続・アストンマーチャンです

[1 二次元好きの匿名さん 23/05/31(水) 23:14:13]

【若干シナリオ改変】アストンマーチャンです｜あにまん掲示板

↑の続きなのです

夜の道を二人、トレーナーさんと歩きます。

いえ、歩いているのはトレーナーさんだけですね。

さっきまで裸足だったので、マーちゃんの足は擦り傷だらけ。

それを見たトレーナーさんが、マーちゃんを運ぶと言い出して。

自分で歩けると言っいましたが、ちっとも聞いてくれません。

結局、マーちゃんはトレーナーさんの背中に乗せられてしまいました。

お姫様抱っことの二択だったので、これでもましな方なのです。

……今日の門限はとっくに過ぎてしまっていますから、戻ったらきっとお説教です。

寮長さんたち、マーちゃんのことを覚えているでしょうか？

───マーチャン、酔ったりしてないか？

はい、大丈夫です。

トレーナーさんの背中は大きくて、おんぶしてもらっていると安心します。

それに、人の上に乗せてもらうのも悪くないのです。むふふ。

トレーナーさんの歩きに合わせて、小さな揺れが伝わります。

それが心地よくて、ちょっぴり眠くなってきました。

意識がある間に、一ついたずらをしてやりましょうか。

少しだけ、体を前に出して……トレーナーさんの頬に、マーちゃんの唇を押しつけました。

───っ？

世界が止まったような一瞬。

時間にしてみれば一秒にも満たない。

それでも、マーちゃんは確かに……。

[3 二次元好きの匿名さん 23/05/31(水) 23:28:15]

───マーチャン？

今は……こっち、みないで……前方注意なのです……。
ちょっとした出来心のはずが、思った以上に顔が熱いです。
それはもう、火が出ていても驚かないくらいには。
トレーナーさんの背中にもたれかかって、肩に顔を埋めます。
今のマーちゃんは、ウルトラスーパーマスコットじゃなくてただの女の子なのです。
女の子なので、顔を見られたくない時もあるのです。
ちらりとトレーナーさんの顔を見ると、頬が少しだけ赤みを帯びていて。
それが朝焼けのせいなのか、それとも別の理由なのか。
マーちゃんにはわかりませんでした。
その後マーちゃんは眠ってしまったらしく、気がつくとトレーナー室のソファに寝かされていました。
寮長さんたちには大目玉を喰らいましたけど……トレーナーさんとの間に何か強い繋がりが生まれた気がする、そんな一夜でした。

[4 二次元好きの匿名さん 23/05/31(水) 23:33:42]

誰か感想書いて(懇願)

[5 二次元好きの匿名さん 23/05/31(水) 23:35:11]

「」(マーチャンの可愛さに魂の全てを持っていかれたため感想を書ける肉体が存在しないの意)

[6 二次元好きの匿名さん 23/06/01(木) 00:50:03]

あまーーーい
溶けるわこんなん

[7 二次元好きの匿名さん 23/06/01(木) 01:08:03]

文字通りマーチャンの運命を変えてくれた人だからね
マスコットじゃなくて女の子として惚れますよマートレの行動は…

すっと入って読めるのに中身が濃厚な糖度でした！
マーチャン成分補給できました！ありがとうございます！