- 1二次元好きの匿名さん21/12/03(金) 00:55:02
トレーナーとウマ娘という立場は理解しているけど、自分はまだ子供なのにトレーナーの周りには素敵な女の人ばかり不安になる。1度だけでいいから2人だけの証として口づけをしてほしい、そうすれば明日からまたいつもの自分になるからというプリンセス。
それを聞いたトレーナーがとても困ってしまって、やっぱりなんでもないですわ!ちょっと疲れてておかしな事を言ってただけですの!と踵を返そうとするプリンセスの手を掴み、じゃあ一度だけだから目をつぶってと答えるトレーナー。
ドキドキしながら待っていると口付けをされたのはおでこで、プリンセスが大人になって立派なお姫様になれたらまた同じ高さに口づけをしようと語りかけるトレーナー。
あらいいんですの?私1年で12センチも背が伸びましたのよ!とキングの真似をして高笑いをするプリンセス。真っ赤な顔で行われるそれはどう見ても恥ずかしいのを誤魔化しているようにしか見えなかった。少し冷静さを取り戻したプリンセスは、お姫様は王子様のキスで目が覚めるのですから、もう少し夢見る乙女でいますわ♪とトレーナーの腕に抱きつき、2人で帰路につくのであった。
みたいな設定でSSを誰か書いてください!しっとりverと元気いっぱいverの二つがあると大変喜びます!私は今から寝ますので朝には素晴らしいSSがある事でしょう! - 2二次元好きの匿名さん21/12/03(金) 00:55:48
お
始
物 - 3二次元好きの匿名さん21/12/03(金) 00:56:13
尚王子様のズボンにはテントが張られていてプリンセスは気付いているものとする
- 4二次元好きの匿名さん21/12/03(金) 00:56:30
ダイソー店員「そこに出てるやつで全部ですね」
- 5二次元好きの匿名さん21/12/03(金) 00:56:32
こんな時間に良さげな概念を置いていくな、眠れなくなる。
それはそうと時間はかかるが書くわ。 - 6二次元好きの匿名さん21/12/03(金) 00:57:09
頼んます!
- 7二次元好きの匿名さん21/12/03(金) 00:58:40
ははーん、どうやらこのssは俺の死に場所だな
- 8二次元好きの匿名さん21/12/03(金) 00:58:49
手を掴み、まで読んだわこいつは書くしかないわね
- 9二次元好きの匿名さん21/12/03(金) 01:02:49
「トレ吉、プリンセスにぶちゅーとするのですわ!」
身の丈八尺の巨躯を揺らしながら、カワカミプリンセスはトレーナーに迫る。
イヤとは言えない。爆弾付きの首輪は既に、トレーナーの生殺与奪を握っていた。
困惑するトレーナーを前に、プリンセスは思い直したかのように瓦を割る。
「や、やっぱりなんでもナッシング! 忘れるのだわ、トレ吉!」
後頭部へ愛の籠ったフルスイングがぶちかまされ、もんどりかえったトレーナーだが、
流石は東大卒を超える頭脳。蹈鞴を踏むも一撃を耐え抜き、プリンセスの側頭部を掴む。
「えっ、まさか……やぁーん、農家の嫁になっちまいますわぁー!」
ドキドキしながらプリンセスが蹲踞の構えを取る前に、トレーナーは唇を落とす。
つやつやとした額にペヤングの青のりが付き、プリンセスは顔を真っ赤にした。
「立派な大人になったら、今度は同じ高さに口づけですってぇぇぇ~~~~ッッ!?
ホゲェェェェェ!!!! 拙僧は一年で12cmも背が伸びるのにぃー、マジぃー!?」
キングの真似をして絶叫するプリンセスを、トレーナーは生暖かい目で見つめる。
冷静さを取り戻したプリンセスは、その類稀なる剛腕でトレーナーの二の腕を極め、
そのまま虎王でも仕掛ける勢いで引きずり込みながら、トレーナーを抱き寄せる。
「お姫様は王子様のキスで目が覚めるのですから、もう少し夢見る乙女でいますわ♪」
本日も快晴。波高し。 - 10821/12/03(金) 01:04:54
- 11二次元好きの匿名さん21/12/03(金) 01:05:40
お前の信じるプリンセスを信じろ
- 12521/12/03(金) 01:09:31
練習終わりに、ふとプリンセスが声を掛けてきた。
「トレーナーさん……私、理想の姫に近付けているでしょうか」
そんなことを口に出す。いつもの元気な彼女とは少し違う、なんだか少し儚げな雰囲気を感じた。
「わかっていますの、トレーナーさんとなら、いつか必ず、理想の姫と伝説のトレーナーになれるって。でも、それは一緒のタイミングでなれるものなのでしょうか」
「もしかしたら、トレーナーさんだけが先に伝説のトレーナーになってしまって、そうしたら、きっと魅力的な女性が王子様を放っておかないと思いますの」
顔を俯かせ、ぽつぽつと話し始める。どんな表情かは見えないが、恐らくは落ち込んだ顔をしているのだろう。
「そうしたら……トレーナーさんは、私の王子様ではなくなってしまうのではないかと思うと、なんだか胸がとっても苦しくなっちゃうんです……」
そんなことはない。俺はずっと君の担当でいるよ。そう声を掛けると、俯いていた顔が上がり、こちらを見つめてきた。予想通り、とてもしょんぼりとした顔になっている。
「……でしたら、トレーナーさん。誓いをくださらないでしょうか。姫と、王子様の、誓いの……キスを」 - 13521/12/03(金) 01:10:05
ちょっと離席してからまた書きます。
- 14二次元好きの匿名さん21/12/03(金) 01:13:11
だ、誰だコイツ!?
- 15二次元好きの匿名さん21/12/03(金) 01:37:25
その言葉を聞き、身体が硬直してしまった。もちろんずっと担当でいる事に嘘はないし、彼女への気持ちも本物であると思っている。だが、その『誓い』を今していいものなのだろうか。
「プリンセス、俺は……」
「───いえっ、やっぱり何でもありませんわ、トレーナーさん!」
こちらの声を遮るように、彼女が急にいつもの元気な声を出す……いや、声を無理矢理絞り出しているのは明白だ。
「すみません、きっと練習疲れで変なことを言っちゃったんだと思います!今のはどうか忘れてくださいませ!」
そう言うと、下手っぴな笑顔を顔に貼り付けたまま、その場を立ち去ろうとしている。
このまま立ち去らせていいのか。このまま彼女を暗い気持ちのまま行かせていいのか。このまま、自分の気持ちに嘘をついてもいいのか。
「待って、プリンセス」
頭の中でぐるぐる回る疑問よりも先に、身体が動く。彼女の腕を、どこか遠い所へ行ってしまいそうな少女の腕を強めに掴んだ。
- 16二次元好きの匿名さん21/12/03(金) 01:44:30
- 17二次元好きの匿名さん21/12/03(金) 01:57:54
「……えっ……と、トレーナーさん、今のって……」
目をパチクリさせて彼女が聞いてくる。真っ赤になって驚いている顔は、先程の悲しげな顔よりも幾分か可愛らしい。
「続きは、また今度。いつかプリンセスが立派な姫に、俺が伝説のトレーナーになったときに、また同じ高さに口づけしてあげるよ」
少し悪戯っぽい言い方で、それでもプリンセスから目を逸らさずに、真っすぐ見つめる。表に出せない気持ちは伝わるだろうか。
「……ふふっ、よろしいですの?私、1年で12cmも伸びたことがありますのよ?きっとその頃には……」
そう、彼女はまだまだ成長期だ。きっとこれからもすくすくと成長していくのだろう。ちょうど、今ぐらいの高さまで、いや、もしかしたらもっと成長していくかもしれない。
「あぁ、その時になったら今度は……本当の姫と王子様の誓いをするよ、絶対だ」
「……そのお言葉、信じさせていただきますわね、トレーナーさんっ!おーっほっほっほ!」
キングヘイロー直伝の笑い方をするプリンセス。照れ隠しのつもりなのだろうがバレバレである。
……こちらも顔が真っ赤になっているのも、きっとばれているのだろう。気にしないことにした。
- 18二次元好きの匿名さん21/12/03(金) 02:07:10
このレスは削除されています
- 19二次元好きの匿名さん21/12/03(金) 02:07:43
「トレーナーさんの気持ち……しっかり伝わってきましたわ。一人で焦ってたのが、なんだかとてもバ鹿らしくなっちゃいましたわね」
高笑いを終えたプリンセスはケロっとした表情をしている。どうやら、悲しい表情はどこかへ飛んで行ってしまったようだ。
「さっ、トレーナーさん帰りましょう!今日も寮まで送っていってくださいね?」
そう言うと、プリンセスはこちらに距離を詰め、ぎゅっと腕に抱き着いてきた。
「……おでこへの口づけだけでは、きっとお姫様は目覚めませんわ」
ポツリ、と彼女が呟く。
「姫は、王子様から誓いのキスを頂くまで……もう少し、夢見る乙女でいる事にしますわねっ♪」
プリンセスがニッコリと微笑む。夕焼けに煌めく彼女の笑顔は、言葉では表せない程に素敵な、お姫様の笑顔だった。
- 20521/12/03(金) 02:08:13
拙い文章ですが書かせていただきました。
- 21二次元好きの匿名さん21/12/03(金) 02:09:11
スレ主の内容をほぼ完全に踏襲しつつ仕上げるとはやりおる……
- 22821/12/03(金) 02:16:31
「トレーナーさん、一度だけで良いですの……私にキスして下さらないでしょうか」
カワカミプリンセスが眉を八の字にして訴えてきたのはイルミネーションの通りでの事だった。木枯らしが吹いたみたいに空気が冷えていく。
「トレーナーさんは、とっても素敵な王子様ですの。こんな素敵なプレゼントまで見繕って…お出かけの間は、夢のようでしたわ」
言葉を続けながら彼女は首筋のネックレスに触れる。僕がディナーの席で渡したプレゼントだ。
「ですから…いえ、だからこそ、そんな殿方を他の女性が逃すはずは無い……きっと、私よりもずっとずっと素敵な女性だって……!」
そうして胸に置いた手を握りしめて正面へと向き直る彼女。震える瞳孔、訴えてるはずなのに怯えきった表情。たった数分も無いうちに苦しさを煮詰めたような雰囲気と、頷いてはならない立場に挟まれた僕は最悪な選択──言葉を言い淀んでしまった。
「……ごめんなさい。今の事は全て忘れて下さいまし」
そんな僅かな機微に何かを察してしまった彼女は顔を俯かせて僕に背を向けてしまう。
同じだ、ファンレターと同じことが起きようとしている。もう彼女を悲しませないと誓ったはずなのに再び癒えない傷が彼女に襲いかかろうとしている。そんな選択を前に、心の天秤は壊れた。
「待って」
走り去ろうとするカワカミプリンセスの手を掴み自らの傍へ引き寄せる。想像以上にすんなりと近づいた彼女と影を一つにし……
──躊躇いなく口付けを交わした - 23821/12/03(金) 02:17:49
という事で書き上がりました。明るい方向ですと前任と被ってしまうので湿度を高めた奴です
お題そのままに行かなかったので私は腹切ってきます - 24二次元好きの匿名さん21/12/03(金) 02:29:02
腹はきっとスレ主が代わりに切ってくれるさ
いい湿度が詰まっていて良き良き - 25二次元好きの匿名さん21/12/03(金) 08:00:52
朝上げ
- 26二次元好きの匿名さん21/12/03(金) 17:05:58
オススメに出て来なきゃこの名スレを見逃すところだった…
- 27二次元好きの匿名さん21/12/03(金) 19:48:27
ありがてぇありがてぇ
- 28二次元好きの匿名さん21/12/03(金) 20:26:15
この概念とSSは永遠に広めなければ
- 29二次元好きの匿名さん21/12/04(土) 00:26:57
保守