- 1二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 14:51:02
- 2二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 14:53:26
お前じゃい!
- 3二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 14:53:28
※これを女優業の傍らにやってます
- 4二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 14:54:24
メスガキ神「それは私の管轄外だからどうしようもないね 諦めなよ」
- 5二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 14:54:40
とりあえず、持ち物にGPSを仕掛けられてないか調べてみたら?
- 6二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 14:55:58
- 7二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 14:56:09
- 8二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 14:56:26
- 9二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 14:56:34
あかねは普通にそれ受け入れるやろ!
- 10二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 14:59:07
本人になんでわかるのか聞いてみたら?
- 11二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 15:01:05
名探偵あかね様から逃げるのは不可能
諦めて結ばれな - 12二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 15:01:52
- 13二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 15:02:23
逆にあかねを追いかけてみたら?
- 14二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 15:02:56
ほんとにごめんだけど微妙に乱立気味じゃない?似たようなスレが
- 15二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 15:03:03
メルトとか良さそう
- 16二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 15:05:01
- 17二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 15:06:05
- 18二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 15:07:49
- 19二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 15:09:00
忠犬あか公
- 20二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 15:10:47
もうホームレスにでもならないと無理じゃね?
- 21二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 15:14:20
外にいるってことはあかねに捕まる確率が上がるだけじゃね
- 22二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 15:17:12
お兄ちゃんの家に居候させてもらったら?
生活費は出すからって
まさかそこにいるとは考えないだろうし - 23二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 15:23:28
逃げないでより戻すなり、重曹ちゃんなり誰かと付き合えばいいんじゃね
- 24二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 15:29:27
もうあかねへの思いを公共の場で叫べばよくね?
ドン引きしてくれるかも - 25二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 15:31:39
ちゃんと話し合って本音をゲロってしまえば引き下がってくれると思うよ
あくまで誤魔化したり逃げ続ける気ならもう諦めろ - 26二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 15:37:14
- 27二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 16:33:50
いちいち逃げると追いかけてきてあかねの貴重な時間を浪費することになるからあかねの家に下宿するべきでは?
- 28二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 16:53:53
- 29二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 16:54:16
- 30二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 17:01:57
???「わた……あかねちゃんが言い出したからわた……あかねちゃんが全額払うのがいいよ」
???「アクアくんは疲れてるだろうからどこにも出掛けずにすこしゆっくりしてた方がいいよ」
???「玄関のドア中からでもカギが必要なヤツだから、出掛けたくなったら私に言ってね」 - 31二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 17:14:46
- 32二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 17:14:47
心配かけすぎてヤンデレになっちゃってるじゃん……
- 33二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 17:17:47
ぶっちゃけやったことを考えると仕方ない気が
- 34二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 17:31:08
どうせ突き放してもバレるんだし逆転の発想であかねへの愛を公共施設とかで叫べば嫌われるのでは?
- 35二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 17:32:24
姫川さんがアクアに連絡してあかねがどんどん壊れてるから戻って支えてくれないかと言うとか?
- 36二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 17:37:29
逆にわたあかねと結婚すれば、私はアクアくんへの興味を失うかもしれないよ
- 37二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 17:56:13
- 38二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 19:14:39
強引にヤられる気しかしない………!あと、めっさんが可哀そうだから堪忍してあげて
- 39二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 21:05:42
あかん、メっさんの胃が死んでしまう…!!
- 40二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 21:12:25
MEMちょと今ガチの時から実は裏で、とか言ったら愛想尽かすかもしれない
時期的にもありえるし - 41二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 21:15:44
MEMちょの株も下がりかねないからやめろ!!…というかあかねちゃんならその程度の嘘なら見抜けるだろ
- 42二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 21:18:48
まあ逃げるかどうかは置いといて、原作の彼を見ると全てが終わったら、周りに断ってさ一度自分を冷静に見直す為に一人で旅に出たほうが良い気がするのは自分だけ?
- 43二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 21:21:34
- 44二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 21:24:49
あかねに愛想つかせる手があるのか?
それこそ二股とかでもない限り無理だけど、嘘ならすぐバレちゃうし
本気でやったら相手次第では洒落にならない惨事が - 45二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 23:31:04
- 46二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 23:33:32
そんな演技じゃあかねじゃなくても見抜かれるぞ…!!
- 47二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 23:41:39
- 48二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 00:01:48
MEMちょ(胃が痛い.....)
- 49二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 00:11:13
二人とも罪悪感で死ぬだろコレ…!!
- 50二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 00:35:56
- 51二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 00:44:01
- 52二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 00:44:05
- 53二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 00:44:48
- 54二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 00:48:40
- 55二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 05:32:59
- 56二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 05:55:07
もうこれノイローゼになるやろ
- 57二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 06:04:37
- 58二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 15:57:06
アクアくんが追いかけてくるわたしから逃げる事を諦めて、幻滅させるプランに移るのはわかっていたから
目の前の光景を見て幻滅なんてする訳がない。
むしろ、こんな誰でもわかるような嘘までつく事が許せなくて、ちょっとした仕返しをしよう、そう思って演技(うそ)をついた。
それがいけなかった
演技(うそ)をついていくうちに、頭の片隅で考えていた"わたし以外の誰かと幸せになるアクアくんの姿"が目の前の
光景と重なって見えてから喉が熱を苦しくなって、声が震えだした。
嘘だとわかっているのに、目の前の光景が本当になるんじゃないか、その考えが思考を侵食すればする程、あの時と
同じように感情が抑えられず、涙が溢れて、声が押し潰されていく。
嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ
アクアくんには幸せになってほしい。
けど、傲慢かもしれないけどわたしはそんな幸せになったあなたの隣にいたい。
そんな自分勝手な想いが強くなればなる程、ただただ泣く事しか出来ない。
こんな姿を見せたら、彼をまた傷つけることになるとわかっているのに止められない。
「うぅぁ……っっ ううぇあっ。わああああああああ」
- 59二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 15:59:51
ここまで追い詰めた責任をアクアは取るべきやろ
- 60二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 16:03:40
MEM「胃薬……」
- 61二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 16:05:19
MEMちょどうするんだろう
この状況で演技するとは思えないが
じゃあどうするんだという話だし - 62二次元好きの匿名さん23/06/01(木) 00:11:17
ほっしゅ
- 63二次元好きの匿名さん23/06/01(木) 00:11:45
復讐が終わってるから原作よりマシだよな
- 64二次元好きの匿名さん23/06/01(木) 07:44:36
保守
- 65二次元好きの匿名さん23/06/01(木) 17:03:25
あげ
- 66二次元好きの匿名さん23/06/01(木) 17:33:29
あかねから離れたいなら相性が悪いわた有馬かなの家に転がり込むのがおすすめね
- 67二次元好きの匿名さん23/06/01(木) 17:39:10
もう一か八か海外に逃げるしかないか?
- 68二次元好きの匿名さん23/06/01(木) 18:28:57
もちろん最初は断った。
「アクたんさぁ……いくらなんでもこんな事頼むなんて酷くない?」
「わかってる、でもMEM以外に頼めねえんだ。いくらでも出すから頼む」
「お金の問題じゃあないよぉ」
恋人のふりをしろ、だなんて酷すぎる頼み引き受けたくないに決まってる。でも……
「俺にはあいつらのそばにいる資格なんてものはない。だからこそ踏ん切りを付けさせなきゃならねえんだ」
前にかなちゃんの事で相談した時に見せた重く暗い様子の彼を見せられては断るに断れない。
でも、本音を言えば無理やりにでもみんなの前に連れて行きたい。
そして、またあの時の様な関係に戻ってほしい。
だけども、私にこの問題を解決する方法は無いだろう。せいぜいその場を用意してあげるまでしか……
「良いよ、その悪役引き受けてあげる」
「…………すまん」
「ただし、その際にアクたんも同行すること。これを守ってくれるんなら良いよ」
苦虫を嚙み潰したなんて言葉が生易しいぐらいの顔のアクたんだったけど、しばらくの後諦めたかのように一息吐き
「……わかった」
覚悟を決めたような一言が返ってきた。
- 69二次元好きの匿名さん23/06/01(木) 18:29:12
- 70二次元好きの匿名さん23/06/01(木) 18:33:25
続きが凄く気になる
- 71二次元好きの匿名さん23/06/02(金) 00:44:37
保守
- 72二次元好きの匿名さん23/06/02(金) 07:05:41
このレスは削除されています
- 73二次元好きの匿名さん23/06/02(金) 15:32:09
保守
- 74二次元好きの匿名さん23/06/02(金) 23:32:08
このレスは削除されています
- 75二次元好きの匿名さん23/06/02(金) 23:32:13
ほっしゅ
- 76二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 03:42:19
ほ
- 77二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 08:38:10
保守
- 78二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 10:12:43
- 79二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 14:31:16
保守
- 80二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 19:37:39
どれだけ距離をとっても、逃げても、演じようともあいつらは俺のことを諦めようとしなかった。
その事が嬉しくて……無意識のうちに甘えていたのだろう。
「やだぁ……っ ううぇあぁ…………」
……その結果がこれだ。
傷つけたくなかったのに、俺の事なんか忘れて光へ歩いて行って欲しかったのに
肝心なところで自分の幸せを考えたばっかりに……最低だ、俺は。
『そうだ、お前は最低だ……』
どこからもなく長く聞いた声が聞こえる、胸を締め付け、視界を歪ます呪いが。
『お前がいるから周りを傷ついていく。現に
お前が生まれたから母は死んだ
お前が家族を説得出来なかったからさりなちゃんは孤独だった
お前が外科医ではなかったからさりなちゃんは助からなかった
お前が用心深くしていればアイは死なずに済んだ
お前が外科医としての知識を活かせていればアイは助かっていた
お前が子として生まれてしまったからアイは殺された
お前が兄だったからルビーは夢を何度も破られ、お前が迷ったがために堕ちかけ、今もお前に人生を削っている
お前が想い人だったから有馬かなは何度もお前に傷つけられ、自分を見失いかけ、今もお前に人生を削っている
お前が恋人だったから黒川あかねは何度も傷つく事になり、お前のために堕ちようとし、今もお前に人生を削っている』
- 81二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 19:37:51
- 82二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 19:43:33
- 83二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 00:28:09
保守
- 84二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 08:22:53
待ってた
- 85二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 16:20:50
ほ
- 86二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 23:16:11
あげ
- 87二次元好きの匿名さん23/06/05(月) 05:44:51
ほ
- 88二次元好きの匿名さん23/06/05(月) 14:36:28
ほ
- 89二次元好きの匿名さん23/06/05(月) 22:10:41
あげ
- 90二次元好きの匿名さん23/06/06(火) 07:09:55
ほ
- 91二次元好きの匿名さん23/06/06(火) 16:36:12
あげ
- 92二次元好きの匿名さん23/06/06(火) 22:50:40
ほ
- 93二次元好きの匿名さん23/06/06(火) 23:39:34
ほしゅ
- 94二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 08:00:12
保守
- 95二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 17:19:47
保守
- 96二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 22:57:49
保守
- 97二次元好きの匿名さん23/06/08(木) 08:11:43
保守
- 98二次元好きの匿名さん23/06/08(木) 16:23:07
保守
- 99二次元好きの匿名さん23/06/08(木) 18:32:06
- 100二次元好きの匿名さん23/06/08(木) 19:02:28
- 101二次元好きの匿名さん23/06/08(木) 19:15:14
- 102二次元好きの匿名さん23/06/08(木) 20:49:32
経験上GPS何百個も許す女は何しても許容範囲だからあきらめろん
- 103二次元好きの匿名さん23/06/09(金) 05:06:54
あげ
- 104二次元好きの匿名さん23/06/09(金) 12:45:32
保守
- 105SSモドキ垂れ流してる人23/06/09(金) 15:41:07
しばしまたれよ
PS・ルビーはあと少し待て - 106二次元好きの匿名さん23/06/09(金) 22:44:34
保守
- 107二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 04:59:27
待ってます
- 108二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 14:38:36
あ
- 109二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 14:42:19
どんな経験積んでたんだよ…
- 110二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 19:40:12
ほ
- 111SSモドキ垂れ流してる人23/06/11(日) 01:13:40
仕事場からMEMに言われた場所へ向かって、必死に足を動かす。
息は切れ、足の筋肉達が悲鳴を上げだすぐらいの滅茶苦茶なペースで走り続ける。
ある日を境に私達から逃げる様に消えた友人を捕まえるために。
「な、なんとか、間に合いそうね。最悪……鉢、合わせするかも……」
信号で止められている間に時間を確認しつつ、息を整える。
あれだけ走り込みしてるってのにここまで疲弊するなんて……気分も悪くなってきた。
そんな事を思っていても信号が青く灯れば、体に鞭打って走るのを再開する。
「ぜぇ……タクシー、ぜぇ……使った方が、良かったかも……」
フラフラになりながらも言われた場所の傍までなんとかたどり着いた。
が、既に心臓の鼓動は全身に響くほど大きく、足もまともに動かない程に疲労が溜まっていた。
それでも深呼吸を数回して、息を軽く整えてから目的地を確認しようとスマホに手を伸ばした時――
「……ぁぁあああ」
声が聞こえた。 - 112SSモドキ垂れ流してる人23/06/11(日) 01:14:02
「この声って、あかね……?」
それも泣いている様な声……最初こそ演技をしているのだと思った。
けれど、もし、あかねが本当に泣いているのなら。もし、その理由があーくんがいなくなったからだとしたら……
そんな不安が脳裏で浮かんだせいで、もし、その場にいってあーくんだけいなかったら、と言う恐怖が足を竦ませる。
……いや、そんな事は無い。自分に言い聞かせて無理やり足を進めた先にいたのは見覚えのある背中。
「あーくん……」
いてくれた事への安堵などもあったからか、自分でも気持ち悪いと思うぐらいに口角が上がった。
でも、何かがおかしい。何故あかねはあんなに泣いているのか、MEMはあんなに驚愕しているのか。
そして、何よりあーくんの背中を見ていると何故かあの日が頭をよぎり、嫌な汗が流れる。
…………けれど、私は臆する気などサラサラない。
「二人とも何やってるのよ」
「か、かなちゃん……」
「あーくん、捕まえるんでしょ。こうやって捕まえてなさいよ」
手本を見せる様にあーくんの手を強く掴む。けれど、彼からの反応が返ってこない。
その事にイラっとしながら彼の顔へ目を向けるとあの雨の降る日に見た、私を拒絶するように振り払った時の顔があった。
「ア、アクア……?」
- 113SSモドキ垂れ流してる人23/06/11(日) 01:14:18
あの時の様にまた拒絶されるのではないか、そんな恐怖の元あだ名も忘れて恐る恐る声をかける。
しかし、それでも返答も反応もない。代わりに出てきたのは零れるような呟き。
「俺がいるから…………あかねが……………………たから…………」
あの時もそうだった、いくら声をかけてもブツブツと言葉を話すだけ。
より、あの時と同じシチュエーションになっている事に嫌な汗が流れるけど、それでも声をかけ続ける。
「ちょっと、あーくん。どうし――」
「俺なんか生まれてこなければ……」
一瞬、意味が理解出来なかった。
だって、そんな言葉が出てくると思ってなかったから。
ただ、理解した瞬間に今まで生きて来た上で一番って断言出来る程に悲しくて、悔しくて、ムカついた。
パァァァアン!!
理性と言う抑止が機能する間もない程の速さで彼の頬をぶっ叩いた。
「……滅多な事を言うもんじゃないわよ」
「あ、有馬……」
- 114SSモドキ垂れ流してる人23/06/11(日) 01:15:04
- 115二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 09:21:59
このレスは削除されています
- 116二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 16:14:13
ほ
- 117二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 00:59:06
ほ
- 118二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 10:11:21
ほ
- 119二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 13:07:48
保守
- 120二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 14:00:40
このレスは削除されています
- 121二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 22:28:09
保守
- 122二次元好きの匿名さん23/06/13(火) 10:00:45
あげ
- 123二次元好きの匿名さん23/06/13(火) 17:37:57
あ
- 124二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 04:48:45
あげ
- 125二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 16:10:42
続きが楽しみ〜
- 126SSモドキ垂れ流してる人23/06/14(水) 16:28:09
ごめーん、なんか納得いかんくて時間かかってるぅ( ;∀;)
- 127二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 16:29:13
じっくり待ちますよ
- 128二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 01:37:13
ほ
- 129二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 11:28:00
保守
- 130二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 14:05:14
ほし
- 131二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 22:16:46
あげ
- 132二次元好きの匿名さん23/06/16(金) 06:21:33
あげ
- 133二次元好きの匿名さん23/06/16(金) 16:47:37
あ
- 134二次元好きの匿名さん23/06/16(金) 21:24:26
ほっしゅ
- 135二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 06:53:44
ほ
- 136二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 08:39:59
保守
- 137二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 19:34:07
あげ
- 138二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 01:15:44
ほ
- 139二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 06:45:03
待機
- 140垂れ流す人23/06/18(日) 13:52:31
我に返ったあーくんが目を丸くしていたが、またさっきと同じように暗くなっていく。
「いや…………滅多な事なんかじゃない。俺が生まれたから……」
「生まれたから、なに? アンタが生まれたから誰かが不幸になってしまったとでも言いたいの?」
睨み付けながら投げかけた言葉に否定の言葉は返ってこず、肯定するかのように目を逸らした。
さっきは咄嗟の事で手が出てしまったが、冷静に考えれば彼がそう言いたくなる理由はいくらでも挙げられる。
だけど、それでもそんな事を言ってほしくない理由が私にはある。
「……確かにアンタの境遇考えればそう言いたくなる気持ちはわかる。でも、私はあーくんが生まれたから不幸になったなんて思った事はない。むしろ、生まれてきてくれて、出会えて感謝してる」
「……………」
「多分だけど、あーくんがいなかったら今日あまのドラマも大して話題にならず、苺プロに入ってアイドルやる事も無くずっと彷徨い続けたと思うわ。かつての栄光だけを見続けてね」
「…………買い被りすぎだ、有馬ならきっと」
「そんな事ないわよ。あの時にあーくんと出会わなかったら心が折れて引退してたかもしれない。でも、そんな事もなく今こうしていられるのはあーくんがいたから。だから、そんな事言ってほしくない」
更に気持ちが伝わってほしくて手を強く握って彼の顔をじっと見つめる。
しかし、ここまでしてもまだ何かが足りないのか彼の顔が晴れず、俯くだけ。
「……私も、アクアくんと出会えて良かったと思ってるよ」
まだ押しが足りないと思う中、足音とまだ震えている声が後ろから聞こえた。
「あの時……あの日の夜、君がいなかったら間違いなく私はあそこで死んでいた。君が私を助けるためにみんなを動かして動画を作ってくれなかったら立ち直れたかどうかもわからない」
「…………偶然だ、俺がいなくてもきっと誰かが――」
「そんな事ない、今の私があるのは間違いなくアクアくんがいてくれたから。だから、自分を否定するような事言わないでほしい」
震えてはいるけど、それでも強い声で訴えるあかねは同じようにもう片方の手を強く掴むとあーくんは困る様に顔を逸らす。
- 141垂れ流す人23/06/18(日) 13:52:56
「なんで……二人はここまで言ってくれるんだ」
「あーくんの事が大切だから」「アクアくんの事が大切だから」
「…………何、を言ってるんだ。俺みたいな、大切な人を守れず助けられず、自分の目的のためになんでも利用し、散々傷つけて来たのが大切なわけ――」
「あぁーーッッ!! もう! 大切じゃなきゃこんな事する訳ないでしょ! それともなに? 私がどうでも良い相手に後で顔から火が出そうなぐらいに胸の内晒した上に手まで握る軽い女だと思ってたって言うの?」
「そんな事……」
「じゃあ、素直に受け取りなさいよ」
言ったせいか意識しちゃって、顔が熱くなっているのを感じる。落ち着け、落ち着くのよ、私。
軽い深呼吸のように息を吐いて落ち着かせてる間にあーくんが口を開く。
「……良いのかな、こんなに想ってもらえて…………こんなに幸せを感じて良いのかな、俺な『良いに決まってるじゃん!!!』
突然流れる、この場にいないはずの後輩の声と僅かばかしのエンジン音。
その音源はMEMが持つスマホ、そしてその画面にはルビーの文字が。
「ルビー……」
『なんでアクアが幸せになっちゃダメみたいになってるの!? そんな事ない、誰だって幸せになる権利はあるんだから』
『ルビーの言う通りよ、アクア。あなたが幸せになっていけない理由なんて無い。現にこんなにもあなたの事を想ってくれてる人がいるのだから』
家族からの言葉にあーくんは目を閉じ、唇を嚙みしめていた。
今にでも泣き出しそうなのを抑えているように見えた。
「……だってさ、アクたん。ここまでみんなが言って、想ってくれてるんだよ。もう、逃げる事からやめない?」
MEMの言葉にあーくんが唇を噛みしめるのをやめ、それと同時に涙が流れる。
それも嗚咽すらなく、ボロボロと。
「…………ありがとう、みんな」
- 142二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 16:03:40
保守
- 143垂れ流す人23/06/18(日) 16:53:35
いやー、遅れてごめんね(;´・ω・)
- 144二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 23:04:21
- 145二次元好きの匿名さん23/06/19(月) 06:50:08
8888
- 146垂れ流す人23/06/19(月) 11:14:15
おまけその1
朝、何かが焼ける美味しそうな音色に目が覚める。
「……まだこんな時間なんだけど」
時間を確認すれば時計の針は5時半を指している。
いくらなんでも早すぎる、今日は久しぶりのオフの日なのに……
もう一回寝ようとしたが、一度気にしたせいで音が気になって眠れない。
「もぅ……!」
眠れない怒りと眠気による不快感で眉をひそめながら音の元のキッチンへ顔を出す。
「おはよう、ルビー」
「お兄ちゃん! うるさいんだけど!」
やっぱりというか案の定と言うか犯人はようやく帰って来た兄だった。
そして、近くにはとても朝ごはんとは思えない程に凝ったものがズラリと……
「むー……確かに心配かけた分償うとか言ってたけどさ、こういうのを求めてる訳じゃないんだよ。もっとこう日常的な事で――」
作ってくれるのは嬉しいけど、こうじゃないという力説を唱えるが魅力的な料理たちに腹の虫は素直に根を上げた。
早朝と言う事もあって、周りは静かでばっちり兄には聞こえていたようで優しく微笑んだ後に
「食べるか?」
「…………いただきます」 - 147垂れ流す人23/06/19(月) 11:14:44
一品差し出された、空腹の自覚とあんな顔をされると言う連撃の前じゃ断るに断れない。
「美味しい……」
「良かった、こっちのもルビーの好みに合わせてみたんだがどうだ」
「(モグリ)……美味しいよ」
「良かった。じゃあ、こっちのも――」
「だから、こういうのじゃなくて!」
このままじゃ永遠に食べさせられる、そう思って兄にストップをかける。
「私は今まで通りにしてほしいの、朝起きたらアクアがいて、ミヤコさんがいてそれで一日が始まるって日常が良い。それを続けてほしいの、特別な事をしてくれるよりも嬉しいから」
力説の後に兄に目をやれば、申し訳なさそうな顔をしていた。
優しい兄の事だ、何気ない日常と言ういつも通りが償いと言うのにどこか納得が言ってないんだろう。
何か特別な事をしていないと罪悪感が湧いてくるんだろう、ほんと面倒な兄だ。
だからこそ、ちょっとだけ欲を優先してあげる。
「ただ、いっぱい甘えさせて。アクアが帰ってこなくて寂しかった、怖かったんだから。戻って来た事を実感させて」
そう言って、兄の胸元へ顔を沈めた。
- 148垂れ流す人23/06/19(月) 11:15:03
「……そんなのでいいのか」
「世界で一番信頼出来る人に甘えられるんだよ、幸せ以外に言う事ないじゃん」
沈めた顔を上げて、兄に向けて二へッと笑いを向けると兄も優しくて意地悪そうな笑みを浮かべた。
「じゃあ、ルビーが満足いくまで甘えて貰おうか」
兄に半ば抱きかかえられるようにソファーに連れていかれて、いっぱい甘えさせて貰った。
もう会えないんじゃないか、ママみたいに声も聞けなくなるんじゃないかって不安を払拭する様に。
「…………ホント、仲良しね。あの子達は」
- 149垂れ流す人23/06/19(月) 11:15:22
ぶっちゃけ、おまけの方が書きたかったwww
- 150垂れ流す人23/06/19(月) 18:54:45
おまけその2
目が覚めたら、体がだるかった。
重いし、頭の中で靄でもかかってるのかってぐらいに思考がおぼつかない。
まさかと思い、体温を確認すると表示されたのは39.2Cの文字。
思いっきりやらかした……確かに走って向かったせいで汗びしょびしょになってたけど、まさか風邪ひくなんて……自己管理能力の無さに呆れてものも言えない。
取り合えず、社長に連絡を……
prrrrrr
「社長、有馬です。すいません、風邪を引いてしまって――」
「そう、わかったわ。私の方から連絡を入れておくからあなたはゆっくり休んで体調を整えなさい」
「すいません、ありがとうございます」
連絡を入れ終わり、少しでも早く治すために布団に入る。
こういう時、家に誰もいない事が不安で仕方がないし、誰も私の看病なんてしてくれない。
叶わぬ願いに落ち込みながらも早く治すために目を閉じた。
それから一時間もしないうちに目が覚めた、汗びっしょりな上に熱は下がった気がしない。
おまけに熱による頭痛まで出て来て、体調の悪化に不安が増大してくる、そんな時玄関のチャイムが鳴った。
「誰よ……こんな時に」
歩くのすらおぼつかず、手をついてカメラで尋ね人を確認する。そこにいたのは
「ア、アクアッ!?」 - 151垂れ流す人23/06/19(月) 18:55:09
昨日、ようやく戻ってきてくれた友人がいた。それ見舞いにでも来てくれたかのような手荷物を携えて。
凄く嬉しい、凄く嬉しいけど……部屋がなかなかの散らかりようをしている。
特に絶対に見せてはいけないものまでもが普通にそこらに置いてある。
急いで片付けようとしたところで再度チャイムが鳴り、慌てて通話ボタンを押す。
「有馬、起こして悪い。ミヤコさんからお前が体調崩したって聞いて見舞いに来たんだけど」
「ちょ、ちょっと待ってて……!」
半笑いで答えた後に急いで見られたら困るものだけを片付けて、玄関を開けた。
「い、いらっしゃい……」
「お前随分顔が赤いな、大丈夫か?」
「ひゃ……わっ!?」
開けて早々顔をじっと見られた上におでこを触られたせいでただでさえおぼついていない足が更におぼつかなくなって倒れそうになる。
が、あーくんに支えられて倒れる事だけは免れた。
「大丈夫か、どこか捻ったりしなかったか?」
「う、うん……だいじょーぶ」
「なら、よかった」
無事を伝えるとあーくんは安堵の笑顔を浮かべ、彼はそのまま私をいわゆるお姫様抱っこと言われる形で抱きかかえた。
「ふぇっ!? えぇっ!?」
「有馬がまた倒れる際にさっきみたいに支えられる確証が無い、このままベッドまで運ぶぞ」
「う、うん」
恥ずかしさと風邪の熱で顔が信じられない程に熱く感じながらベッドまで連れていかれて、降ろされた。
バクバクなる心臓と熱で私の頭の中は沸騰寸前と言っていい程にくらくらする。
- 152垂れ流す人23/06/19(月) 18:55:46
「取り合えず、水分補給用にいくつかスポドリと栄養補給用に携帯用ゼリー、他にも熱を覚ますために色々買ってきた。取り合えず飲むか?」
「……うん、ありがと」
彼から渡されたスポドリを一口飲むと、その冷たさが体を伝っていくのを感じる。
次に彼が熱ピタ言われるものを取り出して、おでこに貼ってくれた。こんなのお母さんに貼って貰ったっきりだ。
「タオル濡らしてくるけど、何か取ってきてほしいのあるか?」
「えっと……今のところ無い、かも」
「わかった」の一言と共にあーくんは手洗い場へと消えた。
なんだか寝るのも申し訳なくて、ベッドに腰を掛けたままにもう一回スポドリを飲んで待ってると彼が戻って来て濡れたタオルを渡してくれた。
「……じゃあ、向こうにいるから終わったら呼んでくれ」
言われてから気づいた。今、汗をかいてたんだった、それも多量に。
さっさと言ってくれれば良かったのに、と言う怒りとこんな姿を知られた恥ずかしさで思わず持っているスポドリを投げつけそうになるけど、それ以上に彼が来てくれた嬉しさと一人じゃなくなった安心感が勝り
「……あーくん、拭いてくれないの?」
とんでもない事を口走った、我ながら何言ってるんだと内心慌てふためく程の。
でも、熱で頭がおかしくなってるのか不思議と冷静だ。
「……良いのか、俺で」
「い、いいのよ。だって、あーくんだから」
「…………わかった」
- 153垂れ流す人23/06/19(月) 18:56:22
踵を返して戻って来た彼は渡したタオルを手に持ち、まずは首から拭き始めた。
「……言っとくけど、変な気起こしたらぶっ叩くから」
「わかってる」
機械的に返事をする彼にイラっとしたけど、それも拭く範囲が服の下に変わるとそんな事を考える暇すらなくなる。
熱い体が少しの間でも涼しくなる気持ち良さと汗でぬれていた不快感が消えていく事に心地よさを感じながらも羞恥心とかで話すに話せず、あーくんも何も言ってくれずで無音が続く。
そんな空間に耐えきれるわけもなく、口を開いた。
「何か言いなさいよ……」
「……何を言えばいいんだよ」
「あるでしょ、私の体拭いてる感想とか……その」
「良いから背中向いてくれ」
からかい半分羞恥半分の問いも淡々と受け流されてしまい、空気を換えられず仕舞いに終わり、またもさっきと同じ雰囲気に戻った後だった。
「有馬、ブラ外すぞ」
「ひぇっ!? な、何言ってるのよ!?」
「何って……こういうところこそちゃんと拭かないと。炎症の原因になりかねないんだ、それとも自分でするか?」
そ、そういう事か……頭ピンクな方の考えに恥しかない。
「……良いわよ、それより外し方わかってるの?」
「見りゃわかるだろ」
- 154垂れ流す人23/06/19(月) 18:56:46
一言だけの返事の後、パチリと言う音がしてブラがするすると体から放される。
服も捲りあげてて、今の私は実質半裸の状態。その事を理解すると羞恥心で心臓の鼓動が頭に響く程に大きくなってる。
だと言うのにあーくんの声色からはそれに対する反応はゼロで悲しくて苛立たしい。
「終わったぞ」
「……ありがと」
不満残りつつも拭いてくれた感謝と共に服を下ろして振り向くと彼の耳は真っ赤になっていた。
「なんだ、恥ずかしかったんじゃない」
「……当たり前だろ、それと流石に着替えは自分でやってくれ」
「わかってるわ。ありがと、あーくん」
そう言うと彼はまたもやタオルをもって手洗い場へと消えていった。
自分にもちゃんと意識してくれた事が嬉しくて上機嫌のままに着替えて、布団に入ると何故かぐっすり眠れた。
まだ続きます(ながwww)
- 155二次元好きの匿名さん23/06/19(月) 23:38:05
保守
- 156垂れ流す人23/06/20(火) 01:05:43
どれぐらい眠ったのだろうか、わからないぐらいけどとりあえず日が落ちかけてるところで目が覚めた。
ぐっすり眠れたことで体調もかなり回復していて、体の重さもほぼ無くてスムーズに起き上がるとまだあーくんがいた。見守ってくれてたんだ、その事実だけで凄く嬉しかった。
「起きたか、体調は少しでも良くなってるか?」
「平気、おかげさまでもうこんなに回復したわ。後は一人でも――」
「ダメだ、治った様に見えてるだけで菌はまだ体の中にいる。ここで普段通りに動けばまたぶり返す可能性もある。だから、これ飲んで寝ろ。現場に迷惑かけたくないんだろ?」
「……わかったわよ」
そう言われてしまってはぐうの音も出ず、買って来て貰っていた栄養補給用ゼリーを飲み干してから布団に戻る。
とは言ってもさっきまでぐっすり寝てたので眠気は一切訪れないので、暇つぶしもかねて彼に話しかける。
「ねえ、あーくん」
「どうした?」
「ありがとう、来てくれて。寝ている時にそばにいてくれて。おかげで不安が全部無くなって安心して眠れたわ」
「……俺も有馬に一つ貸しが返せた様良かったって思ってる」
「貸しって何の……もしかして、昨日の事?」
「……あの時、有馬が叩いて正気に戻してくれて、あれだけ言ってくれなかったら俺はきっと自責の念で潰れていたと思う……ありがとう」
「あんなの貸しでも何でもないわ、あーくんが大切だから言っただけだから」
「有馬はそうかもしれない。でも俺はそうじゃないんだ……それぐらい救われたから」
- 157二次元好きの匿名さん23/06/20(火) 06:24:54
わ
- 158二次元好きの匿名さん23/06/20(火) 07:05:54
あげ
- 159二次元好きの匿名さん23/06/20(火) 12:53:53
ほしゅ
- 160二次元好きの匿名さん23/06/20(火) 20:54:43
ほ
- 161二次元好きの匿名さん23/06/20(火) 21:12:52
しゅ
- 162二次元好きの匿名さん23/06/20(火) 22:01:30
アクアは前世医者だから、体調悪い相手には反応せんだろうな
- 163垂れ流す人23/06/21(水) 01:23:57
体を拭いてもらった時点で十分にやって貰ったんだけど……そう思い、悩んでいると食欲が湧いてきた、そうだ。
「それじゃあ……あーくんのご飯が食べたいわ」
「それで良いのか、もっとこう……」
「うるさいわね、早く作りなさいよ。私、お腹ペコペコなの」
何か言いたげなあーくんを言い落すと彼は諦めてキッチンへと消えていった。
「冷蔵庫の中のもの何でも使っていいか?」
「良いわよ、遠慮せずにじゃんじゃん使いなさい。期待してるから」
調理の音が聞こえる、何かを刻む音、水洗いする音等々……
一体何を作ってるのか期待半分不安半分で待っているとあーくんが戻って来た。
「あれ、どうしたの?」
「後は煮込むだけだからな、終わるまでこっちにいるつもりだ」
「そう、何を作ったのよ」
「病人食の定番、おかゆよりの雑炊」
「そんなの作れるほどにあったっけ?
「前にウーバー頼り言ってたからあんまり買い込むタイプじゃないと思って、色々食材も買っておいて正解だった」
いつ言ったのか自分ですら覚えてない事を覚えていてくれた事に凄く嬉しかった。
だって、それだけ私の事を想ってくれてるってわけだから。
「もうそろそろだな」
そう言ってまたキッチンへ消えた彼は少し待ってるとお椀と蓮華と共に戻って来た。
- 164垂れ流す人23/06/21(水) 01:25:31
「まだ暑いから気をつけて食べろよ」
「えーー、食べさせてくれないの? 私、病人よ」
ちょっとした我が儘をぶつけてみたところ、少しだけ眉をひそめたが諦めた様に蓮華を手に持つ。
「ほれ、流石に冷ますのは自分でやってくれ」
「意気地なしねぇ」
意地悪の意味も込めて言うも彼の顔からは"絶対にやらんからな"と言う意思が伝わってくる。
流石にここまで我が儘言うのもあれなので、軽く息を吹きかけて熱くないか恐る恐る食べる。
うん……うん、うん!
「美味しいじゃない」
「そう言ってもらえて何より」
明らかに上機嫌になった彼に甘えて食べさせて貰ってると、少しだけ口から垂れた。
「あーくん、ティッシュ取って」
「ああ、ちょっと動くなよ」
自分で拭くつもりだったけど、彼は流れるように垂れたものを拭いてくれた。
「……ありがと、後は自分で食べる」
こんなの体験してたらおかしくなると確信したので、後は自分で食べた。
そして、その後もう一杯おかわりした。
「ご馳走様、美味しかったわー」
「お粗末様でした、これだけ食べれるなら明日には治りきってるだろうし、これなら帰っても良さそうだな」
- 165垂れ流す人23/06/21(水) 01:25:41
- 166二次元好きの匿名さん23/06/21(水) 05:44:37
あげあげだ
- 167二次元好きの匿名さん23/06/21(水) 09:44:18
アクかなスレだ!!!!
- 168二次元好きの匿名さん23/06/21(水) 09:54:23
保守
- 169二次元好きの匿名さん23/06/21(水) 19:04:00
ほしゅ
- 170二次元好きの匿名さん23/06/22(木) 00:59:26
ほ
- 171二次元好きの匿名さん23/06/22(木) 10:30:21
ほ
- 172二次元好きの匿名さん23/06/22(木) 21:13:54
ほ
- 173二次元好きの匿名さん23/06/23(金) 02:59:15
ほ
- 174二次元好きの匿名さん23/06/23(金) 07:23:33
しゅ
- 175二次元好きの匿名さん23/06/23(金) 19:01:07
保守
- 176二次元好きの匿名さん23/06/24(土) 00:22:23
いいすれをよいSSを読ませていただいた
保守せねば - 177二次元好きの匿名さん23/06/24(土) 05:18:20
しゅ
- 178二次元好きの匿名さん23/06/24(土) 14:35:48
あ
- 179二次元好きの匿名さん23/06/24(土) 23:43:11
アクアカだから許されるのです(頭真っ白)
- 180垂れ流す人23/06/25(日) 01:04:02
だって、帰ってしまったらこんな幻想は二度と訪れない気がして、それが怖くて……
「せめて……もう少しだけいてよ。病人を一人にする気?」
「それは構わないが、本当に良いのか? 流石に男と二人夜を明かすのは……」
「下着脱がして体まで拭いてもらったのに今更そんな事気にしないわよ。だから……まだ帰らないでよ、あーくん」
せめて、夢として自分を納得させたい。
「…………わかったけど、そういう言い方男にはしない方が良いぞ。勘違いされかねない」
「あーくんには言われたく……何ィ? もしかして、そういう風に思っちゃったって事?」
「…………別に思って……ねぇよ」
「絶対に思ったでしょ」
少し嬉しかった、自分に対してそう思ってくれることが。
機嫌よくしてると、照れて背を向けてる彼が話始める。
「…………有馬、俺はお前に憧れていた。俺は簡単に折れたのに、お前はどこまでも諦めずに足掻いて欲しいモノを手に入れた姿が眩しかった」
「……別に折れそうになった事もあったし、諦めかけたわ。気力がある時に掴めただけ」
「俺はお前との時間が楽しかった。有馬と話してると気が楽だったんだ、苦しい時間を忘れられる程に」
「私は別にあかねみたいに特別な事したつもりなかったけど、そう言って貰えるのなら嬉しいわね」
「そして、さっきも言った様にあの時俺はお前に救われた。一生かけても返せないぐらいに」
あーくんが何を言いたいのかわかって、嬉しかった。
ようやく、もう二度と手に入らないと諦めていたものが手に入ろうとしているのだから。
「だから……」
「待った」
なのに、なんで止めたのだろう。
- 181二次元好きの匿名さん23/06/25(日) 02:27:08
「さっきも言ったけど、あれはあーくんが大切だから言っただけ。その事に恩なんて感じてほしくないし、何より恩を感じたとかでそういう事を言ってほしくないの」
「……ごめん」
睨み付けながら怒ると、あーくんは目をそらしながら謝罪の言葉を口にする。
はー……と軽い溜息を吐いた後に続きを話す。
「そういう事言うなら、ちゃんと私の事がい、いち、ばん…………」
が、続きを言っていくうちにだんだん恥ずかしくなってきて、言葉が詰まりだす。
やばい、顔がどんどん熱くなっていくのを感じる。何とか言わないとと焦る中、あーくんがこちらへ顔を向けようとしているのに気が付き
「とにかく! 今のあーくんの心情で言われても嬉しくない! 以上!」
急いでそれっぽい事を言ってしめた。
「だから、この話題は終わり終わり。と言う訳ではやく洗い物よろしく~」
「……わかったよ」
どこか我が儘を聞いてあげた様な、申し訳なさそうな声の後に彼がキッチンへと消えていく。
「はぁーー……あのまま行けば絶対来ただろうに何やってんだか、私」
完全に消えたのを確信すると、途端にでかい溜息が出た。だって、そうじゃん。まさかまさかの大チャンス、それも逆転サヨナラ勝ち程の。なのにそれを自ら手放すって……流石にため息が出るのも無理はない。でも……
「あんなの嬉しいわけないし、ね」
妥協でなんて選んでほしくないし、義務感でも選んでほしくない。ちゃんとあかねの目の前で、かなの方が好きだって、言える気持ちで選んでほしい。傲慢だとか贅沢だとか言われるかもしれないけど、少なくとも私はそう思うから。
だから、この先にあーくんがまたあかねの手を取ったとしても、悲しいし、また泣くかもしれないけど、後悔は無い。
- 182二次元好きの匿名さん23/06/25(日) 02:28:21
――――――――――――
「あ、あれ……?」
気が付いたら寝ていた。そして、空は明るくなり始めている。
体温は平熱なのが測らずともわかる、頭も痛くないし完全に治っているだろう。
取り合えず、スマホで時間を確認しようと手を伸ばしたところで紙が一枚置いてあることに気が付いた。
なんとなく手に取って書いてある事を見て、自然と笑いが出て来た。
「ホント……いつか刺されるわよ、あーくん」
- 183二次元好きの匿名さん23/06/25(日) 11:22:13
このレスは削除されています
- 184二次元好きの匿名さん23/06/25(日) 20:42:32
保守
- 185二次元好きの匿名さん23/06/26(月) 06:52:35
あげ
- 186二次元好きの匿名さん23/06/26(月) 16:25:33
ほ
- 187二次元好きの匿名さん23/06/27(火) 02:29:16
あげ
- 188二次元好きの匿名さん23/06/27(火) 12:42:09
ほ
- 189二次元好きの匿名さん23/06/28(水) 00:15:44
ほ
- 190二次元好きの匿名さん23/06/28(水) 12:18:42
ほ
- 191二次元好きの匿名さん23/06/28(水) 22:14:32
保守っ