- 1二次元好きの匿名さん23/05/26(金) 19:28:16
「トトトトトトトトト、トレーナーさぁん!」
「およ、どうしたフクさんや」
「先程朝のウララさん占いをしてみたところ、トレーナーさんの運勢が出ましてですね……」
「待って、ウララ占いって何、むしろそっちが気になるけど?」
「そんなことはどーでもいいんです!それでですね、トレーナーさんの運勢なんですが……なんと凶!凶も凶の大凶だったんですぅ!あわわわ…どうしましょうどうしましょう!」
「落ち着けー(ペチペチ)とりあえずラッキーアイテムとかないか?」
「はっ!そうです!ラッキーアイテムがあればトレーナーさんの運気もたきのぼり!」
「うなぎのぼりな?まぁ間違ってもないけど」
「ふんにゃかほんにゃかへいよーたんたん……シラオキさまシラオキさま、火曜のトレーナーさんを救たまえー!」
「崖っぷちってこと?」
「……出ました!トレーナーさんの起死回生のラッキーアイテムは!しいたけ!これで万事オッケーです!」
「あー、しいたけ昨日全部くっちまったなぁ……」
「ふぎゃろあ!?そそそそ、そんなぁ……これではトレーナーさんの身にどんなことが起きるか……」
「…………あ、あったわしいたけ。とても身近に」
「本当ですか!?良かったぁ……しかし身近にあるとは、しいたけの栽培でもしてたんですか?」
「いや、目がしいたけな担当が目の前に
「マ゛ッ!?」
みたいなトレーナーと担当ウマ娘の他愛ない日常が読めるって聞きました - 2二次元好きの匿名さん23/05/26(金) 19:29:18
そこにありますね
- 3二次元好きの匿名さん23/05/26(金) 19:29:20
そこにありますね
- 4二次元好きの匿名さん23/05/26(金) 19:29:43
そこにあるから帰りますね
- 5二次元好きの匿名さん23/05/26(金) 19:29:54
帰るな
- 6二次元好きの匿名さん23/05/26(金) 19:30:09
もう手にとってんじゃねえか
- 7二次元好きの匿名さん23/05/26(金) 19:30:32
他のやつを取りたいんですよ
- 8二次元好きの匿名さん23/05/26(金) 19:32:13
あと
「モルモットくん、新しい新薬が出来たぞ!ぜひ試してみてくれ」
「この色、前回よりも健康的そうじゃん!今回はどんな効果があるの?」
「そうだねぇ、理論上は脚の関節を柔らかくし、跳躍力を高めることが出来るはずさ」
「ジャンプ力!私昔っから飛べたこと無かったから楽しみだなぁ…ちなみに光る?」
「光るとも」
「だよねぇ…ま、いっか。いただきまーす」
「おぉ…トレーナーくんのアホ毛が綺麗なピンク色に…では早速グラウンドで実証を─」
「そりゃー!(ゴンッ)うぎゃあ!?」
「…………トレーナーくんは時々私の想像を下回ってくるねぇ…」
みたいなのを読めるって聞きました - 9二次元好きの匿名さん23/05/26(金) 19:33:14
そこにあるから早くレジまで持って来てください
- 10二次元好きの匿名さん23/05/26(金) 19:34:13
違うんすよ。これじゃなくて他の読みたいんですよ
- 11二次元好きの匿名さん23/05/26(金) 19:37:20
「キング、今日の練習はここまでだよ」
「あら?こんなもの?まだまだ行けるわよ」
「いや、近々レースも控えている上、最近は少しハイペース気味だったからね、ここはしっかり休養をとるのがベストだ」
「それもそうね。一流のウマ娘足るもの、常にベストなポテンシャルを引き出せてこそ。流石は一流のトレーナーね」
「キングがこちらの立てたメニューを過不足なくピタリこなしてくれるからこそだよ。流石は一流のウマ娘だ」
「おーっほっほっほ!当然よ!なぜなら私の名は!」
「超一流のウマ娘!キングヘイロー!」
「……2人きりの時はコールをしなくていいのよ!このへっぽこ!」
みたいな、毒にも薬にもならないお茶みたいなトレウマのやりとりをね、見たいんですよ
ここにあるって聞いたんですよ - 12二次元好きの匿名さん23/05/26(金) 19:37:53
お客様お帰りでーす
- 13二次元好きの匿名さん23/05/26(金) 19:38:21
帰すんじゃねえ!!!!客だぞ!!!!
- 14二次元好きの匿名さん23/05/26(金) 19:45:27
「マックイーン」
「なんですかトレーナーさん」
「体重チェックの時間だ」
「………」
「やけに肌ツヤがいいよなぁ、昨日までは死にそうなツラしてたのになぁ?」
「………………………」
「さぞや美味しいスイーツを勝手に……あ!ごらマックイーン!逃げんな!デジタル呼ぶぞ!!!」
「嫌ですわ!なんでそんなに勘が鋭いんですの!」
「誰でもわかるわメジロまんじゅうがぁー!!!!!」
手持ちは全部吐き出したのでなんとか読ませてください
危篤の息子がいるんです - 15二次元好きの匿名さん23/05/26(金) 20:44:14
でもそこにあるからな・・・
- 16二次元好きの匿名さん23/05/26(金) 20:47:45
頼むぅ・・・読ませて・・・読ませてくれええええ
- 17二次元好きの匿名さん23/05/26(金) 21:32:00
「今日は暑いな……ユニヴァースは大丈夫?」
「“ディストーション”は“NOST”、ネオユニヴァースは『元気』をしているよ」
だらだらと汗をかく俺とは対照的に、ユニヴァースは涼し気な表情を浮かべている。
彼女は体温が上がりにくい体質だ、暑さにも強いのだろう。
「トレーナーは“熱エネルギー”が“DEDU”かな?」
「ああ、冬生まれのせいか暑さに弱くてね……まあ我慢するよ」
「……トレーナー、少しだけ“高度”を『下げる』をして欲しい」
ユニヴァースの言葉通り、彼女の目線に合わせて頭を下げる。
すると彼女は顔を近づけようとして――――ぴたりと停止した。
「……『おでこコッツン』は“DNGR”、“アプローチ”を変更する」
そういうとユニヴァースは俺の額に、手のひらをぺたんとつけた。
汗がついちゃうよと言おうとしたが、冷たい体温がどうにも心地良くて言葉が出ない。
「どうかな? ネオユニヴァースの手は“DIGG”だった?」
「ああ、冷たくて、とても気持ち良い……ありがとう、ユニヴァース」
「……スフィーラ」
口元を抑えて、ユニヴァースは目元を緩める。
そして、ふと思いついたように、両手の人差し指を突き合わせた。
「“接触面”を増やせば、もっと“シンチレーション”を“観測”できる?」
「えっ」
「“CNOT”……3・2・1、『ぎゅっ』」
そう言うと、ユニヴァースは全身をくっつけるように抱き着いて来た。
女性らしい柔らかな部分は勿論、手足も器用に絡ませ、お互いの頬をくっつけてくる。
流石にこれはダメだろと思い、離れようとするが全く身動きが取れない。
「ユッ、ユニヴァース! 流石にこれはまずいから……って、ユニヴァース?」
反応がない、というかユニヴァースの動きも完全に制止し、ピクリとも動かない。
頬を押し付けつつ、視線を何とか動かして、彼女の顔を見る。
そこには顔を真っ赤に染めて、目をぐるぐると回すユニヴァースの姿があった。
「体温急上昇……『温泉計画』以上の…………“EMGY”……!」
「ネオ! しっかりして! というかこの状態で倒れると、うわあ!?」
気合でなんとか俺の身体が下になるように倒れ込んで――――ユニヴァースに組み敷かれる形で、俺はしばらく青空を眺めるハメになった。 - 18二次元好きの匿名さん23/05/26(金) 21:34:30
ひゃっほぉおおおおおう!!!!
- 19二次元好きの匿名さん23/05/26(金) 22:20:37
「はぁー、今日は一段と朔風ですね」
「今年一番の冷え込みになるかもって、ニュースで言ってたよ」
「寒さもまた風流とはいえ、まんまるさんの囀りが恋しくなってしまいます」
「でも、君がくれたマフラーをつけられるから、俺は冬も好きだよ」
「……ふふっ、そうですね、貴方の便風を纏えるのも、この玉風のなかだけでした」
ゼファーは微笑んで、首に巻かれたマフラーを軽く撫でる。
俺が今つけているマフラーと、彼女がつけているマフラーは去年のクリスマスにお互いに贈り合ったもの。
とても良い品で、この寒空の中でも、首元はとても暖かい。
これで俺が下手なミスをしなければ、防寒対策はばっちりなのだけれど。
ふと、ゼファーが何かに気づいたように、目を見開く。
「……あら? トレーナーさん、右手だけ空風が吹いているようですけど」
「うっ、いや、片手だけダメになっちゃって」
保管方法が甘かったらしく、去年購入した手袋は片手だけ使えない状態になっていた。
仕方なく無事だった左手だけつけているものの、右手は痛いくらいに冷たい。
ゼファーはそんな俺の様子を見て、心配そうに眉をハの字にする。
「この凩に晒されては……手が真っ赤ですよ、トレーナーさん」
「あはは、まあこのくらい息を吹きかけてやれば、大丈夫だよ」
笑いながら、俺は自身の右手には息を吐きかけるが、あまり効果はない。それでもゼファーに心配をかけさせないように、何でもない風を装う。
彼女はそんな俺をじっと見つめると、俺の右手首をそっと優しく掴み、右手をその小さな口元に導く。
「はぁー、はぁー……」
右手に、生暖かい息吹。ゼファーは何度も俺の手に息を吹きかけた後、上目でこちらを見つめる。
「どうでしょうか、少しでも花信風を感じられると良いのですが」
「……うん、少し熱く……暑く感じるくらいだよ」
ゼファーは俺の言葉を嘘と受け取ったのか、今度は彼女の、手袋に包まれた両手で、俺の右手をすっぽりと覆い隠す。
凍えた指先が、じんわりとした温かさに囲まれて、思わず力が抜けてしまいそうだった。
俺の反応に、今度こそ成果を確信したのか、彼女は緑風のような微笑みを浮かべる。
「これなら、北風だって小春風でしょう? さあ、このまま街風になりましょう」
一緒に、手袋を選んであげます――――ゼファーは楽しそうにそう告げると、俺の手を引いた。 - 20二次元好きの匿名さん23/05/26(金) 22:22:01
ぃやっふうううううううううううううう!!!!!!!!!
- 21二次元好きの匿名さん23/05/26(金) 23:58:43
「とっ、トレーナーさん! 絶対に手を離しちゃダメですよ!」
「離さないから落ち着いて、足を真っすぐ伸ばして、足の甲で水を蹴って」
「うぅ~、どうしてこんなことに~……」
放課後、俺とヒシミラクルは共にプールへと入っていた。
理由はシンプルで、彼女に泳ぎの練習をさせるためである。
今度、彼女のクラスで水泳のテストがあるのだが、例の如く全く泳ぎが状態していない。
また補修でひと悶着あるのもアレなので、練習をするように伝えたところ。
『トレーナーさんはプールに入らないから言えるんですよ~!』
そう文句を言われたので、すぐに水着を準備して、現在に至る。
彼女は「なんなんですかその無駄に良い準備と身体は!」と顔を真っ赤に青褪めさせた。器用だな。
そんなこんなでしばらくバタ足の練習を続けて、少しばかり見れるようにはなった。
…………この分なら、手を離しても大丈夫なんじゃなかろうか。
そう思い、俺はタイミングを見測って、そっと彼女の手を離した。
「え!? トレーナーさごぼごぼがぼ! ごぼぼ! がべ!」
「うわ! やっぱまだダメだったか!」
光の速度で溺れだしたヒシミラクルに、俺は慌てて駆け寄った。
手を取った刹那、藁をも掴む勢いで彼女は俺に身体全身で縋りついてくる。
むにゅ、と割としっかりとある胸の膨らみを、押し付けながら。
「ちょっ、ヒシミラクル! 一旦離れて!」
「い~や~! 嘘つき鬼トレーナーの言うことなんて、聞けない~!」
「悪かった! 悪かったから! これはまずいって!」
振り解こうとするほど、そしてそれに対してヒシミラクルが抵抗するほど。
彼女の膨らみは俺の胸元でむにむにと形を変えていき、感触が生々しく伝わってくる。
この子自分が何をしてるのか気づいてないのか……!?
その後、俺が理性と戦いながらヒシミラクルから解放されたのは、10分後のことだった。
「……ミラ子、アレ本気で溺れてたのかな」
「トレーナーの身体メチャ見まくってたし、半分無意識でくっ付いたんだと思うよ」
「よし! 今から胸押し付けまくってたこと教えにいこー!」
「いえーい!」 - 22二次元好きの匿名さん23/05/26(金) 23:59:59
いぇええええい!
- 23二次元好きの匿名さん23/05/27(土) 00:01:26
客が勝手に商品を置いていってくれるから助かるぜ!
- 24二次元好きの匿名さん23/05/27(土) 00:02:30
お前も置くんだよ!
- 25二次元好きの匿名さん23/05/27(土) 00:11:12
「トレーナーさん、少しよろしいですか」
「うん? どうしたカフェ、突然くっついてきて」
「少しの間、動かないでいてください」
「……わかった、終わったらいってね」
「………………はい、もう大丈夫です」
「そうか。それで、今回はどんなやつだったんだ?」
「どんなやつ? ……誤魔化す必要もありませんから言ってしまいますが、今のは私がくっつきたくなっただけです」
「そうか……特に危険がなかったのなら良いよ」
部屋の反対側スペースで
「カフェ~そういうことをここでやるのは実に良いが、やるなら前もって言ってくれよぉ。観測にも準備というものがだねぇ」 - 26二次元好きの匿名さん23/05/27(土) 00:20:58
- 27二次元好きの匿名さん23/05/27(土) 06:43:06
見返したらなんやかんやで追加されてる
イッチよかったやん…… - 28二次元好きの匿名さん23/05/27(土) 12:18:32
とても最高である