- 1二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 22:59:14
- 2二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 23:14:19
ちなみにスレ画は先日誕生日をウイに祝ってもらったときのものです
ウイはホントにかわいいね………
思えばウイの誕生日の時は隣に座りたがってたしウイってもしかして形あるモノより「一緒に過ごす時間」が一番のプレゼントだと思ってる節ある?
そうだとしたら本気で惚れ直すんだが
なんだよそれ可愛いかよったくもう愛らしいやつだなホントに
読書家っぽい思考回路してるよなあそう考えると
そして普段さんざんしている(妄想)それをわざわざ誕生日にプレゼントとしてお誘いするってことはウイにとってその二人で本を読む時間はホントに大切な物なんだなって感じてこう胸がキュッとなるな
そしてしれっと“一日”休みにしようとしてる辺りも卑しさが垣間見えてとても良い、独占欲がにじみ出ててとても好きなんだこれが……… - 3二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 23:20:12
暇があるなら本と向き合っていたいウイにとって一番貴重で大切なものが時間なんだろうね、そしてそれを迷わず先生のために使ってくれると思うともうこの子私のこと好きじゃん私も好きだから両想いだよやったねとしかならないよね
- 4二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 23:41:42
- 5二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 23:53:02
満足するまで書いて落としたならともかく忙しいか何かで途中で落ちちゃったのはショックだろうからなぁ、何はともあれウイへの愛を忘れずに戻ってきてくれて嬉しいよウイキチの兄貴
- 6二次元好きの匿名さん23/05/24(水) 00:17:57
まずはこちらの「寝てるウイにいたずら」から
仕事を一段落させてふと顔を上げると、ウイが寝ていた。仕事に集中しすぎて、寝落ちした彼女に気付かなかったらしい。
よほど疲れていたのか、机の上に突っ伏してよだれを垂らしながらニヤニヤ寝ているウイ。普段は見せない彼女のそのだらしのない姿に、ふと私はどうしようもなくイタズラをしたくなってしまった。
手近なサインペンを手に取り、両頬に3本ずつ線を引く。まるで目を覚まさない。瞑った瞼に目を描く。全然目を覚まさない。
調子に乗ってきた私は勢いのままどんどん落書きを続けた。
…結局、顔にも腕にもお腹にも落書きしきったところでウイは目を覚ました。私は案の定こっぴどく叱られてしまった。私を正座させてクドクドとお叱りの言葉を並べ立てるウイだったが、落書きをロクに落とさないまま説教を続けていたものだから私は面白くてつい噴き出してしまった。…そしてまた案の定、ウイはそれにも怒って説教が1時間ほど伸びてしまった。
………次の日、謝罪を兼ねて持っていったケーキを食べるウイがちらりと見せたお腹にハートが残っていたのは、見間違いだろうか。 - 7二次元好きの匿名さん23/05/24(水) 00:28:21
そこだけ残すとかこのウイはむっつりえっちだな!
- 8二次元好きの匿名さん23/05/24(水) 01:13:18
スケベ女め………いいぞ
- 9二次元好きの匿名さん23/05/24(水) 02:12:50
メイドごっこをさせられるウイとか
- 10二次元好きの匿名さん23/05/24(水) 06:52:58
10まで保守
- 11二次元好きの匿名さん23/05/24(水) 11:07:41
次に「食レポするウイ」
「ぐぅ〜…」お腹が鳴る。気付けば時計は既に昼の一時を指していた。読書に夢中で全く気にしていなかったが、流石に何も食べずここまで過ごしているといくら小食の私のお腹も鳴るほど減る。仕方ないので今日もインスタントで済ませようと戸棚を開ける。が、中には何も入っていなかった。
しまった…おとといストックを全て食べ尽くしてしまって、買い足さないとと思っていたのに面倒くさくてずっと放置していたのだ。
昨日は先生が来ていたし、料理を振舞ってくれた(出前だったが)なのですっかり失念していた。「本以外の物事を後回しにするのが委員長の悪い癖ですよ」いつかのシミコの厳しい指摘が心に刺さる。
どうしようか、わざわざインスタントの買い足しのために外に出るのも何か嫌だ。かと言ってこの空腹度で残り半日を過ごすのもとても無理だろう。
私がうんうん悩んでいると、ふと昨日の先生の言葉を思い出す。
「そういえばすごく美味しいラーメン屋さんを知ってるんだけど、ウイと一緒に食べたいな…って。どう?」
…………そうだ、外食しよう。 - 12二次元好きの匿名さん23/05/24(水) 21:50:41
何を食べるんだろ
- 13二次元好きの匿名さん23/05/25(木) 02:38:22
何かを食べようと外に出たはいいものの、自分一人で外食など滅多にしたことがないのでどの店に入ればいいのか皆目見当がつかない。
こうしてみると、普段よくみる街(と言ってもその普段滅多に外に出ることはないのだが)にも数多くの飲食店があることがわかる。
とりあえず適当に歩きながら色々な店の店先にある看板やショーケースを眺めて何を食べるか悩む。………楽しい。書店で本を選んでいる時のような楽しさだ。イタリアン、中華、和食…どれもとても美味しそうで、目から空きっ腹にダイレクトに食欲が流れ込む。
だが、それだけ悩んでいたにも関わらず、結局限界の空腹に耐えかねて適当に目についたお店に入った。その店は何の変哲もない個人経営の喫茶店で、年老いたマスターがカップを磨いていた。
私がマスターの目の前のカウンター席に座ると、マスターはゆっくりと私に話しかけてきた。「お嬢さん、こんな場末の喫茶店に来るなんて、あなたも物好きですね」淡々とそう話すマスターに、私は「マスター、何かオススメの料理でもありますか?」と聞いてみる。するとマスターはまた淡々とした口調で「そうですね、オムライスなんかはおすすめですよ」と言った。
「じゃあそれで」静かな店内には蓄音機から流れるレコードの音と厨房でマスターが料理をする音のみが響く。こういう静かな店は凄く好みだ。心も何だか落ち着いてくる。「お待たせしました、オムライスです。」
手元にやってきたそのオムライスは、何の変哲もないけど、なんだか凄くおいしそうだった。
スプーンでそっと掬い、一口食べる。口の中でフワッと溶ける卵に、ケチャップライスの味が舌の上で重なり合う。それは今まで食べたどんなオムライスよりも美味しかった。「おいしい…」綻びた顔にも気が付かず夢中でオムライスを食べる私を、マスターが優しく眺めている。
そして、ものの十数分程度で私はオムライスを平らげてしまった。最高記録だ。
「美味しかったです、マスター。」思わず私がそう言うと、マスターは嬉しそうに少し笑って、「嬉しいねぇ、よし、ちょっと待っててごらん。おまけをしてあげよう」と言って、何かを作り始めた。「はい、お待たせ」そう言ってマスターが出したのは、なんと私の大好物であるアイスアメリカーノだった。 - 14二次元好きの匿名さん23/05/25(木) 12:30:54
「これは……」唐突に目の前に現れた好物に、思わず手が伸びる。
「あ、ありがとうございます。いただきます…」と一口そっと口に運ぶ。
物凄くおいしい。普段飲んでいるアイスアメリカーノよりも格段に美味しい。
珈琲の風味も、匂いも、全てが私が知る美味しさの最大値を大きく上回っている。「…にしても、なぜコレを…?」何も知らないはずのマスターが、私の好物を一発で見抜いたことが不思議で仕方がなく、ついそう質問する。
するとマスターは「私もここ十数年こうしているからね、お客さんの好きな料理は顔を見ればわかるんだよ」と優しくそう教えてくれた。
「……あのシャーレの先生も、たまにここに来ては時々同じのを飲んでいるんだよ」とマスター。そうか…先生もここに…
この話を聞くと、なんだか私がフラッとこの店に来たのも偶然以上の何かがもたらした結果のように思えてくる。
アイスアメリカーノを飲み切った私は、マスターに「また来ます。今度は二人で。」と言って店を出た。
「今度は別のお店にも行ってみようかな」と、そう思った。 - 15二次元好きの匿名さん23/05/25(木) 18:11:07
洋風な純喫茶で珈琲片手に本を読んでるウイはとても似合うな…
- 16二次元好きの匿名さん23/05/26(金) 01:21:28
一発で人の好みを見抜くマスターすげえ
- 17二次元好きの匿名さん23/05/26(金) 01:23:22
- 18二次元好きの匿名さん23/05/26(金) 07:05:42
楽しみです!
- 19二次元好きの匿名さん23/05/26(金) 16:44:29
ある日私が古書館の掃除をしているとふと、ある本が目に留まった。
他のより古びたその本は、かつて私が修復し、そしてある理由からずっと仕舞い込んでいたものだ。
そう。それは半年ほど前のこと…
その日、よく訪れていた古本屋で適当に積まれていたその本を見つけたのが全ての始まりだった。
その本は一見すると酷くぼろぼろで中身もまるで読めない、商品として成り立たないような状態だったのだが、私はその本に何かただならぬものを感じて、その時の所持金を全てはたいてその本を買ったのだ。
そしていつになく急いで、何かに背中を押されるように走って帰った私は風呂も食事も全て放り出して修復作業を始めたのだ。
そして、三日三晩、ほぼ不眠不休で修復したその本には、驚愕の事実が隠されていたのだ。
なんとその本は、中身が全て手書きで書かれていたのだった。
「何をそんな大袈裟に。印刷が発明される以前のものか、ただの手記か何かじゃないのか」きっとそう感じるかもしれない。だがそれは、本全体の形状から見て、どう考えても活版印刷発明後の本だった。そして手記として扱うにしても余りにも大きく、余りにも分厚く、そして豪華絢爛な装飾がなされていた。
そう、それはまるで本自らが、自身は世界の根幹さえ揺るがす重大な秘密を抱えた本だ、と主張しているようだった。 - 20二次元好きの匿名さん23/05/26(金) 16:51:22
楽しみ
- 21二次元好きの匿名さん23/05/27(土) 00:14:54
保守
- 22二次元好きの匿名さん23/05/27(土) 07:46:30
楽しみです
- 23二次元好きの匿名さん23/05/27(土) 16:52:32
にしても奇妙な本だ、1頁1頁毎に、全く違う字体で書かれているそれは、まるでそれぞれを別の人間が書いているようだった。
様々な資料や辞書とにらめっこしつつ、その文字を一つずつ一つずつ読み解いていく。手書きの文字というのはタダでさえ解読が難しいのに、それがそれぞれ全く異なる字体なのだから大変だ。
しかも時折言語すら変化するときもあるという無茶苦茶具合に私はかなりの苦戦を強いられていた。
しかしこの纏まりのなさ…どうにもおかしい。…そして私はそのうち、ある一つの事実に辿り着いた。
先程私は「使われている言語が変化している」と言ったが、これはただ言語が変わっているだけではなかった。
あるときは紀元前の象形文字、あるときは数十年前の現代とほぼ同じ文字、といった具合に言語の“種類”ではなく“年代”が変化していたのだ。ますます意味がわからない。
これがただ多種の言語で書かれているのならばまだ理解の範疇にある。だがこれは年代が違うのだ。
一瞬、過去の言語を学習しようとした人のノートか何かかとも思ったが、それにしては先程言ったとおり豪華絢爛で大きすぎる。それに言語が書かれているページもちぐはぐだ。数百年前の言語が書かれている次のページに、数十年前のものと思われる記述が残されていたりしている。
「これは……しっかり全部読み解かないと分かりそうにないですね」
そこから、私の悪戦苦闘が始まった。 - 24二次元好きの匿名さん23/05/27(土) 17:22:42
ヒエログリフ読めるのかウイ、それで書かれた本とかほとんどないだろうにすごいな
- 25二次元好きの匿名さん23/05/27(土) 20:58:01
待機
- 26二次元好きの匿名さん23/05/28(日) 04:11:28
ウイはすごいな!
- 27二次元好きの匿名さん23/05/28(日) 14:27:35
保守する
- 28二次元好きの匿名さん23/05/28(日) 19:10:19
待機
- 29二次元好きの匿名さん23/05/28(日) 23:23:04
楽しみ!
- 30二次元好きの匿名さん23/05/29(月) 08:58:06
保守
- 31二次元好きの匿名さん23/05/29(月) 18:59:37
待機
- 32二次元好きの匿名さん23/05/29(月) 21:00:35
楽しみ
- 33二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 02:16:30
解読を始めてから一週間。
読み解いていくうちに、私は次第にこの本の異常性を理解し始める。
端的に言うと、この本は時を超えていた。過去と未来の全ての時間にあるこの本はページを共有しており、時を超えてやり取りが出来るのだ。
私がその事に気付いたきっかけは、解読中に起こったある出来事だった。
私がこの本と睨めっこをしていると、突然文章に一文が書き加えられたのだ。
これはつまり、過去のこの日この時間誰かがこの本に何かを書き加えた、という事だった。これは凄まじい事実だった、なにしろこの本があれば時を超えて他時代の人とやりとりできるということなのだから。
つまり、この本があれば直接全ての時代を知る事ができるという事なのだ。
…私は僅かな長考の末、この本を固く封をして凍結することに決めた。
歴史どころか、キヴォトス全土がひっくり返ってしまいかねない危険物だから、ということもあるが何よりこんなズルのような方法で歴史を知りたくなかったのだ。 - 34二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 06:39:18
保守
- 35二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 17:22:01
保守
- 36二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 20:30:44
うっかりカメラとかスマホ置いたら他の時代の人が手に取ったりしちゃいそう
んで頼み事されたりして - 37二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 01:14:18
うっかりで幼女になって先生に甘やかされるウイ下さい!
- 38二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 06:51:42
保守
- 39二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 14:58:03
保守
- 40二次元好きの匿名さん23/06/01(木) 01:25:16
それから私はこの本を古書館の奥底に仕舞い込んだ。そして次第にこの本は、私の記憶からも姿を消した。現に私は今こうして再び目の前に現れるまでこの本の存在をすっかり忘却しきっていた。
久々に手に取り、ゆっくりと表紙を開く。パラパラパラとページを捲っていくと、ふとある文章が目に留まる。
そこには見知った文字で、見知った文体で、見知った字体で、一言だけが書かれていた。
「未来は、希望に満ちている」
私は再び本を閉じ、奥底に仕舞い込む。
次、この本を開くときが。きっと、満ち満ちた希望を掴んだその時なのだと、そう信じて。 - 41二次元好きの匿名さん23/06/01(木) 07:27:03
良き
- 42二次元好きの匿名さん23/06/01(木) 18:06:20
いいですねぇ~
- 43二次元好きの匿名さん23/06/01(木) 20:18:15
リクした者です!濃厚な味付けをしていただきありがとうございます!!
- 44二次元好きの匿名さん23/06/02(金) 07:52:38
保守
- 45二次元好きの匿名さん23/06/02(金) 16:46:21
この「見知った文体」がウイ自身のものなのかそれとも…
みたいな事を想像したりした - 46二次元好きの匿名さん23/06/02(金) 22:01:04
過去未来全ての事象にアクセスできるとか厄ネタ過ぎる、そりゃ封印するわ
- 47二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 09:30:07
絶対後々コイツ絡みの事件が起こるやつじゃん
- 48二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 16:57:09
- 49二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 19:32:24
存在しないカップリングも何とかしてしまうのがここのスレ主だからな...
- 50二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 20:04:07
むしろネル×ウイ×シロコなんて存在しない組み合わせについて平然とネタ投げ合ってた手乗りウイキチスレはなんなんだよ
- 51二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 01:19:25
当番だったので、今日は朝からシャーレに来た。「おはようございます、先生。」私がシャーレの扉を開くと、そこにはいつものように先生が……と思いきや謎のメイドが座っていた。
「あ、今日の当番の方ですか。お疲れ様です」平然とした顔でそう言ってのける彼女の服には、ミレニアムのロゴがプリントされていた。
メイド服とミレニアム。私はこの組み合わせに見覚えがあった。「もしかして、ネルさんの……?」C&C。ミレニアム最強のエージェント部隊で、何故か私によく絡んでくるあの人、美甘ネルが所属している部活だ。
すると、私がネルさんの名を出したことを不思議に思ったのか、彼女はずいっと私の顔を覗き込み、「ネル先輩の事を知ってる?あー、もしかして……」と独り言を呟く。
本能的に怖がった私は、思わず数歩後ずさるものの彼女は逃さないと言わんばかりにびったり眼前に張り付いてくる。「だ、誰か助けて…」思わず虚空に弱音を吐く。すると、私の微かな願いが天に届いたのか、「トキ、何してるの」と唐突にやってきた先生が場を諌めてくれた。 - 52二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 10:35:40
保守
- 53二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 19:07:12
保守
- 54二次元好きの匿名さん23/06/05(月) 07:03:24
続き待機
- 55二次元好きの匿名さん23/06/05(月) 16:20:09
先生の鶴の一声のよって収まった場。私ははっきり言ってすごく居心地が悪かった。もう既に帰りたい…とそんな事を思ったりもしたものの、ただ当番は当番でちゃんとやらないといけないので少し頑張る事にした。
仕事の前に、先生から彼女について紹介された。
彼女の名前は飛鳥馬トキ、私の予見通りC&Cのエージェントだったがある理由で他のメンバーすら名を知らぬほどに秘匿されており、そんな事もあってどこに行っても折り合いが悪くてシャーレに居候しているらしい。
互いに軽い自己紹介を終えると、彼女は興味津々といった様子で私に迫ってきた。
もっとも、彼女の興味の対象は私とネルさんとの関係性に向いているようだったが。
彼女曰く、「ネル先輩があなたのような方と仲良くしてるのは珍しい」らしく、出会いやこれまでの付き合いを根掘り葉掘り聞かれた。
そう…彼女との出会いは数ヶ月前。それは突然の事だった。 - 56二次元好きの匿名さん23/06/05(月) 21:38:22
保守
- 57二次元好きの匿名さん23/06/06(火) 06:59:03
保守です
- 58二次元好きの匿名さん23/06/06(火) 16:43:47
このままウイ×トキ×ネル書こうぜ!!
- 59二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 00:43:00
保守
- 60二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 00:46:46
なあ、ここまで保守ばかりで無理に維持するよりは一旦落として書き溜めてからスレ立てして投下した方がいいんじゃないか?
- 61二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 01:18:28
ネルさんとの出会い、それはあまりにも突然だった。
あの日、用事で私はミレニアムに訪れていた。あの日はとても暑く、どうしても外せない用事だったとはいえこんな日に外に出かけた事を私は心底後悔していた。
ミレニアムは意外と広く、慣れない場所だったのもあって私は道に迷っていた。慣れない土地、迷子、猛暑…この条件なら当然と言えば当然だが、私は暑さにやられてふらふらと倒れ込んでしまった。
そして目を覚ますと、私はベッドに横たわっていた。隣に人の気配を感じる。ぼんやりとした頭をゆっくり動かして横を見る。そこには、オレンジの髪をした少女が私をあおいでくれていた。
「あ、あの…」私が恐る恐る声をかけると、彼女は「うおおっ!?」と驚いた様子でこちらを見る。「な、何だ、起きたのか…」と、安堵した様子で胸を撫で下ろす。「あなたは……」「美甘ネルだ、お前は?」「こ、古関ウイ、です…」それが、私達二人の出会いだった。
「…お前、なんであんなとこでブっ倒れてたんだ?」怪訝そうに、ぶっきらぼうに彼女がそう尋ねる。「…その、暑くて…」熱中症になって倒れたなんて、自分でも言うのが恥ずかしかった。バカにされるかと思った。そして…
「ハハハッ、そんな深刻なツラして、タダの熱中症かよ!!」彼女は笑った。でも、その笑みはどこかカラッとしていて、人を蔑むようなそれではない明るい笑顔だった。彼女はまるで太陽みたいだ。そんな事をふと、思った。 - 62二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 08:14:05
いいねぇ~
- 63二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 15:18:31
それが、私とネルさんの出会いだった。彼女は熱く、朗らかで、私とはまるっきり正反対だった。一見すると私が最も敬遠するタイプの人。でも彼女は違った。リーダーらしい冷静さ、人を引っ張っていく確固たる風格、そしてそれらに隠れて目立たないけど全て包み込む優しさ。彼女がC&Cのリーダーである理由が、十分に理解できた。
ある時、彼女が古書館に遊びに来たことがあった。彼女は「本なんてそんなに読まねえんだけどな」と言っていたけど、そんな事信じられないほどに彼女のあの子達の扱いは丁寧で、優しかった。
本に興味のない人間の、本への扱いを厭になるほど目にしていた私にとって、それはとても矛盾しているように映った。
ある時、気になって聞いたことがあった。「本を読まない人にしては、本の扱いが丁寧ですよね」と。
すると彼女はそれがさも当然だと言わんばかりの表情で、「こいつらはお前の大事な子なんだろ?なら丁寧に扱うのは当たり前だろ」と返した。私はこの時、彼女が本当に好きになった。といっても、これは親愛の意だけど。 - 64二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 19:30:03
とても良いですね!
- 65二次元好きの匿名さん23/06/08(木) 02:22:51
そうやって、トキさんにネルさんとの思い出話を話して聞かせる。
トキさんは私の思い出話を興味深げに聴いてくれた。
と、初めてネルさんが古書館に泊まった時の話をしていると、私の背後に誰かの気配を感じる。それもただの気配じゃなく、物凄い殺気だ。
まさか…と恐る恐る振り向くと、そこには恐ろしい形相のネルさんが立っていた。
「ひえあああ!!?」
驚きのあまりソファから転げ落ちる。
「…そんなビビり方されたらいくらアタシでも傷つくぞ?」
「?えらく楽しそうに人との思い出話をしてるじゃねえか、なあウイ?」
ドスの効いた声に、つい喉がヒュッと鳴る。
「い、いやこれは……」
「?なにそんなにビビってんだ?」私の様子に、キョトンとした様子で尋ねるネルさん。
「い、いや、声があまりにも怖かったので…」遠慮がちに、素直にそう言う。
と、ネルさんは途端に豪快に笑い始める。「はははははっ!!おま、声が怖いって…子供じゃねえんだから…w…っははははははは!!」
「な、何笑ってるんですか!」
「別にっw笑ってない…っw……はぁ、アタシはべつに怒ってなんかねえよ。気にすんな。ウイ、アタシはお前のことずっと好きだぞ」そう言って、ネルさんは私の頭をニ,三度ポンポンと叩いた。 - 66二次元好きの匿名さん23/06/08(木) 07:05:42
ネルの笑顔と笑い声は五臓六腑に沁みる
- 67二次元好きの匿名さん23/06/08(木) 17:03:05
保守
- 68二次元好きの匿名さん23/06/08(木) 21:24:19
SS単品で1つのスレにしてもいいくらい素晴らしいな
- 69二次元好きの匿名さん23/06/09(金) 01:54:47
その様子を黙ってみていたトキさんが、ふと声をあげる。「なるほど、ウイさんとネル先輩は…ズッ友なのですね」
突拍子のない言葉に、二人揃って驚愕の声をあげる。「えっ?」「はぁ?」
「違うのですか?なら…夫婦ですか?」
「はぁ!!?」さらに強い驚愕の声。
「お前は……何を言うかと思ったら、ったく…アタシとウイは女同士だぞ?何が夫婦だよ、ったく…」ネルさんが、ぶっきらぼうにそう言う。その言葉に私はつい、半ば条件反射のように言葉を発してしまった。「わっ、私は、ネルさんとなら…夫婦呼ばわりでも別に……」
顔が熱い。先生と話している時と同じような熱さだ。私がぽろりとこぼした言葉を聞き逃さなかったネルさんは、数秒のキョトンとした顔の後に「ばっ、おまっ、バッカじゃねえの!?」とここ最近一番大きな声を出した。
「あーったくもー、こんな所にいたら色ボケとバカが移っちまいそうだ、アタシは帰るぞ」そう言って逃げようとするネルさんの手を、思わず握って掴む。「……なんだよ」そう呟きながら振り向くネルさん。
その顔は、恐らく今の私と同じぐらいには真っ赤だった。 - 70二次元好きの匿名さん23/06/09(金) 01:55:30
めちゃくちゃ百合味濃口醤油になってしまった
- 71二次元好きの匿名さん23/06/09(金) 06:55:27
ネルの照れとかいう劇薬
いいぞぉ - 72二次元好きの匿名さん23/06/09(金) 14:45:39
イチャイチャしやがって…!
もっとイチャイチャしろ…!! - 73二次元好きの匿名さん23/06/09(金) 22:56:56
あんまぁい
- 74二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 09:13:37
次はヘイロー交尾か…………
面白くなりそう - 75二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 10:46:32
何だそのめっちゃえっちな交尾は
- 76二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 21:06:12
保守
- 77二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 21:28:19
ネルとヤらせるかシミコとヤらせるか迷うな…
どちらも書くという手も… - 78二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 02:24:59
楽しみ
- 79二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 04:18:17
「ネルさん」
「んだよ?」
「今日も、したいです」
ここ最近続いている、私と彼女の秘密の関係。
扉を締め切った私は、横に座るネルさんを見下ろす。
「……ハァ、またか?仕方ねぇな」
とはいいつつ、満更でもないような顔で私を見返すネルさん。
私達は、“交尾”に嵌っている。
生徒だけが持つ、天使の輪のような器官。それがヘイロー。
そのヘイローを交わらせ、性 的快感を得る“ヘイロー交尾”という行為を知ったのは、つい最近のことだ。
二人して本に書かれたその行為についての記述を見た時、私達はそろって疑問符を沢山頭に浮かべた。そして二人して、この行為に好奇心を覚えた。そして、私達の秘密の関係は始まったのだ。
寝室に入り、私はベッドに寝転ぶ。ネルさんも、私に続いてそこに潜り込む。私のベッドのはずが、こうした日々が続いているからか随分とネルさんの匂いもするようになったこのベッド。
私達はいつものようにそこに二人並んで寝ると、向かい合ってゆっくり、こつん、と額をぶつけ合う。ヘイローが触れ合った瞬間、ビリッと全身に電流が流れたような快感に襲われる。
ああっ…キた……っ♡ - 80二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 06:46:31
おねだりするなんてウイはやっぱりむっつりなんだね可愛いよウイ
- 81二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 10:18:22
魔人ブウみたいにヘイロー同士なら干渉し合う的な感じね
えっちじゃん - 82二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 11:14:45
複雑なヘイローの子がヘイロー交尾してたら絡まっちゃってガチャガチャ外しながら気持ちよくなっちゃうのもいいな
- 83二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 19:07:05
今までで一番えっちなSSになりそうだな
楽しみ - 84二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 02:15:51
保守
- 85二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 06:37:07
楽しみ
- 86二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 13:50:40
ビリビリと全身を駆け巡る快感に思わず身体を捩る。
肉体を触れ合わせて行うそれとは違って、神経にダイレクトに快感を捩じ込まれるので得られる快感も数倍以上に跳ね上がるのだ。思わず足に力が入り、ぴんと伸びてしまう。
さっきまでは渋々といった様子だったネルさんは、今はもうノリノリで私を責め立ててくる。サドっ気がたっぷりの不敵な表情が今はあまりにも愛おしい。
「ここか?ここがいいんだろ?いっつもここをこうすればふっにゃふにゃになるもんな」されるがままに、的確に一番弱いところを責められ続ける。
いつも私はネルさんに勝てない。それは戦闘ではもちろんだがコッチでも同じだ。私より頭一つ低い小さな身体に、好き勝手に扱われているのが気持ちよくて仕方がない。次第にヒートアップしてきた私の耳を、ネルさんがねっとりと舐める。「っ普段、こんなこと、してこないのに…っ」「イイだろ?最近覚えた新技なんだ」甘い吐息が耳にかかる。初めての耳を責められる快感に思わず仰け反って痙攣してしまう。そんな情けない私の姿は、小さな猛獣の劣情の火に油を注ぐには充分過ぎた。 - 87二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 23:01:16
保守!
- 88二次元好きの匿名さん23/06/13(火) 08:42:17
あげ
- 89二次元好きの匿名さん23/06/13(火) 18:56:48
どエッチだぁ...
- 90二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 01:53:11
ヘイローでの行為は、音が立たない。ただ静かな部屋に、二人の甘い声だけが響く。
「んっ、んう、あんっ…」自分でも恥ずかしくなるほど、情けなく甘えるような声が喉から出る。
ネルさんは聖母のように私を包み込み甘い絶頂へと導いてくれる。私は足をネルさんの薄い胴に絡ませて、一片も残さず快楽を享受しようと必死でヘイローを絡め合わせる。
そんな時、ふとネルさんが「そろそろ終わりにすっか」と、一段と激しい勢いで私を責め始める。
「ふあっ!?まっ、まって、はげしっ、」突然の本気に、私は更に押し負かされて先ほどとは一変して遅い来る悦楽の渦から逃げるように頭を必死に後ろに逃して逃げようとする。だがネルさんはその持ち前の力でけして私を離そうとしなかった。「やだ、やだやだやだ!!」子供のようにその言葉のみを連呼するしかできない私に、容赦なくネルさんの攻撃は続く。
そして。
「くるっ、いちばんおおきいのが、くりゅううっ!!」
ガクガクガクッ!ひときわ大きく痙攣した私は、ネルさんに離された途端に糸が切れたようにドサリと倒れ伏した。そして…気を失った。 - 91二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 09:25:52
保守
- 92二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 19:25:18
ヘイロー交尾でどこも弄られてないのにあそこはキュンキュンしてるのえっちだな
- 93二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 02:13:08
激しいけど雑ではないんだろうな、ちゃんと気持ち良くなるってことは
- 94二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 13:48:16
保守
- 95二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 19:51:59
ヘイロー交尾なら普段は感じない子も感じまくるのか
- 96二次元好きの匿名さん23/06/16(金) 06:56:45
保守
- 97二次元好きの匿名さん23/06/16(金) 15:36:14
ヘイロー交尾って実際どこ発祥なんだろう
- 98二次元好きの匿名さん23/06/16(金) 20:29:24
分かんないね
とてもエッチな概念であることは確かだけど - 99二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 00:24:28
ここで作ったSSって個別にスレにしたりとかはしない感じですかね
- 100二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 00:29:36
全然考えになかったけど需要があるならやってみようかな…?
- 101二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 08:54:15
保守