんだ」
「こんな気持ち悪いもの、いやにきまってる。それに、俺は……お前のこと、そういった意味で好きに……違う、今はそれは関係ないな。ただ、何とか、したいんだ」
「それなら、一緒にどうにかする手段を考えよう。俺は何時だって、お前の味方だ、シャディク」
グエルが宥めるようにシャディクの背を叩く。苦しくて、嬉しくて、怖くて、安心して、シャディクはまた、泣きそうになった。
シャディク「なんでこいつらまだ結婚してないの?」
グエル「知らねえよ 俺に聞くな」
シャディク「帰ったらすぐ式挙げようよ式」
グエル「生還出来たらの話だぞ」
dice1d3=2 (2)
1:シャディク「そもそもこの痣が何か考えてみる?」
2:シャディク「なんとかできそうなものはないかな」シャディクアイデア:dice1d100=21 (21) (50)
3:シャディク「この事件とフェルシーの殺人事件に関連性はあるのかな」
グエルSANc:dice1d100=25 (25) (50) 0/dice1d4=2 (2)
- 84二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 08:50:19
「そうだ。魔女なら、何かそういった魔法は使えないのか」
「少なくとも魔法学校で習った薬の中で、腹の中の子だけを殺す薬は習わなかった。……でも、そういえば、この島には珍しい薬草が生えてるんだっけ……?もしかしたら、自己流で研究している人がいるかも」
「……どうしようもなくなったら、神様に頼んでみよう。イグ様__教会にいらっしゃるのだが、あのお方に頼めばなんとかしてくれるかも」
「グエルすごいひと?と知り合いなんだね……?でも、とりあえず今はこの嵐だ、帰れるのがいつになるかしれないし……最悪、毒でも飲めば……」
「やめてくれ」
グエルは端的に言って、顔を顰めた。それから、「冗談でもそういうことは言わないでほしい」と、少しだけ震える声で言う。シャディクは顔を上げ、ゆるゆると首を振った。
「冗談じゃないよ。そもそもこの状況がわけわかんないんだ。何とか、……しないと……」
「……すまない」
静かに目を伏せる。
いちばん不安なのはシャディクなのだ。だからシャディクに寄り添わないと。そう思って、グエルは立ち上がる。それからゆっくりと息を吐いて、「抑制剤はないか」と低く言った。
「俺が少し苦しくなってきた、ということは、お前もきっと、そうだろう。それに、なにかしていた方が気が紛れる」
「……、かなわないなあ、グエルには」
シャディクは困ったように笑って、立ち上がった。そうして歩き出そうとした時、
ふと。
どこからか、視線を感じたような気がした。
【シャディク 二日目 昼 終了】
dice1d3=2 (2)
1:シャディク「抑制剤を作りに行く」
2:シャディク「他の薬について調べたい」
3:シャディク「dice1d2=2 (2) (1:ミオリネ 2:フェルシー)に話を聞けば何かわかるかな」
シャディクSANc:dice1d100=83 (83) (53) 0/dice1d2=2 (2)
グエルSANc:dice1d100=58 (58) (50) 0/1
- 85二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 12:10:11
シャディクSAN値:53→51
グエルSAN値:50→49
「……いつまでついてくるの?」
「とりあえず今日一日は。ヨースミ、ッス!」
カルガモの親子でももう少し距離感があるだろうというほどべったりくっついてくるペトラに、エランは少し辟易としたような顔をした。
地下の空間はひやりとしていて、この季節なら地上よりも過ごしやすく感じるかもしれない。その中でも薬品庫は、つんとした薬のにおいと、少しのほこりっぽさがあって、特有の雰囲気を出している。
どうやらあるのは常備薬の類だけのようだ。エランでもパッと見で効能がわかるものが多い。だが何分量が量なので、目当ての薬を探すには骨が折れるだろう。……調剤器具の類も揃っているようだが、それを扱う知識はエランにはない。ミオリネかシャディクを連れてこれば、何かわかるかもしれないが。
ペトラが「おおっ」と感嘆するような声を上げた。エランはそれを横目に、薬品棚を見つめる。
「な、に、か、ないかな~……?」
スレッタ「ボーナスポイントです。好きな薬をあげますよ。ただしここにあるのは『今現在アスティカシア王国で一般的につかわれているもの』のみです」
エラン「なるほどね~……?使う技能は目星かな?」
スレッタ「いえ、幸運で。……そろそろ当ててくださいね?」
エラン「わかってるよ!というかさ、このシークレットダイス、なに?」
スレッタ「さぁ~?自分のHOにきけばわかるんじゃないですけかね」
エラン「ウワア絶対なんらかの厄ネタがあるよ!!!!」
エラン幸運:dice2d100=56 11 (67) (70)
dice2d4=3 1 (4)
1:エラン「……抑制剤がほしいな」
2:エラン「精神安定剤とか?」
3:エラン「眠剤がほしい」
4:エラン「惚れ薬だ。惚れ薬をちょうだい」
??:dice1d100=31 (31) (??)
??:dice1d100=27 (27) (??)
- 86二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 12:49:13
5号ポンコツ返上なるか?
シャディクさらっと妊娠してるけど鏡見た時に「理解」しちゃったのはそれのことだったんだね…
また山羊だし妊娠させる側からする側になったってことかあ(語弊)
そういえば角がないのは猟犬対策だとしたら未来人関係なのかな
そうすると設計段階から関係してることになるのか…? - 87二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 16:09:54
グエルの行動範囲には教会もあるってことは、ワンチャン教会で何かしら情報得られるかもしれない…?
SAN値どんどん削れるな…生き残れ…生き残れ…
あと、ミオリネが森に行かなかったことでラウダの行動はマジで誰にもバレない行動になったな…
そういや、もし子を孕んでる状態でαに性転換したらどうなるんだろう - 88二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 17:44:55
エラン「ねえなんで僕がナレーターじゃないの~!?」
スレッタ「駄々こねないでくださいエランさん!ふふんっ、お母さん(推定)のかんぺきなナレーション……!」
エラン「うう……いいや。それで、イクストリーム成功だからおつりがほしいんだけど……?」
スレッタ「そうですね……じゃあ、dice1d4=3 (3) (1:抑制剤dice1d5=1 (1) 個 2:精神安定剤 3:眠剤 4:惚れ薬)を追加で獲得できたとします」
「よし!」
抑制剤をdice1d5=2 (2) 個に、睡眠導入剤。目当ての薬を手に入れると、エランは鼻歌を歌いながら、「ミオリネにもあげようかな~?」と首をかしげる。ペトラはそこでエランの手元を覗き込んで、「それは?」と尋ねた。
「怪しいモノじゃないですよね」
「ちがうよお!抑制剤は魔女にとって生命線だ。それとついでに、僕たちにとっても~……あ、ペトラ、いる?」
「いりません」
「そっか」
軽くそんな応酬をして、エランは薬瓶をポーチにしまい込むと、うんと伸びをする。それからふうと息をついて、こてりとくびをかしげた。
「そういえば、そのミオリネはどこに行ったんだろう?」
エランは部屋を出る。
そこでふと、行違うように、シャディクたちを見つける。どうやら彼等も薬品庫に用があるらしい。エランは「あっ」と弾けるような声をあげる。それから少し悩んだ末に、dice1d2=2 (2) (1:無視する 2:抑制剤をいくつか渡しておく)ことにして、二人の方に一歩、踏み出した。
【エラン 二日目 昼 終了】
dice1d3=2 (2)
1:エラン「セセリアを探してみようかな?」
2:エラン「ロウジを探してみようかな?」
3:エラン「ペトラに話を聞いてみようかな?
- 89二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 17:58:34
土砂降りの雨の中、視界の悪さに少しの苛立ちといとわしさを感じながら、ラウダは四号の指示に従って、森を進む。道がかなりぬかるんでいるため、服にどろが跳ねてしまって、上手くやらない限り外に出たのはばれてしまうだろう。
『そう そっち もうすこし 東に ある』
「ハア……ハア……ゼェ……ひがしってみぎ……?」
『体力ないね』
しばらく歩けば、ようやく四号が指示する薬草が群生するらしい場所に辿りつく。
四号が細かく指示してくれるので、ラウダとしてはただ草を集めるだけなのだが、それでも体力があまりないラウダには一仕事だ。小さな包みにもくもくと薬草をあつめ、そこそこ集まったところで、『それぐらいで いいよ』と声が聞こえてくる。
「ほんと……?もういいの……?」
『うん じゃあ 次の薬草を 指示するね』
「うわああああまだおわりじゃなかった!!!!」
グエル「さて。ナビゲートに成功すれば、うまいことぬかるんだ部分をさけて歩けた、つまり効率的に探索できたということで、森の中の情報をひとつ探索できるぞ。失敗したら四号の依頼だけで昼がつぶれる」
ラウダ「もっててよかった なびげーと」
グエル「ちなみに、ナビゲートに成功できたとして、触れる技能は『目星A』『目星B』『薬学』だ」
ラウダ「ざっくりとした情報!!!!というか僕薬学もってないしっ、なんだよ目星A B って なにが違うんだよ兄さん!?!?」
ラウダナビゲート:dice1d100=59 (59) (70)
成功の場合さらにdice1d2=1 (1)
1:ラウダ「……目星Aで」
2:ラウダ「……目星Bで」
- 90二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 17:58:54
目星A:dice1d100=34 (34) (70)
- 91二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 18:09:08
このレスは削除されています
- 92二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 18:12:22
↑ラウダの知っていることに重篤な間違いがあったので修正します!ゴメン
ラウダはうまく効率よく薬草を集めることができた。これもすべてラウダがとてもつよくとてもつよいαであるがゆえである!!さすラウ
四号も満足したように『ありがとう』という。しかしそこで、ふわふわの羽毛に包まれた硬いからだが、ジジ、ギギギ、と低い音を立てた。
『……でも この雨じゃ 海を渡って帰ることはできないね しばらく 匿っていてほしい』
「匿う?」
『うん 教会の関係者に見つからなければ なんでもいい』
「教会の関係者、か……兄さんとかかな。わかった。それで、約束の品だけど」
『ああ どんな薬でも 材料がなければ こちらを尋ねてくれれば』
「なるほどね。……それじゃあ、……?」
ラウダがなんとか屋敷に帰ろうとしたところで、ふと。森の中に、隠れるように小屋が建っていることに気づいた。鍵は、かかっていならしい。扉が半開きになっている。
『なにかみつけたの?』
「なんだろうこれ、建造物……?」
『カメラを向けて ……ああ ここか 以前から魔女が使っていた場所だ 調剤器具があるはず 入る?』
「……入る」
帰ってしまえば、せっかく四号に薬のレシピを聞いても、つくるチャンスがなくなってしまう。見つからないうちに、ことをなさなければならないのである。
【ラウダ 二日目 昼 終了】
四号に頼む薬dice1d3=3 (3)
1:ラウダ「性を変える薬がほしい」
2:ラウダ「……の薬はつくれる?」
3:ラウダ「……、」
- 93二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 21:08:10
ミオリネは改めて確認する。
すべての客間は、「ちいさな広間」からつながる「ふたつの個室」から構成されている。廊下などから「ちいさな広間」に入るのは簡単だが、そこからつながる「個室」には鍵がかけられるようになっており、外部から開けるのは容易ではない。つまり、
「……フェルシー殺人未遂の犯人は、フェルシーの部屋の鍵を持っている……?」
あるいは、マスターキー。それとも、ピッキング、……フェルシー本人に部屋にいれてもらった? 何にしても、鍵が破壊された形跡はない。
ミオリネは今朝簡単に聞いた事件の概要を思い出しながら、部屋の中を探索する。雨が降っていたところで窓から逃げたからか、カーペットが少し濡れている。
調べられそうな場所は、犯人が逃走するために使った【テラス】と、実際に事件現場となった【フェルシーのベッド】だろうか。それとは別に色々と探せば、何か見つかるかもしれない。
「……」
ぎゅっと、抑制剤を握りしめる。
自分のこの感情を、恋と錯覚するつもりはない。それはただのバグだ。あるいはスールの拡大解釈だ。グエルと結婚すれば、シャディクは幸せに人生をまっとうできるだろう。
__そうに決まっている。
ざっくりと結論づけて、ミオリネは顔を上げた。
ミオリネ「……なんかさっきから私の心情描写暴れてるけど。聞いてなかったけど、この世界ってΩ男やα女に後者の方の性としての生殖機能ってあるの?」
スレッタ「諸説ありますが、少なくともこの世界にはあるとしていますよ。だってほら、そもそもこれは人口を殖やすために用意されたものであると考えると__なんと、効率が二倍です!」
ミオリネ「ひどい話を聞いた」
dice2d4=3 3 (6)
1:ミオリネ「……テラスを確認する」ミオリネ目星:dice1d100=88 (88) (70)
2:ミオリネ「ベッドを調べてみるわ」ミオリネ目星:dice1d100=48 (48) (70)
3:ミオリネ「ベッドに何か違和感はない?」ミオリネアイデア:dice1d100=6 (6) (50)
4:ミオリネ「部屋の中を見回す」ミオリネ目星:dice1d100=27 (27) (70)
- 94二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 21:22:12
ミオリネ「誰かが描いたイメージじゃなくて 誰かが選んだイメージじゃなくて__」
スレッタ「つよい。とてもつよい」
ミオリネ「調べる場所かぶってるけどどうなるの?」
スレッタ「イクストリームですからね。出す情報かなりおまけしちゃいます……よ!」
ミオリネはベッドを確認してみて、__ふと。違和感に、気づく。
争った形跡が、あまりになさすぎるのだ。
そして、よくよく確認すると。……フェルシーのものに混じって、別の人物の髪も混じっている。それを拾い上げ、じっと、見つめて__ミオリネは、くちびるを半開きにさせた。
争っていないのも当然だ。だって、この色は。この髪は。
「__ペトラ・イッタ……!?」
まだ、確信があるわけではない。
フェルシーとペトラはつがいであるのだから、同じ部屋で共寝することぐらいあるだろう。しかしあまりに、状況証拠として、できすぎている。どちらにしても、……確認する必要が、あるかもしれない。
ミオリネは、目を見開いて、しばらくわなわなと、震える。あるはずがない。脳裏で、誰かがそんなふうに叫んでいた。だってつがいは仲良しのはずで。何か、……なにか、そう、間違っている。何があれば、そんな。……こんなことが、起こりえる?
わからない。
ミオリネは顔を挙げる。そんなこと、そう__あるはずが、ないのだ。
【ミオリネ 二日目 昼 終了】
dice1d3=2 (2)
1:ミオリネ「……別のPC、そうね……シャディクにこの情報を共有しに行く」
2:ミオリネ「……別のPC、そうね……ラウダにこの情報を共有しに行く」
3:ミオリネ「ペトラを探すわ!」
NPC5『??』
NPC6『??』
追加情報:フェルシーの部屋のベッドに、ペトラの髪が落ちていた。
- 95二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 21:25:06
前回のオメガバには殺意があったけどはてさて…
- 96二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 22:17:58
「エランに抑制剤、もらっちゃったね」
「シャディク、飲んでおくといい。そろそろきつくなってきただろう」
「グエルは大丈夫なの?」
「この程度、自制できる範囲だ」
「……そっか」
シャディクは少し考えたあと、瓶の中身をごくりと飲み干した。咽喉を青臭いものが伝っていって、少し、気持ちわるい。胃の中、その奥が、強制的に落ち着けられて、そうすればするほど脈打つ「それ」を明確に認識して、今すぐ腹を切り開いて中身を投げ捨てたくなる。
だけどそんなこと、できるはずもない。ゆるゆると息を吐いて、あたりを見回した。
薬草の類は一通りそろっている。ここであれば、好きな薬を作ることができるだろう。というか、多分そちらの方が、確実だ。
だが。
「……堕胎薬の類は、ないね」
「ああ。そもそも毒物に値するものがない。それはまあ、当然か……」
二人はそろってため息をつく。
それから、何かに怯えるように、急き立てられるように、調剤器具と一通りの薬草とを準備した。それからゆっくりと息を吐いて、やるべきことにとりかかった。
グエル「うん?……うん、わかった。おいシャディク、ミオリネから伝言だ。今日の夜は必ず集まるようにと」
シャディク「ええ?……まあ、いいや。わかった、とにかく今は、何を作ろう。抑制剤は確定として……」
シャディク薬学:dice2d100=1 60 (61) (70)
抑制剤の個数:dice1d10=7 (7)
1:シャディク「追加で抑制剤をdice1d10=5 (5) 個作る」
2:シャディク「SAN値回復したい……」
3:シャディク「睡眠薬を」
4:シャディク「惚れ薬とかない?」
- 97二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 22:21:22
グエル「1クリ!!!!!」
シャディク「も う 逃 げ る こ と は し な い」
グエル「愛されてるな……それじゃあ、選ばせてやる。抑制剤の個数をさらに1d10個ふやすか、もう一個の方を二個選ぶことができるとするか」
シャディク「うーん、抑制剤は7個。そのうちひとつはグエルにのませるから手元に残るのは6個か……」
dice1d2=1 (1)
1:シャディク「追加の抑制剤がほしい。dice1d10=10 (10) 個ね」
2:シャディク「二個選ぶ。dice2d4=2 2 (4) 、次被ったら一つ下にずれるとするよ」
ついでに処理わすれていたので
グエルヒート判定:dice1d100=70 (70) (10)
ヒート処理:dice1d5=1 (1)
- 98二次元好きの匿名さん23/05/14(日) 23:24:29
- 99二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 07:34:23
「グエル。……これ、抑制剤。飲んで」
「俺はいい。お前のためにとっておけ」
「だめだよ」
シャディクがきっぱりというと、グエルは困ったように笑う。「かなわないな」と言って、薬瓶を傾けた。
【シャディク 二日目 夕 終了】
「あ。いた、ロウジ!」
「……エランさん、ペトラさん」
厨房で夕食の仕込みをしていたらしいロウジが、ゆっくりと顔を上げる。それから「珍しい組み合わせですね?」と首を傾げた。
「はい!監視、ですよ!」
「かんし……?」
「あー……ねえロウジ、二階の扉の鍵が石膏で固められていたんだけど、なにかあるの?」
エランが単刀直入に切り込めば、ロウジは目を見開いて、一瞬、忌々しいものをみるような顔で天井を睨む。それから元の無表情に戻って、エランたちの方に視線を戻した。
「……僕もセセリアも、この屋敷に来てからほとんど二階には上がっていません。やったなら、外部の人間かなにかなんじゃないですか?」
「なるほどね……?それで、中に入れないんだけど」
「外の園芸倉庫に一通りの工具があります。好きに使ってくれて構いませんよ」
その声は、やけに色がない。
エランはそれを少し訝しみながら、既にテーブルの方に用意されているらしい食事に目を向けた。
メニューを少しずつ変えるためなのか、それともなにか理由があるのか、既に盛り付けが済んだものに関しては、ネームカード付きで用意されている。今ロウジはこちらに注意を向けていない。この食事に眠薬をまぜれば、少なくとも今日の夜は、その人物は行動できないだろう。今日なにか事件が起きた時、それがアリバイになる。
もちろん、それで薬を飲んだ人物が襲われてしまう危険があることにも留意するべきだ。それを鑑みて、もし薬を盛るのであれば、怪しいのは……『ミオリネ』と『ラウダ』は昨日みたからアリバイがあるとして。『1:シャディク』『2:グエル』『3:ペトラ』『4:セセリア』『5:ロウジ』だろうか?
dice2d4=2 2 (4)
1:エラン「……食事に睡眠薬を混ぜる」対象:dice1d5=1 (1)
2:エラン「ロウジに話を聞きたいな」エラン言いくるめ:dice1d100=90 (90) (70)
3:エラン「ロウジの様子を伺う」エラン目星:dice1d100=66 (66) (70)
4:エラン「厨房になにかない?」エラン目星:dice1d100=56 (56) (70)
- 100二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 07:36:47
数字被り!
dice1d2=1 (1)
1:dice1d3=1 (1) に変更
2:再チャレンジエラン言いくるめ:dice1d100=100 (100) (70)
- 101二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 07:39:23
危ねぇ
- 102二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 08:08:01
「ねえそれってどういうこと?」
「……」
「教えてほしいな。ただでさえ今は、誰が犯人か分からなくて、みんな疑心暗鬼なんだ」
言いながら、エランはほか二人に隠れて、シャディクの飲むスープに睡眠薬を混ぜる。これで今日も事件が起きた場合は、シャディクは確実にシロだということがわかる。
それにしても、何故フェルシーが狙われた? 一体なんの目的で?
昨日の様子を思い出す。謎の人物は、明らかにフェルシーを殺すつもりでその首を絞めていた。一体誰が。……この中の誰かが。
他に探索している人と情報を共有すれば、何かわかるだろうか?
ロウジは静かに目を伏せる。
「……言いたくない、です」
その頬が、一瞬光を浴びて。きらり、と薄い鱗が輝いた。
【エラン 二日目 夕 終了】
『…… それで 完成だけど 本当にそれでよかったの?』
「うん。どうやって使えばいい?」
『経口摂取が主 だけど 注射器などで血管に入れても 効果を発揮する』
「わかった。……なるほどね……?」
ラウダはできあがった薬を薬瓶につめて、部屋の中を見回す。
散らかった部屋だ。しばらく掃除もされていなかったのだろう。今しがたラウダが使った大釜も、最近使われた形跡はなかった。それにしては、煙突に直結していて、近くには小さな机や、空っぽながら水瓶などもあり、わかりやすく利便性を重視している。
もう少しこの部屋を探索していくことにしよう。四号がいる今なら、質問に答えてくれるかもしれない。気になるものは、部屋の隅にあるよくわからない【機械】、部屋の中に落ちている大量の【紙】、それから【本棚】、だろうか。
薬瓶をハンカチにつつんで、ウエストポーチにいれる。そうして顔を上げると、室内の探索に取り掛かった。
グエル「さてラウダ。ここで夜ターンを返上して探す宣言すれば、この後の話し合いには参加できないがこの部屋を全部探索できるぞ」
ラウダ「なるほど……dice1d2=2 (2) (1:そうする 2:やめておく)」
dice2d3=1 1 (2)
1:ラウダ「機械を確認する」ラウダアイデア:dice1d100=57 (57) (60)
2:ラウダ「紙を見てみる」ラウダ目星:dice1d100=89 (89) (70)
3:ラウダ「本棚を調べる」ラウダ目星:dice1d100=99 (99) (70)
- 103二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 08:09:44
数字被り!!!!他二つが両方失敗なので、ついでにふりなおします
dice1d2=2 (2)
1:紙目星:dice1d100=41 (41) (70)
2:本棚目星:dice1d100=17 (17) (70)
- 104二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 08:24:52
グエル「ここ落としたらどうしてくれようかと思っていたぞラウダ。偉いぞラウダ」
ラウダ「あがめてほしい」
グエル「そうだな。じゃあ、それぞれだが……」
よくわからない機械だ。かなり複雑で、見ただけでは仕組みはわかりそうにない。ついでに起動したところで何が起きるのかもわからない。四号はそれを見て、『僕も見たことがない機械だ』と小さく呟いた。
……そして、ふと気づく。他のものは埃を被っているが、これはかなり保存状態がいい。まるで最近、ここに運び込まれたみたいに。
この部屋は、最近まで誰かが使っていた__のだろうか?
しかし、誰が。……もしかして。
ラウダは一瞬くちびるを押さえ、顔を青くする。それからゆるゆると息を吐くと、本棚の方に向き合った。薬に関する本が大多数を占めるが、その中にひとつ、薄いノートがある。
『ここを利用する魔女の皆さんへ。薬を作る前に、まずはルールを確認してください。
・薬草を取るときは根を残していくこと
・使い終わった器具は洗浄すること
・水瓶の水がなくなっていたら井戸水から補充しておくこと
・どんな薬をどんな方法でどれだけ作ったのか記載しておくこと(可能なら)
次に利用する方のために、ご協力お願いします。
↑ありがとうございます!傷薬1qt 材料:……』
しばらくは同じ温度感で続けられている。四号も利用したことがあるらしい。が、最後のページにはこんなことが描かれている。
『作ったもの:堕胎薬 材料:(近場で取れる薬草数種類)、きれいな水 作り方:……
ここに来るのも私が最後だと思うと悲しくなります。あんのクソ貴族、ブリオン家がなければ、ここはきっと多くの命を救っただろうに。どうして』
恨み言めいた言葉に、ラウダは閉口する。……薬のレシピ自体は、簡単に覚えられそうなものばかりだが、実際に再現するには薬学の知識が必要だろう。めぼしいレシピは、『きずぐすり』、『精神安定剤』、『堕胎薬』、『四号の治療薬(不完全版)』だろうか。どれも材料はこの付近で取れるから、ミオリネあたりに共有しておこう。思いながら、ラウダは立ち上がった。
【ラウダ 二日目 夕 終了】 - 105二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 11:43:32
「アイツ、どこにいんのよ……!?」
ミオリネは屋敷中かけまわってラウダを探すが、見つかりそうにない。薔薇園まで探索に来たが、ここにもいないとなると……いや本当にどこに行ったの?わからん……怖……
もしかして、森に入ったのだろうか。だが、これから森を探すとなると、もう日暮れが近づいてきたこともあって、難しいというよりは危険である。……ちゃんと、帰ってくるといいけれど。
外にあるのは、時計塔と薔薇園だ。ただし時計塔には、鍵がかかっている。どこかに鍵があるのだろうか? とりあえず今は薔薇園を探索してみよう。やることないし。ラウダあいつ帰ってきたらどつきまわしてやろうか。
ため息を、ついた。
雨が降ってくる。傘を打つ雨音に、ミオリネはいとわしさで髪をかきあげて、あたりをぐるりと見回した。
スレッタ「はい、目星と薬学がふれますよ!それとは別に、POWで判定してください」
ミオリネ「薬学はこの辺で使えそうな薬草が見つかるか、ってところかしら。それでPOW判定はなんなの?」
スレッタ「さあ~……?あ、薬草さえ見つければ判定無しで抑制剤を作れたことにしてもいいですよ。どこかの誰かさんが大量に入手したせいでなんかもう今回よっぽどのことが起きないと抑制剤が尽きることなんてなさそうですし」
ミオリネ「ふうん……?まあいいや」
ミオリネ目星:dice1d100=88 (88) (70)
ミオリネ薬学:dice1d100=56 (56) (70)
ミオリネPOW判定:dice1d100=62 (62) (80)
- 106二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 11:46:19
ミオリネ「??????????」
スレッタ「きしかんがある」
ミオリネ「ぷ……プッシュロールするわ!だって7割よ?7割なのよ?いけるにきまってる」
スレッタ「とても既視感がある」
ミオリネ「……ちなみに、抑制剤はdice1d5=3 (3) 個つくれたみたいね」
スレッタ「ここの目星もう3回調べられてるのに1回も成功してないなんてそんなことあります???」
ミオリネ「4度目の正直よ。私は__負けない」
ミオリネ目星:dice1d100=57 (57) (70)
- 107二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 16:43:58
プッシュ成功良かった!!!!!!
あと、ラウダが堕胎薬のレシピを知ったね
シャディクと目的が競合せず、協力関係になれればいいけど果たして… - 108二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 21:51:42
「あら?」
ミオリネはふと、ちいさな井戸があるのを発見する。
しばらく使われた形跡はないが、水は引かれているようだ。手押しポンプを使えば、そこから清潔な水が出てくる。薬を作るのに使えるかもしれない、と思いながら、なんとなく、そこを覗き込んでみた。
そこそこ深くて、ここに落ちたらただでは済まないだろう。なんて、少しネガティブなことを考えてしまうのは、この嵐のせいだろうか。ミオリネはため息をついて、ふと顔を上げた。
「……?」
ふと。
森の奥に、見知らぬ人物が立っていることに気づく。
真っ黒な外套を着たその人物は、ミオリネと目が合うと、はっと、目を見開いた。そこそこ距離があるからか、そのひとみが、グエルとよく似た色をしているらしいこと以外は何もわからない。
そして__
ほんの、一瞬。まばたきをする間に、それは姿を消した。
まるで雨の中、空気に融けてしまったようだ。ミオリネは虚を突かれたようにしばらく呆然と立ち尽くすと、ごしごしと目を擦る。それから首をかしげて、「見間違いかしら?」と呟く。
とにもかくにも、他の皆にも伝えないと。
ペトラが、怪しいと。
まずはエランだ。彼が犯人でないことは、同室であるミオリネなら確信できることだろう。あとは誰だ。ラウダとか? シャディクとか? ……グエルとか?
……疑心暗鬼になっても、仕方ない。ミオリネはほうと息を吐いて、屋敷に引き返した。
【二日目 夕 終了】
エラン:石膏で鍵穴が埋められていると伝える。また、dice1d2=1 (1) (1:ロウジがαだと伝える 2:まあいいや)
ラウダ:dice1d3=3 (3) (1:薬のレシピを共有する 2:ミオリネにだけ薬のレシピを共有する 3:話し合いに参加しない)
ミオリネ:ペトラが怪しいと共有する
シャディク:dice1d3=1 (1) (1:自分の状況を共有する 2:自分の状態を共有しない 3:共有はするが、グエルに代理で行かせる)
- 109二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 22:17:10
「なるほど。そっちの状況はわかったよ。ペトラか……今日はずっと一緒だったけど、特に怪しい動きをしているようには見えなかったな……?」
「で、シャディク、今は大丈夫なの?あんまり苦しいようなら、先に部屋に帰って休んでて」
「俺は大丈夫。それよりさ……その、ラウダは?」
室内がしんと静まり返る。
結局、ラウダは見つからなかった。先に部屋に戻っているのかもしれないが、もし鍵をかけているのであれば、こちらから尋ねることはできない。エランは腕を組んで、「睡眠薬はラウダに盛るべきだったかなあ」と遠い目をする。断片的に聞いていたらしいシャディクが目をぱちぱちと瞬かせたので、「こっちの話」とだけ言った。
ラウダは昨日、フェルシー殺人未遂の現場を、エランと一緒に創作していた。それに、もしミオリネの読み通り件の事件の犯人がペトラなのであれば、初対面のラウダとペトラが協力する理由はないだが、……何かが、引っかかる。
具体的に何が、と示すことは、ミオリネにはできない。ただ、ラウダはたぶん、まだ、「なにか」を隠している。
なにを?
考えてみる。……答えなんて、出るわけがない、か。早々に見切りをつけて、ミオリネは部屋にやってきている面々を見回した。それから、「どちらにせよ」と言い切る。
「もしフェルシーが狙われているなら、一人にしておくのは危険だし、ペトラの傍に置いておくのも怖い。dice1d3=2 (2) (1:私たちの部屋で匿う 2:シャディクの部屋で匿ってもらう 3:グエルの部屋で匿ってもらう)ということでどう?」
「構わないよ」
そんな相談をしていれば、いつの間にか日が沈んで、窓の外は真っ暗な闇の中、ごうごうと雨風の呻る音が聞こえるばかりになってしまっている。
「……犯人、見つかるといいんだけど」
【二日目 夜】
- 110二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 22:24:03
__
あなたは、夢を見る。
それが何かはわからない。
ただ、それは確かにそこにいる。それは涎を垂らして、何かを狙っている。得体の知れない不可視の怪物が、何かを、誰かを、じっと、見て、見つけて、何かを、誰かを、追いかけて、いる。
しばらくもしないうちに、二人は悪夢から、醒める。そう、__二人。ミオリネは目を覚ましてすぐに、エランは同じように、顔を真っ青にしてこちらを見つめて__すぐに、弾かれるように部屋を飛び出していった。
……どうしますか?
エランSANc:dice1d100=5 (5) (70) 0/dice1d3=3 (3)
ミオリネSANc:dice1d100=95 (95) (80) 0/dice1d3=1 (1)
ミオリネ:dice1d3=1 (1)
1:追いかける 2:別の場所を探す 3:さっさと寝る
シャディクが未だに怯えているらしいフェルシーをなだめて、自分も明日に備えてさっさと寝よう、と静かに目を閉じて、しばらく、してから。
__
あなたは、夢を見る。
追い立てられる夢だ。刺される。壊される。にげられない。いたるところから。こわされる。こわされる。こわされる。にげなければ。にげなければ。にげなければ。
においがする。すさまじい悪臭だ。汚れたにおいがする。気持ちわるい。吐き気がする。吐き気がする。不浄の気配。吐き気がする。シャディクは走って、走って、走って、ようやく、逃げ切れたと思って、違う、顔をあげて、そこにいたのは。
直感的に、理解を、認識を拒んだ。
やせこけた身体に、宇宙全ての邪悪が凝縮された姿、それが長い針のような舌を尖らせて、シャディクの頭蓋をとらえ、噛み砕いた瞬間__
シャディクは、目を覚ます。
シャディクSANc:dice1d100=29 (29) (53) dice1d3=3 (3) /dice1d10=9 (9)
- 111二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 22:37:58
ラウダとことん情報を共有しないな…
- 112二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 22:40:38
ラウダ狩人だから情報共有しない動きとるのかな?
- 113二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 22:40:46
ミオリネSAN値:80→79
シャディクSAN値:53→50
「エラン、あんたどこ行って__」
ミオリネは言いかけたところで、咄嗟に口を閉じ、壁際に隠れた。
エランと、黒いローブを身に着けた人物が、何か会話をしている。
フェルシー殺人未遂の犯人は、黒いローブを身に着けていた。それはエラン本人が言っていたことだ。遠くからでは、内容までは聞き取れない。だが、それは確かにエランに親し気に話しかけ、じっとその目をみつめ、笑いかけていた。思い出す。エランは__エランは、第一発見者で。そのはず。そのはずだ。……本当に?
もう、何もわからない。
ミオリネは息を殺し、半ば無意識に小さく「神様……」と呟いた。
追加情報:エランと???が会話をしていた。
ラウダは水差しに水を汲むために部屋を出たところで、足音に気づく。なにとはなしに追ってみれば、グエルがふらふらと歩いているのを見つけた。外套を羽織り、どうやら寝ぼけ眼のまま、どこかへ向かっているらしい。気づいて近寄ると、どうやら薔薇園にある井戸に辿りついたらしい。雨脚が強まってくる。グエルは井戸の中を見つめている。傘もささずにそこを見やる姿に、何か雨具でも持って行ってやろうか、とぼんやり考えた、瞬間。夜の闇の中で、一瞬判断が遅れる。
__外套を被った人物が、グエルに近寄っていた。
それはグエルを、迷うことなく井戸に突き落とす。グエルの後ろ姿が、井戸に向かって、真っ逆さまに落ちていく。その姿が、やけにスローモーションに見えた。
ラウダSANc:dice1d100=44 (44) (60) dice1d3=2 (2) /dice1d6=2 (2)
グエルSANc:dice1d100=81 (81) (49) dice1d3=2 (2) /dice1d10=1 (1)
- 114二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 22:57:06
ラウダSAN値:60→58
グエルSAN値:49→48
グエルPOW判定:dice1d100=67 (67) (50)
????:dice1d100=35 (35) (??)
????:dice1d100=93 (93) (??)
ラウダは咄嗟に駆け寄った。__瞬間、グエルの指先が、ずるり、と。滑り落ちる。
「ッ、兄さん!」
その腕を、掴む。ラウダまで落ちそうになる。からから、ころころ。場違いに軽い、滑車の音がした。指先が震える。背中にたたきつけるように、凄まじい雨が降る。なんとか井戸の淵に手をつき、火事場の馬鹿力というやつで引っ張り上げると、ラウダはゼエゼエと肩で息をして、グエルの方を見る。
どうやら彼は、完全に気絶してしまっているらしかった。
とにかく、こんなところにいたら風邪を引いてしまう。ラウダはグエルを抱え上げると、なんとか、歩き出した。
ラウダSIZ対抗:dice1d100=5 (5) (80)
グエルSIZ対抗:dice1d100=20 (20) (70)
※対抗成功でいい感じにスマートに運べて情報が落ちるよ!失敗だと運ぶのでせいいっぱいだよ
【三日目 朝】
エラン:dice1d2=2 (2) (1:共有者組を探す 2:ミオリネを探す)
ラウダ:dice1d3=1 (1) (1:そろそろ情報共有する 2:とりあえずレシピを共有する 3:僕兄さんの看病するから……)
ミオリネ:dice1d3=1 (1) (1:エランに昨日のことを問い詰める 2:ラウダに昨日のことを聞く 3:シャディクを心配する)
シャディク:たすけて
- 115二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 23:01:14
シャディク…今からライフゼロで大丈夫か…?
しかしグエルも危なかったな - 116二次元好きの匿名さん23/05/15(月) 23:10:17
グエル「おいなんでこんなところでクリティカル出してんだよ。処理進めちゃったじゃねえか」
ラウダ「えへ えへ えへへ……」
グエル「俺もハード成功してるのに……!こほん。クリティカル報酬、どうする?本来出るはずだった情報はもちろん極限まで詳細にするが、正直それだけだとクリティカル情報にしては足りなさすぎるんだよな、なんならレギュラー成功でも勘がいいなら気づく範囲だし……ちなみにだが、さすがに……は無理だぞ。普通にバレる」
ラウダ「兄さんのPOW判定の処理を成功させるっていうのは?」
グエル「それも無理だ。あくまで成功したのはお前であってグエルではないからな」
ラウダ「……うーん。まあこういう時はダイスで決めるのが一番だよね。えいっ!」
dice1d3=2 (2)
1:グエルを助けたことで巡り巡ってなんかシャディクがなんでも一つラウダが望む薬を作ってくれることになった
2:『四号の治療薬(未完成)』を使用しバース性を変更させる時、一度だけ問答無用でラウダにとって都合のいい結果にすることができる
3:オメガバースシナリオなのに色ボケ足りてねェよなあ!?不要不急の色ボケ入るぞ!!!!!!
- 117二次元好きの匿名さん23/05/16(火) 01:04:34
ラウダの目的なんもわからんけど、激しく素晴らしく追い風が吹いてるんじゃないかってのは気がついた
あと、このシナリオもジェターク兄弟は兄弟なんだな?でも隠してる?どっちもアルファなのに?謎がたくさんで楽しみ - 118二次元好きの匿名さん23/05/16(火) 07:51:44
ラウダ「僕は少なくとも伏せてるよ。ちなみに兄さんはあたかもαです!みたいな顔してるけどβだ。違ったかな兄さん」
グエル「ラウダ!しっ!!黙っておけば誰も気づかなかったんだから!!」
「……ということでさあ、昨日やばい人に突然話しかけられて」
ミオリネに追求されると、エランはそう言って、腕を組んだ。
「話した内容も、どんな背格好をしていたとかも、詳しくは覚えてない。だけど、話してるとなんか頭にもやがかかる感じがあって……」
「時系列的に、エランに接触した人物と兄さんを井戸に突き落とした人物は別だよね。犯人は複数人いる……?」
グエルは今は、ラウダの部屋で眠っている。雨に濡れてしまったせいで、風邪をこじらせたらしい。本人に聞けば、何かわかるかもしれないが。
シャディクはそこで、じっとラウダを見つめた。それから震える手で、ラウダの手をぎゅっと握り、俯いたまま、呟くように言う。
「……ごめん。その、レシピ。譲ってほしい」
「え?なんで?」
「色々あって、必要なんだ。お願い。君の目的がなんであれ、協力するから」
ラウダは無表情に、うずくまるように丸まった背を見つめた。四号の指示に従えば、ラウダでもある程度の調剤ができることはわかっている。どうするべきか考えて、結局、dice1d3=3 (3) (1:レシピを全体に共有する 2:dice1d2=1 (1) (1:ミオリネ 2:シャディク)にだけレシピを共有する 3:共有しない)ことにして、くちびるを開こうとしたところで。
「エランさん、ラウダさん、ミオリネさん、シャディクさん。少し、来ていただけますか」
焦った様子のロウジが、ノックもなしに部屋の中にとびこんできた。
- 119二次元好きの匿名さん23/05/16(火) 08:15:07
四人が食堂の扉を開くと、そこにはいつもの面々に加えて、一人の少女が立っていた。
くしゃくしゃとした癖毛に、とろりと垂れた大きな青い瞳が印象的な、愛らしい少女だ。彼女はふっと、こちらを見る。ミオリネと目が合う。儚げではあるけれど、どこか凛々しさもあるその表情に、一瞬、見惚れる。
しかし彼女はミオリネに向かってつかつかと近づいてきて、その手をぶんぶんと振ると、ふにゃりと笑ってみせた。
「いやー、助かりました。突然こんな嵐になるなんて!いれてもらえなかったらどうしようかと!乗ってきた舟が嵐でだめになっちゃって、なんとか辿りつけたけど。あ、僕、エリクト・サマヤって言います!ヨロシク!!」
ミオリネが気圧されるままに「よろしく……?」と言うと、エリクトは次に、セセリアに握手を求める。セセリアも困惑しながら握手を返すだろう。これ全員にやるの?そう思っていた、時だ。ロウジが声を上げる。
「こんな時に招かれざる客だなんて、ミステリにしても出来すぎですね」
エリクトが目を見開き、首を傾げる。
「こんな時?ミステリー?どういうこと?」
「船がどうこう言っていたけど、本当はこの島にずっといたんじゃないんですか?」
「まさかあんたが、フェルシーを……!」
激昂しエリクトに掴みかかろうとするペトラを、エリクトは軽くするりといなしながら、尚も不思議そうな顔をする。
「話が読めないな。状況を説明してよ。誰か冷静で、もっと俯瞰的にものを語れて、感情的にならずに説明できる者はいないかな?」
そう言って、貴方達の方をちらりと見た。
エラン「スレッタじゃん」
ミオリネ「スレッタだ」
シャディク「なあラウダ。何故レシピをくれないんだ!?」
ラウダ「交渉のカードは簡単には切れないし……」
スレッタ「はい。エリクトに状況を説明できますよ!われこそは、という人はいますか?」
dice1d4=4 (4) (70)
1:エラン「僕が説明する」エラン心理学:dice1d100=21 (21) (70)
2:ラウダ「僕が説明するよ」ラウダ心理学:dice1d100=34 (34)
3:ミオリネ「私にまかせて」
4:シャディク「俺がやるよ」
- 120二次元好きの匿名さん23/05/16(火) 14:05:11
「……えっと、エリクト? 君は、いつからここに?」
「ついさっき。ほんとは外行きの舟に乗ってたんだけど、難破しちゃってさあ」
「本当に?証拠は」
「これ。……四日前のオペラのチケット、これでどう?」
そう言って、エリクトは懐から紙を取り出す。シャディクははっとして、ポケットに手を入れる。そうして、自分も向かったあのオペラのチケットを取り出す。
透かしに箔押しに様々な装飾に、日付やら観覧済の証やらなんやらと、偽造防止の策がたくさんあるそれは、確かに、本物だ。どうやらシャディクとグエルが行っていたものと、同じ公演であるらしい。そっちの金髪のひとと、なんか髪の毛二色のひとも来ていたよね。と、エリクトは首をかしげる。
「これで少なくとも、四日前にはここにいなかったことはわかるよね。あとは、それ以降だけど~……他の船員はみんな流されちゃったから、証明できないな」
「し……信用できない、ッス!ねえ、フェルシー!?」
「え、……あ、うん。私も、そう思う……」
フェルシーは苦虫を嚙み潰したような顔でペトラに同意する。エリクトが「困ったなあ」と言うと、ロウジはようやくはっとしたらしく、「目付け役をつけるってのはどうですか?」と言った。
「目付け役」
「はい。誰か……ええと、それじゃあ……」
「じゃ、君に頼もうかな」
エリクトは真っ直ぐに、ミオリネを指定した。
ミオリネは、目を見開く。どうして、とくちびるから出てきた言葉は、エリクトの笑顔に封される。
「ダメ?」
エリクトがミオリネの手を取る。じっと、見つめてくる。
ミオリネは半ば無意識に、こくり、と頷いた。
NPC2『????』
追加情報:エリクトは???と???を???している。
エラン:dice1d3=1 (1) (1:石膏を剥がせそうなものを探す 2:ペトラを探す 3:エリクトに接触する)
ラウダ:dice1d3=1 (1) (1:四号と薬を作る 2:シャディクに接触する 3:エリクトに接触する)
ミオリネ:dice1d3=2 (2) (1:ペトラと接触する 2:dice1d4=1 (1) dice1d6=3 (3) に向かう 3:エリクトに話を聞く)
シャディク:dice1d2=2 (2) (1:ラウダと交渉する 2:dice1d4=2 (2) dice1d6=2 (2) に向かう)
- 121二次元好きの匿名さん23/05/16(火) 14:07:05
客間はもう情報がないのでミオリネ行先変更:dice1d4=4 (4) dice1d6=1 (1)
※ここでも被ったらエリクトとお話しすることになるよ
????:dice1d100=100 (100) (??)
- 122二次元好きの匿名さん23/05/16(火) 14:15:48
追加情報8割伏せ字で何もわからない…
やっと少しは情報共有する気になったと思ったら「やっぱり教えない」をするラウダ
グエルはダウンしてるしシャディクのメンタルがまた削られる… - 123二次元好きの匿名さん23/05/16(火) 14:19:37
謎ファンブルこわすぎる
- 124二次元好きの匿名さん23/05/16(火) 14:46:57
スレッタじゃなくてエリクトが来たのめっちゃ気になるな
いくらでも深読みできる…意味深〜!!!!!
あと、探索してるのに謎ばかりが増えてる
セセリアのおうちは昔恨みを買ってて、今になって復讐されそうになってる?わからんな… - 125二次元好きの匿名さん23/05/16(火) 15:24:57
シークレットだとしてもわかる、その100ファンはKPがめっちゃ頭抱える奴だ
- 126二次元好きの匿名さん23/05/16(火) 17:54:52
エランは地下の倉庫に向かうと、あちこちを見回してみた。
少なくともここに、石膏やそれに類するものの材料になりそうな何かはない。しかし、一通りの工具や、斧など武器になりそうなものはある。これを使えば、無理矢理にでもこじ開けることは可能だろう。
「でも、できれば、穏便にやりたいな~……?」
くちびるに、指をあてる。
ほうっと息をついて、周囲を見回した。それから顔を上げて、「ね」と視線を向ける。
「どうして君はついてきているのかな?」
「悪いですか?」
そこにいたのは、ペトラ・イッタである。
なんかもう、最近ずっと一緒にいる気がする。君はフェルシーのそばについていてやれよと思わないでもないが、それだけ自分が怪しまれているということなのだろうとなんとか自分を納得させて、「うっとうしいよ」と一言を呑み込んだ。
とにかく、のみか何か。石膏を削り落とせそうなもの、あるいは扉を破壊できそうなものを、探さないと。
エランは顔をあげて、部屋の中をぐるりと見回した。
エラン「ねえいつまで僕にはペトラがついてくるの?」
スレッタ「いつまででしょうねえ」
エラン「なんとなく察してはいるけどさあ……いやでもほんとにかなあ……?」
スレッタ「えへへ。目星か幸運が触れます。目星なら武器が、幸運なら工具が発見できます」
エラン「……ふうん、なるほどねえ……じゃあ、」
dice1d2=1 (1)
1:エラン「ナイフなんかを探してみる」エラン目星:dice1d100=19 (19) (70)
2:エラン「工具を探してみるよ」エラン幸運:dice1d100=81 (81) (70)
- 127二次元好きの匿名さん23/05/16(火) 21:44:09
「おっ」
エランは目をぱっと開いて、マチェットを手に取る。
石膏だけを狙って剥がすのは難しいだろうが、うまくやれば扉ごと鍵を破壊できるかもしれない。どうしても無理そうなら、刃がそこそこ薄くつくられているタイプみたいだから、うまく蝶番との間に差し込めば破壊できるかもしれない。これはいける。いける! 人様の家の扉を無許可で壊すのはどうなんだという至極まっとうな発想は、今のエランにはなかった。
「よし、これで__」
「エラン先輩」
__いい加減、気づけ、馬鹿。
ふと。
ペトラが、エランを壁に押し付ける。
はっと、気づいた瞬間には、関節を押さえられて、逃れられなくなっていた。目が、合う。エランの咽喉から、ひゅっと息が漏れる。彼女は薄いくちびるを、エランの耳に近づけると。そうっと、低い声で、囁くように言った。
「私のものになってください、エランせーんぱい」
エランPOW対抗1:dice1d100=17 (17) (70)
ペトラPOW対抗1:dice1d100=71 (71) (60)
エランPOW対抗2:dice1d100=26 (26) (70)
ペトラPOW対抗2:dice1d100=1 (1) (60)
ペトラがどちらかに勝利した場合→????。また、石膏で閉ざされた礼拝堂に向かう
エランがどちらにも勝利した場合→dice1d2=1 (1) (1:石膏で閉ざされた礼拝堂に向かう 2:他にも石膏でかためられている場所がないか探す)
【エラン 三日目 朝 終了】
「さあ薬を作るよ」
「君まだ足りなかったの?」
青い鳥が呆れたように歌う。ラウダは「用心しておくに越したことはない」と言いながら、小屋から持ってきた利用ノートと、薬品庫からパク__借りてきた器具や薬草を、自分の部屋に広げる。ラウダに調剤の知識はないから、四号の指示を受けながらになるだろう。だが、うまくやれば効率よく薬を作ることができるかもしれない。
「君。僕が教えてあげたそれ、何に使うのさ」
四号が尋ねる。
ラウダは振り返って、苦し気な呼吸を繰り返すグエルに視線を向けた。それから、懐にある瓶に触れる。
「……なんでもないよ。なんでもね」
ラウダCON判定:dice1d100=39 (39) (40。成功したら二個目の数字の薬も作れます)
つくった薬:dice2d3=2 3 (5)
1:堕胎薬 2:四号の治療薬(未完成) 3:風邪薬(グエルを即座に治療できるよ)
- 128二次元好きの匿名さん23/05/16(火) 21:48:30
エランいい数字出しているのにペトラの1クリ!
- 129二次元好きの匿名さん23/05/16(火) 22:03:47
グエル「お。四号の治療薬(未完成)が完成したな」
ラウダ「(未完成)が完成するってなんか字面がバグっているね」
グエル「こいつは本来なら正しい効果がわからないんだが……四号がいるからな、何がトリガーになっているか開示してやろう。この薬を使えば、病の様相をうつろいやすくさせることができる。ただしまだ不完全だから、効果を発せるかはランダムだ。具体的には1d100を振り、50以上なら何の効果もない。49以下を出したうえで、以下のトリガーを引くとバース性が変更される。
→α(イグ様に見つかる) 三日以内に蛇と物理的に接触する
→β(完治) この薬を三日続けて続けて服用する
→Ω(悪化) 三日以内にαと物理的に接触する
→変化なし いずれのトリガーもひかれない
こんな感じだ。ちなみに上記は四号が教えてくれたぞ」
ラウダ「これシナリオ中に完治できるの?」
グエル「がんばればワンチャン」
ラウダ「……さて、つくったはいいけど、どうしよう……一回は問答無用で僕に都合のいい結果にできるんだよね。じゃあ、dice1d3=1 (1) (1:……の食事に盛ることってできる? 2:……に投与することってできる? 3:とりあえずとっておく)」
「ん……」
グエルは、目を覚ます。そうして自分の状況を、瞬時に理解したらしい。起き上がろうとすれば、「だめだよ」とぴしゃりと制止される。
「まだ病み上がりなんだから。一日は休んでいた方がいい」
「……すまない」
「いいんだ。それで、昨日のことだけど。兄さん、犯人の特徴って覚えてる?」
ラウダは目を細め、一人がけのソファに腰かける。グエルも上体だけを起こして、ラウダの方に視線を向け、こくりと頷いた。
「__すまない。色々あったからか、あまり思い出せないんだ」
「ううん。……自分の整理のために、言ってる。あのあと、エリクトと名乗る人物が屋敷を尋ねてきたんだ。彼女は自分が、今朝方ここに来たと言っていたけれど」
思い出す。
グエルを負ぶって屋敷に戻る道中で、ふと目が合った。外套に身を包んだ人物の、髪はくしゃくしゃとした赤色で、瞳は柔らかく垂れた青色。彼女はこちらを見て驚いたような顔をして、姿を消して。そして、翌朝__
「エリクト・サマヤは、あの場にいた」
追加情報:エリクトは昨晩、グエル殺人未遂の現場にいた。
- 130二次元好きの匿名さん23/05/16(火) 22:11:16
グエル「あー、それは難しい。……だから、……も警戒しているだろうし。」
ラウダ「だめか……さすがに……は嫌だから、なんとかこの方針で進めたいんだけどな……?」
グエル「正直に言うと今それされるとめちゃめちゃ困る。KP的にめちゃくちゃ困る」
ラウダ「すごく正直」
グエル「あー、とりあえず保持しておけ。どうせ今はできないんだから、厨房に行くなりなんなりしたときにまた考えよう」
「エリクト?」
「兄さんを部屋に送るときに見つけた、謎の人物。背格好も瞳の色も、エリクトと一致してる」
グエルが、首をかしげる。そもそも彼は今朝いなかったから、エリクトの存在も知らないのだろう。まだ、彼女がどの立場にいる人物なのかはわからない。何故嘘をついたのか、何故ついてまわる相手としてミオリネを選んだのか、
__何故招待状もないのに、この場に来たのか。
ラウダはゆっくりと息を吐いて、グエルを軽く突き飛ばし、布団だのなんだのでベッドに埋める。グエルが「うぁ」と低い声をあげたところで、ラウダはその顔を覗き込んだ。
「でも、大丈夫」
兄さんは僕が守るよ!
輝かんばかりのラウダの笑顔に、グエルは一瞬、怪訝な顔をした。
「ところでシャディクは?」
「さあ。どこかの探索をしてるんじゃない?」
【ラウダ 三日目 朝 終了】
dice1d3=1 (1)
1:ラウダ「もう少し薬を作るよ」
2:ラウダ「厨房に向かう」
3:ラウダ「dice1d4=4 (4) dice1d6=4 (4) に向かう」
- 131二次元好きの匿名さん23/05/16(火) 23:55:53
ラウダ、ほとんど薬作ってるの笑うんだよな
ここで作ってた薬たち、後々凄い色んなところで影響を及ぼしそうでワクワクします - 132二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 06:46:22
エリクト鍵開け:dice2d100=91 80 (171) (100)
「時計塔、鍵がかかってるみたいだけど」
「この程度の鍵なら、」
エリクトは懐からなんらかの器具を取り出すと、鍵穴の中に入れて、かちゃかちゃといじくりまわした。しばらくもしない内に、軽い音がして、扉が開く。ミオリネが「すごい」と端的に言うと、エリクトは少し頬を赤らめて、えへへ、と言った。
二人は塔の中に入る。中にはまだもう少し階段が続いているらしい。その螺旋階段をぐるぐるるとのぼりながら、ふいに、ミオリネが尋ねた。
「ねえ」
「なに?」
「……未来人って、実在する?」
エリクトが、少し考えるように立ち止まった。
「未来人とは、本来の筋書きにいないもの。ただし時間を移動するなんて、本来は許されざる禁忌だ。何の対策もしなければ、遅かれ早かれ犬にでも噛まれて死んでしまうだろうね」
どういうこと、と尋ねるために振り返れば、困ったように微笑むエリクトと目が合った。
「気づいているんでしょう?でも、それを言っちゃ、だめです」
ミオリネは閉口して、再び塔を登った。
最上階には、おそらく機械をおくためであろう、小部屋がある。ここにも鍵はかかっていたが、エリクトが開けてくれた。ミオリネが足を踏み入れる、と。そこにいたのは。
長い茶色の髪、つんと意地悪に吊り上がったひとみに、ぐったりと投げ出された四肢__
ペトラ・イッタ、その人であった。
おかしい、今彼女はエランについていっているはず。ではここにいるのは?確かめるためか、引き寄せられたのか、ふらふらとそちらに寄ろうとすると、エリクトが小さく顔を上げ、くるりと踵を返した。
「ちょっ、エリクト、どこにいくの!?」
「少しね。その子を頼んだ」
そう言って、迷うことなく螺旋階段を駆け下りた。
ミオリネ「情報が……情報が多い!」
スレッタ「えへへ……」
ミオリネ「えっと、それで、私は……」
dice1d2=1 (1)
1:ミオリネ「……エリクトを追いかける」
2:ミオリネ「……ペトラの様子を調べる」ミオリネ医学:dice1d100=35 (35) (70)
- 133二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 06:59:12
せっかく医学成功してるからちょっと惜しいな…
ってか、未来人は他人の姿を写し取ってる?
クトゥルフらしくなってきましたね - 134二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 07:19:25
「待って、エリクト!」
「きみは、……あなたは……」
「わ、わたしも、ついてく。つれてって!」
「……後悔しないでくださいねっ!」
エリクトは半ば蹴破るようにして扉を開ける。
そうして、雨の森の中を屋敷に向かい、泥を跳ねさせながら走り駆けた。
「うーん……?」
シャディクはざっと部屋を見回して、首を傾げた。
この部屋が、この屋敷で一番大きく、広い部屋であろうことは間違いない。家具だってシャディクたちが使っている客間よりも数段豪奢な細工がほどこされている。しかしだからこそ、違和感を感じるのだ。
……ふつう、こういった部屋は屋敷の主が__セセリアが、使うものでは?
だが見たところ、少なくともここ数日は、誰かがこの部屋に足を踏み入れた様子はない。そもそもこの部屋自体、鍵すらかけられておらず、まるで意図的に無視されたようで、近くの廊下にすら足跡がない。
そうして考えてみれば、ベッドも机もセセリアが使うものとしては大きすぎる。適当に部屋を探っていると、ふと。引き出しの中に、日記を見つけた。大抵は日常報告だが、ふと。気になる記述を見つける。
『馬鹿息子が魔女の島を買いきった。しかも怪しげな集団に風水がどうとかで騙されて、センスの欠片もない構造をしている。教会は近々魔女狩りがどうなどという動きがあると聞いたが、これで我が家が疑われたらどうするのだ。教会以外に我が国に宗教はないから、かの力は絶対的なのに。ちょうど分家のドート家で、スラムのαを拾ってきて世話をするなどと言い出してた厄介者がいると聞いたので、そいつに管理させることにする』
シャディクは顔を顰める。つまるところ体のいい厄介払いでは?というか、このドート家の厄介者って。そしてたぶんこのスラムのαって。そうして日記を閉じた、瞬間。
視線を、感じる。
冷たく、鋭く、背中が粟立つような、夢の中で、あるいは昨日、感じたものと同じ視線。……いや、それは同じだろうか。もっとそれは直接的で、明確な殺意と、捕食せんという意思をこれでもかと突きつけてくる。
……居る。
背後に、いや、誰の、その場所は。
シャディクの後ろに。それは、居る。 - 135二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 07:50:50
「……きゃああああっ!?」
どこからか聞こえてきた悲鳴に、シャディクは咄嗟に窓に向かって逃げる。その空間を、それは喰らった。あのままぼうっとしていたら、十中八九死んでいただろう。遅れてやってきた恐怖が、しかし、逆説的に、『それ』の姿を丁寧に描写する。
痩せて飢えた身体。その全体には原形質にも似た、青っぽい膿のような脳漿のようなものを纏い、どこからか発生する煙の隙間から見える口元には鋭い牙と長い舌が覗いている。黒い襤褸のような蝙蝠羽をゆらりと動かして、辺りに漂う強烈な腐臭は、目の前のそれから発生しているのだと、遅れて理解した。
どうやら先程の悲鳴は、ペトラのものらしい。ナイフを片手にどこかに向かっていたらしいエランと、その隣で目を見開いたペトラが、こちらを、見ている。
その猟犬は、まさに今。
シャディク・ゼネリを、喰らわんとしている。
シャディク「んぎゃああああああ!?」
エラン「僕ただただ巻き込まれたああああああ!?!?」
スレッタ「えへへへ ファンブルですもんね 仕方ないですよね……」
シャディク「逃げるよ!逃げるよエラン!!俺丸腰!!!!」
エラン「僕もっ、大型ナイフでティンダロスに勝てるわけないでしょ!いいかげんにしてほしい」
スレッタ「はい。処理としては戦闘になりますよぉ!追いかけられてるシャディクさん以外は一回、シャディクさんは猟犬が倒れるまでCON判定に成功すると逃げ切ることができます」
エラン「あ意外とぬるい」
シャディク「本当に終わり」
スレッタ「それでは。姿なき殺戮者、あるいはその名を__」
スレッタ「ティンダロスの猟犬との戦闘です」
エランSANc:dice1d100=1 (1) (70)dice1d3=2 (2) /dice1d20=20 (20)
シャディクSANc:dice1d100=66 (66) (50)dice1d6=5 (5) /dice1d20=13 (13) +1
(シャディクは狙われてる補正で少しSANcの値が上がっています)
- 136二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 08:01:46
エラン極端すぎてわらう
- 137二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 08:02:44
エランSAN値:70→69
シャディクSAN値:50→36
シャディクアイデア:dice1d100=83 (83) (50)
アイデア成功の場合シャディク一時的狂気:dice1d10=8 (8)
シャディク不定の狂気:dice1d10=2 (2)
エラン「神に感謝」
スレッタ「無駄1クリ」
シャディク「あは あは あはは」
スレッタ「こっちはこっちで死んでる」
エラン「あー……仮に気絶でもしたら担いで逃げてあげるよ。見捨てて逃げて死なれたらSANcありそうだし。SIZ対抗だっけ?」
スレッタ「はい!先に振っておきましょうか」
エランSIZ対抗:dice1d100=98 (98) (60)
シャディクSIZ対抗:dice1d100=65 (65) (70)
- 138二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 08:39:08
出目がひどい!!
- 139二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 08:41:49
おい5号よ…マジ極端じゃな
そして元々一番低いシャディクのSAN値がゴリゴリ削られる~ - 140二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 09:44:39
すげぇ!極端な意味で確率論が正しいことを実感する!
- 141二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 19:17:11
確率は収束するって、眉唾じゃなかったんだな
- 142二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 19:32:51
さっきの1クリだしてしまったために…
これは寵愛枠ですわ - 143二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 19:34:53
でもこれ被害被るのはシャディクですよね??
- 144二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 20:29:46
まぁ狂気内容的にセーフか?
- 145二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 21:13:27
シャディク、序盤(序盤だよね?)にもう既に30台なのがドキドキするね(廃人になるんじゃないかとヒヤヒヤするという意味で)
- 146二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 21:26:48
シャディクはそれを見た瞬間、自分が今しがた狙われていること、殺されようとしていること、……殺されることを、明確に理解する。生存本能が、警鐘を鳴らす。見開いた目から、眼球が零れ落ちそうになる。
逃走せよ。
「あ、」
拒絶せよ。
「あ、あああ」
生存せよ。
「あああああああ」
全てから。
「あァアアアああああッ!!」
シャディクは悲鳴をあげる。エランが「シャディク、こっちに」と手を差し伸べたのを、半ば強引に振り払い、走り出す。追いかけてくる。追いかけてくる。追いかけてくる。いやだ、死にたくない。死にたくない死にたくない死にたくない! エランが呆然とこちらを見上げてくるのを、シャディクは認識できなかった。
犬は追いかけてくる。追いかけてくる。追いかけてくる追いかけてくる追いかけてくる。シャディクは逃げる、逃げる、逃げる、逃げて、……
どこに?
浮かんだ疑問すら振り払うため逃げ続ける。今のシャディクには、それしかできなかった。
エラン「もう一人の共有者はスマートにお姫様抱っこで救出されてたよねえ」
スレッタ「お姫様抱っこかどうかは諸説ありますが」
エラン「なんで僕は吹き飛ばされてるのかなあ!?」
スレッタ「このターンはスキップです!おめでとうございます」
シャディク「ほんとうにゆるせないとおもう。」
『シャディク』
逃走 CON対抗:dice1d100=62 (62) (70) 猟犬CON対抗:dice1d100=3 (3) (55)
『エラン』
体勢を立て直す
『ティンダロスの猟犬』
追いつけている場合dice1d2=1 (1)
1:前脚攻撃:dice1d100=35 (35) (90)
2:舌攻撃:dice1d100=49 (49) (90)
- 147二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 21:35:13
流石ティンダロス強い
舌攻撃って多分POW吸われるやつだった気がするからまだましな方かな? - 148二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 21:37:25
シャディク「???????????????????」
エラン「草」
スレッタ「やはり猟犬。猟犬はすべてを解決する」
シャディク「うわあああああああああなんでなんでなんでなんで!しにたくないよおおおおおお!!」
エラン「いい悲鳴だね~」
スレッタ「安全圏だからってすごく楽しそうにしてる」
「ッあ、」
しかし、つかまる。
薄青く悪臭のする膿汁が、シャディクの頬に落ちる。瞬間、絶叫する。痛い。痛い、痛い痛い痛い! 悲鳴を上げた瞬間、猟犬の前脚が、シャディクの肩口めがけて、振り下ろされる。
「__ッ、シャディクぅうううッ!!」
エランは身体を持ち上げながら、咄嗟に叫ぶ。その身体を、ふいに。ペトラが、抱き寄せた。エランは身を捩って彼女を振り払おうとする。逃れられない。見た目は華奢な、少女なのに。
「ダメですよ、エラン先輩、よおく見ておいてください」
「な、にを__」
「あなたのおかげで」
『我々の未来』が、始まる瞬間を。
エランはくちびるを半開きにさせる、そうして、
鈍い、音がした。
シャディク回避:dice1d100=73 (73) (14)
回避失敗の場合ダメージ:dice2d6=1 4 (5)
- 149二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 21:43:35
シャディクHP:14→9
スレッタ「あ、あれ……?お、おもったより削れない、です……?」
シャディク「神に感謝!!!!」
エラン「ちぇ。面白くないの~」
スレッタ「いえ、まだ追いかけますよ。地の果てまで!」
シャディク「そんな明るく宣言することではないと思うな~!?」
スレッタ「ちなみに、シャディクさんの現在地は「二階」です。そこから逃げたので今は「一階」にほど近い場所にいますけど……ここから外と地下、どっちに逃げます?」
シャディク「地下は詰まったら終わりだから、外で……dice1d2=2 (2) (1:森の方に逃げる 2:時計塔の方に逃げる)」
「ッあ゛、ああああ゛……!?」
その爪先が、シャディクの肩口を、抉り取る。
しかし、この程度の痛みは、恐怖によって麻痺した痛覚と、そもそもがスラム育ちで暴力には慣れっこなシャディクにとっては、些細な問題にしかならなかった。すぐさま体勢を整え、また、走り出す。にげる。にげる。にげなきゃ。
頭がじんじんと霞む。
涙が浮いてきた。
走り続ければ、きっと助かる。そんな保証はどこにもないのに、今のシャディクは、とにかく走り続けることしかできなかった。
『シャディク』
逃走 CON対抗:dice1d100=26 (26) (70) 猟犬CON対抗:dice1d100=60 (60) (55)
『エラン』
逃走 CON対抗:dice1d100=2 (2) (60) 猟犬CON対抗:dice1d100=89 (89) (55)
『ティンダロスの猟犬』
追いつけている場合dice1d2=1 (1)
1:前脚攻撃:dice1d100=16 (16) (90)
2:舌攻撃:dice1d100=23 (23) (90)
- 150二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 22:13:09
エランは本当に何なの?芸人でもその身に宿してるの??
- 151二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 22:14:56
2値化ダイス草
- 152二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 22:18:15
間違えてコイントスしてない?
- 153二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 22:24:36
スレッタ「こまるほんとうに困る」
エラン「chu!クリファンしか出せなくてごめん」
シャディク「ハア、ハア、逃げ切った……!?」
エラン「KP困らせてごめん」
スレッタ「この感情が……怒りですか」
エランはさっと身をひるがえして逃げ切る。それから、「なんだったんだ……」と小さく呟いた。
……とにかく、石膏を剥がしにいかないと。
エランは息を整え、礼拝堂に向かって歩き出した。
シャディクは肩で息をしながら走る。降りしきる大雨が、シャディクにわずかばかり付着した膿を、洗い流していく。走る。走る。走る。こんなにはちきれんばかりに心臓が痛くて、走るたびにじんじんと傷口が痛むのに、からだの奥は、奇妙なまでに冷え切っていた。走る。走る。走って、走って、走って__
不意に、猟犬の唸り声が止む。
シャディクは目を見開く。そうして顔を上げると、……視線の先にいたのは、ミオリネと、エリクトだ。ミオリネは猟犬の姿を目視し、そうしてシャディクの肩に大きな傷跡があることを確認すると、顔を真っ青にさせてシャディクの方を見つめる。エリクトは無表情に、「この屋敷には角がないらしいですけど。一体どこから湧いてきたんです?」と、言って。チャキリ、と淡く輝く刀身を持った武器を取り出した。それは長い片刃の剣だ。ただし刃は薄く、重量で叩き斬る武器というよりは、うすく、うすく。斬り落とすための武器に見える。もしここがアスティカシア王国でなかったとすれば、人はそれを、『太刀』と呼んだだろう。
薄暗く煙る世界で、唯一輝く星のようにも見える。
そして、ほんの、一瞬のあと。
__閃光。
空間を、空気を。エリクトの刃が、斬り裂いた。
エリクト近接戦闘(刀剣):dice1d100=49 (49) (90)
ミオリネSANc:dice1d100=18 (18) (70) dice1d3=2 (2) /dice1d20=7 (7)
- 154二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 23:38:23
エリクトが強すぎて敵になって欲しくない!!!
そしてペトラ怖い!!!
そして何よりミオリネのSAN値が高くてびっくりした! - 155二次元好きの匿名さん23/05/18(木) 08:12:22
ふいー、と。エリクトは息を吐く。
やがて、猟犬は青い膿と腐臭だけ残して消える。
シャディクはその瞬間、全身から力が抜けて、どさりと倒れた。ミオリネが咄嗟に、「シャディク!」と叫んで駆け寄った。泥濘んだ傷跡はあまりに痛々しく、ミオリネは泣きそうな顔で縋り付く。
「大丈夫?大丈夫、死なない?シャディク……」
「し、……死なないよ。グエルは……」
まだ錯乱しているのか、シャディクの視線がぐるぐる泳いでいる。まだ、……まだ、見られている。狙われている。そんな錯覚に陥る。エリクトはシャディクに近づいて、その服を捲りあげ__巨大な山羊の痣を見ると、「なるほど」と低く呟いた。
「これは早急に何とかした方がいいね。このままだと君、死ぬよ」
「死ぬの!?」
「やだ死なないで!!」
「このままだと、だ。落ち着いて。きちんと腹の子を殺す薬さえ飲めば……ああでも、ないんだっけ、この国だと……?」
エリクトは悩むように言う。シャディクはゆっくりと息をついて、立ち上がった。「ラウダにレシピを貰わないと」とつぶやき、半ば導かれるように走り出す。ミオリネは「待って!」と手を伸ばすが、届かない。それから呆然と、エリクトの方を、見つめる。
「……あんた、何者なの……?」
「人を化け物扱いしないでよ。そうだね、ひとつ言うならば」
エリクトは立ち上がると、ミオリネを見下ろし、その手を取って、薄く、微笑んだ。
「君たちを守る『騎士』、かな?」
NPC2『騎士?』
エリクトはティンダロスの猟犬に対抗する手段を持っている。
【ミオリネ シャディク 三日目 朝 終了】
シャディク:dice1d3=3 (3) (1:ラウダと交渉しに行く 2:グエルの様子を見に行く 3:dice1d4=2 (2) dice1d6=5 (5) の探索)
ミオリネ:dice1d3=2 (2) (1:時計塔に戻る 2:ペトラに問い詰めに行く 3:エリクトに話を聞く)
- 156二次元好きの匿名さん23/05/18(木) 11:44:29
「……」
グエルはベッドに横たわったまま、ラウダの方にちらりと視線を向ける。
ラウダは青い鳥の指示に従って、未だに何やら薬を作っているようだ。何の薬を作っているのか、魔法が使えないグエルにはわからない。ただ、なんとなく。……何か、漠然と嫌な予感がする。
家ぐるみで仲良しで、小さい頃から弟のように面倒を見てきて。確かに最近は付き合いが薄れていたけれど、それでもシャディクと同じくらい、信頼できる相手のはずだ。それなのにどうしてこんな?
ラウダが振り返り、どこかうっとりと、恍惚としたように、微笑む。
「まだ風邪が完治したわけじゃない。眠っているといいよ。起きるころにはすべて終わっているから」
HO2『狩人?』NPC2『騎士?』
追加情報:ラウダとエリクトは敵対する可能性が高い。
グエル「さて。他の奴らの処理が面倒くさい感じになってるから先にお前の処理だけすませておく」
ラウダ「わかった」
グエル「にしても他のやつらが地獄みたいになってる中お前だけなんか青い小鳥と一緒に鼻歌詠いながら薬作ってるの普通にむかつくな。お前だけデ〇ズニーの世界にいるのか?」
ラウダ「えへ えへ えへへ……そうはいっても、兄さんもこっち側じゃないか」
グエル「シャディク助けにこいシャディク!俺友好NPCだから基本的にPCに逆らえないんだよ!!早急に合流しろシャディク!!!!」
ラウダ「とりあえず誰か来るまで解放する気はないよにーぃさん♡交渉カードにするもよし、情報収集するもよし、一緒に遊ぶもよし、最高だね」
グエル「あっあぅあ……、……あ、そうだ。全体公開されてるお前のHO役職、変更しておいた」
ラウダ「……?うん、わかったよ。僕、別に彼女に何もしてないんだけど……なんで敵対するんだろう……?」
ラウダCON判定:dice1d100=19 (19) (40)
つくる薬:dice2d2=2 2 (4)
1:堕胎薬 2:四号の治療薬
- 157二次元好きの匿名さん23/05/18(木) 12:40:35
『慣れてきたね』
「えへ」
『…… あまり 徒に 使うのは やめた方が いい まだ 未完成だから どんな挙動をするか 分からない』
ラウダは立ち上がる。これだけあれば、そろそろ打ち止めにしてもいいだろう。立ち上がり、くるりと振り返った。
「少し出る。兄さんは寝てて」
「……いいのか?」
「僕はソファで寝るからいいよ」
「そういう問題じゃない!……それに、シャディクは大丈夫なのか?シャディクは……」
顔を真っ青にさせたグエルを見て、ラウダはうんと伸びをした。上背があるせいか、指先が天井にぶつかる。それでも少しも、気にしなかった。
「シャディクならきっと大丈夫。心配なら、代わりに見てきてあげるから、安心して」
「……」
「行ってきます」
ラウダは部屋を出る。
万が一また襲われてしまわないように、扉に は鍵をかけておいた。
グエル「お前堕胎薬作れよ。そんなに治療薬作って何に使うんだよ」
ラウダ「シャディクは堕胎薬を求めてるんだよね?だったら簡単に作ってぽんと渡す訳にはいかないなあ……」
グエル「お前お前お前~!!……ハア。で、例の話だが、……に盛るなら、……もセットでやってくれ。この二人は性を変えるなら……じゃないと困るから。あ、残った一個は好きに使ってくれて構わないぞ」
ラウダ「なんで?やっぱり……だから、……じゃないと困るの?」
グエル「まあそんな感じだと思ってくれて構わない。ちなみにだが、このことをグエルに説明するか?するなら次のターンにやってもらうことになるが」
ラウダ「うーん……dice1d2=1 (1) (1:説明する 2:説明しない)。まあ止められても強行するつもりだし」
グエル「シャディク助けに来てくれシャディク!!ごめんシャディク助けに行かせてくれシャディク!!!!」
確定変更を使うのはdice1d3=2 (2)
1:????を?→?にする(HONPC番号が若い方)
2:????を?→?にする(HONPC番号が大きい方)
3:誰に盛るか自由に決められる枠
【ラウダ 三日目 昼 終了】
dice1d2=2 (2)
1:ラウダ「このまま厨房に向かう」
2:ラウダ「シャディクと交渉しに行こうかな」
- 158二次元好きの匿名さん23/05/18(木) 15:27:33
ラウダー!?!?!?
ミオリネ→シャディクにBSSで傷心してるとこに怪しいエリクトが登場するしシャディクが怪我する
エラン→ペトラに襲われ(恐らく呪文)、それを凌いだらダロスティンティンに襲われる
シャディク→寝るとよく分からんものに襲われて孕まされるし、ダロスティンティンに襲われて怪我するしSAN値がマッハ
ラウダ→4号の力を借りて多分個人目標に必要な薬を量産し、グエルも囲い込み、シャディクと交渉しようとしている
ラウダだけ順調にPvPの準備してて草なんだなあ - 159二次元好きの匿名さん23/05/18(木) 16:36:47
不覚にもダロスティンティンに笑ってしまった
- 160二次元好きの匿名さん23/05/18(木) 17:55:21
ラウンジは、木製の家具ややわらかな間接照明があちこちに置かれていて、なんだか異国にでも迷い込んだような空気に包まれている。どことなく埃っぽく感じるのは、長らく使われていないからなのだろうか。
ぱっと目に付くものとしては、ローテーブル、戸棚、本棚だ。戸棚にはいくつかの酒瓶が、本棚には娯楽小説が詰め込まれている。ざっと表題を確認してみれば、『探偵Lの献身』や『神アイドル殺人事件~犯人たちの事件簿 L編~』など、有名どころが多く詰め込まれている。
「L、流行っているのかな……?」
イニシャルのせいか脳裏に今しがた調剤をしている男の顔が頭に浮かんでくる気がするが、たぶん気のせいである。
シャディクはこほんと咳払いをして、ぐるりと周囲を見回す。手ぶらで行っても、また突き返されるだけだ。……なにか、ラウダと交渉するために使えそうなものがあるかもしれない。ラウダは酒は飲むだろうか。あるいは小説は好むだろうか、あるいは__
「……考えても仕方ない、か」
そう言って、シャディクはゆっくりと息をついた。撫でた胎で何かが脈動している気がして、吐き気がした。
スレッタ「直で行けばよかったのにとは思いますが」
シャディク「グエルもレシピも向こうにある以上、今行ってもラウダに有利な条件で進められるに違いない。ここで何か見つけられないかな」
スレッタ「なるほど……?ちなみにグエルさんはたすけてくれ~って言ってましたよ。ウケますね」
シャディク「うわああああああ待っててねグエル!!」
スレッタ「探索可能場所は『1:ローテーブル』『2:戸棚』『3:本棚』ですよ。全部目星です。どうぞ~!」
シャディク目星dice1d3=3 (3) :dice2d100=32 87 (119) (70)
シャディク目星dice1d3=2 (2) :dice2d100=51 93 (144) (70)
- 161二次元好きの匿名さん23/05/18(木) 17:56:18
- 162二次元好きの匿名さん23/05/18(木) 18:08:35
よかったなシャディク!
- 163二次元好きの匿名さん23/05/18(木) 18:34:11
シャディク、今のところ1番分かりやすく己の身に危険迫ってるからな
情報逃さなかったのは幸先いいぞ - 164二次元好きの匿名さん23/05/18(木) 21:34:48
戸棚に入っているのは、巷でも有名なリリス印の赤ワインだ。ワインセラーがあるのに、わざわざこちらにも置いてあるということは、ここを使う人間はかなりのワイン好きなのだろうか? しかし、思い出してみると、ここに来てからの食事でワインが出たことはなかった、ような気がする。特にセセリアは、一度もアルコールに手をつけていない。
なんだか不思議に思いながら、シャディクはワインを手に取った。これをもっていけば、ラウダとの交渉を多少有利に進められる。……かもしれない。
本棚に入っているのは、やはり娯楽小説が中心だ。『星の魔女SEED(全四巻)』、『夜明けの刻』、『祝愛』、『ホテル・アスティカシアの事件簿』、『紅月』などなど。シャディクはあまり恋愛小説には造詣が深くないが、『祝愛』と『紅月』は同じ作者が描いたものらしい。そう思ってあちこち眺めている、と。ふと、明らかに異質を放つ本があった。
『バフォメットという悪魔』
バフォメットとは、空想上の『異教の神』である。黒ミサを司り、その姿は両性具有で黒山羊の頭を持っているとされる。その起源こそ判明していないが、十一世紀から十二世紀のラテン語書簡には既に現れている。「サバトの牡山羊」レオナールと混同されることも多く、その場合ただサバトを淫行の舞台として利用する矮小化された存在とえがかれることも多い。また、タロットの15番「悪魔」はバフォメットが描かれているとされる。
「……バフォメット……?」
聞いたことのない名だ。
アスティカシア王国には教会での信仰以外の宗教は存在しない。そのためもちろん、『異教』なるものも、存在しない。グエルに聞けば、何かわかるだろうか。そう思って、顔を上げると。
「みつけた」
ふと、声がかかった。
振り返ると、そこには。優し気に微笑む、ラウダ・ニールが立っている。
「探したんだよ。シャディク・ゼネリ」
その手には、小さな薬瓶が握られていた。
【シャディク 三日目 昼 終了】
dice1d2=2 (2)
1:シャディク「……ここで話す」
2:ラウダ「僕の部屋まで来てよ」
???:dice1d100=88 (88) (??)
???:dice1d100=27 (27) (??)
- 165二次元好きの匿名さん23/05/18(木) 21:49:25
エランは礼拝堂の石膏を、ナイフで剥がす。そこで、ふと、気づく。よくよく確認しなければわからないが、なんだか石膏にしては、やけに、強度が低い。少し強めに叩いたらすぐにひびが入ったし、取り壊すことも容易だった。ややあって、扉が、開く。
「エラン先輩、先に入ってください」
「ん、はあい」
エランはそう言って、先んじて部屋に入る。
中はかなり、とっ散らかっている印象を受ける。元は教会でもよくなされている蛇神信仰がなされていたのだろうが、元あった蛇の像は完全に打ち砕かれて、代わりに見たことのない材質で、歪な山羊の像が建てられている。
「すごいねえ」
「ですね」
部屋中にあれこれ散らかっているせいで、足の踏み場もない。エランはのんびりと部屋の中を見回す。ペトラはそんな姿を見て、「確認しましょう」と微笑みかけた。
「あなたの目的を教えてくれますか、エラン先輩」
エランは微笑む。
瞳が、柔和に輝いた。
「君たちの役に立つこと」
ペトラ__ペトラの姿をした『ソレ』は、目を見開いて、手を叩いて笑う。それからエランの手を取り、きらきらとした顔で笑いかけ、身を寄せた。ああ、あああ、ああ。長かった。
「ようこそ、エラン。歓迎する」
抱き合った身体が、やけにひやりと冷たかった。
HO1『村人→???』
追加情報:エランはペトラ?に支配された。
ペトラ?呪文使用:【支配】
エランPOW対抗:dice1d100=88 (70)
ペトラ?POW対抗:dice1d100=27 (60)
- 166二次元好きの匿名さん23/05/18(木) 21:53:50
ラウダに探されるの結構こわいよな…(蘇る過去の記憶)
- 167二次元好きの匿名さん23/05/18(木) 22:07:11
「ハアッ、ハア、ハア……!」
ミオリネは屋敷中駆けまわって、ようやくペトラの姿を見つける。そうして、彼女が。エランと抱き合っているのを見て、目を見開いた。
「は。あんた、何して……!?」
「ああ、見つかっちゃった?」
ペトラらしき存在は、くすくす笑ってエランを解放する。それから大きく目を見開いて、頭の後ろで手を組み、およそ今までの「ペトラ」には見えない表情で笑う。
「何しに来たの、ミオリネ。逢引を咎めるなんて、ロマンがない」
「……ラウダに情報を共有してもらってから、ずっと、気になっていたの。フェルシーは間違いなくΩなのに、あんたはαじゃない。そして時計塔には、『ペトラ・イッタ』がいた」
「わあ。私の偽物がいたってワケ?」
「とぼけるのも大概にして。偽物はあんたでしょ」
『ペトラ』は微笑む。
その視線は、ミオリネに向いていない。その後ろにいる__エリクト・サマヤに向けられている、と。ミオリネには、すぐに理解できるだろう。ミオリネは咄嗟に、エリクトの方に視線を向ける。エリクトは、すとんと表情の抜け落ちたような顔で、じっと『ペトラ』を見つめていた。
「彼等を巻き込まないでください」
「あんたがそれを言うの?」
「そんなんじゃありません」
ただ。
続く言葉を、エリクトは言わなかった。ただ、すっと。太刀を取り出し、峰を向けた。
「__命を奪うつもりはないよ。君たちと違って」
スレッタ「はい、エランさんは以降こっちのHO見てくださいね」
ミオリネ「流れるようにPvPに入った。こころおきなくやれる」
エラン「ねえ僕 ねえ ねえ!?」
『エリクト』
対象:ペトラ? 戦闘マヌーバ:ノックアウト打撃(判定は近接戦闘(刀剣):dice1d100=53 (53) (90))
『エラン』
対象:dice1d2=2 (2) 攻撃方法:ナイフdice1d100=100 (100) (70)
『ペトラ』
対象:dice1d2=2 (2) 戦闘マヌーバ:ノックアウト打撃(判定は近接戦闘(格闘):dice1d100=66 (66) (50))
『ミオリネ』
対象:dice1d2=1 (1) 戦闘マヌーバ:ノックアウト打撃(判定は近接戦闘(格闘):dice1d100=48 (48) (25))
- 168二次元好きの匿名さん23/05/18(木) 22:09:30
エランおまえホントすごいよ
- 169二次元好きの匿名さん23/05/18(木) 22:10:03
あのさエランの出目さあ…
- 170二次元好きの匿名さん23/05/18(木) 22:18:54
エラン「?????????????????」
ミオリネ「あんたほんとにクリファンしか出ないの???????」
スレッタ「ほんとに処理考えるの大変なんですよ?自重してくれません?」
エラン「自嘲したいのは僕だよおおおおお!!!!!!」
「くっ、……なんでうちを狙ってくる、の!」
「手荒な真似はしません、一瞬、ねむってて、ください!」
エリクトはペトラの首を狙って、太刀を振り下ろす。いくら刃を向けていないとはいえ、あたればしばらく目を覚まさないことは間違いない。それでも、……それでも。ペトラは回避するでもなく、むしろこちらに向かってくるように応戦する。
ミオリネは立ち尽くす。
いま、自分が戦場に立っていると自覚する。
ペトラの拳がエリクトの腹に向かう。と、同時に、エリクトの太刀が、風を切って唸るような音をあげて、振り下ろされた。
「ひゃん」
一方その頃エランは、見事にすっころんだ挙句ナイフが自分の手にぶっ刺さるとかいうピタゴラスイッチもびっくりな珍事が起きてこしていた。
「……なにしてんのエラン」
「びええええええん」
「泣くな」
ミオリネはちょっとこう、温度差で頭が痛くなってきた。
ペトラ応戦:dice1d100=81 (81) (25)
応戦成功の場合エリクトダメージ:dice1d3=3 (3)
エランダメージ:dice1d3=1 (1) +次のターンはナイフが使えない
ミオリネはdice1d3=2 (2) (1:戦闘中でもエランを治療する 2:戦闘が終わっていたらエランを治療する 3:怪しいのでエランを拘束する)
- 171二次元好きの匿名さん23/05/18(木) 22:29:53
ペトラの身体が、ゆっくりと頽れる。
エリクトは一瞬、息を吸って、吐く。そうして、ニッコリと笑顔を浮かべた。
「とりあえず、僕はコレを拘束するから。ミオリネはそっちの子の治療をお願い」
「いいの?転んでたけど、なんか明らかにあんたを狙ってたわよ。転んでたけど」
「僕はあくまで、君たちに危害を加えたいわけじゃないからね」
「……あんたって何者なの?」
「さあ」
エリクトは手際よくペトラ?を捕縛する。ミオリネも、服の裾を千切って簡易な包帯を作ると、未だに子供みたいに泣いているエランの右の手のひらを取った。
「痛かったわね。もう大丈夫だから」
「うっ、う、う、みおりね……?」
「はい。いたいのいたいの、とんでけ~」
「……みおりね……」
涙でぐちゃぐちゃに歪んだ緑色が、さらに決壊して、どろどろとろけていく。ミオリネの手に自分の額をぐしゃぐしゃこすりつけて、顔を伏せた。
「また、助けられちゃった。ミオリネ」
「私、あんたに何かした?」
「忘れててもいいんだ。僕だけ覚えていればいいんだ。君にとって、僕はただの患者の一人で、いいんだ……」
エランの表情は伺えない。
ただ、その声は、酷く震えていた。
スレッタ「戦闘終了です!」
ミオリネ「エリクトがチート過ぎる」
エラン「ほんとうにつよい。つよいよエリクト。頼むからその運を分けてほしい」
スレッタ「はい、ミオリネさんは応急手当と~……ついでに魅惑も振ってくれますか?成功したらとりあえず『支配』の効果が薄れたということで、このターンは探索に参加してもいいとしますよ」
ミオリネ「ねえなんであんたへんなのに目つけられてんの?」
エラン「知らないよ。知らないんだって……」
ミオリネ応急手当:dice1d100=58 (58) (70)
ミオリネ魅了:dice1d100=36 (36) (70)
- 172二次元好きの匿名さん23/05/18(木) 22:41:06
さすミオ
- 173二次元好きの匿名さん23/05/18(木) 22:41:41
エランは狂人かな…
白人外だし吊ってもいいか(白目 - 174二次元好きの匿名さん23/05/18(木) 22:42:32
スレッタ「うーん、ギリギリレギュラー成功ですか……」
ミオリネ「なによその顔。成功してるんだからいいでしょ」
スレッタ「はい!じゃあ、エランさんはここまで明かしてくださいね!」
エラン「……わかった。ああもう、僕のHO、どうなってんの……!?」
手当がすんだあと、ミオリネは改めて部屋を見回す。
……まず、目につくのは、奇妙な山羊めいた生物の像だ。横に蛇神の像が打ち壊されていることも、本能的な忌避感を覚えさせる。悪魔__ふと、そんな言葉がミオリネの脳裏をよぎるだろう。
あと気になるものとしては、部屋中に散らばる大量の紙と、部屋の奥にある教壇、だろうか。
時間は有限だ。探索する場所は絞らないと__そう、考えていると、エランはちょいちょいとミオリネの服の裾を引く。ミオリネが振り返ると、エランは少しだけ眉を下げて、きゅっとくちびるを閉じた。
「あのね。……僕、たぶん、ペトラに操られてた」
「それは知ってる」
「次、……を、……してって、言われて。止められる自信がない。だってそれは、僕に……」
「何の話?」
「……」
「エラン」
エランは黙りこくる。
それから弾けるように明るい笑みを浮かべて、「部屋の探索しよっか!」と言った。
「ここは石膏でかためられてた。何か重要な書類があるかも」
「エラン、ねえ、何を__」
「ミオリネ」
次も僕のこと、たすけてくれる?
どこか、寂しそうに聞こえる声色だった。
1:教壇 2:大量の紙 3:山羊の像
エラン1dice1d3=2 (2) :dice1d100=25 (25) (70)
エラン2dice1d3=2 (2) :dice1d100=77 (77) (70)
ミオリネ1dice1d3=1 (1) :dice1d100=30 (30) (70)
ミオリネ2dice1d3=1 (1) :dice1d100=37 (37) (70)
ミオリネSANc:dice1d100=70 (70) (77)1/dice1d3=3 (3)
- 175二次元好きの匿名さん23/05/18(木) 22:52:11
ミオリネSAN値:77→76
エラン「………………」
ミオリネ「一個は成功してるじゃない。よかったわね」
スレッタ「ミオリネさんが二個成功しているので全部探索できたということにしてもいいですよ」
エラン「もっとかっこいいとこみせたかったなあ」
ミオリネ「そういう星の元に生まれついてるのよ。諦めなさい」
スレッタ「寵愛を継ぐもの」
石像は、よく見るとどうやらかなり最近、あわてて作られたものらしい。おそらく何かの型に、石膏のようなものを塗り付けて作ったのではないか。しかしそんなことがあり得るのか? 多くの石像は大理石から掘り出すものであるし、銅像であっても粘土などで作った型に流し込んで作られるものだし。そもそも、どちらにしても、期間が明らかに足りていない。ミオリネは目を細め、ふっと教壇の方に目を向ける。
エランは大量の紙をひっくり返して、あれこれ、探してみる。多くは走り書きのメモだが、その中でふと、気になるものがあった。
『メモ』
Mod-1→最初期に潜入。エラン・ケレス、ラウダ・ニール両名に接触する。その後は屋敷で潜伏し、緊急時はMod-2と交代すること
Mod-2→作戦開始一日前に屋敷内部の人間と入れ替わり、攪乱すること
Mod-3→基本的に屋敷で潜伏し、他の構成員に指示を出すこと。他の構成員が作戦続行不可能になった場合のみ交代すること
※あくまでもターゲット抹消の完遂は「連続殺人事件の一つ」として矮小化する
「……うわあ」
エランは苦笑いをして、「僕、怪しまれちゃうかなあ……」と低く呟いた。しかし迷うことなく、そのメモを握りしめて、丁寧に丁寧に皺を伸ばし、ミオリネの方に歩きだした。
「ねえ、ミオリネ、こんなものが__」
ミオリネは、何かをじっと、見つめている。
それは、本だ。クォート版の本に、鉄の留め具がついた革製の装丁がなされており、古ぼけた印象こそ受けるが、紙自体はどうやらかなり新しいものである。「元あるもの」を可能な限りもとに近い形で再現したものだ、となんとなく思うだろう。タイトルには、こうあった。
『無名祭祀書』 - 176二次元好きの匿名さん23/05/18(木) 22:59:56
エランは本を覗き込む。ミオリネは、そのページを見て、唖然とくちびるを半開きにさせていた。そこには、……そこには、確かに、ミオリネたちでも読むことのできる文字が、書かれている。しかしその内容を、『真実』を理解することを、脳が拒否した。冒涜的な情報の羅列に、混乱する。はっと、息を吸って、のんで、吐く。
この神は、豊穣の女神・母神という側面を持ち、時を司る神の妻であるとも語られる。その性質上、所謂自然崇拝や黒魔術と関わりが深い。深い森の奥で、異星種族とそれに仕える人間によって行われるこの儀式は、西洋において悪魔崇拝とみなされた魔女の集会、いわゆるサバトの姿とそのまま重なる。黒い仔山羊と呼ばれる落とし子(樹木状で、山羊のような蹄をもつ生物)は、資料によっては信奉者にとって貴重な蛋白源とったことが崇拝の源になったとも記述される。容姿そのものは、多くの場合は粟立ち爛れた雲とのたうつ触手、黒い蹄を持つ短い脚、粘液を垂らす巨大な口の姿とされる。チョーチョー人の他、ドリームランドのドール、ミ=ゴなどにも信仰されているのは、かの神のもたらす恩恵に所以しているのかもしれない。すなわち、繁殖を促進する力である。また、諸説あるが、猟犬たちは彼女の子であるため、その落とし子を胎に宿したものを見ると、「歪んだ時」に触れた人間も無視して、そちらを優先して襲う個体も存在するという。もちろん猟犬たちは基本的にはこの性質をもたないことに留意すること。
四大属性においては「地」にあたり、しばしば「千匹の仔を孕みし森の黒山羊」とも呼ばれるこの神の名は__
シュブ=ニグラス。
ミオリネ「なんでここにあるの!?!?!?!?!?」
エラン「????????????????」
スレッタ「えへ えへ えへへ……ちなみに特段呪文がもらえるとかはありませんよ。ただの罠枠です」
ミオリネ「犯人が最低三人いると確定したこととか!犯人がエランとラウダを狙って接触してるらしいこととか!なんか『ターゲット』がいるらしいこととか!!いろいろつっこみたいのに全部頭から吹っ飛んだじゃないばかあああああ!!!!」
エラン「これはひどい」
エランSANc:dice1d100=88 (88) (69) dice1d8=7 (7) /dice2d8=3 8 (11)
ミオリネSANc:dice1d100=15 (15) (76) dice1d8=8 (8) /dice2d8=1 4 (5)
- 177二次元好きの匿名さん23/05/18(木) 23:03:50
ミオリネ「ハッ……ハッ ハッ」
エラン「ヒイーーーッ ヒ」
スレッタ「うーん、元のSAN値が高すぎてどっちも不定になってないですねえ……」
ミオリネ「あ あ あああ……」
エラン「お゛……」
スレッタ「まあ二人ともそれ見こしてアイデア低くしてきたんでしょ?なんとかなりますよっ!」
エランSAN値:69→58
エランアイデア:dice1d100=35 (35) (50)
成功の場合エラン一時的狂気:dice1d10=2 (2)
ミオリネSAN値:76→68
ミオリネアイデア:dice1d100=80 (80) (50)
成功の場合ミオリネ一時的狂気:dice1d10=3 (3)
※七版のサマリ/リアルタイムルールを参照し、ここで二人とも発狂した場合はそのまま一時的狂気の数値の不定の狂気になるとします。
- 178二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 01:11:54
エランあかーーーん!!!!
そしてさすミオ!!!!!!
おまんが主人公!!!!!! - 179二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 06:57:13
「あ、」
エランは目を背ける。現実から。
エランは排する。意地を意志を。
エランは拒絶する。一切合切を。
「うあああああああ゛ッ!!」
エラン逃走する。その場から、エランにとっての常識を崩落させうる現実から。残されたミオリネは呆然として、未だにペトラの方を確認しているらしいエリクトに視線をやった。
「……エリクト」
「どうする、ミオリネ?」
ミオリネは、立ち尽くす。わからない、……もう、どうすればいいのか、わからなかった。ミオリネは蹲り、「逃げないでよ、エラン……」と小さく呟いた。
「あんたまで、逃げないでほしかった」
ミオリネだって。身を抱えねばならないほどの恐怖に、さらされているのに?……エリクトが近づいてきて、不器用に、ミオリネの頭を撫でた。ミオリネはエリクトの手を取って、すこしだけ、身を震わせた。
【エラン ミオリネ 三日目 昼 終了】
dice1d2=1 (1)
1:エラン「dice1d4=4 (4) dice1d6=6 (6) に向かうよ」
2:エラン「他に石膏で閉じられてる部屋がないか探す」
dice1d3=1 (1)
1:ミオリネ「時計塔のペトラのところに戻る」
2:ミオリネ「このペトラから情報収集したい」
3:ミオリネ「エランを追いかけて精神分析する」
「……は?」
ラウダの告げた交換条件に、シャディクは一瞬、唖然として低い声をあげる。ラウダは微笑んだまま、瓶を懐にしまう。そうして、シャディクの手を取った。
「僕はなにか、変なことを言ったかな?」
「そんな、……俺は!」
「別にいいよ。あなたが条件を呑んでくれないならば、レシピは教えないし、兄さんも引き渡さない。ああ!そうだ、『それ』を飲み水に混ぜるのも、こっちを飲ませて手を握ってあげるのもいいかもね……?」
シャディクはごくりと息を飲む。
ラウダは鍵を開けて、「ただいま」と言って、笑った。それからシャディクを中にいれると、テーブルにつき、足を組む。
「じゃあ、『取引』を始めよう」
ラウダヒート判定:dice1d100=74 (74) (10)
ヒート処理:dice1d10=9 (9)
- 180二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 07:37:40
ずっとうとうと微睡んでいたグエルは、部屋の中で誰かが言い争っている気配を感じて、目を覚ます。自分の現在地や状況のことを思い出して、ゆっくりと上体を持ち上げ、そちらを見やった。そうして、
「ふざけるな!」
「僕は真面目に言っているよ。やろうと思えばあなたたちに黙って食事に薬を混ぜることも出来たんだ」
ラウダの胸倉を掴むシャディクを見て、ぎょっと目を剥いた。
咄嗟に間に割って入り、シャディクを庇うように立つ。そうして困惑したまま、「何をしている」と低く唸れば、ラウダはにこりと蕩けるほどに微笑んだ。
「兄さん。兄さんも了承してくれるね?」
「グエル、今すぐコイツから離れて逃げろ!ここはっ、俺が食い止める!!」
「本当にどういう状況だ!?」
ラウダがグエルを抱えあげると、再びベッドに連行し、シャディクと向き直った。スペースグエルを置いて、ラウダは椅子に座り、指先を組み、肘を机につく。そうして、ふたつの瓶を前に、ニッコリと笑みを浮かべた。
「選ぶのはあなただよ、シャディク・ゼネリ」
「……酷い選択肢だ」
「これでも譲歩しているつもりなのだけれど」
ふたつの、瓶。
片方には『治療薬』。そしてもう片方には、『毒薬』と書かれたラベルが貼られていた。
シャディク「一応ここPC唯一のαとPCΩがいっしょっていう色んな意味でドキドキ展開のはずなのになんだろうね。一切色気らしきものがないや」
ラウダ「まあ状況が状況だからね 仕方ないね」
シャディク「まあ俺はプライズを手に入れるけど」
ラウダ「渡さないよ。コレは今こっちのものだ」
グエル「俺の事プライズ扱いするな」
ラウダ「ちなみに毒薬はふつうにPOT200との対抗ロールで敗北したら死ぬよ。だよね、兄さん?」
グエル「ああ。これはKPからの警告だが、飲むとロストするのでおすすめしない」
dice1d3=3 (3)
1:シャディク「は……話し合おう!」シャディク言いくるめハード:dice1d100=66 (66) (35) ラウダ言いくるめ対抗:dice1d100=54 (54) (70)
2:シャディク「とりあえずグエルをこちらの味方に付けられない!?」シャディク言いくるめ:dice1d100=27 (27) (70)
3:シャディク「色ボケだ。とりあえず色ボケて時間を稼ぐ」ラウダ色ボケ対抗ロール:dice1d100=58 (58) シャディク色ボケ対抗ロール:dice1d100=86 (86)
- 181二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 08:07:11
女神ーー!!!頭抱えてるシャディク見て絶対愉悦してるでしょ...
シャディク頑張れ...自分の身もプライズも、守れるのもお前だけだ!!!
シノビガミだと戦闘勝利しないとプライズは移動しないけどクトゥルフなら説得でワンチャン...!
シリアスシーンだが色ボケしろとここまで願ったことがあっただろうか...
あったわ...(過去スレを思い出す) - 182二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 13:31:13
シャディク「あっ……あっ……あっ……」
ラウダ「よわきもの」
グエル「気合い出せ」
シャディク「これオメガバースシナリオだよ?でラウダがαで俺がΩだよ?俺が勝ってもいいと思うんだけどなあ」
ラウダ「ダイスの結果は絶対だ。そうだよねにぃさん、最初のセッションの時にも言っただろ?」
グエル「なんでこんなにいい笑顔なのに素直に喜べないんだろうな。欲を言えば今すぐにでも逃げたい」
「どうして……」
シャディクの全身から力が抜ける。頽れる。ラウダはそれを無感動に見下ろして、机の上の治療薬と毒薬を、両手に持って、そっと。差し出す。
「簡単な二者択一だよ。どうして選べないの? 僕に従ってくれれば、堕胎薬のレシピを手に入れることができるのに」
「もう一度聞く。これはどういう状況だ」
「グエル」
シャディクは泣きそうな顔で、グエルを見上げる。グエルは無言でシャディクの髪をくしゃくしゃと撫でた。ラウダは微笑んだまま、それを、じっと、見つめる。嗚呼、ああ、あああ。なんて、なんて美しい光景なんだろう。反吐が出そうだ。
グエルの目線が、ラウダに向く。その瞳に険が乗っていることを、ラウダはすぐに悟るだろう。
「……ラウダ。いくらお前でも、俺の婚約者を泣かせるなんて、許さない」
「そうだね。兄さんとシャディクは婚約者だ。……でも、それだと、とっても、都合が悪いんだよね」
「何を、するつもりだ」
「グエル・ジェタークは強い。力も、知も。そのうえ教会の騎士団長様だ、その血を継ぐ後継者は是が非でもほしい。だけどもシャディク・ゼネリ、あなたがΩでなくなったら、子を成すことはできないね」
ラウダは微笑む。
「飲んでよ。ね?『おねがい』」
dice1d3=2 (2)
1:シャディク「グエル!気を引いて!!」グエル「お、おう……?」グエル精神分析:dice1d100=75 (75) (50) シャディク隠密:dice1d100=39 (39) (70)
2:シャディク「まだだ!まだ言いくるめられる!!」シャディク言いくるめハード:dice1d100=55 (55) (35) ラウダ言いくるめ対抗:dice1d100=32 (32) (70)
3:シャディク「まだ俺は色ボケを諦めていない!!!!」ラウダ色ボケ対抗ロール:dice1d100=43 (43) シャディク色ボケ対抗ロール:dice1d100=29 (29)
- 183二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 13:43:31
シャディク「あっ……あっ……ア……」
ラウダ「選択肢を観測してきたけどどれ引いても失敗だね。これはひどい」
シャディク「KP!プッシュ!プッシュロール!!」
グエル「本来対抗ロールにプッシュはできないんだが……」
ラウダ「許可してあげてよ。ただし失敗したら問答無用で『飲ませる』からね?」
シャディク「怖い怖い怖い怖い怖いよ!!!!」
グエル「……おいシャディク、ラウダがハード成功しているから、目標値的にははハード判定のイクストリーム成功をしなければならないわけで、7になる。一割ないぞ?やめておいた方が良いと思うが……」
シャディク「ようはクリティカル出せばいいんでしょ?やるしかない。やるしかないんだよ俺は!!」
ラウダ「覚悟が決まってる……」
グエル「まあ、今のままでもシャディクがボロ負けしてラウダに言いくるめられるのは間違いないしな。ラウダがいいならプッシュを許可してやる。ついでにRPによって補正をいれよう」
シャディク「神に感謝」
ラウダ「まずは当ててから言おうか」
グエル「戦闘PvPの次は口プロPvPとは恐れ入った」
シャディク「え何向こうPvPしてるの?」
ラウダ「エランとミオリネだっけ。敵対しそうな要素はなかったと思うけど……?」
dice1d3=3 (3)
1:シャディク「……っ、グエルは、俺が守る!」判定補正なし
2:シャディク「今はフェルシーやグエルの殺人未遂事件の解決のため、協力すべきだと思う」判定補正+15
3:シャディク「ねえグエル、こんなこと言うラウダは嫌いだよねえ!?」判定補正+30
シャディク言いくるめハード/イクストリーム:dice1d100=89 (89) (7)
- 184二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 13:48:11
ダイスは非情だった
- 185二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 13:50:35
最大補正のお慈悲出た…が、駄目っ…!!
- 186二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 13:52:53
プッシュ前より悪化してないですか?
- 187二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 14:32:24
補正入れればまあトントンなのだ
でもプッシュ失敗したらどうせファンブルなのだ - 188二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 19:27:23
もうこれどうなっちゃうんですか...
そも、ラウダは何が目的なんだ?
騎士団長の子供が産まれると不利益が生じる陣営???
でも、なんかテケリ・リしたり電撃銃持ってそうなペトラ(仮)には狙われてるんだよな..
対立構造自体はシャディク&ミオリネVSエラン&ラウダで、場外乱闘してるエリクトVS未来人(?)の戦いの余波がPCに降り掛かってる? - 189二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 21:56:23
シャディク「あっ……あっ……あ……」
ラウダ「これ僕が強いのかシャディクが弱いのかわからなくなってきたな」
グエル「公平なキーパリングをしたいのにシャディクに肩入れしたくなるのはなんなんだろうな」
シャディク「これ俺飲むの?」
ラウダ「どっち行く?」
シャディク「毒薬は嫌だ!毒薬は嫌だ」
ラウダ「なら治療薬の方を飲んでよ。ちなみに兄さんを引き渡す気はないから」
シャディク「こいつ~~~~~~」
グエル「……なら、処理はこうすることにしてもいいか?」
「ああ、もう、まどろっこしいな……?」
ラウダは瓶を開けると、水差しの中にどろどろと入れた。とたんに、透明だった水が、微かに青臭さを纏った緑色になる。ラウダは笑みを浮かべて、シャディクにそれを差し出した。
「飲んで。そうすれば、レシピを渡してあげる」
シャディクは目を見開く。得体の知れないものに対する恐怖で、動悸が、する。これを飲んだら、……シャディクは、どうなってしまう? 冷や汗が垂れて、ぽたり。雫が落ちる。ひ、ひ、とおかしな呼吸を繰り返しながら、しかし、意を決してそれを受取ろうとした、ところで。
横から、グエルが先にそれを奪い取る。
シャディクがはっとそちらを見る頃には、グエルは既に、水差しの中身を一息に飲み干してしまっていた。すっかり中身をからにしたあと、ことり、とそれを置いて、口許を拭う。
「これでいいだろう。もう諦めろ、ラウダ・ニール」
「グエル、何して!」
「シャディク。俺なら、大丈夫だ。これでも頑丈なつも__」
り。
告げようとした瞬間、グエルは目を見開いた。
『もう一本』、が。そこにはあった。蛇めいた顔貌に、薄い笑みが浮かぶ。そして、
「ごめんね?まさかこんなにうまく進むなんて」
ラウダの指先が、グエルの皮膚に触れた。
シャディク服用:四号の治療薬
四号の治療薬が効果を発するか:dice1d100=7 (7)
効果を発していない場合さらに追加でもう一本dice1d2=1 (1) (1:飲ませる 2:飲ませない)
- 190二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 22:14:27
瞬間。
切り替わる。
グエルの中にあった『病』が、暴れ出す。生存本能が告げる。告げる。告げる。命令する。吐いて、吸った息が、異常なまでに熱い。今、自分が「どう」なってしまったのか。__きっと、シャディクの近くにいたグエルなら、すぐに理解できるだろう。
と、同時に。シャディクが蹲る。胎の中の子が、殺される。殺される、殺される、と喚く。全身が作り変えられていく。違う、まだだ。まだ、「不完全」だ。それでも、その薬は、青い鳥が、四号が心を砕いて作った薬は、それを怯えさせるのに十分な力を持っていたらしい。胎の中で、暴れる。暴れる。痛い。痛い、気持ち悪い! 胃や食道がからだの裏側から足許まで下がり、そのままあらゆる穢れをこめて再び喉元までせりあがるような不快感。血の気が引く。人が見ている、というただそれだけの矜持で、なんとか嘔吐をこらえるだけに過ぎなかった。
「あは。あはは」
ラウダはシャディクの傍に屈むと、その手にそうっと、利用ノートを握らせた。それから再び鷹揚に一人掛けのソファに座ると、足を組み、二人を見て、笑った。
「なあんだ。こんな方法があったんだ!」
二人より十も下の子どものはずなのに。
今、目の前にいるのは。絶対的な『強者』だった。
グエル「……シャディクは現在暫定『バース性なし』だ。ただし三日分の薬はないから、基本的に完治はしない。三日以内に蛇と接触するとαになる。αと接触するか、左記のことが起きないとΩのままだ」
シャディク「心情的には……というか、αのもたらす恩恵を知っている身としてはすっごいαになりたいんだけど……とりあえずまだ『いる』みたいだし、堕胎薬作らないと」
ラウダ「そういえば、プライズの所在の話だけしておこうよ。一応僕が所有権を主張するけど、シャディクもそうでしょ?」
シャディク「勿論。というか俺の相方だよ」
グエル「だから俺をプライズ扱いするな。……まあ、言いくるめ対抗ロールで勝った方についていくことにする。ちなみに俺も参加するぞ、俺が勝ったら一人部屋だ。相方はダイス目が信用できないし」
シャディク「相方!!!!」
ラウダ言いくるめ:dice1d100=95 (95) (70)
シャディク言いくるめ:dice1d100=18 (18) (70)
グエル精神分析:dice1d100=34 (34) (50)
- 191二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 22:17:26
肝心なところで兄を取り逃がすの実にラウダ
- 192二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 22:20:59
一瞬前までのイキイキ敵対ムーブが嘘のような出目
- 193二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 22:24:50
いつも微妙に黒幕になりきれない男…
- 194二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 22:28:37
ラウダ「?????????????????」
シャディク「勝ったッ!第三部完!!」
グエル「なんていうか、お前はこれを恒例行事にでもするつもりか?」
ラウダ「絶対に許さない。僕もうちょっとあの感じで続けたかったんだけど。どっかのホテルでもなんか途中で方針狂ってたし、どっかのアイドルではそもそも犯人じゃなかったしで、もうちょっとこう、かっこいい黒幕ムーブしたかったんだけど!!」
シャディク「まあラウダとしてはむしろよかったんじゃない?(笑)」
ラウダ「なんだやるのか?」
グエル「それではグエルは吐き気を堪えるシャディクを見て、その背をゆっくりと撫で、立たせる。それからラウダの方を睨みながら、「レシピのことは感謝する」とでも言って部屋をあとにするんじゃないか?いやあ、俺はこんなこと言いたくなかったんだけどな? 兄さん(血縁関係無)に、こんなこと言わせて、酷いなあラウダ(笑)」
ラウダ「僕温室拒否顔とかしておいた方が良い?」
シャディク「温室拒否顔ってなに??俺のこと煽ってる????」
グエル「まあ処理的にはむしろこっちの方がよかったんじゃないか?(笑)」
ラウダ「怒りがとまらない」
シャディク「じゃ、帰ろうかグエル。二人で、ね(笑)」
ラウダ「誰かアックス持ってきて切に」
【ラウダ シャディク 三日目 夕 終了】
シャディク幸運:dice1d100=74 (74) (55)
(成功したらなんかよくわからんけど奇跡的に材料がそろっているため堕胎薬作りができます。シャディク薬学:dice1d100=55 (55) (70))
- 195二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 22:34:51
- 196二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 22:35:22
ラウダ、こういうとこで外すの本当に惜しいなって気持ちとエンターテイナーだなって気持ちとこのままだとどうなってたんだろうって言う深淵を覗く好奇心諸々がせめぎ合って心が8つくらいある...
幸運惜しい!!!!!
でもまあ、利用ノートは手に入ったから堕胎薬、女神が微笑めば作れる...
あと、グエルが頑張れば教会に行ってアルファになれる...?
誰が味方で誰が敵なんだー!!!!!!めっちゃリアタイ出来てんの楽しい - 197二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 22:37:12
わーい次スレ!うめ
- 198二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 22:37:49
うめうめ~
- 199二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 22:40:15
うめ
- 200二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 22:42:27
うめ