【ルートにより閲注】CoCシナリオ『Slash your delusion』をやります! part2

  • 1二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 22:34:10

    「KPのスレッタ・マーキュリーです。ところで私の画像これでいいんです?」

    「SKPのグエル・ジェタークだ。返事はいあいあプロドロスだぞ、PL共」


    「着々と対立フラグが立ってる気がする!知らんけど!!」

    「……、…………………」

    「私が主人公よ。通してもらうわ」

    「決めるときは決める男だからね、俺は」

    前卓の様子

    【ルートにより閲注】CoCシナリオ『Slash your delusion』をやります!|あにまん掲示板https://bbs.animanch.com/img/1906968/1「というわけでKPのスレッタ・マーキュリーです。よろしくおねがいします!」https://bbs.animanch.com/…bbs.animanch.com
  • 2二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 22:41:03

    HO1『村人→??』:エラン(公証人)
    バース性:β
    HP:12 SAN:58 MP:14 アイデア:50 幸運:70
    CON:60 SIZ:60 POW:70 INT:50
    応急手当、目星、説得、心理学、近接戦闘(ナイフ)

    HO2『狩人?』:ラウダ(商人)
    バース性:α
    HP:12 SAN:58 MP:12 アイデア:60 幸運:60
    CON:40 SIZ:80 POW:60 INT:60
    目星、言いくるめ、ナビゲート、心理学、近接戦闘(斧)

    HO3『預言者』:ミオリネ(メイド)
    バース性:Ω
    HP:10 SAN:68 MP:16 アイデア:50 幸運:80
    CON:30 SIZ:70 POW:80 INT:50
    目星、聞き耳、応急手当、魅惑、回避

    HO4『共有者1』:シャディク(侠客)
    バース性:Ω→無
    HP:9 SAN:50 MP:11 アイデア:50 幸運:55
    CON:70 SIZ:70 POW:55 INT:50
    目星、言いくるめ、隠密、威圧、近接戦闘(格闘)

    〈かんたん!前卓の振り返り〉
    絶海の孤島の屋敷でフェルシーちゃん殺人未遂が起きたのだ。それに続いてグエルまで殺されかけ、その翌日『エリクト』と名乗る謎の少女が、嵐に閉ざされたはずのこの館を訪れる。ミオリネがそれについて調査していると、ペトラの偽物らしき人物がいることや、そのペトラの偽物がエランやラウダと接触していたらしいことが発覚して……?
    一方その頃ラウダはシャディクやグエル相手に黒幕ムーブで無双していたのに一番重要なところで派手に空ぶる見事な職人芸を見せていた

  • 3二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 22:47:44

    ミオリネ視点情報整理
    ・謎の魔法を使う『未来人』がこの事件に関わっている可能性がある。ちなみにミオリネの努力目標は『未来人と仲良くなる』こと。
    ・エランとラウダは友達。
    ・エランはミオリネを命の恩人だと思っている。
    ・シャディクとグエルは婚約している。
    ・現時点で起きた事件は主に「フェルシー殺人未遂」「シャディクの胎になんかいる」「グエル殺人未遂」の三つ。また、「時計塔に本物のペトラと思しき人物が幽閉されている」。次のターンはミオリネはこの人物の確認に向かう。
    ・エリクトはティンダロスの猟犬に対抗する手段を持っている。
    ・ペトラの偽物がいて、エランを操っている?
    ・犯人は複数人(最低三人)おり、「ターゲット」の殺傷を狙っている。ただし「ターゲット」が誰なのかは現時点ではわからない。
    ・犯人はエランとラウダに接触していた。
    ・犯人は『シュブ=ニグラス』という神を信仰している。

  • 4二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 22:55:19

    「は、は、ハ……」

     エランはゼエゼエと肩で息をする。ここまでくれば、大丈夫のはず。逃げ切れたはず。……何から? エランには、それすらもわからなかった。だって。……だって、これは、どの感情だ?

     自分が、ペトラ・イッタに操られている自覚は、ある。ミオリネのおかげだ。でも、でも。どこまでが「自分」で、どこからが「自分じゃない」のだろう? 少なくとも、あれは。……あの感情は、たぶん、嘘じゃない。

     泣きそうになる。全身が重くて、ようやく自分が、外に来ているらしいことに気づいた。

     目の前には、小さな小屋がある。

     どうやら既に誰かが訪れたあとのようで、鍵は開いている。とりあえず雨風をしのぎたくて中に入ってみれば、大釜や謎の機械、大量の本など、なんだか魔女の隠れ家みたいな場所だ。

     つい最近ついたばかりと見える足跡は、おそらくラウダのものだろう。そういえば、ラウダが森の中で小屋を見つけたと言っていたっけ。おそらくそれが、ここなのだろう。半ば倒れ込むようにして、エランは、床に頽れた。

    「……」

     耳に痛いほどの静寂に、窓を叩く雨音が息苦しい。

     悩んでいても、仕方がない。エランは立ち上がり、部屋の探索を始めた。


    エラン「と言ってももうめぼしいものはラウダがあらかた探しちゃってるだろうけどね」

    スレッタ「そうですね~、どうぞ!」

    1:機械(アイデア) 2:床(目星) 3:部屋全体(アイデア)

    エランdice1d3=1 (1) :dice1d100=98 (98)

    エランdice1d3=2 (2) :dice1d100=44 (44)

  • 5二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 22:58:06

    エラン「???????????????????」

    スレッタ「エランさんってもしかしてファンブル出さないとしんじゃう病気なんですか?」

    エラン「四号はクリティカル連発してたのにさあ!女神はエラン推しなんじゃなかったの!?」

    スレッタ「エランさん推しなんじゃないです?グエルさんと似たような意味で」

    エラン「KP!プッシュロール!!変な機械相手にファンブルなんてまずいしっ、というかどうせファンブルならもう失うものなんて何もないんだ!!」

    スレッタ「なんか最近謎の覚悟を持ってプッシュするひとおおいですねえ。ちなみにここでプッシュ失敗したら何ですけど」

    エラン「うあああああいけええええ勝利の道は開けている!!!!」

    スレッタ「きいていない……」

    エランアイデア:dice1d100=57 (57) (50)

  • 6二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 23:10:58

    エラン「??????????」

    スレッタ「伏線回収、ですか……鮮やかですね……」

    エラン「おかしい。ほんとうにおかしい。何故?」

    スレッタ「そうですね。じゃあかわいそうなので目星情報は順当にあげますね!」


    「……?」

     エランはふと、床に落ちている紙が、やけにつるつるとしていることに気づく。

     質が、良すぎるのである。抜けるように真っ白で、インクの乗りもよくて。こんな紙、公的文書でも使わないだろう。ざっと見てみるとそれは、どうやら家系図のようだった。

     ざっくり母系を追ってさかのぼっていることがわかる。そのせいか姓はかなり変わっているが、それ以上に気になるのは、途中で明らかに不自然な一本線と、「↑ツァトゥグアの国」と謎の走り書きがなされていることだ。一番下、つまり一番新しいところに書かれているのは、「スレッタ・マーキュリー」という名前である。そして、上を方を見ていくと__

    「……ああ、それで」

     エランはこくりと頷いて、立ち上がる。そうしてふと、機械の方に視線を向け__

     ……そこに、あった存在を、知覚して。ひゅっと息をのんだ。

     それは虹色の円錐体で、植物にも、鱗のある何か、魚、蜥蜴、蛇、どれでもない、なんだこれは、何だ? うねがついている半弾力性の物質の、頂部からは四本の円筒状の器官が伸びていて、巨大なかぎつめやらトランペット型の付属品やらいびつな球状__これはおそらく目である、と思われる。わからない、そもそも目と呼ばれるものが存在するのかもわからない__やらが、ごちゃごちゃとくっついていた。それはエランの存在を認識すると、灰色のゴム状の何かで縁取られた巨大な基部をずるりずるりと動かして、こちらに寄ってくる。そうしてその異様なまでに醜悪な花のような付属器官を、エランにずいと近づいた。

     一歩遅れて、認識する。

     自分はまだ、狂気から、逃れ切れていなかったことを。

    エランSANc:dice1d100=24 (24) (58) 0/dice1d6=1 (1)

  • 7二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 23:25:09

     しかしエランは、なんかこう、割と、吹っ切れていた。

     まあそういうこともあるよな!なんかさっきのへんなまどうしょにへんなことかいてあったし!!こういうこともある。わかる。めっちゃわかる。多分一種の現実逃避も入っている発想で、エランはそれに近づいた。

    「……えっと、君、は?」

    『お前は?』

    「え?ぼ、僕はエラン・ケレスだよ」

    『なるほど。この時代の人間か。その様子からして、スレッタ・マーキュリーは確かに成功しているようだ。が、結局作戦は上手くいっているのだろうか……?ああ、俺は03……と、いってもわからないか。好きなように呼んでくれ』

    「ちょちょちょタイムタイム!何の話!?この時代、成功、作戦って……スレッタ・マーキュリーって誰!?」

    『それは答えるな、と彼女に言われている』

     化け物が器用に機械に触れると、回路が、淡く発光する。しばらくもしないうちに、熱を噴出させて、どうやらそれは、壊れてしまった、らしい。「なにして……」と呟くと、化け物はおそらく、こちらを見た。

    『最悪の場合サポートに入れと言われていたが、その必要もなさそうだ。ならばこれはこの時代には過ぎたもの。あいつには帰り道を用意してあるから、本来の歴史を徒に変えるわけには、いかない』

    「ま、待ってよ!」

     化け物がずるずると消えていこうとする。エランはそれを呼び止めて、目を見開く。

    「君は、何者なの?」

     化け物は無感情に言った。

    「『イスの偉大なる種族』のひとつ。と、呼んでほしい」

    dice1d3=2 (2)

    1:エラン「待って!スレッタ・マーキュリーっていったい!?」

    2:エラン「ちょっと、『作戦』ってなんなの!?」

    3:エラン「こ、この時代……って……!?」

  • 8二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 23:36:46

    『話すなと言われている』
    「さっきからそればっかり。そのセンスない外見そっくりのセンスない回答だね」
    『……、むやみに歴史に干渉するのを、あいつは望まなかった。何がタイム・パラドクスを引き起こすかわからない。バタフライエフェクト、ほんの些細なことでさえも、全てを変える契機になり得る。俺が計算した未来では、少なくとも今のところは、大丈夫だが。何せ不確定要素が多すぎる。02は匙を投げたし、01は最近連絡が取れないと思ったらニンゲンにつかまっていたし』
    「さっきから何ぶつぶつ言ってるのさ」
     イス人はじっと、エランを無表情に見つめる。
     それから、脳に直接響く声で、こう、半ば呟くように、そしてもう半分は突き放すように、こう言う。
    『俺はお前らに興味がない』
     与えられるだけの文化を享受している生命では、俺達の好奇心は満たし得ない。唖然としてソレを見つめれば、『これで最後だ』と言って、エランからふいと視線を逸らした。
    『ここで見たことは忘れて、お前は日常に帰れ。今すぐに』
    「……」
     エランの緑色のひとみが、大きく見開かれる。
     それからふらふらと、壁に手をついて、小屋から出た。雨が降る。ざあざあと、エランの肩を叩く。衝撃を通り越して若干の鈍痛すら感じるその大雨が、地面にあたって弾ける音にまぎれて。エランが低い声で呟いた。
    「Mod-2に報告しなければ……」

    【エラン 三日目 夕 終了】

  • 9二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 23:39:31

    エランお祓い行こう?

  • 10二次元好きの匿名さん23/05/19(金) 23:49:17

    「あの化け物はなんだったの?」

    「知りたい?」

    「と、言ったら、教えてくれる?」

    「……君にだけ、特別ね」

     螺旋階段を上がりながら、エリクトはこちらを振り返ることなく、低くそう言った。君も、本来の筋書きにはいない者だから。それに、猟犬を見ても魔導書を見ても発狂しなかった君には、素質があるのかもしれない。そう言って、語りだす。

     __奴らは、ティンダロスの猟犬。

     あらゆる鋭角から現れる、不可視の殺人鬼。獲物と一度定めたものはどこまでも追ってくる。やつに食い殺されるまで。しかしこの屋敷は、所謂「安全地帯」だ。何故なら鋭角がないから。一体全体どうしてそうなったのかはわからないが、「だからこそここが選ばれた」という逆転現象はあるかもしれない。しかしそれでも、やつは現れた。何故か?

    「ここに『寄せ餌』がいるからだよ」

     エリクトはようやく、こちらを振り返る。

     その顔には、柔らかな笑みが浮かんでいた。

    「あまり詳しいことは言えない。代わりに問題提起をしよう、探偵さん」

     ひとつ。この屋敷で起きている殺人事件の、真の狙いは何か。

     ふたつ。この事件の黒幕は何者だ? 事件の中心にいるのは? 

     みっつ。『招かれざる客』とは、誰だ?

    「これらの答えが導き出せれば、きっとこのクローズド・サークルの答えに辿りつけるよ。もちろん、まだ情報は足りていないみたいだけどね?」

     エリクトが扉を押し開ける。中では、やはりペトラ__あるいは、ミオリネが知る「ペトラ」と同じ顔をしている人物が、ぐったりとしていた。どうやらかなり衰弱しているらしい。このまま放置したら遅かれ早かれ死んでしまう。誰かがきちんと看病しておかないといけないだろう。

    「……私は、探偵じゃないわ」

     だけど。ミオリネが小さく呟いた。

    「未来を示す『預言者』のような存在に。なれたらいいな、と思っている」

    1:ペトラ(医学) 2:ペトラ(目星) 3:部屋全体(目星)

    ミオリネdice1d3=3 (3) :dice1d100=31 (31) (70)

    ミオリネdice1d3=3 (3) :dice1d100=3 (3) (70)

  • 11二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 01:34:17

    エランのファンブルで始まったこのPart2スレの初日をクリティカルで〆る...
    かっこいいよミオミオ!!!!!!!そのクリティカルパワーで突き進んでくれ!!!!!

  • 12二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 07:52:04

    ミオミオマジ主人公。「本来はいるはずのなかった異分子が事態を動かしていく」って物語構成の王道で好き
    エランはエランで謎だらけだな?普段コメディ調でふるまっている人間に裏の顔……みたいなノリになりつつある

  • 13二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 09:47:04

    着実に探索していくミオリネだけを信じる!

  • 14二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 09:58:23

    ミオリネ「君 よ 気 高 く あ れ」

    スレッタ「つよい」

    ミオリネ「宿命を越えて進め__」

    スレッタ「じゃあ、そうですね。情報は全部あげます!ついでに~……」


    「ん……」

     ペトラが目を覚ます。

     ミオリネはその顔を覗き込み、「気がついた?」と尋ねた。ペトラは一瞬警戒するような姿勢をとるが、ミオリネが優しくその頭を撫でると、しばらく、呆然とした。目視した限りではあるが、ここしばらくはまともに食事をしていないらしい栄養状態であることは間違いない。部屋に運んだらまずはやわらかく作った食事を与え、少なくと数日はしっかりと休養をとるべきだろう。思いながら、その頬に触れる。

     薄い、鱗がある。

     口を開けさせて、牙があるのも確認する。つまるところ、彼女はαだ。フェルシーの言葉を信用するなら、こちらが本物のペトラだということになる。

    「あんたは、フェルシー、は。私は」

    「助けに来た。今は、何も話さなくていい」

    「……、」

     ペトラはぱちりと瞬きをして、それから、無言のままぼろぼろと涙を流し始めた。こんなところにおかれて、怖かったに違いない。くたりと脱力した身体をおぶると、エリクトに向けて「帰るわよ」と言った。

     エリクトは、机の上にあった空の瓶を、じっと見つめている。

     ミオリネはゆっくりとそちらに近寄ってみる。内容量は部屋の水差しより多いぐらいの量で、一度で飲みきるには多すぎる。中に付着している液体は、ミオリネですら見たことない物質だ。白濁していて乳にも似ており、嗅いでみると微かに甘い香りがするが、注意しなければわからない範囲だし、なんの香りかも分からない。とにかく、甘い香りだ。背中でぐったりとしていたペトラが、ふっと目を開けて、それを見つめる。

    「それ、三日くらい前までは、中身、入ってたんだけど……誰かが、持ってって……瓶、まだ、いくつか、あって……」

    「なるほど。……疲れてるなら無理に喋らなくてもいい」

     軽く、とんとんとその背を叩く。

     ペトラが再び、泣きそうに震えた。

    ペトラヒート判定:dice1d100=85 (85) (10)

    ヒート処理:dice1d5=4 (4)


    【ミオリネ 三日目 夕 終了】

  • 15二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 10:29:06

    「ペトラぁああっ!!」

    「……ふぇるしぃ」

     屋敷に戻ってきたミオリネは、ペトラをフェルシーの部屋に送り届けると、こくりと頷いた。

     フェルシーも魔女だ。何よりペトラのことをいちばん知っているのはフェルシーである。これ以上のことは、彼女に任せておけば間違いない。

    「これでとりあえず、一件落着?」

    「まだだよ。あの……便宜上偽ペトラと呼ぶけど。あいつをなんとかしないと」

     エリクトは髪をぐしゃりとかきあげる。懐から見たことの無い素材で作られた髪飾りを取り出して、簡単に髪を括り、さらにヘアバンドで前髪の一部を留めた。それは、と聞けば、「戦化粧みたいなもの」と言って微笑んだ。

     そんなことを話しながらフェルシーの部屋を後にすると、ふと。ロウジが、こちらに向かって歩いてきた。

     彼はエリクトの姿を見ると、「あ」と駆け寄ってきた。

    「エリクトさん、ペトラさんが話したいことがあるって言ってましたよ。客間で待っていると」

    「なるほど。……ちょうど、私も同じことを考えていたところです」

     エリクトがすっと目を細める。

     それから振り返ると、ミオリネの方を見て、いつも通りの読めない笑みを浮かべた。

    「少し、行ってくるよ。あっ、夜は一緒に寝たいな?」

    「え何もしかして私の部屋最大三人入ることになるの??」

    「そこは君に任せる。ただ、そうだね」

     エリクトはぴんと指を立てる。

    「大切な人は、守ること。ね?ミオリネ・レンブラン」


    エランPOW判定:dice1d100=14 (14) (70)

    成功の場合エラン:情報共有の場にdice1d2=1 (1) (1:する 2:しない)

    ラウダ:情報共有の場にdice1d3=3 (3) (1:来る 2:来ない 3:戦闘を仕掛けてみる)

    ミオリネ:情報共有の場にdice1d3=1 (1) (1:来る 2:下手で待機 3:エリクトについていってみる)

    シャディク:情報共有の場にdice1d2=2 (2) (1:来る 2:堕胎薬作りチャレンジ)

  • 16二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 10:30:50

    ラウダ幸運:dice1d100=10 (10) (60)

    ラウダ目星:dice1d100=63 (63) (70)

    ※成功した数に応じて良質な武器が手に入るとします

  • 17二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 10:56:25

    ラウダ…どうしてこういつもバーサーカーなんだ…

  • 18二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 13:07:00

    シャディクいないけどブッコミ行くのかな

  • 19二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 19:55:51

    ラウダ強い

  • 20二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 20:03:15

    >>19

    今のとこ他の出目も大体強いのに兄さん関連で負けてしまうのがさ…

  • 21二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 20:57:51

     ラウダやシャディクが来ないことに一頻り文句を言った後、ふたりして抑制剤を飲み干した後、簡単にあの後起きたことの情報を共有する。小屋にいた化け物のこと、ペトラを送り届けてきたこと、そして__

    「……これは」

    「多分だけど。これも、関係ある……と、思うよ。本物かどうかは知らないけどね」

     エランから受け取ったその紙を見て、ミオリネ肩と指先を震わせていた。

     それは、家系図である。

     ただし一番新しい年号は、現在使われているものではない。逆に数世代さかのぼれば、今現在使われているものと一致する。もし未来人が実在して、これがその未来人の持ってきたものだと仮定したら、この、少女。一番新しいところにいる子孫、『スレッタ・マーキュリー』の祖先は__

    「シャディク・ゼネリと、グエル・ジェターク?」

     つまるところ、現在推定されている未来がそのまま遂行されたのであれば、シャディク・ゼネリとグエル・ジェタークが結婚し、子を成す。その血が脈々と繋がって、スレッタ・マーキュリーが産まれた、ということか。……スレッタ・マーキュリーが何者かはしらないけれど。

     頬杖をついて、硬直したミオリネを見つめる。エランは「どうする?」と尋ねるように聞いた。……どうする、も。なにも。

    「諦めるって、決めたから……」

     呟いた声は、情けないほどに震えていた。__その時、

     どこからか、悲鳴が聞こえてきた。


    グエル「さてシャディク……慈悲だ。堕胎薬を作るか、自分に応急手当を振るか、選べ。治療をしたならHPを全回復してもいい」

    シャディク「え何?」

    グエル「ラウダ。イクストリームだ、木こり斧(ダメージ3d6)、持っていけ」

    ラウダ「わあい」

    シャディク「え何!?!?!?」

    dice1d2=2 (2)

    1:シャディク「……堕胎薬作りを優先する」シャディク薬学:dice1d100=19 (19) (70)

    2:シャディク「ち、治療を優先するよ!」

  • 22二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 21:00:52

    本当にアックス召喚しちゃったよ

  • 23二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 21:07:39

    ラウダとエリクトが敵対するかもってそういうことかあ

  • 24二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 21:09:46

    『スレッタ・マーキュリー』の祖先はシャディク・ゼネリと、グエル・ジェターク
    スレッタの母であるミオリネより衝撃的な日本語があるとは思わなかった。

  • 25二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 21:14:42

    シャディクHP:9→14

    「迷惑をかけたな」

    「何の話?」

    「ラウダのこと。何故あのような凶行に及んだかは知らないが……身体、どこも気持ち悪くないか?」

    「……、ラウダとグエルは関係ないじゃないか。それに、俺は大丈夫だよ」

     たぶん、とつくのは、未だに胎に気持ち悪い「何か」がいるのを、シャディクは認識、しているからだ。

     それ以外はむしろ、以前より好調といってもいい。怪我は手当てしたし、あの慢性的な熱っぽさもないし、しばらくは薬ものまなくていいだろう。……ただ、自分がどうなって、しまったのか。このままだと婚約も解消しなければならなくなるのか、そういったことは、少し気にかかる。

     グエルは静かに目を伏せる。もう一度「気にするな」と言って背を叩けば、グエルは少しだけ、微笑んだ。それからシャディクの手を取り、泣きそうな顔で俯く。

    「一緒にいてもいいか」

    「……ふふ、もちろん」

    「何故笑う」

    「ううん?ただ、グエルでも怖いことはあるんだなあって」

     そうやって、シャディクが微笑んで、寝台を明け渡そうとソファに向かった__瞬間。

     こん こん こん こん

     ノックが鳴り響く。シャディクは咄嗟に警戒する姿勢をとる。扉の向こう側から、低い、声が聞こえる。

    「開けてくれないと、『あける』よ」

     立ち上がったのはグエルだ。慎重に、鍵を開ける。と、同時に、半ば蹴破られるのではないかという勢いで、扉が開いた。逆光を受けたその男は、両手で巨大な斧を持ち、グエルに目を向けたあと、シャディクに視線をやり、微笑んだ。ごめんね、怖がらせちゃったかな。

    「こんばんは。兄さんを奪いに来たよ」


    グエル「気のせいか?『兄さん』に『プライズ』というルピがあるように見える」

    ラウダ「きのせいきのせい」

    シャディク「なんでここだけシノビガミやってんのおおおおお!?!?」

    ラウダヒート判定:dice1d100=33 (33) (20)

    ヒート処理:dice1d5=4 (4)

    『シャディク』

    対象:ラウダ dice1d2=2 (2) (1:言いくるめ 2:マヌーバ:ノックアウト打撃) dice1d100=46 (46) (70)

    『グエル』

    対象:ラウダ dice1d2=1 (1) (1:精神分析 2:マヌーバ:ノックアウト打撃) dice1d100=83 (83) (50)

    『ラウダ』

    対象:シャディク 攻撃方法:近接戦闘(斧)dice1d100=93 (93) (70)

  • 26二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 21:18:15

    そして失敗。実にラウダ!!

  • 27二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 21:21:28

    兄さん関連のダイスに限りよわよわなラウダよ…
    これもある種の女神の寵愛では?ラウダへかグエルへかは知らんが

  • 28二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 21:27:17

    グエル「?????????」

    ラウダ「??????????????????」

    シャディク「この兄弟はほんとさあ」

    グエル「クソ誰か剣持ってこい!俺近接戦闘(刀剣)なら90あるから!!90あるから!!!!」

    ラウダ「おかしい おかしい おかしい おかしい おかしい」

    シャディク「黒幕ムーブが似合わないってこういうことを指すんだねえ……」


     ぶん、と。ラウダが斧を振りかざす。シャディクは一歩引いて、それを避ける。極限まで見開いた目が、金色に薄く輝く瞳孔を孕んで、じっと、こちらに向く。

    「避けないでよ。家具が壊れたらどうするの?」

    「それよりも、ここで人死にが出るほうがよっぽど、問題だと思うけどなあ……!?」

     シャディクは大きく飛びのいて、壁に足をついた。グエルは焦ったように目を見開き、「話し合おう!」と叫んだ。ラウダは立ち上がると、眉間に皺を寄せ、グエルの方に視線を向けた。

    「ハナシアウ? ……その段階はもうとっくに過ぎたよ。僕は覚悟を決めたし、あなたは変わってしまった。もっと穏便にことを進めたかったのにね。残念だ」

     グエルは「くッ……」と呻く。しかしそれで、十分だった。シャディクはグエルの方に気を取られたラウダの、首目掛けて蹴りを叩きこむ。咄嗟に気づいたラウダが斧を構えるが、__それよりも、シャディクが飛び込む方が早かった。

    ラウダ応戦:dice1d100=29 (29) (35)

    応戦成功の場合シャディクダメージ:dice3d6=3 2 4 (9)

    応戦失敗の場合ラウダ気絶(戦闘終了)

  • 29二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 21:29:25

    回復引けててよかったねホントに

  • 30二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 21:36:04

    シャディクHP:14→5

    シャディク状態変化:重症&転倒

    シャディク気絶判定:dice1d100=16 (16) (70)

    シャディク「????????????????」

    ラウダ「~神に感謝~」

    グエル「おい。おい待て俺応戦失敗したていで描写したんだが?何あててんだラウダ!!」

    シャディク「えっえー……じゃあつまり、斧での防御が間に合って、攻撃を受け流された挙句、さっき治療したばかりの傷口を抉られる……みたいな?」

    ラウダ「いたそう」

    シャディク「他人事!!!!!!」

    グエル「ティンダロスの猟犬よりダメージ与えてるのおかしいだろ普通に」

  • 31二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 21:42:00

    こ…コワ~…

  • 32二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 21:42:21

    ラウダ神話生物説

  • 33二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 21:51:05

    「……く、あ、ああああ゛あ゛……?」

     悲鳴は、裂けるようで。どこか、鈍かった。

     ラウダは無表情にぶんと斧を払う。びしゃり。びちゃりと音がして、壁に血がついた。グエルはそれを見て、目を見開き、口を半開きにさせて、瞼とくちびるをガタガタと震わせて。微かに頬に付着した返り血と、流れてくる冷や汗を、拭った。

     シャディクの身体が、ゆっくりと崩れ落ちる。

     その身がかなり瀕死よりの重態であるらしいことは、多少なら応急手当の心得を持っているグエルなら、すぐにわかることである。グエルはぎゅっと胸の前で手を組み合わせると、意を決したように、一歩、前に出た。

    「俺がそちらに行けば、シャディクに手は出さないか」

    「もちろん」

    「……なら、」

    「グエル!」

     シャディクが、立ち上がる。じわりと服に血を滲ませながら、しかしどこか、不敵に微笑んだ。

    「その必要はないよ。……俺は、大丈夫だ」

    「でも」

    「大丈夫!」

     強がるように笑う。

     グエルは、ほんの一瞬。泣きそうな顔をして、それから、きっとラウダに向き直った。


    『シャディク』

    対象:ラウダ 戦闘マヌーバ:ノックアウト打撃(判定は近接戦闘(格闘):dice1d100=72 (72) (70) ペナルティダイスdice1d10=8 (8) )

    『グエル』

    対象:dice1d2=1 (1) (1:シャディク 2:ラウダ) 対象ラウダの場合dice1d2=2 (2) (1:ノックアウト打撃 2:先進分析)dice1d100=89 (89) (50)

    『ラウダ』

    対象:シャディク 攻撃方法:近接戦闘(斧):dice1d100=50 (50) (70)

  • 34二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 21:59:42

    「う、ぅ゛」

    「シャディク、動くな!クソッ、手元が、ぬか、るんで……ひ……」

     グエルが見開いた両目から涙を流しながら、シャディクの手当てを試みる。だがその動きが、今なお貪欲にラウダに攻撃せんとしているシャディクの動きと、下手に噛み合って二人して足をもつれさせた。その様子をじっと、見下ろしていたラウダが。ニコリと、笑う。

    「もう終わりでもいいかな?」

    「__ッ、」

     シャディクが目を見開く。

     ラウダが両手で斧を振り上げて、

     下ろす。


    シャディク「うわああああああああああ死ぬ!」

    グエル「お守りで持たせてた応急手当70も不発!!えどうすんだこれ!?!?」

    ラウダ「なんだかSKPがPLと一緒になって慌ててるの見てるとすごく面白いね」

    シャディク「応戦。応戦成功するしかない!!いけるクトゥルフの三割は十割!!」

    グエル「さっきラウダはあててたんだ!やれ!!シャディク!!!!」

    ラウダ「えへへ。がんばってね?」

    シャディク応戦:dice1d100=78 (78) (35)

    応戦失敗の場合シャディクダメージ:dice3d6=4 5 2 (11)

    応戦成功の場合ラウダ気絶(戦闘終了)

  • 35二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 22:05:21

    ナムサン!!!

  • 36二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 22:06:25

    シャディクHP:5→0

    シャディク状態変化:瀕死


     その一撃を受けた、シャディクの身体が。

     ばたり、と。頽れる。

     グエルは咄嗟に、脈を確認した。まだ、ある。だが弱い。このまま放置していれば、遅かれ早かれ死んでしまうことは間違いない。

     ラウダはとどめをさすためか、近づいてくる。それを、グエルは制止した。そうして立ち上がり、血でぬかるんだ地面に立つと、泣きそうな顔で、ラウダを見つめた。

    「……目当ては、俺か」

    「そうだと言ったら?」

    「俺のことは好きにしていい。だからどうか、シャディクを殺さないでくれ。お願いだ……」

     ラウダは震える声でそういったグエルを、じっと、見下ろす。しばらく考えた後に、「手当、すれば」と言って、ソファに腰かけた。血が、ついた。

    「そのくらいなら、待っていてあげる」


    シャディク「あっ……あっ……あっ……」

    グエル「…………………」

    ラウダ「兄さんに戦闘継続の意思もないみたいだね?戦闘終了だよ。おつかれさま」

    シャディク「あ……あ……あ……」

    グエル「えと……ハウスルールで、応急手当に成功して容体が安定すればそのまま治癒が始まるとする。こんなところで途中退場は寂しいし、困るからな」

    ラウダ「えへへ。数的不利なうえに行動順一番最後だからまけちゃうかも、とはおもっていたけれど。勝っちゃった。ふふ」

    グエル応急手当:dice1d100=50 (50) (70)

  • 37二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 22:11:16

    逆襲のラウダ

  • 38二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 22:17:59

    ラウダ最後の最後で失敗しがちだけどなんか戦闘強いんだよなあ!?
    手当成功して良かった

  • 39二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 22:23:48

    シャディクHP:0→1


     どことなくおぼつかない手つきで簡単に手当てを済ませれば、シャディクの呼吸が安定する。それでも、しばらくは目を覚まさないであろうことは、間違いない。グエルは、うずくまる。傷口から血のにおいがする。ラウダが「もういい?」と聞けば、グエルはシャディクの胸元に、そっと、顔を寄せた。

     心臓の音がする。

     生きている。

     確認してから、懐からそれを抜き取る。割れていたらどうしようかと思ったが、無事だ。それから立ち上がり、くるりと振り返る。

    「……お前は、何故こんなことをした?」

    「ふふふ。かしこいにーさんなら、わかるんじゃないかな?」

    「わからない。お前は冷静で、理性的だったはず」

    「そっか。いずれわかるよ」

     ラウダが微笑んで、シャディクの血でべっとりと生温かく濡れた手で、グエルの腕を握った。__その時、

     どこからか、悲鳴が聞こえてきた。

    ラウダSANc:dice1d100=2 (2) (58) 1/dice1d10=6 (6) (殺人を犯した判定)

    シャディクSANc:dice1d100=15 (15) (50) 0/dice1d10=1 (1) (酷い拷問を受けた判定)

    グエルSANc:dice1d100=27 (27) (48) 1/dice1d6=5 (5) +1(友人の死を目撃した判定)


    エラン:悲鳴の発された方向に向かう

    ミオリネ:悲鳴の発された方向に向かう

    シャディク:CON判定dice1d100=77 (77) (70) 成功したら奇跡的に起きられる。ただし体力がアレなので、応急手当などを自分に振ることしかできない

    ラウダ:dice1d3=3 (3) (1:グエルを連れて悲鳴の発された方向に向かう 2:グエルを置いて悲鳴の発された方向に向かう 3:悲鳴の発された方向に向かわない)

  • 40二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 22:26:35

    このラウダ心臓つえぇ~…

  • 41二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 22:36:09

    シャディク「……………………」

    グエル「おまッ……おまッ……おまッ……」

    ラウダ「くふ。ふふふっふふふふふ!!」

    エラン「向こうなんであんな空気がお通夜なの?」

    ミオリネ「さあ……?」

    スレッタ「はい。それでは、エランさんとミオリネさんは悲鳴の聞こえてきた方向に向かいますね」


     それは、セセリアの声だ。

     駆けつけてみれば、彼女は目を丸くして、客室の一つを見つめていた。すぐにフェルシーもやってくる。フェルシーも、はっと、目を見開く。

     ミオリネが、そこを除くと。人影が、ふたつ、あった。

     ひとつは、立ち尽くすエリクト・サマヤ。

     __そしてもう一つは、変わり果てたペトラの姿だった。

     エリクトはこちらに背を向けている。それに、向き合うようにして。ペトラ・イッタは、腹部をずたずたに切り裂かれ、絶命していた。

    「……違う……」

     と、ふと。フェルシーが小さく呟く。そうして、くちびるを押さえて。低く、言う。「ペトラは、今、私の部屋で眠っているはず。だからここにいるのはあの、ペトラの偽者、のはず。でも……」

     エリクトはこちらを見ない。セセリアが動揺したように、エリクトを指さして、声を裏返らせた。

    「え、エリクト……エリクト・サマヤ!あんたが、ペトラを、フェルシーも……!」

    「落ち着いて。僕は彼女に呼ばれたから来ただけだ。尋ねてみれば返事がなくて、入ってみればこの通り」

     エリクトは苛立ったように髪をかき上げる。ミオリネは、その姿を見て。それから、死んでいるペトラの偽物を見て。

     __吐き気を催して、うずくまった。

    エランSANc:dice1d100=68 (68) (58) 1/dice1d4=1 (1) +1

    ミオリネSANc:dice1d100=28 (28) (68) 1/dice1d4=3 (3) +1

    エリクトSANc:dice1d100=37 (37) (??) ?/?(ダイスを振る必要があった場合、裏で処理します)

  • 42二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 23:53:01

    このレスは削除されています

  • 43二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 23:54:49

    ラウダもはや裏主人公みたいになってるんだけど、何が目的なんだ…
    ラウダの目的には(推定)生きてるグエルが必要で、シャディクは切実に生きたい
    ミオリネはBSSされたあとは普通に村人ムーブで、未来人とかそう事件に巻き込まれた探偵感
    エランの目的が見えてこないんだよな…ただの白人外か???
    偽物ペトラが積極的には殺そうとしてなかった気がするから、なにかラウダみたいな個人目標があるんだろうか

  • 44二次元好きの匿名さん23/05/21(日) 07:56:07

     ミオリネは咄嗟にそれに駆け寄った。鱗が、ない。フェルシーの言う通り、これは偽ペトラであると見て間違いない。だが、それと、今この目の前の少女が、殺人を犯したのかもしれないという事実は、なんら関係がない。

     だが、それにしては妙だ。もし殺すつもりなら、礼拝堂で戦闘した時点で、殺すことが出来たはず。この嵐で、どうせ外に話が漏れることもないのだ。そこでミオリネはふと、顔を、あげて。エリクトの方に視線を向ける。

    「……あなたは、『スレッタ・マーキュリー』?」

    「さあ?」

     エリクトは飄々とした様子でその発言を受け流した。セセリアは一瞬ぽかんとしたような表情で「すれ……?」と言ったあと、「今はそんなこと関係ないですよねえ!?」と叫んだ。

    「もうやだよ。なんで、私……私が、悪いの?ロウジぃ……」

    「お嬢様は悪くないですよ」

     ロウジはセセリアの髪を撫でた。それからあちこち視線を巡らせる。二人もそれに続いて、現場の調査を始めることにした。


    1:アイデア 2:ペトラに目星 3:経た全体に目星 4:偽ペトラに医学

    エランdice1d3=2 (2) :dice1d100=47 (47)

    エランdice1d3=1 (1) :dice1d100=57 (57)

    ミオリネdice1d4=3 (3) :dice1d100=90 (90)

    ミオリネdice1d4=4 (4) :dice1d100=75 (75)


    エランアイデア:dice1d100=9 (9) (50)

  • 45二次元好きの匿名さん23/05/21(日) 15:04:58

    今回みんな一桁か90代出さないとだめな病にてもかかってるの?

  • 46二次元好きの匿名さん23/05/21(日) 15:22:54

    選択肢いい感じにバラけてるのに…
    ぽんこつエランはミオリネの運を吸い取って成功してるの?

  • 47二次元好きの匿名さん23/05/21(日) 17:36:35

    スレッタ「ひっく……うぇ……うえええええん……」

    ミオリネ「す、スレッタ……ほらこれ飴あげるから、元気だして……」

    グエル「父さん!何やってんですか父さん!!え俺来週アレ乗るんですか父さん!?赤パメさせられるんですか父さん!?!?」

    エラン「本編の僕、暴れてるねぇ~!『エラン・ケレス』様も出てたし、面白くなってきそうじゃん。ところで僕なんか無敵の人状態になってない?」

    シャディク「は はは……そうだね、面白くなってきそうだね……なんだろう、この、すごく嫌な予感がする……」

    ラウダ「悪いことは言わないからそのムーブはやめろ僕!死ぬから!!あと後輩たちドン引きしてるから!!!!」


    スレッタ「えぐ……えっと、それで、どう……しますか?エランさんはアイデア、ミオリネさんは両方、プッシュできます、けど……」

    ミオリネ「する。ここの情報はできれば落としたくない」

    エラン「僕も!アイデアだし、失敗してもそこまで大きな被害は出ないでしょ」

    スレッタ「わかりました!……あ、それと、エランさん。エランさんに振っていただいたアイデアの結果ですけど……」

    エラン「……わかった。なるほどね?これ、ミオリネに共有できる?」

    スレッタ「そうですね、じゃあPOW判定ハードで成功したら共有できるとしますよ」

    エラン「わかった。あてちゃうぞ~!」

    ミオリネ「そう、頑張れ……さて、気合い入れて振るわよ」


    エランアイデア:dice1d100=21 (21) (50)

    ミオリネ目星:dice1d100=36 (36) (70)

    ミオリネ医学:dice1d100=55 (55) (70)

    エランPOW判定ハード:dice1d100=72 (72) (35)

  • 48二次元好きの匿名さん23/05/21(日) 18:26:06

    ここの平和な人たちも毎週日曜は胃をキリキリさせてるのかな…
    プッシュ全員成功でよかったよかった

  • 49二次元好きの匿名さん23/05/21(日) 19:09:50

    >>48

    ミオリネ「今回スレッタ周りは全部お通夜だったわね。あのシャディクがかなりお労しいものを見るような顔でポテチ恵んでたし」

    グエル「逆にミオリネと俺はコントみたいな目で見られてたな。間を通るシャディクのことは全員で煽り散らしていたが」

    エラン「グエルといえば、前話までウッキウキで乾杯してたラウダが死んだ目で倒れこんで痙攣してるの面白かったなあ」

    シャディク「グエル、ラウダが映るたびに「それはシュバルゼッテフラグだ!」「イメカラ的に実は青パメだったりしないか?」ってうるさかったもんねえ。水星ちゃんは「もしかしてグエルさん乗るんです……?」、ラウダは「いやスレッタかもしれない……」って押し付け合い始めてたし」

    ラウダ「エランのシーンは今回のアクションシーンなので全員で湧いてみていたね。ただその後暴露したことの重大さに気づいて主にスレッタやエランあたりが黙り込んでたけど」

    スレッタ「ミオリネさん……飴、おいしかったです……できればココアもほしいです……」


     ミオリネは吐き気を堪えながら、遺体の状態を確認する。……死後、数十分は経っているだろうか。血が止まっている。それに、凶器らしきものが見つからない。腹を刺されたことが直接的な死因だろうがそれにしては何か、違和感がある。エランがふっと顔を上げて、ミオリネに耳打ちをした。

    「ねえミオリネ。もし犯人がエリクトだとしたら、返り血がついていないのは不自然じゃない?」

    「……確かに」

     二人は小声で会話しながら、フェルシーの方にちらりと視線を向ける。フェルシーはしばらくあちこちに視線を巡らせたあと、目を見開き、大泣きしながら部屋に帰って行った。当然だ。いくら偽物とはいえ、大切な人がこんな無残な姿で発見されたのだから。動転するのも当然だろう。

     __そこで、ふと。ミオリネが気づく。

     セセリアが、何か紙片を踏んでいる。近づいて手に取り、読んでみる。走り書きなうえにところどころ破れているが、要約して最低限の意味を読み取ることは可能だろう。そこに書かれていたのは、


    『選定対象』

  • 50二次元好きの匿名さん23/05/21(日) 19:34:49

    「選定対象(最低二名以上)

    ・戦闘能力があること

    ・可能ならば××××××などの呪文も使えること

    ・最低限その時代になじめる程度の演技が行えること

    ・失敗した場合その場で××することに同意すること

    支給品

    ・××の寵愛を与える液体

    ・××××の掛け時計と清めた刃物

    ・捕縛用セット(必要に応じてモルタル作成キットなど)

    ・標準仕様のサバイバルキット

    留意事項

    姿を変える呪文や天候を変える呪文を持つ×××よりの××(×=×)に協力を取り付けることができた。基本的にはこの指示に従い、緊急時は頼ること。また、猟犬避けのため、そして可能な限り確実に処分するため、ターゲットのうち××××××の××××の一環として殺すことができる方には、我らが神の寵愛を与えること。余裕と機会があればもう片方も処理せよ。

    全ては××××・××××××の××のために。

    (山羊を模した捺印)」

     ミオリネがそれを読んでいると、横から覗き込んできたエリクトが、「ああ、寄せ餌って、そういう……」と小さく呟いた。

    「悪趣味なことを考えるものだ」

    「エリクト?」

    「……なんでもないよ。ただそうだね、」

     エリクトは微笑む。……聞いても、教えてくれないか。ミオリネは指先をくちびるにあて、考えてみる。犯人だけではない。ターゲットも、少なくとも二人いる。ただ、それにしては、何かが引っかかるのだ。もう少し情報が拾えないだろうか。あるいは、何か、きっかけがないか。

    「エラン」

    「……何?」

    「あなたは、誰が『ターゲット』だと思う?」

    「どうだろう、うーん……」

     エランは、ちらりとどこかに視線をやる。ミオリネはそれを確認してから、静かに紙片に目を落とした。

    dice1d2=2 (2)

    1:ミオリネ「……もう少し、解読できないかしら」ミオリネ目星ハード:dice1d100=26 (26) (35) エラン目星ハード:dice1d100=39 (39) (35)

    2:ミオリネ「かんがえて、みようかな」ミオリネアイデアハード:dice1d100=31 (31) (25) エランアイデア:dice1d100=88 (88) (50)

  • 51二次元好きの匿名さん23/05/21(日) 20:01:50

    ミオリネ「……いやまあ、仕方ない……」

    エラン「期待値低いしね」

    ミオリネ「あんたは当てなさいよ!ハードなってないんだから!!」

    スレッタ「プッシュします?ここで失敗するとそうですね……じゃあ、エランさんは……という感じで。それとミオリネさんは、いままでのことがつもりにつもってSAN値がシンプルにー1されるとします」

    ミオリネ「あてろって言われてる気がする」

    エラン「何がなんでもここの情報落とすなって慈悲をもらってる」

    ミオリネ「……当てるわよ、エラン。四回やれば一回はあたるはずよ、期待値的に考えて」

    エラン「そうだね~!……いやまあ、なんとなく察してはいるけどさ……」

    ミオリネ「……?」

    ミオリネアイデアハード:dice1d100=11 (11) (25)

    エランアイデア:dice1d100=80 (80) (50)


    ついでにシャディク起床チャレンジ:dice1d100=80 (80) (70)

    成功の場合シャディク医学:dice1d100=28 (28) (70)


    「……先程の悲鳴の元には、向かわないのか」

    「気になるの?」

    「民間人を守るのは、騎士団長である俺の使命だ」

    「騎士団長だから、民間人を守る。そのために身を削り尽力する。スラムの、好きでもない人間と結婚する」

    「俺はあいつのことを大切に思っているし、好きになろうと努力、」

     ラウダの顔が近づく。

     見開かれた目に、叫ぼうと口を開けたまま、呆然と固まるグエルの姿が映っていた。

    「それならやめなよ、騎士団長なんか」

    ????:dice1d100=78 (78) (??)

    ????:dice1d100=36 (36) (??)

  • 52二次元好きの匿名さん23/05/21(日) 20:08:55

    ミオリネえらい!
    一方のエラン…何が起きるんだ…

  • 53二次元好きの匿名さん23/05/21(日) 20:16:12

    ミオリネ「エランのぽんこつ!ついでにシャディクもなんかすごい出目出てる!!」

    エラン「てへっ」

    シャディク「ミオリネ!ミオリネ助けに来て!!」

    スレッタ「そうですね~!それでは……」


    「……シャディク?」

     ミオリネははっと目を見開いて、指先を持ち上げた。

     時計塔にあった瓶の中身が既に使用済みであったことからして、既になんちゃらの寵愛を与える液体とやらを誰かがくちにしていることは、たぶん、間違いない。それにエランは、あの『ティンダロスの猟犬』とやらがシャディクを狙っていたらしいとも言っていた。何とかの一環でどうとかいうのはよくわからないが、とにかくこのターゲットのうち片方がシャディクである、ということは、おそらく間違いないとみてもいい。つまり、この事件の真の狙いは、『シャディク・ゼネリを殺すこと』?

    (……いや)

     ミオリネの頭に、エランが拾ったという家系図が出てきた。ターゲットは複数人いる。そして、「余裕があればもう片方も」という文言。言葉通り受け取ればターゲットといえばどちらも殺さねばならないはず。しかし、「どちらかでもいい」。つまり、シャディクの暗殺は芯の目的ではない。……そしてもしこれが、未来人の起こした事件だとすれば。

    「シャディク・ゼネリとグエル・ジェタークの子孫の血筋。あるいは、それに連なる人間を、消し去ること?」

     エリクトがミオリネの方を見て、微かに笑みを深めた。

     セセリアは、こちらの様子など気にも留めない。すすり泣きながら、ロウジに縋りつく。ロウジはその頭を、右手でゆっくりと撫でた。

    「もう、やめにしましょう。皆さん疲れてるんですよ、いったん休みましょう。お嬢様も……」

    「うん、うん、うん……」

     セセリアが泣きながら、ロウジについていこうとする。

     __その、姿に。どこか。強烈な違和感を感じた。

    dice1d2=2 (2)

    1:ミオリネ「と、とりあえず、呼び止めるわ!」ミオリネアイデアハード:dice1d100=97 (97) (25)

    2:ミオリネ「……まあなんとかなるでしょ」

  • 54二次元好きの匿名さん23/05/21(日) 20:31:23

    ミオリネ「まあなんとかなるでしょ」

    エラン「なんとかなるかなあ……はは……」

    スレッタ「PCの状況的に逆らえないけどPL的にはすべてを知っているエランさんがすごい顔してる」

    ミオリネ「……偽ペトラに操られてるんだっけ?元凶の偽ペトラが死んだなら……ああそういえば、犯人は複数人いるんだっけ。あと考えることは……『黒幕』、さすがに未来人ではだめだし。それと、『招かれざる客』……あー考えることが多すぎる!!」

    スレッタ「なんていうかあんまりにもあんまりな状況なので、本来はこんなこと予定してなかったんですけど……ミオリネさんは、誰か一人選んで協力を取り付けられないか頼むことができますよ!ただし、使えるのはとりあえず今晩だけ。選べるのは一人だけです。また、一部のキャラクターに協力を取り付けるためには、それ相応のロールが必要ですよ」

    ミオリネ「なんかすごい勢いでお慈悲貰ってる気がする」

    スレッタ「まあどこかでぶつかるとは思ってましたけどラウダさんが勝つのは派手目に予想外でしたし……」

    エラン「なにかいった?」

    スレッタ「いえ、なんでも!それじゃ、ミオリネさん。……誰のところに行きますか?」

    dice1d4=3 (3)

    1:ミオリネ「まあ隣にいるし、エランに」

    2:ミオリネ「多少危なっかしいところもあるけど、ラウダとか」

    3:ミオリネ「シャディクで」

    4:ミオリネ「NPCを使うのもありね。フェルシーと本物ペトラのところに行ってみる」

  • 55二次元好きの匿名さん23/05/21(日) 21:54:31

     シャディクの部屋に向かったミオリネとエリクトは、その扉が、半開きになっていることに気づいて、目を丸くした。

     おそるおそる、入る。

     中は、戦闘のあとが色濃く残っていた。家具は一部斃されていて、壁には血がついていて、そして__

    「……シャディク!」

     その男は、部屋の真ん中で、静かに倒れこんでいた。

     咄嗟に、駆け寄る。息はある。最低限の処置は施されている。だが、意識はないし、そもそもかなりの重態だ。具体的には鈍器にもなり得るレベルの武器で二回ぐらい思いっきりぶん殴られたレベルの大怪我だ。

     軽く、額に触れる。熱はない。傷口から病に感染している、等は考えない、方が、たぶんミオリネの精神衛生上よい。エリクトは「わあ」と言って、シャディクの傍に屈みこんだ。

    「……まずいね。とりあえず生きているみたいだし、たぶんこのまま放置しても自然治癒はするんだろうけど」

    「だからって!」

    「まあ後遺症は残りかねないね」

    「まずいじゃないの!!」

     エリクトも笑みを深めたまま、どこか焦ったような顔をする。ミオリネは咄嗟に、周囲を見回した。清潔な布。それから度数の高い酒。本来ならもっときちんとした医療器具や、傷薬の類を用意したいが、ここではできない。

    「……シャディク、手当てするわよ。いいわね?」

     聞こえていないはずだ。

     だが、薄く。シャディクが、「うう」と、低く。呻いたことに、どこか安心した。

    ミオリネ医学:dice1d100=4 (4) (70) 成功の場合回復:dice1d3=2 (2)

    ミオリネ応急手当:dice1d100=77 (77) (100) 成功の場合回復:dice1d3=2 (2)

  • 56二次元好きの匿名さん23/05/21(日) 21:56:31

    さすミオ
    これシャディクにとって幸いだったな…

  • 57二次元好きの匿名さん23/05/21(日) 22:06:54

    ミオリネ「誰 に も 追 い つ け な い ス ピ ー ド で」
    シャディク「あああああありがとうミオリネ!!!!」
    スレッタ「ここでクリティカルとは。持ってますねえ」
    ミオリネ「シャディクは私が”救”う」
    シャディク「とりあえず拝んでおこう」
    スレッタ「じゃあ、そうですね。ついでに__」

     なにかが、見える。多分走馬灯というやつか。シャディクは冷静に分析する。
     あれは、初めてあったときのか。シャディクは紆余曲折あって、名家の跡取り兼騎士団長、グエル・ジェタークの婚約者となった。最初は名家の育ちらしく傲慢で、何もかも救えるなんて夢見がちで、そのぶんどこか危なっかしいやつだと思っていたけれど、その瞳はきれいだと思っていた。
     あいつとは恋愛とはいかずとも深い親愛で結ばれている。少なくともシャディクはそう思っていた。二人そろった姿絵をかいてもらったり、一緒にオペラを見に行ったり。とくに後者はアスティカシア王国でも評判の舞台で、入場観覧券もかなり限られていて。チケットなんて、偽造防止の細工が盛りだくさんだったっけ。そういった舞台を見るのは初めてだったけれども、「頑張ってくれたんだね」って。歩み寄る努力をしてくれたこと自体が嬉しくて、オペラが好きになった。
     夢のように楽しい時間を過ごして、眠りにつく。明日はブリオン家のパーティーに呼ばれている。ゆっくり眠って、目一杯楽しもう。あなたの目的は『パーティーを楽しむ』ことであ

     こん こん こん こん

     __血のにおいがする。
     理解、する。自信の状況を。怪物を。そして、振り下ろされる斧、ぎらりと輝く金色の瞳。シャディクは目を見開く。……いやだ。嫌だ、死にたくない! グエルが死ぬのも嫌だ! 厭だ、イヤだ!!
     あなたの目的は、『シャディク・ゼネリとグエル・ジェタークが生存している状態でシナリオを終える』ことである。グエルが死亡した場合、あなたは問答無用でSAN値が0になる。また、あなたとグエルは目的を共有している。

  • 58二次元好きの匿名さん23/05/22(月) 06:07:45

    ラウダ戦でシャディク死んでたら自動的にグエルもSAN値直葬だったってことかな?危ないところでしたね…
    ラウダの目的分からないしそれでも無問題だったのかもだけど

  • 59二次元好きの匿名さん23/05/22(月) 07:03:46

    シャディクHP:1→6

     目を、覚ます。

    「グエル……?」

     自分に包帯を巻いているらしい手が、ほんの一瞬、止まった。それから、無理しないで、と柔らかい声が降ってくる。女の声だ。薄く目を開くと、そこではミオリネが、微かに眉間に皺を寄せながら、こちらを見ていた。

    「ミオリネ。それに、エリクトか。……助けてくれたんだ、ごめんね」

    「何この部屋の状況、そんでもって、そのグエルは一体?」

    「ああそれは……色々あってね……」

    「……今は喋らなくてもいい。起きてるのも辛いでしょ」

     シャディクは困ったように微笑み、ごめんね、ともう一度言った。謝る必要なんてないのに。エリクトの方を見ると、「うーん?」と首を傾げていた。

    「何?」

    「いや、……ごめん。気のせいかも。だって私は、ここにいますから」

    「……そう」

     エリクトは自分の身体を抱きしめて、それからシャディクの頭をぐしゃぐしゃと撫でた。ミオリネの方をむくと、ニコリと笑みを浮かべる。

     相変わらず胡散臭い笑顔だ。もう少し上手く笑えないものか。そう思って、頬杖をつく。エリクトは、構わず続けた。

    「さて、君も今日はもう眠るといいよ。色々あって疲れただろう」

    「……今日はこっちで寝る」

    「わお。それはどういう?」

    「何が起きるか分からないから。万一また襲撃があったら、シャディクじゃ抵抗できない。私でも、いないよりはましでしょ」

    「……それもそうだね。じゃ僕もここにいようかなあ」

     エリクトはどかりとソファに腰掛ける。ミオリネは一瞬ぽかんとしたあと、「えじゃあ私どこで寝ろと!?」と叫んだ。エリクトはからからと笑って、「そっちで寝れば?」とシャディクが見事に気を失っているベッドを指さす。ミオリネは頭を抱えて蹲った。


    ミオリネ「走馬灯描写は私も見たけど。なんで何よりラウダにウェイトがとられてるの?」

    シャディク「だって一番死に近づいたし……」

    スレッタ「ふふ。じゃあ、三日目の夜になりました、よ~!!……どうしますか?」


    エラン:dice1d3=3 (3) (1:??に向かう 2:ラウダの部屋に向かう 3:部屋で眠る)

    ラウダ:??ロールをdice1d2=1 (1) (1:する 2:しない)

    ミオリネ:さっさと寝る

    シャディク:さっさと寝ろ

  • 60二次元好きの匿名さん23/05/22(月) 07:37:26

    「騎士団長をやめろ、って……!」

    「何か僕は変なことを言った?」

    「……俺は、人を守り、民を守り、国を守るこの職を、誇りを持ってやっている。身を削るのだって、それで誰かが幸せになれるのなら、俺は__」

     ずっと微笑みを保っていたラウダの顔から、ほんの一瞬、すとんと表情が抜け落ちる。

     そうだ、グエル・ジェタークとはそういう人間だった。危なっかしくて、夢見がちだけど、その、目は。きれいで。ラウダの顔が、微かに歪む。そうしてほんの一瞬のうちに、僅かな動きでグエルの胸倉を掴んだ。え、とグエルが虚をつかれたような顔をする。と、同時に、ラウダがその身体を引き倒す。

     こう、確実に、何らかの技がきまっている状態である。グエルは呻き、ラウダはどこか、余裕がなさそうな顔をして、笑う。懐から取り出した瓶の蓋を、開ける。

    「分かったよ。ならせいぜい僕を諦めさせてね、にいさん」


    ??:dice1d100=50 (50) (??)

    ??:dice1d100=85 (85) (??)

    ??:dice1d100=58 (58) (??)

    ??:dice1d100=77 (77) (??)

    ??:dice1d100=5 (5) (??)


    エラン「ねえなんかむこうすごいロールまわしてない?」

    ミオリネ「迫真の秘匿ダイス五連続。あそこだけなんか空気感が戦場のそれね」

    シャディク「あは あは あはは……できるだけ早いうちに救助行こ……」

    スレッタ「グエルさん顔死んでる。ついでにラウダさんも顔が死んでる」

  • 61二次元好きの匿名さん23/05/22(月) 07:39:28

    なんらかのダイスがクリってしまったな…

  • 62二次元好きの匿名さん23/05/22(月) 07:57:02

    ラウダ「あっ」

    スレッタ「うわ」

    グエル「あっ……あっ……あっ……」

    ラウダ「うわあ。どうするのこれ?書いてる人も正直こんな感じになってしまうとは思っていなかったせいですごい勢いで頭抱えてるよ。というか僕も普通に失敗する前提で描写してたよ」

    スレッタ「……なので、……は起きない、としても。……そっかそうですかあ、そこクリティカルでますかあ……いやあ……本気(マジ)ですねえ……」

    グエル「おいアイデア!アイデアを頼む!!頼む気づかせてくれ!!!!」

    ラウダ「SKPが慈悲を請う稀有な光景」

    スレッタ「うーん、NPCにINTは設定してなかったんですけど。じゃあSANcくぐりぬけてPOW判定に成功したら今から決めるINTでアイデア振ってもいいですよ」

    グエル「KPに感謝」

    ラウダ「兄さんもKP側のはずだったんだけどなあ」

    スレッタ「KPだろうがPLだろうがひどいめにあいつづけるおとこ……」

    グエル「まともな状態でシナリオ終えてェ~~~~」

    エラン「……なんか向こうが一気に阿鼻叫喚になったね。ほんとに何が起きたんだろ」

    ミオリネ「とりあえずグエルが死んでないならなんでもいいんじゃない?死んでたら南無三 ラウダの豪運を恨みましょう」

    シャディク「ほんとに早急に救助行こ……というかなんだろうすごく……身に迫る 危機を感じる SAN値の」


    グエルSANc:dice1d100=29 (29) (47) 0/dice1d10=7 (7) (かなり迷いましたが、暫定上酷い拷問を受けた判定で)

    グエルPOW判定:dice1d100=76 (76) (50)

    グエルINT決定:(dice2d6=2 1 (3) +6)*5

    グエルアイデア:dice1d100=2 (2)

  • 63二次元好きの匿名さん23/05/22(月) 07:59:50

    アイデアクリティカル出てるのに...!

  • 64二次元好きの匿名さん23/05/22(月) 08:00:08

    アイデア、クリってる!

  • 65二次元好きの匿名さん23/05/22(月) 08:00:19

    慈悲が一歩足りなかったか

  • 66二次元好きの匿名さん23/05/22(月) 08:13:41

    POWロールとの前後関係無視しても「気づいてもどうにもできない」状態かな…
    いやクリティカルに対するワンチャンお情けを信じろ!

  • 67二次元好きの匿名さん23/05/22(月) 08:23:38

    グエル「お゛……」

    スレッタ「女神の玩具」

    ラウダ「元祖寵愛枠」

    エラン「一筋の希望を与えて寸前でそれを打ち砕かれるの芸術的だね」

    ミオリネ「ひどい出目を見た」

    シャディク「で結局さっきのなんだったのさ」

    グエル「……すまない、時間を取らせたな。スレッタ、一応クリティカルが出てる処理としては……の時に多少判定に色を付ける感じでいいな?よし、四日目の朝だ」

    スレッタ「目が……覚悟が決まってる……」

    エラン「そうだね。……そういえば、今って犯人は時計塔を使っているのかな?こちらが時計塔にペトラが監禁されていたと知ったこと、犯人側も知っているだろうし」

    ラウダ「さあ?がんばれ」

    ミオリネ「こいつ~!!……ハア。戦いを挑んでも、私じゃラウダに勝てない。エリクトを使えばワンチャンだけど、ダイスが大暴れしてエリクトが痛手を負うのもキツい。何よりもう少し調査をしたいし……どうしようかな」

    シャディク「俺はとりあえずさっさと堕胎薬を作りたいよ。またティンダロスに狙われるのはごめんだし……でもグエルも心配だしなあ……」

    エラン「よし、決めた。僕はdice1d3=2 (2) (1:ロウジに会いにいく 2:ラウダに会いに行ってみる 3:dice1d4=4 (4) dice1d6=2 (2) に向かう)」

    ラウダ「dice1d3=3 (3) (1:薬作りつつ篭城かな 2:兄さん精神分析してよ 2:dice1d4=2 (2) dice1d6=3 (3) を探索する)」

    ミオリネ「それじゃあ……わかった、dice1d3=3 (3) (1:ラウダにカチ込む 2:石膏で閉ざされた部屋がないか探す 3:dice1d4=4 (4) dice1d6=3 (3) に向かう)で」

    シャディク「dice1d3=1 (1) (1:自分の手当をする 2:薬づくりを優先する 3:ラウダのところに向かう)よ」

  • 68二次元好きの匿名さん23/05/22(月) 08:28:33

    ラウダの向かう場所変更dice1d2=2 (2)

    1:ラウンドルーム

    2:書斎B

    ミオリネの向かう場所変更dice1d4=3 (3)

    1:主寝室

    2:焼却炉

    3:座敷牢

    4:時計塔

  • 69二次元好きの匿名さん23/05/22(月) 11:11:35

     ラウダは二階の書斎の扉の前に立つ。どうやら、石膏か何かで鍵穴が埋められている、らしい。どうしたものか、と考えてみると、どこからかエランがやってきた。

    「や。ラ~ウダっ」

    「エラン……どうしてここに?」

    「ひどいなあ。友達に会うのに、理由が必要?」

    「ううん、いらないよ。ただ純粋に疑問に思って__」

    「……なんかラウダ、機嫌いい?」

    「どういうこと」

     ラウダは少しむっとして、エランを小突いた。やっぱりこいつなんか機嫌がいい。エランは割と冷静にそう判断して、扉の方に向き直った。

    「あ、ここも閉ざされているんだ」

    「そうだね。斧で扉を破壊してもよかったんだけど、さすがに躊躇していて……」

    「いやその斧どこから召喚してきたの」

     エランは若干(いやかなり)ドン引きしながら、ナイフを使って石膏を削り取る。手慣れたもので、すぐに削りだすことができた。

     ラウダがその後姿を無表情に見つめたあと、「それで」と低く言った。エランは振り返る。「それで?」ラウダは返す。まさかエランが、本当に何の目的もなくこちらに接触してくるとは、考えづらい。エランはニイと微笑み、ラウダに耳打ちをする。

    「鍵は開けて開けたんだ。こちらの質問に答えてくれるね?」

     ラウダは一瞬顔をしかめたあと、扉を開け、少しだけ俯く。それを肯定と解釈したのか、エランはぱっと笑みを浮かべて距離を取り、手を組んだ。

    dice1d3=1 (1)

    1:エラン「……こちらの狙いはシャディク、可能ならグエルの暗殺だ。協力してほしい」

    2:エラン「君は『どこまで』知っているのかな」

    3:エラン「あれそういえばグエルはどこにいった?」

    1:机 2:床 3:壁 4:容器

    エラン目星dice1d4=1 (1) :dice1d100=34 (34) (70)

    エラン目星dice1d4=1 (1) :dice1d100=16 (16) (70)

    ラウダ目星dice1d4=3 (3) :dice1d100=69 (69) (70)

    ラウダ目星dice1d4=2 (2) :dice1d100=47 (47) (70) 

  • 70二次元好きの匿名さん23/05/22(月) 15:07:34

    おっっと!
    ここでラウダとエランが協力関係になるかならないか気になるね
    ってか、グエルのダイスロール結果どうなってるんだろうか
    サブキーパーの命乞い初めて見たw
    この時点でもうシャディクの目的が達成不可能だとちょっと可哀想な気もするけど…ここからの展開、クライマックス近づいてるようでわくわくする

  • 71二次元好きの匿名さん23/05/22(月) 16:32:18

     本棚には絵本と専門書が並べて置かれており、もとは書斎として使われた形跡も、ある。だが、今は何か、作業場か何かとして使われているようだった。

     部屋に入ってまず見えるのは、数クォートは入りそうな大きな容器と、透明な袋である。エランはるんるんと鼻歌を歌いながら、そこに近づいてみる。大きな容器、それから何故か落ちていたやたらぶにぶにしたケミカルなピンク色の手袋や、「砂不要!水だけでOK ドライモルタル」などと書かれた謎の袋には、鍵を閉ざしていたものと同じ、白い石が少しだけ付着している。水差しの中身は減っているものの、周囲には薄く埃が舞っていて、入れられたのは少し前のことであろうと、なんとなく。察しが付く。

     なるほど。ここで石膏(暫定)を使っていた、というわけか。エランは納得して顔を上げたところで、ラウダの方をみる。「返事は__」と、言った、ところで。

     その顔が、あらゆる表情を排し。静かに、目を見開いて、こちらを見ていることに気づく。

    「ラウダ?」

    「シャディク・ゼネリと、グエル・ジェタークの暗殺?」

    「うん。あれ?君、違ったかな?そうだよね?君は、シャディク・ゼネリに殺意を抱いている」

    「何故」

    「ペトラ・イッタが__Mod-2が教えてくれたんだ。彼女は失敗したみたいだけど。……そ・れ・に」

     エランはそう言って、ラウダの背後にあった壁紙を指さす。そうしてふわりと笑みを浮かべて、見上げる。

    「君の『それ』は、こちらの計画に組み込まれているんだよ」

     __ターゲット以外の現地人はなるべく殺さない。やむを得ない場合は、ラウダ・ニールが起こした殺人事件のひとつとして矮小化すること。

     そう、書かれている。ラウダはちらりとそちらを見て、小さく笑った。

    「なるほど。……僕は、最初から利用されていたわけか」

    「だけど、君にとっても利があるでしょう? 僕が招待したから、君はこの島に来ることができた。違うかな?」

    「……」

     ラウダは、一瞬、視線を落とす。

     そうして__

    dice1d2=1 (1)

    1:ラウダ「……」エラン??:dice1d100=73 (73) (??) ラウダ??:dice1d100=76 (76) (??) エラン??:dice1d100=34 (34) (??)

    2:ラウダ「取引を、してもいいかな?」ラウダ言いくるめ:dice1d100=3 (3) (70) エラン言いくるめ対抗:dice1d100=69 (69) (70)

  • 72二次元好きの匿名さん23/05/22(月) 16:46:36

    エラン心理学:dice1d100=73 (70)

    ラウダノックアウト打撃(判定は近接戦闘(斧):dice1d100=76 (奇襲判定。ファンブルじゃない限り自動命中。エラン気絶))

    (エラン応戦:dice1d100=34 (奇襲判定のため応戦不可))


     エランは俯いたままのラウダに一歩近づく。そうして顔を覗き込み、ニイと笑った。

    「なんで無視するのさ。君と僕の仲だろう?」

    「……」

    「ひどいなあ。……だけど、君が協力してくれないなら、この話はこれでおわ」

     瞬間。

     びゅん、と音がする。そして、何かがめり込むような音が。それが、自分の後ろから。具体的にいえば耳ではなく骨を伝って聞こえてくることに気づいた瞬間、エランの身体はばたりと倒れこんでいた。

     容器の中に、頭から突っ込む。視界がちかちかする。一拍遅れて、悲鳴をあげようとくちびるを開けたのに、でてきたのは空気が押し出されるような乾いた音だけだった。

    「ッあ゛……!?」

    「……だましたの? ううん、違うな。悪いのは食いついた僕だ。そんな上手い話、あるはずがなかった」

    「ラ、ぅだ、な、デ……」

    「だけど。感謝するよ、エラン・ケレス。君のお仲間にも伝えておいて。君たちのこと、利用させてもらった。そしてこれからも。……だけど、」

     薄れゆく意識の中で、ラウダがこちらに近づいてきて。ニコリ、と。蛇めいておぞましく微笑むのが、よく見えた。

    「グエル・ジェタークは殺させない。絶対に」


    HO2『妖狐(第三陣営)』

    追加情報:ラウダはミオリネやシャディクが含まれる陣営にも、操られているエランや偽ペトラが含まれる陣営にも含まれない。


    エラン:一回休み(気絶状態)

    ラウダ:dice1d3=3 (3) (1:「薬作りつつ籠城するよ!」 2:「兄さんの精神分析を受けるよ!!」 3:「dice1d3=3 (3) dice1d6=6 (6) の探索をするよ!!!」)

  • 73二次元好きの匿名さん23/05/22(月) 16:55:04

    エラン「うわあああああラウダあああああ!!!!」

    ラウダ「地雷踏んだのが悪いよね」

    エラン「いやだって そんな 思うじゃん!ペトラさあ、僕に支配かけるときに『あなたの目的はシャディク・ゼネリとグエル・ジェタークを暗殺することです』って言ったんだよ!!」

    ラウダ「言っちゃってよかったの?」

    エラン「どうせみんなわかってるからいいの!!うわあああああんええええええええええん」

    ラウダ「泣かないでよエラン。少なくとも兄さんに手を出さないなら敵対しないから」

    エラン「手を出すって言ったから敵対したんだよねえええええ!?!?」


    座敷牢に行くとシャディクやミオリネとバッティングしますが

    dice1d2=2 (2)

    1:大人しく自室に帰る

    2:dice1d4=1 (1) (1:保管庫 2:焼却炉 3:主寝室 4:厨房)あたりに変更

  • 74二次元好きの匿名さん23/05/22(月) 18:17:31

    もしもの時はラウダの起こした殺人事件のひとつとして処理させるって計画に書いてあるってことは、未来人の世界ではラウダは何かしら殺人事件起こしてるってことだよね
    未来人の世界ではラウダはシャディクを暗殺しようとして失敗し、グエルとシャディクは結婚し子をもうけている
    この世界ではラウダはグエルを拉致ってるけど、シャディクの治療を許してるってことはシャディクを殺すことは必要条件ではない
    騎士団長であり優秀なグエルになにかするのが目的?
    個人的に人狼だと妖狐陣営一番応援したくなるから、ラウダ一人勝ち頑張れの気持ちが強くなって来ましたね!!!!!

  • 75二次元好きの匿名さん23/05/22(月) 21:43:13

    5号地雷踏むどころか思いっきり踏み抜いてて草なんだ

  • 76二次元好きの匿名さん23/05/22(月) 21:55:03

     座敷牢にまでやってきたところで、ミオリネは鉄格子に縋りつき、がっくりと膝を折って頽れた。

    「またこのパターンか……!!」

     そこで気絶していたのは、セセリア・ドートとロウジ・チャンテである。今回は念には念をいれてということなのか、鍵を壊して変形させてある。これでは鉄格子を破壊して救出することしかできないだろう。エリクトの太刀ならもしかしたらやれるかもしれないが、そうなればまず確実に大きな音がして__

    「……向こうに、気づかれる、と」

    「セセリア、ロウジ。絶対助けに来るから、とりあえず今は待ってて……!」

     ミオリネは格子越しに話しかける。……それにしても、一体いつの段階で? いつ、入れ替わっていた? そういえば今朝は二人を見ていなかった、ような気がする。もし今日似た人物を見つけても、警戒を解かない方が無難だろう。

     ……とにかく、座敷牢のこちら側なら探索ができそうだ。

     ミオリネは切り替えて、はっと顔を上げる。それからちらりとエリクトの方に視線をやって、ぎゅっと手を握った。


    ミオリネ「……なんか向こうから悲鳴が聞こえるんだけど」

    スレッタ「たぶん気のせいですよ」

    ミオリネ「やっぱエランを引き込んでおくべきだった……?いやでも……」

    スレッタ「ふふ。後悔するのは、シナリオが全部終わってから、ですよ」

    ミオリネ目星:dice1d100=92 (92) (70)

    ミオリネアイデア:dice1d100=41 (41) (50)

  • 77二次元好きの匿名さん23/05/22(月) 22:06:29

    ミオリネ「?????????????????」

    スレッタ「わあ」

    ミオリネ「……プッシュ!プッシュする!!」

    スレッタ「いや、その。言っちゃいますと、ここの紙って時計塔にペトラさんがいるってヒント、ついでに一応もう一つ用途はあるんですけど、それはミオリネさんあんま関係ないので、しない方が無難だと思います」

    ミオリネ「ふうん……?なるほどね。ちなみにもう一つの用途って?」

    スレッタ「一応、ある人の目的変更に使えるんですけど。やりやがりまくったせいで割と意味がないというか」

    ミオリネ「シャディクかラウダかエランか……今回全員やりやがりまくってるせいで特定ができないわね」

    スレッタ「ひどい文言を見た」

    ミオリネ「ま、そういうことならやめておくわ。ここプッシュ失敗したら神話生物来そうだし、私じゃ死ぬ」

    スレッタ「……そう、ですね~……?」

    【ミオリネ 四日目 朝 終了】

    dice1d4=4 (4)

    1:ミオリネ「エランの様子でも見に行こうかな」

    2:ミオリネ「ラウダに殴りこむわよ」

    3:ミオリネ「シャディク、大丈夫かしら……」

    4:ミオリネ「dice1d4=1 (1) (1:焼却炉 2:ラウンドルーム 3:主寝室 4:もう一度座敷牢 5:厨房)の探索をするわ」


    「適切な初期処置がされているから、酷い化膿などはしていない。だけどこれ、結構傷、残りそうだな……」

     ぼやきながら、シャディクは簡単に手当てする。魔法の知識がこんな形で役に立つなんて。……殴るからには、殴られることも覚悟していたけど。あそこまで明確に死を感じるなんて思わなかった。

     なんとか包帯を巻いてから、シャディクは少しだけ、沈痛な面持ちをした。

     楽しくパーティーに参加するだけの、はずだった。これが終わったら、きっとまた一緒にオペラに行きたかった。偶然とはいえミオリネとも再会できた。なのに化け物に遭遇するわ殺されかけるわで散々だ。

    「……グエル、大丈夫かな」

    シャディク医学:dice1d100=32 (32) (70) 回復量:dice1d3=2 (2)

  • 78二次元好きの匿名さん23/05/22(月) 22:17:20

    シャディクHP:6→8

     なんとかできるかぎり処置はした。これ以上回復させるには、薬か何かが必要になってくるだろう。簡単にそう判断して、シャディクはため息をつく。

    「……それにしても、ラウダは何故、あそこまで」


    『堕胎薬のレシピを渡してほしいなら、交換条件がある』

    『この薬を飲んで、グエル・ジェタークとの婚約を解消すること』

    『__あるいは、こちらの毒を飲んで、死を選ぶかだ』


     簡単に情報共有はしたが、なんでも、シャディクとグエルの子孫がどうたらこうたらで、シャディクたちは命を狙われているらしい。

     素直に考えれば、ラウダもその勢力に与している、ということになるのだろうが。それにしては、どこか違和感がある。あの場でとどめをささなかったこともそうだ。ラウダには、何か別に、優先しなければならないことがある?

     ……わからない。

     とにかく、身体を動かさないと。……そして、いい加減胎のこれをなんとかしないと。

     うんと伸びをすれば、身体のあちこちが痛んだ。

    【シャディク 四日目 朝 終了】

    dice1d2=1 (1)

    1:シャディク「そろそろいいよねえ!?」

    2:シャディク「……いや、グエルの救出を優先する。ラウダのところに行くよ」


    「……」

    『… … 生きてる?』

     グエルは答えない。というか、物理的に答えられない。自害させないようにか、両手を後ろ手に拘束されている上、猿轡まで噛まされているからだ。

     青い鳥が、ぱたぱたと羽ばたいてグエルの頬を数度つつく。反応は、ない。だが息はある。四号は、淡々とこう言った。

    『ほしいものがあれば レシピ あげるけど いる?』

    冷静さを保てるかグエルPOW判定:dice1d100=24 (24) (50+10=60)

    成功の場合:dice1d3=1 (1)

    1:グエル「毒(即答)」 2:グエル「そんなものいい。それできるなら俺の縄を解いてくれよ」 3:グエル「……」

  • 79二次元好きの匿名さん23/05/22(月) 22:26:13

    ラウダの目的、そもそもその未来に辿り着かせないようにすることなんかな
    グエルは流れるように毒を飲もうとしないでもろて

  • 80二次元好きの匿名さん23/05/22(月) 22:27:19

    ラウダに飲ませる?いや飲まないか…自決用?
    やめとけシャディクも儚くなるから!

  • 81二次元好きの匿名さん23/05/22(月) 22:33:35

    『死ぬつもり?』

    「俺は、こんな」

    『そういうことなら 協力はできない』

    「何故!」

    『徒に 人を殺す 趣味はない』

     青い鳥がグエルからひらりと離れていった。そうして机にこてんと落ちたきり、動かなく、なる。動かなくなってしまった。

     グエルは再び脱力して、それから息を殺して、シーツに顔を伏せる。

    「ごめんなさい、たすけて、たすけて……」


    「これがその、レシピか」

     ラウダからもらったレシピを見て、シャディクはごくりと息をのむ。薬品庫に材料はそろっていた。これでようやく、この胎の意味不明な何かともおさらばだ。

     難しい手順はない。思ったよりもずっとあっけなく、堕胎薬は完成する。最悪の場合に備えて使えそうな道具一式、ついでに遺書を書くようの紙も準備した。これで、いけるはず。できあがったばかりの堕胎薬を前に、シャディクは一瞬、神に祈る。

    「いざ、いあいあ__!」

     ごくり。

     飲み干す。

     ……ところで、シャディク・ゼネリは一つ、かんちがいしをしていた。この薬は、基本的には胎の中にいるまだ未成熟な人間の子を流すための薬であり、神格に植え付けられた子を殺す用途での使い方は想定されていない。それでも、シャディクによって正しくつくられたその薬は、効果を発して、しまった。

     凄まじい、拒絶反応。吐き気がする。シャディクは用意しておいた桶に、くちを突っ込んだ。薄甘い、あるいは青臭い何かが、腹の底から湧いて、落ちてくる。喉を伝って落ちてくるそれは、葉のようにも、枝のようにも、樹液のようにも、蛇のようにも、ずんぐりとした蹄のようにも、見えた。緑色の粘性のあるスライムにも、どす黒い触手の塊にも見える。鼻を打つこれは、そう、墓場のにおいだ。そしてそれは、今の今まで。シャディクの、腹の中にあったものだ、と。シャディクは、理解して、しまった。

     闇の子。森の樹の顕現。あるいは、シュブ=ニグラスの代理人。

     黒い仔山羊の、なりそこないが、そこにはあった。

    シャディクSANc:dice1d100=89 (89) (50) dice1d3=3 (3) /dice1d10=6 (6)

  • 82二次元好きの匿名さん23/05/22(月) 22:38:03

    シャディク「既視感!!」

    グエル「今回は×5はしなくてもいいぞ」

    シャディク「うわ うわ うわあ」

    グエル「そうだ。一時的発狂チェックついでに、グエルの行動を指示してくれ」

    シャディク「俺が決めていいの?」

    グエル「ああ。共有者だしな」

    シャディク「うーん……わかった」

    シャディクアイデア:dice1d100=59 (59) (50)

    成功の場合シャディク一時的狂気:dice1d10=9 (9)

    dice1d3=1 (1)

    1:シャディク「とりあえず拘束を解けないかな」グエルPOW判定:dice1d100=3 (3) (60) グエルCON判定:dice1d100=68 (68) (70)

    2:シャディク「四号に別のことも頼みたい」グエルPOW判定:dice1d100=19 (19) (60) dice1d2=1 (1)

    3:シャディク「とりあえず寝ようよ。寝て落ち着こう。ね?」

  • 83二次元好きの匿名さん23/05/22(月) 22:53:47

    シャディク「こいつさあ」

    グエル「死ぬほど冷静だが縄はほどけなかったな」

    シャディク「冷静に自死を検討してるのが一番まずくない?何があったのさ」

    グエル「さあ」

    【共有者コンビ 四日目 昼 終了】

    dice1d2=1 (1)

    1:シャディク「ラウダにカチ込む!」

    2:シャディク「ミオリネと合流する」


     保管室は、他の部屋から離れて、隠れるようにあった。

     中に入れば、甘いにおいがする。どうやら、お菓子の類が保存されているようである。中でも多いのはチョコレートだ。ダーク、ミルク、ホワイト、ブロンド……割となんでもある。ドライフルーツやピスタチオ、アーモンドや果実のコンフィなども充実していて、小麦粉や牛乳などもあり、なんなら簡易的なキッチンまである。

     ……何故こんな、隔離されるような場所に?

     疑問にこそ思えど、気にはならなかった。そういえばグエルは甘いものがすきだっけ。ここで何かつくって持っていけば、具体的には交渉技能に補正がかかったり、SAN値が回復したりするような気がする。ラウダはるんと鼻歌を歌って、材料を手に取った。

     お兄さん今部屋で絶賛毒杯を願いつつ無に対して救助を求め続けてますよ。

     残念ながらその事実を教えられる人間は、この場にはいなかった。たぶん教えたとてふうんそっかで終わっていた。


    ラウダ「……ちなみにこの乳、某女神の乳じゃないよね?」

    スレッタ「そこは安心していただいて結構ですよ!」

    ラウダ「そっか。……ふふ、何を作ろうかな……」

    スレッタ「なんかここだけ別ゲー過ぎません?」

    ラウダ調理:dice1d100=15 (15) (出目が低いほどうまく作れたとするよ)

    ラウダアイデア:dice1d100=67 (67) (60)

  • 84二次元好きの匿名さん23/05/22(月) 22:59:54

    ラウダ「よ~し、上手くできたよ!」

    スレッタ「なんていうか。なんていうかなんていうか」

    ラウダ「これは完璧で幸福なお菓子がつくれたね。さすが完璧で幸福なラウダ」

    スレッタ「かんぺきでこうふくです」

    ラウダ「じゃあ、これを手土産に兄さんのところに行こうかな」

    スレッタ「あ。……それなんですけど、シャディクさんがカチ込みに来てますよ」

    ラウダ「わ。そっかあ、なんとかなるといいけど……」

    スレッタ「先に対抗ロールを振ってください。結果次第でどちらかの奇襲判定にしますね」

    ラウダ「わかったよ。……ラッキーが続くだなんて、思っていない。ここらで手酷いしっぺ返しが来ることも、警戒しておかなければ」

    スレッタ「なんかラウダさんに関してはもうこれでいいんじゃないかな感ありますけど……そうですね。じゃあ、目星と隠密で対抗ロールしてくださいね?」

    シャディク隠密:dice1d100=88 (88) (70)

    ラウダ目星:dice1d100=76 (76) (70)※成功度次第でシャディクの奇襲が成功する

    ラウダ心理学:dice1d100=28 (28) (70)※↑とあわせた成功度次第でラウダの奇襲が成功する


    【ラウダ 四日目 昼 終了】

  • 85二次元好きの匿名さん23/05/22(月) 23:06:28

    シャディク「おわりじゃん」

    ラウダ「【ラウダ 四日目 昼 終了】じゃないんだけど?????」

    スレッタ「それ言いたいのは私なんですけど。なんでかっこよくしまらないんです?」

    シャディク「今回はどうなるの?……その、できれば同一成功度の場合出目低い方が勝ちルールは採用しないでほしいんだけど」

    ラウダ「心理学がハード成功してるから、シャディクがハード成功以上するか、僕が派手に失敗するかしない限り、割と僕の奇襲が成功するわけか」

    スレッタ「そうなります、ね!……ここは、同一成功度なら振り直しルールを採用しましょうか。とりあえず三回振り直しておきますね、上から順に優先です!ここでも決まらなかったら、どちらの奇襲も決まらなかったていで進めていきますよ」


    シャディク隠密:dice1d100=62 (62) (70)

    ラウダ目星:dice1d100=21 (21) (70)


    シャディク隠密:dice1d100=81 (81) (70)

    ラウダ目星:dice1d100=51 (51) (70)


    シャディク隠密:dice1d100=64 (64) (70)

    ラウダ目星:dice1d100=49 (49) (70)

  • 86二次元好きの匿名さん23/05/22(月) 23:10:20

    すべてでラウダが勝っている…この妖狐つよ…

  • 87二次元好きの匿名さん23/05/22(月) 23:14:00

    ラウダ、斧持った瞬間出目輝きすぎだろ

  • 88二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 00:55:35

    本編にも分けてやってくれこの進み具合!

  • 89二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 02:03:02

    女神が天涯孤独陣営である妖狐ラウダに微笑みかけている…!!!
    ってか、なんで共有と妖狐が殴りあってるんだ…
    なんで一番(人狼基準だと)勝利条件が厳しい妖狐ラウダがクッキングブラザーしてルンルンするくらい今1番余裕あるんだ???
    全員生存して欲しいんじゃ〜
    でも難しそうなんだよな〜

  • 90二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 06:52:27

     焼却炉にはごみが投げ込まれていた。

     どれもこれも、取るに足らない書類が多くを占めているようにも見える。だが、何が事件を解決する糸口になるか分からない以上、しっかり精査、するべきだ。

     ミオリネはゆるゆると息を吐いて、顔を上げた。それから、ちらりとエリクトの方を見る。

     __こうして、見れば。

     澄んだ青色の垂れ目はシャディクの面影がある。くしゃくしゃとした癖毛にはグエルの面影がある。二人の子孫と言われてもなるほどとなんとか納得出来る範囲だ。

     仮に彼女が『スレッタ・マーキュリー』だとしたら、この時代にやってきて、シャディクやグエルの暗殺を止めに来たというのも、辻褄があう。やはり彼女は、未来人なのだろうか。……そうだとすれば、シャディクとグエルをくっつけなければ彼女は存在できないのか。改めてどういうことだ。なんで完全ランダムなのにこれ引いてんだよ犠牲コンビ。

     未来とは、どんな世界なのだろう。ミオリネは考えてみる。どんなたべものが、どんなひとが、どんな世界が広がっているのだろう。くちびるを開いて、尋ねてみようとして、やめた。

     それを聞くのは、この事件を解決してからだ。

     ぱんと自分の頬を叩いて、気合いをいれる。それから再びきっと前を向いて、ごみの山を探し始めた。


    ミオリネ「……ねえ、向こうの悲鳴は……」

    スレッタ「ラウダさんが、異常に、強かった。それだけですね」

    ミオリネ「かわいそうほんとうにかわいそう」

    スレッタ「ただただダイスの強さでこれなのどうなってるんですか??女神様そういう趣味がおありで????」

    1:ごみの山 2:炉内 3:幸運

    ミオリネ:dice1d100=36 (36)

    ミオリネ:dice1d100=11 (11)

  • 91二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 07:00:54

    スレッタ「行動宣言忘れてますけどハードとイクストリームなので全部探索できたことにしますね」
    ミオリネ「私……つよい!!」

     ミオリネはごみの山を、見てみる。中には「魔女入門」と書かれた本があった。魔女=Ωが使うものであるようだ。中には妊娠についての記載もある。
    『個人差もありますが、妊娠初期の症状は早い人で3週目には現われてきます。ただ「少し体がだるいな」とか、「眠気があるな」といった症状がほとんどなので、すぐに妊娠しているとは気付かない人も多く見られます。とはいえ、どういった変化が起きるのか知っておきたい妊婦さんがたくさんいると思いますので下に主な妊娠初期症状を掲載しておきます。
    強い眠気、腹部の違和感、微熱、胃のむかつきや吐き気、胸の痛み、不安感、体力の低下、食欲異常』
    「……シャディクがまずった時に、これを知っておけばなあ」
     まあそれに関しては、解決した? っぽいので安心である。それにミオリネはこうなる予定は今のところないし。……できればシャディクも、そうであってほしかったけれど。ならないのであれば、諦めるべきである。
     切り替えるために、次は炉内を見てみた。多くは燃えカスばかりだけど、その中にひとつ、何か、真っ黒い、謎の板が残っている。横のボタンを押すと、前面がぴかりと光った。
    「……なにこれ?」
     しばらく操作していると、「豊穣のバフォメット特殊端末」という画面に飛ぶ。……『豊穣のバフォメット』? そこには簡単な連絡事項がいくつかと共に、「該当する時代に到達したらすぐに報告すること。それが終わったらこの端末は見つからないうちに廃棄処分にせよ」と、ある。
     これは未来の道具、ということか。そして幸いにも、データはまだ、生きている。黒い山羊を模したそのアイコンを叩くと、『現地人について』という画面が洗われた。

  • 92二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 07:30:43

    『エラン・ケレス→精神薄弱であるうえ、本来の招待客である×××・××××の友人である。非常に扱いやすく、ラウダ・ニールとつながりがある。このため、×××・××××から何らかの形で招待状を奪い、これに与え、ラウダ・ニールを招待させることで、とりかかりにすること

    ラウダ・ニール→シャディク・ゼネリを殺す計画をたてていた。これを利用する形で行うこと。本来の歴史では自刃していたため、その可能性にも留意

    セセリア・ドート→当時のブリオン家でも分家筋の人間である。最悪殺しても大きなタイムパラドクスは生まれない。

    ロウジ・チャンテ→謎の機械「ハロ」を持っていたとされる。どこにそんな技術があったのかは不明

    フェルシー・ロロ→当時の有名なオペラ歌手であると記録が残っている。こちらの正体に勘づかれない限り殺さないこと

    ペトラ・イッタ→上記のマネージャー的存在であると記録が残っている。基本的に彼女に成り代わること』

     今までの情報も、繋ぎ合わせると。

     黒幕=豊穣のバフォメットとやらは、エランとラウダに接触し、シャディクを、可能ならグエルを暗殺しようとした。理由は、未来において存在する彼らの子孫の存在を消すため。招かれざる客は、エリクトや未来人だけではなく、……私たちもそう、ということか。

     エリクトは、笑みを深めた。ミオリネはそこでふと、顔を上げる。エリクトの方を見て、ラウダとセセリアの間あたりを指さした。

    「……シャディクやグエルはターゲットだからいいとして。私についても書かれていないんだ」

    「うん。君の存在は全てにとってのイレギュラー」

    「だからこそ、こうして。事件を解く立場にあることが出来る、と」

    「ふふふ。だから、私はあなたのこと、頼りにしてるんですよ。未来を告げる預言者、ミオリネ・レンブラン」

     エリクトはミオリネの頬に触れる。どこか、強がりの仮面が解けて、彼女という存在そのものが、見えた気がした。

     ミオリネはぎゅっと、手を握る。それから、こてりとエリクトの肩に寄りかかった。

    【ミオリネ 四日目 昼 終了】

    dice1d4=2 (2)

    1:ミオリネ「エランのとこ、行ってみる」

    2:ミオリネ「シャディクに加勢してやるかあ」

    3:ミオリネ「dice1d2=1 (1) (1:ラウンドルーム 2:厨房)に行ってみる」

    4:ミオリネ「決戦に備えるわ。武器を探す」

  • 93二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 07:41:57

     シャディクは近場の棚の影に隠れる。これで、大丈夫。のはず。そう思って、外を伺っていたら__

     ふと。

     衝撃を、受ける。身体が倒れていく。視界が、ぐるりと回る。吹き飛ばされて、壁にたたきつけられた、と。認識したのは、全身の痛みに呻き声をあげるのど同時だった。

    「あ゛、あッ……!?」

    「あなたも無駄なことをするね」

    「む、だ。なんかじゃ……!」

    「無駄だよ」

     ラウダが不敵に笑ったところで、ふと顔をあげる。酷く焦った顔のエリクトが、愕然としたミオリネが、こちらを見ている。

     何をして。と、言ったのは、どっちだっただろう。どっちもだったかもしれない。ラウダはにこりと笑って、二人を見た。

    「どうしたのかな。僕は、あなたたちと争う理由がないよ」

    「……お生憎様、こちらにはうまれたよ。たった今、ね。だいじょうぶ、殺さないから」

     エリクトはチャキ、と刃を返し、峰を向ける。それから、ラウダに向かって思い切り突っ込んだ。

     

    ラウダ近接戦闘(斧):dice1d100=89 (89) (奇襲のため確定命中)

    成功の場合シャディクダメージ:dice3d6=5 6 6 (17)

    ダメージ4点以上の場合気絶ロール:dice1d100=61 (61) (70)

    ダメージ8点以上の場合シャディク状態変化:瀕死


    『エリクト』

    対象:ラウダ 戦闘マヌーバ:ノックアウト打撃(判定は近接戦闘(刀剣):dice1d100=71 (71) (90))

    『ラウダ』

    対象:エリクト 戦闘マヌーバ:ノックアウト打撃(判定は近接戦闘(斧):dice1d100=48 (48) (70))

    『ミオリネ』

    対象:シャディク 応急手当:dice1d100=39 (39) (70)

  • 94二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 07:55:57

    シャディクのダメージほぼ最大値!殺意!!

  • 95二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 07:59:11

    ラウダ「あっ」

    シャディク「えっ」

    ミオリネ「ああああああああああ!?!?」

    スレッタ「(ルルブを開いている)」

    ラウダ「……一度に受けたダメージが最大HPを上回った場合、問答無用で死亡__だっけ?」

    シャディク「シャディクのHPは14点。ダメージは……17点」

    ミオリネ「うわああああああッああああああああああああ!?!?!?!?」

    スレッタ「ダメージほぼ最大値は殺意の塊すぎる」

    ラウダ「ええ……僕悪くないもん……どうするのこの処理」

    シャディク「嫌だ!死にたくない!!生き残りたい 生き残りたい ただ生きてたくなる」

    ラウダ「シャディク・ゼネリ渾身の命乞い」

    ミオリネ「目の前でシャディクが挽肉になってエリクトまで消えたら私シンプルに発狂するわよ?」

    スレッタ「ッスー……シャディクさんは侠客。これぐらいの死線はくぐり抜けてきている。というわけでCONロールに成功したらギリギリ息があるということにしてもいいですよ」

    ラウダ「今回のお慈悲だ」

    ミオリネ「ラウダ周りで温情かけられてるゾーンが多すぎる」

    スレッタ「ついでに応戦判定もすませておきましょう。えっと……これで、こうで……えい」

    ラウダ応戦:dice1d100=96 (96) (35)

    応戦失敗の場合ラウダ気絶

    応戦成功の場合エリクト気絶

    (※どちらにしても戦闘終了)


    シャディクCONロール:dice1d100=67 (67) (70)

  • 96二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 08:00:02

    あぶねぇぇぇぇ!
    この首の皮一枚でつながる感じ…!

  • 97二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 08:12:19

    このままラウダ大暴れ成功も見てみたかったが流石に応戦厳しかったか

  • 98二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 08:15:39

    ファンブってるけどシャディク生存温情で帳消し感あるな…
    いやラウダの戦闘能力なんなんだマジで

  • 99二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 08:31:09

    シャディクHP:8→0→1

    シャディク「俺だけ殺したら自分はファンブル出してさっさと倒れるのさあ」

    ミオリネ「ある意味清々しいというか、なんというか……」

    スレッタ「……そうですね、じゃあファンブル処理としては例の秘匿五連ゾーンの開示という感じでよろしいです?」

    ラウダ「ええ?……まあいいか」


    「ぐ、が、はァ゛……!?」

     ラウダが倒れる。

     ミオリネは割と一瞬三途の川を向こう岸まで渡っていたシャディクを懸命な治療でなんとか蘇生させると、ラウダに向けて、太刀を突きつけるエリクトを見ていた。鱗のおかげで意識は失わずにすんでいるらしい、が。おそらく立てないのだろう。ラウダは地に身体を投げたまま、笑った。

    「無駄だと言っているのに」

    「無駄?一体どうい、う……」

    「だってもう、僕は勝っているのに?」


    『分かったよ。ならせいぜい僕を諦めさせてね、にいさん』

     息を、吸って、吐くたびに。しゅう、と低い音がする。これは我らが神の祝福が与えた、いわば本能に刻まれたバグだ。ラウダはそれを、理解している。蓋をする。あるいは、蓋を開ける。あらゆる罪悪感も、絶望も怒りも全部、押し流すため。

    『ァ……にを、するつもりで。やめろ!お前っ、俺は!』

    『あきらめるつもりもないけれど』

    『ひっ、殺さないで、いやだ死にたくない、俺はまだ、シャディク、助けッ、!』

    『殺さないよ』

     近づいてくる金色の瞳を、ほんの寸での間ののち認識したグエルは。咄嗟に、押し返す。足りない。力が足りない。これが何に起因するのか、グエルにはわからない。

     変わっていく。変わってしまう。近づく。近づく。近づく。近づいたくちびるが、開く。血の色をすた舌に、鋭くとがった毒を持つ牙に、捕食される、動物の。殺される。違う、殺されない。殺されないのだ。彼はグエルを殺すつもりはない。だが。今これから何が起きようとしているのか、その、恐ろしい安寧と優しい絶望が、グエルの世界を満たした瞬間に。

     それを理解し、悲鳴をあげた。

    グエル四号の治療薬(確定枠)使用:β種→Ω種

    …………:dice1d100=5 (10)


     ……。

     どこかから足音が聞こえてきた。

    【ラウダ ミオリネ シャディク 四日目 夕 終了】


    エランPOW判定:dice1d100=82 (82) (70)

  • 100二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 08:36:10

    10だったのにクリティカル引いちゃったかぁ…
    他のロールも同じ薬だったのかな

  • 101二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 08:51:46

    まあ絶対そうだと思ってたし種仕込むまでいってるとも思ってました
    女神様のグエルへの寵愛のデカさへの信頼が厚すぎる

  • 102二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 09:16:02

    高身長巨乳褐色美形百合カップルの爆誕ですね!

  • 103二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 10:24:31

    『カメラと センサーは 生きていたよ。途中で 切った』

    「……」

    『鳥の姿では 君の拘束を 解いてやる くらいしか できないけれど』

    「…………」

    『堕胎薬、いる』

     四号が、その嘴に仕込まれた小さなブレードで、猿轡やら手足の拘束やらを切り裂いてから、青い羽をぱたぱたと羽ばたかせて、尋ねた。グエルはうごかない。呆然と、座り込んだままだ。おそらく単純に、未だ何もかもを処理できていないのだろう。ラウダとの交渉。飲み干した水の青臭さ。変わってしまったからだ。殴り込み。殺されかけたシャディク。そして__

    『泣いているの』

    「……」

    『体力の無駄だよ』

     四号が淡々と、事実を指摘した瞬間。どこからか、悲鳴が聞こえてくる。グエルはそこで、はっと気を取り戻す。それは人を救うという、騎士団長の使命だ。立ち上がる。頽れる。近場にあったいい感じの棒を杖代わりにして、立ち上がる。足が震える。そして。

     顔を、上げた。

    dice1d3=3 (3)

    1:シャディクを助けに行く

    2:ラウダに殴り込みに行く

    3:グエル「すまない薬作り優先させてくれ!!」


    HO1『狂儲』

    追加情報:エランは『豊穣のバフォメット』に操られている。


     エランは目を覚ます。

     ここは__どこだ?まるい。すごくまるい。めっちゃまるい。少なくとも、あの書斎ではない。ぐるりと当たりを見回せば、巨大な窓に面した、そこは、たぶん、ラウンドルームというところだった。

    「エランさん」

     かがみこんで、話しかけてきたのはロウジだ。

     ……いや、違う。ロウジにみえるけれど、違う。頬に鱗がない。これは、Mod-1だ。エランは、微笑む。どうしたの。

    「そろそろ、方をつけましょう」

    「わかった」

     エランの頭の中から、『疑問』が、あるいは正気と呼ばれるものが、ゆっくりと薄れていく。都合のいい道化に、信徒になっていく。立ち上がる。それから、ふと。部屋の中を、見回した。

    1:棚 2:机 3:壁

    エラン目星:dice1d100=60 (60) (70) dice1d3=1 (1)

    エラン目星:dice1d100=64 (64) (70) dice1d3=1 (1)

  • 104二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 10:27:08

    エラン探索場所変更:dice1d2=1 (1)

    1:机

    2:壁

    ついでに上手く指示に従って薬を作ることができたかグエルPOW判定:dice1d100=58 (58) (50)

    ※ハード成功以上で手早く作れて探索者たちとの合流にも間に合えたとします

  • 105二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 10:56:39

    なんというか、戦闘の強さでいえば間違いなく四号が上がるんだけれど、戦闘の怖さはラウダが凄まじいんだが!?

  • 106二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 10:59:07

    そういえばさっきのエリクトの違和感ってひょっとしてひょっとする??

  • 107二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 12:24:13

     ふと、棚を見る。
     そこにあるのは、掛け時計だ。普通の時計かと思ったが、よく見ると数字が見たことない形してる。それに針が四本あって、全部めちゃくちゃなところを指している。ついでになんかビームが出る。キモ。
     ……それから。
     机には、誰かの手帳がある。かなりの年代物に見えるが、開いてみれば、エランならばすぐにわかるだろう。ラウダの、字だ。
    『兄さんがシャディク・ゼネリと結婚することになったらしい。祝福しなければ。僕にできるのはそれだけだから。どうして。諦めなければならない。どうすればいい?
    二人がデートしているところに『たまたまぐうぜん』遭遇した。幸せそうだった。僕が入るような隙は、ないのだ。それこそシャディクを殺すなどしなければ 毒で 一人になった時を狙って 話しかけて だめだ そんなことをしたら、兄さんはきっと壊れてしまう そんな兄さんを支えるのも、きっと幸せなことだろうけど……そのきれいな目で、いつまでも笑っていてほしい。
    兄さんは今日からブリオン家のパーティーに行くらしい。僕は当然だけど、招かれなかった。もう会えないのだろうか。兄さん。あなたは僕を必要としていない。あなたの人生に僕は必要ない。当然だ。兄さんが愛するのは彼で、僕ではない。……僕は。
    魔女、ミオリネ・レンブランに頼んで、よく眠ることのできる薬と、腹の子を殺す薬をもらった。片方は、彼におくろうとして、やめた。本来なら一か月分はあるという眠り薬を、全部飲んだ。これでしばらくもしないうちに、僕は眠ることができるはずだ。夢すら見ないほどに、ぐっすりと。おやすみなさい。……きっとないだろうけれど、もし『次』があったならきっと』
    「僕が言うのもなんだけど」
    「なんですか?」
    「ここから殺意を読み取ってシャディク暗殺に使うの、ロックだね」
    「ふふ」
     ロウジは笑って、扉を開ける。
     行きましょう。このクローズド・サークルを迷宮入りさせるために。

    エラン「ラウダまたこの手のHO貰ってるの???再放送かと思ったよ」
    スレッタ「HO配布後二度見しましたよね」
    グエル「????????」
    ミオリネ「女神曰く『NPCがしゃしゃるな』」
    シャディク「女神曰く『シャディクが来るまで待て』」
    ラウダ「どちらかというと兄さんにダイスを握らせるなでは?」

  • 108二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 13:39:06

    もしかして元の歴史だとラウダとミオリネは失恋組同士で
    ミオリネは善意で薬あげたけど自殺に使われちゃって違っ…そんなつもりじゃ…てなったりしたのかな
    つら…

  • 109二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 13:43:11

    >>108

    いや自分で書いといてあれだけど分かってて渡したとしても辛いな

    全員生存しつつ丸く収まる方法ないんですかね…

  • 110二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 14:10:31

    すごいどうでもいいんだけど名状しがたい時計のようなものかなり見たい
    鳩時計の鳩あるいは振り子みたいなノリでビームが…?

  • 111二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 14:29:33

    ラウダ、そうだよなそっか自殺してたのか本来の世界…
    それはそれとして、あの日記読んでラウダが持つシャディクへの殺意利用しようとするのは本当にロック

  • 112二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 18:52:57

     足音がする。

     ラウダの言葉に呆気に取られるを通り越してだいぶ愕然としていたミオリネとエリクトは、その音を聞くと、咄嗟に近場の部屋にシャディクを押し込んだ。最低限の処置は施してあるし、シャディクなら自力で起き上がって手当を施すことくらいできるだろう。

     歩いてきたのは、エランと、ロウジだ。エランはミオリネの傍によると、その手を取って、にこりと微笑んだ。

    「脱出するための舟が準備できたんだ、ついてきてよ」

     ミオリネは外を見やる。未だ、雨が降っている。決して止むことのない土砂降りの空模様に、どこか、不気味なものを感じるだろう。

     その手を、振り払う。エランはなおも、ミオリネの腕を掴む。彼を睨む。

    「お生憎様。嵐の中を突き進む趣味はないもので」

    「君は殺したくない」

    「私もあんたに殺されたくはない」

     ほんの一瞬、火花が散る。

     ロウジは__偽ロウジは、感情が抜け落ちたかのような無表情で、じっとエリクトを睨んでいた。ラウダがようやく気を取り戻したらしく、立ち上がる。それから、状況を察したらしい、壁に寄りかかり、いつ戦闘に入ってもいいように、斧を構えた。

    「……エラン。あんたは、どうして」

    「知ってる?教会はね、魔女狩りなんて計画をしてるんだって」

    「は?何言ってんの?」

    「このままでは君は殺されてしまう。でも、僕たちに__『豊穣のバフォメット』にくだれば、君を助けてあげられる!」

    「でたらめです」

     言ったのは、エリクトだった。彼女も太刀を構え、エランを睨んでいる。

    「『豊穣のバフォメット』はこの時代には__アスティカシア王国には存在していない。あれは、未来のものです」

    「……じゃあ僕の記憶はなんなのさ」

    「未来人は記憶を操る。あなたも、薄々勘づいていたのではないですか」

    「救済の約束は!」

     エランは血を吐くように叫んで、ナイフを向ける。だが、その刃先は揺らいでいて、動揺がありありと浮かんでいた。

     舞台は整いました。

     預言者 ミオリネ・レンブラン。このクローズド・サークルにハッピーエンドをもたらせるのは、あなただけです。『そして誰もいなくなった』なんて結末、いやでしょう? 望む未来を、手に入れたいのなら。

     答えを導き、真実を示せ。

    dice1d2=1 (1)

    1:真相を解明する

    2:先にエラン説得チャレンジをする(ミオリネ魅了:dice1d100=37 (37) (70))

  • 113二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 19:03:10

    ミ…ミオリネの責任が重い…!
    それはそうとせっかく成功してた説得チャレンジやっておきたかったな

  • 114二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 19:57:48

    頑張れミオリネー!!!!!
    とりあえず、ラウダはもう目標達成
    シャディクはここから先の展開によっては目標達成
    ミオリネもあとひと頑張り
    エランだけはまだなんも分からんからなんとも言えない感じか

  • 115二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 20:37:16

    ラウダ…毎回ぎりぎり進みきれないと思ってたのに進むときはアックスで全てを薙ぎ払っていく弟…

  • 116二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 20:44:57

    「……この事件の黒幕は、『豊穣のバフォメット』。未来人の、シュブ=ニグラスという神をあがめる組織」

     ミオリネは、唐突に話し始める。食って掛かろうとしたエランを、エリクトは片手で制止した。

    「未来人、豊穣のバフォメットは、『シャディク・ゼネリ』を、可能ならばさらに『グエル・ジェターク』を暗殺しようとした。理由は、その血筋に連なる存在にして、未来人。『スレッタ・マーキュリー』の存在を消すため」

     偽ロウジの表情が歪む。ミオリネはくちびるに指先を当て、ちらりとそちらを一瞥し、不敵に笑った。

    「あんたたちはそのわけのわからない魔法を使って、最初はペトラを、今はロウジの姿を奪い、成り代わっていた。フェルシー殺人未遂は、まあペトラとして傍にいたらバレかけたから、ってとこじゃない?」

    「く、……」

    「本来の招待客は、『エランの友人』、『フェルシー』、『ペトラ』、『シャディク』『グエル』。そして主催の、『セセリア』と『ロウジ』。それ以外の全員、招かれざる客よ。黒幕はエランの友人から招待状を奪い、私たちをこの島に呼び寄せた。ラウダを利用して、シャディクを亡き者にするため__」

     偽ロウジが真っ直ぐに、ミオリネに向かってナイフを突き出した。

     それは、寸でのところでエリクトの太刀に弾き飛ばされる。そして、偽ロウジが何事かを言おうと、くちびるを開ける。しかし。それに安堵するより、前に。

     偽ロウジの腹から、謎の鋏が突き出される。

     それは偽ロウジの腹をぐちゃぐちゃと抉り取り、ずるりと抜かれる。偽ロウジの身体が、ゆっくりと頽れた。そして、その姿が、あらわになる。人間よりもやや小さめの、ピンク色の甲殻類のような姿。だがそれは、甲殻類というよりはむしろ、菌類にも似ていた。大量の触覚がついた頭は渦巻き状の楕円形で、三対の手足で二足歩行している。

     ユゴスよりのもの。

     ミ=ゴとの接触だ。

    エランSANc:dice1d100=73 (73) (56) 0/dice1d6=2 (2)

    ラウダSANc:dice1d100=54 (54) (57) 0/dice1d6=6 (6)

    ミオリネSANc:dice1d100=21 (21) (66) 0/dice1d6=4 (4)

  • 117二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 21:06:18

    エランSAN値:56→54


    「ああ、うるさい」

     それは、存外滑らかに発声する。それはある意味、ただの化け物の姿よりも嫌悪感を催させる。

    「余計な手間かけさせないでくれ。……まあ、クローズド・サークルなんて気取ってないで、こうするのが一番早いんだが」

     愛に狂った人間の殺人計画は、嵐の孤島の古典派ミステリを経て、誰もいなくなるサスペンスへ。路線変更しよう。

     鋏が、肉色にてらてらと輝く。化け物は笑いながら、鋏に握った電撃銃を、立っている人間に、順に向ける。

    「所詮こんな小さな島の出来事、歴史が動くこともない。些細なパラドクスだ、人が一人、うまれなくなるだけの」

     そう言って、ミ=ゴこの場において最も非力な、人物__ミオリネに、距離を詰めて。至近距離で、銃口を突き付ける。ヒッと、掠れた悲鳴が漏れる。

    「シャディク・ゼネリを出せ。スレッタ・マーキュリーさえいなければ、我らが神を召喚できたんだ。お前らに、彼女は関係ないだろう」

    「い、やと。言ったら?」

    「人質を向こうのエラン・ケレスに帰るだ」

     け。

     と、軽い声と同時に、かたい床に、何かが落ちる音がした。

     からからと音を立てて、絨毯の上を電撃銃が転がる。セセリアの顔をしたソレは、ミオリネの、さらに後方を見て、硬直している。

    「ようやく尻尾を出しましたね」

     そこにいたのは、エリクト・サマヤだ。

     彼女は、じっとそれを見つめて、太刀を向けている。

    「確証が持てるまで動けなかった。こちらから時代に干渉するわけにはいかないから。でも……何もできないのは、性に合いませんね?」

    「……ッ、お前まさか!」

    「イス人には感謝しないと。あなたたちとは違って、リスクなしでこの時代に来ることができた」

    「~~~~!」

     ミ=ゴは、咄嗟に逃げ出そうとする。しかし、それより先に。どこからかゆっくりと煙がわき、その中からソレは現れる。まずは顔、次に身体。現れるどれもが青っぽい膿のようなもので覆われており、今この瞬間。

     ティンダロスの猟犬が、再び現れた。

    エランSANc:dice1d100=29 (29) (54) dice1d3=1 (1) /dice1d6=6 (6)

    ラウダSANc:dice1d100=85 (85) (57) dice1d3=3 (3) /dice1d20=10 (10)

    ミオリネSANc:dice1d100=93 (93) (66) dice1d3=3 (3) /dice1d6=1 (1)

  • 118二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 21:08:34

    ラウダひとりだけSAN値ブッ飛んだな…

  • 119二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 21:10:03

    エランSAN値:54→53

    ラウダSAN値:57→47

    ラウダアイデア:dice1d100=69 (69) (60)

    ラウダ一時的狂気:dice1d10=7 (7)

    ミオリネSAN値:66→65

    エラン「草」

    ラウダ「なんていうかクライマックスでSANチェックとか描写とか大盤振る舞いで悪ふざけする傾向にあるよねシナリオ書いてる人」

    ミオリネ「ラウダ一人だけ今日一日ずっとウイニングランしてたから発狂してるのに余裕げで笑う」

    シャディク「笑える状態?(おやすみちゅう)」

    グエル「わかる(おやすみちゅう)」

    スレッタ「ほんとに共有者コンビがお弁当になってる 片方はシナリオの想定外のところでお弁当になってる」

  • 120二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 21:12:42

    一度遭遇してる二人より耐性がなかったばかりに

  • 121二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 21:13:26

    ラウダあっっぶね!!!
    ここで物理特価殺意マシマシラウダが発狂したらやばかった
    ってか、突然現れたなミ=ゴ
    もうちょい謎解きパートあると思ってたから、戦闘始まってこの卓の殺意の高さに恐れおののいた…(多分この卓ではなくラウダの殺意が高いだけ)

  • 122二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 21:13:47

    このレスは削除されています

  • 123二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 21:18:00

     __獣は食事を終えると、煙となり、姿を消す。

     そこでようやく、ミオリネたちは、これまでうるさく窓を叩いていた嵐の声が、静まり返っていることに気づく。窓の外を見れば、これまでの嵐が嘘のように消え去り、静かな星と月明かりが、海を照らしていた。

    「……エラン」

     血の海でうずくまってるエランのそばに、ミオリネは、屈みこむ。

    「さっきの、どういう意味?……ううん、ずっと聞きたかった。何故あんたは、私をこんなに……」

    「助けてくれたじゃないか。君にとって僕は取るに足らない患者の一人でも、僕のこと。そんな君が、魔女狩りだのなんだので殺されるところは、見たくないよ。……『豊穣のバフォメット』を信仰すれば、君を助けてくれえるって、言われて……」

    「……」

     ミオリネはエランの頭をくしゃくしゃと撫でた。それを見て、エリクトは立ち上がる。そうしてどこからか、銀色の指輪を取り出した。小さく、何事かを唱える。と、同時に。玄関扉が、開かれる。輝く星々や星雲が、屋敷の中に差し込んでくる。

     直感的に、彼女は『帰る』のだと、気づいた。

     エリクトはこちらを振り向く。……ああ、やっぱりそっくりだ。くしゃくしゃの癖毛。輝く宝石のような青い瞳。その柔和な笑い方も、深い色をした肌も、顔立ちも。見覚えが、ある。

    「さようなら。きっと二度と会わないでしょう」

     彼女は、空を見上げる。嵐のあとの夜は、奇妙に静かで、美しかった。

    「けれどどうか、あなたたちの幸福を、心から願っています」

    dice1d3=3 (3)

    1:『スレッタ・マーキュリー』を、見送る

    2:『エリクト・サマヤ』を、引き留める

    3:グエル「ちょっとまってほしい」

  • 124二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 21:28:26

    >>121

    ミオリネ「今回重要な情報(家系図、端末、入れ替わりの真実)なんかを余さず全部私が入手してるから、オマケってことで謎解きは解けた判定にしてくれたみたい。きちんと探索してたおかげね」

    >>122

    スレッタ「……ハイ!!」

    グエル「とはいっても、ミオリネのSAN値もエランのSAN値も減ってる。まあ最後だしな、多少お祭りSANチェックしても許されるだろうということで……」


    シャディク「既視感がある」

    エラン「なにがとは言わないけどとても既視感がある」

    グエル「まだ……まだ終わってないよなァ!?本筋に関係ないからってエンド後でサラッと流されてたまるかよ!!」


    「……エリクト、なんか、身体半分透けてない?」

    「へ」

     エリクトはそこで自分の身体を確認する。

     うすく、こう、半透明になって、後ろの星空がよく見えた。

    「~~~~~~ッ!?」

    「……?どうなってるの?」

    「それは俺が解説する」

    「兄さん!?!?」

     ギャグみたいな展開で現れたのは、グエル・ジェタークだ。……いや、違う。そう、あなたたちは肌で察することができるだろう。特にエランは、気づく。エリクトは小さく「03……」と呟いた。

    「どういうことですか。シャディクさんもグエルさんも守ったから私は消えないはずでは!?」

    「どうもそうもいかないらしい。歴史が、今なお派手に改変され続けてるせいで、それはもうド派手なタイムパラドクスが起きている。まだ、どうなるかが確定していない。今お前は存在している状態と存在していない状態で重なっている」

    「そんな雑にシュレーディンガーの猫みたいな!!」

     エリクトは頭を抱えた。ミオリネはゆっくり、そちらに近づく。それから、ゆっくりと視線を合わせた。

    「ずっと思ってたけど。そっちが素?」

    「……あっちのほうがかっこいいとおもって……」

    「そっちの方が自然でいいと思うけど」

     ミオリネは、立ち上がる。それから、すっと見下ろして、尋ねた。

    「エリクト・サマヤ__いいえ、スレッタ・マーキュリー。あんたはこれから、どうするの?」

  • 125二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 21:31:12

    グエルとシャディクが蚊帳の外でなんかあっさり黒幕が倒されてしまった
    シャディクほとんどずっと死にかけてたな…半分はラウダのせいで

  • 126二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 21:43:11

    「……もうしばらく、こちらに、残ります」
     スレッタは髪をまとめると、どこからか、銀色に光る鍵を取り出した。それから少し目を伏せ、呟いた。
    「イス人の力と、この鍵さえあれば、猟犬の目を誤魔化すこともできるはず。最悪来られても殺せばいいし」
    「物騒ね」
    「ふふ。ぶっそうですよ、私は強いので」
     自信満々に、彼女は胸を張る。それからシャディクが未だに倒れているであろう部屋の方を小さく見て、少しだけ、微笑んだ。
    「少なくとも。私のご先祖様がうまれるまでは、こちらにいないと。……どこかの誰かさんに殺されたら、困りますからね……?」
    「誰の話かな」
    「いえ?なんでも」
     彼女は笑う。その笑顔は、シャディクの、いやグエルの、エリクトの、いや、そのどれでもない__
     __『スレッタ・マーキュリー』の笑顔だった。

     翌朝。
     あなたたちを迎えに、舟がやってくる。
     セセリアとロウジは救出した。ペトラとフェルシーも回復した。小さな異分子によって変化したこの出来事は、本来あるべき姿のまま、長く雄大な時の奔流の中で、やがて『些細な事』として昇華されていくだろう。
     ただ、ほんの少しだけ。今までと変わったことといえば__
    「ミオリネさん。媚薬とか作れません?」
    「無理」
    「そこをなんとか」
    「無理!」
    「作ってあげなよミオリネ、スレッタが可哀想だよ」
    「エラン加勢しない!!」
     ミオリネの家に不思議な居候が二人ほど増えたこと、だろうか。

     あらゆる惑いを切り裂いて真実を手にしたのは、無垢な預言者だった。
     ミオリネには、これから先の未来がどうなるかはわからない。それでも、いい。
     きっと明るいものだって、信じている限り、妄執に取りつかれることはないのだから。

    ハッピーエンド『未来はこの手に』

  • 127二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 21:48:27

    スレッタ「……えっと、シナリオクリアです!お疲れさまでした!!」
    エラン「完璧なめでたしめでたしだね」
    ラウダ「わかる」
    ミオリネ「私ほんとにがんばったと思う」
    シャディク「ほんとかなあ!ほんとかなあ!?!?」
    グエル「……こほん。とりあえずその、これはミオリネ視点だったので、その。あらかじめ用意しておいたエンド分岐表に従って処理した。むしろこれ以上どうすればよかったっていうんだ……!?」

    エンド分岐
    推理に答えられなかった→シンプルに全ロス

    推理に答えたうえで、
    『寄せ餌』の処理をしている→分岐2
    『寄せ餌』の処理をしていない→バッドエンド/かなり全ロスエンド

    分岐2
    本物のNPCが一人でも死亡している→ノーマルエンド/生還
    すべての本物のNPCが生還している→トゥルーエンドB/大勝利!
    NPC2の正体に辿りついている(上二つの分岐より優先)→分岐3

    分岐3
    NPC2を引き留めない→トゥルーエンドA/さよなら、未来人
    NPC2をひきとめる→ハッピーエンド/全員生還エンド

    分岐X
    操られていないHO1が推理を解いた→『勇敢な村人』
    目的変更後のHO2が推理を解いた→『死した妖狐』
    HO3が推理を解いた→『無垢な預言者』
    HO4(NPC1)が片割れを守り切った上で推理を解いた→『永遠の共有者』

  • 128二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 21:52:48

    目的変更ってなんだったんだろう…
    感想戦楽しみだし、ハッピーエンドが本当に今までの中で1番の万々歳(なおグエルの性別)な大団円だったのが嬉しいな
    誰もロストしてない…

  • 129二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 21:52:57

    とりあえず全員生還よかった
    寄せ餌ってシャディクのあれかな?
    スレッタはなんで媚薬を作ろうとしているんだ

  • 130~真相~23/05/23(火) 21:54:44

    ※ほとんどミオリネちゃんが解いてくれたので読み飛ばしても構いません
    ※今回はHO1=エラン、HO2=ラウダ、HO3=ミオリネ、HO4=シャディク、NPC1=グエル、NPC2=スレッタでした

    この事件には二つの思惑が絡まっている。
    ひとつは『正史』である、果たされなかった殺人計画。こちらの犯人は、HO2である。とはいっても、本来ここでHO4は殺されなかった。HO1の友達とHO1、それと任意の誰かでパーティーに向かうため、HO2はそもそもあの場に呼ばれなかったし、順当にHO4とNPC1が結婚するし その後なんやかんやで血が繋がっていきNPC2が生まれる という感じだった。
    そしてもうひとつは未来人による暗殺事件だ。現代、NPC2はシュブ=ニグラス教団『豊穣のバフォメット』による邪神喚を紆余曲折あって阻む。狂儲たちはその邪魔者の排除を試みるが、NPC2がチートすぎて全くうまくいかなかった。そこで導きだした結論は、「そもそもうまれなければいい」。どこかでこの一族を断ち切ればいいのだ。しかし殺人をリスクなく犯すのは、いつどの時代でも難しい。そこで目を付けたのが、HO2が当のHO4の殺人計画をだしたうえ、倫理規範が中世準拠の『アスティカシア王国』の時代だ。未来人たちはHO2に接触し、HO4を殺す手助けをしながら、HO1を使って探索者たちをブリオン家に呼び寄せて、亡き者にしようとする。
    さてNPC2はチートなのでこれを察知した。そこでイス人などと取引をして、猟犬の目を完全に誤魔化しつつ過去にやってくる。しかしその制約がどうとかで過去の時間軸に大きく関わることはできない。それでもおよそ全ての真相を知ったうえであくまで探索者たちにそれを解き明かすよううながすだろう。
    オメガバース魔女裁判の設定を使ったのは、黒幕が使う『魔法』がどう考えてもヤバいものであると探偵役=HO3に気づかせつつ、医学持ちを一人以上確保するため、またHO4とNPC1が全くの同性になっても最悪N共有者コンビのどちらかをΩにすることで『NPC2はHO4とNPC1の子孫である」という事実を成り立たせるためである。あと 管理がクッソ面倒なことを除けば 面白いので

  • 131二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 22:16:43

    HO1『村人(狂儲)』
    貴方は国で信仰されている教会とは少し違う、最近産まれた新興宗教「豊穣のバフォメット」を信仰している。ほんの最近の話ではあるが、最近の教会の動きは 魔女狩り? がどうとかでなんか怪しいと思っていたからだ。
    そんな時、旧知の友人から、ブリオン家のパーティーの招待状を受け取った。そういえば以前、あなたは決して治らないと言われた不治の病にかかったことがあり、その際魔女であるHO3の薬に紆余曲折あって命を救われたことがある(ここが教会への不信感にも関わっていたりする)のだが、その時にHO3は、できることならあの島に行きたいと言っていたような気がする。あなたは親友のHO2、そしてHO3を連れて、パーティーに向かうことになる。あなたの目的は『パーティーを楽しむこと』こと、また『HO3をシナリオ終了後も無事に生還させること』だ。
    ※記憶改竄されてる。友人は教団に殺されてるし、そもそも豊穣のバフォメットなんて教団はアスティカシア王国にはない。あったらイグが潰してる
    ルート分岐条件
    豊穣のバフォメットを疑える情報を入手→……よくよく考えてみると、「豊穣のバフォメット」という教団がどんな教義であったか、何を信仰していたのか、何故、いつ、どうやって自分は「豊穣のバフォメット」を知ったのか、そもそも「豊穣のバフォメット」がどこにあるかも、何一つわからない。明らかに、何かがおかしい。
    ↑が起きていない状態で黒幕の支配に対する対抗ロールに失敗→そうだ。あなたは、あの二人を……ころさなければ。あなたの、もくてきは。「HO4とNPC1を暗殺する」ことだ。……たとえ、どんな方法を使ったとしても。
    豊穣のバフォメットの真実を知る(暗殺目的の場合POW判定で成功する必要がある)→……よく、わからないことが起きているようだが。完全に理解した。つまり、自分は未来人とやらの自分勝手に巻き込まれているということか。こんなこと、許せない。許していいはずがない。あなたの目的は「事件の真犯人を見つけ、真相を突き止める」ことだ。
    ※どちらかというと「村人」より。狼が誰なのか理解しているので狂儲です。

    エラン「今回は暗殺目的のまま最後まで行っちゃったねえ」
    ラウダ「ダイス暴れてたもんね」
    ミオリネ「さらっと殺されてる友人可哀想」
    シャディク「狂儲(言葉通りの意)」

  • 132二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 22:18:51

    HO2『狩人(妖狐)』
    あなたはNPC1を愛している。だがNPC1はHO4を愛している。当然だ。だって二人は婚約者なのだから。昨日もオペラハウスにデートをしにいくところに、『たまたまぐうぜん』ばったり出会った。……NPC1のことは、諦めるつもりだった。しかし友人、HO1によって、状況は、一変する。あなたは思う。HO4を殺してしまえば、きっとNPC1は絶望する。それを、あなたは支えるのだ。なんて甘美な幻想だろう。しかも何かよく知らん未来人を名乗る謎の人物が、あなたに力を貸してくれるらしい。魔女みたいなものだろうか。ウケる。あなたの目的は『NPC1を手に入れること』だ。
    (HO4とNPC1のうち、『寄せ餌役』に対して殺意を向け、『寄せ餌役じゃない方』に好意を向けるること。そのため基本的にはNPC1の生命を狙うことになる はずだった)
    目的変更
    ネームドNPCが殺される→あなたは今更ながら、自分がやろうとしていることの重大さに、気づく。死体発見時のSANcが1d6/1d20に増える。このSANcで、『発狂しなかった』あるいは『SANcに失敗し、次いで行うPOW判定で成功した』場合、「まあだからといってとまるわけにはいかないよね!!目的変更なし」。上記のどちらにも該当しない場合、「……諦める、ための手段がほしい。あなたの目的は、未練を断ち切るに値する何かを見つけることである」。
    ↑で断ち切りの方になった状態かつNPC1以外にヒートを誘発された→みつけた。きっと、……きっと、これなら。あなたの目的は「(対象)と仲良くなり、その目的を達成させること」だ。
    ルート問わず黒幕の狙いにNPC1の暗殺が含まれていると知った場合→は?ころす……あなたの目的は『NPC1を生還させること』。手段は、選ばない。
    ルート問わずNPC1が死亡した場合→問答無用SAN0発狂
    ※厳密には狼(偽ペトラや黒幕、目的変更エランなど)陣営ではないので

    ラウダ「結局目的変更条件踏めなかった」
    エラン「唯一上がった死体スルーしたもんね」
    ミオリネ「むしろ死体を作る側だったもんね」
    シャディク「……これ、本来はHO4にこじらせてNPC1を殺す予定だった……?」
    スレッタ「はい」
    グエル「そうです」

  • 133二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 22:20:43

    (ミオリネとシャディクのHOは既出のため省略。以下シャディクの目的変更条件のみ記載)
    目的変更
    (一応)寄せ餌役になる→唐突に理解する。今、あなたの胎には、歪な生命が宿っている。それが怪物の子であると、本能でわかるだろう。SANc1d3/1d5。発狂した場合は「産む」、発狂しなかった場合は「なんとかする手段を探す」方針となる。
    黒幕の狙いが自分たちであると理解する→SANc0/1d3。いやだ。死にたくない。……あの人が、死ぬのもいやだ。あなたの目的は「NPC1と共に生還する」ことである。
    NPC1が死亡した場合→問 答 無 用 S A N 0 発 狂
    ※お弁当

    エラン「つまり?」
    スレッタ「HO4が殺される=NPC1も狂って実質死ぬ=NPC2の存在が消える&HO2も死ぬ=HO1HO3もなんやかんやあって死ぬ=ピタゴラ全ロスです」
    ミオリネ「みてる限り別にNPC1がSAN0になろうがHO2は一切関係なく支えるよ♡になりそうな感じだったけど」
    グエル「ラウダが予定されていたKPの予想を超えて重かった(575)」
    シャディク「今回も想定外?」
    スレッタ「はい!」
    グエル「そうで~す!!」
    ラウダ「開き直り方がすごい」

  • 134二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 22:23:13

    NPC1『共有者2』
    CON70 SIZ70 POW50
    HP14 SAN50
    近接戦闘(剣)90 応急手当70 近接戦闘(格闘)50 精神分析50
    HO4の婚約者であり、誰よりもHO4を大切にしている。まだガッツリ恋愛感情があるわけではないが、深い絆を感じていて、ゆくゆくはそういう感情も芽生えたらな~とは思っている。教会の擁立する異端審問官兼特殊軍『ドミニコス』の騎士団長であり、正義感の強い青年。誇り高く清く正しく強く、民間人を守ることに尽力し続けるだろう。ちなみに『オメガバース魔女裁判』のエラン様とは大親友。なんかめっちゃ気が合う。性も種も超えて気が合う。
    備考:余程でない限り、NPC1にグエルが選ばれた場合は『基本的に出目の結果に関わらずΩ』となる。スレッタが選ばれた場合は1d3で『1:β』『2:β』『3:Ω』のいずれかより決定する。これは寄せ餌役をNPC1にしやすくするため。
    備考2:共有者1と共有者2のどちらかは『一日目の夜』に妊娠する。また、共有者1と共有者2は目的を完全に「共有」している。恋人では?恋人だが……
    ※お弁当

    NPC2『騎士』
    SAN54 CoC神話技能30
    近接戦闘(剣)90 鍵開け100
    呪文:恐怖の注入、記憶を曇らせる、イス人との接触 刀身を清める など……割と何でも
    所持AF:清めた刀身、銀の鍵、電気銃 など
    HO2とHO4の子孫であり、めちゃめちゃ歴戦の探索者。いろいろあってシュブ=ニグラスの召喚を止めたことがあり、教団と敵対している。過去への干渉を避けるためあまりPCには接触したがらない。だが、HO4が死にかけたら助けようとするだろうし、ある程度は質問にこたえてくれる。この島で『HO2による殺人事件が起きるらしい』ことを知っている。また、某猟犬に狙われずに済むのは以前知り合ったイス人の協力をとりつけているためであり、ついでに銀の鍵を所持してタウィル・アト=ウムルの加護を受けているから。つまり=メチャ・強い
    HO4かNPC1いずれかが死ぬと存在が消える。
    備考:ガチピンチになったらNPC1にイス人が助ける。協力者のイス人はとりあえず精神交換装置の近くで待機してる。
    ※どれかっていうとHO2と一番対立する可能性が高いのでCCOさせてみた

  • 135二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 22:25:47

    NPC3『セセリア・ドート』
    CON70 SIZ60 POW80
    精神分析70 その他医学以外の知識技能50
    支配人。β。本来家督を継ぐ立場ではないが、紆余曲折あって急遽別荘にやってきた。おかげでずっと周りの目を気にして尊大な態度をとり、見栄を張っている。実際はかなりスペックが高いので単に自己評価が低いだけ。HO1の友人、NPC1、フェルシーに対してのみ招待状を送っている。ワインはあまり好きじゃない。チョコは好き。
    ※ガチ善良NPC。かわいい。たぶん村人。

    NPC4『ロウジ・チャンテ』
    CON60 SIZ50 POW50
    近接格闘(ナイフ)60 機械工学70
    使用人。α。もともと身よりがなかったが色々あってブリオン家に拾われ、優秀な腕を買われて管理を任されることとなった。いつも謎のメカ『ハロ』をつれている。この頃のアスティカシア王国に与えられている技術的にこのハロはどうやって作られているのか、それは誰もわからない。知らん、怖……
    ※善良NPC。かわいい。人狼枠になる。

    NPC5『フェルシー・ロロ』
    CON60 SIZ55 POW50
    猪突猛進(建前)猪突猛進(本音)な少女。ペトラのつがい。正体はオペラ歌手。HO4がいたオペラには出ていないが、それなりに売れっ子で、その舞台のことも知っている。なかよしぱわーでなんかこう……ペトラの様子がおかしいと思っている。
    ※ガチ善良NPC。おそらくペトラと恋人陣営に入ってる。

    NPC6『ペトラ・イッタ』
    CON50 SIZ60 POW60
    クール(建前)割と気さく(本音)なお姉さん。フェルシーのつがい。専属で調整や体調管理などの現代で言うマネージャー的な役割をしている。シナリオ開始時点で時計塔に監禁されている。たすけてフェルシー……
    ※善良NPC。ある意味人狼枠。

    その他黒幕陣営
    Mod-1とMod-2(シナリオ開始前にエラン・ラウダに接触した子と、ペトラに化けた子)は人間。Mod-3はミ=ゴ。基本的な指揮や呪文の使用はミ=ゴが行う。

  • 136二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 22:29:06

    スレッタ「ここからは質問タイムです!おきがるにどうぞ~!!」
    エラン「それぞれHO時点で与えられてた役職と関係に意味はある?」
    スレッタ「人外仲間、ということでHO1とHO2が友達、HO1がHO3のいのちの恩人なのは本家人狼的に占われて白だったとかそういうイメージです。あと言及こそしてないですが、HO2=妖狐=α枠を殺しうる存在としてHO3=預言者=Ω枠ですよ」
    グエル「想定してたハッピーエンドとしては、シャディクとグエルがくっついて、もしかしたらラウダとミオリネがいい雰囲気になったり、ミオリネとエリクト(スレッタ)がいい雰囲気になったり、エランとミオリネもいい雰囲気になるかもしれなかったり、という感じだな。というかなんのしがらみもなくHO4とNPC1が結婚するのは完全に既定路線のつもりだった」
    スレッタ「そんな誰かが描いたイメージはラウダさん襲撃パート辺りで完全に破壊されましたけれども」
    グエル「今回は被害を逸らすで免れたと思ったのにな。しばらく笑いが止まらなかった。そのあと倍の時間頭を抱えた」
    スレッタ「『しらん……何この展開……こわ……』」
    グエル「何と記載したらいいかわからなくて暫定で★(ラウダ)とマークをつけていたグエルのキャラシート。平等にってことで★(シュブ様)がついたシャディクのキャラシート」
    スレッタ「どうしてこうなった」
    グエル「はんせいしてほしい」
    ラウダ「草」
    ミオリネ「また本編関係ないところで暴れてる 今回に関しては余波が本編まで来てる」
    シャディク「自分の事じゃなければ笑ってた」

  • 137二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 22:31:59

    ラウダ「僕のHO、『殺意を向けるのはHO4とNPC1のどっちでもいい』みたいなこと書いてあったけど、どういうこと?」
    スレッタ「共有者Aと共有者Bに大した違いなんてないじゃないですか……!」
    グエル「真面目に言うと井戸突き落としイベントのためだな。あれは寄せ餌役が猟犬の夢を見ていて、もう片割れが別枠で殺されかけることで、共有者二人組がセットで狙われてることを示す&エリクト参戦フラグを建てる、みたいなイベントだったんだが。HO2が『お前を殺す』的な感じのままだったうえで、更にHO1まで黒幕陣営になってしまった場合、勝ち目がない。だから井戸突き落とし→救助イベントを経ることで『それはそれとして黒幕も殺す』にしたんだ。というわけでどっちがどっちでも話は通じるので、HO4とNPC1は全部どっちがどっちの役になってもいいように書いた」
    スレッタ「それでもSANcの量や向けられてる殺意の大きさ的に、寄せ餌役はNPC1に任せて、HO2はHO4に矢印を向ける予定だったんですけど。NPC1が寄せ餌役前提でシナリオつくっていてたので、HO4NPC1関連のイベントは全部リライトしたんですよ~……?でもこれラウダさんはシャディクさんに狂ってグエルさんを殺すんですね!さすがに修羅場すぎてかわいそうだから私が代わりにNPC1やりましょうかね~とウキウキしていたら、なんかシャディクさんがΩとして餌枠になれる素質を持ってしまったせいで全ての予定が狂いました。絶望の最大瞬間風速すごかった」
    グエル「てかフレーバーテキストがHO2とHO4で被ってるのはHO2→HO4の伏線のつもりだったんだよ。どうしてこうなったんだ。というかなんだよこの感じ。このピタゴラスイッチでラウダがこじらせる感じ。あれか、どっかのアイドル殺人事件の再放送か?なあラウダ、なんでお前はまたこの手のHOをひいているんだ!?」
    シャディク「グエルが俺に助けを求める所まで再放送じゃん。ウケる」
    ラウダ「僕悪くないもん。某偶像もたぶんだけど僕悪くないもん!」

  • 138二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 22:34:12

    ミオリネ「あ、エランの秘匿処理やPOW判定シリーズは何?いやまあ、察しはついてるけども」
    エラン「なんか僕「支配」とか「記憶をくもらせる」とか受けまくってたみたいなんだよね。その対抗ロールとか、支配を無視してミオリネに情報を伝えられるかとか、そういう判定してたみたい。ある意味白人外っていうのはあってるよ、白(っぽい思考や行動原理を持ったまま)人外(の行動をさせられてる)って感じだけど」
    ラウダ「僕に呪文を使わなかったのは、単に『未来人の協力者』は僕がシャディクに対して明確な殺意を抱いていると知っていて、その必要を感じなかったから、みたいな感じか。ミオリネに使わなかったのは、呪文がきかなかった時のリスクをとって……という感じだろうね。エランはシナリオ開始前に既に記憶改竄を受けていたから、このまま実働時の協力者にしちゃお~、と」
    エラン「ちなみにこの流れで一応聞いておくけど例の秘匿五連発の詳細は?」
    スレッタ「上四つは順にSIZ対抗(組み付き状態を振り払えるか)、POW判定二人分(恐怖や罪悪感その他に打ち勝てるか)です。どちらもHO番号に従って、上段ラウダさん下段グエルさんで判定しています。どれかひとつでもグエルさんが勝ったら容赦なく背負い投げで応戦するつもりだったんですけどね。騎士団長(ふぃじかるえりぃと)ですし」
    グエル「最後のひとつはまあ……両方俺が負けた場合。魔女裁判を見ていた方は察してほしい。見ていなくてもなんとなく察してほしい。強いて言うなら、実は交渉終了時点でグエルは既に薬を服用していたし、性もかえられていた。それに前回のアレが結構ギリギリだったから、一回行動につき成功値10に下げていたんだ。だからあそこではSIZ対抗を通してPOW判定を通さなければならないわけで。まあここ通るまではギリギリ予想の範疇だったが、そのうえでさらに10以下を通すどころかクリティカルしてくるとは……な。真面目に処理どうしようかと。堕胎薬ってそのためのアイテムじゃないんだが?」
    シャディク「『やりやがったなラウダ!!』『けしかけたのは兄さんだよね!!』『どうするんですおふたりとも!?』って叫んでいたもんねえ」

  • 139二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 22:36:24

    ラウダ「そういえば今回は共有者二人組に治療薬を飲ませる方針で進めたけど、「シャディクに飲ませるならグエルにも飲ませろ」って指示あったよね。なんで?」
    グエル「エリクトが消えるからだよ!!!!」
    スレッタ「こんなパターン知らん 怖……」
    グエル「ラウダ、治療薬つくったあたりで『シャディクに飲ませて婚約解消せざるを得ない状況に持ち込む』って言ってたけど、共有者のどっちかはΩであると担保しておかないと予想外の方向性からエリクトが消えるから多少無理矢理だけどこうした。……いやほんと、それ以上のことは考えてなかったんだよ。この国における餌……じゃなくてハズレ……でもなくてΩ種枠って言ってしまえば基本行動制限がつくだけの罰ゲームだし」
    スレッタ「HO2が堕胎薬のレシピを手に入れて交渉をしかけるまで知らん展開だったけどまあ面白いじゃんって感じだったんですよ。治療薬は知らない……というかなんか今回ラウダさん関連全部知らそんになってましたね。アスティカシア王国を出すと予想外にかっとんでいかなきゃいけないルールみたいなのあるんですかね?」
    シャディク「あー……そういえば俺に対する襲撃イベントもランダムダイスの結果決まったんだっけ。むしろ何も起きないパターンの方が想定だったんだ」
    エラン「これが女神の寵愛を受けし本家様ってやつか……あ、できればそのままでいてね!僕関わりたくないな!!」
    ミオリネ「サラッとΩ種枠のこと餌だのハズレだの罰ゲームだの酷い言い草ね!?まあそれは私も思うけど!!この国自体ツァトゥグァの餌って時点でそう思うけど!!!いや本当にそれは私も思ったけれども!!!!」

  • 140二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 22:37:39

    シャディク「そういえばなんであの時殺さなかったんだ?お前の目的、俺を殺すことだろう。あそこが一番の契機だったんじゃないのか?」

    ラウダ「にいさんがころすなってゆったもん……」

    グエル「きつねさんってむらびとさんころさないから……」

    スレッタ「と、上が表向きの理由として。正面衝突でラウダさん勝利は予想外だったんですよ本当に。共有者組はどちらも戦闘技能を持っていて、数的有利で、そのうえ今回の場合二人とも上を取ってる。まけないとおもうじゃないですか……!まあ、あそこでシャディクさん死んじゃうとエリクトも消えてシナリオおわっちゃってこまる だったので、「今シャディクさん殺すとグエルさんの好感度が下限を突破して下がります」てメモを渡して乗り切りました。優先順位はNPC1を手に入れる>HO4を殺すなので」

    グエル「というか分岐表見ればわかると思うが、想定してたエンドにラウダ一人勝ち自体がなかったんだよな。こんなとんとん拍子でラウダに都合よくことが進むなんて思わなかった。四号さえいなければ俺はすぐに引き渡される予定だったし、そもそもあそこで閉じ込められるのはPCだからさっさと出ていける予定だったし」

    スレッタ「四号さん自体はただのお助けNPCだったんですけど、今回はまさかの噛み合い方ですごい結果になってましたね。というかその形(NTR)で個人目標達成しようとしてきます?想定外にも程があるんですけど……」

    シャディク「あっじゃあ慈悲がないKPの場合はあそこで死んでたんだ俺。ありがとう7版の瀕死ルール。ありがとう寛大なKP。ありがとう割と「まあ兄さんのお願いなら聞くよな」っていう下地」

  • 141~次回予告~23/05/23(火) 22:40:17

    エラン「そういえば次のシナリオはどうするの?」

    ラウダ「え?エランも聞いてないの?」

    「その質問、私がお答えします」

    「「「「「「……ッ!?」」」」」」

    スレッタ「ニカさん!?」

    ニカ「最初にSKPだったからってそのままレギュラー入りしたラウダさんが許されるなら、地球寮の面々で見たいって言われてた私が飛び入り参加しても許されるよね、スレッタ!?」

    スレッタ「そうなんですか!?」

    ニカ「というわけで!ようやくなんとなく構想が固まったので、ここでお祭り感覚でやります!6PLシナリオ!!PLはスレッタミオリネグエルエランシャディクラウダ(敬称略)!KPは私ニカ・ナナウラ!SKP未定!調整とか構成とかほんとに難しくなりそうなんでこのスレのうちに配るHO決めておきますよ!!」


    ×月×日

    HO1が死んだ


    ~6PL×秘密×ループ~


    アスティカシア市、同じ高校で育った仲良し六人組。これからもきっと、変わらぬ幸せな日々を送る、そのはずだった。×月×日、HO1が殺されるまでは。


    「どうすれば×月×日から抜け出せるの」

    「どうしたらよかったんでしょうね」

    「いつだってお前の味方でいてあげたかった」

    「きっと、秘密だよ。約束」

    「君はずっと、誰より美しいね」

    「真実は覆らないんだ。永遠に」


    (あなたはすすり泣く声を聞いた。自分は、この人を救うんだ。やり残した今日があるんだ)

    夜明けにはまだ早い。ねえ、そうでしょう?

    CoCシナリオ「あと一歩、君に踏み出せたなら(仮)」

    鋭意製作中!


    『何度生まれ変わっても、また君を愛するよ』

  • 142二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 22:42:33

    エランは暗殺ルートのままだったから、シャディクorグエルを殺せなかったので生存はできたけど目的失敗
    ラウダはグエルをΩにしたしシャディクは性別が無だから実質グエル手に入れたってことで目的達成(?)
    ミオリネは謎を解き明かすことが出来たし、シャディクもグエルと生きて帰れた
    つまりエラン以外は大成功エンドです?

  • 143~次回予告~23/05/23(火) 22:43:17

    スレッタ「し 死んでる……」

    ミオリネ「4PLでも破裂寸前だったのに6PLなんて管理しきれるの?」

    グエル「なんとかなる。信じよう」

    エラン「ループものかあ。一回やってみたかったんだよね!」

    シャディク「ねえこのシナリオ名の仮題……」

    ラウダ「……気にしないでおこう」

    ニカ「じゃあみんな1d100振ってください!若い方から順にHO1をとっていってくださいね!なお今回の設定上シナリオ開始時点でメチャメチャ恋人になっているHOがあります!あんまりにも脳破壊度が高かった場合は振り直してもらうことになるかもしれません!!ごめんね!!!!」

    スレッタ「圧が強い」dice1d100=88 (88)

    ミオリネ「もしかして今回のシャディクとグエルが婚約者になってるやつで反省した?」dice1d100=48 (48)

    グエル「味を占めたといった方が正しいだろう」dice1d100=4 (4)

    エラン「僕は僕なのかなあ、四号かなあ……」dice1d100=100 (100)

    シャディク「さあね。本編次第じゃない?」dice1d100=34 (34)

    ラウダ「とりあえずそれまでみんな生きてるといいけど……」dice1d100=30 (30)


    HO1『夜明』

    あなたは×月×日に殺される。

    HO2『追想曲』

    あなたはHO1の恋人だ。

    HO3『黄昏』

    あなたはHO1の味方だ。

    HO4『序奏曲』

    あなたはHO2の大親友だ。

    HO5『休符』

    あなたは秘密を隠している。

    HO6『終止符』

    あなたは×月×日を終わらせる。

  • 144二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 22:43:22

    五連ロール見直してきた
    見事にラウダ全勝していたんだな…とどめのクリティカル…今までの鬱憤晴らしかのように

  • 145二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 22:43:39

    KPの想定を易々と超えていくシナリオだったんだな…
    読み返すの楽しみ…
    ラウダにめちゃくちゃ運が味方してたしハチャメチャで楽しかった
    次シナリオも楽しみ!!!!!

  • 146二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 22:44:34

    ラウダやっぱりお前はそういう役なのね……

  • 147二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 22:44:49

    グエル死んでるしラウダがグエルの恋人になってて草www
    神がもう楽しんでるwww

  • 148二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 22:45:12

    ちゃんと準備してくれてたのに女神のお戯れでアドリブ回すことになるKP(中の人)かわいそう
    そういえば最後グエル(真)はどこに…?おくすりつくれたかな

  • 149二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 22:45:52

    あららら
    そしてシナリオ開始時から死んでるHO新しいな
    特に実害はないけど100出しちゃうエランが実に今回のエラン

  • 150二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 22:46:09

    グエルが女神からの寵愛受けすぎてて最高すぎる

  • 151二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 22:46:12

    もはや神託ですね

  • 152二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 22:48:17

    お疲れ様でした面白かったです!
    ミオリネさん周りはハピエンだけどこのあとのグエルシャディクラウダ地獄すぎない…!?

  • 153二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 22:48:54

    ラウダ今回暴れまわりすぎてて草なんだいいぞもっとやれ

  • 154二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 22:49:34

    おつかれさまでした!
    次卓、早速ダイス目が……

  • 155二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 22:50:13

    エラン早速100ファン出してるの笑う

  • 156~次回予告~23/05/23(火) 22:50:27

    HO1『グエル・ジェターク』
    あなたは×月×日に殺される。
    HO2『ラウダ・ニール』
    あなたはグエルの恋人だ。
    HO3『シャディク・ゼネリ』
    あなたはグエルの味方だ。
    HO4『ミオリネ・レンブラン』
    あなたはラウダの大親友だ。
    HO5『スレッタ・マーキュリー』
    あなたは秘密を隠している。
    HO6『エラン・ケレス』
    あなたは×月×日を終わらせる。

    グエル「まてまてまてまてまてまてまて」
    ラウダ「再放送!!!!!」
    シャディク「これほんとにこのまま続行するの!?」
    ミオリネ「ごめん正直爆笑した」
    スレッタ「そうはならんやろ なっとるやろがい」
    エラン「僕早速出てる100ファンの方が怖いよ!!」
    ニカ「……えっぐい組み合わせ来たらマジでどうしようかと思ってましたが、これなら血縁関係が無くなる以外さして問題ありませんね。ヨシ!」
    グエル「ほんとか!?」
    ラウダ「いちばん重要なとこなんだけど!!」
    シャディク「完全に愉快犯」
    ミオリネ「私たちどんな顔してこいつら見てたのよ」
    スレッタ「そうはならんやろ なっとるやろがい」
    エラン「どうしてこうなった」

  • 157二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 22:50:46

    挙式対抗ロールは阻止するけど兄弟監禁エンドSAN0エンドNTRエンドには突っ走らせる女神、ヘキ出過ぎだよ…

  • 158二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 22:52:02

    ここのダイスの女神、絶対あにまん民だよな
    曇らせ好きすぎるだろ

  • 159二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 22:53:28

    スレッタがそうはならんやろbotに
    面白すぎる

  • 160二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 22:55:43

    >>142

    エラン「僕も、豊穣のバフォメットが存在しないとエリクトに教えられて、しかもサラッとエンドでミオリネのそばにいる……そうでなくても教義に与した理由が『ミオリネを救う』だから、大勝利とは言わずともトゥルーエンドではあるんじゃないかな」

    >>148

    グエル「おへやでたいきしてたぞ」

    シャディク「死にかけの身体引きずって救助したよ」

    ラウダ「大筋に関係ないからってそっとスルーしたんだよね、ここ。そしてこれからもシャディク・グエル気ぶり(切実)エリクトとラウダの戦いは続く」

    スレッタ「>>129 ちなみに媚薬を作らせようとしたのはシャディクさんとグエルさんに盛って手っ取り早く2人の子孫を作らせるためですね」

    ミオリネ「しなきゃ存在が消えるから手段選んでなくて草」

  • 161二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 22:55:51

    次こそはグエルの救い来るかなと思ってた直後に殺される事が確定してるHO貰うの爆笑するしかない

  • 162二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 22:58:31

    正直未来が変わってスレッタがこのときのグエルとラウダの子になってたらどうしようかと思った(ド地獄)

  • 163二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 23:00:52

    というかやっぱり種仕込むまでいってたんすかね

  • 164二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 23:18:55

    >>160

    命がかかってる気ぶりは草

  • 165二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 23:20:08

    このレスは削除されています

  • 166二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 23:23:09

    書き直し
    HO配布順大爆笑なんですけど
    あとまじで5号はそのダイス一度お祓いしてもらったほうが良い

  • 167二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 23:32:15

    ハンドアウト配る段階でクリティカルとファンブル(しかも100ファン)出てるのマジで草なのよね
    死ぬなよ(懇願)

  • 168二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 23:33:04

    ま、まぁ寧ろ最初から恋人関係なら今までみたいに拗れた関係にはならないし…ならないよね…??

  • 169二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 23:44:26

    >>167

    もう死んでる(クリティカルで)

  • 170二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 23:49:52

    ジェターク兄弟のダイス芸はもはや至高の領域に近い

  • 171二次元好きの匿名さん23/05/24(水) 00:07:39

    >>169

    『殺される』だから!『殺された』じゃないから!!!(足掻き)

  • 172二次元好きの匿名さん23/05/24(水) 00:42:11

    ここでクリ出しちゃってHO1貰ったのは正直ワロタ
    ダイス神様......

  • 173二次元好きの匿名さん23/05/24(水) 00:52:40

    血縁関係を「いちばん重要なとこ」って言ってるPLラウダ弟の鑑
    次回は兄さんって呼べそうにないね…

  • 174二次元好きの匿名さん23/05/24(水) 00:54:42

    今回大暴れしたラウダが次回ちゃっかり恋人枠ゲットしてるの笑うわ
    ピンポイントな感想になるけど突然ライオン歌い出す生き残りたいシャディク草だった

  • 175二次元好きの匿名さん23/05/24(水) 00:57:50

    だからグエルはループが続く限り毎日殺される役割だということだよね? san無事でいられる?

  • 176二次元好きの匿名さん23/05/24(水) 06:01:24

    ちょっと目を離した隙にまた兄弟がおもしれーことになってる…
    しかもKPの趣味とかではなくちゃんとダイス振ってこれなのが面白すぎる…
    ダイス神何が何でも兄弟拗らせようとするのやめない???(いいぞもっとやれ)

  • 177二次元好きの匿名さん23/05/24(水) 06:57:49

    >163

    グエル「クリっちゃったからなあ、妊娠ダイス」

    ラウダ「兄さん」

    グエル「双子まであるんじゃないか?(雑なクリティカル処理)」

    ラウダ「兄さん!!」


    「それにしても、魔女狩りねえ。実際どうなの?」

    「確かに、教会内部にそういう動きがあるのは掴めた。俺も……『ドミニコス』も、もとをただせばそのための機関らしい。だが、実際にやるのは相当あとの話になると」

    「やるんだ」

    「やる可能性が高いらしい。彼に__イグ様に、やめてはどうかと提言はしたが、受け容れてもらえなかった」

     グエルは頬杖をつき、少しだけ目を伏せる。

     奥からやってきたエランがさらりと紅茶を出した。なんだお前仕事はどうしたんだ、とツッコミをいれようとして、やめる。

    「いずれそういったことが起きるのは、避けられない。今のうちからどうするか考えておかないと、まずは民間人の避難誘導と」

    「あんたは神様に逆らってもいいんだ?」

    「間違っている時は諌めるのも忠だ。俺の使命は、民を守ること。そのためならなんだってできる」

    「……」

     曇りない眼に、こいつが何故少なくとも二人以上の脳を焼いたのかわかった気がした。

     ミオリネが紅茶を飲むのを後目に、エランもニッコリと笑ってテーブルについた。ケーキスタンドにのった簡素なお菓子をいくつかつまみながらグエルに向かって視線を向ける。

    「で君の腹はどうなったのさ」

     空気が凍った。

     グエルの顔から血の気が引く。ミオリネは「エラッ……!」と声にならない悲鳴をあげた。厨房からとんできたスレッタが、固唾を呑んでその顔を見守る。グエルはガチガチと歯の根を噛み合わせられないまま、ゆっくりとカップをソーサーにおいて__

     ふらり

     倒れた。

    「グエルーーーーーーーーッ!?!?」

    「あっはははははははは!!!!!!」

    「笑い事じゃないんですけど!?!?」

     三者三様の反応を示す、薬屋レンブラン前を、近所の子供のボブくんとサムくんが、不思議そうな顔で横切っていった。

  • 178二次元好きの匿名さん23/05/24(水) 07:01:53

    かわいそうなグエル…生きろ

  • 179二次元好きの匿名さん23/05/24(水) 07:04:13

    つまり双子産んだあとアルファになったシャディクとの間にもつくればスレッタは安泰ですねヨシ!

  • 180二次元好きの匿名さん23/05/24(水) 07:25:14

    せっかく伏せてたのにヤケクソで暴露するの草

  • 181二次元好きの匿名さん23/05/24(水) 07:34:50

    やはり元祖寵愛枠は格が違う

  • 182二次元好きの匿名さん23/05/24(水) 09:57:04

    >>143

    さらにラウダの数値がもう少し大きかったら、シャディクがまたグエルの恋人になるところだった。 それではラウダは依然としてグエルの味方であり、ミオリネがシャディクの親友になるから真の再放送になっただろう!

  • 183二次元好きの匿名さん23/05/24(水) 10:00:09

    おめでとうございます、可愛い双子さんですよ!

  • 184二次元好きの匿名さん23/05/24(水) 10:22:01

    グエル本人は気高く誠実な騎士団長様なのに、まさか二児の母になっちゃうなんてな……()
    あの後ラウダとはどうなったんだ

  • 185二次元好きの匿名さん23/05/24(水) 10:26:23

    子孫がどこかで結ばれるのもありなのかな

  • 186二次元好きの匿名さん23/05/24(水) 11:42:07

    「……最近変だよ?」
    「きのせいだとおもう」
    「何かあったなら教えてよ、力になりたい」
    「さぐらないでほしい」
     グエルは死んだ目で机に突っ伏している。最近食事もあまり摂っていないし、夜うなされて飛び起きたり、なんなら仕事中に倒れることまで増えたらしい。
     あの時の恩がどうとかで、フェルシーからもらったオペラのチケット。せっかくのそれを見事に病欠した日の夜、シャディクは困ったように首をかしげる。
    「探るよ。お前が心配なんだ」
    「……」
    「長い付き合いになるんだ。なんでも打ち明けてほしい」
     グエルの顔が真っ青になる。
     やっぱり様子がおかしい。とりあえず何かあたたかいものを__とシャディクが立ち上がったところで、突然、施錠していたはずの鍵が、かちゃりと開く。不思議に思ってそちらを見れば、そこに立っていたのはスレッタだ。彼女は何らかの覚悟が決まった目で、銀色の鍵を取り出す。
    「今この瞬間からこの部屋はあなたたちが子を作らないと出られない部屋になりました」
    「なんて?????????」
    「なのでとっとと、__ッ!」
     スレッタがそこではっと飛びのく。一瞬の間のあと、酷い音がして、今度は扉があいた。物理的に。穴が。そこにいたのは巨大な斧を持った青年、つまるところラウダ・ニールである。
    「……いい加減、諦めてくださいよ。ラウダさん」
    「仕方ないよ。兄さんが諦めさせてくれなかった」
    「責任転嫁甚だしいですね、即刻『諦める気がない』に訂正してください」
     わいわいとやりあっている二人の様子を見て、シャディクは頬杖をつき、「仲良しなのはいいことだね」と笑いかけた。だいぶ現実逃避が入っている気がするが、シャディクは気にしない。
     返事はこない。
    「グエル?」
     シャディクは顔を上げる。グエルは呆然とくちびるを半開きにさせ、脳が完全にショートした顔をしていた。
    「グエル!?!?」
     シャディクはグエルの肩をぐらぐらと揺さぶった。やっぱり反応は帰ってこなかった。

  • 187~次回の準備~23/05/24(水) 11:56:37

    二カ「皆 さ ん」

    スレッタ「ここのニカさんは強権的ですね」

    二カ「突然ですが次回の準備です。あなたたちは同じ高校の学生ですが、何年生だったのかだけ決めておきましょう」

    スレッタ「それって関係あるんです?」

    ニカ「多少導入がかわります。言ってしまえばそれ以上に理由はありませんので、お気軽にどうぞ」

    グエル「死ぬことは確定してるみたいだからこう、なるべく、長生きしたい」dice1d3=2 (2) 年生

    ラウダ「最近派手に年下だったりちょっと年上だったりだから、同い年がいいな」dice1d3=3 (3) 年生

    シャディク「なんでもいいんだけど……このHO見る感じ、本来は年上が想定されてたっぽい?」dice1d3=2 (2) 年生

    ミオリネ「聞く話によればHO1から順にスレッタ→ミオリネ→グエル→シャディク→エラン→ラウダのつもりで作っていたみたいだけど」dice1d3=3 (3) 年生

    スレッタ「すごいですね!ひとつもかぶってないですよ」dice1d3=1 (1) 年生

    エラン「ほんとどうしてこうなったんだろうね、アハハ……」dice1d3=1 (1) 年生

  • 188二次元好きの匿名さん23/05/24(水) 12:12:34

    友達同士で同い年になったのは絶妙だ

  • 189二次元好きの匿名さん23/05/24(水) 13:01:09

    今まで血縁なくても恋愛感情あっても幼馴染とかで兄さんって呼んでるパターンが多かったから次回もかな…と思ったが
    この設定でそれやるとタイムトラベルでもなんでもない上に年齢差はっきり分かってるのに年下を兄さんと呼ぶ事案が発生してしまうな…

    今回のラウダやってることは完全に…その…あれなんですが
    元が相手を思いやり殺意と恋心を押さえ込んで自殺を選ぶくらい冷静で理性的だったのもあり
    未来人とダイスのイタズラ感がすごくて同情してしまうというか…
    まあ一セッションの中の出来事だしいいかなって()

  • 190二次元好きの匿名さん23/05/24(水) 13:24:34

    まあ…高校なら留年とか浪人で現役勢より一学年下とか無いわけじゃないから…

  • 191~次回の準備~23/05/24(水) 13:32:13

    グエル「ラウダ先輩ラウダ先輩ラウダ先輩!」

    ラウダ「兄さん」

    シャディク「これなんのバトル?」

    ミオリネ「会話通じてないのよもう」

    スレッタ「み、ミオリネ先輩、シャディク先輩、ラウダ先輩、グエル先輩、エランくん?」

    エラン「公式準拠の全員さん付けでいいんじゃない?僕も敬う気ないし」

    グエル「色々とおかしい」

    ラウダ「ふふん。譲るつもりはないよ」

    シャディク「あいつら、毎度毎度面白いね、ね~?ミオリネせ~んぱい」

    ミオリネ「うわなんかすごく違和感がある」

    スレッタ「エランと私は同じクラスなんだよ!なかよしなんだよ~!」

    エラン「呼び捨てになってるじゃんついに。もうちょっとキャラを保ってよ」


    >>189

    スレッタ「未来人A『謎の日記を見つけたぞ!この殺意はシャディク暗殺に仕えるかもしれない!!』」

    グエル「未来人B『叶わなかった恋を叶えてあげられるうえにこっちも目的を果たせるなんて一石二鳥だな!!』」

    ラウダ「女神『ラウダくん、がんばれ~!』」

    スレッタ「未来人A『えっ……えっ……え?』」

    グエル「未来人B『ちが……そんなつもりじゃ……』」

    シャディク「未来人C『でも幸せ(?)ならOKです(?)』」

  • 192二次元好きの匿名さん23/05/24(水) 13:42:17

    次回のラウダはどうこじつけてひとつ年下の恋人を「兄さん」と呼ぶつもりなのか期待が高まりますね!
    先輩呼びされてる男がその相手を兄さんとか呼び出したらすれ違った10人のうち12人が宇宙猫なるで…
    うち2人はアイデアロールで距離感が恋人のそれと気づいたものとする

  • 193二次元好きの匿名さん23/05/24(水) 17:44:20

    ニカ「と、言う感じになります」

    グエル「うわあ……」

    ニカ「頭抱えないでください。というわけでダイスお願いします」

    グエル「……、わかった。じゃあdice1d3=1 (1) で行く」

    1:親愛 2:依存 3:盲信


    ラウダ「へえ、おなじ部活に」

    チュチュ「お前とグエルとミオリネとスレッタで音楽部に所属していたことは固定だな」

    ラウダ「それで僕がこの台詞を言ったと」

    チュチュ「ああ。タイミングだが、dice1d3=3 (3) でいいな?」

    1:一目惚れ 2:出会って数ヶ月 3:出会って一年くらい


    シャディク「え、俺からミオリネにアクションがほしい?」

    ミオリネ「何かちょうだい。そこから生やす」

    シャディク「何を?……じゃあ、dice1d3=2 (2) とかでいい?」

    ミオリネ「ちょうどいいわね。それで」

    1:ノートを貸してあげた 2:ハンカチを拾ってあげた 3:事故かなんかで色ボケ展開になったことがある


    スレッタ「暇ですねえ」

    エラン「他のみんなは大変そうだよね」

    スレッタ「私達も関係性生やしておきます?」

    エラン「じゃdice1d3=2 (2) で」

    1:隣の席でよくじゃれあってる 2:よく一緒に補習受ける 3:シンプルにめっちゃ気が合う友人

  • 194トレーラー(改訂版)23/05/24(水) 19:37:46

    やさしき乙女よ
    聞いてください、わたしの祈りを
    わたしたちは朝まで眠ります
    たとえ運命がどんなに残酷でも
    わたしたち罪びとのために
    今も、死を迎える時も、お祈りください
    (アヴェ・マリアより)

    夕焼け空に目を向ける。音楽室にはたった二人。グエルは最後の一音を歌い終えると、混じりっ気のない西日を受けたこの小さな教室に意識を戻す。ふと彼が、ラウダに対して笑顔を向けた。心は決まっていた。一年かけて(ミオリネに死ぬほど茶化されながら)距離を縮めてきた。理由はなかったけど、どうしてか彼に惹かれていた。
    今振り返れば何でこんな言葉だったのかわからないが、ラウダはこう口走っていた。
    「何度生まれ変わっても、またあなたを愛するよ」
     __何度でも、何度でも、必ず。

     ×月×日
     グエル・ジェタークが死んだ

    「結局君はどうしたかったの」
     エランは静かに見下ろす。懺悔室めいた向顔、シャディクは、口を開く、閉じる、俯く。わからない。わからないのだ。俺はどうしたかった?
    「ミオリネ、たすけて、頭が割れそうに痛いんだ……」
     泣きじゃくるラウダを、ミオリネは抱きしめる。どうして。どうして。どうして、終わらない? 繰り返される×月×日の中で、ミオリネも疲弊していた。
    「グエルさん、あなたは、どうして」
     スレッタがくちびるを噛む。グエルはその理由を察して、目を見開く。ああ、これは、走馬灯だ。……ひとつ違うのは、それが、『今まで経験した死』を見せていること、だろうか__

    ナイフが刺さる、グエルの胸に、深く。生温かい何かが身体を包む。視界が真っ暗になって、手先や足先の少しずつ感覚を失っていって、徐々に口の中の鉄さびのような味が、匂いが失われて。最後の瞬間にグエルはすすり泣く声を聞いた。何故自分が死んだか、グエルは知らない。ただ一つ明確な後悔があった。
    俺はこの人を救うんだ。やり残した今日があるんだ。
    夜明けにはまだ早い。なあ、そうだろう?

    平和な高校時代を描くシナリオ『あと一歩(仮)』
    繰り返される×月×日を描くシナリオ『君に踏み出せたなら(仮)』
    鋭意製作中!

  • 195二次元好きの匿名さん23/05/24(水) 20:09:39

    一緒に補習受けるスレッタとエランかわいいな
    次回も楽しみにしてます!

  • 196二次元好きの匿名さん23/05/24(水) 21:14:37

    お疲れ様でした!
    次回も楽しみにしてます

  • 197二次元好きの匿名さん23/05/24(水) 21:56:55

    今回も楽しく見守らせて頂きました、お疲れさまでした!
    次回の現代高校生卓も楽しみだ

  • 198二次元好きの匿名さん23/05/24(水) 22:59:53

    乙です
    狐がすごい力業の目的達成してて草はえた
    次も楽しみです

  • 199二次元好きの匿名さん23/05/25(木) 08:39:17

    次回卓も楽しみにしてます
    シャディククソデカアックスで2回も瀕死になったのに呑気で草

  • 200二次元好きの匿名さん23/05/25(木) 18:43:37

    200なら今度こそ全員に遺恨が残らないハッピーエンドになる!

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