トレーナー君。話したいことがあるからこっちへ

1二次元好きの匿名さん21/12/01(水) 23:45:24

…まずはソファに座って目を瞑りたまえ。人は五感に頼りすぎると見えるものも見えなくなるからな。
よいしょっと…フフ、隣に来たよ。今から君に伝えたいことがあってね。
…その前に。

…ﾌ〜ｯ……。おや、随分と飛び上がって驚くじゃないか。人間の反射の速度とウマ娘の反射の速度は同じと聞くが…おっと話が進まなくなるから今回は見送るとしよう。

さてトレーナー君。いつも君はカフェテリアが空いていない時忠実にも私へわざわざお弁当を届けてくれるだろう？感謝しているよ。ｱﾘｶﾞﾄｳ…｡
フッフッフ…！また大きく動揺して大丈夫かい？
……ｲﾂﾓﾀﾖﾘﾆｼﾃｲﾙﾖﾄﾚｰﾅｰｸﾝ｡

ハッハッハ！耳まで真っ赤になってきたぞ！
耳元で振動数の低い声を出されると人間は安心感と幸福感を得るらしく、これは狙った感情を相手に強要できる行為じゃないかと気がついてね。てなわけでしばらく付き合ってもらおうか！

…ｷｮｳﾉｸｽﾘﾀﾞﾖ……♡
フフフッ、無意識に口が開いているぞ？それじゃあ今日の分も一息に…ｲﾂﾓﾖﾘﾓｾｯｷｮｸﾃｷﾀﾞﾈ……。
ﾄﾞﾝﾅｺｳｶｶﾞﾃﾞﾙｶﾅ…っておお、効き目が早いな！君、体温と心拍が上がってきているぞ？今回は足だけでなく全身に作用する、元来個人で持つ極限の集中力を引き出させるものだ。さて何を言うか…。

…ｽｷﾀﾞﾖﾓﾙﾓｯﾄｸﾝ……なーんて冗だ…！？
う、うわトレーナー君が倒れたぞ！
保健室へ！！！くそ、嬉しそうな顔で気絶して…。ま、まだそういう感情は明確に抱いていないんだから、あんまり勘違いするな…！