【SS・🎲⚓️あり】服部ヒョウ太は水の都に居る⑥【閲覧注意】

[1 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 10:23:25]

身長170cm　道力2441(11ヶ月後には171cm　3870になる)で味覚障害持ちクローン体(自我沈んでるっぽい)に入り込んだ生徒会長異世界奇譚です

[2 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 10:23:49]

前回までのあらすじ

1スレ目
chapter.0　落下
・麦わら一行に倒され意識を失ったと思ったらW7編一年前地点に落下したヒョウ太
・前後の状況の突飛さ、体から消えた傷から夢だと思い込む

chapter.1　生徒会長は水の都の夢を見るか？
・W7散策、色々あって迷子
・懸賞金9833万の船長と7338万の副船長がいる海賊団(計15人)に占拠された店に人質として連れていかれる
・船長を不意打ちで倒しぼっちの店員は逃がしたものの手枷をされた上に足を重点的に狙われボロボロ、だが逆転して副船長含め半数を倒す
・助けとしてパウリー、タイルストン、ルッチが来る　海賊殲滅完了
・自分と同じ顔をしたやつの腹話術を初めとした色々に宇宙レオパルドと化したヒョウ太

[3 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 10:24:12]

2スレ目
chapter.2　最初の接触
・怪我の具合:足の神経逝った(治る)
・パウリー以外にルッチに似ていることが気付かれる
・タイルストンに担がれ病院へ　嘘泣きと捏造過去で同情を誘う
・完治まで37日、入院期間1週間

chapter.3　病院の窓
・1日目　店員さん相手に胸キュンムーヴする
・2日目　船大工モードルッチと腹芸、モデルオセロットと嘘を吐く
・ここでルート固定
・3日目　パウリーとお話　歴史書をお願いする
・4日目　雨　痛みを我慢してるのがバレるが頑な、弱音を吐かない
・5日目　タイルストンと懸賞金について会話　ガレーラ就職内定
・6日目　ルッチに人間かどうか疑われる

[4 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 10:24:36]

3スレ目
chapter.3　病院の窓
・7日目　家の話　社宅住まい決定
・退院してすぐ水路に落ちるクソボケ生徒会長
・眉毛がタイルストンに露呈する　秘密共有

chapter.4　宿借りの島
・アイスバーグさんとの顔合わせ(びしょ濡れ状態)
・情報共有がきっちりし過ぎているルッチ
・CP9集会　ドジが深読みされる
・アクアラグナ　ルルと一緒に避難
・ようやく弱音を吐けました

chapter.5　過ぎにし日々、ウォーターセブンで
・怪我完治、ブルーノの酒場で宴会
・ルッチとお話し合い　強さの元を話すが半信半疑
・ヒョウ太が自分の体の違和に気付く

[5 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 10:24:57]

4スレ目
chapter.5　過ぎにし日々、ウォーターセブンで
・体の違和感は味覚　辛さ(痛み)しか感じない
・ルッチとお話し合い(真)

chapter.6　豹は無慈悲な夜の兵器
・ルッチ相手に素を晒す
・逃げ切り成功
・クローン製造者の詳細がわかる(ルッチに執着した一般通過天才科学者)(ルッチの手で死亡済)
・不干渉の約束を結ぶ

chapter.7　出来損ないの順列都市
・クローン49号来襲からの始末
・生きてるヒョウ太に驚いて抱えて早退するルッチ
・自分がクローンだとようやく気付いたヒョウ太、発狂

[6 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 10:25:38]

5スレ目
chapter.7　出来損ないの順列都市
・気絶中にカクを呼び出すルッチ
・限界生徒会長、カクセラピーを受け回復
・話し合い中新規クローン来襲
・自我乗っ取られかけるがセーフ
・科学者及びクローンの目的発覚

chapter.8　あなたのための物語
・死の間際、科学者の内心
・アイスバーグさんは心配している
・サン・ファルドに上陸
・ルッチに味覚ないのがバレた←ｲﾏｺｺ!

[7 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 10:26:17]

1スレ

【SS・🎲⚓️】服部ヒョウ太は水の都に居る｜あにまん掲示板

前スレ

【SS・🎲⚓️あり】服部ヒョウ太は水の都に居る⑤【閲覧注意】｜あにまん掲示板

参照概念スレ

服部ヒョウ太を原作ガレーラに投げ込みたい｜あにまん掲示板

[8 二次元好きの匿名さん 23/05/14(日) 10:31:50]

頑張れー！！応援してるよー！！

[9 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 10:36:27]

ありがとう！頑張る励みになる

これ原作からどのくらい前か決めてなかったな

dice1d10=8 (8)　か月前

[10 二次元好きの匿名さん 23/05/14(日) 10:48:16]

新スレ立て乙です!
頑張れヒョウ太とスレ主!!

[11 二次元好きの匿名さん 23/05/14(日) 11:14:15]

まだそんなに経過してなくて草
これはダイス神が「もっとじっくりと日々を積み重ねるのだ…」ムーヴしてそう、生きろスレ主

[12 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 11:43:42]

「食べ終わったな」
「……ほんとに手伝ってもくれないんだ、分かってたけどさァ」
空になった皿にフォークを置き、口の端を拭く。
とっくのとうに食べ終わっていたというのに態々黙って待っている相手への嫌がらせ半分、バレないようにという気張りがなくなった瞬間込み上げてきた飲み込みにくさ半分で少量の食事だというのに時間が掛かってしまった。

「ポッポー……」
「ハットリは優しいなあ……」
タンクトップの肩に止まった白鳩が困ったように鳴く。自分の相棒ではないとはいえ、変わらぬ癒しにささくれだった心が休まった。


かぶりを振って意識を切り替える。
「よし、行こうか研究所！」
残り47体のクローンのこと、……この体の『余命』のこと。知らなければならないことは沢山ある。

[13 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 11:48:54]

研究所の外観

1.いかにもな白い施設

2.普通の家っぽい

3.廃墟

dice1d3=1 (1)

[14 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 12:40:31]

喧騒の街から離れ人の気配が無くなれば、演技の必要もなくなる。
無言のまま常人には出せないであろう速度で走り出した相手について行けば、島の端にある研究所にはそう時間も掛からず到着した。

地図が示す場所にあったのはくすんだ白い箱のような建物。所々蔦が張り付き寂れてはいるものの、手入れ自体はされているらしい。やはり、まだ『居る』のだろう。47の複製体が。



観察しながら考えていると、ふと。

「……お前はあのクローンと何が違う？」
頭上から、そんな質問を投げ掛けられた。

[15 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 12:50:48]

「その『何』ってのは、どんな意図で言っている？」
「感情がある、自我がある、痛覚がある。……何より、お前は六式の訓練を受けたような動きをすることがある」
思い浮かべているのは先程の走りのこと、だろうか。意識せずに体を動かす際はどうしても癖が出るのだろう。

体には染み付いていなくとも、記憶には動作が刻み付けられている。これが、こんなに鮮明なものが捏造の筈は無い、だから、これこそが。

「それが、おれ自身が『ロブ・ルッチ』だと思っている根拠だ」
「思い込みの結果ということか？そんなもので出来る技じゃあないんだがな、それは」
「……妄想と切り捨てたいなら、そうすればいい。おれはおれだ」


話を切り、研究所の扉に足を踏み出す。

鍵は掛かっていない。

[16 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 12:53:42]

1.培養室

2.書斎

3.自室

4.エンカウント

dice1d4=4 (4)

[17 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 13:07:35]

電気の付いていない廊下に二人の足音が響く。

単独行動も考えたが、今は相互監視が最善だ。あちらとしても何をするかわからないおれから目を離したくはないだろうし、おれとしても、……048のようなおれより強いクローンに襲われてはひとたまりもないだろうから。

かつ、かつ、かつ。

足音が一つ二つ、三つ。

「おい」

「分かっている」

──前方から、薄らと人の気配。

1.対話

2.戦闘

3.素通り

dice1d3=3 (3)

[18 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 13:13:02]

dice1d47=36 (36)

[19 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 13:32:44]

曲がり角から、ゆらりと影が現れる。
……想像通り、おれと同じ姿。眼鏡もマスクもないそいつはこの短期間で見慣れた昏い瞳をして、ふらふらと此方に歩いてくる。




「……？」
予測していた戦闘は、訪れない。
ただふらりとすれ違って、それだけ。此方を振り向くことすらせずに歩いて、廊下の奥へと消えた。
同じく戦闘態勢に入っていた隣を見れば、どこか拍子抜けした顔と目が合った。

「完全に自我がねェやつもいるわけか」
「らしいな。今のは036……意見統一してるってのも、意識がある個体限定か」
頭に浮かぶ数字を口に出す。分かるものが断片的過ぎて活用のしようがない。

[20 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 14:01:30]

1.培養室

2.書斎

3.自室

4.エンカウント

dice1d4=3 (3)

[21 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 14:09:00]

廊下に面した適当な扉を開ければ、そこには生活感のある部屋。……科学者の自室のようだ。

1.整理整頓されている

2.散らかっている

dice1d2=2 (2)

[22 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 14:14:25]

電気自体は通っているらしい。灯りを付ければ酷く雑然とした部屋がその様相を現す。

書類らしき紙がぐちゃりとはみ出たバインダー、中身のないダンボールがそこら中に置かれている。足の踏み場もない、という程ではないが床に散乱した衣服やゴミなんかは埃を被ったままそこにあった。

……主人を亡くしたこの部屋には、一年間誰も入らなかったのだろう。

何か情報になるようなものはあるだろうか？

1.机

2.本棚

3.ベッド

dice1d3=1 (1)

[23 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 14:26:16]

部屋の中心に置かれた正方形の机に近寄る。

天板の上には数式を書きかけたノートの切れ端やペン立てに入り切らないボールペン、酒瓶などが転がっておりこの部屋の縮図のようであった。

「これは……」

無秩序な机から、目に付いたそれを拾い上げた。

1.写真

2.日記

3.安価

dice1d3=1 (1)

[24 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 14:31:07]

1.書類から切り取った跡が見える

2.写真立てに入っている

dice1d2=2 (2)

[25 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 14:40:39]

素朴だが小綺麗な写真立てを手に取る。

この乱れ放題な部屋の主とは思えないほどに丁寧に扱われていたようだが、この一年間で埃を被ってしまったのだろう、中身がぼやけていて見えない。
顎のマスクを鼻まで引き上げ、ぱたぱたと手ではたく。



「……うわ」

灰白の下から出てきたのは、見慣れた顔の写真だった。

[26 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 14:47:39]

思わず引くような声を出す。普通の写真ならばこうはならないのだが、そうでないからこの反応は仕方ない。

写真の中ではほとんど自分と同じか少し上の歳の頃、髪の長さも同じ。髭がないだけの少年がつまらなそうに佇んでいる。その目線は恐らく、カメラにはない。


──つまりは隠し撮りだ、この写真は。
それを後生大事に……少なくとも10年以上こうして保管し、最も目に入る自室の机に飾っているという訳で。

この事態が全て研究者の色恋沙汰から始まったという彼の言説を戯言だとしてはいなかったが、証拠をまざまざと突き付けられれば受け入れるしかないだろう。

[27 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 14:54:02]

写真どうする？

1.戻す

2.捨てる

3.持って帰る

4.ルッチに見せる

dice1d4=3 (3)

[28 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 14:56:14]

……何に使えるわけでもないだろうが、一応持っておこう。不都合があれば燃やせばいい。木の枠から写真を抜き出し、懐へ入れた。

ルッチはどこ見てた？

1.本棚

2.ベッド

dice1d2=2 (2)

[29 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 14:59:10]

「机には特に何も。そっちはどうだ？」

隠し撮り写真のことは伏せ、ベッド周辺を探索していた男に声を掛ける。

1.何も

2.アルバム

3.科学者の趣味の本

dice1d3=3 (3)

[30 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 15:07:01]

「いや、情報になるようなものはなかったな」
「……本当か？何を隠した」
そう言いながらもベッド下を妙に隠すような動き。自分のことを棚に上げて問いながら近寄っていけば、ごん！と鈍い音が脳内に響く。


「〜〜いッ！？」

……結構な痛みを感じるレベルで頭を殴られた。


「ッ何を、！」
「未成年が見たら駄目なヤツだ、察しろ」
そういう事か。ならば無理に見ることはしない、が。文句を言わねば気が済まない。

「それならそうと言え、先に殴るんじゃねェ！！」

[31 二次元好きの匿名さん 23/05/14(日) 15:09:13]

うわ、どんなえげつない本だったんだ…？

[32 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 15:11:41]

>>31

決める？

1.官能小説

2.黒髪少年のアウトな写真集とか

3.R18でもGの方のやつ

dice1d3=3 (3)

[33 二次元好きの匿名さん 23/05/14(日) 15:13:56]

ルッチもドン引きするレベルのR18G本だったのか…やば

[34 二次元好きの匿名さん 23/05/14(日) 15:14:49]

なんかヒョウ太のツッコミ顔が脳裏に浮かんでくるな…

[35 二次元好きの匿名さん 23/05/14(日) 15:23:21]

ONEPIECE特有の怒り顔で怒ってて欲しいな

[36 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 15:25:28]

「さて」

未だ少し痛む頭の天辺を擦りながら仕切り直して、二人で本棚の前に立つ。隣の男の身長程もある棚には、種類もサイズもばらばらとした本が詰まっていた。

「後めぼしいのはここくらいだな」

「それにしても雑多だ、見づらいにも程がある……お前は下から探せ、身長が足りないからな」

「余計なお世話だ」

1.ルッチ

2.ヒョウ太

dice1d2=1 (1)

[37 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 15:33:37]

腰を落としてそれらしいものがないかを探す。敷き詰められている本は数学書や物理学、生物学の論文ばかりであった。


「……これは、日記か？」

ふい、と上から降り掛かる声に見上げれば、その手には古びた本が一冊。表紙は擦り切れ随分と年季が入っていることが分かる。


「何か情報が書いてあればいいんだがな」

そう言って男が表紙を開くのを、立ち上がって横から覗き込む。


ぱら、と捲られた最初のページには、13年前の日付が記されていた。

[38 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 15:35:32]

故郷を離れて今日から研究所務め。職場の皆は優しそうだし、お給料もいいし！いい生活になりそうでよかった！

[39 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 15:35:51]

…………

[40 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 15:36:01]

とっても綺麗な子が来た！原因の分からない稀有な難病持ちなんだって。ここは小さいけど設備は整ってるもんね。

[41 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 15:36:56]

勇気を出して話しかけてみた。声変わりの途中なのかな？少し掠れたハスキーな声、整った顔でふんわり笑う男の子。15歳だからあたしより3歳年下。病気を患ってるようには見えないけど……辛いこと隠してるのかな。

[42 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 15:37:20]

やっぱりすっごく笑顔がかわいい！ちょっと中性的って言うのかな？上背はあたしよりあるんだけど、少し髪が長いからそう見えるのかも。もう少し小さい頃はきっと女の子みたいだったんだろうなあ。

[43 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 15:37:43]

あの子の病気はまだ分からないらしい。段々衰弱していくのが見てられない。
話し掛けたら笑ってくれる。最初に見たのとおんなじ優しい笑顔。でも少し陰ってる。

[44 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 15:38:08]

寂しそうな顔を見ちゃった。恐る恐る聞いてみたら、故郷に愛鳥を残して来たんだ、早く良くなって帰りたいって、困ったみたいに笑ってた。


辛いけど、ちょっとかわいかったな。

[45 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 15:38:40]

……………………

[46 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 15:39:02]

あたしはまだ見習いだから何も手を出せない。

あたしなら、あたしだったらあの子を助けることが出来るかもしれないのに！

[47 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 15:39:25]

…………………………

[48 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 15:39:36]

あの子が研究所からいなくなった。所長が何にも言おうとしないから、みんな好き勝手言ってる。もっと大きな研究所に行ったとか、病院に入ったとか、もう死■■■■■（黒く塗り潰されている）

[49 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 15:40:03]

あたしは知っている。あの子が生きていることを知っている。
命の紙がある限り、あの子はまだ死んじゃいない。

[50 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 15:40:44]

ぴく、と頁を捲る指が一瞬止まるが、また動きを戻す。

[51 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 15:41:06]

あたしはあの子を救いたい。

[52 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 15:41:44]

ビブルカードの示す先に行った。
あの子がいた。
あの子は大人になってた。
前に言ってた白い鳥が肩に乗ってた。
病気は治っていたみたい。



元気そうだった。
元気そうに船大工をしてた。
けど、あの笑顔はどこにもなかった。

[53 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 15:42:10]

あの子を救いたかった。

あたしが救いたかった。

[54 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 15:42:27]

あの子が欲しかった。

[55 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 15:42:43]

あのこがほしい。

[56 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 15:42:59]

ほんとに人ってつくれるんだ。

[57 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 15:43:52]

………………………………

[58 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 15:44:05]

001.
あの子をつくった。

[59 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 15:44:25]

003.
あの子をつくった。
どろどろだった。

[60 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 15:44:48]

008.
あの子をつくった。
人の形にならなかった。

[61 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 15:45:04]

013.
あの子をつくった。
豹になった。なんで？

[62 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 15:45:19]

018.
あの子をつくった。
欠けていた。

[63 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 15:45:47]

022.
あの子をつくった。
目を覚まさなかった。

[64 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 15:46:03]

027.
あの子をつくった。
すぐに冷たくなった。

[65 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 15:46:20]

034.
あの子をつくった。
動かなかった。

[66 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 15:46:39]

039.
あの子をつくった。
立ち上がらなかった。

[67 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 15:46:59]

042.
あの子をつくった。
話してくれなかった。

[68 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 15:47:25]

047.
あの子をつくった
あの笑顔はなかった。


048.
あの子をつくった。
あの笑顔はなかった。


049.
あの子をつくった。
あの笑顔はなかった。

[69 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 15:47:53]

050.
あの子をつくった。
あの笑顔はなかった。




見えてるのに？聞こえてるのに？話せるのに？


笑って、笑ってよ。ああやって笑ってよ。
またあたしにあの顔を見せてよ。

[70 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 15:49:50]

……狂気を感じる独白だった、顔が引き攣っているのを自覚する。

隣の男も同じく顔を顰めながらも紙を捲るが、以降の頁は空白。

日記はここで終わって、……？

[71 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 15:52:51]

一番最初に見たあの日から離れないのあの子の笑顔が頭から離れなくてあたしの頭から焼き付いて離れなくてだって仕方ないよね見たことないくらいすごくきれいで儚くてかわいくていじらしくてこわれてしまいそうでこわしてしまいたくてあわれで甘やかできらきらしてて可哀想でたまらなくてそれこそまるでつくりものみたいにあたしの理想だったんだからそう理想的に笑う子がずっと離れなくて夢に出てくるの何度も何度も何度も何度も何度も現れて笑ってくれるのあたしにあたしだけにあの笑顔で話しかけてくれるの何度も何度も何度も何度も何度も夢じゃなかったらよかったのにって思って救えたのならあたしが救えてたんならそうなってたはずなのにでもそうなってないからたくさんつくったのに何回何人何度も何度も何度も何人も何人もつくってもあの子にはならなくてあの子じゃなくてあの子はこんなんじゃないこんな肉塊じゃないこんな人形みたいじゃないはずなのにあの子はもっと朗らかでもっと優しくてもっと表情豊かで引き裂いたら悲鳴を上げるはずでこんなに無表情じゃなくてまたあの子の笑顔が見たいだけなのにつくってもつくってもつくってもつくってもあの子にはならなくて見れなくて完璧につくれるようになったはずなのに魂がないからかな魂もつくれるのかなあたしならつくれるはず体だってつくれたんだから今度は完全に完璧にあの子をつくらなきゃだめだあの子があの笑顔が欲しいもう一度見れたんならあたしはもう死んだっていいから、

[72 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 15:53:17]

……日記はここで終わっている。

[73 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 15:53:51]

動揺値

ルッチ

dice1d100=99 (99)

ヒョウ太

dice1d100=98 (98)

[74 二次元好きの匿名さん 23/05/14(日) 15:56:25]

2人して最大値付近で草
まぁそうなるでしょうね

[75 二次元好きの匿名さん 23/05/14(日) 16:04:09]

愛怖いなぁ!!!

[76 二次元好きの匿名さん 23/05/14(日) 16:14:14]

>>73

2人ともめっちゃうわって顔してそうな数値で笑うそりゃそうだ

[77 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 16:16:47]

両方とものあまりの数値の高さにスレ主が動揺している　これは……どうすれば……？

1.怯え

2.呆然

3.破壊行為

ルッチdice1d3=3 (3)

ヒョウ太dice1d3=2 (2)

[78 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 16:18:38]

>>76

強めのデフォルメがかかると動揺で歪んだ顔がとてもかわいい　キュートアグレッションに走りそうになる　たすかる

[79 二次元好きの匿名さん 23/05/14(日) 16:18:51]

＞ルッチ 破壊行為

日記「解せぬ」

[80 二次元好きの匿名さん 23/05/14(日) 16:24:48]

>>76

‪(ᯅ̈ )←まんまこれで可愛い

[81 二次元好きの匿名さん 23/05/14(日) 16:27:37]

>>76

この顔で呆然としてるの想像したらガチ可愛くてやばい

[82 二次元好きの匿名さん 23/05/14(日) 16:32:28]

ヒョウ太が呆然としてる横で破壊衝動にかられているルッチ……

[83 二次元好きの匿名さん 23/05/14(日) 16:34:10]

同一存在が別々の行動に出るの、育った環境の違いが分かりすぎてSUKI…選択肢を用意したスレ主とダイス神に感謝や

[84 二次元好きの匿名さん 23/05/14(日) 16:43:59]

>>82

もうバリ可愛い

[85 二次元好きの匿名さん 23/05/14(日) 16:45:13]

呆然としてるヒョウ太くんの横で無言で日記をバラしてルッチ…

[86 二次元好きの匿名さん 23/05/14(日) 16:49:03]

どちらもほぼ最大値で「「うわ…キモッ…‼︎」」となっているのダイス神の自我強過ぎないか？？
ルッチがこの悍ましいものを読んで破壊衝動に駆られるのもヒョウ太が「……は⁇」となってそうなの笑えてしまう 地味に船大工中の退屈でつまらねェ任務しているルッチを観察しているの好き

[87 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 16:51:36]

「っ……！」
肩が揺れ、思わず引き攣った声が喉から洩れた。


体と同時に頭も硬直する。見開きいっぱいに書き殴られた文字ひとつひとつを処理できない、したくない。思考回路がぎ、ぎ、と音を立てて止まりそうになっている。


色恋沙汰、だと？そんな、少女然とした生温いものじゃない。

恋と言うにはあまりにも悍ましく、愛と言うにはあまりにも身勝手な。



──執着だ、これは。
それ以外の呼び名など、付けることはできない。

[88 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 16:52:57]

「……？」
ゆら、と隣の男が揺らぐ。ハットリが飛び立ち、棒立ちになったおれの肩へと止まる。……なんだ？



「───六王銃！！！」
「！？！？」


何最終奥義使ってんだコイツ！？！？！？

[89 二次元好きの匿名さん 23/05/14(日) 16:58:46]

ルッチご乱心…

[90 二次元好きの匿名さん 23/05/14(日) 16:59:42]

▼動揺値99の結果が六王銃になりました
消さねェと…こんな名状し難い存在がこの世にあるなんて許せるわけがねェ‼︎‼︎並の気分で居そうで草

[91 二次元好きの匿名さん 23/05/14(日) 17:11:23]

動揺しまくってる２人のルッチでわらっちゃった

[92 二次元好きの匿名さん 23/05/14(日) 17:12:28]

>>91

神絵だ！！！煮込め！！！

[93 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 17:23:06]

>>82

眼鏡ﾎﾟﾛｯしてるの可愛い……ハットリの動揺は日記かルッチの破壊衝動かどっちだこれ

>>91

筆が早ェ！！んでもって動揺顔が二重の意味でうめェ！！同じ顔してるやつが並んで同じくらい驚愕してるのってなんでこんなに面白いんだろうな

[94 二次元好きの匿名さん 23/05/14(日) 17:24:54]

>>82

>>91

「「！！…………うわっ」」

同一人物が揃って動揺している場面からしか得られない栄養がある ダブルッチをここまで動揺させた一般通過天才科学者は誇るべき

[95 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 17:32:01]

轟音が響く。究極奥義の直撃した冒涜的な日記は当然の如くばらばらの紙切れ以下になり、余波で本棚とその背後の壁が粉々に砕けた。……とんでもない威力、全力出したな此奴。気持ちはまあ、とても分かるが。

「ッはー、はーッッッ……！！」
「だ、大丈夫か……？」
「クルッポー！」
ぱらぱらと砕けた壁の粒子が舞う中、六王銃を打ち込んだ姿勢のままで過剰なまでに息を吐く男。その異常さに思わずハットリとともに心配の声を掛ける。

「ッはあ、気色、悪ィ……」
両膝に手をついて幾分か落ち着いた男の露出した肩に、ぶわりと鳥肌が立っていた。

[96 二次元好きの匿名さん 23/05/14(日) 17:50:29]

びっくり呆然ヒョウ太好き

[97 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 17:58:12]

おれも鳥肌は立ってはいるが、執着を直接向けられていた本人ほどではない。額に汗すら滲んだ自分より酷い状態の相手を目の当たりにして、ある程度落ち着いてきた。

「……ここまで人を狂わせるとはな。本当に何もしてなかったのか？」
「してるわけねェだろ見習いなんぞに……！」
余裕なさげに食って掛かられる。こういった隙を見せるほどに動揺しているのか。
「普通、至って普通だったはずだあの時のおれは。下手な動きで怪しまれるわけにはいかねェんだ、無害な病人の振りしてただけだってのに」
その振る舞いをクローンに反映させた結果が048のような一人称おれのヒョウ太口調なのだろう。……科学者の存命中に此方へ来なくてよかった本当に。

「それが科学者の理想にドンピシャで当て嵌っちまったんだろ。……本当に怖ェな、おれもヒョウ太の振る舞い出来なくなりそうだ……」


一目惚れって、人間って怖い。この部屋全員の意見が一致した。

[98 二次元好きの匿名さん 23/05/14(日) 17:59:38]

ヒョウ太がこっちの世界来る前に変態科学者死んでて良かったな
ヒョウ太と会ってたらこの執着全部ヒョウ太に向いてただろうし
中学生にはベリーハードモードよ

[99 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 18:02:34]

>>96

totemo　kawaii

愕然とした表情もハットリもすっごく良　六王銃の余波で髪靡いてる……かわいい……

[100 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 18:41:04]

1.培養室

2.書斎

3.エンカウント

dice1d3=3 (3)

[101 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 18:41:22]

dice1d47=25 (25)

[102 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 18:43:01]

1.生きてる
2.死んでる

[103 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 18:43:16]

dice1d2=2 (2)

[104 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 18:51:04]

「……出るか」
「この部屋壊していいか」
「やめろ」
たった一部屋の探索しか行なっていないというのにごっそりと精神力だのなんだのを持っていかれた気がする。怨みさえ篭った眼力で辺りを睨み、腕を引いて構えた男を制止した。


また暗い廊下へ出る。日の光がほとんど届かないでいる為、豹の視力であっても薄ぼんやりとしか先が見えない。
そのせいで。


がっ、と、柔らかい何かを蹴り飛ばしてしまった。

[105 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 19:05:00]

足元の障害物程度でよろめくような体幹はしていない、が。……蹴り飛ばした感触に、それが何であるかを悟った。

「、っ」

それだけではない。うつ伏せで散らばった髪、放り出された手足。血の匂いはしないそれの死因も。

幾らか慣れた、慣れてしまったとはいえ。死体を、それも自分とそっくりなそれは見ているだけで元より悪い気分が更に下がる。

「……チッ、死体を放置しているとはな」

それはオリジナルも同じらしい。己の複製がそこらの床で野垂れ死んでいることに苛立っているのだろう。

死体を跨いで先へと進む。あまりに倫理観のない空間にどうしても息苦しくなる。……既にガレーラへと戻りたい気分だ。

1.培養室

2.書斎

dice1d2=1 (1)

[106 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 19:16:16]

培養室にいる数

dice1d45=3 (3)

[107 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 19:16:43]

生きてる数

dice1d3=1 (1)

[108 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 19:17:49]

1.戦闘

2.対話

3.無言

dice1d3=2 (2)

[109 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 19:18:35]

製造番号

dice1d47=23 (23)

[110 二次元好きの匿名さん 23/05/14(日) 19:37:39]

そこの空間キッツイ……
自分の死体が転がってる中普通歩けんよ

[111 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 19:39:44]

進んだ廊下の突き当たり、無機質な両開きの扉。中にいるのは……恐らく、一人か？クローンは生気が薄いのか何なのか知らないが、気配が読み取りづらい。
「開けるぞ」
隣が構えたのを確認してから、ひやりと冷たい鉄のドアに手をかける。鍵もなくすんなり開いたそこにあったのは。



「……本当に、現実味が薄いな」
「逃避するなよ、夢でもなんでもねェ」
「分かっている」


──冷気の漂う暗い部屋に、ホルマリンのような液体で満たされた人一人入る試験管が並んでいる。どこかのゾンビゲームの世界にでも入ってしまったような光景に頭がくらりとした。

何があるか分からない、と気を張って部屋の中へと踏み出す。

試験管に差し掛かった辺りで。



「ぜろごーぜろ？」

察知していた気配の主に、声を掛けられた。

[112 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 19:46:42]

中身の入った培養器の前に座り込んで顔を伏せたクローンが、そこにいた。瞼は下ろされているが恐らくは奥にあるのは昏い瞳だろう。

「……023」

「おかえり、ぜろごーぜろ」

平坦な声。どうにも舌っ足らずのようではあるけれど話は通じるらしい。

何を話す？

1.寿命について

2.重要なものを知らないか

3.何をしている？

4.安価

dice1d4=2 (2)

[113 二次元好きの匿名さん 23/05/14(日) 19:53:44]

舌っ足らずな023可愛いね 他の死体2人は置いておいて……
展開がお辛いからガムシロップ肉食べさせられるヒョウ太置いておくね…確かめる為とか言ってたけど絶対ニヤニヤしてたよねルッチはそういう奴だもん

[114 二次元好きの匿名さん 23/05/14(日) 19:58:58]

>>113

イタズラが成功したような悪い顔の可愛さと焦り顔の可愛さ!!

お前は語り継がれる…!!

[115 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 20:00:11]

>>113

性格悪くて最高〜〜！かわいそうなヒョウ太とガムシロ容器いじってるハットリの可愛さがやばい

[116 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 20:01:25]

重要なものって？

1.クローンの設計図

2.調整用の器具

3.その他

dice1d3=1 (1)

[117 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 20:08:02]

「うしろのひと、だれ？」

「……気にしなくていい」

こてん、と無表情で首だけを傾げる023の問い掛けを雑にはぐらかせば、そっか、と存外素直に頷いた。拙い話し方もあって幼い印象を受ける。

「023、クローンの……おれたちの設計図って何処にあるか、知ってるか」

「せっけーず？わかんないけどしょさいじゃないかな、ちかにある」

地下に書斎があったのか。言われなければ捜索に時間がかかっただろう、やはり対話が出来ると物事がスムーズに進む。

「分かった。ありがとう」

「どーいたしまして」

1.寿命について聞く

2.何をしているか

3.安価

4.話を切り上げる

dice1d4=1 (1)

[118 二次元好きの匿名さん 23/05/14(日) 20:09:42]

ルッチ良い笑顔してんな…

どこかのゾンビゲームの世界にでも入ってしまったような光景＞

ここ"戦争を知る子供"ではなく"平和を知る子供"なんだなと原作のワノ国編での話思い出した

クローンの設計図でワンチャン状況が好転するかもしれないな 自分が現在使用している肉体の設計図とか倫理観ぶっ飛んでて嫌気が差しそうだけども

[119 二次元好きの匿名さん 23/05/14(日) 20:09:52]

クローンたち全員口調幼くて良いな…良い…

[120 二次元好きの匿名さん 23/05/14(日) 20:11:23]

どういたしましてが言える子、偉い

[121 二次元好きの匿名さん 23/05/14(日) 20:14:10]

ルッチの悪い顔好き笑笑
ヒョウ太もヴッて顔してて可愛い笑

[122 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 20:33:05]

この調子ならば話を続けても構わないだろうと023の隣へ腰掛ける。シルクハット男を目で促すが首を振られた。おれはともかく奴は恐らく自我を持つクローン全員から命を狙われる立場、警戒するのは当然か。

「おれたちの寿命、どのくらいか分かるか？」

「じゅみょー？」

1.分かる

2.分からない

dice1d2=2 (2)

[123 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 20:37:31]

オウム返しをする023は目を閉じたままゆる、と首を振る。詳しくは分からないらしい。

「ううん、わかんない。でも……もうみぃんな、いちねんもないとおもうよ。048がいってた」

「……そうか」

……長くとも、後1年。何となく察知していたことではあったが、事情を知る相手に言われるのはまた、来るものがある。

1.何をしているか

2.安価

3.話を切り上げる

dice1d3=1 (1)

[124 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 21:13:19]

「……そういえば、お前はここで何をしてるんだ？」

独特の好ましいとはとても言えない匂いの充満した、広く暗く冷たい部屋に023は一人で座っている。好き好んでいるというならば奇特極まりない。

そんな意図での質問に、目の開かないクローンは此方に顔を向け答える。

「まもってるの」

「……守る？何を」

「ばいようきを」

そう言って、023は背後にある試液に満ちたガラス管へと軽く凭れる。

dice1d40=30 (30)

[125 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 21:24:02]

「このなかにいるのはぜろさんぜろ。……しゃあなさんがいなくなってから、おれたちだけでちょーせーしようとしてたんだけど、しっぱいしちゃった。しんじゃった。ぜろごーぜろはしらなかったっけ」

……ちょーせー。調整。
即ち延命のための措置。なるほど、この培養器で行なっていたのか。そしてそれをクローンのみで実行し、失敗した、と。

「でも、ばいようきがあればいつかせいこうするかなっておもって。おれはここをまもってるの」
「守るって、お前に出来るのか？」
先程から見ていれば分かった。……恐らく、023は盲目だ。目が見えなかろうと強い奴は強いものだが、どうにもそうは見えなかった。

「むりかなあ。さいきん、あしもうごかなくなっちゃったし。みまもるくらいしかできないかも」
「……そうか」

[126 ◆BtOeeshqkE 23/05/14(日) 21:36:34]

一瞬沈黙が落ちる中、とん、と肩を叩かれた。……見下ろす目から『同情するな』『早くしろ』と伝わってくる。言われなくとも分かっていると視線で返し、立ち上がった。

「話をありがとう。それじゃあ、023」
「うん、050。うごけるうちに、オリジナルをおくれるようにね」
「……ああ」
意思のあるクローンは全てオリジナルに殺意を抱いている。……分かっていたことだ。


何も見えていないクローンを置いて、二人と一羽で地下の書斎へと向かった。

[127 二次元好きの匿名さん 23/05/15(月) 00:10:48]

情報を聞き出すのが上手い生徒会長…
ルッチのDNAを使用したとは思えないほど皆健気というか控えめで自主性に欠けるのは外界との接触もなくクローン内でコミュニティが確立していて他者と関わる機会が無かったからだと思うと…やはりあの満足科学者とんでもねェな赦されぬ所業

[128 二次元好きの匿名さん 23/05/15(月) 02:06:03]

改めて思うけど生徒会長がinしてるクローン050、科学者の夢見た理想個体過ぎてほんっとにルッチが処理した後で助かったな…
言葉を選ばず理想個体と言ってしまったけど、平和な世界でロブルッチの精神性を持ちながらも健全に育った少年なんてマジのマジで奇跡の子だから…狙われちゃうよ…

[129 ◆BtOeeshqkE 23/05/15(月) 10:41:56]

1.書斎

2.エンカウント

dice1d2=2 (2)

[130 ◆BtOeeshqkE 23/05/15(月) 10:42:35]

dice1d47=5 (5)

（既に出た番数ならずらす）

[131 ◆BtOeeshqkE 23/05/15(月) 10:43:56]

1.生きてる

2.死んでる

dice1d2=2 (2)

[132 ◆BtOeeshqkE 23/05/15(月) 11:30:41]

部屋を出て、023の言っていた地下室への行き道を探す。先程の場所が最奥であるし、階段があるとしたら今まで通った道のどこかだろう。
先程はそれらしきものは無かった為隠されているか、どこか覗いていない部屋の中にでも置かれているのだろうか。


「ポッポー！」
来た通路を戻りながら探索を続けていると、後ろから声がかかる。廊下の一部の壁に張り付くように置かれた棚に寄りかかり、片手でずらしている男がいた。

「おい、こっちの棚だ」
「……隠し扉か」
狡いことをする。一手間掛けてまで知られたくないものがあるのだろう。

[133 ◆BtOeeshqkE 23/05/15(月) 11:40:46]

棚に寄りかかった姿勢で平べったい扉を押せば、すぐに幅の広い下り階段が姿を現す。そのまま降りていく男を先達として、薄暗い中を進んでいく。



かつ、かつ、かつ、ぐちゃり。


「……チッ」
硬い足音が粘着質なものに変わって、前方の男が不機嫌そうに片足を上げた。
……また死体だろうかと目を凝らせば。



見えたのは肉色。

[134 ◆BtOeeshqkE 23/05/15(月) 11:54:13]

「っな」
──今までのクローンとは全く違う、ヒトの形すら保っていないそれが005であると、知らない知識が告げていた。



べしゃりと階段の灰白に落ちた人間サイズの肉塊に顔を顰めた男が振り返る。
「おい、これは元々『こう』なのか？人為的だろうと生まれつきだろうと、猟奇的なことには変わりねェが」
「多分元々だ。005は……それでも一応、生きて動いていた、はず」

『ここにいた』ときの、ないはずの記憶を思い出す。
悍ましいとも、なんとも思っていなかったような。
……頭が軋む。

おれの返答に更に眉間の皺を深め、オリジナルは吐き捨てた。
「どれだけ気が触れていれば、これをおれの複製と言い張れるんだろうな」

[135 二次元好きの匿名さん 23/05/15(月) 12:16:05]

更なる地獄絵図は人生で体験してきただろうけど自分のクローン死体フェスティバルは流石に初めてだろうからそりゃあ不愉快になる

[136 二次元好きの匿名さん 23/05/15(月) 21:19:02]

保守

[137 ◆BtOeeshqkE 23/05/15(月) 22:25:02]

書斎

1.散らかっている

2.整頓されている

dice1d2=1 (1)

[138 ◆BtOeeshqkE 23/05/15(月) 22:37:22]

あの肉塊を視界に入れてから自覚した頭痛に疼く前頭葉を支え、再度階段を下る。

無心で足を動かしていれば、すぐに飾り気のない扉へと突き当たった。

「中には誰も居ないようだな」

先達はそう言いながら取っ手を引き、すんなり開いた部屋へと入っていく。後へと続くと視界に広がったのは先程の科学者の自室を思い出す、泥棒にでも踏み荒らされたとすら思えるほどに散らかった床であった。

床に机に何かの器具の上にさえ乱雑にばら撒かれた紙や、良く今まで崩れなかったなと感心するほどに積み重ねられている本。……片付けに関して惨状としかいえない研究所の主であっても、流石にあの中には重要なものを混ぜてはいないだろう。見るならば幾らか整頓されている場所だ。

どこを見る？

1.薬品棚

2.チェスト

3.机

dice1d3=2 (2)

[139 ◆BtOeeshqkE 23/05/15(月) 22:52:44]

おれの腰程の高さをしたチェストへと近付く。

木で出来たそれは上部半分が本棚であり、満杯に学術書が詰め込まれていた。下部には引き出しが二つ。本の内容は理解しようと思えば出来るだろうが、今は不要だ。まずは引き出しを開けてみるとしよう。

1.重要書類

2.薬

3.ビブルカード

dice1d3=2 (2)

[140 ◆BtOeeshqkE 23/05/15(月) 22:59:17]

「……薬、か？」

引き出しの中身は小瓶であった。手のひらに隠れるサイズの茶色をした瓶の中には、楕円の錠剤が収まっていた。

何本？

dice1d20=20 (20)

[141 ◆BtOeeshqkE 23/05/15(月) 23:03:04]

一つの引き出しにみっしり十本ずつ、常備薬だとしても随分と多い保管量だ。薬にも消費期限はあるというのにこんなに……一人で使っていたものではないのだろうか。

数こそ多いものの、恐らくはどれも同じ種類。内ひとつをつまみ上げれば瓶と錠剤同士が擦れ合い、じゃらりと音を立てる。

一体何の薬だろうか。

1.説明書も一緒に入っている

2.ラベルに書いている

3.分からない

dice1d3=3 (3)

[142 ◆BtOeeshqkE 23/05/15(月) 23:12:48]

瓶をひっくり返して注視しても引き出しの中をまさぐっても、この薬が何であるのかを指し示すものはない。不親切なことだ。使用するとすれば科学者本人かクローンなのだから外部の人間に言われてもただのいちゃもんでしかないだろうが。

先程抜き出した一本だけを取り敢えず手に持ち、別の箇所を探索していたであろうタンクトップの方向に目を向ける。

ルッチはどこ探索してた？

1.薬品棚

2.机

dice1d2=1 (1)

[143 ◆BtOeeshqkE 23/05/15(月) 23:16:12]

薬品棚にはなんかあった？

1.さっきのと同じ薬

2.↑+説明書

3.危険な薬品

4.安価

dice1d4=4 (4)

[144 ◆BtOeeshqkE 23/05/15(月) 23:16:44]

>>145〜>>147まで選択肢でダイス

[145 二次元好きの匿名さん 23/05/15(月) 23:17:26]

さっきの薬の説明書とついでに覚醒剤

[146 二次元好きの匿名さん 23/05/15(月) 23:20:52]

薬品とまた現れる隠し撮り写真

[147 二次元好きの匿名さん 23/05/15(月) 23:23:38]

ビブルカード

[148 ◆BtOeeshqkE 23/05/15(月) 23:27:07]

1.さっきの薬の説明書とついでに覚醒剤

2.薬品とまた現れる隠し撮り写真

3.ビブルカード

dice1d3=1 (1)

[149 ◆BtOeeshqkE 23/05/15(月) 23:28:31]

この科学者(故)は一体何処に向かっているのか

因みに覚せい剤の用途は…？

1.自分に使う

2.実験に使う

3.趣味で保管してるだけ

dice1d3=2 (2)

[150 二次元好きの匿名さん 23/05/15(月) 23:29:42]

つまりクローンたちに使ってたワケ？
最低なんだコイツ!!

[151 二次元好きの匿名さん 23/05/15(月) 23:47:38]

クソ女！！！最低だお前！！！！

[152 二次元好きの匿名さん 23/05/15(月) 23:53:31]

笑わせる方法がエゲツない！！？

[153 ◆BtOeeshqkE 23/05/16(火) 00:00:45]

男はガラスの貼られた白い薬品棚を覗き込んでいる。
その中にならば、この薬の正体が分かるものはないだろうかと近寄ると。


「……あまり近寄るなよ」
額を抑えられ、押し返された。一体なんだと目で訴えれば、思いの外真剣な声が返ってきた。
「保管こそされているが万が一がある。薬物に耐性はないだろう」
「？なんだ、毒でもあったか」
「いや、覚せい剤だ」

すい、と出てきた単語に硬直した。
元の世界にも裏では蔓延っており生徒会として取り締まったことも幾度かある危険物があるのか、こっちの世界にも。……いや、あるだろうな。人間がいて医学がある以上、麻薬というのは存在するものだ。


「丁寧に使用記録まで付けてやがるな。安心しろヒョウ太、050には使われてねェらしい」
「……他のクローンには使われてたってことか？」
「感情の興奮状態を促す実験だとよ。失敗したらしいが」
……背筋が凍る話だ、本当に。

[154 ◆BtOeeshqkE 23/05/16(火) 00:11:20]

シーザーと同類というかシーザーより狂気を感じるというか　あっちは純粋なクズだけどこっちはたった1人に狂愛偏愛向けてこの状態なの怖いよ


これは023イメージイラスト　ひらがなで喋らせてると脳内イメージまで幼くなるから絵にして修正するのだ

[155 二次元好きの匿名さん 23/05/16(火) 00:14:49]

>>154

美しい…

[156 二次元好きの匿名さん 23/05/16(火) 00:50:12]

>>154

生命への冒涜も感じさせる美しさ…

ついでに覚醒剤のついでの副産物がヤバすぎて笑っちゃったけどそういう用途かよあの科学者はさあ…楕円の薬はどんな説明があったんだろうか

原作や学園軸のどちらでもルッチは過激気味だとしても秩序側なんだなと分かって良い

[157 二次元好きの匿名さん 23/05/16(火) 01:10:57]

嫌な繋がり方したから言うね
023が舌っ足らずだったのって覚せい剤のせいだったりしない？

[158 二次元好きの匿名さん 23/05/16(火) 08:18:30]

>>157

脳機能の低下…他のクローンたちも薬物使用されてなかったら他者との交流不足を含めてもそこまで言葉足らずではなかったのかもしれない

[159 二次元好きの匿名さん 23/05/16(火) 17:42:08]

保守

[160 ◆BtOeeshqkE 23/05/16(火) 21:00:07]

危険物があると分かっている上、既に見ている奴がいるならば薬品棚をわざわざおれが覗く必要は無いだろう。遠目で棚を見ていれば、その中に自身の手にある瓶と全く同じものを見つけた。覚せい剤と同じ場所にあるなど、厄の匂いしかしない。

「まさか、これも危険物だったりするのか？そこのチェストにあったものだが……」
「貸してみろ」
伸ばされた腕へ握っていた瓶を渡す。その手は躊躇なく蓋を回して開き、すんと匂いを嗅いだ。それで分かるものなのだろうかとじっと見ていれば、すぐに眉間の皺が深められる。
「……知らない薬。少なくとも市街に出回っているものではないだろうな、自家製か？」
男は再度薬品棚へ向かって同じ薬瓶の辺りをがさごそと漁り、すぐに奥まった場所から何枚かの紙束を引き出した。

「これじゃないか、説明書。……『安定剤』？」

[161 ◆BtOeeshqkE 23/05/16(火) 21:23:36]

「……」
文字を追っているのであろう顔に、段々険しい影が彫られていく。ろくな事が書かれていなさそうだ。

「……はァ」
「で、どういう薬だった？」
最後の紙を捲り終え、溜め息を吐く男へと問う。無言でおれを見下げる顔はいつもの顰め面よりも不機嫌そうに歪められていた。
煮え切らなさに苛立って、語調を強めて再度聞き直す。
「なんだったんだ」
「……その名の通り安定させる薬だそうだ」
「何を」

「お前たちの、クローンの状態を。安定と言うより固定とした方が分かりやすいかもな」


……固定？話が見えないが、先を促す。


「クローン共が言っていたように、その余命はあと幾ばくか。……特に、急速に成長させた場合は比例してその生命が短命になるらしい。だからこの薬で体の状態を停滞させて、無理矢理生き長らえさせるんだと」

劇薬だ、これは。と。
話し終えてから、男はそう呟いた。

[162 ◆BtOeeshqkE 23/05/16(火) 21:44:48]

こちらの世界の科学は知らないが。

おれの中の知識を参照するならば、クローンの寿命が短い理由には主にテロメアの短縮や異常が挙げられるという。生物の細胞分裂、成長限度を決めているのがテロメア。男が言った話と当てはめれば、その機能を停止させる薬という、ことか？

そんなことが出来るのか、……そんなことをしていいものなのか。

「常飲させるコストと体に掛かる負担を考えた結果、この薬は使われずに培養室での調整に置き換えたらしい」
「……だろうな」

生命の構造に真っ向から反しているのだ。クローンとしての余命が来ずとも、無理に成長を止められた細胞が異常を起こす可能性は大きいだろう。



……最悪の場合、おれが生きる為にはこの薬を飲まなければならないことは頭に入れておく。返された小瓶を握り締めた。

[163 ◆BtOeeshqkE 23/05/16(火) 21:50:17]

次の探索場所

1.机

2.本棚

dice1d2=2 (2)

[164 ◆BtOeeshqkE 23/05/16(火) 22:04:32]

先ほどから視界にちらちらと入っていた本棚……というか、扉がある面以外の三方に張られた本の壁に相対する。

「この棚から目当てを探すのか……」

「あるのかどうかも分からねェクローンの設計図を、な。面倒だ、とっとと終わらせるぞ」

二人の目星(ここだけ)決めよう

dice1d100=42 (42)

dice1d100=52 (52)

[165 ◆BtOeeshqkE 23/05/16(火) 22:08:01]

上がヒョウ太で下がルッチ

ヒョウ太(42以下で成功)dice1d100=40 (40)

ルッチ(52以下で成功)dice1d100=29 (29)

[166 ◆BtOeeshqkE 23/05/16(火) 22:27:33]

どっちも見つけよるわ有能か？

どっちが先に見つけたか

1.ヒョウ太

2.ルッチ

dice1d2=1 (1)

[167 ◆BtOeeshqkE 23/05/16(火) 22:56:37]

「──これだな」

部屋と同じく整理整頓などされていない本の山から目当てを見つけ出すのは困難かと思ったが、逆にその乱雑さ故見つけやすくなっていた。棚から半分飛び出していたバインダーにファイリングされていたのだ。

「見つけたか。恐らく政府から盗み出されたのがそれだ。……持ち帰ってもいいが、今更だな」

「その任務で始末しに来たんだろう？もっと興味を持ったらどうだ」

「理解出来んことに割くリソースはない」

言葉の応酬をしながら頁を開き、綴られている内容を読み込む。クローンの製造方法、人体との異なり、調整方法。根本から倫理観など捨て置いた既存のものに加えて、科学者の字でメモの走り書き込みがなされている。

見ているだけで続く頭痛が尚のこと激しくなるのは、きっと内容の難解さ故だけではないだろう。

理解度

dice1d100=34 (34)

[168 ◆BtOeeshqkE 23/05/16(火) 22:57:53]

この状態でヒョウ太自身が調整したとして、成功する？34以下で可能

dice1d100=98 (98)

[169 ◆BtOeeshqkE 23/05/16(火) 23:18:36]

ぱら、ぱら、ぱたん。見終わって、考えて。痛む頭を誤魔化すようにぐり、と眉間を押し込んだ。

「……駄目だな。粗方内容を浚ったが、理解が追いついたのは3割程度。で、『調整』ってのはンな素人に出来るものでもなさそうだ」

「そうか」

冷徹な返答。当然だろう、此奴にとってはクローン体の命はどうでもいいことだろうから。……それなのに何故、ここまで付き合ってきているのだろうか。政府とやらへ上げる報告の為かもしれない。

「だが、分かったことも幾つかある」

1.寿命の検討が着く

2.味覚が正常化する可能性の示唆

3.安価

dice1d3=3 (3)

[170 ◆BtOeeshqkE 23/05/16(火) 23:20:08]

難しいものを安価に当てたな…上の選択肢直でもなんでも

>>171〜>>173まで選択肢でダイス

[171 二次元好きの匿名さん 23/05/16(火) 23:21:13]

味覚が戻りそうな方法

[172 二次元好きの匿名さん 23/05/16(火) 23:21:21]

身長伸ばす方法

[173 二次元好きの匿名さん 23/05/16(火) 23:25:24]

寿命の検討が着く

[174 ◆BtOeeshqkE 23/05/16(火) 23:26:49]

1.味覚が戻りそうな方法

2.身長伸ばす方法

3.寿命の検討が着く

dice1d3=2 (2)

[175 二次元好きの匿名さん 23/05/16(火) 23:27:59]

ダイスの女神よ…ギャグに走りに行ってんの草

[176 二次元好きの匿名さん 23/05/16(火) 23:29:09]

よ、よかったジャン…し、身長伸びて…ネ？
な？うれしいよな、ヒョウ太…？

[177 二次元好きの匿名さん 23/05/16(火) 23:29:43]

ちょっとふざけて入れたやつ当たってて草スレ主頑張れー

[178 二次元好きの匿名さん 23/05/16(火) 23:31:15]

一番どうでもいいのあたってる…

[179 二次元好きの匿名さん 23/05/16(火) 23:33:11]

しかも1センチしか伸びないの確定してるという。失敗したのかな？

[180 ◆BtOeeshqkE 23/05/16(火) 23:34:59]

(困惑)

分かったことが『幾つか』だから！すまねェもう一個だけ許してくれ

1.味覚が戻りそうな方法

2.寿命の検討が着く

dice1d2=2 (2)

[181 二次元好きの匿名さん 23/05/16(火) 23:35:50]

ダイスの女神は絶対にヒョウ太くんの味覚を戻したくないようです

[182 二次元好きの匿名さん 23/05/16(火) 23:58:53]

おい！ダイスの野郎！おれはヒョウ太に美味しいご飯沢山食べて欲しいぞ！なにしやがる！

[183 二次元好きの匿名さん 23/05/17(水) 00:18:18]

>>182

ダイスの中の人は、美味しいご馳走をクソ不味く食べるヒョウ太が大好きなんだえ

[184 ◆BtOeeshqkE 23/05/17(水) 00:26:26]

ここで無理だったので多分ヒョウ太が自力で味覚を取り戻すことは出来なさそうだ　サンジへ、ダイス神の所に蹴り込んどいてください




眉を顰めながら一度閉じたバインダーを再度開く。読み返すだけで理解の適うような難度ではないのだが、一旦話の整理の為である。

「今のおれの体は成長が停止している状態だそうだ。下垂体からのホルモン分泌信号を堰き止めている、と。細胞分裂自体は行なっているらしいが……詳しくはわからん」
「テメェでそれならおれは尚更だ。そもそも前提知識もない」
「だろうな。ここの義務教育制度に期待なんざしてねェ」

いくら成長が止まっているとはいえ、細胞分裂が存在しなくては怪我さえ再生することはない。だから確実に細胞は活性している筈であるのに、このままでは今以上育つことはないらしい。あっても誤差程度。創造者がこの外見年齢で固定させたかったのか何なのかは分からないが。

「成長を再開させるには下垂体の枷の解除が必要。方法は……刺激、例えば電撃。はァ……やろうと思えば出来るだろうが、それをしてしまえば寿命は縮むだろうな」



「フン……一生その身長なわけか。哀れだな」
「あ゛？」
唐突な煽りに血管が浮いた。何故煽った？これがなければおれも2m超えてるはずだが？？？

[185 ◆BtOeeshqkE 23/05/17(水) 00:27:23]

……此奴の煽りに構うな、呼吸みたいなものだ多分。自分相手に棚上げと言うなかれおれはここまで酷くない。

そう自分に言い聞かせ、ふー、と心を落ち着かせるように息を吐く。

「……二つ目。この資料から、おれの寿命の検討が付いた」

ぺら、と頁を捲る。ごちゃりとした計算式の先に記載された数字を読み解いて出てきた数字。

最低ライン8ヶ月

dice1d12=4 (4)

[186 二次元好きの匿名さん 23/05/17(水) 00:31:52]

水水肉の美味さを味合わせたくないダイス神はさあ…料理人の鏡サンジに蹴り入れられているの草
突如煽ったりもする有能ルッチたちの話で色々な要素が楽しめて良いな
生命の根源と倫理を地下室で討論し合うの独特な雰囲気があって見応えある

最低ラインか…つまり原作開始ギリギリが肉体寿命ってことになるな

[187 ◆BtOeeshqkE 23/05/17(水) 00:42:24]

次スレ立てました

【SS・🎲⚓️あり】服部ヒョウ太は水の都に居る⑦【閲覧注意】｜あにまん掲示板

[188 ◆BtOeeshqkE 23/05/17(水) 00:45:36]

埋めついでにこれは科学者から見た15歳ルッチは多分こんなんだっただろうのイメージ
殺戮兵器がその物騒さを完全に押さえ込んで病弱儚げムーヴしてるのがぶっ刺さりでもしたんですかね…これだけ羅列するとヤバ科学者がただのオタクだな

[189 二次元好きの匿名さん 23/05/17(水) 00:55:05]

>>188

中身は（つまんねェ帰りてェ…ハットリもいない退屈…）だろうが恐らく善良だった見習い科学者を無自覚で狂わせた罪な演技派諜報員

スレ立ておつ

今スレもネタ盛り沢山でクローンへの議論や味覚や身長で原作軸に学園軸が虐められてるの可哀想で面白い…この学園軸のルッチ、自分より上の傍若無人さを経験したことで元の世界に帰った後精神的に成長してそう もしくは我慢していた反動が一気に出ても良い

動揺ダブルッチと六王銃の展開は神すぎた

[190 二次元好きの匿名さん 23/05/17(水) 00:56:42]

>>188

う〜ん儚い

これで中身はいつものふてぶてしいルッチなんだよな…

服部ヒョウ太=ロブ・ルッチに刺された身としてはとてもよくわかってしまう

[191 二次元好きの匿名さん 23/05/17(水) 01:17:28]

>>188

これは歪むわ…

ヤバ科学者に才能が有りすぎたのがいけなかったんだよな

無事に元の世界に帰れたら生徒会メンバー達とスパンダム先生の奢りで美味しい肉いっぱい食べてくれ

[192 二次元好きの匿名さん 23/05/17(水) 01:49:34]

>>188

ちょっとくそ科学者の気持ちがわかってしまった

[193 二次元好きの匿名さん 23/05/17(水) 11:37:26]

うめ
最後には帰らせてあげてくれ…！

[194 二次元好きの匿名さん 23/05/17(水) 13:32:39]

埋め

[195 二次元好きの匿名さん 23/05/17(水) 13:32:59]

うめめ

[196 二次元好きの匿名さん 23/05/17(水) 13:34:12]

うめ

[197 二次元好きの匿名さん 23/05/17(水) 13:35:18]

うめ

[198 二次元好きの匿名さん 23/05/17(水) 13:35:44]

う

[199 二次元好きの匿名さん 23/05/17(水) 13:36:03]

め

[200 二次元好きの匿名さん 23/05/17(水) 13:37:00]

200ならヒョウ太は家に帰れる