- 1二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 10:15:20
- 2二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 10:17:30
逃げるな
規約に反しない範囲で欲望を解き放て - 3二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 10:18:53
何ってメジロ公認の逃避行が始まるに決まってるだろ
- 4二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 10:24:33
しかしスレ画の顔がいいな
- 5二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 10:24:56
このレスは削除されています
- 6二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 10:31:11
トレーナーをメジロにすればずっと一緒にいられるじゃん
- 7二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 10:36:05
こんなイケメンな子がビチャビチャのグチャグチャに泣き崩れて駄々をこねるってマジ?死にそう
- 8二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 10:41:06
追い詰められたら「逃げちゃうのもいいかもね、2人で」って公式で言った女だぞ 舐めるな
- 9二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 10:42:20
このレスは削除されています
- 10二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 11:25:56
「……なんてこともあったなあ。あのときは大変だったんだよ?ウマ娘の力でしがみつくもんだからシャツ全部破れちゃって」
「うわぁ!?それは内緒にしてって言ったじゃん!」
「おかーさん甘えんぼだー」
みたいな話が読みたいんですが構いませんね? - 11二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 11:46:06
- 12二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 11:47:30
- 13二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 13:56:24
ふむ、続けたまえ
- 14二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 14:03:29
私じゃダメなの もう好きじゃないの しがみついて君が泣いた辺りの展開に頑張れば届きそう
- 15二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 15:16:51
卒業式でサッパリとお別れ言おうと思ってたのに
いざ、トレーナーと面と向かうと考えてた言葉も言えずにただ泣きじゃくるのもいいと思いますの - 16二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 15:27:35
いいなぁ
この爽やかな顔に良い意味で騙されたトレーナー何人いるんだろ - 17二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 15:29:55
思いを伝えられずにいるとヘリオスが
「パマちんのバカ!意気地無し!」
って怒ってくれるさ - 18二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 17:00:59
- 19二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 21:19:24
「ねえヘリオス……別れって何かな?」
夕陽にきらめく川を眺めながら、隣にいる友に問いかけてみた。
「うぇ、パマちん急にどしたー⁉︎」
「あ、あはは。ごめん、ちょっと考えてただけ」
慌てふためくヘリオスに、明るい表情で返す。
返したつもりだが、今の私は上手く笑えているだろうか。
「ほら私、今日でトレーナーと契約して三年じゃん? ……だから、今日で、ほら、さ」
「パマちん、トレピとバイバイすんの⁉︎ ガチ⁉︎ ベスコン解散ヤバみざわなんだが⁉︎」
「え、っあ……」
途端、顔の筋肉が硬直した。
そうだよ、と言うつもりだった。
そのつもりだった。
だが、何かが喉の所で言葉に引っかかり、言葉にならない。
「パマちん?」
ヘリオスはその目をまんまるにして、口を一文字に結んだ。
違うんだよ。
君が私を傷つけたんじゃないの。
いつだってそう、私が勝手に擦り減っているだけ。
なのに、きっと今の私は被害者みたいな顔してる。
「……ごめんね」
後ろに隠した手を指でつねり上げて、無理矢理その場凌ぎの言葉を吐き出した。
「あ、私、トレーナーの部屋に行かなきゃだからさ!もう行くね!」
「ーーーーパマちん‼︎」
走り去ろうとした私の背中に、ヘリオスの声が飛ぶ。
「Chillい時はウチがパマちんの分までウェイっから!心配すんなし‼︎」
振り向いて見た彼女は、いつも通りの太陽だ。
「ーーーうん、ありがと。私の太陽」
そう言って、今度こそ私はトレーナー室へ走った。
太陽はもう、地平線の向こうに沈んで見えない。 - 20二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 22:14:12
暗くなった頃、私はトレーナー室の扉を開いた。
「お疲れ様。パーマー」
優しさの裏に、確かな知性を感じさせる声。
トレーナーは柔和な笑みで私を出迎えてくれた。
「遅れてごめんね、間に合う?」
「構わないよ。丁度いい間だった」
そう話している間も私の目はキョロキョロと動く。
そして、机の上にある一枚の書類を見て固まった。
契約状況更新書。
トレーナーが書くべき部分はもう、埋まっている。
後は私が書けば終わる。終わるのだ。
「じゃ、じゃあさ!パパッと書いちゃうから!」
慌ただしく踏み出した私を、トレーナーは手で制する。
「ここまで走ってきただろう?少し落ち着こう」
トレーナーは書類を隅に追いやって、空いたスペースにティーセットを並べ出した。
「え? け、けど、今日中に提出しないと」
「明日の朝でも間に合うよ。それに、大事な節目に時間を割けないなんて勿体無いだろう?」
「あっ……うん、そうだね、そうだよね!」
最後、だもの。軽やかな言葉にリードされ、私はトレーナーの向かいに座った。
見慣れた光景に、聞き慣れた心地よい文句。
今まで何回こうやって、彼に手を引かれてきただろう。あの時も、あの時だって。
口に含んだ紅茶の香に乗って、三年間の思い出が沸き上がってくる。
「……懐かしいな」
彼はカップを置くと、フッと笑って天井を仰いだ。なにが、と聞く前に彼は滔々と語り出す。
「君に初めてお茶を淹れた時のこと。今思えば僕は君に酷い仕打ちをした」
「あー……ははは」
「最初は不味いだなんて思ってなかったんだ。僕がお湯を沸かす用事といえば、今までカップラーメンくらいなもんだったからね。けどメジロのお屋敷で茶を飲んだ時、愕然としたよ。僕が今まで担当に飲ませていたのはお湯だったのか!って」
大袈裟に笑う彼に釣られて、私も笑ってしまう。
私も覚えてる。でも、味のせいじゃない。
君が私の世界に近づこうとしてくれたこと。それが嬉しかったからなんだよ。 - 21二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 22:32:44
メジロを担当するトレーナーたちはみんなメジロになる気満々だからヘーキヘーキ
- 22二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 23:13:57
「メジロパーマー」
トレーナーは真剣な眼差しと声で、私を見つめる。
「お茶だけじゃない。君には何もかもを教えられた。戦い方も、思いやりの使い道も、勇気の出し方も。だから、その……まあ、思い上がりかもしれないが。君も僕から何か学ぶことがあったなら、僕は嬉しいよ」
「……どうして?」
どうして私の言葉を取っちゃうの?
君が今言ったこと全部、私が言わなきゃなんだよ。
君に全部言われたら、私はなんて言って君に気持ちを伝えたらいいの?
「あっ……っ」
もう少しだけ時間が欲しくて、縋るように手に取ったティーポットは空っぽで。
もう逃げ道はなかった。
トレーナーが、無言で私の前に書類を置く。
来た。この時が。
指の震えを必死に押さえて、メジロパーマーの名を記す。
待たせちゃダメだ。煩わせちゃ迷惑だ。
だって、そうだよね?トレーナーはみんなの太陽になれる人。
だから、トレーナーはもう私だけの。
「あっーーーー」
何故だろう、今になって分かってしまった。「別れ」ということの意味。距離だとか、時間だとか、感情とか、そういう問題じゃない。
取り戻せないから『別れ』なんだ。
もう私と彼が、一緒に駆け抜けることはないこと。巻き戻せない、決定的なそれこそが。
「……嫌、だよ」
それを認識した瞬間、思考がスパークした。
私は何かに操られるように、書類を真っ二つに破いた。
- 23二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 23:36:28
「パ、パーマーっ?」
そこからの行動は、考える間もなかった。
私は机を横に吹っ飛ばすと、困惑するトレーナーの胸に飛び込んでいた。
「グハッ……」
壁に叩きつけられたトレーナーが呻く。
それよりもずっと大きい声で、私は叫んだ。
「嫌だよ、私、君に何も言えてない‼︎私だって言いたいこといっぱいあるのに‼︎君ばっかり私に言いたいこと言って‼︎ そんなの!ズルいよっ……私を置いてかないでよ……お願いだから……」
威勢がいいのは最初だけで。
詰まっていた思いが吐き出されれば出されるほど、涙が副産物のように溢れて止まない。
最後には何もかも涙になって、私はただトレーナーの胸の中で泣き喚いていた。
「……パーマー……」
でも、不思議とスッキリしていた。
今ここに在るのは、トレーナーの心臓の鼓動と、彼が背中に回してくれた腕の暖かさだけで。
それがどうしようもなく心地良くて、ひとしきり泣き喚いたあと、私はいつの間にか眠っていた。
- 24二次元好きの匿名さん23/05/21(日) 00:07:48
泣き疲れた私が目覚めたのは、トレーナーの胸の中でだった。
「……おはよう、パーマー」
少しやつれた様子のトレーナーは、それでも昨日と変わらない笑みをくれる。
でも、私には無理だ。
自分が今どんな表情をしているのか怖くて、目を合わせられない。
「……えと、その……ごめん」
「……昨日の突進は痛かった。本当に」
「あー、ぅえっとぉ……その」
言い切る前に、私は優しく抱き締められた。
彼の上半身の衣服は、私が狂乱のうちに破いてしまったらしい。
私の頬に、彼の胸の皮膚が触れる。
「言わなくていい。謝るのは……僕の方だ」
「え…?」
「僕も君と一緒にいたかった」
率直に伝えられる言葉に、私の全身が発火するのが分かった。
彼にも伝わってしまっているのだろうか。
「なのに、君なら僕の手を離れてもっと羽ばたけるはずだと都合のいい妄想をしていた。本当は……欲張るのが怖かっただけなのに」
「同じだよ、私も」
「そうか。なら、今度は恐れない。パーマー。次の三年も。いや、ずっと。君のそばに居させてくれ」
私だって、もう迷わない。
「……はい。喜んで」
今度は私が彼の背中に腕を回して抱き合った。
人間とウマ娘とか、男と女とか。そういうこと全部抜きにして優しい時間を過ごした。
- 25二次元好きの匿名さん23/05/21(日) 00:10:58
……時間?
そういえば今って何時なんだろ?
もしかして、もうすぐ登校時間だったり?
そんな懸念を抱いた途端、凄まじい勢いで扉が開かれる。
『パマちんのトレピいるー⁉︎ ちょっとパマちんのコトでお願いあん、だけ、ど、おお、おぉ?」
冷静に、いま自分達がどんな姿をしているかを考えてみる。
私は一晩中着たせいでヨレヨレの制服。
彼はシャツを破かれて上半身裸。
そんな姿で私たちは抱き合ってる。
『あ、あははー⭐︎ お取り込み中的な?ね? お、おけまる水産っ!じゃ、じゃねー!』
「まっ、待ってヘリオス! ヘリオスー‼︎」
先程までの余韻は完全に吹っ飛んで、私は必死にヘリオスを追いかけた。
昇りかけの太陽は、笑っちゃうくらい眩しかった。 - 26二次元好きの匿名さん23/05/21(日) 00:13:39
くぅ〜疲れました、これにて完結です
パマちんの重さは肩凝りに効くので今後も研究を進めていきたいですね - 27二次元好きの匿名さん23/05/21(日) 00:28:21
雨上がりの初夏の空のような爽やかなSSでした!
- 28二次元好きの匿名さん23/05/21(日) 00:58:04
傍から見たら完全に制服ぴょいです、本当にありがとうございました
- 29二次元好きの匿名さん23/05/21(日) 08:58:03
あげ
- 30二次元好きの匿名さん23/05/21(日) 11:09:50
スレと関係ないんだけどさ
レース後のパーマーって良い匂いしそう - 31二次元好きの匿名さん23/05/21(日) 12:41:23
- 32二次元好きの匿名さん23/05/21(日) 13:46:38
- 33二次元好きの匿名さん23/05/21(日) 20:51:46
- 34二次元好きの匿名さん23/05/22(月) 00:25:21
でもシナリオ終了後に「新しいウマ娘の担当になったから、じゃあの」ってパーマーに言ってみたい気持ちもある
- 35二次元好きの匿名さん23/05/22(月) 04:19:51
人の心
- 36二次元好きの匿名さん23/05/22(月) 12:28:29
パーマーにしろ誰にしろ、じゃあ三年たったからこれで。なグラマス関係みたいなのも見たい。
- 37二次元好きの匿名さん23/05/22(月) 12:55:07
アプリ始めたてで目標達成も満足に出来ず育成失敗してたころのウマ娘との契約解消を想像すると居たたまれなくなってきますね
- 38二次元好きの匿名さん23/05/22(月) 14:37:41
グラマスはちょっと味気なさすぎるんよ、だがそれが良い
- 39二次元好きの匿名さん23/05/22(月) 18:31:11
グラマラスなパーマーに見えた
- 40二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 02:06:06
すみません、この
はじめて酒飲んだら泣き上戸になってトレーナーにぐじゅぐじゅに泣きつくパーマー
ひとつください - 41二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 03:32:43
- 42二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 03:38:09
うぁぁぁ か…神絵師がスレを練り歩いてる
- 43二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 06:12:22
良SSと良絵が合わさり最強に見える
- 44二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 12:13:12
テンプレなのは知ってるが、敢えて言わせてくれ
見えるんじゃない、実際最強なんだ - 45二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 20:14:20
そういえば、
- 46二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 22:25:01
3年間共にしたトレーナーが他のウマ娘の面倒みると聞いたときのパーマーさんの顔、すごくすごいです
- 47二次元好きの匿名さん23/05/24(水) 06:46:24
- 48二次元好きの匿名さん23/05/24(水) 13:52:59