(SS注意)ギャルファッションを着るハメになったネイチャの話

  • 1二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 19:57:09

     拝啓、おふくろ様いかがお過ごしでしょうか。
     近頃は天気や気温の変化も激しいけれど、体調は崩してないですか。
     さて、アタシは今――――。

    「カンカン! 吾輩は裁判長ぞよー! 裁判長の言うことはー?」
    『ぜったーい!』

     ――――裁判を受けています。
     というかこの王様ゲームみたいなノリは一体なんなの?
     アタシ達は放課後、学園の空き教室に集まっていた。
     目の前にはキラキラ主人公ウマ娘こと、トウカイテイオー。
     左手側には眼鏡をクイっと直してポーズを決めるイクノディクタス。
     右手側にはこれから何が始まるのかワクワクした目で見つめるツインターボ。
     テイオーはこほんとわざとらしく咳払いをしてから、神妙な顔をする。

    「えっと、被告人ナイスネイチャは先日、学園……ショウモン前? で新しい服を着たヤマニンゼファーとそのトレーナーに遭遇、彼女に対してエロ、えっち、ハレンチなどの発言を」
    「いっ、異議あり! そこまでは言ってないっ!」
    「でもエロとは言ったんでしょ?」
    「…………イイマシタ」

     痛いところを突かれたため、少ない言葉で押し黙るしかない。
     ゴールデンウィークのある日、アタシは学園の正門前で友人のヤマニンゼファーと遭遇した。
     その時あの子は、ヘリオスさんから勧められたらしい、いつもとは違う雰囲気の服を着ていた。
     トップスはお腹が見えるほどの短い裾の半袖Tシャツ。
     ボトムスはデニムのショートパンツ、腕にはちょっとしたアクセサリ。
     少しだけ攻めた感じの、いわゆるギャルっぽいファッション。

     ――――うわエッロ。

  • 2二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 19:57:23

     色々あって疲弊しきっていたアタシは、思った感想をそのまま口に出してしまった。
     顔を真っ赤に染め上げて、一目散に立ち去ったゼファーの姿をまだ覚えている。
     しっ、仕方ないじゃん! あんな颶風バストであんな格好したら誰だってそう思うじゃん!
     そんなアタシの心境を見透かしたように、テイオーはキシシと悪戯っぽく笑う。

    「ボクもゼファーのトレーナーもそんなこと言ってないしー、ネイチャやらしー」
    「じゃっ、じゃあテイオーはそう思わなかったわけ?」
    「…………思ってても言うべきでないことがあるってボクは思うな」
    「思ってたんじゃん! 思ってたんじゃん!」
    「はいはい静粛にー! それじゃあ原告側からよろしくー!」

     テイオーは強引に話を打ち切って、アタシから見て左側を指さした。
     それに釣られて視線を動かすと、そこには相変わらずポーズを決めているイクノの姿。
     
    「はい、裁判長、原告側は証人を手配しています」
    「……あれ? イクノ、ゼファーは?」
    「今日はトレーナーとお出かけということで裁判があることすら知りません」
    「この裁判、原告無視して進行してるんだけど!?」

     確かにゼファーには悪いことしたと思ってるけど、これじゃただの晒し上げじゃん!
     アタシの主張は全てスルーされて、イクノは教室の外で待機していたらしい人物を連れてくる。
     曇りガラスと共に現れる証人Aさん……というか無駄に準備良いな。

    「うぇいうぇい! ゼファっちのギャルコ見るのマジテンアゲしてたのに、見れんくてメンブレ的なー? ウチこれでも激おこぷんぷん丸なんだけど!」

     うーん、曇りガラスの意味がない。
     というかヘリオスさんがコーデしたのに、ヘリオスさん見てないんだ……。
     アタシの疑問は置き去りにされ、そのまま曇りガラスと共にヘリオスさんは退室していく。
     それに対して、イクノは頭を下げて見送り、やがて向き直り眼鏡を直すポーズをとった。
     ……気に入ったのかなそのポーズ、それとも弁護士イメージなのかな。

  • 3二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 19:57:41

    「ありがとうございました、以上の証言ことから今回の件においてはネイチャさんはなしよりのなしでやばたにえんだと原告側は主張します」
    「混ざってる混ざってる」
    「りょーかーい、ふむふむ、これは貴重な証言でしたなー。では次被告側―!」

     頷きながらテイオーはそう言うと、今度は私から見て右側を指さす。
     ……ん? イクノが原告側ってことはアタシの弁護をしてくれるのは必然的に。

    「良くわかんないけどターボにまかせとけー! ネイチャを応援すれば良いのかー!?」

     元気いっぱいにぴょんぴょん主張するターボ。
     いやいやいや、人選!
     出来ればパールさんかキング! せめてタンホイザとかいるじゃん!
     しかし現実は無常であり、裁判はそのまま進行していく。
     ターボはカンペの紙をガン見しながら言葉を紡ぐと、再度曇りガラスが登場する。

    「えっと、被告側の証人どうぞ?」
    「どもどもですー謎のウマ娘Mです、ネイチャはねー頑張り屋さんで、ちょっと照れ屋さんで、ちょっと大人っぽいところのあるいい子なんだけど、たまーに思春期の特有の部分がでちゃうんですよねー? そこもまた魅力なところなんだけど今回はちょっとね?」
    「タンホイザ……?」
    「はい? ……あ、いや謎のウマ娘Mです、むん! ではではー」

     なんの弁護にもなってない証言と隠す気のない態度を残して曇りガラスは去っていく。
     えっ、アタシの弁護これで終わり? 思春期って言われただけなんだけど?
     絶望しているアタシに、ターボは頭を傾げながら、疑問を口にした。

    「……ネイチャのチア衣装の方がよっぽど」
    「わー! ターボそういうことは言っちゃダメだよー!」

     慌てて飛び込んできてターボの口をふさぐ謎のウマ娘M。
     ……というかアンタも似た服着てたじゃん!

  • 4二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 19:57:57

    「では判決は――――ゆうざーい! ギルティー!」

     知ってた。
     笑顔で最終判決を下すテイオー、その言葉にわーっと盛り上がるイクノ、ターボ、タンホイザ。
     全員グルか……いや一部はグルになっている意識すらなさそうだけれども。
     まあ、確かにあまり言うべき発言ではなかったのは事実。
     あの後ゼファーには謝罪をして、一応許してもらったけど、ちょっと気になってはいた。
     もう少し贖罪をするのはアタシ的にもアリかな……本人いないデスケド。

    「というわけで目には目を、歯には歯を! ゼファーと同じことをしてもらおうかな!」
    「…………えっ」

     ニヤリと笑みを浮かべるテイオー、後ろからガシッとアタシを押さえるイクノとタンホイザ。
     アタシは何を言われたのか、何が起きているのか、それを理解できずに凍りつく。
     ガラッ! と教室のドアが勢いよく開け放たれた。

    「ウチ、カムバー! いやーネイチャにもギャル盛りしてみたかったんだよねー!」

     先ほどの激おこ発言はどこへやら、眩しい笑顔で衣服片手にヘリオスさんが現れる。
     その衣服は、つい先日どこかで見たことがあるようなトップスとボトムスの組み合わせ。
     ――――その直後の記憶は、あまりない。
     気づけば、アタシは服を着替えていた。
     どんな風に着替えたかは気にしてはいけない、気にしてはいけない。
     おへそが丸見えの、裾の短いトップス。
     ボトムスはデニムのショートパンツで、かなりエグい丈。
     アタシは晒されたお腹や太ももを手で隠しながら、プルプルと震えながら立ち尽くしている。
     そんな姿を囲んで眺めながら、皆は声を揃えて言った。

    『うわエッロ……』
    「アッ、アンタたちねえ!」

  • 5二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 19:58:12

     その辱めは数分に渡って行われた。
     散々、可愛いだの綺麗だの褒められたものの、正直拷問としか思えなかった。
     アタシはいつの間にか椅子に腰かけていて、息も絶え絶えになって言葉を絞り出す。

    「もっ、もう良いでしょ? 着替えさせて……!」
    「えーダメダメ! ゼファーが見られたのはもう一人いるんだから!」

     そう主張するテイオーに、アタシは心の中で首を傾げた。
     確か、ゼファーが遭遇したのはアタシとテイオーだけだったはず。
     もしかしたら途中で見かけた子もいるかもしれないが、そんなことは把握していないだろう。
     そんなアタシを見て、テイオーは再度、ニヤリと笑みを浮かべた。

    「担当トレーナーにも、ちゃんと見てもらわないと、ね?」

     そして今――――アタシは、トレーナー室の前にいる。
     ゼファーのトレーナーに見せても困るだけだろうから、とアタシのトレーナーさんの下へと強制連行。
     武士の情けだと言わんばかりに、全身を覆い隠せるロングコートを着させてくれた。
     逃げてしまおうかと思うが、物陰から視線を感じるのでそれも出来ない。
     ……ええい、女は度胸!
     意を決して、アタシはトレーナー室のドアを叩く。
     直後、部屋の中から聞こえてくる、聞き慣れたトレーナーさんの声。
     いつもなら安心する声なのに、今日だけは聞いただけで胸が高鳴ってしまう。
     努めて、平静を装って、アタシはドアを開ける。

    「おっ、おいっすー、トレーナーさん、今大丈夫?」
    「ネイチャか、問題ないよ……って、その服装暑くない?」
    「アハハ……ちょっと見てもらいたいものがあってね」

     アタシの重装備を見て目を丸くするトレーナーさん。
     そんな彼の目の前で、アタシはコートの前を、ぎゅっと掴んだ。

  • 6二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 19:58:27

     ……これ、本当に、見せるの?
     さすがにみんなもトレーナー室の中までは入ってこないはず。
     このままトレーナーさんと口裏を合わせて、出て行ってしまえば見せずに済むのではないか。
     同時に、脳裏に蘇るのはさきほど皆に、着替えた姿を見せた時の反応。
     綺麗、可愛い、似合ってる。
     確かに言われて、正直恥ずかしくてキツかったけど、悪い気はしなかった。

     ――――トレーナーさんも、褒めてくれるのかな?

     そう考えると、むしろ、見せたいという想いが湧き出てきた。
     頭の中で相反する二つの想いがせめぎあい、時間だけがチクタクと進んでいく。
     うじうじと迷い悩んで突っ立っているアタシを、トレーナーさんは待ってくれている。
     こんな面倒臭いアタシを、ただ優しく微笑んで。
     
     ――――あの、綺麗な瞳に、特別なアタシの姿を焼きつけたい。

     気づけば、アタシはコートを開いていた。
     いつの間にかこもっていた熱が放出されて、とても心地良い。
     コートを完全に脱ぎ去って、ぱさりと足元に落とした。
     晒されているへそや太ももを隠そうとして、その手を気合で止める。
     バクバクと破裂しそうな心臓、火が出そうなほどの頬、グルグルと回り続ける視界。
     隠したいけど見てもらいたい、アタシの特別な姿を晒しながら、言葉を絞り出す。

    「…………ど、どーすか」

  • 7二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 19:58:48

     零れ出たのは、あまりらしくない短い言葉。
     隠そうとする両手を震えながら抑えて、ぎゅっと目を閉じて彼の言葉を待つ。
     一秒、二秒、三秒、待てど待てども、聞こえてくるのは痛いほどの沈黙。
     ああ、トレーナーさんに呆れられたのだろうか、幻滅されてしまったのだろうか。
     心の中に凍えるような寒気を覚えながら、アタシはちらりと、目を開けて彼を見た。

     そこには、顔を真っ赤に染めて、ぽかんとアタシを見つめる彼の姿。

     どこか気の抜けた、それでいて熱のこもった視線。
     その表情を何とか言葉で表現するならば――――『見惚れている』というのだろうか。
     トレーナーさんを呆然と見つめるアタシの視線に気づいたのか、彼は慌てて目を逸らす。

    「ごっ……ごめん、ちょっと見すぎた……うん、とても魅力的で、似合ってると思うよ」
    「…………トレーナーさん」
    「どっ、どうしたんだネイチャ?」

     珍しく、どこか焦りながら言葉を返すトレーナーさん。
     この様子を見れば、アタシでもわかる。
     トレーナーさんは、今のアタシの姿を、強く意識しているんだ。
     感じていた羞恥心はいつの間にか自信へ、震える恐怖心はいつの間にか好奇心へ。
     緊張で暴れまわっていた心臓は、期待に胸を膨らませている。
     目を逸らした彼の視線に回りこむように歩みを進めて、アタシは攻める。

    「ねえ、もっと見てよ、頑張って、アンタに見せに来たんだからさ」
    「ネ、ネイチャ? いや、ちょっと、刺激が強いというか、目のやり場に困るというかね」
    「ふぅん、トレーナーさんは中等部の子をそういう目で見るんだあ、いけないんだあ……♪」
    「なんかキャラ変わってない!? 後で辛いのは自分だぞ!」
    「あっ、グラス空じゃん……お酌してあげるね……?」
    「マグカップだし、ペットボトルのお茶なんだけど!?」

  • 8二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 19:59:55

     慌てふためくトレーナーさんの隣に腰かけて、ボトルを手に取る。
     彼にぴったりとくっついて、カップにお茶を注いでいく。
     トクトクと鼓膜を揺らす音色が、自分の心臓なのか、流れるお茶の音なのか。
     その区別すらつかない頭で、アタシは彼の顔を見つめる。
     こちらを見ないようにする瞳は、時折僅かに視線を向けてくるのがわかった。
     きっと、アタシが自分を見ろと伝えたのを、律儀に守ろうとしているのだろう。
     その気持ちが、嬉しくて、いじらしくて、切なくて。

     ――――もっと困らせたくなって。

    「トレーナーさん、実はこういう格好の方が、好き?」
    「いっ、いや、そんなことは……」
    「でも、嫌じゃないんでしょ?」
    「えっと、それは、まあ、たまにはこういうネイチャも……良いかな……と」
    「……ふふっ」

     困ったように、しどろもどろに言葉を返すトレーナーさん。
     言わせちゃったなと思いながら、それが本心でもあると確信できた。
     それだけで着て良かったと思えて、我ながら単純な性分だなと思ってしまう。
     緩んだ口元を隠しもせず、アタシは彼の顔をこちらに向けて、想いをぶつける。

    「アタシも次は着れないかもだからさ……ちゃんと、今日のアタシを焼き付けてよ」

     一瞬目を見開いて、わかったよと、緊張しながら微笑むトレーナーさん。
     その顔を見て、アタシもにっこりと笑みを浮かべるのだった。

  • 9二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 20:00:11

    「……ネイチャさあ、ボクらがいるの知ってたんだからさあ」
    「うにゃあああああああああああああ!」
    「想定以上といいますか、なんといいますか……ちなみにタンホイザさんは途中で鼻血を出してターボさんとともに保健室に行きました」
    「うにゃあああああああああああああ!!」
    「あえて見せつけるとかマジリスペクトなんですけど! ネイチャしか勝たんっ!」
    「うにゃあああああああああああああ!!!」

     やらかしたやらかしたやらかしたやらかしたやらかした。
     トレーナーさんに対して、らしくないアクションを繰り返したことだけではない。
     裁判に参加したメンバーが、アタシがトレーナー室に入るのを監視していたことを忘れていた。
     あの行動的が服を着て歩いているような面子だ、そら盗み聞きくらいはするだろう。
     頭を抱えて屈むアタシを囲むテイオー、イクノ、ヘリオスさん。
     彼女達の頬にはかすかな赤み、その表情には困惑と罪悪感と呆れの色。
     罰ゲーム見にきたのに、妙に湿っぽいやりとり見せつけられたらそんな顔にもなるだろう。

    「うう……なんでアタシあんなことしたんだろ……」

     トレーナー室で、あの後数分やりとりをした後、アタシは適当な理由を付けて退室した。
     出た瞬間に、居心地悪そうに待ち受けていた三人を見て、我に返り――――現在に至る。
     こんなん向こう一か月は擦られるじゃん……!
     後悔の念に苛まれていると、ふと、ぽんと肩を叩かれた。
     振り向けば、優しい微笑みを浮かべるイクノの姿があった。
     
    「ネイチャさんの謝罪の意識は、ゼファーさんにもきっと伝わりますよ」
    「イクノ……!」
    「私達もとてもゆか、貴重な光景が見られたのでwin-winでしょう」
    「イクノ……?」

     というか、アタシに勝ってる要素何一つないんデスガ。

  • 10二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 20:00:47

    「とりあえずネイチャ着替えてきなよ、ボクら見張ってるからさ」
    「ああ、うん、ありがと……なんかお礼言うのも違う気がするけど」

     裁判を行った空き教室に戻って、ヘリオスさんから制服を受け取る。
     ああ、ようやく元の服に戻れる……!
     やっぱアタシみたいな一般ウマ娘には、あんな格好似合わないよね。
     自分の現在の姿を今一度見直して、苦笑いを浮かべる。
     晒け出された太腿とお腹におへそ、二の腕までも。
     チア衣装の時はああいうものだと納得したし、他にも着ている子もいたから良かった。
     けれど今回はアタシ一人だ、完全に浮いてしまって仕方がない。
     まあ、もう縁のない服だろうなあ……。
     そんなことを考えていると、脳裏に一つの言葉が突然過った。

     ――――とても魅力的で、似合ってると思うよ。

     …………いやいやいや、確かに言われて嬉しかったデスヨ? 
     でもネイチャさんもそんなチョロくないというかですね。

     ――――刺激が強いというか、目のやり場に困るというかね。

     顔を真っ赤して、目を逸らしながらちらりとこちらを見るトレーナーさん。
     いつも落ちついて、穏やかで、優しい彼が、あまり見せない一面。
     あれを、また、見てみたいなという気持ちは、確かにある。

     ――――たまにはこういうネイチャも……良いかな。

     ……そうだね、たまにはああいうアタシも、悪くないのかもしれない。
     意を決したアタシは、ヘリオスさんに近づいて、彼女だけに聞こえるように問いかけた。

    「あの……この服、買い取っても良いですか……?」

  • 11二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 20:02:08
  • 12二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 20:06:30

    こいつらうまぴょいするんだ!!

  • 13二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 20:45:14

    うわエッロ……

  • 14123/05/17(水) 21:37:55

    >>12

    >>13

    ちょっと露出が多いだけで健全な服装だから……

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